1 00:00:03,003 --> 00:00:04,939 {\an8}(恭子) 私 恭子です。 (絹江) 会って すぐ 分かったよ。→ 2 00:00:05,005 --> 00:00:06,941 {\an8}あんたが 律の母親とはね。 3 00:00:07,008 --> 00:00:10,945 {\an8}(恭子) お母さんは お母さんの人生を 歩いて。 4 00:00:11,012 --> 00:00:14,949 {\an8}(三崎) 律が言ってた。 お前の娘も 小さいころ→ 5 00:00:15,015 --> 00:00:17,952 {\an8}よく “きらきらぼし”を 歌ってくれたって。→ 6 00:00:18,018 --> 00:00:20,955 {\an8}無理して 出ていかなくて いいんじゃねえのか? 7 00:00:21,021 --> 00:00:24,959 {\an8}(恭子) まさか こんな近くに いたなんて。 8 00:00:25,026 --> 00:00:26,961 {\an8}(花山) これから どうするんだ? 9 00:00:27,027 --> 00:00:29,964 {\an8}(恭子) どうしたら いいのかしらね? 10 00:00:30,030 --> 00:00:33,968 {\an8}(真也) 路加。 ママ 変わってみせるから。 11 00:00:34,034 --> 00:00:37,972 {\an8}(路加) ただいま。 ママの ハンバーグだ。→ 12 00:00:38,039 --> 00:00:43,043 {\an8}ママ。 大好き。 (真也) ありがとう。 13 00:00:47,048 --> 00:00:51,986 {\an8}(律) 今日は すみませんでした。 路加を 迎えに来ました。 14 00:00:52,052 --> 00:00:55,990 {\an8}(真也) 悪いけど 一人で 帰って。 (律) えっ? 15 00:00:56,057 --> 00:00:58,993 {\an8}(真也) 路加 今日は うちに 泊めるから。→ 16 00:00:59,060 --> 00:01:01,929 {\an8}ううん。 これからは ずっと ここに いればいい。→ 17 00:01:01,996 --> 00:01:03,931 {\an8}だって ここは あの子の うちだから。 18 00:01:03,998 --> 00:01:05,933 {\an8}(律) でも…。 (真也) あの子→ 19 00:01:06,000 --> 00:01:07,935 {\an8}毎日 ママの ご飯 食べたいって 言ったの。→ 20 00:01:08,002 --> 00:01:09,937 {\an8}私も 生活態度 改めたし→ 21 00:01:10,004 --> 00:01:12,940 {\an8}お店も 1時までに してもらったの。→ 22 00:01:13,007 --> 00:01:16,944 {\an8}もう この前みたいな バカなまねは 二度と しないから。 23 00:01:17,011 --> 00:01:19,947 {\an8}(真也) 信じて。 24 00:01:20,014 --> 00:01:22,950 {\an8}\(足音) 25 00:01:23,017 --> 00:01:27,021 {\an8}(路加) 僕 うちが いい。 もっと ママと いたい。 26 00:01:30,024 --> 00:01:35,029 (路加) お兄ちゃんの おうちには 日曜日 行ってあげる。 27 00:01:37,031 --> 00:01:39,967 (律) そっか。 28 00:01:40,034 --> 00:01:43,971 分かりました。 一人で 帰ります。 29 00:01:44,038 --> 00:01:47,975 路加。 じゃあね。 日曜日に 迎えに来るからね。 30 00:01:48,042 --> 00:01:51,045 (路加) うん。 バイバイ。 (律) バイバイ。 31 00:01:54,048 --> 00:01:57,985 (奏) えっ? 路加を 置いてきた? (律) うん。 32 00:01:58,052 --> 00:01:59,987 路加も ママと いたいって 言ってたから。 33 00:02:00,054 --> 00:02:01,922 (奏) だからって…。 (調) 路加 これから→ 34 00:02:01,989 --> 00:02:06,927 ずっと あっちで 暮らすのかよ? (律) それは…。 そうなるかな。 35 00:02:06,994 --> 00:02:09,930 でも 日曜日は 来てくれるって。 (奏) 日曜日…。 36 00:02:09,997 --> 00:02:11,932 (調) 律兄ぃ。 大丈夫なのかよ?→ 37 00:02:11,999 --> 00:02:13,934 また 変なことしたり しねえだろうな? 38 00:02:14,001 --> 00:02:15,936 (律) もう 二度と バカなまねは しないって→ 39 00:02:16,003 --> 00:02:18,939 真也さん 言ってくれたから。 (調) んなこと 信用できるかよ! 40 00:02:19,006 --> 00:02:21,008 (律) 信じたいんだ! 41 00:02:23,010 --> 00:02:25,012 (恭子) 信じましょう。 42 00:02:27,014 --> 00:02:28,949 (恭子) 真也さん うちに 来てくれたんだし→ 43 00:02:29,016 --> 00:02:33,954 路加君の ミサンガも 着けてくれてるんだから。 44 00:02:34,021 --> 00:02:37,958 分かった。 母ちゃんが そう 言うんだったら。 45 00:02:38,025 --> 00:02:42,963 (恭子) カナも そんな顔 しないの。 笑顔 笑顔。 ねっ? 46 00:02:43,030 --> 00:02:46,033 (奏) うん。 分かった。 47 00:03:21,001 --> 00:03:25,940 (律) お父さん。 今日も みんなが 元気で いい一日を過ごせるよう→ 48 00:03:26,006 --> 00:03:29,944 見守っていてください。 (調) 路加 大丈夫だったかな? 49 00:03:30,010 --> 00:03:32,947 (奏) 向こうで ちゃんと 朝ご飯 食べさせてもらってるかな? 50 00:03:33,013 --> 00:03:35,950 (律) 大丈夫だよ。 何かあったら 路加から 電話があるし。 51 00:03:36,016 --> 00:03:38,953 (恭子) ほら。 2人とも。 早く 学校 行かないと 遅刻するわよ。 52 00:03:39,019 --> 00:03:42,957 (調) ヤッベ。 いってきます。 (奏) ちょっと待って。 しー兄ぃ。 53 00:03:43,023 --> 00:03:44,959 (恭子・律) いってらっしゃい。 \(ドアの開く音) 54 00:03:45,025 --> 00:03:46,961 (恭子) じゃあ 後 お願いね。 (律) うん。 55 00:03:47,027 --> 00:03:49,964 (恭子) いってきます。 (律) いってらっしゃい。 56 00:03:50,030 --> 00:03:54,034 \(ドアの開閉音) 57 00:03:54,034 --> 00:04:05,980 ♪~ 58 00:04:19,994 --> 00:04:22,930 (路加) わあ。 パンケーキだ。 59 00:04:22,997 --> 00:04:24,932 (真也) おはよう。 路加。 顔 洗ってらっしゃい。 60 00:04:24,999 --> 00:04:28,002 (路加) うん。 洗ってくるね。 61 00:04:30,004 --> 00:04:32,006 📱(バイブレーターの音) 62 00:04:37,011 --> 00:04:41,015 (律)「おはようございます。 路加 起きましたか?」 63 00:04:44,018 --> 00:04:46,020 📱(メールの着信音) 64 00:04:54,028 --> 00:04:55,963 (真也)「起きてるわ」→ 65 00:04:56,030 --> 00:04:57,965 「っていうか あなたが 心配してるのは→ 66 00:04:58,032 --> 00:04:59,967 私が 起きてるかでしょ?」→ 67 00:05:00,034 --> 00:05:03,904 「心配しないで。 ちゃんと するから」 68 00:05:03,971 --> 00:05:05,973 (律) あっ…。 69 00:05:09,977 --> 00:05:11,979 📱(バイブレーターの音) 70 00:05:16,984 --> 00:05:21,922 (律)「すみません。 以後 気を付けます」 71 00:05:21,989 --> 00:05:24,992 (真也) ホント 律義ね。 72 00:05:24,992 --> 00:05:39,006 ♪~ 73 00:05:39,006 --> 00:05:41,008 📱(メールの着信音) 74 00:05:43,010 --> 00:05:44,945 (真也)「夜 10時になったら 路加に電話して→ 75 00:05:45,012 --> 00:05:48,015 寝るように言って。 返信は 不要」 76 00:05:52,019 --> 00:05:55,956 (斎木) で 結局 元に戻ったというわけか。 77 00:05:56,023 --> 00:05:58,959 (若月) まあ 本人同士が そうしたいって 言うならな。 78 00:05:59,026 --> 00:06:02,896 (律) うん。 週末は 路加が うちに来ることに なってるけど→ 79 00:06:02,963 --> 00:06:06,900 当面は 向こうで 暮らすことに なるかな。 80 00:06:06,967 --> 00:06:10,904 \(ドアの開く音) \(竹内) 失礼します。 81 00:06:10,971 --> 00:06:13,907 (律) いらっしゃいませ。 (竹内) あっ。 違うんです。 82 00:06:13,974 --> 00:06:16,910 食事じゃなくて 面接で。 (律) えっ? 83 00:06:16,977 --> 00:06:19,913 (絹江) ああ。 あなたが 竹内さん? (竹内) はい。 84 00:06:19,980 --> 00:06:22,916 (絹江) 面接の人だよ。 (斎木) 面接? 85 00:06:22,983 --> 00:06:24,918 (若月) マスター。 バイト 増やすの? 86 00:06:24,985 --> 00:06:27,921 (三崎) ちょっとな。 あっ。 どうぞ。 87 00:06:27,988 --> 00:06:30,924 (竹内) こんにちは。 (三崎) 三崎です。 88 00:06:30,991 --> 00:06:32,993 (竹内) 失礼します。 (三崎) はい。 89 00:06:35,996 --> 00:06:37,931 (斎木) えっ!? 辞める? 90 00:06:37,998 --> 00:06:39,933 (若月) マスターと 絹江さん 離婚すんの? 91 00:06:40,000 --> 00:06:41,935 (三崎) 俺と 絹江とは 結婚なんか してねえよ。 92 00:06:42,002 --> 00:06:44,938 (律) えっ? (若月) マジっすか?→ 93 00:06:45,005 --> 00:06:48,942 てっきり 2人は 夫婦かと。 (律) でも 何で 急に? 94 00:06:49,009 --> 00:06:53,947 (三崎) あいつにも 色々 あるんだよ。 95 00:06:54,014 --> 00:06:55,949 (絹江) まあ そういうことだからさ。 96 00:06:56,016 --> 00:06:59,019 今まで お世話になったね。 97 00:07:09,963 --> 00:07:12,966 \(ドアの開閉音) 98 00:07:14,968 --> 00:07:16,904 (律) ただいま。 (恭子) おかえり。 疲れたでしょ? 99 00:07:16,970 --> 00:07:19,907 お茶でも 飲む? (律) ううん。 大丈夫。 100 00:07:19,973 --> 00:07:21,975 (恭子) そう? 101 00:07:23,977 --> 00:07:29,917 (律) お母さん。 絹江さんが 店 辞めるんだって。 102 00:07:29,983 --> 00:07:31,919 (恭子) えっ? 103 00:07:31,985 --> 00:07:34,922 (律) マスターとは 夫婦じゃなかったんだ。 104 00:07:34,988 --> 00:07:37,991 てっきり 僕らが そう 思い込んでただけで。 105 00:07:41,995 --> 00:07:45,933 (律) お母さん? (恭子) ああ。 ごめんね。 106 00:07:45,999 --> 00:07:48,936 いつまで お店にいるの? 絹江さん。 107 00:07:49,002 --> 00:07:51,939 (律) はっきりは 分からないけど 来週ぐらいには→ 108 00:07:52,005 --> 00:07:55,943 新しい人が 入るかもって。 (恭子) そう。 109 00:07:56,009 --> 00:07:58,946 あっ。 路加君 そろそろ 寝る時間よ。 110 00:07:59,012 --> 00:08:03,016 電話してあげて。 (律) そうだね。 そうするよ。 111 00:08:11,024 --> 00:08:13,026 (ドアの開く音) 112 00:08:23,036 --> 00:08:26,974 ☏ 113 00:08:27,040 --> 00:08:28,976 (路加) もしもし? 114 00:08:29,042 --> 00:08:31,979 (律) もしもし? (路加) あっ。 お兄ちゃん。 115 00:08:32,045 --> 00:08:34,982 (律) 路加。 一人で 大丈夫? 116 00:08:35,048 --> 00:08:39,987 うん。 あのね 今日 ママが ご飯 作ってくれたんだよ。 117 00:08:40,053 --> 00:08:42,990 (律) 何を 作ってくれたの? >> おかかの おむすびと→ 118 00:08:43,056 --> 00:08:51,999 サラダと それから えーとね。 えーとね。 何だったかな? 119 00:08:52,065 --> 00:08:56,003 (律) もう 食べた? >> うん。 食べた。 おいしかった。 120 00:08:56,069 --> 00:09:02,943 (律) そっか。 歯磨きは した? >> ううん。 まだ これから。 121 00:09:03,010 --> 00:09:06,947 (律) じゃあ 歯磨きしたら おやすみなさい するんだよ? 122 00:09:07,014 --> 00:09:10,017 >> うん。 分かった。 (律) おやすみ。 123 00:09:12,019 --> 00:09:14,021 📱(通話の切れる音) 124 00:09:14,021 --> 00:09:23,030 ♪~ 125 00:09:23,030 --> 00:09:28,035 路加のために 俺に できること…。 126 00:09:28,035 --> 00:09:53,060 ♪~ 127 00:09:57,064 --> 00:10:00,000 (恭子)《お母さん。 いつもの お歌 歌って》 128 00:10:00,067 --> 00:10:04,938 (絹江)《うーん。 じゃあ 恭子。 一緒に 歌おう》 129 00:10:05,005 --> 00:10:06,940 (恭子)《うん》 130 00:10:07,007 --> 00:10:10,944 (絹江)《♪「きらきら ひかる」》 131 00:10:11,011 --> 00:10:14,948 (恭子)《♪「おそらの ほしよ」》 132 00:10:15,015 --> 00:10:18,952 (絹江)《♪「まばたきしては」》 133 00:10:19,019 --> 00:10:22,956 (恭子)《♪「みんなを みてる」》 134 00:10:23,023 --> 00:10:25,959 (絹江)《♪「きらきら ひかる」》 135 00:10:26,026 --> 00:10:31,031 (恭子)《♪「おそらの ほしよ」》 136 00:10:39,039 --> 00:10:40,974 (男性) ごちそうさま。 (男性) また 来るね。 137 00:10:41,041 --> 00:10:43,977 \(真也) ありがとうございました。 138 00:10:44,044 --> 00:10:49,983 (男性) ママに 子供が いたなんて。 ショックだなぁ。 139 00:10:50,050 --> 00:10:53,987 (男性) 俺 養子になりたい。 (男性) はっ?→ 140 00:10:54,054 --> 00:10:55,989 何 気持ち悪いこと言ってんだよ? (男性) 違うよ お前。→ 141 00:10:56,056 --> 00:10:58,992 これだよ これ。 (男性) うん?→ 142 00:10:59,059 --> 00:11:02,929 「総資産 10億の ジュエリーブランド AMAMIYA」? 143 00:11:02,996 --> 00:11:05,932 (男性) そこの 女社長の 雨宮 美也子が→ 144 00:11:05,999 --> 00:11:09,936 娘で 専務の 祥子に 社長の座を 譲り渡すことを 発表したんだ。 145 00:11:10,003 --> 00:11:12,939 (男性) 祥子は 実子ではなく 養子だって。 146 00:11:13,006 --> 00:11:15,942 \(割れる音) 147 00:11:16,009 --> 00:11:18,945 あっ。 ごめんなさい。→ 148 00:11:19,012 --> 00:11:23,016 痛い。 (男性) ママ。 大丈夫? 149 00:11:25,018 --> 00:11:27,020 (徹平) 俺が 片付けるから。 150 00:11:30,023 --> 00:11:32,025 すいません。 151 00:11:32,025 --> 00:12:09,996 ♪~ 152 00:12:12,999 --> 00:12:17,938 (恭子) 律。 忘れ物。 (律) あっ。 ありがとう。 153 00:12:18,004 --> 00:12:20,941 そうだ。 絹江さんに 何か プレゼントしたいんだけど→ 154 00:12:21,007 --> 00:12:23,944 スカーフとか どうかな? (恭子) スカーフ? 155 00:12:24,010 --> 00:12:25,946 (律) うん。 スカーフなら→ 156 00:12:26,012 --> 00:12:28,949 お母さんみたいに ずっと 使ってもらえるかも しれないし。 157 00:12:29,015 --> 00:12:31,952 (恭子) そうね。 律から スカーフを もらうと→ 158 00:12:32,018 --> 00:12:34,955 いいことが いっぱい 起こるものね。 159 00:12:35,021 --> 00:12:37,958 お母さん いいと思う。 (律) じゃあ そうするよ。 160 00:12:38,024 --> 00:12:42,028 (恭子) いってらっしゃい。 気を付けてね。 (律) うん。 いってきます。 161 00:12:48,034 --> 00:12:53,974 📱 162 00:12:54,040 --> 00:12:56,042 (律) 花山先生。 📱 163 00:12:58,044 --> 00:13:00,046 (律) もしもし? 164 00:13:05,986 --> 00:13:10,924 (花山) おっ。 律。 ここだ。 ここ。 (律) あっ。 165 00:13:10,991 --> 00:13:12,926 (花山) あっ! お前 ついに 彼女 できたのか? 166 00:13:12,993 --> 00:13:16,930 (律) 違いますよ。 お世話になった方に プレゼントです。 167 00:13:16,997 --> 00:13:18,932 (花山) そうか。 168 00:13:18,999 --> 00:13:21,935 (律) それより 何ですか? 話って。 169 00:13:22,002 --> 00:13:27,941 (花山) ああ。 最近 お母さん どうだ? 170 00:13:28,008 --> 00:13:30,944 (律) えっ? 元気に やってますよ。 171 00:13:31,011 --> 00:13:34,881 心配事とか そういうの 聞いてないか? 172 00:13:34,948 --> 00:13:38,885 (律) 何か あったんですか? (花山) 病気のことじゃないぞ。→ 173 00:13:38,952 --> 00:13:42,889 でも やっぱり そうだよな。 174 00:13:42,956 --> 00:13:45,959 (律) 何のことですか? 175 00:13:48,962 --> 00:13:50,964 (花山) お前には 言っといた方が いいよな。 176 00:14:01,975 --> 00:14:06,913 (花山) お前の バイト先に 絹江さんって人が いるだろ。 177 00:14:06,980 --> 00:14:08,915 (律) はい。 178 00:14:08,982 --> 00:14:15,922 その人はな お前の お母さん。 恭子ちゃんの母親だ。 179 00:14:15,989 --> 00:14:20,927 (律) 絹江さんが!? >> ああ。 180 00:14:20,994 --> 00:14:23,930 恭子ちゃんが 中2のとき 絹江おばさんは→ 181 00:14:23,997 --> 00:14:26,933 イタリアの 絵画コンクールで 賞を取って→ 182 00:14:27,000 --> 00:14:30,937 子供たちを置いて イタリアへ 渡ったんだ。 183 00:14:31,004 --> 00:14:33,873 画家に なるためにな。 184 00:14:33,940 --> 00:14:36,876 絹江おばさんが いなくなってから 恭子ちゃん→ 185 00:14:36,943 --> 00:14:39,879 みんなの前では 無理に 笑顔を 作ってたんだけど→ 186 00:14:39,946 --> 00:14:45,885 一人になると ものすごく 寂しそうな顔してた。 187 00:14:45,952 --> 00:14:47,888 俺は 今でも そのときの→ 188 00:14:47,954 --> 00:14:51,891 恭子ちゃんの顔が 忘れられないよ。 189 00:14:51,958 --> 00:14:55,895 それから 32年間 ずっと 音信不通で→ 190 00:14:55,962 --> 00:14:59,899 絹江おばさんが どこにいるのかも 何をしてるのかも→ 191 00:14:59,966 --> 00:15:02,902 まったく 分かんなかったんだ。 192 00:15:02,969 --> 00:15:08,908 それが こんな近くにいたって 分かって→ 193 00:15:08,975 --> 00:15:12,979 この前 恭子ちゃん かなり 動揺してた。 194 00:15:14,981 --> 00:15:16,916 (恭子)《どうも。 いつも 律…》 195 00:15:16,983 --> 00:15:20,921 《そうかい。 あんたが 律の母親かい》 196 00:15:20,987 --> 00:15:23,923 (三崎)《あいつにも 色々 あるんだよ》 197 00:15:23,990 --> 00:15:29,929 (律) だから 絹江さん 急に お店 辞めるって 言いだしたんだ。 198 00:15:29,996 --> 00:15:31,865 絹江おばさん→ 199 00:15:31,931 --> 00:15:35,869 また 恭子ちゃんの前から いなくなるつもりなのか? 200 00:15:35,936 --> 00:15:39,873 そうか。 201 00:15:39,939 --> 00:15:45,879 恭子ちゃんは どうしたらいいのか 迷ってるみたいだった。 202 00:15:45,945 --> 00:15:47,881 そりゃ 複雑だよな。 203 00:15:47,947 --> 00:15:49,883 自分たちを 置いて いなくなっちまった 母親を→ 204 00:15:49,950 --> 00:15:54,955 そう簡単には 受け入れられない 気持ちも あるだろうし。 205 00:15:56,956 --> 00:15:59,893 でも 俺は これは 神様がくれた→ 206 00:15:59,960 --> 00:16:01,895 チャンスなんじゃないかと 思うんだ。 207 00:16:01,961 --> 00:16:05,899 (律) 神様がくれた チャンス? >> ああ。 208 00:16:05,965 --> 00:16:08,902 親子が いつまでも 仲たがい したままじゃ→ 209 00:16:08,968 --> 00:16:12,906 悲し過ぎるだろ? だから 神様が→ 210 00:16:12,972 --> 00:16:17,911 2人に 仲直りをする チャンスを 与えてくれたんじゃないかって。 211 00:16:17,977 --> 00:16:23,917 それに 俺は 絹江おばさんが お前のそばに いたのは→ 212 00:16:23,984 --> 00:16:28,988 偶然じゃなくて 何か 訳が あるんじゃないかと 思ってる。 213 00:16:30,990 --> 00:16:32,926 このまま 別れたら→ 214 00:16:32,992 --> 00:16:37,931 あの2人は 二度と 心を 分かち合えない。 215 00:16:37,998 --> 00:16:42,936 律。 2人の間を 取り持てるのは お前だけだ。 216 00:16:43,003 --> 00:16:46,005 何とか してやってくれないか? 217 00:16:46,005 --> 00:16:57,016 ♪~ 218 00:16:57,016 --> 00:16:59,953 \(ドアの開く音) 219 00:17:00,019 --> 00:17:01,955 (奏) こんにちは。 (調) こんにちは。 220 00:17:02,022 --> 00:17:05,959 あんたたち。 (奏) また 来ちゃった。 221 00:17:06,025 --> 00:17:07,961 (絹江) 今日は 何か 用かい? 222 00:17:08,027 --> 00:17:10,964 (奏) あのね。 おじいちゃんと おばあちゃんに お願いがあるの。 223 00:17:11,030 --> 00:17:13,967 (三崎) うん? (絹江) お願い? 224 00:17:14,034 --> 00:17:17,971 はい。 俺に 料理を 教えてください。 225 00:17:18,037 --> 00:17:19,973 (三崎) 料理? (奏) しー兄ぃ。→ 226 00:17:20,039 --> 00:17:21,975 日曜日に 路加が来るから→ 227 00:17:22,041 --> 00:17:23,977 おいしいもの ごちそうしてあげたいんだって。 228 00:17:24,044 --> 00:17:25,979 で どうせなら→ 229 00:17:26,045 --> 00:17:27,981 ザッツ 俺の料理で もてなしたいなと 思って。 230 00:17:28,047 --> 00:17:29,983 (奏) おじいちゃん おばあちゃんなら→ 231 00:17:30,049 --> 00:17:31,918 いろんな料理 知ってるでしょ? だから しー兄ぃ 連れてきたの。 232 00:17:31,985 --> 00:17:34,921 お願いします。 俺に 料理を 教えてください。 233 00:17:34,988 --> 00:17:38,925 カナからも お願いします。 234 00:17:38,992 --> 00:17:42,996 あたしゃ 知らないよ。 あんたの好きにしなよ。 235 00:17:44,998 --> 00:17:47,934 よし。 分かった。 何でも 教えてやるよ。 236 00:17:48,001 --> 00:17:50,937 よっしゃ! (奏) やった。 237 00:17:51,004 --> 00:17:53,940 (三崎) で 路加君は 一番 何が好きなんだ? 238 00:17:54,007 --> 00:17:59,012 ああー。 ハンバーグかな? (三崎) ハンバーグ? 239 00:18:05,018 --> 00:18:08,955 (三崎) よし。 普段は 作らないが 今日は 特別に教えてやるよ。 240 00:18:09,022 --> 00:18:12,959 いいよな? 絹江。 (絹江) うん…。 241 00:18:13,026 --> 00:18:16,029 (三崎) ああ。 それじゃ おいで。 (調) はい。 242 00:18:18,031 --> 00:18:21,968 (三崎) いいか? これが ハンバーグの材料だ。→ 243 00:18:22,035 --> 00:18:24,971 ただし このハンバーグは→ 244 00:18:25,038 --> 00:18:27,974 あるものを ちょっとだけ 加えるのが→ 245 00:18:28,041 --> 00:18:31,911 うまさの秘密なんだ。 (調) あるもの? 246 00:18:31,978 --> 00:18:35,915 (三崎) 何だか 分かるか? (調) えーっ? あるもの…。→ 247 00:18:35,982 --> 00:18:37,917 うーん。 しょうゆ。 (三崎) 違う。 248 00:18:37,984 --> 00:18:43,923 (調) うーん。 メープルシロップ。 (三崎) 全然 違う。 249 00:18:43,990 --> 00:18:45,925 (絹江) 律も そうだけど。→ 250 00:18:45,992 --> 00:18:48,928 あんたたち どうして みんな 料理が 好きなんだい? 251 00:18:48,995 --> 00:18:51,931 (奏) みんな 食いしん坊だからかな。→ 252 00:18:51,998 --> 00:18:55,935 それと 死んじゃった お父さんが コックだったからかな。 253 00:18:56,002 --> 00:18:58,938 お父さんって どんな人だったんだい? 254 00:18:59,005 --> 00:19:00,940 私が生まれて 1年で 死んじゃったから→ 255 00:19:01,007 --> 00:19:03,943 思い出は 何もないの。 256 00:19:04,010 --> 00:19:06,946 でも お母さんが 色々 教えてくれた。→ 257 00:19:07,013 --> 00:19:08,948 ものすごく 背が高くて→ 258 00:19:09,015 --> 00:19:13,953 ものすごく 大きな声で しゃべる人だったって。→ 259 00:19:14,020 --> 00:19:17,957 お父さん 工場の食堂で コック やってたの。→ 260 00:19:18,024 --> 00:19:19,959 工場で 働く人のために→ 261 00:19:20,026 --> 00:19:24,964 おいしいものを 作ることが 生きがいだったみたい。→ 262 00:19:25,031 --> 00:19:26,966 あっ。 でもね お母さんが 言うには→ 263 00:19:27,033 --> 00:19:30,970 お父さんは 自分で食べるなら お母さんの 素朴で あったかい→ 264 00:19:31,037 --> 00:19:34,908 家庭料理の方が 好きだったんだって。 265 00:19:34,974 --> 00:19:39,913 (恭子)《私 お母さんの ハンバーグ 大好き》 266 00:19:39,979 --> 00:19:43,917 《私 すごく 幸せよ》 267 00:19:43,983 --> 00:19:46,986 《ありがとう。 お母さん》 268 00:19:48,988 --> 00:19:51,925 (奏) おばあちゃん? どうしたの? 269 00:19:51,991 --> 00:19:55,929 (絹江) うん? ああ…。 いや。 何でもないよ。 270 00:19:55,995 --> 00:19:57,931 ジュース 飲むかい? 271 00:19:57,997 --> 00:20:02,936 あっ。 ううっ…。 (奏) おばあちゃん? 272 00:20:03,002 --> 00:20:04,938 (三崎) おい。 絹江。 どうした? 273 00:20:05,004 --> 00:20:06,940 (絹江) ああ…。 (三崎) うん? 274 00:20:07,006 --> 00:20:08,942 (絹江) 大丈夫だよ。 (三崎) ああ。 275 00:20:09,008 --> 00:20:11,010 (絹江) ちょっと 目まいが しただけだから 大丈夫…。 276 00:20:15,014 --> 00:20:16,950 (奏・調) おばあちゃん? (三崎) 絹江! 277 00:20:17,016 --> 00:20:18,952 (奏) おばあちゃん。 (三崎) おい。 どうした? 278 00:20:19,018 --> 00:20:21,955 (奏・調) おばあちゃん! (三崎) 絹江! おい。 絹江。 279 00:20:22,021 --> 00:20:24,023 (奏・調) おばあちゃん。 (三崎) 絹江。 280 00:20:27,026 --> 00:20:30,964 (花山)《俺は 絹江おばさんが お前のそばに いたのは→ 281 00:20:31,030 --> 00:20:36,903 偶然じゃなくて 何か 訳が あるんじゃないかと 思ってる》→ 282 00:20:36,970 --> 00:20:38,905 《このまま 別れたら→ 283 00:20:38,972 --> 00:20:42,909 あの2人は 二度と 心を 分かち合えない》 284 00:20:42,976 --> 00:20:47,981 《律。 2人の間を 取り持てるのは お前だけだ》 285 00:20:50,984 --> 00:20:53,920 (律) 僕に 何が できるんだろう? 286 00:20:53,987 --> 00:20:57,991 \(ドアの開閉音) 287 00:21:02,996 --> 00:21:09,002 (恭子) 律。 ただいま。 (律) おかえり。 288 00:21:11,004 --> 00:21:14,007 (恭子) ねえ。 どうかしたの? 289 00:21:17,010 --> 00:21:18,945 (律) お母さん。 あのね…。 290 00:21:19,012 --> 00:21:25,952 📱 291 00:21:26,019 --> 00:21:28,021 (律) みさき? 📱 292 00:21:30,023 --> 00:21:31,891 (律) もしもし。 293 00:21:31,958 --> 00:21:34,894 (調) もしもし。 律兄ぃ 大変だ。 ばあちゃんが 店で倒れた。→ 294 00:21:34,961 --> 00:21:38,965 今から 救急車で 病院に向かう。 急いで 来てくれ。 295 00:21:40,967 --> 00:21:45,972 (律) 絹江さんが 倒れた。 296 00:21:53,980 --> 00:21:57,917 (恭子) 早く 行きなさい。 297 00:21:57,984 --> 00:21:59,919 (律) お母さんも 一緒に 行こう。 298 00:21:59,986 --> 00:22:01,921 花山先生から 聞いたんだ。 299 00:22:01,988 --> 00:22:05,992 絹江さんが お母さんの母親だって。 300 00:22:07,994 --> 00:22:10,997 だから 行こう。 お母さんも 一緒に。