1 00:00:02,336 --> 00:00:04,271 (遙)北山さん。 (北山)うん? 2 00:00:04,338 --> 00:00:06,273 (遙)こんな感じでいいですか? (北山)そうそうそう。→ 3 00:00:06,340 --> 00:00:10,277 うまいね遙ちゃん。 (遙)ありがとうございます。 4 00:00:10,344 --> 00:00:14,281 (大樹)しっかし何が楽しくて 毎日来るかねえ。 5 00:00:14,348 --> 00:00:16,283 (孝介)遙ちゃんっすか? (大樹)うん。 6 00:00:16,350 --> 00:00:18,285 (満)楽しそうだよね。 7 00:00:18,352 --> 00:00:22,289 (沙也加)土に触るのが 面白いって言ってた。 8 00:00:22,356 --> 00:00:25,292 (大樹)こんなつまんねえことの 何が面白いんだよ。 9 00:00:25,359 --> 00:00:27,294 (孝介)まあ 人それぞれってことで→ 10 00:00:27,361 --> 00:00:29,296 いいじゃないっすか。 11 00:00:29,363 --> 00:00:32,299 (大樹)あー早く 大人になりてえ。 12 00:00:32,366 --> 00:00:34,301 (孝介)大人になって どうするんすか? 13 00:00:34,368 --> 00:00:38,305 歌舞伎町でホストやんのよ。 (孝介)いいっすね。→ 14 00:00:38,372 --> 00:00:42,309 俺もやります。 (大樹)えっ?お前が? 15 00:00:42,376 --> 00:00:44,311 無理だな。 16 00:00:44,378 --> 00:00:47,314 (満)大樹君はなれんの? (大樹)当ったり前よお前。→ 17 00:00:47,381 --> 00:00:50,317 ナンバーワンホスト 間違いねえよ。 18 00:00:50,384 --> 00:00:52,319 (アヤメ)アホか。 19 00:00:52,386 --> 00:00:55,322 (遙)えっ嘘。 (翼)知らないまま植えてたの? 20 00:00:55,389 --> 00:00:57,324 (遙)えーそれ言わないで。 21 00:00:57,391 --> 00:00:59,393 (翼)これ見たら 枝豆って分かるじゃん。 22 00:01:01,328 --> 00:01:04,265 (翼)《ほっ。 ほっほっ》 23 00:01:04,331 --> 00:01:06,267 (遙)《アハハハ》 24 00:01:06,333 --> 00:01:08,269 (翼)この根元から…。 (アヤメ)わたしあの子嫌い。 25 00:01:08,335 --> 00:01:12,273 (遙)あっそうなんだ。 全然分からなかった。 26 00:01:12,339 --> 00:01:15,342 (翼)意外にバカなんだね。 (遙)もう! 27 00:01:25,352 --> 00:01:29,290 {\an8}(遙)わたしマジムカつきました。 (北山)えっ?「マジムカつく」? 28 00:01:29,356 --> 00:01:33,294 {\an8}(遙)夏祭りの会議です。 聞いたでしょ?翼君から。 29 00:01:33,360 --> 00:01:36,297 {\an8}(北山)ああ。 30 00:01:36,363 --> 00:01:38,299 {\an8}(遙)あんな言い方ないです。 31 00:01:38,365 --> 00:01:40,301 {\an8}(女性)《そういう不良が うろうろして→ 32 00:01:40,367 --> 00:01:44,305 {\an8}子供に変なことでもされたら どうするんですか?ねえ》 33 00:01:44,371 --> 00:01:46,240 {\an8}(女性)《人殺したり 覚せい剤やってる子も→ 34 00:01:46,307 --> 00:01:48,242 {\an8}いるそうですよ》 35 00:01:48,309 --> 00:01:50,244 {\an8}(遙)あの人たちは 何も分かってないんです。 36 00:01:50,311 --> 00:01:53,247 {\an8}(北山)さっき町会長さんから 電話があってね。 37 00:01:53,314 --> 00:01:55,249 {\an8}たんぽぽ農場が 野菜を売る場所は→ 38 00:01:55,316 --> 00:01:59,253 {\an8}会場から10分ほど離れた所に なったそうだよ。 39 00:01:59,320 --> 00:02:01,255 {\an8}(遙)ひどい。 40 00:02:01,322 --> 00:02:04,258 {\an8}(北山)それでもここ始めたころに 比べりゃあ→ 41 00:02:04,325 --> 00:02:08,329 {\an8}参加させてもらえるだけ ましだよ。 42 00:02:10,331 --> 00:02:12,266 {\an8}(遙)あの…。 (北山)うん? 43 00:02:12,333 --> 00:02:18,272 {\an8}(遙)何で北山さんは たんぽぽ農場始めたんですか? 44 00:02:18,339 --> 00:02:23,277 {\an8}(北山)そうだねえ。 変わり者だからかな。 45 00:02:23,344 --> 00:02:26,280 {\an8}(遙)変わり者? 46 00:02:26,347 --> 00:02:30,284 (北山)キャベツがどうして丸くなるか 知ってる? 47 00:02:30,351 --> 00:02:32,286 (遙)さあ? 48 00:02:32,353 --> 00:02:35,289 {\an8}(北山)こうやって丸いと 持ち運びしやすいでしょ。 49 00:02:35,356 --> 00:02:39,293 {\an8}それから内側の葉っぱは 傷みにくいし軟らかい。 50 00:02:39,360 --> 00:02:41,295 (遙)なるほど。 51 00:02:41,362 --> 00:02:44,298 (北山)でもねキャベツの先祖はね→ 52 00:02:44,365 --> 00:02:48,235 葉を真っすぐ 伸ばしてたんだって。 53 00:02:48,302 --> 00:02:51,238 ところがあるときキャベツん中にも 変なやつがいてさ→ 54 00:02:51,305 --> 00:02:56,243 葉を伸ばさずに内側に巻き込んで 育ったやつが現れた。 55 00:02:56,310 --> 00:03:00,247 それを人間があっ これはいいなって目を付けて→ 56 00:03:00,314 --> 00:03:03,250 丸くなるキャベツの栽培を 始めたんだって。 57 00:03:03,317 --> 00:03:05,252 (遙)へえー。 58 00:03:05,319 --> 00:03:11,258 (北山)つまり今のキャベツを作ったのは キャベツの変わり者なんだよね。 59 00:03:11,325 --> 00:03:16,330 歴史は変わり者がつくる。 なんてね。 60 00:03:20,334 --> 00:03:24,271 {\an8}📺(キャスター)《北山君子さん40歳 北山大輔さん12歳の親子が→ 61 00:03:24,338 --> 00:03:27,274 搬送先の病院で たった今亡くなりました》 62 00:03:27,341 --> 00:03:29,276 (有里)《嫌ーっ!》 63 00:03:29,343 --> 00:03:32,279 (記者)《少年法では 18歳未満の少年には→ 64 00:03:32,346 --> 00:03:34,281 死刑の判決は出ないです》 65 00:03:34,348 --> 00:03:36,283 (北山)《だったらわたしが殺します》 66 00:03:36,350 --> 00:03:39,286 (記者)《北山さん》 (北山)《わたしが殺します》 67 00:03:39,353 --> 00:03:41,355 (有里)《やめて!ホントに》 68 00:03:43,357 --> 00:03:46,226 (北山)《ハァ…。あっ…。ああ…》 69 00:03:46,293 --> 00:03:48,228 (常務)《死んで わびてほしかったんだろ?》→ 70 00:03:48,295 --> 00:03:51,231 《思いどおりになって よかったじゃないか北山君》 71 00:03:51,298 --> 00:03:53,233 (北山)《帰ってくれ!》 72 00:03:53,300 --> 00:03:58,238 (由季子)《これは息子が 北山さんに書き残したものです》 73 00:03:58,305 --> 00:04:02,242 《読んでください。 お願いします!》 74 00:04:02,309 --> 00:04:05,245 (北山)《これでよかったのかなあ》 75 00:04:05,312 --> 00:04:10,250 《パパあの犯人が 死刑になればいいって思ってた》 76 00:04:10,317 --> 00:04:13,254 《死んで罪を償えって》 77 00:04:13,320 --> 00:04:18,258 《だけど実際にあの少年が 死んでも何も変わらなかった》 78 00:04:18,325 --> 00:04:20,260 《ママと大輔は生き返らない》 79 00:04:20,327 --> 00:04:22,262 (昌子)《どうぞ》 80 00:04:22,329 --> 00:04:26,333 (北山)《いやでも…》 (昌子)《いいから》 81 00:04:35,342 --> 00:04:37,344 (北山)《うまい…》 82 00:04:43,350 --> 00:04:47,221 (北山)《その犯人の少年が死んで 会社の上司に→ 83 00:04:47,287 --> 00:04:49,223 思いどおりになって よかったじゃないかと→ 84 00:04:49,289 --> 00:04:51,225 言われました》 85 00:04:51,291 --> 00:04:53,227 《そのとおりなんです》 86 00:04:53,293 --> 00:04:58,232 《わたしは死刑になってほしいと 願ってましたから》 87 00:04:58,298 --> 00:05:00,234 《でも少年が死んでも→ 88 00:05:00,300 --> 00:05:03,237 わたしの中で 何にも変わらなかった》 89 00:05:03,303 --> 00:05:08,242 《いやそれどころか それまでより苦しくなって》 90 00:05:08,308 --> 00:05:14,248 《結局わたしが その17歳の少年を殺したような→ 91 00:05:14,314 --> 00:05:18,252 そんなつらい気持ちだけが 残ってしまって》 92 00:05:18,318 --> 00:05:24,258 (昌子)《よかったらどうぞ》 (北山)《ありがとうございます》 93 00:05:24,324 --> 00:05:29,263 (新田)《で犯人が残した あんたへの手紙だが》 94 00:05:29,329 --> 00:05:33,267 (北山)《はい》 >>《読んだのかね?》 95 00:05:33,333 --> 00:05:37,337 (北山)《いえ。 封を切らずに持ってます》 96 00:05:39,339 --> 00:05:45,279 《いつか読んであげられると いいわね》 97 00:05:45,345 --> 00:05:49,216 《俺はうまいこと言えねえが→ 98 00:05:49,283 --> 00:05:54,221 これからあんたがどう 生きていくかじゃねえのか?》→ 99 00:05:54,288 --> 00:05:57,224 《それが 亡くなった奥さんや息子や→ 100 00:05:57,291 --> 00:06:00,227 その犯人たちに対する 供養っていうか…→ 101 00:06:00,294 --> 00:06:06,233 そういうもんじゃねえのかな。 俺はそう思う》 102 00:06:06,300 --> 00:06:12,239 (昌子)《そうね。 わたしもそう思うわ》 103 00:06:12,306 --> 00:06:14,241 (新田)《近ごろこの辺じゃ→ 104 00:06:14,308 --> 00:06:19,246 みんな東京さ出ていっちゃって 人手不足でよ》 105 00:06:19,313 --> 00:06:24,251 《あんたさえよかったら しばらく畑やってみねえか?》 106 00:06:24,318 --> 00:06:26,320 (北山)《わたしが?》 107 00:06:29,323 --> 00:06:31,258 (有里)《畑で働くの?》 108 00:06:31,325 --> 00:06:36,330 (北山)《三浦半島の 南浜市っていうところだ》 109 00:06:41,335 --> 00:06:44,271 (北山)《わたしに?》 >>《ああ》 110 00:06:44,338 --> 00:06:46,206 (昌子)《昨日 買いに行ってきたのよ→ 111 00:06:46,273 --> 00:06:48,208 北山さんのために》 112 00:06:48,275 --> 00:06:51,211 (北山)《ありがとうございます。 ありがとうございます》 113 00:06:51,278 --> 00:06:54,281 (昌子)《フフッ》 (北山)《ああ…》 114 00:06:57,284 --> 00:07:00,220 (新田)《ああそんな 力入れなくていいんだって》→ 115 00:07:00,287 --> 00:07:02,222 《もっと軽く軽く》 (北山)《ハァ》 116 00:07:02,289 --> 00:07:04,224 (新田)《いいか? 軽くなこうやって→ 117 00:07:04,291 --> 00:07:07,294 こうやって起こしていく。 はいやってみて》 118 00:07:09,296 --> 00:07:14,234 《ハハハ。駄目だよ。 腰は入れなくちゃ駄目だ腰は》 119 00:07:14,301 --> 00:07:16,236 (北山)《はい》 (新田)《はい》→ 120 00:07:16,303 --> 00:07:19,306 《そうそうそうそう。 それで右に…》 121 00:07:19,306 --> 00:07:42,329 ♪~ 122 00:07:42,329 --> 00:07:44,264 (北山)《あっ!》 123 00:07:44,331 --> 00:07:48,202 《ハハハハハ。 何やってんの?》→ 124 00:07:48,268 --> 00:07:52,272 《フフフ。大丈夫か?》 (北山)《はい》 125 00:07:56,276 --> 00:07:59,279 (北山)《フゥ。よいしょ》 126 00:07:59,279 --> 00:08:26,306 ♪~ 127 00:08:26,306 --> 00:08:28,242 (北山)よいしょ。 128 00:08:28,308 --> 00:08:31,245 (大樹)脱げねえ。うっ。くっ。→ 129 00:08:31,311 --> 00:08:33,247 おっちゃん。 (北山)えっ? 130 00:08:33,313 --> 00:08:37,251 いいかげん替えたら?その長靴。 (満)汚いじゃんこれ。 131 00:08:37,317 --> 00:08:39,319 (北山)これでいいのだ。 132 00:08:41,321 --> 00:08:43,323 フゥー。 133 00:08:47,261 --> 00:08:53,200 《ヘヘハハハハ。こりゃひでえ。 ネズミもかじらねえべ》 134 00:08:53,267 --> 00:08:56,203 (北山)《すいません。 完ぺきに失敗です》 135 00:08:56,270 --> 00:08:58,205 《失敗したらまた 作り直せばいい》 136 00:08:58,272 --> 00:09:00,207 《そういうことよねえ》 (新田)《そういうこったな》→ 137 00:09:00,274 --> 00:09:02,209 《ハハハハ…》 138 00:09:02,276 --> 00:09:08,215 (昌子)《しかし北山さん ここに来てもう半年よ。フフ》 139 00:09:08,282 --> 00:09:11,218 (新田)《ああ…》 (昌子)《近ごろは→ 140 00:09:11,285 --> 00:09:14,221 だいぶ板についてきたわね くわ持つ姿も》 141 00:09:14,288 --> 00:09:17,224 (北山)《ええ。ありがとうございます》 142 00:09:17,291 --> 00:09:19,226 《一遍聞こうと 思ってたんだけどよ》 143 00:09:19,293 --> 00:09:22,229 (北山)《はい?》 >>《あんたの奥さんたち→ 144 00:09:22,296 --> 00:09:24,231 刺したやつな》 (北山)《はい》 145 00:09:24,298 --> 00:09:26,233 《どんなやつだったのかね》 146 00:09:26,300 --> 00:09:31,238 《あんた。何てこと聞くのよ。 ごめんね》 147 00:09:31,305 --> 00:09:36,243 《おっ…あっすまねえ。 いやいや忘れてくれ》 148 00:09:36,310 --> 00:09:39,246 (北山)《いやいいんです》 149 00:09:39,313 --> 00:09:43,250 《あのどうやら 親に見放されて→ 150 00:09:43,317 --> 00:09:47,254 何度か 少年院に入ってたみたいです》 151 00:09:47,321 --> 00:09:52,259 《それで社会に出てからは 就職がうまくいかなくて》 152 00:09:52,326 --> 00:09:56,263 《それでむしゃくしゃして…》 (新田)《そうかい》 153 00:09:56,330 --> 00:10:01,268 《その子やり直すことが できなかったのかしらねえ》 154 00:10:01,335 --> 00:10:03,270 (北山)《ああ》 >>《どうしてだ》 155 00:10:03,337 --> 00:10:05,272 (北山)《えっ?》 156 00:10:05,339 --> 00:10:09,276 《野菜は失敗しても やり直せるのに→ 157 00:10:09,343 --> 00:10:14,348 どうして人間は やり直せないのかね》 158 00:10:19,353 --> 00:10:24,291 《うんっ。やっぱまずいわ》 159 00:10:24,358 --> 00:10:26,293 (昌子)《あんた 何てこと言うのよ》→ 160 00:10:26,360 --> 00:10:28,295 《北山さんはせっかく→ 161 00:10:28,362 --> 00:10:30,297 やり直そうと 頑張ってるっていうのに》 162 00:10:30,364 --> 00:10:33,300 《酔っぱらっちゃってもう ごめんなさいね北山さん》 163 00:10:33,367 --> 00:10:37,371 (北山)《いえ》 (昌子)《フフフ》 164 00:10:43,377 --> 00:10:46,380 (北山)《ありがとうございました》 >>《ありがとうございました》 165 00:10:51,318 --> 00:10:53,253 (北山)《よいしょ》 166 00:10:53,320 --> 00:10:56,256 《あっ芳子おばさん マフラー忘れてる》 167 00:10:56,323 --> 00:10:59,259 (北山)《ああ。しょうがないなあ》 168 00:10:59,326 --> 00:11:03,263 \(チャイム) (北山)《おばさんだ》 169 00:11:03,330 --> 00:11:06,266 《はいはい》 170 00:11:06,333 --> 00:11:08,335 《これでしょ?》 171 00:11:18,345 --> 00:11:20,347 (北山)《帰ってください》 172 00:11:25,352 --> 00:11:27,354 (有里)《誰?》 173 00:11:35,362 --> 00:11:38,365 《パパ。あの人…》 174 00:11:45,372 --> 00:11:48,241 (由季子)《申し訳ありません》→ 175 00:11:48,308 --> 00:11:50,243 《息子が 取り返しのつかないこと》→ 176 00:11:50,310 --> 00:11:52,245 《申し訳ありませんでした》 177 00:11:52,312 --> 00:11:57,250 (新田)《これからあんたがどう 生きていくかじゃねえのか?》→ 178 00:11:57,317 --> 00:11:59,252 《それが 亡くなった奥さんや息子や→ 179 00:11:59,319 --> 00:12:03,256 その犯人たちに対する 供養っていうか…→ 180 00:12:03,323 --> 00:12:07,260 そういうもんじゃねえのかな》 181 00:12:07,327 --> 00:12:09,262 (新田)《どうしてだ》→ 182 00:12:09,329 --> 00:12:14,267 《野菜は失敗しても やり直せるのに→ 183 00:12:14,334 --> 00:12:19,339 どうして人間は やり直せないのかね》 184 00:12:19,339 --> 00:12:37,357 ♪~ 185 00:12:37,357 --> 00:12:41,361 (北山)《息子さんのことを 聞かせてください》 186 00:12:41,361 --> 00:13:06,319 ♪~ 187 00:13:06,319 --> 00:13:10,323 (北山)よいしょ。フゥー。 188 00:13:16,329 --> 00:13:19,266 (有里)変わり者? (遙)ええ。 189 00:13:19,332 --> 00:13:22,269 このキャベツと同じだって。 190 00:13:22,335 --> 00:13:24,271 歴史は変わり者が つくるんですって。 191 00:13:24,337 --> 00:13:27,274 フフ。確かに変わり者よね。 192 00:13:27,340 --> 00:13:31,278 普通の人はこんな施設 やんないもんね。 193 00:13:31,344 --> 00:13:35,282 (遙)有里さんが幾つのときに ここに来たんですか? 194 00:13:35,348 --> 00:13:37,284 高2だったかなあ。 195 00:13:37,350 --> 00:13:41,288 (遙)じゃあ今のわたしと同じだ。 すっごいな有里さん。 196 00:13:41,354 --> 00:13:43,356 勇気ある。 197 00:13:45,358 --> 00:13:47,294 勇気ね。 198 00:13:49,296 --> 00:13:53,233 《南浜で暮らすって どういうこと?》 199 00:13:53,300 --> 00:13:59,239 (北山)《この家を売って南浜で 畑をやりながら暮らすんだ》 200 00:13:59,306 --> 00:14:03,243 《新田さんっていう人の口利きで いい家が手に入る》 201 00:14:03,310 --> 00:14:07,247 《その家で親に捨てられた子や→ 202 00:14:07,314 --> 00:14:12,252 少年院を出た子の更生施設を やろうと思う》 203 00:14:12,319 --> 00:14:15,255 《農業をやることで そういう子たちが→ 204 00:14:15,322 --> 00:14:19,259 もう一度社会で自立して 暮らしていけるように→ 205 00:14:19,326 --> 00:14:22,262 手助けをしてあげたいんだ》 206 00:14:22,329 --> 00:14:25,265 《何でパパがそんなこと しなきゃならないのよ》 207 00:14:25,332 --> 00:14:28,268 《ママと大輔のこと 忘れたの?》 208 00:14:28,335 --> 00:14:32,272 (北山)《忘れてないよ。忘れてないから そういう施設をやって…》 209 00:14:32,339 --> 00:14:35,275 《ママたちを殺したやつを 許すんだね》 210 00:14:35,342 --> 00:14:37,277 (北山)《違うよ》 >>《だから命日に→ 211 00:14:37,344 --> 00:14:39,279 あいつの母親を 家に上げたんでしょ?》 212 00:14:39,346 --> 00:14:41,281 (北山)《違う!》 213 00:14:41,348 --> 00:14:46,286 《パパは犯人のことを 許してなんかいない》 214 00:14:46,353 --> 00:14:54,227 《ああやって死んで わびられてもパパは許してない》 215 00:14:54,294 --> 00:14:56,296 《今でもあいつのことは憎い》 216 00:14:59,299 --> 00:15:02,302 (北山)《でもな有里》 217 00:15:04,304 --> 00:15:13,246 《お前これからずっと あいつのことを憎んで恨んで→ 218 00:15:13,313 --> 00:15:17,317 それだけで 生きていけんのか?》 219 00:15:19,319 --> 00:15:22,322 《そんな人生でいいのか?》 220 00:15:27,327 --> 00:15:30,263 (北山)《一緒に来てくれるな?》 221 00:15:30,330 --> 00:15:33,266 >>《わたしは嫌》 (北山)《有里…》 222 00:15:33,333 --> 00:15:36,336 《そんなとこ絶対行かない!》 223 00:15:47,347 --> 00:15:49,349 (北山)《ほう》 224 00:15:55,355 --> 00:15:57,290 (新田)《だいぶ ガタきてるけどな→ 225 00:15:57,357 --> 00:16:00,293 手入れすれば何とかなるべ》 (北山)《はい》 226 00:16:00,360 --> 00:16:04,297 《2階はな日当たりがいいから 娘さんに使わしたらいいや》 227 00:16:04,364 --> 00:16:07,300 (北山)《娘は来ません》 >>《おっ?》 228 00:16:07,367 --> 00:16:11,371 (北山)《あの…東京の親戚に》 >>《そうかい》 229 00:16:16,376 --> 00:16:19,245 (有里)ワオ! \(大樹)よっしゃ腹減った。 230 00:16:19,312 --> 00:16:21,247 (有里)おかえり。 (遙)おかえりなさい。 231 00:16:21,314 --> 00:16:24,250 (裕也)有里姉晩飯何? (有里)豚カツだよ。 232 00:16:24,317 --> 00:16:27,253 (裕也)やった! (北山)おお。裕也の大好物じゃん。 233 00:16:27,320 --> 00:16:30,256 やったー。 よし。一切れあげよう。 234 00:16:30,323 --> 00:16:32,325 (大樹)ずるいずるいずるい。 (北山)いやいやいや。 235 00:16:32,325 --> 00:16:42,335 ♪~ 236 00:16:42,335 --> 00:16:44,270 (業者)《あの…お父さんから→ 237 00:16:44,337 --> 00:16:48,274 この箱捨てるように 言われたんですけど》 238 00:16:48,341 --> 00:16:52,345 《これまだ使えそうなもの あるけどどうします?》 239 00:16:52,345 --> 00:17:11,364 ♪~ 240 00:17:11,364 --> 00:17:13,299 (北山)《新田さん。やっぱりこれ→ 241 00:17:13,366 --> 00:17:17,370 もうちょっと補強しないと 駄目ですね。あれ?》 242 00:17:24,377 --> 00:17:26,379 (北山)《有里》 243 00:17:26,379 --> 00:17:37,390 ♪~ 244 00:17:37,390 --> 00:17:40,326 >>遙ちゃんわたしね。 (遙)はい? 245 00:17:40,393 --> 00:17:44,397 今でもお父さんのやってること 認めてないんだ。 246 00:17:49,402 --> 00:17:53,339 (有里)おいしい? (孝介)うめえ!超うめえ。 247 00:17:53,406 --> 00:17:56,342 遙ちゃん最高。 (有里)孝介。作ったのわたし。→ 248 00:17:56,409 --> 00:18:00,346 うん? (孝介)うめえ!有里姉最高! 249 00:18:00,413 --> 00:18:03,349 (大樹)お前。 (孝介)自分遙ちゃんが作った→ 250 00:18:03,416 --> 00:18:06,352 ロ…ロールキャベツ食べたいっす。 (遙)うん。フフフフ。 251 00:18:06,419 --> 00:18:08,354 (大樹)ちゃんと言えお前。 252 00:18:08,421 --> 00:18:11,357 (孝介)豚カツがまだ残ってるから 言えない。 253 00:18:11,424 --> 00:18:13,359 (翼)忘れ物ない? (遙)うん大丈夫。 254 00:18:13,426 --> 00:18:15,361 (孝介)くっそ。ムカつく。 255 00:18:15,428 --> 00:18:17,363 (大樹)おいちょっと待て孝介。 ふざけんな。 256 00:18:17,430 --> 00:18:19,299 (孝介)よいしょー。 (大樹)あっ違う違う違う。 257 00:18:19,365 --> 00:18:21,301 そこで…。うーっ。 (アヤメ)ねえ。 258 00:18:21,367 --> 00:18:25,305 何でいつも翼なの? あんたたちが送ってけば? 259 00:18:25,371 --> 00:18:27,307 あれはもう 翼君のポジションでしょ。 260 00:18:27,373 --> 00:18:30,310 (大樹)そうね。よし開始。 (孝介)OK。 261 00:18:30,376 --> 00:18:33,313 (大樹)よいしょ。おーっ。 (孝介)ホホホホホ。 262 00:18:33,379 --> 00:18:37,317 (翼)有里さんが? (遙)うん。 263 00:18:37,383 --> 00:18:41,321 今でもお父さんの やってることは認めてないって。 264 00:18:41,387 --> 00:18:44,324 でも有里さんああやって みんなのご飯作ったり→ 265 00:18:44,390 --> 00:18:49,329 洗濯物やってくれてるよね。 (翼)うん。 266 00:18:49,395 --> 00:18:55,335 (遙)何かあったのかな北山さんと。 例えば昔のお父さんのこと…。 267 00:18:55,401 --> 00:18:59,339 (翼)そういうのやめろよ。 (遙)えっ? 268 00:18:59,405 --> 00:19:02,342 (翼)人の過去なんか どうだっていいだろ。 269 00:19:02,408 --> 00:19:06,412 (遙)ごめん。そうだったね。 270 00:19:12,418 --> 00:19:15,355 (北山)よいしょ。ほい。 (大樹)はい。よいしょ。 271 00:19:15,421 --> 00:19:19,292 (北山)あれ?アヤメどうした? (大樹)うん?あれ? 272 00:19:19,359 --> 00:19:23,296 (満)腹痛いから先帰るって。 (北山)そっか。 273 00:19:23,363 --> 00:19:26,299 よーしみんなもうちょっとだ。 頑張ろうぜ。 274 00:19:26,366 --> 00:19:28,368 へい。おう。 (孝介)あいよ。 275 00:20:03,403 --> 00:20:22,355 ♪~ 276 00:20:22,355 --> 00:20:24,290 (裕也)何してんの? 277 00:20:24,357 --> 00:20:27,293 何でもねえよ。 \(遙)こんにちは。 278 00:20:27,360 --> 00:20:30,296 今日有里さん遅番で遅れるから わたしご飯作りまーす。 279 00:20:30,363 --> 00:20:32,365 やった。 280 00:20:40,373 --> 00:20:42,308 ねえ。 (遙)何? 281 00:20:42,375 --> 00:20:46,312 >>あんた翼のこと好きなの? (遙)えっ? 282 00:20:46,379 --> 00:20:49,315 フッ。やだ。 変なこと言わないで。 283 00:20:49,382 --> 00:20:53,319 何か最近仲いいみたいだけど。 好き? 284 00:20:53,386 --> 00:21:00,326 (遙)そんなんじゃないよ。 >>そう。よかった。 285 00:21:00,393 --> 00:21:02,328 (遙)あっもしかして…。 286 00:21:02,395 --> 00:21:08,334 まあね。一応ラブラブなわけ。 287 00:21:08,401 --> 00:21:10,336 (遙)そうなんだ。 288 00:21:10,403 --> 00:21:15,408 翼わたしに 何でも相談してくるんだ。 289 00:21:17,410 --> 00:21:23,282 (遙)そう。 >>例えば自分の過去とか。 290 00:21:23,349 --> 00:21:25,284 (遙)過去? 291 00:21:25,351 --> 00:21:29,288 翼が何で少年院入ったか 知ってる? 292 00:21:29,355 --> 00:21:33,359 (遙)ううん…。 >>知りたい? 293 00:21:36,362 --> 00:21:39,298 教えてあげる。 294 00:21:39,365 --> 00:21:44,370 翼ね…包丁で 父親刺しちゃったんだ。 295 00:21:46,372 --> 00:21:50,309 去年新聞に出ちゃったんだから。 296 00:21:50,376 --> 00:21:53,313 余計なことかもしんないけど→ 297 00:21:53,379 --> 00:21:56,382 あいつには かかわんない方がいいよ。