1 00:00:10,010 --> 00:00:11,946 {\an8}☏ 2 00:00:12,012 --> 00:00:13,948 {\an8}(美姫) もしもし。 3 00:00:14,015 --> 00:00:17,952 {\an8}☏(ボイスチェンジャー) 立候補を やめろ。 用件は それだけだ。 4 00:00:18,018 --> 00:00:22,957 {\an8}☏(通話の切れる音) (美姫) もしもし! もしもし! 5 00:00:23,023 --> 00:00:24,959 (小麦) どうしたの? 6 00:00:25,026 --> 00:00:29,029 (美姫) 立候補を やめろって。 (小麦) えっ? 7 00:00:31,031 --> 00:00:32,967 どこ 行くの? (美姫) 哲公んところや。 8 00:00:33,033 --> 00:00:34,969 (小麦) 何しに? (美姫) 哲公を 問い詰めて→ 9 00:00:35,036 --> 00:00:36,971 嵐太郎を 連れ戻すんや! 10 00:00:37,037 --> 00:00:38,973 (小麦) 那珂川君が 関係してるか 分からないじゃない。 11 00:00:39,039 --> 00:00:40,975 (美姫) 子供が おらんようになって→ 12 00:00:41,042 --> 00:00:42,977 立候補 やめろっちゅう 電話が かかってきたんや。 13 00:00:43,043 --> 00:00:45,980 哲公しか おらんやないか! (小麦) 落ち着いて 美姫。 14 00:00:46,046 --> 00:00:48,983 (美姫) 子供が さらわれたんや。 落ち着いてられるか! 15 00:00:49,049 --> 00:00:51,051 (小麦) あなたは お母さんでしょ! 16 00:00:53,054 --> 00:00:57,992 私が 行く。 私が 那珂川君に 確かめてくるから。 17 00:00:58,058 --> 00:01:04,999 (美姫) うちのせいや。 うちが 嵐太郎を ほっといたから。 18 00:01:07,001 --> 00:01:11,005 嵐に 何かあったら うちは…。 19 00:01:13,007 --> 00:01:17,011 (小麦) 大丈夫。 きっと 大丈夫だから。 20 00:01:17,011 --> 00:01:35,029 ♪~ 21 00:01:35,029 --> 00:01:36,964 (小麦) 嵐太郎を返して。 22 00:01:37,031 --> 00:01:38,966 {\an8}嵐太郎が いなくなったの。 23 00:01:39,033 --> 00:01:40,968 {\an8}那珂川君が 何か したんじゃないの? 24 00:01:41,035 --> 00:01:43,971 {\an8}(哲也) 嵐太郎? (小麦) とぼけないで。 美姫の子よ。 25 00:01:44,038 --> 00:01:46,974 {\an8}天使園から いなくなったのよ。 あなたが 何かしたんじゃないの? 26 00:01:47,041 --> 00:01:49,977 {\an8}美姫さんの お子さんが? いつ いなくなったんですか? 27 00:01:50,044 --> 00:01:52,980 {\an8}(小麦) 本当に 知らないの? >> ええ。 28 00:01:53,047 --> 00:01:55,983 {\an8}(小麦) じゃあ 嵐太郎は どこに? 29 00:01:56,050 --> 00:01:57,985 {\an8}(長江) 待ちたまえ。→ 30 00:01:58,052 --> 00:01:59,987 {\an8}このまま 謝りもせず 出ていくのかね?→ 31 00:02:00,054 --> 00:02:04,925 {\an8}君は 今 対立候補の 那珂川君に 子供誘拐の疑惑を掛けたんだぞ。 32 00:02:04,992 --> 00:02:07,928 {\an8}(長江) これは 大変な侮辱だ。 33 00:02:07,995 --> 00:02:11,932 {\an8}名誉毀損で 訴えたって いいんだぞ! 34 00:02:11,999 --> 00:02:15,936 {\an8}(小麦) 申し訳ありませんでした。 35 00:02:16,003 --> 00:02:18,005 {\an8}(潤) 美姫ちゃん。 (美姫) 潤。 36 00:02:26,013 --> 00:02:30,951 {\an8}嵐太郎のことは 聞いた。 きっと 迷子になってるだけだよ。 37 00:02:31,018 --> 00:02:33,954 {\an8}大丈夫。 俺が すぐに 捜してくるから。 38 00:02:34,021 --> 00:02:39,960 {\an8}だから 待ってて。 絶対 俺が 見つけてくるから。 39 00:02:40,027 --> 00:02:42,029 {\an8}(美姫) 潤。 40 00:02:45,032 --> 00:02:48,035 {\an8}(小麦) 嵐太郎。 嵐太郎。 41 00:02:51,038 --> 00:02:53,974 (長江) まずいことになったよ。 (哲也) どうかされましたか? 42 00:02:54,041 --> 00:02:55,976 (長江) 今の 子供の件な→ 43 00:02:56,043 --> 00:02:58,979 私の支持者の 過激な連中が 絡んどるらしい。 44 00:02:59,046 --> 00:03:00,915 えっ? 45 00:03:00,981 --> 00:03:02,917 (長江) いや。 私が やらしたんじゃないぞ。 46 00:03:02,983 --> 00:03:08,923 私は ただな このままでは困ると ぽろっと 口にしただけなんだ。 47 00:03:08,989 --> 00:03:12,927 そうだ。 那珂川君。 こうしよう。 48 00:03:12,993 --> 00:03:15,930 君は 何も 聞かなかったことにしてくれ。→ 49 00:03:15,996 --> 00:03:17,932 私は 何も知らなかった。→ 50 00:03:17,998 --> 00:03:21,936 そんな連中とは 一切 関係がない。 よし。 それで いこう。 51 00:03:22,002 --> 00:03:24,939 ちょっと 待ってください。 その支持者に 連絡を取って→ 52 00:03:25,005 --> 00:03:26,941 今すぐ 子供を返すよう お願いしてください。 53 00:03:27,007 --> 00:03:28,943 そんなことをしたら 私が→ 54 00:03:29,009 --> 00:03:30,945 この事件に 絡んでることになるじゃないか。 55 00:03:31,011 --> 00:03:35,950 いいか。 君は 何も 知らなかったことにしなさい。 56 00:03:36,016 --> 00:03:39,019 そうすれば われわれは 何の問題もないんだ。 57 00:03:41,021 --> 00:03:43,023 (哲也) 市長! 58 00:03:50,030 --> 00:03:54,969 (響子) 嵐太郎が いなくなったって ホント? 59 00:03:55,035 --> 00:03:57,037 (響子) 母親 失格ね。 60 00:03:59,039 --> 00:04:05,913 (美姫) そやな。 うちは 結局 あんたと おんなじや。 61 00:04:05,980 --> 00:04:08,916 駄目な母親や。 62 00:04:08,983 --> 00:04:11,919 うちは あんたみたいに なりとうなかった。 63 00:04:11,986 --> 00:04:16,924 そやから 自分一人でも 嵐太郎を 育てたるって 息巻いとった。 64 00:04:16,991 --> 00:04:19,927 そやけど それが 間違いやったんや。 65 00:04:19,994 --> 00:04:22,930 やっぱり うちが…。 やっぱり うちなんかが→ 66 00:04:22,997 --> 00:04:24,932 子供なんて 産んだら あかんかったんや。 67 00:04:24,999 --> 00:04:26,934 うちなんか 捨てられたときに 死んどったら よかったんや。 68 00:04:27,001 --> 00:04:30,938 そしたら 嵐太郎は こんな目に遭わずに 済んだんや。 69 00:04:31,005 --> 00:04:33,007 いっ…。 70 00:04:45,019 --> 00:04:48,022 (哲也) そうですか。 分かりました。 ありがとうございます。 71 00:04:52,026 --> 00:04:54,962 (長江)《君は 何も 知らなかったことにしなさい》 72 00:04:55,029 --> 00:04:59,033 《そうすれば われわれは 何の問題もないんだ》 73 00:05:00,968 --> 00:05:03,904 \(ドアの開く音) 74 00:05:03,971 --> 00:05:05,906 (潤) 頼む! 何か知ってたら 教えてくれ。 75 00:05:05,973 --> 00:05:08,909 嵐太郎が助かるなら 俺は どうなっても構わない。 76 00:05:08,976 --> 00:05:10,911 美姫ちゃんに 選挙を やめさせるように言う。 77 00:05:10,978 --> 00:05:15,916 何でもする。 だから 俺の息子が どこにいるのか 教えてくれ。 78 00:05:15,983 --> 00:05:17,918 息子? 79 00:05:17,985 --> 00:05:20,921 嵐太郎は 俺と美姫ちゃんの息子だ。 80 00:05:20,988 --> 00:05:23,924 美姫ちゃんは 俺が父親だって 認めてくれてねえけど→ 81 00:05:23,991 --> 00:05:26,927 俺は あいつの父親なんだ。→ 82 00:05:26,994 --> 00:05:30,931 あいつ 美姫ちゃんに似て すっげえ 頭いいんだよ。 83 00:05:30,998 --> 00:05:35,936 4歳なのに 漢字とか書けるし。 俺に似て イケメンだし。 84 00:05:36,003 --> 00:05:39,940 俺 嵐太郎がいない人生なんて 考えられねえんだよ。 85 00:05:40,007 --> 00:05:44,011 だから 頼む。 嵐太郎のこと 何でもいいから 教えてくれよ。 86 00:05:46,013 --> 00:05:47,948 ちょっと 付き合ってもらえますか? 87 00:05:48,015 --> 00:05:51,952 えっ? ちょっ…。 88 00:05:52,019 --> 00:05:54,955 (男性) 曲がるよ。 はーい。→ 89 00:05:55,022 --> 00:05:57,958 じゃあ 今度は あのお兄ちゃんに 交代だ。 90 00:05:58,025 --> 00:05:59,960 (男性) 先輩から 電話かかってきたとき→ 91 00:06:00,027 --> 00:06:02,896 何かと思ったけどな。 さみしがってる がきと→ 92 00:06:02,963 --> 00:06:04,898 遊んでやってくれってよ。 93 00:06:04,965 --> 00:06:07,901 (男性) でも 何で 遊ぶだけで 金くれんだろうな。 94 00:06:07,968 --> 00:06:09,903 お前 何か聞いてる? 95 00:06:09,970 --> 00:06:11,905 (男性) いや。 夕方くらいまで 遊んでやってくれって。 96 00:06:11,972 --> 00:06:14,908 (男性) ふーん。 まあ 細かいことは いっか。 97 00:06:14,975 --> 00:06:17,978 がきも 楽しそうにしてっからな。 \(足音) 98 00:06:19,980 --> 00:06:21,915 (男性) 何だよ お前。 (潤) うるせえ!→ 99 00:06:21,982 --> 00:06:23,917 俺の息子 返せ ほら。 おい。 (男性) あっ? 何だよ。 100 00:06:23,984 --> 00:06:25,919 (哲也) 潤さん。 ちょっと 待ってください。 101 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 (潤) どこに いるんだよ! (哲也) 待ってください。 102 00:06:33,994 --> 00:06:35,929 (小麦) 警察に 連絡しよう。 103 00:06:35,996 --> 00:06:41,935 (美姫) うち 選挙 やめるわ。 (小麦) 美姫? 104 00:06:42,002 --> 00:06:45,939 (美姫) 天使園を 守りたいとか→ 105 00:06:46,006 --> 00:06:49,943 子供と母親のための 世界を つくりたいとか→ 106 00:06:50,010 --> 00:06:53,947 散々 偉そうなこと言うといて 情けない。 107 00:06:54,014 --> 00:06:59,019 せやけど うちが 一番 大切なのは 嵐太郎やねん。 108 00:07:02,956 --> 00:07:05,893 (小麦) 自分の子供より 世界を変える方が 大事なんて母親→ 109 00:07:05,959 --> 00:07:07,961 どこにも いないわよ。 110 00:07:10,964 --> 00:07:12,900 (小麦) 選挙 やめよう。 111 00:07:12,966 --> 00:07:15,903 嵐太郎より 大事なものなんて ないよ。 112 00:07:15,969 --> 00:07:18,972 ここにいる みんなだって 同じ気持ちよ。 113 00:07:22,976 --> 00:07:28,916 (美姫) みんな…。 ごめん。 114 00:07:28,982 --> 00:07:31,985 \(嵐太郎) 母ちゃん。 115 00:07:34,988 --> 00:07:43,931 (美姫) 嵐太郎。 ごめんな。 ごめんな 嵐太郎。 116 00:07:43,997 --> 00:07:45,933 (嵐太郎) 母ちゃん? 117 00:07:45,999 --> 00:07:54,942 (美姫) ごめんな。 ホンマに…。 ホンマに よかった…。 118 00:07:55,008 --> 00:07:58,011 ごめんな。 119 00:08:05,953 --> 00:08:09,890 (小麦) よかった。 嵐太郎が 無事 戻ってきてくれて。 120 00:08:09,957 --> 00:08:11,892 ありがとう 潤君。 (潤) ああ そんな。 121 00:08:11,959 --> 00:08:14,895 俺の息子ですから 当たり前っすよ。 122 00:08:14,962 --> 00:08:17,898 (小麦) でも よく分かったわね 居場所。 123 00:08:17,965 --> 00:08:21,902 あいつが 手伝ってくれたんです。 那珂川 哲也。 124 00:08:21,969 --> 00:08:23,904 (小麦) えっ? 125 00:08:23,971 --> 00:08:26,907 市長サイドん中に 暴走したやつが いたらしくて→ 126 00:08:26,974 --> 00:08:29,910 那珂川が 調べてくれたんです。 (小麦) それって…。 127 00:08:29,977 --> 00:08:32,913 \(美姫) 哲公が やったってことやな。 128 00:08:32,980 --> 00:08:34,915 あいつが やったんやな。 129 00:08:34,982 --> 00:08:38,919 違うよ。 那珂川も 市長も 知らなかったんだ。 130 00:08:38,986 --> 00:08:42,923 でも 市長は 自分の支持者が やったって 分かった途端→ 131 00:08:42,990 --> 00:08:45,926 関わり合いになりたくないからって 逃げ出して→ 132 00:08:45,993 --> 00:08:47,928 それでも 那珂川は 捜してくれたんだ。 133 00:08:47,995 --> 00:08:50,931 (美姫) そんなん どうでもええ。 あいつら 絶対に 許さへん! 134 00:08:50,998 --> 00:08:54,001 ちょっ 美姫ちゃん。 嵐太郎が 起きちゃうよ。 135 00:08:56,003 --> 00:08:57,938 嵐太郎を 連れ去った やつらもさ→ 136 00:08:58,005 --> 00:09:00,941 ホントのことは 知らなかったんだよ。 137 00:09:01,008 --> 00:09:02,943 ただ 嵐太郎と遊べって 言われただけで。 138 00:09:03,010 --> 00:09:04,945 那珂川が あいつらに それを教えたら→ 139 00:09:05,012 --> 00:09:07,948 あいつらも 驚いてた。 嵐太郎も→ 140 00:09:08,015 --> 00:09:11,952 面白い お兄ちゃんたちが 遊んでくれただけって 思ってる。 141 00:09:12,019 --> 00:09:14,955 だからさ この話は もう なかったことにしようよ。 142 00:09:15,022 --> 00:09:17,958 (美姫) せやからって ほいほい許せると 思うか? 143 00:09:18,025 --> 00:09:21,962 嵐太郎を 助けに行くとき 那珂川も 迷ってた。 144 00:09:22,029 --> 00:09:25,966 自分が行けば 嵐太郎の連れ去りに 関わりがあると 思われる。 145 00:09:26,033 --> 00:09:29,970 もし そうなったら あいつは 選挙どころか 犯罪者になる。 146 00:09:30,037 --> 00:09:32,973 それでも あいつは→ 147 00:09:33,040 --> 00:09:35,976 俺を 嵐太郎のところに 連れてってくれたんだ。 148 00:09:36,043 --> 00:09:37,978 もし 俺が このこと 問題にすれば→ 149 00:09:38,045 --> 00:09:41,982 あいつの人生 終わりになるかもしんねえのに。 150 00:09:42,049 --> 00:09:45,986 だからさ このことは あいつに任せようよ。 151 00:09:46,053 --> 00:09:49,990 嵐太郎が 無事に帰ってきた。 それだけで 十分じゃん。 152 00:09:50,057 --> 00:09:52,059 俺は 十分だよ。 153 00:09:54,061 --> 00:09:57,998 でも ごめん。 (美姫) えっ? 154 00:09:58,065 --> 00:10:00,000 俺が ちゃんと 嵐太郎のこと 見てれば→ 155 00:10:00,067 --> 00:10:02,936 こんなことには ならなかった。 156 00:10:03,003 --> 00:10:04,938 今回のことで すげえ 分かったよ。 157 00:10:05,005 --> 00:10:09,943 俺には もう 嵐太郎なしの 人生なんて 考えられない。 158 00:10:10,010 --> 00:10:11,945 これからは 何があっても→ 159 00:10:12,012 --> 00:10:16,016 命に代えても 嵐太郎を 守ってみせる。 160 00:10:18,018 --> 00:10:21,021 だから 安心して 美姫ちゃん。 161 00:10:27,027 --> 00:10:29,963 ホントに 俺らのこと 警察に 言わないでくれるんすよね? 162 00:10:30,030 --> 00:10:31,965 何かあったら 責任は 私が取る。 163 00:10:32,032 --> 00:10:35,969 その代わり もう 汚い大人たちに 利用されるんじゃない。 164 00:10:36,036 --> 00:10:37,971 (男性) たかが選挙で 子供の誘拐まで たくらむなんて→ 165 00:10:38,038 --> 00:10:39,973 びっくりっすよ。 166 00:10:40,040 --> 00:10:41,975 選挙で 得をするのは 政治家だけじゃない。 167 00:10:42,042 --> 00:10:44,978 いろんな利権が 絡んで 巨額の金が 動く。 168 00:10:45,045 --> 00:10:46,980 中には その金 目当てに→ 169 00:10:47,047 --> 00:10:49,983 よからぬことを 考える人間だっているし。 170 00:10:50,050 --> 00:10:51,985 そんな人間と つるんでしまう 政治家だっている。 171 00:10:52,052 --> 00:10:53,987 じゃあ 那珂川さんは→ 172 00:10:54,054 --> 00:10:55,989 そんな政治家になっちゃ 駄目っすね。 173 00:10:56,056 --> 00:10:58,992 えっ? (男性) 俺 今度の選挙→ 174 00:10:59,059 --> 00:11:00,927 那珂川さんに 投票しますよ。 175 00:11:00,994 --> 00:11:02,929 まあ 選挙なんて 行ったことないけど。→ 176 00:11:02,996 --> 00:11:08,001 だから 汚い大人たちに なめられんのか。 ヤベッ。 ハハッ。 177 00:11:10,003 --> 00:11:14,941 (美姫) 嵐太郎を 妊娠したときな めっちゃ 怖かった。 178 00:11:15,008 --> 00:11:16,943 (小麦) えっ? 179 00:11:17,010 --> 00:11:18,945 (美姫) 嵐太郎が うちみたいに→ 180 00:11:19,012 --> 00:11:22,949 障がいを抱えてたら どうしようって 思った。 181 00:11:23,016 --> 00:11:25,952 もし 障がいがなくても→ 182 00:11:26,019 --> 00:11:28,955 生まれてきたら おかんが 障がい者や。 183 00:11:29,022 --> 00:11:34,027 それでも 産んで ええもんか 怖かったんや。 184 00:11:36,029 --> 00:11:39,966 生まれてからも 苦労 掛けどおしや。 185 00:11:40,033 --> 00:11:41,968 うちが こんな体やから→ 186 00:11:42,035 --> 00:11:45,972 自分が しっかりせなあかん 思うんやろな。 187 00:11:46,039 --> 00:11:49,976 嵐太郎 他の子供たちよりも 大人やねん。 188 00:11:50,043 --> 00:11:54,981 よう 空気 読むねん。 それが ふびんでな。 189 00:11:55,048 --> 00:11:59,986 うちが母親やなかったら もっと 伸び伸び 生きられるやろうに。 190 00:12:00,053 --> 00:12:02,923 もっと 幸せやったやろうにって 思うと→ 191 00:12:02,989 --> 00:12:09,930 ホンマに 嵐太郎に 申し訳なくなるんや。 192 00:12:09,996 --> 00:12:12,933 子供は 親を選べへん。 193 00:12:12,999 --> 00:12:19,940 うちなんかが 産んでしもうて ごめんなって 思うんや。 194 00:12:20,006 --> 00:12:23,944 (小麦) それは 違うと思う。 (美姫) えっ? 195 00:12:24,010 --> 00:12:26,947 (小麦) 私 子供 産んだことないけど→ 196 00:12:27,013 --> 00:12:29,950 高齢出産のこととか ちょっと 勉強したの。 197 00:12:30,016 --> 00:12:33,954 高齢出産って どんなに望んで 妊娠しても→ 198 00:12:34,020 --> 00:12:38,959 いざ 子供ができたって分かったら 怖くなるんだって。 199 00:12:39,025 --> 00:12:43,964 自分が高齢のために 子供に 何かあったら どうしようって。 200 00:12:44,030 --> 00:12:47,033 ちょうど 今の美姫みたいに。 201 00:12:49,035 --> 00:12:52,973 でも 生まれてきてくれたからには→ 202 00:12:53,039 --> 00:12:56,977 私の子供に生まれて よかったって 思ってもらいたいじゃない。 203 00:12:57,043 --> 00:13:01,915 子供に そう思ってもらいたいから お母さんたちは 頑張るんだよね。 204 00:13:01,982 --> 00:13:06,920 だから 嵐太郎も きっと 幸せだと思う。 205 00:13:06,987 --> 00:13:08,922 (美姫) えっ? 206 00:13:08,989 --> 00:13:10,924 (小麦) こんなに 自分のこと 考えてくれてる→ 207 00:13:10,991 --> 00:13:17,931 お母さんがいるんだもん。 しかも とんでもない 毒舌。 毒姫。 208 00:13:17,998 --> 00:13:22,936 そうだ。 嵐太郎は 美姫を選んで 生まれてきたのかも。 209 00:13:23,003 --> 00:13:24,938 きっと 空の上から→ 210 00:13:25,005 --> 00:13:29,943 この母ちゃんだったら 毎日 退屈せえへんなって→ 211 00:13:30,010 --> 00:13:32,946 美姫を選んで 生まれてきたんじゃない? 212 00:13:33,013 --> 00:13:37,951 (美姫) 退屈せえへんなって うちは 嵐太郎の おもちゃか。 213 00:13:38,018 --> 00:13:39,953 (小麦) いいじゃない おもちゃでも。 214 00:13:40,020 --> 00:13:43,957 嵐太郎が 笑顔だったら それが 一番でしょ。 215 00:13:44,024 --> 00:13:48,962 (美姫) 嵐太郎の おもちゃが うちなら うちの おもちゃは あんたやな。 216 00:13:49,029 --> 00:13:52,966 くっさい せりふ 吐く 亀型おもちゃや。 217 00:13:53,033 --> 00:13:56,970 (小麦) いいかげん 亀は やめて。 218 00:13:57,037 --> 00:13:59,039 亀…。 219 00:14:00,974 --> 00:14:02,976 (小麦) あっ。 (美姫) えっ? 220 00:14:08,982 --> 00:14:10,917 (男性)《じゃあ 那珂川さんは→ 221 00:14:10,984 --> 00:14:12,986 そんな政治家になっちゃ 駄目っすね》 222 00:14:21,995 --> 00:14:24,931 (小麦) ごめんね。 倉田君にも 迷惑 掛けちゃって。 223 00:14:24,998 --> 00:14:26,933 (倉田) 小山が 謝ることじゃないよ。→ 224 00:14:27,000 --> 00:14:28,935 でも よかったな。 嵐太郎君も 無事 戻ってきたし→ 225 00:14:29,002 --> 00:14:32,873 美姫さんも 選挙 続けんだろ? (小麦) うん。 226 00:14:32,939 --> 00:14:35,875 潤君は 許そうって 言ってるの。 227 00:14:35,942 --> 00:14:39,879 でも 私は 正直 市長のことも 那珂川君のことも 許せない。 228 00:14:39,946 --> 00:14:42,883 (倉田) でも 嵐太郎君が 無事 戻ってこれたのも→ 229 00:14:42,949 --> 00:14:46,886 那珂川さんの おかげなんだろ? (小麦) それは そうだけど。 230 00:14:46,953 --> 00:14:49,889 三つ子の魂 百までって いうのかなぁ。 231 00:14:49,956 --> 00:14:51,891 立場や環境に 染まっても→ 232 00:14:51,958 --> 00:14:53,893 何だかんだいって 変わらないのが 人間なんじゃないのかな。 233 00:14:53,960 --> 00:14:56,897 (小麦) そうだとしても 今回のことは ひど過ぎる。 234 00:14:56,963 --> 00:14:59,899 どうするか 決めるのは 美姫さんや 潤君だ。 235 00:14:59,966 --> 00:15:04,904 むやみに 事を荒だてるのは 小山のエゴだと 思うよ。 236 00:15:04,971 --> 00:15:07,907 あっ。 ごめん。 言い過ぎた。 237 00:15:07,974 --> 00:15:11,912 (小麦) ううん。 倉田君の言うとおり。 238 00:15:11,978 --> 00:15:14,914 潤君と 美姫が いいっていうのなら→ 239 00:15:14,981 --> 00:15:16,983 私が怒っても しょうがないよね。 240 00:15:18,985 --> 00:15:20,921 どうしたの? 241 00:15:20,987 --> 00:15:22,989 小山に ちょっと 話があるんだけど。 242 00:15:24,991 --> 00:15:28,928 📱 243 00:15:28,995 --> 00:15:32,866 (小麦) 那珂川君から。 >> えっ? 244 00:15:32,932 --> 00:15:34,868 (小麦) はい 小山です。 245 00:15:34,934 --> 00:15:37,871 220円の お返しですね。 どうも ありがとうございました。 246 00:15:37,937 --> 00:15:39,873 ありがとうございました。 (客) ごちそうさま。 247 00:15:39,939 --> 00:15:43,877 よし。 片付けだ。 (嵐太郎) 片付けだ。 248 00:15:43,943 --> 00:15:47,881 (和夫) いやぁ ともあれ 何もなくて よかったよな 美姫な。 249 00:15:47,947 --> 00:15:50,884 (美姫) パパさんにも 心配かけて ごめんな。 250 00:15:50,950 --> 00:15:52,886 (和夫) いやいや いやいや。 じじ ばばの仕事は→ 251 00:15:52,952 --> 00:15:56,890 孫の心配することですから。 ああ。 252 00:15:56,956 --> 00:15:58,892 (和夫) だけどよ このままで いいのかよ? 253 00:15:58,958 --> 00:16:01,895 ぎゅーっと 熱い おきゅう 据えてやるとかよ。 254 00:16:01,961 --> 00:16:06,900 (美姫) 潤が ええ 言うてるからな。 でも ただ 許すわけやないで。 255 00:16:06,966 --> 00:16:08,902 あいつらには 選挙で 一泡 吹かせたる。 256 00:16:08,968 --> 00:16:10,904 そうだよなぁ。 257 00:16:10,970 --> 00:16:14,908 ひきょうなやつにはよ 負けんじゃねえぞ おい。 258 00:16:14,974 --> 00:16:17,911 だけど 潤も 親父っぽく なってきやがったよな。→ 259 00:16:17,977 --> 00:16:20,914 嵐太郎のことは 全部 なかったことにしようなんてな。→ 260 00:16:20,980 --> 00:16:23,917 うん。 そうだよな。→ 261 00:16:23,984 --> 00:16:25,919 嵐太郎のことでよ 騒いだところでな→ 262 00:16:25,985 --> 00:16:27,921 嵐太郎のために…。 (妙子) ちょっと お父さん。 263 00:16:27,987 --> 00:16:29,923 (和夫) 何? 何が? (妙子) 声が大きい。 264 00:16:29,989 --> 00:16:32,859 (客) 僕 何歳? (嵐太郎) 嵐太郎。 265 00:16:32,926 --> 00:16:35,929 (潤) 違う 違う。 年。 (嵐太郎) 4歳。 266 00:16:44,938 --> 00:16:47,874 (哲也) 市長の告発に 使ってください。→ 267 00:16:47,941 --> 00:16:51,878 不正な献金 土地の売買 裏金づくりなど→ 268 00:16:51,945 --> 00:16:54,881 市長の 汚職の証拠が 全て これに入っています。 269 00:16:54,948 --> 00:16:58,885 今回のことは 許されることでは ありません。 270 00:16:58,952 --> 00:17:00,887 嵐太郎君のことは 知らなかったとはいえ→ 271 00:17:00,954 --> 00:17:02,889 市長にも 責任は あります。 272 00:17:02,956 --> 00:17:05,892 それなのに 市長は 自己保身に走って 逃げた。→ 273 00:17:05,959 --> 00:17:09,896 もしかしたら 人の命に 関わるかもしれない状況で→ 274 00:17:09,963 --> 00:17:12,899 あの人は 自分の立場のことしか 考えていなかった。 275 00:17:12,966 --> 00:17:16,903 これは もはや 政治家では ありません。→ 276 00:17:16,970 --> 00:17:19,906 私が言えた義理では ないかもしれません。 277 00:17:19,973 --> 00:17:22,909 選挙に勝つために 佐伯さんに スパイを頼んだり→ 278 00:17:22,976 --> 00:17:24,911 ビラを まいたり。 でも→ 279 00:17:24,978 --> 00:17:27,914 私にも 越えてはいけない 一線ぐらい 分かります。 280 00:17:27,981 --> 00:17:30,917 これで 市長に 鉄ついを下してください。 281 00:17:30,984 --> 00:17:34,988 そうすれば きっと 選挙でも 美姫さんに 風が吹くはずです。 282 00:17:41,995 --> 00:17:45,932 (小麦) 那珂川君は どうするの? 283 00:17:45,999 --> 00:17:47,934 これが 公になれば→ 284 00:17:48,001 --> 00:17:50,937 私が やったことだと 市長には すぐ 分かるでしょう。 285 00:17:51,004 --> 00:17:55,008 だとしても 許してはいけない。 覚悟は できています。 286 00:17:55,008 --> 00:18:07,020 ♪~ 287 00:18:07,020 --> 00:18:09,956 じゃあ 俺 帰るね。 288 00:18:10,023 --> 00:18:11,958 (美姫) ありがとうな。 289 00:18:12,025 --> 00:18:16,963 嵐太郎を 連れ戻してくれて ありがとう。 290 00:18:17,030 --> 00:18:18,965 ちゃんと お礼 言ってへんかったから。 291 00:18:19,032 --> 00:18:24,037 美姫ちゃんまで 何 言ってんだよ。 父親なんだから 当たり前だろ。 292 00:18:27,040 --> 00:18:30,977 じゃあ 俺 行くね。 あした ライブの リハがあるからさ。 293 00:18:32,979 --> 00:18:34,914 (美姫) 潤! 294 00:18:34,981 --> 00:18:37,917 何? 295 00:18:37,984 --> 00:18:41,988 (美姫) 嵐太郎の父ちゃんに なってくれへんか? 296 00:18:43,990 --> 00:18:50,997 うちと 結婚してくれへんか? >> 美姫ちゃん。 297 00:19:00,006 --> 00:19:03,943 (美姫)《エリカは 哲ちゃんのことを 好きなんか?》 298 00:19:04,010 --> 00:19:05,945 (エリカ)《うん》 299 00:19:06,012 --> 00:19:07,947 (哲也)《もしも エリカさんが→ 300 00:19:08,014 --> 00:19:09,949 こんな僕と 一緒に いられないというなら→ 301 00:19:10,016 --> 00:19:13,953 婚約を 破棄されても 仕方ないと 思っています》 302 00:19:14,020 --> 00:19:16,022 \(ノック) 303 00:19:18,024 --> 00:19:19,959 ちょっと いいですか? 304 00:19:20,026 --> 00:19:21,961 (エリカ) どうしたの? こんな時間に。→ 305 00:19:22,028 --> 00:19:23,963 あしたも 選挙で 早いんでしょ? 306 00:19:24,030 --> 00:19:26,966 (哲也) ちゃんと 言ってなかったと 思って。 307 00:19:27,033 --> 00:19:31,905 すいませんでした。 小麦さんと キスしたこと。→ 308 00:19:31,971 --> 00:19:33,907 たとえ 選挙のためとはいえ エリカさんには→ 309 00:19:33,973 --> 00:19:35,909 申し訳ないことをしたと 思っています。 310 00:19:35,975 --> 00:19:38,912 (エリカ) 別に 何とも思ってないから。 311 00:19:38,978 --> 00:19:41,915 私たち 婚約解消するんでしょ? 312 00:19:41,981 --> 00:19:44,918 いまさら 気にしても しょうがないじゃない。 313 00:19:44,984 --> 00:19:46,986 そのことですが…。 314 00:19:48,988 --> 00:19:53,927 エリカさん。 僕と 結婚してください。 315 00:19:53,993 --> 00:19:58,932 5年前 うちの家族は ばらばらでした。 316 00:19:58,998 --> 00:20:00,934 当たり前ですよね。 317 00:20:01,000 --> 00:20:06,940 母も 友樹も 僕も 自分のことしか 考えてなかったんですから。 318 00:20:07,006 --> 00:20:10,944 友樹のことで 母が 心を壊したとき→ 319 00:20:11,010 --> 00:20:13,947 自分が 家族を つなげなければいけない。 320 00:20:14,013 --> 00:20:16,950 今度こそ ちゃんとした家族を 守りたい。 そう思いました。→ 321 00:20:17,016 --> 00:20:22,021 でも 正直 くじけそうでした。 322 00:20:24,023 --> 00:20:25,959 (哲也) そんなとき エリカさんが→ 323 00:20:26,025 --> 00:20:28,962 ずっと 母のことを 見ていてくれました。→ 324 00:20:29,028 --> 00:20:31,898 自分の足を 奪った 張本人なのに→ 325 00:20:31,965 --> 00:20:36,903 エリカさんは ずっと 母と 向き合ってくれていました。 326 00:20:36,970 --> 00:20:42,909 自分が 恥ずかしかったです。 逃げ出そうとしていた 自分が。→ 327 00:20:42,976 --> 00:20:46,913 エリカさんのおかげで 僕は 逃げないでいられたんです。 328 00:20:46,980 --> 00:20:48,915 エリカさんが いたから 頑張れた。→ 329 00:20:48,982 --> 00:20:50,917 そして いつの間にか→ 330 00:20:50,984 --> 00:20:54,921 この人のために 頑張りたいと 思うようになっていました。 331 00:20:54,988 --> 00:20:58,925 今日 小麦さんに 資料を渡しました。 332 00:20:58,992 --> 00:21:01,928 市長の汚職の資料です。 (エリカ) えっ? 333 00:21:01,995 --> 00:21:04,931 市長のことが 許せませんでした。 334 00:21:04,998 --> 00:21:07,934 僕は 選挙に 出られなくなるかもしれません。 335 00:21:08,001 --> 00:21:12,939 でも エリカさんが いれば 政治家の夢を 諦めても→ 336 00:21:13,006 --> 00:21:15,942 一緒に 幸せになれるような 気がします。 337 00:21:16,009 --> 00:21:17,944 エリカさん。 僕と…。 338 00:21:18,011 --> 00:21:20,013 何よ いまさら! 339 00:21:23,016 --> 00:21:26,953 やるって 決めたんでしょ。 だったら 最後まで やりなさいよ。 340 00:21:27,020 --> 00:21:30,957 最後まで 政治家 那珂川 哲也を 演じなさいよ! 341 00:21:37,964 --> 00:21:41,901 (小麦) 市長を告発したら 那珂川君 どうなるんだろう? 342 00:21:41,968 --> 00:21:44,904 選挙に 出られなくなるのかなぁ。 343 00:21:44,971 --> 00:21:48,975 それで 那珂川君 幸せになれるのかなぁ。 344 00:21:51,978 --> 00:21:54,914 (小麦) どうしたの? 345 00:21:54,981 --> 00:21:57,917 小山。 346 00:21:57,984 --> 00:22:02,922 俺たち 白紙にしてくれないか? (小麦) えっ? 347 00:22:02,989 --> 00:22:05,992 ごめん。 じゃあ。 348 00:22:05,992 --> 00:22:12,999 ♪~