1 00:00:01,030 --> 00:00:09,200 ♬〜 2 00:00:09,200 --> 00:00:16,070 伝説のシンセサイザーが誕生した。 およそ半世紀前 3 00:00:16,070 --> 00:00:18,560 その名も… 4 00:00:28,530 --> 00:00:30,530 あったと。 …が SYSTEMー700には 5 00:00:32,200 --> 00:00:37,000 アーティストは… こよい SYSTEMー700と出会う 6 00:00:41,930 --> 00:00:48,130 魅力のDTMユニットだ。 往年の機材を駆使した 独自のサウンドが 7 00:00:50,560 --> 00:00:55,070 パッチして 伝説のシンセサイザーを そんな彼らが 8 00:00:55,070 --> 00:00:59,070 スペシャルライブを披露する。 一度限りの 9 00:01:03,200 --> 00:01:05,700 「PATCH THE WORLD AGAIN」。 10 00:01:11,740 --> 00:01:14,200 (西山)すごいね。 11 00:01:14,200 --> 00:01:17,740 (柴田)はい。 まず 電源を入れてみます。 12 00:01:17,740 --> 00:01:19,770 あっ すごいですね。 あっ 振れました。 13 00:01:19,770 --> 00:01:24,400 ああ〜。 存在感がやっぱり すごいありますよね。 14 00:01:24,400 --> 00:01:30,100 西山真登と柴田 碧の2人組。 パソコン音楽クラブは 15 00:01:32,560 --> 00:01:36,870 この日が初めて。 SYSTEMー700に触れるのは 16 00:01:38,430 --> 00:01:40,430 俺… 17 00:01:46,100 --> 00:01:51,560 楽器に抱く こう 感情じゃないよね。 対面! って感じよね。 あんまり 18 00:01:51,560 --> 00:01:55,360 感じますね。感じますね。 うん 「みろやい」の感じを。 19 00:01:57,070 --> 00:01:59,770 SYSTEMー700は… 20 00:02:12,070 --> 00:02:16,560 音を変化させる役割があります。 それぞれに 21 00:02:16,560 --> 00:02:18,500 (シンセサイザーの音) 22 00:02:18,500 --> 00:02:22,360 モジュール同士をつなぎ合わせることで 23 00:02:22,360 --> 00:02:26,360 さまざまな音を作ることができるんです。 24 00:02:28,070 --> 00:02:30,000 あっ きたね。あっ あ〜! (シンセサイザーの音) 25 00:02:30,000 --> 00:02:32,400 あっ そうですか! ここに最後 ミキサーがあったみたいですね。 26 00:02:32,400 --> 00:02:35,740 よかった よかった。 27 00:02:35,740 --> 00:02:38,070 時間で変化して…。 階層を変えると…。 28 00:02:38,070 --> 00:02:40,000 あっ 何か起きそうな…。 29 00:02:40,000 --> 00:02:43,560 (シンセサイザーの音) 30 00:02:43,560 --> 00:02:47,970 (笑い) ピー ボカン! っつって。 31 00:02:53,740 --> 00:02:58,560 シンセサイザーの ちょっと… 32 00:02:58,560 --> 00:03:01,870 …が すごいですね。 33 00:03:10,560 --> 00:03:13,070 …のかなっていうふうに思いますよね。 34 00:03:14,740 --> 00:03:20,590 当時の楽曲を聴いてみます。 SYSTEMー700の魅力を探るため 35 00:03:20,590 --> 00:03:22,590 このレコードは持ってますね。 36 00:03:22,590 --> 00:03:24,740 ああ 冨田 勲先生の…。 37 00:03:24,740 --> 00:03:28,560 使われてるってことですよね。う〜ん。 ちゃんと この 38 00:03:28,560 --> 00:03:30,500 はい。 聴いてみますか。 39 00:03:30,500 --> 00:03:34,260 これは モーグのイメージがあったけど。ねえ。 (レコード) 40 00:03:34,260 --> 00:03:38,070 いい音。 41 00:03:38,070 --> 00:03:41,070 書いてあるところの この「ROLAND SYNTHESIZER」って 42 00:03:41,070 --> 00:03:43,930 この一部ですね。 700番台っていうのが…。 43 00:03:43,930 --> 00:03:48,770 フェーズシフターとか。 この仲間たち。 44 00:03:48,770 --> 00:03:53,870 なるほど それはあまり知らなかったな。 (2人)へえ〜。 45 00:03:56,400 --> 00:04:00,430 SYSTEMー700は NHKにも導入され 46 00:04:00,430 --> 00:04:06,560 使われていたそう。 番組のBGMや 音作りにも 47 00:04:06,560 --> 00:04:14,740 ♬〜 48 00:04:14,740 --> 00:04:20,900 広大なアマゾン流域には ◁湿原を飛ぶ シラサギの群れ。 49 00:04:20,900 --> 00:04:23,930 至る所に こうした湿地帯が広がり 50 00:04:23,930 --> 00:04:28,640 日本列島の倍近いと言われています▷ 湿地帯の面積だけでも 51 00:04:31,070 --> 00:04:33,400 ねえ。 てっきりさ SFっぽいものとか…。 52 00:04:33,400 --> 00:04:38,900 思ったら 大自然。大自然。 近未来の音楽 映像につけてるかと 53 00:04:38,900 --> 00:04:41,500 何か その… 54 00:04:53,740 --> 00:05:00,530 創業間もない大阪の楽器メーカー。 SYSTEMー700を生み出したのは 55 00:05:00,530 --> 00:05:03,930 その発売翌年に入社した… 56 00:05:08,230 --> 00:05:12,740 レジェンド。 世界中で愛される楽器を開発してきた 57 00:05:18,330 --> 00:05:21,930 社員にとっては… SYSTEMー700はですね 58 00:05:29,000 --> 00:05:34,330 作る。 大型システムシンセサイザーを 海外に負けない 59 00:05:34,330 --> 00:05:39,000 挑戦が 始まりだった。 創業者が打ち立てた 60 00:05:39,000 --> 00:05:41,000 もう みんな驚いたわけです。 61 00:05:41,000 --> 00:05:45,770 F1の車みたいなもんですよ。 ホンダさんの 62 00:05:45,770 --> 00:05:48,500 それだけのインパクト あったんです。 63 00:05:48,500 --> 00:05:53,300 日本の技術力を 世界に示したい。 64 00:05:55,000 --> 00:06:00,000 この回路に詰まっている。 そんな技術者たちの思いが 65 00:06:02,500 --> 00:06:09,360 電圧を調整する抵抗の配置。 試行錯誤の末 作り出したのは 66 00:06:09,360 --> 00:06:13,070 (菊本)相当 苦労したおかげでですね… 67 00:06:19,330 --> 00:06:21,640 お褒めをいただきましたですよ。 68 00:06:23,200 --> 00:06:25,200 ここで生まれた音は 69 00:06:25,200 --> 00:06:28,590 その後の楽器作りにも 受け継がれている。 70 00:06:30,840 --> 00:06:35,500 今ある世の中だと取れるわけですよ。 (菊本)今はサンプリングで どんな音でも 71 00:06:35,500 --> 00:06:39,000 みんな 知ってる音ですね。 それは いい音もありますけど 72 00:06:39,000 --> 00:06:41,700 そうじゃなしに もっと… 73 00:06:46,130 --> 00:06:49,740 (菊本)リアルな音だけじゃなしに… 74 00:07:00,670 --> 00:07:05,170 独自のサウンドを求めた一人… 75 00:07:11,000 --> 00:07:16,200 なぜだったんだろう。 SYSTEMー700を番組で使ったのは 76 00:07:17,770 --> 00:07:20,130 SYSTEMー700っていうのはね 77 00:07:20,130 --> 00:07:26,330 豊かに内蔵されてる機械ですから 非常にその 音源が 78 00:07:26,330 --> 00:07:28,840 それだけ その… 79 00:07:47,200 --> 00:07:50,400 まあ 一つは願いみたいなものかな。 80 00:07:55,840 --> 00:07:59,500 1976年の発売以来 81 00:07:59,500 --> 00:08:03,200 愛用している… 今もSYSTEMー700を 82 00:08:05,840 --> 00:08:08,670 アニメの劇伴など これまでに 83 00:08:08,670 --> 00:08:10,970 多くの楽曲を手がけてきた。 84 00:08:12,530 --> 00:08:14,530 SYSTEMー700とは… 85 00:08:17,840 --> 00:08:19,770 それを 10代の夢をいまだに 86 00:08:19,770 --> 00:08:22,770 みたいな感じですよね。 60過ぎても引っ張ってる私 87 00:08:29,100 --> 00:08:31,400 じゃあ もう… 88 00:08:37,130 --> 00:08:41,430 マジであの 寝込みました。 これ 返せんのかなとか思って 89 00:08:43,000 --> 00:08:46,800 (安西)この辺のサウンドが… 90 00:08:50,700 --> 00:08:55,500 ハイが立ったような感じ。 SYSTEMー700の音の特徴っていうのは 91 00:08:55,500 --> 00:09:00,130 それが特徴のような気がしますよね。 妙にその エッジのある音っていうか 92 00:09:00,130 --> 00:09:03,670 感じだったんですけど モーグは こう 地面にドーンとくるような 93 00:09:03,670 --> 00:09:06,560 上の方に突き抜けるような 700は何か こう 94 00:09:06,560 --> 00:09:09,530 そういう感じのイメージ。 95 00:09:09,530 --> 00:09:12,000 ものすごく 整合性がとれてて 96 00:09:12,000 --> 00:09:14,670 その効き具合ですね。 例えば フィルターに対する 97 00:09:14,670 --> 00:09:19,000 ミックスすることができたんですね。 これを いろんなとこから信号をつないで 98 00:09:19,000 --> 00:09:21,500 それだけ… 99 00:09:29,000 --> 00:09:37,130 そんな可能性を秘めていた SYSTEMー700。 これまでにない音を生み出せる。 100 00:09:37,130 --> 00:09:42,530 完成した楽器の音が組み込まれた… ところが 80年代 101 00:09:47,330 --> 00:09:50,670 すぐに演奏できる手軽さの陰に隠れ 102 00:09:50,670 --> 00:09:54,460 SYSTEMー700は 忘れ去られてしまった。 103 00:09:58,000 --> 00:10:01,400 パソコン音楽クラブが 今 再び 104 00:10:01,400 --> 00:10:03,740 SYSTEMー700での演奏に挑みます。 105 00:10:03,740 --> 00:10:06,640 こんにちは 川添です。 はじめまして。 106 00:10:06,640 --> 00:10:08,590 西山といいます。 パソコン音楽クラブの 107 00:10:08,590 --> 00:10:11,900 よろしくお願いします。 よろしくお願いいたします。 柴田と申します。 108 00:10:11,900 --> 00:10:17,200 川添みのるさんから シンセサイザー界のレジェンド 109 00:10:17,200 --> 00:10:19,800 学びます。 音作りの極意を 110 00:10:23,400 --> 00:10:25,740 作りますけど…。ああ〜。 今 これ フルートの音を 111 00:10:25,740 --> 00:10:30,300 音を 変化をつけるわけですけど…。 フルートの音はまず このオシレーターの 112 00:10:30,300 --> 00:10:38,740 ♬〜 113 00:10:38,740 --> 00:10:42,430 ちょっと ゆっくりにします。 これだと ちょっと立ち上がり 早いんで 114 00:10:44,400 --> 00:10:47,740 あと 手 離してもフッて消えないで 柔らかく入って。 115 00:10:47,740 --> 00:10:51,560 ああ そうですよね フーッて。 フッ フーッて。 116 00:10:51,560 --> 00:10:55,400 例えば で このエンベロープを使って 117 00:10:55,400 --> 00:11:00,200 作ります。 この 吹いた時だけの息の音を 118 00:11:00,200 --> 00:11:03,100 ノイズを使うんですね。 あ〜 ノイズを使うんですね? 119 00:11:03,100 --> 00:11:06,400 あれですよね 息をこう フーッてやった時の。 これをフィルターに入れて。 120 00:11:06,400 --> 00:11:09,430 このように フッフッて音と…。 そうですね。 121 00:11:09,430 --> 00:11:15,070 シュッシュッて音を混ぜてて。 (シンセサイザーの音) 122 00:11:15,070 --> 00:11:19,400 ♬〜 123 00:11:19,400 --> 00:11:23,000 こういうので作ってた時代の方って… ものすごく 124 00:11:29,070 --> 00:11:32,740 それをどうするんだっていう手段を… 125 00:11:32,740 --> 00:11:35,430 (西山 柴田)ああ〜。 …みたいなことだと思うんですよね。 126 00:11:46,200 --> 00:11:49,740 あ〜。 左にスライド。 こう。 127 00:11:49,740 --> 00:11:53,640 お〜 きましたね。 128 00:11:57,070 --> 00:12:00,930 ライブに向けて SYSTEMー700を使った 129 00:12:00,930 --> 00:12:04,840 自宅のスタジオで 音作りが始まりました。 130 00:12:07,700 --> 00:12:13,000 パソコンをパッチ。 まずは 半世紀前のシンセサイザーと 131 00:12:15,400 --> 00:12:19,260 そもそもさ 音 止まるよね。 132 00:12:19,260 --> 00:12:23,130 CVやから…。 133 00:12:23,130 --> 00:12:25,070 きた! 134 00:12:25,070 --> 00:12:28,900 きました〜! きましたね。 135 00:12:28,900 --> 00:12:32,560 無事 つながりました。 136 00:12:32,560 --> 00:12:38,200 SYSTEMー700で再構築していくみたい。 彼らのオリジナル曲を 137 00:12:38,200 --> 00:12:40,260 はいはい はいはい。 138 00:12:40,260 --> 00:12:44,000 こう 展開に合わせて 音も若干ね。 139 00:12:44,000 --> 00:12:48,930 この音が結構 いい感じなんで。 140 00:12:48,930 --> 00:12:52,230 そうね。 これを1回 この…。 141 00:12:55,400 --> 00:13:00,200 音を一つ一つ 丁寧に作っていきます。 142 00:13:00,200 --> 00:13:06,070 ♬〜 143 00:13:06,070 --> 00:13:11,740 かかったような ずれが出て。 ああ いいですね。 ちょっとコーラスが 144 00:13:11,740 --> 00:13:15,070 ちょっと もう少しブライトにしたいね。 145 00:13:15,070 --> 00:13:19,400 こうすると ブライトになって。 146 00:13:19,400 --> 00:13:22,360 ♬〜 147 00:13:22,360 --> 00:13:27,740 ハイハット? う〜ん 何から始めましょうかね? 148 00:13:27,740 --> 00:13:31,560 何か チキチキチキ みたいな。 ハイハットを変える? 149 00:13:31,560 --> 00:13:35,070 次は ドラムの音作り。 150 00:13:35,070 --> 00:13:38,900 そうやるんですね。いや 分かんない。 そのハイハットの作り方 初めて見た。 151 00:13:38,900 --> 00:13:40,840 違うと思う。 (笑い声) 152 00:13:40,840 --> 00:13:47,070 僕だと え〜と もう…。 柴田君だと どう作ります? 153 00:13:47,070 --> 00:13:58,400 (シンセサイザーの音) 154 00:13:58,400 --> 00:14:00,400 以上かも。 155 00:14:00,400 --> 00:14:05,740 とか。 アタックのない音で。 あ〜 このぐらいの 156 00:14:05,740 --> 00:14:09,400 (シンセサイザーの音) じゃあ これでいきますか。 157 00:14:09,400 --> 00:14:13,740 これが 今鳴ってるハイハット。 これが さっき作ったキックで 158 00:14:13,740 --> 00:14:15,670 ちゃんと ドラムになったね。 159 00:14:15,670 --> 00:14:18,900 ♬〜 160 00:14:18,900 --> 00:14:20,930 この 微妙な変化。 161 00:14:20,930 --> 00:14:26,640 ♬〜 162 00:14:26,640 --> 00:14:30,900 16分なんですけど。あ〜 OKです。 もう1パート いってもいいですか。 163 00:14:30,900 --> 00:14:33,740 ごめんなさい。 ちょっと楽しくなってきてしまった。 164 00:14:33,740 --> 00:14:37,400 LFOを送ったら どうなるのかな。 165 00:14:37,400 --> 00:14:39,330 お〜 すごい! 166 00:14:39,330 --> 00:14:41,900 ♬〜 167 00:14:41,900 --> 00:14:46,740 お〜 かっこいいね。 168 00:14:46,740 --> 00:14:50,400 変わるっていう。あっ そうそうそう…。 毎回 音が鳴るごとに チュクチュクの感じが 169 00:14:50,400 --> 00:14:52,460 ♬〜 170 00:14:52,460 --> 00:14:58,130 お〜 すごい かっこいい! 171 00:14:58,130 --> 00:15:01,840 こう 労力が今よりもずっと 1つ音を出すにも 172 00:15:01,840 --> 00:15:05,930 かかるので やっぱり… ソフトとかよりも 173 00:15:14,400 --> 00:15:19,230 びっくりっていう楽しさが結構あって この音 鳴るんだみたいな 174 00:15:19,230 --> 00:15:23,430 すごい 気持ちが上がって… 175 00:15:26,840 --> 00:15:31,000 ♬〜 176 00:15:31,000 --> 00:15:35,800 2人がSYSTEMー700と過ごしたのは 5日間。 177 00:15:42,500 --> 00:15:44,500 はい。 178 00:15:47,840 --> 00:15:49,840 はい はい はい。 179 00:15:53,130 --> 00:15:58,000 1CHと2CHを この オシレーターが3つあったので この3つ。 180 00:15:58,000 --> 00:16:02,870 シーケンスに使って 「タタンタタンタタンタン」っていってる 181 00:16:02,870 --> 00:16:06,500 思ってます。 3で ソロを弾こうかなっていうふうに 182 00:16:06,500 --> 00:16:10,130 (キーボードの音) この鍵盤で…。 183 00:16:10,130 --> 00:16:14,970 この3からだけ 音が。 みたいな こういうことするのは 184 00:16:14,970 --> 00:16:17,870 あるんですけど ちょっと複雑なルーティングでは 185 00:16:17,870 --> 00:16:20,330 結構やれるなっていう感じです。 186 00:16:20,330 --> 00:16:24,930 これで ライブに臨みたいと思いま〜す。 187 00:16:35,330 --> 00:19:39,200 ♬〜 188 00:19:39,200 --> 00:19:41,900 ♬〜