1 00:00:03,003 --> 00:00:05,005 (清明)修行は終わりにして 東京に戻ってこい。➡ 2 00:00:05,005 --> 00:00:08,008 私のそばで プロの書道家として 勉強を始めるんだ。 3 00:00:08,008 --> 00:00:10,010 (清舟)《父さんのように➡ 4 00:00:10,010 --> 00:00:12,012 自分の書に こだわる感覚が分からないし➡ 5 00:00:12,012 --> 00:00:15,015 書の良しあしが分からない…》 6 00:00:15,015 --> 00:00:19,019 (なる)半田先生は半田先生。 それ以外 思い付かないや。 7 00:00:19,019 --> 00:00:22,022 俺は 俺の道を決めました。 8 00:00:22,022 --> 00:00:25,025 俺 書道家 辞めます。 9 00:00:25,025 --> 00:00:29,029 ちゃんと あいつらの先生に なろうと思います。 10 00:00:37,037 --> 00:00:42,042 じゃあ 次はいつ帰ってこれるか 分かんないけど。 11 00:00:42,042 --> 00:00:44,044 2人がいなくなったら さみしくなるわ。 12 00:00:44,044 --> 00:00:46,046 エヘヘ。 13 00:00:46,046 --> 00:00:50,050 父さんは? えっ? 14 00:00:50,050 --> 00:00:53,053 いや もう 顔も見たくないのかと思って。 15 00:00:53,053 --> 00:00:55,055 そんなことないわ。 16 00:00:55,055 --> 00:00:58,392 今日は早くに 館長と会うって出ていったのよ。 17 00:00:58,392 --> 00:01:00,000 ああ… そうなんだ。 18 00:01:00,000 --> 00:01:00,994 ああ… そうなんだ。 19 00:01:04,998 --> 00:01:09,002 母さん 今回は止めないんだ。 20 00:01:11,004 --> 00:01:15,008 母さんの意見は 夏と全然変わってないわ。 21 00:01:15,008 --> 00:01:20,013 だけど 清さんが必要とされてるなら➡ 22 00:01:20,013 --> 00:01:23,016 行くしかないじゃない。 23 00:01:23,016 --> 00:01:30,000 いつだって 清さんが 誰かに認められることを願ってた。 24 00:01:30,000 --> 00:01:32,025 いつだって 清さんが 誰かに認められることを願ってた。 25 00:01:32,025 --> 00:01:35,028 みんなに 認められる先生になってね。 26 00:01:35,028 --> 00:01:38,031 母さん…。 27 00:01:38,031 --> 00:01:40,033 頑張りなさい。 28 00:01:42,035 --> 00:01:47,040 はい。 じゃあ いってきます。 29 00:01:47,040 --> 00:01:49,042 いってらっしゃい。 30 00:01:53,046 --> 00:01:55,048 川藤。 31 00:01:55,048 --> 00:01:57,050 半田! お前 どういうことだよ! 32 00:01:57,050 --> 00:02:00,000 うちとの契約切るって どういうことなんだよ! おい! 33 00:02:00,000 --> 00:02:00,053 うちとの契約切るって どういうことなんだよ! おい! 34 00:02:00,053 --> 00:02:01,989 おい 答えろ 半田! (えみ)川藤君➡ 35 00:02:01,989 --> 00:02:03,991 落ち着いてください! 川藤 やめろ! 36 00:02:03,991 --> 00:02:06,994 どうせ お前 いつものやつだろ? 自分の字に自信が持てないとか➡ 37 00:02:06,994 --> 00:02:11,999 このままでいいのかとか。 お前は考え過ぎなんだよ! 38 00:02:11,999 --> 00:02:17,004 いや… 今回は そういうんじゃないんだ。 39 00:02:17,004 --> 00:02:21,008 えっ? 仕事に不満か? 40 00:02:21,008 --> 00:02:25,012 今やってる仕事は 大々的に 名前の出る仕事じゃねえけど➡ 41 00:02:25,012 --> 00:02:29,016 実績を積めば 半田 清舟本人に 依頼が来るようになるから。 42 00:02:29,016 --> 00:02:30,000 違うんだ。 43 00:02:30,000 --> 00:02:31,018 違うんだ。 44 00:02:31,018 --> 00:02:35,022 そんな 後ろ向きな決断じゃないんだ。 45 00:02:35,022 --> 00:02:37,024 (川藤)えっ? 46 00:02:39,026 --> 00:02:45,032 俺は 父さんみたいな 書道家を目指してきたんだ。 47 00:02:45,032 --> 00:02:53,040 お前のところで仕事してるのも 父さんに倣ってるだけだ。 48 00:02:53,040 --> 00:02:57,044 でも これからは ちゃんと自分の意思で➡ 49 00:02:57,044 --> 00:03:00,000 自分の生活をしていきたいんだ。 50 00:03:00,000 --> 00:03:00,047 自分の生活をしていきたいんだ。 51 00:03:00,047 --> 00:03:02,983 だいたい お前に何ができんだよ? 52 00:03:02,983 --> 00:03:06,987 えっ? 農業でも始めるか? 魚でも釣るか? 53 00:03:06,987 --> 00:03:10,991 いやいや 別に 書道をやめるわけじゃないぞ。 54 00:03:10,991 --> 00:03:13,994 はっ? 俺が 字を書くこと以外に➡ 55 00:03:13,994 --> 00:03:15,996 何かできると思うか? 思わん! 56 00:03:15,996 --> 00:03:20,000 早ぇよ! でもよ じゃあ うちと手を切って➡ 57 00:03:20,000 --> 00:03:22,002 お前 どうやって 字を書き続けるつもりだ? 58 00:03:22,002 --> 00:03:26,006 他に仕事のつてなんてねえだろ? 59 00:03:26,006 --> 00:03:30,000 村で書道教室を開く。 60 00:03:30,000 --> 00:03:30,010 村で書道教室を開く。 61 00:03:30,010 --> 00:03:33,013 はあ!? 俺は➡ 62 00:03:33,013 --> 00:03:38,018 ちゃんと こいつらの先生になって 村に恩返ししたいんだ。 63 00:03:38,018 --> 00:03:42,022 二足のわらじじゃ どっちも中途半端になるだろ? 64 00:03:42,022 --> 00:03:49,029 ちゃんと 自分の力で ゼロからスタートするんだ。 65 00:03:49,029 --> 00:03:52,032 半田よぉ…。 66 00:03:52,032 --> 00:03:57,037 お前さ 俺が今まで➡ 67 00:03:57,037 --> 00:04:00,000 どれだけ力尽くしてきたか 分かってるか? 68 00:04:00,000 --> 00:04:01,975 どれだけ力尽くしてきたか 分かってるか? 69 00:04:01,975 --> 00:04:06,980 自分の力って…。 (えみ)あの 川藤君。 70 00:04:06,980 --> 00:04:09,983 清さんは 自分の力を 試したいんだと思うの。 71 00:04:09,983 --> 00:04:13,987 それは 本当に頼れる人がいるから できることで➡ 72 00:04:13,987 --> 00:04:17,991 今は 見守ってもらえないかしら? 73 00:04:17,991 --> 00:04:19,993 川藤…。 74 00:04:21,995 --> 00:04:25,999 もう 勝手にしろ。 75 00:04:25,999 --> 00:04:30,000 金になんねえやつとは 付き合うだけ無駄だ。 76 00:04:30,000 --> 00:04:30,003 金になんねえやつとは 付き合うだけ無駄だ。 77 00:04:30,003 --> 00:04:32,005 気楽に楽しく暮らせよ。 78 00:04:34,007 --> 00:04:36,009 川藤! 79 00:04:36,009 --> 00:04:41,014 川藤~! また 五島に遊びに来てな! 80 00:04:41,014 --> 00:04:44,017 一緒に アジ釣りに行こうな! 81 00:04:44,017 --> 00:04:48,021 あと 山にも連れていくから! 82 00:04:50,023 --> 00:04:54,027 川藤! 待っちょっけんね! 83 00:05:02,970 --> 00:05:08,976 じゃ 行くか。 えっ でも…。 84 00:05:08,976 --> 00:05:11,979 お前が落ち込んでどうする。 85 00:05:17,985 --> 00:05:22,990 行くぞ。 これが 新たな一歩目だ。 86 00:05:22,990 --> 00:05:24,992 うん。 87 00:05:36,003 --> 00:05:46,013 ♬~ 88 00:05:55,022 --> 00:05:59,026 では この方向で 進めさせていただきます。 89 00:06:00,961 --> 00:06:04,965 清舟には会ったのか? (川藤)はい。 90 00:06:04,965 --> 00:06:07,968 そうか。 91 00:06:07,968 --> 00:06:12,973 いささか勝手が過ぎるようだが 本人が望んだことだ。 92 00:06:12,973 --> 00:06:15,976 厳しい道を歩まないと➡ 93 00:06:15,976 --> 00:06:19,980 自分で歩いてる気が しないんだろう。 94 00:06:19,980 --> 00:06:27,988 あいつのために 安全で楽な道をつくってきたのに➡ 95 00:06:27,988 --> 00:06:30,000 通ってもらえなかった。 96 00:06:30,000 --> 00:06:30,991 通ってもらえなかった。 97 00:06:30,991 --> 00:06:36,997 私は 先生のこと 尊敬してます。 98 00:06:36,997 --> 00:06:43,003 けど それは 書道家としての先生であって➡ 99 00:06:43,003 --> 00:06:48,008 父親としての先生は 少し甘過ぎるかと。 100 00:07:03,957 --> 00:07:07,961 ハァ… やっと着いたな。 101 00:07:07,961 --> 00:07:09,963 わが家! 102 00:07:12,966 --> 00:07:16,970 先生! 島が嫌で 帰ってこないのかと思いましたよ。 103 00:07:16,970 --> 00:07:19,973 お前 まだ帰ってなかったのか。 帰るわけないじゃないですか。 104 00:07:19,973 --> 00:07:22,976 僕は 半田先生に会うために 来たんですから。 105 00:07:22,976 --> 00:07:24,978 そうそう そうそう。 こう見えて 僕➡ 106 00:07:24,978 --> 00:07:27,981 ちゃんと 村に順応してたんですよ。 へえ。 107 00:07:27,981 --> 00:07:29,983 ただい…。 先生 おかえり。 108 00:07:29,983 --> 00:07:30,000 …ま。 109 00:07:30,000 --> 00:07:31,985 …ま。 110 00:07:35,989 --> 00:07:38,992 (康介)先生? 111 00:07:38,992 --> 00:07:41,995 えっ? 112 00:07:41,995 --> 00:07:47,000 働け 働け! もう… お前らも手伝えよ。 113 00:07:50,003 --> 00:07:52,005 こんなにたくさん書いて 書道やめるんじゃなかったの? 114 00:07:52,005 --> 00:07:56,009 やめる やめるよ! これは遊びだよ! 115 00:07:56,009 --> 00:08:00,000 でも 僕がやめたいっていっても 書道が僕を放してくれない。 116 00:08:00,000 --> 00:08:00,948 でも 僕がやめたいっていっても 書道が僕を放してくれない。 117 00:08:00,948 --> 00:08:03,951 憎むは このカリスマ性。 (美和)相変わらずめんどくさかね。 118 00:08:03,951 --> 00:08:07,955 うん。 ただいま。 よいしょ。 119 00:08:07,955 --> 00:08:10,958 あっ おかえり。 (康介)噂をすれば 先生! 120 00:08:10,958 --> 00:08:14,962 今 大事な話 してたんです。 天地揺るがす 僕の決意。 121 00:08:14,962 --> 00:08:16,964 (珠子)しゃべってないで 捨ててきて。 122 00:08:16,964 --> 00:08:19,967 ちょっ ちょ…。 (珠子)はいはい。 123 00:08:19,967 --> 00:08:21,969 (美和)どうしたと? それ。 124 00:08:21,969 --> 00:08:23,971 ああ。 美和の親父さんに もらってきた。 125 00:08:23,971 --> 00:08:25,973 (美和)船に乗るときに 渡す板じゃん。 126 00:08:25,973 --> 00:08:27,975 そうそう。 頼んだらくれたよ。 127 00:08:27,975 --> 00:08:30,000 何するの? 板なんか。 ちょっとな。 128 00:08:30,000 --> 00:08:31,979 何するの? 板なんか。 ちょっとな。 129 00:08:31,979 --> 00:08:33,981 あっ それより美和。 何か 親父さん➡ 130 00:08:33,981 --> 00:08:37,985 元気なかったように見えたけど。 えっ… そうかな。 131 00:08:37,985 --> 00:08:40,988 まあ 俺の思い違いかな。 132 00:08:40,988 --> 00:08:43,991 ちょっと 集中するから 話し掛けんなよ。 133 00:08:47,995 --> 00:08:50,998 で 何があったの? 134 00:08:56,003 --> 00:09:00,000 実は 父ちゃんが 店を畳もうとしてるのかもしれん。 135 00:09:00,000 --> 00:09:00,007 実は 父ちゃんが 店を畳もうとしてるのかもしれん。 136 00:09:00,007 --> 00:09:01,942 えっ お店を? 137 00:09:01,942 --> 00:09:05,946 母ちゃんと そんな話ばしてんの 聞いちゃったっちね。 138 00:09:05,946 --> 00:09:07,948 まだ 閉めるっち 決まったわけじゃなかけど。 139 00:09:07,948 --> 00:09:09,950 そうか。 140 00:09:09,950 --> 00:09:12,953 最近 市内に 大きかスーパーもできたし➡ 141 00:09:12,953 --> 00:09:14,955 小さか店は厳しい時代なんよ。 142 00:09:14,955 --> 00:09:16,957 美和ちゃんが 跡を継いだりしないの? 143 00:09:16,957 --> 00:09:20,961 ないない! 私が継ぐころには もっと厳しくなってるっていうし。 144 00:09:20,961 --> 00:09:22,963 そうか。 (美和)うん。 145 00:09:22,963 --> 00:09:25,966 店の手伝いしなくてええのは 楽なんやけどね。 146 00:09:25,966 --> 00:09:28,969 酒屋じゃなか父ちゃんば 見っとは嫌やね。 147 00:09:28,969 --> 00:09:30,000 そんな簡単に言うけどさ 酒屋がなくなるのって➡ 148 00:09:30,000 --> 00:09:31,972 そんな簡単に言うけどさ 酒屋がなくなるのって➡ 149 00:09:31,972 --> 00:09:34,975 村の人からしたら すごく迷惑なんじゃない? 150 00:09:34,975 --> 00:09:36,977 あ? (珠子)ちょっと 神崎君。 151 00:09:36,977 --> 00:09:40,981 だってさ 今まで頼りにしてたのに 勝手な都合でやめられたら➡ 152 00:09:40,981 --> 00:09:42,983 お客さん 裏切ることになるでしょ。 153 00:09:42,983 --> 00:09:44,985 あんたも勝手な都合で やめるんやろ? 154 00:09:44,985 --> 00:09:50,991 僕の驚愕の決意は 同じ境遇の人にしか分からない。 155 00:09:53,994 --> 00:09:56,997 先生! 何だよ。 156 00:09:56,997 --> 00:10:00,000 話し掛けるなって言ったろ。 先生。 157 00:10:00,000 --> 00:10:04,004 僕の決意を聞いてください。 何だよ。 158 00:10:04,004 --> 00:10:07,007 僕 書道家 辞めます。 159 00:10:07,007 --> 00:10:10,010 ああ 俺も辞めるぞ。 えっ? 160 00:10:10,010 --> 00:10:12,012 (珠子・美和)えっ? 何だよ。 161 00:10:12,012 --> 00:10:14,014 何じゃないですよ! 何か 今➡ 162 00:10:14,014 --> 00:10:16,016 さらっと 爆弾発言しませんでした? 163 00:10:16,016 --> 00:10:18,018 俺も辞めるぞ。 (康介)それ!➡ 164 00:10:18,018 --> 00:10:20,020 頭が ちょっと 追いつかないです。 (美和)先生➡ 165 00:10:20,020 --> 00:10:22,022 書道家辞めて どうすっと? 166 00:10:31,031 --> 00:10:34,034 これをやるんだ。 167 00:10:34,034 --> 00:10:37,037 (珠子・美和・なる)おお~。 (康介)書道教室? 168 00:10:37,037 --> 00:10:40,040 お前らは 記念すべき1期生だ。 169 00:10:40,040 --> 00:10:42,042 (3人)1期生? 170 00:10:48,048 --> 00:10:53,053 う~ん…。 どっちがいいかな。 171 00:10:53,053 --> 00:10:58,058 <(郷長)先生! おっ 来た来た。 172 00:11:00,060 --> 00:11:03,997 (郷長)頼まれてた長机 公民館から借りてきたよ。 173 00:11:03,997 --> 00:11:07,000 ありがとうございます。 おい! こっち こっち。 174 00:11:07,000 --> 00:11:11,004 おう 浩志 久しぶりだな。 175 00:11:15,008 --> 00:11:17,010 (郷長)よし。 うん…。 176 00:11:24,017 --> 00:11:26,019 こんな感じかな? 177 00:11:28,021 --> 00:11:30,000 何だ 浩志➡ 178 00:11:30,000 --> 00:11:32,025 何だ 浩志➡ 179 00:11:32,025 --> 00:11:36,029 お前も 俺が書道家を辞めることに 反対なのか? 180 00:11:36,029 --> 00:11:40,033 これは 決して 後ろ向きな決断じゃなくてさ…。 181 00:11:40,033 --> 00:11:42,035 (郷長)でも 先生➡ 182 00:11:42,035 --> 00:11:45,038 どうして 書道教室を 開こうと思ったの? 183 00:11:45,038 --> 00:11:50,043 ああ。 俺 この島に来てから 村の人たちに➡ 184 00:11:50,043 --> 00:11:53,046 たくさんのことを 教えてもらいました。 185 00:11:53,046 --> 00:11:55,048 だから 今度は俺が➡ 186 00:11:55,048 --> 00:11:59,052 村の人たちに 恩返ししなきゃなって。 187 00:11:59,052 --> 00:12:00,000 でも まあ 俺ができることって 字を書くことしかないんで。 188 00:12:00,000 --> 00:12:02,990 でも まあ 俺ができることって 字を書くことしかないんで。 189 00:12:02,990 --> 00:12:06,994 それで書道教室ってわけね。 はい。 190 00:12:06,994 --> 00:12:13,000 やっと見えたんです。 自分の進むべき道が。 191 00:12:13,000 --> 00:12:17,004 (郷長)はあ…。 192 00:12:17,004 --> 00:12:21,008 おい 浩志。 ああ 先生。 193 00:12:21,008 --> 00:12:23,010 あいつ 何かあったんですか? 194 00:12:23,010 --> 00:12:30,000 浩志のやつ 長崎の料亭の就職試験 不採用だったんだよ。 195 00:12:30,000 --> 00:12:30,017 浩志のやつ 長崎の料亭の就職試験 不採用だったんだよ。 196 00:12:30,017 --> 00:12:35,022 えっ? それから ずっとあんな感じで。 197 00:12:45,032 --> 00:12:48,035 わぁ~!! 198 00:12:53,040 --> 00:12:55,042 あ~あ。 199 00:12:58,045 --> 00:13:00,000 (美和)お疲れさま。 (巌)ああ。 200 00:13:00,000 --> 00:13:00,981 (美和)お疲れさま。 (巌)ああ。 201 00:13:08,989 --> 00:13:11,992 美和よぉ。 (美和)あ? 202 00:13:11,992 --> 00:13:15,996 母ちゃんとも話したとばって…。 203 00:13:18,999 --> 00:13:23,003 こん店ば畳んごてしたとよ。 204 00:13:26,006 --> 00:13:30,000 そう。 (巌)何か。 びっくっせんとか? 205 00:13:30,000 --> 00:13:30,677 そう。 (巌)何か。 びっくっせんとか? 206 00:13:30,677 --> 00:13:35,015 えっ? ああ… いや 何つうか➡ 207 00:13:35,015 --> 00:13:41,021 ホントにやめっと? (巌)ああ。 そんつもったい。 208 00:13:41,021 --> 00:13:43,023 店ば続くっより➡ 209 00:13:43,023 --> 00:13:49,029 おぃがどっかに働きに出た方が よかけんな。 210 00:13:49,029 --> 00:13:53,033 でも 店ばなくなったら 村のみんなが困るやろ? 211 00:13:53,033 --> 00:13:58,038 おぃが大事なのは家族ばい。 212 00:13:58,038 --> 00:14:00,000 そうね。 私も家族が一番よ。 213 00:14:00,000 --> 00:14:01,975 そうね。 私も家族が一番よ。 214 00:14:01,975 --> 00:14:08,982 美和が大学ば出るまでは 父ちゃんが頑張っけんな。 215 00:14:08,982 --> 00:14:12,986 (美和)えっ よかよ 大学なんち。 勉強したくなかし。 216 00:14:12,986 --> 00:14:14,988 いや 大学に行けば➡ 217 00:14:14,988 --> 00:14:16,990 やりたかことへの道も 開くっじゃろ。 218 00:14:16,990 --> 00:14:19,993 やりたかこと? (巌)ああ。 219 00:14:19,993 --> 00:14:22,996 何やろう 私のやりたかことって。 220 00:14:22,996 --> 00:14:27,000 それば探すためにでも 大学に行けばよか。 221 00:14:40,013 --> 00:14:44,017 よし。 よし。 222 00:14:44,017 --> 00:14:48,021 先生! うん? 223 00:14:48,021 --> 00:14:52,025 僕 やっぱり理解できません。 224 00:14:52,025 --> 00:14:57,030 川藤さんのところ抜けるなんて 裏切り行為ですよ。 225 00:14:57,030 --> 00:15:00,000 まあ 川藤のことは大丈夫だ。 大丈夫って…。 226 00:15:00,000 --> 00:15:02,970 まあ 川藤のことは大丈夫だ。 大丈夫って…。 227 00:15:02,970 --> 00:15:05,973 川藤さんとは 学生の頃からの 付き合いなんでしょ? 228 00:15:05,973 --> 00:15:09,977 そうだけど。 他に友達は? 229 00:15:09,977 --> 00:15:15,983 おーい お前は 俺の灰色の青春を ほじくり返す気か? 230 00:15:15,983 --> 00:15:19,987 そういうつもりじゃ…。 まあ 確かにお前の言うとおり➡ 231 00:15:19,987 --> 00:15:24,992 俺には川藤くらいしか 友達いなかったけどな。 232 00:15:24,992 --> 00:15:28,996 (康介)だったら 青春も 満喫できなかったでしょうね。 233 00:15:28,996 --> 00:15:30,000 何でだよ? だって 川藤さんといると➡ 234 00:15:30,000 --> 00:15:34,001 何でだよ? だって 川藤さんといると➡ 235 00:15:34,001 --> 00:15:37,004 書道が頭から離れないだろうし。 236 00:15:37,004 --> 00:15:43,010 まして 先生は家でも書道でしょ? 子供の頃から。 237 00:15:43,010 --> 00:15:50,017 ああ…。 それは重荷なんじゃないですか? 238 00:15:50,017 --> 00:15:55,022 確かに 言われてみればそうだけど…。 239 00:15:55,022 --> 00:16:00,000 それは 俺にとって 悪いことじゃなかったよ。 240 00:16:00,000 --> 00:16:00,027 それは 俺にとって 悪いことじゃなかったよ。 241 00:16:00,027 --> 00:16:03,964 島で一人になってみて 分かったことだけど➡ 242 00:16:03,964 --> 00:16:07,968 俺って 染まりやすい性格だよな。 243 00:16:07,968 --> 00:16:11,972 そんな俺が 今こうしていられるのは➡ 244 00:16:11,972 --> 00:16:14,975 あいつが迷わないように してくれたからだ。 245 00:16:14,975 --> 00:16:17,978 (康介)思ってたより 川藤さん 重要ポジションだったんですね。 246 00:16:17,978 --> 00:16:22,983 そう。 思ってたよりな うん。 247 00:16:22,983 --> 00:16:25,986 お前も 何か迷ってることがあるなら➡ 248 00:16:25,986 --> 00:16:27,988 まずは 川藤に相談しろ。 249 00:16:27,988 --> 00:16:29,990 先生は どうした方がいいと思いますか? 250 00:16:29,990 --> 00:16:30,000 他のこと何もできないんだから まずは書道やっとけ。 251 00:16:30,000 --> 00:16:34,995 他のこと何もできないんだから まずは書道やっとけ。 252 00:16:34,995 --> 00:16:37,998 えっ!? 何ですか その雑なアドバイス。 253 00:16:41,001 --> 00:16:45,005 お前は大物になるんだ。 254 00:16:45,005 --> 00:16:50,010 できないことは お前を尊敬する 誰かにやってもらえ。 255 00:16:50,010 --> 00:16:56,016 ずっと字を書き続けて 後世に作品をたくさん残して➡ 256 00:16:56,016 --> 00:16:59,019 川藤の力になってやるんだ。 257 00:17:05,959 --> 00:17:10,964 よし。 なるも頑張らなきゃ 仲直し。 258 00:17:17,971 --> 00:17:19,973 先生!➡ 259 00:17:19,973 --> 00:17:22,976 おお なる。 やっぱ来てたか。 ああ。 260 00:17:22,976 --> 00:17:27,981 ちょっと 看板 いい感じだね。 ですよね。 261 00:17:27,981 --> 00:17:30,000 で どう? 生徒の方は集まってる? 262 00:17:30,000 --> 00:17:30,984 で どう? 生徒の方は集まってる? 263 00:17:30,984 --> 00:17:34,988 ああ… まだですけど。 全然! 264 00:17:34,988 --> 00:17:37,991 全然? これから生徒募集のチラシを➡ 265 00:17:37,991 --> 00:17:41,995 配りに行こうと思って。 そっか。 うん。 266 00:17:41,995 --> 00:17:48,001 で 教室は この家でやるとして。 ええ。 何か? 267 00:17:48,001 --> 00:17:50,003 大家の郷長は構わないよ。 268 00:17:50,003 --> 00:17:54,007 構わないんだけど… うん。 はい。 269 00:17:54,007 --> 00:17:59,012 家賃って 今月から先生が払う ってことでいいんだよね? 270 00:17:59,012 --> 00:18:00,000 えっ? 家賃? 271 00:18:00,000 --> 00:18:02,015 えっ? 家賃? 272 00:18:02,015 --> 00:18:06,019 あらっ? お父さんから聞いてないの? 273 00:18:06,019 --> 00:18:08,355 はあ。 家賃は先月まで➡ 274 00:18:08,355 --> 00:18:11,024 お父さんが 払ってくれてたんだけど➡ 275 00:18:11,024 --> 00:18:15,028 独り立ちするなら 本人が払えって。 276 00:18:29,042 --> 00:18:30,000 川藤さん。 働き頭 神崎 康介 ただ今 戻りました。 277 00:18:30,000 --> 00:18:33,981 川藤さん。 働き頭 神崎 康介 ただ今 戻りました。 278 00:18:33,981 --> 00:18:35,983 お前…。 (康介)フフフ。 279 00:18:35,983 --> 00:18:40,988 僕がいなくて 会社に 損失が出たんじゃないですか? 280 00:18:47,327 --> 00:18:49,997 痛っ! ちょっ… やめて! すいません! すいません! 281 00:18:49,997 --> 00:18:51,999 すいません! もう二度と ばっくれませんから! 282 00:18:51,999 --> 00:18:55,002 当たり前だよ お前! 高校卒業するんだ。 283 00:18:55,002 --> 00:18:57,004 これからは 死ぬほど仕事させるから➡ 284 00:18:57,004 --> 00:19:00,000 覚悟しとけよ。 (康介)はい。 285 00:19:00,000 --> 00:19:00,007 覚悟しとけよ。 (康介)はい。 286 00:19:00,007 --> 00:19:04,011 あっ 半田先生から伝言があります。 287 00:19:04,011 --> 00:19:08,015 「いつ 川藤が遊びに来ても いいようにして待ってるから➡ 288 00:19:08,015 --> 00:19:12,019 たまには休んで遊びに来い」 だそうです。 289 00:19:12,019 --> 00:19:23,030 (携帯電話)(バイブレーターの音) 290 00:19:23,030 --> 00:19:25,032 もしもし。 291 00:19:27,034 --> 00:19:30,000 (珠子)ふ~ん やりたいことね。 292 00:19:30,000 --> 00:19:31,038 (珠子)ふ~ん やりたいことね。 293 00:19:31,038 --> 00:19:34,975 (美和)うん。 将来のことなんち 考えたことなかったわ。 294 00:19:34,975 --> 00:19:37,978 (珠子)そうだよね。 (美和)いや タマはあるやろ? 295 00:19:37,978 --> 00:19:40,981 (珠子)えっ? (美和)漫画家。 296 00:19:40,981 --> 00:19:42,983 ああ… まあ そりゃ➡ 297 00:19:42,983 --> 00:19:44,985 なりたいなと思って 描いてはいるけど…。 298 00:19:44,985 --> 00:19:49,990 けど? (珠子)次の一歩が踏み出せなくて。 299 00:19:49,990 --> 00:19:52,993 (美和)次の一歩? (珠子)ほら 漫画描いてても➡ 300 00:19:52,993 --> 00:19:56,997 先生とかに見せるだけじゃ 何も始まらないでしょ? 301 00:19:56,997 --> 00:20:00,000 ああ… まあね。 じゃあ どうすればよかと? 302 00:20:00,000 --> 00:20:05,005 う~ん やっぱり 東京の出版社に持ち込むとか➡ 303 00:20:05,005 --> 00:20:10,010 漫画の賞に応募するとか? (美和)いや いきなりハードル高っ。 304 00:20:10,010 --> 00:20:13,013 (珠子)えっ でしょ!? もう描き終わってはいるんだけど➡ 305 00:20:13,013 --> 00:20:17,017 その一歩を踏み出す勇気が なかなか出せなくて。 306 00:20:20,020 --> 00:20:23,023 (珠子)あとは送るだけなんだけど。 307 00:20:23,023 --> 00:20:25,025 (美和)何 この板? 308 00:20:25,025 --> 00:20:27,027 (珠子)えっ 島から東京まで 行くんだから➡ 309 00:20:27,027 --> 00:20:30,000 何があるか分からないじゃない! (美和)うん まあね。 310 00:20:30,000 --> 00:20:31,031 何があるか分からないじゃない! (美和)うん まあね。 311 00:20:31,031 --> 00:20:33,967 こんにちは。 こんにちは。 312 00:20:33,967 --> 00:20:37,971 (美和・珠子)こんにちは~。 (美和)おっ なる。 先生は? 313 00:20:37,971 --> 00:20:40,974 どっか出掛けてる。 (美和)ふ~ん。 314 00:20:40,974 --> 00:20:42,976 ただいま。 (美和)おっ 先生。➡ 315 00:20:42,976 --> 00:20:44,978 どこ 行っちょったと? 公民館。 316 00:20:44,978 --> 00:20:48,982 教室のチラシ張ってきた。 生徒 たくさん集まるといいね。 317 00:20:48,982 --> 00:20:50,984 (美和)うん。 1期生の仲間やもんね フフフ。 318 00:20:50,984 --> 00:20:53,987 1期生のお前らに 月謝のこと言ってなかったな。 319 00:20:53,987 --> 00:20:55,989 月謝? (美和)えっ 月謝取ると? 320 00:20:55,989 --> 00:20:59,993 当たり前だろ 教室なんだから。 あっ まあ…。 321 00:20:59,993 --> 00:21:00,000 で 幾ら? 月1万円。 322 00:21:00,000 --> 00:21:02,996 で 幾ら? 月1万円。 323 00:21:02,996 --> 00:21:04,998 (2人)1万!? 円? 324 00:21:04,998 --> 00:21:07,000 ああ。 本代が だいたい500円だろ。 325 00:21:07,000 --> 00:21:10,003 紙代や送料は別として5,000円。 326 00:21:10,003 --> 00:21:15,008 この家の家賃に 俺の生活もあるから➡ 327 00:21:15,008 --> 00:21:17,010 1人 月1万円だ。 328 00:21:19,012 --> 00:21:22,015 あの… 先生。 うん? 329 00:21:22,015 --> 00:21:24,017 私たち 1期生は…。 330 00:21:24,017 --> 00:21:28,021 半田書道教室を卒業します! 331 00:21:28,021 --> 00:21:30,000 おい! あっ! 332 00:21:30,000 --> 00:21:30,023 おい! あっ! 333 00:21:30,023 --> 00:21:32,025 <(戸を開ける音) 334 00:21:34,962 --> 00:21:36,964 おい! お前ら! <(戸を閉める音) 335 00:21:36,964 --> 00:21:40,968 夏休みの宿題 タダで教えてやったろ! 336 00:21:40,968 --> 00:21:42,970 恩知らずめ…。 337 00:21:53,981 --> 00:21:56,984 書道教室 まだ 誰も入ってないんだってね。 338 00:21:56,984 --> 00:22:00,000 そもそも 月謝が高いしね。 ハァ…。 339 00:22:00,000 --> 00:22:02,990 そもそも 月謝が高いしね。 ハァ…。 340 00:22:02,990 --> 00:22:04,992 (陽菜)なる! あっ! 341 00:22:04,992 --> 00:22:06,994 (美和)そんな こそこそして 何ばしに来た? 342 00:22:06,994 --> 00:22:11,999 いや 別に。 (美和)うん? 先生は? 343 00:22:11,999 --> 00:22:16,003 やる気なくして 家でだらけてる。 344 00:22:16,003 --> 00:22:18,005 (美和)やろうね。 345 00:22:18,005 --> 00:22:22,009 そもそも 何で 書道教室なんち 面倒なこと始めたんやろ? 346 00:22:22,009 --> 00:22:25,012 親の敷いたレールに 乗りたくないっていう➡ 347 00:22:25,012 --> 00:22:28,015 突然の自我の目覚めでしょ。 348 00:22:28,015 --> 00:22:30,000 いや~ こんなことは 言いたくなかけど➡ 349 00:22:30,000 --> 00:22:31,018 いや~ こんなことは 言いたくなかけど➡ 350 00:22:31,018 --> 00:22:34,955 この村で書道教室は難しかよ。 (珠子)その現実を➡ 351 00:22:34,955 --> 00:22:37,958 誰かがガツンと言わないと 駄目だと思うの。 352 00:22:37,958 --> 00:22:42,963 (陽菜)誰かって 誰が? (美和)う~ん…。 353 00:22:42,963 --> 00:22:46,967 何してんの? なる。 あっ いや 別に。 354 00:22:46,967 --> 00:22:49,970 あっ そうだ。 なるって 東京から帰ってきてから➡ 355 00:22:49,970 --> 00:22:52,973 頻繁に電話しちょったよね。 (珠子)うん。 うちに来るたび➡ 356 00:22:52,973 --> 00:22:55,976 毎日 どっかにかけてたよね。 うぅ…。 357 00:22:55,976 --> 00:22:59,980 (美和)あれ~? 誰に電話してたのかな? 358 00:22:59,980 --> 00:23:00,000 うぅ…。 (珠子)なる もしかして…。 359 00:23:00,000 --> 00:23:04,985 うぅ…。 (珠子)なる もしかして…。 360 00:23:04,985 --> 00:23:06,987 うぅ…。 361 00:23:06,987 --> 00:23:09,990 やっぱり 川さんか。 362 00:23:09,990 --> 00:23:12,993 川さんなら ガツンと言ってくれそうだね。 363 00:23:12,993 --> 00:23:17,998 考えたね なる。 違う。 違うよ。 364 00:23:17,998 --> 00:23:22,002 なるは そんなつもりで 川藤に電話したんじゃない。 365 00:23:22,002 --> 00:23:29,009 じゃあ どうして? 先生が川藤の会社を辞めるから➡ 366 00:23:29,009 --> 00:23:30,000 それで2人はケンカして➡ 367 00:23:30,000 --> 00:23:32,012 それで2人はケンカして➡ 368 00:23:32,012 --> 00:23:35,949 なるは それを 仲直しさせようと思って。 369 00:23:35,949 --> 00:23:39,953 それで 毎日 電話しちょったと? 370 00:23:42,956 --> 00:23:45,959 そっか。 371 00:23:45,959 --> 00:23:49,963 よし 今度は私がかけてみるよ。 372 00:23:51,965 --> 00:23:55,969 (携帯電話)(バイブレーターの音) 373 00:23:55,969 --> 00:24:00,000 なる! またお前か。 毎日 毎日 電話してきやがって。 374 00:24:00,000 --> 00:24:00,974 なる! またお前か。 毎日 毎日 電話してきやがって。 375 00:24:00,974 --> 00:24:02,976 川さん? 私 美和。 あのね…。 376 00:24:02,976 --> 00:24:06,980 ☎(通話の切れる音) (美和)もしもし? 377 00:24:06,980 --> 00:24:09,983 (美和)もしもーし。 (川藤)何だよ。 378 00:24:09,983 --> 00:24:11,985 あっ! 川藤! 379 00:24:11,985 --> 00:24:14,988 川さん! (川藤)何でだろうな。 380 00:24:14,988 --> 00:24:17,991 こんなに頻繁に 来ることになるとは。 381 00:24:23,931 --> 00:24:27,935 (川藤)で どうなんだ 書道教室は。 何人入会した? 382 00:24:27,935 --> 00:24:30,000 そ… それが まだ誰も。 383 00:24:30,000 --> 00:24:32,940 そ… それが まだ誰も。 384 00:24:32,940 --> 00:24:35,943 はあ!? お前さ➡ 385 00:24:35,943 --> 00:24:37,945 書道家辞めるって言ってから 1カ月はたつぞ。 386 00:24:37,945 --> 00:24:40,948 そもそも お前は 働くことをなめ過ぎなんだよ!➡ 387 00:24:40,948 --> 00:24:43,951 理想だけでやっていけるほど 甘くねえぞ。 388 00:24:43,951 --> 00:24:46,954 ねえ 何か いい感じじゃない? 389 00:24:46,954 --> 00:24:49,957 (川藤)人付き合いの下手なお前が 計画も何にもねえ。 390 00:24:49,957 --> 00:24:53,961 できるわけねえんだよ! 何か 言い返してみろよ。➡ 391 00:24:53,961 --> 00:24:56,964 そもそも お前はな…。 うわー! やめろ! 392 00:24:56,964 --> 00:24:59,967 それ以上 先生のこと言ったら なるが げんこつば かますぞ! 393 00:24:59,967 --> 00:25:00,000 (美和・珠子)なる! 394 00:25:00,000 --> 00:25:01,969 (美和・珠子)なる! 395 00:25:04,972 --> 00:25:08,976 今なら まだ間に合うぞ。 396 00:25:08,976 --> 00:25:11,979 うちの事務所に戻ることを 許してやる。 397 00:25:11,979 --> 00:25:16,984 えっ…。 戻ってこいよ。 さあ。 398 00:25:16,984 --> 00:25:21,989 《ああ… 俺は戻ってしまうのか》 399 00:25:21,989 --> 00:25:24,992 《後悔なんて ないと思ってたのに》 400 00:25:27,995 --> 00:25:30,000 やっぱり なるは入る! 401 00:25:30,000 --> 00:25:30,998 やっぱり なるは入る! 402 00:25:30,998 --> 00:25:34,001 えっ!? ちょっと 駄目だってば なる。 403 00:25:34,001 --> 00:25:37,004 月謝かかるんだよ 分かってる? お金は なるが大人になってから➡ 404 00:25:37,004 --> 00:25:42,009 出世払いする。 だから… だから…。 405 00:25:42,009 --> 00:25:45,012 先生には 先生をやってほしい! 406 00:25:49,016 --> 00:25:54,955 (美和)ハァ…。 ったく しょうがなかね。 407 00:25:54,955 --> 00:25:57,958 (珠子)この年で借金生活か。 408 00:25:57,958 --> 00:26:00,000 陽菜も! 待て 待て 待て。 409 00:26:00,000 --> 00:26:02,963 陽菜も! 待て 待て 待て。 410 00:26:02,963 --> 00:26:04,965 ちゃんと 親の許可取ってからだ。 411 00:26:04,965 --> 00:26:07,968 さすがに お前たちから 1万円も取れないよ。 412 00:26:07,968 --> 00:26:10,304 (川藤)んっ? んっ? んっ? んっ? ちょっと待て。 413 00:26:10,304 --> 00:26:11,972 お前 この離島の集落で➡ 414 00:26:11,972 --> 00:26:13,974 月謝1万円で やろうとしてたのか? 415 00:26:13,974 --> 00:26:17,978 だって そのくらいないと 生徒の人数少ないし。 416 00:26:17,978 --> 00:26:20,981 ちょっと待て。 お前 目標人数は? 417 00:26:20,981 --> 00:26:24,985 多ければ多いほど。 あっ!? いや お前さ➡ 418 00:26:24,985 --> 00:26:30,000 週1回 で 月4週として…。 で お前 資金どうすんの? 419 00:26:30,000 --> 00:26:30,991 週1回 で 月4週として…。 で お前 資金どうすんの? 420 00:26:30,991 --> 00:26:33,994 えーっと…。 ハァ…。 421 00:26:33,994 --> 00:26:37,998 もう まずは帳簿の作り方だな。 ああ もう。 422 00:26:42,002 --> 00:26:46,006 (川藤)まず 最初にかかる経費を 全部挙げて…。 423 00:26:46,006 --> 00:26:51,945 家賃… え~ 光熱費だろ?➡ 424 00:26:51,945 --> 00:26:56,950 …にテキスト代。 425 00:26:56,950 --> 00:26:58,952 ああ くそっ! 426 00:27:00,954 --> 00:27:02,956 ハァ…。 (郷長)おう 浩志➡ 427 00:27:02,956 --> 00:27:06,960 そこば しっか 押さえちょけよ。 (浩志)何で 俺が。 428 00:27:08,962 --> 00:27:12,966 (郷長)そういえば 川藤さん。 (浩志)切らねえのかよ。 429 00:27:12,966 --> 00:27:15,969 わざわざ 東京から 手伝いに来てくれたの? 430 00:27:15,969 --> 00:27:18,972 ああ いや… 俺 手伝いに来たんじゃなくて➡ 431 00:27:18,972 --> 00:27:23,977 教室やめさせようと思って。 (郷長)あれ~ そうなんだ。 432 00:27:23,977 --> 00:27:27,981 家賃のこと言ったとき 先生 断念しそうだったから➡ 433 00:27:27,981 --> 00:27:30,000 ほっといたら 自然消滅してたと思うよ。 434 00:27:30,000 --> 00:27:30,984 ほっといたら 自然消滅してたと思うよ。 435 00:27:30,984 --> 00:27:33,987 <川藤! 436 00:27:36,990 --> 00:27:40,994 あとは何だろうな。 準備ができたら➡ 437 00:27:40,994 --> 00:27:44,998 体験授業やるっていうのはどうだ? いいね。 他には? 438 00:27:44,998 --> 00:27:49,937 う~ん… 島中から生徒呼びたいなら➡ 439 00:27:49,937 --> 00:27:52,940 子供を安心して 通わせられる環境が必要だな。 440 00:27:52,940 --> 00:27:56,944 通わせられる環境? 島の人たちにとって➡ 441 00:27:56,944 --> 00:27:58,946 赤の他人のお前が➡ 442 00:27:58,946 --> 00:28:00,000 どんだけ 信用されるかってことだよ。 443 00:28:00,000 --> 00:28:00,948 どんだけ 信用されるかってことだよ。 444 00:28:00,948 --> 00:28:03,951 確かに。 (郷長)あっ 家に電話ひけば➡ 445 00:28:03,951 --> 00:28:05,953 電話番号で 島の人だって分かるから➡ 446 00:28:05,953 --> 00:28:10,958 少しは安心させられると思うよ。 ああ… 家電か。 447 00:28:10,958 --> 00:28:14,962 何だよ 気のない返事だな。 いや 何か 思っちまうよな。 448 00:28:14,962 --> 00:28:18,966 ここに根を下ろすんだって。 449 00:28:18,966 --> 00:28:23,971 よし! 郷長 早速 電話局に 連絡してもらえますか? 450 00:28:23,971 --> 00:28:27,975 (郷長)いいよ。 よし… やっちゃおう うん。➡ 451 00:28:27,975 --> 00:28:30,000 電話ね。 うん。 452 00:28:30,000 --> 00:28:30,978 電話ね。 うん。 453 00:28:30,978 --> 00:28:33,981 これで 村の一員になった気がするな。 454 00:28:39,987 --> 00:28:45,993 何か さみしそうね 川藤。 何だよ 分かんのか? 子供よ。 455 00:28:45,993 --> 00:28:48,996 せっかく仲直りしてやろうと 思ったのに➡ 456 00:28:48,996 --> 00:28:53,934 あいつ 思ったより 遠くを走ってたみてえだ。 457 00:28:53,934 --> 00:28:56,937 走る? 持久走? いや たとえだよ。 458 00:28:56,937 --> 00:29:00,000 同じゴールを目指して 励まし合いながら。 459 00:29:00,000 --> 00:29:01,942 同じゴールを目指して 励まし合いながら。 460 00:29:01,942 --> 00:29:06,947 でもさ 川藤と先生が 一緒に走るって 意味が分からん。 461 00:29:06,947 --> 00:29:09,950 えっ? なると陽菜も➡ 462 00:29:09,950 --> 00:29:14,955 学校で持久走 走るけど 絶対に ゆっくり走んない。 463 00:29:14,955 --> 00:29:19,960 一緒に走るのは楽しいけど 2人ともビリになるから。 464 00:29:19,960 --> 00:29:23,964 それだったら 前を走って呼ぶよ。 早く来い! ってね。 465 00:29:23,964 --> 00:29:27,968 よーい どん! 466 00:29:30,971 --> 00:29:35,976 ガキに教わるとは 俺も落ちたもんだな。 467 00:29:44,985 --> 00:29:49,923 お~…。 468 00:29:49,923 --> 00:29:53,927 (郷長)じゃあ 帰るね 先生。 ああ。 ありがとうございました。 469 00:29:53,927 --> 00:29:57,931 (郷長)うん またね。 フゥ…。 470 00:29:57,931 --> 00:29:59,933 浩志。 471 00:30:15,949 --> 00:30:20,954 聞いたぞ 料亭の採用試験のこと。 472 00:30:22,956 --> 00:30:26,960 別に 働き口は そこだけじゃないんだから。 473 00:30:26,960 --> 00:30:30,000 一つ駄目だったくらいで… また 受けりゃいいじゃん。 474 00:30:30,000 --> 00:30:31,965 一つ駄目だったくらいで… また 受けりゃいいじゃん。 475 00:30:31,965 --> 00:30:38,972 (浩志)俺が料理の仕事がしたい って思ったのは➡ 476 00:30:38,972 --> 00:30:41,975 先生が言ったからだ。 477 00:30:41,975 --> 00:30:43,977 《これ 全部 浩志が作ったのか?》 478 00:30:43,977 --> 00:30:45,979 (浩志)《えっ うん》 479 00:30:45,979 --> 00:30:48,982 《お~ うまい!》 480 00:30:48,982 --> 00:30:50,918 《うまいよ 浩志》 481 00:30:50,918 --> 00:30:54,922 (浩志)先生に 進路のことで相談したときも…。 482 00:30:54,922 --> 00:30:59,927 《必要なのは 確信じゃなくて覚悟だろ》 483 00:30:59,927 --> 00:31:00,000 《最近の若者は 自分の夢をかなえるのに➡ 484 00:31:00,000 --> 00:31:02,930 《最近の若者は 自分の夢をかなえるのに➡ 485 00:31:02,930 --> 00:31:05,933 他人の太鼓判を欲しがるのか?》 486 00:31:05,933 --> 00:31:10,938 《お前が自信あるなら それでいいんだよ》 487 00:31:10,938 --> 00:31:14,942 やっぱ 無理だったのかもな。 488 00:31:14,942 --> 00:31:21,949 オール3の俺が 何か新しいこと するなんてさ。 489 00:31:23,951 --> 00:31:27,955 不安なのは 料理人になるってことは➡ 490 00:31:27,955 --> 00:31:30,000 もちろんなんだけど…。 491 00:31:30,000 --> 00:31:31,959 もちろんなんだけど…。 492 00:31:31,959 --> 00:31:34,962 島を出ること自体もさ…。 493 00:31:37,965 --> 00:31:42,970 浩志 俺もさ➡ 494 00:31:42,970 --> 00:31:46,974 道は見えたなんて言ったけど➡ 495 00:31:46,974 --> 00:31:51,912 進んだ先に何があるか まったく分かってないんだ。 496 00:31:51,912 --> 00:31:57,918 でも この道を突っ走るしかない。 497 00:31:57,918 --> 00:32:00,000 そりゃ 俺だって不安だけどさ でも 行った先にしか➡ 498 00:32:00,000 --> 00:32:03,257 そりゃ 俺だって不安だけどさ でも 行った先にしか➡ 499 00:32:03,257 --> 00:32:06,927 見えない景色が あるんだろうなって。 500 00:32:06,927 --> 00:32:13,934 東京から 全然環境の違う この島に飛び込んできた➡ 501 00:32:13,934 --> 00:32:17,938 俺も 経験してきたことだ。 502 00:32:20,941 --> 00:32:23,944 新しい景色が見えるまで➡ 503 00:32:23,944 --> 00:32:28,949 何度だって飛び込んでみろよ 浩志。 504 00:32:28,949 --> 00:32:30,000 ♬~ 505 00:32:30,000 --> 00:32:41,962 ♬~ 506 00:32:41,962 --> 00:32:44,965 それでは 準備が整ったということで➡ 507 00:32:44,965 --> 00:32:48,969 今日は 半田書道教室の 体験授業を行います。 508 00:32:48,969 --> 00:32:51,905 (子供たち)イェーイ! やったー! 509 00:32:51,905 --> 00:32:53,907 結構 教室らしくなっちょんね。 (育江)うん。 510 00:32:53,907 --> 00:32:55,909 今日は みんなには➡ 511 00:32:55,909 --> 00:32:57,911 「あき」という字を 書いてもらいます。 512 00:32:57,911 --> 00:33:00,000 この字は とっても やわらかい線で できてるので➡ 513 00:33:00,000 --> 00:33:00,914 この字は とっても やわらかい線で できてるので➡ 514 00:33:00,914 --> 00:33:02,916 手本をよく見て そっくりに書いてみましょう。 515 00:33:02,916 --> 00:33:05,919 (子供たち)はーい! 516 00:33:10,924 --> 00:33:13,927 ケン太君 筆は もっと立ててください。 517 00:33:13,927 --> 00:33:19,933 立てる? 筆は立ちません。 518 00:33:19,933 --> 00:33:23,937 横にしない… 寝せない? 519 00:33:23,937 --> 00:33:27,941 寝る? う~ん…。 520 00:33:27,941 --> 00:33:29,943 あっ 陽菜! 521 00:33:29,943 --> 00:33:30,000 もっと 「あ」は ゆっくり書きなさい! 522 00:33:30,000 --> 00:33:32,946 もっと 「あ」は ゆっくり書きなさい! 523 00:33:36,950 --> 00:33:39,953 体は真っすぐ! 524 00:33:42,956 --> 00:33:44,958 なる! 何やってんだよ。 525 00:33:44,958 --> 00:33:47,961 まったく同じに書くには これしかない! 526 00:33:47,961 --> 00:33:49,897 そういうことじゃないだろ! 527 00:33:49,897 --> 00:33:52,900 自力で そっくりに 書けるようにならないと。 528 00:33:52,900 --> 00:33:55,903 分かんねえよ! (男の子)ちゃんと教えて! 529 00:33:55,903 --> 00:33:58,906 何で まったく一緒に 書かないといけないんですか? 530 00:33:58,906 --> 00:34:00,000 (ケン太)そうだ そうだ! 531 00:34:00,000 --> 00:34:00,908 (ケン太)そうだ そうだ! 532 00:34:00,908 --> 00:34:03,911 (珠子)学級崩壊。 (ケン太)ちゃんと教えろ 先生! 533 00:34:03,911 --> 00:34:07,915 《ヤバい ヤバい まだスタートしてないのに➡ 534 00:34:07,915 --> 00:34:10,918 一番懐いてる こいつらすら まともに教えられないなんて》 535 00:34:10,918 --> 00:34:15,923 《こんなとき 学校の先生なら 親父なら どうする?》 536 00:34:15,923 --> 00:34:19,927 《普通の書道教室では どうしてるんだ?》 537 00:34:19,927 --> 00:34:21,929 《川藤!》 538 00:34:27,935 --> 00:34:30,000 ったく 何 いい先生に なろうとしてんだよ。 539 00:34:30,000 --> 00:34:30,938 ったく 何 いい先生に なろうとしてんだよ。 540 00:34:30,938 --> 00:34:33,941 あいつらが お前に 教科書どおりの授業➡ 541 00:34:33,941 --> 00:34:39,947 求めると思うか? 半田先生は半田先生だろ? 542 00:34:39,947 --> 00:34:44,952 お前の道じゃないと 俺はついていかないぞ。 543 00:34:46,954 --> 00:34:51,959 <(鳥の鳴き声) 544 00:34:59,967 --> 00:35:00,000 秋の草花書道大会! 545 00:35:00,000 --> 00:35:01,969 秋の草花書道大会! 546 00:35:01,969 --> 00:35:04,972 (子供たち)えっ? はっ? 547 00:35:04,972 --> 00:35:23,991 ♬~ 548 00:35:23,991 --> 00:35:25,993 先生。 549 00:35:25,993 --> 00:35:30,000 ♬~ 550 00:35:30,000 --> 00:35:41,008 ♬~ 551 00:35:41,008 --> 00:35:50,951 ♬~ 552 00:35:50,951 --> 00:35:54,955 (子供たち)何だこれ? 何? 何だ 何だ? 553 00:35:54,955 --> 00:35:58,959 先生がのせた花や葉っぱを よけて書くんだぞ。 554 00:35:58,959 --> 00:36:00,000 「あき」って。 555 00:36:00,000 --> 00:36:00,961 「あき」って。 556 00:36:04,965 --> 00:36:07,968 ちゃんと集中して書かないと いろんなとこ汚れるからな。 557 00:36:07,968 --> 00:36:10,971 (子供たち)はーい! 558 00:36:15,976 --> 00:36:18,979 慎重に書き過ぎると 線が もったりするから。 559 00:36:18,979 --> 00:36:21,982 はい。 うん。 560 00:36:21,982 --> 00:36:23,650 学校以外で 子供たちが➡ 561 00:36:23,650 --> 00:36:25,986 集まれる場所があるのは いいことね。 562 00:36:25,986 --> 00:36:28,989 先生って 意外と 教育者に向いてるのかも。 563 00:36:30,991 --> 00:36:33,994 これが あいつの覚悟なんだってよ。 564 00:36:33,994 --> 00:36:38,999 もっと伸びやかに。 (浩志)先生らしいな。 565 00:36:38,999 --> 00:36:42,002 おっ いいじゃん。 566 00:36:42,002 --> 00:36:46,006 川藤さん。 (川藤)うん? 567 00:36:46,006 --> 00:36:49,943 東京って どんなとこ? 568 00:36:49,943 --> 00:36:54,948 どんなとこって… 何でだ? 569 00:36:58,952 --> 00:37:00,000 どうだ みんな。 できたか? 570 00:37:00,000 --> 00:37:00,954 どうだ みんな。 できたか? 571 00:37:00,954 --> 00:37:03,957 (子供たち)はーい! 572 00:37:09,897 --> 00:37:14,902 (巌)おお! すごかね! (美和)うお~。 573 00:37:18,906 --> 00:37:21,909 俺なりに 酒屋のために 何かできないかと思って➡ 574 00:37:21,909 --> 00:37:26,914 店を閉めるまでの間でも この看板を飾ってもらおうと➡ 575 00:37:26,914 --> 00:37:29,917 書いてみました。 すごかよ。 576 00:37:29,917 --> 00:37:30,000 ざまな うちの店っぽか。 (巌)おお すごか! うん。 577 00:37:30,000 --> 00:37:33,921 ざまな うちの店っぽか。 (巌)おお すごか! うん。 578 00:37:33,921 --> 00:37:36,924 店 閉めるって決める前に 書いてくれればよかったのに。 579 00:37:36,924 --> 00:37:39,927 だったら 俺の字のために 続けてくれてもいいぞ。 580 00:37:39,927 --> 00:37:41,929 えっ? (巌)ハハハハ…。 581 00:37:41,929 --> 00:37:47,935 先生 さすがにそれは無理ばい。 まあ 現実的には そうですよね。 582 00:37:52,940 --> 00:37:55,943 どうしたの? 583 00:37:55,943 --> 00:38:00,000 先生が言ってた 字で人の心を動かすって➡ 584 00:38:00,000 --> 00:38:02,950 先生が言ってた 字で人の心を動かすって➡ 585 00:38:02,950 --> 00:38:07,888 今 さらっと分かっちゃった。 586 00:38:07,888 --> 00:38:14,895 この看板つけて 店ば 続けたいっち思っちゃった。 587 00:38:14,895 --> 00:38:18,899 私も 将来 そんな仕事ばしたか。 588 00:38:18,899 --> 00:38:20,901 美和…。 589 00:38:20,901 --> 00:38:25,906 父ちゃん 店は一回閉めるけど 私 決めたよ。 590 00:38:25,906 --> 00:38:29,910 絶対 復活させる! 山村酒店! 591 00:38:29,910 --> 00:38:30,000 (巌)いや これからは どんどん 厳しくなっとぞ。 592 00:38:30,000 --> 00:38:33,914 (巌)いや これからは どんどん 厳しくなっとぞ。 593 00:38:33,914 --> 00:38:38,919 これが 私のやりたかことよ。 お酒のこと 勉強する! 594 00:38:38,919 --> 00:38:43,924 経営のことも。 やけん 家ば継がせて! 595 00:38:45,926 --> 00:38:50,931 ちゃんと 学校の勉強もせれよ。 596 00:38:50,931 --> 00:38:54,935 それなら やってみれ。 (美和)およっ! 597 00:38:54,935 --> 00:39:00,000 (美和・巌の笑い声) 598 00:39:00,000 --> 00:39:02,943 (美和・巌の笑い声) 599 00:39:02,943 --> 00:39:04,945 おい タマ! 600 00:39:04,945 --> 00:39:19,893 ♬~ 601 00:39:19,893 --> 00:39:23,897 (珠子)私も一歩 踏み出さなきゃ。 602 00:39:23,897 --> 00:39:30,000 ♬~ 603 00:39:30,000 --> 00:39:38,912 ♬~ 604 00:39:38,912 --> 00:39:40,914 わあっ! 605 00:39:46,920 --> 00:39:49,923 (川藤)じゃあ 行くわ。 606 00:39:49,923 --> 00:39:53,927 あっ ちょっと待って。 (川藤)何するんだ? 607 00:39:53,927 --> 00:39:56,930 今 いいのが 書けそうな気がするんだ。 608 00:39:58,932 --> 00:40:00,000 どんな長文を書く気だ? 609 00:40:00,000 --> 00:40:01,935 どんな長文を書く気だ? 610 00:40:03,937 --> 00:40:09,877 川藤。 何だかんだ 協力してくれて➡ 611 00:40:09,877 --> 00:40:12,880 俺 すごくうれしいよ。 612 00:40:12,880 --> 00:40:16,884 今まで ずっと 川藤は 仕事だから➡ 613 00:40:16,884 --> 00:40:19,887 俺に構ってくれてるんだと 思ってたけど➡ 614 00:40:19,887 --> 00:40:22,890 そんなわけじゃなかった。 615 00:40:22,890 --> 00:40:27,895 ちゃんと 友達としても 心配してくれてたんだな。 616 00:40:27,895 --> 00:40:30,000 ったく… 当たり前だろ。 617 00:40:30,000 --> 00:40:30,898 ったく… 当たり前だろ。 618 00:40:30,898 --> 00:40:43,911 ♬~ 619 00:40:43,911 --> 00:40:46,914 本当に…➡ 620 00:40:46,914 --> 00:40:49,917 ありがとな! 621 00:40:51,919 --> 00:40:53,921 よし! 622 00:40:56,924 --> 00:41:00,000 川藤 俺は 書道のことに関しては 真っ先に➡ 623 00:41:00,000 --> 00:41:03,931 川藤 俺は 書道のことに関しては 真っ先に➡ 624 00:41:03,931 --> 00:41:07,868 お前に話したいと思ってるよ。 625 00:41:07,868 --> 00:41:12,873 ただ 今回は 絶対 面白いことになると思ったから➡ 626 00:41:12,873 --> 00:41:16,877 驚かせたかったんだ。 はあ? 627 00:41:16,877 --> 00:41:20,881 川藤から見たら 俺は プレッシャーから逃げてるだけだろうな。 628 00:41:20,881 --> 00:41:24,885 でも 逃げて 遠回りした道は➡ 629 00:41:24,885 --> 00:41:29,890 まだ 誰も通ってない道かもしれない。 630 00:41:29,890 --> 00:41:30,000 たまには 俺に道案内させてくれよな。 631 00:41:30,000 --> 00:41:36,897 たまには 俺に道案内させてくれよな。 632 00:41:36,897 --> 00:41:41,902 俺はやるぞ。 ちゃんと ついてこいよ。 633 00:41:45,906 --> 00:41:53,914 なかなか 味のある 字が書けたんじゃないのか? 634 00:41:53,914 --> 00:42:00,000 気に入ったなら お前にやるよ。 タイトルは? 635 00:42:00,000 --> 00:42:00,921 気に入ったなら お前にやるよ。 タイトルは? 636 00:42:00,921 --> 00:42:05,926 『川』 (川藤)フフッ… まんまだな。 637 00:42:05,926 --> 00:42:14,935 まあ でも もらっといてやるか。 友情の印に。 638 00:42:14,935 --> 00:42:16,937 仲直し。 639 00:42:18,939 --> 00:42:24,945 あーあ まさか こんな穏やかな別れになるとはな。 640 00:42:24,945 --> 00:42:28,949 最初は 殴ってでも 連れて帰ろうと思ってたけど。 641 00:42:28,949 --> 00:42:30,000 なるに感謝しねえとな。 なる? 642 00:42:30,000 --> 00:42:33,954 なるに感謝しねえとな。 なる? 643 00:42:33,954 --> 00:42:36,957 うん? ああ。 東京で別れてから➡ 644 00:42:36,957 --> 00:42:39,960 毎日のように お前と 仲直りしろ 仲直りしろって➡ 645 00:42:39,960 --> 00:42:43,964 電話してきてな。 646 00:42:43,964 --> 00:42:47,968 小さい行動に いつも 救われてるよ。 647 00:42:47,968 --> 00:42:51,972 お前が人に感謝するなんて 天変地異だな。 648 00:42:51,972 --> 00:42:55,976 うるせえ! 俺は感謝し 感謝される男だ。 649 00:42:55,976 --> 00:42:57,978 ハハハ…。 650 00:43:01,982 --> 00:43:06,920 空港まで 郷長に送ってもらうか? いや タクシー呼ぶよ。 651 00:43:09,923 --> 00:43:13,927 あっ もしもし タクシー 1台 お願いします。 652 00:43:13,927 --> 00:43:18,932 場所は 七ツ岳の…。➡ 653 00:43:18,932 --> 00:43:21,935 半田書道教室まで。 654 00:43:36,950 --> 00:43:39,953 なる! 655 00:43:48,962 --> 00:43:53,967 (一同) 頑張れ! いってらっしゃい!➡ 656 00:43:53,967 --> 00:43:57,971 頑張れ またね! 657 00:44:00,974 --> 00:44:03,977 これでお別れだな。 658 00:44:09,917 --> 00:44:12,920 このドラマの…。