1 00:00:04,005 --> 00:00:08,009 (小麦) お願いします。 美姫を 助けてください。 2 00:00:11,012 --> 00:00:12,947 (美姫) 子供は 君嶋 潤さんの息子です。 3 00:00:13,013 --> 00:00:14,949 (記者) だったら 何で 結婚しないんですか? 4 00:00:15,015 --> 00:00:16,951 (記者) 天涯孤独の シングルマザーってことで→ 5 00:00:17,017 --> 00:00:18,953 同情票 集めようとしてたんでしょ? 6 00:00:19,020 --> 00:00:20,955 (美姫) そんな。 うち そんなこと 全然。 7 00:00:21,021 --> 00:00:22,957 (記者) じゃあ どうして 結婚しないの?→ 8 00:00:23,023 --> 00:00:25,960 おかしいじゃないよ。 (美姫) それは その…。 9 00:00:26,026 --> 00:00:27,962 (記者) 選挙のための 偽装じゃないなら→ 10 00:00:28,029 --> 00:00:30,965 {\an8}今 すぐ 結婚したらいいじゃないですか。 11 00:00:31,031 --> 00:00:35,970 {\an8}(美姫) すいません。 結婚は まだ できないんです。 12 00:00:36,036 --> 00:00:37,972 {\an8}でも 偽装とか 嘘を ついてるわけやなくて…。 13 00:00:38,039 --> 00:00:42,977 {\an8}\(響子) ホントは ただ 遊ばれて 捨てられただけなんじゃない? 14 00:00:43,043 --> 00:00:45,980 (若子) 美園先生! 15 00:00:46,046 --> 00:00:48,983 (響子) だって 障がい者よ。 16 00:00:49,049 --> 00:00:50,985 (響子) 美姫の母親だって→ 17 00:00:51,051 --> 00:00:53,988 産んだとき 障がいがあるって 分かった途端→ 18 00:00:54,054 --> 00:00:56,991 面倒だからって その子を ごみみたいに捨てたの。→ 19 00:00:57,057 --> 00:00:58,993 君嶋 潤だって 興味本位で→ 20 00:00:59,060 --> 00:01:01,929 あんたのこと 抱いてみたかった だけなんじゃないの? 21 00:01:01,996 --> 00:01:04,932 (美姫) ふざけんな! 潤は そんなやつやない。 22 00:01:04,999 --> 00:01:07,935 今の言葉 取り消せ。 23 00:01:08,002 --> 00:01:11,939 潤はな うちが どんなに 自分勝手なことしても→ 24 00:01:12,006 --> 00:01:14,942 ずっと 見守ってくれてたんや。 25 00:01:15,009 --> 00:01:17,945 いくら あんたでも許せん。 とっとと 取り消さんかい! 26 00:01:18,012 --> 00:01:19,947 だから あんたは バカだって 言ってんのよ!→ 27 00:01:20,014 --> 00:01:22,950 みんなから 散々 いじめられたり こけにされてきたのに→ 28 00:01:23,017 --> 00:01:24,952 踏まれても 蹴られても→ 29 00:01:25,019 --> 00:01:27,955 そのたんびに 必死に 前 見て 頑張っちゃって→ 30 00:01:28,022 --> 00:01:32,960 しまいには 選挙に出るなんて 笑い者よ。 ハハハ…。 31 00:01:33,027 --> 00:01:34,962 ほら あなたたちも→ 32 00:01:35,029 --> 00:01:37,965 見苦しい とっとと やめろって 言ってやんなさいよ。 33 00:01:38,032 --> 00:01:40,968 (記者) いや。 別に 私たち そんなことは…。 34 00:01:41,035 --> 00:01:45,973 あら そうなの? 私は こんな 性格ブスの毒舌女→ 35 00:01:46,040 --> 00:01:47,975 とっとと つぶれりゃいいって 思ってるわ。 36 00:01:48,042 --> 00:01:53,981 フン。 いちいち 盾突いてくるし 生意気だったらありゃしない。 37 00:01:54,048 --> 00:01:56,984 やっぱり あのとき 捨てといて よかったわ。 38 00:01:57,051 --> 00:01:59,987 (記者たちの どよめき) (記者) 今 何て おっしゃいました? 39 00:02:00,054 --> 00:02:04,925 (響子) だから 美姫を捨てといて よかったわって 言ったのよ。→ 40 00:02:04,992 --> 00:02:08,929 フン。 こんな娘が 毎日 目の前にいたら→ 41 00:02:08,996 --> 00:02:10,931 もう むかむか腹が立って→ 42 00:02:10,998 --> 00:02:12,933 すてきな恋も できやしないじゃない。 フフッ。 43 00:02:13,000 --> 00:02:15,936 (記者) あのう。 つまり 美姫さんは→ 44 00:02:16,003 --> 00:02:17,938 美園先生の お子さんってことですか? 45 00:02:18,005 --> 00:02:20,941 それが 何か? 46 00:02:21,008 --> 00:02:23,944 (記者) 詳しいこと教えてください。 どういうことですか? 47 00:02:24,011 --> 00:02:25,946 (記者) どうして 今まで 黙ってたんですか? 48 00:02:26,013 --> 00:02:27,948 (只野) はい。 ありがとうございます。→ 49 00:02:28,015 --> 00:02:29,950 これからも よろしく お願いいたします。→ 50 00:02:30,017 --> 00:02:32,953 はい はい…。 失礼します。 ☏(通話を切る音) 51 00:02:33,020 --> 00:02:34,955 (みやび)「不幸な生い立ちから 政治を目指した→ 52 00:02:35,022 --> 00:02:38,959 車いす作家 桜井 美姫」か。 53 00:02:39,026 --> 00:02:40,961 (紗江子) 最初は どうなるかと 思いましたけど→ 54 00:02:41,028 --> 00:02:43,964 美園先生に 批判が 集中してくれたから→ 55 00:02:44,031 --> 00:02:45,966 美姫さんは すっかり 悲劇のヒロイン。 56 00:02:46,033 --> 00:02:47,968 (只野) 負けずに 頑張ってくださいっていう→ 57 00:02:48,035 --> 00:02:50,971 応援の電話ばかりですよ。 まあ 美園先生には悪いけど→ 58 00:02:51,038 --> 00:02:52,973 こっちにとっては いい風 吹いてきましたね。 59 00:02:53,040 --> 00:02:56,977 (若子) 私も 広報 やった かいがありました。 60 00:02:57,044 --> 00:02:59,980 (小麦) よかったわね 美姫。 じゃあ 私 お店に戻るね。 61 00:03:00,047 --> 00:03:03,984 嵐太郎のことは ちゃんと 見ててあげるから 安心して。 62 00:03:08,989 --> 00:03:10,925 (響子) 話って 何なの? 63 00:03:10,991 --> 00:03:13,928 (美姫) 何で わざわざ 会見に来て 余計なまね したんや。 64 00:03:13,994 --> 00:03:16,931 それって お礼? フフッ。 65 00:03:16,997 --> 00:03:19,934 結果的に あんたのスキャンダルなんか 吹っ飛んだんだから→ 66 00:03:20,000 --> 00:03:21,936 感謝されて 当然よね。 (美姫) アホか。 67 00:03:22,002 --> 00:03:23,938 誰が 礼なんか言うか。 68 00:03:24,004 --> 00:03:26,941 あんたは 自分の本の 宣伝がしたかっただけやろ。 69 00:03:27,007 --> 00:03:28,943 悪い評判は あんたにとっては→ 70 00:03:29,009 --> 00:03:32,947 自分をアピールする格好の材料や。 (響子) よく分かってるじゃない。 71 00:03:33,013 --> 00:03:37,952 おかげさまで 新刊だけじゃなくて 今までの本も 売れてるみたい。 72 00:03:38,018 --> 00:03:40,955 いい時期に 会見 開いてくれて ありがとう。 73 00:03:41,021 --> 00:03:42,957 (美姫) ホンマに 食えへん おばはんやな。 74 00:03:43,023 --> 00:03:45,960 まあ それだけ 確認できて 清々したわ。 75 00:03:46,026 --> 00:03:48,963 (響子) 小麦ちゃんに 感謝しなさいよ。 76 00:03:49,029 --> 00:03:54,969 私が そんな暇人に見える? 小麦ちゃんの 頼みじゃなければ→ 77 00:03:55,035 --> 00:03:58,038 わざわざ あんなことしに 行かないわ。 78 00:04:00,040 --> 00:04:01,909 (小麦)《先生の新刊 読ませていただきました》 79 00:04:01,976 --> 00:04:04,912 (響子)《ありがとう》 (小麦)《素晴らしかったです》 80 00:04:04,979 --> 00:04:07,915 《先生にしか書けない 作品だと 思いました》 81 00:04:07,982 --> 00:04:12,920 《でも まったく違った作品を 書いてみたいと 思いませんか?》 82 00:04:12,987 --> 00:04:14,922 《今までと 違った自分を 見つけるんです》 83 00:04:14,989 --> 00:04:18,926 《母親としての 美園先生を》 84 00:04:18,993 --> 00:04:23,931 《お願いします。 美姫を 助けてください》 85 00:04:23,998 --> 00:04:26,934 《美姫は 今 嵐太郎のことで いっぱい いっぱいで→ 86 00:04:27,001 --> 00:04:29,937 とても 記者会見を 乗り切れる状況じゃ ないんです》 87 00:04:30,004 --> 00:04:33,941 《でも 私 どうしてあげることも できなくって》 88 00:04:34,008 --> 00:04:35,943 《ですから その…》 (響子)《まどろっこしいわね》→ 89 00:04:36,010 --> 00:04:38,012 《そんな話 どうでもいいわ》 90 00:04:40,014 --> 00:04:43,951 《私の次回作 小麦ちゃんが 担当するなら→ 91 00:04:44,018 --> 00:04:46,954 今の あなたの お願い 聞いてあげる》 92 00:04:47,021 --> 00:04:49,957 (小麦)《先生》 93 00:04:50,024 --> 00:04:52,960 (美姫) そんなもん ただの 取引やないか。 94 00:04:53,027 --> 00:04:54,962 いいじゃない。 お互いに 欲しいもの→ 95 00:04:55,029 --> 00:04:56,964 手に入れたんだから。 96 00:04:57,031 --> 00:04:58,966 おかげで 私は 小説も売れたし→ 97 00:04:59,033 --> 00:05:00,901 小麦ちゃんには 感謝してるくらいよ。 98 00:05:00,968 --> 00:05:05,906 でも 小麦ちゃんは 何一つ 自分が得してない。→ 99 00:05:05,973 --> 00:05:09,910 ただ バカで 面倒な友達のために 骨を折っただけ。 100 00:05:09,977 --> 00:05:13,914 言っとくけど 相手が 小麦ちゃんだったから→ 101 00:05:13,981 --> 00:05:15,916 お願いを聞いてあげる気に なったの。 102 00:05:15,983 --> 00:05:17,918 あんたのためじゃない。→ 103 00:05:17,985 --> 00:05:22,923 あんたも いい友達を持ったことに 感謝することね。 104 00:05:22,990 --> 00:05:27,928 フン。 女友達なんて はなっから 信じたことなかったけど→ 105 00:05:27,995 --> 00:05:33,000 ちょっと いいものかも しれないって思ったわ。 フン。 106 00:05:35,002 --> 00:05:38,005 私 借りは 嫌いなの。 107 00:05:40,007 --> 00:05:43,944 (美姫)《うちなんか 捨てられたときに 死んどったら よかったんや》 108 00:05:44,011 --> 00:05:48,949 小麦ちゃんに免じて 今だけ やり返させてあげる。→ 109 00:05:49,016 --> 00:05:50,951 たたいて 気が済んだら→ 110 00:05:51,018 --> 00:05:52,953 小麦ちゃんのために 何かしてあげたら? 111 00:05:53,020 --> 00:05:56,023 もらうばっかりなんて フェアじゃないわよ。 112 00:06:00,027 --> 00:06:02,896 (美姫) びんたは この間の会見で ちゃらにしたる。 113 00:06:02,963 --> 00:06:09,903 あっ そう。 じゃ バイバイ。→ 114 00:06:09,970 --> 00:06:12,906 美姫! 115 00:06:12,973 --> 00:06:16,910 一度 決めたら 必死のパッチで やらんかい! 116 00:06:16,977 --> 00:06:20,981 (美姫) あ… あんたに 言われんでも 分かってるわ! 117 00:06:30,991 --> 00:06:36,997 (美姫) おおきに! フッ。 118 00:06:50,010 --> 00:06:51,945 (美姫) どうや? (小麦) 嵐太郎→ 119 00:06:52,012 --> 00:06:54,948 まだ 気持ちの整理が ついてないみたい。 120 00:06:55,015 --> 00:07:00,888 でも 必ず 分かってくれる。 美姫も 自分を信じて。 121 00:07:00,954 --> 00:07:05,893 (潤) そうっすよね。 じゃあ 俺 帰るよ。 122 00:07:05,959 --> 00:07:07,895 (美姫) せっかく 来てくれたのに→ 123 00:07:07,961 --> 00:07:09,897 嵐太郎のやつ 出てもこんくて すまん。 124 00:07:09,963 --> 00:07:11,899 (潤) 俺なら 平気だよ。→ 125 00:07:11,965 --> 00:07:14,902 時間をかけて 待つしかないって 思ってる。→ 126 00:07:14,968 --> 00:07:18,906 美姫ちゃんこそ あんま 自分を責めんなって。→ 127 00:07:18,972 --> 00:07:22,910 俺も 小麦さんも いるんだから。 じゃあね。 128 00:07:22,976 --> 00:07:24,978 (美姫) 気ぃ付けてな。 129 00:07:32,986 --> 00:07:36,924 (小麦) 私 今日かぎり 選挙 手伝うの やめる。 130 00:07:36,990 --> 00:07:38,926 (美姫) はあ? 何 言うとんねん。 131 00:07:38,992 --> 00:07:42,930 (小麦) 悪いけど もう 決めたの。 だから 時間もできるし→ 132 00:07:42,996 --> 00:07:45,933 私が 嵐太郎の世話を やっといてあげるわ。 133 00:07:45,999 --> 00:07:47,935 (美姫) はあ? 134 00:07:48,001 --> 00:07:50,938 (小麦) 美園先生の暴走で せっかく いい方向に いきそうなんだから→ 135 00:07:51,004 --> 00:07:52,940 美姫は 選挙に専念して。 136 00:07:53,006 --> 00:07:57,945 あなたの夢は もう あなただけの 夢じゃないんだから。 137 00:07:58,011 --> 00:08:01,882 で 選挙が終わったら ちゃんと 嵐太郎と向き合って。 138 00:08:01,949 --> 00:08:04,885 そのとき 両方とも 手に入れたらいいじゃない。 139 00:08:04,952 --> 00:08:09,890 だから 今は 何も心配しないで。 (美姫) 小麦。 140 00:08:09,957 --> 00:08:12,893 (響子)《小麦ちゃんのために 何かしてあげたら?》 141 00:08:12,960 --> 00:08:15,963 《もらうばっかりなんて フェアじゃないわよ》 142 00:08:15,963 --> 00:08:29,977 ♪~ 143 00:08:29,977 --> 00:08:33,981 (小麦) ねえ 嵐太郎。 美姫のこと まだ 怒ってるの? 144 00:08:35,983 --> 00:08:40,921 でもね 母ちゃんは 正義のヒーローなんだよ。 145 00:08:40,988 --> 00:08:45,926 困っている人たちを みんなを 助けるために 今 頑張ってるの。 146 00:08:45,993 --> 00:08:50,931 嵐太郎だって 悪い怪人が 出てきたら やっつけるでしょ? 147 00:08:50,998 --> 00:08:52,933 母ちゃんも 同じ。 148 00:08:53,000 --> 00:09:00,941 それからね 美姫が 一番 大切で 守りたいのは 嵐太郎だよ。 149 00:09:01,008 --> 00:09:03,944 母ちゃんのこと 好きでしょ? 150 00:09:04,011 --> 00:09:06,013 うん。 151 00:09:12,019 --> 00:09:14,021 (小麦) 夕子さん。 152 00:09:24,031 --> 00:09:28,969 (夕子) 倉田さんから 小麦さんと 結婚したいと 言われました。 153 00:09:29,036 --> 00:09:30,971 (小麦) えっ? 154 00:09:31,038 --> 00:09:33,974 (夕子) 当然だと 思います。→ 155 00:09:34,041 --> 00:09:36,977 私は 今の生活が 不安で 寂しかったから→ 156 00:09:37,044 --> 00:09:39,980 誰かに 頼りたかっただけ。→ 157 00:09:40,047 --> 00:09:42,983 でも 小麦さんと出会って 目が覚めました。 158 00:09:43,050 --> 00:09:45,986 (夕子) 小麦さんは ご自分で 歩いてるだけじゃなくて→ 159 00:09:46,053 --> 00:09:49,990 自分の気持ちに 正直に 向き合ってる。 160 00:09:50,057 --> 00:09:52,993 見習わなきゃって 思いました。 161 00:09:53,060 --> 00:09:57,998 (小麦) そんな。 ホント言うと→ 162 00:09:58,065 --> 00:10:01,935 正直に 自分の気持ちを伝えたのは 初めてなんです。 163 00:10:02,002 --> 00:10:05,939 今まで 思ったこと なかなか言えなくって。 164 00:10:06,006 --> 00:10:07,941 えっ? 165 00:10:08,008 --> 00:10:11,945 (小麦) 恥ずかしい話なんですけど 腐れ縁の ムカつく女がいて→ 166 00:10:12,012 --> 00:10:15,949 その女に 腹が立って 思わず たんか切っちゃったんです。 167 00:10:16,016 --> 00:10:20,954 「私は 倉田君と ちゃんと 向き合う」なんて 偉そうに。 168 00:10:21,021 --> 00:10:23,957 だから 私…。 169 00:10:24,024 --> 00:10:29,963 >> 仲 いいんですね その方と。 (小麦) はあ? 美姫と 私が? 170 00:10:30,030 --> 00:10:31,965 うらやましい。 171 00:10:32,032 --> 00:10:37,971 倉田さんと…。 悟と 幸せになってくださいね。 172 00:10:38,038 --> 00:10:42,976 知ってると思うけど すっごく いい人だから。 173 00:10:43,043 --> 00:10:45,045 (小麦) はい。 知ってます。 174 00:10:49,049 --> 00:10:52,986 (倉田) 色々 心配かけて ごめん。 (小麦) ホントだよ。 175 00:10:53,053 --> 00:10:57,991 でも その分 ちゃんと 幸せになろうね。 176 00:10:58,058 --> 00:10:59,993 (倉田) 美姫さんに 言われたよ。→ 177 00:11:00,060 --> 00:11:03,930 君とのこと どうするか ちゃんと 片を付けろって。 178 00:11:03,997 --> 00:11:05,932 (小麦) えっ? 179 00:11:05,999 --> 00:11:08,935 (倉田) 元嫁のことが 落ち着くまで待てなんて→ 180 00:11:09,002 --> 00:11:11,938 小山のためでも 夕子のためでもない→ 181 00:11:12,005 --> 00:11:14,941 あんたの自分勝手やろって。 182 00:11:15,008 --> 00:11:17,944 (小麦) 美姫が そんなこと。 183 00:11:18,011 --> 00:11:22,015 (倉田) 彼女のことは 心配だけど でも 俺 やっぱり…。 184 00:11:24,017 --> 00:11:26,953 (倉田) 俺は 小山と結婚したい。 185 00:11:27,020 --> 00:11:30,957 だから 正直に 俺の気持ちを 彼女に伝えた。 186 00:11:31,024 --> 00:11:33,960 ホントに ごめん。 (小麦) ううん。 187 00:11:34,027 --> 00:11:36,963 これからも 彼女の相談 乗ってあげてね。 188 00:11:37,030 --> 00:11:39,032 ああ。 189 00:11:44,037 --> 00:11:49,042 (聡美・朋香) 三十路 独身女の世界へ カモーン。 190 00:11:51,044 --> 00:11:52,979 (倉田) 《美姫さんに 言われたよ》→ 191 00:11:53,046 --> 00:11:55,982 《君とのこと どうするか ちゃんと 片を付けろって》→ 192 00:11:56,049 --> 00:11:58,985 《俺は 小山と結婚したい》 193 00:11:59,052 --> 00:12:01,922 \(ドアの開く音) \(美姫) ただいま。 194 00:12:01,988 --> 00:12:04,925 (小麦) おかえり。 コーヒー 飲む? 195 00:12:04,991 --> 00:12:06,993 (美姫) ああ ええわ。 196 00:12:08,995 --> 00:12:11,932 何やねん? 人のこと じっと 見くさって。 197 00:12:11,998 --> 00:12:14,935 (小麦) ううん。 何でもない。 198 00:12:15,001 --> 00:12:18,939 (美姫) 気色悪いやつやな。 見んといてくれるか。 199 00:12:19,005 --> 00:12:22,943 (小麦) 投票日まで あと 9日。 頑張ろうね。 200 00:12:23,009 --> 00:12:26,947 (美姫) アホ。 小麦の結婚式まで あと 8日やろ。 201 00:12:27,013 --> 00:12:30,951 それまで お互い 別々の道やな。 202 00:12:31,017 --> 00:12:36,022 嵐太郎のこと 頼んだで。 (小麦) うん。 203 00:12:38,024 --> 00:12:40,026 (美姫) ほな 寝るわ。 204 00:12:43,029 --> 00:12:45,031 (小麦) ありがとう。 205 00:12:48,034 --> 00:12:50,971 {\an8}\(小豆) ちょっと。 お姉。 206 00:12:51,037 --> 00:12:53,974 {\an8}(小麦) うん? (小豆) もう 聞いてるの? 207 00:12:54,040 --> 00:12:55,976 (和夫) まったくよ。 ぼけんのは 俺の後にしろよ。 208 00:12:56,042 --> 00:12:58,979 (小麦) あっ。 ごめん ごめん。 何? 209 00:12:59,045 --> 00:13:01,982 (妙子) 美姫ちゃんのこと 心配なのは 分かるけど→ 210 00:13:02,048 --> 00:13:04,985 少しは 自分のことも 考えなさいよ。 211 00:13:05,051 --> 00:13:06,987 (小麦) 美姫のことなんて 考えてるわけないじゃない。 212 00:13:07,053 --> 00:13:12,993 ほら。 見てのとおり 式 目前で 幸せ いっぱい 夢 いっぱい。 213 00:13:13,059 --> 00:13:14,995 (小豆) じゃあ どんな ドレスにしたの? 214 00:13:15,061 --> 00:13:17,998 (小麦) えっ? (小豆) やっぱり 忘れてる。→ 215 00:13:18,064 --> 00:13:22,002 ほら。 いいかげん決めないと 式場の人だって 困るんだからね。 216 00:13:22,068 --> 00:13:25,005 (小麦) はい。 217 00:13:25,071 --> 00:13:28,008 (小豆) お姉 マーメードなんて 似合うんじゃない? 218 00:13:28,074 --> 00:13:30,944 (小麦) へえー。 大人の雰囲気だね。 219 00:13:31,011 --> 00:13:35,949 貧乳が目立つよな。 (小豆) じゃあ Aラインは? 220 00:13:36,016 --> 00:13:40,954 (小麦) ああ。 シンプルで いいかも。 >> 妊婦と間違えられるだろ。 221 00:13:41,021 --> 00:13:43,957 (小麦) お父さんは あっちに 行ってて。 (和夫) ふーん。 222 00:13:44,024 --> 00:13:46,960 (嵐太郎) これ。 (小麦) えっ。 これ? 223 00:13:47,027 --> 00:13:51,965 (小豆) アラフォーで この お姫さまドレスは ちょっと ねえ。 224 00:13:52,032 --> 00:13:55,969 (嵐太郎) 亀。 お姫さま。 (小麦) えっ? 225 00:13:56,036 --> 00:13:59,973 嵐太郎君も 小麦の結婚式 楽しみにしてくれてるんだね。 226 00:14:00,040 --> 00:14:03,977 (嵐太郎) うん。 (小麦) 嵐太郎。 227 00:14:04,044 --> 00:14:05,979 よーし。 思い切って→ 228 00:14:06,046 --> 00:14:08,982 嵐太郎が 選んでくれたドレスに しちゃおっかな。 229 00:14:09,049 --> 00:14:11,985 >> はあ? (小麦) 冗談ですけど。 230 00:14:12,052 --> 00:14:14,988 (長江) まあ 残念だが お宅の息子さんは→ 231 00:14:15,055 --> 00:14:16,990 逆立ちしたって 勝てないわな。 232 00:14:17,057 --> 00:14:19,993 (長江) 飼い主の手を かんだ バカ犬の末路は→ 233 00:14:20,060 --> 00:14:22,996 みじめなもんですわ。 (君嶋) 犬? 234 00:14:23,063 --> 00:14:28,001 社長は いったい どちらの味方ですかな? 235 00:14:28,068 --> 00:14:30,003 (君嶋) お聞きになるまでも ないでしょう。 236 00:14:30,070 --> 00:14:32,939 (長江) いや こりゃ 失礼。 ハハハ。 そうですな。→ 237 00:14:33,006 --> 00:14:34,941 私が 今まで 社長に 尽力してきたことを→ 238 00:14:35,008 --> 00:14:37,944 お忘れでないようで 安心しました。 239 00:14:38,011 --> 00:14:40,947 (君嶋) もちろんですよ。 (長江) アハハ。 社長は→ 240 00:14:41,014 --> 00:14:45,952 黙って 私に 付いていた方が 今後も 得ということですわ。 241 00:14:46,019 --> 00:14:50,957 ハハハ…。 242 00:14:51,024 --> 00:14:54,961 (エリカ) お母さま。 お紅茶 どうぞ。 243 00:14:55,028 --> 00:14:59,966 \(ドアの開く音) \(哲也) ただいま。 244 00:15:00,033 --> 00:15:04,037 (エリカ) おかえりなさい。 選挙の方 どう? 245 00:15:06,039 --> 00:15:07,974 (エリカ) そう。 246 00:15:08,041 --> 00:15:11,978 (哲也) 母さん。 退院してから ずいぶん顔色がいいみたいですね。 247 00:15:12,045 --> 00:15:13,980 (哲也) この分なら 来月の結婚式→ 248 00:15:14,047 --> 00:15:18,051 僕たちのことが 分からなくても 出席は してもらえそうだね。 249 00:15:20,053 --> 00:15:22,055 (哲也) 着替えてくる。 250 00:15:24,057 --> 00:15:26,993 お母さま。 披露宴のときに→ 251 00:15:27,060 --> 00:15:29,996 私たちの 小さいころからの写真を→ 252 00:15:30,063 --> 00:15:32,932 スライドで 映そうと 思ってるんですよ。 253 00:15:32,999 --> 00:15:35,001 見ていただけますか? 254 00:15:41,007 --> 00:15:45,011 (佳子) 哲也? (エリカ) えっ? 255 00:15:52,018 --> 00:15:53,953 (君嶋) 表立って 支援できなくて すまないね。 256 00:15:54,020 --> 00:15:55,955 (哲也) いえ。 お父さんには→ 257 00:15:56,022 --> 00:15:58,958 これまで 市長と築いてきた 関係があります。 258 00:15:59,025 --> 00:16:00,960 当然のことと 思っています。 259 00:16:01,027 --> 00:16:06,966 僕は 僕で 全力を尽くしますので 気にしないでください。 260 00:16:07,033 --> 00:16:11,971 (君嶋) いいのか悪いのか エリカの 作家としての 知名度もある。 261 00:16:12,038 --> 00:16:14,974 最後まで 諦めないで 頑張ってくれ。 262 00:16:15,041 --> 00:16:17,043 \(ノック) 263 00:16:20,046 --> 00:16:21,981 どうした? 264 00:16:22,048 --> 00:16:27,987 哲也さん。 ごめんなさい。→ 265 00:16:28,054 --> 00:16:31,925 私 これ以上 選挙 手伝えない。 266 00:16:31,991 --> 00:16:33,927 えっ? 267 00:16:33,993 --> 00:16:38,932 (君嶋) エリカ。 いまさら 何を言うんだ。 二人三脚で 哲也君を支えるって→ 268 00:16:38,998 --> 00:16:41,000 あれほど…。 >> 気が変わったの。 269 00:16:43,003 --> 00:16:45,939 分かりました。 もともと エリカさんには→ 270 00:16:46,005 --> 00:16:47,941 迷惑を掛けたくないと 思っていました。→ 271 00:16:48,008 --> 00:16:50,944 事故の件まで 明るみに出て→ 272 00:16:51,010 --> 00:16:52,946 エリカさんにも 苦労を掛けてしまった。 273 00:16:53,013 --> 00:16:58,017 後は 僕 一人で 頑張りますから 気にしないでください。 274 00:17:01,020 --> 00:17:02,956 \(ドアの閉まる音) 275 00:17:03,022 --> 00:17:05,959 (君嶋) 哲也君が 今 どれだけ 大事なときか→ 276 00:17:06,025 --> 00:17:08,962 そのくらいのこと エリカにだって 分かるだろう? 277 00:17:09,028 --> 00:17:11,965 それを…。 >> お母さまがね→ 278 00:17:12,031 --> 00:17:14,968 哲也さんの写真に 反応したの。 (君嶋) えっ? 279 00:17:15,034 --> 00:17:17,971 もしかしたら お母さまの状態が 良くなるかもしれない。 280 00:17:18,037 --> 00:17:19,973 私 それに 懸けてみたい。 281 00:17:20,039 --> 00:17:22,976 (君嶋) だったら なぜ 哲也君に 言ってあげないんだ。 282 00:17:23,042 --> 00:17:24,978 今 哲也さんに言ったら 期待させてしまう。 283 00:17:25,044 --> 00:17:26,980 もし 良くならなかったら→ 284 00:17:27,046 --> 00:17:30,984 期待した分 哲也さんの ショックは 大きいと思うの。 285 00:17:31,050 --> 00:17:33,987 だから このまま 黙って やらせて。 286 00:17:34,053 --> 00:17:40,059 私たちの結婚式に お母さまにも 出てもらいたいの。 287 00:17:42,061 --> 00:17:43,997 (エリカ) さあ お母さま。→ 288 00:17:44,063 --> 00:17:48,001 哲也さんの写真を 一緒に 選んでいただけますか?→ 289 00:17:48,067 --> 00:17:50,069 まずは 小さいころ。 290 00:18:03,082 --> 00:18:05,084 (小麦) おやすみ。 291 00:18:16,095 --> 00:18:20,033 (小麦) 結婚式の次の日が 投票日か。 292 00:18:20,099 --> 00:18:24,037 (美姫)《あんたの障がいは 顔と性格や》 293 00:18:24,103 --> 00:18:26,039 《一生 泣いて過ごしたらええ》 294 00:18:26,105 --> 00:18:28,041 (小麦)《あなたの方が 性格ブスじゃない》 295 00:18:28,107 --> 00:18:30,043 《そういう生き方 してきたから→ 296 00:18:30,109 --> 00:18:31,978 小説も あんな薄っぺらい感情しか 描けないのよ》 297 00:18:32,045 --> 00:18:33,980 (美姫)《近くやと 波の音が違う》 298 00:18:34,047 --> 00:18:35,982 《水 こんな きらきらしてるんや》 299 00:18:36,049 --> 00:18:40,987 (小麦)《私たち 2人なら 大丈夫だよ。 美姫と私は 家族だもん》 300 00:18:41,054 --> 00:18:42,989 《こっちが どれだけ心配したか 分かってるの!?》 301 00:18:43,056 --> 00:18:45,992 (美姫)《頼む。 うちと一緒に 選挙 戦ってくれ》 302 00:18:46,059 --> 00:18:47,994 《この子を産んで よかった》 303 00:18:48,061 --> 00:18:51,998 《嵐太郎。 生まれてきてくれて ホンマ ありがとう》 304 00:18:52,065 --> 00:18:57,070 (小麦)《美姫! 頑張ったねぇ》 (美姫)《ちょっと 何やねん》 305 00:19:02,075 --> 00:19:05,011 📱(呼び出し音) 306 00:19:05,078 --> 00:19:07,013 📱(美姫) 何や? こんな時間に。→ 307 00:19:07,080 --> 00:19:10,016 とっとと寝えへんと しわ 増えるで。 308 00:19:10,083 --> 00:19:13,019 (小麦) 私 決めた。 結婚式当日は そっちに行けないから→ 309 00:19:13,086 --> 00:19:16,022 あしたの出陣式に行く。 (美姫) はあ? 310 00:19:16,089 --> 00:19:18,024 お前が来ても 意味ないわ。 311 00:19:18,091 --> 00:19:21,094 (小麦) とにかく 行くったら 行きますから。 312 00:19:24,097 --> 00:19:27,033 (美姫) 何やねん あいつ。 313 00:19:27,100 --> 00:19:29,035 \(潤) うれしそうだね 美姫ちゃん。 314 00:19:29,102 --> 00:19:30,970 (美姫) んなわけ あるか アホ。 315 00:19:31,037 --> 00:19:36,976 (潤) 結局 2人とも 離れてても お互いのことばっか 考えてんだ。 316 00:19:37,043 --> 00:19:42,048 {\an8}似た者 同士? フフッ。 (美姫) あんな ばばあと 一緒にすな。 317 00:19:45,051 --> 00:19:49,055 {\an8}よかったね 美姫ちゃん。 おやすみ。 318 00:19:54,060 --> 00:19:57,063 {\an8}(美姫) 早 帰って 寝んかい。 319 00:20:01,067 --> 00:20:07,006 {\an8}(長江) あの小娘め。 目に物見せてくれるぞ。 くそっ。 320 00:20:07,073 --> 00:20:09,008 {\an8}(朋香) いよいよですね。 321 00:20:09,075 --> 00:20:11,010 {\an8}(只野) あと 1週間で 全てが決まるな。 322 00:20:11,077 --> 00:20:14,013 {\an8}(若子) はい。 あっ 小麦さん。→ 323 00:20:14,080 --> 00:20:17,016 {\an8}私の分も 倉田さんを 幸せにしてくださいね。 324 00:20:17,083 --> 00:20:19,018 {\an8}(小麦) えっ? 325 00:20:19,085 --> 00:20:21,020 {\an8}(若子) 私 分かったんです。 このままじゃ 駄目だって。 326 00:20:21,087 --> 00:20:25,024 {\an8}だから 私も 小麦さんみたいに なります。 327 00:20:25,091 --> 00:20:28,027 {\an8}(聡美) そろそろ 出陣式 始まるわよ。 328 00:20:28,094 --> 00:20:30,096 {\an8}(若子) あっ。 329 00:20:33,032 --> 00:20:35,034 {\an8}(拍手) 330 00:20:37,036 --> 00:20:42,976 {\an8}(美姫) 皆さん。 おはようございます。 (一同) おはようございます。 331 00:20:43,042 --> 00:20:48,982 {\an8}(美姫) 今日まで ホンマに ありがとう。 いよいよ 最後の仕上げや。 332 00:20:49,048 --> 00:20:51,985 {\an8}\(記者) 桜井さん。 桜井 美姫さん いらっしゃいますか? 333 00:20:52,051 --> 00:20:54,988 \(記者) いるんでしょ? ちょっと 失礼しますよ。 334 00:20:55,054 --> 00:20:57,991 (紗江子) ちょっと。 あなたたち 何なんですか?→ 335 00:20:58,057 --> 00:21:00,994 ちょっと やめてください。 ちょっと やめてください! 336 00:21:01,060 --> 00:21:03,997 (記者) 桜井さん。 天使園の寄付金 横領したって 本当ですか? 337 00:21:04,063 --> 00:21:05,999 (記者) どうなんですか? (記者) 答えてくださいよ! 338 00:21:06,065 --> 00:21:09,002 (小麦) ええっ? (美姫) 何やって? 339 00:21:09,068 --> 00:21:11,070 (小麦) どういうこと? 横領って。