1 00:00:03,003 --> 00:00:05,005 (清舟)あいつらとの 島での生活に戻るわ。 2 00:00:05,005 --> 00:00:08,008 (清明)あの島は ホントに いいとこなんだ。 3 00:00:08,008 --> 00:00:09,676 先生~! うわあ! 4 00:00:09,676 --> 00:00:12,012 習字の大会 どうだった? いい結果だったの? 5 00:00:12,012 --> 00:00:13,680 まあな。 6 00:00:13,680 --> 00:00:15,682 (川藤)あいつが ホントに書きたいものを➡ 7 00:00:15,682 --> 00:00:18,685 書いたんです。 これからが楽しみですよ。 8 00:00:18,685 --> 00:00:21,021 (朋子)ヤスばが亡くなったっよ。 9 00:00:21,021 --> 00:00:23,023 ヤスば! 天国でも元気でね~! 10 00:00:23,023 --> 00:00:26,026 ばあちゃん! 11 00:00:26,026 --> 00:00:29,029 村の人たちの中で生きている ヤスばと➡ 12 00:00:29,029 --> 00:00:30,000 これからも 付き合っていければいいなって➡ 13 00:00:30,000 --> 00:00:33,033 これからも 付き合っていければいいなって➡ 14 00:00:33,033 --> 00:00:35,035 思います。 15 00:00:40,040 --> 00:00:42,042 <あっ 先生。 16 00:00:42,042 --> 00:00:45,045 おお お前ら。 先生。 17 00:00:45,045 --> 00:00:48,048 先生も神社に遊びに来たのか? 18 00:00:50,050 --> 00:00:52,052 お前たち 宿題やってきたのか? 19 00:00:52,052 --> 00:00:54,054 やってない! 20 00:00:54,054 --> 00:00:59,059 おい 宿題やらないと ろくな大人にならないぞ。 21 00:00:59,059 --> 00:01:00,000 なるは いいんだ。 大きくなったら➡ 22 00:01:00,000 --> 00:01:00,994 なるは いいんだ。 大きくなったら➡ 23 00:01:00,994 --> 00:01:03,997 「やくそうけんきゅうか」に なるから。 24 00:01:03,997 --> 00:01:07,000 何だ それ? あっ 薬剤師みたいなもんか? 25 00:01:07,000 --> 00:01:09,002 「やくそう」! 26 00:01:13,006 --> 00:01:18,011 おお この石段 うまいこと穴がくぼんでんな。 27 00:01:18,011 --> 00:01:21,014 あっ お前らが ゴリゴリやって 穴あけたのか? 28 00:01:21,014 --> 00:01:26,019 ううん 違うよ。 前に ヤスばが言ってたんだけど…。 29 00:01:26,019 --> 00:01:30,000 《あ~ 懐かひかねぇ そん穴のあいた石段》 30 00:01:30,000 --> 00:01:34,027 《あ~ 懐かひかねぇ そん穴のあいた石段》 31 00:01:34,027 --> 00:01:36,029 《ヤスば!》 32 00:01:36,029 --> 00:01:40,033 《それな ばんばが子どがとき➡ 33 00:01:40,033 --> 00:01:44,037 けんげらもんばして あけた穴たい》 34 00:01:44,037 --> 00:01:46,039 《けんげらもん?》 35 00:01:46,039 --> 00:01:49,042 《ままごとのこと》 36 00:01:49,042 --> 00:01:51,044 《ヤスばたちのころから?》 37 00:01:51,044 --> 00:01:54,047 (陽菜)《すご~い》 《すご~い》 38 00:01:57,050 --> 00:02:00,000 世代を超えて ここで遊んでんのか…。 39 00:02:00,000 --> 00:02:00,053 世代を超えて ここで遊んでんのか…。 40 00:02:01,989 --> 00:02:03,991 すごいね~。 41 00:02:03,991 --> 00:02:05,993 もしかしたら ヤスばのばあちゃんも➡ 42 00:02:05,993 --> 00:02:08,996 ここで遊んでたのかもしんないな。 陽菜の子供も やるかもね。 43 00:02:08,996 --> 00:02:10,998 なるの孫も やるかもね。 44 00:02:10,998 --> 00:02:16,003 受け継がれていくのは どこも変わんないんだな。 45 00:02:16,003 --> 00:02:19,006 (川藤)休暇? (清明)ああ。 46 00:02:19,006 --> 00:02:22,009 困りますよ 先生 この忙しい時期に休暇なんて。 47 00:02:22,009 --> 00:02:26,013 休暇というより 出張だな。 (川藤)タイミングが悪すぎます。 48 00:02:26,013 --> 00:02:29,016 サウザンズホテルとの契約の話 どうするおつもりですか? 49 00:02:29,016 --> 00:02:30,000 どうするって? 50 00:02:30,000 --> 00:02:31,018 どうするって? 51 00:02:31,018 --> 00:02:35,022 超一流ホテルが 半田 清明に 作品の依頼をしてきてるんです! 52 00:02:35,022 --> 00:02:40,027 全ての客室 廊下 ロビーが 半田色に染まる! 53 00:02:40,027 --> 00:02:43,030 こんな名誉なことありません! 54 00:02:43,030 --> 00:02:46,033 もちろん 引き受けますよね? 55 00:02:46,033 --> 00:02:48,035 もちろんだ。 (川藤)では 休んでる暇など…。 56 00:02:48,035 --> 00:02:51,038 サウザンズホテルの仕事の重要さも じゅうぶん 分かってる。 57 00:02:51,038 --> 00:02:55,042 やるからには 半端な作品を 書くわけいかないだろ。 58 00:02:55,042 --> 00:02:57,044 分かるよな? (川藤)はい。 59 00:02:57,044 --> 00:02:59,046 これは そのための 準備期間だと思ってくれ。 60 00:02:59,046 --> 00:03:00,000 (川藤)ですが…➡ 61 00:03:00,000 --> 00:03:01,982 (川藤)ですが…➡ 62 00:03:01,982 --> 00:03:05,986 そういうことなら 僕も同行させてもらいますよ。 63 00:03:05,986 --> 00:03:09,990 分かった。 (川藤)で どちらに? 64 00:03:09,990 --> 00:03:11,992 五島だ。 65 00:03:11,992 --> 00:03:13,994 五島!? (清明)うん。 66 00:03:13,994 --> 00:03:20,000 昔のように 何かつかみたくてな あの島で。 67 00:03:25,005 --> 00:03:28,008 私も行きます。 (清明)いや これ 仕事だから…。 68 00:03:28,008 --> 00:03:30,000 言いましたよね? 近いうちに一度行ってみるかって。 69 00:03:30,000 --> 00:03:32,012 言いましたよね? 近いうちに一度行ってみるかって。 70 00:03:34,014 --> 00:03:39,019 それに あのことも 話さなきゃならないでしょ? 71 00:03:39,019 --> 00:03:41,021 うん…。 72 00:03:41,021 --> 00:03:44,024 「あのこと」ですか…。 73 00:03:49,029 --> 00:03:52,032 ハァ…。 74 00:03:54,034 --> 00:03:58,038 (美和) 今日も また えらく落ちてるねぇ。 75 00:03:58,038 --> 00:04:00,000 (珠子)島に ご両親が来るらしいんだけど➡ 76 00:04:00,000 --> 00:04:00,974 (珠子)島に ご両親が来るらしいんだけど➡ 77 00:04:00,974 --> 00:04:04,978 もしかして それかな? (美和)えっ マジで? 78 00:04:04,978 --> 00:04:07,981 じゃあ 迎え入れる準備せんば。 およ! 79 00:04:07,981 --> 00:04:10,984 余計なことしなくていい。 (美和)えっ 何でよ。 80 00:04:10,984 --> 00:04:13,987 今から お前らは立ち入り禁止だ。 81 00:04:13,987 --> 00:04:16,990 座って入ればよかっちこと? バカな反論するな。 82 00:04:22,996 --> 00:04:24,998 寝入りも ブリッジ入りも 駄目! 83 00:04:27,000 --> 00:04:29,002 じゃあ なるたち どうすればいいんだ? 84 00:04:29,002 --> 00:04:30,000 この家に近づくな! 俺の家族に関わるな! 85 00:04:30,000 --> 00:04:32,339 この家に近づくな! 俺の家族に関わるな! 86 00:04:32,339 --> 00:04:34,341 ってことだ。 (美和)え~! 87 00:04:34,341 --> 00:04:36,343 何で! ひどいよ~。 88 00:04:36,343 --> 00:04:38,345 お前らが うちの親に会うのかと思うと➡ 89 00:04:38,345 --> 00:04:40,347 考えるだけで ぞっとすんだよ! 90 00:04:40,347 --> 00:04:44,017 私たち おとなしくできるよ。 (美和)先生のお母さん 見たーい。 91 00:04:44,017 --> 00:04:47,020 (なる・陽菜)見たーい! ああ もう うっせえ うっせえ。 92 00:04:47,020 --> 00:04:49,022 ほら。 信じられっか! ほら 出てけ! 93 00:04:49,022 --> 00:04:52,025 (美和・珠子)ちょちょちょ…。 ちょっと! もう!➡ 94 00:04:52,025 --> 00:04:56,029 ちょっと! ねえ! ああ!➡ 95 00:04:56,029 --> 00:05:00,000 開けてよ! 開けろ! なるたちの基地だぞ! 96 00:05:00,000 --> 00:05:00,033 開けてよ! 開けろ! なるたちの基地だぞ! 97 00:05:01,969 --> 00:05:05,973 <(美和・珠子)失礼いたします。 98 00:05:05,973 --> 00:05:07,975 先生 こんにちは。 99 00:05:07,975 --> 00:05:11,979 今日も習字のお稽古 よろしくお願いします。 100 00:05:11,979 --> 00:05:13,647 はぁ!? 101 00:05:13,647 --> 00:05:15,983 先生 お邪魔します。 102 00:05:15,983 --> 00:05:17,985 あら なるさんたちも いらっしゃったの? 103 00:05:17,985 --> 00:05:20,988 いらっしゃったのよ。 うふふふふ。 104 00:05:20,988 --> 00:05:25,993 (美和)あっ 先生 これ つまらないものですが。 105 00:05:25,993 --> 00:05:27,995 なるも お土産です。 106 00:05:27,995 --> 00:05:29,997 あぁ… どうも。 107 00:05:29,997 --> 00:05:30,000 いつも 私たちに 習字を教えてくださり➡ 108 00:05:30,000 --> 00:05:33,000 いつも 私たちに 習字を教えてくださり➡ 109 00:05:33,000 --> 00:05:36,003 ありがとうございます。 ありがとうございます。 110 00:05:36,003 --> 00:05:39,006 では 皆さん。 今日も お行儀良く練習しましょうね。 111 00:05:39,006 --> 00:05:44,011 お前ら 何て礼儀正しいんだ。 112 00:05:44,011 --> 00:05:48,015 仕方ないな いつもどおり 来てもいいぞ。 113 00:05:48,015 --> 00:05:51,018 (4人)うふふふ。 やったあ。 114 00:05:51,018 --> 00:05:53,020 なんてなると思うか! 115 00:05:53,020 --> 00:05:57,691 ああ… 来るなって言われても 勝手に来るもんね。 116 00:05:57,691 --> 00:06:00,000 ううっ… そうだった。 お前らは そういうやつだった。 117 00:06:00,000 --> 00:06:00,961 ううっ… そうだった。 お前らは そういうやつだった。 118 00:06:00,961 --> 00:06:02,963 まず 関わるなっち言う方が 無理よね。 119 00:06:02,963 --> 00:06:04,965 都会の人が来たら すぐ分かるもん。 120 00:06:04,965 --> 00:06:06,967 田舎め…。 121 00:06:06,967 --> 00:06:08,969 さっ そうと決まれば 掃除せんばね! 122 00:06:08,969 --> 00:06:11,972 (なる・珠子)およ! こら こら こら! 123 00:06:11,972 --> 00:06:15,976 あのな 一つだけ言っとくぞ。 124 00:06:15,976 --> 00:06:17,978 うちの母さん➡ 125 00:06:17,978 --> 00:06:21,982 すごく めんどくさい人だから。 126 00:06:21,982 --> 00:06:30,000 ♬~ 127 00:06:30,000 --> 00:06:31,992 ♬~ 128 00:06:44,004 --> 00:06:49,009 (えみ)島といっても 気候は 東京と あまり変わらないのねぇ。 129 00:06:49,009 --> 00:06:52,012 そうか? じゅうぶん 暑いけどな。 130 00:06:52,012 --> 00:06:59,019 もうすぐ 清さんに会えるのね。 ウフッ。 フフフ…。 131 00:07:00,954 --> 00:07:03,957 先生 落ち着かなくて うろうろ。 132 00:07:03,957 --> 00:07:07,961 久々に お母さんに会うのが 楽しみなんじゃない? 133 00:07:07,961 --> 00:07:09,963 なるも! 陽菜も! 134 00:07:09,963 --> 00:07:11,965 よし みんな ちゃんと挨拶せんばよ。 135 00:07:11,965 --> 00:07:15,969 (子供たち)およ! 何で こいつら 勢揃いなんだよ…。 136 00:07:15,969 --> 00:07:19,973 なる 先生のお母さんに プレゼント 作ってきた。 137 00:07:19,973 --> 00:07:23,977 はっ? セミの抜け殻で作ったネックレス。 138 00:07:23,977 --> 00:07:25,979 それ 絶対 見せちゃ駄目だぞ。 139 00:07:28,982 --> 00:07:30,000 来た! 先生の母ちゃん! 140 00:07:30,000 --> 00:07:31,985 来た! 先生の母ちゃん! 141 00:07:36,990 --> 00:07:39,993 何だ 川藤か。 何だよ。 ったく 期待させやがって。 142 00:07:39,993 --> 00:07:43,997 (珠子)ちぇっ。 (川藤)何だとは何だ!? 143 00:07:43,997 --> 00:07:49,002 あっ 清さん 元気にしてた~? フフフ…。 144 00:07:49,002 --> 00:07:51,004 先生の母ちゃんだ! 145 00:07:51,004 --> 00:07:54,007 (美和)こんにちは! ようこそ! 146 00:07:54,007 --> 00:07:57,010 (えみ)まあ まあ カワイイ子供たちだこと。 147 00:07:57,010 --> 00:08:00,000 父さんは? 何か 行きたいところがあるって。 148 00:08:00,000 --> 00:08:00,948 父さんは? 何か 行きたいところがあるって。 149 00:08:00,948 --> 00:08:02,950 行きたいところ? 150 00:08:06,954 --> 00:08:08,956 <(郷長)半田さん。 151 00:08:08,956 --> 00:08:11,959 (清明)おお。 (郷長)父のために わざわざ➡ 152 00:08:11,959 --> 00:08:13,961 ありがとうございます。 (清明)親父さんには➡ 153 00:08:13,961 --> 00:08:15,963 世話になったからな。 (郷長)久しぶりに会えて➡ 154 00:08:15,963 --> 00:08:17,965 うれしいです 半田さん。 155 00:08:17,965 --> 00:08:20,968 (握り締める音) (郷長)あ痛っ! いてて…。 156 00:08:20,968 --> 00:08:22,970 おい 木戸君。 (郷長)えっ? 157 00:08:22,970 --> 00:08:25,973 何だ これ。 何だよ これ。 (郷長)くすぐったい…。 158 00:08:25,973 --> 00:08:29,977 太ったな。 (郷長)相変わらず 失礼ですね。 159 00:08:29,977 --> 00:08:30,000 (清明)で あいつは うまくやってんのか? この島で。 160 00:08:30,000 --> 00:08:34,982 (清明)で あいつは うまくやってんのか? この島で。 161 00:08:34,982 --> 00:08:36,984 先生のことですか? 162 00:08:36,984 --> 00:08:39,987 何だ あいつ 先生って呼ばれてんのか? 163 00:08:39,987 --> 00:08:42,990 だって もう立派な先生でしょ? 164 00:08:42,990 --> 00:08:47,995 (郷長)うまくやってますよ。 特に子供たちと馬が合うみたいで。 165 00:08:47,995 --> 00:08:51,999 精神年齢が 同じなのかもしれませんね。 166 00:08:51,999 --> 00:08:55,002 君も相変わらず失礼なやつだな。 ん? 167 00:08:55,002 --> 00:08:57,004 (郷長の笑い声) 168 00:08:57,004 --> 00:09:00,000 みんなに お土産よ。 (一同)わあ~。 169 00:09:00,000 --> 00:09:00,007 みんなに お土産よ。 (一同)わあ~。 170 00:09:00,007 --> 00:09:01,942 (えみ)しし屋のようかん。 171 00:09:01,942 --> 00:09:03,944 何かよく分かんないけど高そうね。 172 00:09:03,944 --> 00:09:05,946 お母さん 食べたい! 食べたーい! 173 00:09:05,946 --> 00:09:07,948 じゃあ 一口サイズに切ってあげるね。 174 00:09:07,948 --> 00:09:10,951 お茶も入れなきゃね。 やった~! 175 00:09:10,951 --> 00:09:13,954 あっ かせすいよ。 (えみ)えっ? 176 00:09:13,954 --> 00:09:16,957 あ… 手伝います。 (えみ)ああ ありがとう。 177 00:09:19,960 --> 00:09:22,963 <(戸の開く音) <(朋子)ごめんくださいよ~。 178 00:09:24,965 --> 00:09:27,968 おー なる。 先生のお母さんな 着いたと? 179 00:09:27,968 --> 00:09:30,000 今 お茶入れてる。 180 00:09:30,000 --> 00:09:30,971 今 お茶入れてる。 181 00:09:30,971 --> 00:09:33,974 さあ お茶の時間よ。 182 00:09:33,974 --> 00:09:36,977 あら。 183 00:09:36,977 --> 00:09:39,980 増えてるわ…。 (朋子)やぁだ~。 184 00:09:39,980 --> 00:09:41,982 半田先生のお母さん わっかねぇ。 185 00:09:41,982 --> 00:09:45,986 やっぱ 東京もんな違うねぇ。 186 00:09:45,986 --> 00:09:48,989 はい こっち こっち… ねっ はい。 187 00:09:48,989 --> 00:09:52,993 (女性)東京の話ば 聞かせれなぁ。 (えみ)あっ でも…。 188 00:09:52,993 --> 00:09:54,995 清さん! 189 00:09:57,998 --> 00:10:00,000 あー… 奥さん。 (朋子)はい? 190 00:10:00,000 --> 00:10:00,334 あー… 奥さん。 (朋子)はい? 191 00:10:00,334 --> 00:10:03,003 茶菓子が足りてないんで 何か買ってきてもらっていいですか。 192 00:10:03,003 --> 00:10:05,005 え~ 何で奥さんが? 193 00:10:05,005 --> 00:10:07,007 じゃあ 浩志に頼んだらどうですか? 194 00:10:07,007 --> 00:10:11,011 あっ そうね。 はい。 えーっと…。 195 00:10:11,011 --> 00:10:14,014 こら ケン太! ようかん 1人1個まで! 196 00:10:14,014 --> 00:10:17,017 バレたか。 ほら そこにいたら邪魔。 197 00:10:17,017 --> 00:10:19,019 このテーブルを そっちにどかして。 (えみ)《私のもとで➡ 198 00:10:19,019 --> 00:10:22,022 チョウよ花よと育ててきた 清さんが➡ 199 00:10:22,022 --> 00:10:25,025 雑多の中で たくましく テキパキ動いている》➡ 200 00:10:25,025 --> 00:10:28,028 《これが息子の成長》➡ 201 00:10:28,028 --> 00:10:30,000 《私は ただ 見守ることしか できなくなるのね》 202 00:10:30,000 --> 00:10:31,698 《私は ただ 見守ることしか できなくなるのね》 203 00:10:31,698 --> 00:10:34,034 お母さん お母さん。 204 00:10:34,034 --> 00:10:37,037 (えみ)なぁに なるさん。 これ プレゼントです。 205 00:10:37,037 --> 00:10:40,040 まあ 何かしら。 206 00:10:40,040 --> 00:10:43,043 (えみ)《ああ 清さんにも こんな時代があったわ》➡ 207 00:10:43,043 --> 00:10:47,047 《花を摘んできてくれた 優しいカワイイ清さん》 208 00:10:47,047 --> 00:10:49,049 母さん 駄目だぁ! 209 00:10:51,051 --> 00:10:56,056 ひゃあああー!! 母さーん!! 210 00:10:58,058 --> 00:11:00,000 フー…。 211 00:11:00,000 --> 00:11:00,994 フー…。 212 00:11:03,997 --> 00:11:09,002 母さん 大丈夫かな? 旅の疲れが出たんだろう。 213 00:11:09,002 --> 00:11:13,006 まあ 俺も気持ち分かるけど。 214 00:11:16,009 --> 00:11:18,011 父さん…。 清舟…。 215 00:11:20,013 --> 00:11:23,016 何だ? 216 00:11:23,016 --> 00:11:26,019 どうして…。 217 00:11:26,019 --> 00:11:30,000 どうして 俺をこの島に…。 218 00:11:30,000 --> 00:11:31,024 どうして 俺をこの島に…。 219 00:11:31,024 --> 00:11:33,360 <(ふすまの開く音) <(川藤)先生。 220 00:11:33,360 --> 00:11:35,362 お仕事のお時間です。 (清明)うん。 221 00:11:35,362 --> 00:11:38,031 サウザンズホテルのサンプルと 個展の打ち合わせを。 222 00:11:38,031 --> 00:11:40,033 分かった。 223 00:11:46,039 --> 00:11:50,043 サウザンズホテルか。 224 00:11:50,043 --> 00:11:52,045 でかい仕事だな。 225 00:11:52,045 --> 00:11:54,047 まあな。 226 00:11:54,047 --> 00:11:57,050 川藤 俺にも何か仕事ないか? 227 00:11:57,050 --> 00:12:00,000 しばらくは ねえよ。 せっかくの休みだし。 228 00:12:00,000 --> 00:12:00,988 しばらくは ねえよ。 せっかくの休みだし。 229 00:12:00,988 --> 00:12:02,990 そっか…。 230 00:12:02,990 --> 00:12:04,992 今は これでいいんだよ。 231 00:12:04,992 --> 00:12:07,995 自由にできる時間をつくっておけ。 232 00:12:11,999 --> 00:12:15,002 <(郷長)先生。 233 00:12:15,002 --> 00:12:20,007 お母さん 大丈夫? はい 旅の疲れだと思います。 234 00:12:20,007 --> 00:12:23,010 ああ そう。 じゃあ ちょっと ゆっくりしてもらって。 235 00:12:23,010 --> 00:12:25,012 ねえ 暑かったし。 236 00:12:25,012 --> 00:12:30,000 いや~ それにしても 半田さんは変わらないなぁ。 237 00:12:30,000 --> 00:12:30,017 いや~ それにしても 半田さんは変わらないなぁ。 238 00:12:30,017 --> 00:12:35,022 どうせ 若いころも 今みたいな 完璧人間だったんでしょ? 239 00:12:35,022 --> 00:12:40,027 俺と違って。 完璧かなぁ…。 240 00:12:40,027 --> 00:12:42,029 先生と一緒だよ。 241 00:12:42,029 --> 00:12:44,031 ずーっと 習字 書いてて➡ 242 00:12:44,031 --> 00:12:47,034 口 開けば 書道はどうのこうのって。 243 00:12:47,034 --> 00:12:50,037 ったく 変な人だよ。 244 00:12:50,037 --> 00:12:54,041 生真面目で堅苦しい半面 ぶしつけで大ざっぱ。 245 00:12:54,041 --> 00:12:56,043 たまに ニカなんて笑っちゃって。 246 00:12:56,043 --> 00:13:00,000 ホントに 困った親子だよね。 247 00:13:00,000 --> 00:13:00,047 ホントに 困った親子だよね。 248 00:13:00,047 --> 00:13:02,983 何か すいません。 249 00:13:02,983 --> 00:13:07,988 でもさ 不思議と似てないんだよね うん。 250 00:13:07,988 --> 00:13:11,992 先生は お父さんと違って 気持ちが顔に出るからな。 251 00:13:14,995 --> 00:13:16,997 そうですか? 252 00:13:16,997 --> 00:13:20,000 それ。 出てるよ 今。 だだ漏れ。 253 00:13:20,000 --> 00:13:25,005 ちょっと。 親しみやすいって 褒めたつもりなんだけど。 254 00:13:25,005 --> 00:13:30,000 親父は 感情が顔に出ない分 書道で表現してると思うんです。 255 00:13:30,000 --> 00:13:32,012 親父は 感情が顔に出ない分 書道で表現してると思うんです。 256 00:13:34,014 --> 00:13:40,020 だから 人の心を揺さぶる字が書けて➡ 257 00:13:40,020 --> 00:13:45,025 俺は 一生 追い付けないんだろうなって…。 258 00:13:49,029 --> 00:13:57,037 親しみにくい人間でも 俺は 親父みたいになりたい。 259 00:13:57,037 --> 00:13:59,039 (郷長)うらやましいなぁ➡ 260 00:13:59,039 --> 00:14:00,000 そんなふうに言ってくれる 息子がいるなんて。 261 00:14:00,000 --> 00:14:02,976 そんなふうに言ってくれる 息子がいるなんて。 262 00:14:02,976 --> 00:14:05,979 うちの浩志じゃ考えられないよ。 263 00:14:05,979 --> 00:14:08,982 あっ いや そういうつもりじゃ…。 264 00:14:08,982 --> 00:14:12,986 まあ 目標にされるってのも いいけど➡ 265 00:14:12,986 --> 00:14:18,992 息子に追い越されるってのは また違った喜びがあるんだろうな。 266 00:14:21,995 --> 00:14:27,000 (郷長)先生のお父さんにも この気持ち 味わわせてあげてね。 267 00:14:27,000 --> 00:14:29,002 帰ろ。➡ 268 00:14:29,002 --> 00:14:30,000 腹すいた~。 269 00:14:30,000 --> 00:14:31,004 腹すいた~。 270 00:14:31,004 --> 00:14:50,023 ♬~ 271 00:14:50,023 --> 00:14:52,025 ♬~ 272 00:14:52,025 --> 00:14:56,029 《俺が父さんを超える?》 273 00:14:56,029 --> 00:14:58,031 《遠すぎる…》 274 00:15:12,980 --> 00:15:14,982 あと…。 275 00:15:14,982 --> 00:15:16,984 あっ。 276 00:15:19,987 --> 00:15:21,989 母さん おはよう。 おはよう 清さん。 277 00:15:21,989 --> 00:15:26,994 具合はどう? ええ もうすっかり。 ウフフ。 278 00:15:26,994 --> 00:15:28,996 えっと…。 279 00:15:28,996 --> 00:15:30,000 何してんの? お味噌は どこかしら? 280 00:15:30,000 --> 00:15:31,999 何してんの? お味噌は どこかしら? 281 00:15:31,999 --> 00:15:33,600 味噌? うん。 282 00:15:33,600 --> 00:15:36,937 ないよ。 えっ 困ったわねぇ。 283 00:15:36,937 --> 00:15:38,939 おだしを取りたいんだけど…。 284 00:15:38,939 --> 00:15:41,608 かつお節 ある? ないけど。 285 00:15:41,608 --> 00:15:43,610 昆布は? ない。 286 00:15:43,610 --> 00:15:45,612 干ししいたけは? ない。 287 00:15:45,612 --> 00:15:47,614 コンソメは? あるわけない。 288 00:15:47,614 --> 00:15:49,616 何だったら あるのかしら? 289 00:15:49,616 --> 00:15:51,618 う~ん…。 290 00:15:56,957 --> 00:15:58,959 このもん。 291 00:16:01,962 --> 00:16:06,967 先生 色々持ってきたよ! 292 00:16:06,967 --> 00:16:10,971 ありがとう なるさん。 293 00:16:10,971 --> 00:16:13,974 朝ご飯 食べてってね。 わ~い! 294 00:16:13,974 --> 00:16:16,977 (えみ)冷蔵庫に 頂き物のお魚が入ってたから➡ 295 00:16:16,977 --> 00:16:18,979 これを おいしく焼きましょう。 296 00:16:18,979 --> 00:16:21,982 魚! 魚! 魚! こんなに新鮮な切り身を➡ 297 00:16:21,982 --> 00:16:24,985 頂いたなんて お礼に伺わなくちゃ。 298 00:16:24,985 --> 00:16:26,987 別にいいよ。 釣り過ぎたから くれるって言ってんだし。 299 00:16:26,987 --> 00:16:29,990 もう…。 300 00:16:31,992 --> 00:16:35,929 なぁに? なるさん。 昨日あげたプレゼントは? 301 00:16:35,929 --> 00:16:37,931 さっ お魚 焼きましょ。 302 00:16:43,937 --> 00:16:45,939 おっ いい匂い。 303 00:16:45,939 --> 00:16:47,941 あれ? 先生 まだ起きねえの? 304 00:16:47,941 --> 00:16:50,944 昨日 遅くまでやってたからな。 305 00:16:50,944 --> 00:16:52,946 先生のお父さん 先生みたい。 306 00:16:52,946 --> 00:16:55,949 ウフフ。 じゃ いただきましょうか。 307 00:16:55,949 --> 00:16:57,951 (川藤)はい。 (えみ)はい。➡ 308 00:16:57,951 --> 00:17:00,000 はい。 (一同)いただきま~す。 309 00:17:00,000 --> 00:17:01,955 はい。 (一同)いただきま~す。 310 00:17:01,955 --> 00:17:04,958 皆さん 今日一日 何をするの? 311 00:17:04,958 --> 00:17:08,962 あ~ 俺は 持ってきてもらった服を整理して➡ 312 00:17:08,962 --> 00:17:11,965 あとは いつもどおり。 いつもどおり何してんだ? 313 00:17:11,965 --> 00:17:16,970 う~ん 字を書いて 字を書いて➡ 314 00:17:16,970 --> 00:17:18,972 字を… 書いてる。 315 00:17:18,972 --> 00:17:20,974 そんなことだろうと思ってた。 316 00:17:20,974 --> 00:17:23,977 実は なるも 今日 習字があるんだ。 317 00:17:23,977 --> 00:17:26,980 ああ 学校でも 習字の授業 始まったんだよな。 318 00:17:26,980 --> 00:17:28,982 うん。 319 00:17:30,984 --> 00:17:34,988 でも なかなか うまく書けないんだよなぁ。 320 00:17:36,990 --> 00:17:39,993 へぇ~ 最近のは軽いなぁ。 321 00:17:45,999 --> 00:17:48,001 あんま いい筆じゃねえな。 322 00:17:48,001 --> 00:17:52,005 紙も安もんだし…。 323 00:17:52,005 --> 00:17:55,008 おお このすずり プラスチックだ。 324 00:17:55,008 --> 00:17:58,011 (えみ)洗える墨。 これなら子供にも安心ね。 325 00:17:58,011 --> 00:18:00,000 やっぱり 小筆 つぶれてるよ。 326 00:18:00,000 --> 00:18:00,013 やっぱり 小筆 つぶれてるよ。 327 00:18:00,013 --> 00:18:03,016 (えみ)あ~ 清さんの筆 貸してあげたら? 328 00:18:03,016 --> 00:18:06,019 この文鎮 軽すぎんだろ。 うわああ! 329 00:18:08,021 --> 00:18:10,023 ほっとけ! 330 00:18:14,027 --> 00:18:18,031 筆だけでも 俺の使うか? 331 00:18:18,031 --> 00:18:20,033 ホント? 332 00:18:32,045 --> 00:18:34,982 筆さん 筆さん…。 333 00:18:34,982 --> 00:18:37,985 おい。 わっ ごめん 起こしちゃった…。 334 00:18:37,985 --> 00:18:39,987 かわいくねえ バカ。 335 00:18:39,987 --> 00:18:41,989 はっ!? それ ネコだよ…。 336 00:18:44,992 --> 00:18:46,994 (つぶやく声) 337 00:18:46,994 --> 00:18:50,998 寝言か… どんな夢見てんだ? (つぶやく声) 338 00:18:50,998 --> 00:18:53,000 ってか 目 怖っ…。 339 00:18:53,000 --> 00:18:55,002 ほら。 340 00:18:55,002 --> 00:18:59,006 やった~! 先生の筆だ! 341 00:18:59,006 --> 00:19:00,000 大切に使えよ。 およ。 342 00:19:00,000 --> 00:19:02,009 大切に使えよ。 およ。 343 00:19:04,011 --> 00:19:07,014 おはよう。 (川藤)おはようございます。 344 00:19:07,014 --> 00:19:11,018 (えみ)ちょうどよかったわ あなた。 この話。 345 00:19:11,018 --> 00:19:13,020 (清明)ん…。 346 00:19:17,024 --> 00:19:19,026 なるさん。 ん? 347 00:19:19,026 --> 00:19:22,029 そろそろ 学校に行く時間よ。 あっ そうだ。 348 00:19:22,029 --> 00:19:25,032 いってきま~す。 (えみ)はい。➡ 349 00:19:25,032 --> 00:19:27,034 川藤君も。 350 00:19:33,974 --> 00:19:36,977 (ふすまの開閉音) 351 00:19:45,986 --> 00:19:47,988 ハァ…。 352 00:19:47,988 --> 00:19:51,992 清さん 実はね…。 353 00:19:51,992 --> 00:19:54,995 <(育江)おはようございまーす。 354 00:19:56,997 --> 00:20:00,000 陽菜と陽菜の母ちゃんが来た。 どうも。 朝から すまんね。 355 00:20:00,000 --> 00:20:01,001 陽菜と陽菜の母ちゃんが来た。 どうも。 朝から すまんね。 356 00:20:01,001 --> 00:20:03,003 どうも。 こちらは? 357 00:20:03,003 --> 00:20:06,006 あっ 村の病院で看護師やってる 育江さん。 358 00:20:06,006 --> 00:20:10,010 あっ お母さん? 初めまして。 359 00:20:10,010 --> 00:20:13,013 (えみ)どうも。 で どうしたんですか? 360 00:20:13,013 --> 00:20:15,015 (育江)ああ 先生に ちょっと 頼みがあって。 361 00:20:15,015 --> 00:20:17,017 頼み? 362 00:20:17,017 --> 00:20:21,021 東京から書道の偉い先生が 来てるんだって? 363 00:20:21,021 --> 00:20:23,023 まあ…。 (育江)陽菜たち 学校で➡ 364 00:20:23,023 --> 00:20:27,027 習字が始まったんだけど なかなかうまく書けないらしくて。 365 00:20:27,027 --> 00:20:29,029 (育江)ねっ? (陽菜)うん。 366 00:20:29,029 --> 00:20:30,000 なるも。 なので 学校が終わったら➡ 367 00:20:30,000 --> 00:20:32,966 なるも。 なので 学校が終わったら➡ 368 00:20:32,966 --> 00:20:34,968 子供たちに 習字 教えてもらえるように➡ 369 00:20:34,968 --> 00:20:36,970 頼んでもらえないかなって。 370 00:20:36,970 --> 00:20:38,972 はあ…。 371 00:20:38,972 --> 00:20:40,974 それ いいですね。 372 00:20:43,977 --> 00:20:47,981 特別授業を開いて 清明先生に 習字を教えてもらいましょう。 373 00:20:47,981 --> 00:20:50,317 え~ なるは先生がいい。 374 00:20:50,317 --> 00:20:53,320 もちろん 清舟先生も一緒にな。 375 00:20:53,320 --> 00:20:55,989 やった! じゃ お母さん いってきま~す。 376 00:20:55,989 --> 00:20:58,992 (えみ)いってらっしゃい。 (育江)はい 気を付けてね。 377 00:20:58,992 --> 00:21:00,000 じゃ よろしくお願いします。 378 00:21:00,000 --> 00:21:01,995 じゃ よろしくお願いします。 379 00:21:01,995 --> 00:21:15,008 ♬~ 380 00:21:15,008 --> 00:21:20,013 (えみ)清さん さっきの続きなんだけど…。 381 00:21:28,021 --> 00:21:30,000 習字って ホント 難しいよね。 382 00:21:30,000 --> 00:21:32,025 習字って ホント 難しいよね。 383 00:21:32,025 --> 00:21:35,963 あっ! 習字の道具 忘れた! 先 行ってて! 384 00:21:45,973 --> 00:21:47,975 この人と お見合い? 385 00:21:47,975 --> 00:21:50,978 そうよ 清さん。 386 00:21:50,978 --> 00:21:54,982 その人は 八神館長のお孫さんだ。 387 00:21:54,982 --> 00:21:57,985 えっ! (清明)そちらのお嬢さんは➡ 388 00:21:57,985 --> 00:22:00,000 結婚を前提に話を進めている。➡ 389 00:22:00,000 --> 00:22:00,988 結婚を前提に話を進めている。➡ 390 00:22:00,988 --> 00:22:04,992 東京に新居を構えるので いつでも来てほしいそうだ。 391 00:22:04,992 --> 00:22:08,996 なので 返事は早い方がいいかと思って。 392 00:22:08,996 --> 00:22:15,002 えっ いや そんな 突然 言われても…。 393 00:22:15,002 --> 00:22:18,005 お見合いなんて。 394 00:22:18,005 --> 00:22:21,008 習字の道具 忘れた! 395 00:22:27,014 --> 00:22:30,000 (美和)おう 陽菜。 なるは? 396 00:22:30,000 --> 00:22:30,017 (美和)おう 陽菜。 なるは? 397 00:22:30,017 --> 00:22:32,953 あのね…。 <大変だ! 大変だ! 398 00:22:34,955 --> 00:22:38,959 どうした? なる。 さっき すごいこと聞いちゃったんだ。 399 00:22:38,959 --> 00:22:41,962 すごいこと? 先生が…。 400 00:22:44,965 --> 00:22:47,968 (美和)えええ!? (珠子)あっ 何してるの? 401 00:22:47,968 --> 00:22:50,971 てえへんだ! てえへんだ! てえへんだ! 402 00:22:50,971 --> 00:22:53,974 タマ てえへんだ! (珠子)どうしたの? 403 00:23:01,982 --> 00:23:07,988 (川藤)半田。 そろそろ 特別授業の時間だぞ。 404 00:23:07,988 --> 00:23:13,994 お前 知ってたのか? 見合いのこと。 405 00:23:13,994 --> 00:23:17,998 ああ ここに来る前に東京でな。 406 00:23:17,998 --> 00:23:20,000 そうか…。 407 00:23:20,000 --> 00:23:28,008 で どうすんだ? 見合いするのか しないのか。 408 00:23:31,011 --> 00:23:33,947 館長のお孫さんだ。 409 00:23:33,947 --> 00:23:38,952 お前の今後を考えても 悪い話じゃないだろ? 410 00:23:40,954 --> 00:23:42,956 だよな…。 411 00:23:44,958 --> 00:23:48,962 まあ 断る理由もないし…。 412 00:23:55,969 --> 00:23:57,971 行くぞ 半田。 413 00:23:57,971 --> 00:23:59,973 ああ。 414 00:24:06,914 --> 00:24:08,916 私は お見合い結婚なんかで 先生が幸せになると思わない。 415 00:24:08,916 --> 00:24:12,920 私も 先生が女の人と まともな 結婚なんて考えらんないよ。 416 00:24:12,920 --> 00:24:14,922 子だくさんのパパとか 想像できないし。 417 00:24:14,922 --> 00:24:16,924 人と暮らしたら ストレスで死んじゃうよ。 418 00:24:16,924 --> 00:24:19,927 それは駄目! (陽菜)駄目! 419 00:24:19,927 --> 00:24:23,931 結婚したら 先生 東京 行っちゃうかもしれない。 420 00:24:23,931 --> 00:24:25,933 えっ そんなことも言ってたの? 421 00:24:25,933 --> 00:24:28,936 うん…。 そうか…。 422 00:24:28,936 --> 00:24:30,000 先生のお見合い 絶対 阻止しなきゃ。 423 00:24:30,000 --> 00:24:31,939 先生のお見合い 絶対 阻止しなきゃ。 424 00:24:31,939 --> 00:24:33,941 どうやって? 425 00:24:33,941 --> 00:24:35,943 (美和)うーん…。 426 00:24:35,943 --> 00:24:38,612 あっ。 どうした? なる。 427 00:24:38,612 --> 00:24:40,614 特別授業の時間だ。 428 00:24:40,614 --> 00:24:42,282 (珠子)特別授業? 429 00:24:42,282 --> 00:24:44,952 うん。 先生と先生のお父さんが➡ 430 00:24:44,952 --> 00:24:47,955 なるたちに 習字を教えてくれるんだ。 431 00:24:47,955 --> 00:24:51,959 タマ 私たちも行こう。 (珠子)うん。 432 00:24:57,965 --> 00:24:59,967 (川藤) 今日は 特別授業ということで➡ 433 00:24:59,967 --> 00:25:00,000 2人の半田先生に 習字を教えてもらいまーす! 434 00:25:00,000 --> 00:25:03,971 2人の半田先生に 習字を教えてもらいまーす! 435 00:25:03,971 --> 00:25:07,975 (子供たち)イェーイ! (川藤)ちなみに 半田先生は「先生」 436 00:25:07,975 --> 00:25:10,978 で お父さんは 「大先生」と呼びましょう。 437 00:25:10,978 --> 00:25:12,980 (子供たち)はーい。 438 00:25:12,980 --> 00:25:14,982 「大先生」って 何か ちょっと バカにしてるっぽくないか? 439 00:25:14,982 --> 00:25:16,984 子供には 分かりやすい方がいいんだよ。 440 00:25:16,984 --> 00:25:18,986 ですよね? 大先生。 441 00:25:18,986 --> 00:25:20,988 うん。 (川藤)よーし じゃあ➡ 442 00:25:20,988 --> 00:25:22,990 みんな 準備して。 443 00:25:33,000 --> 00:25:38,005 (陽菜)うぅ~… 服が汚れたぁ~。 444 00:25:38,005 --> 00:25:42,009 (陽菜の泣き声) ああ もう 何やってんだよ。 445 00:25:42,009 --> 00:25:44,011 (陽菜の泣き声) 446 00:25:44,011 --> 00:25:47,014 書道をやるんだ。 それくらい我慢しなさい。 447 00:25:51,018 --> 00:25:54,021 《子供相手にも 有無を言わせない》 448 00:25:54,021 --> 00:25:57,024 《あの陽菜が泣きやむなんて…》 449 00:25:57,024 --> 00:25:59,026 《さすがだな》 450 00:26:01,028 --> 00:26:03,030 (清明) 今日は この字を書いてもらう。 451 00:26:03,030 --> 00:26:06,967 ハネとトメ ハライに 気を付けること。 452 00:26:06,967 --> 00:26:09,970 いいのができたら 先生と大先生を呼びなさい。 453 00:26:20,981 --> 00:26:24,985 あらら~ なかなか うまく書けないなぁ。 454 00:26:24,985 --> 00:26:26,987 (清明)ん? どれ ほら。 455 00:26:26,987 --> 00:26:29,990 ひっ! もっと上を持つんだ。 456 00:26:29,990 --> 00:26:30,000 力 抜いて。➡ 457 00:26:30,000 --> 00:26:32,993 力 抜いて。➡ 458 00:26:32,993 --> 00:26:38,999 ここは ゆっくり 筆の先を よーく見て。➡ 459 00:26:38,999 --> 00:26:41,001 なっ? 460 00:26:41,001 --> 00:26:43,003 手元 ちゃんと見てなさい。 はい! 461 00:26:43,003 --> 00:26:45,005 俺 できました 大先生! 462 00:26:45,005 --> 00:26:48,008 陽菜もできました 大先生! 463 00:26:48,008 --> 00:26:51,011 (清明)少し待ってなさい。 (陽菜・ケン太)はい。 464 00:26:54,014 --> 00:26:58,018 何か 大先生が行くと みんな 真面目なんだが…。 465 00:26:58,018 --> 00:27:00,000 仕方ねえだろ オーラが違う。 466 00:27:00,000 --> 00:27:01,021 仕方ねえだろ オーラが違う。 467 00:27:01,021 --> 00:27:04,958 (清明)よし。 じゃあ 筆 持って。 (ケン太)はい! 468 00:27:04,958 --> 00:27:08,962 左手は ここだ。 469 00:27:08,962 --> 00:27:11,965 《俺も ああやって習ったっけ…》 470 00:27:13,967 --> 00:27:16,970 (清明) 《清。 筆の持ち方 違うだろ》 471 00:27:16,970 --> 00:27:19,973 《こう?》 《そうじゃない》 472 00:27:19,973 --> 00:27:22,976 《あまり ぎゅーって握り締めちゃ駄目だ》 473 00:27:22,976 --> 00:27:25,979 《流れるような字を書くために➡ 474 00:27:25,979 --> 00:27:28,982 こうやって優しく2本で支えて》 475 00:27:28,982 --> 00:27:30,000 《うん。 で 筆 立てて》 476 00:27:30,000 --> 00:27:30,984 《うん。 で 筆 立てて》 477 00:27:32,986 --> 00:27:34,988 《こう?》 478 00:27:34,988 --> 00:27:36,990 《うん そうだ》 479 00:27:36,990 --> 00:27:43,997 《流れるような美しい字は 人生にも通じるもんがあんだぞ》 480 00:27:43,997 --> 00:27:47,000 《父さんから全てを教わった》 481 00:27:47,000 --> 00:27:53,006 《俺は ちゃんと 期待に 応えられているんだろうか》 482 00:27:53,006 --> 00:27:57,010 《あまり しゃべらないから 分かんないんだよな》 483 00:27:57,010 --> 00:28:00,000 できました 大先生! うん。 ちょっと待ってな。 484 00:28:00,000 --> 00:28:01,014 できました 大先生! うん。 ちょっと待ってな。 485 00:28:01,014 --> 00:28:04,952 俺が見てやるよ。 え~ 先生か。 486 00:28:04,952 --> 00:28:08,956 がっかりすんじゃないよ。 487 00:28:08,956 --> 00:28:12,960 先生と大先生ってさ どっちが習字うまいの? 488 00:28:12,960 --> 00:28:14,962 えっ…。 489 00:28:14,962 --> 00:28:16,964 そ… そんなの 大先生の方が➡ 490 00:28:16,964 --> 00:28:19,967 上に決まって…。 分かんねえよな。 491 00:28:19,967 --> 00:28:22,970 こっちの字と こっちの字 まったく同じなのに➡ 492 00:28:22,970 --> 00:28:24,972 大先生の方が偉いんか? 493 00:28:24,972 --> 00:28:28,976 (陽菜)陽菜は 大先生が お父さんだから偉いと思う。 494 00:28:28,976 --> 00:28:30,000 じゃあ 先生は 一生 大先生に勝てない? 495 00:28:30,000 --> 00:28:32,980 じゃあ 先生は 一生 大先生に勝てない? 496 00:28:32,980 --> 00:28:35,983 お前らな そんなことは 気にしなくていいから➡ 497 00:28:35,983 --> 00:28:37,985 字 書けよ。 498 00:28:37,985 --> 00:28:42,990 (清明)まあ 確かにな 書道は 柔道や剣道のように➡ 499 00:28:42,990 --> 00:28:44,992 明確に勝ち負けが 分かるものではない。 500 00:28:44,992 --> 00:28:47,995 書展では 点数をつけて順位が出るが➡ 501 00:28:47,995 --> 00:28:50,998 その点数も 審査員によって違ってくる。 502 00:28:50,998 --> 00:28:54,001 じゃあ どうやって 1番 決めるんですか? 503 00:28:54,001 --> 00:28:56,003 先生は負けて落ち込んでたじゃん。 504 00:28:56,003 --> 00:28:58,005 俺のことは どうだっていいんだよ。 505 00:28:58,005 --> 00:29:00,000 1番じゃないと嫌なくせに! 506 00:29:00,000 --> 00:29:01,008 1番じゃないと嫌なくせに! 507 00:29:01,008 --> 00:29:04,011 (なるたちの笑い声) 508 00:29:04,011 --> 00:29:10,951 いいか 全ての書には 心がこもってる。 509 00:29:10,951 --> 00:29:13,954 何も思わずに書いた書には ぼーっとした心が表れるし➡ 510 00:29:13,954 --> 00:29:17,958 気合を込めれば 力強さが表れる。 511 00:29:17,958 --> 00:29:21,962 強い気持ちのこもった書は 人の心を動かす。➡ 512 00:29:21,962 --> 00:29:27,968 白い紙と墨だけで 心に残る作品を書き上げる。 513 00:29:27,968 --> 00:29:30,000 それが 書道における 一番じゃないかと 私は思ってる。 514 00:29:30,000 --> 00:29:32,973 それが 書道における 一番じゃないかと 私は思ってる。 515 00:29:32,973 --> 00:29:36,977 (美和)うーん。 難しいなぁ。 516 00:29:36,977 --> 00:29:39,980 勝負をしてみませんか? 517 00:29:39,980 --> 00:29:42,983 素直な意見の言える子供たちに➡ 518 00:29:42,983 --> 00:29:45,986 どっちが1番か 決めてもらいません? 519 00:29:45,986 --> 00:29:47,988 おい 川藤 何 言ってんだよ。 今まで➡ 520 00:29:47,988 --> 00:29:52,993 一度も やったことないでしょ? どっちの書が人の心を打つか。 521 00:29:52,993 --> 00:29:54,995 川藤! 522 00:29:54,995 --> 00:29:56,997 何 バカなこと言ってんだよ。 いいアイデアだと思わねえか? 523 00:29:56,997 --> 00:30:00,000 どこが!? いいか 半田 ガキは正直だ。 524 00:30:00,000 --> 00:30:03,003 正直だからこそ みんな お前の字を選ぶ。 525 00:30:03,003 --> 00:30:05,939 お前は このホームグラウンドで 心置きなく書けばいい。 526 00:30:05,939 --> 00:30:08,942 父親に勝つことが お前の自信につながり➡ 527 00:30:08,942 --> 00:30:11,945 清明先生は 負けることで お前を認める。 528 00:30:11,945 --> 00:30:16,950 お前が十分な力を持っていることを 知らしめるチャンスなんだよ。 529 00:30:19,953 --> 00:30:22,956 いいじゃないか。 530 00:30:22,956 --> 00:30:24,958 (清明)やってみよう。 531 00:30:24,958 --> 00:30:26,960 《無理 無理 無理》 532 00:30:26,960 --> 00:30:29,963 《俺が父さんと勝負なんて 10年早い》 533 00:30:29,963 --> 00:30:30,000 じゃあ これから 君たちの好きな字を➡ 534 00:30:30,000 --> 00:30:31,965 じゃあ これから 君たちの好きな字を➡ 535 00:30:31,965 --> 00:30:33,967 先生と大先生に書いてもらう。 536 00:30:33,967 --> 00:30:36,970 先生と大先生の字で 好きな方を選ぶんだぞ。 537 00:30:36,970 --> 00:30:40,974 (3人)は~い。 じゃあ なるからいきます。 538 00:30:40,974 --> 00:30:45,979 お題は えっと…。 539 00:30:45,979 --> 00:30:49,983 「鬼嫁」! もっと 子供らしいのがあるだろ。 540 00:30:49,983 --> 00:30:52,986 《ヤバい ヤバい! 父さんが書いてる》 541 00:30:52,986 --> 00:30:55,989 《鬼嫁って…》 542 00:30:55,989 --> 00:30:58,992 《なるの気を引くのは簡単だ》 543 00:30:58,992 --> 00:31:00,000 《あいつ 難しい字 読めないから…》 544 00:31:00,000 --> 00:31:00,994 《あいつ 難しい字 読めないから…》 545 00:31:02,996 --> 00:31:05,933 《もしかしたら 勝てるかもしれない》 546 00:31:09,937 --> 00:31:13,941 おお~! なるは漢字が読めないから➡ 547 00:31:13,941 --> 00:31:16,944 なるほど 納得の心遣いですな~。 548 00:31:16,944 --> 00:31:19,947 何か 察せられると ムカつくな。 549 00:31:19,947 --> 00:31:21,949 では 私も。 550 00:31:23,951 --> 00:31:26,954 おおお…! すごい! 551 00:31:26,954 --> 00:31:28,956 《こ… 古代文字!?》 552 00:31:28,956 --> 00:31:30,000 (ケン太)何だ この字! (珠子)マジ 呪文だ。 553 00:31:30,000 --> 00:31:31,959 (ケン太)何だ この字! (珠子)マジ 呪文だ。 554 00:31:31,959 --> 00:31:33,961 《普段 きっちりした字を 書くのに➡ 555 00:31:33,961 --> 00:31:35,963 子供の食い付きそうな書体を 使ってきた》 556 00:31:35,963 --> 00:31:38,966 俺の名前 書いて! なるも書いて! 557 00:31:38,966 --> 00:31:41,969 (陽菜)陽菜も! (清明)分かった 分かった 後でな。 558 00:31:41,969 --> 00:31:43,971 《子供の心 わしづかみ…》 559 00:31:43,971 --> 00:31:46,974 子供が正直すぎたか…。 560 00:31:46,974 --> 00:31:48,976 よし じゃあ 次のお題。 561 00:31:48,976 --> 00:31:50,978 じゃあ 俺は 「魚」 書いて! 562 00:31:50,978 --> 00:31:55,983 魚… 魚か…。 563 00:31:55,983 --> 00:31:57,985 そうだ! 564 00:31:57,985 --> 00:32:00,000 ♬~ 565 00:32:00,000 --> 00:32:13,934 ♬~ 566 00:32:13,934 --> 00:32:16,937 何それ? お経か? 567 00:32:16,937 --> 00:32:18,939 魚と ひとくくりに言っても➡ 568 00:32:18,939 --> 00:32:21,942 こんなにたくさんの種類の 字があるんだ。 569 00:32:21,942 --> 00:32:24,945 「魚」の横に「弱い」って書くと イワシになって➡ 570 00:32:24,945 --> 00:32:27,948 「周り」って書くと タイになる。 571 00:32:27,948 --> 00:32:30,000 へぇ~ すげえ。 572 00:32:30,000 --> 00:32:30,951 へぇ~ すげえ。 573 00:32:30,951 --> 00:32:34,955 《フッフッフ いい食い付きだ》 574 00:32:34,955 --> 00:32:37,958 《ケン太は漁師の息子だから こういうのが好きだろ》 575 00:32:37,958 --> 00:32:42,963 《規則正しく美しい字と知識。 これで俺は勝つ》 576 00:32:42,963 --> 00:32:44,965 (なる・陽菜)うわ~。 577 00:32:44,965 --> 00:32:50,971 下手くそだ! 大先生なのに ひょろひょろの「魚」 578 00:32:50,971 --> 00:32:53,974 死にかけてるのかな? 弱そうだから イワシかな? 579 00:32:53,974 --> 00:32:55,976 何で イワシが弱そうなんだ? 580 00:32:55,976 --> 00:32:58,979 (ケン太)俺も見る! 581 00:32:58,979 --> 00:33:00,000 これはな 水面の上から見た魚だ。 582 00:33:00,000 --> 00:33:01,982 これはな 水面の上から見た魚だ。 583 00:33:01,982 --> 00:33:04,651 (珠子)あっ 揺らぐ。 (清明)そう。 584 00:33:04,651 --> 00:33:06,920 (美和)なるほど。 585 00:33:06,920 --> 00:33:09,923 (清明)水面が きらきらしてるだろ こう ゆらゆらして。➡ 586 00:33:09,923 --> 00:33:12,926 だから 魚も そういうふうに見えるっていう。 587 00:33:12,926 --> 00:33:17,931 (珠子たちの話し声) 588 00:33:17,931 --> 00:33:20,934 《実に つまらん字だ》 589 00:33:20,934 --> 00:33:25,939 《俺の字は 誰の心も動かさない》 590 00:33:25,939 --> 00:33:28,942 《少しはマシになった と思ったけど➡ 591 00:33:28,942 --> 00:33:30,000 少しも 成長してないんじゃないのか…》 592 00:33:30,000 --> 00:33:30,944 少しも 成長してないんじゃないのか…》 593 00:33:30,944 --> 00:33:32,946 (清明)清舟。 594 00:33:38,952 --> 00:33:46,960 お前の字は ホントに美しくて 規則正しい。 595 00:33:46,960 --> 00:33:49,963 そして…。 596 00:33:49,963 --> 00:33:51,965 《つまらない字だ》 597 00:33:51,965 --> 00:33:53,967 素直な字だ。 598 00:33:56,970 --> 00:34:00,000 えっ… 素直って…。 599 00:34:00,000 --> 00:34:01,975 えっ… 素直って…。 600 00:34:01,975 --> 00:34:04,912 ホントは 父さんも思ってるんだろ? 601 00:34:04,912 --> 00:34:07,915 つまらない字だって。 602 00:34:07,915 --> 00:34:14,922 (清明)お前は 子供のころから 絵心もないし 遊び心もなくて➡ 603 00:34:14,922 --> 00:34:19,927 融通が利かなかったから 書道家には向いてないと思った。 604 00:34:21,929 --> 00:34:26,934 (清明)だが 誰よりも努力できる子だった。 605 00:34:31,939 --> 00:34:38,946 (清明)お前の字は つまらない字なんかじゃない。 606 00:34:38,946 --> 00:34:42,950 私の教えに➡ 607 00:34:42,950 --> 00:34:46,954 真摯に取り組んできた➡ 608 00:34:46,954 --> 00:34:48,956 素直な字だ。 609 00:34:56,964 --> 00:35:00,000 お前の書は 努力と意地で➡ 610 00:35:00,000 --> 00:35:03,971 お前の書は 努力と意地で➡ 611 00:35:03,971 --> 00:35:06,974 人の心を打つ。 612 00:35:13,981 --> 00:35:15,983 どうした? 先生。 613 00:35:15,983 --> 00:35:17,985 先生…。 614 00:35:17,985 --> 00:35:22,990 でも 俺は うまくできない…。 615 00:35:25,993 --> 00:35:30,000 こんなんじゃ 父さんを超えることができない。 616 00:35:30,000 --> 00:35:31,999 こんなんじゃ 父さんを超えることができない。 617 00:35:35,002 --> 00:35:39,006 父さんの期待に応えられない。 618 00:35:41,008 --> 00:35:43,010 半田…。 619 00:35:43,010 --> 00:35:46,013 先生 泣かないで。 620 00:35:48,015 --> 00:35:51,018 (なる・陽菜)先生…。 621 00:35:51,018 --> 00:35:53,020 泣いてねえって! 622 00:35:55,022 --> 00:35:58,025 (風の音) 623 00:35:58,025 --> 00:36:00,000 (一同)うわ~!➡ 624 00:36:00,000 --> 00:36:00,694 (一同)うわ~!➡ 625 00:36:00,694 --> 00:36:03,030 おおっ! うわっ! うわああ…。➡ 626 00:36:03,030 --> 00:36:05,966 うわ~。 うわっ! 627 00:36:05,966 --> 00:36:09,970 (珠子)うわ…。 (美和)ざまな風やったね。 628 00:36:09,970 --> 00:36:13,974 (珠子)びっくりした。 面白かった! ハハハハ…! 629 00:36:13,974 --> 00:36:16,977 (子供たちの笑い声) 630 00:36:20,981 --> 00:36:22,983 先生? 631 00:36:22,983 --> 00:36:25,986 ちょっと その半紙 取ってくれ。 えっ どれ? これ? 632 00:36:25,986 --> 00:36:28,989 美和 すずり どけて。 633 00:36:28,989 --> 00:36:30,000 ケン太は黒の多いやつ。 634 00:36:30,000 --> 00:36:30,991 ケン太は黒の多いやつ。 635 00:36:30,991 --> 00:36:33,994 (ケン太)ほい。 向こうの部屋のも。 636 00:36:35,996 --> 00:36:38,999 (ケン太)ほい。 (陽菜)はい。 637 00:36:38,999 --> 00:36:41,001 これを…。 638 00:36:41,001 --> 00:37:00,000 ♬~ 639 00:37:00,000 --> 00:37:00,020 ♬~ 640 00:37:00,020 --> 00:37:02,022 ♬~ 641 00:37:02,022 --> 00:37:06,960 おお! すげえ…。 (子供たち)うわ~! 642 00:37:06,960 --> 00:37:08,962 「心」だ。 643 00:37:08,962 --> 00:37:22,976 ♬~ 644 00:37:22,976 --> 00:37:25,979 (なるたち) 先生 ありがとうございました。 645 00:37:25,979 --> 00:37:27,981 おう。 (珠子・美和)じゃあね。 バイバイ。 646 00:37:27,981 --> 00:37:29,983 先生 バイバーイ。 647 00:37:29,983 --> 00:37:30,000 (戸の閉まる音) 648 00:37:30,000 --> 00:37:32,986 (戸の閉まる音) 649 00:37:32,986 --> 00:37:34,988 清さん。 650 00:37:34,988 --> 00:37:36,990 ちょっと いいかしら? 651 00:37:45,933 --> 00:37:49,937 清さん 今朝 話した お見合いの件なんだけど➡ 652 00:37:49,937 --> 00:37:51,939 心は決まった? 653 00:37:53,941 --> 00:37:58,946 (えみ)先方のこともあるから あまり待たせるのもねぇ? 654 00:37:58,946 --> 00:38:00,000 うん…。 655 00:38:00,000 --> 00:38:01,949 うん…。 656 00:38:01,949 --> 00:38:04,952 この縁談が 半田家にとって➡ 657 00:38:04,952 --> 00:38:08,956 大事なものであることは 分かってます。 658 00:38:08,956 --> 00:38:13,627 その上で 自分なりに考えてみたんですが…。 659 00:38:13,627 --> 00:38:16,964 <ちょっと待ちな! 660 00:38:16,964 --> 00:38:19,633 なるとの約束 忘れちょらんよね!? 661 00:38:19,633 --> 00:38:22,903 えっ? なると結婚するっち言ったろ!? 662 00:38:22,903 --> 00:38:25,906 はっ? ええ! ちょ… どういうこと!? 663 00:38:25,906 --> 00:38:30,000 こんな子供と!? <(美和・珠子)ちょっと待った~! 664 00:38:30,000 --> 00:38:30,911 こんな子供と!? <(美和・珠子)ちょっと待った~! 665 00:38:30,911 --> 00:38:33,914 私たちも 半田先生と不純な関係です! 666 00:38:33,914 --> 00:38:36,917 半田先生は 普通じゃない 人間関係を築いています! 667 00:38:36,917 --> 00:38:38,919 そうだ そうだ! 668 00:38:38,919 --> 00:38:41,922 そんな… この島は 一夫多妻制なの? 669 00:38:41,922 --> 00:38:44,925 ちょっと! 親子関係が ギクシャクするようなこと➡ 670 00:38:44,925 --> 00:38:47,928 言うんじゃないよ。 さあ ヒロ兄! とどめを! 671 00:38:47,928 --> 00:38:49,930 <(浩志)おい ちょっと…! 672 00:38:49,930 --> 00:38:53,934 いや 駄目だ! それに乗ったら ヤバい気がする。 673 00:38:53,934 --> 00:38:56,937 本気出せ 浩志! 男じゃもんのー! 674 00:38:56,937 --> 00:38:59,940 (美和)しっかりせれっち ヒロ兄! (浩志)やめろ! 675 00:39:01,942 --> 00:39:03,944 許せ! 676 00:39:03,944 --> 00:39:05,946 (珠子)あっ 逃げた! (美和子)意気地なし! 677 00:39:05,946 --> 00:39:09,950 とにかく! 半田先生には先約があるので➡ 678 00:39:09,950 --> 00:39:13,954 お見合いなんぞできません! (3人)できません! 679 00:39:13,954 --> 00:39:15,622 お前ら…。 680 00:39:15,622 --> 00:39:19,960 ああ… まさか こんなことに なってるなんて。 681 00:39:19,960 --> 00:39:22,896 これじゃ お見合いは無理だわ。 682 00:39:22,896 --> 00:39:24,898 ねえ? 683 00:39:29,903 --> 00:39:30,000 清舟 ちょっと来なさい。 684 00:39:30,000 --> 00:39:33,907 清舟 ちょっと来なさい。 685 00:39:33,907 --> 00:39:35,909 はい。 686 00:39:41,915 --> 00:39:44,918 (清明)清舟。 687 00:39:44,918 --> 00:39:49,923 どうするか決めたんなら 自分の口で言いなさい。 688 00:39:55,929 --> 00:40:00,000 自分には まだまだ やるべきことがあります。 689 00:40:00,000 --> 00:40:00,934 自分には まだまだ やるべきことがあります。 690 00:40:02,936 --> 00:40:07,941 お見合いは お断りしてください。 691 00:40:09,943 --> 00:40:12,946 そう言うと思ってた。 692 00:40:12,946 --> 00:40:15,949 相手が相手なだけに➡ 693 00:40:15,949 --> 00:40:18,952 お前の意見も聞かずに 断ることできなかったんだ。 694 00:40:18,952 --> 00:40:24,892 館長には 私が いいように言っとこう。 695 00:40:24,892 --> 00:40:28,896 父さん。 ん? 696 00:40:28,896 --> 00:40:30,000 どうして 俺をこの島に? 697 00:40:30,000 --> 00:40:31,899 どうして 俺をこの島に? 698 00:40:34,902 --> 00:40:37,905 父さんに 島に行けって言われたときは➡ 699 00:40:37,905 --> 00:40:41,909 雑念のないところで書に打ち込め ってことだと思ってた。 700 00:40:41,909 --> 00:40:44,912 でも 島に来てから➡ 701 00:40:44,912 --> 00:40:47,915 そういうことじゃ ないんだろうなって…。 702 00:40:49,917 --> 00:40:51,919 清舟。 703 00:40:51,919 --> 00:40:53,921 はい。 704 00:40:53,921 --> 00:40:59,927 私は ずっと お前を見てきたし 認めてる。 705 00:40:59,927 --> 00:41:00,000 だが まだまだ 超えられるわけにはいかない。 706 00:41:00,000 --> 00:41:04,932 だが まだまだ 超えられるわけにはいかない。 707 00:41:06,934 --> 00:41:12,940 私は 息子にとっての 生涯のライバルでいたいからな。 708 00:41:14,942 --> 00:41:16,944 父さん…。 709 00:41:18,946 --> 00:41:25,886 どんな状況でも 書ける字を見つけろ。 710 00:41:25,886 --> 00:41:28,889 それが お前にしか歩めない書道だ。 711 00:41:30,891 --> 00:41:32,893 努力は怠るなよ。 712 00:41:36,897 --> 00:41:38,899 あっ そうだ。 713 00:41:38,899 --> 00:41:43,904 今度 私の仕事 手伝ってくれないか? 714 00:41:43,904 --> 00:41:45,906 父さんの仕事を? 715 00:41:47,908 --> 00:41:49,910 はい! 716 00:41:49,910 --> 00:42:00,000 ♬~ 717 00:42:00,000 --> 00:42:04,925 ♬~ 718 00:42:04,925 --> 00:42:07,928 じゃあ 清さん 皆さんに よろしくね。 719 00:42:07,928 --> 00:42:10,931 うん。 いい人ばかりで安心したわ。 720 00:42:10,931 --> 00:42:12,933 だろ? 721 00:42:12,933 --> 00:42:15,936 おりゃっ。 あ痛っ! こら! 722 00:42:15,936 --> 00:42:20,941 そういえば なるさんのご両親に 会ってないわね。 723 00:42:20,941 --> 00:42:24,945 なるの親の話をしないでほしい。 724 00:42:24,945 --> 00:42:26,947 えっ? 725 00:42:26,947 --> 00:42:29,950 じいさんと 2人で暮らしてるんだけど➡ 726 00:42:29,950 --> 00:42:30,000 あんなガキが 親のことを 一言も話さないなんて➡ 727 00:42:30,000 --> 00:42:33,954 あんなガキが 親のことを 一言も話さないなんて➡ 728 00:42:33,954 --> 00:42:37,958 よっぽどのことがあると思うんだ。 729 00:42:37,958 --> 00:42:42,963 俺が 何もかも知ってる 大人になってしまったら➡ 730 00:42:42,963 --> 00:42:47,968 今みたいに 笑ってくれなくなる ような気がする。 731 00:42:47,968 --> 00:42:49,970 清さん。 732 00:42:51,972 --> 00:42:54,975 お父さんに似てきたわね。 733 00:42:54,975 --> 00:42:57,978 えっ 俺が父さんに? 734 00:42:57,978 --> 00:42:59,980 うん。 735 00:43:02,983 --> 00:43:04,985 (清明)世話になったな。 736 00:43:04,985 --> 00:43:08,989 相変わらずの半田さんで 楽しかったです。 737 00:43:08,989 --> 00:43:10,991 (握り締める音) (郷長)あいっててて…! 738 00:43:10,991 --> 00:43:12,993 今度 会うまでに 痩せとけよ。 739 00:43:12,993 --> 00:43:14,995 はい。 740 00:43:14,995 --> 00:43:16,997 (川藤)じゃあな 半田。 ああ。 741 00:43:16,997 --> 00:43:18,999 じゃあね。 742 00:43:18,999 --> 00:43:30,000 ♬~ 743 00:43:30,000 --> 00:43:36,950 ♬~ 744 00:43:36,950 --> 00:43:38,952 また 来んねー! 745 00:43:38,952 --> 00:43:41,955 いやぁ 寂しくなるねぇ。 746 00:43:41,955 --> 00:43:45,959 先生も見送るの慣れてきた? 747 00:43:45,959 --> 00:43:48,629 今日 ご飯 食べに行っていいですか? 748 00:43:48,629 --> 00:43:51,632 へぇー 寂しいんだね。 749 00:43:51,632 --> 00:43:53,634 いや 作るの面倒なんで。 750 00:43:53,634 --> 00:43:56,970 強がるね~。 強がるね~。 751 00:43:56,970 --> 00:43:59,973 (郷長)強がっちゃってさ。 ええ? 752 00:44:01,975 --> 00:44:05,979 (4人)さようなら~。➡ 753 00:44:05,979 --> 00:44:08,982 さようなら~。