1 00:00:00,468 --> 00:00:03,070 (紗江子) 主人の様子が 何か おかしくて。→ 2 00:00:03,137 --> 00:00:07,775 不安なのよ。 もしかして 他に女がって。 3 00:00:07,842 --> 00:00:09,777 (小麦) 紗江子…。 4 00:00:09,844 --> 00:00:12,213 \(チャイム) (小麦) あっ。 5 00:00:14,849 --> 00:00:17,852 佐伯さん。 (佐伯) ごめん 急に。 6 00:00:19,854 --> 00:00:22,790 (紗江子) ハッ。 樹さん? 7 00:00:22,857 --> 00:00:25,860 小麦 俺…。 8 00:00:27,862 --> 00:00:29,864 やっぱり…。 9 00:00:31,866 --> 00:00:35,803 ちょっと 上がっていく。 (小麦) えっ? いや あ… あの。 10 00:00:35,870 --> 00:00:39,807 \佐伯さん。 あっ。 さ… 佐伯さん。 11 00:00:39,874 --> 00:00:42,810 紗江子! (紗江子) ああっ! 12 00:00:42,877 --> 00:00:44,812 (小麦・佐伯) あっ。 (佐伯) おい。 大丈夫か? 13 00:00:44,879 --> 00:00:46,814 (小麦) ケガしなかった? (紗江子) うん。 平気。 14 00:00:46,881 --> 00:00:49,817 (美姫) 何や。 案外 どんくさいんやな お宅。 15 00:00:49,884 --> 00:00:52,820 ハッ。 何で 美姫さんが ここに いるんだ? 16 00:00:52,887 --> 00:00:56,824 (小麦) 何でって 一緒に 小説 出版することにしたからよ。 17 00:00:56,891 --> 00:00:58,826 佐伯さんが 紹介してくれた おかげです。 18 00:00:58,893 --> 00:01:00,828 どうも ありがとう。 (佐伯) ああ。 19 00:01:00,895 --> 00:01:02,830 そのことなんだけどさ…。 20 00:01:05,833 --> 00:01:07,768 (佐伯) あの あひる…。 21 00:01:07,835 --> 00:01:09,837 (小麦) ハッ! 22 00:01:15,843 --> 00:01:17,778 小麦 お前…。 23 00:01:17,845 --> 00:01:21,782 (小麦) ああ! そうか。 紗江子 迎えに来たんでしょ? 24 00:01:21,849 --> 00:01:23,784 (佐伯) えっ? (紗江子) そうよね。→ 25 00:01:23,851 --> 00:01:25,786 迎えに来てくれたんでしょ? (佐伯) えっ? 26 00:01:25,853 --> 00:01:27,788 (紗江子) 帰りましょう。 小麦 ごめんね。→ 27 00:01:27,855 --> 00:01:29,790 散らかしっ放しで。 じゃあ またね。 (小麦) ううん。 また 来てね。 28 00:01:29,857 --> 00:01:31,859 (佐伯) ちょっと あの。 あれ? ちょっと…。 29 00:01:49,643 --> 00:01:53,747 {\an8}(美姫) へえー。 あの男が あんたに 渡したんやな。 30 00:01:53,814 --> 00:01:56,750 {\an8}(小麦) そうよ。 きみじま文芸賞の 応募作品の 幾つかを→ 31 00:01:56,817 --> 00:02:00,754 {\an8}コピーしてくれて。 (美姫) 原稿の話やない。 32 00:02:00,821 --> 00:02:02,756 {\an8}あの あひるや。 (小麦) 痛っ! 33 00:02:02,823 --> 00:02:07,761 {\an8}(美姫) あっ。 思い出したわ! あいつ 3年前の男やろ? 34 00:02:07,828 --> 00:02:10,764 {\an8}あいつから もらったもの 後生大事に 取ってるなんて→ 35 00:02:10,831 --> 00:02:17,771 {\an8}まだ 好きっちゅうことか。 ハハ。 どろっどろやなぁ あんたら 3人。 36 00:02:17,838 --> 00:02:19,773 {\an8}(小麦) バカなこと 言わないで! 37 00:02:19,840 --> 00:02:21,775 {\an8}佐伯とは あのとき終わって それっきり 何でもない。 38 00:02:21,842 --> 00:02:23,844 {\an8}あれは…。 39 00:02:25,846 --> 00:02:30,784 {\an8}(美姫)《あんたの 障がいは 顔と性格や》 40 00:02:30,851 --> 00:02:33,787 {\an8}《一生 泣いて過ごしたらええ》 41 00:02:33,854 --> 00:02:36,790 {\an8}(小麦)《むしろ あなたとの 思い出の品なんですけど》 42 00:02:36,857 --> 00:02:39,793 {\an8}(美姫) 何や? おっかない顔して。 43 00:02:39,860 --> 00:02:42,796 {\an8}(小麦) とにかく くだらない おしゃべりは いいから→ 44 00:02:42,863 --> 00:02:44,798 {\an8}今 あなたが やるべきことは 小説の直し。 45 00:02:44,865 --> 00:02:47,735 {\an8}時間がないんだから よろしく。 (美姫) はいはい。 46 00:02:47,801 --> 00:02:51,805 {\an8}亀のくせして 人使い荒いなぁ。 47 00:02:58,812 --> 00:03:01,749 {\an8}(只野) みんな 朗報だ!→ 48 00:03:01,815 --> 00:03:06,754 {\an8}実はな 君嶋出版さんが参入した 電子書籍に→ 49 00:03:06,820 --> 00:03:08,756 {\an8}われわれも 力を貸すことになったんだ。 50 00:03:08,822 --> 00:03:10,758 {\an8}(一同) えーっ! (只野) 提携すればな→ 51 00:03:10,824 --> 00:03:13,761 {\an8}うちも いろんな可能性が 広がるぞ。 なっ なっ なっ。 52 00:03:13,827 --> 00:03:16,764 (只野) あっ。 いい風が吹いてきた。 ああ いい風! アハハ! 53 00:03:16,830 --> 00:03:19,767 (若子) つぶれる心配は なくなったってことですよね? 54 00:03:19,833 --> 00:03:21,769 (聡美) いいえ。 エリートと 出会えるチャンスが→ 55 00:03:21,835 --> 00:03:23,771 広がったってことよ。 56 00:03:23,837 --> 00:03:26,774 (朋香) この前の 合コン 不作でしたもんねぇ。 57 00:03:26,840 --> 00:03:29,777 (小麦) でも 提携して 君嶋出版に 何か うまみがあるのかな? 58 00:03:29,843 --> 00:03:32,780 (哲也) 2億で うちが 著作権 譲渡するらしいです。 59 00:03:32,846 --> 00:03:34,782 (小麦) 2億!? 60 00:03:34,848 --> 00:03:37,851 いずれ 吸収合併なんて話に なるんじゃないの? 61 00:03:39,853 --> 00:03:41,855 佐伯さん!? 62 00:03:45,859 --> 00:03:48,729 単刀直入に言う。 美姫さんから 手を引いてくれ。 63 00:03:48,796 --> 00:03:50,731 (小麦) 何? それ。 64 00:03:50,798 --> 00:03:52,733 原稿くれたの 佐伯さんでしょ? >> 状況が 変わったんだよ。 65 00:03:52,800 --> 00:03:55,736 それに うちから そっちに 融資することになっただろ。 66 00:03:55,803 --> 00:03:57,738 当分 倒産もないんだし 頼むよ。 67 00:03:57,805 --> 00:04:00,741 君嶋社長を 敵に回したって いいことないって。 68 00:04:00,808 --> 00:04:03,744 あの人な 一度 自分に 反発した人間は 絶対に忘れない。 69 00:04:03,811 --> 00:04:06,747 相手が 白旗 揚げても 殴り続けるような男だぞ。 70 00:04:06,814 --> 00:04:10,751 (小麦) ねえ。 君嶋社長が うちに 融資した真意って 何なの? 71 00:04:10,818 --> 00:04:12,753 話を すり替えるなよ。 今は 美姫さんの話だ。 72 00:04:12,820 --> 00:04:14,755 (小麦) 私と やりたいって 来たのは 美姫さんの方よ。 73 00:04:14,822 --> 00:04:16,757 私を 信用してくれたからには 裏切れない。 74 00:04:16,824 --> 00:04:20,761 お前は 君嶋社長の怖さを 知らない。 75 00:04:20,828 --> 00:04:22,763 何だよ? 76 00:04:22,830 --> 00:04:25,766 (小麦) 佐伯さんに お前って言われる 筋合い ありません。 77 00:04:25,833 --> 00:04:30,771 >> フッ。 そうかなぁ? (小麦) はぁ? 78 00:04:30,838 --> 00:04:35,776 あの あひるの縫いぐるみ 今でも 大事にしてくれてたなんて。 79 00:04:35,843 --> 00:04:38,779 お前 やっぱり まだ 俺のこと…。 80 00:04:38,846 --> 00:04:41,782 (小麦) ああ。 81 00:04:41,849 --> 00:04:43,784 知り合ったころのこと 覚えてます? 82 00:04:43,851 --> 00:04:45,786 うん? 83 00:04:45,853 --> 00:04:48,722 (小麦) お互い 切磋琢磨して いい編集になろうって。 84 00:04:48,789 --> 00:04:50,724 もちろん。 85 00:04:50,791 --> 00:04:54,728 (小麦) あの あひるは 仕事に生きるっていう 私の誓い。 86 00:04:54,795 --> 00:04:57,731 誰がくれたか 問題じゃないの。 87 00:04:57,798 --> 00:05:00,734 佐伯さんとは 過去の話。 今じゃ 何とも思っていません。 88 00:05:00,801 --> 00:05:03,737 そうかなぁ? 89 00:05:03,804 --> 00:05:06,740 (小麦) とにかく 美姫は 譲らないから。 90 00:05:06,807 --> 00:05:09,810 小麦。 \(従業員) お待たせしました。 91 00:05:11,812 --> 00:05:15,816 やっぱり。 今でも つながってたのね! 92 00:05:23,824 --> 00:06:03,797 ♪~ 93 00:06:03,797 --> 00:06:05,733 (潤) ハァ。 留守電か。 94 00:06:05,799 --> 00:06:09,737 \(君嶋) エリカ 迎えに来たよ。 (エリカ) パパ。 95 00:06:09,803 --> 00:06:11,739 (園長) 君嶋さん! このたびは→ 96 00:06:11,805 --> 00:06:13,741 多大な援助を 頂きまして いつも ありがとうございます。 97 00:06:13,807 --> 00:06:15,743 (君嶋) いや いや いや とんでもない。→ 98 00:06:15,809 --> 00:06:17,745 こちらこそ お世話になっております。→ 99 00:06:17,811 --> 00:06:21,749 あっ これ。 子供たちの大好きな。 (園長) いつも すみません。 100 00:06:21,815 --> 00:06:23,751 (君嶋) ああ いえいえ。 エリカも→ 101 00:06:23,817 --> 00:06:27,755 ここへ 来るようになってから 笑うようになりました。 102 00:06:27,821 --> 00:06:29,757 本当に 感謝しております。 103 00:06:29,823 --> 00:06:31,759 (エリカ) 子供たちのために→ 104 00:06:31,825 --> 00:06:33,761 私でも できることがあって うれしいんです。→ 105 00:06:33,827 --> 00:06:35,763 園長先生 何でも 言ってくださいね。 106 00:06:35,829 --> 00:06:37,765 (園長) エリカさんに 来ていただいて→ 107 00:06:37,831 --> 00:06:40,768 子供たちも ホントに 喜んでるんですよ。→ 108 00:06:40,834 --> 00:06:42,770 これからも よろしく お願いしますね。 109 00:06:42,836 --> 00:06:44,772 (君嶋) はい。 (エリカ) はい。 110 00:06:44,838 --> 00:06:47,708 (潤) ねえ。 園長先生はさ 美姫ちゃんの居場所 知らない? 111 00:06:47,775 --> 00:06:50,711 キャバクラも 辞めちゃったんすよね。 112 00:06:50,778 --> 00:06:52,713 (園長) 申し訳ありません。 113 00:06:52,780 --> 00:06:54,715 あの子は 何でも 一人で やってしまうので。 114 00:06:54,782 --> 00:06:59,720 (君嶋) 美姫ちゃんなら 文秀社の 小山 小麦さんのところだ。 115 00:06:59,787 --> 00:07:01,722 (エリカ・潤) えっ? (君嶋) デビューに向けて→ 116 00:07:01,789 --> 00:07:04,725 二人三脚で 頑張るそうだよ。 117 00:07:04,792 --> 00:07:08,729 (エリカ) そうなんだ。 知らなかった。 118 00:07:08,796 --> 00:07:10,731 (君嶋) エリカも 頑張らなきゃな。 119 00:07:10,798 --> 00:07:14,735 美姫ちゃんに できることだ。 エリカにだって きっと できる。 120 00:07:14,802 --> 00:07:17,738 (潤) 文秀社? 121 00:07:17,805 --> 00:07:20,808 あんな ちっぽけな出版社で 大丈夫なのか? 122 00:07:25,813 --> 00:07:27,815 (小麦) 紗江子。 123 00:07:31,819 --> 00:07:33,754 (美姫) フフフ。 >> 📺(音声) 124 00:07:33,821 --> 00:07:35,756 (小麦) ただいま。 (美姫) あっ おかえり。 125 00:07:35,823 --> 00:07:39,760 (小麦) ちょっと。 ビールなんか飲んで 仕事 ちゃんとしてたの? 126 00:07:39,827 --> 00:07:43,764 (美姫) 相変わらず うるさい亀やな。 おう。 ジャイ子 いらっしゃい。 127 00:07:43,831 --> 00:07:46,700 (小麦) ご飯 食べた? (美姫) ううん。 まだや。 128 00:07:46,767 --> 00:07:50,704 あっ。 3人なら ピザが ええな。 (小麦) ピザ? 129 00:07:50,771 --> 00:07:52,706 ごめんなさい。 すぐ 済みますから→ 130 00:07:52,773 --> 00:07:54,708 少しだけ 席を 外してもらえません? 131 00:07:54,775 --> 00:07:57,778 (美姫) うん。 ええけど。 132 00:08:06,787 --> 00:08:11,725 (小麦) どうしたの? 紗江子。 佐伯さんと ケンカでもした? 133 00:08:11,792 --> 00:08:14,728 あっ。 まあ とにかく座って。 お茶でも入れる。 134 00:08:14,795 --> 00:08:16,730 あっ。 それより ビールの方が いいかな? 135 00:08:16,797 --> 00:08:20,734 >> いらない。 (小麦) ああ じゃあ お茶ね。 136 00:08:20,801 --> 00:08:25,739 >> はっきり言えば いいじゃない。 (小麦) うん? 何? 137 00:08:25,806 --> 00:08:28,742 はっきり言えば いいじゃない! 138 00:08:28,809 --> 00:08:30,744 今でも 佐伯と 付き合ってるんでしょ? 139 00:08:30,811 --> 00:08:32,746 (小麦) えっ!? 140 00:08:32,813 --> 00:08:35,749 >> 小麦のこと 信じてたのに。 (小麦) ちょっと いったい 何のこと? 141 00:08:35,816 --> 00:08:37,751 とぼけても 駄目。 142 00:08:37,818 --> 00:08:39,753 今日 2人で 会ってたことだって 知ってるんだから。 143 00:08:39,820 --> 00:08:42,756 (小麦) ああ。 あれは たまたま 仕事の話を…。 144 00:08:42,823 --> 00:08:45,759 >> 復讐のつもり? (小麦) はぁ? 145 00:08:45,826 --> 00:08:49,763 自分の男を取ったって ホントは ずっと 恨んでたんでしょ? 146 00:08:49,830 --> 00:08:53,767 でもね 小麦は あの人に 振られた立場なのよ。 147 00:08:53,834 --> 00:08:57,771 未練たらしく いつまでも 彼に 付きまとわないで 潔く諦めてよ。 148 00:08:57,838 --> 00:08:59,773 人の幸せ 壊して 何が 楽しいのよ! 149 00:08:59,840 --> 00:09:01,775 (小麦) ちょっと待って! 150 00:09:01,842 --> 00:09:06,780 佐伯さんのことは 今の私には どうでもいい。 本当よ。 151 00:09:06,847 --> 00:09:08,849 ハァー。 152 00:09:10,851 --> 00:09:12,786 じゃあ この縫いぐるみは 何なのよ? 153 00:09:12,853 --> 00:09:14,788 佐伯から もらったものなんでしょ? 154 00:09:14,855 --> 00:09:17,791 (小麦) それは…。 >> 後になって ぴんときたわ。 155 00:09:17,858 --> 00:09:20,794 私と小麦が仲良くなった きっかけも “みにくい あひるの子”だもの。 156 00:09:20,861 --> 00:09:22,796 あなたが 佐伯と 付き合ってたときに→ 157 00:09:22,863 --> 00:09:24,798 好きな絵本の話が 出たって おかしくない。 158 00:09:24,865 --> 00:09:28,802 いまだに 大切に持ってるくせに 何とも思ってないなんて→ 159 00:09:28,869 --> 00:09:30,804 そんな しらじらしい嘘 信じられると思う? 160 00:09:30,871 --> 00:09:33,874 (小麦) フフッ。 161 00:09:35,876 --> 00:09:38,812 ホント 夫婦揃って 似た者同士ね。 162 00:09:38,879 --> 00:09:42,816 思い込みが激しいにも 程がある。 163 00:09:42,883 --> 00:09:45,819 だったら 言わせてもらうけど そんなに 大事な夫なら→ 164 00:09:45,886 --> 00:09:49,756 首に 縄 付けて 家から 出さなきゃいいでしょ。 165 00:09:49,823 --> 00:09:52,759 こっちは 仕事で忙しくって ほれたの腫れたのって→ 166 00:09:52,826 --> 00:09:55,762 いちいち 考えてるほど 暇じゃないっつうの。 167 00:09:55,829 --> 00:09:59,833 のんきな主婦の妄想に いちいち 付き合ってらんないのよ! 168 00:10:02,836 --> 00:10:06,840 許さないから。 絶対に。 169 00:10:08,842 --> 00:10:11,778 (小麦) ハァー。 170 00:10:11,845 --> 00:10:17,784 (美姫) 四十路の 三角関係か。 年増の争いって 恐ろしい。 171 00:10:17,851 --> 00:10:19,786 (小麦) ちょっと 黙ってて。 172 00:10:19,853 --> 00:10:23,790 (美姫) 女の友情なんて 男が絡むと もろいもんや。 173 00:10:23,857 --> 00:10:25,792 どうせ 決裂するんやったら→ 174 00:10:25,859 --> 00:10:27,794 あの男と 寝とった方が ましやったん ちゃう? 175 00:10:27,861 --> 00:10:32,799 これで 分かったやろ? 心の友の 親友なんてもんはな→ 176 00:10:32,866 --> 00:10:35,802 しょせん 利用し合いたいだけの 薄っぺらい関係なんや。 177 00:10:35,869 --> 00:10:38,805 (小麦) あんたに 何が分かるっていうの! 178 00:10:38,872 --> 00:10:42,876 恋愛も したことないくせに 生意気なこと 言わないで! 179 00:10:45,879 --> 00:10:48,815 (美姫) できるわけないやろ この体で。 180 00:10:50,817 --> 00:10:55,822 人にはな 言っていいことと 悪いことがあんねん。 181 00:11:02,829 --> 00:11:05,832 (小麦) もう。 182 00:11:07,834 --> 00:11:10,771 最低だ 私。 183 00:11:10,837 --> 00:11:12,773 (聡美) お昼 行ってきます。 (朋香) 行ってきます。 184 00:11:12,839 --> 00:11:15,842 (聡美) 何 食べよっか? (若子) 肉 肉! 185 00:11:20,847 --> 00:11:24,785 (哲也) 小麦さん お疲れですか? (小麦) えっ? 何で? 186 00:11:24,851 --> 00:11:27,854 (哲也) あの… これ。 187 00:11:29,856 --> 00:11:34,795 結構 間違ってます。 小麦さんらしくないなって。 188 00:11:34,861 --> 00:11:37,864 (小麦) こんなに ミス。 189 00:11:39,866 --> 00:11:41,802 えっ。 出てった? 190 00:11:41,868 --> 00:11:45,806 (小麦) 本を書くためには 色々 経験させろっていうから→ 191 00:11:45,872 --> 00:11:47,741 わざわざ 鎌倉の海に行ったり→ 192 00:11:47,808 --> 00:11:49,743 うちの もんじゃ屋にも 連れていったのに。 193 00:11:49,810 --> 00:11:52,746 もしかして あの有給休暇…。 194 00:11:52,813 --> 00:11:55,749 (小麦) あの日は すごく うれしそうに はしゃいでたのよ。 195 00:11:55,816 --> 00:11:57,751 へえ。 美姫さんが。 196 00:11:57,818 --> 00:12:01,755 (小麦) 今まで 気にもしてなかったんだけど→ 197 00:12:01,822 --> 00:12:04,758 車椅子って 行けない所が 多いのよね。 198 00:12:04,825 --> 00:12:09,763 一緒に出掛けて あの子の苦労も ちょっとは 分かったかもって。 199 00:12:09,830 --> 00:12:11,765 障がいを 持ってると→ 200 00:12:11,832 --> 00:12:15,769 私たちとは 違う景色を 見てるのかもしれないって。 201 00:12:15,836 --> 00:12:20,774 少しは 美姫の気持ちに 寄り添えたような気がしてたのに。 202 00:12:20,841 --> 00:12:25,779 結局は ただ 振り回されただけ。 203 00:12:25,846 --> 00:12:28,782 人には 逃げるなとか 言っといて→ 204 00:12:28,849 --> 00:12:32,786 ちょっと 頭にきたら すぐに 放り投げるって どういうことよ。 205 00:12:32,853 --> 00:12:36,790 美姫さん どこか 行く当て あるんでしょうか? 206 00:12:36,857 --> 00:12:40,861 (小麦) えっ? 分かんない。 207 00:12:43,864 --> 00:12:47,734 (小麦) どうしよう。 >> えっ? 208 00:12:47,801 --> 00:12:49,803 (小麦) まさか! 209 00:12:54,808 --> 00:12:56,810 (小麦) 美姫! 210 00:13:00,814 --> 00:13:04,351 (小麦) ハァー。 211 00:13:18,832 --> 00:13:20,834 (小麦) ハァー。 212 00:13:22,836 --> 00:13:40,854 ♪~ 213 00:13:40,854 --> 00:13:45,792 (小麦) この海のシーン 気持ちも よく書けてる。 214 00:13:45,859 --> 00:13:49,729 《うーん。 どう?》 (美姫)《ああ。 あと ちょっと》 215 00:13:49,796 --> 00:13:54,801 《ああ!》 (小麦)《アハハ!》 216 00:14:02,142 --> 00:14:14,154 ♪~ 217 00:14:15,055 --> 00:14:16,022 天使園に ご用ですか? 218 00:14:16,089 --> 00:14:19,025 (小麦) えっ あっ。 あのう。 219 00:14:19,092 --> 00:14:22,028 美姫さんが こちらに 来てないかなと 思いまして。 220 00:14:22,095 --> 00:14:26,032 >> どちらさまですか? (小麦) あっ 失礼しました。 221 00:14:26,099 --> 00:14:32,038 小山と申します。 文秀社の 小山です。 222 00:14:32,105 --> 00:14:35,041 >> あっ。 あなたが? (小麦) えっ? 223 00:14:35,108 --> 00:14:40,046 あっ。 もしかして 君嶋社長の お嬢さん? 224 00:14:40,113 --> 00:14:43,049 君嶋エリカです。 父から 美姫は→ 225 00:14:43,116 --> 00:14:46,052 小山さんの おうちに行ったって 聞いています。 226 00:14:46,119 --> 00:14:51,057 そちらに いないんですか? (小麦) ああ。 それが その…。 227 00:14:51,124 --> 00:14:55,061 どうかなさいましたか?→ 228 00:14:55,128 --> 00:15:00,066 私 ここの園長の松尾です。 お声が 聞こえたものですから。 229 00:15:00,133 --> 00:15:02,068 (小麦) 突然 すいません。 230 00:15:02,135 --> 00:15:04,070 私 美姫さんと一緒に 仕事をしてます…。 231 00:15:04,137 --> 00:15:07,073 もしかして 美姫が 何か ご迷惑を お掛けしましたか? 232 00:15:07,140 --> 00:15:09,075 (小麦) えっ? 233 00:15:09,142 --> 00:15:12,078 あの子は きついところがあるから 誤解されやすいんですけど→ 234 00:15:12,145 --> 00:15:15,081 本当は…。 (小麦) いえ。 そうじゃないんです。 235 00:15:15,148 --> 00:15:19,019 私が ちょっと 言い過ぎてしまって。 236 00:15:19,085 --> 00:15:22,022 捜そうにも どこに行ったら いいのか 分からなくて。 237 00:15:22,088 --> 00:15:24,024 (園長) それで わざわざ。 238 00:15:24,090 --> 00:15:29,029 (小麦) ああ。 お忙しいのに お邪魔しました。 239 00:15:29,095 --> 00:15:32,032 (園長) あのう。 (小麦) はい。 240 00:15:32,098 --> 00:15:36,036 もし よかったら 少し 寄っていきませんか?→ 241 00:15:36,102 --> 00:15:39,039 どうぞ。 (小麦) はい。 242 00:15:39,105 --> 00:15:41,041 すいません。 243 00:15:41,107 --> 00:15:45,045 (園長) これは 美姫が小さいときに 作った 宝箱なんですよ。→ 244 00:15:45,111 --> 00:15:48,048 美姫のことを 少しでも 知っていただけたら→ 245 00:15:48,114 --> 00:15:50,050 私も うれしいわ。→ 246 00:15:50,116 --> 00:15:55,121 この2つは 美姫が来たときに 持っていたものなんです。 247 00:15:57,123 --> 00:16:02,062 (園長) こちらで 大切に 預かっているんですよ。→ 248 00:16:02,128 --> 00:16:05,131 美姫が 天使園に来たのは…。 249 00:16:07,133 --> 00:16:10,136 (園長) ちょうど 桜の奇麗なころでした。 250 00:16:15,141 --> 00:16:19,012 (園長) その 命名書と お守りだけ持って。→ 251 00:16:19,079 --> 00:16:25,018 頬が ピンク色で それは カワイイ 赤ちゃんだったんです。→ 252 00:16:25,085 --> 00:16:27,020 でも 美姫には→ 253 00:16:27,087 --> 00:16:30,023 かわいそうなことを してしまったと思っているんです。 254 00:16:30,090 --> 00:16:32,025 (子供)《歩けよ》 255 00:16:32,092 --> 00:16:37,030 (子供たち)《歩け! 歩け!》 (美姫の泣き声) 256 00:16:37,097 --> 00:16:39,032 (園長)《やめなさい!》 257 00:16:39,099 --> 00:16:41,034 (園長) 当時は まだ 障がいのことが→ 258 00:16:41,101 --> 00:16:43,036 よく分かっていなくて。 259 00:16:43,103 --> 00:16:46,039 (園長)《はい》 260 00:16:46,106 --> 00:16:49,042 (園長) もっと早く 病院に 連れていって→ 261 00:16:49,109 --> 00:16:52,045 治療や リハビリをしていたら もしかしたらって。 262 00:16:52,112 --> 00:16:54,047 (子供たち)《あいこでしょ》 263 00:16:54,114 --> 00:16:57,050 (子供)《お前が鬼だ》 (子供たち)《逃げろ 逃げろ》 264 00:16:57,117 --> 00:17:01,054 (子供)《1・2・3・4…》 265 00:17:01,121 --> 00:17:04,124 (子供たち)《ちょっと待って! 待って!》 266 00:17:08,128 --> 00:17:12,065 (小麦) あの 加古川神社って 確か 関西にありますよね? 267 00:17:12,132 --> 00:17:16,069 (園長) よく ご存じですね。 それを 知ってからなんです。 268 00:17:16,136 --> 00:17:20,073 美姫が 関西弁を 話し始めるようになったのは。 269 00:17:20,140 --> 00:17:23,076 あの子は 何も言いませんけど→ 270 00:17:23,143 --> 00:17:25,078 作家になって 有名になりたいっていうのも→ 271 00:17:25,145 --> 00:17:29,082 拙い関西弁を 使うようになったのも→ 272 00:17:29,149 --> 00:17:34,087 実の親に 会いたい 一心じゃないかと 思うんです。 273 00:17:34,154 --> 00:17:37,090 (美姫)《ええなぁ 家族って》 274 00:17:37,157 --> 00:17:41,094 《あったかくて ええもんなんやろうな》 275 00:17:41,161 --> 00:17:43,096 (園長) あの子は きついところがあるから→ 276 00:17:43,163 --> 00:17:45,098 誤解されやすいんですけど→ 277 00:17:45,165 --> 00:17:48,101 本当は さみしがり屋なだけなんです。 278 00:17:48,168 --> 00:17:53,106 小山さん あの子のこと よろしく お願いします。 279 00:17:53,173 --> 00:18:00,180 (小麦) あっ。 私 他を捜してみます。 色々 ありがとうございました。 280 00:18:05,185 --> 00:18:08,188 (朋香) お疲れさまです。 (小麦) お疲れ。 281 00:18:17,130 --> 00:18:20,133 (小麦) ハァー。 あと どこか あるっけ? 282 00:18:22,135 --> 00:18:25,071 あれ? ねえ。 那珂川君は? 283 00:18:25,138 --> 00:18:27,073 ああ。 早退されましたけど。 284 00:18:27,140 --> 00:18:31,144 (小麦) 具合でも悪いの? >> 別に 元気そうでしたけど。 285 00:18:33,146 --> 00:18:36,082 (朋香) 2人して 同じころに 帰っていきましたよ。 286 00:18:36,149 --> 00:18:38,084 デートとか? 287 00:18:38,151 --> 00:18:40,153 (朋香) そうですね きっと。 (聡美) うん。 288 00:18:42,155 --> 00:18:44,157 (小麦) フゥー。 289 00:18:54,167 --> 00:18:57,170 \(哲也) やっぱり ここだったんですね。 290 00:19:12,185 --> 00:19:30,136 ♪~ 291 00:19:30,136 --> 00:19:32,071 (和夫) はい。 お待ち遠さん。 292 00:19:32,138 --> 00:19:34,073 おいしかったでしょ? ここの もんじゃ。 293 00:19:34,140 --> 00:19:37,076 (美姫) えっ? (哲也) この間 来たんですよね? 294 00:19:37,143 --> 00:19:40,079 (美姫) ああ…。 295 00:19:40,146 --> 00:19:42,081 (哲也) いいコンビになると 思いますよ。→ 296 00:19:42,148 --> 00:19:46,085 美姫さんと 小麦さん。 (美姫) えっ? 297 00:19:46,152 --> 00:19:51,090 小麦さん 一緒に海に行って 楽しかったって 言ってました。→ 298 00:19:51,157 --> 00:19:55,161 だから 今日 美姫さんも 海に いたんじゃないですか? 299 00:19:57,163 --> 00:20:00,099 (和夫) いらっしゃい。 (妙子) いらっしゃいませ。→ 300 00:20:00,166 --> 00:20:02,101 小麦。 301 00:20:02,168 --> 00:20:06,105 (美姫) 亀やのに 走れたんや。 302 00:20:06,172 --> 00:20:10,176 (小麦) 私が 悪かった。 ごめんなさい。 303 00:20:13,179 --> 00:20:16,049 (小麦) 海のシーン よかった とっても。 304 00:20:16,115 --> 00:20:19,052 (美姫) 当たり前や。 305 00:20:19,118 --> 00:20:24,057 (小麦) それと これだけは 言っておきたくて。 306 00:20:24,123 --> 00:20:26,059 カミツキガメの いいところはね→ 307 00:20:26,125 --> 00:20:30,129 1回 かみついたら 簡単には 離さないってところよ。 308 00:20:32,131 --> 00:20:35,068 作品は 一緒に完成させる。 309 00:20:35,134 --> 00:20:38,137 あなたを 絶対に 有名にしてみせる。 310 00:20:41,140 --> 00:20:43,142 (紗江子) 失礼します。 311 00:20:50,149 --> 00:20:52,151 お約束の品です。 312 00:21:01,160 --> 00:21:04,097 じゃあ おやすみなさい。 (小麦) あっ あの…。 313 00:21:04,163 --> 00:21:08,101 >> はい。 (小麦) 本当に ありがとう。 314 00:21:08,167 --> 00:21:13,172 小麦さん。 何でも 一人で 背負いこまないでください。 315 00:21:15,174 --> 00:21:20,046 僕も 一緒に やります。 僕が 小麦さんを支えたいんです。 316 00:21:20,113 --> 00:21:22,048 (小麦) 那珂川君。 317 00:21:22,115 --> 00:21:27,053 >> ハハ。 じゃあ。 (小麦) ああ…。 318 00:21:27,120 --> 00:21:30,123 フフ。 ヘヘヘ。 319 00:21:32,125 --> 00:21:38,064 (美姫) いい人やな 那珂川さんって。 (小麦) そうね。 仕事熱心で→ 320 00:21:38,131 --> 00:21:40,066 今日だって あなたを 捜しに行ってくれて→ 321 00:21:40,133 --> 00:21:43,069 最近 頼もしくなったかも。 322 00:21:43,136 --> 00:21:46,072 (美姫) ほれてるんか? (小麦) そういうんじゃないわよ。 323 00:21:46,139 --> 00:21:50,076 (美姫) そっか。 なら ええな。 (小麦) 何が? 324 00:21:50,143 --> 00:21:55,081 (美姫) うち 決めた。 那珂川さんと 恋愛する。 325 00:21:55,148 --> 00:21:57,150 (小麦) はっ!? 326 00:21:57,183 --> 00:21:59,852 ♪~