1 00:00:05,431 --> 00:00:09,185 >>このあと、フラッカーリ会長 は、 2 00:00:11,086 --> 00:00:14,924 競技会場の最有力候補の県営あづ ま球場などを視察し、 3 00:00:14,924 --> 00:00:18,677 施設の関係者から説明を受けてい ました。 4 00:00:35,010 --> 00:00:39,982 (きよ) <私は 芝 源助町で酒屋を装い➡ 5 00:00:39,982 --> 00:00:43,719 十郎左様と共に 暮らしていました。➡ 6 00:00:43,719 --> 00:00:49,525 そんな中 村松三太夫様が 訪ねてこられたのです> 7 00:00:49,525 --> 00:00:53,495 (三太夫)拙者を この家に 居候させてはもらえませぬか。 8 00:00:53,495 --> 00:00:56,131 私に ここを出ていけと。 9 00:00:56,131 --> 00:00:58,331 (十郎左衛門)時が来たのだ。 10 00:01:00,002 --> 00:01:03,806 <私は 十郎左様のもとを去り➡ 11 00:01:03,806 --> 00:01:08,806 浅草の実家に帰る事を 決めたのです> 12 00:01:16,385 --> 00:01:23,685 <ついに 閉門中の浅野大学に 幕府の処分が下った> 13 00:01:26,495 --> 00:01:34,795 <その知らせが 京都 山科の 大石のもとへ届いたのは 6日後> 14 00:01:36,305 --> 00:01:38,605 大学様が…。 15 00:01:40,442 --> 00:01:43,345 閉門は解かれた。 16 00:01:43,345 --> 00:01:48,117 だが 大学様に 家禄は与えられず➡ 17 00:01:48,117 --> 00:01:52,988 広島のご本家に 差し置きとなられた。 18 00:01:52,988 --> 00:01:56,288 では 浅野家の再興は…。 19 00:02:01,664 --> 00:02:08,137 <松の廊下の刃傷事件から 1年4か月。➡ 20 00:02:08,137 --> 00:02:13,437 浅野家再興の道は 断たれたのである> 21 00:02:15,477 --> 00:02:20,149 <7月28日 辰の刻。➡ 22 00:02:20,149 --> 00:02:29,158 大石は 京都 円山の安養寺塔頭に 同志18名を集めた> 23 00:02:29,158 --> 00:02:34,763 おのおの方。 これまで この大石が とってまいった手段については➡ 24 00:02:34,763 --> 00:02:37,666 さぞ 手ぬるいと 思うた事であろう。➡ 25 00:02:37,666 --> 00:02:42,638 だが ここに至っての ご公儀のお沙汰。 26 00:02:42,638 --> 00:02:46,775 この上は 最後の一挙。 27 00:02:46,775 --> 00:02:50,775 進むべき道は ただ一つ。 28 00:02:54,650 --> 00:03:00,789 同志一丸となっての討ち入りを ここに決意致す。 29 00:03:00,789 --> 00:03:04,489 (一同)お~。 30 00:03:08,130 --> 00:03:13,802 大石は 10月までに 一切の整理をし➡ 31 00:03:13,802 --> 00:03:17,139 江戸へ 下向致す。 32 00:03:17,139 --> 00:03:23,645 おのおの方も 必ずご出府あるよう 心得よ。 33 00:03:23,645 --> 00:03:27,516 (安兵衛)ご家老。 34 00:03:27,516 --> 00:03:41,016 ♬~ 35 00:03:45,968 --> 00:03:49,772 大石様が お心を決められた? 36 00:03:49,772 --> 00:03:53,108 (弥兵衛) あっ これこれ。 これ これ。➡ 37 00:03:53,108 --> 00:03:56,979 お家再興が断たれた今➡ 38 00:03:56,979 --> 00:04:02,451 ようやく ご家老も 腹をくくられた様子。 39 00:04:02,451 --> 00:04:08,323 これからは 同志一丸となって 討ち入りへ突き進むと➡ 40 00:04:08,323 --> 00:04:11,126 言明されたそうじゃ。 41 00:04:11,126 --> 00:04:16,999 こうなったからは 一日も早う 事を起こしてもらわねば➡ 42 00:04:16,999 --> 00:04:19,802 わしの方が 先に死んでしまうわい。 43 00:04:19,802 --> 00:04:25,140 吉良方の様子についての調べは 進んでおるのですか? 44 00:04:25,140 --> 00:04:29,812 (弥兵衛)江戸各所に潜んでいる 同志たちがおる。 45 00:04:29,812 --> 00:04:34,416 安兵衛が戻り次第 それらを まとめねばならぬ。 46 00:04:34,416 --> 00:04:39,088 條右衛門 お前にも 力を貸してもらわねばならんぞ。 47 00:04:39,088 --> 00:04:42,958 はい。 それから 條右衛門。 48 00:04:42,958 --> 00:04:46,962 ほりが お前のために 仕立て直した着物がある。 49 00:04:46,962 --> 00:04:49,731 ほり殿が? 50 00:04:49,731 --> 00:04:51,800 (ほり)はい。 51 00:04:51,800 --> 00:04:56,438 いくら何でも その身なりではのう。 52 00:04:56,438 --> 00:04:59,438 さあさあ 奥へ。 (條右衛門)あ…。 53 00:05:05,447 --> 00:05:09,118 毛利様。 ご近習の皆様は この事は? 54 00:05:09,118 --> 00:05:11,453 無論 伝わっているはず。 55 00:05:11,453 --> 00:05:15,124 さようでございますか。 56 00:05:15,124 --> 00:05:19,995 きよ殿。 小耳に挟んだ事が あるのですが…。 57 00:05:19,995 --> 00:05:22,798 何でございましょう。 58 00:05:22,798 --> 00:05:25,701 きよ殿には 吉良家に つてがあるというのは➡ 59 00:05:25,701 --> 00:05:28,137 まことでござりますか? 60 00:05:28,137 --> 00:05:31,473 何故 その事を。 61 00:05:31,473 --> 00:05:36,078 今この時 何としてでも 敵の様子を探り出し➡ 62 00:05:36,078 --> 00:05:39,948 皆様へ お伝えするのが 拙者の役目と思うております。 63 00:05:39,948 --> 00:05:41,950 毛利様。 64 00:05:41,950 --> 00:05:46,950 もし そのような つてがあれば 是非 一度 お聞かせ願いたいと。 65 00:05:51,426 --> 00:05:57,099 <吉良家の事を知りたいと言った 毛利様のお言葉が➡ 66 00:05:57,099 --> 00:06:00,969 耳に残っていました。➡ 67 00:06:00,969 --> 00:06:04,773 大石様のご決断を受け➡ 68 00:06:04,773 --> 00:06:09,611 おのおのが 今 おのおのの役割のもと➡ 69 00:06:09,611 --> 00:06:13,111 動き始めようとしている> 70 00:06:21,123 --> 00:06:27,462 <十郎左様は 待ち望んだ この知らせを聞き➡ 71 00:06:27,462 --> 00:06:31,662 今 何を思われているのか> 72 00:06:36,738 --> 00:06:39,074 <会いたい…> 73 00:06:39,074 --> 00:06:42,744 [ 回想 ] 今日が最後で よかったのだ。 74 00:06:42,744 --> 00:06:45,414 もはや いらぬ未練。 75 00:06:45,414 --> 00:06:47,749 すまぬ。 76 00:06:47,749 --> 00:07:06,449 ♬~ 77 00:07:12,975 --> 00:07:15,975 兄様! 78 00:07:20,449 --> 00:07:24,319 お聞きになりましたか? 京の円山で 大石様が…。 79 00:07:24,319 --> 00:07:27,122 (善左衛門)源助町も相生町も➡ 80 00:07:27,122 --> 00:07:30,459 この話で持ちきりだ。 81 00:07:30,459 --> 00:07:35,731 酒屋へ行かれたのですか? 十郎左様は 何と? 82 00:07:35,731 --> 00:07:41,069 きよ お前 十郎左の事 聞いておらぬのか? 83 00:07:41,069 --> 00:07:43,405 十郎左様が 何か? 84 00:07:43,405 --> 00:07:47,075 床に ふしておるのだ。 え? 85 00:07:47,075 --> 00:07:51,413 それも ひどい熱で もう4日 食べ物も喉を通らず➡ 86 00:07:51,413 --> 00:07:55,751 日に日に弱っている様子。 だが かたくなに➡ 87 00:07:55,751 --> 00:08:01,089 誰にも知らせるなと 言い張っているらしい。 88 00:08:01,089 --> 00:08:03,992 見舞いに行ってやれ。 89 00:08:03,992 --> 00:08:08,992 お前が そばにいてやれば 十郎左も きっと…。 90 00:08:11,733 --> 00:08:17,439 十郎左様は さような事は 望まれぬと思います。 91 00:08:17,439 --> 00:08:22,110 (善左衛門)何故 そのような事を。 あの方は さようなお方。 92 00:08:22,110 --> 00:08:25,447 誰にも知られたくないと言われた あのお方のところへ➡ 93 00:08:25,447 --> 00:08:28,350 私が出向く訳にはまいりませぬ。 94 00:08:28,350 --> 00:08:33,650 事を成す前に 十郎左が 命を落としてもよいのか。 95 00:08:35,724 --> 00:08:41,024 ただの風邪や はやり病で 俺が ここまで言うと思うか? 96 00:08:43,065 --> 00:08:48,065 お前が思ってるより 事は深刻だ。 97 00:08:50,405 --> 00:08:53,308 (元哲)行ってやれ。 98 00:08:53,308 --> 00:08:56,745 父様。 99 00:08:56,745 --> 00:09:01,945 (元哲)行かねば 悔やむ事になる。 100 00:09:18,767 --> 00:09:21,767 ありがとうございました。 101 00:09:27,776 --> 00:09:29,811 (与八)きよ様。 (三太夫)きよ殿。 102 00:09:29,811 --> 00:09:34,383 兄から 礒貝様の事をお聞きし 手伝いへ参るようにと。 103 00:09:34,383 --> 00:09:39,254 よう来て下さった。 いえ。 お医者様は 何と? 104 00:09:39,254 --> 00:09:51,400 ♬~ 105 00:09:51,400 --> 00:09:56,071 (あえぎ声) 106 00:09:56,071 --> 00:09:58,974 十郎左様。 107 00:09:58,974 --> 00:10:01,943 (あえぎ声) 108 00:10:01,943 --> 00:10:06,081 すぐに 冷たいお水を くみ直してきて下さい。 はい。 109 00:10:06,081 --> 00:10:09,751 それから 新しい布をたくさん。 それと 肌着の替えも。 110 00:10:09,751 --> 00:10:12,087 (与八)はい。 薬湯は どこです? 111 00:10:12,087 --> 00:10:15,957 ちゃんと のまれているんですか? 喉を通らぬようで。 112 00:10:15,957 --> 00:10:18,427 分かりました。 113 00:10:18,427 --> 00:10:24,099 十郎左様 しっかりなさって下さい。 114 00:10:24,099 --> 00:10:27,769 きよです。 お分かりになりますか? 115 00:10:27,769 --> 00:10:30,469 きよです。 116 00:10:33,108 --> 00:10:35,043 十郎左様…。 117 00:10:35,043 --> 00:10:39,448 お分かりになるのですね。 118 00:10:39,448 --> 00:10:43,785 十郎左様。 きよが ついております。 119 00:10:43,785 --> 00:10:48,985 しっかり。 しっかりなさって下さい。 120 00:10:50,659 --> 00:10:52,794 十郎左様。 121 00:10:52,794 --> 00:10:55,494 十郎左様。 122 00:11:04,139 --> 00:11:08,009 これを お使い下さい。 123 00:11:08,009 --> 00:11:11,009 ありがとうございます。 124 00:11:22,491 --> 00:11:28,363 <その日から 寝ずの看病が始まりました> 125 00:11:28,363 --> 00:11:47,115 ♬~ 126 00:11:47,115 --> 00:11:49,784 十郎左様。 127 00:11:49,784 --> 00:12:34,763 ♬~ 128 00:12:34,763 --> 00:12:39,634 <そして 数日後の夕刻> 129 00:12:39,634 --> 00:12:44,105 きよ様。 熱が引いてきたのでは ありませぬか? 130 00:12:44,105 --> 00:12:46,041 え? 131 00:12:46,041 --> 00:12:49,978 顔の赤みが 薄らいでまいりました。 132 00:12:49,978 --> 00:12:53,114 与八さん。 133 00:12:53,114 --> 00:12:56,785 きよ様の 看病のおかげでございます。 134 00:12:56,785 --> 00:13:00,121 少し 白湯でも飲ませましょう。 135 00:13:00,121 --> 00:13:03,625 与八さん 白湯を。 はい。 136 00:13:03,625 --> 00:13:13,425 ♬~ 137 00:13:16,805 --> 00:13:20,141 与八さん すぐに お医者様を! 138 00:13:20,141 --> 00:13:22,141 へい。 139 00:13:53,441 --> 00:13:59,247 残念ながら これ以上 手の施しようがござりませぬ。 140 00:13:59,247 --> 00:14:05,747 えっ…。 今夜が 峠とお考え下さい。 141 00:14:34,082 --> 00:14:37,952 ≪(十郎左衛門のうめき声) 142 00:14:37,952 --> 00:14:43,091 十郎左様! 十郎左様。 143 00:14:43,091 --> 00:14:46,591 何でございますか? 十郎左様。 144 00:14:50,965 --> 00:14:54,436 吉良を…。 145 00:14:54,436 --> 00:14:58,436 吉良を…。 146 00:15:00,108 --> 00:15:05,108 吉良を 討たねば…。 147 00:15:08,450 --> 00:15:11,352 今 死んではなりませぬ! 148 00:15:11,352 --> 00:15:17,125 その思い 達するためにも 生き返って下さいませ! 149 00:15:17,125 --> 00:15:20,028 うっ…。 150 00:15:20,028 --> 00:15:23,798 十郎左様。 あの日➡ 151 00:15:23,798 --> 00:15:26,701 そうおっしゃったでは ありませぬか。 152 00:15:26,701 --> 00:15:32,401 必ず お殿様のご無念を お晴らしすると。 153 00:15:35,076 --> 00:15:37,746 吉良様が生きてる限り➡ 154 00:15:37,746 --> 00:15:41,082 殿のご無念を 晴らさずにいられようか。 155 00:15:41,082 --> 00:15:45,954 私は 必ず 吉良様を討つ。 156 00:15:45,954 --> 00:15:49,758 この命に代えても。 157 00:15:49,758 --> 00:15:55,758 それゆえ きよは… きよは…。 158 00:15:57,432 --> 00:16:02,303 生きて下さい。 生きて。 159 00:16:02,303 --> 00:16:13,982 ♬~ 160 00:16:13,982 --> 00:16:16,451 きよ…。 161 00:16:16,451 --> 00:16:20,789 十郎左様…。 162 00:16:20,789 --> 00:16:23,691 十郎左様。 163 00:16:23,691 --> 00:16:27,691 きよ…。 164 00:16:31,432 --> 00:16:34,335 きよ…。 165 00:16:34,335 --> 00:16:47,035 ♬~ 166 00:17:09,771 --> 00:17:13,471 少し 休まれた方がよい。 167 00:17:15,109 --> 00:17:19,447 もう 丸2日 寝ておられぬ。 拙者が代わろう。 168 00:17:19,447 --> 00:17:22,116 なれど…。 169 00:17:22,116 --> 00:17:27,416 きよ殿の思い しかと見極めた。 170 00:17:29,457 --> 00:17:35,263 拙者の事は 気にせずともよい。 171 00:17:35,263 --> 00:17:38,266 三太夫様…。 172 00:17:38,266 --> 00:17:43,766 代わろう。 きよ殿は そちらへ。 173 00:17:52,080 --> 00:17:56,080 あっ… 十郎左様。 礒貝殿。 174 00:18:03,091 --> 00:18:05,760 きよ。 175 00:18:05,760 --> 00:18:09,097 十郎左様。 176 00:18:09,097 --> 00:18:21,676 ♬~ 177 00:18:21,676 --> 00:18:27,448 <十郎左様は 一命を取り留めました。➡ 178 00:18:27,448 --> 00:18:30,785 そうして その翌日から➡ 179 00:18:30,785 --> 00:18:36,057 うそのように 熱は引き始めたのです> 180 00:18:36,057 --> 00:19:06,757 ♬~ 181 00:19:09,958 --> 00:19:12,760 すまぬ。 182 00:19:12,760 --> 00:19:17,098 いえ。 私の方こそ➡ 183 00:19:17,098 --> 00:19:23,438 ここへは もう二度と参らぬと お約束致しましたのに。 184 00:19:23,438 --> 00:19:29,777 ご回復なされ ようございました。 185 00:19:29,777 --> 00:19:34,077 さあ 少しでも お口に。 186 00:19:50,398 --> 00:19:56,598 そなたに この命 救ってもろうた。 187 00:19:58,272 --> 00:20:00,972 礼を言う。 188 00:20:04,946 --> 00:20:15,946 されど… その命もまた 散りゆくために使わねばならぬな。 189 00:20:23,297 --> 00:20:30,797 きよ殿に 謝らねばならぬ。 190 00:20:35,777 --> 00:20:43,451 十郎左様は きよを見損なっておられます。 191 00:20:43,451 --> 00:20:49,323 きよは 十郎左様に 本望を遂げて頂くため➡ 192 00:20:49,323 --> 00:20:52,794 そのお命をお助けしたのです。 193 00:20:52,794 --> 00:20:58,094 そのために 生きて頂きたかったのです。 194 00:20:59,667 --> 00:21:02,804 きよ…。 195 00:21:02,804 --> 00:21:08,142 十郎左様が このまま 本懐遂げずに➡ 196 00:21:08,142 --> 00:21:11,479 お命をなくすような事になれば➡ 197 00:21:11,479 --> 00:21:16,150 十郎左様に どれほどのご無念が…。 198 00:21:16,150 --> 00:21:21,656 この一年 おそばにいて 十郎左様の そのお気持ちが➡ 199 00:21:21,656 --> 00:21:26,494 きよに分からぬとでも お思いでございますか? 200 00:21:26,494 --> 00:21:33,768 それが分かればこそ… そのお気持ちが分かればこそ➡ 201 00:21:33,768 --> 00:21:36,437 きよは…➡ 202 00:21:36,437 --> 00:21:42,737 きよは お命をお助けしたいと 思ったのでございます。 203 00:21:48,449 --> 00:21:51,449 きよ殿。 204 00:21:54,122 --> 00:21:58,993 十郎左様が 何と言われようとも➡ 205 00:21:58,993 --> 00:22:05,993 きよは 十郎左様の手助けを 致しとうございます。 206 00:22:13,141 --> 00:22:16,477 十郎左様。 207 00:22:16,477 --> 00:22:24,477 きよを これより 皆様の同志と心得て下さいませ。 208 00:22:28,489 --> 00:22:35,930 きよも また 浅野家の家臣でございます。 209 00:22:35,930 --> 00:22:53,114 ♬~ 210 00:22:53,114 --> 00:22:56,984 与八さん 後を頼みますよ。 211 00:22:56,984 --> 00:22:59,684 へい。 212 00:23:03,457 --> 00:23:07,328 きよ殿。 213 00:23:07,328 --> 00:23:11,799 いろいろと ご苦労でござった。 214 00:23:11,799 --> 00:23:16,637 そなたのおかげで 助かり申した。 215 00:23:16,637 --> 00:23:20,137 三太夫様。 216 00:23:25,813 --> 00:23:34,088 三太夫様。 十郎左様に お伝え願いたき事がございます。 217 00:23:34,088 --> 00:23:36,388 何でござるか。 218 00:23:38,759 --> 00:23:41,059 こちらへ。 219 00:23:44,098 --> 00:23:51,973 私に 吉良様のお屋敷へ ご奉公にあがるお話がございます。 220 00:23:51,973 --> 00:23:56,444 きよは 吉良屋敷へ入りますと。 221 00:23:56,444 --> 00:24:00,781 きよ殿 それは…。 222 00:24:00,781 --> 00:24:06,781 皆様のお役に立てるとあらば きよも 本望でございます。 223 00:24:11,792 --> 00:24:14,462 <それから数日後➡ 224 00:24:14,462 --> 00:24:22,136 吉田忠左衛門が 隅田川の茶屋へ 極秘で 江戸の同志を招集した。➡ 225 00:24:22,136 --> 00:24:29,010 その中に ただ一人の女がいた> 226 00:24:29,010 --> 00:24:33,080 いらっしゃいませ。 どうぞ お部屋は こちらでございます。 227 00:24:33,080 --> 00:24:35,016 こちらです。 228 00:24:35,016 --> 00:24:38,716 いらっしゃいませ。 229 00:24:42,757 --> 00:24:45,092 いらっしゃいませ。 230 00:24:45,092 --> 00:24:48,963 皆様 お集まりに なられたようですな。 231 00:24:48,963 --> 00:24:51,966 はい。 間もなく 全てのお客様が。 232 00:24:51,966 --> 00:24:53,966 うむ。 233 00:24:58,639 --> 00:25:02,643 いらっしゃいませ。 234 00:25:02,643 --> 00:25:05,112 ご全快になられたのですね。 235 00:25:05,112 --> 00:25:08,112 心配をかけた。 236 00:25:17,458 --> 00:25:22,630 きよ殿。 はい。 237 00:25:22,630 --> 00:25:26,467 村松殿から 話は聞いた。 238 00:25:26,467 --> 00:25:33,274 くれぐれも… くれぐれも 体に気を付けよ。 239 00:25:33,274 --> 00:25:37,078 私は 丈夫でございます。 240 00:25:37,078 --> 00:25:42,778 いずこへ参りましても 倒れたりは致しませぬ。 241 00:25:51,092 --> 00:25:56,764 <その日 一同は 京都 円山での会議を受け➡ 242 00:25:56,764 --> 00:26:00,101 今後の事を話し合った。➡ 243 00:26:00,101 --> 00:26:03,971 だが これまでとは違い➡ 244 00:26:03,971 --> 00:26:09,110 討ち入り一筋と 進むべき道は決まったのである。➡ 245 00:26:09,110 --> 00:26:16,110 万事 大石の指揮に従う事に 異存のある者はいなかった> 246 00:26:20,721 --> 00:26:27,421 <そして きよには 重大な役割が待っていた> 247 00:26:29,130 --> 00:26:33,000 美しゅうございましたか? 江戸の月は。 248 00:26:33,000 --> 00:26:38,406 万事丸うて 上々にござった。 249 00:26:38,406 --> 00:26:42,076 それは ようございました。 250 00:26:42,076 --> 00:26:47,415 で 都鳥は いつ? 251 00:26:47,415 --> 00:26:51,415 まだまだ ちらほらじゃ。 252 00:26:54,288 --> 00:27:01,429 秋から冬が時ゆえ これより 次々と飛来しよう。 253 00:27:01,429 --> 00:27:05,099 秋から冬。 254 00:27:05,099 --> 00:27:08,969 それまでに 屋敷内を ようよう調べ➡ 255 00:27:08,969 --> 00:27:16,110 隙間風をなくせば 用意万端。 256 00:27:16,110 --> 00:27:20,781 よろしゅうお頼み申す。 257 00:27:20,781 --> 00:27:26,120 かしこまりました。 258 00:27:26,120 --> 00:27:32,120 隅々まで 調べてまいります。 259 00:27:34,929 --> 00:27:40,401 (仙桂尼) やはり 吉良様のお屋敷へ。 260 00:27:40,401 --> 00:27:44,071 はい。 261 00:27:44,071 --> 00:27:51,412 (仙桂尼)そうではないかと 案じておりました。 262 00:27:51,412 --> 00:27:58,112 仙桂尼様 きよの勝手を お許し下さいませ。 263 00:28:01,755 --> 00:28:05,426 時が近づいてきた今➡ 264 00:28:05,426 --> 00:28:10,097 きよは 皆様のお役に 立ちたいのでございます。 265 00:28:10,097 --> 00:28:15,097 何もせず ただ見ている事は できませぬ。 266 00:28:16,971 --> 00:28:24,111 そなたは 己の身の危険が どれほどのものか➡ 267 00:28:24,111 --> 00:28:27,448 心得ておるのか? 268 00:28:27,448 --> 00:28:33,721 万が一にも 身元が知れれば そなたの身は…。 269 00:28:33,721 --> 00:28:37,021 無論 心得ております。 270 00:28:40,060 --> 00:28:49,403 されど 奉公先は 奥方様の住む 白金の上杉様の下屋敷。 271 00:28:49,403 --> 00:28:56,403 吉良様のおられる本所でない事が 残念でございます。 272 00:29:01,415 --> 00:29:08,115 そなたには 何を言うても 無駄なようじゃ。 273 00:29:09,757 --> 00:29:14,094 きよ。 私とて 浅野家に仕えた身。 274 00:29:14,094 --> 00:29:17,965 皆様のお役に立ちたいという そなたの思い➡ 275 00:29:17,965 --> 00:29:21,435 分からぬ訳ではありませぬ。 276 00:29:21,435 --> 00:29:25,105 仙桂尼様…。 277 00:29:25,105 --> 00:29:31,445 先代の奥方様のため お殿様のため➡ 278 00:29:31,445 --> 00:29:35,049 一生をかけ尽くし➡ 279 00:29:35,049 --> 00:29:42,389 その後は 尼となり こうして 墓守を。 280 00:29:42,389 --> 00:29:52,066 寂しさも 悔しさも 嫌というほど味わいました。 281 00:29:52,066 --> 00:29:56,403 それゆえ もう 血は…。 282 00:29:56,403 --> 00:30:02,103 愛する者に 無駄に 命を捨ててほしくはないのじゃ。 283 00:30:06,080 --> 00:30:15,089 きよ。 そなたは 妹 さえの娘。 284 00:30:15,089 --> 00:30:22,429 その愛を一身に受け こうして ここにいる事➡ 285 00:30:22,429 --> 00:30:27,129 忘れてはなりませぬ。 286 00:30:34,041 --> 00:30:40,341 御仏から頂いた 尊い命。 287 00:30:42,116 --> 00:30:46,116 大切になさいませ。 288 00:30:47,788 --> 00:30:51,125 伯母様。 289 00:30:51,125 --> 00:30:54,625 きよ…。 290 00:30:58,465 --> 00:31:06,807 <仙桂尼様の肌のぬくもりは まるで 母のようでした。➡ 291 00:31:06,807 --> 00:31:13,480 こんなにも慈しんで下さる 仙桂尼様の思いを…。➡ 292 00:31:13,480 --> 00:31:20,154 母様。 きよをお許し下さい。➡ 293 00:31:20,154 --> 00:31:27,454 そして きよを… お守り下さい> 294 00:31:49,116 --> 00:31:52,816 さあ こちらへ。 295 00:32:05,466 --> 00:32:07,401 奥方様。 296 00:32:07,401 --> 00:32:11,805 新しく奉公致す事になりました 女中を連れてまいりました。 297 00:32:11,805 --> 00:32:16,677 ≪(富子)おお そうか。 お入りなさい。 298 00:32:16,677 --> 00:32:19,977 失礼つかまつります。 299 00:32:29,356 --> 00:32:36,764 この度 奥方様にお仕え致します さえと申します。 300 00:32:36,764 --> 00:32:42,636 (富子)そなたが さえか。 はっ。 301 00:32:42,636 --> 00:32:50,778 <母様。 母様の名を きよは お借りしました> 302 00:32:50,778 --> 00:32:57,651 (富子)よう来てくれました。 さえは 琴が得手とか。 303 00:32:57,651 --> 00:33:01,789 今は 人目がうるそうて しかたがないが➡ 304 00:33:01,789 --> 00:33:04,458 そのうち 披露してもらおう。➡ 305 00:33:04,458 --> 00:33:08,128 のう ちさ。 (ちさ)はい。 306 00:33:08,128 --> 00:33:11,999 (富子)ああ そうじゃ。 ちさも なんぞ致せ。 307 00:33:11,999 --> 00:33:15,469 (ちさ)私は とても…。 308 00:33:15,469 --> 00:33:27,481 <この方こそ 我が浅野家の仇 吉良上野介の奥方 富子様でした> 309 00:33:27,481 --> 00:33:35,181 ♬~