1 00:00:34,372 --> 00:00:37,141 (荒海ノ三右衛門)命に代えても➡ 2 00:00:37,141 --> 00:00:40,478 八巻の旦那をお守りするんだ。 3 00:00:40,478 --> 00:00:44,349 野郎ども 分かったな! 4 00:00:44,349 --> 00:00:46,351 (一同)へい! 5 00:00:46,351 --> 00:00:49,821 なんとも物々しい雰囲気でございますが➡ 6 00:00:49,821 --> 00:00:55,821 それもそのはず 卯之吉の命が ねらわれているのでございます。 7 00:00:58,162 --> 00:01:00,098 そして その卯之吉➡ 8 00:01:00,098 --> 00:01:02,834 命をねらわれているということは さておき➡ 9 00:01:02,834 --> 00:01:06,170 いつもとは様子が違っております。 10 00:01:06,170 --> 00:01:09,470 (溝口美鈴)今日のお味は いかがでございますか? 11 00:01:14,045 --> 00:01:17,345 お茶を お持ちいたします。 12 00:01:21,719 --> 00:01:25,189 (銀八)旦那 何とかしないと…! 13 00:01:25,189 --> 00:01:28,189 それは その…。 14 00:01:38,736 --> 00:01:42,436 ご自分のお気持ちは もう分かってらっしゃるでしょう。 15 00:01:44,142 --> 00:01:47,842 [ 回想 ] 殺すなら 私を…! 16 00:01:50,014 --> 00:01:52,016 はあ…。 17 00:01:52,016 --> 00:01:54,152 吉原でも深川でも➡ 18 00:01:54,152 --> 00:01:57,055 旦那ほど 女たちと 粋に接する男はいないってのに➡ 19 00:01:57,055 --> 00:01:59,023 このありさまとは…。 20 00:01:59,023 --> 00:02:03,828 美鈴様 このままでは 本当に出てってしまいやすよ。 21 00:02:03,828 --> 00:02:12,170 ♬~ 22 00:02:12,170 --> 00:02:14,105 はあ…。 23 00:02:14,105 --> 00:02:19,405 いっそ 美鈴さんのことを 嫌いになれればいいものを…。 24 00:02:41,132 --> 00:02:43,067 刻限は過ぎたが➡ 25 00:02:43,067 --> 00:02:46,471 切放しで逃がした罪人たちは 戻ってきたか? 26 00:02:46,471 --> 00:02:49,171 (玉木弥之助) まだ戻ってきていない者がおります。 27 00:02:51,342 --> 00:02:53,811 逃げ切れると思ってんのか? 28 00:02:53,811 --> 00:02:57,811 南の猟犬 この村田様から…! 29 00:02:59,484 --> 00:03:01,819 で お峰のアマは? 30 00:03:01,819 --> 00:03:04,155 (尾上伸平)まだです。 31 00:03:04,155 --> 00:03:09,494 もうしばらく 荒海一家を あいつの周りにつけておけ。 32 00:03:09,494 --> 00:03:12,830 執念深く ハチマキをねらってくるはずだ。 33 00:03:12,830 --> 00:03:15,130 「ヤマ」…。 34 00:03:18,503 --> 00:03:21,839 抜かりねえだろうな? 35 00:03:21,839 --> 00:03:26,511 今度こそ 八巻をしとめろ。 36 00:03:26,511 --> 00:03:30,181 すでに 吉兵衛が かかっております。 37 00:03:30,181 --> 00:03:33,084 八巻の好みを見つけ出し➡ 38 00:03:33,084 --> 00:03:37,384 その弱みをつく 魂胆だと。 39 00:03:39,457 --> 00:03:45,757 (お峰)どんなやつでも たぶらかすのが 吉兵衛ですから。 40 00:03:58,476 --> 00:04:00,812 お勤め ご苦労さまでございます。 41 00:04:00,812 --> 00:04:07,812 同心 八巻様に どうしてもお礼をと 参った者でございます。 42 00:04:13,157 --> 00:04:15,493 えっ? 43 00:04:15,493 --> 00:04:18,162 こんなに くだされるんで? 44 00:04:18,162 --> 00:04:22,500 私の代わりに殺されかけたんですから。 45 00:04:22,500 --> 00:04:26,370 ああ…! ありがとう 卯之吉さん! 46 00:04:26,370 --> 00:04:31,175 これで 次の舞台 豪華な衣装で出られるよ! 47 00:04:31,175 --> 00:04:35,046 アハハハ…! ハハハハ…。 48 00:04:35,046 --> 00:04:36,981 この役者の由利之丞➡ 49 00:04:36,981 --> 00:04:43,281 先日 卯之吉と間違えられ 殺し屋に命をねらわれたのでございます。 50 00:04:46,123 --> 00:04:49,794 旦那。 旦那に会いたいというお人が。 51 00:04:49,794 --> 00:04:52,129 えっ? 誰です? 52 00:04:52,129 --> 00:04:58,469 それが 「この前 吉原からの帰り道 助けられた」って言ってるんですが…。 53 00:04:58,469 --> 00:05:02,340 あっ それ あたいだ。 54 00:05:02,340 --> 00:05:05,640 「同心 八巻」と名乗ったからね。 55 00:05:09,814 --> 00:05:12,483 お待たせいたしやした。 さあ 旦那。 56 00:05:12,483 --> 00:05:14,819 おお! そなたであったか。 57 00:05:14,819 --> 00:05:18,689 先日は 大事なく 何よりだったのう。 58 00:05:18,689 --> 00:05:22,493 八巻様のおかげで 命をつないでおります。➡ 59 00:05:22,493 --> 00:05:27,832 申し遅れました。 手前は 伊勢 志摩の乾物を扱っております➡ 60 00:05:27,832 --> 00:05:32,436 志摩屋吉兵衛と申します。➡ 61 00:05:32,436 --> 00:05:37,108 おかげさまにて このたび 江戸にも出店を持つことが決まりまして。 62 00:05:37,108 --> 00:05:41,979 それをいいことに 吉原見物をして 浮かれた帰り➡ 63 00:05:41,979 --> 00:05:44,782 辻斬りに遭ってしまい…。➡ 64 00:05:44,782 --> 00:05:50,121 あのとき 助けていただかなかったら どうなっていたことかと。 65 00:05:50,121 --> 00:05:53,991 本当に ありがとうございました。 66 00:05:53,991 --> 00:05:56,460 その言葉とは裏腹に➡ 67 00:05:56,460 --> 00:06:02,160 卯之吉と間違えた由利之丞を 斬り殺そうとしていたのでございます。 68 00:06:06,470 --> 00:06:12,810 この八巻だからこそ 辻斬りを追い払えたのだ。 アハハ…! 69 00:06:12,810 --> 00:06:19,483 しかし 「浜の真砂は尽きるとも 世に悪党の種は尽きまじ」とは➡ 70 00:06:19,483 --> 00:06:23,483 あっ よく言ったものよ! 71 00:06:26,824 --> 00:06:30,161 あっぱれな芝居っぷりでやんすね。 72 00:06:30,161 --> 00:06:36,434 吉兵衛さんも いかにも上方風の 品のいい お人だねえ。 73 00:06:36,434 --> 00:06:42,306 (吉兵衛)まずは お納めくださいませ。 74 00:06:42,306 --> 00:06:45,443 うん? それって もしや…。 75 00:06:45,443 --> 00:06:49,313 遠慮なさらずに さあ どうぞ。 76 00:06:49,313 --> 00:06:51,782 それなら まあ…。 77 00:06:51,782 --> 00:06:54,082 失礼します。 78 00:06:55,653 --> 00:06:59,657 このようなものは受け取れませぬ。 お持ち帰りください。 79 00:06:59,657 --> 00:07:02,793 えっ? だが せっかく こうして…。 80 00:07:02,793 --> 00:07:04,793 なりませぬ! 81 00:07:10,134 --> 00:07:14,805 では 今日のところは持ち帰りますが➡ 82 00:07:14,805 --> 00:07:18,676 命を救っていただいたご恩は忘れません。 83 00:07:18,676 --> 00:07:21,145 五百両や千両の金なら➡ 84 00:07:21,145 --> 00:07:24,845 いつでもご用立ていたす 所存でございます。 85 00:07:33,090 --> 00:07:35,790 そのころ こちらでは…。 86 00:07:37,428 --> 00:07:40,097 (三国屋徳右衛門) こんなことになったのは➡ 87 00:07:40,097 --> 00:07:45,436 すべて この私のせいだ。 88 00:07:45,436 --> 00:07:48,105 (菊野)大旦那…。 89 00:07:48,105 --> 00:07:53,805 あの子に もしものことがあったら…。 90 00:07:55,980 --> 00:08:00,451 ご心配されるお気持ちは分かります。 91 00:08:00,451 --> 00:08:04,121 私も 卯之さんに また何かあったらと➡ 92 00:08:04,121 --> 00:08:07,121 気が気でなくて…。 93 00:08:19,470 --> 00:08:25,170 でも 大丈夫です。 今の卯之さんなら。 94 00:08:27,344 --> 00:08:31,644 私は そう信じています。 95 00:08:40,091 --> 00:08:42,391 失礼いたします。 96 00:08:46,430 --> 00:08:51,102 荒海の親分さんに頼んで 今のお人をつけてもらってください。 97 00:08:51,102 --> 00:08:55,439 江戸店は どこに出しているか。 分かりやした。 98 00:08:55,439 --> 00:09:00,439 それと おじい様に言づてをお願いします。 99 00:09:02,313 --> 00:09:05,116 そして 卯之吉の祖父である➡ 100 00:09:05,116 --> 00:09:10,116 三国屋の大旦那 徳右衛門が 訪ねてまいりました。 101 00:09:11,789 --> 00:09:14,458 誰だ? お前… ああっ…! 102 00:09:14,458 --> 00:09:17,361 うわ~! ≪おい! 103 00:09:17,361 --> 00:09:21,799 どうした? 104 00:09:21,799 --> 00:09:25,669 あんたは 三国屋の大旦那。 105 00:09:25,669 --> 00:09:29,140 ≪三国屋っていうと…。 (寅三)江戸一番の金持ちだ。 106 00:09:29,140 --> 00:09:33,010 えっ! 千両箱が蔵にうなってるっていう? 107 00:09:33,010 --> 00:09:35,946 そんなお人が何用でございますか? 108 00:09:35,946 --> 00:09:40,417 同心 八巻様に呼ばれましてね。 109 00:09:40,417 --> 00:09:45,089 おうわさに聞く 荒海の親分さんですかね? 110 00:09:45,089 --> 00:09:48,759 そうですが? 111 00:09:48,759 --> 00:09:51,759 喜七。 へい。 112 00:09:56,433 --> 00:09:59,336 いらねえよ! 113 00:09:59,336 --> 00:10:02,106 どんだけ金があるか知りやせんが➡ 114 00:10:02,106 --> 00:10:06,977 あっしらは 金で動いてるんじゃありやせん。 115 00:10:06,977 --> 00:10:09,980 八巻の旦那のために➡ 116 00:10:09,980 --> 00:10:12,980 好きで動いてんだ! 117 00:10:14,685 --> 00:10:20,791 伊勢 志摩の出の乾物屋で 志摩屋を屋号とするのは5軒。 118 00:10:20,791 --> 00:10:24,461 確かに あるじが吉兵衛という店もある。 119 00:10:24,461 --> 00:10:27,798 だが その人は もう随分と年寄りだ。 120 00:10:27,798 --> 00:10:33,470 では あのお人ではないですね。 どう見ても 四十そこそこ。 121 00:10:33,470 --> 00:10:37,341 やはり 商人ではなかったんですね。 122 00:10:37,341 --> 00:10:39,810 どうも しっくりこないんですよ。 123 00:10:39,810 --> 00:10:42,146 それは? 124 00:10:42,146 --> 00:10:44,815 商人は毎日 そろばんをはじきます。 125 00:10:44,815 --> 00:10:49,687 その珠が重いので どうしても はじく片方の指だけ太くなる。 126 00:10:49,687 --> 00:10:52,156 ああ…。 127 00:10:52,156 --> 00:10:56,856 なのに あの吉兵衛さんの指は それとは違いました。 128 00:11:01,165 --> 00:11:04,501 (徳右衛門)よく そこを見抜いたね。 129 00:11:04,501 --> 00:11:11,375 それに 辻斬りに追われていたというのも よくよく考えれば 変な話です。 130 00:11:11,375 --> 00:11:15,145 段取りが良すぎませんか? 131 00:11:15,145 --> 00:11:18,515 じゃあ その吉兵衛という男は…。 132 00:11:18,515 --> 00:11:22,215 恐らく… 殺し屋でしょう。 133 00:11:27,858 --> 00:11:33,130 お前を巻き込むとは…。 134 00:11:33,130 --> 00:11:36,467 おじい様のせいではありませんよ。 135 00:11:36,467 --> 00:11:44,341 いや すべて この私のせいなんだよ。 136 00:11:44,341 --> 00:11:47,478 えっ…。 137 00:11:47,478 --> 00:11:52,778 そのせいで お前の両親も…。 138 00:11:54,818 --> 00:12:01,518 だが 三国屋を守るためには ああするしかなかった。 139 00:12:05,162 --> 00:12:08,462 ようやく話してくださるんですね。 140 00:12:11,035 --> 00:12:18,509 何があったんです? 昔 おじい様と父との間に。 141 00:12:18,509 --> 00:12:21,209 おじい様! 142 00:12:24,381 --> 00:12:29,520 お前の父親は 三国屋を乗っ取ろうとしたんだよ。 143 00:12:29,520 --> 00:12:31,455 えっ…。 144 00:12:31,455 --> 00:12:34,455 甘い言葉にだまされて…。 145 00:12:39,129 --> 00:12:41,465 (徳右衛門)だから 勘当した。 146 00:12:41,465 --> 00:12:45,336 「身一つで出て行け」と。 147 00:12:45,336 --> 00:12:50,808 では 私は捨てられたのでは…。 148 00:12:50,808 --> 00:12:56,480 そうじゃない! あのときは ああ言うしかなかった。➡ 149 00:12:56,480 --> 00:13:02,353 私は 息子から➡ 150 00:13:02,353 --> 00:13:08,492 一番大事なものを取り上げたんだよ…。 151 00:13:08,492 --> 00:13:11,161 (喜七)大旦那様 それは違います。 152 00:13:11,161 --> 00:13:16,500 若旦那様が 卯之吉お坊ちゃまを 置いていかれたんです。 153 00:13:16,500 --> 00:13:20,838 必ず戻るという証しに。 154 00:13:20,838 --> 00:13:23,507 大旦那様は それが分かっていたから…。 155 00:13:23,507 --> 00:13:28,178 だとしても➡ 156 00:13:28,178 --> 00:13:34,478 あんなことになるなら 行かせなかったものを…。 157 00:13:35,986 --> 00:13:38,686 死んだのですよね。 158 00:13:41,125 --> 00:13:46,463 大人になってからですが 両親に会いたい一心で➡ 159 00:13:46,463 --> 00:13:50,801 人を雇って調べてもらいました。 160 00:13:50,801 --> 00:13:53,470 そうしたら➡ 161 00:13:53,470 --> 00:14:00,144 江戸を出て 一年もたたないうち 東海道の とある宿場町で➡ 162 00:14:00,144 --> 00:14:03,144 2人とも亡くなっていたと。 163 00:14:06,483 --> 00:14:12,783 私が… 殺したようなもんだ…! 164 00:14:17,127 --> 00:14:21,832 これは 息子が最期まで握り締めていた➡ 165 00:14:21,832 --> 00:14:25,502 湯島天神のお守りだ。➡ 166 00:14:25,502 --> 00:14:30,502 お前が生まれたときに 神社でもらったんだ…。 167 00:14:43,787 --> 00:14:52,796 ♬~ 168 00:14:52,796 --> 00:14:56,667 すまない 卯之吉…。 169 00:14:56,667 --> 00:15:07,144 ♬~ 170 00:15:07,144 --> 00:15:13,484 私をここまで育ててくださったのは おじい様です。 171 00:15:13,484 --> 00:15:22,493 私は いつも おじい様の愛情を 一身に受けてきました。 172 00:15:22,493 --> 00:15:27,164 同心にしてくださったことも 感謝しています。 173 00:15:27,164 --> 00:15:35,973 そのおかげで 大事なことにも気付かされたんです。 174 00:15:35,973 --> 00:15:43,113 この世の中 お金で買えないものはありません。 175 00:15:43,113 --> 00:15:47,451 人も金で動きます。 ですが➡ 176 00:15:47,451 --> 00:15:50,787 本気で人を動かすことはできない。 177 00:15:50,787 --> 00:15:58,662 それができるのは この人のためにならと思える➡ 178 00:15:58,662 --> 00:16:03,367 その心だけだということを。 179 00:16:03,367 --> 00:16:16,480 ♬~ 180 00:16:16,480 --> 00:16:25,489 よくぞ… よくぞ ここまで成長した。 181 00:16:25,489 --> 00:16:33,297 おじい様が 私を見守ってくれていたからです。 182 00:16:33,297 --> 00:16:36,099 父は不運だったんです。 183 00:16:36,099 --> 00:16:41,972 それは… おじい様のせいではありません。 184 00:16:41,972 --> 00:16:48,445 うう…! 生きていれば 父も➡ 185 00:16:48,445 --> 00:16:53,784 立派な商人になって➡ 186 00:16:53,784 --> 00:17:01,124 きっと… 戻ってきたはずです。 187 00:17:01,124 --> 00:17:03,794 うん…。 188 00:17:03,794 --> 00:17:17,808 ♬~ 189 00:17:17,808 --> 00:17:23,480 いよっ…! 日本一…! 190 00:17:23,480 --> 00:17:38,428 ♬~ 191 00:17:38,428 --> 00:17:46,770 裏で糸を引き 操っているのは 大番頭だった太兵衛に間違いあるまい。 192 00:17:46,770 --> 00:17:54,111 息子を勘当したとき あの男も店から追い出した。 193 00:17:54,111 --> 00:18:03,411 [ 回想 ] 大旦那様 私が唆したなどと… でたらめにございます! 194 00:18:09,126 --> 00:18:12,462 これは? 195 00:18:12,462 --> 00:18:17,134 お前がつけてた裏帳簿だよ。➡ 196 00:18:17,134 --> 00:18:22,806 これこそ 動かぬ証拠。➡ 197 00:18:22,806 --> 00:18:28,145 私がいるかぎり この江戸では➡ 198 00:18:28,145 --> 00:18:31,845 お前に商いはさせん! 199 00:18:34,751 --> 00:18:39,089 (徳右衛門)そのあと 上方で商いを始め➡ 200 00:18:39,089 --> 00:18:41,758 天満屋のあるじとなったが➡ 201 00:18:41,758 --> 00:18:46,458 今でも私のことを恨んでるはずだ。 202 00:18:48,432 --> 00:18:51,768 ああ… この喜七を置いていく。 203 00:18:51,768 --> 00:18:56,440 万が一のときは 腕も立つので 役に立つだろう。 204 00:18:56,440 --> 00:18:58,740 はい。 205 00:19:15,459 --> 00:19:18,361 旦那! 206 00:19:18,361 --> 00:19:21,131 面目ねえ。 まかれたようです。 207 00:19:21,131 --> 00:19:24,468 それは残念でしたね。 208 00:19:24,468 --> 00:19:31,742 でも あの吉兵衛さんは 私を殺すつもり。 また すぐに姿を現すでしょう。 209 00:19:31,742 --> 00:19:35,412 どけ どけ~! 切放しの刻限は過ぎておる。 210 00:19:35,412 --> 00:19:38,749 そして 欲に目がくらんだ由利之丞。 211 00:19:38,749 --> 00:19:41,651 吉兵衛の店を訪ね歩いておりました。 212 00:19:41,651 --> 00:19:46,423 志摩屋… 志摩屋と。 213 00:19:46,423 --> 00:19:51,762 自分こそが 同心 八巻と名乗り 大枚をせしめようという魂胆か。 214 00:19:51,762 --> 00:19:53,697 あっ…。 215 00:19:53,697 --> 00:19:56,099 お前が 武士なら斬り捨てるところ。 216 00:19:56,099 --> 00:19:58,435 えっ いや ちょ… ちょっと…。 217 00:19:58,435 --> 00:20:02,773 …が 役者が金がいるのも分かる。 218 00:20:02,773 --> 00:20:05,108 探すのを手伝いましょう。 219 00:20:05,108 --> 00:20:07,444 本当かい? 220 00:20:07,444 --> 00:20:13,316 すご腕の女剣士がついてくれれば 鬼に金棒だよ。 フフ…! 221 00:20:13,316 --> 00:20:17,016 さあ 参ろう。 おう…! 222 00:20:22,459 --> 00:20:26,329 八巻が のこのこと現れましたんかいな。 223 00:20:26,329 --> 00:20:29,332 ヘヘヘ…! おかしいねえ。 224 00:20:29,332 --> 00:20:33,103 こんなにあっさり手の内に入るとは。 225 00:20:33,103 --> 00:20:38,475 金に欲があるのよ。 吉兵衛の見立てどおりだ。 226 00:20:38,475 --> 00:20:46,149 もっともっと欲しくなる。 それが金の怖さよ。➡ 227 00:20:46,149 --> 00:20:51,822 その欲のせいで 三国屋の跡取りが勘当され➡ 228 00:20:51,822 --> 00:20:55,492 野たれ死にしてしまった。 229 00:20:55,492 --> 00:21:00,831 私も この江戸から追い出された。 230 00:21:00,831 --> 00:21:07,170 だが それもこれも みんな三国屋のせい。 231 00:21:07,170 --> 00:21:13,510 この恨みは 決して忘れはしない…! 232 00:21:13,510 --> 00:21:16,179 何としても➡ 233 00:21:16,179 --> 00:21:19,850 八巻を殺す! 234 00:21:19,850 --> 00:21:23,550 どうして そこまで あの同心を? 235 00:21:25,188 --> 00:21:32,996 その男こそ 三国屋徳右衛門の孫➡ 236 00:21:32,996 --> 00:21:35,696 卯之吉だからだよ。 237 00:21:37,767 --> 00:21:42,672 ここも違ったとは…。 あの~…。 238 00:21:42,672 --> 00:21:45,141 八巻様では? 239 00:21:45,141 --> 00:21:49,012 あなたは… 吉兵衛さん! 240 00:21:49,012 --> 00:21:53,016 アハハ…! 手前ごときを覚えていてくださるとは➡ 241 00:21:53,016 --> 00:21:55,151 うれしゅうございます。 242 00:21:55,151 --> 00:22:00,023 うれしいのは こっちのほうだよ。 ハハッ…! 243 00:22:00,023 --> 00:22:03,493 店は この近くなのかい? 244 00:22:03,493 --> 00:22:07,364 たまたま 市中の見回りで この辺りに来たんだが。 245 00:22:07,364 --> 00:22:10,367 はい 高砂町でございます。 246 00:22:10,367 --> 00:22:17,040 えっ? そこに 志摩屋という 乾物屋があるとは聞いてないが。 247 00:22:17,040 --> 00:22:21,845 ああ… 高砂町にあるのは 私の別宅でございます。 248 00:22:21,845 --> 00:22:24,180 そちらに 逗留しておりますもので。 249 00:22:24,180 --> 00:22:26,850 あっ なるほど。 ハハハハ…! 250 00:22:26,850 --> 00:22:30,720 この近くなら 行ってみてはどうです? 251 00:22:30,720 --> 00:22:33,456 うむ。 ぜひ お越しください! 252 00:22:33,456 --> 00:22:40,130 先日 お渡ししそびれたものを ぜひとも お受け取りいただきたいと。 253 00:22:40,130 --> 00:22:44,830 うん! ハハハハ…! 254 00:22:47,804 --> 00:22:50,473 じゃあ 志摩屋を探しに行ったんですね。 255 00:22:50,473 --> 00:22:54,811 欲の皮だけは 突っ張っておるからの。 256 00:22:54,811 --> 00:22:57,147 命をねらわれているとも知らずに…。 257 00:22:57,147 --> 00:22:59,847 早く捜し出さねえと。 258 00:23:01,818 --> 00:23:06,690 よう! お峰は まだ捕まっちゃいねえが いい知らせだぜ。 259 00:23:06,690 --> 00:23:10,827 何か 分かったのか? お峰が潜んでる所が分かった。 260 00:23:10,827 --> 00:23:14,164 高砂町にある 上方の商人の別宅だ。 261 00:23:14,164 --> 00:23:16,833 上方の商人? 262 00:23:16,833 --> 00:23:21,133 旦那! 美鈴さんの姿がありやせん。 えっ! 263 00:23:31,348 --> 00:23:34,117 まさか…。 264 00:23:34,117 --> 00:23:36,052 さあさあ まずは ご一献。 265 00:23:36,052 --> 00:23:37,988 (せきばらい) 266 00:23:37,988 --> 00:23:40,991 それより 例のものを。 267 00:23:40,991 --> 00:23:46,696 はて 例のものとは? 例のものじゃ! 分かっておるはず。 268 00:23:46,696 --> 00:23:48,665 はっはあ~! 269 00:23:48,665 --> 00:23:52,802 ふざけとるのか? 私は 同心 八巻だぞ。 270 00:23:52,802 --> 00:23:55,138 さっさと用意するがよい。 271 00:23:55,138 --> 00:24:01,811 フフフ…! これは 恐れ入ったお言葉を 頂戴いたしました。 272 00:24:01,811 --> 00:24:05,682 確かに 八巻殿は すご腕の剣客。 273 00:24:05,682 --> 00:24:13,156 世の悪党からは 人斬り同心と恐れられている お方。 274 00:24:13,156 --> 00:24:17,827 ならばこそ 念には念を入れて➡ 275 00:24:17,827 --> 00:24:21,527 用意させていただきました。 276 00:24:26,836 --> 00:24:28,772 な… 何なんだい? これは…。 277 00:24:28,772 --> 00:24:34,110 あなた様を しとめるために集めた 殺し屋ですよ。 278 00:24:34,110 --> 00:24:36,046 ちょ ちょ ちょ…! 279 00:24:36,046 --> 00:24:42,046 だが その前に 会ってもらいたいお人がいるんだ。 280 00:24:48,124 --> 00:24:51,795 私のことを覚えてらっしゃいますか? 281 00:24:51,795 --> 00:24:55,095 大番頭の太兵衛でございます。 282 00:24:58,134 --> 00:25:01,134 これは 八巻じゃないよ。 283 00:25:02,806 --> 00:25:05,708 貴様が 裏で操っていた黒幕か? 284 00:25:05,708 --> 00:25:09,145 世の中 金がすべてだと思うな! 285 00:25:09,145 --> 00:25:11,481 ここで 成敗してくれる。 286 00:25:11,481 --> 00:25:13,416 あっ… ううっ…。 287 00:25:13,416 --> 00:25:15,819 離せ! 嫌だよ~! 288 00:25:15,819 --> 00:25:17,754 2人ともやってまえ! 289 00:25:17,754 --> 00:25:23,493 ♬~ 290 00:25:23,493 --> 00:25:25,428 (刺される音) 291 00:25:25,428 --> 00:25:28,428 ああ…! 292 00:25:36,072 --> 00:25:38,441 美鈴さん! ああ…! 293 00:25:38,441 --> 00:25:41,111 次は お前だ。 えっ… ちょっ… ああ…! 294 00:25:41,111 --> 00:25:43,446 ≪(呼子笛) 295 00:25:43,446 --> 00:25:46,116 ≪南町の捕り方だ! 296 00:25:46,116 --> 00:25:51,988 (沢田彦太郎)悪党ども! 神妙にお縄につくがよい。➡ 297 00:25:51,988 --> 00:25:54,791 切放しの刻限も過ぎた。 298 00:25:54,791 --> 00:26:01,791 ここにおる者 ことごとく獄門送りは 免れぬと知れ! 299 00:26:10,807 --> 00:26:14,144 (沢田)抜刀! かかれ~! 300 00:26:14,144 --> 00:26:34,430 ♬~ 301 00:26:34,430 --> 00:26:38,730 早く立て! 歩け… さっさと歩け! 302 00:26:41,104 --> 00:26:43,104 (由利之丞)うわ~…! 303 00:26:48,444 --> 00:26:51,347 おとなしく お縄につきやがれい!➡ 304 00:26:51,347 --> 00:26:56,319 八巻の旦那を殺そうなんざ とんでもねえこと考えやがって! 305 00:26:56,319 --> 00:27:01,019 お峰 おめえも今度こそは獄門送りだ。 306 00:27:02,792 --> 00:27:06,462 そうはいくか! あっ…! 307 00:27:06,462 --> 00:27:32,422 ♬~ 308 00:27:32,422 --> 00:27:35,722 どうして勝手に こんな所へ…。 309 00:27:38,294 --> 00:27:41,764 死ね~! 310 00:27:41,764 --> 00:27:45,064 (源之丞)卯之さん そのまま続けろ! 311 00:27:54,344 --> 00:28:01,644 危ない所へ行くなと言われていたのに…。 312 00:28:05,455 --> 00:28:14,797 これで… 私を嫌いになれましたね。 313 00:28:14,797 --> 00:28:41,497 ♬~ 314 00:28:57,106 --> 00:29:06,115 ♬~ 315 00:29:06,115 --> 00:29:08,051 でやっ! 316 00:29:08,051 --> 00:29:14,751 ♬~ 317 00:29:17,727 --> 00:29:33,027 ♬~ 318 00:29:44,954 --> 00:29:47,954 ううっ…! 319 00:29:53,629 --> 00:29:55,629 ≪神妙にせい! 320 00:30:01,304 --> 00:30:05,108 さすが 八巻の旦那だ! 321 00:30:05,108 --> 00:30:09,979 これが活人剣か…。 初めて見た。 322 00:30:09,979 --> 00:30:13,979 良き跡取りとなられましたな。 323 00:30:17,687 --> 00:30:20,123 旦那… 旦那! 324 00:30:20,123 --> 00:30:27,797 ♬~ 325 00:30:27,797 --> 00:30:30,133 どうなった? 326 00:30:30,133 --> 00:30:33,469 旦那が お倒しになりやした。 327 00:30:33,469 --> 00:31:28,524 ♬~ 328 00:31:28,524 --> 00:31:31,427 命に別状はないようでがす。 329 00:31:31,427 --> 00:31:34,727 あとは 旦那にお任せしたほうが。 330 00:31:39,135 --> 00:31:45,007 あたいのせいで 皆に 申し訳ないことをしちまったよ。 331 00:31:45,007 --> 00:31:48,478 欲に目がくらみおって。 332 00:31:48,478 --> 00:31:54,817 そのこと 我が身に よく言い聞かせろ。 333 00:31:54,817 --> 00:31:56,752 はい。 334 00:31:56,752 --> 00:32:02,492 けれど 卯之さんと美鈴殿にとっては➡ 335 00:32:02,492 --> 00:32:06,192 悪いことばかりじゃ なかったかもしんねえな。 336 00:32:16,038 --> 00:32:24,038 美鈴さん 私は いつも あなたに そっけなくしていましたね。 337 00:32:27,517 --> 00:32:30,186 あなたが うちに来て➡ 338 00:32:30,186 --> 00:32:33,886 せっかく 娘の着物を着てくれたのに…。 339 00:32:38,461 --> 00:32:43,132 [ 回想 ] 私は 前の若侍姿のほうが 好きですけどね。 340 00:32:43,132 --> 00:32:45,132 凛々しくて。 341 00:32:47,470 --> 00:32:53,342 それに ここから出て行くよう 言ったり。 342 00:32:53,342 --> 00:33:01,017 源さんが あなたに 「妻になってほしい」と言ったときも➡ 343 00:33:01,017 --> 00:33:07,017 あなたが傷つくようなことばかり言って 遠ざけようとした。 344 00:33:08,758 --> 00:33:13,458 怖かったんです。 あなたが そばにいることが。 345 00:33:16,165 --> 00:33:25,174 私の心には 深い大きな穴が ぽっかりと開いていたんです。 346 00:33:25,174 --> 00:33:29,845 だから 子どものころからずっと➡ 347 00:33:29,845 --> 00:33:37,119 他人に つれないふりを装って 心を閉ざしてきたんです。 348 00:33:37,119 --> 00:33:40,119 なのに あなたは…。 349 00:33:47,129 --> 00:33:51,467 あなたの まっすぐな思いが➡ 350 00:33:51,467 --> 00:33:54,467 私には まぶしすぎた。 351 00:34:04,046 --> 00:34:08,346 ようやく自分の気持ちに気付きました。 352 00:34:11,787 --> 00:34:15,087 あなたを守りたいと…。 353 00:34:19,161 --> 00:34:22,161 うれしい…。 354 00:34:30,773 --> 00:34:33,473 初めてです。 355 00:34:47,790 --> 00:34:55,090 卯之吉様に そんなふうに言ってもらえるなんて…。 356 00:34:57,800 --> 00:35:00,800 美鈴さん…。 357 00:35:15,351 --> 00:35:21,824 もう二度と➡ 358 00:35:21,824 --> 00:35:26,124 「あなたのことを嫌いになれればいい」 なんて言いません。 359 00:35:33,769 --> 00:35:35,705 はい。 360 00:35:35,705 --> 00:35:58,461 ♬~ 361 00:35:58,461 --> 00:36:01,461 こんな傷まで作って…。 362 00:36:04,333 --> 00:36:11,474 これは… 私の誉れの傷です。 363 00:36:11,474 --> 00:36:31,174 ♬~ 364 00:36:38,100 --> 00:36:41,971 (沢田)ご老中 本多出雲守様➡ 365 00:36:41,971 --> 00:36:45,271 じきじきの御渡りである。 366 00:36:57,787 --> 00:37:01,487 (本多)このたびは ご苦労であった。 367 00:37:03,459 --> 00:37:11,133 そなたたちの働きにより 無事 一件落着と相成った。 368 00:37:11,133 --> 00:37:15,471 これで 江戸の安寧を取り戻せたかと。 369 00:37:15,471 --> 00:37:17,771 うむ。 370 00:37:19,341 --> 00:37:25,147 八巻卯之吉 これへ。 371 00:37:25,147 --> 00:37:27,147 はい。 372 00:37:36,425 --> 00:37:42,425 わしの見込んだとおり 見事な働きであった。 373 00:37:44,099 --> 00:37:52,099 見事に 事を収めた褒美に 祝いの席でも設けようかのう。 374 00:38:06,355 --> 00:38:10,355 三国屋の金での。 375 00:38:12,795 --> 00:38:15,464 大富豪同心。 376 00:38:15,464 --> 00:38:19,802 あっ… はい。 377 00:38:19,802 --> 00:38:29,812 ♬~ 378 00:38:29,812 --> 00:38:35,084 天満屋さんは すべて 罪を お認めになったそうでございます。 379 00:38:35,084 --> 00:38:37,753 うむ。 380 00:38:37,753 --> 00:38:44,627 金の 欲の恐ろしさは 分かっていたはずなのに➡ 381 00:38:44,627 --> 00:38:53,102 私が もっと ちゃんと あの男を見ていてやっていれば…。 382 00:38:53,102 --> 00:38:58,974 大旦那…。 以前は そんなことおっしゃらなかったのに。 383 00:38:58,974 --> 00:39:02,444 ハハハ…。 384 00:39:02,444 --> 00:39:06,744 私も変わったのかもしれない。 385 00:39:09,318 --> 00:39:14,790 卯之吉に すべて話せて➡ 386 00:39:14,790 --> 00:39:20,490 ようやく 心の重荷も下ろせた。 387 00:39:28,337 --> 00:39:33,742 ああ~! うまい酒だ。 388 00:39:33,742 --> 00:39:36,742 ハッハッハッ…! 389 00:39:40,416 --> 00:39:44,286 そして 広間のほうでは…。 390 00:39:44,286 --> 00:39:47,756 ああ…。 美鈴殿➡ 391 00:39:47,756 --> 00:39:52,428 これからは料理の腕も磨かねばの。 はい。 392 00:39:52,428 --> 00:39:56,765 しかし これ以上 好きにならないために➡ 393 00:39:56,765 --> 00:40:00,436 無理して うまくならなくてもいいと 言っていたとは➡ 394 00:40:00,436 --> 00:40:02,771 卯之さんのやつ…。 395 00:40:02,771 --> 00:40:05,471 痛っ! いたたたた…。 396 00:40:07,109 --> 00:40:10,779 旦那は 三国屋の お孫さんだったんですね。 397 00:40:10,779 --> 00:40:15,117 あっしは 何も知っちゃいませんでした。 398 00:40:15,117 --> 00:40:20,990 あっ…。 すいません 親分さんに隠していて。 399 00:40:20,990 --> 00:40:23,459 勘弁ならねえ! 400 00:40:23,459 --> 00:40:28,330 (銀八)旦那も こうして謝ってることですし…。 401 00:40:28,330 --> 00:40:30,799 あっしのことです。 402 00:40:30,799 --> 00:40:38,140 旦那が ここまで すごいお方だってことに 気付けなかったなんて…。 403 00:40:38,140 --> 00:40:40,075 えっ? 404 00:40:40,075 --> 00:40:43,479 あの三国屋に養子に入り➡ 405 00:40:43,479 --> 00:40:46,815 その力を使って この江戸のために➡ 406 00:40:46,815 --> 00:40:50,815 すべてをささげになる おつもりなんでございましょう! 407 00:40:52,688 --> 00:40:59,161 これから この荒海 ますます精進し➡ 408 00:40:59,161 --> 00:41:03,161 今まで以上に お仕えいたしやす! 409 00:41:16,712 --> 00:41:18,847 ハハハハ…! 410 00:41:18,847 --> 00:41:21,183 ウフフフ…! 411 00:41:21,183 --> 00:41:24,853 ハハハハ…! 412 00:41:24,853 --> 00:41:30,853 (笑い声) 413 00:41:37,800 --> 00:41:44,800 ところで あいつが何者か 教えていただけませんか? 414 00:41:47,476 --> 00:41:53,148 フフ… ただの同心だ。 415 00:41:53,148 --> 00:41:57,486 フッ。 ただの… 同心ね。 416 00:41:57,486 --> 00:42:08,486 ♬~ 417 00:42:10,065 --> 00:42:27,182 ♬~ 418 00:42:27,182 --> 00:42:29,518 助けたの 旦那じゃありやせんよ。 419 00:42:29,518 --> 00:42:31,818 あっ…。 420 00:42:34,356 --> 00:42:37,126 ≪大変だ! 外で けんかだ。 421 00:42:37,126 --> 00:42:40,462 あたしの芸で 収めてまいりましょうか? 422 00:42:40,462 --> 00:42:43,365 それより こっちで やっちまおう。 423 00:42:43,365 --> 00:43:00,782 ♬~ 424 00:43:00,782 --> 00:43:05,687 ♬~ 425 00:43:05,687 --> 00:43:25,687 ♬~ 426 00:45:32,434 --> 00:45:37,806 大使館 そこは 一国の顔となる場。 427 00:45:37,806 --> 00:45:40,475 華やかな舞台を取りしきるのは➡ 428 00:45:40,475 --> 00:45:45,975 人々から 尊敬を込めて マダムと呼ばれる 大使夫人です。 429 00:45:48,350 --> 00:45:54,350 さあ 大使夫人のおもてなしの舞台裏を 見に行きましょう。