1 00:00:07,153 --> 00:00:13,159 ♪ 2 00:00:13,159 --> 00:00:18,831 ≪(男達)丁! 半! 丁! 3 00:00:18,831 --> 00:00:25,838 ♪ 4 00:00:25,838 --> 00:00:31,177 (呼び込み)あっ 旅の人! ちょいと 遊んで行きませんかね? 5 00:00:31,177 --> 00:00:33,777 いい小遣い銭になりますよ。 6 00:00:36,182 --> 00:00:39,185 (盤嶽)俺が侍に 見えんか! いえいえ。 7 00:00:39,185 --> 00:00:43,189 この節 お侍も坊さんも みんなやってますよ。 8 00:00:43,189 --> 00:00:47,193 時代の移り変わりってのは 恐ろしいもんですねぇ。 9 00:00:47,193 --> 00:00:48,793 さ どうぞ! 10 00:00:51,197 --> 00:01:01,874 日置光平よ…。 刀の研ぎのことも あるしな。 かまわんか? 11 00:01:01,874 --> 00:01:04,544 丁! 半! 12 00:01:04,544 --> 00:01:06,813 丁方ないか? お坊さんもどうぞ。 13 00:01:06,813 --> 00:01:09,482 丁半 駒 揃いました。 14 00:01:09,482 --> 00:01:12,151 (つぼ振り)勝負! 15 00:01:12,151 --> 00:01:15,751 ういの半! 半と出ました! こりゃ駄目だ。 16 00:01:21,494 --> 00:01:23,794 (博徒)おい! 17 00:01:26,165 --> 00:01:30,503 お侍さん。 大した つきですね。 18 00:01:30,503 --> 00:01:32,839 うん。 どうでしょう。 19 00:01:32,839 --> 00:01:38,139 お持ちの駒札全部 あっしと差しで願いますか? 20 00:01:46,185 --> 00:01:51,485 よし。 その代わり 大目小目にしてもらいてえんで。 21 00:02:00,533 --> 00:02:04,871 ああ。 異存はない。 22 00:02:04,871 --> 00:02:08,471 おい! へい。 23 00:02:11,477 --> 00:02:13,077 入ります! 24 00:02:19,152 --> 00:02:22,152 お侍さんからどうぞ。 25 00:02:31,164 --> 00:02:34,764 小目! 大目! (つぼ振り)勝負! 26 00:02:43,843 --> 00:02:47,180 さいの目は大目! うわあー。 27 00:02:47,180 --> 00:02:49,182 あー おしいよなー。 (博徒)へへへへ。⇒ 28 00:02:49,182 --> 00:02:52,852 あっしの勝ちです。 ご愁傷様。 29 00:02:52,852 --> 00:03:03,863 ♪ 30 00:03:03,863 --> 00:03:07,800 (紋次)いや すっかり やられましたねぇ。 31 00:03:07,800 --> 00:03:11,137 いやいや。 わたしもね いかさまと分かってれば⇒ 32 00:03:11,137 --> 00:03:15,141 お止めしたんですが。 後で分かったもんですから…。 33 00:03:15,141 --> 00:03:20,146 よく横から口を出す男だな。 何なんだ お前は? 34 00:03:20,146 --> 00:03:24,484 へ? ああ あたしはね あの 紋次といいましてね⇒ 35 00:03:24,484 --> 00:03:29,489 この宿場町で 傘と提灯を 商っております。 36 00:03:29,489 --> 00:03:32,158 さっきの勝負は いかさまだと? 37 00:03:32,158 --> 00:03:36,162 そうですよ。 そうなんですよ。⇒ 38 00:03:36,162 --> 00:03:40,500 ありゃあねぇ 「毛返し」っていう からくりで…。⇒ 39 00:03:40,500 --> 00:03:43,836 つぼの中に 髪の毛を 三角形に 張り巡らせて⇒ 40 00:03:43,836 --> 00:03:47,436 ちょっとした 引き具合で さいころを 転がすんです。 41 00:03:50,843 --> 00:03:55,515 始めにつぼを伏せる時 思い通りの 目を出せるつぼ振りの⇒ 42 00:03:55,515 --> 00:03:59,185 指先の神経と勘が 大事だそうです。 43 00:03:59,185 --> 00:04:04,857 いやあ うまくつぼを 取り替えやがったもんだ。 44 00:04:04,857 --> 00:04:09,462 騙されるということは 騙す人間が悪いということは⇒ 45 00:04:09,462 --> 00:04:14,133 もちろんだが 騙される人間にも罪がある。 46 00:04:14,133 --> 00:04:19,806 騙される人間がなければ 騙す方は 自然と恐れ⇒ 47 00:04:19,806 --> 00:04:32,819 縮こまってしまうだろう。 しかし… やっぱり嘘はいかん! 48 00:04:32,819 --> 00:04:40,493 ♪ (テーマ曲) 49 00:04:40,493 --> 00:05:05,184 ♪ 50 00:05:05,184 --> 00:05:30,142 ♪ 51 00:05:30,142 --> 00:05:47,142 ♪ 52 00:07:51,150 --> 00:08:05,164 ♪ 53 00:08:05,164 --> 00:08:09,168 時に どちらに? 54 00:08:09,168 --> 00:08:12,838 分からん。 ああ…。 55 00:08:12,838 --> 00:08:15,841 とにかく 俺がいけないんだ。 56 00:08:15,841 --> 00:08:21,113 刀を研ぎに 出したいばっかりに 博打に手を出して…。 57 00:08:21,113 --> 00:08:24,450 すってんてんに おなりに。 58 00:08:24,450 --> 00:08:26,118 うん。 59 00:08:26,118 --> 00:08:28,788 旦那が一文無しになったのも 少しは わたしに⇒ 60 00:08:28,788 --> 00:08:31,123 責任がありますからね。 旦那はやめてくれ。 61 00:08:31,123 --> 00:08:34,126 名前がある。 盤嶽。 62 00:08:34,126 --> 00:08:38,130 「ばんがく」 強そうな名前ですねぇ。 63 00:08:38,130 --> 00:08:40,466 そうだ! 強いぞ! 64 00:08:40,466 --> 00:08:44,470 ですからね そのお詫として その刀の研ぎ代とやらを⇒ 65 00:08:44,470 --> 00:08:46,806 わたしに立て替えさせて もらえませんか。 66 00:08:46,806 --> 00:08:49,809 研ぎ師も知ってますし。 いや… それはいかん。 67 00:08:49,809 --> 00:08:53,145 その代わり わたしの仕事を 手伝って頂くという…。 68 00:08:53,145 --> 00:08:56,816 仕事? 何だ! 用心棒か。 69 00:08:56,816 --> 00:09:00,152 いやいや。 そんな物騒な 斬った張ったじゃなくて⇒ 70 00:09:00,152 --> 00:09:03,155 傘貼りですよ。 「傘貼り」…? 71 00:09:03,155 --> 00:09:07,159 今の若い者は こういう仕事を 嫌がりましてねぇ。 72 00:09:07,159 --> 00:09:12,159 あ… あれが 研ぎ師 銀造の家ですよ。 73 00:09:15,835 --> 00:09:20,773 しかし 旦那… いやいや 盤嶽さん。 言っときますけどね⇒ 74 00:09:20,773 --> 00:09:23,109 研ぎ師としては 名人に近いんですが⇒ 75 00:09:23,109 --> 00:09:26,112 とても偏屈な男ですから 気を付けて…。 76 00:09:26,112 --> 00:09:30,449 ♪ 77 00:09:30,449 --> 00:09:32,049 うっ… おお! 78 00:09:40,459 --> 00:09:42,795 ≪(新之助)女っ! 待てーい! 79 00:09:42,795 --> 00:09:49,135 ♪ 80 00:09:49,135 --> 00:09:54,435 何でしょうね? 分からん。 さっ 行きましょ。 81 00:09:57,143 --> 00:10:03,149 (紋次)おおっ やってるな。 銀造さん。 この ご浪人が⇒ 82 00:10:03,149 --> 00:10:06,152 刀を研いで ほしいそうだ。 83 00:10:06,152 --> 00:10:09,155 (銀造)仕事が 溜まってるんでなぁ。 84 00:10:09,155 --> 00:10:12,158 そこを何とか 急いでくれねえか。 85 00:10:12,158 --> 00:10:16,162 傘貼りや 提灯貼りのようには いかねえからなぁ…。 86 00:10:16,162 --> 00:10:19,832 何言ってんだよ。 この間も雨にあって困ってた時⇒ 87 00:10:19,832 --> 00:10:23,169 俺の傘で ずぶぬれにならねえで 済んだじゃねえか。 88 00:10:23,169 --> 00:10:29,169 とにかく どんななまくらか 見せてもらいやしょうか。 89 00:10:38,184 --> 00:11:06,545 ♪ 90 00:11:06,545 --> 00:11:12,145 おい どうしたんだよ? ううーん。 91 00:11:15,221 --> 00:11:20,826 こんな業物を見るのは 久しぶりだ。 92 00:11:20,826 --> 00:11:27,499 反りといい わきあがるような 色合いといい⇒ 93 00:11:27,499 --> 00:11:35,174 吸い込まれるようだ。 見事というほかはねぇ。 94 00:11:35,174 --> 00:11:42,514 日置光平。 師匠の 大垣周次郎先生に頂いたものだ。⇒ 95 00:11:42,514 --> 00:11:44,514 やってくれるか? 96 00:11:47,186 --> 00:11:52,524 やらせて頂きやしょう。 ただし⇒ 97 00:11:52,524 --> 00:11:57,196 日数はちょっと頂かねえと。 任せた! 98 00:11:57,196 --> 00:12:00,866 お侍が 丸腰じゃ 格好がつかねえでしょう。 99 00:12:00,866 --> 00:12:04,866 こいつをどうぞ。 それは有り難い。 100 00:12:10,209 --> 00:12:16,209 あ… 竹光だ。 ははは。 ははは。 ははは。 101 00:12:17,883 --> 00:12:34,500 ♪ 102 00:12:34,500 --> 00:12:36,100 (千恵)ああっ。 103 00:12:39,171 --> 00:12:41,173 新之助さん! 104 00:12:41,173 --> 00:12:43,509 (新之助)はぁ はぁ…。 千恵さん。 105 00:12:43,509 --> 00:12:46,512 で 無事にお渡しになった? 106 00:12:46,512 --> 00:12:52,518 そ… それが千恵さん。 途中で 巾着切りの女に⇒ 107 00:12:52,518 --> 00:12:58,190 大事な品を…。 盗まれた? 108 00:12:58,190 --> 00:13:04,196 面目無い。 乾新之助 一生の不覚。 すぐ気が付いて⇒ 109 00:13:04,196 --> 00:13:07,866 後を追ったのだが 見失ってしまって…。 110 00:13:07,866 --> 00:13:11,537 あれが無いと 仕官の話が…。 111 00:13:11,537 --> 00:13:20,212 絶望だ。 せっかく千恵さんから 譲り受けた品を…。 112 00:13:20,212 --> 00:13:24,149 さ 行きましょう。 え? 113 00:13:24,149 --> 00:13:27,486 捜すのですよ。 その巾着切りの女を。 114 00:13:27,486 --> 00:13:31,824 どこにいるか…。 だから 捜すのですよ。 さ。 115 00:13:31,824 --> 00:13:33,424 ≪(月見屋)お待ちなさい! 116 00:13:35,160 --> 00:13:37,830 (新之助)何だ? 何者か? 117 00:13:37,830 --> 00:13:42,835 (月見屋)お前には 用は無い。 退きな。 何っ! 118 00:13:42,835 --> 00:13:48,135 赤提灯という 居酒屋に勤めてる 千恵さんだね? 119 00:13:49,842 --> 00:13:55,848 会えてよかった。 わたしは海産問屋をやっている⇒ 120 00:13:55,848 --> 00:14:00,185 月見屋満兵衛と申しやす。 121 00:14:00,185 --> 00:14:02,855 わたしに 何の用です? 122 00:14:02,855 --> 00:14:07,192 先刻 お店へ伺ったら 出かけたということで…。 123 00:14:07,192 --> 00:14:11,864 だから わたしに…。 例の品を 売って頂けませんか? 124 00:14:11,864 --> 00:14:14,867 え? とぼけちゃいけません。 125 00:14:14,867 --> 00:14:18,867 あんたの素性は 先刻 承知してるんだ! 126 00:14:22,141 --> 00:14:26,145 素直に渡して もらえませんか? 127 00:14:26,145 --> 00:14:31,745 でないと 気の荒い 後ろの連中が…。 128 00:14:51,170 --> 00:14:55,841 (お小夜)さっきお預けした品 お返しくださいません? 129 00:14:55,841 --> 00:15:00,179 人違いじゃないのか? いいえ。 確かにあんたよ。 130 00:15:00,179 --> 00:15:03,182 何を言ってるんだ? この女。 とぼけてないで⇒ 131 00:15:03,182 --> 00:15:05,184 いいかげん 返してくださいよ。 132 00:15:05,184 --> 00:15:08,520 だから 何を…。 預けた品物ですよ。 133 00:15:08,520 --> 00:15:10,120 ≪(千恵)あぁ~! 134 00:15:12,524 --> 00:15:15,527 さあ 早く! ≪(千恵)あっ! 135 00:15:15,527 --> 00:15:22,134 あっ お待ち! ふんっ。 136 00:15:22,134 --> 00:15:26,805 おさらば お小夜をなめると 承知しないよ。 137 00:15:26,805 --> 00:15:29,475 (月見屋)来てもらいましょうか! (千恵)嫌! (新之助)何をするか! 138 00:15:29,475 --> 00:15:41,153 ♪ 139 00:15:41,153 --> 00:15:48,160 ああっ! うわあっ! ああっ…。 140 00:15:48,160 --> 00:15:50,160 あっ… 新之助さん! 141 00:15:52,164 --> 00:15:53,832 お前達 何をしている? 142 00:15:53,832 --> 00:15:55,834 (用心棒)貴様には 関わりのないことだ。⇒ 143 00:15:55,834 --> 00:16:00,172 すっこんでろ。 叩き斬るぞ! よーし! 斬ってみろ! 144 00:16:00,172 --> 00:16:02,174 くっ! やーっ! 145 00:16:02,174 --> 00:16:05,177 がっ くっ…。 くうっ…。 146 00:16:05,177 --> 00:16:09,177 安心しろ 竹光だ。 え? 147 00:16:19,525 --> 00:16:21,125 (用心棒)ああっ! 148 00:16:25,797 --> 00:16:45,817 ♪ 149 00:16:45,817 --> 00:16:48,820 (紋次)お初! 着替えだ! 布団だ! 着替えだ! 150 00:16:48,820 --> 00:16:51,156 (お初)何言ってんだよ! あっ。 151 00:16:51,156 --> 00:16:53,158 (紋次)盤嶽さん! 裏の仕事場に。 えっ? 152 00:16:53,158 --> 00:16:59,164 裏か? あがって。 ちょっと。 ええっ? 153 00:16:59,164 --> 00:17:04,464 さっ 気を付けて。 さっ こっちです。 154 00:17:07,839 --> 00:17:09,439 よし。 155 00:17:19,851 --> 00:17:22,151 新之助さん…。 156 00:17:26,792 --> 00:17:29,461 はぁ はぁ。 はっ。 157 00:17:29,461 --> 00:17:32,130 何ぼんやり 突っ立ってるんだい! 着替えさせるんだから⇒ 158 00:17:32,130 --> 00:17:34,730 ほら さっさと 出ていくんだよ! 159 00:17:37,135 --> 00:17:39,135 何だ あいつは。 160 00:17:55,821 --> 00:17:59,121 盤嶽さん。 当分 ここを使ってください。 161 00:18:04,496 --> 00:18:14,172 ほぉ…。 ここで 傘を貼るのか。 まぁ すぐ慣れますよ。 162 00:18:14,172 --> 00:18:21,446 あの若い二人。 一体 何が あったんでしょうねぇ。 163 00:18:21,446 --> 00:18:23,782 分からん。 164 00:18:23,782 --> 00:18:28,453 橋の上にいた 月見屋満兵衛。 表向きは 海産問屋ですが⇒ 165 00:18:28,453 --> 00:18:32,457 裏じゃ 悪いことをやってるって 評判の男ですよ。 166 00:18:32,457 --> 00:18:37,129 密貿易の 抜け荷はもとより 大きな賭場を いくつも持ってて⇒ 167 00:18:37,129 --> 00:18:39,729 悪銭を稼いでるらしいですよ。 168 00:18:47,472 --> 00:18:51,143 ああ これか。 あの女が…。 169 00:18:51,143 --> 00:19:04,823 ♪ 170 00:19:04,823 --> 00:19:06,825 おい。 171 00:19:06,825 --> 00:19:09,494 いいじゃありませんか。 172 00:19:09,494 --> 00:19:33,094 ♪ 173 00:23:37,128 --> 00:23:52,077 ♪ 174 00:23:52,077 --> 00:23:53,745 ああっ! 175 00:23:53,745 --> 00:24:05,090 ♪ 176 00:24:05,090 --> 00:24:09,761 昨日は 有り難うございました。 177 00:24:09,761 --> 00:24:12,430 起きていて 大丈夫か? 178 00:24:12,430 --> 00:24:18,030 はい。 おかみさんが 親切にしてくださいまして…。 179 00:24:19,771 --> 00:24:24,442 昨日 あの連中は 何で あんたたちを 襲ったんだ? 180 00:24:24,442 --> 00:24:34,119 え? あたしにも… 分かりません。 181 00:24:34,119 --> 00:24:36,119 分からん? 182 00:24:38,456 --> 00:24:43,795 何か 言えない事情が あるようだが…。 183 00:24:43,795 --> 00:24:50,135 あの… 新之助さんは? うん。 184 00:24:50,135 --> 00:24:57,742 川下のほうまで 捜してみたんだが 残念ながら…。 185 00:24:57,742 --> 00:25:10,422 あっ…。 あたしは あの人 一人を頼りに 生きてきました。 186 00:25:10,422 --> 00:25:17,762 それなのに 亡くなられては…。 ああっ… 新之助さんっ…。 187 00:25:17,762 --> 00:25:20,762 ≪(物音) 188 00:25:25,437 --> 00:25:27,037 誰だ! 189 00:25:34,779 --> 00:25:38,783 おや お目覚めですか? 190 00:25:38,783 --> 00:25:43,788 お前は? あんたの懐の物を 掏った女だよ。 191 00:25:43,788 --> 00:25:47,792 あっ そうだ! おのれっ 返せ! 192 00:25:47,792 --> 00:25:51,062 あっ! まあまあ 乱暴に動くと 傷に障りますよ。 193 00:25:51,062 --> 00:25:55,066 返せっ! 返さないと 斬る! 194 00:25:55,066 --> 00:25:59,738 あたしを。 そんなことが できるんですかねぇ。 195 00:25:59,738 --> 00:26:03,074 川下で 気を失っていたあんたを 助けて ここに連れてきて⇒ 196 00:26:03,074 --> 00:26:06,077 傷の手当てをした あたしを 斬るんですか? 197 00:26:06,077 --> 00:26:08,079 ええっ? 198 00:26:08,079 --> 00:26:12,751 ま 少し落ち着きなさいよ。 この寺は いつもあたしが⇒ 199 00:26:12,751 --> 00:26:15,420 使っている所で 心配はいりません。 200 00:26:15,420 --> 00:26:22,427 そうか…。 お前に 助けられたのか。 恩に着る。 201 00:26:22,427 --> 00:26:27,766 しかし それはそれだ。 掏った物を返してくれ。 頼む。 202 00:26:27,766 --> 00:26:34,439 それがね…。 あいにく 無くしちまったんですよ。 203 00:26:34,439 --> 00:26:37,442 冗談を言っている 場合ではないんだ。 204 00:26:37,442 --> 00:26:42,447 それに あれは お前にとっては 何の値打ちも無い 紙切れだ。 205 00:26:42,447 --> 00:26:48,787 …じゃあないんですよ。 え? あたしも狙ってるんだよ。 206 00:26:48,787 --> 00:26:53,725 何? 日本左衛門が隠した 埋蔵金のありかを記した⇒ 207 00:26:53,725 --> 00:26:55,727 絵図面なんですよ。 208 00:26:55,727 --> 00:27:00,064 お前 そのことを!? 三十五万両ですよ。 209 00:27:00,064 --> 00:27:04,736 三十五万両といえば 千両箱が三百と五十。 210 00:27:04,736 --> 00:27:09,073 大金よねぇ。 誰だって 探すでしょうよ。 211 00:27:09,073 --> 00:27:12,076 うううっ…。 212 00:27:12,076 --> 00:27:17,415 あんたはあの 千恵っていう娘から それを受け取ったんでしょ? 213 00:27:17,415 --> 00:27:19,417 言う必要は無い! 214 00:27:19,417 --> 00:27:22,420 そこまでは 分かってるんですよねぇ。 215 00:27:22,420 --> 00:27:28,092 ただ あの娘が何者か どこで手に入れたのか⇒ 216 00:27:28,092 --> 00:27:30,762 それが知りたいんですよ。 217 00:27:30,762 --> 00:27:35,433 ただの 巾着切りではないな? お前は 何者だ? 218 00:27:35,433 --> 00:27:37,435 何者でも いいじゃありませんか。 219 00:27:37,435 --> 00:27:39,771 得体の知れない女に 誰が言うものか! 220 00:27:39,771 --> 00:27:48,371 ふう…。 それじゃあ こっちで 調べるより 仕方ないわねぇ。 221 00:27:50,715 --> 00:27:54,315 おい! 待て! あれがないと 仕官が…。 222 00:28:01,059 --> 00:28:03,394 研ぎには 日がかかると 言ったはずだ。 223 00:28:03,394 --> 00:28:05,730 分かっている。 研ぎ代が いくらかかるか⇒ 224 00:28:05,730 --> 00:28:09,400 聞いておこうと思ってな。 研ぎ代は結構だ。 225 00:28:09,400 --> 00:28:13,071 「結構」? どういうことだ。 226 00:28:13,071 --> 00:28:16,741 研がさせてもらうだけで 研ぎ師冥利に尽きる刀だ。 227 00:28:16,741 --> 00:28:21,079 それは困る。 要りやせん。 そうはいかん! 228 00:28:21,079 --> 00:28:24,415 あんたも しつこいね。 それでは こっちの気が済まん。 229 00:28:24,415 --> 00:28:29,420 まあまあ…。 この方は この通り とっても正直な方なんだ。 230 00:28:29,420 --> 00:28:34,759 だから少しでも受け取ってくれよ。 今 この方は 訳あって… ねえ⇒ 231 00:28:34,759 --> 00:28:37,095 一文無しなんだけど…。 俺が立て替えるよ。 232 00:28:37,095 --> 00:28:39,097 一両でも 十両でも 百両でも…。 233 00:28:39,097 --> 00:28:43,101 ふっふっふ…。 大きなこと言いやがって。 234 00:28:43,101 --> 00:28:46,437 お前 例の埋蔵金でも 掘り当てに 行くつもりかい? 235 00:28:46,437 --> 00:28:51,376 埋蔵金? あんな講釈師の話 誰が本当にするもんかい。 236 00:28:51,376 --> 00:28:55,380 講釈師 見てきたような 嘘をつき さ。 237 00:28:55,380 --> 00:28:59,384 何だ? その埋蔵金というのは。 だから 日本左衛門がね…。 238 00:28:59,384 --> 00:29:03,054 誰だ? それは。 あ? 知らないんですかい? 239 00:29:03,054 --> 00:29:06,057 しょうがねえなぁ。 日本左衛門ていうのは⇒ 240 00:29:06,057 --> 00:29:09,727 東海道を股にかけて 跳梁跋扈した 大泥棒なんですがね。 241 00:29:09,727 --> 00:29:13,731 盗んだ金を…。 三十五万両なんだそうです。 242 00:29:13,731 --> 00:29:17,402 それを 手下の鬼火の弥平太に 命じて どこかの離れ小島に⇒ 243 00:29:17,402 --> 00:29:19,070 隠したんだそうですよ。 244 00:29:19,070 --> 00:29:25,076 (銀造)その後二人は 捕らえられて 磔柱の露と消えたが⇒ 245 00:29:25,076 --> 00:29:30,748 その所在を描いた 絵図面があるということが⇒ 246 00:29:30,748 --> 00:29:34,419 言い伝えられていて…。 何だよ。 お前だって⇒ 247 00:29:34,419 --> 00:29:36,087 講釈師の話 よく覚えているじゃねえかよ。 248 00:29:36,087 --> 00:29:42,760 いやな。 作り話としちゃあ 良くできた話だと思ってさ。 249 00:29:42,760 --> 00:29:50,760 しかし もう七、八十年も昔の話を 誰が本気にするもんかい。 250 00:29:54,038 --> 00:29:59,043 (お初)はぁ… 大変だよ! 千恵さんが いなくなっちまった! 251 00:29:59,043 --> 00:30:00,712 (紋次)え? 252 00:30:00,712 --> 00:30:24,012 ♪ 253 00:33:28,152 --> 00:33:45,152 (川のせせらぎ) 254 00:33:48,172 --> 00:33:52,176 (白井)この白井五郎左衛門を 謀ったのでは あるまいな? 255 00:33:52,176 --> 00:33:58,776 昨日は一日中 貴公の来られるのを この旅籠で待っていたのですぞ! 256 00:34:00,518 --> 00:34:05,189 (新之助)申し訳ありません。 ご家老様。 257 00:34:05,189 --> 00:34:09,189 よんどころない事情で 来ることが できませんでした。 258 00:34:11,529 --> 00:34:16,867 では 早速 絵図面とやらを 拝見しましょうか。 259 00:34:16,867 --> 00:34:22,206 それが… 今 私の手元に ございません。 何? 260 00:34:22,206 --> 00:34:27,878 はっ。 手違いが ございまして。 それを申し上げに。 261 00:34:27,878 --> 00:34:31,549 約束を 反故になさるつもりか! いえ 決して。 262 00:34:31,549 --> 00:34:37,888 あの絵図面は 長年 わが殿が 探し求めておられた品。 263 00:34:37,888 --> 00:34:42,560 それを所持する者は 百石にて召し抱えるとの⇒ 264 00:34:42,560 --> 00:34:47,898 お墨付きも 頂いている。 貴公が見つけたと申したので⇒ 265 00:34:47,898 --> 00:34:52,503 こうして わざわざ 出向いて来たのだ。 266 00:34:52,503 --> 00:34:59,510 仕官されたくはないのか? いえ! それが 望みで。 267 00:34:59,510 --> 00:35:05,516 では 必ず。 でないと わしの面目は丸潰れだ。 268 00:35:05,516 --> 00:35:12,189 必ず 持参致します。 今しばらくの ご猶予を。 269 00:35:12,189 --> 00:35:40,217 ♪~ 270 00:35:40,217 --> 00:36:10,181 ♪~ 271 00:36:10,181 --> 00:36:33,481 ♪~ 272 00:36:48,886 --> 00:36:54,492 (お小夜)ねぇ 旦那。 あたし あれが無いと困るんですよ。 273 00:36:54,492 --> 00:36:58,162 だから 来たんです。 油紙の中は 紙っ切れだけで⇒ 274 00:36:58,162 --> 00:37:00,498 金なんか無かったぞ。 何で あんなもん…。 275 00:37:00,498 --> 00:37:02,500 見たんですか!? い… いかんかー! 276 00:37:02,500 --> 00:37:04,835 あれは あたしのもんですよ。 嘘をつけ! 277 00:37:04,835 --> 00:37:08,839 あれは 盗んだもんだろう。 返してくださいな。 278 00:37:08,839 --> 00:37:14,512 捨てた。 嘘っ!? 俺は 嘘を… 言わん。 279 00:37:14,512 --> 00:37:21,852 捨てたも同然だ。 旦那も強情だねぇ。 280 00:37:21,852 --> 00:37:29,852 いいよ。 今夜は帰りますが これで おしまいと思ったら 大間違いよ。 281 00:37:31,529 --> 00:37:36,529 おい! 名前ぐらい 名乗ったらどうだ。 282 00:37:38,202 --> 00:37:43,541 おさらば… お小夜。 283 00:37:43,541 --> 00:37:52,841 ♪~ 284 00:38:03,160 --> 00:38:12,169 (店主)ああっ 千恵! どこへ行ってたんだ! 285 00:38:12,169 --> 00:38:18,509 心配したよ。 すみません。 勝手して。 286 00:38:18,509 --> 00:38:23,109 新之助さんが いらしてるんだ。 え!? 287 00:38:26,851 --> 00:38:29,151 新之助さんっ! 288 00:38:36,193 --> 00:38:37,793 千恵! 289 00:38:44,535 --> 00:38:51,835 無事だったのね。 よかった。 千恵も…。 290 00:38:54,144 --> 00:39:02,152 傷は? 大分 良くなった。 291 00:39:02,152 --> 00:39:08,158 千恵は ここしか 帰ってくる所がないと思い⇒ 292 00:39:08,158 --> 00:39:15,758 来てみたのだ。 あたしも… 生きていらっしゃるなら ここだと。 293 00:39:23,173 --> 00:39:27,511 でも 長くいると ここも危ないわ。 294 00:39:27,511 --> 00:39:31,181 あの月見屋という悪党が また来るかもしれない。 295 00:39:31,181 --> 00:39:37,521 しかし ほかに行く所もない。 296 00:39:37,521 --> 00:39:45,121 あたしが助けてもらった 家に行きましょう。 あそこなら。 297 00:39:47,197 --> 00:39:48,797 (千恵)さっ。 298 00:40:00,144 --> 00:40:18,162 ♪~ 299 00:40:18,162 --> 00:40:20,462 ああ! どうしていた? 300 00:40:22,499 --> 00:40:27,504 はい。 お世話になりましたのに 勝手をしまして。 301 00:40:27,504 --> 00:40:35,846 わたし… 新之助さんを捜しに。 乾新之助です。 302 00:40:35,846 --> 00:40:42,146 千恵が危ないところを。 ああ。 まぁ お入りなさい。 303 00:40:53,464 --> 00:41:00,804 私 半年程前に千恵と知り合い 夫婦になろうと約束しましたが⇒ 304 00:41:00,804 --> 00:41:06,810 何分 浪々の身。 あちこち 仕官の道を探しておりました。 305 00:41:06,810 --> 00:41:11,148 そんな時 耳寄りな話を 聞いたのです。 実は…。 306 00:41:11,148 --> 00:41:15,152 わたしから申し上げます。 ある お大名が⇒ 307 00:41:15,152 --> 00:41:19,156 埋蔵金の隠し場所を描いた 絵図面を探されていて⇒ 308 00:41:19,156 --> 00:41:21,825 それを持参した者を 召し抱えると。 309 00:41:21,825 --> 00:41:27,125 それを 千恵が持っていたのです。 千恵殿が? 310 00:41:28,832 --> 00:41:33,504 わたし 日本左衛門の配下で 絵図面を描いた⇒ 311 00:41:33,504 --> 00:41:37,508 鬼火の弥平太の ひ孫に 当たるんです。 312 00:41:37,508 --> 00:41:40,844 身寄りのない わたしを 養女にして育ててくれた⇒ 313 00:41:40,844 --> 00:41:48,519 居酒屋の主人に そのことを 聞かされて驚きました。 それに⇒ 314 00:41:48,519 --> 00:41:53,819 亡くなった母の形見の品から その絵図面が見つかったのです。 315 00:41:55,459 --> 00:42:04,802 その大事な品を うかつにも 盗まれてしまったのです。 316 00:42:04,802 --> 00:42:11,402 しかも何故に知ったか月見屋という 怪しげな男にも狙われて。 317 00:42:14,144 --> 00:42:18,816 ちょっと聞くが その絵図面っていうのは こう…。 318 00:42:18,816 --> 00:42:22,486 盤嶽さん。 問屋に 傘を 納めなきゃならないんですが。 319 00:42:22,486 --> 00:42:25,155 出来てますか? あっ ここ。 ああ。 じゃ もらっていきます。 320 00:42:25,155 --> 00:42:26,755 じゃ お邪魔しました。 321 00:42:34,498 --> 00:42:45,175 あった! これ! これです! 322 00:42:45,175 --> 00:42:52,783 こんな所に…。 有り難い。 早速 白井殿に届けなければ。 323 00:42:52,783 --> 00:43:07,083 ♪~ 324 00:46:23,827 --> 00:46:32,836 (月見屋)見張ってたんだ。 いいか。 日本左衛門というのはなぁ⇒ 325 00:46:32,836 --> 00:46:38,175 本名を浜島庄兵衛といってなぁ。 尾張の出で⇒ 326 00:46:38,175 --> 00:46:44,848 俺とは 遠い親戚に当たるんだ。 だから 日本左衛門が隠した金を⇒ 327 00:46:44,848 --> 00:46:49,519 俺が頂くのは 筋が通っているはずだ。 328 00:46:49,519 --> 00:46:53,457 さぁ 懐の絵図面を 渡してもらおう。 329 00:46:53,457 --> 00:46:55,125 渡さん! 330 00:46:55,125 --> 00:46:59,463 ♪~ 331 00:46:59,463 --> 00:47:07,763 くそーっ! くそ…。 うっ…。 返せーっ! 332 00:47:11,141 --> 00:47:12,741 うん! 333 00:47:16,480 --> 00:47:18,480 うっ! おうっ! 334 00:47:23,820 --> 00:47:32,820 うっ くっ… うっ…。 はぁはぁ…。 335 00:47:44,174 --> 00:47:48,512 旦那! 大変ですよ! 絵図面は もう手元に無いぞ。 悪かったな。 336 00:47:48,512 --> 00:47:50,447 何 のん気なこと 言ってるんですか! 337 00:47:50,447 --> 00:47:54,117 絵図面は 月見屋に 奪われちまいましたよ。 338 00:47:54,117 --> 00:47:59,122 では 新之助さんは? 取り返しに 月見屋に行ったよ。 339 00:47:59,122 --> 00:48:05,462 待て! 月見屋には 俺が行く! あたしが案内します。 340 00:48:05,462 --> 00:48:08,131 紋次! 傘を借りるぞ! 341 00:48:08,131 --> 00:48:10,133 無茶ですよ。 傘で刃向かうなんて。 342 00:48:10,133 --> 00:48:14,471 弘法は筆を選ばず! 傘貼り剣法だ! 343 00:48:14,471 --> 00:48:42,499 ♪~ 344 00:48:42,499 --> 00:48:46,099 月見屋! 絵図面を返せー! 345 00:48:47,838 --> 00:48:51,441 性懲りもなく また来やがって。 帰れ! 346 00:48:51,441 --> 00:48:55,445 うあーっ! やーっ! 347 00:48:55,445 --> 00:49:23,473 ♪~ 348 00:49:23,473 --> 00:49:28,145 何だ? 手前は? 不意に現れやがって! 349 00:49:28,145 --> 00:49:32,145 文句あるか! くたばれー! おおっ! 350 00:49:36,486 --> 00:49:38,086 おおっ。 351 00:49:42,826 --> 00:49:46,830 銀造さん! 盤嶽さんの刀 研いでなくてもいいから⇒ 352 00:49:46,830 --> 00:49:50,433 渡してくれ! 研ぎあがってるよ。 353 00:49:50,433 --> 00:49:52,033 そいつぁ 有り難てぇ! 354 00:50:02,445 --> 00:50:05,745 いい仕事を させてもらったぜ。 355 00:50:12,122 --> 00:50:32,475 ♪~ 356 00:50:32,475 --> 00:50:34,811 竹光だ! やっちまえ! 357 00:50:34,811 --> 00:50:44,487 ♪~ 358 00:50:44,487 --> 00:50:46,087 うっ。 359 00:50:51,428 --> 00:50:54,728 盤嶽さん! 刀! おおっ。 360 00:50:58,101 --> 00:51:04,774 日置光平よ 久しぶりだな! 361 00:51:04,774 --> 00:51:17,074 ♪~ 362 00:51:25,462 --> 00:51:29,132 ふっ。 やーっ! 363 00:51:29,132 --> 00:51:37,732 (用心棒達)ううっ。 うわあっ…。 ああ…。 くそーっ。 364 00:51:39,476 --> 00:51:44,481 (月見屋)はっはっは。 日本左衛門の親戚なんて⇒ 365 00:51:44,481 --> 00:51:49,781 嘘八百さ。 これさえあれば…。 366 00:51:51,755 --> 00:51:57,755 うあっ!? これは 俺が預かる。 ななな 何をする! 367 00:52:18,448 --> 00:52:26,122 盤嶽殿 かたじけない。 何とお礼を言っていいか。 368 00:52:26,122 --> 00:52:30,794 それを! いや これは 一応 千恵さんに⇒ 369 00:52:30,794 --> 00:52:34,464 渡してやらねばならん。 いや その必要はありません。 370 00:52:34,464 --> 00:52:38,764 千恵には無用の長物です。 え? 371 00:52:41,471 --> 00:52:47,811 初めっから わたしは千恵と 一緒になる気など毛頭ありません。 372 00:52:47,811 --> 00:52:56,111 絵図面だけが 欲しかった。 仕官が したかっただけだ。 373 00:52:58,755 --> 00:53:01,424 ≪(物音) 374 00:53:01,424 --> 00:53:11,101 ♪~ 375 00:53:11,101 --> 00:53:18,108 聞いていたのか? これをどうする? 376 00:53:18,108 --> 00:53:20,110 わたしも いりません。 377 00:53:20,110 --> 00:53:22,779 では わたしに。 ええい! 378 00:53:22,779 --> 00:53:32,455 間違ってる! 男と女の絆が こんな紙っ切れ一枚で。 379 00:53:32,455 --> 00:53:37,055 こんな物 俺が処分する! 380 00:53:43,466 --> 00:53:47,766 (千恵)偽物よ。 あれは。 え? 381 00:53:55,412 --> 00:54:01,751 あれは あたしが描いたの。 え? 嘘だろ? 382 00:54:01,751 --> 00:54:06,756 あんたが あんまり 仕官 仕官と言うから。 383 00:54:06,756 --> 00:54:11,756 鬼火の弥平太なんて 誰か知らないわよ。 384 00:54:37,454 --> 00:54:47,464 大体 埋蔵金などというものは 人間の欲が作り出した妄想だ! 385 00:54:47,464 --> 00:54:59,764 ♪~ 386 00:55:42,852 --> 00:55:52,462 旦那。 実を言うと あたしは公儀の隠密でしてね。 387 00:55:52,462 --> 00:55:56,466 そうか。 近頃 あちこちで伝わっている⇒ 388 00:55:56,466 --> 00:56:01,137 埋蔵金の真偽の程を 調べるよう命じられたんです。 389 00:56:01,137 --> 00:56:05,141 今度のものも 偽物かな? そんなこと どちらでもかまわん! 390 00:56:05,141 --> 00:56:08,144 まっ それで旦那とも お知り合いに なれたんですけど。 391 00:56:08,144 --> 00:56:12,148 旦那は やめてくれ。 名前がある。 盤嶽。 392 00:56:12,148 --> 00:56:16,819 「ばんがく」? ふっ… 強そうな名前ですねぇ。 393 00:56:16,819 --> 00:56:21,157 そうだ! 強いぞ! 394 00:56:21,157 --> 00:56:38,457 ♪~ 395 00:56:40,843 --> 00:57:10,473 ♪~ 396 00:57:10,473 --> 00:57:30,493 ♪ 397 00:57:30,493 --> 00:57:54,793 ♪~