1 00:00:03,003 --> 00:00:04,939 {\an8}(律) 僕も 一柳先生みたいな 建築家に なりたいって→ 2 00:00:05,005 --> 00:00:07,942 {\an8}そう 思いました。 (隆) 私は 律君の→ 3 00:00:08,009 --> 00:00:09,944 {\an8}血縁上の 父親です。→ 4 00:00:10,010 --> 00:00:12,947 {\an8}これから先も 律君に 関係を 明かすつもりは ありません。→ 5 00:00:13,013 --> 00:00:15,950 {\an8}律君が うちで 働くことを 認めてもらえませんか? 6 00:00:16,017 --> 00:00:20,955 {\an8}(理恵) あなたと お母さまの関係が 複雑なのは 分かってるわ。→ 7 00:00:21,021 --> 00:00:22,957 {\an8}でも 頼れる人が いるなら→ 8 00:00:23,023 --> 00:00:25,960 {\an8}それも 一つの 選択肢じゃないかしら? 9 00:00:26,026 --> 00:00:28,963 {\an8}(真也) 孫のことで 話があるって ちゃんと 伝えたの? 10 00:00:29,029 --> 00:00:31,966 {\an8}(若林) こちらを。 500万 あります。 11 00:00:32,033 --> 00:00:34,969 {\an8}(真也) これが 母の答え? 12 00:00:35,036 --> 00:00:36,971 {\an8}(若林) 社長は 自分には→ 13 00:00:37,037 --> 00:00:41,042 {\an8}娘も 孫も いないと おっしゃっておいでです。 14 00:00:41,042 --> 00:00:54,054 ♪~ 15 00:00:54,054 --> 00:00:56,057 (真也) ハァ…。 16 00:01:01,996 --> 00:01:04,999 (真也) バカみたい 私。 17 00:01:04,999 --> 00:01:23,017 ♪~ 18 00:01:49,043 --> 00:01:50,978 {\an8}(花山) もう 痛みは 出ないと思うけど→ 19 00:01:51,045 --> 00:01:52,980 {\an8}気を付けててやって。 (唯) 分かりました。→ 20 00:01:53,047 --> 00:01:54,982 {\an8}先生。 お昼 まだでしたよね? 休憩 入ってください。 21 00:01:55,049 --> 00:01:56,984 {\an8}(花山) じゃあ 何か あったら すぐ 知らせて。 22 00:01:57,051 --> 00:01:59,987 {\an8}(唯) はい。 23 00:02:00,054 --> 00:02:01,989 {\an8}(花山) 恭子ちゃん。 24 00:02:04,992 --> 00:02:06,927 {\an8}(花山) 悪いな。 差し入れ もらっちゃって。 25 00:02:06,994 --> 00:02:09,930 {\an8}(恭子) ううん。 こっちこそ 仕事中に ごめんね。 26 00:02:09,997 --> 00:02:12,933 {\an8}(花山) ちょうど 休憩 入るとこだったから よかったよ。 27 00:02:13,000 --> 00:02:15,002 {\an8}(花山) で どうしたの? 28 00:02:18,005 --> 00:02:20,941 {\an8}(花山) 何か 話があって 来たんだろ? 遠慮すんなよ。→ 29 00:02:21,008 --> 00:02:24,945 {\an8}俺たち 40年の 付き合いじゃないか。 30 00:02:25,012 --> 00:02:28,949 (恭子) 律がね 新しい アルバイトを 始めたの。 31 00:02:29,016 --> 00:02:33,954 大学が 紹介してくれたところで 一柳建築事務所っていうんだけど。 32 00:02:34,021 --> 00:02:36,957 その一柳さんが 訪ねてみえたの。 33 00:02:37,024 --> 00:02:39,960 恭子ちゃんのところに? 何で また? 34 00:02:40,027 --> 00:02:46,967 (恭子) 律が 一柳さんのところで働くのを 許してほしいって。 35 00:02:47,034 --> 00:02:52,973 一柳さんは 律の 本当の父親なの。 36 00:02:53,040 --> 00:02:54,975 >> えっ? (恭子) 偶然なの。 37 00:02:55,042 --> 00:02:57,978 一柳さんも 面接で会って 驚いたって おっしゃってた。 38 00:02:58,045 --> 00:03:02,917 一柳さん。 大学の 4年間だけでも 律の そばに いて→ 39 00:03:02,983 --> 00:03:05,920 律の夢の 応援をしたいって 言ってくれてる。 40 00:03:05,986 --> 00:03:11,926 律も 一柳さんのことを 信頼してるみたいだし。 41 00:03:11,992 --> 00:03:14,929 認めるのか? 42 00:03:14,995 --> 00:03:17,932 (恭子) 大輔君は どう 思う? 43 00:03:17,998 --> 00:03:22,002 >> 俺は 反対だな。 (恭子) えっ? 44 00:03:24,004 --> 00:03:26,941 その人と 律の母親との間に→ 45 00:03:27,007 --> 00:03:28,943 昔 何が あったかなんて 分からない。 46 00:03:29,009 --> 00:03:30,945 でも 今 そいつは→ 47 00:03:31,011 --> 00:03:32,947 路加君のことも 認知すら してないんだろ? 48 00:03:33,013 --> 00:03:35,950 それなのに 偶然 会った 律を 手元に置きたいってのは→ 49 00:03:36,016 --> 00:03:37,952 虫が よ過ぎるだろ。 50 00:03:38,018 --> 00:03:41,956 それに ホントに 偶然かも 怪しいもんだ。 51 00:03:42,022 --> 00:03:44,959 もしかしたら 何か 思惑があって…。 52 00:03:45,025 --> 00:03:46,961 (恭子) それは ないと思う。 一度しか 会ってないけど→ 53 00:03:47,027 --> 00:03:49,964 そんな 裏表のある人には 思えない。 54 00:03:50,030 --> 00:03:51,966 いや。 俺は そいつと 会ったわけじゃないし→ 55 00:03:52,032 --> 00:03:54,969 実際 どんな人間かなんて 知らない。 56 00:03:55,035 --> 00:04:01,041 ただ 起きてる事実だけを見て 判断するなら 絶対 反対だ。 57 00:04:02,977 --> 00:04:04,979 (恭子) そうよね…。 58 00:04:09,984 --> 00:04:12,920 \(ドアの開く音) \(一同) ただいま! 59 00:04:12,987 --> 00:04:14,922 (恭子) おかえり。 60 00:04:14,989 --> 00:04:17,925 (路加) おばちゃん。 (恭子) いらっしゃい。 路加君。 61 00:04:17,992 --> 00:04:21,929 お昼は 何 食べたの? (奏) もちろん ハンバーグ。 62 00:04:21,996 --> 00:04:23,931 (恭子) おいしかった? (路加) うん。 63 00:04:23,998 --> 00:04:25,933 (律) 絹江さんが お母さんの分も 持たせてくれたよ。 64 00:04:26,000 --> 00:04:28,936 (恭子) あら。 じゃあ 晩ご飯のときに 頂くわ。 65 00:04:29,003 --> 00:04:30,938 お母さんだけ おかずが豪華ね。 66 00:04:31,005 --> 00:04:32,940 (調) 食べきれなかったら 俺が 食ってやるよ。→ 67 00:04:33,007 --> 00:04:34,942 路加。 ゲーム やろうぜ。 (路加) うん。 68 00:04:35,009 --> 00:04:37,011 (奏) 私も やる。 69 00:04:42,016 --> 00:04:46,954 (律) あれ? 今日 誰か来たの? (恭子) えっ? どうして? 70 00:04:47,021 --> 00:04:51,959 (律) これ お客さん用だよね? (恭子) あっ。 昔の友達が→ 71 00:04:52,026 --> 00:04:53,961 近くまで 来たからって 寄ってくれたの。 72 00:04:54,028 --> 00:04:56,030 (律) そうなんだ。 73 00:04:56,030 --> 00:05:03,971 ♪~ 74 00:05:07,975 --> 00:05:09,910 (隆) ハァ…。 75 00:05:09,977 --> 00:05:12,913 \(ドアの開く音) 76 00:05:12,980 --> 00:05:14,915 (志穂) お疲れさま。 (隆) 志穂。 帰ってたのか。 77 00:05:14,982 --> 00:05:16,917 (志穂) 私も 今 帰ったとこ。→ 78 00:05:16,984 --> 00:05:19,920 でも 土曜日まで お仕事なんて 大変ね。 79 00:05:19,987 --> 00:05:21,922 (隆) 急に クライアントに 呼び出されてね。 80 00:05:21,989 --> 00:05:24,925 (志穂) そう。 お夕飯 すぐ 作るから→ 81 00:05:24,992 --> 00:05:27,995 あなたは 休んでて。 (隆) ありがとう。 82 00:05:30,998 --> 00:05:33,000 \(ドアの閉まる音) 83 00:05:43,010 --> 00:05:44,945 (恭子) お母さんの味。 84 00:05:45,012 --> 00:05:46,947 (路加) おばちゃん。 ハンバーグ おいしい? 85 00:05:47,014 --> 00:05:50,017 (恭子) うん。 とっても。 86 00:05:52,019 --> 00:05:53,954 おばあちゃん 元気だった? 87 00:05:54,021 --> 00:05:55,956 (律) うん。 お母さんに よろしくって。 88 00:05:56,023 --> 00:05:57,958 (奏) あっ。 そういえば カレー王子が→ 89 00:05:58,025 --> 00:06:00,961 みさきで バイト 始めたんだよ。 (恭子) えっ? 優君が? 90 00:06:01,028 --> 00:06:04,898 (律) 僕が 建築の バイトで 忙しいから 助けてくれたんだ。 91 00:06:04,965 --> 00:06:07,901 (路加) 建築って 何? (律) おうちを 造ることだよ。 92 00:06:07,968 --> 00:06:09,903 (路加) お兄ちゃん。 おうち 造るの? 93 00:06:09,970 --> 00:06:11,905 (律) うん。 そう なれたら いいなって 思ってる。 94 00:06:11,972 --> 00:06:13,907 (路加) どんな おうち? (律) 路加は→ 95 00:06:13,974 --> 00:06:15,909 どんな おうちに住みたい? (路加) えっとね。 96 00:06:15,976 --> 00:06:19,913 (路加) 滑り台が あって 砂遊びできる おうち。 97 00:06:19,980 --> 00:06:23,917 (調) 路加。 それじゃ 公園じゃん。 (奏) いいじゃない。 夢があって。→ 98 00:06:23,984 --> 00:06:26,920 私はね お城みたいな おうちに 住みたいな。 99 00:06:26,987 --> 00:06:29,923 (奏) そこで すっごく イケメンで 料理が できて→ 100 00:06:29,990 --> 00:06:31,925 優しい 王子さまみたいな 旦那さまと 暮らすの。 101 00:06:31,992 --> 00:06:34,928 (調) それ まるっきり 律兄ぃじゃん。 102 00:06:34,995 --> 00:06:36,930 (奏) うるさいな。 じゃあ しー兄ぃは どんな うちに 住みたいの? 103 00:06:36,997 --> 00:06:38,932 (調) 俺は NBAで スターになって→ 104 00:06:38,999 --> 00:06:41,935 ロスの プール付き豪邸に 住むんだ。 105 00:06:42,002 --> 00:06:43,937 (奏) まっ。 いいんじゃない? 夢見るのは 自由だし。 106 00:06:44,004 --> 00:06:45,939 (調) その言葉は そのまま 返すわ。 107 00:06:46,006 --> 00:06:48,942 (律) じゃあ みんなが幸せになれる おうち 僕が建てるから。 108 00:06:49,009 --> 00:06:50,944 (奏) ホント? (律) うん。 109 00:06:51,011 --> 00:06:52,946 (調) 大きく出たな 律兄ぃ。 110 00:06:53,013 --> 00:06:55,949 (路加) 僕のもね。 (律) もちろんだよ。 111 00:06:56,016 --> 00:06:58,952 (調) よかったな 路加。 (路加) うん。 112 00:06:59,019 --> 00:07:01,889 \(ノック) \(恭子) 律。 いい? 113 00:07:01,955 --> 00:07:03,957 (律) うん。 114 00:07:06,960 --> 00:07:08,896 (恭子) どうしたの? 115 00:07:08,962 --> 00:07:12,900 (律) 一柳先生が 手書きの パースと 設計図を 貸してくれたんだ。 116 00:07:12,966 --> 00:07:14,902 (恭子) そう。 117 00:07:14,968 --> 00:07:16,904 (律) まだ ぱっと 見ただけで 分かるほど→ 118 00:07:16,970 --> 00:07:18,906 経験も 知識も ないけど。 でも→ 119 00:07:18,972 --> 00:07:23,911 住む人のことを 考えてるのが すごく 伝わってくる。 120 00:07:23,977 --> 00:07:27,915 この家に 住んでる人 きっと 幸せだと思う。 121 00:07:27,981 --> 00:07:31,985 僕も いつか こんな家 建ててみたいな。 122 00:07:33,987 --> 00:07:39,927 ごめん。 話 何だった? (恭子) あっ。 ううん。 さっきの続き。 123 00:07:39,993 --> 00:07:43,931 律は どんな うちに 住みたいのかなって。 124 00:07:43,997 --> 00:07:47,935 (律) 僕は ずっと ここに いるよ。 (恭子) えっ? 125 00:07:48,001 --> 00:07:51,004 (律) ここが 僕の 一番 好きなところだから。 126 00:07:53,006 --> 00:07:57,945 この家には 家族 みんなの 思い出が 詰まってるんだよね。 127 00:07:58,011 --> 00:07:59,947 優しかった お父さんのことも→ 128 00:08:00,013 --> 00:08:02,950 調と 奏と 一緒に 過ごした時間も。 129 00:08:03,016 --> 00:08:06,954 いつも 笑って 僕たちのことを 見守ってくれていた→ 130 00:08:07,020 --> 00:08:09,957 お母さんの笑顔も。 131 00:08:10,023 --> 00:08:12,960 全部 この家に 詰まってる。 132 00:08:13,026 --> 00:08:16,964 そんな思い出を この家で もっと つくっていきたい。 133 00:08:17,030 --> 00:08:19,967 (恭子) 律。 134 00:08:20,033 --> 00:08:21,969 (律) 特別な家じゃ ないかもしれないけど→ 135 00:08:22,035 --> 00:08:23,971 もしも 建築家に なれたら→ 136 00:08:24,037 --> 00:08:25,973 住む人に そんなふうに 思ってもらえる 家を→ 137 00:08:26,039 --> 00:08:28,041 僕も 造りたいんだ。 138 00:08:30,043 --> 00:08:33,981 そのためにも 一柳先生のところで しっかり 勉強しなきゃね。 139 00:08:34,047 --> 00:08:37,050 (恭子) うん。 そうね。 140 00:08:37,050 --> 00:08:58,071 ♪~ 141 00:08:58,071 --> 00:09:02,943 📱 142 00:09:03,010 --> 00:09:06,947 もしもし。 一柳ですが。 143 00:09:07,014 --> 00:09:10,951 📱(恭子) 夜分に 失礼します。 律の母です。 144 00:09:11,018 --> 00:09:14,955 あっ。 昼間は すいません。 いきなり お邪魔してしまって。 145 00:09:15,022 --> 00:09:18,959 (恭子) いえ。 こちらこそ 大した お構いも できませんで。 146 00:09:19,026 --> 00:09:23,964 あのう。 今 大丈夫ですか? 📱(隆)はい。 147 00:09:24,031 --> 00:09:30,971 (恭子) 律のことですけど どうぞ よろしく お願いします。 148 00:09:31,038 --> 00:09:32,973 ありがとうございます。 149 00:09:33,040 --> 00:09:34,975 📱(隆)こちらこそ よろしく お願いします。 150 00:09:35,042 --> 00:09:37,978 (恭子) いえ。 📱(隆) 早川さん。 151 00:09:38,045 --> 00:09:39,980 律君が いい建築家に なれるよう→ 152 00:09:40,047 --> 00:09:43,984 できるだけのことは させてもらいます。 頑張ります。 153 00:09:44,051 --> 00:09:50,057 (恭子) よろしく お願いします。 では 失礼します。 154 00:09:58,065 --> 00:10:05,005 (恭子) あなた。 これで よかったのよね? 155 00:10:14,014 --> 00:10:16,016 \(ドアの開く音) 156 00:10:18,018 --> 00:10:21,955 (志穂) どうしたの? 何か いいことでも あった? 157 00:10:22,022 --> 00:10:25,959 いや。 やりたかった案件が できるようになってね。 158 00:10:26,026 --> 00:10:29,963 そう。 よかったわね。 159 00:10:30,030 --> 00:10:32,966 志穂。 160 00:10:33,033 --> 00:10:35,969 こんなときに 言うのも 何なんだけど→ 161 00:10:36,036 --> 00:10:39,973 いつも ありがとな。 (志穂) どうしたの? 急に。 162 00:10:40,040 --> 00:10:42,976 (隆) 俺が 仕事 仕事で 構ってやれなくても→ 163 00:10:43,043 --> 00:10:44,978 いつも そばに いてくれるからさ。 164 00:10:45,045 --> 00:10:46,980 (志穂) 当たり前でしょ。 妻なんだから。 165 00:10:47,047 --> 00:10:50,984 感謝してるよ ホント。 166 00:10:51,051 --> 00:10:55,055 先に 休むわね。 おやすみなさい。 (隆) おやすみ。 167 00:10:59,059 --> 00:11:01,061 \(ドアの閉まる音) 168 00:11:07,000 --> 00:11:09,936 (恭子) 律。 ホットサンド 作ったの。 食べない? 169 00:11:10,003 --> 00:11:15,942 (律) ありがとう。 少し おなかが すいてきてた。 170 00:11:16,009 --> 00:11:19,946 (恭子) 律が 造る家 お母さんも 楽しみにしてるから。 171 00:11:20,013 --> 00:11:22,949 頑張ってね。 (律) うん。 172 00:11:23,016 --> 00:11:26,019 いただきます。 173 00:11:26,019 --> 00:11:47,040 ♪~ 174 00:11:51,044 --> 00:11:52,979 (調) はあー。 自主練 終わった。 母ちゃん。 昼飯。→ 175 00:11:53,046 --> 00:11:54,981 あれ? みんなで 何 作ってんだよ? 176 00:11:55,048 --> 00:11:57,984 (律) クッキーだよ。 路加に 持たせてあげようと思って。 177 00:11:58,051 --> 00:11:59,986 (路加) ママと 一緒に 食べるんだ。 178 00:12:00,053 --> 00:12:01,988 (奏) あーあ。 路加 帰っちゃうんだ。 179 00:12:02,055 --> 00:12:04,991 路加 いないと お姉ちゃん さみしい。 180 00:12:05,058 --> 00:12:07,994 (路加) ごめんね。 でも また 来てあげるからね。 181 00:12:08,061 --> 00:12:09,996 路加。 182 00:12:10,063 --> 00:12:12,999 路加のやつ。 いつの間に あんな技を。→ 183 00:12:13,066 --> 00:12:17,003 それより 母ちゃん。 昼飯。 午後から また 練習が あんだよ。 184 00:12:17,070 --> 00:12:20,006 (恭子) はいはい。 クッキー 焼けたら すぐに 作るから 待っててね。 185 00:12:20,073 --> 00:12:23,076 クッキーが 先かよ。 186 00:12:27,080 --> 00:12:29,015 \(ドアの開く音) 187 00:12:29,082 --> 00:12:31,017 (絹江) すいません。 今 まだ 支度中で…。→ 188 00:12:31,084 --> 00:12:33,954 おや。 (花山) こんにちは。 189 00:12:34,020 --> 00:12:35,956 どうですか? その後 調子は。 (絹江) おかげさまで。→ 190 00:12:36,022 --> 00:12:38,959 ご覧のとおり すっかり 元通りさ。 フフフ。 191 00:12:39,025 --> 00:12:40,961 (三崎) よう。 先生。 (花山) あっ。 192 00:12:41,027 --> 00:12:42,963 (三崎) 食いに 来てくれたのかい? (花山) あっ。 いや。 193 00:12:43,029 --> 00:12:46,032 ちょっと お二人に お話が あって。 194 00:12:49,035 --> 00:12:52,973 (絹江) そうかい。 律が 実の父親のところで。 195 00:12:53,039 --> 00:12:54,975 (三崎) 親子は 引かれ合うっていうが→ 196 00:12:55,041 --> 00:12:56,977 不思議な縁だな。 197 00:12:57,043 --> 00:12:59,980 俺は 反対したんですが 恭子ちゃんのことだから→ 198 00:13:00,046 --> 00:13:03,984 きっと 律に バイトを 続けさせると 思うんです。→ 199 00:13:04,050 --> 00:13:05,986 恭子ちゃんは 律を 信頼してるし→ 200 00:13:06,052 --> 00:13:07,988 律も 何が起きても 乗り越えられる→ 201 00:13:08,054 --> 00:13:10,991 強さを 持ってますから。→ 202 00:13:11,057 --> 00:13:15,996 ただ 支える人間は 一人でも 多い方が いいと思うんです。 203 00:13:16,062 --> 00:13:17,998 もしものときは→ 204 00:13:18,064 --> 00:13:20,000 律と 恭子ちゃんを 支えてやってください。 205 00:13:20,066 --> 00:13:23,003 (絹江) ふん。 言われなくたって そうするつもりだよ。 206 00:13:23,069 --> 00:13:27,007 あっ。 すいません。 どうも おせっかいな性分で。 207 00:13:27,073 --> 00:13:29,009 (三崎) それにしても 先生は→ 208 00:13:29,075 --> 00:13:31,945 律の母ちゃんのこと よく分かってるんだな。 209 00:13:32,012 --> 00:13:33,947 恭子ちゃんとは 長い付き合いですから。 210 00:13:34,014 --> 00:13:36,950 (絹江) あんた 昔っから そんなふうだったね。 211 00:13:37,017 --> 00:13:41,955 (絹江) 泣き虫の 恭子のことを かばって あれこれ 世話 焼いて。 212 00:13:42,022 --> 00:13:45,959 あたしゃね ひょっとすると あんたたちが 将来→ 213 00:13:46,026 --> 00:13:49,963 くっつくんじゃないかと 思ってたんだよ? 214 00:13:50,030 --> 00:13:53,967 いや。 恭子ちゃんにとって→ 215 00:13:54,034 --> 00:13:56,970 大洋さん以上の相手は いませんよ。→ 216 00:13:57,037 --> 00:13:59,973 大洋さんと会って 恭子ちゃん 変わったんです。→ 217 00:14:00,040 --> 00:14:03,977 笑顔が増えて 何でも 前向きに 捉えるようになって。→ 218 00:14:04,044 --> 00:14:08,048 そんなこと できたのは 大洋さんだけです。 219 00:14:10,050 --> 00:14:13,987 あんたは いいのかい? このままで。 220 00:14:14,054 --> 00:14:17,991 いいんですよ。 俺は この立場が 居心地いいんです。 221 00:14:18,058 --> 00:14:19,993 意気地なしだねぇ。 222 00:14:20,060 --> 00:14:24,998 もっとも 私は そういう男は 嫌いじゃないけどね。 223 00:14:25,065 --> 00:14:27,000 (三崎) 先生。 せっかく 来てくれたんだ。→ 224 00:14:27,067 --> 00:14:30,003 何か 食ってってくれ。 (花山) えっ? 225 00:14:30,070 --> 00:14:32,939 休憩中なのに いいんですか? (三崎) 絹江も 世話になったし→ 226 00:14:33,006 --> 00:14:35,942 何でも 作ってやるよ。 (花山) やった。 227 00:14:36,009 --> 00:14:40,947 えっ。 じゃあ あの 新メニューの 親子バーグ いいですか? 228 00:14:41,014 --> 00:14:44,951 (三崎) おう。 いいね。 フフフ。 229 00:14:45,018 --> 00:14:47,954 (路加) ママ。 クッキー 喜んでくれるかな? 230 00:14:48,021 --> 00:14:49,956 (チャイム) (律) きっと おいしいって→ 231 00:14:50,023 --> 00:14:53,960 言ってくれるよ。 路加も お手伝いしたんだし。 232 00:14:54,027 --> 00:14:58,965 あれ? まだ 名古屋かな? 233 00:14:59,032 --> 00:15:01,968 (路加) ママ。 ただいま。 234 00:15:02,035 --> 00:15:03,970 (律) バッグが あるから 帰ってるみたいだけど。 235 00:15:04,037 --> 00:15:05,972 📱(呼び出し音) 236 00:15:06,039 --> 00:15:08,975 📱(アナウンス)発信音の後に メッセージを 録音してください。 237 00:15:09,042 --> 00:15:10,977 📱(発信音) (律) もしもし。 律です。 238 00:15:11,044 --> 00:15:12,979 今 路加を送ってきました。 239 00:15:13,046 --> 00:15:16,049 何時くらいに 戻れるか 連絡ください。 240 00:15:20,053 --> 00:15:21,988 (律) メッセージ 残したから 大丈夫。 241 00:15:22,055 --> 00:15:24,991 ママが帰ってくるまで お兄ちゃん 一緒に いるから。 242 00:15:25,058 --> 00:15:26,993 うん! 243 00:15:27,060 --> 00:15:30,997 (志穂) あなた。 お掃除しても いい? 244 00:15:31,064 --> 00:15:32,932 何してるの? 245 00:15:32,999 --> 00:15:35,936 (隆) 資格試験のときに 使った ノートを 捜してるんだ。 246 00:15:36,002 --> 00:15:38,938 あした 早川君に あげようと思ってね。 247 00:15:39,005 --> 00:15:41,941 そう。 彼 きっと 喜ぶわね。 248 00:15:42,008 --> 00:15:45,945 お掃除 いい? (隆) ああ。 頼むよ。 249 00:15:46,012 --> 00:15:48,948 📱 250 00:15:49,015 --> 00:15:52,952 (隆) 志穂。 クライアントからだ。 少し 外してもらえるかな? 251 00:15:53,019 --> 00:15:54,955 (志穂) うん。 📱 252 00:15:55,021 --> 00:16:01,027 📱 253 00:16:11,037 --> 00:16:14,974 (徹平) 棚卸しに 来てみれば。→ 254 00:16:15,041 --> 00:16:16,976 別に 飲むなとは 言わないが→ 255 00:16:17,043 --> 00:16:19,979 ちょっと ペース 早いんじゃないか? 256 00:16:20,046 --> 00:16:22,048 (真也) ほっといてよ。 257 00:16:25,051 --> 00:16:27,053 (徹平) 帰るときは 鍵 締めていけよ。 258 00:16:27,053 --> 00:16:39,065 ♪~ 259 00:16:39,065 --> 00:16:42,068 \(ドアの閉まる音) (隆) 真也。 260 00:16:46,072 --> 00:16:49,008 (隆) やっぱり 飲んでたのか。 261 00:16:49,075 --> 00:16:53,079 (真也) いいでしょ。 酔いたい気分なのよ。 262 00:16:56,082 --> 00:16:59,018 真也。 もしかして お母さんに 会いに行ったのか? 263 00:16:59,085 --> 00:17:04,090 ええ。 行ったわ。 会えなかったけどね。 264 00:17:08,094 --> 00:17:11,030 500万円。 手切れ金ですって。→ 265 00:17:11,097 --> 00:17:15,101 こんな はした金で 野良犬みたいに 追い払われたわ。 266 00:17:17,103 --> 00:17:22,041 (真也) これが 私の値段。 あの人の中じゃ 路加も 私も→ 267 00:17:22,108 --> 00:17:25,111 とっくの昔に いないことに なってんのよ。 268 00:17:33,052 --> 00:17:34,988 (真也) 隆? 269 00:17:35,054 --> 00:17:36,990 (隆) 一人で 飲んでても つまんないだろ。→ 270 00:17:37,056 --> 00:17:39,993 俺も 付き合うよ。 271 00:17:40,059 --> 00:17:43,063 (真也) 好きにすれば? 272 00:17:46,065 --> 00:17:49,068 (隆) あれ? 氷が ないな。 273 00:17:55,074 --> 00:18:02,082 氷は ないけど つまみ 発見。 フフフ。 274 00:18:11,090 --> 00:18:15,028 (路加) ママ 早く 帰ってこないかな。 275 00:18:15,094 --> 00:18:19,032 僕 ママに これ あげるんだ。 276 00:18:19,098 --> 00:18:21,034 (律) きらきらぼしだね。 277 00:18:21,100 --> 00:18:25,104 お星さまに お願い事すると かなうんだよ。 278 00:18:27,106 --> 00:18:31,044 (律) じゃあ 路加。 この お星さまで クッキー 飾っちゃおうか? 279 00:18:31,111 --> 00:18:33,046 うん。 280 00:18:37,050 --> 00:18:39,986 (隆) パーラー鈴木か。 懐かしいな。 281 00:18:40,053 --> 00:18:43,990 (真也) とりとめもない話で 盛り上がって 何時間も。 282 00:18:44,057 --> 00:18:45,992 (隆) 店主の おばちゃんに 怒られたよな。→ 283 00:18:46,059 --> 00:18:48,995 「コーヒー 1杯で 何時間 粘るんだい?」って。 284 00:18:49,062 --> 00:18:51,998 (真也) 私たちの他に お客なんか いないのにね。 285 00:18:52,065 --> 00:18:56,002 (隆) よく あんなに 飽きずに 話したもんだ。 286 00:18:56,069 --> 00:19:00,006 (真也) ケンカも したわね。 (隆) 覚えてる。→ 287 00:19:00,073 --> 00:19:03,009 どこの 小倉サンドが 一番 うまいかって話で。 288 00:19:03,076 --> 00:19:07,080 そう。 言い合いになって 私 泣いたのよね。 289 00:19:09,082 --> 00:19:12,018 何で あんな たわいもないことで ケンカしたんだか? 290 00:19:12,085 --> 00:19:16,022 たわいもないけど 大切だったのよ。 291 00:19:16,089 --> 00:19:19,025 そうだな。 292 00:19:19,092 --> 00:19:23,096 どうでも いいようなことが すごく 大切だった。 293 00:19:29,102 --> 00:19:32,972 ありがとう 隆。 294 00:19:33,039 --> 00:19:36,976 あなた 私が 落ち込むと いつも そばに いてくれた。 295 00:19:37,043 --> 00:19:40,980 昔も 今も。 296 00:19:41,047 --> 00:19:47,053 少しは 元気になったか? (真也) うん。 297 00:19:54,060 --> 00:19:56,062 (律) 路加。 298 00:20:00,066 --> 00:20:05,071 (律) 待ちくたびれちゃったんだね。 よいしょ。 299 00:20:07,073 --> 00:20:09,075 よいしょ。 300 00:20:19,085 --> 00:20:21,087 パパ…。 301 00:20:25,091 --> 00:20:29,095 \(走行音) 302 00:20:50,049 --> 00:20:56,990 (律) どうして 真也さんと 一柳先生が? 303 00:20:57,056 --> 00:21:00,994 (真也) ありがとう。 送ってくれて。 (隆) じゃあ 俺は ここで。 304 00:21:01,060 --> 00:21:03,062 (真也) うん。 305 00:21:11,070 --> 00:21:16,009 (真也) あっ。 もう 大丈夫だから。 あなたは 帰って。 306 00:21:16,075 --> 00:21:20,013 いや。 苦手なんだ 先に帰んの。 307 00:21:20,079 --> 00:21:25,018 あなたって 昔っから そう。 変わらないのね。 308 00:21:25,084 --> 00:21:27,086 (隆) ごめん。 309 00:21:29,088 --> 00:21:31,090 ねえ? 310 00:21:34,027 --> 00:21:37,964 路加の顔 見てく? 311 00:21:38,031 --> 00:21:40,033 (隆) いいのか? 312 00:21:44,037 --> 00:21:46,039 ありがとう。 313 00:21:56,049 --> 00:21:57,984 (律) ⟨僕には 目の前で 起きていることが→ 314 00:21:58,051 --> 00:22:00,987 理解できなかった⟩ 315 00:22:01,054 --> 00:22:03,990 ⟨ただ 何となく 分かったことは→ 316 00:22:04,057 --> 00:22:09,062 一柳先生は 路加の…⟩ 317 00:22:11,064 --> 00:22:13,066 父親?