1 00:00:02,630 --> 00:00:06,417 その高梨を上回ったのが、1回目 トップの伊藤有希。 2 00:00:11,239 --> 00:00:15,009 最長不倒となる96メートルの大 ジャンプで、 3 00:00:15,009 --> 00:00:18,763 念願のワールドカップ初優勝。 4 00:00:38,600 --> 00:00:43,271 <元禄15年12月14日深夜。➡ 5 00:00:43,271 --> 00:00:48,943 赤穂浅野家浪士四十七名は 主君の無念を晴らすべく➡ 6 00:00:48,943 --> 00:00:53,781 本所・吉良邸へ討ち入り 無事 本懐を遂げた> 7 00:00:53,781 --> 00:00:58,286 ≪エイエイ! ≪オ~! 8 00:00:58,286 --> 00:01:00,986 (十郎左衛門)どうか 息災で。 9 00:01:02,957 --> 00:01:08,630 (條右衛門)ご一同は 大名家へ お預けになるそうだ。➡ 10 00:01:08,630 --> 00:01:14,330 恐らく 切腹を 仰せつかる事になるであろう。 11 00:01:19,641 --> 00:01:22,310 (きよ)おじちゃん。 12 00:01:22,310 --> 00:01:28,010 きよは… きよは…。 13 00:01:31,920 --> 00:01:36,791 <おじ様に背負われ 家へ帰った私は➡ 14 00:01:36,791 --> 00:01:39,594 その晩から高熱を出し➡ 15 00:01:39,594 --> 00:01:43,464 床にふしたまま 年を越しました。➡ 16 00:01:43,464 --> 00:01:47,468 けれど 胸の内は➡ 17 00:01:47,468 --> 00:01:52,173 同志の皆様 そして 十郎左様の行く末の事で➡ 18 00:01:52,173 --> 00:01:54,473 いっぱいでした> 19 00:01:56,144 --> 00:02:16,965 ♬~ 20 00:02:16,965 --> 00:02:19,634 おじ様。 21 00:02:19,634 --> 00:02:21,569 兄様も。 22 00:02:21,569 --> 00:02:23,869 元気が出るよう だんご…。 (善左衛門)お前に だんごでも…。 23 00:02:26,975 --> 00:02:30,311 白湯でも入れましょう。 24 00:02:30,311 --> 00:02:32,914 (元哲)梅か…。 25 00:02:32,914 --> 00:02:37,585 ええ。 つぼみが膨らみ始めていたので。 26 00:02:37,585 --> 00:02:40,254 (條右衛門)おい 聞いたか。 どうやら ご公儀は➡ 27 00:02:40,254 --> 00:02:42,290 浪士の処分で もめておるらしいぞ。 28 00:02:42,290 --> 00:02:45,927 (善左衛門)ああ。 専らの評判だ。 29 00:02:45,927 --> 00:02:47,962 どういう事です? 30 00:02:47,962 --> 00:02:53,267 年が明けたというのに ご公儀から まだ何の沙汰もないであろう。➡ 31 00:02:53,267 --> 00:02:56,170 世間じゃ 忠義の士の評判は うなぎ登りだ。➡ 32 00:02:56,170 --> 00:02:58,940 赤穂の塩まで 高値を呼んでるらしい。 33 00:02:58,940 --> 00:03:04,612 ご公儀も その忠臣を うかつに 死罪になど させられぬとさ。 34 00:03:04,612 --> 00:03:09,117 こりゃ ひょっとすると 赦免という事もあるやもしれんぞ。 35 00:03:09,117 --> 00:03:12,620 ご赦免? そんな事が。 36 00:03:12,620 --> 00:03:15,957 まあ あわよくばという話だがな。 37 00:03:15,957 --> 00:03:20,294 きよ。 瑶泉院様のところには 伺ったのか? 38 00:03:20,294 --> 00:03:22,230 いえ。 39 00:03:22,230 --> 00:03:24,966 きよの事を お気にかけておられると➡ 40 00:03:24,966 --> 00:03:27,635 先日 つま殿が申しておったぞ。 41 00:03:27,635 --> 00:03:29,570 おつま様が? 42 00:03:29,570 --> 00:03:33,370 早いうちに ご挨拶に参るがよい。 43 00:03:39,914 --> 00:03:43,418 (つま)ちょうど 仙桂尼様も見えております。 44 00:03:43,418 --> 00:03:46,454 仙桂尼様も いらしているのですか。 45 00:03:46,454 --> 00:03:53,127 何やら 瑶泉院様に ご相談が おありになると つい先ほど。 46 00:03:53,127 --> 00:03:56,127 ご相談…。 47 00:03:59,267 --> 00:04:03,967 助命の嘆願でございますか。 48 00:04:07,141 --> 00:04:12,814 今や 世間の情は 浪士に傾き➡ 49 00:04:12,814 --> 00:04:18,953 公方様でさえ その忠義を 褒めたたえておられるとか。➡ 50 00:04:18,953 --> 00:04:24,459 嘆願は 今が好機かと思われます。➡ 51 00:04:24,459 --> 00:04:32,200 瑶泉院様。 大奥の力は侮れませぬ。 52 00:04:32,200 --> 00:04:37,905 ここは 是非とも 桂昌院様に お口添えを頂き➡ 53 00:04:37,905 --> 00:04:43,905 助命を願い出るのが 最良の手かと。 54 00:04:45,780 --> 00:04:49,250 (瑶泉院)桂昌院様か…。 55 00:04:49,250 --> 00:04:55,923 <桂昌院とは 時の将軍 徳川綱吉の生母。➡ 56 00:04:55,923 --> 00:05:01,423 将軍の意をも左右する 隠然たる力を持っていた> 57 00:05:03,431 --> 00:05:07,268 そのようなつてが そなたに あるのか? 58 00:05:07,268 --> 00:05:13,608 本所五百羅漢寺の 和尚様は いかがでしょう。 59 00:05:13,608 --> 00:05:17,478 ああ… 松雲禅師か。 60 00:05:17,478 --> 00:05:23,951 和尚様は 桂昌院様と 懇意にしておられますゆえ➡ 61 00:05:23,951 --> 00:05:28,823 ひと言 お口添えを頂ければ…。 62 00:05:28,823 --> 00:05:34,896 (瑶泉院)だが 上杉と将軍家は 関わりが深い。➡ 63 00:05:34,896 --> 00:05:37,565 そのような 大それた事ができようか。 64 00:05:37,565 --> 00:05:41,435 お言葉ながら➡ 65 00:05:41,435 --> 00:05:46,908 今は どのような手を尽くしてでも➡ 66 00:05:46,908 --> 00:05:53,247 ご家臣のお命を救う事が 第一と。 67 00:05:53,247 --> 00:05:59,921 今 ご公儀を動かす力が おありなのは 桂昌院様。 68 00:05:59,921 --> 00:06:06,221 さもなければ 柳沢美濃守様。 69 00:06:11,532 --> 00:06:19,273 そなたが そこまで望むのであれば 思うとおりにすればよい。 70 00:06:19,273 --> 00:06:21,943 はい。 71 00:06:21,943 --> 00:06:29,283 ただ… 赤穂浅野家は もうないのだ。 72 00:06:29,283 --> 00:06:38,559 命を救うたところで 家臣として 再び迎え入れてやる事もできぬ。 73 00:06:38,559 --> 00:06:41,359 瑶泉院様。 74 00:06:43,231 --> 00:06:49,904 いや そなたの言うとおりじゃ。 75 00:06:49,904 --> 00:06:56,604 松雲禅師に お口添え頂けるよう わらわからも頼んでみよう。 76 00:07:03,918 --> 00:07:06,587 きよ。 77 00:07:06,587 --> 00:07:10,258 気を付けて戻るのじゃぞ。 78 00:07:10,258 --> 00:07:13,928 そなたは まだ病み上がりじゃ。 79 00:07:13,928 --> 00:07:16,228 はい。 80 00:07:20,801 --> 00:07:26,941 <林昌軒に 堀内伝右衛門様と 名乗るお方がいらしたのは➡ 81 00:07:26,941 --> 00:07:30,278 その翌日の事でした。➡ 82 00:07:30,278 --> 00:07:32,880 そのお方は➡ 83 00:07:32,880 --> 00:07:37,551 十郎左様がお預けとなっている 細川様のご家来で➡ 84 00:07:37,551 --> 00:07:41,851 浪士の世話役を されているというのです> 85 00:07:52,900 --> 00:07:55,569 (伝右衛門)いや 実は 先ほど➡ 86 00:07:55,569 --> 00:08:00,908 金杉町の松平様のお屋敷へ 行ってまいりましてな。 87 00:08:00,908 --> 00:08:04,779 礒貝様の母君に 会うてまいりました。 88 00:08:04,779 --> 00:08:08,783 貞柳尼様のところへで ございますか。 89 00:08:08,783 --> 00:08:13,254 いや まあ これは 拙者が まあ 何と言うか➡ 90 00:08:13,254 --> 00:08:16,757 一存で行うておる事なので ございますが➡ 91 00:08:16,757 --> 00:08:19,794 義士の皆様の文や言づてを➡ 92 00:08:19,794 --> 00:08:22,430 是非とも お身内へお伝えしたく➡ 93 00:08:22,430 --> 00:08:26,267 こうして 隠密裏に。 94 00:08:26,267 --> 00:08:29,103 そのような事を…。 95 00:08:29,103 --> 00:08:38,903 きよ殿。 礒貝様も皆様も 穏やかに 時を過ごされておりますぞ。 96 00:08:40,548 --> 00:08:43,451 さようで。 97 00:08:43,451 --> 00:08:49,056 もともと 細川家と浅野家は 先々代からの親しき間柄。 98 00:08:49,056 --> 00:08:51,959 それに加え 我が殿は➡ 99 00:08:51,959 --> 00:08:54,862 赤穂義士のお働きに いたく感銘し➡ 100 00:08:54,862 --> 00:08:58,766 大層手厚く おもてなし致しておりまする。 101 00:08:58,766 --> 00:09:00,768 はあ…。 102 00:09:00,768 --> 00:09:04,538 書き物 眼鏡 酒 風呂 こたつ。 103 00:09:04,538 --> 00:09:07,241 日々の料理など 大石様には➡ 104 00:09:07,241 --> 00:09:11,746 「皆 これまで 浪人暮らしが長く 馳走を食べ慣れておらぬので➡ 105 00:09:11,746 --> 00:09:16,250 胃がもたれてかなわぬ。 いま少し 粗食を」と言われたほど。 106 00:09:16,250 --> 00:09:19,153 その大石様は 寒がりで➡ 107 00:09:19,153 --> 00:09:23,124 眠る時にまで ねずみ色の頭巾をかぶられ➡ 108 00:09:23,124 --> 00:09:27,862 そのご様子がおかしいと 皆様が くすくすと。 109 00:09:27,862 --> 00:09:32,199 まあ。 (2人の笑い声) 110 00:09:32,199 --> 00:09:37,872 <声を出して笑ったのは いつ以来だったでしょう> 111 00:09:37,872 --> 00:09:40,775 おかしいですかな。 112 00:09:40,775 --> 00:09:44,745 いえ。 まさか お預けの身で➡ 113 00:09:44,745 --> 00:09:48,215 そのようなお暮らしとは 思いも寄りませんでしたので。 114 00:09:48,215 --> 00:09:51,118 牢屋にでも入れられているかと。 いえ。 115 00:09:51,118 --> 00:09:55,890 ご安心なされ。 我が殿は 八方 手を尽くし➡ 116 00:09:55,890 --> 00:09:58,392 助命嘆願にも動いておられます。 117 00:09:58,392 --> 00:10:03,898 え? 今や 江戸中が 赤穂義士の味方。 118 00:10:03,898 --> 00:10:07,598 よき風が吹いていると 拙者は思うております。 119 00:10:11,572 --> 00:10:16,911 礒貝様は さすが お育ちのよさも うかがえる➡ 120 00:10:16,911 --> 00:10:19,413 まことに お優しき御仁。 121 00:10:19,413 --> 00:10:22,450 一人 考え事をされている事も 多いが➡ 122 00:10:22,450 --> 00:10:25,920 落ち着いたご様子でございます。 123 00:10:25,920 --> 00:10:27,855 さようでございますか。 124 00:10:27,855 --> 00:10:33,094 そう それこそ 肌身離さず 懐に持っておられるものがあり➡ 125 00:10:33,094 --> 00:10:38,265 何かと尋ねましたら 大事なお守りと。 126 00:10:38,265 --> 00:10:44,965 お守り? これを 命と思うていると。 127 00:10:47,608 --> 00:10:52,908 どうか これを きよと思って…。 128 00:10:58,953 --> 00:11:04,253 礒貝様に 何か お伝えする事があれば 拙者が。 129 00:11:10,297 --> 00:11:13,334 いえ。 130 00:11:13,334 --> 00:11:18,973 礒貝様が 心穏やかに 過ごされておいでなら➡ 131 00:11:18,973 --> 00:11:21,973 それで十分でございます。 132 00:11:26,847 --> 00:11:29,683 さようでござりますか。 133 00:11:29,683 --> 00:11:32,983 はい。 134 00:11:38,459 --> 00:11:41,929 あの梅は きよ殿が…。 135 00:11:41,929 --> 00:11:48,229 ええ。 つぼみが ようやく開きましたので。 136 00:11:51,605 --> 00:12:12,293 ♬~ 137 00:12:12,293 --> 00:12:17,631 ♬~ 138 00:12:17,631 --> 00:12:22,503 おう 礒貝殿 ここに ござったか。 139 00:12:22,503 --> 00:12:26,640 浅草は唯念寺・林昌軒の 梅でござる。 140 00:12:26,640 --> 00:12:30,940 本日 頂戴してまいりました。 141 00:12:34,448 --> 00:12:40,448 梅の花のような おきれいなお方でござりますな。 142 00:12:44,592 --> 00:12:47,392 よき香りだ。 143 00:12:49,463 --> 00:12:53,934 お心遣い まことに感謝致す。 144 00:12:53,934 --> 00:13:08,949 ♬~ 145 00:13:08,949 --> 00:13:14,822 [ 回想 ] (伝右衛門)今や 江戸中が 赤穂義士の味方。 146 00:13:14,822 --> 00:13:20,561 (仙桂尼)ご公儀を動かす力が おありなのは 桂昌院様。 147 00:13:20,561 --> 00:13:26,861 さもなければ 柳沢美濃守様。 148 00:13:36,910 --> 00:13:44,785 きよ殿。 そなたは 柳沢様が どのようなお立場か知って➡ 149 00:13:44,785 --> 00:13:47,421 そのような事を申しておるのか。 150 00:13:47,421 --> 00:13:50,924 無謀なお願いは 百も承知。 151 00:13:50,924 --> 00:13:58,265 されど 細井様は 柳沢様の 学問の師と お聞き致しました。 152 00:13:58,265 --> 00:14:03,137 何とぞ 何とぞ➡ 153 00:14:03,137 --> 00:14:08,837 柳沢様に 皆様の助命を お願いして頂きたく…。 154 00:14:10,611 --> 00:14:15,482 (広沢)ほり殿は どう思われる。 155 00:14:15,482 --> 00:14:17,484 はい。 156 00:14:17,484 --> 00:14:21,955 武士の妻として また娘として➡ 157 00:14:21,955 --> 00:14:28,255 安兵衛や弥兵衛殿が 命を長らえる事を望むと思うか。 158 00:14:36,904 --> 00:14:41,775 私は 父にも夫にも➡ 159 00:14:41,775 --> 00:14:45,775 常々 覚悟をしておくよう 言われております。 160 00:14:47,915 --> 00:14:53,787 お殿様のため 命を捨てる覚悟で これまで策を練り➡ 161 00:14:53,787 --> 00:14:57,087 見事 本望を達したのでございます。 162 00:15:01,428 --> 00:15:06,934 私は 潔く 逝かせてやりとうございます。 163 00:15:06,934 --> 00:15:10,437 おほり様…。 164 00:15:10,437 --> 00:15:18,612 ほり殿の言うとおり 同志の皆々は とうに命など捨てておる。➡ 165 00:15:18,612 --> 00:15:23,612 この期に及んで 命が惜しいなどと 思う者はおらぬであろう。 166 00:15:25,953 --> 00:15:32,653 …と ここまでは 儒者 細井広沢の理屈。 167 00:15:34,561 --> 00:15:40,234 ほり殿。 お二人を 潔く 逝かせてさしあげたいという➡ 168 00:15:40,234 --> 00:15:45,934 そなたの思いは 本心からか。 169 00:15:49,910 --> 00:15:55,249 私と安兵衛は 堀内道場で共に剣を学び➡ 170 00:15:55,249 --> 00:15:58,749 研さんを積んだ仲間。 171 00:16:01,588 --> 00:16:10,588 友として 堀部安兵衛武庸を 死なせたくはない。 172 00:16:18,939 --> 00:16:24,439 柳沢様が どう出るか こればかりは分からぬ。 173 00:16:26,814 --> 00:16:31,518 だが 人の心など 気まぐれなもの。 174 00:16:31,518 --> 00:16:33,887 現に 公方様は➡ 175 00:16:33,887 --> 00:16:37,558 ご自分が 内匠頭様を 切腹に追い込んだ事など➡ 176 00:16:37,558 --> 00:16:40,858 とうにお忘れだ。 177 00:16:47,234 --> 00:16:52,105 浪人者が徒党を組んで 屋敷に押し込んだのだ。 178 00:16:52,105 --> 00:16:54,908 柳沢様は 恐らく➡ 179 00:16:54,908 --> 00:16:59,780 その罪を武士の鑑と見る 世間の風潮➡ 180 00:16:59,780 --> 00:17:06,253 公方様のお気持ち そして 幕府としてのお裁き➡ 181 00:17:06,253 --> 00:17:09,923 これらが全て丸く収まる 落としどころを➡ 182 00:17:09,923 --> 00:17:13,123 探っておられるのであろう。 183 00:17:15,796 --> 00:17:21,535 ここは ひとつ そなたの言うとおり➡ 184 00:17:21,535 --> 00:17:24,535 手を尽くしてみるかの。 185 00:17:26,273 --> 00:17:30,944 細井様…。 186 00:17:30,944 --> 00:17:34,244 ありがとう存じまする。 187 00:17:44,892 --> 00:17:50,764 ≪(笑い声) 188 00:17:50,764 --> 00:17:54,764 十郎左 飲め。 はい。 189 00:17:56,503 --> 00:17:59,439 (内蔵助)おう これは堀内殿。➡ 190 00:17:59,439 --> 00:18:02,242 どうです? 貴殿もご一緒に。 191 00:18:02,242 --> 00:18:04,177 いやいや 拙者は そういう訳には。 192 00:18:04,177 --> 00:18:07,581 (原)まあまあ そう かたい事はおっしゃらずに。➡ 193 00:18:07,581 --> 00:18:11,281 さあさあさあ どうぞ。 こちらへ こちらへ。 194 00:18:13,253 --> 00:18:16,590 さあさあ 一献。 195 00:18:16,590 --> 00:18:18,790 (伝右衛門)これは かたじけない。 196 00:18:20,460 --> 00:18:23,931 (弥兵衛) 今宵は 一段と冷えますのでな➡ 197 00:18:23,931 --> 00:18:27,801 皆で 一杯飲んで 温まろうかと。 198 00:18:27,801 --> 00:18:33,206 とはいえ 吉田殿とわしは 甘酒。 199 00:18:33,206 --> 00:18:36,543 これなら 何杯でも いけますからな。 200 00:18:36,543 --> 00:18:38,478 どうです? 甘酒は。 201 00:18:38,478 --> 00:18:41,214 いやいや 拙者は もう これで。 202 00:18:41,214 --> 00:18:43,550 よろしいではござらんか。 203 00:18:43,550 --> 00:18:46,887 堀内殿には いつも 世話になっておるのですから。 204 00:18:46,887 --> 00:18:48,887 さあさあ。 205 00:18:52,559 --> 00:18:58,759 このように 酒を勧められるとは 一体 どういう風の吹き回しで。 206 00:19:01,568 --> 00:19:04,237 よき知らせでござりますか。 207 00:19:04,237 --> 00:19:09,076 ああ。 よき知らせよ。 208 00:19:09,076 --> 00:19:13,914 さようにござりますか。 209 00:19:13,914 --> 00:19:19,786 堀内殿の これまでの まことに行き届いたお心遣い➡ 210 00:19:19,786 --> 00:19:22,589 感謝の言葉もござらぬ。 211 00:19:22,589 --> 00:19:26,589 いやいや とんでもない事。 212 00:19:28,462 --> 00:19:31,462 頂戴つかまつる。 213 00:19:36,136 --> 00:19:38,538 アハハハハ! 214 00:19:38,538 --> 00:19:40,474 (せきこみ) 215 00:19:40,474 --> 00:19:44,174 (一同の笑い声) 216 00:20:11,238 --> 00:20:15,938 きよ。 ちと…。 217 00:20:21,581 --> 00:20:27,254 さえを送った日 お前は いくつだったか。 218 00:20:27,254 --> 00:20:30,590 え? 219 00:20:30,590 --> 00:20:36,890 あれから11年か…。 早いな。 220 00:20:40,934 --> 00:20:42,934 父様。 221 00:20:46,606 --> 00:20:50,277 細井様から 知らせがあった。 222 00:20:50,277 --> 00:20:55,148 ご浪士方の処分が 決まったそうだ。 223 00:20:55,148 --> 00:21:00,448 本日 ご切腹と相なる。 224 00:21:04,624 --> 00:21:07,294 助命は かなわなんだが➡ 225 00:21:07,294 --> 00:21:10,964 武士として この上ない名誉の死。 226 00:21:10,964 --> 00:21:14,301 おのおの方 ご満足の事であろう。 227 00:21:14,301 --> 00:21:16,301 いずこで。 228 00:21:17,971 --> 00:21:20,874 ご切腹は いずこで…。 229 00:21:20,874 --> 00:21:25,674 おのおの お預けの屋敷。 230 00:21:27,981 --> 00:21:31,651 行ってまいります。 231 00:21:31,651 --> 00:21:34,921 きよ! 中へは入れぬぞ。 232 00:21:34,921 --> 00:21:39,259 構いませぬ。 せめて 最期の刻を共に。 233 00:21:39,259 --> 00:21:49,903 ♬~ 234 00:21:49,903 --> 00:21:52,903 [ 心の声 ] 十郎左様。 235 00:21:56,610 --> 00:22:01,281 [ 回想 ] そなたは生きよ。 生きてくれ。 236 00:22:01,281 --> 00:22:07,154 生きて 母を看取ってくれ。 237 00:22:07,154 --> 00:22:10,290 我が妻として。 238 00:22:10,290 --> 00:22:21,301 ♬~ 239 00:22:21,301 --> 00:22:24,971 義母上様。 240 00:22:24,971 --> 00:22:27,971 (貞柳尼)ご沙汰が下ったのじゃな。 241 00:22:29,843 --> 00:22:36,249 本日 お預けとなった 細川様のお屋敷にて➡ 242 00:22:36,249 --> 00:22:38,919 ご切腹との知らせが。 243 00:22:38,919 --> 00:22:42,919 さようか。 244 00:22:49,563 --> 00:22:57,263 ご切腹とは… なんと名誉な。 245 00:23:11,284 --> 00:23:14,284 わしは…。 246 00:23:18,625 --> 00:23:27,625 安兵衛という婿を得て 幸せであった。 247 00:23:46,786 --> 00:23:53,586 大石内蔵助殿 おいでなされ。 248 00:23:55,929 --> 00:24:45,912 ♬~ 249 00:24:45,912 --> 00:24:48,248 お先に。 250 00:24:48,248 --> 00:25:42,435 ♬~ 251 00:25:42,435 --> 00:25:53,913 (読経) 252 00:25:53,913 --> 00:26:09,462 ♬~ 253 00:26:09,462 --> 00:26:17,604 ≪礒貝十郎左衛門殿 おいでなされ。 254 00:26:17,604 --> 00:26:42,562 ♬~ 255 00:26:42,562 --> 00:26:49,436 十郎左衛門は 我が礒貝家の誇り。 256 00:26:49,436 --> 00:27:06,736 ♬~ 257 00:27:32,545 --> 00:29:08,341 ♬~ 258 00:29:08,341 --> 00:29:10,910 仙桂尼様…。 259 00:29:10,910 --> 00:29:23,410 ♬~ 260 00:29:55,888 --> 00:30:07,688 せめて 一目 お亡骸を見てから お別れしとうございました。 261 00:30:16,276 --> 00:30:22,115 いいえ。 見ない方が ようございました。 262 00:30:22,115 --> 00:30:24,917 え? 263 00:30:24,917 --> 00:30:29,589 見なければ➡ 264 00:30:29,589 --> 00:30:34,927 夢枕に立つ旦那様のお顔も➡ 265 00:30:34,927 --> 00:30:38,927 穏やかなもので あったでしょうに…。 266 00:30:49,942 --> 00:30:57,242 人の死は きれい事にあらず。 267 00:30:59,285 --> 00:31:07,960 本日 吉良家の断絶が 決まったそうです。 268 00:31:07,960 --> 00:31:16,969 ご当主 左兵衛義周様は お預けの身となりました。 269 00:31:16,969 --> 00:31:27,313 大石様は 念願かない さぞ 晴れ晴れとしたお気持ちで➡ 270 00:31:27,313 --> 00:31:31,513 お腹を召された事でしょう。 271 00:31:33,419 --> 00:31:43,129 されど 浪士の皆様は 一人として この世にはおられぬ。 272 00:31:43,129 --> 00:31:49,829 共に笑う事も泣く事も かないませぬ。 273 00:31:57,944 --> 00:32:01,944 内匠頭様も。 274 00:32:05,618 --> 00:32:09,318 吉良様とて。 275 00:32:13,493 --> 00:32:19,493 遺児たちの流刑が決まりました。 276 00:32:27,306 --> 00:32:30,643 (仙桂尼)きよ。 277 00:32:30,643 --> 00:32:34,247 悲しみに暮れている暇は ありませぬ。 278 00:32:34,247 --> 00:32:45,858 残された私たちにできる事は この子らの命を救う事。 279 00:32:45,858 --> 00:32:54,567 これは 終わりではない。 始まりなのです。 280 00:32:54,567 --> 00:34:06,267 ♬~ 281 00:35:39,799 --> 00:35:43,586 6時45分になりました。 ニュースをお伝えします。 282 00:35:48,608 --> 00:35:52,428 この冬いちばんの強い寒気の影響 で 283 00:35:52,428 --> 00:35:56,198 関東地方は群馬県など北部の 山沿いで断続的に雪が降ってい 284 00:35:56,198 --> 00:35:59,969 ます。 雪はあさってにかけて降り続く