1 00:00:05,719 --> 00:00:09,273 違反した場合は罰金や刑事訴追の 対象になる可能性があるというこ 2 00:00:09,273 --> 00:00:11,308 とです。 3 00:00:34,047 --> 00:00:38,785 (十郎左衛門)殿に 我らが夫婦になる事を願い出る。 4 00:00:38,785 --> 00:00:43,457 <浅野内匠頭寵臣 礒貝十郎左衛門と➡ 5 00:00:43,457 --> 00:00:45,792 恋に落ちた きよ。➡ 6 00:00:45,792 --> 00:00:53,467 一方 浅野内匠頭は ご公儀より 勅使饗応役を拝命した> 7 00:00:53,467 --> 00:00:55,802 (内蔵助)指南役は 吉良様。 8 00:00:55,802 --> 00:00:59,102 (笑い声) 9 00:01:01,141 --> 00:01:04,044 (きよ)<3月12日。➡ 10 00:01:04,044 --> 00:01:09,816 江戸城では 勅使饗応の儀が始まりました。➡ 11 00:01:09,816 --> 00:01:14,116 儀式は 3月14日まで続きます> 12 00:01:23,163 --> 00:01:27,501 何をしておる。 奥方様。 13 00:01:27,501 --> 00:01:32,339 お殿様が つつがなく お役目を終えられ➡ 14 00:01:32,339 --> 00:01:34,942 お戻りになる日が分かるようにと。 15 00:01:34,942 --> 00:01:37,444 (阿久利)ああ~。 16 00:01:37,444 --> 00:01:40,781 あと3日か。 はい。 17 00:01:40,781 --> 00:01:46,119 今頃は お城に上がられた頃やもしれぬ。 18 00:01:46,119 --> 00:01:50,457 昨日の痞の知らせには 肝を冷やしたが。 19 00:01:50,457 --> 00:01:54,157 事なきを得て よろしゅうございました。 20 00:01:57,130 --> 00:02:02,002 (弥兵衛)そうなのじゃ! 吉良上野介様は 事あるごとに➡ 21 00:02:02,002 --> 00:02:04,471 殿に嫌がらせをしておるらしい。 22 00:02:04,471 --> 00:02:06,506 さようでございますか。 23 00:02:06,506 --> 00:02:09,142 それで 殿は ご心労が絶えぬようだ。 24 00:02:09,142 --> 00:02:12,813 (弥兵衛)何しろ 評判の悪い吉良様じゃろう。 25 00:02:12,813 --> 00:02:15,148 高家である事を鼻にかけ➡ 26 00:02:15,148 --> 00:02:21,021 それはもう ことごとく人を見下し 嫌みばかり。 27 00:02:21,021 --> 00:02:26,326 せんだってなど ご息女の嫁ぎ先 津軽家の宴席で➡ 28 00:02:26,326 --> 00:02:30,163 「越後の米は うまいが 津軽の米は まずい」と➡ 29 00:02:30,163 --> 00:02:32,099 こう言い放った上➡ 30 00:02:32,099 --> 00:02:34,768 床の間に飾ってあった 秘蔵の香炉を➡ 31 00:02:34,768 --> 00:02:39,640 持って帰ってしまったそうじゃ。 正月の祝いの席でじゃぞ。 32 00:02:39,640 --> 00:02:42,109 (ほり)もう それは 嫌みというよりも➡ 33 00:02:42,109 --> 00:02:44,444 思ったとおり そのまんまでございますね。 34 00:02:44,444 --> 00:02:49,116 この度のお役 無事に終えて頂かん事には➡ 35 00:02:49,116 --> 00:02:52,786 わしらも 落ち着かんのう。 36 00:02:52,786 --> 00:02:58,086 (安兵衛)これ以上 殿に 何事もなければよいのですが。 37 00:02:59,660 --> 00:03:05,365 <その事を一番案じていたのは 奥方様。➡ 38 00:03:05,365 --> 00:03:09,336 私も 祈るような気持ちでした。➡ 39 00:03:09,336 --> 00:03:12,472 つつがなく 事が終われば➡ 40 00:03:12,472 --> 00:03:15,772 十郎左様と私は…> 41 00:03:24,084 --> 00:03:30,490 <夜になり 雨が降りだしました。➡ 42 00:03:30,490 --> 00:03:37,297 明日14日は 将軍 綱吉公への答礼の儀。➡ 43 00:03:37,297 --> 00:03:44,037 これをもって 城内でのお役目は 終わりとなるのです> 44 00:03:44,037 --> 00:03:56,337 ♬~ 45 00:04:04,357 --> 00:04:08,228 <翌朝 雨は上がり➡ 46 00:04:08,228 --> 00:04:12,728 雲の切れ間から 日がさし始めました> 47 00:04:39,292 --> 00:04:43,764 (梶川)浅野様。 吉良様は どちらか ご存じありませぬか? 48 00:04:43,764 --> 00:04:46,764 ああ 吉良様。 49 00:04:50,637 --> 00:04:53,774 ご勅使 ご院使の本日のご到着➡ 50 00:04:53,774 --> 00:04:58,945 刻限が早まりましたが 支度が いまだ 調いませぬ。 51 00:04:58,945 --> 00:05:00,945 (吉良)うむ。 52 00:05:14,795 --> 00:05:19,466 冬から いきなり 夏が来たようでございます。 53 00:05:19,466 --> 00:05:23,637 (滝岡)打ち掛けを お脱ぎになられましては? 54 00:05:23,637 --> 00:05:26,673 いや よい。 55 00:05:26,673 --> 00:05:30,410 ご正装では 殿も さぞ 暑苦しい思いを➡ 56 00:05:30,410 --> 00:05:33,110 されてる事じゃろう。 57 00:05:35,081 --> 00:05:39,953 何? 浅野殿。 58 00:05:39,953 --> 00:05:46,092 赤穂の田舎大名が よく しくじる事じゃ。 59 00:05:46,092 --> 00:05:53,433 本日もまた お役目を辱める事であろう。 60 00:05:53,433 --> 00:06:04,077 ♬~ 61 00:06:04,077 --> 00:06:21,077 (風の音) 62 00:06:27,133 --> 00:06:30,133 一大事でございます! 63 00:06:31,805 --> 00:06:33,740 何事じゃ。 64 00:06:33,740 --> 00:06:39,613 殿が… お殿様が➡ 65 00:06:39,613 --> 00:06:44,913 ご城中にて 刃傷を。 66 00:06:48,288 --> 00:06:51,291 刃傷…。 67 00:06:51,291 --> 00:06:53,760 (口々に)刃傷? 68 00:06:53,760 --> 00:06:56,429 お殿様が お刀を…。 お城で? 69 00:06:56,429 --> 00:07:00,300 どなたを お斬りあそばしたのじゃ? 70 00:07:00,300 --> 00:07:03,303 あ… いえ それは…。 71 00:07:03,303 --> 00:07:05,438 聞いてまいれ! 72 00:07:05,438 --> 00:07:07,774 はい。 73 00:07:07,774 --> 00:07:11,111 待て! 74 00:07:11,111 --> 00:07:13,111 殿は ご無事か? 75 00:07:15,982 --> 00:07:19,282 すぐに 伺うてまいります! 76 00:07:29,796 --> 00:07:35,602 (けん騒) 77 00:07:35,602 --> 00:07:37,602 成瀬様。 78 00:07:40,073 --> 00:07:43,373 奥方様へ お伝え致しまする。 79 00:07:46,746 --> 00:07:48,746 堀部様。 80 00:07:50,617 --> 00:07:54,421 恐ろしい事が起こった。 81 00:07:54,421 --> 00:07:57,757 (安兵衛) 殿が斬りつけた けんかの相手は➡ 82 00:07:57,757 --> 00:08:01,457 吉良上野介様だ。 83 00:08:06,766 --> 00:08:11,466 (長矩)この間の遺恨 覚えたるか! 84 00:08:18,778 --> 00:08:20,714 う…。 85 00:08:20,714 --> 00:08:25,014 え~い! 殿中でござる! 殿中でござる! 86 00:08:26,653 --> 00:08:30,123 それで お殿様は? 87 00:08:30,123 --> 00:08:36,396 殿は 今 ご詮議のため ご城内に 留め置かれているそうだ。 88 00:08:36,396 --> 00:08:40,266 どうなるのだ 一体。 89 00:08:40,266 --> 00:08:45,739 知らせは ご門内に控えていた 片岡様からのもの。➡ 90 00:08:45,739 --> 00:08:49,609 けんかというだけで 詳しい事は まだ何も分かりませぬ。 91 00:08:49,609 --> 00:08:58,084 だが 城内での刃傷となれば ただでは済まぬ。 92 00:08:58,084 --> 00:09:01,955 大事な 勅使御饗応の最中。 93 00:09:01,955 --> 00:09:05,959 公方様のお怒りは いかばかりか。 94 00:09:05,959 --> 00:09:13,959 これは… 覚悟せねばならぬ。 95 00:09:16,102 --> 00:09:18,402 覚悟…。 96 00:09:21,441 --> 00:09:28,114 殿は 恐らく…。 97 00:09:28,114 --> 00:09:54,074 ♬~ 98 00:09:54,074 --> 00:09:56,009 (一同)奥方様。 99 00:09:56,009 --> 00:09:59,946 取り乱してはならぬ。 何事があろうとも➡ 100 00:09:59,946 --> 00:10:03,083 赤穂浅野家の誇りを忘れぬよう 努めよ! 101 00:10:03,083 --> 00:10:06,083 (一同)はっ。 102 00:10:11,424 --> 00:10:15,095 お供の衆が戻られました。 103 00:10:15,095 --> 00:10:28,095 ♬~ 104 00:10:50,997 --> 00:10:53,697 十郎左様。 105 00:11:00,140 --> 00:11:03,140 何もかも 無になった。 106 00:11:05,478 --> 00:11:11,478 私の事は 忘れてくれ。 107 00:11:21,494 --> 00:11:25,365 お待ち下さい! 十郎左様。 108 00:11:25,365 --> 00:11:29,669 なぜでございますか? 109 00:11:29,669 --> 00:11:32,669 無とは…。 110 00:11:45,118 --> 00:11:50,456 殿は 田村右京大夫様のお屋敷へ。 111 00:11:50,456 --> 00:11:57,330 はい。 田村屋敷へ お… おあ… おあ… お預けと➡ 112 00:11:57,330 --> 00:11:59,630 相… 相なりました。 113 00:12:03,469 --> 00:12:06,169 そうか…。 114 00:12:07,807 --> 00:12:10,007 はい。 115 00:12:13,680 --> 00:12:21,821 して 殿が刃傷に及んだ 吉良上野介様は? 116 00:12:21,821 --> 00:12:24,157 は? 117 00:12:24,157 --> 00:12:26,492 吉良様は いかが相なった? 118 00:12:26,492 --> 00:12:31,998 あ… いえ その事は。 119 00:12:31,998 --> 00:12:39,105 殿は ご自身の生死を懸け 事をなされたのでござりましょう。 120 00:12:39,105 --> 00:12:41,774 成ったか 成らぬか! 121 00:12:41,774 --> 00:12:48,074 それが 武士にとって 一番の大事ではござりませぬか! 122 00:12:55,788 --> 00:12:59,659 申し訳… ござりませぬ。 123 00:12:59,659 --> 00:13:13,139 ♬~ 124 00:13:13,139 --> 00:13:18,811 <昼八つ 急報が 赤穂へ出立した。➡ 125 00:13:18,811 --> 00:13:22,148 そして 浅野内匠頭の刃傷事件は➡ 126 00:13:22,148 --> 00:13:26,019 その日のうちに 江戸中に広がったのである> 127 00:13:26,019 --> 00:13:28,488 (家臣)どうして このような事に。 128 00:13:28,488 --> 00:13:30,488 どうしたらいいのです? 129 00:13:34,761 --> 00:13:38,097 堀部様! 伝奏屋敷から 荷が戻りました。 130 00:13:38,097 --> 00:13:41,768 よし。 皆 すぐに手助けに参れ。 131 00:13:41,768 --> 00:13:43,768 (一同)はっ! 132 00:13:46,105 --> 00:13:53,805 (安井)先ほど 戸田采女正様より ご書状を仰せつかまつりました。 133 00:13:56,449 --> 00:14:04,123 殿は 田村右京大夫様お屋敷にて➡ 134 00:14:04,123 --> 00:14:09,823 ご切腹の仕儀と 相なりました。 135 00:14:12,799 --> 00:14:15,799 ご切腹…。 136 00:14:17,470 --> 00:14:19,470 (安井 藤井)は。 137 00:14:27,146 --> 00:14:30,817 (藤井)浅野家は お家断絶。 138 00:14:30,817 --> 00:14:39,117 赤穂浅野家全ての領地は お召し上げとなります。 139 00:14:41,094 --> 00:14:46,432 では このお屋敷も。 140 00:14:46,432 --> 00:14:55,132 一両日中に 引き払う事と相なりまする。 141 00:15:02,448 --> 00:15:11,748 (すすり泣き) 142 00:15:17,296 --> 00:15:25,037 (仙桂尼)そは まことか? 143 00:15:25,037 --> 00:15:27,037 ははあ。 144 00:15:31,144 --> 00:15:35,444 ご苦労でありました。 145 00:15:39,419 --> 00:15:46,759 <3月14日七つ 現在の時刻で言うと 午後4時ごろ。➡ 146 00:15:46,759 --> 00:15:54,434 浅野内匠頭の切腹と お家断絶が決まった。➡ 147 00:15:54,434 --> 00:15:57,770 家臣の悲しみは深く➡ 148 00:15:57,770 --> 00:16:02,770 突然の知らせに 誰もが途方に暮れた> 149 00:16:12,118 --> 00:16:24,130 (読経) 150 00:16:24,130 --> 00:16:48,087 ♬~ 151 00:16:48,087 --> 00:16:54,387 (掛け声) 152 00:16:57,096 --> 00:17:02,435 <だが その事を 赤穂にいる大石内蔵助は➡ 153 00:17:02,435 --> 00:17:05,435 知る由もなかった> 154 00:17:33,065 --> 00:17:37,937 余の所業 乱心にあらず。 155 00:17:37,937 --> 00:17:42,742 覚悟の上で なした事。 156 00:17:42,742 --> 00:17:47,042 場所もわきまえず 不調法つかまつった。 157 00:17:54,754 --> 00:18:01,093 そなたに 一つ… 願いがある。 158 00:18:01,093 --> 00:18:03,429 は。 159 00:18:03,429 --> 00:18:09,101 家臣らへ 遺書を遣わしたい。 160 00:18:09,101 --> 00:18:15,975 ごもっとものお望みなれど それは かなえられぬ事にございます。 161 00:18:15,975 --> 00:18:21,975 ならば 伝えてほしい。 162 00:18:25,651 --> 00:18:30,122 今から申す事を➡ 163 00:18:30,122 --> 00:18:43,422 我が家臣 片岡源五右衛門 礒貝十郎左衛門 いずれかへ。 164 00:18:55,281 --> 00:18:59,285 <浅野内匠頭は 遺言を残し➡ 165 00:18:59,285 --> 00:19:02,421 田村屋敷庭先に 簡易にしつらえられた➡ 166 00:19:02,421 --> 00:19:05,091 死の座へと向かった。➡ 167 00:19:05,091 --> 00:19:09,762 仮にも 5万石の大名の庭先での切腹は➡ 168 00:19:09,762 --> 00:19:13,432 当時でも 考えられぬ事であった。➡ 169 00:19:13,432 --> 00:19:18,304 事件から 僅か7時間後の事である> 170 00:19:18,304 --> 00:19:41,304 ♬~ 171 00:20:03,082 --> 00:20:25,382 (風の音) 172 00:20:33,079 --> 00:20:35,448 まことか。 173 00:20:35,448 --> 00:20:38,148 はい。 174 00:20:39,785 --> 00:20:46,125 先刻 田村右京大夫様お屋敷で➡ 175 00:20:46,125 --> 00:20:50,825 既にご切腹との知らせが ございました。 176 00:21:28,701 --> 00:21:31,401 早いな。 177 00:21:36,776 --> 00:21:44,776 あまりにも… あまりにも早すぎる。 178 00:21:48,387 --> 00:21:54,687 せめて 最後に一目…。 179 00:21:57,463 --> 00:22:13,479 (泣き声) 180 00:22:13,479 --> 00:23:30,022 ♬~ 181 00:23:30,022 --> 00:23:34,760 皆の者。 182 00:23:34,760 --> 00:23:44,436 直ちに 滝岡の指示に従うて 屋敷立ち退きの支度をせよ。 183 00:23:44,436 --> 00:23:47,136 は。 184 00:24:00,986 --> 00:24:07,126 おきよ殿。 礒貝様が お殿様のご遺骸をお迎えに➡ 185 00:24:07,126 --> 00:24:09,795 田村様のお屋敷に 向かわれるそうです。 186 00:24:09,795 --> 00:24:11,730 え? 187 00:24:11,730 --> 00:24:15,134 ここへは もう お戻りにはならず➡ 188 00:24:15,134 --> 00:24:18,037 泉岳寺にて ご埋葬となられると。 189 00:24:18,037 --> 00:24:23,475 では 奥方様は? 190 00:24:23,475 --> 00:24:27,175 最後のお別れも かないますまい。 191 00:24:30,349 --> 00:24:34,086 むごすぎます。 192 00:24:34,086 --> 00:24:38,590 奥方様は お殿様がお志を遂げられる事を➡ 193 00:24:38,590 --> 00:24:41,427 何よりも願うて…。 194 00:24:41,427 --> 00:24:46,098 奥方様は お殿様がどれだけ…。 195 00:24:46,098 --> 00:24:49,001 おきよ殿。 196 00:24:49,001 --> 00:24:57,109 片岡様 礒貝様らご近習は お殿様とは ご格別なおつながり。 197 00:24:57,109 --> 00:25:00,409 よもや そのような事はとは 思いますが…。 198 00:25:02,781 --> 00:25:04,717 え? 199 00:25:04,717 --> 00:25:07,653 何分にも この騒動。 200 00:25:07,653 --> 00:25:11,653 何が起こるか分かりませぬ。 201 00:25:15,127 --> 00:25:18,030 何もかも 無になった。 202 00:25:18,030 --> 00:25:22,330 私の事は 忘れてくれ。 203 00:25:24,803 --> 00:25:28,140 まさか…。 204 00:25:28,140 --> 00:25:31,477 まだ お屋敷内におられるはず。 205 00:25:31,477 --> 00:25:34,246 おほり様。 206 00:25:34,246 --> 00:26:06,779 ♬~ 207 00:26:06,779 --> 00:26:10,079 十郎左様。 208 00:26:17,790 --> 00:26:20,490 きよ殿。 209 00:26:25,130 --> 00:26:28,130 死なないで下さい。 210 00:26:36,408 --> 00:26:43,082 お願いです。 死なないで下さい。 211 00:26:43,082 --> 00:27:08,307 ♬~ 212 00:27:08,307 --> 00:27:11,110 十郎左様。 213 00:27:11,110 --> 00:27:14,410 きよ殿。 214 00:27:18,784 --> 00:27:21,084 許せ。 215 00:27:24,656 --> 00:27:31,456 殿なき今 私は…。 216 00:27:36,268 --> 00:27:39,071 十郎左様。 217 00:27:39,071 --> 00:28:45,071 ♬~ 218 00:28:57,082 --> 00:29:06,425 (片岡)急な事ゆえ 介錯人の手元が 狂ったのであろう。 219 00:29:06,425 --> 00:29:11,096 肩に あのような傷痕…。 220 00:29:11,096 --> 00:29:14,766 介錯すら 一太刀で済まぬとは。 221 00:29:14,766 --> 00:29:25,066 最期の最期まで 殿は… さぞ苦しまれた事であろう。 222 00:29:36,054 --> 00:29:40,054 殿からのご遺言だ。 223 00:29:57,075 --> 00:30:05,751 「この段 かねて知らせ申すべく候えども➡ 224 00:30:05,751 --> 00:30:14,092 今日 やむをえざる事に候ゆえ➡ 225 00:30:14,092 --> 00:30:19,965 知らせ申さず候➡ 226 00:30:19,965 --> 00:30:25,103 不審に存ずべく候」。 227 00:30:25,103 --> 00:30:40,103 ♬~ 228 00:30:56,068 --> 00:31:14,152 ♬~ 229 00:31:14,152 --> 00:31:17,055 片岡様…。 230 00:31:17,055 --> 00:31:48,787 ♬~ 231 00:31:48,787 --> 00:31:51,123 早うせい。 232 00:31:51,123 --> 00:31:55,823 されど… 奥方様。 233 00:32:00,465 --> 00:32:02,965 貸せ。 234 00:32:05,337 --> 00:32:09,474 よいから 貸すのじゃ! 235 00:32:09,474 --> 00:32:21,086 ♬~ 236 00:32:21,086 --> 00:32:24,786 十郎左様…。 237 00:32:27,025 --> 00:32:32,431 お願いです。 238 00:32:32,431 --> 00:32:36,731 死なないで下さい。 239 00:32:39,771 --> 00:32:48,447 死んでは… なりませぬ。 240 00:32:48,447 --> 00:32:57,789 ♬~ 241 00:32:57,789 --> 00:34:03,089 ♬~