1 00:00:03,003 --> 00:00:06,006 (一同)お誕生日 おめでとう! (クラッカーの音) 2 00:00:06,006 --> 00:00:09,009 (なる)これがあるかぎり 先生は永遠に なるの言いなり! 3 00:00:09,009 --> 00:00:11,011 (清舟) それ 1回って書いてあるからな。 4 00:00:11,011 --> 00:00:13,013 もしかして なるのお父さんですか? 5 00:00:13,013 --> 00:00:16,016 (優一郎)おぃが なるに会うとか会わんとか➡ 6 00:00:16,016 --> 00:00:18,018 そがんことは 気ば使わんでよかけん。 7 00:00:18,018 --> 00:00:20,020 先生は他人じゃもんの。 8 00:00:20,020 --> 00:00:23,023 なるは お父さんに会いたいか? 9 00:00:23,023 --> 00:00:25,025 お父さん…。 10 00:00:25,025 --> 00:00:28,028 (優一郎)おぃが行った後 なるんこと頼んてよ。 11 00:00:28,028 --> 00:00:30,000 バイバーイ! またな~! 12 00:00:30,000 --> 00:00:32,032 バイバーイ! またな~! 13 00:00:32,032 --> 00:00:36,036 また来年も 飛行機 持ってきてくれるかな。 14 00:00:36,036 --> 00:00:40,040 お前には俺がついてるから。 安心しろ。 15 00:00:43,043 --> 00:00:47,047 ♬「ふんふーん ふんふーん」 16 00:00:47,047 --> 00:00:51,051 (美和)おっ なる。 でっかい荷物持って どこ行くと? 17 00:00:51,051 --> 00:00:53,053 よくぞ聞いてくれました。 18 00:00:53,053 --> 00:00:56,056 わたくし 東京へ行くことになりました~! 19 00:00:56,056 --> 00:00:59,059 (2人)ええっ!? (珠子)えっ 何で? 20 00:00:59,059 --> 00:01:00,000 先生に ついていくんだ。 21 00:01:00,000 --> 00:01:01,995 先生に ついていくんだ。 22 00:01:01,995 --> 00:01:08,001 《分かった。 週末には帰るようにする。 じゃ》 23 00:01:10,003 --> 00:01:14,007 《先生 東京に行くの?》 《ああ 手伝いでな》 24 00:01:14,007 --> 00:01:17,010 《大きいイベントが幾つもあって 忙しいみたいだ》 25 00:01:17,010 --> 00:01:19,012 《なるも行きたいなあ》 26 00:01:19,012 --> 00:01:23,016 《無理に決まってんだろ。 お前 学校だってあるし》 27 00:01:23,016 --> 00:01:28,689 《でも 今度の休みは連休だろ? だから 大丈夫だよ》 28 00:01:28,689 --> 00:01:30,000 《いや 無理だって》 29 00:01:30,000 --> 00:01:30,691 《いや 無理だって》 30 00:01:30,691 --> 00:01:34,027 《あれ? こんなところに これが…》 31 00:01:36,029 --> 00:01:38,365 《ここで発動するか》 32 00:01:38,365 --> 00:01:43,036 《絶対 邪魔しないから お願い!》 33 00:01:43,036 --> 00:01:47,040 で じいちゃんも 行っていいって言ってくれたんだ。 34 00:01:47,040 --> 00:01:50,043 なるが 東京デビュー…。 35 00:01:50,043 --> 00:01:53,046 まさか 先を越されるとは。 36 00:01:53,046 --> 00:01:56,049 お土産 買ってくるからね~。 37 00:02:00,053 --> 00:02:01,989 (携帯電話)(康介)もうやだ!➡ 38 00:02:01,989 --> 00:02:03,991 だまされた! 詐欺だ! ブラック企業だ! 39 00:02:03,991 --> 00:02:06,994 うるせえな。 いいから戻ってこい! 40 00:02:06,994 --> 00:02:10,998 毎日 毎日 荷物運んだり 案内状書いたり こき使って。 41 00:02:10,998 --> 00:02:14,001 清明先生の手伝いがしたいって 言ったの お前だろ? 42 00:02:14,001 --> 00:02:16,003 僕の言う手伝いは➡ 43 00:02:16,003 --> 00:02:20,007 清明先生と 直接 書道の話ができる仕事のことだ。 44 00:02:20,007 --> 00:02:23,010 お前な そんな手伝い させるわけないだろ。 45 00:02:23,010 --> 00:02:26,013 今は猫の手も借りたいんだ。 とにかく戻ってきてくれ。 46 00:02:26,013 --> 00:02:30,000 もう耐えられない! 僕は もう戻りませんから! 47 00:02:30,000 --> 00:02:30,017 もう耐えられない! 僕は もう戻りませんから! 48 00:02:32,019 --> 00:02:37,024 康介。 どんなにいい作品を書いても➡ 49 00:02:37,024 --> 00:02:41,028 結局 人は人に お金を出すんだぞ。 50 00:02:41,028 --> 00:02:43,030 えっ? 51 00:02:43,030 --> 00:02:47,034 お前も誰かに支えられてることに 気付け。 52 00:02:53,040 --> 00:02:56,043 はい これも。 53 00:02:56,043 --> 00:03:00,000 こんなもんも持ってくのか? うん。 東京 楽しみだな~。 54 00:03:00,000 --> 00:03:00,981 こんなもんも持ってくのか? うん。 東京 楽しみだな~。 55 00:03:00,981 --> 00:03:03,984 遊園地とか行ったことないし➡ 56 00:03:03,984 --> 00:03:06,987 あと 水族館も 動物園も➡ 57 00:03:06,987 --> 00:03:09,990 あと 人がいっぱいの交差点も 行きたいな~。 58 00:03:09,990 --> 00:03:11,992 何 言ってんだ。 59 00:03:11,992 --> 00:03:13,994 仕事で帰るんだから どこにも行かないぞ。 60 00:03:13,994 --> 00:03:17,998 えっ? 俺は事務所の手伝いで忙しいし➡ 61 00:03:17,998 --> 00:03:20,000 お前は家で留守番だ。 62 00:03:20,000 --> 00:03:23,003 そっかぁ…。 63 00:03:23,003 --> 00:03:27,007 なるったら はしゃいで恥ずかしい…。 64 00:03:27,007 --> 00:03:30,000 あっ… いや 冗談。 65 00:03:30,000 --> 00:03:31,011 あっ… いや 冗談。 66 00:03:31,011 --> 00:03:34,014 動物園くらいなら 行ってやるぞ。 67 00:03:34,014 --> 00:03:36,016 無理しないでいいよ。 68 00:03:36,016 --> 00:03:39,019 ホントだって。 動物園 行こうな。 69 00:03:39,019 --> 00:03:44,024 あっ それから 東京に行ったら 新しい筆も買ってやるから。 70 00:03:44,024 --> 00:03:46,026 えっ 筆? 71 00:03:46,026 --> 00:03:49,029 別に いらないか。 あああ~ いる いる! 72 00:03:49,029 --> 00:03:51,031 絶対に約束だぞ! 73 00:03:51,031 --> 00:03:53,033 ああ。 74 00:03:56,036 --> 00:04:00,000 (康介) ハッハッハー 一人で来ちゃった。 75 00:04:00,000 --> 00:04:00,040 (康介) ハッハッハー 一人で来ちゃった。 76 00:04:00,040 --> 00:04:04,978 これから 半田先生のところに レッツ サプライズ訪問! 77 00:04:04,978 --> 00:04:06,980 <あれ? 78 00:04:06,980 --> 00:04:09,983 何でいるんだ お前。 え~ 先生! 79 00:04:09,983 --> 00:04:11,985 何で僕が来るって 分かったんですか? 80 00:04:11,985 --> 00:04:14,988 エスパー? シンクロニシティ? 81 00:04:14,988 --> 00:04:17,991 はっ? なるたち これから東京行くんだ。 82 00:04:17,991 --> 00:04:19,993 えっ 東京!? 83 00:04:19,993 --> 00:04:22,663 お前は観光? まあ 楽しんでけよ。 84 00:04:22,663 --> 00:04:25,999 バイバーイ。 ちょちょ… 待って 待って 待って。 85 00:04:25,999 --> 00:04:28,001 僕 家出してきたんです。 86 00:04:28,001 --> 00:04:30,000 何で また!? 社会の仕組みに嫌気が差して…。 87 00:04:30,000 --> 00:04:32,005 何で また!? 社会の仕組みに嫌気が差して…。 88 00:04:32,005 --> 00:04:36,009 半田先生 当てにしてきたから どっか行かれちゃ困るんです。 89 00:04:36,009 --> 00:04:39,012 えー お前 バッカだなぁ。 90 00:04:39,012 --> 00:04:42,015 なるも そう思った。 何も言い返せない…。 91 00:04:42,015 --> 00:04:45,018 でも 威勢よく飛び出してきたから 帰れないんです。 92 00:04:45,018 --> 00:04:48,021 どうか助けてください! 93 00:04:48,021 --> 00:04:51,024 もう 仕方ないな。 94 00:04:51,024 --> 00:04:54,027 ん。 しばらく 家 使わせてやる。 95 00:04:54,027 --> 00:04:57,030 (康介)えっ。 郷長に連絡しとくから➡ 96 00:04:57,030 --> 00:05:00,000 取りあえず 浩志つかまえて 事情 説明しろ。 97 00:05:00,000 --> 00:05:00,033 取りあえず 浩志つかまえて 事情 説明しろ。 98 00:05:00,033 --> 00:05:01,969 (康介)先生…。 99 00:05:01,969 --> 00:05:04,972 じゃあな。 100 00:05:04,972 --> 00:05:06,974 あっ あの…。 101 00:05:09,977 --> 00:05:12,980 ありがとうございます。 102 00:05:12,980 --> 00:05:15,983 行くぞ なる。 およっ! 103 00:05:17,985 --> 00:05:20,988 飛行機 わっくわーく! 104 00:05:23,991 --> 00:05:30,000 ♬~ 105 00:05:30,000 --> 00:05:34,001 ♬~ 106 00:05:54,021 --> 00:05:59,026 ハァ… 暇だなぁ。 107 00:05:59,026 --> 00:06:00,000 先生 まだ帰ってこないのかな。 108 00:06:00,000 --> 00:06:04,965 先生 まだ帰ってこないのかな。 109 00:06:06,967 --> 00:06:18,979 ♬~ 110 00:06:18,979 --> 00:06:22,983 何だ ここ。 不穏な空気…。 111 00:06:24,985 --> 00:06:27,988 そこは大先生がお仕事してるから 邪魔しちゃ駄目よ。 112 00:06:27,988 --> 00:06:30,000 うん。 退屈でしょう? 113 00:06:30,000 --> 00:06:30,991 うん。 退屈でしょう? 114 00:06:30,991 --> 00:06:32,993 おばさんと 先に 動物園 行っとく? 115 00:06:32,993 --> 00:06:34,995 えっ いいの? うん。 116 00:06:34,995 --> 00:06:37,998 あっ いや やっぱ 先生の帰りを待ってる。 117 00:06:37,998 --> 00:06:43,003 そう? じゃあ 先生の昔のアルバムでも➡ 118 00:06:43,003 --> 00:06:46,673 見ましょうか。 うん! 見る 見る 見る! 119 00:06:46,673 --> 00:06:48,675 (えみ)おいしいジュースと クッキーもあるのよ。 120 00:06:48,675 --> 00:06:52,012 わーい! ジュースとクッキー! イェーイ! 121 00:06:52,012 --> 00:07:00,000 ♬~ 122 00:07:00,000 --> 00:07:04,958 ♬~ 123 00:07:04,958 --> 00:07:09,963 ハァ… タクシーも つかまんなかったし➡ 124 00:07:09,963 --> 00:07:11,965 鍵も開かないし…。 125 00:07:11,965 --> 00:07:14,635 えっ 神崎君じゃん。 126 00:07:14,635 --> 00:07:16,970 おぉ 中学生 いいとこに来た。 127 00:07:16,970 --> 00:07:18,972 (美和) こんなとこで なんばしよっと。 128 00:07:18,972 --> 00:07:21,975 話せば長くなるんだけどさ…。 129 00:07:21,975 --> 00:07:23,977 何 家出でもしたの? 130 00:07:23,977 --> 00:07:25,979 なぜ分かった!? 131 00:07:28,982 --> 00:07:30,000 これ コツがいっとっちね。 132 00:07:30,000 --> 00:07:30,984 これ コツがいっとっちね。 133 00:07:30,984 --> 00:07:32,986 (鍵の開く音) 134 00:07:38,992 --> 00:07:41,995 久々の半田先生のおうち。 135 00:07:41,995 --> 00:07:44,998 (深呼吸) 136 00:07:44,998 --> 00:07:47,000 先生が吸ってた空気だ。 137 00:07:49,002 --> 00:07:53,006 何か ヤバかやつ 家に入れてしもうたかも…。 138 00:07:53,006 --> 00:07:55,008 (スタッフ)その作品 角 気を付けて。 (スタッフたち)はい。 139 00:07:55,008 --> 00:07:57,010 (スタッフ)運送屋さん もう来てるぞ。 (スタッフたち)はい。 140 00:07:57,010 --> 00:07:59,012 えっ… 仕事って これ? 141 00:07:59,012 --> 00:08:00,000 あ? 逃亡した康介の分も 働いてもらうぞ。 142 00:08:00,000 --> 00:08:02,950 あ? 逃亡した康介の分も 働いてもらうぞ。 143 00:08:02,950 --> 00:08:04,952 でも 父さんにも 手伝うように言われてるし…。 144 00:08:04,952 --> 00:08:06,954 どんな仕事するのか見たいし…。 145 00:08:06,954 --> 00:08:09,957 ホテルプロデュースの 見学がしたいなら➡ 146 00:08:09,957 --> 00:08:12,960 親父さんに 早く作品書くように言ってくれよ。 147 00:08:12,960 --> 00:08:14,962 うぅ…。 148 00:08:14,962 --> 00:08:17,965 ニューヨークにいる うちの社長からも 催促が来てる。 149 00:08:17,965 --> 00:08:20,968 話が進んでるから いまさら書けないじゃ済まないぞ。 150 00:08:20,968 --> 00:08:23,971 ああ…。 151 00:08:23,971 --> 00:08:25,973 康介が来てるって マジか? 152 00:08:25,973 --> 00:08:27,975 (康介)おっ 久しぶり 浩志君。 153 00:08:27,975 --> 00:08:30,000 (浩志)で いつまでいる気なんだ? 154 00:08:30,000 --> 00:08:30,978 (浩志)で いつまでいる気なんだ? 155 00:08:30,978 --> 00:08:33,981 家出してきたから もう戻らないよ。 156 00:08:33,981 --> 00:08:35,983 (浩志)親御さんには ちゃんと言ってきたのか? 157 00:08:35,983 --> 00:08:40,654 友達と旅行するって言ってある。 あっ 友達って 浩志君のことね。 158 00:08:40,654 --> 00:08:42,990 (浩志)はあ? ったく 何で そんなに身勝手なんだよ。 159 00:08:42,990 --> 00:08:44,992 先生も いねえのに。 160 00:08:44,992 --> 00:08:48,996 何なら 先生って呼んでくれてもいいぞ。 161 00:08:48,996 --> 00:08:50,998 アホか。 162 00:08:54,001 --> 00:08:58,005 (珠子)《いかん いかん。 私は腐女子をやめるんだ!》 163 00:08:58,005 --> 00:09:00,000 (康介)あ~ ここは気が楽だなあ。 164 00:09:00,000 --> 00:09:03,944 (康介)あ~ ここは気が楽だなあ。 165 00:09:03,944 --> 00:09:07,948 (美和)あんたでも 家出するほど 気の重かことがあっとやんね。 166 00:09:07,948 --> 00:09:12,953 最近 将来のことで 悩んでるんだよね。 167 00:09:12,953 --> 00:09:17,958 このまま書道を続けてて いいのかなって。 168 00:09:17,958 --> 00:09:20,961 たまたま 才能が開花しちゃっただけで➡ 169 00:09:20,961 --> 00:09:22,963 別に好きでやってるわけじゃないし。 170 00:09:22,963 --> 00:09:25,966 何だ そのぜいたくな悩みは。 171 00:09:25,966 --> 00:09:30,000 世の中には もっと楽しい道が あるかもしれないし…。 172 00:09:30,000 --> 00:09:31,972 世の中には もっと楽しい道が あるかもしれないし…。 173 00:09:31,972 --> 00:09:37,978 得意かどうかより 好きか嫌いかが重要でしょ。 174 00:09:37,978 --> 00:09:39,980 いや 俺は➡ 175 00:09:39,980 --> 00:09:41,982 特技が仕事になることは あると思うぞ。 176 00:09:41,982 --> 00:09:44,985 ヒロ兄は 特技を生かして料理人だもんね。 177 00:09:44,985 --> 00:09:47,988 (康介)えっ! 何それ? 初めて聞いた。 178 00:09:47,988 --> 00:09:49,990 いや まだ決まったわけじゃねえよ。 179 00:09:49,990 --> 00:09:53,994 今度 就職試験で 長崎の料亭に面接に行くんだ。 180 00:09:53,994 --> 00:09:57,998 あっ 髪も染めなきゃな~。 181 00:10:00,000 --> 00:10:04,004 タマは漫画家で ヒロ兄は料理人。 182 00:10:04,004 --> 00:10:07,007 みんな夢があっとに 私は 何もなか。 183 00:10:07,007 --> 00:10:10,010 (珠子)美和ちゃんには 山村酒店があるじゃん。 184 00:10:10,010 --> 00:10:12,012 やだ。 あたしは もっと 都会的な仕事がしたか。 185 00:10:12,012 --> 00:10:15,015 ちょちょちょ… 今 僕の話 してるんだけど。 186 00:10:15,015 --> 00:10:19,019 話 取らないでくれる? (浩志)あー もう 騒ぐなって。 187 00:10:19,019 --> 00:10:23,023 急がなくても 答えなんて どっかから降ってくるんじゃないか? 188 00:10:26,026 --> 00:10:30,000 さっ 飯作るけど どうする? 189 00:10:30,000 --> 00:10:30,030 さっ 飯作るけど どうする? 190 00:10:30,030 --> 00:10:33,033 (康介)作ってくれんの? すごい! (美和)ハンバーグがよか! 191 00:10:33,033 --> 00:10:36,036 パスタがいい! (康介)オムライス! 192 00:10:36,036 --> 00:10:39,039 (佐久間)お疲れさまです。 193 00:10:39,039 --> 00:10:41,041 (川藤)あっ 佐久間さん。 お疲れさまです。 194 00:10:41,041 --> 00:10:43,043 半田 半田。 195 00:10:43,043 --> 00:10:46,046 紹介します。 こちら 書道家の半田 清舟です。 196 00:10:46,046 --> 00:10:50,050 あっ 清明先生の息子さんですね。 どうも 初めまして。 197 00:10:50,050 --> 00:10:53,053 初めまして。 こちらは 佐久間さん。 198 00:10:53,053 --> 00:10:56,056 社長が声を掛けて 新しく うちの所属になったんだ。 199 00:10:56,056 --> 00:10:59,726 いや ホントに感謝ですよ。 僕みたいな駆け出しに➡ 200 00:10:59,726 --> 00:11:00,000 会場の確保から招待状の手配まで やっていただけるんですから。 201 00:11:00,000 --> 00:11:03,997 会場の確保から招待状の手配まで やっていただけるんですから。 202 00:11:03,997 --> 00:11:07,000 あっ これから 表装の打ち合わせなんだが➡ 203 00:11:07,000 --> 00:11:10,003 よかったら 半田も 意見 聞かせてくんねえか? 204 00:11:10,003 --> 00:11:13,006 えっ 俺? 205 00:11:13,006 --> 00:11:15,008 (川藤)佐久間さんの個展➡ 206 00:11:15,008 --> 00:11:18,011 掛け軸の作品を 多く飾ることになってる。 207 00:11:18,011 --> 00:11:22,015 掛け軸ってのは 周りを装飾する この一文字の裂一つで➡ 208 00:11:22,015 --> 00:11:27,020 印象が変わるから どれを選ぶか神経を使うんだ。 209 00:11:27,020 --> 00:11:30,000 お前も書道家なら こういうの得意だよな? 210 00:11:30,000 --> 00:11:31,024 お前も書道家なら こういうの得意だよな? 211 00:11:31,024 --> 00:11:34,027 あー うん…。 212 00:11:34,027 --> 00:11:38,031 僕は初めてなもんで ぜひ ご意見 聞かせてください。 213 00:11:38,031 --> 00:11:41,034 まずは この作品だ。➡ 214 00:11:41,034 --> 00:11:45,038 タイトルは 『母への手紙』 215 00:11:45,038 --> 00:11:48,041 なるほど なるほど。 216 00:11:48,041 --> 00:11:51,044 母への手紙なら…。 217 00:11:53,046 --> 00:11:55,048 あっ この花柄なんていいんじゃ。 却下! 218 00:11:55,048 --> 00:11:58,051 即 駄目!? お前さ 繊細な作品なのに➡ 219 00:11:58,051 --> 00:12:00,000 これだと 外側が目立ち過ぎんだろ。 220 00:12:00,000 --> 00:12:00,988 これだと 外側が目立ち過ぎんだろ。 221 00:12:00,988 --> 00:12:03,991 こういうのは どうでしょう? 222 00:12:03,991 --> 00:12:05,993 中廻しを小豆色。➡ 223 00:12:05,993 --> 00:12:08,996 一文字に百塩茶。➡ 224 00:12:08,996 --> 00:12:10,998 全体的に 甘味系で。 225 00:12:10,998 --> 00:12:16,003 いいですね。 組み合わせにセンスがあります。 226 00:12:16,003 --> 00:12:18,005 お前は とんだ見込み違いだ。 227 00:12:18,005 --> 00:12:24,011 だって… 事務所に作品を渡したら 次の日には掛け軸になってたから➡ 228 00:12:24,011 --> 00:12:28,015 そういうキットがあるもんだと…。 甘ちゃんかよ。 229 00:12:28,015 --> 00:12:30,000 うぅ…。 裂の取り合わせだけじゃない。 230 00:12:30,000 --> 00:12:31,018 うぅ…。 裂の取り合わせだけじゃない。 231 00:12:31,018 --> 00:12:36,023 額だって パネルだって 必ず誰かの手がかかってる。 232 00:12:36,023 --> 00:12:38,025 書道家を引き立てる プロがいるってこと➡ 233 00:12:38,025 --> 00:12:40,027 忘れないでくれ。 234 00:12:40,027 --> 00:12:43,030 はい。 じゃあ 小豆と百塩茶で➡ 235 00:12:43,030 --> 00:12:45,032 いってみましょう。 (佐久間)はい。➡ 236 00:12:45,032 --> 00:12:48,035 で 風帯の色なんですけど ちょっと悩んでまして…。 237 00:12:55,042 --> 00:12:57,044 ただいま。 238 00:13:02,983 --> 00:13:06,987 おかえりなさい 清さん。 遅かったわね。 239 00:13:06,987 --> 00:13:08,989 思いの外 仕事が多くて。 240 00:13:08,989 --> 00:13:10,991 お疲れさま。 241 00:13:10,991 --> 00:13:15,996 ああ… 何か こういうの 久しぶりな気がする。 242 00:13:15,996 --> 00:13:18,999 フフフ お母さんの出迎え 恋しかった? 243 00:13:18,999 --> 00:13:21,001 フフ。 244 00:13:21,001 --> 00:13:23,003 お茶 入れるわね。 245 00:13:26,006 --> 00:13:30,000 《しまった! こいつのこと 忘れてた…》 246 00:13:30,000 --> 00:13:30,010 《しまった! こいつのこと 忘れてた…》 247 00:13:30,010 --> 00:13:32,012 なるさん ずっと待ってたのよ。 248 00:13:34,014 --> 00:13:38,018 すまん なる。 どうしても抜けられなくて。 249 00:13:40,020 --> 00:13:43,023 悪かった。 250 00:13:43,023 --> 00:13:46,026 あしたは遊んでくれる? 251 00:13:46,026 --> 00:13:49,029 あした? 252 00:13:49,029 --> 00:13:55,035 うん まあ 大丈夫… だと思う。 253 00:13:55,035 --> 00:13:57,037 やっぱ 駄目か…。 254 00:13:57,037 --> 00:14:00,000 もう どうしたら 機嫌 直してくれんだよ。 255 00:14:00,000 --> 00:14:00,974 もう どうしたら 機嫌 直してくれんだよ。 256 00:14:00,974 --> 00:14:05,979 じゃあ これ くれる? 257 00:14:05,979 --> 00:14:07,981 お前 どこで それを。 258 00:14:07,981 --> 00:14:09,983 奇跡の1枚。 母さん! 259 00:14:09,983 --> 00:14:14,988 これを美和ネェに渡したら どうなることやら。 260 00:14:14,988 --> 00:14:16,990 分かった。 遊びに行ってやるから➡ 261 00:14:16,990 --> 00:14:18,992 それ 返してくれ。 やだ! 262 00:14:18,992 --> 00:14:20,994 お前。 ちょっと待て。 263 00:14:20,994 --> 00:14:23,997 あ~! ん~! ああっ。 264 00:14:28,001 --> 00:14:30,000 <(清明)清舟か? 265 00:14:30,000 --> 00:14:31,004 <(清明)清舟か? 266 00:14:31,004 --> 00:14:33,006 あ… はい。 267 00:14:33,006 --> 00:14:35,008 <(清明)話がある。 268 00:14:41,014 --> 00:14:43,016 失礼します。 269 00:14:58,031 --> 00:15:00,000 あの 話って…。 270 00:15:00,000 --> 00:15:00,968 あの 話って…。 271 00:15:00,968 --> 00:15:02,970 うん。 272 00:15:06,974 --> 00:15:10,978 この前 島に行ったとき お前の様子を見て➡ 273 00:15:10,978 --> 00:15:13,981 そろそろ いい時期かと思ったんだ。 274 00:15:13,981 --> 00:15:15,983 きっかけは つかめただろ。 275 00:15:15,983 --> 00:15:20,988 修行は終わりにして 東京に戻ってこい。 276 00:15:20,988 --> 00:15:22,990 えっ…。 277 00:15:22,990 --> 00:15:26,994 本格的に 私の手伝いをしてほしい。 278 00:15:26,994 --> 00:15:30,000 私のそばで プロの書道家としての 勉強を始めるんだ。 279 00:15:30,000 --> 00:15:33,000 私のそばで プロの書道家としての 勉強を始めるんだ。 280 00:15:33,000 --> 00:15:35,002 あ…。 281 00:15:35,002 --> 00:15:40,674 あの… なるを 島に連れて帰らなきゃだし。 282 00:15:40,674 --> 00:15:45,012 じゃ そのとき 荷造りを済ませてこい。 283 00:15:45,012 --> 00:15:50,017 これは 父親というより 一人の書道家としての頼みだ。 284 00:15:55,022 --> 00:15:59,026 ひゃっほーい 動物園! 285 00:15:59,026 --> 00:16:00,000 あっ フラミンゴだ! 286 00:16:00,000 --> 00:16:00,961 あっ フラミンゴだ! 287 00:16:05,966 --> 00:16:09,970 どうした 先生。 何かあったか? 288 00:16:09,970 --> 00:16:11,972 いや 何でもない。 289 00:16:11,972 --> 00:16:14,975 じゃあ 早く早く! 290 00:16:16,977 --> 00:16:19,980 トラトラタイガー! ホワイトタイガー! 291 00:16:19,980 --> 00:16:22,983 あっちだ! 走るなって。 292 00:16:32,659 --> 00:16:34,661 なる。 293 00:16:34,661 --> 00:16:37,998 全然 見えてないだろ。 もっと 前 出ろ。 294 00:16:37,998 --> 00:16:42,002 でも 人を押しのけてまで 見るのも…。 295 00:16:54,014 --> 00:16:57,017 うわぁ~。 296 00:16:57,017 --> 00:17:00,000 見える! 見えるよ! 本物だぁ~。 297 00:17:00,000 --> 00:17:02,956 見える! 見えるよ! 本物だぁ~。 298 00:17:02,956 --> 00:17:05,959 白くてカッコイイ! 299 00:17:05,959 --> 00:17:09,963 すごい。 うわぁ。 300 00:17:13,967 --> 00:17:15,969 あっ マントヒヒだ! 301 00:17:15,969 --> 00:17:20,974 おぉ~ 強そうだな。 302 00:17:20,974 --> 00:17:25,979 何か 美和ネェの父ちゃんに似てる。 303 00:17:25,979 --> 00:17:27,981 確かに。 304 00:17:32,986 --> 00:17:35,989 うわぁ~。 305 00:17:35,989 --> 00:17:37,991 でかい! 306 00:17:37,991 --> 00:17:39,993 先生 写真 撮って! おう。 307 00:17:43,997 --> 00:17:48,001 あれ? 入んないな。 308 00:17:53,006 --> 00:17:56,009 (携帯電話)(シャッター音) 309 00:17:56,009 --> 00:17:58,011 食べた! 310 00:17:58,011 --> 00:18:00,000 ピース ピース ピース。 311 00:18:00,000 --> 00:18:00,013 ピース ピース ピース。 312 00:18:00,013 --> 00:18:01,949 (携帯電話)(シャッター音) 313 00:18:05,953 --> 00:18:07,955 なる! 314 00:18:09,957 --> 00:18:11,959 (携帯電話)(シャッター音) 315 00:18:20,968 --> 00:18:22,970 (携帯電話)(シャッター音) 316 00:18:26,974 --> 00:18:28,976 (携帯電話)(シャッター音) 317 00:18:28,976 --> 00:18:30,000 ♬~ 318 00:18:30,000 --> 00:18:39,987 ♬~ 319 00:18:39,987 --> 00:18:42,990 はあ~ 楽しかったなあ。 320 00:18:42,990 --> 00:18:44,992 何が一番よかった? 321 00:18:44,992 --> 00:18:48,996 んー キリンもゾウさんも よかったけど➡ 322 00:18:48,996 --> 00:18:50,998 やっぱ 一番は ホワイトタイガーかな。 323 00:18:50,998 --> 00:18:53,000 そうなのか。 324 00:18:53,000 --> 00:18:56,003 うん。 先生が肩車してくれて うれしかった。 325 00:18:56,003 --> 00:18:58,005 今日は ありがとな。 326 00:18:58,005 --> 00:19:00,000 えっ… まあ 今日だけだけどな。 327 00:19:00,000 --> 00:19:01,942 えっ… まあ 今日だけだけどな。 328 00:19:01,942 --> 00:19:03,944 えー。 329 00:19:05,946 --> 00:19:07,948 わあっ! 330 00:19:07,948 --> 00:19:10,951 奇麗。 あっ ダチョウだ! おい。 つかまれ つかまれ。 331 00:19:22,029 --> 00:19:24,031 (浩志)えっと…。 332 00:19:28,035 --> 00:19:30,000 ねえ ねえ ねえ。 (浩志)ん? 333 00:19:30,000 --> 00:19:30,037 ねえ ねえ ねえ。 (浩志)ん? 334 00:19:30,037 --> 00:19:32,973 映画館とかないの? (浩志)ない。 335 00:19:32,973 --> 00:19:35,976 ファストフードは? (浩志)ない。 336 00:19:35,976 --> 00:19:38,645 チェーン店のカフェとか? (浩志)ない。 337 00:19:38,645 --> 00:19:41,982 じゃあ 何ならあるのさ。 (浩志)何もねえよ。 338 00:19:47,988 --> 00:19:50,991 結構 暇だなあ。 339 00:19:54,995 --> 00:19:57,998 (康介)あっ こんにちは。 340 00:20:03,003 --> 00:20:05,005 無視!? 341 00:20:11,011 --> 00:20:13,680 あの人 確か…。 342 00:20:13,680 --> 00:20:15,349 (川藤)《生きてるよな!?》 343 00:20:15,349 --> 00:20:17,017 《書道はできる 体なんですよね?》 344 00:20:17,017 --> 00:20:19,019 (川藤) 《どこにいんだよ 半田は!》 345 00:20:19,019 --> 00:20:21,021 《もう ここにはいませんけど》 346 00:20:23,023 --> 00:20:26,026 看護師さん こんにちは。 347 00:20:26,026 --> 00:20:28,028 あぁ…。 348 00:20:28,028 --> 00:20:30,000 あの… 前に 半田先生 捜して 病院で。 349 00:20:30,000 --> 00:20:31,031 あの… 前に 半田先生 捜して 病院で。 350 00:20:31,031 --> 00:20:33,967 ああ 先生のお友達? 351 00:20:33,967 --> 00:20:37,971 はい 東京から来ました。 (育江)へぇ…。 352 00:20:37,971 --> 00:20:41,975 田舎って 世知辛いですね。 (育江)ん? 353 00:20:41,975 --> 00:20:47,981 遊ぶとこも少ないし 挨拶も無視されるし。 354 00:20:47,981 --> 00:20:51,985 半田先生とは みんな 仲良くしてたのになあ。 355 00:20:51,985 --> 00:20:55,989 先生には なるが懐いてたからね。 356 00:20:55,989 --> 00:20:59,993 僕も みんなから愛されたいです。 357 00:20:59,993 --> 00:21:00,000 はあ…。 358 00:21:00,000 --> 00:21:01,995 はあ…。 359 00:21:09,002 --> 00:21:11,004 ごめんください。 360 00:21:14,007 --> 00:21:16,009 清明先生 ご在宅ですか? 361 00:21:16,009 --> 00:21:21,014 いらっしゃい。 主人は部屋にいますよ。 どうぞ。 362 00:21:27,020 --> 00:21:29,022 あの人たち 誰? 363 00:21:29,022 --> 00:21:30,000 サウザンズホテルの人だ。 364 00:21:30,000 --> 00:21:32,025 サウザンズホテルの人だ。 365 00:21:32,025 --> 00:21:33,961 なる お前は俺の部屋で待ってろ。 366 00:21:33,961 --> 00:21:37,965 先生は? 親父の仕事 見られるチャンスだ。 367 00:21:37,965 --> 00:21:41,969 あなた。 川藤さんと ホテルの皆さんがおみえですよ。 368 00:21:47,975 --> 00:21:49,977 失礼します。 369 00:21:49,977 --> 00:21:53,981 川藤君 ちょっと早すぎだよ。 370 00:21:53,981 --> 00:21:57,985 今日は サウザンズホテルの 広報の方を お連れしました。 371 00:21:57,985 --> 00:22:00,000 清明先生 ご苦労さまです。 一緒に担当します 加東です。 372 00:22:00,000 --> 00:22:02,990 清明先生 ご苦労さまです。 一緒に担当します 加東です。 373 00:22:02,990 --> 00:22:07,995 加東です。 よろしくお願いします。 うわぁ~ 先生の部屋みたい。 374 00:22:10,998 --> 00:22:13,000 お前は あっちで おとなしくしてろ。 375 00:22:13,000 --> 00:22:17,004 いやあ ヤバいっすね。➡ 376 00:22:17,004 --> 00:22:19,006 芸術家の部屋って感じで。 377 00:22:21,008 --> 00:22:25,012 僕 大学で 書道サークルに入ってて➡ 378 00:22:25,012 --> 00:22:29,016 見る目っていうんすか? 審美眼が鋭いんす。 379 00:22:32,953 --> 00:22:36,957 (加東) いやあ 本当に素晴らしいです。 380 00:22:36,957 --> 00:22:40,961 そんなの 駄目に決まってる。 (加東)えっ どうしてですか? 381 00:22:40,961 --> 00:22:45,966 先生 何か悩まれているのであれば 相談してください。 382 00:22:45,966 --> 00:22:48,969 半田 清明プロデュースの仕事 といえど➡ 383 00:22:48,969 --> 00:22:52,973 われわれはチームです。 助言くらいはさせてください。 384 00:22:57,978 --> 00:22:59,980 これは ホテルの設計図だ。 385 00:22:59,980 --> 00:23:00,000 私の書が飾られるのは この赤い印の付いたところ。➡ 386 00:23:00,000 --> 00:23:03,984 私の書が飾られるのは この赤い印の付いたところ。➡ 387 00:23:03,984 --> 00:23:05,986 ホテル側が指示してきた字が➡ 388 00:23:05,986 --> 00:23:07,988 ロビーに 「花」➡ 389 00:23:07,988 --> 00:23:09,990 廊下に 「道」➡ 390 00:23:09,990 --> 00:23:12,993 エレベーター側に 昇ると書いて 「昇」 391 00:23:12,993 --> 00:23:20,000 どれも様々なパターンを書いてみたが どうも納得いくものができない。 392 00:23:20,000 --> 00:23:25,005 (川藤)納得がいかないというのは 書の出来のことでしょうか? 393 00:23:25,005 --> 00:23:27,007 それとも お題のことでしょうか? 394 00:23:27,007 --> 00:23:29,009 どちらもだ。 395 00:23:29,009 --> 00:23:30,000 お題を生かす字が書けない と言うべきか。 396 00:23:30,000 --> 00:23:32,012 お題を生かす字が書けない と言うべきか。 397 00:23:32,012 --> 00:23:34,948 まあ ロビーや廊下のお題は これでも よしとしよう。 398 00:23:34,948 --> 00:23:39,953 問題は 250室ある特別室のお題だ。 399 00:23:39,953 --> 00:23:43,957 眠る部屋に「夢」っていうのは➡ 400 00:23:43,957 --> 00:23:45,959 どうも 安直すぎないか? 401 00:23:45,959 --> 00:23:47,961 安直とは? 402 00:23:47,961 --> 00:23:49,963 眠るとこですし 「夢」でも差し支えないかと。 403 00:23:49,963 --> 00:23:51,965 文字には それ自体に意味がある。 404 00:23:51,965 --> 00:23:55,969 このままだと 見る者の想像が 広がる余地がないんだよ。 405 00:23:55,969 --> 00:23:59,973 確かに 書き方によっては➡ 406 00:23:59,973 --> 00:24:00,000 押し付けがましい かもしれませんね。 407 00:24:00,000 --> 00:24:02,976 押し付けがましい かもしれませんね。 408 00:24:02,976 --> 00:24:07,981 ロビーや廊下と違って 個室だと じっくり作品を見ることになる。 409 00:24:07,981 --> 00:24:10,984 もっと 何というか こう➡ 410 00:24:10,984 --> 00:24:12,986 絵画のように➡ 411 00:24:12,986 --> 00:24:15,989 色々な解釈のできる 作品にしたいんだよ。 412 00:24:15,989 --> 00:24:17,991 なるほど。 413 00:24:17,991 --> 00:24:21,995 サウザンズホテルは ターゲット層も広いですし➡ 414 00:24:21,995 --> 00:24:23,997 個室という静かな空間には➡ 415 00:24:23,997 --> 00:24:27,000 想像のゆとりを 持たせたいんですね。 416 00:24:27,000 --> 00:24:30,000 (尾崎)分かりました。 417 00:24:30,000 --> 00:24:30,003 (尾崎)分かりました。 418 00:24:30,003 --> 00:24:32,005 お題の字を変えることは 構いませんが➡ 419 00:24:32,005 --> 00:24:35,943 どんな字なら 書いていただけますか? 420 00:24:35,943 --> 00:24:40,948 そうですね 海外の観光客も喜びそうな➡ 421 00:24:40,948 --> 00:24:43,951 「花鳥風月」など 日本らしい作品にしてみては? 422 00:24:43,951 --> 00:24:45,953 それだと あからさまな 外国人狙いに見える。 423 00:24:45,953 --> 00:24:48,956 では 古典を引用しますか? 《すげえな》 424 00:24:48,956 --> 00:24:51,959 《一切 妥協しない父さんも➡ 425 00:24:51,959 --> 00:24:53,961 父さんの言いたいことを ちゃんと理解して➡ 426 00:24:53,961 --> 00:24:55,963 打開案を出す川藤も》 427 00:24:55,963 --> 00:24:59,967 (清明)清舟。 ん? 428 00:24:59,967 --> 00:25:00,000 ん? (川藤)お前しかいないだろ。 429 00:25:00,000 --> 00:25:03,971 ん? (川藤)お前しかいないだろ。 430 00:25:03,971 --> 00:25:05,973 お前なら どうする? 431 00:25:05,973 --> 00:25:10,978 ホテルの客室 どんな作品を書く? 432 00:25:14,982 --> 00:25:16,984 (清明)だから お前だよ。 433 00:25:20,988 --> 00:25:26,994 ハァ~ 暇だなぁ。 もっと東京っぽいことしたいのに。 434 00:25:26,994 --> 00:25:30,000 (えみ)なるさん 退屈そうね。 後で お買い物 行きましょうか。 435 00:25:30,000 --> 00:25:31,999 (えみ)なるさん 退屈そうね。 後で お買い物 行きましょうか。 436 00:25:31,999 --> 00:25:33,934 えっ いいの? 437 00:25:33,934 --> 00:25:36,937 ええ。 お客さまに お茶を お出ししてからね。 438 00:25:36,937 --> 00:25:38,939 うん。 (チャイム) 439 00:25:38,939 --> 00:25:41,942 あっ 荷物 届いちゃった。 440 00:25:50,951 --> 00:25:52,953 あっ。 441 00:25:52,953 --> 00:25:56,957 えーっと… 俺だったら…。 442 00:26:00,961 --> 00:26:04,965 絵の描ける人に手伝ってもらい…。 443 00:26:04,965 --> 00:26:06,967 ます。 444 00:26:06,967 --> 00:26:08,969 あっ いや あの…。 445 00:26:08,969 --> 00:26:12,973 うちの事務所には 水墨画を 描ける人もいるだろうし➡ 446 00:26:12,973 --> 00:26:15,976 合作で! 447 00:26:15,976 --> 00:26:20,981 お前 半田プロデュースの趣旨 分かってんのか? 448 00:26:20,981 --> 00:26:25,986 でも できないことには どうしようもないし。 449 00:26:25,986 --> 00:26:29,990 何というか… すいません…。 450 00:26:29,990 --> 00:26:30,000 うーん 僕は このままでも いいと思いますけどね。 451 00:26:30,000 --> 00:26:34,928 うーん 僕は このままでも いいと思いますけどね。 452 00:26:34,928 --> 00:26:37,931 こんなに上手なのに ボツにするなんて もったいない。 453 00:26:37,931 --> 00:26:40,934 それは ただの試し書きだ。 454 00:26:40,934 --> 00:26:45,939 この際 納得のいかない字でも うちは構いませんよ。 455 00:26:45,939 --> 00:26:49,943 君は それが 本当に素晴らしいと思うのか? 456 00:26:49,943 --> 00:26:51,945 はい とっても。 457 00:26:51,945 --> 00:26:54,948 なら 君のこの天井は そこまでだ。 458 00:26:54,948 --> 00:26:57,951 私はね 何も 謙遜して 言ってるわけじゃないんだよ。 459 00:26:57,951 --> 00:27:00,000 駄目なものは駄目なんだよ。 460 00:27:00,000 --> 00:27:00,954 駄目なものは駄目なんだよ。 461 00:27:00,954 --> 00:27:03,957 何かあと一つ 足りないんだよ。 462 00:27:03,957 --> 00:27:06,960 君レベルじゃ話にならないよ。 もう帰っていいよ。 463 00:27:06,960 --> 00:27:08,962 いや あの…。 父さん 今のは さすがに➡ 464 00:27:08,962 --> 00:27:11,965 言い過ぎじゃ…。 いや 私も同意します。 465 00:27:11,965 --> 00:27:14,968 半田 清明の創作意欲を そがれるようなことがあれば➡ 466 00:27:14,968 --> 00:27:16,970 この仕事 なかったことにします。 467 00:27:16,970 --> 00:27:19,640 えっ…。 (尾崎)ちょっと 川藤さん。 468 00:27:19,640 --> 00:27:21,642 この程度のことで 仕事を降りられたら…。 469 00:27:21,642 --> 00:27:23,977 こちらは この程度とは思ってませんけど? 470 00:27:23,977 --> 00:27:25,979 締め切りも過ぎてるし そちらにも問題あるでしょう。 471 00:27:25,979 --> 00:27:27,981 だからって 書道が分からないやつに➡ 472 00:27:27,981 --> 00:27:30,000 作家 つぶされてたまるか。 あの ケンカは…。 473 00:27:30,000 --> 00:27:30,984 作家 つぶされてたまるか。 あの ケンカは…。 474 00:27:30,984 --> 00:27:32,986 わぁ! 475 00:27:40,994 --> 00:27:44,998 いってぇ… 蹴つまずいた。 476 00:27:44,998 --> 00:27:48,001 なる。 あ~ お前ってやつは。 ほら。 477 00:27:48,001 --> 00:27:51,004 ごめんなさい! 先生 大丈夫ですか? 478 00:27:51,004 --> 00:27:55,008 父さん ごめん。 ホントに申し訳ない。 479 00:27:55,008 --> 00:28:00,000 ♬~ 480 00:28:00,000 --> 00:28:12,025 ♬~ 481 00:28:12,025 --> 00:28:14,027 半切4分の1。 482 00:28:14,027 --> 00:28:16,029 えっ? 483 00:28:16,029 --> 00:28:19,032 紙だ。 紙 用意しろ。 484 00:28:19,032 --> 00:28:21,034 半田 持ってこい! 485 00:28:23,036 --> 00:28:25,038 あの これは…。 486 00:28:25,038 --> 00:28:27,040 取りあえず お二人は出てってください。 487 00:28:27,040 --> 00:28:29,042 はい? (川藤)お願いします。 488 00:28:29,042 --> 00:28:30,000 ♬~ 489 00:28:30,000 --> 00:28:40,988 ♬~ 490 00:28:40,988 --> 00:28:42,990 セット完了。 491 00:28:47,995 --> 00:28:49,997 集中。 492 00:28:54,001 --> 00:28:58,005 よし 俺たちも出よう。 ああ。 493 00:28:58,005 --> 00:29:00,000 ♬~ 494 00:29:00,000 --> 00:29:11,018 ♬~ 495 00:29:17,958 --> 00:29:20,961 これで もう大丈夫です。 (尾崎)あのう 今のは? 496 00:29:20,961 --> 00:29:23,964 清明先生は 何か ひらめいたんです。 497 00:29:23,964 --> 00:29:25,966 試作品は お茶で台無しですけど➡ 498 00:29:25,966 --> 00:29:27,968 きっと いいものを 書いてくれると思います。 499 00:29:27,968 --> 00:29:30,000 (加東)ちょっと そんなんじゃ納得できませんよ。 500 00:29:30,000 --> 00:29:30,971 (加東)ちょっと そんなんじゃ納得できませんよ。 501 00:29:30,971 --> 00:29:36,977 では 清明先生の仕事は順調だと アメリカ本社に伝えておきます。➡ 502 00:29:36,977 --> 00:29:39,980 われわれが望むのは 仕事の成功のみ。 503 00:29:39,980 --> 00:29:42,983 衝突も 良いものを作りたいが故です。 504 00:29:42,983 --> 00:29:44,985 同感です。 505 00:29:48,989 --> 00:29:50,991 それじゃ 私たちは これで。 506 00:29:55,996 --> 00:30:00,000 先生。 なる やっちまったよ。 507 00:30:00,000 --> 00:30:02,002 まったく 何で あのタイミングで。 508 00:30:02,002 --> 00:30:04,938 清さん。 なるさんは お手伝いしてくれただけなのよ。 509 00:30:04,938 --> 00:30:07,941 私が忙しそうだからって。 510 00:30:07,941 --> 00:30:11,945 ねえ? うん… でも うまくできんかった。 511 00:30:11,945 --> 00:30:15,949 んー まあ 手伝いでの失敗はな。 責められん。 512 00:30:15,949 --> 00:30:18,952 おいおい むしろ グッジョブだ なる。 513 00:30:18,952 --> 00:30:21,955 清明先生は あの瞬間 何かをつかんだ。 514 00:30:21,955 --> 00:30:23,957 タイミングも完璧だったぞ。 515 00:30:23,957 --> 00:30:25,959 ホント? 516 00:30:25,959 --> 00:30:27,961 川藤よ 褒めるのは どうかと思うぞ。 517 00:30:27,961 --> 00:30:30,000 どこかの合作君よりは いい仕事したな~。 518 00:30:30,000 --> 00:30:31,965 どこかの合作君よりは いい仕事したな~。 519 00:30:31,965 --> 00:30:34,968 つうか 半田 ちょっといいか? 520 00:30:34,968 --> 00:30:36,970 うん…。 521 00:30:39,973 --> 00:30:43,977 親父さんから 東京に戻るように 言われたんだろ? 522 00:30:43,977 --> 00:30:45,979 ああ。 523 00:30:45,979 --> 00:30:49,983 よかったな。 清明先生からも お許しが出て。 524 00:30:55,989 --> 00:31:00,000 でも このまま 東京に戻ってもいいのかどうか…。 525 00:31:00,000 --> 00:31:02,996 でも このまま 東京に戻ってもいいのかどうか…。 526 00:31:02,996 --> 00:31:07,935 お前 何かがつかめたら 東京に戻るって言ってたよな。 527 00:31:07,935 --> 00:31:12,940 もう つかめてんじゃねえか。 何を悩むことがあんだ? 528 00:31:14,942 --> 00:31:20,948 俺は… 親父みたいに 言えるんだろうか。 529 00:31:22,950 --> 00:31:26,954 さっき ホテルのスタッフに 妥協を迫られたとき➡ 530 00:31:26,954 --> 00:31:30,000 親父は一歩も引かなかった。 531 00:31:30,000 --> 00:31:30,958 親父は一歩も引かなかった。 532 00:31:30,958 --> 00:31:35,963 自分と他人は違うって 堂々と言えるか? 533 00:31:37,965 --> 00:31:45,973 俺は… 親父みたいには無理だって 思っちゃったんだよ。 534 00:31:45,973 --> 00:32:00,000 ♬~ 535 00:32:00,000 --> 00:32:05,926 ♬~ 536 00:32:05,926 --> 00:32:23,944 ♬~ 537 00:32:23,944 --> 00:32:25,946 うわっ! 538 00:32:25,946 --> 00:32:28,949 無意識に書いてしまった! 539 00:32:28,949 --> 00:32:30,000 新しい道に進みたいのに…。 540 00:32:30,000 --> 00:32:31,952 新しい道に進みたいのに…。 541 00:32:31,952 --> 00:32:33,954 なぜ!? 542 00:32:33,954 --> 00:32:36,957 うるせえぞ 康介。 (康介)ああ…。 543 00:32:36,957 --> 00:32:39,960 一人で寝るの怖いとか言うから 泊まってやってんだぞ。 544 00:32:39,960 --> 00:32:42,963 静かにしないなら帰るからな。 545 00:32:42,963 --> 00:32:44,965 ええ~ 一人にしないでよ…。 546 00:32:44,965 --> 00:32:49,970 俺だって 面接 近いんだから。 もう寝ろよ。 547 00:32:51,972 --> 00:32:53,974 ハァ…。 548 00:33:02,983 --> 00:33:06,920 あれ? 新しい筆 うれしくなかったか? 549 00:33:06,920 --> 00:33:08,922 あっ ううん うれしいよ。 550 00:33:08,922 --> 00:33:13,927 まあ 頼まれてた用具を買う ついででもあったしな。 551 00:33:13,927 --> 00:33:16,930 先生 ありがとう。 552 00:33:16,930 --> 00:33:18,932 うん。 553 00:33:31,945 --> 00:33:34,948 あっ。 どうも。 554 00:33:34,948 --> 00:33:39,953 先生 ここは どこだ? 個展の会場だ。 555 00:33:39,953 --> 00:33:42,956 ちょっと行ってくるから ここで遊んで待ってろ。 556 00:33:42,956 --> 00:33:44,958 およっ。 557 00:33:44,958 --> 00:33:48,962 お待たせしました。 これ 頼まれてたものです。 558 00:33:48,962 --> 00:33:51,965 すみません お忙しいのに。 いえいえ。 559 00:33:51,965 --> 00:33:55,969 川藤からも 手伝うように言われてるんで。 560 00:33:55,969 --> 00:33:57,971 あの子は? 561 00:33:57,971 --> 00:34:00,000 ああ 知り合いの子です。 562 00:34:00,000 --> 00:34:00,974 ああ 知り合いの子です。 563 00:34:00,974 --> 00:34:03,977 ああ。 今 五島列島に住んでて➡ 564 00:34:03,977 --> 00:34:05,913 一緒に来たんです。 565 00:34:05,913 --> 00:34:07,915 邪魔はしないので 気にしないでください。 566 00:34:07,915 --> 00:34:10,918 あっ 分かりました。 567 00:34:10,918 --> 00:34:15,923 あ~ こうなったんですね。 いいじゃないですか。 568 00:34:15,923 --> 00:34:17,925 (佐久間)おかげさまで。 ありがとうございます。 569 00:34:24,932 --> 00:34:26,934 《「ま」?》 570 00:34:26,934 --> 00:34:28,936 (佐久間)半田さんも➡ 571 00:34:28,936 --> 00:34:30,000 お父さんみたいな 書道家になるんでしょ? 572 00:34:30,000 --> 00:34:31,939 お父さんみたいな 書道家になるんでしょ? 573 00:34:31,939 --> 00:34:34,942 えっ… いや どうでしょう。 574 00:34:34,942 --> 00:34:39,947 なりたいと思って なれるわけでもないですし。 575 00:34:39,947 --> 00:34:44,952 変なこと聞いちゃいましたね。 偉大なお父さんを持つと大変だ。➡ 576 00:34:44,952 --> 00:34:46,954 これ ありがとうございました。 577 00:34:46,954 --> 00:34:48,956 いえ…。 578 00:34:56,964 --> 00:35:00,000 《今まで 人に認められたいもの ばかり書いてきたせいか➡ 579 00:35:00,000 --> 00:35:01,969 《今まで 人に認められたいもの ばかり書いてきたせいか➡ 580 00:35:01,969 --> 00:35:05,973 書の良しあしが分からない…》 581 00:35:05,973 --> 00:35:10,978 《父さんのように 自分の書に こだわる感覚が分からないし➡ 582 00:35:10,978 --> 00:35:15,649 この字の良さも よく分からない…》 583 00:35:15,649 --> 00:35:17,317 先生。 584 00:35:17,317 --> 00:35:18,986 はい。 何だ? 585 00:35:18,986 --> 00:35:22,990 すいません。 僕も 最近 先生と 呼ばれることが増えたもんで。 586 00:35:22,990 --> 00:35:25,993 いえいえ。 どうした? なる。 587 00:35:25,993 --> 00:35:28,996 退屈だから そっち行ってもいい? 588 00:35:28,996 --> 00:35:30,000 (佐久間)半田さん 僕は構わないので どうぞ。 589 00:35:30,000 --> 00:35:30,998 (佐久間)半田さん 僕は構わないので どうぞ。 590 00:35:30,998 --> 00:35:35,002 すいません。 じゃあ いいですか。 591 00:35:35,002 --> 00:35:38,005 ありがとうございます。 592 00:35:38,005 --> 00:35:41,008 先生 字 見ていい? 593 00:35:43,010 --> 00:35:46,013 触るんじゃないぞ。 およ。 594 00:35:48,015 --> 00:35:52,019 (佐久間)いや 僕 先生って呼ばれ方 どうも苦手で。 595 00:35:52,019 --> 00:35:54,021 そうなんですか? 596 00:35:54,021 --> 00:35:58,025 同級生なんかに そう呼ばれると 皮肉に聞こえちゃうんですよね。 597 00:35:58,025 --> 00:36:00,000 お前の先生じゃないよって。 598 00:36:00,000 --> 00:36:01,028 お前の先生じゃないよって。 599 00:36:03,030 --> 00:36:07,968 そういえば 東京では 誰からも先生って呼ばれないな。 600 00:36:07,968 --> 00:36:10,971 島では 村人全員に 浸透してるんですけど。 601 00:36:10,971 --> 00:36:15,976 村人全員? どんな生活してるんですか? 602 00:36:15,976 --> 00:36:17,978 なる。 603 00:36:17,978 --> 00:36:21,982 お前は どんな気持ちで 俺を先生って呼んでるんだ? 604 00:36:21,982 --> 00:36:25,986 んー 呼びやすいから。 605 00:36:25,986 --> 00:36:27,988 まあ こんなもんですよね。 606 00:36:27,988 --> 00:36:30,000 いやいや…。 先生 これ 何て読むんだ? 607 00:36:30,000 --> 00:36:31,992 いやいや…。 先生 これ 何て読むんだ? 608 00:36:31,992 --> 00:36:33,994 「ま」に決まってんだろ。 609 00:36:33,994 --> 00:36:36,663 ブッブー。 こっちの先生でした。 610 00:36:36,663 --> 00:36:38,999 あっ 僕?➡ 611 00:36:38,999 --> 00:36:44,004 これはね 『無の中にある真心』 っていうタイトルだよ。 612 00:36:44,004 --> 00:36:46,006 たった一文字なのに? 613 00:36:46,006 --> 00:36:49,009 こら なる。 失礼なこと言うな。 614 00:36:52,012 --> 00:36:56,016 半田さんって 一人でいるときは 半田さんなのに➡ 615 00:36:56,016 --> 00:37:00,000 子供といるときは 半田先生って呼びたくなりますね。 616 00:37:00,000 --> 00:37:02,022 子供といるときは 半田先生って呼びたくなりますね。 617 00:37:02,022 --> 00:37:08,962 ああ… 言われてみると その方が しっくりきますね。 618 00:37:08,962 --> 00:37:21,975 ♬~ 619 00:37:29,917 --> 00:37:30,000 あっ 公園がある。 遊んでいい? 620 00:37:30,000 --> 00:37:32,920 あっ 公園がある。 遊んでいい? 621 00:37:32,920 --> 00:37:34,922 駄目って言っても行くだろ。 622 00:37:38,926 --> 00:37:43,931 うわぁ こんなやつ 初めて見た。 623 00:37:46,934 --> 00:37:49,937 こら 走んな。 624 00:38:09,957 --> 00:38:15,963 ここだと… 夕日が見えないな。 625 00:38:15,963 --> 00:38:28,909 ♬~ 626 00:38:28,909 --> 00:38:30,000 何だよ 島が恋しくなったのか? 627 00:38:30,000 --> 00:38:34,915 何だよ 島が恋しくなったのか? 628 00:38:34,915 --> 00:38:36,917 あしたには帰れるだろ? 629 00:38:43,924 --> 00:38:48,929 東京より日没が遅いからな あっちは まだ明るいかもな。 630 00:38:48,929 --> 00:38:52,933 先生は? 631 00:38:52,933 --> 00:38:56,937 先生も ちゃんと帰る? 一緒に。 632 00:38:56,937 --> 00:38:58,939 えっ…。 633 00:38:58,939 --> 00:39:00,000 なるだけ連れて帰って 先生は また東京に行く? 634 00:39:00,000 --> 00:39:03,944 なるだけ連れて帰って 先生は また東京に行く? 635 00:39:06,947 --> 00:39:15,956 なあ お前の呼ぶ「先生」って 書道家を呼ぶときの「先生」か? 636 00:39:15,956 --> 00:39:19,960 いや 分かりにくかったか。 637 00:39:23,897 --> 00:39:29,903 お前にとって 俺は 何の先生なんだ? 638 00:39:29,903 --> 00:39:30,000 呼びやすいとか➡ 639 00:39:30,000 --> 00:39:31,905 呼びやすいとか➡ 640 00:39:31,905 --> 00:39:35,909 郷長が そう呼んでるから とかじゃなくて➡ 641 00:39:35,909 --> 00:39:37,911 俺は 何なんだ? 642 00:39:37,911 --> 00:39:42,916 うーん 難しい…。 643 00:39:42,916 --> 00:39:46,920 分校の先生とも違うし…。 644 00:39:46,920 --> 00:39:52,926 《はぁ… 俺は子供に何を聞いてんだか…》 645 00:39:52,926 --> 00:39:57,931 半田先生は半田先生。 それ以外 思い付かないや。 646 00:40:01,935 --> 00:40:03,937 《先生!》 647 00:40:03,937 --> 00:40:05,939 《先生 習字うまいね》 648 00:40:05,939 --> 00:40:09,943 《先生 始まっちゃうよ 早く 早く!》 649 00:40:09,943 --> 00:40:11,945 《先生 飛んでるか》 650 00:40:11,945 --> 00:40:14,948 (2人) 《先生 よろしくお願いします!》 651 00:40:14,948 --> 00:40:16,950 《先生の言葉が胸を打った》 652 00:40:16,950 --> 00:40:18,952 《あ~ 先生だ!》 653 00:40:18,952 --> 00:40:20,954 (携帯電話)(一同)《先生! 元気?》 654 00:40:20,954 --> 00:40:22,890 《先生~!》 《うわあ!》 655 00:40:22,890 --> 00:40:25,893 (陽菜・ケン太)《先生~!》 (ケン太)《アハハハハ》 656 00:40:27,895 --> 00:40:29,897 《でも 先生…》 657 00:40:29,897 --> 00:40:30,000 《俺が 何か間違ったこと言ったか?》 658 00:40:30,000 --> 00:40:32,900 《俺が 何か間違ったこと言ったか?》 659 00:40:32,900 --> 00:40:35,903 《俺は お前の先生だぞ》 660 00:40:37,905 --> 00:40:41,909 《ありがとう 先生》 661 00:40:46,914 --> 00:40:48,916 先生? 662 00:40:51,919 --> 00:40:56,924 そうか そうだったな。 663 00:40:56,924 --> 00:41:00,000 なる 何か書けるものあるか? 664 00:41:00,000 --> 00:41:00,928 なる 何か書けるものあるか? 665 00:41:00,928 --> 00:41:06,934 急に? 墨と筆なら さっき買ってもらったのが。 666 00:41:08,936 --> 00:41:12,940 紙… 紙…。 667 00:41:12,940 --> 00:41:15,943 あっ これ 白い! 668 00:41:15,943 --> 00:41:18,612 よし。 そこ ちゃんと伸ばしてろ。 669 00:41:18,612 --> 00:41:20,614 およ。 670 00:41:20,614 --> 00:41:30,000 ♬~ 671 00:41:30,000 --> 00:41:40,567 ♬~ 672 00:41:40,567 --> 00:41:46,907 ♬~ 673 00:41:46,907 --> 00:41:49,910 おおっ。 あっ よく考えたら➡ 674 00:41:49,910 --> 00:41:51,912 これ あした 着てくやつ。 675 00:41:51,912 --> 00:41:53,914 えっ そうだったのか。 676 00:41:53,914 --> 00:41:56,917 まあ 洗えば落ちるし。 677 00:41:56,917 --> 00:42:00,000 えー 落としたくない 先生の名前。 678 00:42:00,000 --> 00:42:00,921 えー 落としたくない 先生の名前。 679 00:42:00,921 --> 00:42:03,924 落ちたら また書いてやるよ。 680 00:42:03,924 --> 00:42:05,926 いつだって。 681 00:42:05,926 --> 00:42:07,928 えっ。 682 00:42:07,928 --> 00:42:10,931 俺も帰るぞ 島。 683 00:42:10,931 --> 00:42:12,933 ホントにホント!? 684 00:42:12,933 --> 00:42:16,937 本当に本当だ。 ええ~ うれしい! 685 00:42:16,937 --> 00:42:20,941 こら。 あんま… あんま走んなよ。 686 00:42:20,941 --> 00:42:30,000 ♬~ 687 00:42:30,000 --> 00:42:36,957 ♬~ 688 00:42:36,957 --> 00:42:39,960 父さん 話があります。 689 00:42:39,960 --> 00:42:41,962 <(清明)うむ 入れ。 690 00:42:43,964 --> 00:42:45,966 失礼します。 691 00:42:56,977 --> 00:42:59,980 東京に戻る決心はついたのか? 692 00:42:59,980 --> 00:43:00,000 いえ 俺は島に戻ります。 693 00:43:00,000 --> 00:43:04,985 いえ 俺は島に戻ります。 694 00:43:04,985 --> 00:43:07,988 東京には戻りません。 695 00:43:14,995 --> 00:43:16,997 いいのか? 696 00:43:16,997 --> 00:43:21,935 書道家として学ぶチャンスを 棒に振ることになるぞ。 697 00:43:21,935 --> 00:43:24,938 その件ですが…。 698 00:43:27,941 --> 00:43:29,943 俺 書道家 辞めます。 699 00:43:31,945 --> 00:43:33,947 どういうことだ? 700 00:43:35,949 --> 00:43:38,952 俺は 俺の道を決めました。 701 00:43:49,963 --> 00:43:54,968 ちゃんと あいつらの先生に なろうと思います。 702 00:44:22,930 --> 00:44:24,932 [このドラマの…]