1 00:00:02,169 --> 00:00:29,463 ♬~ 2 00:00:37,971 --> 00:00:39,973 何だ これ…。 3 00:00:39,973 --> 00:00:42,576 あれ? 何だ これ 閉まんないな。 4 00:00:45,479 --> 00:00:48,949 この家 もう… 寿命かね? 5 00:00:48,949 --> 00:00:52,819 寿命!? この家は まだまだ現役ニャー。 6 00:00:52,819 --> 00:00:56,690 えっ 誰? 7 00:00:56,690 --> 00:00:59,293 ニャー! 8 00:00:59,293 --> 00:01:01,295 もしかして 君? 9 00:01:01,295 --> 00:01:04,865 ウォホン! 吾輩は猫である。 10 00:01:04,865 --> 00:01:09,269 すてきな古民家なんだから 大切にしたほうがいいニャー。 11 00:01:09,269 --> 00:01:12,172 古民家? 12 00:01:12,172 --> 00:01:14,174 この家が? 13 00:01:16,777 --> 00:01:22,082 戦前までに建てられた古い住まい 「古民家」。 14 00:01:22,082 --> 00:01:26,286 人々が代々 そこで暮らしてきました。 15 00:01:27,988 --> 00:01:32,993 そんな古民家が今 見直されています。 16 00:01:35,662 --> 00:01:41,301 太い柱や梁を組み合わせる いにしえの匠の技が➡ 17 00:01:41,301 --> 00:01:44,705 ここにも あそこにも。 18 00:01:47,674 --> 00:01:52,579 古民家を改造した カフェやギャラリーも大人気。 19 00:01:52,579 --> 00:01:55,582 今や憧れのスポットです。 20 00:01:57,351 --> 00:01:59,353 こんにちは。 こんにちは。 21 00:01:59,353 --> 00:02:02,322 どうぞどうぞ… 入ってください。 お邪魔します。 22 00:02:02,322 --> 00:02:07,728 古民家に ほれ込み 新たに住み始める人も増えています。 23 00:02:11,198 --> 00:02:16,036 暮らし続けることで輝きを増す古民家。 24 00:02:16,036 --> 00:02:19,840 今回は その魅力をご紹介します。 25 00:02:34,888 --> 00:02:38,692 神奈川県三浦郡葉山町。 26 00:02:38,692 --> 00:02:43,196 ここに古民家ライフを楽しむ 家族がいます。 27 00:02:45,032 --> 00:02:47,234 でかいの発見! 28 00:02:50,404 --> 00:02:53,673 息子の大地君は小学生。 29 00:02:53,673 --> 00:02:58,478 泰宣さんは 手すき紙の作家。 30 00:02:58,478 --> 00:03:03,583 奈美さんは薬膳や発酵食品の 料理研究家です。 31 00:03:06,286 --> 00:03:12,993 住んでいるのは 昭和5年に建てられた 築91年の古民家。 32 00:03:12,993 --> 00:03:15,896 地元の名士の家でした。 33 00:03:15,896 --> 00:03:22,536 戦後は会社の保養所になったり いろいろな家族が住んだり。 34 00:03:22,536 --> 00:03:28,141 11年前 縁あって 東京から移り住みました。 35 00:03:28,141 --> 00:03:33,914 結婚して できるだけ こう 自然の中で畑仕事しながらとか➡ 36 00:03:33,914 --> 00:03:37,851 自然に寄り添った暮らしが したいなと思って。 37 00:03:37,851 --> 00:03:42,255 古いおうちで 自然の中でっていう条件で いろいろ探していたら➡ 38 00:03:42,255 --> 00:03:45,859 ここを紹介頂いて 引っ越してきました。 39 00:03:47,594 --> 00:03:52,399 縁側のひさしが長くなってるので 夏は日が入らないで➡ 40 00:03:52,399 --> 00:03:57,671 冬は奥まで入るっていう感じで 暖かく過ごせますね。 41 00:03:57,671 --> 00:04:03,510 自然素材に囲まれてるので 手に触れる物 全てが ひんやりしないので➡ 42 00:04:03,510 --> 00:04:07,214 湿度は高いけど かびが生えたりすることもなく➡ 43 00:04:07,214 --> 00:04:12,185 結露したりすることもなく とても よく考えられた造りだなって➡ 44 00:04:12,185 --> 00:04:14,688 やっぱり 日本家屋って思いますね。 45 00:04:19,893 --> 00:04:22,462 すごい きれいな黄色。 46 00:04:22,462 --> 00:04:24,464 どれ? ジャガイモ。 47 00:04:27,434 --> 00:04:30,070 懐かしい台所。 48 00:04:30,070 --> 00:04:33,373 道具も昔ながらのものばかり。 49 00:04:33,373 --> 00:04:37,577 せっかくの古民家 暮らし方も合わせます。 50 00:04:44,951 --> 00:04:49,256 食事は座敷に ちゃぶ台を広げて 頂きます。 51 00:04:49,256 --> 00:04:52,259 ここが暮らしの中心です。 52 00:05:05,305 --> 00:05:09,309 はい それでは頂きます。 53 00:05:09,309 --> 00:05:11,611 乾杯! 54 00:05:19,653 --> 00:05:21,655 すごく こう… 55 00:05:36,102 --> 00:05:41,775 食事が終われば 同じ部屋が寝室に早変わり。 56 00:05:41,775 --> 00:05:45,178 蚊帳をつるして おやすみなさい。 57 00:05:49,849 --> 00:05:52,152 今日 一つ目のツボ… 58 00:06:02,195 --> 00:06:05,699 京都の古民家といえば「町家」。 59 00:06:09,936 --> 00:06:14,741 都市に暮らす商人や職人の家として 建てられました。 60 00:06:19,179 --> 00:06:23,049 大正時代に建てられた 大きな京町家。 61 00:06:23,049 --> 00:06:28,989 実業家が住んでいた 贅を尽くした古民家です。 62 00:06:28,989 --> 00:06:34,494 格子戸を開けると「前庭」があり 玄関が2つ? 63 00:06:36,329 --> 00:06:41,234 畳敷きと のれん掛け どちらから入るのでしょう? 64 00:06:43,536 --> 00:06:47,107 現在のあるじ デービッド・アトキンソンさんも➡ 65 00:06:47,107 --> 00:06:51,945 2つの玄関には戸惑ったといいます。 66 00:06:51,945 --> 00:06:57,751 実際に ここに住んでから 一番びっくりしたのは➡ 67 00:06:57,751 --> 00:07:02,522 この裏にいてですね プライベートスペースが全然違う。 68 00:07:02,522 --> 00:07:06,860 この裏に ありますけれども そこにいてですね➡ 69 00:07:06,860 --> 00:07:13,767 いきなり郵便屋さんが この内側の 家の玄関に勝手に入ってきて➡ 70 00:07:13,767 --> 00:07:18,805 「え? 何で自分の家に人がいるんだ」と 思いましたけども。 71 00:07:18,805 --> 00:07:22,976 のれんは 誰でも入ってよいという目印。 72 00:07:22,976 --> 00:07:28,315 家族や顔見知りが使った 「内玄関」です。 73 00:07:28,315 --> 00:07:32,152 入ると「通り庭」と呼ばれる 土間があります。 74 00:07:32,152 --> 00:07:35,455 台所や作業場も兼ねています。 75 00:07:37,824 --> 00:07:46,333 一方 畳敷きの表玄関は あるじや来客のために格式ある造りに。 76 00:07:46,333 --> 00:07:48,635 ここにも ありますけどね。 77 00:07:48,635 --> 00:07:50,603 これ 玄関でありながらも➡ 78 00:07:50,603 --> 00:07:55,308 それなりの人を迎えるということを 前提にしてありますけれども… 79 00:08:00,613 --> 00:08:04,517 ただですね ちょっと しゃれてるところで ここのところですね。 80 00:08:09,990 --> 00:08:16,763 大変な見どころの一つなんですけど ほとんどの人 スルーですね。 81 00:08:16,763 --> 00:08:21,401 アトキンソンさんは日光東照宮や 春日大社など➡ 82 00:08:21,401 --> 00:08:25,905 文化財の修復をする老舗企業の社長。 83 00:08:27,607 --> 00:08:32,212 町家に魅せられ 14年前に この家を購入。 84 00:08:32,212 --> 00:08:38,718 戦後の改築部分を元に戻し 家のよさを味わえるようにしました。 85 00:08:41,888 --> 00:08:45,525 奥に入ると「坪庭」。 86 00:08:45,525 --> 00:08:52,165 明かり取りと風通しを兼ねていますが そこにも京都の美意識が。 87 00:08:52,165 --> 00:08:58,671 狭い空間でありながらも かなり奥行きが あるような形になってると思います。 88 00:09:02,308 --> 00:09:05,712 坪庭に面した「前座敷」。 89 00:09:07,480 --> 00:09:11,384 通常の客は ここに通されました。 90 00:09:19,025 --> 00:09:24,697 しかし この家には さらに 特別な来客のための空間があります。 91 00:09:24,697 --> 00:09:28,701 一番奥にある「奥座敷」です。 92 00:09:31,838 --> 00:09:38,144 最も格式が高く 他の部屋と異なる工夫が 凝らされています。 93 00:09:40,547 --> 00:09:47,320 この辺のふすまの縁が全部黒なんですけど ここだけは赤いんです。 94 00:09:47,320 --> 00:09:49,255 何が違うんだって言ったらですね➡ 95 00:09:49,255 --> 00:09:55,028 黒の場合は漆を一枚だけ塗れば 黒になりますけども この色を出すには➡ 96 00:09:55,028 --> 00:09:57,931 何回も何回も何回も 塗らなきゃいけないということで➡ 97 00:09:57,931 --> 00:10:00,567 こっちのほうが位が高いんです。 98 00:10:00,567 --> 00:10:06,773 そういう意味では ここに通された人 というのは一番 位の高い部屋ですよ➡ 99 00:10:06,773 --> 00:10:12,045 ということで いろんなところに それが強調されてあります。 100 00:10:12,045 --> 00:10:17,550 贅を凝らした ふすまも 夏が近づくと取り払われます。 101 00:10:19,185 --> 00:10:23,890 よし戸や御簾を蔵から出し 全て取り替えます。 102 00:10:25,592 --> 00:10:29,262 アトキンソンさんにとって この手間こそが➡ 103 00:10:29,262 --> 00:10:32,465 古民家に暮らすことだといいます。 104 00:10:39,873 --> 00:10:42,475 どっちかだと思いますけども私としては… 105 00:10:56,322 --> 00:11:00,927 寄り添えば 喜びをくれる古民家です。 106 00:11:10,003 --> 00:11:14,741 家への愛情が足りないから 気が付けないんだニャー。 107 00:11:14,741 --> 00:11:17,243 えっ? 108 00:11:17,243 --> 00:11:19,779 ここに何か挟まってるニャー。 109 00:11:19,779 --> 00:11:22,148 え? 110 00:11:22,148 --> 00:11:24,684 あれ? 111 00:11:24,684 --> 00:11:26,686 あっ ようじだ。 112 00:11:28,555 --> 00:11:33,059 この間 ここで弁当 食べた時 これ 落ちたんだな これ。 113 00:11:33,059 --> 00:11:36,462 そうだニャー。 114 00:11:36,462 --> 00:11:40,867 あ~ 直った 直った! ラッキー! 115 00:11:40,867 --> 00:11:43,269 何 言ってるんだニャー。 え? 116 00:11:43,269 --> 00:11:45,371 家に謝るニャー。 え? 117 00:11:50,043 --> 00:11:52,045 ごめんニャ。 118 00:12:01,688 --> 00:12:08,428 日本の住居の源流は 縄文時代の竪穴式住居。 119 00:12:08,428 --> 00:12:13,032 土間で直接 火を燃やし 寝起きしていました。 120 00:12:15,935 --> 00:12:21,841 最も古い古民家の一つが 静岡県伊豆の国市にあります。 121 00:12:28,448 --> 00:12:34,354 建てられたのは 関ヶ原の戦いがあった 1600年ごろ。 122 00:12:38,024 --> 00:12:42,362 まず目に入るのは 広い土間。 123 00:12:42,362 --> 00:12:47,166 土間は縄文時代から 受け継がれてきた場所です。 124 00:12:49,602 --> 00:12:55,808 見上げると 複雑に組み合わされた 柱や梁が。 125 00:12:55,808 --> 00:13:02,215 力を分散し 重い屋根を数本の柱で支える工夫です。 126 00:13:06,419 --> 00:13:12,992 土間は食事を作り 家畜を飼い 力仕事をする場所。 127 00:13:12,992 --> 00:13:17,597 このころ 家の造りに ある変化が あらわれます。 128 00:13:46,993 --> 00:13:50,396 まさに それが一体化した最初の例が… 129 00:13:52,765 --> 00:13:55,268 …だというふうに 言えるんじゃないかなと思います。 130 00:13:57,537 --> 00:14:04,343 大屋根を支える構造は 戦国時代の城造りの技を応用したもの。 131 00:14:09,215 --> 00:14:14,420 柱と梁などの部材をつなぐ技術も その一つです。 132 00:14:24,630 --> 00:14:27,934 この上のほうを見て頂くと また分かりやすいんですけれども… 133 00:15:00,733 --> 00:15:05,838 400年の時を刻んだ古民家のルーツ。 134 00:15:09,742 --> 00:15:12,145 今日 二つ目のツボは… 135 00:15:22,822 --> 00:15:28,628 江戸時代 福島の会津若松城下から 江戸に向かう街道沿いに➡ 136 00:15:28,628 --> 00:15:31,531 宿場町がありました。 137 00:15:31,531 --> 00:15:33,933 大内宿です。 138 00:15:39,972 --> 00:15:45,378 江戸時代に建てられた古民家が 今も軒を連ねます。 139 00:15:50,016 --> 00:15:56,322 この宿場ができたのは 徳川三代将軍・家光の時代です。 140 00:15:59,659 --> 00:16:03,162 築400年と伝えられる古民家。 141 00:16:03,162 --> 00:16:06,065 今は そば屋を営んでいます。 142 00:16:12,839 --> 00:16:19,545 中に入ると すぐ土間があり その奥に座敷が広がっています。 143 00:16:27,320 --> 00:16:31,190 太くて たくましい大黒柱や梁が➡ 144 00:16:31,190 --> 00:16:36,295 冬 雪が降り積もって重くなる屋根を 支えます。 145 00:16:38,731 --> 00:16:43,469 野趣あふれる木組みは 構造として必要なだけでなく➡ 146 00:16:43,469 --> 00:16:47,073 この家の風格を表します。 147 00:16:56,382 --> 00:17:03,890 家の奥に進むにつれて 木材の仕上げが 変わっていくのも見どころの一つ。 148 00:17:05,524 --> 00:17:10,429 一番奥は大切な客人をもてなした 座敷です。 149 00:17:14,166 --> 00:17:20,773 来客が眺め 触れる部材全てが 繊細に仕上げられています。 150 00:17:25,111 --> 00:17:30,917 江戸時代の大工の美意識を感じる 丁寧な仕事です。 151 00:17:38,057 --> 00:17:42,261 夏でも火を絶やさないという いろり。 152 00:17:48,167 --> 00:17:54,674 煙が屋根裏に上がり かやぶき屋根を虫や湿気から守ります。 153 00:17:56,676 --> 00:17:59,779 家を長もちさせる知恵の一つです。 154 00:18:05,151 --> 00:18:07,720 当主の佐藤和衛さん。 155 00:18:07,720 --> 00:18:10,656 若い頃 一度 大内宿を離れましたが➡ 156 00:18:10,656 --> 00:18:15,962 この家を守るため 16年前に店を開きました。 157 00:18:32,545 --> 00:18:36,415 集落の外れに倉庫があります。 158 00:18:36,415 --> 00:18:44,023 解体した家から出た古材を大切に保管し 古民家の修繕などに利用します。 159 00:18:50,730 --> 00:18:54,600 くぎを使わず組み上げた 木組みの跡。 160 00:18:54,600 --> 00:18:58,471 二度と手に入らない貴重な宝です。 161 00:18:58,471 --> 00:19:04,944 傷んだ部分は切り落とし 最後まで大切に使います。 162 00:19:04,944 --> 00:19:09,882 例えば この これ 小黒柱って柱ですが クリ材です。 163 00:19:09,882 --> 00:19:12,218 クリは非常に強いです。 164 00:19:12,218 --> 00:19:16,088 ですから これは きっと 200年以上 使ったんだろうと思います。 165 00:19:16,088 --> 00:19:18,391 今 この木を見て頂くと分かるんですが➡ 166 00:19:18,391 --> 00:19:23,829 この辺は完全に 土に変わろうとしています。 もう限界。 167 00:19:23,829 --> 00:19:27,333 こういうボロボロになって もう限界だと 木が。 168 00:19:27,333 --> 00:19:31,637 というところまで燃やしてはいけない。 使い切るんだと。 169 00:19:33,506 --> 00:19:39,111 住民が力を合わせて行う かやぶき屋根のふき替え。 170 00:19:42,214 --> 00:19:48,320 年長者が若い世代に技を教え その世代が また次へ。 171 00:19:51,757 --> 00:19:55,094 何代も そして何代も…。 172 00:19:55,094 --> 00:19:58,197 思い受け継ぐ古民家です。 173 00:20:02,768 --> 00:20:07,273 あ~ 古民家の縁側って最高だニャー。 174 00:20:07,273 --> 00:20:12,011 本当 気持ちいいよね。 175 00:20:12,011 --> 00:20:16,549 こうしていると いつの間にか 眠たくならないかニャー? 176 00:20:16,549 --> 00:20:19,251 あ~ 本当だよね。 177 00:20:21,921 --> 00:20:27,326 あれ? 何か眠くなっちゃったよ。 178 00:20:29,161 --> 00:20:31,230 ニャー! 179 00:20:31,230 --> 00:20:34,834 えっ? 何? どうしたの? 180 00:20:36,802 --> 00:20:38,737 正雄! 181 00:20:38,737 --> 00:20:44,944 先祖代々 大切にしてきた この家を 粗末にしたら許さんぞ。 182 00:20:44,944 --> 00:20:49,148 化け猫になって 呪ってやる! 183 00:20:49,148 --> 00:20:51,150 ニャー! 184 00:21:00,893 --> 00:21:04,330 東京都台東区の谷中界わい。 185 00:21:04,330 --> 00:21:11,437 この一帯は東京大空襲の戦火を免れ 古民家が多く残る地域です。 186 00:21:14,440 --> 00:21:19,678 近年 住む人がいなくなり カフェやギャラリーに改装した古民家が➡ 187 00:21:19,678 --> 00:21:22,581 人気のスポットになっています。 188 00:21:25,951 --> 00:21:29,822 明治時代に建てられた この家も。 189 00:21:29,822 --> 00:21:34,160 元は銅細工職人の家でしたが 3年前に➡ 190 00:21:34,160 --> 00:21:38,063 オフィス兼イベントスペースに 変身しました。 191 00:21:39,799 --> 00:21:46,505 そんな中 古民家を「シェアハウス」として 活用する取り組みも行われています。 192 00:21:50,810 --> 00:21:54,246 この日は家の持ち主 住民➡ 193 00:21:54,246 --> 00:22:00,653 シェアハウスの活動をする NPOのメンバーたちで大掃除。 194 00:22:00,653 --> 00:22:06,659 家主だけでは維持できない家を みんなで力を合わせて守っています。 195 00:22:40,926 --> 00:22:45,698 今 住んでいるのは 中国からの留学生。 196 00:22:45,698 --> 00:22:51,003 日本らしい家に住みたいと 昨年 入居を希望しました。 197 00:22:57,209 --> 00:23:02,881 たまに 何か ほこりが多くて 掃除が毎日しなければいけませんし➡ 198 00:23:02,881 --> 00:23:08,587 不便なところもありますが すごい好きと思いますね。 199 00:23:12,591 --> 00:23:17,997 昔は家制度が良くも悪くもあったので お父さんから子どもに➡ 200 00:23:17,997 --> 00:23:21,200 子どもから孫にって 家を継ぐのが普通でした。 201 00:23:34,446 --> 00:23:40,252 その家とか街が好きな人が増えていけば 人口減少の時代ですけれども➡ 202 00:23:40,252 --> 00:23:45,658 見捨てられることなくといいますか 大事にされていくと思います。 203 00:23:48,093 --> 00:23:50,396 今日 最後のツボは… 204 00:24:01,407 --> 00:24:05,744 新潟県十日町市竹所。 205 00:24:05,744 --> 00:24:11,950 過疎化が進んでいた村が 一組の移住者に よって変わったといいます。 206 00:24:14,353 --> 00:24:17,556 その人たちが住む古民家。 207 00:24:22,094 --> 00:24:27,499 この家に ほれ込み 理想の空間に造り替えたのだとか。 208 00:24:31,537 --> 00:24:33,472 こんにちは。 こんにちは。 209 00:24:33,472 --> 00:24:37,009 どうぞどうぞどうぞ 入ってください。 お邪魔します。 210 00:24:37,009 --> 00:24:41,213 ドイツ人建築家のカール・ベンクスさん。 211 00:24:43,248 --> 00:24:47,453 クリスティーナ ワイフですけど。 ハロー! グッドアフタヌーン。 212 00:24:50,089 --> 00:24:54,660 若い頃から日本文化に憧れてきた ベンクスさん。 213 00:24:54,660 --> 00:25:02,067 30年近く前に 妻のクリスティーナさんと この集落に移住しました。 214 00:25:04,470 --> 00:25:07,906 元の家の良さを最大限 生かしながらも➡ 215 00:25:07,906 --> 00:25:13,212 自分流に アレンジするのが ベンクスさんの楽しみ方。 216 00:25:19,218 --> 00:25:22,121 明治時代に建てられた この家。 217 00:25:22,121 --> 00:25:27,626 ベンクスさんが住む前は 廃屋同然に放置されていました。 218 00:25:29,428 --> 00:25:35,234 昭和になってからの増築部分を取り除き 2年がかりで再生。 219 00:25:35,234 --> 00:25:39,438 現在の姿に仕上げました。 220 00:25:39,438 --> 00:25:45,644 大体 山の中のですよね 暗いイメージが 昔から あるらしいですよ。 221 00:25:45,644 --> 00:25:52,384 たぶん雪のせいと… すごく苦しんで 生活したのことでしょうけどね。 222 00:25:52,384 --> 00:25:59,591 それじゃなくて本当に こっちで住むとは 楽しい雰囲気 作りたいですよね。 223 00:25:59,591 --> 00:26:08,200 集落内には他にも ベンクスさんが よみがえらせた古民家が点在しています。 224 00:26:08,200 --> 00:26:11,403 空き家になって 朽ちかけた家を放っておけず➡ 225 00:26:11,403 --> 00:26:15,274 住む人のあてがないまま再生。 226 00:26:15,274 --> 00:26:21,380 すると その家に住みたいと 新しい住民が移住してきました。 227 00:26:30,222 --> 00:26:37,963 そんなことを繰り返すうち 集落は 昔からの住民と新しい住民が共に暮らす➡ 228 00:26:37,963 --> 00:26:41,767 古民家村として 知られるようになりました。 229 00:26:45,704 --> 00:26:50,542 快適っていうのもあるし こういうデザイン性がある。 230 00:26:50,542 --> 00:26:54,413 それで なおかつ 昔の職人の技術が➡ 231 00:26:54,413 --> 00:26:58,250 住んでいながらにして見えるというのは➡ 232 00:26:58,250 --> 00:27:02,454 生活としては 子どもの教育にも いいなと思います。 233 00:27:06,391 --> 00:27:11,063 今も新たな住民の家を解体修理中。 234 00:27:11,063 --> 00:27:15,267 仮組みを見に みんな 集まってきました。 235 00:27:17,836 --> 00:27:25,143 ベンクスさんは傷んだ家を いったん解体し 基礎から組み直します。 236 00:27:27,045 --> 00:27:32,851 建具など使えるものは修理して 再利用します。 237 00:27:32,851 --> 00:27:39,091 次々に壊されていく古民家を なんとか救いたいと始めた この仕事。 238 00:27:39,091 --> 00:27:43,695 これまでに 60軒ほどの家を再生しました。 239 00:28:02,314 --> 00:28:07,252 人と人を結び 過去と未来をつなぐ古民家。 240 00:28:07,252 --> 00:28:11,256 世代を超えて受け継がれる宝物です。 241 00:28:16,828 --> 00:28:19,398 ニャー! 242 00:28:19,398 --> 00:28:22,200 あっ 化け猫! 243 00:28:22,200 --> 00:28:24,203 ニャー。 244 00:28:26,405 --> 00:28:28,407 …なわけないよね。 245 00:28:30,175 --> 00:28:34,780 さっきの夢 ご先祖様のお告げかな? 246 00:28:38,317 --> 00:28:40,619 やっぱり このうち いいよね。 247 00:28:46,758 --> 00:28:51,863 正雄 これからも この家を頼むニャー。