1 00:00:01,748 --> 00:00:03,684 取れてねえと あくが すげえからな。 2 00:00:03,684 --> 00:00:06,984 それから ぶつ切りにする。 3 00:00:11,758 --> 00:00:15,429 ああ お前 駄目だよ それじゃあ。 まだ 脂残ってんだろ?➡ 4 00:00:15,429 --> 00:00:18,765 それだと フォンが 白く濁っちゃうんだよ。 5 00:00:18,765 --> 00:00:21,765 はい。 よし。 6 00:00:34,014 --> 00:00:36,416 (ゆり)何で ここで 商売をするのに あの人たちに➡ 7 00:00:36,416 --> 00:00:38,352 場所代を払わないと いけないんですか? 8 00:00:38,352 --> 00:00:41,088 相手に正しい事を主張すべきです。 9 00:00:41,088 --> 00:00:43,423 (五十八)そんだけ言うんやったら 分かった。 10 00:00:43,423 --> 00:00:49,096 ゆりは それを 伝えられる自信はあるんやな? 11 00:00:49,096 --> 00:00:53,967 [ 回想 ] (はな)ゆりはね 強う見えても➡ 12 00:00:53,967 --> 00:01:00,440 ここいうところで 自分を貫けへんところがあるの。 13 00:01:00,440 --> 00:01:05,779 最後の最後 そこが心配。 14 00:01:05,779 --> 00:01:08,115 (栄輔) ほんまに 行かせるんですか? 15 00:01:08,115 --> 00:01:10,415 ああ。 16 00:01:18,458 --> 00:01:23,797 根本さんですよね? (根本)そうや。 17 00:01:23,797 --> 00:01:30,137 <果たして ゆりの思いは 闇市の人々に➡ 18 00:01:30,137 --> 00:01:33,407 届くのでしょうか> 19 00:01:33,407 --> 00:01:41,748 ♬~ 20 00:01:41,748 --> 00:01:50,424 ♬「『雨上がりの空に 七色の虹が架かる』」 21 00:01:50,424 --> 00:01:54,294 ♬「って そんなに単純じゃない」 22 00:01:54,294 --> 00:02:01,068 ♬「この夢想家でも それくらい理解ってる」 23 00:02:01,068 --> 00:02:09,443 ♬「大量の防腐剤 心の中に忍ばせる」 24 00:02:09,443 --> 00:02:13,780 ♬「晴れた時ばっかじゃない」 25 00:02:13,780 --> 00:02:20,454 ♬「湿った日が続いても 腐らぬように」 26 00:02:20,454 --> 00:02:29,129 ♬「たとえば 100万回のうち たった一度ある奇跡」 27 00:02:29,129 --> 00:02:36,403 ♬「下を向いてばかりいたら 見逃してしまうだろう」 28 00:02:36,403 --> 00:02:42,075 ♬「さぁ 空に架かる虹を今日も信じ」 29 00:02:42,075 --> 00:02:46,747 ♬「歩き続けよう」 30 00:02:46,747 --> 00:02:53,086 ♬「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」 31 00:02:53,086 --> 00:02:56,957 ♬「虹は もうそこにある」 32 00:02:56,957 --> 00:03:03,730 ♬「きっと 虹は もうここにある」 33 00:03:03,730 --> 00:03:10,103 (玉井)何や? 根本さんですよね? 34 00:03:10,103 --> 00:03:12,403 そうや。 35 00:03:13,974 --> 00:03:21,448 私は 野上ゆりといいます。 あの… 私 不思議で➡ 36 00:03:21,448 --> 00:03:24,785 たまらないんですけど どうして 闇市の場所代を➡ 37 00:03:24,785 --> 00:03:29,656 あなたが取るんですか? 地主でも 大家さんでも ありませんよね。 38 00:03:29,656 --> 00:03:33,656 (玉井)こら アホ。 何 抜かしとんねん。 おい 玉井。 39 00:03:40,267 --> 00:03:45,967 声が小そうて よう聞こえへんわ! 40 00:03:52,746 --> 00:03:57,417 (玉井) この辺はな むか~し昔からな➡ 41 00:03:57,417 --> 00:04:04,091 この根本さんが 仕切っとんねん。 ヘヘッ。 42 00:04:04,091 --> 00:04:07,761 それなら 見直して下さい! 43 00:04:07,761 --> 00:04:13,100 (玉井)ハハハッ アホか。 何の権利があって言うとんねん。 44 00:04:13,100 --> 00:04:15,769 そんな 調子に乗っとったら お前…。 45 00:04:15,769 --> 00:04:18,769 おい 玉井 やめとけ。 46 00:04:21,641 --> 00:04:31,118 かわいそうに…。 ねえちゃん 震えとるやないか。 47 00:04:31,118 --> 00:04:42,062 (笑い声) 48 00:04:42,062 --> 00:04:47,062 (五十八)ゆり もうええやろ。 49 00:04:48,935 --> 00:04:53,235 今日は これで失礼します。 50 00:05:05,285 --> 00:05:09,756 (五十八)世の中には 理屈で通らん事もある。➡ 51 00:05:09,756 --> 00:05:13,627 商売をやっとったら そんな事の連続や。 52 00:05:13,627 --> 00:05:19,432 そういう事と どないして 対じしていくか➡ 53 00:05:19,432 --> 00:05:26,306 どないして解決するか。 打開策が見つかるかどうかで➡ 54 00:05:26,306 --> 00:05:30,006 その先が 違うてくる。 55 00:05:34,381 --> 00:05:37,081 (すみれ)お姉ちゃん…。 56 00:05:46,960 --> 00:05:50,730 やり過ぎてしもたかな…。 57 00:05:50,730 --> 00:05:55,402 世の中を知る事が 大事やと思うたんやけど➡ 58 00:05:55,402 --> 00:06:00,740 間違うたかなぁ。 (忠一郎)間違うてたか➡ 59 00:06:00,740 --> 00:06:06,613 そうやなかったか 分かるのは まだまだ 先の事と違いますか? 60 00:06:06,613 --> 00:06:09,082 (ため息) 61 00:06:09,082 --> 00:06:13,753 旦那様は 背中で 見せてやってたら ええんです。 62 00:06:13,753 --> 00:06:18,091 背中か…。 へえ。 63 00:06:18,091 --> 00:06:23,763 それにしても あの環境で 育ってきた ゆりお嬢様が➡ 64 00:06:23,763 --> 00:06:31,438 何で こんな所で… ふびんで ふびんで➡ 65 00:06:31,438 --> 00:06:36,276 涙が出てきます。 泣くな。 66 00:06:36,276 --> 00:06:42,048 それにしても… 闇市に ほとんど おなごなんて➡ 67 00:06:42,048 --> 00:06:45,719 いてないじゃないですか! 68 00:06:45,719 --> 00:06:52,058 こんな治安の悪い所に 何で ゆりお嬢様が➡ 69 00:06:52,058 --> 00:06:56,396 おらないかんのですか! ウッウッウッ…。 70 00:06:56,396 --> 00:07:00,066 そうか…。 71 00:07:00,066 --> 00:07:03,403 (忠一郎の泣き声) 72 00:07:03,403 --> 00:07:07,741 泣くな。 わしが 泣かしとるみたいやないか。 73 00:07:07,741 --> 00:07:11,411 ほっていかんといて… 旦那様~! 74 00:07:11,411 --> 00:07:15,749 (ラジオ)「平川先生の英語会話の 時間でございます」。 75 00:07:15,749 --> 00:07:18,652 ♬~(ラジオ) 76 00:07:18,652 --> 00:07:24,352 何で 今頃になって 英語なんか…。 (ため息) 77 00:07:32,032 --> 00:07:36,369 (潔)やっぱり ゆりは おもろい女やなぁ。 78 00:07:36,369 --> 00:07:41,669 わしが言いたい事を 全部 言うてくれたわ。 79 00:07:44,044 --> 00:07:52,385 潔さん。 私とあなたは 同志なんかやなかったんやな。 80 00:07:52,385 --> 00:07:57,257 何や 急に…。 潔さんは いつも そう。 81 00:07:57,257 --> 00:08:00,727 考えてる事を 私に相談してくれない。 82 00:08:00,727 --> 00:08:06,066 そんな事はない。 同志やから 信頼してるからこそ➡ 83 00:08:06,066 --> 00:08:10,066 細かい事 いちいち 言わへんのや。 84 00:08:11,738 --> 00:08:19,412 わしと ゆりは 似てる。 せやから 結婚したいと思うたんや。 85 00:08:19,412 --> 00:08:25,112 今は 苦しいやろうが ついてきてくれ。 86 00:08:31,992 --> 00:08:36,696 今は… 一人にして。 87 00:08:36,696 --> 00:08:49,696 ♬~ 88 00:09:01,921 --> 00:09:04,921 (英語で) 89 00:09:26,046 --> 00:09:30,750 (リサ)サンキュー! サンキュー。 90 00:09:30,750 --> 00:09:33,653 サンキュー! 91 00:09:33,653 --> 00:09:44,697 ♬~ 92 00:09:44,697 --> 00:09:50,370 君ちゃん よかったね。 (君枝)よかった~! 93 00:09:50,370 --> 00:09:53,039 パッチワークなら みんなの洋服 解いたり➡ 94 00:09:53,039 --> 00:09:57,039 はぎれを つなぎ合わせて できる 思うたの。 95 00:09:59,379 --> 00:10:02,048 ん? 96 00:10:02,048 --> 00:10:17,397 ♬~ 97 00:10:17,397 --> 00:10:20,097 (昭一)君枝! 98 00:10:22,735 --> 00:10:26,435 走らんでええ! 走るな。 99 00:10:28,408 --> 00:10:35,081 君枝… 具合悪うなったら どないするんや。 100 00:10:35,081 --> 00:10:40,381 そんな事 どうでもええの…。 101 00:10:41,955 --> 00:10:49,955 <ついに 君枝ちゃんのご主人 昭一さんも帰ってきました> 102 00:10:56,769 --> 00:11:00,106 昭一…。 103 00:11:00,106 --> 00:11:02,806 母さん! 104 00:11:05,445 --> 00:11:09,782 ただいま帰りました。 105 00:11:09,782 --> 00:11:13,653 お帰り…。 106 00:11:13,653 --> 00:11:17,353 よう 帰ってきてくれて…! 107 00:11:22,362 --> 00:11:27,662 疲れたでしょう? さあ 行きましょう。 はい。 108 00:11:38,411 --> 00:11:44,284 (明美)旦那さんが帰ってきたら こんな事になるんやな。 109 00:11:44,284 --> 00:12:09,776 ♬~ 110 00:12:09,776 --> 00:12:13,646 うわ~! 111 00:12:13,646 --> 00:12:16,115 とりあえず 今日は これだけですけど➡ 112 00:12:16,115 --> 00:12:20,453 明日には もっと ぎょうさん 集めときます。 ありがとう。 113 00:12:20,453 --> 00:12:23,790 お代は ちゃんとお支払いします。 お店の品物も➡ 114 00:12:23,790 --> 00:12:26,459 ちょっとは売れてるのよ。 115 00:12:26,459 --> 00:12:30,797 ほう~ 売れてんのか? 一度 買うた人が➡ 116 00:12:30,797 --> 00:12:35,797 もういっぺん 来てくれたの。 ええもんやからな。 117 00:12:38,404 --> 00:12:42,275 (五十八)ああ ゆり。➡ 118 00:12:42,275 --> 00:12:48,275 ええ機会や。 潔君に 今後の事を話そ 思うとったんや。 119 00:12:53,953 --> 00:12:57,757 お義父さんの話は 見当がつきます。 120 00:12:57,757 --> 00:13:00,426 ほう。 121 00:13:00,426 --> 00:13:05,098 うちの商品が気に食わんのも 当然や思います。 122 00:13:05,098 --> 00:13:11,437 こんなもんは 坂東営業部の 商売やないいう思いは➡ 123 00:13:11,437 --> 00:13:15,775 わしも ゆりも持ってます。 そやな。 124 00:13:15,775 --> 00:13:22,649 その場しのぎの連続や。 いや その場がしのげたら まだ ましか。 125 00:13:22,649 --> 00:13:26,419 いつ終わっても おかしない。 そやけど➡ 126 00:13:26,419 --> 00:13:31,324 ほかに方法はない思います。 そやろか? 127 00:13:31,324 --> 00:13:38,731 この状況の中 お義父さんなら どないするんですか? 128 00:13:38,731 --> 00:13:45,071 わしやったら 保証をつける。 え? 129 00:13:45,071 --> 00:13:49,409 これは ええもんやと ほんまに 自分で言えるもんしか売らん。 130 00:13:49,409 --> 00:13:53,409 そして 信用を得る。 131 00:13:56,749 --> 00:14:01,621 焦るな。 「急がば回れ」。 132 00:14:01,621 --> 00:14:09,921 それが 商売の… いや 人生の基本や。 133 00:14:18,771 --> 00:14:21,674 すみれ 気を付けてね。 134 00:14:21,674 --> 00:14:26,112 うん。 わしが ちゃんと 送り届けます。 135 00:14:26,112 --> 00:14:28,448 よろしくね。 136 00:14:28,448 --> 00:14:32,051 頑張ってるんやねぇ すごいわ。 137 00:14:32,051 --> 00:14:37,390 ありがとう。 お姉ちゃんに 褒められると うれしいわ。 138 00:14:37,390 --> 00:14:41,060 子どもの頃から ずっとやね。 139 00:14:41,060 --> 00:14:45,060 すみれは ええねぇ。 140 00:14:46,733 --> 00:14:52,071 あ… 暗くなる前に帰り。 うん。 141 00:14:52,071 --> 00:14:57,371 お姉ちゃん またね。 また すぐ来るからね。 うん。 142 00:15:05,618 --> 00:15:10,089 <いろいろあっても 前に進まなければ➡ 143 00:15:10,089 --> 00:15:13,960 何も始まりません。➡ 144 00:15:13,960 --> 00:15:21,960 その進むべき道がある事自体が 幸せなのです>