1 00:00:37,641 --> 00:00:43,941 <前回 あろうことか 卯之吉が かどわかされたのでございます> 2 00:00:45,782 --> 00:00:51,121 (戸をたたく音) 3 00:00:51,121 --> 00:00:53,790 (幸千代)開けい! ここを開けい! 4 00:00:53,790 --> 00:00:56,693 ≪(戸をたたく音) ≪早く開けんか! 5 00:00:56,693 --> 00:01:01,693 はいはい ただいま。 少々 お待ちくださいませ。 6 00:01:05,802 --> 00:01:08,705 奉行所が こんな夜中に何用でございます? 7 00:01:08,705 --> 00:01:11,474 たわけ者! わしが分からんのか! 8 00:01:11,474 --> 00:01:14,377 はあ? 9 00:01:14,377 --> 00:01:16,346 ゆ… 幸千代君! 10 00:01:16,346 --> 00:01:18,346 通るぞ! はい! 11 00:01:20,150 --> 00:01:22,085 とらわれたのは八巻じゃ。 12 00:01:22,085 --> 00:01:25,822 だが 敵は このわしと勘違いしておるに 違いない! 13 00:01:25,822 --> 00:01:31,628 (甘利)恐れ多くも 将軍家のお世継ぎを かどわかすとは 許しがたき悪逆非道。 14 00:01:31,628 --> 00:01:38,101 しかしながら 本物の幸千代君でなくて 幸い… あっ…。 15 00:01:38,101 --> 00:01:41,004 (せきばらい) 16 00:01:41,004 --> 00:01:44,441 それで さらった相手でございますが➡ 17 00:01:44,441 --> 00:01:48,311 やはり 大奥年寄 富士島の手の者かと。 18 00:01:48,311 --> 00:01:50,313 まことか!? 19 00:01:50,313 --> 00:01:56,052 富士島は大奥を預かり 兄上も頼りにしておる者のはず。 20 00:01:56,052 --> 00:01:59,990 間違いございませぬ。 21 00:01:59,990 --> 00:02:05,462 かの女が江戸を混乱に陥れ 若君のお命を狙っていたのでございます。 22 00:02:05,462 --> 00:02:07,762 何と…。 23 00:02:09,332 --> 00:02:12,335 わしの身代わりになるとは…。 24 00:02:12,335 --> 00:02:15,805 卯之吉の身が案じられてならぬ。 25 00:02:15,805 --> 00:02:19,105 (足音) 26 00:02:20,677 --> 00:02:24,481 申し上げます。 ただいま 上様より備前守様へ➡ 27 00:02:24,481 --> 00:02:26,816 即刻 登城せよとのご下命でございます。 28 00:02:26,816 --> 00:02:30,153 この夜更けにか? まさか 兄上のご容態が…! 29 00:02:30,153 --> 00:02:35,425 確かめてまいります。 上様に万が一のことがあれば 幸千代君➡ 30 00:02:35,425 --> 00:02:39,295 あなた様が次の将軍。 31 00:02:39,295 --> 00:02:41,995 何とぞ お覚悟を。 32 00:02:45,435 --> 00:02:49,305 町奉行所の者ことごとくを 八巻の探索に当たらせろ。 33 00:02:49,305 --> 00:02:52,005 はっ! 直ちに。 34 00:02:57,047 --> 00:02:59,983 (美鈴)お待ちください。 じっとなどしてはおれぬ! 35 00:02:59,983 --> 00:03:03,787 わしなら 悪党をたたきのめすが あの男では どうにもならぬ! 36 00:03:03,787 --> 00:03:07,123 ご短慮はなりませぬ! 甘利様のお帰りを ここでお待ちを。 37 00:03:07,123 --> 00:03:10,794 ええい どけ! いいえ どきませぬ! 38 00:03:10,794 --> 00:03:15,094 お気持ちは この私とて同じ。 39 00:03:31,481 --> 00:03:34,084 <この夜 久々に➡ 40 00:03:34,084 --> 00:03:39,084 上様へのお目通りがかなうことと あいなりました> 41 00:03:42,425 --> 00:03:46,096 申し上げます。 備前守様 お越しにございます。 42 00:03:46,096 --> 00:03:48,796 (徳川家政)うむ。 入れ。 43 00:03:52,969 --> 00:03:55,438 そのようなことをなされては…! 44 00:03:55,438 --> 00:03:58,775 (家政)小判が著しく値を下げ それに反して➡ 45 00:03:58,775 --> 00:04:01,444 米が天井知らずの高値だそうじゃな。 46 00:04:01,444 --> 00:04:03,379 ははっ…。 47 00:04:03,379 --> 00:04:07,784 何もかも 卯之吉と申す者から聞き及んだ。 48 00:04:07,784 --> 00:04:11,454 えっ 何と…? 49 00:04:11,454 --> 00:04:15,454 明日 金蔵を開く。 50 00:04:28,004 --> 00:04:31,141 (由利之丞)あっ 菊野姐さん…! (菊野)卯之さんが さらわれたって? 51 00:04:31,141 --> 00:04:34,841 そうなんだ! 今 みんなして 捜してるところ! 52 00:04:36,746 --> 00:04:39,649 ちくしょう! 旦那をさらうなんて! 53 00:04:39,649 --> 00:04:42,418 申し訳ありやせん! あっしがついてながら…! 54 00:04:42,418 --> 00:04:47,118 必ず捜し出せ! いいな! (一同)へい! 55 00:04:49,292 --> 00:04:52,762 (銀八)待ってくださいよ~! 56 00:04:52,762 --> 00:04:56,633 銀八! もう少し速く走れんのか! 57 00:04:56,633 --> 00:04:59,102 無理言わないでくださいよ…! 58 00:04:59,102 --> 00:05:02,772 こちとら 飛脚じゃねえんでげすから…。 59 00:05:02,772 --> 00:05:07,443 よし ばらけて捜すぞ。 わしは 北のほうに行く。 60 00:05:07,443 --> 00:05:10,143 へい! お願えします。 61 00:05:14,317 --> 00:05:19,789 まさか 卯之吉がさらわれたとは…。 62 00:05:19,789 --> 00:05:25,662 恐らくは 若旦那を幸千代君と 間違えたんだと…。 63 00:05:25,662 --> 00:05:30,362 これも 富士島殿のたくらみか…。 64 00:05:36,072 --> 00:05:43,746 (徳右衛門)あのとき せめてもの償いにと思って➡ 65 00:05:43,746 --> 00:05:47,417 したことが…。 66 00:05:47,417 --> 00:05:49,717 大旦那様…。 67 00:06:05,768 --> 00:06:09,439 (八巻卯之吉)ここは…? 68 00:06:09,439 --> 00:06:15,139 どうやら さらわれたようですねえ…。 69 00:06:17,780 --> 00:06:19,780 はあ~…。 70 00:06:22,118 --> 00:06:27,118 <こうして 眠れない夜が明けました> 71 00:06:53,750 --> 00:06:57,050 ≪急用じゃ! 開けよ! 72 00:07:00,623 --> 00:07:04,394 兄上は無事だとの知らせが 甘利から入った。 73 00:07:04,394 --> 00:07:09,098 これから 八巻を救い出しに行く! 74 00:07:09,098 --> 00:07:13,798 必ず連れて戻る。 お前のためにも。 75 00:07:16,973 --> 00:07:19,273 (真琴姫)幸千代様! 76 00:07:21,444 --> 00:07:24,444 お気をつけて。 77 00:07:36,726 --> 00:07:42,026 [ 回想 ] 幸千代様のお心を お信じなさいませ。 78 00:07:44,067 --> 00:07:47,067 わらわは信じるぞ。 79 00:07:49,739 --> 00:07:53,039 幸千代様のお心を。 80 00:07:58,748 --> 00:08:01,048 美鈴。 81 00:08:03,086 --> 00:08:06,386 そなたは どうなのじゃ? 82 00:08:18,634 --> 00:08:20,934 私は…。 83 00:08:23,406 --> 00:08:26,309 <そして この日> 84 00:08:26,309 --> 00:08:28,609 (甘利)御金蔵を開け! 85 00:08:32,048 --> 00:08:34,717 さあ 見かけませんでしたね。 86 00:08:34,717 --> 00:08:38,388 そうか すまなかったな。 87 00:08:38,388 --> 00:08:43,388 <ですが 卯之吉の行方は杳として知れず…> 88 00:08:47,063 --> 00:08:50,933 夜通し捜しても どこにもいやしねえ。 89 00:08:50,933 --> 00:08:53,403 八巻のやつ いなきゃいないで➡ 90 00:08:53,403 --> 00:08:55,703 迷惑な野郎だ。 91 00:08:57,273 --> 00:09:01,277 お前 どこにいたんだ! 一晩中 捜したんだぞ! 92 00:09:01,277 --> 00:09:07,950 こたびは 采配はわしが振るう。 八巻の命がかかっておる。 よいな! 93 00:09:07,950 --> 00:09:10,953 何だ? その偉そうな物言いは! 94 00:09:10,953 --> 00:09:13,089 第一 お前は ここにいるではないか! 95 00:09:13,089 --> 00:09:15,425 (村田銕三郎)ばか野郎! 口を慎め! そうだ! そうだ! 96 00:09:15,425 --> 00:09:17,360 お前らだ! 痛えっ…! 痛えっ…! 97 00:09:17,360 --> 00:09:23,099 このお方は 幸千代君 上様の弟君であらせられる。 98 00:09:23,099 --> 00:09:25,435 上様の…! 99 00:09:25,435 --> 00:09:29,135 弟君…! 100 00:09:30,773 --> 00:09:35,611 一体 旦那を どこへ連れていきやがったんだ! 101 00:09:35,611 --> 00:09:39,382 このまま当てもなく捜していても 見つからぬ。 102 00:09:39,382 --> 00:09:42,682 どうすりゃいいんでげしょう…。 103 00:09:45,054 --> 00:09:51,727 親分…! 駒込の龍応寺に 富士島様のお駕籠が入りやした。 104 00:09:51,727 --> 00:09:54,397 何…? 富士島様が? 105 00:09:54,397 --> 00:09:56,697 へい! それって ひょっとして…。 106 00:10:05,741 --> 00:10:11,414 (住吉屋藤右衛門)姉上! 昨夜 甘利殿がお城に呼ばれたと…。 107 00:10:11,414 --> 00:10:16,414 (富士島)これ 寺内で騒がしいぞ。 108 00:10:18,087 --> 00:10:22,758 上様のお耳には すべてのことが…。 109 00:10:22,758 --> 00:10:27,458 こうなることは承知のうえ。 何と…! 110 00:10:32,435 --> 00:10:36,772 すべては徳川の天下を覆し➡ 111 00:10:36,772 --> 00:10:41,644 三国屋も潰してやるため 企てたこと。 112 00:10:41,644 --> 00:10:44,344 それでよい。 113 00:10:51,320 --> 00:10:55,458 それに…。 114 00:10:55,458 --> 00:11:04,458 幸千代が 我が手にあるなら やつらは何もできまい。 115 00:11:16,746 --> 00:11:19,446 ≪どけ どけ~い! 116 00:11:21,684 --> 00:11:24,820 (荒海)村田様 寺社奉行のお許しは…。 117 00:11:24,820 --> 00:11:27,723 老中 甘利様よりお口添えを頂いた。 118 00:11:27,723 --> 00:11:31,160 この場は 幸千代君が じきじきにお指図される。 119 00:11:31,160 --> 00:11:35,765 ですが 警護が厳重で ねずみ一匹 入り込めやしませんぜ。 120 00:11:35,765 --> 00:11:39,101 こうなりゃ 塀を乗り越えるしかござんせん。 121 00:11:39,101 --> 00:11:42,772 だが 中では 多くの敵が待ち構えておる。 122 00:11:42,772 --> 00:11:45,441 八巻が危ねえな。 123 00:11:45,441 --> 00:11:51,441 もし 人質が旦那だとバレたら すぐさま殺されるかもしれねえ。 124 00:12:03,793 --> 00:12:11,133 昨夜は ぐっすりと お休みになられましたかな? 幸千代君。 125 00:12:11,133 --> 00:12:15,471 やはり あなたが黒幕だったんですね。 126 00:12:15,471 --> 00:12:17,807 驚かれましたか? 127 00:12:17,807 --> 00:12:23,479 いいえ。 世の中には不思議なことが たくさんありますからねえ。 128 00:12:23,479 --> 00:12:26,148 さすがでございます。 129 00:12:26,148 --> 00:12:32,955 こと ここに至っても 落ち着いていらっしゃるとは。 130 00:12:32,955 --> 00:12:38,728 幸千代君 あなた様には 人質になってもらいますよ。 131 00:12:38,728 --> 00:12:42,632 私が 人質? はい。 132 00:12:42,632 --> 00:12:48,104 事が露見した今 船を仕立てさせ 有り金をすべて積み込んで➡ 133 00:12:48,104 --> 00:12:51,007 異国に逃げようと思っております。 134 00:12:51,007 --> 00:12:55,444 異国ですか? それは面白そうですねえ。 135 00:12:55,444 --> 00:13:01,117 けれど 人質にはならないと思いますがね この私では。 136 00:13:01,117 --> 00:13:08,991 ハハハ…! 上様の弟君を見捨てるような者には…。 137 00:13:08,991 --> 00:13:11,127 どうした? 138 00:13:11,127 --> 00:13:13,462 あの男に似てるのでございます。 139 00:13:13,462 --> 00:13:16,132 (猿喰六郎右衛門)そうであろう。 140 00:13:16,132 --> 00:13:18,801 同心 八巻に似ていて当然。 141 00:13:18,801 --> 00:13:21,470 八巻は幸千代の替え玉だ。 142 00:13:21,470 --> 00:13:25,141 いや そうではなく 三国屋の放蕩息子 卯之吉に…。 143 00:13:25,141 --> 00:13:27,810 そうですよ。 私が卯之吉です。 144 00:13:27,810 --> 00:13:30,146 ええっ? 145 00:13:30,146 --> 00:13:33,749 まことか? どういうことだ? 146 00:13:33,749 --> 00:13:38,621 ややこしいですが 実は 私 卯之吉が 同心 八巻でして➡ 147 00:13:38,621 --> 00:13:42,425 その八巻が 幸千代君とそっくりということは➡ 148 00:13:42,425 --> 00:13:46,762 私 卯之吉も 幸千代君とそっくり ということになります。 149 00:13:46,762 --> 00:13:49,665 卯之吉が八巻で…。 150 00:13:49,665 --> 00:13:53,636 八巻が幸千代…? はい。 151 00:13:53,636 --> 00:13:58,374 おかしいと思ったのだ。 刃を見たとたん 気を失うとは…。 152 00:13:58,374 --> 00:14:01,374 [ 回想 ] 御同道 願いまする。 153 00:14:06,782 --> 00:14:10,119 いつものことでして… はい。 154 00:14:10,119 --> 00:14:13,789 ええい! こうなったら どちらでもよい! 155 00:14:13,789 --> 00:14:18,461 では 三国屋の孫なのだな? あの徳右衛門の。 156 00:14:18,461 --> 00:14:21,797 あれまあ… おじい様をご存じで? 157 00:14:21,797 --> 00:14:26,669 存じておる。 昔 私を大奥に入れたのは その徳右衛門じゃ! 158 00:14:26,669 --> 00:14:29,369 えっ? 159 00:14:32,074 --> 00:14:34,977 どういたします? こやつ。 160 00:14:34,977 --> 00:14:37,977 (富士島)殺しておしまい。 161 00:14:48,424 --> 00:14:53,095 大変でございます! 幸千代君が 外に…。 162 00:14:53,095 --> 00:14:55,030 八巻を返せば 代わりに➡ 163 00:14:55,030 --> 00:14:58,968 みずから人質になると 申し出ておられます。 164 00:14:58,968 --> 00:15:01,268 何? 165 00:15:03,105 --> 00:15:06,008 (村田)なりませぬ! お考え直しください! 166 00:15:06,008 --> 00:15:09,445 みすみす お命を差し出すようなものでございます! 167 00:15:09,445 --> 00:15:14,784 そのお覚悟は お見事なれど 村田様の申されるとおりでごぜえやす。 168 00:15:14,784 --> 00:15:19,084 ここは 何とぞ ご辛抱を…。 169 00:15:24,794 --> 00:15:31,133 あの者を わしは最初 腑抜けた腰抜けと思うておった。 170 00:15:31,133 --> 00:15:35,433 [ 回想 ] 何? あやつ 気絶しておるのか? 171 00:15:37,740 --> 00:15:40,075 [ 回想 ] (銀八)若旦那…! 172 00:15:40,075 --> 00:15:45,948 だが この世で一番大切なことを 教えてくれた。 173 00:15:45,948 --> 00:15:49,084 [ 回想 ] お前は いい手下を持っておる。 174 00:15:49,084 --> 00:15:54,757 [ 回想 ] 手下ではありません。 仲間ですよ。 175 00:15:54,757 --> 00:16:00,057 人を信じること。 仲間の大切さをな。 176 00:16:03,098 --> 00:16:08,971 そして わしのために替え玉となってくれた。 177 00:16:08,971 --> 00:16:20,115 ♬~ 178 00:16:20,115 --> 00:16:26,115 頼む! 行かせてくれ…! 179 00:16:27,790 --> 00:16:29,725 ですが…。 180 00:16:29,725 --> 00:16:33,395 もし ここで 八巻を見殺しにしたならば➡ 181 00:16:33,395 --> 00:16:41,095 このわしは 二度と天地の間に立つことなどできぬ! 182 00:17:01,757 --> 00:17:29,451 ♬~ 183 00:17:29,451 --> 00:17:32,054 幸千代君…。 184 00:17:32,054 --> 00:17:51,073 ♬~ 185 00:17:51,073 --> 00:17:56,745 <夕方 甘利邸には 甲州から戻った源之丞たちに加え➡ 186 00:17:56,745 --> 00:18:01,617 徳右衛門が 急ぎ呼ばれて参りました> 187 00:18:01,617 --> 00:18:04,620 (梅本源之丞) 甲州の者たちの公儀への恨みは➡ 188 00:18:04,620 --> 00:18:07,389 根深いものでございました。 189 00:18:07,389 --> 00:18:09,758 かつて 武田を支えた金山も➡ 190 00:18:09,758 --> 00:18:13,095 ご公儀の天領となってからは 厳しく差配され➡ 191 00:18:13,095 --> 00:18:17,766 そのうえ 江戸から来た 甲府勤番の旗本たちは好き放題。➡ 192 00:18:17,766 --> 00:18:21,437 甲州の者たちは 辛酸をなめてまいりました。➡ 193 00:18:21,437 --> 00:18:27,737 そして 小六が これを…。 194 00:18:36,385 --> 00:18:39,288 偽の刻印。 195 00:18:39,288 --> 00:18:42,725 甲斐の山中の工房で見つけました。 196 00:18:42,725 --> 00:18:45,394 やはり そういうことであったか。 197 00:18:45,394 --> 00:18:50,265 その贋小判を江戸に流し 小判の値打ちを落とすためです。 198 00:18:50,265 --> 00:18:54,069 そして そのすべてを裏で仕切っていたのが➡ 199 00:18:54,069 --> 00:19:00,409 大奥御年寄の富士島と その弟 住吉屋藤右衛門。 200 00:19:00,409 --> 00:19:04,709 しかし 何故…。 201 00:19:06,749 --> 00:19:16,425 富士島を武家の養女とし 大奥へと入れたのは 三国屋 そちだな? 202 00:19:16,425 --> 00:19:18,360 はい。 203 00:19:18,360 --> 00:19:25,100 もとは甲斐 それも武田の流れをくむ者か。 204 00:19:25,100 --> 00:19:32,374 その昔 私が若いころ 商いの修業のため預かったのが➡ 205 00:19:32,374 --> 00:19:37,246 甲府の両替商の娘 お藤。➡ 206 00:19:37,246 --> 00:19:41,546 今の富士島殿でございます。 207 00:19:43,719 --> 00:19:48,057 (富士島)みずから人質を買って出るとは。 208 00:19:48,057 --> 00:19:52,394 最初から わしをさらうのが ねらいであったはず。 209 00:19:52,394 --> 00:19:56,065 いかにも。 で どうする? 210 00:19:56,065 --> 00:19:59,935 船を手に入れ 異国にでも逃げるつもりか? 211 00:19:59,935 --> 00:20:04,935 だが それが真のねらいではなかろう。 212 00:20:07,409 --> 00:20:10,312 甲州金を知っておるか? 213 00:20:10,312 --> 00:20:17,012 武田信玄公以来 甲斐だけが造ることを 許されていた金じゃ。 214 00:20:21,423 --> 00:20:28,764 これが その甲州金で作った簪よ。 215 00:20:28,764 --> 00:20:38,774 ご公儀は より質の高い甲州金に目をつけ 相場に見合わぬ両替で買いたたいた。 216 00:20:38,774 --> 00:20:47,116 商いが立ちいかなくなった父は 店を失い 落ちぶれ➡ 217 00:20:47,116 --> 00:20:50,816 病の床で死んでいった。 218 00:20:56,458 --> 00:21:00,796 [ 回想 ] おとっつぁん…。 219 00:21:00,796 --> 00:21:04,096 おとっつぁん…! 220 00:21:05,667 --> 00:21:09,471 おとっつぁん! 221 00:21:09,471 --> 00:21:14,810 (徳右衛門)私は お藤の父親とも取り引きがあり➡ 222 00:21:14,810 --> 00:21:18,147 もうけさせてももらった。➡ 223 00:21:18,147 --> 00:21:24,820 何かのときには力になると 約束もしていました。 224 00:21:24,820 --> 00:21:32,820 だが ご公儀への嘆願の手助けを してほしいと頼まれたとき…。 225 00:21:35,764 --> 00:21:41,464 [ 回想 ] 助けてはくださらないのですか? 徳右衛門様! 226 00:21:49,778 --> 00:21:54,116 [ 回想 ] 大奥に ご奉公ができるように➡ 227 00:21:54,116 --> 00:21:57,786 取り計らった。 228 00:21:57,786 --> 00:22:10,799 ♬~ 229 00:22:10,799 --> 00:22:17,673 (泣き声) 230 00:22:17,673 --> 00:22:35,757 ♬~ 231 00:22:35,757 --> 00:22:42,097 [ 回想 ] じゃあ この辺りで。 達者で暮らすんだよ。 232 00:22:42,097 --> 00:22:59,648 ♬~ 233 00:22:59,648 --> 00:23:04,119 (徳右衛門)あのときの私は まだ力もなく➡ 234 00:23:04,119 --> 00:23:08,991 それが できる精いっぱいのことでした。 235 00:23:08,991 --> 00:23:12,794 (甘利)その後 美貌とその知恵で➡ 236 00:23:12,794 --> 00:23:19,134 大奥の御年寄まで 上り詰めたというわけだな。➡ 237 00:23:19,134 --> 00:23:22,471 事情は よう分かった。 ならば 一刻も早く➡ 238 00:23:22,471 --> 00:23:26,141 卯之吉を救い出さねばならんぞ。 (沢田)はっ! 239 00:23:26,141 --> 00:23:29,478 申し上げます。 ただいま 火急の知らせが。 240 00:23:29,478 --> 00:23:31,413 (甘利)どうした? 241 00:23:31,413 --> 00:23:35,751 幸千代君が 南町奉行所の八巻の代わりに 人質となったと。 242 00:23:35,751 --> 00:23:39,087 何!? 243 00:23:39,087 --> 00:23:43,759 わしの命を狙っていたのは ご公儀への恨みか? 244 00:23:43,759 --> 00:23:47,629 上様が亡くなり そなたを亡き者にすれば➡ 245 00:23:47,629 --> 00:23:54,102 跡継ぎをめぐり 騒動が起こるのは明らか。 天下は大いに乱れよう。 246 00:23:54,102 --> 00:23:57,773 だが そうなれば この江戸で暮らす市井の者たちが➡ 247 00:23:57,773 --> 00:23:59,708 どうなるかを考えぬのか! 248 00:23:59,708 --> 00:24:03,111 知ったことではないわ! 249 00:24:03,111 --> 00:24:09,111 徳川もろとも この江戸も潰れてしまえばよいのじゃ! 250 00:24:15,691 --> 00:24:21,797 どういうことだ! 何故 幸千代君が 人質などと…! 説明せい! 251 00:24:21,797 --> 00:24:24,700 ははっ! 申し訳ございません! 252 00:24:24,700 --> 00:24:29,671 こうなった責めは 我らが負うつもりでございます! 253 00:24:29,671 --> 00:24:31,606 我ら!? ええ~! 我ら!? ええ~! 254 00:24:31,606 --> 00:24:34,376 待て 待て 待て! お止めくださるな! 255 00:24:34,376 --> 00:24:38,676 危ないですよ。 前をあけてくださいな。 256 00:24:44,052 --> 00:24:45,987 ≪大筒じゃねえか。 ≪大筒か。 257 00:24:45,987 --> 00:24:48,757 こんなもの どこから持ってきたのだ? 258 00:24:48,757 --> 00:24:51,093 ちょっと 上様から。 259 00:24:51,093 --> 00:24:53,093 上様? 260 00:24:56,431 --> 00:25:00,102 村田様 こうなった責めは皆にあります。 261 00:25:00,102 --> 00:25:04,773 だから みんなで なんとかすればいいんですよ。 262 00:25:04,773 --> 00:25:08,643 そうですよ! みんなで なんとかしましょうよ。 263 00:25:08,643 --> 00:25:10,645 何をするつもりだ? 264 00:25:10,645 --> 00:25:15,345 この大筒で 塀を打ち破るんですよ。 265 00:25:19,121 --> 00:25:22,791 俺は こんなもん 触ったことがねえぜ。 266 00:25:22,791 --> 00:25:26,661 よし… わしが撃とう。 267 00:25:26,661 --> 00:25:28,961 俺にも任せろ。 268 00:25:32,067 --> 00:25:37,739 (猿喰)遅い! 船は 一体 どうしたんだ? 269 00:25:37,739 --> 00:25:45,614 それが… まだ何の返答もありません。 270 00:25:45,614 --> 00:25:52,087 まさか 幸千代君を見捨てるとは思えぬが➡ 271 00:25:52,087 --> 00:25:55,957 もし うまくゆかぬときは…。 272 00:25:55,957 --> 00:26:08,437 ♬~ 273 00:26:08,437 --> 00:26:11,437 少々 下です。 274 00:26:13,108 --> 00:26:16,011 源之丞様 少し上に。 275 00:26:16,011 --> 00:26:18,711 そこです。 276 00:26:22,117 --> 00:26:24,817 (砲声) 277 00:26:26,455 --> 00:26:34,729 ♬~ 278 00:26:34,729 --> 00:26:37,065 何事じゃ! 279 00:26:37,065 --> 00:26:41,065 塀が壊され 捕り方たちが押し寄せてございます! 280 00:26:42,938 --> 00:26:46,741 (鬨の声) 281 00:26:46,741 --> 00:26:49,077 一人残らず 捕らえろ~! 282 00:26:49,077 --> 00:26:51,746 (鬨の声) 283 00:26:51,746 --> 00:27:06,094 ♬~ 284 00:27:06,094 --> 00:27:09,431 よし いくぜ! (一同)へい! 285 00:27:09,431 --> 00:27:44,733 ♬~ 286 00:27:44,733 --> 00:27:47,068 おりゃ! うわっ! 287 00:27:47,068 --> 00:27:49,768 卯之吉様! 288 00:27:52,407 --> 00:27:54,743 美鈴さん! 姫様! 289 00:27:54,743 --> 00:27:57,443 でや~! 290 00:27:59,414 --> 00:28:02,083 うわっ! いててて…! 291 00:28:02,083 --> 00:28:04,383 うわ~! うっ…! 292 00:28:09,424 --> 00:28:12,093 もはや これまでか…。 293 00:28:12,093 --> 00:28:14,393 (指笛) 294 00:28:30,779 --> 00:28:33,079 ≪引け! 引け 引け! 295 00:28:36,384 --> 00:28:38,320 だあ~! うっ…! 296 00:28:38,320 --> 00:28:41,620 (寅三)親分! こいつは…! 297 00:28:43,725 --> 00:28:47,062 火をつけやがった! 298 00:28:47,062 --> 00:28:54,936 ♬~ 299 00:28:54,936 --> 00:28:57,936 幸千代様…! 300 00:29:05,747 --> 00:29:08,416 姫様。 301 00:29:08,416 --> 00:29:18,426 ♬~ 302 00:29:18,426 --> 00:29:22,426 <恋は 無敵でございます> 303 00:29:25,100 --> 00:29:29,971 姉上! 裏から逃げましょう! 304 00:29:29,971 --> 00:29:32,907 姉上! 305 00:29:32,907 --> 00:29:35,710 私は ここに残る。 306 00:29:35,710 --> 00:29:38,010 えっ…。 307 00:29:41,383 --> 00:29:44,719 燃えろ。 308 00:29:44,719 --> 00:29:51,393 徳川の世など すべて焼き尽くしてしまえ。 309 00:29:51,393 --> 00:29:55,263 フフフ…。 310 00:29:55,263 --> 00:30:02,404 ハハハハ…! ハハハハ…! 311 00:30:02,404 --> 00:30:05,740 ううっ…! くっ…! 312 00:30:05,740 --> 00:30:08,076 ううっ…! 313 00:30:08,076 --> 00:30:10,412 ≪(真琴姫)幸千代様! 314 00:30:10,412 --> 00:30:12,412 真琴か? 315 00:30:14,749 --> 00:30:16,685 ご無事で! 316 00:30:16,685 --> 00:30:19,385 さあ 早く ここから! 317 00:30:22,424 --> 00:30:25,424 逃げられると思ったか! 318 00:30:27,095 --> 00:30:29,998 せめて お前の命だけは取ってくれる。 319 00:30:29,998 --> 00:30:33,768 ここは 私にお任せを。 320 00:30:33,768 --> 00:30:35,704 姫様とお逃げください! 321 00:30:35,704 --> 00:30:38,106 だが…! (せきこみ) 322 00:30:38,106 --> 00:30:42,444 早く! 美鈴…! すまぬ! 323 00:30:42,444 --> 00:30:54,055 ♬~ 324 00:30:54,055 --> 00:30:58,460 美鈴さんは? まだ中に! 325 00:30:58,460 --> 00:31:02,797 ♬~ 326 00:31:02,797 --> 00:31:05,097 若旦那! 327 00:31:07,669 --> 00:31:10,472 銀八。 328 00:31:10,472 --> 00:31:48,109 ♬~ 329 00:31:48,109 --> 00:31:50,409 ああっ…! 330 00:31:58,753 --> 00:32:03,053 (せきこみ) 331 00:32:09,798 --> 00:32:15,098 もう一度 会いたかった…。 332 00:32:19,474 --> 00:32:21,810 銀八! 火縄を…。 333 00:32:21,810 --> 00:32:24,110 ああ…! はい…! 334 00:32:27,482 --> 00:32:30,182 さあ 早く…。 ああっ つきやした! 335 00:32:32,754 --> 00:32:35,754 熱い…! ああっ ああっ…! 336 00:32:40,428 --> 00:32:43,331 早く 火を! えっ? あっしがですかい? 337 00:32:43,331 --> 00:32:46,631 ほかに誰がいるんだい! ああ~…! 338 00:32:49,437 --> 00:32:52,137 (砲声) ああっ…! 339 00:33:04,786 --> 00:33:07,689 (せきこみ) 340 00:33:07,689 --> 00:33:10,458 ≪(せきこみ) 341 00:33:10,458 --> 00:33:12,393 (せきこみ) 342 00:33:12,393 --> 00:33:15,693 美鈴さん! 無事ですか!? 343 00:33:18,132 --> 00:33:21,803 卯之吉様…。 344 00:33:21,803 --> 00:33:24,103 助けに来たでげす! 345 00:33:30,144 --> 00:33:33,444 もう大丈夫ですよ…。 346 00:33:39,420 --> 00:33:42,757 若旦那 早くしないと! 347 00:33:42,757 --> 00:33:46,094 美鈴さん ここから逃げましょう! 348 00:33:46,094 --> 00:34:11,786 ♬~ 349 00:34:11,786 --> 00:34:14,455 銀八 卯之さんは? 350 00:34:14,455 --> 00:34:19,327 あちらに。 今は 2人だけにと。 351 00:34:19,327 --> 00:34:32,941 ♬~ 352 00:34:32,941 --> 00:34:36,241 ほかに けがはありませんか? 353 00:34:40,415 --> 00:34:50,091 きっと来てくださる。 心のどこかで そう信じておりました。 354 00:34:50,091 --> 00:34:53,428 [ 回想 ] 美鈴。➡ 355 00:34:53,428 --> 00:34:56,331 そなたは どうなのじゃ? 356 00:34:56,331 --> 00:34:59,331 [ 回想 ] 私は…。 357 00:35:06,774 --> 00:35:12,074 [ 回想 ] 信じています。 卯之吉様を。 358 00:35:16,451 --> 00:35:20,151 私の幸せは 剣術です。 359 00:35:24,125 --> 00:35:30,825 ですが 卯之吉様のおそばにいることも 幸せなのです。 360 00:35:34,736 --> 00:35:38,072 どちらも選べません。 361 00:35:38,072 --> 00:35:40,772 美鈴さん…。 362 00:35:44,746 --> 00:35:49,617 分かりました。 363 00:35:49,617 --> 00:35:55,317 どちらか一つと思った私が間違いでした。 364 00:35:58,092 --> 00:36:02,430 2つとも手に入れればいいんですよね。 365 00:36:02,430 --> 00:36:07,130 剣術も この私も。 366 00:36:11,439 --> 00:36:18,439 美鈴さんの幸せが 私の幸せですから。 367 00:36:21,449 --> 00:36:23,785 卯之吉様。 368 00:36:23,785 --> 00:36:40,268 ♬~ 369 00:36:40,268 --> 00:36:43,568 <そして 翌日> 370 00:36:45,406 --> 00:36:50,078 逃げ出した弟の藤右衛門は 捕らえられましたが➡ 371 00:36:50,078 --> 00:36:56,378 富士島様のご遺骸は 焼け跡からも 見つからなかったようでございます。 372 00:37:00,721 --> 00:37:03,721 そうか…。 373 00:37:09,764 --> 00:37:15,103 哀れな女子よ…。 374 00:37:15,103 --> 00:37:17,772 はい…。 375 00:37:17,772 --> 00:37:23,772 最後までご自分の定めに あらがったのでございましょう。 376 00:37:31,119 --> 00:37:35,119 <一方 尾張屋敷では…> 377 00:37:37,725 --> 00:37:41,395 申し上げます。 大奥御年寄 富士島様➡ 378 00:37:41,395 --> 00:37:44,732 龍応寺での騒ぎの中 一命を落とされたよし➡ 379 00:37:44,732 --> 00:37:50,071 それと 恐らく 猿喰六郎右衛門も。 380 00:37:50,071 --> 00:37:55,943 尾張藩は こたびのことは あずかり知らぬこと。 381 00:37:55,943 --> 00:38:00,243 よいな? はっ! 382 00:38:07,421 --> 00:38:10,324 甘利より 子細は聞いた。 383 00:38:10,324 --> 00:38:17,765 幸千代 そなたは 頼もしき者たちに 支えられているようじゃの。 384 00:38:17,765 --> 00:38:23,437 はい。 良き仲間を得ました。 その者たちのおかげで➡ 385 00:38:23,437 --> 00:38:28,776 ぽっかりとあいていた私の心の穴も 塞がったのでございます。 386 00:38:28,776 --> 00:38:30,711 そうか。 387 00:38:30,711 --> 00:38:36,050 このうえは 兄上の病気も めでたく ご本復となりましたゆえ➡ 388 00:38:36,050 --> 00:38:41,923 甲府に戻り 甲州の民のため 力を尽くしていきたいと思うております。 389 00:38:41,923 --> 00:38:44,725 うむ。 それがよい。 390 00:38:44,725 --> 00:38:50,064 甲府城代にも 諸事 そちを助けるよう命じておこう。 391 00:38:50,064 --> 00:38:53,734 はっ! 392 00:38:53,734 --> 00:38:58,734 真琴との婚儀も進めていこうと 思っております。 393 00:39:02,743 --> 00:39:10,418 だが 八巻が まさか 御典医の弟子として 上様の寝所を訪れるとは…。 394 00:39:10,418 --> 00:39:24,432 ♬~ 395 00:39:24,432 --> 00:39:26,767 [ 回想 ] その者は? 396 00:39:26,767 --> 00:39:28,703 [ 回想 ] はっ! こちらは➡ 397 00:39:28,703 --> 00:39:33,374 私の長崎時代の弟弟子の 卯之吉にございます。 398 00:39:33,374 --> 00:39:36,674 [ 回想 ] お初にお目にかかります。 399 00:39:41,716 --> 00:39:45,586 蘭方の見識があるといって 体を調べて➡ 400 00:39:45,586 --> 00:39:48,589 新たな薬を調合してくれたのじゃ。 401 00:39:48,589 --> 00:39:52,727 はあ…。 (家政)まあ よいではないか! 402 00:39:52,727 --> 00:39:57,064 今 こうしておられるのも あの者のおかげじゃ。 403 00:39:57,064 --> 00:40:01,936 はい。 あの者は 恐れるものは この世になく➡ 404 00:40:01,936 --> 00:40:04,739 いつも はんなりと生きております。 405 00:40:04,739 --> 00:40:10,039 皆の幸せが己の幸せであると。 406 00:40:13,748 --> 00:40:20,421 比類なき天下一の放蕩者にございます。 407 00:40:20,421 --> 00:40:25,760 我が恩人は 天下一の放蕩者か! 408 00:40:25,760 --> 00:40:31,760 ハハハ…! ハハハハ…! 409 00:40:34,769 --> 00:40:39,106 ≪♬~(三味線) 410 00:40:39,106 --> 00:40:41,442 <そして 今宵の檜屋は➡ 411 00:40:41,442 --> 00:40:46,442 上様からのふるまい酒で 大いに盛り上がっております> 412 00:40:48,115 --> 00:40:51,018 若旦那 駄目でげすよ こんな日のあるうちから深川の…。 413 00:40:51,018 --> 00:40:52,987 おお~…。 (笑い声) 414 00:40:52,987 --> 00:40:56,791 駄目でげす…。 (笑い声) 415 00:40:56,791 --> 00:41:01,128 ハハハハ…! ハハハハ…! 416 00:41:01,128 --> 00:41:07,468 (銀八)駄目です…! 駄目です…! (荒海)ハハハハ…! 417 00:41:07,468 --> 00:41:11,138 (銀八)若旦那かと思ったら 幸千代君でがした…。➡ 418 00:41:11,138 --> 00:41:14,809 やめて! やめて やめて やめて…! ああっ ああっ…! やめて! やめて…! 419 00:41:14,809 --> 00:41:17,478 (笑い声) 420 00:41:17,478 --> 00:41:22,350 (銀八)駄目でげすって…。 だから 駄目でげすって! 421 00:41:22,350 --> 00:41:39,100 ♬~ 422 00:41:39,100 --> 00:41:45,973 ハハハハ…! 楽しいねえ。 423 00:41:45,973 --> 00:41:49,443 みんな 幸せそうで。 424 00:41:49,443 --> 00:41:53,314 ハハハハ…! 425 00:41:53,314 --> 00:41:56,317 <天下泰平 めでたし めでたし> 426 00:41:56,317 --> 00:41:58,452 (拍子木) 427 00:41:58,452 --> 00:42:01,452 <おあとが よろしいようで…> 428 00:42:03,124 --> 00:42:06,026 やっぱり 若旦那が日本一でがす! 429 00:42:06,026 --> 00:42:09,463 お粗末さまでございやした! 430 00:42:09,463 --> 00:42:58,446 ♬~ 431 00:42:58,446 --> 00:43:10,791 ♬~ 432 00:43:10,791 --> 00:43:25,791 ♬~ 433 00:45:33,701 --> 00:45:36,570 海外に行きたい! でも なかなか行けない! 434 00:45:36,570 --> 00:45:40,441 そんなあなたを 極上のワールドツアーにご招待。 435 00:45:40,441 --> 00:45:42,776 「2度目の旅 Again」➡ 436 00:45:42,776 --> 00:45:45,976 永遠の都 ローマ 行ってみよう! 437 00:45:47,648 --> 00:45:50,048 イタリアの首都 ローマ。 438 00:45:51,785 --> 00:45:53,721 古代ローマ時代の遺跡と➡ 439 00:45:53,721 --> 00:45:57,925 中世のバロック様式の芸術が 調和した街並みは➡