1 00:00:02,202 --> 00:00:14,414 ♬~ 2 00:00:14,414 --> 00:00:18,118 (賢秀)ふぅ~。 3 00:00:18,118 --> 00:00:21,622 (暢子)ニーニー? (賢秀)おう。 4 00:00:21,622 --> 00:00:24,958 もう行くの? こんなに早く? 5 00:00:24,958 --> 00:00:27,794 何でか 無性に働きたくなって。 6 00:00:27,794 --> 00:00:31,298 みんなに 挨拶は? 7 00:00:31,298 --> 00:00:34,301 暢子。 ん? 8 00:00:34,301 --> 00:00:36,970 (賢秀)またな。 9 00:00:36,970 --> 00:00:47,681 ♬~ 10 00:00:47,681 --> 00:00:50,317 フフッ。 11 00:00:50,317 --> 00:01:02,896 ♬~ 12 00:01:02,896 --> 00:01:04,965 (優子)おはようございます。 13 00:01:04,965 --> 00:01:07,401 (善一)あっ おはよう。 14 00:01:07,401 --> 00:01:11,905 善一さん この間のお話なんですけど…。 15 00:01:14,174 --> 00:01:17,611 ごめんなさい。 16 00:01:17,611 --> 00:01:22,416 多分 そうだはずと思っていたさ。 17 00:01:22,416 --> 00:01:26,920 でも ちょっと うれしかったさぁ。 18 00:01:29,289 --> 00:01:36,630 もしも もう一度 生まれ変わることができたら その時は。 19 00:01:36,630 --> 00:01:40,968 うちは 生まれ変わっても 賢三さんと 一緒になります。 20 00:01:40,968 --> 00:01:43,437 その話は 次の次でね。 21 00:01:43,437 --> 00:01:46,974 次の次か。 フフフフッ…。 かなわんヤッサー。 22 00:01:46,974 --> 00:01:49,443 (笑い声) 23 00:01:49,443 --> 00:01:51,378 (新垣)アイ ハイタ~イ! (安室)ハイタイ! 24 00:01:51,378 --> 00:01:54,147 (善一)おはよう。 (優子)いらっしゃい。 25 00:01:54,147 --> 00:01:57,451 いい天気だねぇ。 (優子)本当だねぇ。 26 00:01:57,451 --> 00:01:59,987 優子 シブイ あるね? 27 00:01:59,987 --> 00:02:02,956 (優子)ありますよ。 どうぞ。 28 00:02:02,956 --> 00:02:05,258 一つ 頂戴。 29 00:02:05,258 --> 00:02:07,461 (優子)これです。 30 00:02:10,130 --> 00:02:12,132 食べよう。 頂きます。 31 00:02:12,132 --> 00:02:17,270 (石川)やっとの思いでカレー作って 出来上がったから 食べようと思ったら➡ 32 00:02:17,270 --> 00:02:20,941 肝心のごはんを 炊き忘れていたわけ。➡ 33 00:02:20,941 --> 00:02:24,644 晴海に さんざん 笑われてしまったさ-。 34 00:02:29,649 --> 00:02:31,852 どうした? 35 00:02:34,955 --> 00:02:37,758 (良子)ずっと考えてた。 36 00:02:39,793 --> 00:02:46,566 うちは 博夫さんのことが好きで 今でも ずっと大切な人なわけ。 37 00:02:46,566 --> 00:02:49,770 だから 絶対に諦めない。 38 00:02:53,974 --> 00:02:58,812 いつか また 必ず3人で暮らしたい。 39 00:02:58,812 --> 00:03:06,520 博夫さんと 晴海が うちにとっての 掛けがえのない家族だから。 40 00:03:10,457 --> 00:03:12,659 うん。 41 00:03:15,595 --> 00:03:19,466 バナナ 皮むこうか? うん。 42 00:03:19,466 --> 00:03:30,410 ♬~ 43 00:03:30,410 --> 00:03:35,248 (長嶺)今日から また 新しい仲間が増えました。 ハハハッ…。 44 00:03:35,248 --> 00:03:41,154 (拍手) 45 00:03:41,154 --> 00:03:57,804 ♬~ 46 00:03:57,804 --> 00:04:01,374 (歌子)比嘉歌子です。 47 00:04:01,374 --> 00:04:06,746 父の大好きだった 沖縄の民謡を 歌えるようになりたくて来ました。 48 00:04:06,746 --> 00:04:08,682 どうぞ よろしくお願いします。 49 00:04:08,682 --> 00:04:10,917 チバリヨー! よろしくね! 50 00:04:10,917 --> 00:04:14,254 平均年齢が下がって よかったねぇ。 51 00:04:14,254 --> 00:04:21,762 (拍手と笑い声) 52 00:04:21,762 --> 00:04:23,797 明日 東京に帰ります。 53 00:04:23,797 --> 00:04:25,932 ☎(房子)分かりました。➡ 54 00:04:25,932 --> 00:04:29,402 帰ってきたら いっぱい働いてもらいます。 55 00:04:29,402 --> 00:04:32,305 あの… オーナーは➡ 56 00:04:32,305 --> 00:04:36,610 どうして 嘉手刈さんという人に 寄付されてるんですか? 57 00:04:36,610 --> 00:04:38,645 ☎どうして 知ったんですか? 58 00:04:38,645 --> 00:04:43,483 あなたの お母さんが教えてくれた。 59 00:04:43,483 --> 00:04:45,786 いつ…? 60 00:04:45,786 --> 00:04:52,959 あなたのお父さんが死んだと聞いた時 私は 賢三と仲たがいしたままだった。 61 00:04:52,959 --> 00:04:54,895 それを とても後悔した。 62 00:04:54,895 --> 00:05:01,368 それで 子供を 一人引き取りますと申し出たの。 63 00:05:01,368 --> 00:05:06,206 うちが… 行こうとしていました。 64 00:05:06,206 --> 00:05:09,910 優子さんから 「それはお断りします」という➡ 65 00:05:09,910 --> 00:05:12,579 丁寧な手紙が届いた。 66 00:05:12,579 --> 00:05:16,383 ☎(房子)その中に 遺骨収集を 手伝っているということが➡ 67 00:05:16,383 --> 00:05:18,752 書いてあった。 68 00:05:18,752 --> 00:05:22,255 それで オーナーも寄付を…。 69 00:05:23,924 --> 00:05:26,960 それより。 はい? 70 00:05:26,960 --> 00:05:30,597 青柳和彦さん どうするの? 71 00:05:30,597 --> 00:05:33,099 あ…。 72 00:05:33,099 --> 00:05:39,873 それは… うちは もっと仕事がしたいです。 73 00:05:39,873 --> 00:05:42,108 恋愛とか 結婚は…。 74 00:05:42,108 --> 00:05:45,612 両方つかみなさい。 両方? 75 00:05:45,612 --> 00:05:47,948 仕事も 結婚も。 76 00:05:47,948 --> 00:05:50,851 つかみたくても つかめなかった人たちの分まで➡ 77 00:05:50,851 --> 00:05:53,820 あなたは 全部つかみなさい。 78 00:05:53,820 --> 00:05:57,424 ☎(房子)諦めたら 許さないから。 分かった?➡ 79 00:05:57,424 --> 00:06:00,227 命令は 絶対だからね。 80 00:06:00,227 --> 00:06:39,899 ♬~ 81 00:06:39,899 --> 00:06:41,901 暢子。 82 00:06:43,803 --> 00:06:46,306 和彦君? 83 00:06:48,275 --> 00:06:51,611 どうして? 84 00:06:51,611 --> 00:06:54,281 (和彦)会いに来た。 85 00:06:54,281 --> 00:06:58,985 何でだか ここで会える気がして。 86 00:07:03,356 --> 00:07:06,559 急な取材で 昨日から沖縄に。 87 00:07:06,559 --> 00:07:08,495 あっ 仕事? 88 00:07:08,495 --> 00:07:14,434 あっ 違う! いや 仕事もあったんだけど…。 89 00:07:14,434 --> 00:07:19,072 実は 昨日 嘉手刈さんという人に 話を聞いた。 90 00:07:19,072 --> 00:07:22,909 ほら いつか話した 沖縄戦の遺骨収集をしてる。 91 00:07:22,909 --> 00:07:26,379 まさかやー。 じゃあ うちのお母ちゃんにも会った? 92 00:07:26,379 --> 00:07:30,250 えっ 知ってんの? 93 00:07:30,250 --> 00:07:35,088 嘉手刈さんに うちも いつか会ってみたい。 94 00:07:35,088 --> 00:07:37,891 どんな話を聞いたわけ? 95 00:07:41,394 --> 00:07:47,934 嘉手刈さんは 沖縄戦で ガマからガマへと逃げた。 96 00:07:47,934 --> 00:07:53,606 子供がいなかったから 奥さんと二人で。 97 00:07:53,606 --> 00:08:00,413 途中 山の中で 小さな女の子と 一緒になった。 98 00:08:00,413 --> 00:08:04,884 親と死に別れたらしかった。 99 00:08:04,884 --> 00:08:12,058 かわいそうで 何日か その子と 一緒に逃げていた。 100 00:08:12,058 --> 00:08:18,732 でも ある時 激しい艦砲射撃に襲われて➡ 101 00:08:18,732 --> 00:08:22,369 何も見えなくなって。 102 00:08:22,369 --> 00:08:27,207 怖くて 無我夢中で逃げて…。 103 00:08:27,207 --> 00:08:33,380 握っていたはずの その女の子の手を➡ 104 00:08:33,380 --> 00:08:36,683 気が付いたら 離してしまっていたって。 105 00:08:38,752 --> 00:08:44,090 (嘉手刈)はぐれる前に わしは その子に言ったわけさ。 106 00:08:44,090 --> 00:08:53,266 「もし 逃げ延びることができたら うちの子にならないか」って。➡ 107 00:08:53,266 --> 00:08:57,771 そしたら その時 近くによ➡ 108 00:08:57,771 --> 00:09:01,741 砲弾 艦砲バーンみかして落ちてさ。 109 00:09:01,741 --> 00:09:04,577 バンナイ バンナイ 飛んでくるわけよ。 110 00:09:04,577 --> 00:09:06,579 あ~ もう わしは もう 逃げるので精いっぱい。 111 00:09:06,579 --> 00:09:12,218 も~ 辺りは 土煙と う~… 何も見えない。➡ 112 00:09:12,218 --> 00:09:17,090 で 気が付いたら 女の子が いないわけさ。 113 00:09:17,090 --> 00:09:24,230 知らん間に その女の子の手 離してしまったわけさ…。 114 00:09:24,230 --> 00:09:26,533 うん…。 115 00:09:30,904 --> 00:09:36,910 振り返ると遠くで その子が倒れてるのが見えた。 116 00:09:38,578 --> 00:09:44,451 戻ろうと思っても 艦砲射撃は続いて…。 117 00:09:44,451 --> 00:09:47,153 奥さんと とにかく逃げた。 118 00:09:50,256 --> 00:09:58,064 戦争が終わって 嘉手刈さんは その場所に その子を捜しに出た。 119 00:10:00,834 --> 00:10:06,639 でも 丘は削られ 地形まで変わってしまっていて➡ 120 00:10:06,639 --> 00:10:09,342 どうしても 見つからなかった。 121 00:10:13,413 --> 00:10:17,951 嘉手刈さんは 言ってた。 122 00:10:17,951 --> 00:10:21,621 「遺骨収集について いろんな人が いろんなことを言う。➡ 123 00:10:21,621 --> 00:10:26,493 でも 自分には 難しいことは何も分からない。➡ 124 00:10:26,493 --> 00:10:30,296 何も 褒められることなんかじゃない。➡ 125 00:10:30,296 --> 00:10:35,135 自分は ただ 誰にも言えず➡ 126 00:10:35,135 --> 00:10:38,938 ずっと あの子を 捜しているだけなんです」って。 127 00:11:09,936 --> 00:11:26,786 ♬~ 128 00:11:26,786 --> 00:11:32,292 僕は この手を 絶対に離したくない。 129 00:11:32,292 --> 00:11:36,296 嘉手刈さんの分まで。➡ 130 00:11:36,296 --> 00:11:39,632 絶対に➡ 131 00:11:39,632 --> 00:11:43,503 絶対に 離したくないんだ。 暢子。 132 00:11:43,503 --> 00:11:59,319 ♬~ 133 00:11:59,319 --> 00:12:05,091 ゆうべ お母ちゃんが お父ちゃんと出会ってからのことを➡ 134 00:12:05,091 --> 00:12:09,262 初めて話してくれた。 135 00:12:09,262 --> 00:12:15,134 うちは 恋愛とか結婚には 向いてないと 諦めていた。 136 00:12:15,134 --> 00:12:18,838 うちの人生に そういうのは関係ないって。 137 00:12:20,773 --> 00:12:26,112 だけど ゆうべ お母ちゃんの話を聞いて➡ 138 00:12:26,112 --> 00:12:29,315 当たり前のことに 気付いたわけ。 139 00:12:32,885 --> 00:12:37,423 お父ちゃんと お母ちゃんが 恋をして➡ 140 00:12:37,423 --> 00:12:43,229 幸せになりたくて 結婚してくれたから うちは 生きている。 141 00:12:46,432 --> 00:12:49,335 うちも 幸せになりたい。 142 00:12:49,335 --> 00:12:53,139 とことん幸せになりたい。 143 00:12:53,139 --> 00:13:00,580 幸せになりたくて なりたくて ちむどんどんしてる。 144 00:13:00,580 --> 00:13:05,885 絶対 何があっても諦めない。 145 00:13:07,754 --> 00:13:09,956 暢子…。 146 00:13:15,628 --> 00:13:21,934 うち 和彦君のことが好き。 147 00:13:21,934 --> 00:13:32,111 ♬~ 148 00:13:32,111 --> 00:13:35,415 和彦君…。 149 00:13:35,415 --> 00:13:39,919 うちと 結婚してください。 150 00:13:45,091 --> 00:13:49,295 うん。 結婚しよう。 151 00:13:49,295 --> 00:13:53,132 ♬~ 152 00:13:53,132 --> 00:14:00,006 ♬「きっとまだ 鳴らない声」 153 00:14:00,006 --> 00:14:06,245 ♬「それでもいい あなたへ」 154 00:14:06,245 --> 00:14:10,583 ♬~ 155 00:14:10,583 --> 00:14:17,924 ♬「届いて この歌 あなたが」 156 00:14:17,924 --> 00:14:23,596 ♬「信じてくれたように」 157 00:14:23,596 --> 00:14:30,937 ♬「裸足のまま 生き抜くから」 158 00:14:30,937 --> 00:14:39,245 ♬「『大丈夫 ほら 見ていて』」 159 00:14:40,947 --> 00:14:43,850 結婚は 許しません。 160 00:14:43,850 --> 00:14:46,753 お義母さん。 なかなか 手ごわいな。 161 00:14:46,753 --> 00:14:48,688 お弁当? 御三味? 162 00:14:48,688 --> 00:14:52,291 家族の一員と認めてもらうまで 絶対に 諦めません! 163 00:14:52,291 --> 00:14:54,994 暢子は 幸せになれよ。