1 00:02:42,310 --> 00:02:45,980 (アラーム音) 2 00:02:45,980 --> 00:02:58,977 ♬~ 3 00:02:58,977 --> 00:03:01,977 コっちゃん おはよう。 調子はどう? 4 00:03:09,654 --> 00:03:13,141 コっちゃん もう何回も言うけど➡ 5 00:03:13,141 --> 00:03:16,541 俊吾さん 別に 死んだわけじゃないでしょ? 6 00:03:20,482 --> 00:03:22,484 わかってます お母さん。 7 00:03:22,484 --> 00:03:25,584 これは 心の仏壇ですから。 8 00:03:28,473 --> 00:03:30,492 向こうのお母さんも➡ 9 00:03:30,492 --> 00:03:33,392 あれ以来 連絡がつかないみたいで。 10 00:03:40,335 --> 00:03:42,320 俊吾さん➡ 11 00:03:42,320 --> 00:03:44,720 どこに行っちゃったのかも わからないって。 12 00:03:51,646 --> 00:03:57,852 (お鈴) 13 00:03:57,852 --> 00:03:59,804 そうね! (お鈴) 14 00:03:59,804 --> 00:04:02,140 もう死んだことにしちゃいましょ。 (お鈴) 15 00:04:02,140 --> 00:04:04,826 ねっ? じゃあ お母さんも チンチンチンチンやろ! 16 00:04:04,826 --> 00:04:06,826 ねっ? 17 00:04:09,981 --> 00:04:18,481 (お鈴) 18 00:04:20,658 --> 00:04:25,258 (お鈴) 19 00:05:36,351 --> 00:05:39,504 姫村先生 おはようございます。 20 00:05:39,504 --> 00:05:41,823 おはようございます。 21 00:05:41,823 --> 00:05:45,643 本日は 書店さんへの営業 サイン会にご同行いただき➡ 22 00:05:45,643 --> 00:05:48,162 ありがとうございます。 23 00:05:48,162 --> 00:05:50,164 いえいえ。 24 00:05:50,164 --> 00:05:52,317 日頃 本を売ってくださっている 書店員さんに➡ 25 00:05:52,317 --> 00:05:55,486 感謝の気持ちを 直接伝えたかったものですから。 26 00:05:55,486 --> 00:05:58,473 姫村先生 先生は➡ 27 00:05:58,473 --> 00:06:01,526 小説家の鑑です! 28 00:06:01,526 --> 00:06:04,646 いえ そんな… 行きましょうか。 29 00:06:04,646 --> 00:06:06,646 まいりましょう。 はい。 30 00:06:11,669 --> 00:06:15,969 私 中学館文芸編集部 佐々木幸子と申します。 31 00:06:18,326 --> 00:06:21,162 よろしくお願いします。 32 00:06:21,162 --> 00:06:26,317 こちらが 姫村先生の新刊 『償いザムライ』のポストカード しおり➡ 33 00:06:26,317 --> 00:06:31,172 書店様用の販売台 ポスター ポップ 姫村先生のサイン色紙と➡ 34 00:06:31,172 --> 00:06:34,872 先生の生写真と そして…。 すごい力の入れ具合ですね。 35 00:06:36,995 --> 00:06:41,366 姫村先生の新刊に かけておりますので。 36 00:06:41,366 --> 00:06:43,766 姫村先生 一言…。 37 00:06:47,472 --> 00:06:49,991 姫村先生。 38 00:06:49,991 --> 00:06:51,976 はっ 佐々木さん! 39 00:06:51,976 --> 00:06:53,978 森久先生の新刊 読みました? 40 00:06:53,978 --> 00:06:56,378 これ 冒頭から すっごいおもしろいですよ! 41 00:06:59,984 --> 00:07:03,354 姫村先生 感謝のお言葉を。 42 00:07:03,354 --> 00:07:05,306 あっ ごめんなさい。 43 00:07:05,306 --> 00:07:07,308 ふだん家にこもりきりで あまり書店に➡ 44 00:07:07,308 --> 00:07:09,308 来れないものですから つい興奮して。 45 00:07:13,164 --> 00:07:15,817 いつもありがとうございます。 46 00:07:15,817 --> 00:07:17,819 こちらこそ よろしくお願いします。 47 00:07:17,819 --> 00:07:20,805 よろしくお願いいたします。 48 00:07:20,805 --> 00:07:24,492 泣いちゃいましたよ。 感動しました! 49 00:07:24,492 --> 00:07:26,644 書店員の方に そう言っていただけると➡ 50 00:07:26,644 --> 00:07:28,963 とても心強いです。 51 00:07:28,963 --> 00:07:31,663 姫村先生も一言 感謝の…。 52 00:07:34,485 --> 00:07:36,485 《いない》 53 00:07:40,308 --> 00:07:42,977 あっ 佐々木さん これ すっごいおもしろい! 54 00:07:42,977 --> 00:07:45,363 『ヘビの面図鑑』! 55 00:07:45,363 --> 00:07:52,153 ハハ… 面が全然違う 同じヘビなのに。 56 00:07:52,153 --> 00:07:55,974 《先生は 天然?》 57 00:07:55,974 --> 00:07:59,644 フハハハハッ…。 58 00:07:59,644 --> 00:08:02,146 はい 順調です。 59 00:08:02,146 --> 00:08:05,984 姫村先生には このあと 4軒 ご同行いただく予定です。 60 00:08:05,984 --> 00:08:08,486 あっ それから 佐々木 気を付けろよ。 61 00:08:08,486 --> 00:08:13,524 姫村先生 ど天然なうえに 放浪癖あるから。 62 00:08:13,524 --> 00:08:15,624 放浪癖? 63 00:08:18,813 --> 00:08:20,913 姫村先生! 64 00:08:25,653 --> 00:08:28,806 姫村先生 お戻りください! 65 00:08:28,806 --> 00:08:31,809 先生 どうして逃げるのですか!? 66 00:08:31,809 --> 00:08:34,109 先生 逃げ…。 67 00:08:40,318 --> 00:08:42,718 《逃げる?》 68 00:08:49,811 --> 00:08:51,911 《なぜ…》 69 00:08:54,265 --> 00:08:59,265 《なぜ 私から逃げたの? 俊吾さん…》 70 00:09:11,649 --> 00:09:13,835 ⦅コっちゃん! 俊吾さんが➡ 71 00:09:13,835 --> 00:09:17,935 席外したきり 戻ってこないらしいのよ! 72 00:09:22,477 --> 00:09:26,877 「サチコ すまない」。 73 00:09:37,008 --> 00:09:39,811 逃げられたと思います。 74 00:09:39,811 --> 00:09:42,211 以上です。 75 00:09:49,987 --> 00:09:52,323 うん… うん? 76 00:09:52,323 --> 00:09:55,977 これは ちょっと➡ 77 00:09:55,977 --> 00:09:59,981 頑丈すぎじゃ… ないか? 78 00:09:59,981 --> 00:10:02,517 幸子さん! はい。 79 00:10:02,517 --> 00:10:04,517 靴…。 80 00:10:10,825 --> 00:10:14,495 はっ! 81 00:10:14,495 --> 00:10:20,095 《私… どうやらショックを… 受けている!》 82 00:10:37,652 --> 00:10:40,138 《サバ味噌って➡ 83 00:10:40,138 --> 00:10:42,538 こんなに おいしかった?》 84 00:10:55,820 --> 00:10:57,805 《あれ? 85 00:10:57,805 --> 00:10:59,824 今 私➡ 86 00:10:59,824 --> 00:11:03,224 俊吾さんのこと… 忘れてた?》 87 00:11:08,166 --> 00:11:14,856 人間 どんな悲しいめにあっても おなかは すくの。 88 00:11:14,856 --> 00:11:19,256 たくさん食べて 忘れなさい。 89 00:11:32,557 --> 00:11:35,660 いける。 90 00:11:35,660 --> 00:11:38,312 これで いける!⦆ 91 00:11:38,312 --> 00:11:40,312 フフフッ…。 92 00:11:43,501 --> 00:11:46,301 おぉ… 大丈夫か? 93 00:11:49,473 --> 00:11:51,475 大丈夫です。 94 00:11:51,475 --> 00:11:54,495 午前に2回 午後に3回 お逃げになりましたが➡ 95 00:11:54,495 --> 00:11:56,497 なんとか発見し➡ 96 00:11:56,497 --> 00:11:59,650 ただいま 大野さんと橋本さんに 見張っていただいております。 97 00:11:59,650 --> 00:12:02,220 ハッ… 犬が出てきた。 98 00:12:02,220 --> 00:12:06,374 ハッ… 犬が死んだ。 99 00:12:06,374 --> 00:12:09,310 では 私 サイン会の準備がありますので➡ 100 00:12:09,310 --> 00:12:11,610 失礼します。 101 00:12:14,498 --> 00:12:17,498 (お腹が鳴る音) 102 00:12:19,487 --> 00:12:23,487 《お昼 食べる暇もなかった》 103 00:12:26,310 --> 00:12:30,831 どんな本が好きなの? えっとね…。 104 00:12:30,831 --> 00:12:34,231 ⦅俊吾:幸子さんは どんな本が好き? 105 00:12:36,821 --> 00:12:38,921 どんな本…。 106 00:12:45,813 --> 00:12:48,833 松岡淳二先生 文芸界の重鎮です。 107 00:12:48,833 --> 00:12:51,319 先生の人物描写の凄みときたら…。 108 00:12:51,319 --> 00:12:54,322 姫村光先生。 物語の設定は突飛ですが➡ 109 00:12:54,322 --> 00:12:56,474 包み込むような優しさに 溢れていて…。 110 00:12:56,474 --> 00:12:59,143 ジーニアス黒田先生。 人気ラノベ作家ですが➡ 111 00:12:59,143 --> 00:13:01,646 私は 先生の恋愛小説が 読みたいと思っています。 112 00:13:01,646 --> 00:13:03,648 あと…。 113 00:13:03,648 --> 00:13:07,948 幸子さんは 本当に本が好きなんだね。 114 00:13:14,642 --> 00:13:16,742 あっ。 115 00:13:31,375 --> 00:13:34,979 これは? 116 00:13:34,979 --> 00:13:40,779 それは 初めて 私が 編集を担当した本です。 117 00:13:45,089 --> 00:13:48,489 じゃあ これ 買おうっと⦆ 118 00:13:57,151 --> 00:13:59,153 はっ! 119 00:13:59,153 --> 00:14:01,322 《また俊吾さんを 思い出してしまった。 120 00:14:01,322 --> 00:14:03,322 仕事に集中しなくては》 121 00:16:20,327 --> 00:16:30,527 ♬~ 122 00:16:44,318 --> 00:16:48,739 《私の何がいけなかったんだろう。 123 00:16:48,739 --> 00:16:50,674 罪…。 124 00:16:50,674 --> 00:16:55,996 私が今までに犯してしまった 罪…》 125 00:16:55,996 --> 00:16:59,316 ⦅要するに 今の佐々木があるのはだな➡ 126 00:16:59,316 --> 00:17:01,719 だから要するに 過去のお前は➡ 127 00:17:01,719 --> 00:17:04,655 要するに 未来の自分に つながってるわけだろ? 128 00:17:04,655 --> 00:17:07,675 なっ お父さんとお母さんと… 話 戻すけれども➡ 129 00:17:07,675 --> 00:17:11,345 要するにお前は 要するに…⦆ 130 00:17:11,345 --> 00:17:14,982 《編集長の口癖 「要するに」が➡ 131 00:17:14,982 --> 00:17:19,336 常に要点をつかんでいないのを 指摘しなかったこと》 132 00:17:19,336 --> 00:17:22,323 ⦅すみませ~ん お姉さん今 時間あります? 133 00:17:22,323 --> 00:17:25,676 ちょっとだけ暇ないですか? お姉さんA型? B型? 134 00:17:25,676 --> 00:17:28,062 おじいちゃんいる? 歯 ガタガタ?⦆ 135 00:17:28,062 --> 00:17:31,999 《声をかけてきた人を 無視してしまったこと。 136 00:17:31,999 --> 00:17:34,318 急病だったかもしれない》 137 00:17:34,318 --> 00:17:38,656 ⦅アンケートお願いします。 ほんの30秒で済みますので。 138 00:17:38,656 --> 00:17:42,092 すみません 仕事がありますので⦆ 139 00:17:42,092 --> 00:17:45,729 《突然のアンケートに 答えなかったこと。 140 00:17:45,729 --> 00:17:49,366 本当は そこまで急いでなかったのに…。 141 00:17:49,366 --> 00:17:52,366 それから… 私の罪…》 142 00:17:58,726 --> 00:18:00,644 ⦅ただいま戻りました…。 143 00:18:00,644 --> 00:18:04,644 おかえり 幸子さん。 大丈夫? 144 00:18:08,319 --> 00:18:13,991 先生がケータイの電源を切ったまま 行方をくらましてしまいまして。 145 00:18:13,991 --> 00:18:17,328 大変だったね。 146 00:18:17,328 --> 00:18:20,314 それじゃあ…。 147 00:18:20,314 --> 00:18:23,667 はい。 148 00:18:23,667 --> 00:18:27,037 がんばった ご褒美。 149 00:18:27,037 --> 00:18:29,006 ご褒美? 150 00:18:29,006 --> 00:18:31,906 甘いもの食べると 疲れが取れるでしょ? 151 00:18:35,663 --> 00:18:38,315 甘いものは むしろ疲れた胃の消化に➡ 152 00:18:38,315 --> 00:18:40,985 負担がかかるのでは ないでしょうか? 153 00:18:40,985 --> 00:18:43,988 そもそも ご褒美は必要ありません。 154 00:18:43,988 --> 00:18:46,988 仕事をきちんとやるのは 当たり前のことです。 155 00:18:51,011 --> 00:18:55,311 フフッ 幸子さんらしいね⦆ 156 00:18:58,986 --> 00:19:02,006 《あのときの俊吾さんの…。 157 00:19:02,006 --> 00:19:04,658 悲しそうな顔…》 158 00:19:04,658 --> 00:19:06,660 ハッ! 159 00:19:06,660 --> 00:19:08,660 《また俊吾さんのことを!》 160 00:19:20,057 --> 00:19:22,676 さ 佐々木さん! 161 00:19:22,676 --> 00:19:25,329 なんでしょう。 すみません! 162 00:19:25,329 --> 00:19:27,681 サイン会のお知らせに 不手際がありまして➡ 163 00:19:27,681 --> 00:19:32,281 100枚ほど用意した整理券が まだ 80枚ほど残っておりまして。 164 00:19:34,321 --> 00:19:36,707 そんなに? 165 00:19:36,707 --> 00:19:39,343 姫村先生 入られます。 166 00:19:39,343 --> 00:19:41,343 ハッ! 167 00:19:44,665 --> 00:19:48,001 店長さん すぐに戻りますので。 168 00:19:48,001 --> 00:19:50,001 はい。 169 00:19:52,990 --> 00:19:56,994 姫村です。 あっ どうも。 170 00:19:56,994 --> 00:19:58,994 光です。 あっ…。 171 00:20:04,668 --> 00:20:09,268 《姫村先生に大恥を かかせるわけにはいかない》 172 00:20:17,047 --> 00:20:20,317 ありがとうございます。 173 00:20:20,317 --> 00:20:22,336 お願いします。 174 00:20:22,336 --> 00:20:26,990 この調子だと あっという間に 終わっちゃいそうですね。 175 00:20:26,990 --> 00:20:30,077 はい。 次の作品も楽しみにしてます。 176 00:20:30,077 --> 00:20:32,077 どうもありがとう。 177 00:20:35,315 --> 00:20:38,335 あの 姫村先生。 178 00:20:38,335 --> 00:20:41,655 サイン本を1冊 いただきたいのですが。 179 00:20:41,655 --> 00:20:44,041 《3人:サクラ!?》 180 00:20:44,041 --> 00:20:47,327 はい。 もちろん 喜んで。 181 00:20:47,327 --> 00:20:49,329 先生の本が大好きで➡ 182 00:20:49,329 --> 00:20:51,331 いつも 読ませていただいております。 183 00:20:51,331 --> 00:20:54,668 それはそれは どうもありがとう。 お名前は? 184 00:20:54,668 --> 00:20:56,670 田中です。 185 00:20:56,670 --> 00:21:00,674 田中。 田中さん。 186 00:21:00,674 --> 00:21:02,974 しかも姫村先生 気付いてない…。 187 00:21:07,431 --> 00:21:09,333 はい。 188 00:21:09,333 --> 00:21:11,333 ありがとうございます。 189 00:21:13,987 --> 00:21:16,673 佐々木さん さすがにそれは…。 190 00:21:16,673 --> 00:21:19,026 次の変装の準備がありますので。 191 00:21:19,026 --> 00:21:21,026 (3人)次? 192 00:21:23,330 --> 00:21:25,330 サインをいただきたいのですが…。 193 00:21:28,936 --> 00:21:30,936 これはひどい。 194 00:21:32,990 --> 00:21:36,660 お名前は? 《3人:ばれてない!?》 195 00:21:36,660 --> 00:21:39,730 佐藤です。 佐藤。 196 00:21:39,730 --> 00:21:43,030 姫村先生 ここまでの天然とは…。 197 00:21:45,002 --> 00:21:47,337 はい。 ありがとうございます。 198 00:21:47,337 --> 00:21:49,337 サービス。 光栄です。 199 00:21:52,659 --> 00:21:56,680 皆さんも並んでご協力ください。 すぐに戻って参りますので。 200 00:21:56,680 --> 00:21:58,649 佐々木さん!? 201 00:21:58,649 --> 00:22:00,734 《まだ 足りない。 202 00:22:00,734 --> 00:22:05,334 もっともっと… もっともっと 注目を集めなければ》 203 00:24:51,421 --> 00:24:53,824 作家の姫村光先生が➡ 204 00:24:53,824 --> 00:24:56,493 青山ブックセンターにて サインを直接いたします。 205 00:24:56,493 --> 00:24:59,479 どうぞ よろしくお願いします。 206 00:24:59,479 --> 00:25:02,315 どうか ビラをお受け取りください。 よろしく…。 207 00:25:02,315 --> 00:25:05,335 サイン会を行います どうか ビラをお受け…。 208 00:25:05,335 --> 00:25:07,935 『償いザムライ』 よろしくお願いいたします。 209 00:25:12,993 --> 00:25:17,330 《考えが… 甘かった》 210 00:25:17,330 --> 00:25:19,499 ⦅ちょっとだけ暇ないですか。 211 00:25:19,499 --> 00:25:21,485 アンケートお願いします。 212 00:25:21,485 --> 00:25:23,487 ご褒美は必要ありません⦆ 213 00:25:23,487 --> 00:25:27,574 《自分のしたことは 自分に返ってくる。 214 00:25:27,574 --> 00:25:29,493 そういうことなのかしら》 215 00:25:29,493 --> 00:25:32,345 サイン会 よろしくお願いいたし…。 キャー。 216 00:25:32,345 --> 00:25:35,449 どうか お受け取りください。 217 00:25:35,449 --> 00:25:38,849 こちらぜひ よろし…。 218 00:25:46,009 --> 00:25:51,009 《これはもう… ダメかもしれない》 219 00:26:04,044 --> 00:26:05,996 (姫村)はい お名前は? 220 00:26:05,996 --> 00:26:09,166 ユワさん いつもありがとうございます。 221 00:26:09,166 --> 00:26:11,334 《どうして…》 222 00:26:11,334 --> 00:26:14,321 まあ うれしい ありがとうございます。 223 00:26:14,321 --> 00:26:17,324 (姫村)どうぞ ありがとうございました どうぞ。 224 00:26:17,324 --> 00:26:20,310 お名前は? 225 00:26:20,310 --> 00:26:23,330 さ 佐々木さん? え? え? 226 00:26:23,330 --> 00:26:29,386 (姫村)写真もおつけします どうぞ ありがとうございました。 227 00:26:29,386 --> 00:26:35,086 さすが姫村先生 私が 心配するまでもなかったですね。 228 00:26:38,328 --> 00:26:42,332 幸子さん 大変なことになってます。 229 00:26:42,332 --> 00:26:44,332 えっ? 230 00:26:47,504 --> 00:26:50,490 これは… 私? 231 00:26:50,490 --> 00:26:53,493 ツイッターで拡散されてて➡ 232 00:26:53,493 --> 00:26:56,530 化け物が 姫村光のサイン会の宣伝してるって。 233 00:26:56,530 --> 00:26:59,130 化け物…。 234 00:27:16,333 --> 00:27:19,436 化け子…。 235 00:27:19,436 --> 00:27:26,493 (シャッター音) 236 00:27:26,493 --> 00:27:28,662 幸子さん とにかく着替えてきたほうが。 237 00:27:28,662 --> 00:27:33,049 はい。 佐々木さん ありがとうございました。 238 00:27:33,049 --> 00:27:36,503 姫村先生の新作 全力で売らせていただきます。 239 00:27:36,503 --> 00:27:39,603 はい よろしくお願いいたします。 240 00:27:41,658 --> 00:27:44,661 (姫村)ブロマイドです どうぞ。 241 00:27:44,661 --> 00:27:47,714 どうぞ 242 00:27:47,714 --> 00:27:52,014 お名前は? クメコ? 243 00:27:54,154 --> 00:27:57,340 お名前は? ノリコ~。 244 00:27:57,340 --> 00:27:59,340 ノリコさんげん。 245 00:28:02,662 --> 00:28:06,962 《さすがに 今日は疲れた…》 246 00:28:19,663 --> 00:28:22,182 《肉! 247 00:28:22,182 --> 00:28:26,486 でも それなりのお値段ね》 248 00:28:26,486 --> 00:28:29,155 は~ おいしかった。 249 00:28:29,155 --> 00:28:33,343 たまには 自分にご褒美 あげないとね。 ねっ。 250 00:28:33,343 --> 00:28:36,479 ご褒美…。 251 00:28:36,479 --> 00:28:40,483 ⦅おかえり 幸子さん。 252 00:28:40,483 --> 00:28:43,553 頑張った ご褒美⦆ 253 00:28:43,553 --> 00:28:47,324 《はっ またもや俊吾さんを》 254 00:28:47,324 --> 00:28:51,324 (お腹が鳴る音) 255 00:31:38,328 --> 00:31:43,333 《さすが老舗 高級感に溢れてる》 256 00:31:43,333 --> 00:31:45,633 お待たせいたしました。 257 00:31:49,839 --> 00:31:52,239 こちら 近江牛になります。 258 00:31:55,495 --> 00:31:57,914 《きれいなピンク色。 259 00:31:57,914 --> 00:32:01,317 見事な霜降り》 260 00:32:01,317 --> 00:32:05,338 こちらで お作りさせていただいて よろしいでしょうか。 261 00:32:05,338 --> 00:32:07,638 は はい。 262 00:32:15,331 --> 00:32:19,431 卵の準備をお願いします。 は はい。 263 00:32:37,420 --> 00:32:42,108 《私だけのために 目の前で調理をしてくれている。 264 00:32:42,108 --> 00:32:45,108 なんて贅沢》 265 00:32:50,500 --> 00:32:54,100 《近江牛 入りました!》 266 00:33:01,494 --> 00:33:03,947 あの それは…。 267 00:33:03,947 --> 00:33:05,815 ザラメです。 268 00:33:05,815 --> 00:33:07,817 ザラメ。 ええ。 269 00:33:07,817 --> 00:33:10,503 うちは 関西風なので。 270 00:33:10,503 --> 00:33:14,941 すき焼きっていうのは もともと関西の言い方でしてね。 271 00:33:14,941 --> 00:33:21,241 割下で煮るのではなく ザラメ みりん 醤油で焼くんです。 272 00:33:23,349 --> 00:33:26,449 焼くから すき焼き。 273 00:33:28,505 --> 00:33:30,605 勉強になります。 274 00:33:35,328 --> 00:33:42,402 《溶けたザラメとお醤油が絡まって いい香り。 275 00:33:42,402 --> 00:33:47,202 それに この音。 食欲をそそる》 276 00:33:53,663 --> 00:33:55,763 どうぞ。 277 00:34:12,682 --> 00:34:18,082 《ん~! 柔らかい!》 278 00:34:27,814 --> 00:34:34,153 《はあ~! 口の中でとろけちゃう この柔らかさ! 279 00:34:34,153 --> 00:34:39,158 この幸福感 やっぱり牛ですよ 牛! 280 00:34:39,158 --> 00:34:41,494 「牛鍋食わねば 開けぬやつ」。 281 00:34:41,494 --> 00:34:45,481 文明開化の時代 流行の最先端になるだけあるわ。 282 00:34:45,481 --> 00:34:49,152 今まさに 私の食欲が 開かれました。 283 00:34:49,152 --> 00:34:52,252 ありがとう 近江牛。 ありがとう!》 284 00:34:55,008 --> 00:35:01,164 ♬~ 285 00:35:01,164 --> 00:35:04,264 《ありがとうございます! 生産業者の方々!》 286 00:35:09,989 --> 00:35:14,661 《ザラメの甘さが ダイレクトにお肉を包んでる。 287 00:35:14,661 --> 00:35:17,961 お醤油の このちょっと焦げた感じもいい》 288 00:35:22,402 --> 00:35:24,487 《焼くから すき焼き。 289 00:35:24,487 --> 00:35:28,825 焼きならではの香ばしさね》 290 00:35:28,825 --> 00:35:31,260 お肉 追加しましょうか? 291 00:35:31,260 --> 00:35:33,329 お願いします。 292 00:35:33,329 --> 00:35:36,929 すみません あと ご飯もいただけますか? 293 00:35:41,170 --> 00:35:44,691 《お肉から出た脂を使って お野菜を焼くのね。 294 00:35:44,691 --> 00:35:47,291 これも贅沢》 295 00:35:53,149 --> 00:35:58,249 《牛脂をまとった こんがりおネギのおいしいこと》 296 00:36:00,340 --> 00:36:04,340 《そこに 更に お肉投入》 297 00:36:10,183 --> 00:36:15,483 《お肉。 お肉!》 298 00:36:18,825 --> 00:36:24,625 《しゃきしゃきエノキに お肉にタケノコ! ああ!》 299 00:36:26,666 --> 00:36:30,036 《しいたけ 玉ねぎ 春菊 お豆腐! 300 00:36:30,036 --> 00:36:32,839 甘く焼けたお野菜が私を満たす! 301 00:36:32,839 --> 00:36:35,491 そしてご飯! 302 00:36:35,491 --> 00:36:37,491 お漬物》 303 00:36:39,495 --> 00:36:45,095 《このしょっぱさ! からの やっぱり お肉!》 304 00:36:53,159 --> 00:36:57,997 《ん~! 贅沢》 305 00:36:57,997 --> 00:37:01,667 卵 追加しましょうか? 306 00:37:01,667 --> 00:37:05,467 いえ それには及びません。 307 00:37:08,491 --> 00:37:12,491 《ここは もはや ダイレクトに!》 308 00:37:17,166 --> 00:37:22,271 《ん~ 甘い。 ああ 溶けていく。 309 00:37:22,271 --> 00:37:25,992 今日1日の疲れも何もかも…。 310 00:37:25,992 --> 00:37:28,010 すき焼きを ご褒美たらしめているのは➡ 311 00:37:28,010 --> 00:37:30,163 この甘さだったのね。 312 00:37:30,163 --> 00:37:36,502 はあ… 確かに これはご褒美。 313 00:37:36,502 --> 00:37:39,302 ごほうビーフ!》 314 00:37:41,657 --> 00:37:53,157 ♬~ 315 00:37:57,323 --> 00:37:59,992 俊吾さん 今日も しばしのあいだ➡ 316 00:37:59,992 --> 00:38:03,592 あなたを忘れることができました。 317 00:38:05,665 --> 00:38:11,265 まだ もうちょっと 時間かかりそうね。 318 00:38:13,356 --> 00:38:15,356 (お鈴)