1 00:00:02,202 --> 00:00:06,607 これは 乱世を生きる 一人の足軽の物語である。 2 00:00:06,607 --> 00:00:10,277 その者は ただひたすら 戦国の荒れ野を駆け巡り➡ 3 00:00:10,277 --> 00:00:12,613 いとしい人を守り続けた。 4 00:00:12,613 --> 00:00:15,282 だが その者には秘密があった。 5 00:00:15,282 --> 00:00:21,154 その足軽とは実は 平成生まれの女子高生だったのだ。 6 00:00:21,154 --> 00:00:24,291 (尊)もう燃料が少なくて 2回しか使えないんです。 7 00:00:24,291 --> 00:00:26,226 (忠清)では唯は…。 8 00:00:26,226 --> 00:00:30,964 (尊)次に こっちに戻ってきたら もう二度と 戦国には戻れません。 9 00:00:30,964 --> 00:00:34,635 家では皆 お前を案じておる。 10 00:00:34,635 --> 00:00:39,973 次の満月では必ず帰れ。 そして 戻ってまいれ。 11 00:00:39,973 --> 00:00:41,975 (唯)はい。 12 00:00:48,649 --> 00:00:51,652 (忠高)面を上げよ。 13 00:00:53,987 --> 00:00:56,890 お前が 唯之助か。 はっ。 14 00:00:56,890 --> 00:00:59,660 お目通りかないまして…。 15 00:00:59,660 --> 00:01:04,264 きゅ? しゅ? 16 00:01:04,264 --> 00:01:07,267 きゅーちゃくしゅごくに存じます。 17 00:01:11,605 --> 00:01:16,944 ハハハハハッ 面白いやつじゃ。 18 00:01:16,944 --> 00:01:21,281 身命をなげうち 忠清の命を 守らんとした こたびの働き➡ 19 00:01:21,281 --> 00:01:24,618 まことに あっぱれ。 よって そちを➡ 20 00:01:24,618 --> 00:01:29,289 お馬番役から 忠清の警固役に 取り立ててつかわす。 21 00:01:29,289 --> 00:01:35,629 はっ! 全身全霊 若君様をお守り致します。 22 00:01:35,629 --> 00:01:38,298 痛っ…。 23 00:01:38,298 --> 00:01:41,201 ああっ…。 24 00:01:41,201 --> 00:01:44,171 うそ… マジで? もう ちょっと待って! 25 00:01:44,171 --> 00:01:47,307 (小平太)ならぬ。 警固役として 天野家お預かりとなった以上➡ 26 00:01:47,307 --> 00:01:49,242 これからは わしが➡ 27 00:01:49,242 --> 00:01:51,979 ひとかどの武者となるまで お前を鍛える! 28 00:01:51,979 --> 00:01:53,914 うわ~! そこまでして頂かなくとも。 29 00:01:53,914 --> 00:01:56,316 遠慮はいらぬ。 どこからでも かかってまいれ! 30 00:01:56,316 --> 00:02:01,154 あっ! ああ~…。 31 00:02:01,154 --> 00:02:03,924 (木刀の打ち合う音) えっ? 32 00:02:03,924 --> 00:02:05,859 若君。 33 00:02:05,859 --> 00:02:11,565 小平太 しばし相手を致せ。 手加減は致しませぬぞ。 34 00:02:14,935 --> 00:02:17,938 かっけえ。 35 00:02:36,623 --> 00:02:39,292 稽古に難儀しておるようじゃのう。 36 00:02:39,292 --> 00:02:44,164 ああ…。 私は若君のおそばに いたいだけなのに。 37 00:02:44,164 --> 00:02:46,967 稽古に飽きたら いつでも城に来い。 38 00:02:46,967 --> 00:02:50,303 遠乗りへ参ろう。 39 00:02:50,303 --> 00:02:54,641 しゃっ。 その時は 馬をお引きしますね。 40 00:02:54,641 --> 00:02:57,544 (阿湖)お初にお目にかかります。 41 00:02:57,544 --> 00:03:03,450 松丸義秀が娘 阿湖にござります。 42 00:03:03,450 --> 00:03:08,455 羽木忠清じゃ。 苦しゅうない 面を上げよ。 43 00:03:16,263 --> 00:03:18,598 遠路はるばる よう参られた。 44 00:03:18,598 --> 00:03:22,469 わしがおらぬ間 心細い思いをさせたのう。 45 00:03:22,469 --> 00:03:27,607 いいえ。 若君様こそ 思わぬご難に遭われ 心より➡ 46 00:03:27,607 --> 00:03:30,510 ご案じ申し上げておりました。 そうか。 47 00:03:30,510 --> 00:03:34,514 どうか これより 幾久しゅうお願い申し上げます。 48 00:03:36,283 --> 00:03:41,588 その事だが いささか 含みおかれたき儀がござる。 49 00:03:46,626 --> 00:03:49,296 よっ! (悪丸)唯之助! 50 00:03:49,296 --> 00:03:51,631 悪丸! 元気だった? 51 00:03:51,631 --> 00:03:55,302 (千吉)若君様の警固役とは 大した出世じゃ。 52 00:03:55,302 --> 00:03:57,637 今日は どうした? 疾風の様子を見に。 53 00:03:57,637 --> 00:04:00,540 若君様が いつでも 遠乗りに出られるように! 54 00:04:00,540 --> 00:04:03,844 (かめ)そこを 何とぞ…。 55 00:04:07,247 --> 00:04:09,916 阿湖姫様と家来じゃん。 56 00:04:09,916 --> 00:04:15,589 (かめ)姫が 気晴らしに 遠駆けなさりたいと仰せでの。 57 00:04:15,589 --> 00:04:19,292 どうぞ 馬をお貸し下され。 お願い致しまする。 58 00:04:20,927 --> 00:04:22,863 あの人…。 59 00:04:22,863 --> 00:04:26,266 あ… よかった。 気が付いたのですね。 60 00:04:26,266 --> 00:04:28,602 阿湖姫だったの? 61 00:04:28,602 --> 00:04:32,472 (伊四郎)姫様といえども おなごに 馬は お貸しできぬのです。 62 00:04:32,472 --> 00:04:36,476 お引き取りを。 63 00:04:36,476 --> 00:04:39,613 唯之助 送ってさしあげろ。 64 00:04:39,613 --> 00:04:41,948 げっ…。 65 00:04:41,948 --> 00:04:44,251 お前は…。 66 00:04:47,621 --> 00:04:50,957 さあ おあがり。 はあ。 67 00:04:50,957 --> 00:04:55,829 ああ じゃあ 遠慮なく。 68 00:04:55,829 --> 00:05:00,233 それにしても 若君は 何をお考えなのじゃ。 69 00:05:00,233 --> 00:05:02,569 かめ。 70 00:05:02,569 --> 00:05:05,472 気にせず たんとお食べ。 71 00:05:05,472 --> 00:05:11,578 この期に及んで 姫との婚儀を 先に延ばしたいなどと。 72 00:05:11,578 --> 00:05:16,449 え? 婚儀を延ばす? 何で? 73 00:05:16,449 --> 00:05:20,253 若君は 私が お好みではないご様子でのう。 74 00:05:20,253 --> 00:05:23,924 お好みではない? 75 00:05:23,924 --> 00:05:25,859 <っしゃ!> 76 00:05:25,859 --> 00:05:31,264 若君には どうやら ご執心の方が おられるようなのじゃ。 77 00:05:31,264 --> 00:05:35,936 えっ? それって… ひょっとして私の事? 78 00:05:35,936 --> 00:05:40,273 鐘ヶ江の ふきと申される おなごが。 79 00:05:40,273 --> 00:05:42,609 鐘ヶ江って…。 80 00:05:42,609 --> 00:05:51,284 (ふき)「天と地の うち返りても わが君の➡ 81 00:05:51,284 --> 00:06:01,561 こと無きをこそ 乞ひて待たん」。 82 00:06:01,561 --> 00:06:05,232 マジ うぜえとは このような折に 使うのではあるまいか? 83 00:06:05,232 --> 00:06:07,167 はあ? 84 00:06:07,167 --> 00:06:11,471 もうよい。 あとは お前が読め。 85 00:06:13,907 --> 00:06:17,244 若君様。 86 00:06:17,244 --> 00:06:20,580 恐れながら お人違いとはいえ➡ 87 00:06:20,580 --> 00:06:24,584 鐘ヶ江の姫を お城に呼ばれたのは 若君様にございます。 88 00:06:26,253 --> 00:06:28,922 そうじゃな。 89 00:06:28,922 --> 00:06:31,825 姫の所へ若君が? 90 00:06:31,825 --> 00:06:36,596 今宵。 文のやり取りなども 既に済ませておられるご様子。 91 00:06:36,596 --> 00:06:38,932 メールのやり取りまで…。 92 00:06:38,932 --> 00:06:41,601 唯之助。 ん? 93 00:06:41,601 --> 00:06:46,273 お前 若君様の警固役であったのう。 94 00:06:46,273 --> 00:06:52,145 今宵 忠清様と 姫のご様子を うかがってはくれまいか? 95 00:06:52,145 --> 00:06:55,615 え? 私が? ならぬ。 96 00:06:55,615 --> 00:07:00,453 そのようなまね 私が許さぬ。 97 00:07:00,453 --> 00:07:06,893 唯之助 そなたは 私の話し相手に なってくれればよい。 98 00:07:06,893 --> 00:07:10,764 そのような あさましいまね 決してしてはならぬぞ。 99 00:07:10,764 --> 00:07:14,768 (吉乃)何です? そのあさましいなりは。 100 00:07:14,768 --> 00:07:21,074 えっと これは… 若君様のご様子が気になって。 101 00:07:23,910 --> 00:07:27,580 恥を知りなさい! 102 00:07:27,580 --> 00:07:32,452 このところのお前は 若君様の お身のまわりばかりを気にして。 103 00:07:32,452 --> 00:07:36,923 ろくに剣の稽古もせず。 ただ浮ついているばかり。 104 00:07:36,923 --> 00:07:38,858 そのようなありさまで➡ 105 00:07:38,858 --> 00:07:43,263 若君様の 一体何を お守りするというのです? 106 00:07:43,263 --> 00:07:45,198 おふくろ様…。 107 00:07:45,198 --> 00:07:50,603 私のいる限りは 一歩も ここを通しませぬ。 108 00:07:50,603 --> 00:07:52,906 (三之助)通しませぬ。 109 00:07:54,941 --> 00:08:00,647 若君様のお渡りにございまする。 110 00:08:05,218 --> 00:08:10,223 心より お待ち申し上げておりました。 111 00:08:17,230 --> 00:08:21,101 やあ! やあ! とう! 112 00:08:21,101 --> 00:08:24,804 ああ… あ~。 113 00:08:27,240 --> 00:08:30,910 そりゃ 浮ついてた私がいけないけどさ➡ 114 00:08:30,910 --> 00:08:36,583 でも 若君だって 遠乗りに誘ってくれたもん。 115 00:08:36,583 --> 00:08:40,920 ほかの女の所に行くなんて…。 116 00:08:40,920 --> 00:08:45,258 いい感じかもって思ってたの 私だけ? 117 00:08:45,258 --> 00:08:48,161 ん~ もう! 118 00:08:48,161 --> 00:08:52,599 あっ ああ~! 119 00:08:52,599 --> 00:08:55,935 骨の髄まで たわけておる。 120 00:08:55,935 --> 00:09:00,774 小垣城の政秀より 早馬が参った。 121 00:09:00,774 --> 00:09:03,543 高山方に忍ばせた者より➡ 122 00:09:03,543 --> 00:09:08,214 高山が ひそかに回状を回し 兵糧を集めていると。 123 00:09:08,214 --> 00:09:12,085 (信近)しかし 先の戦で敗れてから まだ日も浅うございます。 124 00:09:12,085 --> 00:09:15,088 果たして それほど早う 攻めてまいるものでしょうか? 125 00:09:15,088 --> 00:09:21,761 (千原) みつきもすれば 山道は雪に阻まれ 兵は進む事もままなりませぬ。 126 00:09:21,761 --> 00:09:25,231 (成之)それこそが 狙いでございますまいか? 127 00:09:25,231 --> 00:09:27,167 我らの油断をつく。 128 00:09:27,167 --> 00:09:31,905 ほう。 なれば そちは それが いつごろと読む? 129 00:09:31,905 --> 00:09:37,610 早ければ この秋のうち 雪の前に始末をつけるつもりかと。 130 00:09:42,248 --> 00:09:49,122 私も兄上と同じく 高山は 攻めてまいるように存じます。 131 00:09:49,122 --> 00:09:52,258 小垣出陣の命なれば どうぞ 私に…。 132 00:09:52,258 --> 00:09:55,595 (成之)その事ですが。 133 00:09:55,595 --> 00:10:00,467 父上様 忠清様。 134 00:10:00,467 --> 00:10:03,269 お願いがございまする。 135 00:10:03,269 --> 00:10:06,940 では 戦には若君様が またご出陣を? 136 00:10:06,940 --> 00:10:12,812 (信茂)いや こたびの先陣は 成之様が務められる。 137 00:10:12,812 --> 00:10:14,814 兄上さんが? 138 00:10:14,814 --> 00:10:17,584 忠清様は傷を負われ 治られたばかり。 139 00:10:17,584 --> 00:10:23,289 こたびの小垣への先陣 何とぞ 私に賜りますよう。 140 00:10:23,289 --> 00:10:29,963 殿は 近頃 少しずつ 成之様を見直されての。 141 00:10:29,963 --> 00:10:32,632 お許しになられたんだ。 142 00:10:32,632 --> 00:10:39,973 案じるな。 こたびの戦は 兵の数も力も 我らが上。 143 00:10:39,973 --> 00:10:43,643 高山ごときに敗れるはずもない。 144 00:10:43,643 --> 00:10:46,980 <兄上さん 何か たくらんでるの?> 145 00:10:46,980 --> 00:10:48,915 成之様の行方? 146 00:10:48,915 --> 00:10:52,852 そう! さっき庭から のぞいたら 姿が見えなくて。 147 00:10:52,852 --> 00:10:55,321 どこにいるか知らない? 成之様なら➡ 148 00:10:55,321 --> 00:10:59,192 馬を駆って 国境へ向かわれたぞ。 国境? 149 00:10:59,192 --> 00:11:02,929 戦に先んじて 高山の様子を うかがうそうじゃ。 150 00:11:02,929 --> 00:11:07,600 何でも 山の中に 旧知の庵があるとかで。 151 00:11:07,600 --> 00:11:22,148 ♬~ 152 00:11:22,148 --> 00:11:26,953 千吉さんの話だと この辺りのはずなんだけど…。 153 00:11:26,953 --> 00:11:31,257 ⚟(いななき) 154 00:11:34,294 --> 00:11:37,297 (いななき) 155 00:11:44,304 --> 00:11:49,175 (坂口)では 羽木方は 成之様が率いられると。 156 00:11:49,175 --> 00:11:51,177 そのように。 157 00:11:51,177 --> 00:11:55,315 如古坊。 高山のあいつもいる。 158 00:11:55,315 --> 00:12:01,120 そして その軍勢が そっくりそのまま高山と合流し➡ 159 00:12:01,120 --> 00:12:05,592 己の城へ刃を向けると。➡ 160 00:12:05,592 --> 00:12:10,930 そういう訳ですなあ。 面白い。 161 00:12:10,930 --> 00:12:12,865 く~ やっぱり。 162 00:12:12,865 --> 00:12:15,802 (久)誰じゃ? ひっ。 163 00:12:15,802 --> 00:12:18,271 いかがなされた? 母上。 164 00:12:18,271 --> 00:12:21,608 母上? 165 00:12:21,608 --> 00:12:25,278 いかにも。 成之の母 久じゃ。 166 00:12:25,278 --> 00:12:28,982 名乗りなさい! えっと 私は…。 167 00:12:31,150 --> 00:12:33,453 お前は…。 168 00:12:35,288 --> 00:12:38,958 後を追え! はっ!無理でございましょう。 169 00:12:38,958 --> 00:12:42,295 あの者の足は 並ではない。 170 00:12:42,295 --> 00:12:58,311 ♬~ 171 00:12:58,311 --> 00:13:00,246 <裏切りだ。➡ 172 00:13:00,246 --> 00:13:03,950 兄上さんの罠にかかって 羽木は滅びるんだ> 173 00:13:06,919 --> 00:13:10,223 水… あ…。 174 00:13:13,259 --> 00:13:16,562 飲め。 あ…。 175 00:13:22,935 --> 00:13:25,605 ぶへっ! 176 00:13:25,605 --> 00:13:29,308 (せきこみ) 177 00:13:32,478 --> 00:13:35,281 (如古坊)ヘヘヘヘ…。 178 00:13:35,281 --> 00:13:38,951 唯之助ならば まだ戻っておりませぬ。 179 00:13:38,951 --> 00:13:41,621 そうか。 180 00:13:41,621 --> 00:13:44,624 何やら ご用でございましたか? 181 00:13:48,294 --> 00:13:51,964 これを。 182 00:13:51,964 --> 00:13:57,637 先ほど気付いた。 183 00:13:57,637 --> 00:14:01,908 唯之助のものでございますな。 そう思うか? 184 00:14:01,908 --> 00:14:06,779 このような たわけた文 唯之助以外 書く者はおりませぬ。 185 00:14:06,779 --> 00:14:12,251 「できるだけ 早くお会いがしたいのだ。➡ 186 00:14:12,251 --> 00:14:14,921 すごく大事な話がござる」。 187 00:14:14,921 --> 00:14:19,926 歌のつもりであろうか。 全く何を考えておるのやら。 188 00:14:21,794 --> 00:14:25,565 ああ ここ… これは。 189 00:14:25,565 --> 00:14:28,267 何か ご用でござりまするか? 190 00:14:28,267 --> 00:14:32,605 いや まあ 用というか 何というか。 191 00:14:32,605 --> 00:14:34,941 唯之助が城におったので➡ 192 00:14:34,941 --> 00:14:37,844 吉乃殿とお子たちだけでは 不安かと案じたまで。 193 00:14:37,844 --> 00:14:41,814 唯之助が城に? 194 00:14:41,814 --> 00:14:43,950 どこで見た? 195 00:14:43,950 --> 00:14:47,286 いや… 成之様に抱えられて お部屋に。➡ 196 00:14:47,286 --> 00:14:52,959 城中で酔いつぶれるなど まことに不届き千万。 197 00:14:52,959 --> 00:14:56,262 若君様…。 198 00:15:15,581 --> 00:15:19,585 兄上さん。 おお そうじゃ わしじゃ。 199 00:15:22,455 --> 00:15:35,468 ⚟(足音) 200 00:15:37,270 --> 00:15:41,140 兄上。 忠清にござる。 201 00:15:41,140 --> 00:15:43,843 少々 お尋ねしたき儀がござる。 202 00:15:46,612 --> 00:15:52,618 これはこれは ご用とは何でござろう。 203 00:15:56,956 --> 00:15:58,891 ご無礼致した。 204 00:15:58,891 --> 00:16:03,196 出直してまいる。 205 00:16:15,908 --> 00:16:18,811 これは 私の配下の者にござる。 206 00:16:18,811 --> 00:16:22,248 ご迷惑をかけ申した。 207 00:16:22,248 --> 00:16:27,253 無理強いした訳ではござりませぬ。 208 00:16:41,267 --> 00:16:47,139 クッ… 忠清の あの顔。 209 00:16:47,139 --> 00:16:53,145 ク… ク… ク…。 210 00:16:56,282 --> 00:17:01,120 離して下さい! 離して! 211 00:17:01,120 --> 00:17:05,892 ほう。 正気づいたようじゃのう。 212 00:17:05,892 --> 00:17:09,762 まだ 頭が少し…。 たわけ! 213 00:17:09,762 --> 00:17:12,565 なんという 軽はずみな。 214 00:17:12,565 --> 00:17:16,235 酒を食らい 兄上の部屋に居座り。 居座ってなんか…。 215 00:17:16,235 --> 00:17:18,905 では なぜ あのような場所にいた!? 216 00:17:18,905 --> 00:17:24,243 それは… 私が山の中で…。 217 00:17:24,243 --> 00:17:27,246 山? 218 00:17:31,117 --> 00:17:35,254 どこへ参ったのじゃ? 219 00:17:35,254 --> 00:17:41,594 国境の山へ 高山の様子をうかがいに。 220 00:17:41,594 --> 00:17:49,268 なんという… 大事な話とは 高山を探りに参ったという事か。 221 00:17:49,268 --> 00:17:51,938 高山の手の者に見つかったら どうするつもりじゃ!? 222 00:17:51,938 --> 00:17:57,276 う… それは…。 223 00:17:57,276 --> 00:18:02,548 私は 若君様を守るために こっちの世界に来たんです! 224 00:18:02,548 --> 00:18:06,218 だったら そのお役目を果たすのが 何でいけないんですか? 225 00:18:06,218 --> 00:18:09,221 それと兄上と どのような関わりが あるというのだ? 226 00:18:11,891 --> 00:18:16,562 それは…。 227 00:18:16,562 --> 00:18:20,900 お前の助けなどいらぬ。 228 00:18:20,900 --> 00:18:23,235 若君様…。 229 00:18:23,235 --> 00:18:25,938 お前は こちらの世の者ではない。 230 00:18:38,584 --> 00:18:41,587 そんな…。 231 00:18:53,132 --> 00:18:59,839 唯は わしが必ず 父上と母上のもとへお返し致す。 232 00:19:11,484 --> 00:19:16,489 こちらの気持ちが なぜ分からぬ。 233 00:19:25,564 --> 00:19:28,234 お前は こちらの世の者ではない。 234 00:19:28,234 --> 00:19:33,539 そんなふうに思ってたんだ。 235 00:19:37,243 --> 00:19:41,547 では 気持ちは変わらぬのだな? 236 00:19:43,115 --> 00:19:46,252 小平太パパと おふくろ様? 237 00:19:46,252 --> 00:19:52,124 はい。 梅谷村へ帰ろうと思います。 うそ…。 238 00:19:52,124 --> 00:19:55,261 しかし ここにおれば 食べ物にも困らぬ。 239 00:19:55,261 --> 00:19:58,597 子らも 館に なじんできたところではないか。 240 00:19:58,597 --> 00:20:01,934 ご厚情 まことに ありがたく存じます。 241 00:20:01,934 --> 00:20:08,607 ですが 私や子らがいると 唯之助も甘えるばかりで。 242 00:20:08,607 --> 00:20:14,480 (信近)唯之助を鍛えるために 館を去ると? 243 00:20:14,480 --> 00:20:19,251 吉乃殿 ちと 立ち入った事を尋ねるが➡ 244 00:20:19,251 --> 00:20:21,954 そなたの物言い 立ち居振る舞い➡ 245 00:20:21,954 --> 00:20:25,825 ただの百姓とは どうしても思えぬのだが。 246 00:20:25,825 --> 00:20:34,533 父は 先代の殿様のもと 足軽大将を務めました 木内保正。 247 00:20:34,533 --> 00:20:37,503 おふくろ様って 武家の娘だったの? 248 00:20:37,503 --> 00:20:39,805 やはり…。 249 00:20:43,642 --> 00:20:48,514 なれば なおの事 このまま帰す訳にはいかぬ。 250 00:20:48,514 --> 00:20:51,517 わしは 3年前に 小平太の母を亡くし➡ 251 00:20:51,517 --> 00:20:54,653 以来 独り身じゃ。 252 00:20:54,653 --> 00:20:57,556 そなたのような 肝の据わった おなごに➡ 253 00:20:57,556 --> 00:21:01,260 そ… その…。 254 00:21:05,264 --> 00:21:08,167 そばにおってもらえたら ありがたいのじゃが。 255 00:21:08,167 --> 00:21:11,871 <告った! 小平太パパが> 256 00:21:13,939 --> 00:21:17,610 いかがであろうか? 257 00:21:17,610 --> 00:21:21,614 ありがたきお言葉なれど やはり 私は…。 258 00:21:23,482 --> 00:21:25,484 ソッコー 振った。 259 00:21:25,484 --> 00:21:27,786 誰じゃ? そこにおるのは。 260 00:21:30,956 --> 00:21:34,293 何じゃ? 間者ではあるまいの? 261 00:21:34,293 --> 00:21:38,631 いえ むじなでございましょう。 262 00:21:38,631 --> 00:21:40,633 (ため息) 263 00:21:53,646 --> 00:21:56,315 いつから そこにおったのじゃ? 264 00:21:56,315 --> 00:21:59,218 昨夜一晩 考えて 決めました。 265 00:21:59,218 --> 00:22:02,588 お前 目が腫れておるぞ。 266 00:22:02,588 --> 00:22:07,259 私が ここを出ていきます。 267 00:22:07,259 --> 00:22:11,263 昨夜のむじなは やはり お前であったか。 268 00:22:13,933 --> 00:22:18,270 若君様のお役に立ってるつもりで 今まで頑張ってきたけど➡ 269 00:22:18,270 --> 00:22:22,942 お城には 阿湖姫も鐘ヶ江もいるし➡ 270 00:22:22,942 --> 00:22:27,947 若君には いらんって はっきり言われちゃったし。 271 00:22:29,615 --> 00:22:31,550 だから もういいんです。 272 00:22:31,550 --> 00:22:35,487 おふくろ様は 小平太パパと ここで幸せになって下さい。 273 00:22:35,487 --> 00:22:39,625 私のために我慢なんかしないで。 我慢? 274 00:22:39,625 --> 00:22:44,964 でも… これだけは分かって下さい。 275 00:22:44,964 --> 00:22:51,303 私 本当に 心の底から 若君様の事を思って➡ 276 00:22:51,303 --> 00:22:55,641 その事だけは…。 たわけ。は? 277 00:22:55,641 --> 00:22:59,979 若君に 何を言われたか分からぬか? 278 00:22:59,979 --> 00:23:03,282 お前のたわけは まこと極まっておるな。 279 00:23:10,256 --> 00:23:15,561 今 私に言うた事を なぜ若君に言わぬ? 280 00:23:18,597 --> 00:23:21,934 私が お前や三之助らを思うのは➡ 281 00:23:21,934 --> 00:23:25,271 私が母だからです。 282 00:23:25,271 --> 00:23:27,940 何も耐えてなぞおらぬ。 283 00:23:27,940 --> 00:23:30,843 お前も同じじゃ。 284 00:23:30,843 --> 00:23:33,812 お前は お前のおりたい場所に➡ 285 00:23:33,812 --> 00:23:39,285 力を尽くし ただおればよいだけの事。 286 00:23:39,285 --> 00:23:41,954 おふくろ様…。 287 00:23:41,954 --> 00:23:44,623 励みなされ。 288 00:23:44,623 --> 00:24:13,252 ♬~ 289 00:24:13,252 --> 00:24:15,254 イテッ! 290 00:24:16,922 --> 00:24:20,225 あ~…。 291 00:24:23,796 --> 00:24:26,498 若君様。 292 00:24:32,938 --> 00:24:39,244 昨夜は いささか頭に血が上り 言葉を荒げてしまった。 293 00:24:41,280 --> 00:24:43,983 すまぬ。 294 00:24:49,621 --> 00:24:52,624 若君様。 295 00:24:57,496 --> 00:25:00,566 お伝えしたい事があります。 296 00:25:00,566 --> 00:25:03,869 大事な話です。 297 00:25:06,238 --> 00:25:10,909 昨日 兄上さんは➡ 298 00:25:10,909 --> 00:25:17,783 成之様は 山の中で 如古坊と 高山の家臣に会っていました。 299 00:25:17,783 --> 00:25:22,254 次の戦では 先陣を率いて高山と合流し➡ 300 00:25:22,254 --> 00:25:27,926 羽木を攻めるつもりです。 301 00:25:27,926 --> 00:25:30,596 若君様を吉田城で襲ったのも➡ 302 00:25:30,596 --> 00:25:35,934 兄上さんと如古坊が つるんでやった事です。 303 00:25:35,934 --> 00:25:39,805 私 聞いちゃって…。 304 00:25:39,805 --> 00:25:44,276 ずっと若君に言わなくちゃって…。 305 00:25:44,276 --> 00:25:47,946 でも どうしても言えなくて…。 306 00:25:47,946 --> 00:25:51,283 なぜじゃ? 307 00:25:51,283 --> 00:25:54,186 だって…➡ 308 00:25:54,186 --> 00:25:58,157 兄上さんの事を話す時➡ 309 00:25:58,157 --> 00:26:03,228 若君様 すごく うれしそうだったから。 310 00:26:03,228 --> 00:26:06,899 なぜ 申す気になった? 311 00:26:06,899 --> 00:26:11,236 私は 足軽だから。 312 00:26:11,236 --> 00:26:15,908 若君様専属のアシガールだから。 313 00:26:15,908 --> 00:26:19,611 若君様をお守りしないと。 314 00:26:25,918 --> 00:26:28,921 あい分かった。 315 00:26:33,592 --> 00:26:37,296 それと…。 316 00:26:40,265 --> 00:26:43,569 あと一つ…。 317 00:26:46,939 --> 00:26:50,242 私…。 318 00:26:53,612 --> 00:26:57,316 若君が 鐘ヶ江の所に行くの やだ! 319 00:26:59,485 --> 00:27:04,556 嫌なのだ~! 320 00:27:04,556 --> 00:27:22,574 ♬~ 321 00:27:22,574 --> 00:27:26,578 そのような事を 気に留めておったのか。 322 00:27:31,583 --> 00:27:35,921 それゆえ 無理をしてでも わしの役に立とうと? 323 00:27:35,921 --> 00:27:43,795 だって 私 歌も詠めないし きれいな着物もないし➡ 324 00:27:43,795 --> 00:27:48,800 若君を守る事しかできないから。 325 00:28:05,083 --> 00:28:08,220 鐘ヶ江の姫に会うたのは➡ 326 00:28:08,220 --> 00:28:12,558 人違いだと そう伝えるために 参っただけじゃ。 327 00:28:12,558 --> 00:28:17,262 人違い? だから もう泣くな。 328 00:28:18,897 --> 00:28:23,769 でも…。 兄上の事は…➡ 329 00:28:23,769 --> 00:28:26,572 考えておる。 330 00:28:26,572 --> 00:28:30,242 若君…。 331 00:28:30,242 --> 00:28:33,145 しかし お前は 泣き顔も面白いのう。 332 00:28:33,145 --> 00:28:37,916 (笑い声) 若君に笑われた。 333 00:28:37,916 --> 00:28:42,254 (笑い声) 334 00:28:42,254 --> 00:28:46,558 そういえば 明日は満月じゃのう。 335 00:28:48,594 --> 00:28:51,296 ああ。 336 00:28:53,465 --> 00:28:59,938 悲しませたわびに 明日は お前が帰るのを見送ろう。 337 00:28:59,938 --> 00:29:04,543 え? でも 3分後に すぐ戻ってきますよ? 338 00:29:04,543 --> 00:29:07,212 一つ頼みがある。 339 00:29:07,212 --> 00:29:11,550 できれば ふくになった あの夜のように➡ 340 00:29:11,550 --> 00:29:15,887 お前のおなご姿を いま一度 見せてくれまいか? 341 00:29:15,887 --> 00:29:18,557 おしゃれして デートって事ですか? 342 00:29:18,557 --> 00:29:21,560 そうだな。 343 00:29:25,230 --> 00:29:27,933 っしゃ~! 344 00:29:39,578 --> 00:29:44,283 どうやら わしも…。 345 00:29:45,917 --> 00:29:48,920 やなのだ。 346 00:29:52,791 --> 00:29:55,794 あやめさん ご無沙汰っす。 347 00:29:57,529 --> 00:30:03,268 (あやめ) おやまあ 唯之助じゃないか。 久しぶりだね。 348 00:30:03,268 --> 00:30:05,604 若君様と 今宵 逢瀬を? 349 00:30:05,604 --> 00:30:11,943 ヘッヘッヘッヘ…。 という訳で 折り入ってお願いが。 350 00:30:11,943 --> 00:30:16,615 分かってるよ。 お前を いっぱしの おなごにしてやる。 351 00:30:16,615 --> 00:30:18,550 任せな。 352 00:30:18,550 --> 00:30:23,855 ひげは生えても 一笠座の あやめ姐さんだ。 353 00:30:29,961 --> 00:30:33,632 兄上。 354 00:30:33,632 --> 00:30:35,934 これはこれは。 355 00:30:37,502 --> 00:30:42,507 お気に入りの足軽小僧から 全てをお聞きになったと見える。 356 00:30:45,243 --> 00:30:51,983 で 若君様自ら 咎人をお召し捕りになるか。 357 00:30:51,983 --> 00:30:56,688 それとも この場で斬り捨てられるか。 358 00:31:03,261 --> 00:31:07,933 今日は 兄上に 頼み事があって参りました。 359 00:31:07,933 --> 00:31:10,836 頼み事? 360 00:31:10,836 --> 00:31:15,607 小垣への先陣のお役目 この忠清に務めさせて頂きたい。 361 00:31:15,607 --> 00:31:22,948 何を今更。 お前の口から 父上に全てを話せばよいだけの事。 362 00:31:22,948 --> 00:31:25,283 望みなど すぐにも かなおうぞ。 363 00:31:25,283 --> 00:31:29,988 頼み事とは そのような事ではござらぬ。 364 00:31:43,635 --> 00:31:48,306 えっと…。 365 00:31:48,306 --> 00:31:50,642 ふくです。 366 00:31:50,642 --> 00:31:54,946 確かに あの時の ふくじゃ。 367 00:32:01,920 --> 00:32:04,923 よう似合うておる。 368 00:32:08,593 --> 00:32:12,931 こたびの戦 わしが先陣を務める事になった。 369 00:32:12,931 --> 00:32:15,600 えっ? また? 370 00:32:15,600 --> 00:32:22,274 案ずるな。 わしは この戦 敵を止め 守り通す。 371 00:32:22,274 --> 00:32:27,612 生きて新しき年を迎え 定めを変えてみせる。 372 00:32:27,612 --> 00:32:30,515 はい。 373 00:32:30,515 --> 00:32:35,487 お前は それを先の世で見ていてくれ。 374 00:32:35,487 --> 00:32:38,957 一緒に この世で見ます。 375 00:32:38,957 --> 00:32:43,295 私 若君の警固役ですよ。 376 00:32:43,295 --> 00:32:45,964 そうであったの。 377 00:32:45,964 --> 00:32:50,836 若君 何か変。 378 00:32:50,836 --> 00:32:55,140 何も。 379 00:33:10,155 --> 00:33:15,594 次 戻ってくる時は 今度こそ 腹を決めてまいれよ。 380 00:33:15,594 --> 00:33:17,929 やだ もう。 381 00:33:17,929 --> 00:33:22,601 父上 母上 尊にも よろしゅうにな。 382 00:33:22,601 --> 00:33:24,536 うん。 383 00:33:24,536 --> 00:33:29,274 それと…。 384 00:33:29,274 --> 00:33:32,277 これは 向こうで読め。 385 00:33:37,148 --> 00:33:41,453 若君からのメールだ。 386 00:33:47,292 --> 00:33:51,997 じゃあ ちょっくら行ってきますね。 387 00:33:57,302 --> 00:34:00,005 唯。 うん? 388 00:34:04,109 --> 00:34:11,816 この世に わしの前に現れた事➡ 389 00:34:11,816 --> 00:34:14,586 心より礼を申す。 390 00:34:14,586 --> 00:34:18,456 何すか? 永遠の別れみたいに。 391 00:34:18,456 --> 00:34:24,763 お前の事は 生涯忘れぬ。 392 00:34:29,935 --> 00:34:32,837 あの…➡ 393 00:34:32,837 --> 00:34:38,944 それ3分後に もう一度 言って下さいます? 394 00:34:38,944 --> 00:34:42,247 すぐ戻ってくるんで。 395 00:34:45,817 --> 00:34:48,520 そうであったのう。 396 00:34:50,288 --> 00:34:53,291 じゃあ。 397 00:34:59,631 --> 00:35:02,534 若君様。 398 00:35:02,534 --> 00:35:05,437 私 今まで ちゃんと言った事ないから➡ 399 00:35:05,437 --> 00:35:08,440 今 言いますね。 400 00:35:08,440 --> 00:35:14,746 私 若君様の事が…。 401 00:35:27,258 --> 00:35:29,928 大好きなんです。 402 00:35:29,928 --> 00:35:32,263 (覚)おお~! お姉ちゃん? 403 00:35:32,263 --> 00:35:34,199 いつの間に。 404 00:35:34,199 --> 00:35:38,136 (美香子)何 その格好? ヘヘヘ かわいかろ? 405 00:35:38,136 --> 00:35:40,939 おお~ なかなか似合ってるぞ。 406 00:35:40,939 --> 00:35:44,242 若君が きれいにして 見送ってくれたのね。 407 00:35:49,280 --> 00:35:52,951 父上様 母上様。 408 00:35:52,951 --> 00:35:57,255 何 何? 何が始まるの? 409 00:35:58,823 --> 00:36:00,759 ただいま戻りました。 410 00:36:00,759 --> 00:36:05,063 お帰りなさいませ。 411 00:36:06,898 --> 00:36:11,569 でも あとひとつきで みんなとはお別れです。 412 00:36:11,569 --> 00:36:14,906 来月の満月で 向こうに行ったら➡ 413 00:36:14,906 --> 00:36:20,779 今度こそ もう二度と戻れなくなるけど➡ 414 00:36:20,779 --> 00:36:26,484 私 必ず 若君と幸せになるんで。 415 00:36:28,253 --> 00:36:32,123 来月 もうないよ。 …は? 416 00:36:32,123 --> 00:36:34,926 今回のが最後だから。 417 00:36:34,926 --> 00:36:36,861 …えっ? 418 00:36:36,861 --> 00:36:39,597 今ので もう燃料は空っぽ。 419 00:36:39,597 --> 00:36:42,500 若君から聞かなかったの? 420 00:36:42,500 --> 00:36:46,504 へ? うそ…。 421 00:36:52,610 --> 00:36:56,481 うそ…。 422 00:36:56,481 --> 00:37:34,786 ♬~