1 00:00:01,002 --> 00:00:04,405 (君嶋) 君は 首だ。 いくら 優秀な人間でも→ 2 00:00:04,472 --> 00:00:07,942 主人に かみつくような犬を 飼っとくつもりはない。 3 00:00:08,009 --> 00:00:11,946 \(ノック) \(佐伯) 失礼します。→ 4 00:00:12,012 --> 00:00:13,948 社長。 お呼びでしょうか?→ 5 00:00:14,015 --> 00:00:16,951 小麦!? あっ いや。 小山さん。 どうして ここに? 6 00:00:17,017 --> 00:00:18,953 (君嶋) 佐伯君。→ 7 00:00:19,020 --> 00:00:21,956 君に 小山君の後任を任せる。 (佐伯) えっ? 8 00:00:22,023 --> 00:00:25,960 (君嶋) 桜井 美姫の担当も 君が やってくれ。→ 9 00:00:26,026 --> 00:00:28,963 小山君は 首だ。 本人も 納得している。 10 00:00:29,029 --> 00:00:31,966 (佐伯) ええっ!? (君嶋) 今日は 直した原稿を→ 11 00:00:32,033 --> 00:00:34,969 わざわざ 届けに来てくれたらしい。→ 12 00:00:35,036 --> 00:00:37,972 そうでしょう? 後は 佐伯君に任せなさい。→ 13 00:00:38,039 --> 00:00:42,042 君の思いを 無駄にはしないよ。 14 00:00:48,048 --> 00:00:50,985 (君嶋) そうだ。 社員を 解雇するときは→ 15 00:00:51,051 --> 00:00:55,990 1カ月の猶予が 必要でしたね。 退職まで 有給扱いでいい。 16 00:00:56,057 --> 00:00:58,993 ゆっくりと 次の仕事を 探しなさい。 17 00:00:59,060 --> 00:01:01,061 今まで ご苦労さま。 18 00:01:16,210 --> 00:01:19,513 (佐伯) だから 言っただろう。 社長には 逆らうなって。 19 00:01:19,580 --> 00:01:22,817 (小麦) 私は 自分の やってきたことに→ 20 00:01:22,883 --> 00:01:24,819 {\an8}後悔は してない。→ 21 00:01:24,885 --> 00:01:27,822 {\an8}君嶋社長に 逆らったことは 事実だし→ 22 00:01:27,888 --> 00:01:31,826 {\an8}その責任を取れと 言われたら 受け入れるしかないと 思う。 23 00:01:31,892 --> 00:01:33,828 {\an8}(佐伯) じゃあ お前は どうするんだよ。 24 00:01:33,894 --> 00:01:35,830 {\an8}(小麦) それは…。 25 00:01:35,896 --> 00:01:37,832 {\an8}今からでも 遅くない。 社長に 頭 下げよう。→ 26 00:01:37,898 --> 00:01:40,835 {\an8}俺も ついてってやるからさ。 大丈夫だ。→ 27 00:01:40,901 --> 00:01:42,837 {\an8}何だかんだ言って 社長は お前のこと 買ってるんだ。→ 28 00:01:42,903 --> 00:01:45,906 {\an8}謝れば きっと許してくれるよ。 29 00:01:49,844 --> 00:01:51,779 {\an8}(小麦) 佐伯さん。 >> 何だ? 30 00:01:51,846 --> 00:01:55,783 {\an8}(小麦) 美姫のこと よろしく お願いします。 31 00:01:55,850 --> 00:01:57,785 {\an8}小麦…。 32 00:01:57,852 --> 00:02:00,788 {\an8}(小麦) デビュー作も もちろんだけど これから 賞を取った後の→ 33 00:02:00,855 --> 00:02:02,790 {\an8}2作目 3作目が 美姫にとって→ 34 00:02:02,857 --> 00:02:04,792 {\an8}すごく 大事になってくると 思うの。 35 00:02:04,859 --> 00:02:06,794 {\an8}あの子 やることは めちゃくちゃだけど→ 36 00:02:06,861 --> 00:02:09,797 {\an8}小説を すごく愛してる。 37 00:02:09,864 --> 00:02:14,802 {\an8}これから もっともっと 伸びる。 いい作品を いっぱい 生みだすわ。 38 00:02:14,869 --> 00:02:18,806 {\an8}佐伯さんになら 美姫のことを 任せられるから→ 39 00:02:18,873 --> 00:02:21,876 {\an8}美姫のこと よろしく お願いします。 40 00:02:24,879 --> 00:02:27,815 {\an8}(朋香) 吸収合併ってことは 私たち お払い箱ってことですか? 41 00:02:27,882 --> 00:02:29,817 {\an8}(聡美) いまさら 転職なんて 無理。 42 00:02:29,884 --> 00:02:33,821 {\an8}(若子) どうしよう。 私 今月 結構 お買い物しちゃったんですけど。→ 43 00:02:33,888 --> 00:02:37,825 {\an8}ローンの支払い ヤバいかも。 44 00:02:37,892 --> 00:02:40,828 {\an8}(小麦) 編集長。 リストラは ありません。 (只野) えっ? えっ? 45 00:02:40,895 --> 00:02:42,830 {\an8}(朋香・若子・聡美) えっ? (只野) ホントか? 小山君。 46 00:02:42,897 --> 00:02:45,833 {\an8}(小麦) はい。 君嶋社長の口から 直接 伺いました。 47 00:02:45,900 --> 00:02:49,770 文秀社を 君嶋出版の 電子書籍部門にして→ 48 00:02:49,837 --> 00:02:52,773 社員は そのままだそうです。 ただ 私は…。 49 00:02:52,840 --> 00:02:54,775 (只野) よかったよ! 50 00:02:54,842 --> 00:02:57,778 (只野) 君嶋出版 電子書籍部。 51 00:02:57,845 --> 00:02:59,780 うん 悪くない。 いや。 むしろ いいんじゃないか。 52 00:02:59,847 --> 00:03:03,784 (聡美) ていうか 私たち 一気に 大手出版社の 社員ってこと? 53 00:03:03,851 --> 00:03:06,787 (朋香) 君嶋出版なら いい男 いっぱい いそうですもんね。 54 00:03:06,854 --> 00:03:09,790 (若子) それに また みんなで 一緒に 働けるんですよね。→ 55 00:03:09,857 --> 00:03:12,793 お給料も 上がるかも。 あっ 小麦さん。→ 56 00:03:12,860 --> 00:03:15,796 私 今日から 生まれ変わった 気持ちで 頑張ります! 57 00:03:15,863 --> 00:03:17,798 (聡美) 命拾いしたって 感じだもんね。→ 58 00:03:17,865 --> 00:03:19,800 私も 心機一転 ここから 頑張るわ。 59 00:03:19,867 --> 00:03:22,803 (峰岸) すまない! (小麦) 社長。 やめてください。 60 00:03:22,870 --> 00:03:24,805 (峰岸) こうでもせんと 俺の 気が済まん。→ 61 00:03:24,872 --> 00:03:27,808 俺は 自分が情けないよ。 小山が 首だなんて…。→ 62 00:03:27,875 --> 00:03:32,813 みんなのために あんなに 頑張ってくれてたのに。→ 63 00:03:32,880 --> 00:03:36,817 君だけを 辞めさせるわけにはいかない。→ 64 00:03:36,884 --> 00:03:39,820 俺も この会社を辞める。 65 00:03:39,887 --> 00:03:43,824 (小麦) 駄目です。 社長が辞めるなんて。 (峰岸) それが 俺の けじめだ。 66 00:03:43,891 --> 00:03:47,761 (小麦) だったら いい本を 作ってください。 67 00:03:47,828 --> 00:03:50,764 社長 いつも 言ってるじゃないですか。 68 00:03:50,831 --> 00:03:52,766 いい本は いい編集者が 作るって。 69 00:03:52,833 --> 00:03:56,770 社長が辞めたら 誰が いい編集者を 育てるんですか。 70 00:03:56,837 --> 00:03:58,772 (峰岸) でも…。 (小麦) 社長が 辞めても→ 71 00:03:58,839 --> 00:04:00,841 誰も 何も 得しません。 72 00:04:02,843 --> 00:04:08,782 もし けじめだと おっしゃるなら 読んでくれる人のために→ 73 00:04:08,849 --> 00:04:12,786 これからも いい本を 作り続けてください。 74 00:04:12,853 --> 00:04:16,790 (峰岸) 小山…。 (小麦) 社長。 75 00:04:16,857 --> 00:04:20,794 分かった。 そうだよな。 76 00:04:20,861 --> 00:04:24,798 俺に 今 できることは 会社を辞めることじゃないよな。 77 00:04:24,865 --> 00:04:27,801 小山が うなるような 面白い本 作ることだな。 78 00:04:27,868 --> 00:04:29,803 (小麦) はい。 79 00:04:29,870 --> 00:04:34,808 >> 絶対に いい本 作るからな。 (小麦) 楽しみにしてます。 80 00:04:34,875 --> 00:04:40,814 でも うちの 両エースが いなくなるのは 正直 しんどいな。 81 00:04:40,881 --> 00:04:45,819 (小麦) 両エース? >> 聞いてないのか? 82 00:04:45,886 --> 00:04:49,757 📱(呼び出し音) 83 00:04:49,823 --> 00:04:53,761 📱(アナウンス) 「発信音の後に メッセージを録音してください」 84 00:04:53,827 --> 00:04:56,764 (小麦) あっ。 辞表を出したこと 社長から 聞きました。 85 00:04:56,830 --> 00:04:58,832 電話 下さい。 86 00:05:03,837 --> 00:05:06,774 (哲也) 会社を辞めてきました。 これで ご満足ですか? 87 00:05:06,840 --> 00:05:09,777 (佳子) 約束を 守ってくれて うれしいわ。→ 88 00:05:09,843 --> 00:05:13,781 こういうことで もめるのは 時間の無駄だから。→ 89 00:05:13,847 --> 00:05:15,783 あなたも 出版社で働くなんて 寄り道をして…。 90 00:05:15,849 --> 00:05:18,786 (哲也) 無駄な時間って。 僕にとって 編集の仕事は…。 91 00:05:18,852 --> 00:05:22,790 (佳子) それで。 秘書の仕事は いつから 始められそうなの? 92 00:05:22,856 --> 00:05:26,794 母さん。 今日は もう一つ 報告があるんです。 93 00:05:26,860 --> 00:05:28,796 (佳子) 何かしら? 94 00:05:28,862 --> 00:05:31,799 結婚しようと 思ってます。 好きな人が いるんです。 95 00:05:31,865 --> 00:05:33,801 その人と 家庭を築きたいと 思っています。 96 00:05:33,867 --> 00:05:37,805 母さんが 何と言おうと 僕は その人と結婚します。 97 00:05:37,871 --> 00:05:40,808 (佳子) 母さんは 賛成よ。 98 00:05:40,874 --> 00:05:46,814 政治家に 妻は必要だもの。 (哲也) はい。 99 00:05:49,817 --> 00:05:53,821 (小麦) 那珂川君。 >> おかえりなさい。 100 00:05:55,489 --> 00:05:59,760 (小麦) 突然 辞めるなんて 今回のことと 何か関係があるの? 101 00:05:59,827 --> 00:06:02,763 いえ。 今回のことは 関係ありません。 102 00:06:02,830 --> 00:06:04,765 (小麦) だったら 何で? 103 00:06:04,832 --> 00:06:07,768 那珂川君 最近 すごい 頑張ってたじゃない。 104 00:06:07,835 --> 00:06:09,770 編集の仕事が 好きだったから→ 105 00:06:09,837 --> 00:06:11,772 あんなに 頑張ってたんじゃないの? 106 00:06:11,839 --> 00:06:17,778 実は 以前から 母の事務所を 手伝う約束をしてたんです。 107 00:06:17,845 --> 00:06:19,780 ちょうど 美姫さんの作品も 一段落ついたし→ 108 00:06:19,847 --> 00:06:21,782 いい機会だと思って。 109 00:06:21,849 --> 00:06:25,786 (小麦) そうか。 那珂川君の家 政治家だもんね。 110 00:06:25,853 --> 00:06:30,791 でも だとしても 辞める前に 言ってくれれば よかったのに。 111 00:06:30,858 --> 00:06:32,793 すいません。 112 00:06:32,860 --> 00:06:37,865 (小麦) あっ。 お茶 入れるね。 113 00:06:37,865 --> 00:06:49,810 ♪~ 114 00:06:49,810 --> 00:06:51,745 >> 小麦さん…。 (小麦) 実は→ 115 00:06:51,812 --> 00:06:54,748 会社を辞めることになったの。 >> えっ? 116 00:06:54,815 --> 00:06:59,753 (小麦) 首になっちゃったの。 みんなには 言えなかったけど→ 117 00:06:59,820 --> 00:07:01,755 那珂川君には ちゃんと 言っておきたいから。 118 00:07:01,822 --> 00:07:04,758 小麦さんが 首だなんて そんなの おかしいですよ。 119 00:07:04,825 --> 00:07:06,760 (小麦) 私が 甘かったの。 120 00:07:06,827 --> 00:07:10,764 トップに 逆らうっていうことは それぐらいの覚悟が 必要なのよ。 121 00:07:10,831 --> 00:07:13,767 それに みんなは リストラされないことになったの。 122 00:07:13,834 --> 00:07:15,769 それだけでも よかったと 思わなきゃ。 123 00:07:15,836 --> 00:07:18,772 小麦さんは どうするんですか? 124 00:07:18,839 --> 00:07:22,776 (小麦) 前から 誘ってもらってるところが 結構あるの。 125 00:07:22,843 --> 00:07:25,779 これからは 引き継ぎと 就職活動で→ 126 00:07:25,846 --> 00:07:28,782 ちょっと 忙しくなるかもしれないけど→ 127 00:07:28,849 --> 00:07:30,784 私は 編集の仕事が 好きだから→ 128 00:07:30,851 --> 00:07:32,786 とにかく 頑張るしかないかなって。 129 00:07:32,853 --> 00:07:34,788 僕に 手伝えることがあったら 言ってください。 130 00:07:34,855 --> 00:07:38,792 (小麦) あっ。 じゃあ…。 >> はい。 131 00:07:38,859 --> 00:07:43,797 (小麦) お茶じゃなくて お酒にしよっか。 景気づけに 付き合ってよ。 132 00:07:43,864 --> 00:07:45,866 はい。 133 00:07:55,809 --> 00:07:58,745 (エリカ) どう? うちには もう 慣れた? 134 00:07:58,812 --> 00:08:00,747 (美姫) ぼちぼちやな。 (みやび) フフッ。→ 135 00:08:00,814 --> 00:08:03,750 美姫ちゃんは エリカの 大事な お友達なんだから→ 136 00:08:03,817 --> 00:08:05,752 自分のうちだと思って くつろいでちょうだいね。 137 00:08:05,819 --> 00:08:07,754 (美姫) ママさん おおきに。 (エリカ) そうだ。 138 00:08:07,821 --> 00:08:09,756 (エリカ) 美姫に 私と お揃いの パジャマ 買ってきたの。 139 00:08:09,823 --> 00:08:11,758 今 持ってくるね。 (美姫) うん。 140 00:08:11,825 --> 00:08:14,761 (みやび) そうね。 はいはい。 行きましょう。 はい。 141 00:08:14,828 --> 00:08:16,763 (美姫) そんなん 自分で できるて。 なあ? エリカ。 142 00:08:16,830 --> 00:08:18,765 (エリカ) えっ? (美姫) ドア。 143 00:08:18,832 --> 00:08:20,767 エリカは 一人でも 開けられるやろ? 144 00:08:20,834 --> 00:08:22,836 当たり前だよ。 145 00:08:27,841 --> 00:08:30,777 (みやび) そうよね。 美姫ちゃんの 言うとおり。 146 00:08:30,844 --> 00:08:33,780 ママ ちょっと おせっかいしちゃったわね。 147 00:08:33,847 --> 00:08:36,783 (美姫) 優しいな ママさんは。 エリカが うらやましいわ。 148 00:08:36,850 --> 00:08:41,788 あっ。 お夕飯 みんなで 一緒に 食べるわよね? 149 00:08:41,855 --> 00:08:44,791 (美姫) おおきに。 150 00:08:44,858 --> 00:08:49,796 (潤) 美姫ちゃん。 俺さ 音楽やることにしたんだ。 151 00:08:49,863 --> 00:08:51,798 (美姫) 音楽? >> うん。 152 00:08:51,865 --> 00:08:54,801 役者でもなく 作家でもなく ミュージシャン。 153 00:08:54,868 --> 00:08:56,803 美姫ちゃんの本が ドラマ化されたら→ 154 00:08:56,870 --> 00:08:58,805 俺が 主題歌 歌ってやるから。 155 00:08:58,872 --> 00:09:01,808 (美姫) あっ そう。 やりたいこと よう ころころ変わんな。 156 00:09:01,875 --> 00:09:04,811 俺 思い出したんだよね 子供のころの夢。 157 00:09:04,878 --> 00:09:06,813 (美姫) えっ? >> 幼稚園んときさ→ 158 00:09:06,880 --> 00:09:08,815 お遊戯会で 歌ったんだよ。 159 00:09:08,882 --> 00:09:10,817 したら みんなから すげえ 褒められて→ 160 00:09:10,884 --> 00:09:13,820 俺 めちゃくちゃ うれしくてさ。 161 00:09:13,887 --> 00:09:16,823 ミュージシャンになりたいって 本気で 思ったんだよね。 162 00:09:16,890 --> 00:09:19,893 それを 思い出したんだ。 (美姫) へえー。 163 00:09:22,896 --> 00:09:24,831 美姫ちゃんの おかげだよ。 164 00:09:24,898 --> 00:09:27,834 美姫ちゃんが あんなふうに 泣いてんのを見て→ 165 00:09:27,901 --> 00:09:30,837 俺も 火が付いたっていうかさ。 あっ。 いっ…。 166 00:09:30,904 --> 00:09:33,840 (美姫) うちが泣いたこと 人に言うたら 殺すで。 167 00:09:33,907 --> 00:09:35,842 美姫ちゃん。 苦しいんだけど。 あっ はい。 168 00:09:35,909 --> 00:09:37,844 (お手伝いさん) 美姫さまに お客さまです。 169 00:09:37,911 --> 00:09:39,846 (美姫) うちに? 170 00:09:39,913 --> 00:09:42,849 あら。 ジャイ子の旦那。 (潤) ジャイ子? 171 00:09:42,916 --> 00:09:44,851 佐伯です。 172 00:09:44,918 --> 00:09:46,787 新しく 担当させていただくことに なりましたので→ 173 00:09:46,853 --> 00:09:49,790 ごあいさつに 伺いました。 (美姫) うん? 新しくって? 小麦は? 174 00:09:49,856 --> 00:09:51,792 小山は 会社を 辞めることになりました。 175 00:09:51,858 --> 00:09:54,861 (美姫) えっ。 辞めるって 何で? 176 00:10:03,870 --> 00:10:06,807 合併の件で 責任を取らされました。 177 00:10:06,873 --> 00:10:09,810 (美姫) それって うちの本のことでってことか? 178 00:10:09,876 --> 00:10:13,814 >> まっ そういうことです。 (美姫) 小麦が 首…。 179 00:10:13,880 --> 00:10:16,817 ああ。 まあ しゃあないわな。 180 00:10:16,883 --> 00:10:19,820 君嶋のパパさんに 盾突いたんや。 自業自得や。 181 00:10:19,886 --> 00:10:22,823 そもそも 首って言われて 逃げ出すようなら→ 182 00:10:22,889 --> 00:10:25,826 担当は 辞めてもらって正解やわ。 >> 小麦は…。 183 00:10:25,892 --> 00:10:29,830 小麦は 社長に 美姫さんの 直した原稿 渡しました。 184 00:10:29,896 --> 00:10:31,832 美姫さんのために。 185 00:10:31,898 --> 00:10:36,837 美姫さんを 一番いい形で デビューさせてやってくれと。 186 00:10:36,903 --> 00:10:41,842 小麦は 自分のことよりも 美姫さんのことを 考えてました。 187 00:10:41,908 --> 00:10:44,911 そのことは 分かってやってください。 188 00:10:51,852 --> 00:10:54,788 (若子) 小麦さん。 会社 首になったって 本当ですか? 189 00:10:54,855 --> 00:10:57,791 (聡美) 私たちが 残るのに 小麦さんが 首だなんて。 190 00:10:57,858 --> 00:10:59,793 (朋香) そんなの 信じられません。 191 00:10:59,860 --> 00:11:04,798 (只野) 小山君。 あの。 その…。 何て言ったらいいのか…。 192 00:11:04,865 --> 00:11:07,801 (小麦) 決まったことは しょうがありませんから。 193 00:11:07,868 --> 00:11:09,803 (朋香) でも…。 194 00:11:09,870 --> 00:11:11,872 (小麦) とっとと 引き継ぎ 始めよう。 195 00:11:13,874 --> 00:11:15,809 会社が 新しくなるんだから→ 196 00:11:15,876 --> 00:11:17,811 やらなきゃいけないこと いっぱいあるでしょ。 197 00:11:17,878 --> 00:11:20,814 やれることは やれるうちに ちゃっちゃと やっちゃおう。 198 00:11:20,881 --> 00:11:25,819 私だって 就職活動やら何やらで 忙しいんだから。 ほーら。 199 00:11:25,886 --> 00:11:30,824 (若子) そうですよね。 やれること やらなきゃですよね。 200 00:11:30,891 --> 00:11:32,826 (只野) そうだよな。 (若子) うん。 201 00:11:32,893 --> 00:11:36,830 小山君。 君が担当している 作家さんのデータ 俺にくれ。→ 202 00:11:36,897 --> 00:11:38,832 俺が 担当を割り振る。 (若子) じゃあ 私が→ 203 00:11:38,899 --> 00:11:40,834 もう1回 資料を整理します。 (只野) うん。 204 00:11:40,901 --> 00:11:43,837 私は 過去の権利関係を洗います。 (只野) ああ。 そうしてくれ。 205 00:11:43,904 --> 00:11:45,839 小山。 今まで ありがとうな。→ 206 00:11:45,906 --> 00:11:50,777 君は 再就職に向けて 自分のことだけを 考えてくれ。→ 207 00:11:50,844 --> 00:11:52,779 後は 俺たちに任せろ。→ 208 00:11:52,846 --> 00:11:54,848 やるぞ。 (若子) はい! 209 00:11:56,850 --> 00:11:59,786 (小麦)《編集の仕事は 他の会社でも 続けられる》 210 00:11:59,853 --> 00:12:04,791 《でも もう みんなとは 一緒に 仕事することが できないんだ》 211 00:12:04,858 --> 00:12:10,797 《私の居場所は もう ここには ないんだ》 212 00:12:10,864 --> 00:12:14,801 (美姫) 毎度。 (小麦) 美姫。 213 00:12:14,868 --> 00:12:16,803 (美姫) びっくりしたで。 ジャイ子の旦那→ 214 00:12:16,870 --> 00:12:19,806 新しい担当いうて 突然 来よるから。 215 00:12:19,873 --> 00:12:21,808 (小麦) ごめん。 216 00:12:21,875 --> 00:12:24,811 連絡しなきゃいけないとは 思ってたんだけど。 217 00:12:24,878 --> 00:12:27,814 (美姫) まあ 顔 出しづらいわな。 首やもんな。 218 00:12:27,881 --> 00:12:29,816 身の程も 知らんと→ 219 00:12:29,883 --> 00:12:31,818 君嶋のパパさんに 逆らったりするからや。 220 00:12:31,885 --> 00:12:36,823 (小麦) うん。 実感してる。 覚悟はしてたけど→ 221 00:12:36,890 --> 00:12:41,828 私 首になって あらためて この会社が好きだって 気付いた。 222 00:12:41,895 --> 00:12:43,830 (美姫) 何や いっちょ前に 落ち込んどんのかいな。 223 00:12:43,897 --> 00:12:46,766 (小麦) そりゃあ ねえ。 (美姫) いまさら 何やねん。 224 00:12:46,833 --> 00:12:50,770 あんた その顔と 年と 性格やで。 初めて会うたとき→ 225 00:12:50,837 --> 00:12:53,773 ジャイ子の旦那に 振られて 泣きよったやないか。 226 00:12:53,840 --> 00:12:56,777 で その後 その親友に 元カレ 寝取られるし。 227 00:12:56,843 --> 00:13:00,780 あっ。 あかん。 かわいそ過ぎて 涙が出てきたわ。 228 00:13:00,847 --> 00:13:03,783 (小麦) 言っときますけど 私と 紗江子は→ 229 00:13:03,850 --> 00:13:06,787 佐伯さんと 付き合ってた時期は かぶってません。 230 00:13:06,853 --> 00:13:09,789 それに あなたに 同情される筋合いも ありません。 231 00:13:09,856 --> 00:13:12,792 (美姫) 何や 同情されたくて そんな顔しとるん ちゃうんか? 232 00:13:12,859 --> 00:13:14,794 ネガティブ思考の 不細工亀が。 233 00:13:14,861 --> 00:13:16,796 (小麦) 好きで こんな顔になったんじゃ ありません。 234 00:13:16,863 --> 00:13:18,798 (美姫) せやったら もっと しゃきっとせんかい。 235 00:13:18,865 --> 00:13:21,801 勘違いして 同情してしもうたやないか。 236 00:13:21,868 --> 00:13:25,806 (小麦) ねえ 美姫。 (美姫) 何や。 237 00:13:25,872 --> 00:13:29,809 (小麦) あなた 何しに来たの? (美姫) うん? えっ? な… 何しにて。 238 00:13:29,876 --> 00:13:32,812 会社 首になる人て どないなんやろう 思うて→ 239 00:13:32,879 --> 00:13:34,814 見に来ただけや。 240 00:13:34,881 --> 00:13:38,818 (小麦) もしかして 私のこと 心配してくれてるの? 241 00:13:38,885 --> 00:13:41,821 (美姫) はあ? アホか。 ぼけ かす。 242 00:13:41,888 --> 00:13:43,823 そない 気色悪いこと 誰が するか。 243 00:13:43,890 --> 00:13:45,825 ああ 楽しい。 244 00:13:45,892 --> 00:13:48,762 自分より 不幸な人間が おるっちゅうのは 楽しいなぁ。 245 00:13:48,828 --> 00:13:50,764 まあ 安心せえ。 あんたも これ以上→ 246 00:13:50,830 --> 00:13:52,766 悪うなることは あれへんやろ。 247 00:13:52,832 --> 00:13:54,768 不細工亀は 不細工亀らしゅう→ 248 00:13:54,835 --> 00:13:57,837 せいぜい頑張ったらええん ちゃいまっか。 ほなな。 249 00:13:59,839 --> 00:14:03,777 (小麦) へそ曲がりも あそこまでいくと 国宝級ね。 250 00:14:03,843 --> 00:14:08,782 でも 美姫の言うとおりだな。 落ち込んでても しょうがない。 251 00:14:08,849 --> 00:14:12,786 しゃきっと 就職活動 頑張るか。 252 00:14:12,852 --> 00:14:14,788 えっ? (人事部長) 誠に 残念なのですが。 253 00:14:14,854 --> 00:14:18,792 (小麦) あのう でも つい この間までは うちに来てほしいって→ 254 00:14:18,859 --> 00:14:20,794 熱心に 誘っていただいてましたよね? 255 00:14:20,860 --> 00:14:22,796 (人事部長) いや。 あのう。 256 00:14:22,862 --> 00:14:24,798 (編集長) こういう ご時世ですからねぇ。 257 00:14:24,864 --> 00:14:26,800 (小麦) 私 給料や待遇なら 気にしません。 258 00:14:26,866 --> 00:14:29,803 とにかく 編集の仕事ができれば それで いいんです。 259 00:14:29,869 --> 00:14:31,805 お願いします。 260 00:14:31,871 --> 00:14:33,807 (編集長) すいません。 次 ありますんで。 261 00:14:33,873 --> 00:14:35,875 (小麦) 編集長…。 262 00:14:38,578 --> 00:14:41,248 (小麦) それで ずうずうしいとは 思ったんですけれども→ 263 00:14:41,314 --> 00:14:45,151 四木先生の方から 出版社の方に お口添えしていただけないかと→ 264 00:14:45,218 --> 00:14:47,153 思いまして。 (四木) ハァー。 265 00:14:47,220 --> 00:14:51,157 (小麦) 先生。 何か ありましたか? 266 00:14:51,224 --> 00:14:54,160 (四木) これ 私から聞いたって 言わないでほしいんだけど→ 267 00:14:54,227 --> 00:14:57,163 小麦ちゃんの噂 結構 広まっちゃってんのよね。 268 00:14:57,230 --> 00:14:59,165 (小麦) 私の噂。 269 00:14:59,232 --> 00:15:03,169 君嶋社長に ケンカ 吹っ掛けたって。 270 00:15:03,236 --> 00:15:05,171 (小麦) ケンカを 吹っ掛けた!? (四木) ああ。→ 271 00:15:05,238 --> 00:15:07,173 もちろん 小麦ちゃんが 意味もなく→ 272 00:15:07,240 --> 00:15:09,175 そんなことを するわけないって 分かってるんだけど。→ 273 00:15:09,242 --> 00:15:13,179 でもね みんな 怖がっちゃってんのよね。→ 274 00:15:13,246 --> 00:15:15,115 小麦ちゃんと 仲良くすると→ 275 00:15:15,181 --> 00:15:17,117 君嶋社長に にらまれるんじゃないかって。 276 00:15:17,183 --> 00:15:19,119 (小麦) そんな。 私 ケンカを 吹っ掛けるなんて…。 277 00:15:19,185 --> 00:15:21,121 ああ。 分かるわよ。 278 00:15:21,187 --> 00:15:24,124 だけどね あのう 小麦ちゃんか 君嶋社長か→ 279 00:15:24,190 --> 00:15:29,129 選べって こう言われたら。 こう あのう…。 ねっ。 ねっ。 280 00:15:29,195 --> 00:15:32,132 (小麦) ハァー。 281 00:15:32,198 --> 00:15:35,135 もしもし。 >> 📱(哲也) あっ 那珂川です。→ 282 00:15:35,201 --> 00:15:40,140 今日の面接 どうでした? (小麦) うん。 無事に 終わった。 283 00:15:40,206 --> 00:15:42,142 そうですか。 284 00:15:42,208 --> 00:15:45,145 あの。 今 こな屋にいるんですけど よかったら 来ませんか?→ 285 00:15:45,211 --> 00:15:49,149 息抜きに もんじゃでも。 (小麦) ああ ありがとう。 286 00:15:49,215 --> 00:15:54,154 でも 今日は やめておくわ。 面接続きで ちょっと疲れてるし→ 287 00:15:54,220 --> 00:15:58,158 あしたも 朝から 回らなきゃいけないから。 288 00:15:58,224 --> 00:16:03,163 そうですか。 あの 小麦さん。 大丈夫ですか? 289 00:16:03,229 --> 00:16:05,165 (小麦) えっ? 290 00:16:05,231 --> 00:16:09,169 あっ いや。 何か 色々 大丈夫かなと思って。 291 00:16:09,235 --> 00:16:12,172 小麦さん 一人で 無理しちゃう人だから。 292 00:16:12,238 --> 00:16:16,109 (小麦) 大丈夫。 全然 大丈夫。 ごめんね 心配かけて。 293 00:16:16,176 --> 00:16:23,183 >> そうですか。 じゃあ また。 (小麦) うん。 おやすみ。 294 00:16:27,187 --> 00:16:30,123 \(和夫) 小麦! 295 00:16:30,190 --> 00:16:32,125 (和夫) 来ないってか? (哲也) ああ。 296 00:16:32,192 --> 00:16:34,127 何か ちょっと お疲れみたいです。 297 00:16:34,194 --> 00:16:37,130 あいつも いい年に なっちまったからなぁ。 298 00:16:37,197 --> 00:16:39,132 おう。 ところで あんちゃんよ。 299 00:16:39,199 --> 00:16:43,136 小麦とは どこまで いってんだ? (哲也) えっ? 300 00:16:43,203 --> 00:16:50,210 例えば ほらよ。 Aとか Bとか。 まさか C? 301 00:16:52,212 --> 00:16:54,147 (佐伯) こちらが 完成品です。→ 302 00:16:54,214 --> 00:16:57,150 よく目立つ いい表紙に なってると 思います。 303 00:16:57,217 --> 00:16:59,152 (美姫) ふーん。 >> 現在のところ→ 304 00:16:59,219 --> 00:17:01,154 予約だけで 10万部を 超えています。 305 00:17:01,221 --> 00:17:03,156 まあ JUNさんは別として→ 306 00:17:03,223 --> 00:17:06,159 純粋な 新人作家としては 異例中の異例です。 307 00:17:06,226 --> 00:17:09,162 これはね すごいことですよ。 (美姫) へえー。 308 00:17:09,229 --> 00:17:12,165 それで 次の作品ですけれども 美姫さんの方で 何か→ 309 00:17:12,232 --> 00:17:14,167 やりたいテーマや 企画が ありましたら お伺いしますが→ 310 00:17:14,234 --> 00:17:17,170 なければ 私の方で 提案させて いただきたいと 思います。 311 00:17:17,237 --> 00:17:19,172 読者アンケートの結果が 上がってきましたら→ 312 00:17:19,239 --> 00:17:22,175 それらを参考に 美姫さんの 2作目に ふさわしい作品を→ 313 00:17:22,242 --> 00:17:24,177 作りあげていきましょう。 美姫さんの方で→ 314 00:17:24,244 --> 00:17:26,179 何か ございましたら どんどん 私の方に→ 315 00:17:26,246 --> 00:17:28,181 おっしゃってくださいね。 ねっ。 316 00:17:28,248 --> 00:17:31,251 (小麦) ハァー。 全滅か。 317 00:17:42,262 --> 00:17:44,197 (小麦) この本が なかったら→ 318 00:17:44,264 --> 00:17:50,203 私は きっと 編集の仕事を やってなかったんだよね。 319 00:17:50,270 --> 00:17:53,206 (小麦)《私も いつか ハクチョウになって→ 320 00:17:53,273 --> 00:17:56,276 空を飛んでいくんだ》 321 00:17:59,279 --> 00:18:07,287 (小麦) 誰かを 幸せにしたくって この仕事 目指したんだよね。 322 00:18:10,290 --> 00:18:16,229 (小麦) 私 もう 本 作れなくなっちゃうのかな。 323 00:18:21,234 --> 00:18:27,173 📱 324 00:18:27,240 --> 00:18:30,176 (小麦) もしもし。 >> 📱(小豆) お姉 大変。→ 325 00:18:30,243 --> 00:18:33,246 お父さんが 倒れちゃった。 (小麦) お父さんが!? 326 00:18:37,250 --> 00:18:39,185 (小麦) お父さんは? (和夫) こら! 327 00:18:39,252 --> 00:18:41,187 (小麦) えっ? (和夫) へーん。→ 328 00:18:41,254 --> 00:18:44,190 やっと 来やがったな。 この すっとこどっこいがよ。 フフッ。 329 00:18:44,257 --> 00:18:47,193 (小麦) お父さん。 どういうこと? (和夫) うん。 330 00:18:47,260 --> 00:18:52,198 (小麦) 那珂川君。 (小豆) お姉。 だまして ごめん! 331 00:18:52,265 --> 00:18:54,200 (小麦) 何? >> お前がね 一人で→ 332 00:18:54,267 --> 00:18:56,202 うじうじ うじうじ 悩んでいてね→ 333 00:18:56,269 --> 00:18:58,204 このままじゃ カビまで 生えちまうっていうからよ→ 334 00:18:58,271 --> 00:19:00,206 一芝居 打ったんじゃねえか。 335 00:19:00,273 --> 00:19:03,209 第一な 俺が そんな簡単に 倒れると 思ってんのかよ。 336 00:19:03,276 --> 00:19:07,213 ハハハ。 なっ。 (小麦) 勘弁してよ。 337 00:19:07,280 --> 00:19:09,215 (妙子) みんな あんたのこと 心配してんのよ。 338 00:19:09,282 --> 00:19:11,217 (和夫) うん。 (小豆) そうだよ。 339 00:19:11,284 --> 00:19:13,219 この作戦だって お姉を 元気づけようって→ 340 00:19:13,286 --> 00:19:15,154 那珂川さんが 考えたんだから。 (小麦) えっ? 341 00:19:15,221 --> 00:19:18,157 (哲也) すいません。 お父さんを 勝手に 病気に…。 342 00:19:18,224 --> 00:19:20,159 おい。 ちょっ ちょっ…。 ちょっと待て あんちゃんよ。 343 00:19:20,226 --> 00:19:23,162 ま… まだ 君に お父さんなんて 言われる筋合いねえよ。 344 00:19:23,229 --> 00:19:25,164 ああ すいません。 (和夫) ねえ。 うん。 345 00:19:25,231 --> 00:19:27,166 (哲也) いや。 違う。 あの ここの お父さんっていう…。 346 00:19:27,233 --> 00:19:32,171 (小麦) よーし。 今日は ぱーっと飲んで 食べるか! 347 00:19:32,238 --> 00:19:34,173 (和夫) うん。 (哲也) これ お父さんが作った…。 348 00:19:34,240 --> 00:19:36,175 (和夫) だから お父さんってよ。 (哲也) あっ いや。 あのう→ 349 00:19:36,242 --> 00:19:41,180 小麦さんの お父さんが作った 特製もんじゃです。 350 00:19:41,247 --> 00:19:43,182 (哲也) 今日は ホントに すいませんでした。 351 00:19:43,249 --> 00:19:48,188 (小麦) あっ。 こっちこそ ごめんね。 ありがとう。 352 00:19:48,254 --> 00:19:51,190 ホントは いっぱい いっぱいだったんだ。 353 00:19:51,257 --> 00:19:55,194 面接が 全部 駄目で。 354 00:19:55,261 --> 00:19:59,198 でも 那珂川君のおかげで 元気が出た。 355 00:19:59,265 --> 00:20:02,201 編集じゃなくても 仕事は あるしね。 356 00:20:02,268 --> 00:20:06,205 気持ちを切り替えて また ゼロから 頑張るよ。 フフッ。 357 00:20:06,272 --> 00:20:10,209 >> そうやって また 強がる。 (小麦) えっ? 358 00:20:10,276 --> 00:20:14,213 ホントは 泣きたいんじゃないんですか? 359 00:20:14,280 --> 00:20:18,151 空回りなんですよ。 突っ張って 強がって→ 360 00:20:18,217 --> 00:20:22,221 結局 周りに 迷惑 掛けて。 全然 かわいくないですよ。 361 00:20:24,223 --> 00:20:26,159 (小麦) どうせ 私は→ 362 00:20:26,225 --> 00:20:29,162 一人で 空回りばかりしてる かわいくない女ですよ。 363 00:20:29,228 --> 00:20:32,165 そういう性格なのよ。 364 00:20:32,231 --> 00:20:35,168 37年 これで生きてきたから しょうがないじゃない。 365 00:20:35,234 --> 00:20:37,170 いまさら 直せって言われても 直らないのよ。 366 00:20:37,236 --> 00:20:39,172 そういうとこが かわいくないって 言ってるんです。 367 00:20:39,238 --> 00:20:41,174 (小麦) だったら もっと若くて かわいくて→ 368 00:20:41,240 --> 00:20:44,243 分かりやすい子と 付き合えばいいじゃない。 369 00:20:46,246 --> 00:20:50,183 本気で そんなこと 言ってるんですか? 370 00:20:50,249 --> 00:20:53,252 (小麦) もういい。 私 帰る。 371 00:21:08,267 --> 00:21:10,269 (哲也) 僕には 小麦さんが 必要です。 372 00:21:12,271 --> 00:21:14,273 小麦さんじゃなきゃ 駄目なんです。 373 00:21:18,211 --> 00:21:20,146 僕は 一生懸命な 小麦さんが 好きです。 374 00:21:20,213 --> 00:21:22,148 何くそ 負けないぞって→ 375 00:21:22,215 --> 00:21:24,150 頑張ってる 小麦さんが 大好きです。 376 00:21:24,217 --> 00:21:28,221 でも たまには 倒れたって いいじゃないですか。 377 00:21:30,223 --> 00:21:32,158 僕は 小麦さんの クッションになります。 378 00:21:32,225 --> 00:21:35,161 クッションになれるように もっともっと 強くなります。 379 00:21:35,228 --> 00:21:37,163 全力で 小麦さんを 受け止めます。 380 00:21:37,230 --> 00:21:39,232 だから…。 381 00:21:44,237 --> 00:21:48,241 僕と 結婚してください。 382 00:21:55,248 --> 00:21:57,250 (あひる)《マジで?》