1 00:00:16,092 --> 00:00:18,094 (ナレーター)<瀬戸内の海に面した➡ 2 00:00:18,094 --> 00:00:21,764 播州 赤穂は 今日も穏やかで➡ 3 00:00:21,764 --> 00:00:25,764 歴史の重みを 感じさせる風情が残っている> 4 00:00:28,771 --> 00:00:32,775 <元禄14年3月14日➡ 5 00:00:32,775 --> 00:00:35,778 赤穂藩 5万3000石➡ 6 00:00:35,778 --> 00:00:40,783 浅野内匠頭は切腹 お家は断絶> 7 00:00:40,783 --> 00:00:44,787 <よりどころを失った 浅野の家臣たちは➡ 8 00:00:44,787 --> 00:00:51,460 やり場のない怒りと失意のうちに 早ひと月がたった> 9 00:00:51,460 --> 00:00:54,130 <前途の望みを失った者たちは➡ 10 00:00:54,130 --> 00:00:58,801 くしの歯をひくように赤穂を去り 散っていった> 11 00:00:58,801 --> 00:01:02,471 <しかし 復讐の念に駆られる者たちは➡ 12 00:01:02,471 --> 00:01:05,474 不屈の意志と行動力を持ち➡ 13 00:01:05,474 --> 00:01:09,078 大石内蔵助のもとに 残ったのである> 14 00:01:09,078 --> 00:01:11,747 (太鼓の音) 15 00:01:11,747 --> 00:01:16,085 <元禄15年12月15日➡ 16 00:01:16,085 --> 00:01:22,758 <本所 吉良上野介の屋敷に 討ち入った赤穂浪士の数は47人> 17 00:01:22,758 --> 00:01:38,107 ♬~ 18 00:01:38,107 --> 00:01:42,445 <しかし 彼らが ここに至るまでの間に➡ 19 00:01:42,445 --> 00:01:48,045 志半ばで倒れた数多くの 同志たちがいたのである> 20 00:01:50,453 --> 00:01:57,126 <この男 萱野三平も また その1人であった> 21 00:01:57,126 --> 00:02:17,079 ♬~ 22 00:02:17,079 --> 00:02:37,099 ♬~ 23 00:02:37,099 --> 00:02:57,119 ♬~ 24 00:02:57,119 --> 00:03:17,072 ♬~ 25 00:03:17,072 --> 00:03:35,424 ♬~ 26 00:05:37,446 --> 00:05:40,883 (加田)本日はサントリー「グルコサミンアクティブ」を➡ 27 00:05:40,883 --> 00:05:43,683 無料で試せるキャンペーンのご紹介です 28 00:05:44,353 --> 00:05:46,555 最近 たくさん買い物をして回ったり➡ 29 00:05:46,555 --> 00:05:48,691 アクティブに動いたあと➡ 30 00:05:48,691 --> 00:05:53,395 あれ? ひざが… その違和感 見過ごさないでください 31 00:05:53,395 --> 00:05:58,867 なぜなら 年齢とともに ひざの軟骨はすり減り続けていくから 32 00:05:58,867 --> 00:06:00,903 放っておくと できていることが➡ 33 00:06:00,903 --> 00:06:04,106 思い通りにいかなくなるかもしれません 34 00:06:04,106 --> 00:06:09,378 そこで 軟骨成分を毎日補える サントリー「グルコサミンアクティブ」! 35 00:06:09,378 --> 00:06:13,382 このサントリー独自の3成分の組み合わせが➡ 36 00:06:13,382 --> 00:06:15,384 移動時のひざ関節の悩みを➡ 37 00:06:15,384 --> 00:06:17,384 改善することが報告されています 38 00:06:18,120 --> 00:06:21,790 さぁ ご覧のあなたも「グルコサミンアクティブ」 39 00:06:21,790 --> 00:06:26,695 4, 860円相当が無料で試せるチャンスです! 40 00:06:26,695 --> 00:06:32,134 お申し込みは… 41 00:06:32,134 --> 00:06:35,371 今すぐお電話ください 42 00:07:22,384 --> 00:07:24,984 (清水・小林) ふんっ ふんっ ああっ➡ 43 00:07:28,724 --> 00:07:30,724 んんっ! 44 00:07:32,061 --> 00:07:35,361 フ~ッ この勝負引き分けとするか! 45 00:07:39,401 --> 00:07:42,004 久しぶりに いい汗をかかせてもらったな 46 00:07:42,004 --> 00:07:44,673 吉良家にも おぬしのような使い手がいたとは 47 00:07:44,673 --> 00:07:47,009 その言いぐさは聞き捨てならんな 48 00:07:47,009 --> 00:07:50,679 吉良家に 使い手がいてはおかしいか? 49 00:07:50,679 --> 00:07:54,016 別に他意はないんだ 気に障ったら勘弁してくれ 50 00:07:54,016 --> 00:07:56,351 最近では吉良家の 禄をはんでるというだけで 51 00:07:56,351 --> 00:07:58,687 町人までがばかにする 52 00:07:58,687 --> 00:08:01,023 嫌われ者のあるじを持つと ろくなことはない 53 00:08:01,023 --> 00:08:04,693 嫌われ者と承知していながら なぜ忠誠を尽くす? 54 00:08:04,693 --> 00:08:07,362 ハハハハッ これは異なことを 55 00:08:07,362 --> 00:08:09,364 あるじの 人となりがどうであろうと 56 00:08:09,364 --> 00:08:12,367 理屈抜きで仕えるのが 武士道ではないか 57 00:08:12,367 --> 00:08:17,367 (蝉の鳴き声) 58 00:08:30,385 --> 00:08:32,387 今日は14日であったな 59 00:08:32,387 --> 00:08:35,724 はっ それが何か? 60 00:08:35,724 --> 00:08:40,324 月こそ違え14日は 浅野内匠頭さまのご命日 61 00:08:42,664 --> 00:08:45,334 気にならぬか 62 00:08:45,334 --> 00:08:48,670 いかに付け人が使い手ぞろいでも 不意を襲えば 63 00:08:48,670 --> 00:08:51,006 恐れるに足らん いいなっ! (家臣たち)はっ! 64 00:08:51,006 --> 00:08:54,009 吉良を討ち果たしたあとの 世間の反応が見ものだな 65 00:08:54,009 --> 00:08:56,009 諸大名が争って召し抱えにくるぞ 66 00:08:59,681 --> 00:09:02,017 吉良です! (田中)そうか 67 00:09:02,017 --> 00:09:04,353 手はずどおりだ いいな! (家臣たち)はっ! 68 00:09:04,353 --> 00:09:24,373 ♬~ 69 00:09:24,373 --> 00:09:34,383 ♬~ 70 00:09:34,383 --> 00:09:47,329 ♬~ 71 00:09:47,329 --> 00:09:49,665 我らは浅野内匠頭の遺臣 72 00:09:49,665 --> 00:09:52,665 吉良上野介 推参っ! 73 00:09:53,669 --> 00:09:55,671 (清水)上杉家に引き返せ~! 74 00:09:55,671 --> 00:10:11,019 ♬~ 75 00:10:11,019 --> 00:10:15,691 おのれ! 殿… ご安心を! 76 00:10:15,691 --> 00:10:27,703 ♬~ 77 00:10:27,703 --> 00:10:29,705 (小林)待て~! 78 00:10:29,705 --> 00:10:31,707 吉良さまのお命 渡さん! 79 00:10:31,707 --> 00:10:44,653 ♬~ 80 00:10:44,653 --> 00:10:49,658 待て! 無益な殺生だ 見逃してやれ 81 00:10:49,658 --> 00:10:51,658 無用 82 00:10:54,329 --> 00:10:58,333 ああっ 願いの儀がござる 83 00:10:58,333 --> 00:11:02,004 もはや立ち向かいはいたさぬ 84 00:11:02,004 --> 00:11:06,341 このうえは この場にて 腹を切って果てたいと… 85 00:11:06,341 --> 00:11:08,341 くっ 86 00:11:10,679 --> 00:11:13,679 何とぞ 介錯のほどを 87 00:11:16,018 --> 00:11:18,687 武士の情けでござる 88 00:11:18,687 --> 00:11:20,987 何とぞっ 89 00:11:40,709 --> 00:11:45,981 (小林)それがしが介錯つかまつる 90 00:11:45,981 --> 00:11:48,581 ありがたき幸せ… 91 00:12:03,999 --> 00:12:05,999 無念 92 00:12:07,669 --> 00:12:10,339 ああっ (小林)ふんっ! 93 00:12:10,339 --> 00:12:14,343 して その中に 堀部安兵衛らはいたのか? 94 00:12:14,343 --> 00:12:16,345 おりません 95 00:12:16,345 --> 00:12:18,680 いずれも 顔の知られていない者ばかりで 96 00:12:18,680 --> 00:12:22,017 そのほとんどが軽輩者でした 97 00:12:22,017 --> 00:12:25,354 軽輩者とな… (小林)はい➡ 98 00:12:25,354 --> 00:12:29,358 察するに 困窮した生活に耐えきれず➡ 99 00:12:29,358 --> 00:12:31,360 抜け駆けを謀ったものと 100 00:12:31,360 --> 00:12:37,366 ふ~ん 大石が出てくるな (小林)はっ? 101 00:12:37,366 --> 00:12:40,035 なんと仰せられました? 102 00:12:40,035 --> 00:12:41,970 このたびの暴挙は 103 00:12:41,970 --> 00:12:44,973 江戸の同志に 大石の抑えが利かなくなり 104 00:12:44,973 --> 00:12:47,976 分裂し始めてる証拠だ 105 00:12:47,976 --> 00:12:53,982 それを一本にまとめるために 必ずや大石は下向してくる 106 00:12:53,982 --> 00:12:55,984 なるほど 107 00:12:55,984 --> 00:12:59,321 ともすれば 先走りしがちな 在府の者をいさめて 108 00:12:59,321 --> 00:13:03,325 再び 結束を固めようというわけですな 109 00:13:03,325 --> 00:13:05,325 これは どうあっても 阻止せねばならぬ 110 00:13:06,328 --> 00:13:10,332 <田中貞四郎一派による 上野介襲撃の知らせは➡ 111 00:13:10,332 --> 00:13:13,001 江戸に下向していた 原 惣右衛門からの➡ 112 00:13:13,001 --> 00:13:15,601 早飛脚によって 大石のもとに届けられた> 113 00:13:20,008 --> 00:13:22,344 (内蔵助)江戸が心もとない 114 00:13:22,344 --> 00:13:24,344 江戸へ行かねば 115 00:13:25,347 --> 00:13:28,016 父上ご自身が 下向なされるのですか? 116 00:13:28,016 --> 00:13:36,358 ♬~ 117 00:13:36,358 --> 00:13:40,362 (神崎)ご家老 御みずから江戸へ まいられるおつもりですか? 118 00:13:40,362 --> 00:13:44,366 さよう どうやらその時期が来たようだ 119 00:13:44,366 --> 00:13:46,701 (三平) では いよいよ やるのですね➡ 120 00:13:46,701 --> 00:13:50,372 亡き殿の仇討ちを! (早水)早飲み込みするな 萱野➡ 121 00:13:50,372 --> 00:13:54,376 ご家老は江戸の者たちを いさめにまいられるのだ 122 00:13:54,376 --> 00:13:57,045 (三平)吉良の屋敷に 討ち入るのではないのですか! 123 00:13:57,045 --> 00:14:00,048 先日の暴挙でも分かるように 124 00:14:00,048 --> 00:14:03,051 江戸の同志は焦りに焦っている 125 00:14:03,051 --> 00:14:07,055 このまま放置すれば ご公儀を刺激し 126 00:14:07,055 --> 00:14:11,059 大学さまのご処置によからぬ 影響を及ぼさんとも限らぬ 127 00:14:11,059 --> 00:14:14,396 大学さまのご処置など どうでもいいではありませんか 128 00:14:14,396 --> 00:14:19,067 私たちの目指すのは 亡き殿のご無念を晴らすことのみ 129 00:14:19,067 --> 00:14:22,404 それは違うぞ 三平 130 00:14:22,404 --> 00:14:24,406 お家再興の あかつきには 131 00:14:24,406 --> 00:14:26,406 我らも再び召し抱えられる 132 00:14:27,742 --> 00:14:31,079 ≪(奥野)慣れぬ浪人暮らしで 辛酸をなめる必要は 133 00:14:31,079 --> 00:14:33,415 ≪ なくなるのだ ≪(三平)浪人暮らしがなんですか 134 00:14:33,415 --> 00:14:36,084 辛酸をなめるのはいっときのこと 135 00:14:36,084 --> 00:14:38,420 大望を果たしたのちには 136 00:14:38,420 --> 00:14:41,423 一同うちそろって切腹し 亡き殿のおもとへ 137 00:14:41,423 --> 00:14:43,358 はせ参じるべきではありませんか (神崎)萱野っ!➡ 138 00:14:43,358 --> 00:14:46,958 いいかげんにしろ 口が過ぎるぞ! (三平)いや 言わせてください 139 00:14:48,363 --> 00:14:54,035 大石さま どうかお考えをお改めのうえ 140 00:14:54,035 --> 00:14:58,707 一日も早い討ち入りのご決断を 141 00:14:58,707 --> 00:15:03,707 どうか… どうかお願いいたします 142 00:15:14,055 --> 00:15:18,059 そのほうとは ゆっくり話し合おう 143 00:15:18,059 --> 00:15:20,659 そろそろ食事にいたそうか 144 00:15:21,730 --> 00:15:23,730 申しつけてまいります 145 00:15:32,073 --> 00:15:34,073 (不破)何をしておる?➡ 146 00:15:36,077 --> 00:15:38,079 待て! 147 00:15:38,079 --> 00:15:41,416 そのほう 吉良の手の者か? 148 00:15:41,416 --> 00:15:44,686 それとも上杉か? 149 00:15:44,686 --> 00:15:46,688 なんのことどすやろ 150 00:15:46,688 --> 00:15:49,691 うちには ちょっとも分からしまへんけど? 151 00:15:49,691 --> 00:15:51,691 とぼけるな 152 00:15:54,029 --> 00:16:04,039 ♬~ 153 00:16:04,039 --> 00:16:19,054 ♬~ 154 00:16:19,054 --> 00:16:22,057 わたくしを同志から 外すとおっしゃるのですか? 155 00:16:22,057 --> 00:16:24,059 そうだ 156 00:16:24,059 --> 00:16:27,395 今日かぎり 袂を分けてくれ 157 00:16:27,395 --> 00:16:30,065 なぜ… 158 00:16:30,065 --> 00:16:32,067 先ほど失礼なことを 申し上げたからですか? 159 00:16:32,067 --> 00:16:35,737 いや そうではない 160 00:16:35,737 --> 00:16:38,037 (三平)それでは どうして…➡ 161 00:16:39,741 --> 00:16:42,344 訳を聞かせてください 162 00:16:42,344 --> 00:16:45,347 おぬしがよそ者だからだ 163 00:16:45,347 --> 00:16:49,647 よそ者? よそ者とは➡ 164 00:16:56,024 --> 00:16:58,324 ご家老さま 165 00:17:01,696 --> 00:17:05,367 そもそも おぬしは大島家の家臣 166 00:17:05,367 --> 00:17:09,704 借り勤めの手を借りて 仇を 討ったとあっては聞こえが悪い 167 00:17:09,704 --> 00:17:12,040 わたくしは れっきとした赤穂藩士です! 168 00:17:12,040 --> 00:17:14,709 だが 世間はそうは見てくれまい 169 00:17:14,709 --> 00:17:17,712 他藩の人間を巻き添いにしたと 170 00:17:17,712 --> 00:17:20,048 我らを非難するであろう 171 00:17:20,048 --> 00:17:23,385 ご家老さま 172 00:17:23,385 --> 00:17:27,055 情けのうございます 173 00:17:27,055 --> 00:17:31,393 殿にお仕えした日より今日まで 174 00:17:31,393 --> 00:17:34,062 身も心も浅野家に ささげてまいりましたのに 175 00:17:34,062 --> 00:17:37,362 黙れ! わしの考えは変わらぬ 176 00:17:38,400 --> 00:17:41,403 即刻 この場を立ち去れ 177 00:17:41,403 --> 00:17:52,347 ♬~ 178 00:17:52,347 --> 00:18:03,358 ♬~ 179 00:18:03,358 --> 00:18:05,358 萱野! 180 00:18:07,362 --> 00:18:10,365 (神崎)ご家老 181 00:18:10,365 --> 00:18:13,702 ご家老 いくらなんでもあれでは… 182 00:18:13,702 --> 00:18:16,002 萱野がかわいそうです 183 00:18:18,039 --> 00:18:22,043 わしは あの男には 184 00:18:22,043 --> 00:18:27,048 軽と共に 生きる道を見つけてほしいのだ 185 00:18:27,048 --> 00:18:32,053 ♬~ 186 00:18:32,053 --> 00:18:36,725 おやじ 置いとくぜ (店主)へい ありがとうございます 187 00:18:36,725 --> 00:18:38,727 じゃっ 持っていきますね 188 00:18:38,727 --> 00:18:50,672 ♬~ 189 00:18:50,672 --> 00:19:02,350 ♬~ 190 00:19:02,350 --> 00:19:06,688 大石どのが江戸へ? (お蓮)ええ➡ 191 00:19:06,688 --> 00:19:10,988 堀部安兵衛らを抑えに 重い腰を上げるようですよ 192 00:19:12,694 --> 00:19:14,696 色部さまには知らせたのか? 193 00:19:14,696 --> 00:19:18,366 (お蓮)ハァッ もちろんご家老は とっくにお見通しで➡ 194 00:19:18,366 --> 00:19:22,366 先のお指図を およこしなされてます 195 00:19:23,705 --> 00:19:26,708 どんな指図だ? 196 00:19:26,708 --> 00:19:30,378 山吉と力を合わせて大石にあたれ 197 00:19:30,378 --> 00:19:33,381 決して江戸へは入れるな 198 00:19:33,381 --> 00:19:36,718 この意味 お分かりでしょ? 199 00:19:36,718 --> 00:19:40,054 力を合わせてか 200 00:19:40,054 --> 00:19:45,994 フッ 俺も見くびられたものだな 201 00:19:45,994 --> 00:19:47,996 あたしのほうは 別に あなたのお力を 202 00:19:47,996 --> 00:19:50,331 借りるまでもないんですがね 203 00:19:50,331 --> 00:19:52,667 (山吉)じゃあ そうするさ➡ 204 00:19:52,667 --> 00:19:55,670 俺も一人のほうがいい 205 00:19:55,670 --> 00:19:59,007 それじゃあ そうさしていただきます 206 00:19:59,007 --> 00:20:11,352 ♬~ 207 00:22:18,413 --> 00:22:23,413 (鳥の鳴き声) 208 00:22:35,763 --> 00:22:37,699 ハァッ 209 00:22:37,699 --> 00:22:41,299 フ~ッ んんっ 210 00:22:54,048 --> 00:22:56,050 三平さま! 211 00:22:56,050 --> 00:22:58,386 お軽… (お軽)あっ!➡ 212 00:22:58,386 --> 00:23:00,386 中へ 213 00:23:03,057 --> 00:23:06,060 あっ しっかりしてくださいませ➡ 214 00:23:06,060 --> 00:23:08,060 ああっ 215 00:23:11,065 --> 00:23:14,068 (三平)くそっ 216 00:23:14,068 --> 00:23:17,368 人をよそ者扱いにしおって 217 00:23:20,074 --> 00:23:25,747 これでも15年間も 殿のおそばにお仕えしてきたんだ 218 00:23:25,747 --> 00:23:28,082 そうだろう お軽! 219 00:23:28,082 --> 00:23:30,752 はい… 220 00:23:30,752 --> 00:23:34,088 それを事もなげに 221 00:23:34,088 --> 00:23:38,026 同志から除名するとは何事だあ 222 00:23:38,026 --> 00:23:40,028 (はなをすする音) 223 00:23:40,028 --> 00:23:43,698 この俺に死ねというのか! 224 00:23:43,698 --> 00:23:48,703 三平さま… 225 00:23:48,703 --> 00:23:54,375 死んでたまるかあ 226 00:23:54,375 --> 00:24:00,048 このうえは 一人ででも江戸へ出向き 227 00:24:00,048 --> 00:24:04,048 殿のご無念を晴らしてくれるわ 228 00:24:06,721 --> 00:24:09,021 吉良の首… 229 00:24:12,060 --> 00:24:15,060 吉良の首をっ! (お軽)ハッ ハァ 230 00:24:17,732 --> 00:24:22,737 (三平のすすり泣き) 231 00:24:22,737 --> 00:24:32,747 ♬~ 232 00:24:32,747 --> 00:24:44,025 ♬~ 233 00:24:44,025 --> 00:24:48,696 (与市兵衛)酒に溺れて 女の所に転がり込むとは 234 00:24:48,696 --> 00:24:51,365 情けないご仁じゃ 235 00:24:51,365 --> 00:24:53,367 叔父さま 236 00:24:53,367 --> 00:24:56,704 江戸へ出たところで あの体たらくでは 237 00:24:56,704 --> 00:25:02,043 主君の仇はおろか 暮らしさえも立たんじゃろう 238 00:25:02,043 --> 00:25:04,378 そんな弱い方ではありません 239 00:25:04,378 --> 00:25:07,715 うわさでは暮らしに困って 240 00:25:07,715 --> 00:25:12,386 物乞いをする浪人が 江戸にあふれているそうじゃ 241 00:25:12,386 --> 00:25:17,058 あの方では とても3日とはもつまいて 242 00:25:17,058 --> 00:25:19,060 そんな… 243 00:25:19,060 --> 00:25:23,731 侍は潰しが利かん んっ➡ 244 00:25:23,731 --> 00:25:27,401 世の中すべて金じゃからな 245 00:25:27,401 --> 00:25:39,413 ♬~ 246 00:25:39,413 --> 00:25:51,413 ♬~ 247 00:25:54,762 --> 00:25:57,362 (理玖)はい よい子にしておれよ 248 00:26:00,101 --> 00:26:03,101 (理玖たち)いってらっしゃいませ ああ 249 00:26:04,772 --> 00:26:07,072 父上 お気をつけて んっ 250 00:26:08,776 --> 00:26:11,445 (子どもたち) いってらっしゃ~い 251 00:26:11,445 --> 00:26:14,448 <元禄14年10月20日> 252 00:26:14,448 --> 00:26:18,448 <大石は山科を出立して 江戸へ向かった> 253 00:26:20,454 --> 00:26:25,126 <表向きの出府目的は 赤穂城開城の検使➡ 254 00:26:25,126 --> 00:26:29,130 荒木十左衛門と 榊原采女への表敬と➡ 255 00:26:29,130 --> 00:26:33,801 泉岳寺に葬られている 故 浅野内匠頭の墓参➡ 256 00:26:33,801 --> 00:26:37,405 および お家再興運動となっていた> 257 00:26:37,405 --> 00:26:57,425 ♬~ 258 00:26:57,425 --> 00:27:07,435 ♬~ 259 00:27:07,435 --> 00:27:18,446 ♬~ 260 00:27:18,446 --> 00:27:22,783 <山科から江戸まで約125里> 261 00:27:22,783 --> 00:27:28,122 <道中 好天に恵まれて 出立10日目の29日➡ 262 00:27:28,122 --> 00:27:30,458 岡部と鞠子の間にある➡ 263 00:27:30,458 --> 00:27:33,127 宇津谷峠に差しかかった> 264 00:27:33,127 --> 00:27:45,740 ♬~ 265 00:27:45,740 --> 00:27:48,743 やっぱり おぬしか 266 00:27:48,743 --> 00:27:52,413 今朝から付かず離れず あとを つけてきたのは気付いていた 267 00:27:52,413 --> 00:27:54,749 別に 気付かれまいとしたわけではない 268 00:27:54,749 --> 00:27:57,084 負け惜しみを言うな 269 00:27:57,084 --> 00:28:00,087 先回りしてご城代を 襲うつもりだろうが➡ 270 00:28:00,087 --> 00:28:03,758 そうはさせん! (山吉)待てい! 271 00:28:03,758 --> 00:28:06,761 そう慌てるな (不破)待たん!➡ 272 00:28:06,761 --> 00:28:10,361 この期に及んで未練な奴だ 抜け! 273 00:28:13,100 --> 00:28:18,105 おぬしの仕事は陰ながら 大石どのをお守りすることだろう 274 00:28:18,105 --> 00:28:21,442 こうしてる間にも 大石どのは狙われている 275 00:28:21,442 --> 00:28:23,444 なんだと? 276 00:28:23,444 --> 00:28:38,392 ♬~ 277 00:28:38,392 --> 00:28:52,073 ♬~ 278 00:28:52,073 --> 00:28:54,075 ハッ 279 00:28:54,075 --> 00:28:57,075 (銃声) 280 00:28:58,412 --> 00:29:00,412 えいっ (お蓮)ううっ 281 00:29:01,415 --> 00:29:03,417 ご城代 お早く 282 00:29:03,417 --> 00:29:05,417 (男たち)たあ~っ ぬ~っ➡ 283 00:29:06,754 --> 00:29:08,756 おおっ! (男)邪魔するな! 284 00:29:08,756 --> 00:29:19,433 ♬~ 285 00:29:19,433 --> 00:29:21,435 (男)てあ~っ! (斬る音) 286 00:29:21,435 --> 00:29:24,438 (男)ああ! あっ ああっ 287 00:29:24,438 --> 00:29:28,038 (不破)さあ (男)あっ ああ… 288 00:30:08,082 --> 00:30:10,084 気が付いたか 289 00:30:10,084 --> 00:30:12,086 大石は? 290 00:30:12,086 --> 00:30:15,089 無事 峠を越えた 291 00:30:15,089 --> 00:30:17,425 お前の配下は俺が斬った 292 00:30:17,425 --> 00:30:20,425 なんですって!? どうしてそんなことを! 293 00:30:24,098 --> 00:30:27,768 大石どのを救うために やむをえなかった 294 00:30:27,768 --> 00:30:31,772 色部さまがこの裏切りを お聞きになったらどうなるか 295 00:30:31,772 --> 00:30:35,772 お分かりなんでしょうね? (山吉)覚悟のうえだ 296 00:30:39,046 --> 00:30:44,346 俺には 大石どのを斬ることはできぬ 297 00:30:55,062 --> 00:31:00,067 人柄に惚れたとでも いうんですか? 298 00:31:00,067 --> 00:31:04,405 あの人の大きさは計りきれん➡ 299 00:31:04,405 --> 00:31:09,076 公儀や上杉家を向こうに回して どこまで戦い抜くか 300 00:31:09,076 --> 00:31:11,376 やれるだけ やらせてみたいのだ 301 00:31:19,420 --> 00:31:22,089 (七郎左衛門) 三平 三平おらぬか?➡ 302 00:31:22,089 --> 00:31:26,093 そなたが帰参を承知した旨 お知らせしたときの➡ 303 00:31:26,093 --> 00:31:29,763 ご領主さまの お顔ったらなかったぞ フフッ➡ 304 00:31:29,763 --> 00:31:33,100 まるで子どものように お喜びになってなあ➡ 305 00:31:33,100 --> 00:31:37,371 その場でお手ずから この引き出物じゃ~っ 306 00:31:37,371 --> 00:31:39,373 どうじゃ 307 00:31:39,373 --> 00:31:42,042 大した もんじゃろう 308 00:31:42,042 --> 00:31:44,044 ええ… 309 00:31:44,044 --> 00:31:48,048 なんじゃその顔は もっと喜ばんか 310 00:31:48,048 --> 00:31:50,050 あっ そうじゃ そうじゃ 311 00:31:50,050 --> 00:31:52,386 大事なことを忘れておった 312 00:31:52,386 --> 00:31:56,390 そなた嫁を取らねばならんぞ 313 00:31:56,390 --> 00:31:58,392 嫁を? (七郎左衛門)うむ➡ 314 00:31:58,392 --> 00:32:01,729 これもお殿様が申されたのじゃ➡ 315 00:32:01,729 --> 00:32:07,067 三平が仕官のみぎりには しかるべき家柄の娘とめあわせ➡ 316 00:32:07,067 --> 00:32:11,405 予が みずから 仲人を務めてやるとな! 317 00:32:11,405 --> 00:32:17,745 この果報者めが~ ハッハッハッハッハッ… 318 00:32:17,745 --> 00:32:23,751 ハァ~ッ これで萱野家も安泰じゃ 319 00:32:23,751 --> 00:32:26,754 そなたが仕官をしたならば 320 00:32:26,754 --> 00:32:33,427 わしは楽隠居して 孫の守りに専念いたそう 321 00:32:33,427 --> 00:32:38,032 ううっ 死んだ ばあさん… 322 00:32:38,032 --> 00:32:44,032 さぞかし草葉の陰で 喜んでおることじゃろうて 323 00:32:47,041 --> 00:32:50,641 若旦那さまに会いたいという人が おいでですが 324 00:32:56,050 --> 00:32:58,385 (三平)与市兵衛さん 何か? 325 00:32:58,385 --> 00:33:01,722 (与市兵衛) 実は お軽から頼まれまして➡ 326 00:33:01,722 --> 00:33:04,322 これをお届けにまいりました 327 00:33:08,062 --> 00:33:11,065 50両… これは? 328 00:33:11,065 --> 00:33:14,735 (与市兵衛)お軽が 身を売って作った金でございます 329 00:33:14,735 --> 00:33:16,737 お軽が身売りを? 330 00:33:16,737 --> 00:33:22,337 へえ 自分から進んで 島原の郭へ 奉公すると言いだしまして 331 00:33:23,744 --> 00:33:26,747 ハァ しかし分からんなあ 332 00:33:26,747 --> 00:33:29,416 このような大金 受け取る覚えはないが 333 00:33:29,416 --> 00:33:33,420 あなたさまにはなくても お軽にはありますようで 334 00:33:33,420 --> 00:33:38,692 委細はこれに書いてあると 申しておりました 335 00:33:38,692 --> 00:33:42,029 それでは手前はこれにて 336 00:33:42,029 --> 00:33:52,706 ♬~ 337 00:33:52,706 --> 00:33:55,709 (お軽の声)<仇討ちの 支度金にお使いいただきたく➡ 338 00:33:55,709 --> 00:33:59,713 些少の金子をお届けいたします> 339 00:33:59,713 --> 00:34:03,384 <どうぞご本懐を お遂げあそばしますように> 340 00:34:03,384 --> 00:34:06,684 <三平さままいる 軽> 341 00:34:10,724 --> 00:34:13,024 軽~っ! 342 00:34:17,064 --> 00:34:19,733 (三平)何 身請けはできない? 343 00:34:19,733 --> 00:34:23,404 ええ 無理どすな (三平)なぜだ?➡ 344 00:34:23,404 --> 00:34:25,406 お軽は50両で 身を売ったのだろう? 345 00:34:25,406 --> 00:34:29,743 50両で仕入れた品物を 50両で売る商人はおまへんで 346 00:34:29,743 --> 00:34:33,080 あの子には もう 500両という値がついております 347 00:34:33,080 --> 00:34:35,082 500両!? 348 00:34:35,082 --> 00:34:37,017 (番頭) なんせ上玉どすさかいなあ➡ 349 00:34:37,017 --> 00:34:40,688 もう お大尽が なんぼでも出しよりまんねや 350 00:34:40,688 --> 00:34:44,024 おぬしでは話にならん とにかく本人に会わせてくれ 351 00:34:44,024 --> 00:34:47,027 あきまへん! 待っておくれやす ちょっと おい 手貸してくれ! 352 00:34:47,027 --> 00:34:49,363 ≪(男たち)おい! さあ 帰んな ≪(三平)お軽に会わせてくれ 353 00:34:49,363 --> 00:34:52,366 ≪ お軽! お軽 354 00:34:52,366 --> 00:34:55,035 ≪ お軽に会わせてくれ ≪(男たち)帰んなはれ 355 00:34:55,035 --> 00:35:01,375 ♬~ 356 00:35:01,375 --> 00:35:05,675 ≪(言い争う声) 357 00:35:09,049 --> 00:35:14,388 <11月3日 大石は無事江戸に到着> 358 00:35:14,388 --> 00:35:20,394 <かねてよりの知己 三田松本町 松本忠太夫宅に入った> 359 00:35:20,394 --> 00:35:25,733 ♬~ 360 00:35:25,733 --> 00:35:29,737 (安兵衛)では このあとすぐに 京にお戻りになると 361 00:35:29,737 --> 00:35:32,072 このたびの出府は ひとえに 362 00:35:32,072 --> 00:35:35,075 そのほうたちの 自粛を促すのが目当て 363 00:35:35,075 --> 00:35:37,075 事を起こすためのものではない 364 00:35:38,078 --> 00:35:42,082 そのお言葉 もはや聞き飽き申した 365 00:35:42,082 --> 00:35:44,418 我らがいかに耐え忍んでいるか 366 00:35:44,418 --> 00:35:46,420 方々はご存じないのです 367 00:35:46,420 --> 00:35:48,422 耐え忍んでいるとは言うが 368 00:35:48,422 --> 00:35:51,759 先日の 田中貞四郎の一件はどうなのだ? 369 00:35:51,759 --> 00:35:55,429 勝手に暴挙に及びながら 耐えていると言えるのか! 370 00:35:55,429 --> 00:35:58,766 あれは我らがあずかり知らぬこと 371 00:35:58,766 --> 00:36:03,437 しかし 一挙の時期が定まっておれば 372 00:36:03,437 --> 00:36:07,107 田中たちも ああまでは焦らなかったはずです 373 00:36:07,107 --> 00:36:09,109 そのとおり! 374 00:36:09,109 --> 00:36:11,779 大石さまの ご出府を得たこの機会に 375 00:36:11,779 --> 00:36:14,782 ぜひとも 一挙の時期をご決定願いたい! 376 00:36:14,782 --> 00:36:17,782 さても せっかちなことよのう 377 00:36:18,786 --> 00:36:22,122 (孫太夫)もしや大石さまには 仇討ちのご存念を➡ 378 00:36:22,122 --> 00:36:24,124 失われたのではないですか (早水)ばかを言うな! 379 00:36:24,124 --> 00:36:26,126 ご存念がなくて➡ 380 00:36:26,126 --> 00:36:29,129 はるばる江戸まで 危険な道中を なされると思うのか➡ 381 00:36:29,129 --> 00:36:34,134 大石さまは ここ数か月の間に 2度もお命を奪われかけたのだぞ 382 00:36:34,134 --> 00:36:36,403 (安兵衛) ご城代 それはまことですか! 383 00:36:36,403 --> 00:36:38,739 そのようなことは どうでもよい 384 00:36:38,739 --> 00:36:42,743 それよりも 大学さまのご処分定まらぬ 今 385 00:36:42,743 --> 00:36:47,748 いたずらに軽挙妄動しては 我らの立場は不利となる 386 00:36:47,748 --> 00:36:53,754 ここは この大石を信じて 今しばらく自重のほどを 387 00:36:53,754 --> 00:37:01,094 ♬~ 388 00:37:01,094 --> 00:37:05,432 分かりました ただし我らも生身の人間 389 00:37:05,432 --> 00:37:07,768 忍耐にも限りがあります 390 00:37:07,768 --> 00:37:13,440 せめて目安としての 期限を切ってはもらえませぬか? 391 00:37:13,440 --> 00:37:16,109 よかろう 392 00:37:16,109 --> 00:37:18,779 来年の3月ではどうかな? 393 00:37:18,779 --> 00:37:20,779 来年の3月 394 00:37:22,783 --> 00:37:27,120 3月には亡き殿の一周忌がある 395 00:37:27,120 --> 00:37:32,120 そのときまでに 大学さまのご処分定まらぬ場合 396 00:37:33,126 --> 00:37:36,396 討ち入りの期日を 決定することにいたそう 397 00:37:36,396 --> 00:37:43,070 ♬~ 398 00:37:43,070 --> 00:37:45,739 <大石の下向が功を奏し➡ 399 00:37:45,739 --> 00:37:48,742 まさに一触即発の 危険をはらんでいた➡ 400 00:37:48,742 --> 00:37:52,342 江戸急進派の 抜け駆けは抑えられた> 401 00:37:54,414 --> 00:37:58,752 <その後 大石は所定の日程を 滞りなく済ませ➡ 402 00:37:58,752 --> 00:38:01,421 山科への帰途についた> 403 00:38:01,421 --> 00:38:05,021 <江戸に逗留したのは わずか20日間であった> 404 00:43:17,404 --> 00:43:19,404 貴様… 405 00:43:21,074 --> 00:43:25,674 それでも… 男かっ!➡ 406 00:43:27,013 --> 00:43:29,015 500両の金を都合して 407 00:43:29,015 --> 00:43:32,352 軽どのを身請けしたところで それがなんになる 408 00:43:32,352 --> 00:43:35,021 軽どのが お喜びになると思うのか 409 00:43:35,021 --> 00:43:38,358 だが苦界に身を沈めた お軽のことを思うと 410 00:43:38,358 --> 00:43:40,360 このままでは… (神崎)だったら! 411 00:43:40,360 --> 00:43:43,697 だったら素直に受け取ってやれ 412 00:43:43,697 --> 00:43:50,370 この50両 殿の仇討ちに 生かしてやってこそが 413 00:43:50,370 --> 00:43:53,970 軽どのの気持ちに 応えることではないのか 414 00:44:04,718 --> 00:44:06,718 一人で何ができる 415 00:44:10,724 --> 00:44:12,726 戻ってこい 416 00:44:12,726 --> 00:44:16,396 俺たち同志のところへ戻ってこい (三平)しかし 大石さまが 417 00:44:16,396 --> 00:44:19,733 ご家老には 俺から口添えしてやる 418 00:44:19,733 --> 00:44:23,403 心配するな 貴様を同志から外したのは 419 00:44:23,403 --> 00:44:26,673 大石さまの本心ではないのだ➡ 420 00:44:26,673 --> 00:44:32,012 貴様たち 二人の幸せを願ったからだ➡ 421 00:44:32,012 --> 00:44:37,017 ただし 大島家への帰参は もう許されん 422 00:44:37,017 --> 00:44:49,029 ♬~ 423 00:44:49,029 --> 00:44:52,699 帰参を取り消してくれ~? 424 00:44:52,699 --> 00:44:55,035 何を たわけたことを 申しておるのじゃ! 425 00:44:55,035 --> 00:44:57,370 そなた 頭が どうかしておるのではないか? 426 00:44:57,370 --> 00:44:59,372 いいえ! わたくしは正気です 427 00:44:59,372 --> 00:45:03,043 お願いですから 大島さまにお断りを 428 00:45:03,043 --> 00:45:05,712 ばかなことを申せ! 429 00:45:05,712 --> 00:45:09,382 いまさら そんなことが言えると思うのか 430 00:45:09,382 --> 00:45:14,054 いったい なにゆえに そなた心変わりをしたのじゃ? 431 00:45:14,054 --> 00:45:17,057 それは… 432 00:45:17,057 --> 00:45:19,059 申し上げられません 433 00:45:19,059 --> 00:45:24,731 (七郎左衛門)親のわしにも 言えぬほど大事なのか? 434 00:45:24,731 --> 00:45:27,334 もしや そなた 435 00:45:27,334 --> 00:45:30,670 赤穂の浪人どもと語らって 436 00:45:30,670 --> 00:45:36,270 ハァ… 吉良さまに 復讐をしようというのでは? 437 00:45:38,345 --> 00:45:42,682 フ~ッ やはりそうか 438 00:45:42,682 --> 00:45:45,685 とんでもないことじゃ! 439 00:45:45,685 --> 00:45:48,355 そんなまねをすれば 440 00:45:48,355 --> 00:45:53,360 大島さまにどのような お咎めがあるやもしれぬ 441 00:45:53,360 --> 00:45:55,362 わしは許さん 442 00:45:55,362 --> 00:45:57,697 しかし わたくしは もう心を決めました! 443 00:45:57,697 --> 00:46:01,701 それならば わしを斬ってからにせい 444 00:46:01,701 --> 00:46:05,705 いや! 斬るには及ばぬ 445 00:46:05,705 --> 00:46:08,041 わしは ここで腹を切る 446 00:46:08,041 --> 00:46:10,641 父上! (七郎左衛門)寄るなっ! 447 00:46:13,380 --> 00:46:18,718 大島さまとの 約束を反故にしたうえに 448 00:46:18,718 --> 00:46:25,392 ご公儀のご政道に逆らうような まねをされたとあっては 449 00:46:25,392 --> 00:46:28,328 父親としての面目が立たぬ 450 00:46:28,328 --> 00:46:31,998 いや それ以上に 451 00:46:31,998 --> 00:46:36,002 わしの武士道が立たぬ 452 00:46:36,002 --> 00:46:40,006 本物の武士の 死に方を教えてやるから 453 00:46:40,006 --> 00:46:44,010 よ~く見ておけ! 454 00:46:44,010 --> 00:46:46,012 父上! お待ちください! 455 00:46:46,012 --> 00:46:48,681 それだけは 父上! 父上~っ! 456 00:46:48,681 --> 00:46:51,281 離せ この親不孝者~っ! 457 00:46:54,020 --> 00:46:56,022 (三平)ううっ 458 00:46:56,022 --> 00:47:03,696 ♬~ 459 00:47:03,696 --> 00:47:06,696 (すすり泣き) 460 00:47:10,036 --> 00:47:15,375 お許しください… ううっ 461 00:47:15,375 --> 00:47:21,381 三平が… 悪うございました 462 00:47:21,381 --> 00:47:26,319 ♬~ 463 00:47:26,319 --> 00:47:28,988 お許しください 464 00:47:28,988 --> 00:47:49,008 ♬~ 465 00:47:49,008 --> 00:48:09,028 ♬~ 466 00:48:09,028 --> 00:48:23,042 ♬~ 467 00:48:23,042 --> 00:48:38,324 ♬~ 468 00:48:38,324 --> 00:48:41,661 ♪(三味線) (男性)おきばりやっしゃ 469 00:48:41,661 --> 00:48:56,676 ♪~ 470 00:48:56,676 --> 00:49:13,359 ♪~ 471 00:49:13,359 --> 00:49:15,359 三平さま… 472 00:49:23,703 --> 00:49:26,372 お軽 473 00:49:26,372 --> 00:49:29,642 許してくれ 474 00:49:29,642 --> 00:49:32,645 そなたの金に手をつけてしまった 475 00:49:32,645 --> 00:49:36,945 ハッ なぜ そのような? 476 00:49:38,318 --> 00:49:41,988 そなたに会いたかったからだ 477 00:49:41,988 --> 00:49:44,991 私には… 478 00:49:44,991 --> 00:49:48,995 もう そなたしかいない 479 00:49:48,995 --> 00:49:53,295 仇討ちのお仲間は? 480 00:49:55,335 --> 00:50:00,340 みんな 私と関わりのない人たちだ 481 00:50:00,340 --> 00:50:03,009 江戸も 482 00:50:03,009 --> 00:50:06,346 赤穂も 483 00:50:06,346 --> 00:50:09,682 萱野村も 484 00:50:09,682 --> 00:50:13,982 私の住む所ではない 485 00:50:15,021 --> 00:50:18,024 お軽 486 00:50:18,024 --> 00:50:25,324 二人だけで遠い所へ行こう 487 00:50:28,368 --> 00:50:33,706 ハァッ! ハァ うれしゅうございます 488 00:50:33,706 --> 00:50:39,706 ハァ 三平さまとならどこへでも➡ 489 00:50:44,050 --> 00:50:47,050 ハァッ➡ 490 00:50:48,388 --> 00:50:51,388 ハァ… 491 00:50:58,064 --> 00:51:01,734 お軽 492 00:51:01,734 --> 00:51:05,738 私たちが初めて 知り合うた日のことを➡ 493 00:51:05,738 --> 00:51:10,076 覚えているか? 494 00:51:10,076 --> 00:51:12,412 はい 495 00:51:12,412 --> 00:51:15,081 あのとき三平さまは 496 00:51:15,081 --> 00:51:20,753 お一人で 俳句をお作りになっていて 497 00:51:20,753 --> 00:51:27,694 そなたは… 桜の木の下に立っていた 498 00:51:27,694 --> 00:51:30,697 三平さまは こうおっしゃいました 499 00:51:30,697 --> 00:51:33,700 そこで何をしていると 500 00:51:33,700 --> 00:51:37,704 そなたは こう答えた 501 00:51:37,704 --> 00:51:42,375 桜の花を見ています 502 00:51:42,375 --> 00:51:44,711 ハァッ… 503 00:51:44,711 --> 00:51:48,047 それから三平さまは 504 00:51:48,047 --> 00:51:52,647 あたくしをじっと 見つめていらっしゃいました 505 00:51:55,054 --> 00:52:02,729 (三平の声)そなたも… 私をじっと見つめていた 506 00:52:02,729 --> 00:52:08,735 (お軽の声) そして あたくしの手を取って… 507 00:52:08,735 --> 00:52:11,738 (三平の声) そなたも 私の手を… 508 00:52:11,738 --> 00:52:31,691 ♬~ 509 00:52:31,691 --> 00:52:51,711 ♬~ 510 00:52:51,711 --> 00:53:10,062 ♬~ 511 00:53:10,062 --> 00:53:13,062 (刺さる音) 512 00:53:14,400 --> 00:53:18,404 ハァ ハァッ (お軽)あっ 513 00:53:18,404 --> 00:53:23,409 ♬~ 514 00:53:23,409 --> 00:53:25,745 ≪(番頭)ああっ! ああああっ! 515 00:53:25,745 --> 00:53:28,347 だっ だっ だっ… 誰か 516 00:53:28,347 --> 00:53:31,350 ≪(番頭) 誰か! えらいこっちゃ~っ! 517 00:53:31,350 --> 00:53:39,358 ♬~ 518 00:53:39,358 --> 00:53:42,695 <数日後 江戸から帰った大石は➡ 519 00:53:42,695 --> 00:53:45,995 理玖を伴って二人の墓に詣でた> 520 00:53:48,701 --> 00:53:51,037 <萱野が残した遺書には➡ 521 00:53:51,037 --> 00:53:55,708 二人の主君の板挟みになり 武士の道に背くと➡ 522 00:53:55,708 --> 00:53:58,711 生きてはいけなくなった旨が 記されていた> 523 00:53:58,711 --> 00:54:18,731 ♬~ 524 00:54:18,731 --> 00:54:35,681 ♬~ 525 00:54:35,681 --> 00:54:55,701 ♬~ 526 00:54:55,701 --> 00:55:15,721 ♬~ 527 00:55:15,721 --> 00:55:35,675 ♬~ 528 00:55:35,675 --> 00:55:54,360 ♬~