1 00:00:01,268 --> 00:00:06,941 {\an8}\(春江) ええ。 あと少しで 手術代の お金が入るみたいで。 2 00:00:07,008 --> 00:00:11,012 {\an8}(春江) 美姫さんも 私を ホンマの 母親やと 信じこんでます。 3 00:00:13,013 --> 00:00:15,950 (春江) はい。 4 00:00:16,017 --> 00:00:17,952 あっ。 先生。 (医師) はい。 5 00:00:18,018 --> 00:00:21,956 ちょっと ご相談が。 (医師) じゃあ どうぞ こちらへ。 6 00:00:22,023 --> 00:00:24,024 (春江) はい。 7 00:00:42,410 --> 00:00:45,980 {\an8}(小麦) どうしたの? 電気も つけないで。 8 00:00:46,046 --> 00:00:48,416 {\an8}(哲也) あっ。 そうですよね。 ハハハ。 9 00:00:48,482 --> 00:00:52,420 {\an8}(小麦) 何か あったの? (哲也) えっ。 10 00:00:52,486 --> 00:00:55,423 {\an8}(友樹)《俺 エリカちゃんに ホントのこと 言った》 11 00:00:55,489 --> 00:00:57,425 {\an8}いや 別に。→ 12 00:00:57,491 --> 00:01:00,428 {\an8}小麦さんこそ 顔色 悪いですよ。 また 仕事→ 13 00:01:00,494 --> 00:01:03,431 {\an8}頑張り過ぎてるんじゃない? (小麦) ううん 大丈夫。 14 00:01:03,497 --> 00:01:06,434 {\an8}っていうか 頑張ったおかげで 美姫のエッセーが→ 15 00:01:06,500 --> 00:01:09,437 {\an8}売り上げランキング 1位になったの。 16 00:01:09,503 --> 00:01:11,439 {\an8}えっ? 初エッセーですよね? 17 00:01:11,505 --> 00:01:13,441 {\an8}おめでとう。 (小麦) ありがとう。 18 00:01:13,507 --> 00:01:15,509 {\an8}よし。 じゃあ 乾杯しましょう。 19 00:01:17,511 --> 00:01:19,447 {\an8}よく頑張りました。 20 00:01:19,513 --> 00:01:21,515 {\an8}(小麦) 乾杯! >> 乾杯! 21 00:01:23,517 --> 00:01:27,455 {\an8}(小麦) あーっ。 おいしい! 22 00:01:27,521 --> 00:01:29,457 {\an8}晩ご飯は? >> ああ。 食べてきた。 23 00:01:29,523 --> 00:01:33,527 {\an8}(小麦) じゃあ つまみ 出すね。 確か チーズが あったはず。 24 00:01:37,531 --> 00:01:41,469 {\an8}(小麦) 実は ちょっと 聞いてほしいことが あるんだ。 25 00:01:41,535 --> 00:01:44,472 {\an8}>> 何? (小麦) うん。 あのね…。 26 00:01:44,538 --> 00:01:47,408 {\an8}\(春江) ただ今 戻りました。 27 00:01:47,475 --> 00:01:50,478 (哲也) おかえりなさい。 (春江) ただいま。 28 00:01:52,480 --> 00:01:57,418 お二人 帰ったばっかりですか? お仕事で 疲れたでしょ?→ 29 00:01:57,485 --> 00:02:00,421 簡単なもん 作りますから ゆっくりしてください。 30 00:02:00,488 --> 00:02:02,423 (哲也) ああ。 そんな 気 使わないでください。 31 00:02:02,490 --> 00:02:04,425 (春江) 簡単なもんだけやから 気にせんといて。→ 32 00:02:04,492 --> 00:02:07,428 余ったら あしたの朝ご飯の おかずになるし。 33 00:02:07,495 --> 00:02:10,431 (哲也) お嬢さん いかがですか? 34 00:02:10,498 --> 00:02:12,433 (春江) 美姫のおかげで→ 35 00:02:12,500 --> 00:02:15,436 もうすぐ アメリカで 手術できそうなんです。→ 36 00:02:15,503 --> 00:02:19,440 ホンマに 美姫と小麦さんが 頑張ってくださって。 37 00:02:19,507 --> 00:02:24,445 だから エッセーの出版を。 小麦さん やりましたね。 38 00:02:24,512 --> 00:02:26,514 (小麦) うん。 39 00:02:30,518 --> 00:02:33,454 (小麦)《家族が 現れたら どうしたいの?》 40 00:02:33,521 --> 00:02:36,457 (美姫)《殺したる》 41 00:02:36,524 --> 00:02:40,461 《ただ それとは別に 会ってみたいねん》 42 00:02:40,528 --> 00:02:44,465 《どんな顔か どんな声か》 43 00:02:44,532 --> 00:02:48,402 《うちを産んだとき どんな気持ちやったんか》 44 00:02:48,469 --> 00:02:51,405 《とにかく 一目 会うてみたいんや》 45 00:02:51,472 --> 00:02:53,474 (春江)《会いたかった》 46 00:02:56,477 --> 00:02:59,413 (桜子)《お姉ちゃんが いるって 聞いた日から→ 47 00:02:59,480 --> 00:03:02,416 ずっと 会えるの 楽しみにしてたんや》→ 48 00:03:02,483 --> 00:03:07,421 《来てくれて ありがとう》 (美姫)《桜子》 49 00:03:07,488 --> 00:03:11,425 《お姉ちゃんも 会えて うれしいで》 50 00:03:11,492 --> 00:03:16,430 \(佐伯) 聞いてんのか? (小麦) ハァ…。 51 00:03:16,497 --> 00:03:19,433 \(佐伯) 聞いてんのか? 小山! 52 00:03:19,500 --> 00:03:21,435 (小麦) はい! すいません。 何でしょう? 53 00:03:21,502 --> 00:03:23,437 (佐伯) この書類 ゼロが 1桁 間違ってるって 言ってんだよ。→ 54 00:03:23,504 --> 00:03:25,439 たるんでんじゃないのか? 55 00:03:25,506 --> 00:03:27,441 だから プライベートで 悩み事があるなら→ 56 00:03:27,508 --> 00:03:30,444 いつでも 俺が相談に…。 (小麦) いえ。 大丈夫です。 57 00:03:30,511 --> 00:03:33,447 仕事と結婚の 両立をしたいなら 公私混同は やめろよな。 58 00:03:33,514 --> 00:03:37,451 これ 今日中に よろしく。 (小麦) 申し訳ありませんでした。 59 00:03:37,518 --> 00:03:39,453 (聡美) でも 小麦さん 指輪してるね。 60 00:03:39,520 --> 00:03:43,457 (朋香) 外し忘れてるだけかも。 (若子) 外し忘れてるだけ。 61 00:03:43,524 --> 00:03:48,462 朋香さん。 私の せりふ 取らないでください。 62 00:04:00,474 --> 00:04:04,478 \(戸の開く音) 63 00:04:07,481 --> 00:04:09,483 (響子) こんばんは。 64 00:04:11,485 --> 00:04:13,420 (春江) 目的は 何です? 65 00:04:13,487 --> 00:04:17,424 (響子) 取材よ。 こんな面白い題材 ないもの。→ 66 00:04:17,491 --> 00:04:21,428 事実は 小説より奇なりって 本当ね。 67 00:04:21,495 --> 00:04:24,431 (春江) あなたも 有名な 作家さんなんですよね。 68 00:04:24,498 --> 00:04:26,433 (響子) 有名かどうかは 知らないけど→ 69 00:04:26,500 --> 00:04:28,435 まあ それで食べてるのは 事実ね。→ 70 00:04:28,502 --> 00:04:30,437 あっ。 取材とはいえ→ 71 00:04:30,504 --> 00:04:32,439 偽母 そのものを 書いたりしないから→ 72 00:04:32,506 --> 00:04:35,442 安心していいわよ。 73 00:04:35,509 --> 00:04:37,444 美姫さんに 黙ってくださっていること→ 74 00:04:37,511 --> 00:04:40,447 感謝しています。 75 00:04:40,514 --> 00:04:45,452 私は 桜子を産んだとき 宝物が できたって 思いました。 76 00:04:45,519 --> 00:04:47,388 あなただって 美姫さんを 産んだとき→ 77 00:04:47,454 --> 00:04:49,390 そう思うたんと 違いますか?→ 78 00:04:49,456 --> 00:04:53,394 何で 自分が ホンマの母親やて 名乗り出ないんですか? 79 00:04:53,460 --> 00:04:57,398 (響子) うーん。 責任があるからかな。 80 00:04:57,464 --> 00:04:59,400 責任? 81 00:04:59,466 --> 00:05:01,402 (響子) 私は あの子を捨てたの。 82 00:05:01,468 --> 00:05:05,472 一度 捨てたからには 責任 持って 捨て続けなきゃ。 83 00:05:07,474 --> 00:05:09,410 (響子) あの子を 捨てるって 決めたとき→ 84 00:05:09,476 --> 00:05:14,415 私は 誰よりも強い 獅子になろうと思った。→ 85 00:05:14,481 --> 00:05:17,418 娘を 崖から 突き落としても→ 86 00:05:17,484 --> 00:05:20,421 決して 手を差し伸べない。 二度と 振り返らない。 87 00:05:20,487 --> 00:05:25,426 それでも あの子なら はい上がってくる。 88 00:05:25,492 --> 00:05:28,429 そう信じたから。 89 00:05:28,495 --> 00:05:32,433 愛してはるんですね 美姫さんのこと。→ 90 00:05:32,499 --> 00:05:34,435 あなたも 母親としての心が…。 91 00:05:34,501 --> 00:05:39,440 あら。 そんなことより あなたの話が 聞きたいの。→ 92 00:05:39,506 --> 00:05:42,443 ねえ。 どうして 美姫の 偽母になろうと 思ったの? 93 00:05:42,509 --> 00:05:44,445 いつごろ 思い付いたの? 94 00:05:44,511 --> 00:05:46,380 ねえ。 いいじゃない。 教えてよ。 95 00:05:46,447 --> 00:05:50,384 \(哲也) 失礼します。 (君嶋) おう。 96 00:05:50,451 --> 00:05:53,387 君が ここを 訪ねてくるなんて 珍しいじゃないか。 97 00:05:53,454 --> 00:05:55,389 どういった用件だ? 98 00:05:55,456 --> 00:05:58,392 確か 今 お母さんの事務所で 武者修行中だったな。 99 00:05:58,459 --> 00:06:01,395 申し訳ございません! 100 00:06:01,462 --> 00:06:05,399 友樹が。 弟が エリカさんに→ 101 00:06:05,466 --> 00:06:08,402 事故を起こしたのが 自分だと 告げました。 102 00:06:08,469 --> 00:06:12,406 おわびして 済むことでないことは 重々 承知しております。 103 00:06:12,473 --> 00:06:15,409 ですから これからは 友樹の分まで→ 104 00:06:15,476 --> 00:06:17,411 私に 償わせてください。 105 00:06:17,478 --> 00:06:20,414 (君嶋) 君に してもらうことは 何もない。 帰ってくれ。 106 00:06:20,481 --> 00:06:24,418 社長の お怒りは ごもっともです。 それでも 何か させてください。 107 00:06:24,485 --> 00:06:26,420 お願いします。 このとおりです。 108 00:06:26,487 --> 00:06:30,424 (君嶋) だったら 娘の足を返せ! 109 00:06:30,491 --> 00:06:34,428 エリカは 17歳で 人生を失ったんだ。 110 00:06:34,495 --> 00:06:36,430 お前に あの子の気持ちが 分かるか? 111 00:06:36,497 --> 00:06:39,433 あの子の痛みに お前が どれだけ 分かるというんだ! 112 00:06:39,500 --> 00:06:42,436 娘は ある日 突然→ 113 00:06:42,503 --> 00:06:46,373 夢も 明るい未来も 全てを 奪われたんだぞ! 114 00:06:46,440 --> 00:06:49,376 お前は それを…。 115 00:06:49,443 --> 00:06:54,448 本当に 申し訳ありませんでした。 116 00:07:01,455 --> 00:07:08,395 (君嶋) 大きな声を出して すまなかった。 君が悪いわけじゃない。 117 00:07:08,462 --> 00:07:13,467 だが 取り返しがつかないのも 事実だ。 118 00:07:16,470 --> 00:07:19,406 (君嶋) やってもらいたいことを 思い付いたよ。 119 00:07:19,473 --> 00:07:22,476 はい。 何でも いたします。 120 00:07:24,478 --> 00:07:29,416 (君嶋) 二度と 娘には 関わらないでくれ。 121 00:07:29,483 --> 00:07:34,488 それが 君にできる 唯一の償いだ。 122 00:07:45,699 --> 00:07:51,271 《エリカちゃんの足を 奪ったのは 僕なんだよ》 123 00:07:51,271 --> 00:08:03,283 ♪~ 124 00:08:03,283 --> 00:08:05,219 \(みやび) エリカちゃん。→ 125 00:08:05,285 --> 00:08:08,222 ちょっとで いいから 出てきてちょうだい。 126 00:08:08,288 --> 00:08:10,224 (響子)《エリカちゃん 娘でしょうけど→ 127 00:08:10,290 --> 00:08:12,226 あなたの所有物でも ペットでもないのよ》 128 00:08:12,292 --> 00:08:15,229 《本気で 彼女の幸せを願うなら 自由にしてあげたら どうかしら》 129 00:08:15,295 --> 00:08:18,232 《干渉するのは 奥さまの エゴよ》 130 00:08:18,298 --> 00:08:22,302 (みやび) あんな女に 何が分かるっていうのよ。 131 00:08:25,305 --> 00:08:30,310 大丈夫よ。 ママが エリカちゃんを 守ってあげるから。 大丈夫。 132 00:08:34,314 --> 00:08:36,250 (みやび) こんにちは。 133 00:08:36,316 --> 00:08:38,252 (友樹) エリカちゃんの お母さん。 こんにちは。 134 00:08:38,318 --> 00:08:41,255 (みやび) 今 忙しい? (友樹) いえ。→ 135 00:08:41,321 --> 00:08:44,258 ちょうど これから 昼休みなんで。 (みやび) ああ そう。 136 00:08:44,324 --> 00:08:48,262 それより エリカさん ずっと 来てないですけど→ 137 00:08:48,328 --> 00:08:50,264 何か あったんですか? 138 00:08:50,330 --> 00:08:53,267 そのことで 友樹さんに 折り入って 相談があって来たの。 139 00:08:53,333 --> 00:08:57,271 僕で お力になれることでしたら もちろん 喜んで。→ 140 00:08:57,337 --> 00:09:00,274 どうぞ。 (みやび) ありがとう。→ 141 00:09:00,340 --> 00:09:06,280 実はね 美園 響子っていう うちで使ってる 作家がいて→ 142 00:09:06,346 --> 00:09:10,284 最近 急に 娘の周りを うろつくようになったの。→ 143 00:09:10,350 --> 00:09:13,287 その人 こう言っちゃ何だけど→ 144 00:09:13,353 --> 00:09:17,291 自分勝手で 男に だらしがない 不潔な女でね。→ 145 00:09:17,357 --> 00:09:20,294 あんな人が エリカちゃんに 関わったら→ 146 00:09:20,360 --> 00:09:23,297 不幸になるに 決まってるって。 私 そう思ったら→ 147 00:09:23,363 --> 00:09:26,300 もう 居ても立っても いられなくなっちゃって。 148 00:09:26,366 --> 00:09:30,304 それは 大変ですね。 お母さん。 分かりました。 149 00:09:30,370 --> 00:09:32,306 エリカちゃんが ひどい目に遭ったら→ 150 00:09:32,372 --> 00:09:34,308 僕も 悲しい。 151 00:09:34,374 --> 00:09:36,310 任せてください。 僕が どうにかします。 152 00:09:36,376 --> 00:09:42,316 ありがとう。 やっぱり 友樹さんに お願いに来て よかったわ。→ 153 00:09:42,382 --> 00:09:45,319 お仕事中だったのに ごめんなさいね。→ 154 00:09:45,385 --> 00:09:49,256 じゃあ 私 これで 失礼します。→ 155 00:09:49,323 --> 00:09:51,258 今度 うちに 遊びにいらしてね。 156 00:09:51,325 --> 00:09:53,260 ありがとうございます。 お気を付けて。 157 00:09:53,327 --> 00:09:55,262 (みやび) はい。 じゃあ よろしくね。→ 158 00:09:55,329 --> 00:09:57,331 お願いします。 159 00:10:00,334 --> 00:10:03,270 知らないってことは 罪だね。 160 00:10:03,337 --> 00:10:07,341 まっ お望みどおりに してあげるけど。 161 00:10:13,347 --> 00:10:19,353 あのう。 大事な話って 何ですか? 162 00:10:21,355 --> 00:10:24,358 何でしょう? 163 00:10:26,360 --> 00:10:30,297 (小麦) 私 昨日 病院の廊下で→ 164 00:10:30,364 --> 00:10:35,302 あなたが 電話で話していたことを 聞いてしまったんです。 165 00:10:35,369 --> 00:10:39,306 美姫の母親じゃないって どういうことですか? 166 00:10:39,373 --> 00:10:41,308 黙ってないで 何か おっしゃってください。 167 00:10:41,375 --> 00:10:44,311 どうして。 なぜ 美姫の母親だなんて→ 168 00:10:44,378 --> 00:10:47,247 嘘をついたんですか? 169 00:10:47,314 --> 00:10:51,251 ホンマに 申し訳ありません! 桜子を 助けたかったんです。 170 00:10:51,318 --> 00:10:54,254 許されることやないのは 分かってます。 171 00:10:54,321 --> 00:10:58,258 桜子の病気を 治してあげたくても お金が無くて。 172 00:10:58,325 --> 00:11:03,263 そんなとき 雑誌で 美姫さんが 孤児なのを知って。 173 00:11:03,330 --> 00:11:10,270 ホンマに すんません。 けど お願いします。 174 00:11:10,337 --> 00:11:14,274 美姫さんには 言わんといてください。 175 00:11:14,341 --> 00:11:18,278 美姫さんかて 私を ホンマの 母親やて 信じてるんです。 176 00:11:18,345 --> 00:11:21,281 そやから…。 (小麦) いいかげんにしてください。 177 00:11:21,348 --> 00:11:25,285 誰が そんな 虫のいい話 のむと思います? 178 00:11:25,352 --> 00:11:30,290 あなた 美姫の気持ち 考えたことありますか? 179 00:11:30,357 --> 00:11:33,293 本当の母親に 会えたって あんなに 喜んでるんですよ。 180 00:11:33,360 --> 00:11:36,296 その 美姫の気持ちは どうだっていいっていうんですか。 181 00:11:36,363 --> 00:11:40,300 すんません。 すんません。 182 00:11:40,367 --> 00:11:45,305 (小麦) 桜子ちゃんの病気は 私も 心から同情します。 183 00:11:45,372 --> 00:11:48,241 だからといって 美姫の気持ちを→ 184 00:11:48,308 --> 00:11:50,243 踏みにじっていいことには なりません。 185 00:11:50,310 --> 00:11:53,246 あなた 自分のしたことの重さを 分かってるんですか? 186 00:11:53,313 --> 00:11:55,248 それは…。 187 00:11:55,315 --> 00:12:00,253 (小麦) 私は このまま黙って 見過ごせません。 188 00:12:00,320 --> 00:12:03,256 美姫には つらくても 真実を話します。 189 00:12:03,323 --> 00:12:05,258 待ってください! 190 00:12:05,325 --> 00:12:07,327 待ってください。 191 00:12:10,330 --> 00:12:19,339 美姫さんには 私から。 私から お話しします。 192 00:12:22,342 --> 00:12:24,277 \(桜子) ちょっと…。 あーっ! \(美姫) ハハハ。 193 00:12:24,344 --> 00:12:26,279 \(桜子) あかんわ。 \(美姫) ハハハ。 194 00:12:26,346 --> 00:12:30,350 \(桜子) はい。 これ。 \(美姫) はい…。 195 00:12:32,352 --> 00:12:35,288 (桜子) あっ。 お母ちゃん。 小麦さんも いらっしゃい。 196 00:12:35,355 --> 00:12:38,291 (小麦) こんにちは。 (美姫) 何で カミツキガメがおんねん。 197 00:12:38,358 --> 00:12:41,294 今日は 丸一日 桜子と遊ぶって 決めたんや。 198 00:12:41,361 --> 00:12:43,296 仕事する気 ないで。 (桜子) ねえ。→ 199 00:12:43,363 --> 00:12:45,298 小麦さんも 一緒に やろう。 (小麦) うん。 200 00:12:45,365 --> 00:12:49,236 (春江) 桜子。 ちょっとだけ 待っててくれる? 201 00:12:49,302 --> 00:12:54,241 お母ちゃん 美姫に 話があんねん。 美姫。 ちょっとだけ ええかな? 202 00:12:54,307 --> 00:12:56,243 (美姫) ここで 話せば ええやん。 (春江) うん。 203 00:12:56,309 --> 00:13:02,249 けど ちょっとだけ。 なっ。 (美姫) うん。 まあ しゃあないな。 204 00:13:02,315 --> 00:13:05,252 桜子 ちょっとだけ 待っとってな。 (桜子) うん。 戻ってくるとき→ 205 00:13:05,318 --> 00:13:07,254 アイス 買ってきて。 (美姫) うん。 206 00:13:07,320 --> 00:13:10,257 (桜子) バニラが ええなぁ。 (美姫) 分かった。 207 00:13:10,323 --> 00:13:12,325 ほな 大きいの 買うてきたる。 (桜子) うん。 208 00:13:14,327 --> 00:13:16,263 (桜子) うっ…。 209 00:13:16,329 --> 00:13:18,265 (美姫) 桜子? (小麦) 桜子ちゃん! 210 00:13:18,331 --> 00:13:21,268 (春江) 桜子! (美姫) 桜子! しっかりせえ。 211 00:13:21,334 --> 00:13:24,271 先生! 桜子が 桜子が…。 212 00:13:24,337 --> 00:13:27,274 (美姫) しっかりせい! 先生! 先生! (春江) 桜子…。 213 00:13:27,340 --> 00:13:29,276 (医師) はい。 すいません。 (春江) お願いします。 214 00:13:29,342 --> 00:13:32,279 (医師) いいですか。 桜子ちゃん。 大丈夫だからね。 215 00:13:32,345 --> 00:13:34,281 (桜子) お姉ちゃん…。 (美姫) 桜子。 216 00:13:34,347 --> 00:13:36,283 (医師) 酸素 10リットルから始めて。 (看護師) はい。 217 00:13:36,349 --> 00:13:38,285 (医師) 血圧は? (看護師) 血圧も 下がってます。 218 00:13:38,351 --> 00:13:41,354 (医師) 点滴の用意ね。 カテコラミンも。 (看護師) はい。 219 00:13:50,297 --> 00:13:52,299 (美姫) 桜子! 220 00:13:58,305 --> 00:14:00,307 \(ノック) 221 00:14:03,310 --> 00:14:05,245 (エリカ) どうして ここに? 222 00:14:05,312 --> 00:14:08,248 天使園に 来ないから 心配して 来たんだ。 223 00:14:08,315 --> 00:14:12,319 帰って! あんたの顔なんか 二度と見たくない。 224 00:14:14,321 --> 00:14:16,323 (エリカ) 帰って! 225 00:14:27,334 --> 00:14:30,270 これも 掛けていいよ。 226 00:14:30,337 --> 00:14:33,273 僕が 君にしたことは 許されない。→ 227 00:14:33,340 --> 00:14:36,343 何をされても 文句は 言えないよ。 228 00:14:41,348 --> 00:14:43,350 こっちの方が いい? 229 00:14:45,352 --> 00:14:47,220 エリカちゃんが したいようにして いいんだよ。→ 230 00:14:47,287 --> 00:14:52,225 君の気が済むなら 僕は どんな罪も受ける。→ 231 00:14:52,292 --> 00:14:55,295 君が 死ねと言えば 死ぬよ。 232 00:15:02,302 --> 00:15:05,238 僕は 嫌われて当然だ。 233 00:15:05,305 --> 00:15:09,309 でも 嘘をついたまま 君のそばに 居続けたくなかった。 234 00:15:14,314 --> 00:15:22,255 嫌いに なりたかったのに。→ 235 00:15:22,322 --> 00:15:25,258 なれないよ。 236 00:15:25,325 --> 00:15:31,331 (エリカの泣き声) 237 00:15:39,339 --> 00:15:53,286 ♪~ 238 00:15:53,286 --> 00:15:56,222 (医師) 次に また 今日のような 発作が出たら→ 239 00:15:56,289 --> 00:15:59,225 命の保証は できません。→ 240 00:15:59,292 --> 00:16:02,228 一日も早く 渡米して 手術をしないと→ 241 00:16:02,295 --> 00:16:06,232 このままでは…。 (春江) そんな…。 242 00:16:06,299 --> 00:16:10,236 (美姫) 大丈夫や おかん。 うちが 絶対 桜子を救ったる。 243 00:16:10,303 --> 00:16:13,239 (小麦)《今 私が 真実を告げれば→ 244 00:16:13,306 --> 00:16:16,242 桜子ちゃんの命を 奪うことになる》 245 00:16:16,309 --> 00:16:21,247 (美姫) 先生。 桜子を すぐ アメリカに 行かしてやってください。 246 00:16:21,314 --> 00:16:26,252 小麦。 今までの うちが稼いだ金 全部 振り込んでくれ。 247 00:16:26,319 --> 00:16:30,323 エッセーと テレビや 雑誌の金を 合わせれば 何とかなる。 248 00:16:34,394 --> 00:16:37,263 (エリカ) わっ すごーい! (エリカ・友樹) フフフ。 249 00:16:37,330 --> 00:16:39,265 (エリカ) 哲也さん。 お久しぶりです。 250 00:16:39,332 --> 00:16:42,268 (友樹) どうしたの? (哲也) あっ いや。 251 00:16:42,335 --> 00:16:45,338 どうぞ。 今 お茶 入れてきますね。 252 00:16:48,341 --> 00:16:50,276 どういうことだ? (友樹) どうって→ 253 00:16:50,343 --> 00:16:52,278 エリカちゃん 俺のこと 許してくれたんだよ。 254 00:16:52,345 --> 00:16:56,282 そんな まさか。 (友樹) 自分の目で 見ただろう? 255 00:16:56,349 --> 00:16:59,285 お前が 真剣に エリカさんを 支えてくつもりなら→ 256 00:16:59,352 --> 00:17:01,287 僕も 一緒に 頭を下げ続ける覚悟はある。→ 257 00:17:01,354 --> 00:17:03,289 お前に その覚悟は あるのか? 258 00:17:03,356 --> 00:17:07,293 事故の責任があるから そばにいるだけじゃないのか? 259 00:17:07,360 --> 00:17:10,363 愛情じゃなく 同情で会ってるなら 今すぐ 消えろ! 260 00:17:14,367 --> 00:17:18,371 (エリカ) 友樹さんは 同情だけで 私に 優しくしてくれてるの? 261 00:17:24,377 --> 00:17:26,312 待ってください! (友樹) やめなよ 兄貴。→ 262 00:17:26,379 --> 00:17:28,314 そういうの 偽善だよ。 (哲也) うるさい! 263 00:17:28,381 --> 00:17:30,316 お前は 彼女が 不幸になっても 平気なのか。 264 00:17:30,383 --> 00:17:33,319 幸せか 不幸かなんて そんな 単純なもんじゃないだろ。 265 00:17:33,386 --> 00:17:35,321 お前の へ理屈なんて 聞いてない。 (友樹) 彼女が 不幸になって→ 266 00:17:35,388 --> 00:17:38,324 かわいそうだと 思うんなら 兄さんが 幸せにしてやれば? 267 00:17:38,391 --> 00:17:40,393 ふざけるな! 268 00:17:43,396 --> 00:17:45,331 (友樹) へえー。 ひ弱な 兄貴にしては→ 269 00:17:45,398 --> 00:17:48,334 なかなか いいパンチ 持ってんじゃん。 270 00:17:48,401 --> 00:17:52,338 このまま 俺を 殴り続けて 殴り殺せば 楽になれるよ。 271 00:17:52,405 --> 00:17:55,408 兄さん。 272 00:18:02,415 --> 00:18:05,351 おかえりなさい。 273 00:18:05,418 --> 00:18:07,420 友樹さんと 会ってたんじゃないの? 274 00:18:09,422 --> 00:18:11,357 (エリカ) ママが うちに来るように 頼んだのね? 275 00:18:11,424 --> 00:18:15,295 そうよ。 ママ エリカちゃんに 笑顔を 取り戻してほしくてね。 276 00:18:15,361 --> 00:18:17,297 最低! ママなんか 大っ嫌い! 277 00:18:17,363 --> 00:18:20,300 (みやび) エリカちゃん。 ごめんなさい。 ちょっと待って。→ 278 00:18:20,366 --> 00:18:22,302 ねっ。 ママ 勝手なことしたの 謝るわ。 でもね…。 279 00:18:22,368 --> 00:18:25,371 うるさい! 黙れ! 280 00:18:33,379 --> 00:18:36,316 (小麦) 只野さん。 先月の売り上げ 出てますか? 281 00:18:36,382 --> 00:18:39,319 (只野) ほら 見ろよ。 美姫さんのエッセー すごいぞ。→ 282 00:18:39,385 --> 00:18:42,322 もう 35万部も出てる。 ハハハ…。 283 00:18:42,388 --> 00:18:47,327 (小麦) 小説の印税が 5,000万。 エッセーが 3,500万。 284 00:18:47,393 --> 00:18:50,330 1億には まだ 1,500万 足りない。 285 00:18:50,396 --> 00:18:53,333 (只野) 何だ? 何か 印税に 問題でもあんのか? 286 00:18:53,399 --> 00:18:55,335 (小麦) 違います 違います。 ご安心ください。 287 00:18:55,401 --> 00:18:57,337 ハァー。 288 00:18:57,403 --> 00:19:02,342 (美姫)《♪「指切り げんまん 嘘ついたら 針千本 のんで」→ 289 00:19:02,408 --> 00:19:06,346 ♪「閻魔さまに 舌も 引っこ抜かしてやるで」》 290 00:19:06,412 --> 00:19:10,350 (桜子)《何や その へんてこな歌。 お姉ちゃん 歌手は 無理やな》 291 00:19:10,416 --> 00:19:14,354 (美姫)《アホ抜かせ。 なかなかの美声やろが》 292 00:19:14,420 --> 00:19:17,290 (小麦)《このままじゃ 美姫が お金を出しても→ 293 00:19:17,357 --> 00:19:19,359 桜子ちゃんは 助からない》 294 00:19:29,369 --> 00:19:35,308 (桜子) お姉ちゃん? ずっと いてくれたの? 295 00:19:35,375 --> 00:19:37,310 (美姫) 当たり前やん。 296 00:19:37,377 --> 00:19:43,316 桜子なぁ 長い夢 見てたんや。 297 00:19:43,383 --> 00:19:46,319 (美姫) 夢? >> うん。 298 00:19:46,386 --> 00:19:53,326 奇麗な お花畑が どこまでも 広がってるの。 299 00:19:53,393 --> 00:19:58,331 桜子が お花 摘んで 首飾りにしてたら→ 300 00:19:58,398 --> 00:20:04,337 遠くの方から 知らない おじさんや おばさんが→ 301 00:20:04,404 --> 00:20:11,344 みんなして 「おいで おいで」って 呼んできてな。 302 00:20:11,411 --> 00:20:19,285 みんな にこにこ笑ってるから 桜子も 行こうって思うんや。 303 00:20:19,352 --> 00:20:23,289 けど そのとき 美姫姉ちゃんが→ 304 00:20:23,356 --> 00:20:29,295 「桜子!」って 呼んで 走ってくるねん。 305 00:20:29,362 --> 00:20:33,299 桜子が 「あっち行こう」って 言うのに→ 306 00:20:33,366 --> 00:20:37,303 「駄目や。 まだ 行ったら あかん!」って→ 307 00:20:37,370 --> 00:20:41,307 お姉ちゃんが おんぶしてくれて。 308 00:20:41,374 --> 00:20:46,312 お姉ちゃんの背中 あったかかったなぁ。 309 00:20:46,379 --> 00:20:53,319 不思議やなぁ。 夢の中では お姉ちゃん 歩いてた。 310 00:20:53,386 --> 00:20:55,321 (美姫) そうか。 311 00:20:55,388 --> 00:21:00,326 お姉ちゃんが 桜子を 助けてくれたんやね。 312 00:21:00,393 --> 00:21:03,329 (美姫) アホ。 助けるのは これからや。 313 00:21:03,396 --> 00:21:07,333 桜子は アメリカに行って 元気になるんや。 314 00:21:07,400 --> 00:21:11,404 姉ちゃんが 必ず助ける。 >> ありがとう。 315 00:21:13,406 --> 00:21:17,276 (美姫) ほら。 あんま しゃべると 疲れるで。 316 00:21:17,343 --> 00:21:20,346 もう 寝ろ。 >> うん。 317 00:21:28,354 --> 00:21:31,290 (春江) 美姫。 ちょっと 話があるんやけど。 318 00:21:31,357 --> 00:21:35,361 (小麦) すいません。 その前に ちょっと いいですか? 319 00:21:41,367 --> 00:21:44,303 (小麦) 私 決めました。 320 00:21:44,370 --> 00:21:48,307 美姫には 本物の母親のふりを 続けてください。 321 00:21:48,374 --> 00:21:50,376 嘘を 押し通しましょう。 322 00:21:50,443 --> 00:21:58,217 ♪~