1 00:00:14,214 --> 00:00:15,682 {\an8}(信玄(しんげん))あ~ 2 00:00:19,085 --> 00:00:21,654 今日は 気分がいい 3 00:00:27,560 --> 00:00:33,933 わしは すっかり よくなり 織田(おだ)との決戦に備えている 4 00:00:35,201 --> 00:00:37,137 そう言い続けよ 5 00:00:40,273 --> 00:00:46,212 3年の間… 我が死を秘するべし 6 00:00:49,082 --> 00:00:50,083 (信玄の せきこみ) 7 00:00:51,184 --> 00:00:52,352 (勝頼(かつより))父上 8 00:00:53,720 --> 00:00:56,990 ハア… ハア~ 9 00:00:59,626 --> 00:01:01,728 ここまでか… 10 00:01:04,898 --> 00:01:06,833 (勝頼)父上の残された思い… 11 00:01:09,869 --> 00:01:12,172 四郎(しろう)勝頼が この身に負うて— 12 00:01:14,507 --> 00:01:15,842 成し遂げてみせまする 13 00:01:15,909 --> 00:01:17,444 (信玄)それは ならん 14 00:01:19,646 --> 00:01:21,581 わしのまねをするな 15 00:01:23,550 --> 00:01:25,652 そなたの世を作れ 16 00:01:27,087 --> 00:01:31,691 そなたの器量は このわしを はるかに しのぐ 17 00:01:33,093 --> 00:01:35,962 (勝頼) そんなこと あろうはずが… 18 00:01:37,096 --> 00:01:40,567 このわしが言うんじゃ 信じよ 19 00:01:42,302 --> 00:01:47,373 そなたは わしの全てを注ぎ込んだ— 20 00:01:47,707 --> 00:01:49,809 至高の逸材じゃ 21 00:01:57,884 --> 00:02:00,253 黄泉(よみ)にて… 22 00:02:06,192 --> 00:02:09,395 見守る… 23 00:02:22,342 --> 00:02:24,344 (鐘の音) 24 00:02:25,311 --> 00:02:32,318 (琵琶の演奏) 25 00:02:36,055 --> 00:02:42,362 (琵琶法師)♪ 生者必滅 26 00:02:42,428 --> 00:02:49,435 ♪ 会者(えしゃ) 27 00:02:51,771 --> 00:02:58,645 ♪ 定離(じょうり) 28 00:03:02,749 --> 00:03:05,585 (鐘の音) 29 00:03:06,953 --> 00:03:11,257 (忠世(ただよ))いくさがみとはいえ 病には勝てずか… 30 00:03:11,691 --> 00:03:14,027 (数正(かずまさ))私も 信玄入道 身まかったと見て— 31 00:03:14,093 --> 00:03:15,562 間違いないと存じまする 32 00:03:16,129 --> 00:03:19,832 {\an8}(元忠(もとただ))殿 助かりましたなあ! 33 00:03:19,899 --> 00:03:22,035 {\an8}天は我らに 味方したんじゃあ! 34 00:03:22,101 --> 00:03:23,102 {\an8}ハハハッ! 35 00:03:23,169 --> 00:03:24,404 {\an8}(家康(いえやす))彦(ひこ)! 36 00:03:25,138 --> 00:03:26,639 {\an8}敵とはいえ— 37 00:03:26,706 --> 00:03:28,775 {\an8}人の死を喜ぶとは 何事か! 38 00:03:29,509 --> 00:03:30,777 (元忠)ああ… はあ… 39 00:03:32,679 --> 00:03:33,680 (忠勝(ただかつ))殿 40 00:03:37,383 --> 00:03:41,187 この機を逃す手はありませぬ 41 00:03:44,424 --> 00:03:49,462 武田(たけだ)に奪われた所領 取り返しにかかりましょう 42 00:03:56,035 --> 00:03:57,837 各地の内情を探れ 43 00:03:58,871 --> 00:03:59,939 (一同)はっ 44 00:04:05,311 --> 00:04:08,982 (数正)いつも懐に入れておられる いくさがみ— 45 00:04:09,582 --> 00:04:12,518 摩利支天(まりしてん)が守ってくださったのかも しれませんな 46 00:04:55,962 --> 00:05:01,100 (喚声) 47 00:05:03,269 --> 00:05:05,772 (信玄)弱き主君は害悪なり 48 00:05:06,606 --> 00:05:08,708 滅ぶが民のためなり 49 00:05:22,455 --> 00:05:24,324 {\an8}(瀬名(せな)) あっ フフフ… 50 00:05:24,957 --> 00:05:26,492 {\an8}もっと深く 51 00:05:26,759 --> 00:05:27,760 {\an8}(亀姫(かめひめ))はい 52 00:05:35,902 --> 00:05:37,136 うん 上手 53 00:05:37,203 --> 00:05:38,338 (亀姫)フフッ 54 00:05:39,405 --> 00:05:41,007 フフフ… 55 00:05:43,776 --> 00:05:45,778 ♪~ 56 00:08:23,369 --> 00:08:25,371 ~♪ 57 00:08:26,539 --> 00:08:28,875 (語り)武田信玄死す 58 00:08:28,941 --> 00:08:33,546 そのうわさは 瞬く間に 各地を駆け巡ったのでございます 59 00:08:35,314 --> 00:08:38,684 即座に反転攻勢に出た織田信長(のぶなが)は 60 00:08:38,751 --> 00:08:42,488 敵対する勢力の駆逐を開始 61 00:08:43,089 --> 00:08:47,793 (信長)はああ~! 62 00:08:51,030 --> 00:08:52,098 去れ 63 00:08:52,965 --> 00:08:56,302 {\an8}(義昭(よしあき))京の都は 余の住まいじゃ 64 00:08:57,270 --> 00:08:59,505 {\an8}余は 天下人じゃ 65 00:09:01,741 --> 00:09:02,808 ううっ! 66 00:09:05,511 --> 00:09:06,913 ぐっ くっ… 67 00:09:07,847 --> 00:09:10,516 (秀吉(ひでよし))もう あんたの天下だねえわ 68 00:09:10,917 --> 00:09:11,918 明智(あけち)! 69 00:09:12,485 --> 00:09:15,454 この汚らしいやつらを ここから追い出せ! 70 00:09:23,029 --> 00:09:24,030 (蹴る音) うわっ! 71 00:09:25,164 --> 00:09:26,966 (明智)我が殿の命(めい)じゃ! 72 00:09:27,800 --> 00:09:31,470 奸賊(かんぞく)足利(あしかが)義昭を追放せよ! 73 00:09:33,973 --> 00:09:35,141 (秀吉)引っ立てい 74 00:09:35,207 --> 00:09:36,208 (家来たち)はっ! 75 00:09:38,177 --> 00:09:41,681 わしが将軍じゃ! わしが将軍なんじゃあ! 76 00:09:41,747 --> 00:09:44,884 (信長)ああ 俺のそばにいればな 77 00:09:44,951 --> 00:09:46,018 (義昭)くっ…! 78 00:09:54,594 --> 00:09:56,629 {\an8}この明智光秀(みつひで) 79 00:09:57,063 --> 00:09:59,799 {\an8}これより殿の 天下一統のため— 80 00:10:00,066 --> 00:10:01,901 {\an8}この身をささげまする 81 00:10:09,775 --> 00:10:10,776 (信長)励め 82 00:10:14,513 --> 00:10:15,514 猿 83 00:10:17,516 --> 00:10:19,185 次は 長政(ながまさ)じゃ 84 00:10:20,353 --> 00:10:21,354 (秀吉)はっ 85 00:10:41,273 --> 00:10:44,343 長政どのと共に ご自害されとったら— 86 00:10:44,410 --> 00:10:46,645 わしの首が 飛ぶところでごぜ~ましたわ 87 00:10:47,380 --> 00:10:49,148 (お市(いち))そうしたかったが— 88 00:10:49,348 --> 00:10:52,018 浅井(あざい)の姫たちを 立派に育てるよう— 89 00:10:52,852 --> 00:10:54,787 我が殿から託された 90 00:10:56,922 --> 00:10:58,524 安心してちょ~ 91 00:10:59,225 --> 00:11:02,762 姫さまたち ともども— 92 00:11:04,463 --> 00:11:09,335 お市さまのことは この私めが よ~くお世話したりますで 93 00:11:09,402 --> 00:11:11,671 気安く触れるな! 猿! 94 00:11:14,707 --> 00:11:16,008 猿じゃねぇて 95 00:11:17,543 --> 00:11:19,412 {\an8}羽柴(はしば)秀吉だて 96 00:11:29,688 --> 00:11:30,690 (お市)あっ! 97 00:11:48,841 --> 00:11:52,178 (語り)無論 我らが神の君も この間— 98 00:11:52,244 --> 00:11:56,515 ひとときも気を抜かず 勇猛果敢に… 99 00:11:56,582 --> 00:11:57,650 はあ~ 100 00:12:14,567 --> 00:12:21,574 (馬のいななき) (喚声) 101 00:12:34,787 --> 00:12:37,590 ハア ハアッ 102 00:13:00,379 --> 00:13:03,682 あ~ はあ~ 103 00:13:09,588 --> 00:13:11,657 (下男)あ~ あっ 104 00:13:19,565 --> 00:13:20,966 -(下男)おおっ -(お万(まん))フフフ… 105 00:13:21,033 --> 00:13:22,067 (下男)すまんな 106 00:13:22,134 --> 00:13:23,702 -(お万)代わります -(下男)おう 107 00:13:25,371 --> 00:13:28,641 (家康)おい 誰か 髪をすいてくれんか 108 00:13:29,508 --> 00:13:30,509 (お万)は~い! 109 00:13:31,043 --> 00:13:32,311 (下男)あち~ 110 00:13:37,383 --> 00:13:39,518 (家康)おおっ お万であったか 111 00:13:41,420 --> 00:13:43,088 いけませんでしたか? 112 00:13:43,923 --> 00:13:44,924 (家康)構わん 113 00:14:01,140 --> 00:14:02,908 このごろ… 114 00:14:04,476 --> 00:14:07,546 何だか気力が出なくてのう… 115 00:14:08,981 --> 00:14:12,551 あのような大変な戦を 生き延びられたのですから— 116 00:14:13,085 --> 00:14:14,553 無理もないことかと 117 00:14:18,757 --> 00:14:21,427 (家康)これまで 幾度となく死にかけたが… 118 00:14:24,129 --> 00:14:26,365 何だかんだ生き延びておる 119 00:14:27,299 --> 00:14:31,704 (お万)それもまた 殿のお力と存じます 120 00:14:33,138 --> 00:14:34,139 (家康)わしの? 121 00:14:35,374 --> 00:14:37,610 (お万)天は 見てくださっているのです 122 00:14:38,611 --> 00:14:42,881 殿の日頃の行い お優しいお心… 123 00:14:43,916 --> 00:14:48,520 だから天がお守りになるのだと… 万は思います 124 00:14:53,092 --> 00:14:55,261 (家康)そんなもんかのう 125 00:15:21,487 --> 00:15:23,055 万の目には— 126 00:15:24,390 --> 00:15:27,559 殿は天人(てんにん)さまのように 輝いて見えます 127 00:15:52,117 --> 00:15:53,118 もうよい 128 00:16:34,326 --> 00:16:36,061 (侍女)殿が風呂をご所望だよ! 129 00:16:36,128 --> 00:16:37,129 (下男)はいよ 130 00:16:38,564 --> 00:16:40,966 -(お万)今日も私が -(下男)おう すまんな 131 00:16:41,633 --> 00:16:42,801 (お万)はい 132 00:16:42,868 --> 00:16:43,869 -(お万)わあ… ああっ! -(下男)おおっ! 133 00:16:43,936 --> 00:16:45,571 (下男)おい おい… 134 00:16:45,637 --> 00:16:46,972 (侍女)まあ どうしたの 135 00:16:47,039 --> 00:16:49,608 (下男)いつもながら うかつ者じゃの 136 00:16:49,675 --> 00:16:50,509 あ… 137 00:16:50,576 --> 00:16:51,677 (下男たちの笑い声) 138 00:16:58,484 --> 00:16:59,618 (家康)慣れてきたようじゃな 139 00:17:01,954 --> 00:17:06,225 (お万)慣れるなんて とんでもないことでございます 140 00:17:13,699 --> 00:17:18,837 こうして 殿の御髪(おぐし)に触れていると— 141 00:17:20,172 --> 00:17:26,712 万は 胸が ドキドキ ドキドキして… 142 00:17:27,379 --> 00:17:29,214 めまいがしそうで… 143 00:17:29,281 --> 00:17:29,982 あ… あっ! 144 00:17:30,215 --> 00:17:31,283 -(お万)熱い! -(家康)大丈夫か! 145 00:17:31,350 --> 00:17:32,451 -(お万)あ… -(家康)見せてみよ 146 00:17:32,518 --> 00:17:33,519 (お万)大丈夫でございます 147 00:17:33,585 --> 00:17:35,521 (家康)いいから 見せよ 148 00:17:43,495 --> 00:17:45,497 大したことなさそうじゃが… 149 00:17:48,801 --> 00:17:49,802 うかつな お万じゃ 150 00:18:16,428 --> 00:18:19,264 あ… 下がってよい 151 00:18:22,301 --> 00:18:23,302 下がってよい! 152 00:18:46,992 --> 00:18:48,227 はあ~ 153 00:19:00,372 --> 00:19:01,373 あっち! 154 00:19:02,474 --> 00:19:04,243 あ… はあ… 155 00:19:04,610 --> 00:19:07,279 はあ~ あ~… 156 00:19:33,772 --> 00:19:35,908 折り入って話とは? 157 00:19:46,118 --> 00:19:47,185 (五徳(ごとく))義母上(ははうえ) 158 00:19:48,654 --> 00:19:52,591 浜松(はままつ)へ お移りになっては いかがでございましょう? 159 00:19:54,293 --> 00:19:55,794 (瀬名)浜松へ? 160 00:19:55,861 --> 00:19:58,263 殿のもとでお暮らしになっては 161 00:19:58,664 --> 00:19:59,665 (瀬名)う~ん 162 00:20:00,165 --> 00:20:02,501 (信康(のぶやす))ずっと 父上と離れ離れで— 163 00:20:02,568 --> 00:20:05,370 母上も お寂しいはずだと 五徳が申しまして— 164 00:20:06,271 --> 00:20:07,973 確かに そのとおりだと 165 00:20:08,040 --> 00:20:11,376 (瀬名)フフ… されど そなたたちは まだ… 166 00:20:11,443 --> 00:20:15,080 私たちは 大丈夫です もう子供ではございません 167 00:20:15,480 --> 00:20:18,083 岡崎(おかざき)のことは ご案じなさいませぬよう 168 00:20:19,351 --> 00:20:23,789 これまで 信康さまを お育てくださりありがとう存じます 169 00:20:24,856 --> 00:20:28,927 これからは この五徳が しっかりお支えいたしますれば— 170 00:20:29,294 --> 00:20:31,463 義母上は お義父上(ちちうえ)をお支えくださいませ 171 00:20:33,031 --> 00:20:36,234 (亀姫)亀は… 亀はどうなるのです!? 172 00:20:36,501 --> 00:20:40,806 (信康)そなたは残るもよし 母上と共に行くもよし 173 00:20:42,708 --> 00:20:46,578 (亀姫)亀は 母上と一緒にいとうございます 174 00:20:48,780 --> 00:20:51,116 -(瀬名)五徳 -(五徳)はい 175 00:20:52,918 --> 00:20:55,954 私は… 邪魔か? 176 00:20:56,922 --> 00:21:00,225 何を仰せでございます 私は 義母上のためを… 177 00:21:00,292 --> 00:21:03,962 正直に申してほしいのじゃ 178 00:21:06,965 --> 00:21:07,966 では 179 00:21:10,736 --> 00:21:15,273 義母上は 少々お優しすぎるかと存じます 180 00:21:16,341 --> 00:21:18,844 義母上が おそばにおられると— 181 00:21:18,910 --> 00:21:22,180 信康さまは いつまでたっても 甘さが抜けませぬ 182 00:21:22,714 --> 00:21:23,715 (信康)五徳… 183 00:21:37,896 --> 00:21:42,100 私は 織田信長の 娘でございますれば— 184 00:21:42,467 --> 00:21:45,837 信康さまを 我が父にも劣らぬ— 185 00:21:45,904 --> 00:21:48,407 強い強い大将に いたしとうございます 186 00:21:50,375 --> 00:21:55,047 されど 義母上が お寂しかろうと 思いますのも— 187 00:21:55,280 --> 00:21:56,848 また本心でございます 188 00:22:02,654 --> 00:22:03,655 うん… 189 00:22:07,225 --> 00:22:08,794 相分かった 190 00:22:10,662 --> 00:22:14,266 折を見て 殿に ご相談申し上げよう 191 00:22:15,233 --> 00:22:17,302 なるべくお早くなさいませ 192 00:22:18,503 --> 00:22:21,440 お義父上を ずっと お一人にしておかれては— 193 00:22:22,274 --> 00:22:24,743 よからぬ虫が つくかもしれませんから 194 00:22:25,143 --> 00:22:26,144 (信康)ハハッ 195 00:22:26,211 --> 00:22:28,780 父上に限って そのようなことはなかろう 196 00:22:29,915 --> 00:22:33,819 浜松は 虫が多いのですか? 197 00:22:33,885 --> 00:22:37,389 (信康の笑い声) 198 00:22:41,193 --> 00:22:43,462 (湯を入れる音) 199 00:22:43,528 --> 00:22:45,864 (お万)御髪を おすきいたしましょうか? 200 00:22:51,269 --> 00:22:52,504 殿~? 201 00:22:53,572 --> 00:22:55,574 -(家康)あ~ -(お万)殿~ 202 00:22:55,640 --> 00:22:56,708 いや~ 203 00:22:58,610 --> 00:22:59,878 う~ん… 204 00:23:02,047 --> 00:23:03,148 いや… 205 00:23:03,782 --> 00:23:10,789 (鳥の鳴き声) 206 00:24:21,159 --> 00:24:22,427 (半蔵(はんぞう))服部(はっとり)半蔵 参上 207 00:24:22,494 --> 00:24:23,628 (家康)おう 入れ 208 00:24:23,962 --> 00:24:24,963 (半蔵)はっ 209 00:24:29,968 --> 00:24:31,303 いかがであった? 210 00:24:31,903 --> 00:24:35,040 (半蔵)医師に診せました 間違いございません 211 00:24:37,509 --> 00:24:38,743 そうか… 212 00:24:39,077 --> 00:24:41,646 殿 おめでとうございまする 213 00:24:42,180 --> 00:24:46,184 うん… めでたいことだよな 214 00:24:46,785 --> 00:24:49,588 殿にお子が増えることは お家にとって喜ばしいこと 215 00:24:50,355 --> 00:24:53,425 そうだよな まずいことではないよな 216 00:24:53,491 --> 00:24:56,528 まずいことではないと いうことではないでしょう 217 00:24:57,462 --> 00:24:59,264 お方さまが承知してない お子でございます 218 00:24:59,331 --> 00:25:01,967 もし お方さまのお耳に 入るようなことがあれば… 219 00:25:02,601 --> 00:25:05,437 大変な騒動になろうかと… 220 00:25:07,372 --> 00:25:10,575 しかも もともとお万は 築山(つきやま)にて お方さまに仕えていた侍女 221 00:25:10,809 --> 00:25:13,578 そのような者に お手付(てつ)きされたとあっては— 222 00:25:13,945 --> 00:25:15,614 こりゃあ… 223 00:25:17,148 --> 00:25:18,149 フ… 224 00:25:19,384 --> 00:25:21,353 -(家康)何を笑っておる -(半蔵)笑っておりませぬ 225 00:25:25,490 --> 00:25:27,692 -(家康)笑っておるではないか -(半蔵)笑ってはおりませぬ! 226 00:25:27,759 --> 00:25:28,426 殿 227 00:25:30,495 --> 00:25:31,696 どうするおつもりでっしゅ… 228 00:25:34,199 --> 00:25:35,767 誰にも言うでないぞ 229 00:25:37,102 --> 00:25:38,103 言うでないぞ! 230 00:25:39,137 --> 00:25:40,138 はっ! 231 00:25:41,573 --> 00:25:42,574 行け 232 00:25:43,108 --> 00:25:44,409 はあ… 233 00:25:46,111 --> 00:25:47,212 はあ~ 234 00:25:47,846 --> 00:25:49,648 (半蔵)フッ! フフフ… 235 00:25:50,181 --> 00:25:51,383 (家康)半蔵! 236 00:25:52,183 --> 00:25:55,787 (半蔵の笑い声) 237 00:26:19,611 --> 00:26:21,479 -(家康)瀬名が ここに? -(数正)ええ 238 00:26:21,546 --> 00:26:24,950 (数正)お一人でお寂しいだろうと 信康さまが かねがね 239 00:26:25,016 --> 00:26:27,152 こちらにお移りいただくというのは いかがでしょう? 240 00:26:27,786 --> 00:26:29,554 願ってもないことじゃ 241 00:26:29,621 --> 00:26:31,756 すぐにでも瀬名を ここに… あっ… 242 00:26:33,058 --> 00:26:34,159 何か? 243 00:26:37,162 --> 00:26:39,431 いや 何でもない 244 00:26:39,497 --> 00:26:42,500 わしは… 構わん 245 00:26:42,934 --> 00:26:44,636 -(忠次(ただつぐ))何か おありなのですか? -(家康)何もない 246 00:26:46,171 --> 00:26:48,940 (数正)そうですか では 話を進めまする 247 00:26:49,007 --> 00:26:50,241 (家康)うん 頼む 248 00:26:52,744 --> 00:26:53,812 (数正)はあ~ 249 00:26:57,082 --> 00:26:58,550 言うなら今ですぞ 250 00:26:58,616 --> 00:26:59,351 (忠次)楽になりなされ 251 00:27:02,120 --> 00:27:03,121 いや… 252 00:27:03,755 --> 00:27:06,925 別に大したことじゃないんだが… 253 00:27:13,198 --> 00:27:14,766 (忠次)何でござるか? 254 00:27:16,468 --> 00:27:17,602 (家康)実はな… 255 00:27:23,942 --> 00:27:25,443 (数正)アハハハ… 256 00:27:25,510 --> 00:27:27,979 (忠次)アハハハ… 257 00:27:28,046 --> 00:27:30,715 (数正)何を考えて おられるんじゃあ! 258 00:27:30,782 --> 00:27:33,618 (忠次)信長が 敵を蹴散らしてる時に— 259 00:27:33,685 --> 00:27:36,388 殿は風呂で 何をしておられたのか! 260 00:27:36,855 --> 00:27:38,890 直ちに お方さまに申し上げます 261 00:27:38,957 --> 00:27:39,958 (家康)いや それだけは! 262 00:27:40,025 --> 00:27:42,260 子細漏れなく申し上げます! 263 00:27:42,327 --> 00:27:43,395 いやいや いやいや…! 264 00:27:43,461 --> 00:27:44,162 -(忠次)数正 -(数正)ああ 265 00:27:44,229 --> 00:27:45,530 -(家康)いや… ちょっと待… -(数正)いやいや…! 266 00:27:45,597 --> 00:27:46,698 (家康)待て! 待たんか! 267 00:27:46,765 --> 00:27:48,566 (数正)いやいや いやいや…! 268 00:27:48,633 --> 00:27:49,968 -(忠次)数正 こっちじゃ -(数正)あっ そっちか 269 00:27:50,035 --> 00:27:51,036 (数正)そっち? こっちも 270 00:27:51,102 --> 00:27:52,904 おい 皆の者~! 271 00:27:53,738 --> 00:27:55,673 (信康)父上を見損なった! 272 00:27:55,940 --> 00:27:57,942 (五徳)だから申し上げたのです 273 00:27:58,009 --> 00:28:00,278 早くお移りになられたほうがよいと 274 00:28:00,345 --> 00:28:03,314 されど… にわかには信じられぬ… 275 00:28:03,381 --> 00:28:07,285 お万は よう知っておるが おっとりした つつましい娘で… 276 00:28:08,887 --> 00:28:11,056 (亀姫)何の話でございますか? 277 00:28:11,356 --> 00:28:12,357 何でもない 278 00:28:12,424 --> 00:28:13,892 (五徳) お義父上に虫がついたのじゃ 279 00:28:13,958 --> 00:28:14,959 (瀬名)言わんでよい! 280 00:28:15,026 --> 00:28:17,295 (亀姫)えっ! どんな虫ですか? 281 00:28:17,362 --> 00:28:19,297 毛虫ですか? それとも 芋虫でしょうか? 282 00:28:19,364 --> 00:28:20,532 (信康)あっちに行っておれ 283 00:28:25,136 --> 00:28:26,971 浜松へ参って— 284 00:28:27,672 --> 00:28:30,508 大殿に じきじきに問うてみよう 285 00:28:30,575 --> 00:28:32,444 (忠勝)ハァハァ… やっちまったな! 286 00:28:32,510 --> 00:28:34,245 (康政(やすまさ))お万というと あのおっとりした 287 00:28:34,312 --> 00:28:36,114 (元忠)永見(ながみ)家の娘だそうじゃ 288 00:28:36,181 --> 00:28:37,182 (忠世)あれじゃろ 289 00:28:37,415 --> 00:28:39,951 戦で焼けちまった知立(ちりゅう)神社の神主の 290 00:28:40,018 --> 00:28:42,921 (元忠)いっときは 岡崎でお方さまのもとにも 291 00:28:42,987 --> 00:28:44,622 (忠世)そりゃ まずかろうが 292 00:28:44,689 --> 00:28:46,157 (忠勝)どうしようもないやつじゃ 293 00:28:46,224 --> 00:28:48,727 (元忠) それにしても あのお万とな 294 00:28:48,793 --> 00:28:49,861 (忠勝の笑い声) (康政)シ~ッ! シ~ッ! 295 00:28:51,196 --> 00:28:53,565 (忠世)武田勢を 何としても たたかねばのう! 296 00:28:53,631 --> 00:28:54,833 -(忠勝)そうじゃ! -(忠世)うん! 297 00:28:55,700 --> 00:28:56,901 (家康)わしにも くれ 298 00:28:56,968 --> 00:28:58,303 -(康政)どうぞ -(忠世)おおっ 殿 299 00:28:58,636 --> 00:29:00,572 -(家康)何を話しておった? -(忠世)いや~ 300 00:29:00,638 --> 00:29:02,774 -(康政)いや… -(忠世)武田… 301 00:29:02,841 --> 00:29:04,843 -(家康)えっ… 来た!? -(小姓)はっ 302 00:29:04,909 --> 00:29:06,144 -(家康)瀬名が? -(小姓)はっ 303 00:29:06,211 --> 00:29:07,979 (家康)あ… わしは おらんと言ってくれ 304 00:29:08,913 --> 00:29:09,914 -(康政)お~お~お~ -(忠勝)殿 305 00:29:09,981 --> 00:29:11,216 (家康)何じゃ! どけ! 306 00:29:11,282 --> 00:29:12,851 (忠勝)いかんのじゃ あっ… 307 00:29:15,520 --> 00:29:17,522 (瀬名)フフ… ウフッ 308 00:29:20,125 --> 00:29:22,660 (家康)あ… やあ 309 00:29:24,262 --> 00:29:26,831 何が “やあ”ですか! あほたわけ! 310 00:29:28,233 --> 00:29:30,401 -(家康)えっ えっ… -(瀬名)お待ちやれ! 311 00:29:30,468 --> 00:29:32,403 -(家康)瀬名! -(瀬名)お逃げになるな! 312 00:29:32,804 --> 00:29:34,005 -(瀬名)ハア ハア…! -(家康)瀬名 落ち着け! 313 00:29:34,072 --> 00:29:35,306 (家康)どかんか! 314 00:29:35,373 --> 00:29:36,574 -(家康)瀬名! -(瀬名)待ちやれ! 315 00:29:36,641 --> 00:29:38,443 (家康)いや 瀬名 これには訳が…! 316 00:29:38,510 --> 00:29:39,844 -(瀬名)ふん! -(忠世)あ~ 危ない危ない! 317 00:29:39,911 --> 00:29:41,479 (家康)投げ…! 危なっ! 318 00:29:43,381 --> 00:29:46,885 (瀬名)側室を持つなと 申しているわけではありません 319 00:29:47,819 --> 00:29:51,322 むしろ 殿のお子が増えることは 喜ばしいことと存じます 320 00:29:52,590 --> 00:29:56,795 されど 瀬名の あずかり知らぬこととあっては— 321 00:29:56,861 --> 00:29:58,930 正室としての立場がございませぬ! 322 00:30:01,466 --> 00:30:02,467 (家康)申し訳ない… 323 00:30:02,534 --> 00:30:04,769 (瀬名)相手構わず お子を作られたら— 324 00:30:04,836 --> 00:30:06,471 お家は どうなりますか! 325 00:30:07,238 --> 00:30:10,208 信康や亀の立場も 危うくなりかねませぬ! 326 00:30:11,543 --> 00:30:12,544 (家康)そのとおりじゃ 327 00:30:12,610 --> 00:30:14,345 殿は 私だけでなく— 328 00:30:14,879 --> 00:30:19,117 信康や亀も ないがしろにされたのです! 329 00:30:27,392 --> 00:30:28,459 (家康)すまない! 330 00:30:34,499 --> 00:30:37,435 構わん ぶってくれ! たたいてくれ! 331 00:30:37,502 --> 00:30:38,503 いっ…! 332 00:30:39,103 --> 00:30:40,271 ぶった… 333 00:30:40,338 --> 00:30:41,806 ぶてと言ったでしょう! 334 00:30:43,107 --> 00:30:44,175 はあ~ 335 00:30:47,478 --> 00:30:49,347 お万と話してきます 336 00:30:50,148 --> 00:30:51,583 (家康)では わしも一緒に… 337 00:30:51,649 --> 00:30:52,717 結構! 338 00:30:53,351 --> 00:30:55,286 女子(おなご)同士で話します 339 00:30:55,854 --> 00:30:59,424 私… お万も ぶってしまうかもしれませんから 340 00:31:06,664 --> 00:31:09,234 -(侍女1)お逃げ お逃げ -(侍女2)転ばんようにね 341 00:31:09,300 --> 00:31:10,301 (お万)あの… 342 00:31:12,103 --> 00:31:15,874 皆さんに お願いがあります 343 00:31:28,519 --> 00:31:29,587 ふう… 344 00:31:37,595 --> 00:31:38,863 (お万)お方さま… 345 00:31:41,599 --> 00:31:42,600 万は… 346 00:31:44,903 --> 00:31:47,338 大変なことをしてしまいました… 347 00:31:49,607 --> 00:31:53,378 お方さまに申し訳なくて 申し訳なくて…! 348 00:31:56,180 --> 00:31:58,249 どうぞ 懲らしめてくださいませ! 349 00:32:03,154 --> 00:32:05,556 お気の済むまで せっかんしてくださいませ 350 00:32:05,623 --> 00:32:07,692 殺されても 文句は言いませぬ! 351 00:32:09,160 --> 00:32:10,862 お願いでございます! 352 00:32:14,799 --> 00:32:18,703 おなかの子に 罪はなかろう 353 00:32:23,241 --> 00:32:24,275 されど… 354 00:32:26,978 --> 00:32:29,514 この子を産めば お家が乱れます 355 00:32:31,683 --> 00:32:36,154 城を出て 私が育てるとしても… 356 00:32:37,055 --> 00:32:38,756 殿のご落胤(らくいん)とあらば— 357 00:32:38,823 --> 00:32:41,893 世に恥ずかしくない しつけを施さねばなりませぬ 358 00:32:43,561 --> 00:32:44,629 我が家は… 359 00:32:47,832 --> 00:32:50,568 社でございますが 戦で焼けてしまい… 360 00:32:52,904 --> 00:32:57,508 父は死に 母は動けず… 361 00:33:00,278 --> 00:33:02,413 とてもとても そのような… 362 00:33:07,819 --> 00:33:12,156 フッ フフフ… 363 00:33:17,795 --> 00:33:18,796 お万 364 00:33:21,332 --> 00:33:22,500 もうよい 365 00:33:35,213 --> 00:33:39,083 私は そなたを 見くびっておったようじゃ 366 00:33:40,084 --> 00:33:44,021 おっとりした つつましい女子じゃと 367 00:33:44,522 --> 00:33:47,158 フフ… なんの なんの 368 00:33:48,626 --> 00:33:49,761 才ある子じゃ 369 00:33:52,263 --> 00:33:55,700 これでは うちの殿など ひとたまりもあるまい 370 00:34:02,240 --> 00:34:03,641 見事じゃ 371 00:34:13,885 --> 00:34:19,090 殿から 金子(きんす)を ふんだんに頂くがよい 372 00:34:21,259 --> 00:34:25,496 その金で この子を立派に育てよ 373 00:34:27,198 --> 00:34:29,534 焼けた社も再建するがよい 374 00:34:32,170 --> 00:34:37,408 恥ずかしいことはない それも 女子の生きるすべじゃ 375 00:34:41,079 --> 00:34:42,880 私は嫌いではないぞ 376 00:34:46,651 --> 00:34:48,085 恥じてはおりませぬ 377 00:34:51,022 --> 00:34:53,257 多くのご家臣を亡くされて— 378 00:34:54,892 --> 00:34:58,863 お心が疲れ切っていた殿を お慰め申し上げたまで 379 00:35:03,634 --> 00:35:04,869 男どもは— 380 00:35:06,137 --> 00:35:12,643 己の欲しいものを手に入れるために 戦をし 人を殺し 奪います 381 00:35:15,046 --> 00:35:16,447 女子は どうやって? 382 00:35:18,583 --> 00:35:20,418 人に尽くし— 383 00:35:21,486 --> 00:35:24,455 癒やしと安らぎを与えて 手に入れるのです 384 00:35:27,391 --> 00:35:31,596 女子の戦い方のほうが よほど ようございます 385 00:35:33,798 --> 00:35:36,033 私は ずっと思っておりました 386 00:35:37,168 --> 00:35:41,806 男どもに 戦のない世など作れるはずがないと 387 00:35:43,174 --> 00:35:45,743 政も 女子がやれば よいのです 388 00:35:46,777 --> 00:35:50,214 そうすれば 男どもには できぬことが— 389 00:35:50,681 --> 00:35:51,782 きっと できるはず 390 00:35:55,520 --> 00:35:59,524 お方さまのようなお方なら きっと… 391 00:36:09,267 --> 00:36:13,271 もう… ここへ来ることも— 392 00:36:14,605 --> 00:36:17,675 皆さまの前に 姿を現すこともございますまい 393 00:36:20,077 --> 00:36:22,547 この子は 立派にお育ていたします 394 00:36:23,514 --> 00:36:25,483 いずれ殿のお役に立つ子に… 395 00:36:29,520 --> 00:36:30,688 お方さま… 396 00:36:33,257 --> 00:36:34,659 どうぞ お達者で 397 00:37:28,846 --> 00:37:32,950 (家康)本当に… すまなかった! 398 00:37:34,719 --> 00:37:36,387 気が緩んでおった… 399 00:37:39,790 --> 00:37:44,729 (瀬名) それだけ つらく苦しい時を— 400 00:37:44,795 --> 00:37:46,564 お過ごしだったのでしょう 401 00:37:49,300 --> 00:37:52,970 大変な時に おそばでお支えせず— 402 00:37:54,905 --> 00:37:56,574 申し訳ございませんでした 403 00:37:59,143 --> 00:38:01,078 (家康)そなたは 何も悪くない 404 00:38:14,325 --> 00:38:17,762 こっちに 移ってくるんじゃろ? 405 00:38:26,070 --> 00:38:29,140 わしのそばに いてくれんか 406 00:38:44,422 --> 00:38:48,693 ここへ移るのは もう少し先にいたします 407 00:38:51,195 --> 00:38:55,132 信康や五徳も もう子供ではないと 申しておりますが— 408 00:38:56,233 --> 00:38:58,803 私には そう思えぬのです 409 00:39:01,272 --> 00:39:04,175 いずれは 2人で暮らしましょう 410 00:39:11,449 --> 00:39:12,450 分かった 411 00:39:29,233 --> 00:39:32,970 殿 気を緩めるゆとりなど ありませんぞ 412 00:39:33,871 --> 00:39:38,642 この遠江(とおとうみ)の民は 殿をバカにして楽しんでおります 413 00:39:38,943 --> 00:39:41,846 (老婆)三方ヶ原(みかたがはら)から 負けて逃げ帰る時に— 414 00:39:41,912 --> 00:39:44,348 うちのだんご ぜ~んぶ食っちまってな 415 00:39:44,415 --> 00:39:45,416 だから わたしゃ— 416 00:39:45,483 --> 00:39:48,185 “ま~ 銭払え~!”って 追っかけてって— 417 00:39:48,519 --> 00:39:50,354 銭 ふんだくってやったんだわ! 418 00:39:50,421 --> 00:39:51,489 (笑い声) 419 00:39:51,555 --> 00:39:53,924 ありゃあ 家康だったに違いないわ! 420 00:39:54,291 --> 00:39:56,293 (商人) 家康はな 信玄が恐ろしくて— 421 00:39:56,360 --> 00:39:59,797 馬上でクソ漏らして 焼きみそだって ごまかしたんだと 422 00:39:59,864 --> 00:40:01,065 (一同の笑い声) 423 00:40:01,132 --> 00:40:04,268 (老婆)そういや くさかった くさかった! 424 00:40:04,802 --> 00:40:08,139 しかも 信玄入道 身まかったとはいえ— 425 00:40:08,205 --> 00:40:10,007 いまだ 武田は強大 426 00:40:10,074 --> 00:40:12,309 我らの軍勢は 半死半生 427 00:40:12,543 --> 00:40:16,714 奪われた所領を取り返すのも 困難を極めましょう 428 00:40:30,561 --> 00:40:32,496 (信玄)黄泉にて… 429 00:40:34,398 --> 00:40:36,700 見守る… 430 00:40:36,767 --> 00:40:42,840 (琵琶法師)♪ 生者必滅 431 00:40:42,907 --> 00:40:49,914 ♪ 会者 432 00:40:52,249 --> 00:40:59,256 ♪ 定離 433 00:41:32,389 --> 00:41:34,124 三河(みかわ)を手に入れる 434 00:41:47,771 --> 00:41:51,942 狙うは岡崎 松平(まつだいら)信康! 435 00:41:52,443 --> 00:41:53,444 ふっ! 436 00:42:12,830 --> 00:42:13,898 えいっ! 437 00:42:14,765 --> 00:42:16,100 そして その母… 438 00:42:18,202 --> 00:42:19,436 築山どのじゃ 439 00:42:21,906 --> 00:42:22,907 (千代(ちよ))はい 440 00:42:34,752 --> 00:42:35,953 {\an8}(勝頼) あの城は いずれ— 441 00:42:36,420 --> 00:42:38,289 {\an8}必ず内側から崩れる 442 00:42:38,355 --> 00:42:39,623 {\an8}(弥四郎(やしろう)) 大岡(おおおか)弥四郎 443 00:42:39,690 --> 00:42:42,026 {\an8}命に代えて 岡崎を守りまする 444 00:42:42,092 --> 00:42:43,827 {\an8}おできになると お思い? 445 00:42:44,328 --> 00:42:47,464 {\an8}(家康)武田信玄は… 生きておるんじゃ 446 00:42:47,531 --> 00:42:49,800 {\an8}(虎松(とらまつ))殿に この国を 守っていただきたい 447 00:42:49,867 --> 00:42:51,268 {\an8}そなたも三河の 女子であろう! 448 00:42:51,335 --> 00:42:52,903 {\an8}織田信長の娘じゃ! 449 00:42:52,970 --> 00:42:54,672 {\an8}(忠世)ああ! 殿 450 00:42:54,738 --> 00:42:56,240 {\an8}(弥四郎) よう聞け! 451 00:42:56,307 --> 00:42:58,742 {\an8}これが 皆の 本当の思いじゃ! 452 00:42:59,476 --> 00:43:01,478 (語り)次回 どうする