1 00:00:01,702 --> 00:00:04,104 ♬「陽の光」 2 00:00:04,104 --> 00:00:06,907 ハイサイ 皆さん ジョン・カビラです! 3 00:00:06,907 --> 00:00:08,842 和彦の 重大な告白に➡ 4 00:00:08,842 --> 00:00:13,780 スポーツ競技さながらの タイムして沖縄に戻った暢子ですが…。 5 00:00:13,780 --> 00:00:19,920 この日は 沖縄の旧盆行事の最終日 ご先祖様をお見送りする ウークイ。 6 00:00:19,920 --> 00:00:24,458 そこで知ることになる 両親の過去とは…? 7 00:00:24,458 --> 00:00:26,493 さて 一息ついたあと➡ 8 00:00:26,493 --> 00:00:30,130 母の再婚話の真相を探るべく 向かった先は➡ 9 00:00:30,130 --> 00:00:33,467 善一さんのいる 共同売店! 10 00:00:33,467 --> 00:00:36,503 (善一)申し訳ない!➡ 11 00:00:36,503 --> 00:00:42,476 俺と優子さんが再婚するという うわさが広まってしまって。 12 00:00:42,476 --> 00:00:49,349 不愉快な思いさせて 本当に… 申し訳ないねぇ。 13 00:00:49,349 --> 00:00:53,820 (新垣)アイ 暢子 賢秀~! 14 00:00:53,820 --> 00:00:58,659 (安室)お帰り。 元気ね? 15 00:00:58,659 --> 00:01:00,894 アイ 優子は? 16 00:01:00,894 --> 00:01:03,263 ああ 今日は 休み。 17 00:01:03,263 --> 00:01:05,899 (暢子)休み? (良子)お母ちゃんは どこに? 18 00:01:05,899 --> 00:01:07,834 それは…。 19 00:01:07,834 --> 00:01:10,737 (賢秀 暢子)ん? (賢秀)何? 20 00:01:10,737 --> 00:01:14,608 その日の夕方 和彦も沖縄入り。 21 00:01:14,608 --> 00:01:21,114 一人の老人に会うべく ガマと呼ばれる洞窟を訪れていました。 22 00:01:21,114 --> 00:01:25,919 和彦は かねてから 沖縄戦の 遺骨収集をしているその老人に➡ 23 00:01:25,919 --> 00:01:30,290 話を聞きたいと望んでいたのです。 24 00:01:30,290 --> 00:01:32,626 (和彦)嘉手刈さんが 遺骨や遺品を➡ 25 00:01:32,626 --> 00:01:34,561 家族のもとに返す活動を 続けてらっしゃる➡ 26 00:01:34,561 --> 00:01:36,797 お気持ちを伺いたいんです。 27 00:01:36,797 --> 00:01:39,299 (嘉手刈)マスコミは 好かん。 28 00:01:39,299 --> 00:01:41,234 (女性)すいません うちは そろそろ。 29 00:01:41,234 --> 00:01:44,638 (男性)ヤサ お宅は やんばるだったよね。 30 00:01:44,638 --> 00:01:46,840 やんばる? 31 00:01:49,509 --> 00:01:52,145 おばさん!? 32 00:01:52,145 --> 00:01:55,182 どうして ここに? 33 00:01:55,182 --> 00:02:01,188 (優子)ここで会ったことは 暢子には 言わないでね。 34 00:02:14,267 --> 00:02:20,774 (和彦)今回 お邪魔できたのは 上司の田良島の計らいです。 35 00:02:27,781 --> 00:02:34,554 あんた 田良島さんの部下か…。 36 00:02:34,554 --> 00:02:39,359 これも 何かの縁かもしれないね。 37 00:02:42,929 --> 00:02:52,673 あの戦争で 人は 人でなくなることをした。➡ 38 00:02:52,673 --> 00:02:57,444 戦争経験者も どんどん死んで➡ 39 00:02:57,444 --> 00:03:00,447 そのうち 誰もいなくなる。 40 00:03:00,447 --> 00:03:03,583 なんとか 伝えなくちゃいかん。 41 00:03:03,583 --> 00:03:11,258 過去を知ることが 未来を生きるための第一歩だと思います。 42 00:03:11,258 --> 00:03:17,064 あんた いい目してるよ。 43 00:03:26,106 --> 00:03:28,141 (優子)ただいま。 44 00:03:28,141 --> 00:03:31,912 母が どこへ行って 何をしているのか。 45 00:03:31,912 --> 00:03:34,781 尋ねる子供たちに 優子が語ったのは➡ 46 00:03:34,781 --> 00:03:40,454 これまで 口にすることのなかった 沖縄戦の話でした。 47 00:03:40,454 --> 00:03:44,925 (優子)うちの家族と お父ちゃん。➡ 48 00:03:44,925 --> 00:03:48,628 たった一枚 残っている写真。➡ 49 00:03:48,628 --> 00:03:54,801 うちの家族は 両親と おじぃ おばぁ➡ 50 00:03:54,801 --> 00:04:01,875 時恵ネーネー 弟の秀夫の7人家族。 51 00:04:01,875 --> 00:04:08,248 昭和19年10月10日の大空襲で➡ 52 00:04:08,248 --> 00:04:11,151 那覇は 焼け野原➡ 53 00:04:11,151 --> 00:04:15,021 うちは 山の中を さまよっているうちに➡ 54 00:04:15,021 --> 00:04:19,259 お父さん お母さん ネーネーと はぐれて➡ 55 00:04:19,259 --> 00:04:21,595 弟と 二人きりになってしまった。 56 00:04:21,595 --> 00:04:24,431  回想 はっ…。 57 00:04:24,431 --> 00:04:29,269 (優子)うちと弟は アメリカ兵に つかまって➡ 58 00:04:29,269 --> 00:04:33,607 収容所で終戦を迎えた。 59 00:04:33,607 --> 00:04:40,480 一方 終戦後の闇市で店を開いた 房子の前に現れたのは…。 60 00:04:40,480 --> 00:04:43,617  回想 (房子)いらっしゃい…。 61 00:04:43,617 --> 00:04:46,119 賢三…。 62 00:04:47,788 --> 00:04:51,658 戦地から戻ったものの 沖縄出身の賢三は➡ 63 00:04:51,658 --> 00:04:56,496 アメリカに占領された沖縄へ すぐに帰ることを許されず➡ 64 00:04:56,496 --> 00:05:01,735 叔母である 房子の商売を 手伝い始めました。 65 00:05:01,735 --> 00:05:04,638  回想 (賢三)叔母さん ありがとう。 66 00:05:04,638 --> 00:05:09,876 2人で もっともっと働いて 稼ぐよ! 67 00:05:09,876 --> 00:05:12,579 はい! 68 00:05:12,579 --> 00:05:20,086 翌年 賢三は沖縄に帰れることになって 鶴見を去った。 69 00:05:20,086 --> 00:05:25,592 「家族の消息を確かめたら すぐ また戻ります」と言って。➡ 70 00:05:25,592 --> 00:05:28,628 でも それっきり…。 71 00:05:28,628 --> 00:05:34,267 賢三が 鶴見に 戻ることはなかった。 72 00:05:34,267 --> 00:05:38,438 私は 裏切られたと 思い込んでしまった。 73 00:05:38,438 --> 00:05:43,310 沖縄に帰った賢三が 収容所で家族を捜していると➡ 74 00:05:43,310 --> 00:05:47,781 そこには 独りぼっちとなり 生きる気力を失いかけていた➡ 75 00:05:47,781 --> 00:05:49,716 優子がいたのです。 76 00:05:49,716 --> 00:05:51,918  回想 生きててくれたのか! 77 00:05:55,655 --> 00:05:59,359 運命の再会だと思った。 78 00:06:02,062 --> 00:06:05,398 (優子)うちらは お父ちゃんの生まれ故郷の➡ 79 00:06:05,398 --> 00:06:10,570 この やんばるに戻って きょうだいのように暮らし始めた。➡ 80 00:06:10,570 --> 00:06:14,074 自分だけ生き残って➡ 81 00:06:14,074 --> 00:06:20,780 この先 生きていても 楽しいことは 何もないと思っていた。 82 00:06:22,782 --> 00:06:26,786 家族の思い出を 話してくれ。 83 00:06:32,092 --> 00:06:38,398 お父ちゃん… お母ちゃん…。 84 00:06:47,274 --> 00:06:51,144 (賢三)優子の心の中に 優子の家族は生きている。 85 00:06:51,144 --> 00:06:54,948 家族の分まで 幸せになってくれ。 86 00:06:58,451 --> 00:07:02,422 結婚して 賢秀が生まれた。➡ 87 00:07:02,422 --> 00:07:08,862 そして 良子 暢子 歌子。 88 00:07:08,862 --> 00:07:11,564 うれしかったねぇ。 89 00:07:11,564 --> 00:07:19,239 だけど うちのお父さんとお母さん ネーネーは➡ 90 00:07:19,239 --> 00:07:23,743 今でも どこかの山の中に…。 91 00:07:23,743 --> 00:07:27,580 そう思うと たまらなかった。 92 00:07:27,580 --> 00:07:33,253 そんなある日 新聞で この記事を見つけたわけ。 93 00:07:33,253 --> 00:07:37,757 それは 若き日の田良島が 書いたものでした。 94 00:07:37,757 --> 00:07:39,693 (優子)お父ちゃんと相談して➡ 95 00:07:39,693 --> 00:07:45,098 一年に一日でもいいから お手伝いしようって。 96 00:07:45,098 --> 00:07:49,903 房子さんも 陰ながら ずっと援助してくれている。➡ 97 00:07:49,903 --> 00:07:54,774 善一さんも 毎年 寄付をしてくれている。 98 00:07:54,774 --> 00:07:58,445 善一さんは 本当に いい人さ。 99 00:07:58,445 --> 00:08:02,716 いつも うちたち家族の味方で いてくれて。 100 00:08:02,716 --> 00:08:06,720 だけど 再婚はしない。 101 00:08:06,720 --> 00:08:09,222 母ちゃん…。 102 00:08:12,225 --> 00:08:18,031 ようやく お父ちゃんとの約束が 果たせたさぁ。 103 00:08:18,031 --> 00:08:19,966 約束? 104 00:08:19,966 --> 00:08:22,569 (優子)いつか 必ず➡ 105 00:08:22,569 --> 00:08:26,439 子供たちに 昔のこと 伝えようって。 106 00:08:26,439 --> 00:08:29,442 何で 今まで 話せなかったわけ? 107 00:08:29,442 --> 00:08:34,180 怖くて たまらなかった。 108 00:08:34,180 --> 00:08:41,421 何年たっても ふと思い出すと 泣いてしまうから…。➡ 109 00:08:41,421 --> 00:08:45,091 秀夫のことを 思い出すと…。 110 00:08:45,091 --> 00:08:53,266 この腕の中で 冷たくなった。 111 00:08:53,266 --> 00:08:59,439 うちだけ こんなして 食べていていいのか➡ 112 00:08:59,439 --> 00:09:02,709 生きていていいのか…。 113 00:09:02,709 --> 00:09:08,048 終わっていないわけ うちの戦争は。➡ 114 00:09:08,048 --> 00:09:11,551 いつまでたっても…。 115 00:09:11,551 --> 00:09:13,853 亡くなった人たちの分まで➡ 116 00:09:13,853 --> 00:09:17,724 あんたたちには 幸せになってほしい。 117 00:09:17,724 --> 00:09:22,395 だから あんたたちには➡ 118 00:09:22,395 --> 00:09:28,735 絶対に 家族を亡くすような思いを させないはずだったのに…。 119 00:09:28,735 --> 00:09:34,040 賢三さんが 無理をしていたことに 気付いてあげられなかった…。 120 00:09:37,410 --> 00:09:40,880 ごめんね。 121 00:09:40,880 --> 00:09:47,754 みんなの大好きなお父ちゃん 守ってあげられなくて…。 122 00:09:47,754 --> 00:09:54,761 ごめんなさい。 ずっと ずっと言えなかった…。 123 00:09:54,761 --> 00:09:56,696 ごめんなさい…。 124 00:09:56,696 --> 00:10:01,101 (賢秀)それは 違う。 誰も そんなふうに思ってない。 125 00:10:01,101 --> 00:10:06,773 お父ちゃんは ずっと うちたちの心の中で生きてる。 126 00:10:06,773 --> 00:10:12,078 うちたちは 絶対に幸せになる! 127 00:10:14,647 --> 00:10:16,916 お母ちゃん! 128 00:10:16,916 --> 00:10:22,722 話してくれて ありがとう。 129 00:10:22,722 --> 00:10:26,125 もう謝らんで 謝らんでちょうだい。 130 00:10:26,125 --> 00:10:29,629 お母ちゃんが 大好きだからね。 131 00:10:29,629 --> 00:10:34,834 みんな ありがとうね…。 132 00:10:38,338 --> 00:10:42,208 今も 戦争のことを語ることに 難しさを感じている➡ 133 00:10:42,208 --> 00:10:44,177 ご高齢の皆さんがいらっしゃいます。 134 00:10:44,177 --> 00:10:47,480 しかし 個人的な話で恐縮ですが➡ 135 00:10:47,480 --> 00:10:52,952 幼少の頃から 祖母 叔父 父から聞いた 戦後沖縄の実体験。 136 00:10:52,952 --> 00:10:57,790 私の 平和を尊び 望んでやまない 心の芯を作ってくれました。 137 00:10:57,790 --> 00:10:59,726 皆さんも 是非 機会があれば➡ 138 00:10:59,726 --> 00:11:03,096 人生の先輩の皆さんに 尋ねてみてください。 139 00:11:03,096 --> 00:11:08,268 あなたのストーリー 物語を聞かせてくださいと。 140 00:11:08,268 --> 00:11:11,271 また来年ね。 141 00:11:21,781 --> 00:11:25,118 暢子。 142 00:11:25,118 --> 00:11:27,453 和彦君? 143 00:11:27,453 --> 00:11:29,789 どうして? 144 00:11:29,789 --> 00:11:31,724 会いに来た。 145 00:11:31,724 --> 00:11:33,660 ここで会える気がして。 146 00:11:33,660 --> 00:11:38,131 実は 昨日 嘉手刈さんという人に 話を聞いた。 147 00:11:38,131 --> 00:11:44,804 嘉手刈さんは 沖縄戦で ガマからガマへと逃げた。 148 00:11:44,804 --> 00:11:50,476 子供がいなかったから 奥さんと二人で。 149 00:11:50,476 --> 00:11:57,350 途中 山の中で 小さな女の子と 一緒になった。 150 00:11:57,350 --> 00:12:01,588 親と死に別れたらしかった。 151 00:12:01,588 --> 00:12:08,895 かわいそうで 何日か その子と 一緒に逃げていた。 152 00:12:08,895 --> 00:12:14,434 でも ある時 激しい艦砲射撃に襲われて➡ 153 00:12:14,434 --> 00:12:20,607 握っていたはずの その女の子の手を➡ 154 00:12:20,607 --> 00:12:24,911 気が付いたら 離してしまっていたって。 155 00:12:24,911 --> 00:12:30,283 はぐれる前に わしは その子に言ったわけさ。 156 00:12:30,283 --> 00:12:39,459 「もし 逃げ延びることができたら うちの子にならないか」って。➡ 157 00:12:39,459 --> 00:12:45,131 そしたら その時 砲弾 艦砲バーンみかして落ちてさ。 158 00:12:45,131 --> 00:12:47,166 あ~ もう わしは もう 逃げるので精いっぱい。 159 00:12:47,166 --> 00:12:52,472 も~ 辺りは 土煙と う~… 何も見えない。➡ 160 00:12:52,472 --> 00:12:58,344 で 知らん間に その女の子の手 離してしまったわけさ…。 161 00:12:58,344 --> 00:13:02,582 嘉手刈さんは 言ってた。 162 00:13:02,582 --> 00:13:06,452 「遺骨収集について いろんな人が いろんなことを言う。➡ 163 00:13:06,452 --> 00:13:11,591 でも 自分には 難しいことは何も分からない。➡ 164 00:13:11,591 --> 00:13:15,261 何も 褒められることなんかじゃない。➡ 165 00:13:15,261 --> 00:13:20,099 自分は ただ 誰にも言えず➡ 166 00:13:20,099 --> 00:13:23,770 ずっと あの子を 捜しているだけなんです」って。 167 00:13:23,770 --> 00:13:39,485 ♬~ 168 00:13:45,792 --> 00:13:52,131 僕は この手を 絶対に離したくない。 169 00:13:52,131 --> 00:13:58,304 うちは 恋愛とか結婚には 向いてないと 諦めていた。 170 00:13:58,304 --> 00:14:01,874 うちの人生に そういうのは関係ないって。 171 00:14:01,874 --> 00:14:07,246 だけど ゆうべ お母ちゃんの話を聞いて➡ 172 00:14:07,246 --> 00:14:11,884 当たり前のことに 気付いたわけ。 173 00:14:11,884 --> 00:14:15,755 うちも 幸せになりたい。 174 00:14:15,755 --> 00:14:23,096 幸せになりたくて なりたくて ちむどんどんしてる。 175 00:14:23,096 --> 00:14:26,599 和彦君…。 176 00:14:26,599 --> 00:14:30,803 うちと 結婚してください。 177 00:14:34,107 --> 00:14:38,778 うん。 結婚しよう。 178 00:14:38,778 --> 00:14:44,650 ♬~ 179 00:14:44,650 --> 00:14:48,921 結婚を約束した 暢子と和彦の前に ラスボス登場!? 180 00:14:48,921 --> 00:14:50,857 和彦のまさかやー! 181 00:14:50,857 --> 00:14:52,792 どうなる 2人のちむどんどん! 182 00:14:52,792 --> 00:14:56,596 そして 「ちむどんどん」は 「NHKプラス」でも配信中!