1 00:00:05,199 --> 00:00:08,402 分かったよ。 2 00:00:08,402 --> 00:00:10,437 お茶… お父さん はい。 3 00:00:10,437 --> 00:00:16,637 この粘り 元子には 何か考えがあるようですが…。 4 00:00:33,010 --> 00:00:36,213 (房子)あっ ありがとうございます。 5 00:00:36,213 --> 00:00:39,917 (優子)気を付けてね。➡ 6 00:00:39,917 --> 00:00:41,852 お待たせいたしました。 7 00:00:41,852 --> 00:00:43,787 (房子)お仕事中に 申し訳ありません。 8 00:00:43,787 --> 00:00:46,587 いえいえ… どうぞ。 9 00:00:52,095 --> 00:00:56,967 東京から 今夜 大里さんという方がいらっしゃいます。 10 00:00:56,967 --> 00:01:02,439 「与那城優子と 与那城秀夫を捜したい」と。 11 00:01:02,439 --> 00:01:06,777 与那城優子… 結婚する前のうちの名前です。 12 00:01:06,777 --> 00:01:11,248 それと 秀夫は うちの弟です。 13 00:01:11,248 --> 00:01:18,748 全国の沖縄県人会に 問い合わせが回り 私が 三郎さんから頼まれて。 14 00:01:20,624 --> 00:01:24,795 どうしても 伝えたいことが あるそうです。 15 00:01:24,795 --> 00:01:28,665 優子さんのお姉さんのことで。 16 00:01:28,665 --> 00:02:08,238 ♬~ 17 00:02:08,238 --> 00:02:12,776 (大里)突然 お邪魔して 申し訳ありません。➡ 18 00:02:12,776 --> 00:02:17,114 大里五郎と申します。 19 00:02:17,114 --> 00:02:22,252 こちら 娘の悦子です。 20 00:02:22,252 --> 00:02:26,957 (悦子)父は 足が悪いので 付き添いで。 21 00:02:26,957 --> 00:02:34,565 比嘉優子。 旧姓 与那城優子です。 22 00:02:34,565 --> 00:02:39,903 娘の良子 暢子 歌子…。➡ 23 00:02:39,903 --> 00:02:43,403 暢子の夫の和彦です。 24 00:02:46,577 --> 00:02:53,917 大里さんは 戦後 東京へ移住され 町工場を経営なさっていたそうです。 25 00:02:53,917 --> 00:03:00,717 (大里)ええ。 もう 東京に40年。 26 00:03:03,093 --> 00:03:07,965 島の言葉も忘れました。 27 00:03:07,965 --> 00:03:15,265 あの 去年 母の遺品を整理していて 父が これを見つけたんです。 28 00:03:23,113 --> 00:03:25,616 (暢子)ジーファーだよね? 29 00:03:25,616 --> 00:03:28,416 (和彦)沖縄のかんざしだよね。 30 00:03:38,195 --> 00:03:41,395 (優子)姉のジーファーです。 31 00:03:43,033 --> 00:03:46,903 ♬~ 32 00:03:46,903 --> 00:03:52,709 ♬「陽の光 纏う朝」 33 00:03:52,709 --> 00:03:58,915 ♬「開く窓 願う姿」 34 00:03:58,915 --> 00:04:09,226 ♬「忘れない 机の前 あなたの場所」 35 00:04:09,226 --> 00:04:15,932 ♬「また会えたら話をしよう」 36 00:04:15,932 --> 00:04:20,771 ♬「あの日の続きを聴かせてよ」 37 00:04:20,771 --> 00:04:28,111 ♬「届いて この歌 あなたへ」 38 00:04:28,111 --> 00:04:33,717 ♬「降り注ぐ 順光線」 39 00:04:33,717 --> 00:04:41,058 ♬「照らす背には 永久の願い」 40 00:04:41,058 --> 00:04:51,058 ♬「『大丈夫 ほら 見ていて』」 41 00:04:55,906 --> 00:05:04,081 40年前 沖縄戦のさなかで➡ 42 00:05:04,081 --> 00:05:09,419 私が 時恵さんの…。 43 00:05:09,419 --> 00:05:11,922 ええ…➡ 44 00:05:11,922 --> 00:05:17,227 あなたのお姉さんの➡ 45 00:05:17,227 --> 00:05:21,027 最期を みとらせてもらいました。 46 00:05:25,602 --> 00:05:30,440 (悦子)ある日 焼け残った小屋に逃げ込んだら➡ 47 00:05:30,440 --> 00:05:37,881 そこに 時恵さんが隠れていたそうです。 48 00:05:37,881 --> 00:05:47,390 お父さんとお母さんは 機銃掃射にやられて亡くなったと。 49 00:05:47,390 --> 00:05:53,263 お姉さんも 撃たれていて…。➡ 50 00:05:53,263 --> 00:05:58,263 どう見ても 長くは…。 51 00:06:00,904 --> 00:06:05,408 小さな握り飯を 私たちにくれて➡ 52 00:06:05,408 --> 00:06:12,408 自分は もう… 食べられないからと。 53 00:06:15,418 --> 00:06:19,923 (悦子)「はぐれてしまった妹と弟がいる。➡ 54 00:06:19,923 --> 00:06:25,723 妹は 与那城優子 弟は 秀夫」。 55 00:06:27,430 --> 00:06:33,430 (大里)「もしも 会えたら 伝えてほしいことがある」と。 56 00:06:35,238 --> 00:06:42,879 「見捨てたんじゃない。 必死に捜したけど見つからなかった」。➡ 57 00:06:42,879 --> 00:06:47,679 そう 伝えてほしいと。 58 00:06:50,554 --> 00:06:56,193 (大里)亡くなる寸前に そのジーファーを➡ 59 00:06:56,193 --> 00:06:59,693 「妹に渡してください」と。 60 00:07:04,568 --> 00:07:09,206 これは 姉の宝物です。 61 00:07:09,206 --> 00:07:15,006 姉が 両親におねだりして 買ってもらったものです。 62 00:07:23,420 --> 00:07:27,120 ありがとうございます 本当に。 63 00:07:35,365 --> 00:07:41,365 姉は どんな最期でしたか? 64 00:07:46,877 --> 00:07:56,052 お亡くなりになる前 水を欲しがりました。 65 00:07:56,052 --> 00:07:59,052 「喉が渇いた」。 66 00:08:07,197 --> 00:08:10,197 「お水をください」…。 67 00:08:14,571 --> 00:08:23,079 少し… 水は持っていました。 68 00:08:23,079 --> 00:08:26,917 だけど 私は…➡ 69 00:08:26,917 --> 00:08:30,717 「水はない」と言いました。 70 00:08:34,524 --> 00:08:40,324 自分たちの 明日からのことを考えると…。 71 00:08:43,533 --> 00:08:47,404 (大里)食べ物をもらっておきながら➡ 72 00:08:47,404 --> 00:08:50,604 ウソをついて…。 73 00:08:54,544 --> 00:08:57,744 水をあげなかった…。 74 00:09:01,718 --> 00:09:04,418 ごめんなさい…。 75 00:09:11,728 --> 00:09:20,028 本当に 申し訳ありませんでした…。 76 00:09:29,079 --> 00:09:31,848 最期を みとってくださり➡ 77 00:09:31,848 --> 00:09:34,648 ありがとうございます。 78 00:09:40,357 --> 00:09:48,057 生きているのか 死んでしまったのか ずっと分からなかった。 79 00:09:50,033 --> 00:09:55,333 だけど ようやく…。 80 00:09:59,175 --> 00:10:05,375 本当に ありがとうございます。 81 00:10:19,896 --> 00:10:29,406 ネーネー うちは 秀夫を守れなかった。 82 00:10:29,406 --> 00:10:33,276 ごめんなさい。➡ 83 00:10:33,276 --> 00:10:36,913 ごめんなさい…。➡ 84 00:10:36,913 --> 00:10:40,113 ごめんなさい…。 85 00:10:42,218 --> 00:10:46,756 帰ってきてくれて ありがとう…。 86 00:10:46,756 --> 00:11:03,106 ♬~(三線) 87 00:11:03,106 --> 00:11:17,620 (歌子)♬「旅や浜宿い」 88 00:11:17,620 --> 00:11:25,261 ♬「草ぬ(ヤリ)」 89 00:11:25,261 --> 00:11:34,737 ♬「葉ぬ枕」 90 00:11:34,737 --> 00:11:49,219 ♬「寝てぃん忘ららん」 91 00:11:49,219 --> 00:11:56,593 ♬「我親ぬ(ヤリ)」 92 00:11:56,593 --> 00:12:06,236 ♬「我親ぬ御側」 93 00:12:06,236 --> 00:12:14,110 ♬「千鳥や」 94 00:12:14,110 --> 00:12:22,685 ♬「浜居てぃ チュイチュイナ」 95 00:12:22,685 --> 00:12:27,123 ♬~ 96 00:12:27,123 --> 00:12:41,404 ♬「旅宿ぬ寝覚め」 97 00:12:41,404 --> 00:12:48,578 ♬「枕(ヤリ)」 98 00:12:48,578 --> 00:12:58,221 ♬「すばだてぃてぃ」 99 00:12:58,221 --> 00:13:11,021 ♬「覚出すさ昔」 100 00:13:29,185 --> 00:13:32,985 (房子)聞いていたとおりの島だった。 101 00:13:34,724 --> 00:13:38,194 (房子)両親が よく言っていたんです。➡ 102 00:13:38,194 --> 00:13:42,994 「世界で 一番美しい島だよ」って。 103 00:13:47,403 --> 00:13:50,907 いろんなことが変わりました。 104 00:13:50,907 --> 00:13:55,411 だけど この海は変わりません。 105 00:13:55,411 --> 00:14:21,104 ♬~ 106 00:14:21,104 --> 00:14:27,804 (房子)ふるさとを知らずに育ち 自分の境遇を恨んだこともある。 107 00:14:29,445 --> 00:14:32,245 (房子)だけど 今は…。 108 00:14:35,051 --> 00:14:38,721 ただいま! 109 00:14:38,721 --> 00:14:50,433 ♬~ 110 00:14:50,433 --> 00:14:56,139 ありがとう。 優子さんのおかげです。 111 00:14:56,139 --> 00:14:58,939 (優子)うちは 何も。 112 00:15:02,745 --> 00:15:07,045 これからも どうぞ よろしくお願いします。 113 00:15:11,220 --> 00:15:15,758 あ~ 沖縄に来てよかった! 114 00:15:15,758 --> 00:15:25,458 ♬~ 115 00:15:32,392 --> 00:15:36,195 15分で「にっぽん百名山」。 116 00:15:36,195 --> 00:15:40,695 秋 東北の4つの山々を巡ります。 117 00:15:42,402 --> 00:15:46,602 稜線を覆う 燃えるような紅葉! 118 00:15:51,744 --> 00:15:56,244 巡礼の山に続く 古の道。 119 00:15:59,419 --> 00:16:03,919 ガレ場の急登の先にある大展望。