1 00:00:03,729 --> 00:00:07,133 (篤姫)ここが… 江戸城 大奥か…。 2 00:00:07,133 --> 00:00:10,035 <大奥は その数 1, 000人ともいわれる・ 3 00:00:10,035 --> 00:00:13,035 女性たちで構成された世界でした> 4 00:00:15,841 --> 00:00:21,147 <江戸時代後期に作られた 大奥の職制を描いた絵双六です。・ 5 00:00:21,147 --> 00:00:25,017 スタートは 下段から 御はした 御末など・ 6 00:00:25,017 --> 00:00:28,821 掃除や 水くみをする 雑用係からです。・ 7 00:00:28,821 --> 00:00:31,657 大奥で 実力を認められた女性は・ 8 00:00:31,657 --> 00:00:35,961 双六のように 上のポストへと キャリアアップしていきました> 9 00:00:35,961 --> 00:00:40,800 (滝山)公方様付きの年寄 滝山にございます。 10 00:00:40,800 --> 00:00:46,605 <大奥のすべてを 取り締まっていたのが 将軍付きの御年寄。・ 11 00:00:46,605 --> 00:00:50,476 表の老中たちとも 対等に渡り合いました。・ 12 00:00:50,476 --> 00:00:55,314 腕に覚えある キャリアウーマンが しのぎを削っていた大奥> 13 00:00:55,314 --> 00:01:01,787 その高みに おわしますのが 御台様なのでございます。 14 00:01:01,787 --> 00:01:15,801 ・~(テーマ音楽) 15 00:01:15,801 --> 00:03:45,601 ・~ 16 00:03:48,687 --> 00:04:05,104 ・~ 17 00:04:05,104 --> 00:04:10,909 幾島 あれは どういうことだと思う? 18 00:04:10,909 --> 00:04:13,779 (幾島)あれと申しますと? 19 00:04:13,779 --> 00:04:18,779 庭で見た… あれじゃ。 20 00:04:20,452 --> 00:04:22,788 何やつ! (徳川家定)シ~! 21 00:04:22,788 --> 00:04:25,624 声を立てるでない。 かくれんぼをしておるのじゃ。 22 00:04:25,624 --> 00:04:30,295 ああ… あれにございますねえ。 23 00:04:30,295 --> 00:04:33,332 お伝えしておりませなんだか。 24 00:04:33,332 --> 00:04:35,634 もれ聞いたところによると・ 25 00:04:35,634 --> 00:04:40,472 公方様は 大層 無邪気なお方でおいでだとか。 26 00:04:40,472 --> 00:04:44,343 されど 御年は 33であろう。 27 00:04:44,343 --> 00:04:49,148 立派な大人が かくれんぼとは…。 28 00:04:49,148 --> 00:04:54,148 姫様 それより これを。 29 00:04:56,822 --> 00:05:02,261 お世継ぎを授かる心得にございます。 30 00:05:02,261 --> 00:05:09,461 あらましは おおむね このようになっております。 31 00:05:11,437 --> 00:05:13,737 ああ…。 32 00:05:16,308 --> 00:05:19,778 よろしいですか? 33 00:05:19,778 --> 00:05:27,453 婚礼の夜は 何がありましても 公方様のおぼし召しどおりに。 34 00:05:27,453 --> 00:05:32,124 そのようなこと よく平気な顔で言えるのう。 35 00:05:32,124 --> 00:05:37,629 より多くお言葉を交わすためにも 公方様には なるべく・ 36 00:05:37,629 --> 00:05:41,500 姫様のもとに お渡りいただかねばなりませぬ。 37 00:05:41,500 --> 00:05:44,136 それには…。 38 00:05:44,136 --> 00:05:48,807 とにかく好かれることにございます。 39 00:05:48,807 --> 00:05:53,479 幾島。 はい。 40 00:05:53,479 --> 00:05:59,151 家定様は よもや とんだ うつけ者ということは…? 41 00:05:59,151 --> 00:06:03,756 姫様 めったなことを 口にされるものではありませぬ。 42 00:06:03,756 --> 00:06:06,258 幾島は 無邪気と言うたが・ 43 00:06:06,258 --> 00:06:12,431 家定様のそうした人となりをご存じの上で 父上様は 私を…。 44 00:06:12,431 --> 00:06:17,102 お殿様を お信じあそばせ。 45 00:06:17,102 --> 00:06:20,606 信じておる。 46 00:06:20,606 --> 00:06:23,442 信じてはおるが…。 47 00:06:23,442 --> 00:06:28,781 このお話は これまでといたしましょう。・ 48 00:06:28,781 --> 00:06:32,451 お式も近うございます。 49 00:06:32,451 --> 00:06:36,789 ゆっくり おやすみくださいませ。 50 00:06:36,789 --> 00:07:09,421 ・~ 51 00:07:09,421 --> 00:07:12,758 滝山様。 52 00:07:12,758 --> 00:07:15,058 はい。 53 00:07:19,631 --> 00:07:21,767 何でしょう? 54 00:07:21,767 --> 00:07:24,670 公方様のことですが…。 55 00:07:24,670 --> 00:07:26,638 何か? 56 00:07:26,638 --> 00:07:33,779 あの… つまり… 何と申しましょうか。 57 00:07:33,779 --> 00:07:39,451 (小声で)うつけ もしくは 暗愚との噂がございますが…。 58 00:07:39,451 --> 00:07:43,288 それは いかほどの…。 幾島殿! はい。 59 00:07:43,288 --> 00:07:46,792 (小声で)かしこくも お相手は 公方様にございますよ。 60 00:07:46,792 --> 00:07:48,727 あ… はは~。 61 00:07:48,727 --> 00:07:53,665 篤姫様は 御台所となる 覚悟をお決めの上・ 62 00:07:53,665 --> 00:07:56,802 大奥に お入りあそばしたのでございましょう。 63 00:07:56,802 --> 00:07:58,737 それは もちろん。 64 00:07:58,737 --> 00:08:03,408 ならば 言うことは 何もありません。 65 00:08:03,408 --> 00:08:10,708 今のお話 この胸にしまっておきます。 はあ~。 66 00:08:16,755 --> 00:08:19,424 (ため息) 67 00:08:19,424 --> 00:08:22,761 相手が悪かった。 68 00:08:22,761 --> 00:08:27,761 魔がさすとは このことじゃ! 69 00:08:39,311 --> 00:08:43,081 ・(中臈)公方様 見つけました。 70 00:08:43,081 --> 00:08:45,781 ・(家定)いや 人違いじゃ。 71 00:08:47,986 --> 00:08:51,456 無邪気か…。 72 00:08:51,456 --> 00:09:02,401 ・~ 73 00:09:02,401 --> 00:09:08,740 (侍女)幾島様 摩のお屋敷より 篤姫様にお菓子が届いております。 74 00:09:08,740 --> 00:09:11,643 それは ありがたい。 75 00:09:11,643 --> 00:09:48,113 ・~ 76 00:09:48,113 --> 00:09:52,451 そこには 斉彬様の命により・ 77 00:09:52,451 --> 00:09:55,120 西郷様と小の島様を通じて・ 78 00:09:55,120 --> 00:09:58,023 連絡を取り合うことに なったこと。 79 00:09:58,023 --> 00:10:00,993 また 将軍 家定様について・ 80 00:10:00,993 --> 00:10:04,993 調べてほしいと書かれていました。 81 00:10:07,699 --> 00:10:11,136 一方 摩では…。 82 00:10:11,136 --> 00:10:13,071 (大久保正助)江戸よりの文では・ 83 00:10:13,071 --> 00:10:15,807 とんでもなかことを 言いだした者がおると。 84 00:10:15,807 --> 00:10:17,807 (小松尚五郎)何ですか? 85 00:10:20,145 --> 00:10:23,815 一橋慶喜様を 次の将軍に!? 86 00:10:23,815 --> 00:10:27,152 どうも そのことに 殿も関わっておいでのようなのです。 87 00:10:27,152 --> 00:10:29,087 お殿様が…。 88 00:10:29,087 --> 00:10:35,327 譜代大名に限らず 優れた人材を召し出し 政の根本を立て直し・ 89 00:10:35,327 --> 00:10:38,964 その頭に 英明なる一橋様をすえる。 90 00:10:38,964 --> 00:10:41,833 諸外国と向き合うには ほかに手はないと。 91 00:10:41,833 --> 00:10:44,336 ちょっと待ってください。 ということは・ 92 00:10:44,336 --> 00:10:49,841 篤姫様は 一橋様の件を 有利に進めるために お輿入れを? 93 00:10:49,841 --> 00:10:54,513 そいは まあ…。 94 00:10:54,513 --> 00:10:56,848 だとしたら…・ 95 00:10:56,848 --> 00:11:01,548 篤姫様は あまりに お気の毒だ。 96 00:11:05,657 --> 00:11:09,795 (島津斉彬)ようやく婚儀の支度 すべて相整いました。 97 00:11:09,795 --> 00:11:15,667 (阿部正弘)これまで 長い月日を要し 島津殿には ご心労をかけました。 98 00:11:15,667 --> 00:11:18,804 とんでもないことでござる。 99 00:11:18,804 --> 00:11:24,476 阿部殿のご尽力 心より御礼申し上げまする。 100 00:11:24,476 --> 00:11:26,411 何の。 101 00:11:26,411 --> 00:11:28,814 ただ…。 102 00:11:28,814 --> 00:11:31,716 お尋ねしたきことが一つ。 103 00:11:31,716 --> 00:11:33,685 何なりと。 104 00:11:33,685 --> 00:11:37,385 堀田殿のことにございます。 105 00:11:39,157 --> 00:11:45,497 堀田殿は 慶喜公を 将軍家 お世継ぎにする件・ 106 00:11:45,497 --> 00:11:49,197 ご承知なのでございましょうか? 107 00:11:50,836 --> 00:11:56,708 いや まだ そのこと 堀田殿とは 話しておりませぬ。 108 00:11:56,708 --> 00:12:03,415 考えの古い 譜代の大名たちに 漏れでもしたら 一大事。 109 00:12:03,415 --> 00:12:10,789 慶喜公 ご推挙の件は 慎重に事を進めねばなりませぬ。 110 00:12:10,789 --> 00:12:15,293 何にせよ これから 城中では・ 111 00:12:15,293 --> 00:12:19,464 篤子のお味方は 阿部殿 お一人にございます。 112 00:12:19,464 --> 00:12:22,164 お任せくだされ。 113 00:12:24,336 --> 00:12:30,809 年末のあわただしさも相まって 毎日が瞬く間に過ぎ・ 114 00:12:30,809 --> 00:12:34,646 明日は いよいよ婚礼という日。 115 00:12:34,646 --> 00:12:41,153 阿部様が 大奥に 篤姫様をお訪ねになられました。 116 00:12:41,153 --> 00:13:03,108 ・~ 117 00:13:03,108 --> 00:13:07,779 ・(侍女)姫君様のおなりにございます。 118 00:13:07,779 --> 00:13:24,129 ・~ 119 00:13:24,129 --> 00:13:27,829 阿部伊勢守にございます。 120 00:13:33,138 --> 00:13:40,812 明日は いよいよご婚礼と相成り 謹んでお喜び申し上げまする。 121 00:13:40,812 --> 00:13:44,149 ありがたく存じます。 122 00:13:44,149 --> 00:13:49,654 阿部殿のことは 摩の父より 度々 聞かされていたせいか・ 123 00:13:49,654 --> 00:13:53,158 初めて お会いするような気が いたしませぬ。 124 00:13:53,158 --> 00:13:57,495 某も こうして 姫様にお目通りかない・ 125 00:13:57,495 --> 00:14:02,100 積年の宿願を果たしたような 心持ちでおりまする。 126 00:14:02,100 --> 00:14:04,769 (幾島)それにいたしましても・ 127 00:14:04,769 --> 00:14:10,108 使命を同じうする方と 相まみえるというのは・ 128 00:14:10,108 --> 00:14:15,447 思うた以上に 心強いものでございますね。 129 00:14:15,447 --> 00:14:21,119 畏れながら それは… お世継ぎのことにございましょうか? 130 00:14:21,119 --> 00:14:23,455 ほかなりませぬ。 131 00:14:23,455 --> 00:14:27,125 姫様も 摩の父君様から・ 132 00:14:27,125 --> 00:14:33,465 しっかりと言いつかって おいででございますゆえ。 133 00:14:33,465 --> 00:14:37,135 ああ。 134 00:14:37,135 --> 00:14:42,307 時に姫様 ご城中のことなどについて・ 135 00:14:42,307 --> 00:14:45,343 お尋ねになりたき儀は ございましょうか? 136 00:14:45,343 --> 00:14:48,480 ハリスの件ですが…。 137 00:14:48,480 --> 00:14:52,350 これは…。 138 00:14:52,350 --> 00:14:59,491 姫様が 政に 一方ならぬ思いをお持ちとは 存じておりましたが…。 139 00:14:59,491 --> 00:15:03,895 ハリスは 江戸へ参ることを 望んでいると聞きました。 140 00:15:03,895 --> 00:15:06,798 再度の願い上げが届いておりまする。 141 00:15:06,798 --> 00:15:11,636 この度は 文書にて 拒絶することになりましょう。 142 00:15:11,636 --> 00:15:14,439 交易を求めているとか? 143 00:15:14,439 --> 00:15:20,312 はい。 事が事だけに 我らも慎重を期しておりまする。 144 00:15:20,312 --> 00:15:26,151 何か動きがあれば 今後も知らせるよう願いたいのですが。 145 00:15:26,151 --> 00:15:29,651 承知つかまつりました。 146 00:15:31,790 --> 00:15:37,662 それと もう一つ。 はっ。 147 00:15:37,662 --> 00:15:41,466 公方様のことなのですが…。 148 00:15:41,466 --> 00:15:58,016 ・~ 149 00:15:58,016 --> 00:16:04,689 摩の父より 申しつかりしこと 忘れた日はございませぬ。 150 00:16:04,689 --> 00:16:10,095 されど もし 公方様が 尋常でない お方なのだとしたら。 151 00:16:10,095 --> 00:16:14,766 姫様。 この私などでは どうにもならない お方なのだとしたら・ 152 00:16:14,766 --> 00:16:18,436 さまざまなことが 難しゅうなってまいります。 153 00:16:18,436 --> 00:16:23,436 そのようなことには 決してならぬと存じまする。 154 00:16:25,777 --> 00:16:31,449 阿部殿 もう一度 聞きます。 公方様は…。 155 00:16:31,449 --> 00:16:37,789 世に隠れなき 武家の棟梁におわします。 156 00:16:37,789 --> 00:16:50,368 ・~ 157 00:16:50,368 --> 00:16:55,368 そして 迎えられた ご婚礼の当日。 158 00:16:59,077 --> 00:17:11,656 ・~ 159 00:17:11,656 --> 00:17:21,099 姫様 ようお似合いにございます。 160 00:17:21,099 --> 00:17:25,799 幾島。 はい。 161 00:17:27,439 --> 00:17:29,774 いよいよじゃな。 162 00:17:29,774 --> 00:17:33,445 いよいよにございます。 163 00:17:33,445 --> 00:17:37,145 もう 逃げられぬのじゃな。 164 00:17:38,783 --> 00:17:41,783 姫様。 165 00:17:43,922 --> 00:17:50,122 私は こちらにて…。 166 00:17:55,467 --> 00:17:59,137 参る。 167 00:17:59,137 --> 00:18:22,360 ・~ 168 00:18:22,360 --> 00:18:28,166 篤姫様は 家定様との婚礼の儀が執り行われる・ 169 00:18:28,166 --> 00:18:33,004 ご対面所へと向かわれたのでございます。 170 00:18:33,004 --> 00:18:44,449 ・~ 171 00:18:44,449 --> 00:18:49,120 (侍女)おなり~。 172 00:18:49,120 --> 00:19:13,077 ・~ 173 00:19:13,077 --> 00:19:17,749 何じゃ? わしの顔に 何かついておるか? 174 00:19:17,749 --> 00:19:19,684 いえ。 175 00:19:19,684 --> 00:19:25,256 (上臈)畏れながら 婚儀の一切が 終わるまでは・ 176 00:19:25,256 --> 00:19:29,427 お互いのお顔を ご覧になりませぬように。 177 00:19:29,427 --> 00:19:36,901 お言葉も お交わしになりませぬように。 はい。 178 00:19:36,901 --> 00:19:39,604 わしは 3度目の婚儀じゃ。 179 00:19:39,604 --> 00:19:41,539 えっ? 180 00:19:41,539 --> 00:19:45,910 なのに 同じ事を 繰り返しやらねば ならぬとはのう。 181 00:19:45,910 --> 00:19:47,979 上様。 182 00:19:47,979 --> 00:19:50,448 そちは 何度目じゃ? 183 00:19:50,448 --> 00:19:53,448 初めてにございます。 184 00:19:55,119 --> 00:19:58,819 疲れるぞう。 185 00:20:03,294 --> 00:20:10,494 (上臈)本日は まことに おめでとうござりまする。 186 00:20:13,004 --> 00:20:15,807 (上臈)お酌。 187 00:20:15,807 --> 00:20:47,505 ・~ 188 00:20:47,505 --> 00:20:51,376 杯事は 滞りなく進み・ 189 00:20:51,376 --> 00:20:55,676 婚儀は いったん休憩に。 190 00:21:01,519 --> 00:21:05,390 村岡様…。 191 00:21:05,390 --> 00:21:07,625 本日は…。 192 00:21:07,625 --> 00:21:14,799 (村岡)他人行儀やなあ。 今は おたあさんどすやろ。 193 00:21:14,799 --> 00:21:18,469 そうでした。 194 00:21:18,469 --> 00:21:23,808 母上様 此度は 遠路はるばる お下りいただき・ 195 00:21:23,808 --> 00:21:27,478 まことに ありがとう存じます。 196 00:21:27,478 --> 00:21:35,820 まことに おかげさまをもちまして この日を迎えることができました。 197 00:21:35,820 --> 00:21:40,158 心より 御礼申し上げます。 198 00:21:40,158 --> 00:21:47,665 幾島さん。 よくぞ ここまで やり通されましたなあ。 199 00:21:47,665 --> 00:21:50,501 いいえ 私は何も。 200 00:21:50,501 --> 00:21:59,510 ひとえに 姫様のお心がけの賜物と 心得ております。 201 00:21:59,510 --> 00:22:03,810 幾島は 本当に よくやってくれました。 202 00:22:05,316 --> 00:22:08,319 ところで 母上様。 203 00:22:08,319 --> 00:22:14,025 母上様は 公方様については どのようにお聞き及びにございますか? 204 00:22:14,025 --> 00:22:20,798 公方様について? はい。 ご気性などについては…。 205 00:22:20,798 --> 00:22:27,138 大層 ご立派なお方やと聞いてますけど。 206 00:22:27,138 --> 00:22:30,438 そうですか…。 207 00:22:35,012 --> 00:22:42,954 婚礼の儀は 更に続き 雑煮三献と呼ばれる式の後・ 208 00:22:42,954 --> 00:22:49,454 将軍 家定様は 諸大名の挨拶を受けられました。 209 00:22:53,164 --> 00:22:57,034 御台様 本日は 婚礼の儀…。 210 00:22:57,034 --> 00:23:00,838 篤姫様は この日を境に・ 211 00:23:00,838 --> 00:23:06,444 御台様と呼ばれることに なったのでございます。 212 00:23:06,444 --> 00:23:09,744 大儀である。 213 00:23:15,453 --> 00:23:21,259 そして いよいよ 夜の寝間入り お杯の儀式に・ 214 00:23:21,259 --> 00:23:25,129 向かわれることとなるのでございます。 215 00:23:25,129 --> 00:23:28,032 (幾島)御台様。 216 00:23:28,032 --> 00:23:38,476 ・~ 217 00:23:38,476 --> 00:23:43,147 お美しゅうございます。 218 00:23:43,147 --> 00:23:49,447 公方様も きっとお気に召しましょう。 219 00:23:53,791 --> 00:23:59,697 御台様 私はこれにて。 220 00:23:59,697 --> 00:24:03,100 行ってしまうのか? 221 00:24:03,100 --> 00:24:08,800 私が お供をしますのは ここまででございます。 222 00:24:20,651 --> 00:24:22,787 分かった。 223 00:24:22,787 --> 00:24:30,127 くれぐれも 公方様に 好いていただけますように。 224 00:24:30,127 --> 00:24:33,030 分かっておる。 225 00:24:33,030 --> 00:25:51,142 ・~ 226 00:25:51,142 --> 00:25:54,045 (お近)旦那様。・ 227 00:25:54,045 --> 00:25:57,014 旦那様。 228 00:25:57,014 --> 00:25:59,714 何じゃ? 229 00:26:01,485 --> 00:26:03,754 いいえ。 230 00:26:03,754 --> 00:26:23,054 ・~ 231 00:26:24,775 --> 00:26:29,447 (鈴の音) 232 00:26:29,447 --> 00:26:34,147 (侍女)おなり~。 233 00:26:47,798 --> 00:26:53,471 公方様 お杯の儀を。 面倒じゃ やめておこう。 234 00:26:53,471 --> 00:26:57,808 (上臈)は? されど…。 (家定)誰にも言わぬ。 235 00:26:57,808 --> 00:27:01,679 よって そちが責めを負うこともない。 下がってよいぞ。 236 00:27:01,679 --> 00:27:04,615 しかし…。 下がれと申しておる。 237 00:27:04,615 --> 00:27:07,615 ははっ。 238 00:27:46,791 --> 00:27:50,091 さてと…。 239 00:27:56,467 --> 00:28:00,467 わしは疲れた。 寝る。 240 00:28:03,274 --> 00:28:06,274 そなたも やすめ。 241 00:28:11,415 --> 00:28:17,088 上様 本日より よろしくお願いつかまつります! 242 00:28:17,088 --> 00:28:21,592 ふつつか者ではございますが 将軍家 御台所として・ 243 00:28:21,592 --> 00:28:24,428 精いっぱいつとめる所存にございますゆえ 何とぞ…! 244 00:28:24,428 --> 00:28:26,464 うるさいのう。 目が覚めてしまったではないか。 245 00:28:26,464 --> 00:28:29,664 ああ… 申し訳ございませぬ。 246 00:28:35,773 --> 00:29:03,734 ・~ 247 00:29:03,734 --> 00:29:09,406 眠れぬ。 はい。 248 00:29:09,406 --> 00:29:12,443 何か面白き話を聞かせよ。 249 00:29:12,443 --> 00:29:16,643 面白きお話にございますか? そうじゃ。 250 00:29:18,415 --> 00:29:24,588 え~… ハリスについてでございます…。 ハリスじゃと!? 251 00:29:24,588 --> 00:29:26,524 はい。 下田にいるという。 252 00:29:26,524 --> 00:29:29,460 上様は どのようにお考えですか? 253 00:29:29,460 --> 00:29:34,098 それのどこが面白いのじゃ! 二度と そのような話はするでない。 254 00:29:34,098 --> 00:29:36,798 はい…。 255 00:29:45,709 --> 00:29:48,709 ほかにないのか? 256 00:29:50,447 --> 00:29:54,318 そうじゃ 昔話など聞かせよ。 257 00:29:54,318 --> 00:29:59,790 昔話にございますか? 昔話じゃ。 258 00:29:59,790 --> 00:30:04,461 え~ では…。 259 00:30:04,461 --> 00:30:08,933 昔々 あるところに。 うん。 260 00:30:08,933 --> 00:30:13,470 夫婦のねずみがおりました。 うむ。 261 00:30:13,470 --> 00:30:19,143 夫のねずみは 相撲が好きで…。 うむ 面白そうではないか。 262 00:30:19,143 --> 00:30:21,143 それで? 263 00:30:28,485 --> 00:30:31,185 え~っ! 264 00:30:32,823 --> 00:30:36,823 続きは どうしてくれるのじゃ? 265 00:30:43,467 --> 00:30:46,370 酒を持て。 はい? 266 00:30:46,370 --> 00:30:49,173 ただいま。 267 00:30:49,173 --> 00:31:09,793 ・~ 268 00:31:09,793 --> 00:31:12,463 (本寿院)何もなかったじゃと!? 269 00:31:12,463 --> 00:31:16,800 はい。 御添寝役の者が そのように。 270 00:31:16,800 --> 00:31:19,703 (ため息) 271 00:31:19,703 --> 00:31:22,673 それに 御台様は・ 272 00:31:22,673 --> 00:31:26,143 ハリスの話などをしておられたとか。 273 00:31:26,143 --> 00:31:28,812 (本寿院)ハリスじゃと!? 274 00:31:28,812 --> 00:31:32,512 そればかりではなく…。 275 00:31:35,686 --> 00:31:37,821 先に寝た…。 276 00:31:37,821 --> 00:31:41,692 (一同)本寿院様! 本寿院様! 277 00:31:41,692 --> 00:31:47,692 世継ぎ… 世継ぎは どうなるのじゃ。 278 00:31:59,843 --> 00:32:04,843 今 何時じゃ? (侍女)六つ半にございます。 279 00:32:16,794 --> 00:32:18,729 御台様は!? 280 00:32:18,729 --> 00:32:22,429 お… お仏間にございます。 281 00:32:25,469 --> 00:32:32,343 大奥では 毎朝 将軍と御台所が そろって仏間に入り・ 282 00:32:32,343 --> 00:32:38,048 先祖のご位牌に 手を合わせる決まりにございました。 283 00:32:38,048 --> 00:32:52,162 ・~ 284 00:32:52,162 --> 00:32:57,162 (志賀)御台様には ご機嫌麗しゅう。 285 00:32:58,836 --> 00:33:03,674 ああ… まあ。 286 00:33:03,674 --> 00:33:10,781 公方様は お酒がすぎて まだ おやすみだとか。 287 00:33:10,781 --> 00:33:12,716 ああ。 288 00:33:12,716 --> 00:33:18,655 本寿院様は ご気分がすぐれぬとか。 289 00:33:18,655 --> 00:33:21,792 そうか。 290 00:33:21,792 --> 00:33:32,492 ・~ 291 00:33:47,818 --> 00:34:01,365 ・~ 292 00:34:01,365 --> 00:34:04,365 御台様。 293 00:34:06,770 --> 00:34:11,070 お人払いを願います。 294 00:34:15,779 --> 00:34:18,449 昔話!? 295 00:34:18,449 --> 00:34:23,287 お聞かせしているうちに こっちが眠くなってしまったのじゃ。 296 00:34:23,287 --> 00:34:25,789 笑い事ではございません。 297 00:34:25,789 --> 00:34:27,724 しかしじゃな…。 298 00:34:27,724 --> 00:34:34,798 そばに 人がおるようなところで その… 何ができるというのじゃ。 299 00:34:34,798 --> 00:34:37,701 そういうものなのでございます。 300 00:34:37,701 --> 00:34:42,139 公方様は 公のお方ゆえ その お言葉には・ 301 00:34:42,139 --> 00:34:45,476 いつも誰かが 耳を澄ましておらねば ならぬのでございます。 302 00:34:45,476 --> 00:34:50,814 それより 幾島。 さっぱり分からぬ。 何がでございますか? 303 00:34:50,814 --> 00:34:53,717 上様のことじゃ。 304 00:34:53,717 --> 00:34:57,488 うつけかと思えば そうでもない。 305 00:34:57,488 --> 00:35:01,358 まともかと思えば これまた そうではない。 306 00:35:01,358 --> 00:35:04,294 どういうことにございましょう? 307 00:35:04,294 --> 00:35:08,432 だから 皆目 分からぬのじゃ。 308 00:35:08,432 --> 00:35:13,103 分からぬといえば 仏間で また あの中臈に会うた。 309 00:35:13,103 --> 00:35:17,975 ほら 前に 廊下で 私を助けてくれた。 310 00:35:17,975 --> 00:35:20,777 お志賀にございますか? 311 00:35:20,777 --> 00:35:23,113 そのような名前なのか。 312 00:35:23,113 --> 00:35:26,413 あれは 一体 何者じゃ? 313 00:35:28,785 --> 00:35:34,458 公方様のご側室だそうにございます。 314 00:35:34,458 --> 00:35:37,127 側室…。 315 00:35:37,127 --> 00:35:40,797 大奥に入って間もなく 公方様のお手がつき・ 316 00:35:40,797 --> 00:35:45,797 それで 部屋持ちの御中臈となったとか。 317 00:35:48,138 --> 00:35:50,807 (幾島)御台様。 318 00:35:50,807 --> 00:35:55,679 側室がおるということは…。 319 00:35:55,679 --> 00:35:59,149 まともということか。 320 00:35:59,149 --> 00:36:01,084 (幾島)御台様! 321 00:36:01,084 --> 00:36:03,420 何じゃ。 322 00:36:03,420 --> 00:36:09,226 これは… 女子の戦にございます。 323 00:36:09,226 --> 00:36:16,767 決着をつけるには あの者より先に お子を授かるしかありませぬ! 324 00:36:16,767 --> 00:36:22,439 う~ん お子をのう。 325 00:36:22,439 --> 00:36:26,777 お世継ぎを! 326 00:36:26,777 --> 00:36:28,712 う~ん…。 327 00:36:28,712 --> 00:36:37,421 けれども その後 家定様のお渡りは 一度も なかったのでございます。 328 00:36:37,421 --> 00:36:50,467 ・~ 329 00:36:50,467 --> 00:36:56,139 お渡りがないのには困りましたなあ。 330 00:36:56,139 --> 00:37:00,477 来てくださらぬものは しかたがあるまい。 331 00:37:00,477 --> 00:37:04,748 しかたがないですむことでは ございませぬ。 332 00:37:04,748 --> 00:37:09,748 さようにございます。 御台様。 333 00:37:13,256 --> 00:37:19,429 確かに このままでは らちが明かぬのじゃ。 334 00:37:19,429 --> 00:37:23,300 どうすれば 確かめられるのであろう? 335 00:37:23,300 --> 00:37:28,438 うつけか否か。 御台様…。 336 00:37:28,438 --> 00:37:33,777 (侍女) 御台様。 お召し替えの刻限にございます。 337 00:37:33,777 --> 00:37:48,125 ・~ 338 00:37:48,125 --> 00:37:51,125 (さか)終わりましてございます。 339 00:37:53,797 --> 00:37:57,134 幾島様? 340 00:37:57,134 --> 00:37:59,069 ご苦労であった。 341 00:37:59,069 --> 00:38:02,369 失礼つかまつります。 342 00:38:17,754 --> 00:38:20,090 幾島。 343 00:38:20,090 --> 00:38:24,090 さっきは 何を言いかけたのじゃ? 344 00:38:25,762 --> 00:38:28,665 御台様。 345 00:38:28,665 --> 00:38:35,105 実は 私… 以前より存じておりました。 346 00:38:35,105 --> 00:38:38,008 何をじゃ? 347 00:38:38,008 --> 00:38:46,450 公方様が うつけではないかとの 噂のことにございます。 348 00:38:46,450 --> 00:38:50,787 では… 父上様も…。 349 00:38:50,787 --> 00:38:54,124 ご存じでした。 350 00:38:54,124 --> 00:39:01,732 ならば それを承知の上での 縁組みだったのか? 351 00:39:01,732 --> 00:39:07,404 ただ 父上様は… こうも おっしゃってました。 352 00:39:07,404 --> 00:39:14,277 わしには あのお方が 世間で言われるような暗愚とは…・ 353 00:39:14,277 --> 00:39:17,414 どうも思えぬのだ。 354 00:39:17,414 --> 00:39:23,754 幾島 その言葉 信じてよいのか? 355 00:39:23,754 --> 00:39:27,090 もちろんにございます。 356 00:39:27,090 --> 00:39:31,762 ・(かもの鳴き声) ・(家定)待て 待て 待て~い!・ 357 00:39:31,762 --> 00:39:33,697 待て 待て 待て~い!・ 358 00:39:33,697 --> 00:39:37,434 待った 待った。 待った 待った。 359 00:39:37,434 --> 00:39:40,103 (家定)お待ちなされ お待ちなされ。・ 360 00:39:40,103 --> 00:39:45,976 待った 待った。 待て 待て そちらではない。・ 361 00:39:45,976 --> 00:39:50,276 待てい 待てい 待った 待った。 待った 待った。 362 00:39:54,451 --> 00:39:58,121 幾島。 はい。 363 00:39:58,121 --> 00:40:01,792 私は 間違っておった。 はい? 364 00:40:01,792 --> 00:40:05,662 知りたいことあらば 自分自身で確かめるものじゃ。 365 00:40:05,662 --> 00:40:07,664 それは? 366 00:40:07,664 --> 00:40:11,935 (幾島)御台様! 誰か 御台様の履物を持て。 367 00:40:11,935 --> 00:40:14,638 待て 待て。 待て 待て 待て。 368 00:40:14,638 --> 00:40:16,673 待て 待て。 これ 何をする。 369 00:40:16,673 --> 00:40:18,809 わしが追いかけておるのだぞ。 370 00:40:18,809 --> 00:40:25,315 父 斉彬に命じられました。 何事も 上様と共にせよと。 371 00:40:25,315 --> 00:40:28,652 これ。 待て 待て。 待て 待て 待て。 372 00:40:28,652 --> 00:40:31,154 何事でしょうか? あれは。 373 00:40:31,154 --> 00:40:34,191 むつまじい姿ではないか。 374 00:40:34,191 --> 00:40:39,830 あれなら 日ならずして お世継ぎも授かるであろう。 375 00:40:39,830 --> 00:40:44,530 なるほど。 ハハハハハ…。 376 00:40:49,506 --> 00:40:52,976 上様 追い詰めました。 377 00:40:52,976 --> 00:40:56,179 ああっ。 378 00:40:56,179 --> 00:40:59,179 (一同)あ~っ! 379 00:41:12,662 --> 00:41:15,465 危ないではないか。 380 00:41:15,465 --> 00:41:18,165 上様…。 381 00:41:19,803 --> 00:41:24,674 駄目じゃ 駄目じゃ。 かもが 池に逃げ込んでしもうた。 382 00:41:24,674 --> 00:41:27,143 待て 待て 待て~。・ 383 00:41:27,143 --> 00:41:31,815 待った 待った。 待った 待った。 384 00:41:31,815 --> 00:41:42,158 ・~ 385 00:41:42,158 --> 00:41:47,831 御台様 おけがは ございませなんだか? 386 00:41:47,831 --> 00:41:53,169 幾島。 はい。 387 00:41:53,169 --> 00:41:57,974 分かったぞ。 (幾島)はい? 388 00:41:57,974 --> 00:42:01,978 上様は うつけなどではない。 389 00:42:01,978 --> 00:42:05,115 何ですと? 390 00:42:05,115 --> 00:42:10,415 家定様は 断じて うつけではない。 391 00:42:12,455 --> 00:42:15,125 その証し…。 392 00:42:15,125 --> 00:42:19,125 私が 必ず立ててみせる。 393 00:42:23,466 --> 00:42:26,166 必ず。 394 00:42:31,808 --> 00:42:34,477 とにかく 訳を知りたい。 395 00:42:34,477 --> 00:42:36,513 ねずみの夫婦に 子は おったのか? 396 00:42:36,513 --> 00:42:39,950 私は あの方が好きなのです。 好き…。 397 00:42:39,950 --> 00:42:41,885 お渡りが? お渡りじゃと? 398 00:42:41,885 --> 00:42:43,820 好き…。 399 00:42:43,820 --> 00:42:46,156 御台様も? 好き…。 400 00:42:46,156 --> 00:42:48,959 大奥は 思うた以上に やっかいな所。 401 00:42:48,959 --> 00:42:50,894 なぜ うつけのふりを していらっしゃるのですか? 402 00:42:50,894 --> 00:42:52,829 うるさ~い! うるさい うるさい うるさい うるさい・ 403 00:42:52,829 --> 00:42:55,332 うるさい うるさい うるさ~い! 404 00:42:55,332 --> 00:42:57,267 わしには 子はできぬぞ。 405 00:42:57,267 --> 00:43:01,467 私は 上様の妻にございます。 406 00:43:03,073 --> 00:43:06,443 <鹿児島県日置市。・ 407 00:43:06,443 --> 00:43:10,313 かつて 小松家の領地であった吉利は・ 408 00:43:10,313 --> 00:43:15,613 尚五郎 後の帯刀が 何度も訪れた場所です> 409 00:43:19,990 --> 00:43:23,460 <小松家のお仮屋跡。・ 410 00:43:23,460 --> 00:43:27,797 お仮屋は 領地の行政を行う場所。・ 411 00:43:27,797 --> 00:43:33,497 ここを中心に 武家屋敷が立ち並んでいました> 412 00:43:38,141 --> 00:43:41,945 <小松家の祖先を祭った 鬼丸神社は・ 413 00:43:41,945 --> 00:43:46,445 今でも 地元の人々に 大切にされています> 414 00:43:49,152 --> 00:43:53,852 <小松家の菩提寺 園林寺跡> 415 00:43:55,825 --> 00:44:02,825 <ここに 小松家歴代の墓が 今も 残されています> 416 00:44:05,902 --> 00:44:11,441 <身分格式にとらわれず 領地を治めた小松帯刀。・ 417 00:44:11,441 --> 00:44:17,113 今なお 「小松家の名君」と慕われています> 418 00:44:17,113 --> 00:44:26,813 ・~ 419 00:45:02,759 --> 00:45:07,559 世界一の大富豪といわれた石油王…