1 00:00:02,169 --> 00:00:29,162 ♬~ 2 00:00:31,198 --> 00:00:33,934 え~っと これで…。 3 00:00:33,934 --> 00:00:37,271 草刈さん 何をするんですか? えっ? 4 00:00:37,271 --> 00:00:41,708 実はね 小学校時代からの友達がね けがしちゃってね。 5 00:00:41,708 --> 00:00:46,280 それでね 千羽鶴を折ろうってことに なっちゃって みんなで。 ええ。 6 00:00:46,280 --> 00:00:49,583 何羽 折るんですか? 20羽。 7 00:00:52,953 --> 00:00:58,258 え~ あれ? 鶴って どう折るんだっけな? 8 00:01:01,662 --> 00:01:06,466 日本で繁殖をする 唯一の野生鶴… 9 00:01:08,735 --> 00:01:12,239 特別天然記念物に 指定されて➡ 10 00:01:12,239 --> 00:01:15,742 今年で 70年になります。 11 00:01:15,742 --> 00:01:21,248 (鳴き声) 12 00:01:21,248 --> 00:01:25,118 体長およそ1.4メートル。 13 00:01:25,118 --> 00:01:32,125 頭のてっぺんが赤いことから 「丹頂」と名が付きました。 14 00:01:33,827 --> 00:01:38,131 吉祥の象徴としても 親しまれてきた鶴。 15 00:01:41,268 --> 00:01:46,707 縁起のいいモチーフとして さまざまな型や表現が生まれ➡ 16 00:01:46,707 --> 00:01:49,710 今に受け継がれています。 17 00:01:54,481 --> 00:02:01,221 奈良 春日大社には 平安時代に純金で作られた神宝➡ 18 00:02:01,221 --> 00:02:05,225 「金鶴」が 受け継がれてきました。 19 00:02:07,027 --> 00:02:12,232 その貴重な「金鶴」の 復元プロジェクトを追いました。 20 00:02:17,237 --> 00:02:22,909 なぜ私たちは 鶴に引かれるのか…。 21 00:02:22,909 --> 00:02:28,915 今回は 鶴の奥深い魅力に迫ります。 22 00:02:30,584 --> 00:02:37,591 ♬~ 23 00:02:39,292 --> 00:02:43,597 北海道 阿寒郡 鶴居村。 24 00:02:43,597 --> 00:02:48,301 タンチョウの生息地として 知られています。 25 00:02:52,272 --> 00:02:59,046 鶴居村で生まれ育ち 50年間 タンチョウを専門に撮り続けている➡ 26 00:02:59,046 --> 00:03:03,050 カメラマンの和田正宏さんです。 27 00:03:06,219 --> 00:03:12,893 (和田)ここは 私が今まで撮った作品を 展示しているギャラリーです。➡ 28 00:03:12,893 --> 00:03:17,731 私の場合は どっちかっていえば 生態的な作品よりも➡ 29 00:03:17,731 --> 00:03:21,601 この情景的な風景の中のタンチョウを➡ 30 00:03:21,601 --> 00:03:26,940 前後の物語が浮かんでくるような そんなような風景の撮り方をしてます。 31 00:03:26,940 --> 00:03:32,746 これなんて非常に面白くて これ つがいの タンチョウの求愛の鳴き合いなんですね。➡ 32 00:03:32,746 --> 00:03:35,782 タンチョウは どっちがオスで どっちがメスかっていうのは➡ 33 00:03:35,782 --> 00:03:39,286 なかなか外見上で判断できないんです。 34 00:03:44,257 --> 00:03:46,927 オスが「コウ」って鳴くんです。 35 00:03:46,927 --> 00:03:50,664 オスが一声「コウ」と大きく鳴く。➡ 36 00:03:50,664 --> 00:03:53,633 で メスが ふた声 「コッコッ」と鳴くんです。➡ 37 00:03:53,633 --> 00:03:57,771 ですから この写真には オスが「コウ」って鳴いて➡ 38 00:03:57,771 --> 00:04:01,408 メスが「カッカッ」と2つ鳴いてる。 39 00:04:01,408 --> 00:04:11,084 1年を通して その多くが釧路湿原や その近辺に生息 繁殖をするタンチョウ。 40 00:04:11,084 --> 00:04:15,388 時には 人里近くに姿を現します。 41 00:04:17,858 --> 00:04:20,460 もう鳥ではダントツですね。 42 00:04:30,070 --> 00:04:33,273 今日 最初の壺は… 43 00:04:44,251 --> 00:04:50,257 朝 5時過ぎ。 和田さんの活動が始まります。 44 00:04:52,125 --> 00:04:57,130 向かったのは 川に架かる橋です。 45 00:05:05,205 --> 00:05:07,207 こんな感じで… 46 00:05:15,715 --> 00:05:18,552 タンチョウの ねぐらです。 47 00:05:18,552 --> 00:05:25,258 真冬でも凍らない 水の流れがある場所で過ごすといいます。 48 00:05:40,807 --> 00:05:44,711 この日の気温はマイナス16度。 49 00:05:44,711 --> 00:05:50,116 樹木に氷がつく 霧氷が見られます。 50 00:05:55,755 --> 00:06:04,197 朝日に照らされながら 川辺で 北海道の厳しい寒さをしのぎます。 51 00:06:04,197 --> 00:06:06,132 (シャッター音) 52 00:06:06,132 --> 00:06:19,045 ♬~ 53 00:06:19,045 --> 00:06:28,255 午前8時過ぎ。 11月から3月にかけて タンチョウが集まる場所があります。 54 00:06:49,909 --> 00:06:58,618 (鳴き声) 55 00:07:00,186 --> 00:07:03,857 多い時には 200羽ほどのタンチョウが➡ 56 00:07:03,857 --> 00:07:06,860 やって来るといいます。 57 00:07:14,567 --> 00:07:17,203 目的は食べ物。 58 00:07:17,203 --> 00:07:27,213 日本野鳥の会が中心となり 保護活動の 一環として 毎日2回 餌を与えています。 59 00:07:51,104 --> 00:07:57,243 江戸時代には 本州にも 飛来していたといわれるタンチョウ。 60 00:07:57,243 --> 00:08:03,249 乱獲や開発により 一時は 絶滅したと思われていました。 61 00:08:08,521 --> 00:08:14,861 しかし 大正14年に 釧路湿原で 十数羽 発見され➡ 62 00:08:14,861 --> 00:08:19,165 その後 保護活動が始まります。 63 00:08:21,201 --> 00:08:27,207 その一人が鶴居村の酪農家 伊藤良孝さんです。 64 00:08:29,075 --> 00:08:37,083 昭和41年から40年間にわたり 給餌活動を行いました。 65 00:08:38,752 --> 00:08:46,059 今では 全国からタンチョウ目当てに 多くの観光客が訪れます。 66 00:08:48,728 --> 00:08:56,236 2月から3月の交尾期にかけ 頻繁に見られる行動があります。 67 00:09:00,173 --> 00:09:04,677 いわゆる「求愛ダンス」です。 68 00:09:04,677 --> 00:09:07,180 こちらは つがい。 69 00:09:07,180 --> 00:09:12,886 タンチョウの場合 すでに つがいになっていても行うのだとか。 70 00:09:17,323 --> 00:09:22,529 全身を使い 体を優美に くねらせます。 71 00:09:22,529 --> 00:09:28,201 その姿は まさに ダンスをしているかのよう。 72 00:09:28,201 --> 00:09:30,870 ♬~ 73 00:09:30,870 --> 00:09:32,806 ♬~(鳴き声) 74 00:09:32,806 --> 00:09:34,741 ♬~ 75 00:09:34,741 --> 00:09:40,213 ♬~(鳴き合い) 76 00:09:40,213 --> 00:09:42,882 ♬~ 77 00:09:42,882 --> 00:09:44,818 ♬~(鳴き声) 78 00:09:44,818 --> 00:09:51,591 ♬~ 79 00:09:51,591 --> 00:09:59,232 一方 こちらは… どうやら三角関係のようです。 80 00:09:59,232 --> 00:10:13,580 ♬~ 81 00:10:13,580 --> 00:10:20,253 北海道 鶴居村の冬の風物詩です。 82 00:10:20,253 --> 00:10:25,125 ♬~ 83 00:10:25,125 --> 00:10:30,630 夕方 和田さんは さらに別の場所に向かいました。 84 00:10:35,235 --> 00:10:37,737 ここはですね… 85 00:10:47,280 --> 00:10:54,287 5時過ぎ タンチョウが次々と ねぐらへと戻って行きます。 86 00:10:59,292 --> 00:11:03,897 北海道の大自然に暮らすタンチョウ。 87 00:11:03,897 --> 00:11:11,771 寒さを生き抜く たくましさと 優美さを併せ持つ魅力がありました。 88 00:11:11,771 --> 00:11:23,082 ♬~ 89 00:11:24,918 --> 00:11:28,788 あ~ やっと1羽。 90 00:11:28,788 --> 00:11:33,092 子どもの頃 もう少し速かったのにな。 91 00:11:33,092 --> 00:11:35,595 🖩ああ…。 92 00:11:35,595 --> 00:11:37,530 🖩 93 00:11:37,530 --> 00:11:42,669 あっ どうしたの? いや 今 千羽鶴 折ってるよ。 94 00:11:42,669 --> 00:11:47,507 えっ! 1人100羽!? そんなの無理よ! 95 00:11:47,507 --> 00:11:54,147 え…? 昔 折り紙の正雄ちゃんって 呼ばれてたって? よく覚えてるね。 96 00:11:54,147 --> 00:11:58,251 はい 任せて。 はい それじゃあね。 はい。 97 00:11:59,953 --> 00:12:04,557 え~! 100羽! 98 00:12:04,557 --> 00:12:11,164 ♬~ 99 00:12:13,232 --> 00:12:17,737 中国の明の時代に描かれた「鳴鶴図」。 100 00:12:17,737 --> 00:12:22,575 中国では「鶴は1,000年生きる」と 言われることから➡ 101 00:12:22,575 --> 00:12:26,579 吉祥の象徴となりました。 102 00:12:28,247 --> 00:12:32,585 奈良時代に その文化が日本に伝わり➡ 103 00:12:32,585 --> 00:12:37,590 絵画などの題材としても 多く用いられました。 104 00:12:42,595 --> 00:12:48,101 江戸時代初期に活躍した絵師 俵屋宗達による➡ 105 00:12:48,101 --> 00:12:52,772 「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」。 106 00:12:52,772 --> 00:12:58,278 137羽もの鶴が飛び立ったり 舞い降りたりする姿が➡ 107 00:12:58,278 --> 00:13:01,180 金と銀で描かれています。 108 00:13:01,180 --> 00:13:13,760 ♬~ 109 00:13:13,760 --> 00:13:20,066 日本の伝統文様を研究している 成願義夫さん。 110 00:13:22,902 --> 00:13:29,208 一口に鶴の文様といっても さまざまな形があるといいます。 111 00:13:41,921 --> 00:13:45,792 もう一つ 型として… 112 00:13:45,792 --> 00:13:49,095 必ず「あ うん」で描く時は… 113 00:14:02,208 --> 00:14:07,880 鶴の文様は ほかにも 多くのバリエーションがあります。 114 00:14:07,880 --> 00:14:14,187 円で描くことで夫婦円満を表す 「向かい丸鶴」。 115 00:14:15,755 --> 00:14:23,229 平安時代 宮中の衣装の文様として 使われた「雲鶴」。 116 00:14:23,229 --> 00:14:26,733 中国で 雲の中を飛ぶ鶴が➡ 117 00:14:26,733 --> 00:14:33,239 「ぬきんでた人格を表す」と されたことから生まれた文様です。 118 00:14:38,077 --> 00:14:41,581 こちらは「鶴と亀甲」。 119 00:14:41,581 --> 00:14:47,587 万年生きるといわれる 亀と合わせることで 長寿を願います。 120 00:14:50,690 --> 00:14:53,192 (成願)まあ ある意味… 121 00:15:07,540 --> 00:15:10,543 今日2つ目の壺は… 122 00:15:19,719 --> 00:15:28,227 伝統文様の研究家 成願義夫さんは 文様作家としても活躍しています。 123 00:15:30,897 --> 00:15:35,067 「天と地をつなぐ存在」とも言われる鶴は➡ 124 00:15:35,067 --> 00:15:41,073 着物の柄としても さまざまな形で取り入れられてきました。 125 00:15:46,646 --> 00:15:49,248 裾の柄は 東西南北で言うとね➡ 126 00:15:49,248 --> 00:15:53,052 私たちは こちらが東 こちらが西 っていう発想で描くんですね。 127 00:16:01,227 --> 00:16:09,068 鶴の表現も 鶴の柔らかい羽の 感じであるとか 特徴だけは残しつつ➡ 128 00:16:09,068 --> 00:16:12,338 いかに図柄として成立さすか。➡ 129 00:16:12,338 --> 00:16:17,143 まあ 私の鶴というようなイメージに なるんですけどね。 130 00:16:35,228 --> 00:16:39,565 日本に伝わり1,000年以上…。 131 00:16:39,565 --> 00:16:47,240 鶴は 特別な存在として さまざまな形で受け継がれています。 132 00:16:47,240 --> 00:16:58,951 ♬~ 133 00:17:00,519 --> 00:17:04,223 草刈さん。 草刈さん。 134 00:17:05,858 --> 00:17:09,395 えっ? 誰? 135 00:17:09,395 --> 00:17:14,534 私は昔 あなたの おじい様に助けられた 折り鶴です。 136 00:17:14,534 --> 00:17:19,505 ああ 折り鶴を。 どうやって助けたの? 137 00:17:19,505 --> 00:17:24,210 水がかかって びちょびちょに なったところを乾かしてもらいました。 138 00:17:24,210 --> 00:17:28,047 あっ そういうやつ。 139 00:17:28,047 --> 00:17:30,616 恩返しがしたいんです! 140 00:17:30,616 --> 00:17:35,321 あの それより…。 あっ だめ! 開けちゃ。えっ…。 141 00:17:35,321 --> 00:17:42,562 折り鶴でも そうなの? そこは空気を読んで。あっ はい。 142 00:17:42,562 --> 00:17:49,268 ♬~ 143 00:17:51,737 --> 00:17:54,640 奈良 春日大社。 144 00:17:54,640 --> 00:18:00,146 ここに平安時代に作られた 貴重な鶴があります。 145 00:18:04,383 --> 00:18:08,187 純銀で作られた「銀鶴」。 146 00:18:08,187 --> 00:18:13,059 そして 銀の枝に とまった「金鶴」。 147 00:18:13,059 --> 00:18:16,062 全て国宝です。 148 00:18:18,698 --> 00:18:22,201 純銀の鶴は2種類。 149 00:18:25,571 --> 00:18:30,876 こちらは かつて 100円切手の絵柄にも採用された➡ 150 00:18:30,876 --> 00:18:35,181 高さ13センチの「銀鶴」です。 151 00:18:38,618 --> 00:18:44,223 そして 全て 純金で出来た「金鶴」。 152 00:18:44,223 --> 00:18:50,730 高さ4.7センチ 幅3.7センチと 小さいながらも➡ 153 00:18:50,730 --> 00:18:55,568 非常に精巧に 出来ています。 154 00:18:55,568 --> 00:19:01,273 立体物の鶴としては 日本最古のものです。 155 00:19:06,178 --> 00:19:15,187 平安時代 春日大社の摂社 若宮が 創建されたのを機に奉納されました。 156 00:19:39,045 --> 00:19:45,751 昭和5年 若宮から撤下され 国宝になりました。 157 00:19:47,553 --> 00:19:52,425 蹴彫りで丁寧に表現された 羽や目。 158 00:19:52,425 --> 00:20:00,132 その完成度の高さから 「最高の鶴の神宝」と言われています。 159 00:20:05,905 --> 00:20:10,576 「金鶴」の枝は純銀製。 160 00:20:10,576 --> 00:20:15,581 しかし 本来 鶴は木にとまリません。 161 00:20:17,249 --> 00:20:21,253 なぜ 木にとまる姿に 作られたのでしょうか。 162 00:20:48,214 --> 00:20:51,217 今日 最後の壺は… 163 00:21:01,227 --> 00:21:13,239 今年10月 春日大社の摂社 若宮は 20年に一度の式年造替が行われます。 164 00:21:13,239 --> 00:21:17,109 造替に合わせ 鶴を復元して➡ 165 00:21:17,109 --> 00:21:23,115 92年ぶりに若宮に戻すことが 決まりました。 166 00:21:26,252 --> 00:21:34,126 造替の1年3か月前 「金鶴」の復元が始まりました。 167 00:21:34,126 --> 00:21:41,133 制作するのは 彫金の人間国宝 桂 盛仁さんです。 168 00:21:44,637 --> 00:21:52,878 素材は純金。 実際の寸法や写真をもとに 鋳物で型を作ります。 169 00:21:52,878 --> 00:22:01,220 その後 羽の厚みや柄の幅など全て 本物に合わせて作っていきます。 170 00:22:01,220 --> 00:22:11,230 (彫る音) 171 00:22:15,768 --> 00:22:20,072 あの え~ 本当に うん… 172 00:22:35,120 --> 00:22:41,260 で それを今度は復元ですから 模写するわけですよね。 173 00:22:41,260 --> 00:22:46,465 そうすると部分的に… 174 00:22:54,273 --> 00:22:56,275 ちょっと苦労してます。 175 00:22:57,943 --> 00:23:05,251 何十種類もの道具を細かく使い分けながら 復元作業を進めます。 176 00:23:08,220 --> 00:23:12,091 (桂)今は すごく便利な 道具を使って やってます。➡ 177 00:23:12,091 --> 00:23:21,233 あの時代は 多分 何にもない時代。 それで やってったっていうことは➡ 178 00:23:21,233 --> 00:23:25,738 う~ん どうやったんだろうな ってぐらい考えますね。 179 00:23:27,907 --> 00:23:33,779 今回 復元のために 春日大社と奈良国立博物館が➡ 180 00:23:33,779 --> 00:23:40,619 共同で調査を行ったところ さまざまな発見がありました。 181 00:23:40,619 --> 00:23:48,127 「金鶴」のCT撮影では 鶴の胴体に 空洞があることが分かったのです。 182 00:23:51,130 --> 00:23:57,136 桂さんは その空洞も正確に再現しました。 183 00:23:59,605 --> 00:24:04,209 空洞部分は 蓋をする構造になっているため➡ 184 00:24:04,209 --> 00:24:09,214 脚を付けやすくなっていると 桂さんは言います。 185 00:24:12,718 --> 00:24:18,223 松の枝も 純銀で正確に作っていきます。 186 00:24:18,223 --> 00:24:25,097 ♬~ 187 00:24:25,097 --> 00:24:28,100 今年2月。 188 00:24:31,236 --> 00:24:36,241 桂さんは 春日大社を訪れました。 189 00:24:51,256 --> 00:24:55,127 国宝「金鶴」です。 190 00:24:55,127 --> 00:25:04,203 ♬~ 191 00:25:04,203 --> 00:25:12,077 写真や数値だけでは分からない 細かい部分をさまざまな角度から照合。 192 00:25:12,077 --> 00:25:25,891 ♬~ 193 00:25:25,891 --> 00:25:30,763 僅かな違いを その場で修正していきます。 194 00:25:30,763 --> 00:25:44,243 ♬~ 195 00:25:44,243 --> 00:25:50,249 今回 復元のための調査で さらに判明したことがありました。 196 00:25:51,984 --> 00:25:59,191 「洲浜」です。 「洲浜」とは 浜辺などの形状をかたどったもの。 197 00:26:14,206 --> 00:26:19,912 で こちらの先が折れてるっていうことに 気が付きましてね。 198 00:26:26,218 --> 00:26:30,422 斜めに立てられていたと思われた 松の枝も➡ 199 00:26:30,422 --> 00:26:37,229 「洲浜」のCT画像から まっすぐだった ということが分かりました。 200 00:26:38,897 --> 00:26:43,235 今回 その「洲浜」も復元されました。 201 00:26:43,235 --> 00:26:51,243 本物と同じく 木で作り 化学分析から判明した色も再現。 202 00:26:54,246 --> 00:26:57,749 制作開始から およそ8か月。 203 00:26:57,749 --> 00:27:02,187 つがいの「金鶴」が 完成しました。 204 00:27:02,187 --> 00:27:10,863 ♬~ 205 00:27:10,863 --> 00:27:17,169 まっすぐ立ち上がった 純銀製の松の枝。 206 00:27:18,737 --> 00:27:26,211 そこにスッと立ち上がる 真新しい「金鶴」。 207 00:27:26,211 --> 00:27:32,718 ♬~ 208 00:27:32,718 --> 00:27:37,589 今年10月 新たな輝きとともに➡ 209 00:27:37,589 --> 00:27:46,231 「令和の御神宝」として 春日大社の摂社 若宮に納められます。 210 00:27:46,231 --> 00:28:03,649 ♬~ 211 00:28:03,649 --> 00:28:07,186 あっ 夢か。 212 00:28:07,186 --> 00:28:11,189 なんか 変な夢 見ちゃったな。 213 00:28:13,692 --> 00:28:16,695 でも もしかして…。 214 00:28:21,433 --> 00:28:24,136 うわ~! 215 00:28:27,206 --> 00:28:33,545 98 99。 216 00:28:33,545 --> 00:28:39,251 あれ…? あれ? 1羽 足りない。 217 00:28:41,219 --> 00:28:43,222 あれ? 218 00:28:45,090 --> 00:28:48,894 これで 100羽。 219 00:28:48,894 --> 00:28:52,631 あっ ああ もしもし。 220 00:28:52,631 --> 00:28:55,234 100羽 出来たよ。 うん。