1 00:00:01,235 --> 00:00:29,429 ♬~ 2 00:00:34,501 --> 00:00:36,837 え~ 何だろう? これ。 3 00:00:36,837 --> 00:00:41,675 蔵をね 整理してたら こんなものが出てきましたよ。 4 00:00:41,675 --> 00:00:44,678 ほうほう…。 浴衣ですね。 5 00:00:44,678 --> 00:00:47,614 あ~。 6 00:00:47,614 --> 00:00:50,617 あったっけな? うちに こんな浴衣。 7 00:00:52,319 --> 00:00:56,189 いいんですか? 勝手に着ちゃって。 8 00:00:56,189 --> 00:00:58,191 でも ぴったりですね。 9 00:01:05,866 --> 00:01:10,070 日本の夏の風物詩 「浴衣」。 10 00:01:15,108 --> 00:01:22,015 主に木綿で作られ 涼しく過ごす工夫が 随所に施されています。 11 00:01:33,327 --> 00:01:37,631 例えば表面を格子の凹凸で 浮き立たせて➡ 12 00:01:37,631 --> 00:01:41,435 生地が肌に はりつかないようにしたもの。 13 00:01:44,504 --> 00:01:49,409 柄や染色も 浴衣ならではの特徴があります。 14 00:01:52,179 --> 00:01:59,586 例えば こちら。 染料をたっぷり注ぐ 「注染」という伝統技法。 15 00:02:02,689 --> 00:02:05,592 江戸の粋な形がありました。 16 00:02:12,766 --> 00:02:16,370 歌舞伎俳優の片岡愛之助さん。 17 00:02:19,473 --> 00:02:22,576 浴衣は なくてはならない存在です。 18 00:02:29,950 --> 00:02:35,255 歌舞伎俳優ならでは こだわりの浴衣がありました。 19 00:02:37,491 --> 00:02:41,395 着こなしから 最新の浴衣まで。 20 00:02:41,395 --> 00:02:48,201 今日は着て涼しく めでても涼しい 浴衣の世界をご紹介します。 21 00:03:01,481 --> 00:03:05,385 京都市上京区の呉服店です。 22 00:03:14,494 --> 00:03:18,799 店主の小宮たつみさんは 夏の3か月間➡ 23 00:03:18,799 --> 00:03:25,806 接客 外出 自宅での生活 全てを浴衣で過ごします。 24 00:03:29,943 --> 00:03:38,652 夏の間は もう京都の夏は本当に暑いので 日中も浴衣で。 25 00:04:03,543 --> 00:04:08,048 浴衣の生地の多くは 木綿でできています。 26 00:04:11,284 --> 00:04:14,187 こちらは「綿コーマ」。 27 00:04:14,187 --> 00:04:20,961 糸を紡ぐ際に コーミングを行った 「コーマ糸」を使います。 28 00:04:20,961 --> 00:04:25,866 けばだちが少なく ツルッとした肌触りが特徴です。 29 00:04:33,540 --> 00:04:41,348 こちらは生地に隙間を作る「からみ織」 という技法でできた「綿絽」。 30 00:04:48,889 --> 00:04:55,095 風通しが良く 見た目にも着心地にも 涼しさをもたらします。 31 00:05:05,972 --> 00:05:09,676 そして こちらは絞り生地。 32 00:05:15,148 --> 00:05:21,555 表面に凹凸があり 肌に密着しない ふんわりとした肌触りです。 33 00:05:50,016 --> 00:05:52,219 今日 最初のツボは… 34 00:06:05,966 --> 00:06:09,569 新潟県長岡市栃尾。 35 00:06:09,569 --> 00:06:15,275 ここは古くから つむぎ織物の産地として栄えてきました。 36 00:06:24,885 --> 00:06:30,490 昭和20年ごろから続く つむぎ織物の工房です。 37 00:06:41,768 --> 00:06:46,172 織っているのは「紅梅織」と呼ばれる 生地です。 38 00:07:03,657 --> 00:07:09,663 格子状に太い糸を織り込むことで 生地に凹凸を作るのです。 39 00:07:15,568 --> 00:07:19,539 浴衣では 綿の紅梅織が一般的ですが➡ 40 00:07:19,539 --> 00:07:23,843 こちらの工房では さらに一工夫しています。 41 00:07:28,581 --> 00:07:32,485 綿の他に絹糸を使うのです。 42 00:07:57,610 --> 00:08:00,213 絹を使った紅梅織は➡ 43 00:08:00,213 --> 00:08:04,918 これまで夏の着物の生地として 使われてきましたが➡ 44 00:08:04,918 --> 00:08:09,723 最近では浴衣の生地としても 使われるようになりました。 45 00:08:14,728 --> 00:08:18,832 特徴は何と言っても その透け感。 46 00:08:18,832 --> 00:08:23,136 そして絹糸による滑らかな肌触りです。 47 00:08:39,686 --> 00:08:43,223 夏を涼しく過ごす。 48 00:08:43,223 --> 00:08:47,627 先人たちの工夫が詰まった浴衣です。 49 00:09:00,206 --> 00:09:02,208 あれ? 50 00:09:06,413 --> 00:09:08,648 おじいちゃん? 51 00:09:08,648 --> 00:09:10,650 う~ん…。 52 00:09:16,723 --> 00:09:19,325 やっぱり そうだ。 53 00:09:19,325 --> 00:09:22,996 亡くなった おじいちゃんだ。 54 00:09:22,996 --> 00:09:24,931 何じゃ これ。 55 00:09:24,931 --> 00:09:29,135 おじいちゃん! 僕 正雄。 56 00:09:35,542 --> 00:09:37,777 そうだ。 57 00:09:37,777 --> 00:09:42,382 あの浴衣 おじいちゃんの浴衣だ。 58 00:09:53,693 --> 00:09:57,263 歌舞伎俳優の片岡愛之助さん。 59 00:09:57,263 --> 00:10:04,471 歌舞伎はもちろん さまざまなドラマでの 演技で注目を浴びる人気俳優です。 60 00:10:07,874 --> 00:10:13,680 そんな片岡愛之助さんにとって 浴衣は特別な存在だといいます。 61 00:10:18,818 --> 00:10:21,387 どう言えばいいんですかね… ふだん 浴衣って皆さん➡ 62 00:10:21,387 --> 00:10:24,190 おそらく夏しか 着られないじゃないですか。 63 00:10:24,190 --> 00:10:26,192 僕らってのは もちろん… 64 00:10:38,538 --> 00:10:40,473 二重に合わせてるんですね。 65 00:10:40,473 --> 00:10:44,844 それは化粧 顔をする時に おしろいで汚れたりしますので➡ 66 00:10:44,844 --> 00:10:47,347 そういうふうにして重ねて着ますもので… 67 00:10:54,420 --> 00:10:58,158 歌舞伎公演の楽屋着としては もちろんのこと➡ 68 00:10:58,158 --> 00:11:01,461 稽古の時も浴衣は欠かせません。 69 00:11:08,401 --> 00:11:13,106 僕ら お稽古着でもありますので 結構 長めに 大きめに作ってますね。 70 00:11:13,106 --> 00:11:17,777 たもとを使ったりする踊りの振りが あったりとかもしますので➡ 71 00:11:17,777 --> 00:11:20,980 やはり結構 たもと 長めにできてますね。 72 00:11:20,980 --> 00:11:26,219 懐手 こう入れたりするところに やっぱり入りやすくなるように常々。 73 00:11:26,219 --> 00:11:32,125 ですから楽屋で着る物は 稽古着から 部屋着に おろすことも多いですね。 74 00:11:34,827 --> 00:11:38,131 そして柄にも ご注目。 75 00:11:41,334 --> 00:11:46,039 ここにも歌舞伎俳優ならではの こだわりがありました。 76 00:11:51,010 --> 00:11:54,814 こちらはですね 私の家が 片岡家が「松嶋屋」なもので➡ 77 00:11:54,814 --> 00:11:57,817 この松ですね 松葉を散らしております。 78 00:11:57,817 --> 00:12:02,488 そして私の家紋が「追いかけ五枚銀杏」と 申しまして➡ 79 00:12:02,488 --> 00:12:05,258 銀杏が五枚 追いかけてるように なってるんですけれども。 80 00:12:05,258 --> 00:12:07,794 ですから その銀杏も散らしております。 81 00:12:07,794 --> 00:12:11,397 松葉と銀杏を散らしたものに なっております。 82 00:12:11,397 --> 00:12:15,868 同じ片岡家でも それぞれ自分たちで 作るというふうなものなので➡ 83 00:12:15,868 --> 00:12:20,607 それぞれ違いますね。 しかも これ 売っているものではありませんので。 84 00:12:20,607 --> 00:12:23,009 帯の締め方は どうでしょう? 85 00:12:23,009 --> 00:12:25,478 締め方 よくぞ聞いてくださいました。 86 00:12:25,478 --> 00:12:32,051 私 片岡家は上方の役者の家で ございますから 上方の関西の手なんです。 87 00:12:32,051 --> 00:12:34,954 関西手と。 88 00:12:34,954 --> 00:12:40,360 これがですね 関西手なんですね。 手が こう伸びてる。 89 00:12:43,496 --> 00:12:48,268 そしてですね 関東手というのが これが こっちへ来るんですね。 90 00:12:48,268 --> 00:12:50,937 こういうことなんです。 今 こういうことになってるじゃないですか。 91 00:12:50,937 --> 00:12:52,872 これを こうなんですね。 92 00:12:52,872 --> 00:12:58,177 ですから回す 締める方向というか 向きも違うんですね。 反対なんです。 93 00:13:10,790 --> 00:13:12,792 ですから まあ 何でしょうね… 94 00:13:24,937 --> 00:13:27,640 今日 二つ目のツボは… 95 00:13:42,088 --> 00:13:45,391 浴衣の始まりは平安時代。 96 00:13:45,391 --> 00:13:48,728 蒸し風呂に入る時に やけどをしないように着た➡ 97 00:13:48,728 --> 00:13:51,931 「湯帷子」が始まりだと言われています。 98 00:13:56,402 --> 00:14:02,308 安土桃山時代には 湯上がりに 肌の水分を吸い取らせる目的で➡ 99 00:14:02,308 --> 00:14:05,778 用いられるようになりました。 100 00:14:05,778 --> 00:14:12,785 江戸時代には そのまま外に 出かけるようになり 町人文化として普及。 101 00:14:16,422 --> 00:14:22,228 盆踊りや花見など 浴衣で出かけることが流行しました。 102 00:14:26,566 --> 00:14:31,971 おしゃれとして 浴衣ならではの さまざまな柄も生まれたのです。 103 00:14:41,080 --> 00:14:46,285 天保13年創業の老舗の呉服店があります。 104 00:14:51,824 --> 00:14:54,994 こちらでは江戸時代から現在まで➡ 105 00:14:54,994 --> 00:14:59,098 何万という柄の浴衣を 作り続けてきました。 106 00:15:37,236 --> 00:15:39,472 これは 銀杏の柄ですよね。 107 00:15:39,472 --> 00:15:42,708 銀杏の柄っていうのは 銀杏って秋じゃないか。 108 00:15:42,708 --> 00:15:46,579 何で夏なの?というふうなことを 聞かれるわけですけども➡ 109 00:15:46,579 --> 00:15:50,383 浴衣は少しずつ少しずつ 先のものを入れていく。 110 00:15:50,383 --> 00:15:52,452 あるいは涼しい時のものを入れる。 111 00:15:52,452 --> 00:15:55,354 ですから雪の柄なんての 入ってるわけですね。 112 00:15:55,354 --> 00:16:00,760 それをご覧になった方は「涼しそうだな」 って よけい感じるわけです。 113 00:16:00,760 --> 00:16:05,064 こちらは藍染めの浴衣です。 114 00:16:08,968 --> 00:16:12,972 ここにも秋を表す もみじが。 115 00:16:24,884 --> 00:16:29,121 季節を先取りする 江戸の粋。 116 00:16:29,121 --> 00:16:32,124 今でも受け継がれる伝統です。 117 00:16:46,305 --> 00:16:49,208 色使いにも特徴があります。 118 00:16:56,949 --> 00:17:06,359 紺や白が中心ですが 色を使う場合も 派手になりすぎず 淡く さりげなく。 119 00:17:13,399 --> 00:17:18,404 浴衣を染めるには 和紙でできた型紙を使います。 120 00:17:20,306 --> 00:17:24,911 こちらには数千もの型紙があると いいます。 121 00:17:29,949 --> 00:17:34,754 この型紙を使った 伝統的な染め方があります。 122 00:17:40,993 --> 00:17:44,196 「注染」と呼ばれる技法。 123 00:17:51,604 --> 00:17:54,073 生地に型紙をセットして➡ 124 00:17:54,073 --> 00:17:59,278 「糊おき」と呼ばれる 糊を塗る作業から始まります。 125 00:18:06,352 --> 00:18:11,958 染めない場所に糊を置き その部分が染まらないように。 126 00:18:16,662 --> 00:18:22,268 糊は海藻と土 おがくずを混ぜて作ります。 127 00:18:28,774 --> 00:18:33,779 色を変える場所にも 糊で防波堤を作ります。 128 00:18:39,085 --> 00:18:41,687 そして染色。 129 00:18:41,687 --> 00:18:47,893 「どひん」と呼ばれる じょうろのような 道具で染料を注ぎ込んでいきます。 130 00:18:53,299 --> 00:18:59,405 こうして染料を注ぐことから 注染と呼ばれます。 131 00:18:59,405 --> 00:19:05,911 最後に下から空気で染料を吸い込み 生地に密着。 132 00:19:10,416 --> 00:19:14,320 糊を水で洗い流せば完成です。 133 00:19:20,092 --> 00:19:25,097 注染で染めた生地には ある特徴があります。 134 00:19:27,933 --> 00:19:34,040 それは表と裏で 全く同じ柄が 染め上がるのです。 135 00:19:48,788 --> 00:19:54,593 江戸庶民の着物として 大きく発展した浴衣の柄。 136 00:19:56,629 --> 00:20:01,367 そこには「ふだん使いの中でも おしゃれをしたい」という➡ 137 00:20:01,367 --> 00:20:05,071 こだわりの美学がありました。 138 00:20:14,914 --> 00:20:17,316 おじいちゃん 懐かしいね。 139 00:20:19,485 --> 00:20:21,687 よく叱られたっけ。 140 00:20:24,290 --> 00:20:29,295 怒った おじいちゃん 本当 怖かったよ。 141 00:20:31,997 --> 00:20:38,304 お~い! そろそろ正雄が 学校から帰ってくる時分じゃないか? 142 00:20:38,304 --> 00:20:41,173 あるのか? おやつ。 143 00:20:41,173 --> 00:20:43,509 え? 144 00:20:43,509 --> 00:20:45,711 えっ ない? 145 00:20:47,947 --> 00:20:52,284 しょうがないね。 買ってくるよ。 146 00:20:52,284 --> 00:20:55,087 わしが買ってきたって言うなよ。 147 00:20:57,022 --> 00:20:59,024 おじいちゃん…。 148 00:21:11,537 --> 00:21:15,441 着物スタイリストの石田節子さん。 149 00:21:15,441 --> 00:21:20,246 CMや雑誌など 幅広く活躍しています。 150 00:21:22,181 --> 00:21:27,586 浴衣の着こなしには いくつかのポイントがあるといいます。 151 00:21:30,890 --> 00:21:33,392 その一つが襟元。 152 00:21:53,546 --> 00:21:56,248 こう ショートだったら もっと全然 普通に➡ 153 00:21:56,248 --> 00:21:58,517 つけちゃっても おかしいことではないです。 154 00:21:58,517 --> 00:22:02,688 襟を抜けば抜くほど 肩が落ちるように見えるんですよ。 155 00:22:02,688 --> 00:22:04,623 あと 色っぽくなりますよね。 156 00:22:04,623 --> 00:22:08,494 ふだん着てる方が それだと ちょっとね 色っぽすぎちゃうんで➡ 157 00:22:08,494 --> 00:22:11,697 まあ 清潔感もあり~のってなると➡ 158 00:22:11,697 --> 00:22:14,900 ちょっと抜くぐらいのほうが いいかなとは思います。 159 00:22:20,806 --> 00:22:27,112 帯は着物の帯の半分の幅 「半幅帯」を使用します。 160 00:22:29,648 --> 00:22:33,819 半分の幅は結びやすいから。 帯揚げと帯締めが要らないし➡ 161 00:22:33,819 --> 00:22:38,023 ささって結んで ちょっと出かけられる という感覚ですかね。 162 00:22:41,260 --> 00:22:44,663 長いけど… でも これも かわいいかなと思う。 163 00:22:46,899 --> 00:22:49,735 結び方も さまざまです。 164 00:22:49,735 --> 00:22:54,940 こちらは「矢」の文字のように結ぶ 「やの字結び」。 165 00:22:54,940 --> 00:22:59,945 平たく結ぶことによって 落ち着いた印象を与えます。 166 00:23:05,251 --> 00:23:08,153 こちらは帯を数回 巻きつける➡ 167 00:23:08,153 --> 00:23:13,459 「割角出し」と呼ばれる結び方を アレンジしたものです。 168 00:23:17,830 --> 00:23:23,335 粋と かわいらしさを併せ持った 大人の結び方です。 169 00:23:26,572 --> 00:23:32,478 一方 こちらは定番の文庫結びを アレンジしたもの。 170 00:23:42,388 --> 00:23:49,695 浴衣は 特にルールはないので いろいろ楽しめると石田さんは言います。 171 00:23:53,832 --> 00:23:57,202 半幅って 昔は自分で縫ってたもんだから➡ 172 00:23:57,202 --> 00:24:02,474 だから ちょいちょいって 着れるような 感じで縫ってたと思うんですよ。 173 00:24:02,474 --> 00:24:04,877 それが今 ファッションになって➡ 174 00:24:04,877 --> 00:24:07,780 それで いろんな結び方で 遊ぶっていう感覚なんですね。 175 00:24:07,780 --> 00:24:11,116 だから特に結び方は こうじゃなきゃ いけないっていうのはないんですが➡ 176 00:24:11,116 --> 00:24:14,119 好みですかね。 好みで いろいろ。 177 00:24:16,655 --> 00:24:19,058 今日 最後のツボは… 178 00:24:31,470 --> 00:24:35,207 東京・台東区の写真スタジオ。 179 00:24:35,207 --> 00:24:39,812 この日 浴衣の写真撮影が 行われていました。 180 00:24:43,282 --> 00:24:46,785 ここを見せる。 ここです。 ここを見せたいんです。 181 00:24:48,620 --> 00:24:51,523 ここの手を 開いちゃってていいんです。 182 00:24:51,523 --> 00:24:53,826 何か それで体 触ってる。 183 00:24:53,826 --> 00:24:55,828 そうそうそう… もうちょい下のほうにね。 184 00:24:58,397 --> 00:25:02,001 浴衣デザイナーの芝崎るみさん。 185 00:25:04,636 --> 00:25:10,542 撮影していたのは 芝崎さんがデザインした新作の浴衣。 186 00:25:12,378 --> 00:25:19,084 綿の生地に「観世音菩薩」の文字が 注染の技法で染められています。 187 00:25:22,054 --> 00:25:26,392 実は 観音菩薩の白地の着物を 着るっていうのは➡ 188 00:25:26,392 --> 00:25:29,928 映画とか歌舞伎で わりと出てくるパターンで➡ 189 00:25:29,928 --> 00:25:34,933 ちょっと それにあやかって現実 作ったら どうなるかなと思って作りました。 190 00:25:37,736 --> 00:25:40,672 芝崎さんは着物図案会社で➡ 191 00:25:40,672 --> 00:25:45,277 着物のデザインを手がけた後 独立しました。 192 00:25:55,721 --> 00:26:00,325 伝統技法に こだわりながらも 独創的なデザインで➡ 193 00:26:00,325 --> 00:26:06,031 アーティストをはじめ 海外の人たちからも注目されています。 194 00:26:09,068 --> 00:26:15,941 芝崎さんの制作は アイデアを 書き留めることから始まります。 195 00:26:15,941 --> 00:26:18,710 未来は現在の延長ではない。 196 00:26:18,710 --> 00:26:21,613 宇宙や未来は だめの法則。 197 00:26:21,613 --> 00:26:25,217 必ず失敗するとか 経験したことでないと だめとか。 198 00:26:49,675 --> 00:26:54,379 芝崎さんのデザインのテーマは 多岐にわたります。 199 00:26:58,484 --> 00:27:05,791 こちらは花と 花を顕微鏡で見た時の 産毛を表現しています。 200 00:27:10,629 --> 00:27:16,635 こちらは芝崎さんが考える 未来の姿を描いたもの。 201 00:27:22,307 --> 00:27:26,879 テーマは「未来を支配する 量子コンピューターが➡ 202 00:27:26,879 --> 00:27:32,985 占いや神社 仏閣のように 当たり前になる世界」。 203 00:27:32,985 --> 00:27:37,589 こちらも注染の染色技術で描いています。 204 00:27:45,130 --> 00:27:49,001 こちら 何の柄だと思いますか? 205 00:27:49,001 --> 00:27:51,303 なんと血管。 206 00:27:56,742 --> 00:28:00,212 日本の夏に寄り添ってきた浴衣。 207 00:28:00,212 --> 00:28:03,815 その世界は まだまだ広がります。 208 00:28:08,921 --> 00:28:11,924 草刈さん 風邪ひきますよ! 209 00:28:13,659 --> 00:28:17,029 あ…。 210 00:28:17,029 --> 00:28:19,031 夢。 211 00:28:43,155 --> 00:28:45,257 おじいちゃん…。 212 00:28:47,392 --> 00:28:51,263 おやつ おいしかったよ。 213 00:28:51,263 --> 00:28:53,966 また一緒に食べたいな。