1 00:00:02,336 --> 00:00:04,271 (大樹)そこはちょっと下下。 もっと下。もっと下。ここ。→ 2 00:00:04,338 --> 00:00:08,275 あんま回んねえんだよな。 ここが…。 3 00:00:08,342 --> 00:00:10,277 (北山)おっ? それどうしたんだ? 4 00:00:10,344 --> 00:00:14,281 (大樹)ごみ捨て場にあったんだよ。 まだ修理すりゃ使えるからさ。 5 00:00:14,348 --> 00:00:16,283 (北山)おおそっか。 これ健喜ぶなあ。 6 00:00:16,350 --> 00:00:18,285 (大樹)アハハ。 (孝介)ういっす。 7 00:00:18,352 --> 00:00:20,287 (大樹)でもちょっとまだ ねじが足りないんだよ。 8 00:00:20,354 --> 00:00:23,357 (北山)ねじ。 (孝介)あっばっちゃん。 9 00:00:26,360 --> 00:00:28,295 (北山)利晴さん。 10 00:00:28,362 --> 00:00:30,297 (利晴)ごぶさたしてます 北山さん。 11 00:00:30,364 --> 00:00:33,300 (北山)ハァ…。ハハハ。 12 00:00:33,367 --> 00:00:36,303 ニューヨークからはいつ? (利晴)先週戻りました。→ 13 00:00:36,370 --> 00:00:39,306 これからしばらく 東京の本社勤めになりそうです。 14 00:00:39,373 --> 00:00:42,309 (北山)そうですか。 よかったですね奥さん→ 15 00:00:42,376 --> 00:00:45,312 利晴さん戻ってきてくれて。 (昌子)ああ…。ええ。 16 00:00:45,379 --> 00:00:49,316 (利晴)有里ちゃん。すっかり 女らしくなったね。結婚は? 17 00:00:49,383 --> 00:00:51,318 (有里)まだです。 (利晴)そう。 18 00:00:51,385 --> 00:00:54,321 こんな美人をほっとくなんて 日本の男は情けないな。 19 00:00:54,388 --> 00:00:56,323 (北山・利晴)ハハハ。 (有里)やだ。 20 00:00:56,390 --> 00:00:59,326 (大樹)何だよあいつ。 有里さんに超なれなれしくねえ? 21 00:00:59,393 --> 00:01:02,263 (豊子)誰? (アヤメ)ばっちゃんの一人息子。 22 00:01:02,329 --> 00:01:04,265 (豊子)ふーん。 23 00:01:04,331 --> 00:01:07,268 (孝介)じっちゃんがよく言ってたべ。 バカ息子バカ息子って。 24 00:01:07,334 --> 00:01:12,273 (満)バカ息子が何しに来たの? (遙)シーッ。聞こえるよ。 25 00:01:12,339 --> 00:01:15,276 (利晴)親父の葬式をこちらで やっていただいたそうで→ 26 00:01:15,342 --> 00:01:18,279 ありがとうございました。 (北山)いえいえ。 27 00:01:18,345 --> 00:01:21,282 あれは子供たちが全部 やってくれたようなもんです。 28 00:01:21,348 --> 00:01:23,284 新田さんは子供たちにとって→ 29 00:01:23,350 --> 00:01:26,287 ホントのおじいちゃんみたいな 存在でしたから。 30 00:01:26,353 --> 00:01:28,289 (有里)おばちゃんにも お世話になってるんですよ。→ 31 00:01:28,355 --> 00:01:31,292 ここで毎週土日 食堂をやってるんですけど→ 32 00:01:31,358 --> 00:01:34,295 シェフをやっていただいてるんです。 ウフッ。おかげさまで→ 33 00:01:34,361 --> 00:01:38,299 おばちゃんが作るおふくろ御膳は もう大好評なんです。 34 00:01:38,365 --> 00:01:40,301 そうですか。ハハッ。 35 00:01:40,367 --> 00:01:43,304 (北山)あのどうかされました? 奥さん。 36 00:01:43,370 --> 00:01:46,307 えっ? 37 00:01:46,373 --> 00:01:51,312 今日は 大事なお話があって来ました。 38 00:01:51,378 --> 00:01:53,314 (北山)大事な話? 39 00:01:53,380 --> 00:01:55,316 これまでこの建物は→ 40 00:01:55,382 --> 00:01:59,320 親父が無償でたんぽぽ農場に お貸ししていました。 41 00:01:59,386 --> 00:02:02,256 (北山)ええ。それについては 大変感謝してます。 42 00:02:02,323 --> 00:02:05,259 しかし親父が 亡くなってしまった以上→ 43 00:02:05,326 --> 00:02:08,262 いつまでもそのまま というわけにはいきません。 44 00:02:08,329 --> 00:02:11,265 (北山)確かに。 このまま→ 45 00:02:11,332 --> 00:02:14,268 いつまでも甘えているわけには いかないってことは→ 46 00:02:14,335 --> 00:02:16,270 重々承知してます。 47 00:02:16,337 --> 00:02:19,273 (利晴)そうですか。 だったら話は早い。 48 00:02:19,340 --> 00:02:25,279 突然で申し訳ありませんが 近々ここを売るつもりです。 49 00:02:25,346 --> 00:02:27,281 (北山)えっ? (利晴)なので→ 50 00:02:27,348 --> 00:02:30,351 早々にここを 立ち退いていただきたいんです。 51 00:02:32,353 --> 00:02:36,357 (昌子)ごめんなさい北山さん。 52 00:02:36,357 --> 00:02:48,369 ♪~ 53 00:02:58,379 --> 00:03:01,315 (利晴)実はここはもともと うちの会社の保養所だったんです。 54 00:03:01,382 --> 00:03:04,318 利用者が少ないので 処分することになったんですが→ 55 00:03:04,385 --> 00:03:09,323 なかなか売れなくて 偶然実家が近くだったもので→ 56 00:03:09,390 --> 00:03:11,325 親父に頼んで 買ってもらったんです。→ 57 00:03:11,392 --> 00:03:17,331 そのとき親父はここを わたし名義で登記しました。 58 00:03:17,398 --> 00:03:23,337 つまりこの土地建物は わたし名義だということです。 59 00:03:23,404 --> 00:03:25,339 {\an8}(北山)そうだったんですか。 60 00:03:25,406 --> 00:03:30,344 {\an8}わたしも知らなかったの。 ホントにごめんなさい北山さん。 61 00:03:30,411 --> 00:03:34,348 {\an8}(北山)それであの ここを売るっていうのは→ 62 00:03:34,415 --> 00:03:36,350 {\an8}もう 決まったことなんでしょうか? 63 00:03:36,417 --> 00:03:41,422 {\an8}ええ。角中市場の 沢口さんに買ってもらうことに。 64 00:03:44,425 --> 00:03:48,295 {\an8}(昌子)沢口さんの 南浜ニュータウン構想に→ 65 00:03:48,362 --> 00:03:50,297 {\an8}ここの土地が 引っ掛かってるらしいの。 66 00:03:50,364 --> 00:03:55,302 {\an8}息子の商社が その構想に乗り気らしくてね。 67 00:03:55,369 --> 00:03:59,306 {\an8}(利晴)われわれも 生き残りを懸けて必死なんです。 68 00:03:59,373 --> 00:04:03,310 {\an8}北山さんもかつては日本経済を 動かしていた人ですから→ 69 00:04:03,377 --> 00:04:05,312 {\an8}わたしの立場も お分かりいただけるでしょう? 70 00:04:05,379 --> 00:04:10,384 {\an8}どうかわたしを 恨まないでください。 71 00:04:10,384 --> 00:04:27,401 ♪~ 72 00:04:35,409 --> 00:04:38,345 {\an8}(大樹)おっちゃん。 ここどうなるんだよ? 73 00:04:38,412 --> 00:04:43,350 (北山)うん。残念だけど 出ていかなきゃならない。 74 00:04:43,417 --> 00:04:48,288 (裕也)嫌だ。僕ここがいい。 (北山)しかたがないんだよ裕也。 75 00:04:48,355 --> 00:04:52,293 もともとじっちゃんの好意で 住まわせてもらってたんだ。 76 00:04:52,359 --> 00:04:54,294 だからそれだけでも ありがたいと思わなきゃな。 77 00:04:54,361 --> 00:04:57,297 (翼)たんぽぽ農場が なくなるんですか? 78 00:04:57,364 --> 00:05:01,301 (北山)いや。畑は奥さんのものだから 今までどおり借りられる。 79 00:05:01,368 --> 00:05:04,305 住む所を別に探せばいいだけだ。 80 00:05:04,371 --> 00:05:07,307 (満)あるの?そんな家。 (北山)これから探すさ。 81 00:05:07,374 --> 00:05:10,310 まあここほど広い所は 難しいかもしんないけど→ 82 00:05:10,377 --> 00:05:13,313 探せばきっといいとこあるよ。 83 00:05:13,380 --> 00:05:17,317 大丈夫だよみんな。 心配すんなよ。 84 00:05:17,384 --> 00:05:22,322 大丈夫大丈夫。 畑に近いとこがいいよなあ。 85 00:05:22,389 --> 00:05:26,326 子供たちにはああ言ったけど これからのこと考えると→ 86 00:05:26,393 --> 00:05:30,330 やっぱり頭痛いね。 (北山)うん。仕方ないよ。 87 00:05:30,397 --> 00:05:33,333 とにかくちょっと不動産屋に 行って当たってくるよ。 88 00:05:33,400 --> 00:05:35,335 うん。 89 00:05:35,402 --> 00:05:37,337 お父さん。 (北山)うん? 90 00:05:37,404 --> 00:05:39,339 あしたこの前話した→ 91 00:05:39,406 --> 00:05:41,341 弁護士さんに 会ってこようと思うの。 92 00:05:41,408 --> 00:05:44,344 (北山)ああ健吾君の友達の。 >>うん。 93 00:05:44,411 --> 00:05:47,281 (北山)そうだな。頼むよ。 94 00:05:47,347 --> 00:05:50,350 >>いってらっしゃい。 (北山)おう。 95 00:05:52,353 --> 00:05:55,289 この物件に決めます。 契約お願いします。 96 00:05:55,355 --> 00:05:57,291 (従業員)えっ。 今日もうご契約されますか? 97 00:05:57,357 --> 00:06:01,295 (北山)はい。内金をお支払いしますので お願いします。 98 00:06:01,361 --> 00:06:05,299 (従業員)分かりました。 えーとお宅さまのお名前は? 99 00:06:05,365 --> 00:06:07,301 (北山)たんぽぽ農場の北山と申します。 100 00:06:07,367 --> 00:06:09,303 えっ? 101 00:06:09,369 --> 00:06:11,305 (北山)何か? 102 00:06:11,371 --> 00:06:16,310 >>たんぽぽ農場ですか…。 (北山)はい。 103 00:06:16,377 --> 00:06:18,312 (従業員)大変 申し上げにくいんですが→ 104 00:06:18,378 --> 00:06:20,314 うちで扱ってる賃貸物件で→ 105 00:06:20,380 --> 00:06:22,316 たんぽぽ農場に貸してもいいと おっしゃる家主さんは→ 106 00:06:22,382 --> 00:06:25,385 おそらくいないと思いますよ。 107 00:06:27,387 --> 00:06:30,324 (豊子)何? (孝介)いいから早く来てください。 108 00:06:30,390 --> 00:06:33,327 (大樹)せーの。 109 00:06:33,394 --> 00:06:35,329 ジャーン! 110 00:06:35,395 --> 00:06:38,332 (豊子)すごい。 (大樹)ハハ。新品同様だべ。 111 00:06:38,398 --> 00:06:40,334 (豊子)ウフフ。ありがとう。 112 00:06:40,401 --> 00:06:42,336 (大樹)どうってことねえよな孝介。 (孝介)うっす。 113 00:06:42,402 --> 00:06:45,339 (豊子)ありがとう。 どうしたの?これ。 114 00:06:45,406 --> 00:06:49,276 (大樹)あっそれは言えねえよ。 (豊子・大樹)アハハ。 115 00:06:49,343 --> 00:06:52,279 おかえりおっちゃん。 (北山)おう。 116 00:06:52,346 --> 00:06:54,348 (孝介)いい家あった? 117 00:07:02,356 --> 00:07:05,292 (北山)あっまだ空いてますか? あの今すぐ→ 118 00:07:05,359 --> 00:07:07,294 見に行きたいんですけども いいですか? 119 00:07:07,361 --> 00:07:11,298 はい。たんぽぽ農場の 北山と申します。 120 00:07:11,365 --> 00:07:14,368 えっ? えっちょっと…もしもし。 121 00:07:17,371 --> 00:07:20,374 (北山)ハァー。 122 00:07:22,376 --> 00:07:25,312 あー。フゥ…。 123 00:07:25,379 --> 00:07:30,317 \(昌子)北山さん。 ちょっといいかしら。 124 00:07:30,384 --> 00:07:32,319 (北山)あっはい。 125 00:07:32,386 --> 00:07:34,388 どうぞ。 126 00:07:41,395 --> 00:07:45,332 北山さん。 ホントにごめんなさいね。 127 00:07:45,399 --> 00:07:47,267 (北山)いやあそんな。 128 00:07:47,334 --> 00:07:50,270 ホントにお父さんったら→ 129 00:07:50,337 --> 00:07:53,273 ここのこときちんとしないで いっちゃうんだから。 130 00:07:53,340 --> 00:07:56,276 (北山)何言ってんですか。 そもそも俺が→ 131 00:07:56,343 --> 00:08:00,280 ずっと甘えっ放しだったのが いけなかったんです。 132 00:08:00,347 --> 00:08:03,283 あんな子じゃなかったのよねえ。 133 00:08:03,350 --> 00:08:06,286 (北山)利晴さんですか? 134 00:08:06,353 --> 00:08:08,288 小さいころはね→ 135 00:08:08,355 --> 00:08:13,293 虫やカエルを捕って 無邪気に遊ぶような子だったわ。 136 00:08:13,360 --> 00:08:16,296 畑の仕事も よく手伝ってくれたし。 137 00:08:16,363 --> 00:08:20,300 それがあんな 我利我利亡者になるなんて。 138 00:08:20,367 --> 00:08:25,305 それでもね。いつかは ここへ帰ってくる日がある…→ 139 00:08:25,372 --> 00:08:33,313 そう思ったからお父さんは ここの名義を息子にしたのよねえ。 140 00:08:33,380 --> 00:08:37,317 (北山)帰ってきてほしかったんですねえ 利晴さんに。 141 00:08:37,384 --> 00:08:40,320 そうじゃないの。 142 00:08:40,387 --> 00:08:45,325 東京でいつか 身も心もぼろぼろになって→ 143 00:08:45,392 --> 00:08:48,262 ここへ 逃げ帰ってくるに違いない。 144 00:08:48,328 --> 00:08:54,268 そのときにせめて住む所は 用意しといてあげようって。 145 00:08:54,334 --> 00:08:57,271 親バカなのよ。 146 00:08:57,337 --> 00:09:00,340 (北山)いや分かります。 147 00:09:02,342 --> 00:09:06,280 フッ…。今だから言うけどね。 148 00:09:06,346 --> 00:09:10,284 あんたが初めて うちの畑へ来たときね。 149 00:09:10,350 --> 00:09:12,286 お父さんもわたしも→ 150 00:09:12,352 --> 00:09:17,291 息子が帰ってきたんじゃないかって 思えたの。 151 00:09:17,357 --> 00:09:20,294 (北山)そうだったんですか。 152 00:09:20,360 --> 00:09:23,297 まっ確かにあのときの俺は→ 153 00:09:23,363 --> 00:09:27,301 仕事以外 何にも見えないような人間でした。 154 00:09:27,367 --> 00:09:31,305 いやだから俺→ 155 00:09:31,371 --> 00:09:36,310 今の利晴さんの気持ち 分かるような気がするんです。 156 00:09:36,376 --> 00:09:39,313 でも大丈夫ですよ。 157 00:09:39,379 --> 00:09:43,317 きっと利晴さんもいつか 新田さんや奥さんの気持ち→ 158 00:09:43,383 --> 00:09:46,320 分かってくれる日が来ますよ。 159 00:09:46,386 --> 00:09:52,326 あんたって人はフフ…。 どんだけいい人なのよ。 160 00:09:52,392 --> 00:09:54,394 (北山)いや…。 161 00:10:04,338 --> 00:10:06,340 (遙)あしたで夏休みが終わるね。 (翔)うん。 162 00:10:08,342 --> 00:10:13,280 (遙)わたしはここに残るけど 翔はどうする?→ 163 00:10:13,347 --> 00:10:17,351 ママは家で翔のこと ずっと待ってるって。 164 00:10:21,355 --> 00:10:25,292 (翔)お姉ちゃん。 (遙)うん? 165 00:10:25,359 --> 00:10:29,363 パパはホントにたんぽぽ農場を つぶそうとしてるの? 166 00:10:31,365 --> 00:10:33,300 (遙)うん。 167 00:10:33,367 --> 00:10:36,303 だったら僕は帰らない。 ここから学校に通う。 168 00:10:36,370 --> 00:10:41,308 (遙)無理しなくていいんだよ。 ホントにそれでいいの? 169 00:10:41,375 --> 00:10:43,310 うん。 170 00:10:43,377 --> 00:10:46,313 (遙)分かった。 じゃああしたお姉ちゃんが→ 171 00:10:46,380 --> 00:10:49,316 翔の学校の道具を 取りに行ってくる。 172 00:10:53,320 --> 00:10:55,322 (遙)どうしたの?翔。 173 00:10:58,325 --> 00:11:03,330 前みたいに家族4人で 仲良く暮らせる日が来るよね? 174 00:11:11,338 --> 00:11:14,341 (遙)無理だよ翔…。 175 00:11:18,345 --> 00:11:20,280 (翼)よし。 176 00:11:20,347 --> 00:11:23,283 \(ノック) (翼)はい。 177 00:11:23,350 --> 00:11:25,285 (遙)ちょっといいかな? 178 00:11:25,352 --> 00:11:27,354 (翼)うん。 179 00:11:29,356 --> 00:11:33,293 (遙)あした翔の荷物を 取りに行ってこようと思うの。 180 00:11:33,360 --> 00:11:37,297 わたしの荷物もあるから 1人じゃ持ちきれないんだ。 181 00:11:37,364 --> 00:11:42,302 悪いけど翼君も 一緒に行ってくれないかな。 182 00:11:42,369 --> 00:11:46,306 (翼)翔ここから学校通うの? 183 00:11:46,373 --> 00:11:49,242 (遙)そうしたいって。 184 00:11:49,309 --> 00:11:52,245 (翼)翔はまだ6年生だよ。 本当はまた元通り→ 185 00:11:52,312 --> 00:11:56,249 家族と暮らしたいって 思ってるんじゃないのか? 186 00:11:56,316 --> 00:11:58,251 もう一度お父さんと 話し合ってみたら? 187 00:11:58,318 --> 00:12:01,254 (遙)無理だよ。これまでだって 何度も話してるけど→ 188 00:12:01,321 --> 00:12:03,323 聞いてもらえないもの。 189 00:12:05,325 --> 00:12:08,328 一緒に行ってくれる? 190 00:12:11,331 --> 00:12:13,266 (翼)ああ。 191 00:12:13,333 --> 00:12:15,335 (遙)よかった。 192 00:12:21,341 --> 00:12:24,277 それじゃあ父が 訴えられることはないんですね? 193 00:12:24,344 --> 00:12:26,279 (松坂)ええ。豊子さんが→ 194 00:12:26,346 --> 00:12:28,281 自分からたんぽぽ農場に いたいと言ってるかぎり→ 195 00:12:28,348 --> 00:12:31,284 お父さんが 罪に問われることはありません。 196 00:12:31,351 --> 00:12:34,354 ハァー。そうですか。 197 00:12:37,357 --> 00:12:40,293 (松坂)法廷があるんで わたしはこれで。 198 00:12:40,360 --> 00:12:44,297 (有里)あっあのお忙しいのに すみませんでした。 199 00:12:44,364 --> 00:12:47,234 (健吾)松坂ありがとう。 200 00:12:47,300 --> 00:12:49,302 (松坂)じゃあ。 (健吾)うん。 201 00:12:51,304 --> 00:12:53,306 (有里)すいません。 202 00:12:56,309 --> 00:13:00,247 (有里)ハァー。 (健吾)よかったな有里。 203 00:13:00,313 --> 00:13:06,253 (有里)うん。お父さん安心する。 (健吾)うん。 204 00:13:06,319 --> 00:13:12,259 しかしさすがお父さんだなあ。 (有里)えっ? 205 00:13:12,325 --> 00:13:14,261 豊子ちゃんのお父さんに ばしっと言ったんだろ?→ 206 00:13:14,327 --> 00:13:20,267 決めるときは決めるよなあ。 ホントすごいよ。 207 00:13:20,333 --> 00:13:22,269 (有里)うん。 208 00:13:22,335 --> 00:13:27,274 (北山)《何度もくじけそうになって それでもみんなに励まされて→ 209 00:13:27,340 --> 00:13:31,278 豊子さんは 命を懸けて産んだんです》 210 00:13:31,344 --> 00:13:34,281 《尊くて掛け替えのない命です》 211 00:13:34,347 --> 00:13:38,285 《あなたには 親である資格はありません!》 212 00:13:38,351 --> 00:13:44,291 《豊子と健は あなたには渡せません》 213 00:13:44,357 --> 00:13:51,298 わたし初めて。 ああいうお父さん。 214 00:13:54,301 --> 00:14:00,307 何かカッコ良かった。 215 00:14:10,317 --> 00:14:16,323 (翼)あの…本当にいいんですか? このままで。 216 00:14:18,325 --> 00:14:22,262 もしやり直せるなら…。 217 00:14:22,329 --> 00:14:25,265 (美佐子)やり直す? 218 00:14:25,332 --> 00:14:28,268 (翼)まだやり直せると思うんです。 219 00:14:28,335 --> 00:14:33,273 遙さんに僕みたいな思いを させたくないから。 220 00:14:33,340 --> 00:14:39,279 毎日毎日自分を責めて 後悔して→ 221 00:14:39,346 --> 00:14:42,282 そんな苦しい思いを してほしくないから。 222 00:14:42,349 --> 00:14:44,284 だから…。 223 00:14:44,351 --> 00:14:47,287 \(遙足音) 224 00:14:50,290 --> 00:14:53,226 (遙)ごめんね。待たせちゃって。 (翼)いや。 225 00:14:53,293 --> 00:14:56,296 (遙)じゃあ行こっか。 (翼)うん。 226 00:15:06,306 --> 00:15:09,242 (翼)遙。それ持つよ。 (遙)あっありがとう翼君。 227 00:15:09,309 --> 00:15:12,245 (美佐子)翼君。 228 00:15:12,312 --> 00:15:17,317 遙と翔を よろしくお願いします。 229 00:15:29,329 --> 00:15:31,331 (祐介)遙…。 230 00:15:33,333 --> 00:15:35,268 待ちなさい! (遙)放してよ! 231 00:15:35,335 --> 00:15:37,270 >>話をしよう遙。 (遙)話すことなんかない。 232 00:15:37,337 --> 00:15:39,272 いいから戻りなさい。 233 00:15:39,339 --> 00:15:42,275 (美佐子)もう いいかげんにしてよ。 234 00:15:42,342 --> 00:15:45,278 遙の好きに させてあげてください。 235 00:15:45,345 --> 00:15:47,213 何? 236 00:15:47,280 --> 00:15:51,217 (美佐子)あなたに 遙を止める資格があるの? 237 00:15:51,284 --> 00:15:53,219 お前それでも母親か!? 238 00:15:53,286 --> 00:15:56,289 (遙)翼君行こう。 (祐介)遙! 239 00:15:58,291 --> 00:16:06,232 (祐介)遙…。どうして 俺の気持ちが分からないんだよ。 240 00:16:06,299 --> 00:16:17,243 頼む戻ってきてくれよ。 パパを見捨てないでくれよ。→ 241 00:16:17,310 --> 00:16:20,313 このとおりだ。 242 00:16:23,316 --> 00:16:25,318 遙! 243 00:16:31,324 --> 00:16:35,261 (美佐子の泣き声) 244 00:16:35,328 --> 00:16:38,331 (祐介のすすり泣き) 245 00:16:43,336 --> 00:16:46,272 みんなごめんね力になれなくて。 246 00:16:46,339 --> 00:16:49,275 (アヤメ)ばっちゃん。 元気出して。 247 00:16:49,342 --> 00:16:52,278 (孝介)俺たち全然めげてねえし。 (昌子)うん…。 248 00:16:52,345 --> 00:16:55,281 (満)ばっちゃん。俺たち もう少し大きくなったら→ 249 00:16:55,348 --> 00:16:59,285 ばっちゃんの面倒見るから。 (昌子)満…。 250 00:16:59,352 --> 00:17:02,288 (裕也)うんと働いて うまいもん食わせてやるから。 251 00:17:02,355 --> 00:17:05,291 裕也…。ううっ…。 252 00:17:05,358 --> 00:17:11,297 (沙也加)泣かないでばっちゃん。 じっちゃんが心配するよ。 253 00:17:11,364 --> 00:17:15,301 (昌子)ありがとう。 みんなありがとう…。 254 00:17:15,368 --> 00:17:18,304 (昌子の泣き声) (大樹)気にすんなって。→ 255 00:17:18,371 --> 00:17:23,309 おっちゃんがでっけえ家 借りてくるから。なあ? 256 00:17:23,376 --> 00:17:28,381 (裕也)大丈夫だよ。 (昌子)うん…。ううっ…。 257 00:17:33,386 --> 00:17:36,389 (北山)参ったなあ。 258 00:17:38,391 --> 00:17:42,395 住む所が全然見つからないんだ。 259 00:17:46,399 --> 00:17:54,407 (北山)ポーさんホントのこと言うとさ 俺今度ばかりはかなり参ってる。 260 00:17:57,410 --> 00:18:01,414 (北山)どうしてみんな 分かってくれないんだろうなあ。 261 00:18:14,427 --> 00:18:20,366 (翼)やっぱりこのままじゃ駄目だよ。 今ならやり直せる。 262 00:18:22,368 --> 00:18:27,373 家族をつなぎ留められるのは 遙だけだと思うんだ。 263 00:18:29,375 --> 00:18:31,377 家に帰れよ遙。 264 00:18:33,379 --> 00:18:35,381 (遙)どうして? 265 00:18:38,384 --> 00:18:42,322 (遙)どうして帰れって言うの? わたしには分からない。 266 00:18:42,388 --> 00:18:45,325 (翼)遙に僕みたいな苦しみを 味わってほしくないから。 267 00:18:45,391 --> 00:18:49,395 大事なものは 失って初めて気付くんだ。 268 00:18:51,397 --> 00:18:54,400 今ならまだ 取り戻せるかもしれないから。 269 00:18:57,403 --> 00:18:59,405 (遙)あんな家二度と帰りたくない。 270 00:19:01,407 --> 00:19:03,409 (翼)遙。 271 00:19:07,413 --> 00:19:10,416 (遙)わたしの気持ち 分かってくれないんだね。 272 00:19:16,422 --> 00:19:20,293 (豊子)健。お兄ちゃんたちが 乳母車作ってくれたよ。 273 00:19:20,360 --> 00:19:24,364 乗ってみようね。よいしょ。 274 00:19:26,366 --> 00:19:32,372 (豊子)健。よかったねえ。 これでお散歩行けるね。 275 00:19:37,377 --> 00:19:41,314 (松江)豊子。帰りますよ。 (豊子)嫌だ。 276 00:19:41,381 --> 00:19:44,317 (正道)いいから帰るんだ。 (豊子)放せよ!→ 277 00:19:44,384 --> 00:19:47,320 あっ健!触んなよ! 278 00:19:47,387 --> 00:19:49,322 (松江)何もしないわよ。 (豊子)やめろよ。 279 00:19:49,389 --> 00:19:51,324 (松江)一緒に連れて帰るんです。 (豊子)放せっつってんだろ! 280 00:19:51,391 --> 00:19:53,326 (松江)ああ汚らしいベビーカーね。 (豊子)健…。→ 281 00:19:53,393 --> 00:19:58,331 あっ。何てことすんだよ。 くそばばあふざけんなよ!→ 282 00:19:58,398 --> 00:20:00,333 くそばばあやめろよ。→ 283 00:20:00,400 --> 00:20:03,336 やめろ!放せ! おっちゃん助けて! 284 00:20:03,403 --> 00:20:05,338 (北山)ちょっと待ってください。 どういうことですかこれは。 285 00:20:05,405 --> 00:20:08,341 (松江)自分の娘を家に 連れて帰ろうとしてるだけです。 286 00:20:08,408 --> 00:20:10,343 (豊子)放せよ。 (北山)とにかく中で話しましょうねっ。 287 00:20:10,410 --> 00:20:12,345 (正道)邪魔するな。 (豊子)やめて! 288 00:20:12,412 --> 00:20:15,348 (北山)いや落ち着いて…。 (豊子)やめてよ! 289 00:20:15,415 --> 00:20:18,284 (松江)正道!→ 290 00:20:18,351 --> 00:20:22,288 正道!ああ…。 291 00:20:22,355 --> 00:20:24,290 正道!正道!→ 292 00:20:24,357 --> 00:20:28,294 正道!正道! しっかりして正道!→ 293 00:20:28,361 --> 00:20:31,297 ああっ正道!ああっ…。 294 00:20:31,364 --> 00:20:36,369 (救急車のサイレン) 295 00:20:46,379 --> 00:20:50,383 (大樹)何があったんだよ? (翼)分かんない。 296 00:20:50,383 --> 00:21:06,399 ♪~ 297 00:21:06,399 --> 00:21:09,335 (アヤメ)おっちゃん…。 (孝介)嘘だろ? 298 00:21:09,402 --> 00:21:11,337 (大樹)どういうことだよ? おっちゃん! 299 00:21:11,404 --> 00:21:13,339 (満)どうしたの?おっちゃん! (遙)北山さん! 300 00:21:13,406 --> 00:21:15,341 (北山)みんな大丈夫だから心配すんな。 301 00:21:15,408 --> 00:21:18,277 (子供たち)おっちゃん! どうしたの?おっちゃん!→ 302 00:21:18,344 --> 00:21:21,280 どうしたの?おっちゃん! 北山さん!おっちゃん!→ 303 00:21:21,347 --> 00:21:25,284 おっちゃん!おっちゃん! おっちゃん!おっちゃん! 304 00:21:25,351 --> 00:21:30,356 (サイレン) 305 00:21:30,356 --> 00:21:40,366 ♪~ 306 00:21:40,366 --> 00:21:42,368 (裕也)おっちゃん! 307 00:21:42,368 --> 00:22:00,386 ♪~