1 00:00:06,940 --> 00:00:10,277 (由利之丞)美鈴さんが無事でいることが 分かったのはいいけれど➡ 2 00:00:10,277 --> 00:00:12,212 どうして 世直し衆に? 3 00:00:12,212 --> 00:00:15,148 しかも 卯之さんを襲うとはな…。 4 00:00:15,148 --> 00:00:18,952 (水谷弥五郎)何か 訳があるのかもしれん。 5 00:00:18,952 --> 00:00:22,623 どんな訳なんだい? いや それは分からぬが…。 6 00:00:22,623 --> 00:00:26,960 きっと 美鈴さんは 世直し衆と一緒に あの古寺にいるでげす。 7 00:00:26,960 --> 00:00:30,831 こうなりゃ 誰かが探りに行くしか ねえようだな。 8 00:00:30,831 --> 00:00:32,833 (水谷)けれど➡ 9 00:00:32,833 --> 00:00:35,969 悪党が うようよいる所だぞ。 10 00:00:35,969 --> 00:00:38,672 (源之丞)悪党か…。 11 00:00:42,643 --> 00:00:45,545 ここは 弥五さんが 一肌脱ぐしかないね。 12 00:00:45,545 --> 00:00:50,317 うん? どう見ても悪党の人相じゃないか。 13 00:00:50,317 --> 00:00:57,991 ♬~ 14 00:00:57,991 --> 00:01:00,994 <一同納得> 15 00:01:02,596 --> 00:01:06,934 (おカネ)甘利様は さぞ ご心痛だろうねえ。 16 00:01:06,934 --> 00:01:10,604 (菊野)ええ。 17 00:01:10,604 --> 00:01:14,474 この一連の世直し騒動が いまだ落ち着かず➡ 18 00:01:14,474 --> 00:01:18,946 そのうえ 今度は 上州屋が襲われ…。 19 00:01:18,946 --> 00:01:22,616 はあ…。 こんなときだってのに➡ 20 00:01:22,616 --> 00:01:25,953 美鈴さんまで どうかしちまって…。 21 00:01:25,953 --> 00:01:29,623 卯之吉のことまで分からないんだろう? 22 00:01:29,623 --> 00:01:31,925 大丈夫です。 23 00:01:33,493 --> 00:01:38,632 美鈴さんは 卯之さんと 心が通じ合っています。 24 00:01:38,632 --> 00:01:44,972 もう一度 会うことができたら 必ず…。 25 00:01:44,972 --> 00:01:48,842 ああ。 26 00:01:48,842 --> 00:02:04,458 ♬~ 27 00:02:04,458 --> 00:02:07,928  回想 (美鈴)八巻➡ 28 00:02:07,928 --> 00:02:09,930 覚悟! 29 00:02:26,947 --> 00:02:30,283 わらわが お金を 預けた上州屋が➡ 30 00:02:30,283 --> 00:02:32,953 襲われるとは…。 31 00:02:32,953 --> 00:02:37,824 (香住屋佐平)はい。 あのようなことが 起ころうとは 私とて夢にも…。 32 00:02:37,824 --> 00:02:42,295 なんとしても 損は取り戻す。 33 00:02:42,295 --> 00:02:45,632 そこでじゃ➡ 34 00:02:45,632 --> 00:02:48,535 そちが 前に言うておった➡ 35 00:02:48,535 --> 00:02:54,307 貸し付けは 10倍の利を生むと 申しておじゃったな。 36 00:02:54,307 --> 00:02:56,643 そのとおりでございます。 37 00:02:56,643 --> 00:03:00,247 確かか? はい。 38 00:03:00,247 --> 00:03:06,119 我らには 尾張大納言様の 後ろ盾がございます。 39 00:03:06,119 --> 00:03:12,826 こうなれば 世直し衆がはびこる江戸より➡ 40 00:03:12,826 --> 00:03:16,530 尾張のほうが安心よのう。 41 00:03:18,265 --> 00:03:21,568 いくら用意すればよい? 42 00:03:23,937 --> 00:03:27,607 (甘利)もう どうにもならぬところに きておる。➡ 43 00:03:27,607 --> 00:03:31,478 今にも雪崩を打ったように 商人は 香住屋に押しかけ➡ 44 00:03:31,478 --> 00:03:33,480 貸し付けをするはずじゃ。 45 00:03:33,480 --> 00:03:37,284 そんなことになれば この江戸から金は消え➡ 46 00:03:37,284 --> 00:03:41,154 政はおろか この国も もう おしまいじゃ…! 47 00:03:41,154 --> 00:03:44,624 本当 困りましたねえ。 48 00:03:44,624 --> 00:03:48,328 うっ… 胃が痛うなってきた…。 49 00:03:57,204 --> 00:04:00,907 嘆いてばかりもおられん。 50 00:04:00,907 --> 00:04:03,577 ここは 三人寄れば文殊の知恵。 51 00:04:03,577 --> 00:04:06,913 三人寄ればとは? 52 00:04:06,913 --> 00:04:09,216 徳右衛門はおるか? 53 00:04:11,785 --> 00:04:14,788 御前に。 54 00:04:14,788 --> 00:04:18,091 おじい様 お戻りでしたか。 55 00:04:19,926 --> 00:04:24,598 (坂田正重)秋月ノ局様が こちらに なびけば しめたもの。 56 00:04:24,598 --> 00:04:31,271 江戸の商人は 皆 香住屋に金を差し出すであろう。 57 00:04:31,271 --> 00:04:34,941 これで すべては うまくいく。 58 00:04:34,941 --> 00:04:39,813 はい。 そして その金は すべて 尾張のほうへと…。 59 00:04:39,813 --> 00:04:44,284 (坂田) この世は 金さえあれば何とでもできる。 60 00:04:44,284 --> 00:04:50,624 尾張大納言様が将軍となられ わしが政を行い➡ 61 00:04:50,624 --> 00:04:54,294 この国を意のままにすることもできよう。 62 00:04:54,294 --> 00:04:57,631 その際には この香住屋のお引き立て➡ 63 00:04:57,631 --> 00:05:01,334 何とぞ よろしくお願いいたします。 64 00:05:06,239 --> 00:05:13,914 ここで 商人たちを押しとどめねば 大変なことになります。 65 00:05:13,914 --> 00:05:18,785 (甘利)香住屋に貸し付けをする前に なんとか 手を打たねばのう…。 66 00:05:18,785 --> 00:05:25,926 では 商人たちが安心して金を預けられる 別のお人が いればいいのでは? 67 00:05:25,926 --> 00:05:28,261 そんなお人が どこにおる? 68 00:05:28,261 --> 00:05:31,164 おるのであれば お顔を拝みたいわ! 69 00:05:31,164 --> 00:05:33,867 毎日拝んでらっしゃるはずです。 70 00:05:36,136 --> 00:05:39,873 上様ですよ。 う… 上様!? 71 00:05:39,873 --> 00:05:47,280 もし 上様が 頼母子講の講元となって 皆から金を募ったとしたら…。 72 00:05:47,280 --> 00:05:49,616 な… なんと…。 73 00:05:49,616 --> 00:05:54,955 公金とするわけか。 さようで。 74 00:05:54,955 --> 00:05:58,625 ご公儀が金を集め それを低い利で貸し付けます。 75 00:05:58,625 --> 00:06:01,228 そうすれば 借りた者も➡ 76 00:06:01,228 --> 00:06:04,564 ご公儀相手ですから 手堅くやるでしょう。 77 00:06:04,564 --> 00:06:08,235 つまり 貸し倒れの心配が少なくなります。 78 00:06:08,235 --> 00:06:11,571 (徳右衛門) そのうえ ご公儀相手であれば➡ 79 00:06:11,571 --> 00:06:16,243 徳川の世が続くかぎり 踏み倒されることもない。 80 00:06:16,243 --> 00:06:24,918 江戸の商人たちも金利の心配もなく 安心して商いができます。 81 00:06:24,918 --> 00:06:31,258 だが まずは 上様に 納得していただかなくてはならぬ。 82 00:06:31,258 --> 00:06:35,128 近頃は わしの言うことなど 聞いてはくださらぬ。 83 00:06:35,128 --> 00:06:38,131 私が お話ししてみます。 84 00:06:38,131 --> 00:06:40,600 (甘利)何? そなたが? 85 00:06:40,600 --> 00:06:43,904 上様へ お目通りもかなわぬというのに…。 86 00:06:47,941 --> 00:06:51,244 まさか また…!? 87 00:06:53,280 --> 00:06:56,283 <その まさかでございます> 88 00:06:59,953 --> 00:07:03,823 (徳川家政)そなたは…➡ 89 00:07:03,823 --> 00:07:07,560 八巻卯之吉ではないか…! 90 00:07:07,560 --> 00:07:11,431 上様の目は ごまかせませんねえ。 91 00:07:11,431 --> 00:07:14,901 このような無礼 許されると思うのか。 92 00:07:14,901 --> 00:07:18,238 申し訳ございません。 93 00:07:18,238 --> 00:07:21,908 いかにして入ったのじゃ? 94 00:07:21,908 --> 00:07:25,578 このなりで歩いていると 皆が道を空けてくれ➡ 95 00:07:25,578 --> 00:07:28,915 親切に ここまで案内してくださいました。 96 00:07:28,915 --> 00:07:31,584 ハハハハ…! 97 00:07:31,584 --> 00:07:33,520 さもあらん。 98 00:07:33,520 --> 00:07:37,457 我が弟の幸千代に うり二つだからなあ。 99 00:07:37,457 --> 00:07:40,593 よくぞ参った。 100 00:07:40,593 --> 00:07:43,930 本日は 江戸の商人の総代として➡ 101 00:07:43,930 --> 00:07:49,936 恐れながら 上様のお耳に 入れたきことがあり 参りました。 102 00:07:51,604 --> 00:07:54,908 <一方 こちらでは…> 103 00:07:56,476 --> 00:08:01,414 大丈夫かのう… 上様に意見を申し述べるなどと…。 104 00:08:01,414 --> 00:08:05,151 ですが ここは なんとしても➡ 105 00:08:05,151 --> 00:08:08,888 ご公儀に 貸し付けをやっていただかなければ…。 106 00:08:08,888 --> 00:08:12,559 だが もし 何かあれば…。 107 00:08:12,559 --> 00:08:19,232 すべての責めは 甘利様と この三国屋が…。 108 00:08:19,232 --> 00:08:22,235 分かっておる。 109 00:08:26,106 --> 00:08:30,577 ああ そなた 城へ行ったのでは? 110 00:08:30,577 --> 00:08:34,247 ここで何をしておる? こっちは またしても➡ 111 00:08:34,247 --> 00:08:36,583 胃が痛くなるほどに 心配しておるというのに…。 112 00:08:36,583 --> 00:08:38,885 まずは そこをどけ! 113 00:08:40,453 --> 00:08:44,257 誰に向かって申しておる? はあ? 114 00:08:44,257 --> 00:08:48,128 甘利! また間違えておるな! 115 00:08:48,128 --> 00:08:51,131 幸千代君…! 116 00:08:51,131 --> 00:08:55,602 平に ご容赦を…! 117 00:08:55,602 --> 00:08:58,938 わしが講元のう…。 118 00:08:58,938 --> 00:09:03,209 お引き受けくださいますか? 119 00:09:03,209 --> 00:09:05,879 だが どうして そなたたちは➡ 120 00:09:05,879 --> 00:09:11,217 甘利を立て 甘利の力になることを しようとするのじゃ? 121 00:09:11,217 --> 00:09:15,522 祖父が 以前 申しておりました。 122 00:09:20,226 --> 00:09:24,564  回想 坂田様は天下の秀才。 123 00:09:24,564 --> 00:09:31,237 それに比べて 甘利様は凡才。➡ 124 00:09:31,237 --> 00:09:36,910 だが 甘利様は 分からぬことは周りに尋ね➡ 125 00:09:36,910 --> 00:09:45,251 皆が あれこれと知恵を出し合い 最後には 正しい答えに たどりつく。➡ 126 00:09:45,251 --> 00:09:54,928 一方 坂田様は 己の知恵に頼るあまり 一人で何でも決めてしまう。➡ 127 00:09:54,928 --> 00:10:01,267 それは 時に 大きな過ちを生むかもしれん。 128 00:10:01,267 --> 00:10:07,607 それで おじい様は 坂田様ではなく 甘利様についたと…。 129 00:10:07,607 --> 00:10:09,909 ああ。 130 00:10:14,280 --> 00:10:19,619 そして その甘利様は 寝ても覚めても 天下のこと➡ 131 00:10:19,619 --> 00:10:26,960 将軍家が どうすれば ご安泰でいられるか そのことばかりを考えておいでです。 132 00:10:26,960 --> 00:10:30,630 自分のことは さておき➡ 133 00:10:30,630 --> 00:10:35,935 いつも上様が第一であると 申されているのです。 134 00:10:37,504 --> 00:10:43,643 甘利は それほどまでに…。 135 00:10:43,643 --> 00:10:52,986 うん… あやつこそ 亡き父が 頼りにせよと ご遺言なされた➡ 136 00:10:52,986 --> 00:10:56,856 忠義の臣じゃ。 137 00:10:56,856 --> 00:11:02,862 わしは そのことを忘れるところであった。 138 00:11:04,597 --> 00:11:08,268 <ですが こちらでは…> 139 00:11:08,268 --> 00:11:13,606 (幸千代)おぬしのごとき 不届き者では 兄上も心もとないであろう。 140 00:11:13,606 --> 00:11:17,477 (甘利)はっ…! 申し訳ございませぬ。 141 00:11:17,477 --> 00:11:22,282 (幸千代)よって この件が落着するまで➡ 142 00:11:22,282 --> 00:11:26,953 わしは ここにとどまることとする。 (甘利)えっ? 143 00:11:26,953 --> 00:11:31,824 江戸の守り神は八巻だけではない。 144 00:11:31,824 --> 00:11:35,962 わしも その守り神の一人と心得よ! 145 00:11:35,962 --> 00:11:38,865 ははっ…! 146 00:11:38,865 --> 00:11:40,867 ははっ…! 147 00:11:42,835 --> 00:11:47,574 <そして 檜屋では このお方が…> 148 00:11:47,574 --> 00:11:52,512 (秋月ノ局)今日も ええお芝居でござりましたぞえ➡ 149 00:11:52,512 --> 00:11:54,981 幸千代君。 150 00:11:54,981 --> 00:12:00,787 秋月ノ局様にお気に召していただけて ようございました。 151 00:12:00,787 --> 00:12:03,790 さあさあ ご一献。 152 00:12:05,592 --> 00:12:09,596 <卯之吉扮する幸千代でございます> 153 00:12:11,264 --> 00:12:15,134 時に お局様 お聞き及びでございますか? 154 00:12:15,134 --> 00:12:17,937 何でござりましょう? 155 00:12:17,937 --> 00:12:25,278 甘利殿が 大層な儲け話を 思いつかれたそうですよ。 156 00:12:25,278 --> 00:12:30,149 儲け話をでござりまするか? 157 00:12:30,149 --> 00:12:35,922 はい。 上様が講元とおなりあそばし➡ 158 00:12:35,922 --> 00:12:39,826 金をかき集め 大商いをして➡ 159 00:12:39,826 --> 00:12:43,630 さらに大儲けしようというお話です。 160 00:12:43,630 --> 00:12:45,965 なんと…! 161 00:12:45,965 --> 00:12:50,303 上様が 御みずから 講元であらっしゃると。 162 00:12:50,303 --> 00:12:54,307 それは まことのことで? 163 00:12:55,975 --> 00:13:00,246 <数日後 三国屋では…> 164 00:13:00,246 --> 00:13:03,583 (越後屋)ご公儀が 頼母子講を始めるですと? 165 00:13:03,583 --> 00:13:08,254 さようで。 上様が講元になって お金を集めます。 166 00:13:08,254 --> 00:13:15,928 皆さんは そこに預けることによって 上様の講に加わることができるのです。 167 00:13:15,928 --> 00:13:19,265 (加賀屋)集めた金を ご公儀は どうなさいます? 168 00:13:19,265 --> 00:13:23,936 商いの元手をお探しの方に 格別に安く貸し出します。 169 00:13:23,936 --> 00:13:27,807 その相手の見極めは この三国屋が行います。 170 00:13:27,807 --> 00:13:32,612 大坂の商人たちも これなら乗ってまいりましょう。 171 00:13:32,612 --> 00:13:35,948 (備前屋)もしも 貸し倒れがあった場合は? 172 00:13:35,948 --> 00:13:38,618 お金を貸したのは上様。 173 00:13:38,618 --> 00:13:42,288 上様がお役人に命じて お取り立てなさいます。 174 00:13:42,288 --> 00:13:48,161 講の皆さんは 何があっても 定まった利分が支払われます。 175 00:13:48,161 --> 00:13:52,632 なるほど。 徳川の天下が続くかぎり➡ 176 00:13:52,632 --> 00:13:55,968 貸し倒れはなさそうですな。 177 00:13:55,968 --> 00:14:00,573 秋月ノ局様も 講に加わるそうでございます。 178 00:14:00,573 --> 00:14:05,278 えっ? あの欲深きお局様が…。 179 00:14:07,246 --> 00:14:10,917 まずは 仮証文を。 (加賀屋)越後屋さん? 180 00:14:10,917 --> 00:14:16,222 香住屋さんのほうは? 私は こちらに乗り換えようかと。 181 00:14:17,790 --> 00:14:21,260 私も そうします…! 182 00:14:21,260 --> 00:14:25,598 ⚟手前どもも…。 ⚟考える余地などありませんよ。 183 00:14:25,598 --> 00:14:30,937 (香住屋)申し上げます! 一大事にございます! 184 00:14:30,937 --> 00:14:33,840 何事じゃ? (香住屋)三国屋が…➡ 185 00:14:33,840 --> 00:14:36,809 江戸じゅうの金を集めております! 186 00:14:36,809 --> 00:14:43,516 私が 尾張にお送りする金が すべて 三国屋に回ってしまいました。 187 00:14:43,516 --> 00:14:45,485 何!? 188 00:14:45,485 --> 00:14:49,188 (香住屋)甘利様に 先手を打たれたのでございます。 189 00:14:51,257 --> 00:14:53,626 甘利に…!? 190 00:14:53,626 --> 00:14:58,965 もはや 勝負ありでございます。 191 00:14:58,965 --> 00:15:04,237 江戸の商人たちは これで息を吹き返すでしょう。 192 00:15:04,237 --> 00:15:10,543 私は おしまいでございます…! 193 00:15:17,250 --> 00:15:19,585 どうぞ。 四百両を持参しました。 194 00:15:19,585 --> 00:15:23,456 こっちは五百両あります。 利は いくらになります? 195 00:15:23,456 --> 00:15:27,260 本日は 四分七厘 まだまだ上がりますよ。 196 00:15:27,260 --> 00:15:30,930 おお~…! 早く証文にしておくれ。 197 00:15:30,930 --> 00:15:34,934 一つ よろしくお願いいたしますよ。 (喜七)へい。 198 00:15:36,602 --> 00:15:41,307 <こちらは 世直し衆の根城でございます> 199 00:15:44,277 --> 00:15:47,613 世直し衆に加わりたいと申すのは そこもとか? 200 00:15:47,613 --> 00:15:51,918 上州浪人 水谷弥五郎と申す。 201 00:15:54,954 --> 00:15:58,291 いい面構えをしてるな。 202 00:15:58,291 --> 00:16:00,560 よし いいだろう。 203 00:16:00,560 --> 00:16:03,563 ⚟先生 おかえりなさいませ。 204 00:16:44,136 --> 00:16:47,940 弥五さん…! 205 00:16:47,940 --> 00:16:52,278 三国屋に集まった金を 江戸城の御金蔵に運び入れると➡ 206 00:16:52,278 --> 00:16:57,950 甘利より聞いた。 さすれば その道中が狙われる。 207 00:16:57,950 --> 00:17:03,756 はい そのとおりかと。 じゃあ そこを捕まえて一網打尽に? 208 00:17:03,756 --> 00:17:09,562 (幸千代)あえて 危険を冒し 敵をおびき出す策か。 209 00:17:09,562 --> 00:17:12,465 よし わしも手を貸すぞ。 210 00:17:12,465 --> 00:17:15,434 (小声で)とんでもねえことでげす…。 (幸千代)だが➡ 211 00:17:15,434 --> 00:17:19,238 よくそんな大胆なことを 思いついたものじゃ。 212 00:17:19,238 --> 00:17:21,173 上様ですよ。 213 00:17:21,173 --> 00:17:25,578  回想 (家政)ならば こちらから餌を投げ出し➡ 214 00:17:25,578 --> 00:17:29,282 悪党どもに食らいつかせよう。 215 00:17:30,917 --> 00:17:34,587 さすが 天下人の兄上じゃ。 216 00:17:34,587 --> 00:17:38,457 ますます わしも 一肌脱がねばなるまい。 217 00:17:38,457 --> 00:17:41,460 (小声で)だから それが とんでもねえことなんでげす…。 218 00:17:41,460 --> 00:17:43,596 ⚟(由利之丞)卯之さ~ん! 219 00:17:43,596 --> 00:17:45,898 卯之さん 大変だ! 220 00:17:47,934 --> 00:17:49,936 あっ…! 221 00:17:51,604 --> 00:17:53,940 何だい? 222 00:17:53,940 --> 00:17:57,276 弥五さんが 美鈴さんを見つけたって。 223 00:17:57,276 --> 00:18:01,547 えっ? (由利之丞)濱島先生が今いる寺だよ。 224 00:18:01,547 --> 00:18:05,885 けど 弥五さんを見ても 誰だか分からない顔だったらしいんだ。 225 00:18:05,885 --> 00:18:08,554 美鈴の身に何かあったのか? 226 00:18:08,554 --> 00:18:11,891 行方知れずになっていたんですよ。 (幸千代)何? 227 00:18:11,891 --> 00:18:30,910 ♬~ 228 00:18:30,910 --> 00:18:33,913  回想 もう大丈夫ですよ…。 229 00:18:46,926 --> 00:18:51,931 (濱島与右衛門)明日 三国屋の金を奪う。 230 00:18:54,266 --> 00:19:00,539 私が盗みを働くのは これで最後。 231 00:19:00,539 --> 00:19:07,847 その金で 尾張大納言様が 橋を造ってくださる。 232 00:19:11,183 --> 00:19:18,491 そうなれば 私は もう死んでもいい。 233 00:19:22,228 --> 00:19:27,900 だが 立ちはだかる者がいる。 234 00:19:27,900 --> 00:19:29,902  回想 ここから逃げましょう! 235 00:19:35,574 --> 00:19:40,446 あの男は…➡ 236 00:19:40,446 --> 00:19:44,150 八巻は私が倒します。 237 00:19:45,918 --> 00:19:48,921 ありがとうございます。 238 00:19:51,257 --> 00:19:56,262 ずっと 私のそばにいてください。 239 00:20:04,804 --> 00:20:07,606 (篠田一馬)恐れながら申し上げます。 240 00:20:07,606 --> 00:20:13,612 これなる帳簿と証文は 坂田様が悪事の証拠となりましょう。 241 00:20:20,953 --> 00:20:23,656 急ぎ 沢田を呼べ。 はっ! 242 00:20:29,962 --> 00:20:33,632 香住屋が集めた金と払った利分➡ 243 00:20:33,632 --> 00:20:38,504 尾張側の金の動きなどをまとめた元帳が これだけある。 244 00:20:38,504 --> 00:20:44,643 そして こっちが 世直し衆が奪った金額を記した➡ 245 00:20:44,643 --> 00:20:47,980 奉行所の留書だ。➡ 246 00:20:47,980 --> 00:20:50,883 双方の数を突き合わせれば➡ 247 00:20:50,883 --> 00:20:58,991 坂田と世直し衆とのつながりを示す 動かぬ証拠となるはず。 248 00:20:58,991 --> 00:21:06,265 分かりました。 ここからは商人の戦い。 249 00:21:06,265 --> 00:21:08,567 あとはお任せを。 250 00:21:11,604 --> 00:21:14,607 <そして 翌朝…> 251 00:21:31,924 --> 00:21:34,927 (村田銕三郎)行くぞ! (一同)へい! 252 00:21:39,298 --> 00:21:42,601 まるで 戦場に行く気持ちでげす…。 253 00:21:46,639 --> 00:21:51,977 (菊野)ここ! 香住屋が坂田様から 木綿を二百両買い付けています。 254 00:21:51,977 --> 00:21:55,314 (徳右衛門)どれ…。 255 00:21:55,314 --> 00:21:57,983 そして ここでも三百両。 256 00:21:57,983 --> 00:22:02,588 ここでは四百五十両。 (おカネ)確かに。➡ 257 00:22:02,588 --> 00:22:06,926 この時期だけ こんなに集中してるのは妙だねえ。 258 00:22:06,926 --> 00:22:10,262 (由利之丞)卯之さんたち 今 行ったよ。 (沢田)し~っ!➡ 259 00:22:10,262 --> 00:22:12,598 こっちも命懸けよ。 260 00:22:12,598 --> 00:22:16,468 彦坊! 暇してるんだったら お茶でもいれておくれよ。 261 00:22:16,468 --> 00:22:18,470 はい…。 262 00:22:18,470 --> 00:22:20,773 痛っ…! 263 00:22:33,285 --> 00:22:38,290 (粽 三郎)賊は襲ってきませんね。 (尾上伸平)何だか拍子抜けだな。 264 00:22:50,302 --> 00:22:52,605 止まれ! 265 00:22:56,175 --> 00:22:58,978 世直し衆だ! 266 00:22:58,978 --> 00:23:00,913 来やがったな! 親分! 267 00:23:00,913 --> 00:23:20,266 ♬~ 268 00:23:20,266 --> 00:23:22,201 (沢田)あっ…! 269 00:23:22,201 --> 00:23:24,603 慣れないことするから。 270 00:23:24,603 --> 00:23:38,951 ♬~ 271 00:23:38,951 --> 00:23:43,622 (村田)貴様は お尋ね者の人斬り浪人 鳥居左衛門だな? 272 00:23:43,622 --> 00:23:46,525 この南の猟犬 村田様が相手だ! 273 00:23:46,525 --> 00:23:48,961 こしゃくな…。 274 00:23:48,961 --> 00:24:20,592 ♬~ 275 00:24:20,592 --> 00:24:24,263 若旦那… 大ごとになってきたでげすよ…。 276 00:24:24,263 --> 00:24:28,600 分かっちゃいたけど困ったねえ。 277 00:24:28,600 --> 00:24:31,270 ♬~ 278 00:24:31,270 --> 00:24:33,205 おおっ…! 279 00:24:33,205 --> 00:24:36,942 清少将…! 御用だ! 280 00:24:36,942 --> 00:24:39,845 神妙にお縄を頂戴しろい! 281 00:24:39,845 --> 00:24:43,816 (清少将)ハハハハ…! 笑止千万におじゃる。 282 00:24:43,816 --> 00:24:46,618 いよっ! 283 00:24:46,618 --> 00:24:49,321 あれ?あれ? (清少将)死ね! 284 00:24:52,958 --> 00:24:56,962 今度こそ 本物の八巻か! 285 00:24:58,831 --> 00:25:03,836 そなたとは 幾重もの因縁…! 286 00:25:06,905 --> 00:25:23,255 ♬~ 287 00:25:23,255 --> 00:25:26,925 あっ…! ちょっと… ほら ほら…! 288 00:25:26,925 --> 00:25:30,796 ♬~ 289 00:25:30,796 --> 00:25:34,800 ああ~… また こんなところで…。 290 00:25:34,800 --> 00:25:37,269 うっ…! 291 00:25:37,269 --> 00:25:40,939 待たせたな。 (銀八)水谷の旦那…! 292 00:25:40,939 --> 00:25:52,284 ♬~ 293 00:25:52,284 --> 00:25:56,955 (沢田)まだか? 一刻を争うのだぞ! 294 00:25:56,955 --> 00:26:06,765 ♬~ 295 00:26:06,765 --> 00:26:10,235 分かっております! 296 00:26:10,235 --> 00:26:16,241 ♬~ 297 00:26:18,577 --> 00:26:24,450 ここが そなたの死に場所でおじゃる。 298 00:26:24,450 --> 00:26:31,156 ♬~ 299 00:26:31,156 --> 00:26:35,127 まろの刀を受け止めたじゃと? 300 00:26:35,127 --> 00:26:38,897 おのれ…! 301 00:26:38,897 --> 00:26:40,833 うわ~…! 302 00:26:40,833 --> 00:26:51,276 ♬~ 303 00:26:51,276 --> 00:26:54,947 その技は もう見切っておるわ。 304 00:26:54,947 --> 00:26:58,283 覚悟いたせ! 305 00:26:58,283 --> 00:27:00,219 ああっ…! 306 00:27:00,219 --> 00:27:28,914 ♬~ 307 00:27:28,914 --> 00:27:30,916 うっ…! 308 00:27:33,252 --> 00:27:35,187 ううっ…! 309 00:27:35,187 --> 00:27:47,799 ♬~ 310 00:27:47,799 --> 00:27:50,269 八巻は私が…。 311 00:27:50,269 --> 00:27:52,271 待て! 312 00:27:53,939 --> 00:27:55,874 美鈴殿! 313 00:27:55,874 --> 00:28:03,582 ♬~ 314 00:28:05,551 --> 00:28:08,220 八巻 覚悟! 315 00:28:08,220 --> 00:28:11,523 (銀八)若旦那…! 316 00:28:19,831 --> 00:28:22,134 えっ? 317 00:28:26,905 --> 00:28:32,911 信じていました。 きっと生きていると。 318 00:28:42,921 --> 00:28:45,924 美鈴さん。 319 00:28:49,595 --> 00:28:53,932 ♬~ 320 00:28:53,932 --> 00:28:56,835 私が ばかでした。 321 00:28:56,835 --> 00:29:01,740 あなたがいなくなって 初めて気付いたんです。 322 00:29:01,740 --> 00:29:06,211 あなたが どれほど大事かということを。 323 00:29:06,211 --> 00:29:17,823 ♬~ 324 00:29:17,823 --> 00:29:20,525 おかえりなさい。 325 00:29:23,762 --> 00:29:26,465 美鈴さん。 326 00:29:29,901 --> 00:29:33,238 美鈴…? 327 00:29:33,238 --> 00:29:37,109 はい。 あなたの名前ですよ。 328 00:29:37,109 --> 00:30:06,138 ♬~ 329 00:30:06,138 --> 00:30:09,941  回想 美鈴さん。 330 00:30:09,941 --> 00:30:16,615 剣を持つ美鈴さんは 本当に生き生きとしています。 331 00:30:16,615 --> 00:30:23,488 ♬~ 332 00:30:23,488 --> 00:30:26,625  回想 美鈴さんの幸せが➡ 333 00:30:26,625 --> 00:30:30,629 私の幸せですから。 334 00:30:34,966 --> 00:30:38,670 卯之吉様…。 335 00:30:43,975 --> 00:31:10,669 ♬~ 336 00:31:31,490 --> 00:31:33,792 濱島先生…。 337 00:31:42,167 --> 00:31:47,839 あなたが 八巻だったとは…。 338 00:31:47,839 --> 00:31:50,842 だますつもりじゃなかったんですが➡ 339 00:31:50,842 --> 00:31:53,645 すいません。 340 00:31:53,645 --> 00:31:59,518 いえ…。 謝るのは私のほう…。 341 00:31:59,518 --> 00:32:05,924 三国屋の荷を襲わせたのは私です。 342 00:32:05,924 --> 00:32:10,262 先生…。 343 00:32:10,262 --> 00:32:14,266 母のためにと誓った世直し。 344 00:32:17,936 --> 00:32:22,274 皆を幸せにしたかった。 345 00:32:22,274 --> 00:32:25,177 なのに…➡ 346 00:32:25,177 --> 00:32:28,613 忘れていたのです。 347 00:32:28,613 --> 00:32:32,617 一番大事なものを…。 348 00:32:34,953 --> 00:32:39,624 それを思い出しました。 349 00:32:39,624 --> 00:32:45,630 あなたと美鈴さんを見て…。 350 00:32:52,971 --> 00:32:55,874 この江戸を➡ 351 00:32:55,874 --> 00:33:02,881 誰もが 幸せに生きられるようにしてください。 352 00:33:10,922 --> 00:33:17,796 美鈴さん…➡ 353 00:33:17,796 --> 00:33:21,499 許してください。 354 00:33:24,936 --> 00:33:28,607 濱島様…。 355 00:33:28,607 --> 00:34:04,910 ♬~ 356 00:34:09,581 --> 00:34:15,453 香住屋から坂田様への支払いと 世直し衆によって奪われた金額➡ 357 00:34:15,453 --> 00:34:19,925 およそ三千五百五十両で一致しました。➡ 358 00:34:19,925 --> 00:34:23,795 時期も重なっています。 (沢田)分かった…!➡ 359 00:34:23,795 --> 00:34:30,101 皆 ご苦労だった。 すぐさま 甘利様にお知らせしてまいる。 360 00:34:31,937 --> 00:34:38,610 これで ようやく 一件落着…! 361 00:34:38,610 --> 00:34:41,613 ああ…。 ハハハ…! 362 00:34:45,951 --> 00:34:48,853 うん? 終わったのかい? 363 00:34:48,853 --> 00:34:55,293 ええ。 おかげさまでね。 ハハハハ…! 364 00:34:55,293 --> 00:35:00,565 こたびのこと 尾張大納言様は知らぬこと。 365 00:35:00,565 --> 00:35:06,905 上様は 尾張徳川家は罰するには及ばずと 仰せでございます。 366 00:35:06,905 --> 00:35:14,779 徳川家六十二万石を改易にすれば 数多くの浪人が世にあふれ返る。 367 00:35:14,779 --> 00:35:19,918 さすれば 苦しむのは民である。 368 00:35:19,918 --> 00:35:24,255 上様も同じことをおっしゃられました。 369 00:35:24,255 --> 00:35:29,127 尾張のほうでも 上様の恩義に応えるためにも➡ 370 00:35:29,127 --> 00:35:32,831 これからも忠勤申し上げるとのこと。 371 00:35:36,267 --> 00:35:39,571 坂田には切腹を…。 372 00:35:43,942 --> 00:35:48,613 (甘利)かつては 良き友であったというのに➡ 373 00:35:48,613 --> 00:35:53,284 どこで あやつは道をたがえたか…。 374 00:35:53,284 --> 00:35:59,958 ♬~ 375 00:35:59,958 --> 00:36:04,262 これで江戸の町も救われます。 376 00:36:06,765 --> 00:36:10,568 お前にも面倒をかけた。 377 00:36:10,568 --> 00:36:14,239 後見人 ご苦労だったね。 378 00:36:14,239 --> 00:36:16,574 いいえ。 379 00:36:16,574 --> 00:36:21,446 卯之吉は もともと 商人の才があったんです。 380 00:36:21,446 --> 00:36:24,249 おとっつぁんも それは知っていたはず。 381 00:36:24,249 --> 00:36:32,590 けれど 美鈴さんをしごいたのは 裏目に出ちまった。 382 00:36:32,590 --> 00:36:36,928 (徳右衛門)まあ これで あの2人は➡ 383 00:36:36,928 --> 00:36:41,800 互いの気持ちを しっかりと確かめ合えた。 384 00:36:41,800 --> 00:36:47,572 好き合った者同士 よかった。 385 00:36:47,572 --> 00:36:50,475 うん。 386 00:36:50,475 --> 00:36:54,946 おとっつぁん。 うん? 2人の婚礼の支度➡ 387 00:36:54,946 --> 00:36:58,249 そろそろ しないとね。 おお…。 388 00:37:00,752 --> 00:37:05,557 はんなりが役に立つとはねえ。 389 00:37:05,557 --> 00:37:09,227 えっ? 卯之吉だよ。 390 00:37:09,227 --> 00:37:13,565 無用の用とは よく言ったもんだな。 391 00:37:13,565 --> 00:37:17,235 あの子がいたからこそだよ。 392 00:37:17,235 --> 00:37:19,904 ええ。 393 00:37:19,904 --> 00:37:25,777 わしをも超え 三国屋をも超えて➡ 394 00:37:25,777 --> 00:37:31,516 もっと 世の中のためになることになるだろう。 395 00:37:31,516 --> 00:37:41,226 ♬~ 396 00:37:42,927 --> 00:37:46,231 皆の者 大儀であった。 397 00:37:48,600 --> 00:37:54,939 (甘利)上様。 この者から申し出があった 火除地を橋で結ぶ策でございますが➡ 398 00:37:54,939 --> 00:37:58,610 町奉行に命じ 早速 取りかかりたいと。 399 00:37:58,610 --> 00:38:03,448 三国屋の祖父も お手伝いいたしますと申しております。 400 00:38:03,448 --> 00:38:07,752 (家政)余にも願い事がある。 401 00:38:09,554 --> 00:38:16,227 八巻卯之吉 そちを 側用人として取り立てたい。 402 00:38:16,227 --> 00:38:18,163 そ… 側用人? 403 00:38:18,163 --> 00:38:21,900 (家政)幸千代とも話し合うた。 404 00:38:21,900 --> 00:38:25,570 はい。 405 00:38:25,570 --> 00:38:30,441 (家政)八巻 そちは隙だらけじゃ。 406 00:38:30,441 --> 00:38:36,581 だが それ故に わしのそばに置くことができる。➡ 407 00:38:36,581 --> 00:38:41,886 人を安心させ 心を開かせるのじゃ。 408 00:38:43,454 --> 00:38:45,924 どうじゃ? 409 00:38:45,924 --> 00:38:49,794 困りましたねえ。 410 00:38:49,794 --> 00:38:56,267 では 私の願いもお聞きいただけますか? 411 00:38:56,267 --> 00:38:58,603 これ! 上様に対し奉り 何を申す! 412 00:38:58,603 --> 00:39:01,206 無礼な…! (家政)よい。 413 00:39:01,206 --> 00:39:03,541 申してみよ。 414 00:39:03,541 --> 00:39:06,878 上様には この国を➡ 415 00:39:06,878 --> 00:39:10,548 皆が幸せに暮らせるよう していただきとうございます。 416 00:39:10,548 --> 00:39:15,253 そのお手伝いとあれば お引き受けいたします。 417 00:39:17,422 --> 00:39:20,892 あい分かった。 418 00:39:20,892 --> 00:39:26,231 この分なら 飢饉 天災も すぐに収まるわ。 419 00:39:26,231 --> 00:39:29,901 ハハハハ…! 420 00:39:29,901 --> 00:39:35,773 それと 甘利様。 わしにもか? 421 00:39:35,773 --> 00:39:40,545 お勤めは 月に 8日ほどにさせていただけませんか? 422 00:39:40,545 --> 00:39:44,916 料理屋通いも続けたいので…。 な… 何じゃと? 423 00:39:44,916 --> 00:39:47,585 (家政)ハハハハ…! 424 00:39:47,585 --> 00:39:53,258 こたびの一件で 余は 甘利を天下の大器と確信した。➡ 425 00:39:53,258 --> 00:39:58,596 だが その大器を蹴り破るとは…。 ハハ…!➡ 426 00:39:58,596 --> 00:40:04,269 これぞ 天下無双の型破りじゃ! ハハハハ…! 427 00:40:04,269 --> 00:40:10,608 八巻卯之吉 誠に あっぱれ!➡ 428 00:40:10,608 --> 00:40:18,616 ハハハハ…! ハハハハ…! 429 00:40:20,618 --> 00:40:24,923 <そして その日の夕刻…> 430 00:40:28,293 --> 00:40:31,963 美鈴さん すっかり元気になられたでげすね。 431 00:40:31,963 --> 00:40:35,667 もう心配要りません。 432 00:40:38,836 --> 00:40:42,140 ⚟美鈴さん 出来ましたよ。 433 00:40:47,312 --> 00:40:52,016 味見をお願いします。 はい。 434 00:40:54,986 --> 00:40:56,988 どうぞ。 435 00:41:01,592 --> 00:41:05,930 うん! とってもおいしいです。 436 00:41:05,930 --> 00:41:08,599 そうですか。 よかった。 437 00:41:08,599 --> 00:41:12,470 どうして この味が出せないんだろう? 438 00:41:12,470 --> 00:41:18,609 うまくできるほうが 作ればいいんですよ。 439 00:41:18,609 --> 00:41:22,947 では 私は これからも 卯之吉様を➡ 440 00:41:22,947 --> 00:41:26,617 得意な刀でお守りいたします。 441 00:41:26,617 --> 00:41:30,955 お手柔らかに。 はい。 フフッ…! 442 00:41:30,955 --> 00:41:35,626 <おあとが よろしいようで…> 443 00:41:35,626 --> 00:42:29,614 ♬~ 444 00:42:29,614 --> 00:42:33,951 ♬~ 445 00:42:33,951 --> 00:42:54,238 ♬~