1 00:00:01,430 --> 00:00:04,330 ん〜 かわいいですね〜。 2 00:00:04,330 --> 00:00:08,200 こちら チーターの赤ちゃんです。 3 00:00:08,200 --> 00:00:12,500 この走りっぷり。 まだ生まれて間もないというのに 4 00:00:14,430 --> 00:00:18,770 速い 速い! さすがですね〜。 5 00:00:18,770 --> 00:00:21,590 チーターは スリムな体で 6 00:00:21,590 --> 00:00:24,630 時速100km以上の高速ダッシュを極めた 7 00:00:24,630 --> 00:00:27,930 地上最速の名ハンターです。 8 00:00:27,930 --> 00:00:30,430 一方で… 9 00:00:30,430 --> 00:00:34,230 力が弱く スピードに特化した分 10 00:00:34,230 --> 00:00:37,430 かないません。 ほかの肉食獣には 11 00:00:37,430 --> 00:00:42,300 獲物を横取りされたり ハイエナに あっさりと 12 00:00:42,300 --> 00:00:45,300 遠くに現れただけで ライオンなんて 13 00:00:45,300 --> 00:00:48,000 すぐに退散です。 14 00:00:50,000 --> 00:00:55,770 チーターの子育てに注目! 今回は そんな 力の弱い 15 00:00:55,770 --> 00:00:58,660 恐ろしい天敵が ひしめく世界で 16 00:00:58,660 --> 00:01:02,870 名ハンターにまで育て上げるのか。 どうやって 子どもを 17 00:01:04,530 --> 00:01:07,100 チーター親子に密着すると 18 00:01:07,100 --> 00:01:09,430 敵から子どもを守るため 19 00:01:09,430 --> 00:01:13,630 判明しました! 驚きのテクニックを使っていることが 20 00:01:15,230 --> 00:01:18,130 苦労して捕まえた獲物を 21 00:01:18,130 --> 00:01:22,100 子どもたちを狙う ハイエナに… 22 00:01:22,100 --> 00:01:24,900 まさかの プレゼント!? 23 00:01:24,900 --> 00:01:27,700 いったい どういうこと? 24 00:01:29,430 --> 00:01:32,100 最速のハンター チーター。 25 00:01:32,100 --> 00:01:37,770 子育てのヒミツに迫ります! 持ち前の狩りの能力を生かした 26 00:01:37,770 --> 00:01:41,560 ♬〜 27 00:01:45,100 --> 00:01:49,800 セレンゲティ国立公園です。 アフリカ タンザニアの 28 00:01:51,430 --> 00:01:54,770 四国ほどの広さの 広大なサバンナに 29 00:01:54,770 --> 00:01:59,630 野生の王国。 300万頭もの動物たちが暮らす 30 00:01:59,630 --> 00:02:04,630 日夜 繰り広げられています。 弱肉強食のドラマが 31 00:02:07,400 --> 00:02:11,770 生きる道を見いだしたのが この地で 高速ダッシュに 32 00:02:11,770 --> 00:02:14,100 チーターです。 33 00:02:14,100 --> 00:02:16,590 すらりと伸びた長い脚に 34 00:02:16,590 --> 00:02:19,430 空気抵抗を減らす 小さな頭。 35 00:02:19,430 --> 00:02:23,930 時速100km以上まで加速。 全身を バネのようにして 36 00:02:23,930 --> 00:02:27,770 スピードに特化させたおかげで 体の構造を とことん 37 00:02:27,770 --> 00:02:32,230 狩りの成功率は なんと 50%近く! 38 00:02:32,230 --> 00:02:37,740 トップの成功率を誇るんです。 大型ネコ科動物の中でも 39 00:02:39,970 --> 00:02:43,230 そんな地上最速のチーターは 40 00:02:43,230 --> 00:02:48,030 名ハンターへと育つのか。 いったい どのようにして 41 00:02:52,770 --> 00:02:57,460 さあ チーター親子に密着開始です。 42 00:03:03,100 --> 00:03:07,590 生まれて2か月ほどの子どもたち。 こちらは 43 00:03:07,590 --> 00:03:11,930 まだ 外の世界に出てきたばかりです。 44 00:03:11,930 --> 00:03:15,770 目立つのは 背中の白い毛。 45 00:03:15,770 --> 00:03:22,100 子どもだけのチャームポイントです。 生後4か月ごろまで生えている 46 00:03:22,100 --> 00:03:26,930 母親が すべてを担います。 チーターの子育ては 47 00:03:26,930 --> 00:03:29,970 母親は 出産後 しばらくの間は 48 00:03:29,970 --> 00:03:33,700 赤ちゃんを やぶの中に隠して育てます。 49 00:03:33,700 --> 00:03:39,400 外に連れ出します。 そして 十分 歩き回れるようになると 50 00:03:42,100 --> 00:03:45,430 育ち盛りの子どもを養うには 51 00:03:45,430 --> 00:03:51,430 狩りを成功させなければいけません。 一日に 最低1回は 52 00:03:57,770 --> 00:04:01,230 チーターが最も好んで狙う獲物 53 00:04:01,230 --> 00:04:04,740 ガゼルの集団を見つけました。 54 00:04:07,930 --> 00:04:12,770 母親が 草陰に隠れながら忍び寄ります。 55 00:04:12,770 --> 00:04:16,630 持久力は ありません。 チーターは俊足ですが 56 00:04:16,630 --> 00:04:19,430 50m以内に近づければ 57 00:04:19,430 --> 00:04:22,740 狩りの成功率は 格段に上がります。 58 00:04:26,770 --> 00:04:29,260 と そのとき…。 59 00:04:30,930 --> 00:04:35,430 子どもたちが ついてきてしまいました。 あらら… 60 00:04:37,700 --> 00:04:40,500 これでは 丸見え。 61 00:04:42,230 --> 00:04:47,100 ん〜 残念…。 狩りは失敗です。 62 00:04:47,100 --> 00:04:54,230 じっと待っているのは難しいようです。 まだ幼い子どもたち。 63 00:04:54,230 --> 00:04:57,770 狩りを成功させるのは 子連れの お母さんが 64 00:04:57,770 --> 00:05:00,770 一筋縄では いきません。 65 00:05:02,660 --> 00:05:07,660 獲物を求めて 親子は再び歩きだします。 66 00:05:13,300 --> 00:05:15,300 おや? 67 00:05:17,100 --> 00:05:20,300 またまた 獲物を発見! 68 00:05:22,230 --> 00:05:26,430 距離は まだ 200m以上はあります。 69 00:05:26,430 --> 00:05:31,100 詰める必要がありますが… もっと 間合いを 70 00:05:31,100 --> 00:05:35,770 また気付かれてしまいます。 子どもたちが ついてきたら 71 00:05:35,770 --> 00:05:40,230 ♬〜 72 00:05:40,230 --> 00:05:45,100 走りだしました。 すると お母さん 忍び寄ることをやめて 73 00:05:45,100 --> 00:05:49,970 長くて 30秒ほど。 でも チーターが全速力で走れるのは 74 00:05:49,970 --> 00:05:53,100 果たして 追いつけるのか? 75 00:05:53,100 --> 00:05:56,970 ♬〜 76 00:05:56,970 --> 00:05:59,840 ここで さらに加速! 77 00:05:59,840 --> 00:06:04,800 狙いを定めたようです。 どうやら いちばん足の遅い1頭に 78 00:06:04,800 --> 00:06:13,100 ♬〜 79 00:06:13,100 --> 00:06:15,100 捕らえました! 80 00:06:15,100 --> 00:06:19,800 34秒にわたる ロングハンティングです。 81 00:06:21,590 --> 00:06:24,430 500m以上も離れたため 82 00:06:24,430 --> 00:06:28,630 お母さんを見失ってしまいました。 子どもたちは 83 00:06:35,070 --> 00:06:38,970 この声は 「こっちへ おいで」の合図。 84 00:06:38,970 --> 00:06:43,170 声を頼りに 子どもたちが走りだします。 85 00:06:52,770 --> 00:06:56,770 よかった! 無事 合流できました。 86 00:06:59,100 --> 00:07:02,800 子どもたちは 早速 食べ始めます。 87 00:07:05,590 --> 00:07:09,430 そこへ やってきたのは ハゲワシ。 88 00:07:09,430 --> 00:07:12,460 おこぼれを狙っています。 89 00:07:12,460 --> 00:07:14,770 すると…。 90 00:07:14,770 --> 00:07:17,100 (鳴き声) 91 00:07:17,100 --> 00:07:21,970 ほとんど食べていないのに お母さんが声をかけると 子どもたちは 92 00:07:21,970 --> 00:07:24,970 獲物から離れました。 93 00:07:26,770 --> 00:07:30,930 ハゲワシが集まってきます。 みるみるうちに 94 00:07:30,930 --> 00:07:34,590 こうなると 上空のハゲワシを目印に 95 00:07:34,590 --> 00:07:39,100 集まってしまうんです。 遠くから ほかの肉食獣も 96 00:07:39,100 --> 00:07:41,770 せっかく捕らえた獲物ですが 97 00:07:41,770 --> 00:07:44,430 子どもを危険にさらさないため 98 00:07:44,430 --> 00:07:47,100 速やかに立ち去ります。 99 00:07:47,100 --> 00:07:52,430 ♬〜 100 00:07:52,430 --> 00:07:57,130 お母さんが立ち止まりました。 しばらくして 101 00:08:01,300 --> 00:08:05,590 現れたのは ブチハイエナです。 102 00:08:08,590 --> 00:08:11,900 子どもたちを襲う天敵。 103 00:08:13,460 --> 00:08:19,100 ライオンの獲物でさえ横取りします。 ハイエナは 群れを成して 104 00:08:19,100 --> 00:08:22,100 しつこく狙い続けてくる 一度 目をつけると 105 00:08:22,100 --> 00:08:25,590 極めて やっかいな相手なんです。 106 00:08:25,590 --> 00:08:31,460 ♬〜 107 00:08:31,460 --> 00:08:38,100 力は チーターより ハイエナのほうが上。 今回は1頭だけですが 108 00:08:38,100 --> 00:08:43,970 ♬〜 109 00:08:43,970 --> 00:08:47,800 ジロジロと見ています。 子どもたちのほうを 110 00:08:47,800 --> 00:08:52,630 ♬〜 111 00:08:52,630 --> 00:08:56,460 親子の周りを 行ったり来たり。 112 00:08:56,460 --> 00:09:00,770 うかがっているようです。 子どもをさらう隙を 113 00:09:00,770 --> 00:09:05,230 ♬〜 114 00:09:05,230 --> 00:09:08,430 お母さん 力では かないませんが 115 00:09:08,430 --> 00:09:12,930 意を決して勝負に出ます。 子どもたちを守るため 116 00:09:12,930 --> 00:09:21,430 ♬〜 117 00:09:21,430 --> 00:09:25,590 幸いでした。 ハイエナが1頭だけだったのが 118 00:09:25,590 --> 00:09:31,400 早々に去っていきました。 お母さんの気迫に たじろいだのか 119 00:09:34,100 --> 00:09:36,930 ピンチを脱した親子。 120 00:09:36,930 --> 00:09:40,230 でも おなかは ペコペコです。 121 00:09:45,230 --> 00:09:48,430 焼けつくような炎天下。 122 00:09:50,070 --> 00:09:54,430 獲物を求めて 親子は 再び さまよいます。 123 00:09:54,430 --> 00:10:00,100 でも 辺りに草食動物の姿はありません。 124 00:10:00,100 --> 00:10:04,100 懸命に お母さんの後を追う子どもたち。 125 00:10:04,100 --> 00:10:09,590 ♬〜 126 00:10:09,590 --> 00:10:15,800 子どもたちは もう へとへとです。 歩き続けて4時間。 127 00:10:19,300 --> 00:10:24,100 お母さんの陰で座り込み ひと休み。 128 00:10:24,100 --> 00:10:29,230 歩くこともあるんです。 こうして 一日に 20キロ以上 129 00:10:29,230 --> 00:10:36,770 ♬〜 130 00:10:36,770 --> 00:10:42,430 もっと休みたいよ〜」。 「え? もう行っちゃうの? 131 00:10:42,430 --> 00:10:47,300 お母さんは歩きだします。 休憩も つかの間 132 00:10:47,300 --> 00:10:51,590 子どもたちは ついてゆくしかありません。 133 00:10:51,590 --> 00:10:55,770 お! ヒゲじい どうしました? ちょ… ちょっと待って! 134 00:10:55,770 --> 00:10:59,100 こんなに連れ回さなくても いや 幼い子どもたちを 135 00:10:59,100 --> 00:11:02,100 狩りに行けば どこかに隠して お母さんだけ 136 00:11:02,100 --> 00:11:04,970 そうはいきません。 いいんじゃないですか? 137 00:11:04,970 --> 00:11:08,430 お母さんが子どもを守る この連れ回しこそ 138 00:11:08,430 --> 00:11:12,770 はぁ? 作戦? どういうこと? 作戦なんですよ。 139 00:11:12,770 --> 00:11:16,630 子どもが生後2か月になるまでは チーターのお母さんは 140 00:11:16,630 --> 00:11:20,430 お伝えしましたよね。 やぶなどに隠して育てると 141 00:11:20,430 --> 00:11:24,100 やぶで育てたらいいでしょ? ああ はい。 だから そのまま 142 00:11:24,100 --> 00:11:28,430 ハイエナに見つかったら最後! いやいや やぶに隠していても 143 00:11:28,430 --> 00:11:32,770 命を落とすと いわれています。 生後2か月までに およそ半分が 144 00:11:32,770 --> 00:11:34,700 えっ そりゃ危険だ。 145 00:11:34,700 --> 00:11:37,630 ないんですかねぇ? ん〜 ほかに いい隠し場所は 146 00:11:37,630 --> 00:11:39,930 ほらっ あの 岩山とか ほら。 147 00:11:39,930 --> 00:11:42,840 岩山は ライオンの お気に入りスポット。 148 00:11:42,840 --> 00:11:45,590 あっ そうか。 こちらも危険です。 149 00:11:45,590 --> 00:11:50,100 おっ 鋭いですね。 えっと〜 だったら 木の上 どうですか? 150 00:11:50,100 --> 00:11:55,590 高い木の上に 子どもを隠します。 こちらは ヒョウ。 木登りが得意なので 151 00:11:55,590 --> 00:11:57,530 ん〜。 じゃあ チーターも! 152 00:11:57,530 --> 00:12:02,100 木登りが大の苦手なんですよ。 いやいや チーターは別。 153 00:12:02,100 --> 00:12:04,030 え? どうして? 154 00:12:04,030 --> 00:12:07,970 こうやって足を広げて 木に登るには ヒョウのように 155 00:12:07,970 --> 00:12:10,800 木の幹を グッと抱える必要があります。 156 00:12:10,800 --> 00:12:13,100 あ〜 はいはいはい。 157 00:12:13,100 --> 00:12:17,590 速く走ることに特化したため 一方 チーターの足は 158 00:12:17,590 --> 00:12:20,430 前後の動きには強いんですが 159 00:12:20,430 --> 00:12:23,100 大きく広げる動きが苦手。 160 00:12:23,100 --> 00:12:26,930 うまくつかむことが できないんですよ。 だから 木の幹を 161 00:12:26,930 --> 00:12:29,840 チーターが落っこチーター! なんて。 あらら 162 00:12:29,840 --> 00:12:33,100 ん…? だから チーターのお母さんは 163 00:12:33,100 --> 00:12:37,430 常に連れ歩いて見守っているんです。 子どもたちの安全のために 164 00:12:37,430 --> 00:12:39,360 なるほど。 165 00:12:39,360 --> 00:12:42,770 こだわりが あるんですよ。 しかも 連れ回す場所にも 166 00:12:42,770 --> 00:12:48,100 獲物を探し回るんです。 チーター親子は 獲物が少ない場所で 167 00:12:48,100 --> 00:12:50,030 え? どういうこと? 168 00:12:50,030 --> 00:12:52,970 狩りをするには好都合ですが 獲物が多いと 169 00:12:52,970 --> 00:12:57,430 たくさん集まるため 危険を伴います。 ライオンや ハイエナも 170 00:12:57,430 --> 00:13:00,460 だから チーターのお母さんは 確かにね。 171 00:13:00,460 --> 00:13:03,930 子育てをします。 あえて獲物が少ない場所で 172 00:13:03,930 --> 00:13:07,800 作戦なんですが 狩りの成功率が高いからこそできる 173 00:13:07,800 --> 00:13:11,430 長距離を連れ歩くことになります。 結果として 174 00:13:11,430 --> 00:13:13,460 ん〜 なるほど。 175 00:13:13,460 --> 00:13:17,230 無事 オトナになるのは それでも チーターの子どもが 176 00:13:17,230 --> 00:13:20,100 わずか5%ほどなんですよ。 177 00:13:20,100 --> 00:13:22,770 えっ いや〜 少ないんですな。 178 00:13:22,770 --> 00:13:25,800 あれだけ歩かせていたとは 子どもを守るために 179 00:13:25,800 --> 00:13:29,500 知りませんでチーター。 なんて。 180 00:13:32,230 --> 00:13:38,230 チャンスが訪れました。 獲物を求めて歩き続けていた親子に 181 00:13:41,230 --> 00:13:44,590 見つけたのは ガゼルの親子。 182 00:13:44,590 --> 00:13:47,500 おなかをすかせた子どもたちのため 183 00:13:47,500 --> 00:13:51,700 成功させなければなりません。 今回は 是が非でも 184 00:13:53,770 --> 00:13:57,260 狙ったのは 足の遅い子どものほう。 185 00:13:58,930 --> 00:14:02,970 あと少しで成功! …という そのとき! 186 00:14:02,970 --> 00:14:04,970 あっ! 187 00:14:06,740 --> 00:14:09,630 先に逃げていた ガゼルの母親が 188 00:14:09,630 --> 00:14:14,100 決死の抵抗をしたんです。 我が子を守ろうと 189 00:14:14,100 --> 00:14:18,770 瞬時に狙いを変更。 すると チーターのお母さんは 190 00:14:18,770 --> 00:14:22,070 きびすを返して 急加速! 191 00:14:24,100 --> 00:14:26,800 捕らえました。 192 00:14:28,770 --> 00:14:33,630 子を守る母親同士の 命の攻防。 193 00:14:33,630 --> 00:14:38,430 どちらも 我が子を生かすために必死です。 194 00:14:41,930 --> 00:14:48,230 やぶの中に隠して食べます。 ほかの肉食獣に見つからないよう 195 00:14:53,230 --> 00:14:57,740 遊び始めました。 食事を終えた子どもたちが 196 00:15:00,000 --> 00:15:03,700 ずいぶん元気になりましたね〜。 197 00:15:06,590 --> 00:15:11,930 長距離を歩き回ることで 子どもたちは 毎日 お母さんについて 198 00:15:11,930 --> 00:15:14,840 足腰が鍛えられていきます。 199 00:15:14,840 --> 00:15:20,100 ♬〜 200 00:15:20,100 --> 00:15:24,100 さらに 欠かせない訓練が もう一つ。 201 00:15:26,430 --> 00:15:29,630 お母さんを追いかける子どもたち。 202 00:15:31,230 --> 00:15:34,100 そう 追いかけっこです。 203 00:15:34,100 --> 00:15:40,590 走る技術を身につけていきます。 こうした遊びを通して 狩りに必要な 204 00:15:40,590 --> 00:15:45,770 ♬〜 205 00:15:45,770 --> 00:15:49,630 お母さん さすがに そのスピードでは …って あれれ? 206 00:15:49,630 --> 00:15:53,230 子どもたちには速すぎません? 207 00:15:53,230 --> 00:15:58,030 近くまで来ていたんですね! あっ! 獲物の群れが 208 00:15:59,840 --> 00:16:04,130 数少ないチャンスを見逃しません。 お母さんは 209 00:16:06,590 --> 00:16:12,770 間近で見ながら 子どもたちは育ちます。 そんな お母さんの狩りを 210 00:16:12,770 --> 00:16:15,430 子どもを連れて歩くのは 211 00:16:15,430 --> 00:16:20,630 欠かせないものだったんですね。 最速のハンターを育てるうえでも 212 00:16:23,930 --> 00:16:26,770 夕方。 213 00:16:26,770 --> 00:16:30,260 親子は 眠る場所を探します。 214 00:16:31,930 --> 00:16:36,630 とても危険です。 ハイエナが活発に行動する夜は 215 00:16:38,230 --> 00:16:44,740 気の休まるときは ありません。 子育て中のチーターのお母さんに 216 00:16:55,100 --> 00:17:01,900 取材班は 驚くべき場面に遭遇しました。 ある日のこと。 217 00:17:03,590 --> 00:17:09,770 子ども3頭を育てる 別のお母さん。 こちらは 生後4か月ほどの 218 00:17:09,770 --> 00:17:13,770 アリ塚に のぼり 獲物を探しています。 219 00:17:19,100 --> 00:17:22,100 狩りが始まりました。 220 00:17:24,590 --> 00:17:29,100 後を追いかけます。 食べ盛りの子どもたちも 221 00:17:32,230 --> 00:17:35,930 さすが! 早速 しとめたようです。 222 00:17:35,930 --> 00:17:40,740 すぐに食べ始めます。 子どもたちは大喜び。 223 00:17:43,100 --> 00:17:47,770 お母さんが何かに気付きました。 …と そのとき。 224 00:17:47,770 --> 00:17:49,770 (鳴き声) 225 00:17:52,930 --> 00:17:56,230 天敵 ハイエナです。 226 00:17:58,430 --> 00:18:04,740 子どもたちのようです。 警戒する お母さん。 ハイエナの狙いは 227 00:18:07,590 --> 00:18:10,800 どんどん近寄ってきます。 228 00:18:13,100 --> 00:18:16,590 お母さん 懸命に追い払います。 229 00:18:16,590 --> 00:18:22,770 ♬〜 230 00:18:22,770 --> 00:18:28,100 低い うなり声。 警戒の合図です。 231 00:18:28,100 --> 00:18:35,770 ♬〜 232 00:18:35,770 --> 00:18:40,560 守りを固めます。 子どもたちを1か所に集め 233 00:18:49,300 --> 00:18:54,590 ハイエナは しつこく付け狙っています。 それでも まだ 234 00:18:56,770 --> 00:19:01,460 お母さんが獲物をくわえました。 すると 突然 235 00:19:04,560 --> 00:19:09,770 獲物を持ったまま ハイエナへ近づきます。 236 00:19:09,770 --> 00:19:18,770 ♬〜 237 00:19:18,770 --> 00:19:21,770 さらに近づく お母さん。 238 00:19:23,930 --> 00:19:29,430 獲物を置きました。 そして ハイエナの目の前に 239 00:19:29,430 --> 00:19:43,430 ♬〜 240 00:19:43,430 --> 00:19:48,100 ハイエナが持ち去っていきます。 あっ! 獲物を 241 00:19:48,100 --> 00:19:54,230 ♬〜 242 00:19:54,230 --> 00:19:58,740 危機を脱することができました。 子どもたちは 243 00:20:00,430 --> 00:20:04,430 お母さんがとった この一連の行動。 244 00:20:06,230 --> 00:20:12,030 研究者に見てもらいました。 現地で 長年 チーターを観察している 245 00:20:27,100 --> 00:20:32,770 子どもは見逃して!」という なんと この行動は 「獲物をあげるから 246 00:20:32,770 --> 00:20:35,800 「取り引き」だというんです。 ハイエナとの 247 00:20:35,800 --> 00:20:38,630 どうしました? ちょ… ちょっと待った! 248 00:20:38,630 --> 00:20:42,430 そんなこと するんですか? いや 違う動物同士で 本当に 249 00:20:42,430 --> 00:20:46,100 チーターの こうした行動を なるほど。 研究者は 250 00:20:46,100 --> 00:20:49,970 へぇ そうなんだ。 しばしば目撃しているんです。 251 00:20:49,970 --> 00:20:53,230 もう一度 この行動を見てみましょう。 252 00:20:53,230 --> 00:20:57,430 ハイエナを追い払おうとしましたが お母さんは まず 253 00:20:57,430 --> 00:21:00,930 そうでしたな。 ハイエナは諦めませんでした。 254 00:21:00,930 --> 00:21:03,840 ハイエナの狙いは 子どもたちです。 255 00:21:03,840 --> 00:21:08,230 草陰に隠れていたため このとき そばに獲物もありましたが 256 00:21:08,230 --> 00:21:10,770 子どもたちしか ハイエナからは 257 00:21:10,770 --> 00:21:13,100 考えられます。 見えていなかったと 258 00:21:13,100 --> 00:21:15,030 なるほど。 259 00:21:15,030 --> 00:21:19,770 大げさに振り回しながら そこで お母さんは 獲物をくわえ 260 00:21:19,770 --> 00:21:22,430 ハイエナに近づきました。 261 00:21:22,430 --> 00:21:27,230 ハイエナに アピールしたんです。 「子どもではなく この獲物を狙え!」と 262 00:21:27,230 --> 00:21:30,590 でも よ〜く見てください! ほうほうほうほう。 263 00:21:30,590 --> 00:21:34,460 獲物をもらえるとは思っていないので ハイエナも まさか 264 00:21:34,460 --> 00:21:39,770 え? あっ ほんとだ! まだ 子どもたちのほうを見ています。 265 00:21:39,770 --> 00:21:45,560 ハイエナに さらに獲物をアピール! そこで お母さんは 266 00:21:45,560 --> 00:21:48,460 そして 獲物を置き 267 00:21:48,460 --> 00:21:51,360 「子どもたちには手を出すな!」と 268 00:21:51,360 --> 00:21:54,770 最後に気迫を見せつけたんです。 269 00:21:54,770 --> 00:21:58,230 遠くにいる子どもたちより それで ハイエナも 270 00:21:58,230 --> 00:22:02,300 手に入れやすいと判断したのか 近くに置かれた獲物のほうが 271 00:22:02,300 --> 00:22:05,770 獲物を持って立ち去ったというわけです。 272 00:22:05,770 --> 00:22:07,970 なるほど。 273 00:22:22,200 --> 00:22:25,770 すごいですな! いやあ チーターのお母さん 274 00:22:25,770 --> 00:22:28,660 手に入れられる はい。 獲物は いつでも 275 00:22:28,660 --> 00:22:32,630 取り引き作戦と言えますよね。 名ハンターだからこその 276 00:22:32,630 --> 00:22:37,460 狩りのワザが あればこそ! うん。 子どもたちを守れるのも 277 00:22:37,460 --> 00:22:40,770 お母さん しっかり 守ってね! 278 00:22:49,770 --> 00:22:54,770 別のお母さんに出会いました。 大きな子どもを連れた 279 00:22:57,230 --> 00:23:04,070 一回り小さいくらいまで成長しています。 生後半年を過ぎ お母さんより 280 00:23:04,070 --> 00:23:08,230 ♬〜 281 00:23:08,230 --> 00:23:11,770 走るスピードも速くなりましたね。 282 00:23:11,770 --> 00:23:19,630 ♬〜 283 00:23:19,630 --> 00:23:22,230 お〜。 あっ! 284 00:23:22,230 --> 00:23:27,070 取材班の車の上に乗ってきました。 子どもたちが 285 00:23:27,070 --> 00:23:41,560 ♬〜 286 00:23:41,560 --> 00:23:45,430 ワイパーで遊ぶこと! 子どもたちの目的は 287 00:23:45,430 --> 00:23:47,930 …ではありません。 288 00:23:47,930 --> 00:23:54,130 遠くにいる獲物や天敵を探すんです。 少しでも高いところに のぼり 289 00:23:55,660 --> 00:24:01,930 よく見られる チーターの行動。 実は これ 平らなサバンナでは 290 00:24:01,930 --> 00:24:05,740 さあ 何か見つかるかな? 291 00:24:07,430 --> 00:24:11,300 獲物を発見したようです! 292 00:24:11,300 --> 00:24:16,800 頼もしいですね〜。 お母さんより先に見つけるなんて 293 00:24:23,430 --> 00:24:26,740 先頭を行くのは お母さん。 294 00:24:29,100 --> 00:24:34,430 狩りに参加するようです。 後に続く子どもたち。 295 00:24:34,430 --> 00:24:38,770 ♬〜 296 00:24:38,770 --> 00:24:44,100 すると…。 お母さんが やぶの陰に隠れました。 297 00:24:44,100 --> 00:24:48,400 しっかりと隠れています。 あっ! 子どもたちも 298 00:24:50,430 --> 00:24:53,630 全員 同時に飛び出しました。 299 00:24:55,300 --> 00:24:59,500 しかし やはり 速いのは お母さんです! 300 00:25:02,430 --> 00:25:05,770 向きを変えて 逃げる相手を追いかけ 301 00:25:05,770 --> 00:25:08,430 ここで急加速! 302 00:25:08,430 --> 00:25:15,100 ♬〜 303 00:25:15,100 --> 00:25:17,400 果たして…。 304 00:25:18,970 --> 00:25:22,260 お見事! 捕まえました。 305 00:25:25,800 --> 00:25:28,300 ところが…。 306 00:25:30,430 --> 00:25:33,330 獲物が走りだしました。 307 00:25:33,330 --> 00:25:37,590 子どもたちの狩りの訓練のため 実は お母さん 308 00:25:37,590 --> 00:25:41,100 わざと とどめを刺さなかったんです。 309 00:25:44,460 --> 00:25:51,430 間近で見て育つ子どもたち。 優秀なハンターである お母さんの姿を 310 00:25:51,430 --> 00:25:57,230 狩りの英才教育を受けます。 独り立ちする2歳ごろまで 311 00:26:00,590 --> 00:26:05,430 食事のあとの 穏やかな ひととき。 312 00:26:05,430 --> 00:26:10,930 丁寧に毛づくろいします。 お母さんが いとしい我が子を 313 00:26:10,930 --> 00:26:16,800 ♬〜 314 00:26:16,800 --> 00:26:22,300 チーター。 アフリカ 弱肉強食のサバンナを生き抜く 315 00:26:24,100 --> 00:26:28,100 大人になれる子どもは ごくわずか。 316 00:26:28,100 --> 00:26:31,230 そのわずかな子へ 母は 317 00:26:31,230 --> 00:26:35,030 地上最速の狩りのワザを引き継ぎます。 318 00:26:36,770 --> 00:26:41,430 母と大自然によって磨き上げられた チーターは 319 00:26:41,430 --> 00:26:44,930 唯一無二の ハンターなのです。 320 00:26:44,930 --> 00:26:49,130 ♬〜 321 00:26:52,800 --> 00:26:54,930 (マヌ子ママ)今夜は 質問コーナーです。 322 00:26:54,930 --> 00:26:57,230 お答えしま〜す。 (ツノミン)みなさんからの質問に 323 00:26:57,230 --> 00:26:59,170 ダンゴムシの だんさん! 今日のゲストは 324 00:26:59,170 --> 00:27:01,170 いろいろ聞いちゃいましょう! 325 00:27:01,170 --> 00:27:05,430 実は虫じゃないって 本当ですか?」。 まずは こちらの質問。 「だんさんは 326 00:27:05,430 --> 00:27:07,770 そう! ダンゴムシは そうなの? 327 00:27:07,770 --> 00:27:10,100 甲殻類なのよ。 エビやカニと同じ 328 00:27:10,100 --> 00:27:12,590 生きていけないの。 だから 湿り気がないと 329 00:27:12,590 --> 00:27:15,930 ウチのスナックの常連だったのね。 (マヌ子ママ)だから だんさん 湿っぽい 330 00:27:15,930 --> 00:27:17,870 ヴ〜ん! ハハハハハ! 331 00:27:17,870 --> 00:27:19,800 自分で言って怒らないでよ! 332 00:27:19,800 --> 00:27:23,660 オスとメスの見分け方は ありますか?」。 次の質問。 「ダンゴムシの 333 00:27:23,660 --> 00:27:27,100 だんさんの奥さんに来ていただいてます! これについては なんと! 334 00:27:27,100 --> 00:27:29,100 アンタ… いつまでも遊び歩いて…。 335 00:27:29,100 --> 00:27:31,970 黄色い点々があるのが メス。 こんなふうに 背中に 336 00:27:31,970 --> 00:27:34,970 いいかげんにせんか〜い! 模様がないのが オスよ! 337 00:27:34,970 --> 00:27:36,970 以上 質問コーナーでした! 338 00:27:40,100 --> 00:27:42,100 お待ちしていますぞ! イラスト大募集中!