1 00:00:33,183 --> 00:00:47,583 ♬~ 2 00:00:48,982 --> 00:01:08,602 ♬~ 3 00:01:08,602 --> 00:01:28,605 ♬~ 4 00:01:28,605 --> 00:01:35,605 ♬~ 5 00:01:39,533 --> 00:01:42,953 (月白鹿子)なんで なんにも言わないんですか。 6 00:01:42,953 --> 00:01:44,953 先生。 7 00:01:47,357 --> 00:01:51,294 (加賀屋朔)ダメなんだ…。 えっ? 8 00:01:51,294 --> 00:01:54,394 高い所… ダメなんだ。 9 00:01:55,932 --> 00:02:02,105 ♬~ 10 00:02:02,105 --> 00:02:05,609 ガタガタ おい! 11 00:02:05,609 --> 00:02:07,994 ガタガタ ガタガタ やめろって! 12 00:02:07,994 --> 00:02:10,113 ふふっ。 13 00:02:10,113 --> 00:02:13,233 やめろよ! ふふふっ! 14 00:02:13,233 --> 00:02:18,705 笑うなよ。 先生にも弱点あったんだ。 ふふふっ。 15 00:02:18,705 --> 00:02:22,205 なんで 苦手な所に 自分から行くんですか。 16 00:02:23,543 --> 00:02:28,243 どうしてだろうな。 君といると 調子が狂う。 17 00:02:32,953 --> 00:02:36,656 彼 血相変えて 出ていったけど➡ 18 00:02:36,656 --> 00:02:38,656 告白でもされた? 19 00:02:41,645 --> 00:02:44,945 君には ああいう男の方が似合ってるよ。 20 00:02:46,733 --> 00:02:51,833 じゃあ… どうして 連れ出したりしたんですか。 21 00:02:54,741 --> 00:03:00,541 先生は… 私をどうしたいんですか。 22 00:03:02,215 --> 00:03:07,215 ふっ… 本当だな 矛盾してる。 23 00:03:10,223 --> 00:03:12,223 すまない…。 24 00:03:14,077 --> 00:03:18,515 (心の声)≪違う…。 ずるい≫ 25 00:03:18,515 --> 00:03:21,334 ≪先生は ずるい≫ 26 00:03:21,334 --> 00:03:26,323 ≪謝られたら 何も聞けなくなる≫ 27 00:03:26,323 --> 00:03:29,209 ≪先生は ずるい≫ 28 00:03:29,209 --> 00:03:31,728 おい やめろって 立つなよ…。 29 00:03:31,728 --> 00:03:37,934 ♬~ 30 00:03:37,934 --> 00:03:43,723 いろんなところ見るから 怖く感じるんです。 31 00:03:43,723 --> 00:03:47,427 私の方だけを見て。 32 00:03:47,427 --> 00:03:50,697 大丈夫です。 33 00:03:50,697 --> 00:03:55,197 私が そばにいます。 34 00:03:58,688 --> 00:04:00,688 好きです。 35 00:04:03,543 --> 00:04:07,914 先生が好きです。 36 00:04:07,914 --> 00:04:11,818 先生は 恋じゃないって言ったけど。 37 00:04:11,818 --> 00:04:15,722 勘違いだって言ってたけど。 38 00:04:15,722 --> 00:04:18,922 だったら どうして こんなにも苦しいのでしょうか。 39 00:04:21,027 --> 00:04:25,465 せめて 恋だって認めてもらえないと➡ 40 00:04:25,465 --> 00:04:27,384 失恋もできない…。 41 00:04:27,384 --> 00:04:32,722 ♬~ 42 00:04:32,722 --> 00:04:37,327 だから お願いです。 43 00:04:37,327 --> 00:04:42,449 ちゃんと 振ってください…。 44 00:04:42,449 --> 00:04:47,354 ちゃんと 忘れます。 45 00:04:47,354 --> 00:04:51,354 ちゃんと 担当として接します。 46 00:04:55,061 --> 00:05:03,203 だから もう少しだけ…。 47 00:05:03,203 --> 00:05:09,325 観覧車が戻るまで➡ 48 00:05:09,325 --> 00:05:12,395 先生を 好きでいさせてください。 49 00:05:12,395 --> 00:05:27,395 ♬~ 50 00:05:30,380 --> 00:05:32,480 (望月千広)ごめんね。 51 00:05:40,039 --> 00:05:42,039 格好悪いな 俺。 52 00:05:43,960 --> 00:05:46,160 (暁里)格好悪くなんかない。➡ 53 00:05:48,815 --> 00:05:53,403 逃げずに 気持ちを まっすぐ伝えた。 54 00:05:53,403 --> 00:05:55,503 千広君は格好いいよ。 55 00:05:57,157 --> 00:06:12,922 ♬~ 56 00:06:12,922 --> 00:06:17,127 ≪先生 私➡ 57 00:06:17,127 --> 00:06:21,764 このまま 先生のこと 好きでいていいんですか?≫ 58 00:06:21,764 --> 00:06:39,764 ♬~ 59 00:08:42,171 --> 00:08:45,875 ブォー…(ドライヤーの音) 60 00:08:45,875 --> 00:08:50,930 ♬~ 61 00:08:50,930 --> 00:08:58,037 あのキスは どういう意味ですか? 62 00:08:58,037 --> 00:09:01,637 ブォー… 63 00:09:05,345 --> 00:09:07,345 カチッ(スイッチを切る音) 64 00:09:26,899 --> 00:09:30,799 確かに 君に惹かれてる。 65 00:09:33,373 --> 00:09:36,809 いとおしいと思いはじめてる。 66 00:09:36,809 --> 00:09:40,580 ♬~ 67 00:09:40,580 --> 00:09:44,267 でも これは➡ 68 00:09:44,267 --> 00:09:48,888 君が 思ってるようなものじゃなくて➡ 69 00:09:48,888 --> 00:09:53,226 きれいなものを壊したいっていう➡ 70 00:09:53,226 --> 00:09:56,729 一時的な情欲かもしれない。 71 00:09:56,729 --> 00:10:04,137 ♬~ 72 00:10:04,137 --> 00:10:10,510 初めての男が 僕みたいな人だったら➡ 73 00:10:10,510 --> 00:10:12,595 後悔するよ。 74 00:10:12,595 --> 00:10:17,784 ♬~ 75 00:10:17,784 --> 00:10:22,922 で? 「で?」って…。 76 00:10:22,922 --> 00:10:30,430 ♬~ 77 00:10:30,430 --> 00:10:35,430 先生の言ってることは 難しすぎます。 78 00:10:38,621 --> 00:10:42,508 今 大事なのは…➡ 79 00:10:42,508 --> 00:10:47,046 私が 先生を好きということと➡ 80 00:10:47,046 --> 00:10:54,746 先生が 私を求めているかということです。 81 00:11:00,510 --> 00:11:02,510 今日だって…➡ 82 00:11:06,482 --> 00:11:09,282 ずっと 先生に触れたかった。 83 00:11:14,407 --> 00:11:20,407 処女だって 欲情するんです。 84 00:11:21,831 --> 00:11:27,531 ふふっ。 斬新な口説き文句だな。 85 00:11:36,763 --> 00:11:47,473 86 00:11:47,473 --> 00:11:52,673 君が… 好きだ。 87 00:11:58,000 --> 00:12:06,700 私も 先生のことが大好きです。 88 00:12:20,656 --> 00:12:40,593 ♬~ 89 00:12:40,593 --> 00:12:51,020 ♬~ 90 00:12:51,020 --> 00:12:53,020 怖い? 91 00:12:54,640 --> 00:12:56,640 やめる? 92 00:13:00,196 --> 00:13:02,682 やめないでください…。 93 00:13:02,682 --> 00:13:11,440 ♬~ 94 00:13:11,440 --> 00:13:15,561 先生。 ん? 95 00:13:15,561 --> 00:13:17,561 月が きれい。 96 00:13:19,982 --> 00:13:23,082 月が 見てるみたい。 97 00:13:30,526 --> 00:13:33,946 先生? 98 00:13:33,946 --> 00:13:35,946 すまない。 99 00:13:38,401 --> 00:13:44,457 顔色 悪いですよ? 悪い。 今日は帰ってくれないかな。 100 00:13:44,457 --> 00:13:47,857 どうしたんですか。 具合が悪い…。 101 00:13:50,463 --> 00:13:54,283 じゃあ 今日は泊まっていきます。 102 00:13:54,283 --> 00:13:56,085 頼む。 103 00:13:56,085 --> 00:14:12,485 ♬~ 104 00:16:15,174 --> 00:16:17,176 (店員)いらっしゃいませ。 105 00:16:17,176 --> 00:16:19,512 ♬~(店内BGM) 106 00:16:19,512 --> 00:16:23,582 ♬~ 107 00:16:23,582 --> 00:16:26,886 (光稀)加賀屋君。 108 00:16:26,886 --> 00:16:30,489 えっ…。 (光稀)ふっ… 何よ。➡ 109 00:16:30,489 --> 00:16:34,894 そっちが呼んだんでしょ? 何時だと思ってんの? 110 00:16:34,894 --> 00:16:36,894 そっか…。 111 00:16:39,465 --> 00:16:41,765 (光稀)コーヒーを。 (店員)かしこまりました。 112 00:16:43,169 --> 00:16:45,169 はぁ…。 113 00:16:47,673 --> 00:16:52,573 (光稀)どうしたの? 助けてもらいたくて。 114 00:16:54,113 --> 00:16:56,882 (光稀)なんかあったの? 115 00:16:56,882 --> 00:16:59,582 財布 持たずに出ちゃって。 116 00:17:01,887 --> 00:17:04,487 (光稀) あの子と なんかあったんでしょ。 117 00:17:07,259 --> 00:17:11,664 ふっ… さすが。 鋭いな。 118 00:17:11,664 --> 00:17:13,964 好きになったんだ。 119 00:17:16,235 --> 00:17:19,305 俺には そんな資格ない。 120 00:17:19,305 --> 00:17:21,705 だったら 引き返しなさいよ。 121 00:17:24,110 --> 00:17:26,610 かわいそうよ あの子が。 122 00:17:33,285 --> 00:17:35,785 朔には 私がいるよ。 123 00:17:39,825 --> 00:17:43,329 光稀はさ 彼氏とかいないの? 124 00:17:43,329 --> 00:17:47,700 (光稀)ふふっ いたら こんなとこ 来ないでしょ。 125 00:17:47,700 --> 00:17:51,537 やっぱ まだ引きずってんの? 126 00:17:51,537 --> 00:17:56,342 何年たったと思ってんの。 一緒にしないで。 127 00:17:56,342 --> 00:17:59,044 だよな。 128 00:17:59,044 --> 00:18:04,049 うそ…。 引きずってるわけじゃないけど➡ 129 00:18:04,049 --> 00:18:07,449 あれから もう 恋はしてないな。 130 00:18:10,789 --> 00:18:14,660 似た者同士だな。 131 00:18:14,660 --> 00:18:17,663 (光稀)うれしくない。 132 00:18:17,663 --> 00:18:20,663 ふふっ。 (光稀)ふふっ。 133 00:18:22,168 --> 00:18:24,170 (川端)月白さん ここ 間違ってませんか? 134 00:18:24,170 --> 00:18:26,172 ほんとだ。 ごめん すぐ やり直す。 135 00:18:26,172 --> 00:18:28,574 (川端)大丈夫っすよ。 俺 直しときますね。 136 00:18:28,574 --> 00:18:30,574 ありがとう。 137 00:18:37,449 --> 00:18:39,449 どうしたの? 138 00:18:41,453 --> 00:18:45,153 ごめん しっかりする。 139 00:18:54,633 --> 00:18:59,271 (光稀)で なんですか 今日は。 140 00:18:59,271 --> 00:19:03,275 (三島)加賀屋君とは 仕事以外でも会ってるのか。 141 00:19:03,275 --> 00:19:06,679 興味あるんだ。 142 00:19:06,679 --> 00:19:10,649 (三島) 加賀屋君に 新しい担当を付けた。 143 00:19:10,649 --> 00:19:13,719 月白さん。 ああ。 144 00:19:13,719 --> 00:19:17,556 そうだ お前も あのとき いたな。 145 00:19:17,556 --> 00:19:21,660 かわいい部下が 心配なんですね。 146 00:19:21,660 --> 00:19:26,565 恋愛小説を 書かせようとしているらしい。 147 00:19:26,565 --> 00:19:31,865 そうなることを期待して 彼女を担当にしたんじゃないの? 148 00:19:34,573 --> 00:19:38,744 どことなく 似てるもんね。 149 00:19:38,744 --> 00:19:42,314 間違っていただろうか…。 150 00:19:42,314 --> 00:19:45,951 おかげで 先生 情緒不安定。 151 00:19:45,951 --> 00:19:50,422 うちの原稿にまで影響出て いい迷惑ですよ。 152 00:19:50,422 --> 00:19:54,022 有明 お前 たくましくなったな。 153 00:19:56,395 --> 00:20:02,401 まっ 早いところ 担当 変えてあげた方がいいんじゃない。 154 00:20:02,401 --> 00:20:05,901 あの子に 加賀屋君は支えられない。 155 00:20:09,074 --> 00:20:11,074 光稀…。 156 00:20:12,578 --> 00:20:14,978 お前は 大丈夫なのか。 157 00:20:18,450 --> 00:20:20,450 何が? 158 00:20:24,123 --> 00:20:26,123 (三島・回想)⦅光稀…⦆ 159 00:20:29,128 --> 00:20:31,128 ずるい…。 160 00:20:32,531 --> 00:20:34,900 コンコンコン 161 00:20:34,900 --> 00:20:37,670 月白 これから空いてる? 162 00:20:37,670 --> 00:20:41,273 うん。 じゃあ 飯行こうよ。 163 00:20:41,273 --> 00:20:46,278 あっ… 今日は…。 164 00:20:46,278 --> 00:20:48,678 ちゃんと 話させてよ。 165 00:20:50,449 --> 00:20:53,118 (店員)いらっしゃいませ。➡ 166 00:20:53,118 --> 00:20:55,118 ごゆっくりどうぞ。 167 00:20:57,723 --> 00:21:01,327 月白が 今 座ってる席。 168 00:21:01,327 --> 00:21:05,064 鶴賀昴が いつも座ってる席なんだって。 169 00:21:05,064 --> 00:21:07,700 えっ!? ふふっ ほかにも➡ 170 00:21:07,700 --> 00:21:10,869 名だたる文豪の人たちが 食べに来るって。 171 00:21:10,869 --> 00:21:14,139 担当の作家さんに 教えてもらったんだ。 172 00:21:14,139 --> 00:21:17,943 えっ すごい…。 173 00:21:17,943 --> 00:21:21,280 すごい! 尊い! 174 00:21:21,280 --> 00:21:24,283 ここに… ここに…。 175 00:21:24,283 --> 00:21:27,419 あっ はははっ。 176 00:21:27,419 --> 00:21:31,623 月白って オジ専? いや 別に そういうんじゃないし。 177 00:21:31,623 --> 00:21:34,626 鶴賀先生は もう そう… 別に そういうのじゃないし あの…➡ 178 00:21:34,626 --> 00:21:37,429 加賀屋先生も だって おじさんっていうには もう…。 179 00:21:37,429 --> 00:21:41,600 ♬~(店内BGM) 180 00:21:41,600 --> 00:21:45,200 ごめん…。 なんで謝るの。 181 00:21:48,440 --> 00:21:51,110 よかった 喜んでもらえて。 182 00:21:51,110 --> 00:21:54,410 ずっと 連れてきてあげたいって 思ってたから。 183 00:21:56,749 --> 00:22:00,649 なんか食べよっか。 結構 おなかすいてる? 184 00:22:07,760 --> 00:22:09,760 月白? 185 00:22:11,830 --> 00:22:14,900 ごめんなさい。 186 00:22:14,900 --> 00:22:19,405 なんか 今日 謝られてばっかだな。 187 00:22:19,405 --> 00:22:23,909 さすがに そんな謝られると 傷つくんだけど。 188 00:22:23,909 --> 00:22:27,446 あっ ごめん…。 ほら また。 189 00:22:27,446 --> 00:22:29,446 あっ…。 190 00:22:37,790 --> 00:22:42,127 私…➡ 191 00:22:42,127 --> 00:22:45,327 先生に好きって言った。 192 00:22:48,300 --> 00:22:50,300 うん。 193 00:22:51,837 --> 00:22:56,875 先生も…➡ 194 00:22:56,875 --> 00:22:59,675 好きって言ってくれた。 195 00:23:03,549 --> 00:23:06,049 先生と つきあってるんだ? 196 00:23:11,557 --> 00:23:13,557 うん…。 197 00:23:20,098 --> 00:23:23,398 だから 望月の気持ちには 応えられない。 198 00:23:27,206 --> 00:23:29,241 そっか…。 199 00:23:29,241 --> 00:23:38,750 ♬~ 200 00:23:38,750 --> 00:23:46,091 俺 見守るだけの いいヤツでいるのは やめたんだ。 201 00:23:46,091 --> 00:23:51,291 格好悪くても みっともなくても…➡ 202 00:23:54,600 --> 00:23:59,505 月白が好きだから諦めたくない。 203 00:23:59,505 --> 00:24:05,544 ♬~ 204 00:24:05,544 --> 00:24:08,881 だから…➡ 205 00:24:08,881 --> 00:24:14,386 隙があったら 遠慮なく つけ込むから。 206 00:24:14,386 --> 00:24:18,724 いや… そんなの困るよ。 207 00:24:18,724 --> 00:24:32,638 ♬~ 208 00:24:32,638 --> 00:24:34,973 俺にも ちょっとは ドキっとした? 209 00:24:34,973 --> 00:24:41,146 ♬~ 210 00:24:41,146 --> 00:24:43,315 じゃあ また明日。 211 00:24:43,315 --> 00:24:50,722 ♬~ 212 00:24:50,722 --> 00:24:52,724 ああ~ 緊張した…。 213 00:24:52,724 --> 00:24:59,197 ♬~ 214 00:24:59,197 --> 00:25:02,968 (三島)で 加賀屋君の方は? 具体的に進んでるのか? 215 00:25:02,968 --> 00:25:05,470 あっ すみません…。 216 00:25:05,470 --> 00:25:08,440 今月中に 企画を出せ。 217 00:25:08,440 --> 00:25:12,544 それができなければ 担当は外れてもらう。 218 00:25:12,544 --> 00:25:15,948 分かりました。 219 00:25:15,948 --> 00:25:20,652 月白は 加賀屋君のデビュー作 読んだことあるよな? 220 00:25:20,652 --> 00:25:25,791 はい。 そのころの担当は➡ 221 00:25:25,791 --> 00:25:29,027 俺だった。 編集長が? 222 00:25:29,027 --> 00:25:32,030 (三島)不思議な作家だったよ。➡ 223 00:25:32,030 --> 00:25:36,368 人が持つ性に嫌悪し 人を拒絶しつつも➡ 224 00:25:36,368 --> 00:25:40,372 一方で 人を求めている。➡ 225 00:25:40,372 --> 00:25:45,377 「花冷えの刻」…。 彼が 丸裸になって書いているのは➡ 226 00:25:45,377 --> 00:25:48,213 あの作品だけだ。 227 00:25:48,213 --> 00:25:54,813 先生の中に 何か 阻むものがあるんだと思います。 228 00:25:57,623 --> 00:26:02,823 先生は ずっと 殻の中から出てこようとしません。 229 00:26:05,130 --> 00:26:11,236 私が その殻を 破りたいと思っています。 230 00:26:11,236 --> 00:26:15,874 俺が 月白を担当に付けたのは 月白が その殻を➡ 231 00:26:15,874 --> 00:26:18,874 破ってくれるんじゃないかって 思ったからだよ。 232 00:26:21,880 --> 00:26:24,616 月白は 加賀屋君のことを 愛してるだろう? 233 00:26:24,616 --> 00:26:29,988 えっ!? な… 何言ってるんですか 編集長。 234 00:26:29,988 --> 00:26:32,991 そんな…。 愛というのは 何も➡ 235 00:26:32,991 --> 00:26:36,191 男女のセクシャルのことだけを 言うんじゃないんだよ。 236 00:26:38,330 --> 00:26:41,967 編集と作家の関係は 愛で成り立っていると➡ 237 00:26:41,967 --> 00:26:45,737 俺は思っている。 愛…。 238 00:26:45,737 --> 00:26:50,742 物語というのは 作家自身の恥部を さらすようなものだ。 239 00:26:50,742 --> 00:26:54,746 そして 編集は そんな作家の恥部を こじあけ➡ 240 00:26:54,746 --> 00:26:57,346 引き出さなければならない。 241 00:26:58,784 --> 00:27:03,155 編集は 作家にとって 共に戦う同志であり➡ 242 00:27:03,155 --> 00:27:07,125 見守る母であり 時には 情熱を持って愛する➡ 243 00:27:07,125 --> 00:27:11,063 恋人のような存在であるべきだと 俺は思う。➡ 244 00:27:11,063 --> 00:27:13,865 編集と作家が 互いに愛し合わなければ➡ 245 00:27:13,865 --> 00:27:15,965 傑作だって生まれない。 246 00:27:17,903 --> 00:27:21,103 もっと自信を持って愛してやれ。 247 00:27:22,908 --> 00:27:24,943 はい。 248 00:27:24,943 --> 00:27:31,883 ♬~ 249 00:27:31,883 --> 00:27:37,283 ≪私は編集者として 女として…➡ 250 00:27:39,925 --> 00:27:42,425 先生を愛したい≫ 251 00:27:49,568 --> 00:27:52,571 (千夜香)⦅あっ 見て⦆ ⦅ん?⦆ 252 00:27:52,571 --> 00:27:54,573 (千夜香)⦅月がきれい⦆ 253 00:27:54,573 --> 00:28:14,373 ♬~ 254 00:28:15,927 --> 00:28:17,929 君みたいなタイプは 僕には重い。 255 00:28:17,929 --> 00:28:21,333 その人のことが 今でも 忘れられないからですか。 256 00:28:21,333 --> 00:28:23,702 嫉妬って 本当に醜い。 257 00:28:23,702 --> 00:28:25,871 恋したら 誰だって そうなるよ。 258 00:28:25,871 --> 00:28:28,473 婚約者の方が亡くなったのと 関係があるんですか? 259 00:28:28,473 --> 00:28:30,473 彼女は 僕が殺したんだ。