1 00:00:04,522 --> 00:00:07,258 (肝付尚五郎)江戸へ行くぞ~! 2 00:00:07,258 --> 00:00:09,193 (西郷吉之助)おいは 江戸に行く! 3 00:00:09,193 --> 00:00:13,130 <19世紀初頭の江戸の人口は 100万人以上。・ 4 00:00:13,130 --> 00:00:17,435 大英帝国のロンドンに肩を並べる 大都市でした。・ 5 00:00:17,435 --> 00:00:19,937 トロイ遺跡の発見者 シュリーマンは・ 6 00:00:19,937 --> 00:00:22,637 幕末の江戸を訪れ…> 7 00:00:24,275 --> 00:00:27,178 <と驚きました。・ 8 00:00:27,178 --> 00:00:30,615 武士だけでなく 町人の多くも 読み書きが出来・ 9 00:00:30,615 --> 00:00:34,118 高い文化水準を誇っていたのです。・ 10 00:00:34,118 --> 00:00:37,755 黒船の来航は 繁栄をおう歌する江戸の町を・ 11 00:00:37,755 --> 00:00:40,958 大きく揺るがしました> 12 00:00:40,958 --> 00:00:44,295 (小松清猷)いつ戦が始まっても おかしくないのじゃ。 13 00:00:44,295 --> 00:00:47,632 (島津斉彬) 篤子の件 いよいよ動きだした。 14 00:00:47,632 --> 00:00:51,302 <斉彬は 旧態依然とした 幕府を改革するため・ 15 00:00:51,302 --> 00:00:54,772 篤姫の輿入れを急ぎます。・ 16 00:00:54,772 --> 00:00:58,309 しかし 江戸を揺るがす もう一つの危機が・ 17 00:00:58,309 --> 00:01:02,580 篤姫の前に 大きく立ちはだかることになるのです> 18 00:01:02,580 --> 00:01:16,594 ・~(テーマ音楽) 19 00:01:16,594 --> 00:03:45,894 ・~ 20 00:03:47,545 --> 00:03:51,415 安政2年 夏。 21 00:03:51,415 --> 00:03:55,953 篤姫様の お輿入れが 翌年 早々と決まり・ 22 00:03:55,953 --> 00:04:02,253 江戸の摩藩邸は 浮き立った空気に包まれておりました。 23 00:04:05,229 --> 00:04:07,898 (幾島)西郷殿。 24 00:04:07,898 --> 00:04:10,568 はっ。 25 00:04:10,568 --> 00:04:16,440 これらは 皆 ご自身で 選ばれたものでござりますか? 26 00:04:16,440 --> 00:04:21,740 はっ。 主に 京に出向きもして。 27 00:04:25,583 --> 00:04:28,252 どれも作り直しじゃな! 28 00:04:28,252 --> 00:04:35,593 し… しかし… どれも 皆 一流の店 一流の職人のもので…。 29 00:04:35,593 --> 00:04:40,264 とにかく どれもこれも使えませぬな。 30 00:04:40,264 --> 00:04:44,964 すべて やり直しいただきましょう。 31 00:04:46,737 --> 00:04:51,537 (篤姫)これなど 私は好きじゃぞ。 のう。 32 00:04:53,511 --> 00:04:55,479 なりませぬ! 33 00:04:55,479 --> 00:05:01,619 畏れ多くも 将軍の御台所になられるのですぞ。 34 00:05:01,619 --> 00:05:05,222 当代随一のものばかりをそろえねば・ 35 00:05:05,222 --> 00:05:09,059 島津家 近衛家の恥となるばかりか・ 36 00:05:09,059 --> 00:05:13,898 将軍家のご威光に関わります。 37 00:05:13,898 --> 00:05:16,801 厳しいのう 幾島は。 38 00:05:16,801 --> 00:05:21,238 何を仰せです。 とにかく…・ 39 00:05:21,238 --> 00:05:25,910 もう 暇はありませぬ。 もそっと急いでもらわねば。 40 00:05:25,910 --> 00:05:29,580 ははっ。 41 00:05:29,580 --> 00:05:35,252 一方 篤姫様のお相手の このお方は…。 42 00:05:35,252 --> 00:05:39,089 (阿部正弘) 篤姫様のお輿入れについてですが・ 43 00:05:39,089 --> 00:05:45,429 島津家からではなく 京の近衛家に養女縁組みをお願いし・ 44 00:05:45,429 --> 00:05:50,100 摂家の姫として 徳川宗家へお入りいただくのが・ 45 00:05:50,100 --> 00:05:52,036 望ましいかと存じまする。 46 00:05:52,036 --> 00:05:54,438 (徳川家定)任せるゆえ よきに計らえ。 47 00:05:54,438 --> 00:05:56,938 それより これじゃ。 48 00:06:02,179 --> 00:06:05,179 食してみよ。 49 00:06:07,551 --> 00:06:09,851 はっ? 50 00:06:17,061 --> 00:06:21,561 これは カステーラと申しましたか? 51 00:06:30,241 --> 00:06:32,576 美味にござりまするな。 52 00:06:32,576 --> 00:06:36,914 自分で焼いてみたのだが なかなか うまくいかんのじゃ。 53 00:06:36,914 --> 00:06:42,786 時に公方様は 御台様となられる姫の人となりなどは…。 54 00:06:42,786 --> 00:06:45,623 どうでもよい。 55 00:06:45,623 --> 00:06:49,493 なかなかに聡明な姫でおいでですが…。 56 00:06:49,493 --> 00:06:53,264 哀れなことよのう。 57 00:06:53,264 --> 00:06:55,933 賢さなど 役には立たぬ。 58 00:06:55,933 --> 00:06:59,233 特に 大奥ではのう。 59 00:07:08,212 --> 00:07:11,882 そのころ摩では…。 60 00:07:11,882 --> 00:07:15,219 (お幸)まあ 江戸に? 61 00:07:15,219 --> 00:07:17,888 それは おめでとうございます。 62 00:07:17,888 --> 00:07:20,791 (尚五郎)ありがとうございます。 63 00:07:20,791 --> 00:07:25,562 つきましては 姫様に お言づてなどございましたら・ 64 00:07:25,562 --> 00:07:28,232 お届けできるのではと思い 伺った次第で。 65 00:07:28,232 --> 00:07:34,038 そんなことは お気になさらず ご自分のことだけ お考えくだされ。 66 00:07:34,038 --> 00:07:37,538 はあ… まあ…。 67 00:07:39,410 --> 00:07:43,280 そうですねえ 折があれば・ 68 00:07:43,280 --> 00:07:47,084 こちらは皆 無事でおると お伝えください。 69 00:07:47,084 --> 00:07:49,119 分かりました。 70 00:07:49,119 --> 00:07:54,258 ただ 婚儀についての知らせが 届かないのが・ 71 00:07:54,258 --> 00:07:57,161 少しばかり案じられますが…。 72 00:07:57,161 --> 00:08:03,867 お相手が お相手ゆえ 今は 待つしかないのでしょうね。 73 00:08:03,867 --> 00:08:08,539 (島津忠敬)ペルリが来たり 殿がご病気になったり・ 74 00:08:08,539 --> 00:08:13,839 いろいろありましたからね。 そうですね。 75 00:08:20,150 --> 00:08:23,554 (お近)あ… そうですか。 76 00:08:23,554 --> 00:08:25,889 おめでとうございます。 77 00:08:25,889 --> 00:08:29,560 江戸へいらっしゃるのは 尚五郎さんの夢でしたものね。 78 00:08:29,560 --> 00:08:34,698 はい。 時は かかりましたが やっと かないました。 79 00:08:34,698 --> 00:08:39,570 摩のことも 忘れないでいてくださいませね。 80 00:08:39,570 --> 00:08:42,770 忘れるわけがないではないですか。 81 00:08:48,245 --> 00:08:51,148 こちらを…。 82 00:08:51,148 --> 00:08:54,585 兄に渡したのと同じ香木です。 83 00:08:54,585 --> 00:08:56,885 そうですか…。 84 00:09:04,395 --> 00:09:07,865 あ… 琉球の先生から 文などは? 85 00:09:07,865 --> 00:09:11,565 相変わらず ここのところは届いておりません。 86 00:09:13,203 --> 00:09:15,539 思い出しますね。 87 00:09:15,539 --> 00:09:19,877 琉球に向かうにあたり お前に頼みたいことがあってな。 88 00:09:19,877 --> 00:09:24,748 (尚五郎)はい。 摩のことなら お任せください。 89 00:09:24,748 --> 00:09:28,218 それもだが…。 90 00:09:28,218 --> 00:09:30,888 近を 気にかけてやってほしいのだ。 91 00:09:30,888 --> 00:09:32,823 お近さんを? 92 00:09:32,823 --> 00:09:36,226 篤姫様も 江戸へ行ってしまわれた。 93 00:09:36,226 --> 00:09:40,564 私まで いなくなれば 近は また独りになる。・ 94 00:09:40,564 --> 00:09:43,400 時々 顔を出してやってはくれぬか? 95 00:09:43,400 --> 00:09:45,436 もちろんです。 96 00:09:45,436 --> 00:09:51,275 残される者同士 共に摩を守ってまいりましょう。 97 00:09:51,275 --> 00:09:56,113 はい。 (清猷)うん。 98 00:09:56,113 --> 00:10:00,413 これで 何も思い残すことはない。 99 00:10:02,252 --> 00:10:04,588 私が 江戸に行っている間は・ 100 00:10:04,588 --> 00:10:08,425 今和泉の忠敬殿が お気遣いくださるとのことです。 101 00:10:08,425 --> 00:10:13,225 そうですか。 ありがたいことです。 はい。 102 00:10:14,932 --> 00:10:19,269 長の旅路 ご無事をお祈りいたします。 103 00:10:19,269 --> 00:10:21,969 ありがとう存じます。 104 00:10:32,616 --> 00:10:36,316 (大山綱良)早う早う。 おう 間に合うたど。 105 00:10:37,955 --> 00:10:40,655 皆さん! 106 00:10:48,298 --> 00:10:54,171 すみません。 出立までに間がなくて 伺えませんでした。 107 00:10:54,171 --> 00:10:57,007 (大久保正助) とんでもなかことでございもす。 108 00:10:57,007 --> 00:11:00,310 それより…。 109 00:11:00,310 --> 00:11:03,310 こいを お持ちください。 110 00:11:04,915 --> 00:11:13,090 (大久保)よか旅と なりもすように。 ありがとうございます! 111 00:11:13,090 --> 00:11:15,025 (有村俊斎)おいは こいを…。 112 00:11:15,025 --> 00:11:18,262 (大山)こげなもんを差し上げても 邪魔になるだけではなかか。 113 00:11:18,262 --> 00:11:22,099 大山さあこそ そげなもん。 114 00:11:22,099 --> 00:11:25,602 ナタマメは 無事に帰るっちゅう 意味があっとじゃ。 115 00:11:25,602 --> 00:11:28,605 こいから行かるっとに 帰ってきて どげんすっとですか。 116 00:11:28,605 --> 00:11:31,405 やかましか。 117 00:11:34,945 --> 00:11:40,284 すみもはん。 みんな 出せるもんは こげなもんばかりで。 118 00:11:40,284 --> 00:11:42,619 とんでもない! 119 00:11:42,619 --> 00:11:47,319 皆さん ありがとうございます! 120 00:11:49,960 --> 00:11:52,863 それでは…。 121 00:11:52,863 --> 00:11:55,632 これにて。 122 00:11:55,632 --> 00:12:12,115 ・~ 123 00:12:12,115 --> 00:12:15,586 父上。 124 00:12:15,586 --> 00:12:17,521 母上。 125 00:12:17,521 --> 00:12:20,257 (きぬ)ご奉公に励むのですよ。 126 00:12:20,257 --> 00:12:24,557 (肝付兼善)落ち着いたら便りをよこせ。 はい。 127 00:12:27,130 --> 00:12:29,430 行ってまいります。 128 00:12:31,268 --> 00:12:33,968 肝付さあ! 129 00:12:35,606 --> 00:12:38,108 お達者で! お達者で! 130 00:12:38,108 --> 00:12:40,611 よか お働きを! 131 00:12:40,611 --> 00:13:08,772 ・~ 132 00:13:08,772 --> 00:13:11,772 お達者で。 133 00:13:17,914 --> 00:13:24,087 一方 江戸では 小さな騒ぎが持ち上がっておりました。 134 00:13:24,087 --> 00:13:28,592 西郷が 私の持ち物を? (侍女)はい。 135 00:13:28,592 --> 00:13:34,264 役儀により どうしても拝見したいと申しまして。・ 136 00:13:34,264 --> 00:13:38,735 幾島様も おいでにならないというのに…。 137 00:13:38,735 --> 00:13:41,271 かまわぬ。 138 00:13:41,271 --> 00:13:43,571 通せ。 139 00:13:46,943 --> 00:13:49,943 得るものがあるのか? 140 00:13:54,284 --> 00:13:57,621 (幾島)このようなところで 何をしておる!? 141 00:13:57,621 --> 00:14:00,624 すんもはん。 姫様のお道具を拝見し・ 142 00:14:00,624 --> 00:14:03,427 お好みを確かめたかち 思いもして。 143 00:14:03,427 --> 00:14:10,200 姫様 私は 悔しゅうございます。 144 00:14:10,200 --> 00:14:13,904 残りのものは 隣の部屋へ持っていくように。 145 00:14:13,904 --> 00:14:15,839 (侍女たち)はい。 146 00:14:15,839 --> 00:14:19,242 何の騒ぎじゃ? 147 00:14:19,242 --> 00:14:24,915 思い出すだに 悔しゅうございます! 148 00:14:24,915 --> 00:14:28,785 奥方様のお道具を? 149 00:14:28,785 --> 00:14:33,090 (小の島)そうです。 お輿入れの時のお支度を・ 150 00:14:33,090 --> 00:14:38,962 そっくり 篤姫様に お譲りあそばすとの おぼし召しにございます。 151 00:14:38,962 --> 00:14:40,964 (幾島)はあ…。 152 00:14:40,964 --> 00:14:47,604 (藤野)それは それは お見事な品々が おそろいにて。 153 00:14:47,604 --> 00:14:51,475 ありがたき幸せに存じまする。 154 00:14:51,475 --> 00:14:55,479 なんと こちらを 見下した話にございましょう! 155 00:14:55,479 --> 00:14:59,116 姫様には お下がりで十分とばかり。 156 00:14:59,116 --> 00:15:04,554 もう 情けないやら 腹が立つやら…! 157 00:15:04,554 --> 00:15:09,226 なぜじゃ? 母上様の使われたお道具を賜るなど・ 158 00:15:09,226 --> 00:15:11,695 ありがたいことではないか。 159 00:15:11,695 --> 00:15:14,231 姫様まで そのような…。 160 00:15:14,231 --> 00:15:16,900 (西郷)こいは すごか! 161 00:15:16,900 --> 00:15:23,774 はあ… こいが 幾島様がおっしゃっていた 品というものでございもすか。 162 00:15:23,774 --> 00:15:30,447 そ… そういうことじゃな。 はあ こいは立派な…。 163 00:15:30,447 --> 00:15:34,451 見よ。 西郷にとっても 役に立っているではないか。 164 00:15:34,451 --> 00:15:36,920 (せきばらい) 165 00:15:36,920 --> 00:15:43,794 そいなら こいで 万端整ったということでございもすなあ。 166 00:15:43,794 --> 00:15:48,432 ばかを申すでない! はっ? 167 00:15:48,432 --> 00:15:56,940 かしこくも 五摂家筆頭の近衛家から 将軍家にお輿入れなさるのであるぞ! 168 00:15:56,940 --> 00:16:01,611 それらに 倍する品々を あつらえるのじゃ! 169 00:16:01,611 --> 00:16:03,911 はは~っ! 170 00:16:06,450 --> 00:16:10,420 (英姫)そうか 受け取ったか。 171 00:16:10,420 --> 00:16:14,191 突き返されるかと思ったのですが…。 172 00:16:14,191 --> 00:16:20,096 お心 ありがたく頂戴いたしますとの 丁寧な返礼が参りました。 173 00:16:20,096 --> 00:16:23,796 あの姫らしいのう。 174 00:16:26,236 --> 00:16:32,536 そのころ 江戸へ向かわれている 尚五郎様は…。 175 00:16:35,912 --> 00:16:39,612 あれが 富士の山か。 176 00:16:54,931 --> 00:16:59,231 そして それより数日後。 177 00:17:00,804 --> 00:17:06,877 此度のお召し出し 身に余る幸せと存じ奉ります。 178 00:17:06,877 --> 00:17:13,216 一身をなげうち 粉骨砕身 努めてまいる所存にござります! 179 00:17:13,216 --> 00:17:16,516 尚五郎。 はっ。 180 00:17:18,088 --> 00:17:25,228 ご公儀は 今年になって 長崎に 海軍の伝習所を設け・ 181 00:17:25,228 --> 00:17:30,100 オランダから 軍艦や大砲を買い入れ・ 182 00:17:30,100 --> 00:17:34,571 教師も呼ぶと聞いた。 183 00:17:34,571 --> 00:17:40,443 これが どういうことか分かるか? は…。 184 00:17:40,443 --> 00:17:43,246 西洋の事情や軍事を知るには・ 185 00:17:43,246 --> 00:17:46,583 願ってもない機会ということでしょうか。 186 00:17:46,583 --> 00:17:48,919 そのとおりじゃ。 187 00:17:48,919 --> 00:17:52,422 あらゆることを江戸で学び…・ 188 00:17:52,422 --> 00:17:55,926 それを役立てよ。 189 00:17:55,926 --> 00:17:58,595 そなたには できるはずじゃ。 190 00:17:58,595 --> 00:18:03,366 はっ。 もったいなき お言葉にございます。 191 00:18:03,366 --> 00:18:06,269 それと…。 192 00:18:06,269 --> 00:18:08,469 参れ! 193 00:18:12,542 --> 00:18:15,542 西郷さん! 194 00:18:19,883 --> 00:18:25,221 では ほかのご家中の方々とは じかに語り合っておいでなのですか? 195 00:18:25,221 --> 00:18:30,093 諸大名家の動きや 噂などを 聞き集めておりもす。 196 00:18:30,093 --> 00:18:41,571 ・~ 197 00:18:41,571 --> 00:18:46,443 ここより先が 奥御殿になりもす。 198 00:18:46,443 --> 00:18:48,743 奥…。 199 00:18:52,082 --> 00:18:55,582 篤姫様が いらっしゃる場所ですね。 200 00:19:01,791 --> 00:19:06,196 あの~ 大変 申し上げにくかとですが…。 201 00:19:06,196 --> 00:19:09,099 ご婚礼の日取りは 決まったのですか? 202 00:19:09,099 --> 00:19:13,670 ご存じだったとでごわすか!? 姫が 摩で お暮らしの頃から。 203 00:19:13,670 --> 00:19:17,874 ああ そうでしたか。 204 00:19:17,874 --> 00:19:21,678 つけ加えますと お輿入れの支度係をも・ 205 00:19:21,678 --> 00:19:25,548 命ぜられておりもして…。 申し訳ございもはん。 206 00:19:25,548 --> 00:19:31,688 やめてください。 姫様のことは とうに あきらめております。 207 00:19:31,688 --> 00:19:36,059 どうか そのお仕事 首尾よく お務めください。 208 00:19:36,059 --> 00:19:40,230 そげん言うていただけると救われもす。 209 00:19:40,230 --> 00:19:50,874 ・~ 210 00:19:50,874 --> 00:19:56,574 お会いになりたかでしょうね。 姫様に。 211 00:19:58,248 --> 00:20:01,151 会いたいです。 212 00:20:01,151 --> 00:20:07,590 でも 今は 自分を磨く時です。 213 00:20:07,590 --> 00:20:09,926 尚五郎さんが 江戸に!? 214 00:20:09,926 --> 00:20:15,598 姫様に伝えおくようにとの お殿様からのお達しにございます…。 215 00:20:15,598 --> 00:20:19,102 どちらへ! 表じゃ 会いに行くのじゃ! 216 00:20:19,102 --> 00:20:21,037 とんでもない! 217 00:20:21,037 --> 00:20:23,940 間もなく嫁がれる御身で なさることではありませぬぞ。 218 00:20:23,940 --> 00:20:27,610 友が来たのだぞ。 会いたいと思うのは 当然であろう! 219 00:20:27,610 --> 00:20:30,447 男の友など はしたなきこと。 220 00:20:30,447 --> 00:20:33,950 そなたが何と言おうと 友は友じゃ! 221 00:20:33,950 --> 00:20:39,250 姫様 お待ちなされ! 離せ 幾島! 姫様! 222 00:20:40,824 --> 00:20:45,124 必ず会わせるからと 殿も仰せです。 223 00:20:46,963 --> 00:20:50,663 なぜ それを先に言わぬ。 224 00:20:55,305 --> 00:20:58,208 それからの尚五郎様は…。 225 00:20:58,208 --> 00:21:00,176 (教師)モルチール砲という。・ 226 00:21:00,176 --> 00:21:05,115 見たとおり 臼のように ずんぐりとした形である。・ 227 00:21:05,115 --> 00:21:11,588 これを発射すると 弾は 高く高く 大きく弧を描いて飛ぶ。・ 228 00:21:11,588 --> 00:21:15,588 よって 城攻めには最適だ。 229 00:21:22,599 --> 00:21:26,936 毎日が あっという間に過ぎ去り・ 230 00:21:26,936 --> 00:21:33,236 いつか 秋風が立つ頃となった そんな折も折…。 231 00:21:46,289 --> 00:21:50,460 殿 お呼びでございましょうか? 232 00:21:50,460 --> 00:21:53,260 うむ…。 233 00:21:56,266 --> 00:22:00,170 あの… お殿様。 234 00:22:00,170 --> 00:22:04,574 尚五郎。 はい。 235 00:22:04,574 --> 00:22:10,246 人は誰しも いつか死ぬ。 はい。 236 00:22:10,246 --> 00:22:16,246 わしは これまで 数知れぬ者たちを見送ってきた。 237 00:22:17,921 --> 00:22:20,221 お察しいたします。 238 00:22:21,791 --> 00:22:27,491 此度は ちと応えてのう…。 239 00:22:29,532 --> 00:22:32,468 あの…。 240 00:22:32,468 --> 00:22:36,768 どなたかが身まかったのでございますか? 241 00:22:39,209 --> 00:22:42,946 琉球でな。 242 00:22:42,946 --> 00:22:45,246 琉球…。 243 00:22:47,283 --> 00:22:49,583 まさか!? 244 00:22:54,958 --> 00:22:59,629 小松清猷が 病に倒れ…・ 245 00:22:59,629 --> 00:23:03,566 6月に 没しておったという。 246 00:23:03,566 --> 00:23:06,366 先生が!? 247 00:23:11,574 --> 00:23:15,874 これで 何も思い残すことはない。 248 00:23:19,449 --> 00:23:22,585 尚五郎。 249 00:23:22,585 --> 00:23:28,885 そちにとっても… つらいことであろうな。 250 00:23:32,262 --> 00:23:35,598 大恩ある お方でした。 251 00:23:35,598 --> 00:23:40,470 それにしても よもや先生が…。 252 00:23:40,470 --> 00:23:42,939 尚五郎。 253 00:23:42,939 --> 00:23:46,809 小松の家へ 養子に行ってはくれぬか? 254 00:23:46,809 --> 00:23:48,809 はっ? 255 00:23:50,613 --> 00:23:55,952 清猷には 妻も子も 男の兄弟もおらぬ。 256 00:23:55,952 --> 00:23:59,622 このままでは家が絶えるのじゃ。 257 00:23:59,622 --> 00:24:02,322 養子に? 258 00:24:03,893 --> 00:24:07,593 そちならばと見込んで頼んでおる。 259 00:24:09,232 --> 00:24:13,903 それは ありがたきお話ですが…。 260 00:24:13,903 --> 00:24:17,774 肝付家も 由緒ある家柄だが・ 261 00:24:17,774 --> 00:24:25,081 小松家とて いにしえは 桓武天皇にまで さかのぼる 名家である。 262 00:24:25,081 --> 00:24:33,589 島津家一門でも 努めようでは 家老になれる家格なのだ。 263 00:24:33,589 --> 00:24:36,426 しかし 養子ということは…。 264 00:24:36,426 --> 00:24:40,926 摩に 帰ってもらわねばならぬ。 しかも すぐにじゃ。 265 00:24:43,199 --> 00:24:50,499 このままでは… あの者に 申し訳が立たぬのだ。 266 00:24:57,613 --> 00:25:03,313 江戸に来て… たった三月にしかなりません。 267 00:25:04,887 --> 00:25:07,790 私は…・ 268 00:25:07,790 --> 00:25:11,790 もっと殿のおそばで 学びとうございました。 269 00:25:14,230 --> 00:25:18,101 わしとて同じじゃ。 270 00:25:18,101 --> 00:25:21,401 断腸の思いで話しておる。 271 00:25:36,486 --> 00:25:40,256 分かりました。 272 00:25:40,256 --> 00:25:42,291 行ってくれるか。 273 00:25:42,291 --> 00:25:45,595 仰せとあらば。 274 00:25:45,595 --> 00:25:47,930 そうか。 275 00:25:47,930 --> 00:25:50,967 礼を申す。 このとおりじゃ。 276 00:25:50,967 --> 00:25:54,467 そのような… もったいのうございます。 277 00:25:56,272 --> 00:25:59,942 それと もう一つ。 278 00:25:59,942 --> 00:26:06,549 清猷には 妹がおると聞き及んでおる。 279 00:26:06,549 --> 00:26:09,452 お近様という名です。 280 00:26:09,452 --> 00:26:15,152 その娘と 夫婦にならぬか? 夫婦!? 281 00:26:17,894 --> 00:26:19,829 不服か? 282 00:26:19,829 --> 00:26:24,767 ただ… あまりに急なお話で。 283 00:26:24,767 --> 00:26:28,071 よき夫婦となり…・ 284 00:26:28,071 --> 00:26:34,271 務めに 一層 励むよう。 はあ…。 285 00:26:39,782 --> 00:26:46,456 ついてまいれ。 はい!? 286 00:26:46,456 --> 00:26:57,456 ・~ 287 00:26:59,135 --> 00:27:02,135 ここからが奥じゃ。 288 00:27:03,873 --> 00:27:05,808 えっ。 289 00:27:05,808 --> 00:27:12,808 ・(足音) 290 00:27:20,223 --> 00:27:23,223 来おったな。 291 00:27:28,564 --> 00:27:31,264 尚五郎さん! 292 00:27:38,574 --> 00:27:43,874 姫様に お目通りかない 光栄に存じまする。 293 00:27:47,250 --> 00:27:50,950 私も 会えて うれしいです。 294 00:27:52,588 --> 00:27:58,261 父上様 ありがとうございます。 295 00:27:58,261 --> 00:28:01,097 お殿様 これは…? 296 00:28:01,097 --> 00:28:03,297 許せ。 297 00:28:05,868 --> 00:28:13,743 お篤。 尚五郎は 早々に 摩へ帰ることとなった。 298 00:28:13,743 --> 00:28:15,743 え…。 299 00:28:17,480 --> 00:28:21,480 今日は ゆるりと語り合うがよい。 300 00:28:27,890 --> 00:28:30,793 ゆるりと? 301 00:28:30,793 --> 00:28:34,564 尚五郎。 はっ。 302 00:28:34,564 --> 00:28:39,902 せめてもの わしからの詫びの気持ちじゃ。 303 00:28:39,902 --> 00:28:44,240 詫びなどと もったいのうございます。 304 00:28:44,240 --> 00:28:47,276 皆も外せ。 (侍女たち)はい。 305 00:28:47,276 --> 00:28:50,476 私は外しませぬ。 306 00:28:52,915 --> 00:28:55,915 勝手にせよ。 307 00:29:00,790 --> 00:29:08,397 殿方と 奥でなどと… まったく とんでもない。 308 00:29:08,397 --> 00:29:23,212 ・~ 309 00:29:23,212 --> 00:29:26,549 そうですか…。 310 00:29:26,549 --> 00:29:29,452 清猷殿が…。 311 00:29:29,452 --> 00:29:32,221 はい。 312 00:29:32,221 --> 00:29:37,221 さぞや お心残りだったと思います。 313 00:29:38,894 --> 00:29:42,565 大切な人が 逝ってしまうというのは…・ 314 00:29:42,565 --> 00:29:46,068 悲しいものです。 315 00:29:46,068 --> 00:29:50,868 父上様のことも… 残念でした。 316 00:29:52,575 --> 00:29:55,911 はい。 317 00:29:55,911 --> 00:30:03,252 母上様は お元気です。 忠敬様も。 318 00:30:03,252 --> 00:30:06,252 そうですか。 319 00:30:08,124 --> 00:30:11,927 それにしても お帰りになられるとは。 320 00:30:11,927 --> 00:30:16,265 江戸にいらしてから 日も経ておらぬのに。 321 00:30:16,265 --> 00:30:19,935 悔しいです。 322 00:30:19,935 --> 00:30:22,635 無念です。 323 00:30:24,607 --> 00:30:28,477 でも お近さんは 心強いでしょう。 324 00:30:28,477 --> 00:30:31,777 ごきょうだいに なられるのでしょう? 325 00:30:36,619 --> 00:30:41,319 そ… そうですね。 326 00:30:42,958 --> 00:30:47,258 どうしたのですか? いえ。 327 00:30:48,831 --> 00:30:51,131 (侍女)失礼いたします。 328 00:30:57,506 --> 00:31:00,806 お殿様からにございます。 329 00:31:09,919 --> 00:31:14,590 久しぶりですね。 本当に。 330 00:31:14,590 --> 00:31:16,926 負けませんよ。 331 00:31:16,926 --> 00:31:19,829 私だって。 332 00:31:19,829 --> 00:31:36,278 ・~ 333 00:31:36,278 --> 00:31:42,084 今は どんなお気持ちで 毎日を お過ごしなのですか? 334 00:31:42,084 --> 00:31:47,890 御台所になる覚悟を決めて 2年以上の月日がたちました。 335 00:31:47,890 --> 00:31:52,828 慣れないことに あたふたしたり 焦りを感じたりしていた頃とは・ 336 00:31:52,828 --> 00:31:57,967 少し違うと思います。 そうなのでしょうね。 337 00:31:57,967 --> 00:32:02,667 前よりも ずっと 落ち着いて見えます。 338 00:32:04,573 --> 00:32:10,246 でも その分 どんどん私というものが・ 339 00:32:10,246 --> 00:32:14,917 いなくなってしまうような 気がすることもあるのです。 340 00:32:14,917 --> 00:32:18,254 聞きましたよ。 341 00:32:18,254 --> 00:32:23,592 ご隠居様とお由羅様がお住まいの 高輪屋敷に乗り込んでいった話や・ 342 00:32:23,592 --> 00:32:26,929 水戸のご老公との一件。 343 00:32:26,929 --> 00:32:32,268 それで 気に入られて ご婚儀も決まったとか。 344 00:32:32,268 --> 00:32:38,607 西郷さんですね。 おしゃべりなんだから。 345 00:32:38,607 --> 00:32:41,907 話を聞いて うれしくなりました。 346 00:32:44,947 --> 00:32:52,288 あなたは… あなたらしさを失っていないのだと。 347 00:32:52,288 --> 00:32:59,628 でも その一方で 怖くもあるのです。 怖い? 348 00:32:59,628 --> 00:33:04,567 今のままの私が 御台所になどなれるのだろうかと。 349 00:33:04,567 --> 00:33:06,902 今よりも もっともっと厳しく・ 350 00:33:06,902 --> 00:33:09,705 大変な境涯が待っているのですから。 351 00:33:09,705 --> 00:33:12,908 それは 前にも お聞きになりましたよね。 352 00:33:12,908 --> 00:33:18,247 あなたは 「なれる」と おっしゃいました。 353 00:33:18,247 --> 00:33:21,547 今でも 答えは変わりません。 354 00:33:26,121 --> 00:33:29,421 こっちも 変わりませんね。 355 00:33:34,797 --> 00:33:37,497 負けました。 356 00:34:00,623 --> 00:34:04,493 大丈夫です。 357 00:34:04,493 --> 00:34:11,233 あなたなら きっと どこへ行っても…。 358 00:34:11,233 --> 00:34:14,904 やりぬくことができますよ。 359 00:34:14,904 --> 00:34:19,241 本当に そう思いますか? 360 00:34:19,241 --> 00:34:22,941 これまでも そうだったではありませんか。 361 00:34:33,255 --> 00:34:37,092 やっぱり…・ 362 00:34:37,092 --> 00:34:41,597 昔とおんなじですね。 はい? 363 00:34:41,597 --> 00:34:48,597 尚五郎さんに言われると 本当に そう思えてきます。 364 00:34:55,611 --> 00:34:57,911 また…。 365 00:34:59,949 --> 00:35:05,949 お会いできる日が… あるのでしょうか。 366 00:35:08,223 --> 00:35:13,562 いつかきっと… また。 367 00:35:13,562 --> 00:35:58,941 ・~ 368 00:35:58,941 --> 00:36:02,678 (西郷)道中 気をつけやったもんせ。 369 00:36:02,678 --> 00:36:07,878 私のことより 今は 殿をお願いします。 370 00:36:09,451 --> 00:36:12,888 篤姫様を お願いいたします。 371 00:36:12,888 --> 00:36:15,588 分かりもした。 372 00:36:17,226 --> 00:36:20,226 (伊地知正治)肝付さあ…。 373 00:36:23,098 --> 00:36:26,902 いろいろと ありがとうございました。 374 00:36:26,902 --> 00:36:30,773 摩の人たちに伝えます。 375 00:36:30,773 --> 00:36:35,773 皆さん 大層 お元気だったと。 376 00:36:38,247 --> 00:36:41,547 ここまでで 結構です。 377 00:36:45,921 --> 00:36:48,621 それでは…。 378 00:36:53,796 --> 00:36:57,266 肝付様! 379 00:36:57,266 --> 00:37:02,137 お気をつけて! どうかご無事で! 380 00:37:02,137 --> 00:37:13,549 ・~ 381 00:37:13,549 --> 00:37:17,886 見送りたかったのう。 382 00:37:17,886 --> 00:37:22,886 肝付殿とかいう方のことに ございますか? 383 00:37:27,563 --> 00:37:31,900 そんなことを 仰せになっている場合ですか!? 384 00:37:31,900 --> 00:37:35,600 お輿入れまで 間がないのですよ。 385 00:37:37,239 --> 00:37:40,576 西郷じゃ 西郷殿を呼べ! (侍女たち)はっ。 386 00:37:40,576 --> 00:37:44,276 準備はどうなっておる!? (侍女たち)はい。 387 00:37:45,914 --> 00:37:52,254 もうちっと こまやかで 柔らかか柄で 作ってはもらえんか? 388 00:37:52,254 --> 00:37:56,125 (商人)こちらの柄など いかがでございましょう? 389 00:37:56,125 --> 00:38:01,263 西郷様は 支度品の調達に奔走され…。 390 00:38:01,263 --> 00:38:03,963 そして…。 391 00:38:12,541 --> 00:38:18,241 おあらためのほど よろしゅうお願いいたしもす。 392 00:38:35,764 --> 00:38:46,441 ・~ 393 00:38:46,441 --> 00:38:50,245 西郷殿。 394 00:38:50,245 --> 00:38:53,916 はいっ。 395 00:38:53,916 --> 00:38:57,586 よくぞ ここまで なされました。 396 00:38:57,586 --> 00:38:59,586 はっ? 397 00:39:05,194 --> 00:39:08,664 見事じゃ。 398 00:39:08,664 --> 00:39:12,164 ほんに美しい。 399 00:39:17,372 --> 00:39:22,544 こちらも 文句のつけようがない。 400 00:39:22,544 --> 00:39:25,214 よくぞ ここまで。 401 00:39:25,214 --> 00:39:28,550 (物音) 402 00:39:28,550 --> 00:39:33,889 すんもはん すんもはん… ホッといたしもしたもんで…。 403 00:39:33,889 --> 00:39:39,589 なんとまあ 肝っ玉の小さいこと。 404 00:39:43,065 --> 00:39:46,565 その夜のこと。 405 00:40:01,450 --> 00:40:13,061 (地震の音) 406 00:40:13,061 --> 00:40:15,130 何じゃ これは!? 407 00:40:15,130 --> 00:40:19,430 (悲鳴) 408 00:40:25,941 --> 00:40:30,612 姫様 こちらへ! 409 00:40:30,612 --> 00:40:34,116 (半鐘の音) 410 00:40:34,116 --> 00:40:36,051 姫様! 411 00:40:36,051 --> 00:40:39,621 (地震の音) 412 00:40:39,621 --> 00:40:42,291 姫様! 413 00:40:42,291 --> 00:40:46,161 篤姫様! 私は大事ない。 母上様たちを。 414 00:40:46,161 --> 00:40:48,463 奥方様は ご無事です。 殿が姫様をと…。 415 00:40:48,463 --> 00:40:51,300 あっ 姫様 お道具が! 416 00:40:51,300 --> 00:40:53,300 幾島! 417 00:40:55,971 --> 00:40:58,640 幾島 何をしておる 行くぞ! 418 00:40:58,640 --> 00:41:00,976 姫様のお道具を! 419 00:41:00,976 --> 00:41:04,579 (悲鳴) 420 00:41:04,579 --> 00:41:08,917 あ~ お道具が~! 421 00:41:08,917 --> 00:41:12,788 安政2年10月2日。 422 00:41:12,788 --> 00:41:16,258 江戸で 大地震発生。 423 00:41:16,258 --> 00:41:23,958 1万ともいわれる命が がれきと炎に のみ込まれたのでございます。 424 00:41:31,273 --> 00:41:36,611 清猷の死 江戸の大地震のことなど・ 425 00:41:36,611 --> 00:41:44,311 いまだ知らされぬ 摩の地に 尚五郎様は 戻っておいでになりました。 426 00:41:52,160 --> 00:41:55,964 お早いお帰りじゃったな。 427 00:41:55,964 --> 00:42:00,302 ナタマメなんど 差し上げるからですよ。 428 00:42:00,302 --> 00:42:32,601 ・~ 429 00:42:32,601 --> 00:42:37,272 そなたが 大奥に入るにあたっての務めは…。 430 00:42:37,272 --> 00:42:39,207 決め手がないのです! 決め手? 431 00:42:39,207 --> 00:42:41,743 お断りいただきたいのです。 断る? 432 00:42:41,743 --> 00:42:44,279 あなたを守りたいと思います。 433 00:42:44,279 --> 00:42:46,214 これからは 御台様じゃ。 434 00:42:46,214 --> 00:42:49,117 大地震で 大勢の者が 亡くなりしあとぞ! 435 00:42:49,117 --> 00:42:53,755 さらばじゃ。 姫様を お独りにはいたしませぬ。 436 00:42:53,755 --> 00:42:57,292 私も共に…。 437 00:42:57,292 --> 00:43:02,592 そのお役目 必ずや 果たしてごらんに入れまする。 438 00:43:04,099 --> 00:43:07,936 <江戸時代の終わり頃 江戸市中には・ 439 00:43:07,936 --> 00:43:12,736 主要な摩藩屋敷が 5か所あったと いわれています> 440 00:43:15,243 --> 00:43:18,580 <現在の港区芝にあった屋敷は・ 441 00:43:18,580 --> 00:43:23,580 江戸における 摩藩の活動の中心となっていました> 442 00:43:26,455 --> 00:43:31,455 <篤姫も ここで2年近く暮らしました> 443 00:43:34,930 --> 00:43:39,801 <1855年 安政2年10月2日。・ 444 00:43:39,801 --> 00:43:42,804 江戸を大地震が襲います。・ 445 00:43:42,804 --> 00:43:49,744 芝の屋敷は倒壊し 篤姫は 渋谷に転居します。・ 446 00:43:49,744 --> 00:43:54,950 外国船の来航に備え 海岸から離れた渋谷には・ 447 00:43:54,950 --> 00:44:00,622 斉彬によって 屋敷が建てられていたのです。・ 448 00:44:00,622 --> 00:44:03,525 渋谷に転居した翌年・ 449 00:44:03,525 --> 00:44:09,231 篤姫は ここから将軍家に輿入れします。・ 450 00:44:09,231 --> 00:44:14,402 日本の歴史が 変わろうとする中 篤姫の人生も・ 451 00:44:14,402 --> 00:44:18,240 大きな変化を迎えようとしていました> 452 00:44:18,240 --> 00:44:27,540 ・~