1 00:00:01,030 --> 00:00:07,930 ♬〜 2 00:00:07,930 --> 00:00:12,300 (目覚ましのアラーム音) 3 00:00:12,300 --> 00:00:17,260 ◁寒い。 とても寒い。 4 00:00:17,260 --> 00:00:24,700 自分のものじゃないみたいに冷たい▷ 体の先の方にいけばいくほど 5 00:00:24,700 --> 00:00:31,170 ♬〜 6 00:00:31,170 --> 00:00:34,770 ◁東京から この村に来て3か月。 7 00:00:34,770 --> 00:00:41,360 私の時間は止まっている▷ ずっと この部屋に籠もったまま 8 00:00:41,360 --> 00:00:51,840 ♬〜 9 00:00:51,840 --> 00:00:56,100 ◁でも 今日は外に出ないと…▷ 10 00:00:56,100 --> 00:01:01,030 ♬〜 11 00:01:01,030 --> 00:01:04,870 ここに来たはずだった。 ◁一人になりたくて 12 00:01:04,870 --> 00:01:07,170 なのに今は…▷ 13 00:01:09,260 --> 00:01:15,070 降り積もっていくのを感じる▷ ◁さみしさが 体の底の方に 14 00:01:17,000 --> 00:01:22,300 ここで生きているんだろう▷ ◁なぜ 私は一人 15 00:01:25,770 --> 00:01:29,970 ◁東京では 映像を作る仕事をしていた。 16 00:01:29,970 --> 00:01:34,300 思ったとおりにいかなくて やりたいことだったはずなのに 17 00:01:34,300 --> 00:01:37,800 だんだん 素直に笑えなくなっていった▷ 18 00:01:43,740 --> 00:01:46,590 ◁全てが どうでもよくなって 19 00:01:46,590 --> 00:01:52,590 私は東京から逃げ出した▷ 仕事も 何もかも捨てて 20 00:01:56,840 --> 00:01:59,230 「おたり」? 21 00:02:01,360 --> 00:02:10,670 (走行音) 22 00:02:13,970 --> 00:02:18,260 ◁逃げ出した… はずだったのに▷ 23 00:02:20,400 --> 00:02:24,870 1つ お願いがありまして。 (竹田)今回 実は 24 00:02:24,870 --> 00:02:27,740 ◁移住した時 お世話になった人から 25 00:02:27,740 --> 00:02:29,740 この村を PRする動画を 26 00:02:29,740 --> 00:02:32,000 作ってほしいと頼まれた。 27 00:02:32,000 --> 00:02:37,170 私の 前の仕事を知ったみたいだった。 28 00:02:37,170 --> 00:02:39,770 断れなかった▷ 29 00:02:48,500 --> 00:02:52,360 ◁一度は 映像の仕事を投げ出した私に 30 00:02:52,360 --> 00:02:55,870 あるんだろうか▷ これを引き受ける資格は 31 00:02:59,130 --> 00:03:05,030 何を撮ればいいんだろう。 ◁そもそも 小谷村の 32 00:03:05,030 --> 00:03:09,130 この村のことを 何も知らないのに…▷ 33 00:03:14,800 --> 00:03:19,070 私より 歩くの速いかも…。 ◁あの おばあちゃん 34 00:03:19,070 --> 00:03:21,460 どこ行くんだろう▷ 35 00:03:23,930 --> 00:03:27,930 あの〜… すいません。 36 00:03:32,170 --> 00:03:35,170 ◁ハァ… どうしよう…▷ 37 00:03:38,030 --> 00:03:41,400 あ… どうも こんにちは。 38 00:03:41,400 --> 00:03:43,360 どうですか? 39 00:03:43,360 --> 00:03:47,200 あの… 中 撮影してもいいですか? 40 00:03:47,200 --> 00:03:49,700 え〜 いいです。 邪魔にならないで。 41 00:03:49,700 --> 00:03:52,800 あっ すいません。 ありがとうございます。 どうぞ。 42 00:03:56,560 --> 00:03:58,900 ◁まゆ玉。 43 00:03:58,900 --> 00:04:02,670 お米で作る お正月の縁起物らしい。 44 00:04:02,670 --> 00:04:04,970 かわいい▷ 45 00:04:06,590 --> 00:04:10,770 作っていると話したら ◁村のいいところを伝える動画を 46 00:04:10,770 --> 00:04:16,970 次の日も 協力してくれることになった▷ おばあちゃんが 47 00:04:16,970 --> 00:04:20,870 ああ 相澤さん! 大丈夫ですか? 48 00:04:20,870 --> 00:04:24,670 あ〜! こんにちは。 49 00:04:27,970 --> 00:04:30,670 (つたゑ)見て下さい 大根。 50 00:04:30,670 --> 00:04:35,930 これで大根を置くの。 杉の葉ですね あれをひいて 51 00:04:35,930 --> 00:04:41,930 新鮮な大根になります。 で わらをかけておくと 52 00:04:43,670 --> 00:04:46,670 ◁え… そんなことある?▷ 53 00:04:49,900 --> 00:04:56,170 (切る音) 54 00:04:56,170 --> 00:04:59,460 ◁秋にとれた大根って言ってたけど…▷ 55 00:04:59,460 --> 00:05:01,400 (切る音) 56 00:05:01,400 --> 00:05:03,400 ◁おいしそうな音。 57 00:05:03,400 --> 00:05:06,700 雪の中って 冷蔵庫より もつんだ▷ 58 00:05:09,130 --> 00:05:13,300 相澤つたゑさん。 ◁おばあちゃんの名前は 59 00:05:13,300 --> 00:05:17,930 この村で生まれ育って 91歳。 60 00:05:17,930 --> 00:05:22,770 家に呼んで そして 昨日会ったばかりの私を 61 00:05:22,770 --> 00:05:26,230 御飯を作ってくれている▷ 62 00:05:26,230 --> 00:05:29,970 (つたゑ)これは うちで作ったお米です。 63 00:05:29,970 --> 00:05:33,530 すごい いい匂いです。 64 00:05:33,530 --> 00:05:37,870 もう ほんとに自然の 前は はさがけして 65 00:05:37,870 --> 00:05:42,800 あの… おいしいお米でしたけど 66 00:05:42,800 --> 00:05:45,590 それも できなくて 今は。 67 00:05:45,590 --> 00:05:48,560 やっぱり もう一度 食べたいな なんて あの お米は 68 00:05:48,560 --> 00:05:51,330 思っているんですけど 69 00:05:51,330 --> 00:05:56,530 なかなか できませんね。 お父さんも亡くなってから 70 00:05:58,930 --> 00:06:06,640 亡くなったのは 2年前のことだった▷ ◁長年つれそった夫 誠男さんが 71 00:06:15,100 --> 00:06:17,330 どうぞ。 72 00:06:17,330 --> 00:06:19,930 いただきま〜す。 73 00:06:24,100 --> 00:06:26,170 おいしい…。 74 00:06:26,170 --> 00:06:29,260 うわ〜 よかったあ。 75 00:06:33,330 --> 00:06:39,200 ここで民宿をしていた。 ◁つたゑさんは昔 76 00:06:39,200 --> 00:06:42,030 にぎやかだった日々を思うと 77 00:06:42,030 --> 00:06:47,590 今は さみしいのかな… と思っていたら▷ 78 00:06:47,590 --> 00:07:00,700 よっちょいせ ♬ 雪はふるふる 昨日も今日も 79 00:07:00,700 --> 00:07:05,840 ◁民謡 習字 絵手紙。 80 00:07:05,840 --> 00:07:10,590 びっくりするほど 多趣味な人だった▷ つたゑさんは 81 00:07:10,590 --> 00:07:14,590 ♬ 歌で励まし… 82 00:07:16,800 --> 00:07:23,100 服を作ることだ▷ ◁なかでも 一番好きなのは洋裁。 83 00:07:29,130 --> 00:07:31,500 こう。 フフッ。 84 00:07:31,500 --> 00:07:33,700 そう? かわいい。 85 00:07:35,700 --> 00:07:40,100 似合います。 アハハッ! 86 00:07:40,100 --> 00:07:45,230 今は まあね そう…。 87 00:07:45,230 --> 00:07:52,430 楽しんでるっていう。 あの… 我慢してきた分を 88 00:07:55,530 --> 00:07:59,200 ◁昔 この村では冬になると 89 00:07:59,200 --> 00:08:01,300 ほとんどの家の男性が 90 00:08:01,300 --> 00:08:03,700 出稼ぎに行っていたらしい▷ 91 00:08:05,670 --> 00:08:10,100 窓まで積もった雪を かいたり ◁つたゑさんは 92 00:08:10,100 --> 00:08:13,000 農作業で 機械を動かしたり 93 00:08:13,000 --> 00:08:19,800 くたくたになりながら 家を守っていた▷ 毎日 やるべきことに追われて 94 00:08:21,700 --> 00:08:23,930 もう 機械や何か壊れても 95 00:08:23,930 --> 00:08:28,430 やってたから。 自分が壊れなきゃいいわ〜っていって 96 00:08:30,700 --> 00:08:35,500 ◁ずっと 誰かのために使っていた時間。 97 00:08:35,500 --> 00:08:42,300 今の自分の時間も輝く。 でも そういう時間があったからこそ 98 00:08:42,300 --> 00:08:47,530 豊かに過ごすことができる。 一人の時間を 99 00:08:47,530 --> 00:08:51,430 私には そう思えた▷ 100 00:08:53,330 --> 00:08:58,260 私 もうすぐ 30になるんですよ。 つたゑさん 101 00:08:58,260 --> 00:09:01,930 私たち 30前 どうしてたかなあと思って。 102 00:09:01,930 --> 00:09:12,330 よく生きてた くらいな生活でした。 ほんと… まあ 働くだけでしたけど 103 00:09:12,330 --> 00:09:22,330 うん 頑張って。 まだ 40代があって 50代60代70代80代。 104 00:09:22,330 --> 00:09:26,200 まあ 谷あり山ありだから。 105 00:09:26,200 --> 00:09:31,700 そりゃありますよ いろいろ。 ねえ 大変だけれども 106 00:09:34,840 --> 00:09:41,670 いいばっかじゃないと思います。 誰もが もう 107 00:09:41,670 --> 00:09:44,360 はい…。 108 00:09:48,360 --> 00:09:51,560 頑張りましょう。 109 00:09:53,200 --> 00:09:57,900 今度 かす汁を作ります。 110 00:09:57,900 --> 00:10:04,100 元気なんですか?」と聞いてみたら ◁「つたゑさん どうして そんなに 111 00:10:04,100 --> 00:10:09,900 おみそ汁の作り方を教えてくれた▷ この村の冬を乗り切る 112 00:10:09,900 --> 00:10:16,590 体が 非常にあったまるので 冬は。 かすを入れるのはね 113 00:10:16,590 --> 00:10:20,840 野沢を これで入れて 野沢菜もあるから 114 00:10:20,840 --> 00:10:23,930 みそ入れれば 出来上がります。 115 00:10:28,500 --> 00:10:31,360 できますかね? 私も つたゑさんみたいに 116 00:10:31,360 --> 00:10:33,770 (つたゑ)あ〜 できる。 かんた〜ん。 117 00:10:33,770 --> 00:10:36,070 フフッ やって下さ〜い。 118 00:10:36,070 --> 00:10:39,870 フフッ はい。 119 00:10:41,590 --> 00:10:45,070 ◁お土産にもらった 大根とキャベツ。 120 00:10:45,070 --> 00:10:51,070 不思議と気持ちが落ち着く▷ おなかの前で抱えてると 121 00:10:52,800 --> 00:10:55,070 ◁小谷村で生きていたら 122 00:10:55,070 --> 00:11:00,030 たくましくなれるのかな…▷ つたゑさんみたいに 123 00:11:00,030 --> 00:11:04,590 ♬〜 124 00:11:04,590 --> 00:11:08,360 知りたくなった。 ◁もっと この村の人たちが 125 00:11:08,360 --> 00:11:14,170 今度は山に行った▷ 林業をしている人がいると聞き 126 00:11:20,930 --> 00:11:24,130 ◁あの人たちかな?▷ 127 00:11:28,670 --> 00:11:36,740 (伐採音) 128 00:11:36,740 --> 00:11:39,530 えっ 若っ! 129 00:11:43,500 --> 00:11:48,100 (伐採音) 130 00:11:48,100 --> 00:11:50,670 ◁彼は 洞地流雲さん。 131 00:11:50,670 --> 00:11:54,670 話を聞いたら 小谷村で生まれ育って 132 00:11:54,670 --> 00:11:59,360 20歳▷ 村の林業の会社に就職したばっかりの 133 00:11:59,360 --> 00:12:02,770 お〜 すご〜い。 134 00:12:06,970 --> 00:12:09,770 失敗です。 フフフッ! 135 00:12:11,500 --> 00:12:15,200 そうなんですか? ミスったな〜。 136 00:12:19,870 --> 00:12:23,970 撮ってもらえばよかった。 ヘヘヘッ。 もっと うまくいったとこ 137 00:12:26,100 --> 00:12:30,700 俺は 林業っていう仕事が楽しいんで。 138 00:12:32,500 --> 00:12:35,400 チェーンソーを使うのも 重機 乗ってるのも 139 00:12:35,400 --> 00:12:40,170 山のことは。 その林業のために考えてる 何か 140 00:12:40,170 --> 00:12:43,770 特に好きっすね。 141 00:12:53,100 --> 00:12:59,500 木と会話してるみたいだった▷ ◁山にいる洞地さんは 142 00:13:03,770 --> 00:13:09,560 地元の集落にあるらしい▷ ◁そんな彼の原点は 143 00:13:11,530 --> 00:13:19,230 雪まみれになって 帰る。 フフッ。 ここで 制服も汚して 144 00:13:19,230 --> 00:13:21,430 しょっちゅうでした。 145 00:13:26,460 --> 00:13:31,360 100人くらいは いたと思います。 (洞地)ここの集落に 146 00:13:31,360 --> 00:13:37,170 今 もう… 20世帯はないっすね。 147 00:13:39,030 --> 00:13:43,670 みんな… みんな出ていっちゃって… 148 00:13:43,670 --> 00:13:46,970 さみしくはあるんすけど。 149 00:13:48,870 --> 00:13:53,170 ◁洞地さんは 4人きょうだいの次男。 150 00:13:53,170 --> 00:13:58,000 他のきょうだいは みんな村を出た。 151 00:13:58,000 --> 00:14:03,500 ここにとどめたのが 林業▷ そんな洞地さんを 152 00:14:06,670 --> 00:14:10,070 ◁小学生の頃 不登校だった。 153 00:14:10,070 --> 00:14:18,770 現場に連れていってくれた▷ そんな時 林業をしている近所の人が 154 00:14:18,770 --> 00:14:23,170 (裂けていく音) 155 00:14:25,170 --> 00:14:27,400 ◁チェーンソー ひとつで 156 00:14:27,400 --> 00:14:29,740 自分より何倍も大きい木を 157 00:14:29,740 --> 00:14:31,800 一人で倒している姿に 158 00:14:31,800 --> 00:14:35,530 目を奪われたそうだ▷ 159 00:14:35,530 --> 00:14:37,740 (倒れていく音) 160 00:14:40,360 --> 00:14:47,130 すごい かっこよかったっすね。 その 林業してる姿が 161 00:14:47,130 --> 00:14:51,970 やっぱ… 何だろうな 162 00:14:51,970 --> 00:14:54,870 俺が憧られるような… 163 00:14:54,870 --> 00:15:00,100 頑張りたいですね。 憧れた人みたいになれるように 164 00:15:00,100 --> 00:15:03,900 今の伐倒じゃ まだまだっすね。 165 00:15:10,840 --> 00:15:15,430 ◁もう 十分 立派だと思うけど…。 166 00:15:15,430 --> 00:15:17,740 林業を知りたい。 167 00:15:17,740 --> 00:15:21,400 大きな木を切ってみたいという願いが あんなふうに 168 00:15:21,400 --> 00:15:25,000 洞地さんを強くしたのかもしれない▷ 169 00:15:25,000 --> 00:15:29,400 (研ぐ音) 170 00:15:29,400 --> 00:15:35,130 会ってみたいと思った▷ ◁洞地さんを林業に導いた人に 171 00:15:35,130 --> 00:15:41,330 (研ぐ音) 172 00:15:44,130 --> 00:15:47,070 ◁雪が降りしきる中▷ 173 00:15:47,070 --> 00:15:49,330 ヤァ! 174 00:15:49,330 --> 00:15:52,870 ◁山の神様に みんなの幸せをお願いする 175 00:15:52,870 --> 00:15:55,100 伝統のお祭り▷ 176 00:15:55,100 --> 00:15:57,030 ヨォ! 177 00:15:57,030 --> 00:16:00,640 ◁流雲くんと 憧れの人・北村さんは 178 00:16:00,640 --> 00:16:04,640 神の化身の鬼役を担うらしい▷ 179 00:16:07,300 --> 00:16:10,800 ◁あ この人かな?▷ 180 00:16:14,000 --> 00:16:17,870 あの〜 流雲くんの憧れの方ですか? 181 00:16:17,870 --> 00:16:20,400 アハハハ! 182 00:16:20,400 --> 00:16:22,400 憧れかどうか あれですけどね。 いや まあまあ 183 00:16:22,400 --> 00:16:25,900 結構 けちょんけちょん言われます。 アハハハッ! もう いつも 184 00:16:25,900 --> 00:16:27,870 そんなことない。 アハハハッ! 185 00:16:27,870 --> 00:16:31,100 (北村)まあまあ まあ まあね まあまあ。 そんなことない そんなことない。 186 00:16:31,100 --> 00:16:33,700 うれしいですよ。 ハハッ! あの うん 気持ちがあるっていうだけで 187 00:16:33,700 --> 00:16:35,740 まあね その中でね 188 00:16:35,740 --> 00:16:38,530 何か いるっていうのは まあ こういう 次の世代が 189 00:16:38,530 --> 00:16:42,700 希望の光があるのは 何か ほんとに 希望の光がね 190 00:16:42,700 --> 00:16:45,000 ほんとに 正直うれしいところですね。 191 00:16:45,000 --> 00:16:47,970 あの 祭りのこと しっかり… で こうやってね まあまあ 192 00:16:47,970 --> 00:16:52,740 やってくれながらっていうのは うん ねっ あの… うん まあ 193 00:16:52,740 --> 00:16:57,530 うん ねっ。 ほんとに うん 大きい希望です。 194 00:16:57,530 --> 00:16:59,500 (北村)何だ 泣いてねえよ。 (洞地)な 泣いてる? 195 00:16:59,500 --> 00:17:01,500 アハハハッ! 196 00:17:01,500 --> 00:17:07,300 (太鼓) 197 00:17:07,300 --> 00:17:12,930 ◁実は 私が泣きそうだった。 198 00:17:12,930 --> 00:17:18,330 流雲くんは まっすぐな炎をともし 憧れの人の隣で 199 00:17:18,330 --> 00:17:21,030 きらめいている▷ 200 00:17:22,840 --> 00:17:48,930 (雄たけび) 201 00:17:55,700 --> 00:18:00,300 ◁小谷村に来て もうすぐ半年。 202 00:18:00,300 --> 00:18:05,030 初めての冬も 終わりが近づいています。 203 00:18:05,030 --> 00:18:08,900 ここへ来て 最初の3か月 204 00:18:08,900 --> 00:18:16,430 世界から孤立していました。 私は 部屋から出ることができず 205 00:18:16,430 --> 00:18:19,800 たくさんの人に囲まれた東京とは 206 00:18:19,800 --> 00:18:23,500 また違った さみしさがありました。 207 00:18:23,500 --> 00:18:25,970 でも…。 208 00:18:25,970 --> 00:18:33,400 村の人たちに出会って 気付きました▷ ふとしたきっかけで 外へ出て 209 00:18:33,400 --> 00:18:45,430 ♬〜 210 00:18:45,430 --> 00:18:49,840 自分の孤独を抱えながら ◁みんな それぞれ 211 00:18:49,840 --> 00:18:52,100 一人で過ごしたり 212 00:18:52,100 --> 00:18:54,430 人とつながったり 213 00:18:54,430 --> 00:18:56,900 毎日 生きている▷ 214 00:18:56,900 --> 00:19:07,590 ♬〜 215 00:19:07,590 --> 00:19:12,430 ◁だから私も その孤独を抱えたまま 216 00:19:12,430 --> 00:19:18,030 生活を 時間を 目の前の世界を 217 00:19:18,030 --> 00:19:22,030 見つめられるようになりたい▷ もっと おおらかに 218 00:19:27,800 --> 00:19:35,000 手紙 また書きます▷ ◁この村に来てよかった。 219 00:19:35,000 --> 00:19:42,000 ♬〜