1 00:00:02,003 --> 00:00:12,012 ♪~ 2 00:00:13,848 --> 00:00:14,482 (女性) あると思います。 3 00:00:14,548 --> 00:00:17,485 (女性) あります。 (女性) 絶対 あると思います。 4 00:00:17,551 --> 00:00:19,487 (学生) 携帯にも 600件 登録してあるし。→ 5 00:00:19,553 --> 00:00:21,489 ケンカしたこと ないよね? (学生) ないと思う。 6 00:00:21,555 --> 00:00:23,491 (学生) すごくない? 親友ですよ。 7 00:00:23,557 --> 00:00:25,493 (学生) もう ずっと。 8 00:00:25,559 --> 00:00:27,495 (女性) 女友達って 最高だって なるわよ!→ 9 00:00:27,561 --> 00:00:29,497 ホントだから。 10 00:00:29,563 --> 00:00:32,500 (女性) あると思います。 (女性) 女同士なら あるけど→ 11 00:00:32,566 --> 00:00:35,503 男が入ったら ないでしょ。 (女性たち) えーっ! 12 00:00:35,569 --> 00:00:39,507 (男性) 本日 こな屋では 17時より クリスマス 特別サービスを→ 13 00:00:39,573 --> 00:00:42,510 実施しておりまーす! (女性) 本日かぎりの 大サービスです! 14 00:00:42,576 --> 00:00:44,512 (女性) カップルに1杯 ビール サービス。 (女性) よろしく お願いします! 15 00:00:44,578 --> 00:00:47,515 (男性) よろしく お願いします! (女性) お願いします! 16 00:00:47,581 --> 00:00:52,520 (小豆) クリスマス デートか。 いいなぁ。→ 17 00:00:52,586 --> 00:00:54,522 で どこで? (小麦) ロイヤルスターホテル。 18 00:00:54,588 --> 00:00:56,524 (小豆) すっごい。 ねっ。 あそこのレストラン 有名だよね? 19 00:00:56,590 --> 00:00:58,526 (小豆) 確か 2カ月先まで→ 20 00:00:58,592 --> 00:01:00,528 予約で いっぱいだって テレビで 言ってた。→ 21 00:01:00,594 --> 00:01:04,465 さすが 佐伯さん。 ポイント 押さえてるぅ。 22 00:01:04,532 --> 00:01:07,468 (和夫) 小麦よ。 さっきから 何 ぱたぱた やってんだよ。→ 23 00:01:07,535 --> 00:01:09,470 クリスマス デートだか 何だか 知らないけどよ→ 24 00:01:09,537 --> 00:01:12,473 自信 持って 行ってこいよ。 何てったって ほら。→ 25 00:01:12,540 --> 00:01:14,475 お前は 俺に似て もとが いいんだからよ。 26 00:01:14,542 --> 00:01:16,477 (小麦) うるさい。 (和夫) ハハッ。 27 00:01:16,544 --> 00:01:19,480 (小豆) あっ。 これ もしかして 例の 限定品の時計? 28 00:01:19,547 --> 00:01:23,484 (小豆) 奮発したねぇ。 ってことは→ 29 00:01:23,551 --> 00:01:25,486 お返しは プロポーズだったりして。 30 00:01:25,553 --> 00:01:27,488 (小麦) えっ? 31 00:01:27,555 --> 00:01:29,490 (小豆) だって そろそろ 付き合って 2年でしょ? 32 00:01:29,557 --> 00:01:32,560 お姉だって 内心は そう思ってるんじゃないの? 33 00:01:34,562 --> 00:01:36,497 (小麦) いってきまーす。 (和夫) ああ。 34 00:01:36,564 --> 00:01:38,499 (妙子) いってらっしゃい。 (和夫) おい。 だけどよ→ 35 00:01:38,566 --> 00:01:41,502 うまくいきゃあ 肩の荷が 下りるってもんだよな。 ハハハ。 36 00:01:41,569 --> 00:01:43,504 (小豆) 結婚 決まっちゃったら さみしいくせに。 37 00:01:43,571 --> 00:01:47,575 何 言ってやがんだ。 俺は もう 万々歳だっつうの。 38 00:01:52,580 --> 00:01:57,518 (小麦) どうしたの? このソース 濃厚で おいしいよ。 39 00:01:57,585 --> 00:01:59,587 フフッ。 (佐伯) うん。 40 00:02:04,525 --> 00:02:07,461 (佐伯) あのさ。 41 00:02:07,528 --> 00:02:09,463 (小麦) は… はい。 42 00:02:09,530 --> 00:02:12,466 >> 別れよう 小麦。 (小麦) えっ? 43 00:02:12,533 --> 00:02:14,468 (佐伯) 小麦は 仕事もできるし 強い女だ。 44 00:02:14,535 --> 00:02:16,470 俺なんか いなくても 生きていける。 45 00:02:16,537 --> 00:02:18,472 俺 分かったんだ。→ 46 00:02:18,539 --> 00:02:21,475 俺みたいな男に 小麦は もったいない女性だよ。 47 00:02:21,542 --> 00:02:25,479 小麦だって 別な男を選んだ方が 幸せになれる。 48 00:02:25,546 --> 00:02:28,482 📱 49 00:02:28,549 --> 00:02:30,484 じゃ 俺 行くわ。 50 00:02:30,551 --> 00:02:32,486 (小麦) あっ。 ああっ。 ちょ… ちょっと待って。 51 00:02:32,553 --> 00:02:35,489 (佐伯) ごめん ごめん。 会議 長引いちゃってさ。→ 52 00:02:35,556 --> 00:02:37,491 うん。 今 出るとこ。 えっ?→ 53 00:02:37,558 --> 00:02:39,493 まさか 俺が 浮気なんか するわけないだろう?→ 54 00:02:39,560 --> 00:02:42,496 俺には 美咲だけだって。→ 55 00:02:42,563 --> 00:02:45,499 お前のために オーシャンビューの 部屋も 予約したんだから。→ 56 00:02:45,566 --> 00:02:48,569 今夜は 寝かさないぞ。 フフッ。 57 00:02:55,576 --> 00:02:59,513 (小麦) ふざけんじゃないわよ! この 浮気者! 58 00:02:59,580 --> 00:03:01,448 (客たち) キャー! 59 00:03:01,515 --> 00:03:03,450 (佐伯) ああっ。 60 00:03:03,517 --> 00:03:07,454 (小麦) あんたね 人を バカにしといて すんなり許されると思ってんの!? 61 00:03:07,521 --> 00:03:09,456 (佐伯) しゃれになんない。 しゃれに…。 しゃれになら…。 62 00:03:09,523 --> 00:03:13,460 (小麦) この2年間 返せー! 63 00:03:13,527 --> 00:03:16,530 (佐伯) じゃあね。 64 00:03:25,539 --> 00:03:29,543 (小麦) それ 出してください。 (従業員) は… はい! 65 00:03:38,552 --> 00:03:41,488 (小麦) あー。 うえっ。 66 00:03:41,555 --> 00:03:46,560 ああ 気持ち悪い。 ハァ ハァ…。 67 00:03:51,565 --> 00:03:55,502 (小麦) ⟨思えば 私は いつも 言いたいことも言えず→ 68 00:03:55,569 --> 00:03:57,504 我慢して 生きてきた⟩ 69 00:03:57,571 --> 00:04:01,442 (児童)《何か しゃべれよ 眼鏡》 (児童)《何とか言えよ》 70 00:04:01,508 --> 00:04:04,445 (小麦) ⟨いじめに遭って 登校拒否になったのも→ 71 00:04:04,511 --> 00:04:08,449 思ったことを言う 勇気が なかったからだ⟩ 72 00:04:08,515 --> 00:04:11,452 ⟨そんな 私を 救ってくれたのが→ 73 00:04:11,518 --> 00:04:13,520 1冊の本だった⟩ 74 00:04:15,522 --> 00:04:25,532 ♪~ 75 00:04:25,532 --> 00:04:28,469 (小麦)《私も いつか ハクチョウになって→ 76 00:04:28,535 --> 00:04:31,472 空を 飛んでいくんだ》 77 00:04:31,538 --> 00:04:34,475 ⟨結局 大人になっても あひるのままだったけれど→ 78 00:04:34,541 --> 00:04:37,478 勇気をくれた本に 恩返しがしたい→ 79 00:04:37,544 --> 00:04:41,482 そんな思いで 出版の世界に 飛び込んだ⟩ 80 00:04:41,548 --> 00:04:45,486 \(ドアの開く音) (従業員)《いらっしゃいませ》 81 00:04:45,552 --> 00:04:48,489 《クリスマスだっていうのに 一人?》 82 00:04:48,555 --> 00:04:51,492 (小麦)《佐伯さん》 83 00:04:51,558 --> 00:04:56,497 ⟨他社で 同期に当たる佐伯とは 仕事を通じて 知り合った⟩ 84 00:04:56,563 --> 00:05:01,435 《これ。 さみしい小麦に プレゼント》→ 85 00:05:01,502 --> 00:05:03,437 《小さいころ→ 86 00:05:03,504 --> 00:05:06,440 “みにくい あひるの子”が 好きだったって 言ってたよね?》 87 00:05:06,507 --> 00:05:09,443 《うちの 童話フェスティバルで 展示したんだけど→ 88 00:05:09,510 --> 00:05:12,446 小麦のこと 思い出して 君に》 89 00:05:12,513 --> 00:05:15,449 (小麦)《ああ。 ありがとう》 90 00:05:15,516 --> 00:05:21,455 《あっ。 あひるは あひるなりに これから 頑張っていかないとね》 91 00:05:21,522 --> 00:05:26,460 《俺は 女性の美しさって 賢さだと思うけどな》 92 00:05:26,527 --> 00:05:29,463 (小麦)《へっ?》 >> 《君は 俺にとってのハクチョウだ》 93 00:05:29,530 --> 00:05:35,469 《俺と 付き合ってくれないか?》 (小麦)《佐伯さん》 94 00:05:35,536 --> 00:05:37,471 嘘つき! 95 00:05:37,538 --> 00:05:43,477 何が 女性の美しさは賢さよ。 何が 俺のハクチョウよ。 96 00:05:43,544 --> 00:05:46,480 結局 誰にでも おんなじこと 言ってるくせに! 97 00:05:46,547 --> 00:05:48,482 バカにしないでよ。 この 女ったらし! 98 00:05:48,549 --> 00:05:52,486 うっ うっ…。 うわーっ! 99 00:05:52,553 --> 00:05:54,555 \(ノック) 100 00:05:59,560 --> 00:06:01,495 (小麦) うっ…。 \(ノック) 101 00:06:03,497 --> 00:06:06,433 (小麦) 入ってます。 うっ…。 102 00:06:06,500 --> 00:06:09,436 \(ノック) 103 00:06:09,503 --> 00:06:11,438 (小麦) 入ってるってば! 104 00:06:11,505 --> 00:06:15,509 \(美姫) あんたも 障がい者か? (小麦) あっ…。 105 00:06:20,514 --> 00:06:22,449 (小麦) すいません。 どうぞ。 106 00:06:22,516 --> 00:06:25,452 (美姫) 何や。 ホンマの 障がい者やったんかいな。 107 00:06:25,519 --> 00:06:27,454 (小麦) えっ? 108 00:06:27,521 --> 00:06:33,460 (美姫) あんたの障がいは 顔と性格やな。 フッ…。 109 00:06:33,527 --> 00:06:35,462 ブスは うちなんかより 重度の障がいや。 110 00:06:35,529 --> 00:06:38,465 かわいそうに。 111 00:06:38,532 --> 00:06:40,467 (小麦) ちょっと待って。 どうして あなたに→ 112 00:06:40,534 --> 00:06:43,470 そんなこと 言われなきゃならないんですか? 113 00:06:43,537 --> 00:06:45,472 (美姫) さっき ちらっと見たで。 114 00:06:45,539 --> 00:06:48,475 バカな男に こけにされて 振られたからって→ 115 00:06:48,542 --> 00:06:50,477 その顔ごときで 悲劇のヒロイン 気取ったって→ 116 00:06:50,544 --> 00:06:55,482 福笑いの 出来損ないやろ。 (小麦) 福笑い? 117 00:06:55,549 --> 00:06:57,484 (美姫) 思ったことの一つも 言い返せんで→ 118 00:06:57,551 --> 00:07:01,421 陰で泣いてるだけなんて 愚の骨頂。 アホの所業や。 119 00:07:01,488 --> 00:07:04,425 本音 隠さんと バカにすんなって ぶん殴ってやったら よかったんや。 120 00:07:04,491 --> 00:07:08,428 あんたはな 結局 自分が 一番 カワイイだけの 性格ブスや。 121 00:07:08,495 --> 00:07:13,433 しょせん 顔も性格も ブスな女は こうやって 人知れず泣いて→ 122 00:07:13,500 --> 00:07:17,437 一生 過ごすしかないかも しれへんけどなぁ。 123 00:07:17,504 --> 00:07:19,439 もう一度 言うたる。 124 00:07:19,506 --> 00:07:25,445 あんたの障がいは 顔と性格や。 一生 泣いて過ごしたらええ。 125 00:07:25,512 --> 00:07:30,450 フフフ。 アハハ! フフッ。 126 00:07:30,517 --> 00:07:33,520 (小麦) うーっ。 127 00:07:49,570 --> 00:07:51,004 {\an8}(小麦) おはようございます。 128 00:07:51,071 --> 00:07:53,073 {\an8}(只野) おはよう。 (スタッフ) おはようございます。 129 00:08:00,080 --> 00:08:05,018 {\an8}(美姫)《あんたの障がいは 顔と性格や》 130 00:08:05,085 --> 00:08:08,088 {\an8}《一生 泣いて過ごしたらええ》 131 00:08:10,090 --> 00:08:13,093 {\an8}(小麦) 泣いて過ごしたりなんか しませんから! 132 00:08:16,096 --> 00:08:18,031 {\an8}(只野) おっ。 何だって? 133 00:08:18,098 --> 00:08:20,100 {\an8}(小麦) えっ? あっ。 134 00:08:22,102 --> 00:08:24,037 {\an8}うわっ。 あっ。 (紗江子) あっ。 135 00:08:24,104 --> 00:08:26,039 {\an8}(小麦) あっ あっ。 ごめんなさい。 136 00:08:26,106 --> 00:08:28,108 {\an8}(紗江子) こっちこそ ぼーっとしてて。 137 00:08:31,111 --> 00:08:34,114 {\an8}(小麦)“みにくい あひるの子”? 138 00:08:41,121 --> 00:08:44,057 {\an8}(小麦) 今日で ちょうど 1年か。 139 00:08:44,124 --> 00:08:46,059 正直 紗江子が→ 140 00:08:46,126 --> 00:08:48,061 「一緒に マンション買って 住まない?」って→ 141 00:08:48,128 --> 00:08:50,063 誘ってくれたときは びっくりしたけど→ 142 00:08:50,130 --> 00:08:52,065 思い切って 決断して よかった。 143 00:08:52,132 --> 00:08:55,068 何より 自分が 一番 欲しかったものが 見えたから。 144 00:08:55,135 --> 00:08:57,070 まさか 同じ絵本を→ 145 00:08:57,137 --> 00:09:00,073 自分の人生の 宝物にしている人に 出会えるなんてね。 146 00:09:00,140 --> 00:09:02,075 (小麦) アラフォーになって 親友が できるなんて→ 147 00:09:02,142 --> 00:09:04,077 奇跡だよ。 >> うん。 148 00:09:04,144 --> 00:09:07,080 (小麦) あひるのままでも 一緒に 老後を 楽しく暮らせる。 149 00:09:07,147 --> 00:09:11,084 フフッ。 まあ 結局は あひるでも ハクチョウでも→ 150 00:09:11,151 --> 00:09:14,087 幸せになることが 大事だもんね。 >> うん…。 151 00:09:14,154 --> 00:09:16,089 (小麦) そうだ。 今日 外で ご飯 食べない? 152 00:09:16,156 --> 00:09:18,091 同居して 1年の記念日だし。 153 00:09:18,158 --> 00:09:21,094 紗江子 休みでしょ? 私 夕方には 終わるから。 154 00:09:21,161 --> 00:09:23,096 >> うん。 (小麦) フフッ。 155 00:09:23,163 --> 00:09:26,099 ねえ 小麦。 何があっても 仲良くしてね。 156 00:09:26,166 --> 00:09:30,103 (小麦) 当たり前でしょ。 じゃあ 後で 連絡するね。 157 00:09:30,170 --> 00:09:34,107 いってきます。 >> いってらっしゃい。 158 00:09:34,174 --> 00:09:37,110 (君嶋) 電子書籍という 新たなチャンネルは→ 159 00:09:37,177 --> 00:09:40,113 これまでの 紙の出版物をも刺激し→ 160 00:09:40,180 --> 00:09:43,116 広げていけるものと 信じております。 161 00:09:43,183 --> 00:09:48,055 そこで 本日 お招きした 四木先生のお力を お借りし→ 162 00:09:48,121 --> 00:09:51,058 今まで以上に 素晴らしい 小説の世界を…。 163 00:09:51,124 --> 00:09:53,060 (記者) さすが やり手の 君嶋社長。→ 164 00:09:53,126 --> 00:09:56,063 あの大物作家の 四木 双葉を 担ぎ出すなんてな。 165 00:09:56,129 --> 00:10:00,067 (記者) 他の出版社は 相当 ダメージ 食らうだろうな。 166 00:10:00,133 --> 00:10:02,069 (哲也) どうして ライバル社の 会見なんかに→ 167 00:10:02,135 --> 00:10:04,071 わざわざ 来る必要が あるんですか? 168 00:10:04,137 --> 00:10:07,074 (哲也) 四木先生も 四木先生ですよ。→ 169 00:10:07,140 --> 00:10:09,076 ずっと スランプで 売れなかったときに→ 170 00:10:09,142 --> 00:10:11,078 再ブレークできたのは 小麦さんのおかげなのに。 171 00:10:11,144 --> 00:10:15,082 (小麦) まあ 確かに 四木先生を 持ってかれたのは 痛いけど→ 172 00:10:15,148 --> 00:10:19,086 そんなこと この業界じゃ 日常茶飯事よ。 173 00:10:19,152 --> 00:10:23,090 うちには 電子書籍化するような 体力ないのも 事実だし。 174 00:10:23,156 --> 00:10:26,093 だからって 指くわえて 見てるだけじゃ 進歩がないでしょ。 175 00:10:26,159 --> 00:10:29,096 こうやって 顔を出しておくことが 後々 効いてくるの。 176 00:10:29,162 --> 00:10:32,099 ほら。 ぼやっとしてないで あいさつ 行きましょ。 177 00:10:32,165 --> 00:10:34,101 はい。 178 00:10:34,167 --> 00:10:36,103 (四木) ちょっと 失礼します。 (君嶋) あっ。 179 00:10:36,169 --> 00:10:39,106 (四木) 小麦ちゃん。 わざわざ 来てくれたの? 180 00:10:39,172 --> 00:10:42,109 (小麦) 四木先生。 新作 楽しみにしております。 181 00:10:42,175 --> 00:10:44,111 ちょ… ちょっと ちょっと。 182 00:10:44,177 --> 00:10:47,047 今回のことは ごめんね。 小麦ちゃんと やれば→ 183 00:10:47,114 --> 00:10:49,049 いい作品になるの 分かってるんだけど→ 184 00:10:49,116 --> 00:10:54,054 この不況じゃ しがない作家稼業も 色々 大変で。 185 00:10:54,121 --> 00:10:59,059 次こそは 小麦ちゃんと やるから。 ホント このとおり。 186 00:10:59,126 --> 00:11:03,063 (小麦) 新規顧客の開拓は 小説の未来も 明るくしてくれますから→ 187 00:11:03,130 --> 00:11:06,066 先生の ご活躍 祈ってます。 188 00:11:06,133 --> 00:11:09,069 でも 次は ぜひ うちで よろしく お願いしますね。 189 00:11:09,136 --> 00:11:11,071 もちろん。 次は 書かせてもらうから→ 190 00:11:11,138 --> 00:11:14,074 これからも よろしくね。 (小麦) はい。 ウフフ。 191 00:11:14,141 --> 00:11:18,078 \(君嶋) これは これは 文秀社の 小山さんが お越しとは。 192 00:11:18,145 --> 00:11:20,080 ハハハ。 (小麦) 初めまして。 193 00:11:20,147 --> 00:11:22,082 電子書籍 参入 おめでとうございます。 194 00:11:22,149 --> 00:11:24,084 (君嶋) ありがとうございます。 195 00:11:24,151 --> 00:11:27,087 (四木) 彼女ほど優秀な 編集さんは めったに いないわよ。 196 00:11:27,154 --> 00:11:31,091 引き抜けば 君嶋出版の未来は 鬼に金棒かもよ。 197 00:11:31,158 --> 00:11:36,096 (君嶋) いやぁ 先生。 おっしゃるとおり。 お噂は かねがね。 198 00:11:36,163 --> 00:11:40,100 作家さんたちにも評判の 文秀社の エースと 聞いておりますよ。 199 00:11:40,167 --> 00:11:46,039 うちは もう いつでも大歓迎。 ご縁がありましたら ぜひ。 200 00:11:46,106 --> 00:11:49,042 (小麦) こちらこそ よろしく お願いいたします。 201 00:11:49,109 --> 00:11:53,046 ⟨仕事で培った信頼。 それも これも→ 202 00:11:53,113 --> 00:11:56,049 泣かないと決めた あの日 手に入れたものだ⟩ 203 00:11:56,116 --> 00:11:58,051 君嶋社長が 直々に 話し掛けてくるなんて。 204 00:11:58,118 --> 00:12:00,053 やっぱり 小麦さん すごいです。 205 00:12:00,120 --> 00:12:02,055 (小麦) さあ 帰りましょう。 206 00:12:02,122 --> 00:12:05,058 ⟨仕事は 私を裏切らない 一番の恋人⟩ 207 00:12:05,125 --> 00:12:08,061 ⟨そして 気の置けない友達がいれば→ 208 00:12:08,128 --> 00:12:11,064 それ以上 望むことはない⟩ 209 00:12:11,131 --> 00:12:14,067 (紗江子) 私 結婚することにしたの。 210 00:12:14,134 --> 00:12:19,072 (小麦) ええっ!? あっ あっ。 そうだったんだ。 おめでとう。 211 00:12:19,139 --> 00:12:21,074 ありがとう。 212 00:12:21,141 --> 00:12:23,143 (小麦) あっ…。 213 00:12:26,146 --> 00:12:29,082 (小麦) あっ。 ハァ…。 214 00:12:29,149 --> 00:12:33,086 でも 彼氏が いるなんて 全然 知らなかった。 215 00:12:33,153 --> 00:12:37,090 どんな人? >> それが…。 216 00:12:37,157 --> 00:12:39,159 \ごめん。 お待たせ。 217 00:12:41,161 --> 00:12:45,098 おっ。 久しぶりだな 小麦。 (小麦) 佐伯さん。 218 00:12:45,165 --> 00:12:47,033 (紗江子) あっ あの…。 半年前ぐらいに→ 219 00:12:47,100 --> 00:12:49,035 偶然 出版パーティーで 会ったのよ。→ 220 00:12:49,102 --> 00:12:52,038 付き合い始めたのは 小麦と別れて ずいぶん たってからだから→ 221 00:12:52,105 --> 00:12:54,040 あの…。 時期は まったく かぶってないのよ。 ねっ? 222 00:12:54,107 --> 00:12:59,045 (小麦) あっ。 それは 別に いいんだけど。 ああ…。 そうだったんだ。 223 00:12:59,112 --> 00:13:03,049 佐伯さんとだったんだ。 >> ごめんね 小麦。 224 00:13:03,116 --> 00:13:06,052 小麦に 嫌われたら どうしようって思ったら→ 225 00:13:06,119 --> 00:13:10,056 私 なかなか 言いだせなくって。 怒ってる? 226 00:13:10,123 --> 00:13:15,061 (小麦) お… 怒るわけないじゃない。 もちろん 祝福するわよ。 227 00:13:15,128 --> 00:13:18,064 幸せになってね。 >> ありがとう。 228 00:13:18,131 --> 00:13:20,066 さすが 小麦。 心が広い。 229 00:13:20,133 --> 00:13:23,069 そうだ 紗江子。 小麦も 祝福してくれたんだしさ→ 230 00:13:23,136 --> 00:13:25,071 お前 今日から 俺のマンションで 暮らせよ。→ 231 00:13:25,138 --> 00:13:27,073 どうせ 会社も 寿退社するんだし。 232 00:13:27,140 --> 00:13:30,076 (紗江子) フフッ。 樹さんが 来いって言うんなら。→ 233 00:13:30,143 --> 00:13:32,078 フフフ。 (小麦) あ… あの ローンとか…。 234 00:13:32,145 --> 00:13:34,080 (佐伯) まあ 小麦も 知ってのとおり→ 235 00:13:34,147 --> 00:13:36,082 紗江子は 弱い女だから 放っておけなくてさ。 236 00:13:36,149 --> 00:13:38,084 付き合い始めた きっかけも→ 237 00:13:38,151 --> 00:13:41,087 こいつは 自分が みにくい あひるの子みたいで→ 238 00:13:41,154 --> 00:13:43,089 地味で かわいくないなんて 言いだすもんだから→ 239 00:13:43,156 --> 00:13:45,091 まあ 俺が ハクチョウに 変えてあげたいと→ 240 00:13:45,158 --> 00:13:48,028 思っちゃったんだよね。 あっ。 そういえば 小麦も 昔→ 241 00:13:48,094 --> 00:13:50,030 “みにくい あひるの子” 好きだって 言ってなかったっけ? 242 00:13:50,096 --> 00:13:52,032 (紗江子) だから それが きっかけで→ 243 00:13:52,098 --> 00:13:55,035 私と 小麦は 仲良くなれたのよ。 (佐伯) そうか。 244 00:13:55,101 --> 00:13:57,037 (紗江子) 私たちを 結び付けてくれたのが→ 245 00:13:57,103 --> 00:13:59,039 あの絵本なの。 (佐伯) へえー。 246 00:13:59,105 --> 00:14:01,041 (紗江子) ねえ。 そういえば 私 昔 小麦とね…。 247 00:14:01,107 --> 00:14:05,045 (インタビュアー) ちょっと すいません。 親友とか ソウルメートとか→ 248 00:14:05,111 --> 00:14:07,047 女の友情は 存在すると思いますか? 249 00:14:07,113 --> 00:14:10,050 (小麦) 女の友情? あるわけないでしょ! 250 00:14:10,116 --> 00:14:14,120 女の辞書に 「友情」なんて言葉 存在しないのよ! 251 00:14:22,128 --> 00:14:24,130 (小麦) フゥ…。 252 00:14:28,134 --> 00:14:30,070 (小麦) もう! 253 00:14:30,136 --> 00:14:33,073 ⟨でも 紗江子を 責められるだろうか?⟩ 254 00:14:33,139 --> 00:14:39,079 ⟨もし 私が 紗江子だったら ハクチョウになるチャンスを→ 255 00:14:39,145 --> 00:14:42,082 みすみす 見逃したりしないだろう⟩ 256 00:14:42,148 --> 00:14:46,019 結局 あひるは 私だけになっちゃった。 257 00:14:46,086 --> 00:14:48,021 (あひる) 《何 奇麗事 言ってんだよ》 258 00:14:48,088 --> 00:14:50,023 (小麦) あっ。 259 00:14:50,090 --> 00:14:52,025 《「裏切り者。 死ねばいいのに」って 思ってんだろ?》 260 00:14:52,092 --> 00:14:54,027 《たまには 本音 ぶちかませよ》→ 261 00:14:54,094 --> 00:14:57,030 《お前なんか 豚に食われて 無間地獄に 落ちやがれ!》 262 00:14:57,097 --> 00:15:01,101 (小麦) 私は 仕事に生きるから いいの! 263 00:15:03,536 --> 00:15:05,405 (小麦) 倒産って うちがですか? 264 00:15:05,472 --> 00:15:09,075 (峰岸) いや 今すぐ どうこうってわけじゃないんだ。→ 265 00:15:09,142 --> 00:15:11,077 ただ 資金繰りが厳しくてね。 266 00:15:11,144 --> 00:15:13,079 (峰岸) このままじゃ どこまで 持ちこたえられるか分からない。→ 267 00:15:13,146 --> 00:15:17,083 ベストセラーでも出せば 話は別だが。 268 00:15:19,085 --> 00:15:23,023 (小麦) ピンチは 最大のチャンスって いうじゃないですか。 269 00:15:23,089 --> 00:15:26,026 文秀社は 私にとって 掛け替えのない 居場所なんです。 270 00:15:26,092 --> 00:15:29,029 社長は ロストジェネレーションで→ 271 00:15:29,095 --> 00:15:31,031 就職氷河期 真っただ中だった 私を雇って→ 272 00:15:31,097 --> 00:15:34,034 編集とは何かを 一から教えてくださった恩人です。 273 00:15:34,100 --> 00:15:38,038 恩返しもしないうちに つぶしたりは しませんから。 274 00:15:38,104 --> 00:15:40,040 (若子・朋香・聡美) ナイスショット。 (小麦) 那珂川君。 275 00:15:40,106 --> 00:15:43,043 私が担当してる 小林先生 代わってほしいの。 276 00:15:43,109 --> 00:15:46,112 >> どうしたんですか? 急に。 (小麦) 実は…。 277 00:15:48,114 --> 00:15:51,051 ここだけの話 うちの会社 危ないらしいの。 278 00:15:51,117 --> 00:15:54,054 えっ!? あっ。 279 00:15:54,120 --> 00:15:56,056 売り上げが 伸びてないのは 分かってましたけど→ 280 00:15:56,122 --> 00:16:00,060 そんなに ヤバいんですか? (小麦) 一発 当てなきゃ。 281 00:16:00,126 --> 00:16:02,062 私は 新たな作品作りに回るから→ 282 00:16:02,128 --> 00:16:04,064 先生の方 那珂川君に 引き継いでほしいの。 283 00:16:04,130 --> 00:16:07,067 分かりました。 早速 小林先生に あいさつに行ってきます。 284 00:16:07,133 --> 00:16:13,139 (小麦) ハァ。 とはいえ 誰か いたっけ。 285 00:16:15,141 --> 00:16:17,010 >> よっ。 (小麦) 佐伯さん。 286 00:16:17,077 --> 00:16:19,012 (佐伯) 小麦んとこも 色々 大変なんだって? 287 00:16:19,079 --> 00:16:22,015 (小麦) 何? これ。 (佐伯) 君嶋出版が→ 288 00:16:22,082 --> 00:16:24,017 年に一度 やってる 文芸賞の 応募作だよ。 289 00:16:24,084 --> 00:16:28,021 実はさ ことしの大賞は 社長の息子の JUN。 290 00:16:28,088 --> 00:16:31,024 ほら 知ってるだろ? 最近 人気の イケメン俳優の JUN。 291 00:16:31,091 --> 00:16:33,026 あいつが 取ることになってんだよ。 292 00:16:33,093 --> 00:16:35,028 (小麦) 出来レースってこと!? >> 声が大きい。 293 00:16:35,095 --> 00:16:38,031 どこも 売るのに 必死ってことだ。 294 00:16:38,098 --> 00:16:40,033 まあ ともかく どうせ 捨てるだけの原稿なら→ 295 00:16:40,100 --> 00:16:43,036 小麦に 読んでもらった方が 応募者としても ラッキーだろ? 296 00:16:43,103 --> 00:16:46,039 こっちの都合で 読まれもせずに 落選する→ 297 00:16:46,106 --> 00:16:50,043 未来の大作家を 小麦が 救ってやれよ。 298 00:16:50,110 --> 00:16:53,046 (小麦) ところで そんな大荷物で どこかに行くの? 299 00:16:53,113 --> 00:16:57,050 今から 紗江子と 旅行なんだ。 ホント 遠慮 いらないからさ→ 300 00:16:57,117 --> 00:17:00,120 これからも 紗江子と 仲良くしてやってくれよな。 じゃ。 301 00:17:03,123 --> 00:17:05,058 (小麦) バカバカしい。 302 00:17:05,125 --> 00:17:10,063 そうですか。 分かりました。 303 00:17:10,130 --> 00:17:13,066 (哲也) その後 どうです? 誰か 作家に目星は? 304 00:17:13,133 --> 00:17:18,071 (小麦) ううん。 今のところは まだ。 人気のある人は 忙しいもん。 305 00:17:18,138 --> 00:17:21,074 そう簡単には 見つからないわよね。 306 00:17:21,141 --> 00:17:23,076 そうですか。 307 00:17:23,143 --> 00:17:27,147 (小麦) ハァ…。 フーッ。 308 00:17:29,149 --> 00:17:32,152 いるわけないわよねぇ。 309 00:17:50,637 --> 00:17:52,105 ♪~ 310 00:17:52,172 --> 00:17:54,174 小麦さん? 311 00:17:54,174 --> 00:18:06,186 ♪~ 312 00:18:07,287 --> 00:18:09,122 (哲也) 小麦さん。 コーヒーでも。 313 00:18:09,189 --> 00:18:13,126 (小麦) 桜井 美姫。 港区 六本木か。 314 00:18:13,193 --> 00:18:15,128 (客) 楽しかったよ。 (女性) 島ちゃん また 来てね。 315 00:18:15,195 --> 00:18:17,063 (女性) バイバイ。 316 00:18:17,130 --> 00:18:19,132 (女性) 行こう。 317 00:18:21,134 --> 00:18:23,069 (小麦) ここ!? 318 00:18:23,136 --> 00:18:26,139 (従業員) 美姫ちゃん ご指名 入りまーす。 319 00:18:31,144 --> 00:18:35,148 (小麦) どういう人なんだろう? >> 確か 24歳でしたっけ。 320 00:18:46,159 --> 00:18:50,096 (美姫) ご指名 おおきに。 美姫です。 321 00:18:50,163 --> 00:18:52,098 (小麦)《関西弁?》 322 00:18:52,165 --> 00:18:56,102 (美姫)《あんたの障がいは 顔と性格や》 323 00:18:56,169 --> 00:18:58,104 (小麦)《まさか あのときの?》 324 00:18:58,171 --> 00:19:03,109 (美姫) お客さま 初めてですよね? どうぞ よろしゅう。 325 00:19:03,176 --> 00:19:05,111 (哲也) あっ どうも。 326 00:19:05,178 --> 00:19:07,113 (美姫) 女性の お客さまに 来ていただくなんて→ 327 00:19:07,180 --> 00:19:10,116 めったにないので うれしいです。 どうも ありがとうございます。 328 00:19:10,183 --> 00:19:12,118 (小麦)《やっぱ 別人か》 329 00:19:12,185 --> 00:19:18,057 あっ…。 文秀社の 小山と申します。 330 00:19:18,124 --> 00:19:22,061 (美姫) 出版社の方ですか。 (小麦) はい。 331 00:19:22,128 --> 00:19:25,064 いきなり 本題からで 申し訳ないんですけれども→ 332 00:19:25,131 --> 00:19:27,066 私たちと一緒に 本を出しませんか? 333 00:19:27,133 --> 00:19:29,068 (美姫) えっ? 334 00:19:29,135 --> 00:19:32,071 (小麦) 美姫さんの作品を 読ませていただいたんです。 335 00:19:32,138 --> 00:19:36,075 今までになかった 新しい世界を 美姫さんの作品に 感じました。 336 00:19:36,142 --> 00:19:39,078 (美姫) あ… あのう。 337 00:19:39,145 --> 00:19:41,080 \(君嶋) 小山 小麦さん。 338 00:19:41,147 --> 00:19:46,085 いやぁ また こんな所で お会いするとは 奇遇ですね。 339 00:19:46,152 --> 00:19:51,090 (小麦) 君嶋社長。 ご接待ですか? (君嶋) ええ。 340 00:19:51,157 --> 00:19:53,092 美姫ちゃんが お勤めしてるんで→ 341 00:19:53,159 --> 00:19:56,095 ちょくちょく 利用さしてもらってるんですよ。 342 00:19:56,162 --> 00:20:00,099 (小麦) えっ? (君嶋) 彼女は 私の娘の親友なんです。 343 00:20:00,166 --> 00:20:08,107 実は 娘も事故で 17歳のときから 車椅子生活を 送っていましてね。 344 00:20:08,174 --> 00:20:13,112 美姫ちゃんは 失意の娘を 救ってくれた 恩人でもあるんだ。 345 00:20:13,179 --> 00:20:16,049 (小麦) お嬢さまに そんなことが。 346 00:20:16,115 --> 00:20:19,052 (君嶋) そんなことより 小山さんが また どうして ここに? 347 00:20:19,118 --> 00:20:21,054 (小麦) あっ…。 348 00:20:21,120 --> 00:20:25,058 (美姫) そういえば うちが応募したんは 君嶋出版の文芸賞です。 349 00:20:25,124 --> 00:20:28,061 文秀社の方が 何で うちの作品のこと→ 350 00:20:28,127 --> 00:20:32,065 知ってはるんですか? (小麦) あっ 取材です。 351 00:20:32,131 --> 00:20:35,068 キャバクラを舞台にした 作品を書きたいという→ 352 00:20:35,134 --> 00:20:38,071 作家さんのために 資料作りをしてまして。 353 00:20:38,137 --> 00:20:42,075 (君嶋) ハハハ。 さすが 仕事熱心な 小山さんだ。 354 00:20:42,141 --> 00:20:46,079 ところで 美姫ちゃんが うちの賞に 応募してるなんて→ 355 00:20:46,145 --> 00:20:48,081 知らなかった。 356 00:20:48,147 --> 00:20:51,084 美姫ちゃんならね 賞なんか 取らなくったって→ 357 00:20:51,150 --> 00:20:53,086 すぐにでも デビューさせてあげるのに。 358 00:20:53,152 --> 00:20:55,088 で…。 (小麦) あっ あの…。 359 00:20:55,154 --> 00:20:59,092 美姫さんの作品は 読まれたんですか? 360 00:20:59,158 --> 00:21:03,096 (君嶋) いや。 まだですよ。 (小麦) 読まずに デビューさせると? 361 00:21:03,162 --> 00:21:06,099 (君嶋) 美姫ちゃんには 他の人にない 個性がある。 362 00:21:06,165 --> 00:21:08,101 後は 売り方しだいだ。 363 00:21:08,167 --> 00:21:11,104 (小麦) 中身は どうでもいいってことですか? 364 00:21:11,170 --> 00:21:14,107 あっ。 そういう 売り上げ重視の姿勢が→ 365 00:21:14,173 --> 00:21:18,044 読者離れを 引き起こしてる 要因だとは 思いませんか? 366 00:21:18,111 --> 00:21:23,049 私は 本物を届けることこそ 編集者の使命だと思っています。 367 00:21:23,116 --> 00:21:27,120 それを しないのは 小説への 冒とくです。 368 00:21:30,123 --> 00:21:32,058 (小麦) まさか 美姫さんが→ 369 00:21:32,125 --> 00:21:34,060 君嶋社長の お嬢さんと 親友だったなんて。 370 00:21:34,127 --> 00:21:37,063 これじゃあ 逆立ちしたって→ 371 00:21:37,130 --> 00:21:39,065 うちで 書いてくれるわけないわよね。 372 00:21:39,132 --> 00:21:43,136 もともと あっちの賞に 応募してた作品ですしね。 373 00:21:49,142 --> 00:21:51,077 (美姫) へえー。 374 00:21:51,144 --> 00:21:55,148 あいつ なかなか 使えそうやないか。