1 00:00:07,775 --> 00:00:09,777 (消火器で殴る音) 2 00:00:09,777 --> 00:00:21,455 ♪~ 3 00:00:21,522 --> 00:00:25,459 (岸中) <美菜絵と僕が結婚したのは 4年前> 4 00:00:25,526 --> 00:00:28,462 <2014年 秋のことだ> 5 00:00:28,529 --> 00:00:32,533 <その2年前に 僕らは出会った> 6 00:00:33,534 --> 00:00:37,471 <そのころ 僕は 美術大学の造形学科を出て→ 7 00:00:37,538 --> 00:00:40,474 マネキン会社のデザイナーとして 働いていた> 8 00:00:40,541 --> 00:00:42,476 (岸中)〔若干 もうちょっとだね〕 9 00:00:42,543 --> 00:00:45,479 <彫刻家になりたいという夢を 持ったこともあったが→ 10 00:00:45,546 --> 00:00:50,484 夢は夢のまま 現実と折り合いをつけた> 11 00:00:50,551 --> 00:00:55,489 \♪(ピアノの演奏) 12 00:00:55,556 --> 00:01:03,564 \♪~ 13 00:01:03,564 --> 00:01:16,510 ♪~ 14 00:01:16,510 --> 00:01:19,447 (岸中) <そのころ 美菜絵も音大を卒業し→ 15 00:01:19,513 --> 00:01:23,451 ピアノ講師をしていた> 16 00:01:23,517 --> 00:01:29,457 <彼女にも かつて ピアニストに 憧れた時代があったらしい> 17 00:01:29,523 --> 00:01:34,528 <生まれて初めて 見知らぬ女に 声を掛けた> 18 00:01:36,530 --> 00:01:41,535 <やがて 彼女は 僕の部屋に来るようになった> 19 00:01:45,539 --> 00:01:50,544 <僕は 彼女をモデルに マネキンのデッサンをした> 20 00:01:50,544 --> 00:02:04,558 ♪~ 21 00:02:04,558 --> 00:02:09,497 (岸中) <それが 僕たちのデートだった> 22 00:02:12,500 --> 00:02:17,438 <彼女との結婚生活は 夢のようだった> 23 00:02:17,505 --> 00:02:20,441 (岸中)〔何するの? 今日〕 (美菜絵)〔秘密~〕 24 00:02:20,508 --> 00:02:24,445 (岸中) <彼女がいるだけで 僕の小さなアパートが→ 25 00:02:24,512 --> 00:02:28,516 急に 明るい灯がともったようになった> 26 00:02:29,517 --> 00:02:34,522 <結婚3年目のある日 彼女は 僕に打ち明けた> 27 00:02:36,524 --> 00:02:39,460 (美菜絵) 〔赤ちゃん できたみたい〕 28 00:02:39,527 --> 00:02:45,466 (岸中) <それは 結婚以来の2人の望みでもあった> 29 00:02:45,533 --> 00:02:48,469 <あの日 なぜ 僕は→ 30 00:02:48,536 --> 00:02:52,473 彼女がレッスンに行くのを 止めなかったんだろう> 31 00:02:52,540 --> 00:02:56,477 <夜だったし 雨の予報も出ていた> 32 00:02:56,544 --> 00:02:59,480 <何より 彼女の体が心配だった> 33 00:02:59,547 --> 00:03:04,485 <だが 美菜絵は出ていった> 34 00:03:04,552 --> 00:03:08,422 <長い間 彼女が 個人レッスンをしていた少女は→ 35 00:03:08,489 --> 00:03:11,425 ジュニアコンクールに 出るために→ 36 00:03:11,492 --> 00:03:14,428 どうしても 演奏曲を仕上げたかったのだ> 37 00:03:14,495 --> 00:03:18,432 <美菜絵は 「その子の気持ちが分かるの」→ 38 00:03:18,499 --> 00:03:23,437 と言った 「だから応援してあげたいのよ」と> 39 00:03:23,504 --> 00:03:28,442 (雨音) 40 00:03:28,509 --> 00:03:31,445 (岸中) <そして 彼女は→ 41 00:03:31,512 --> 00:03:33,447 二度と この部屋には戻ってこなかった> 42 00:03:33,514 --> 00:03:35,516 (衝突音) 43 00:03:41,522 --> 00:03:47,461 (岸中) <この部屋から 突然 美菜絵が消えた> 44 00:03:47,528 --> 00:03:51,465 <昨日まで ここで笑い 語り→ 45 00:03:51,532 --> 00:03:54,535 愛していた彼女が> 46 00:03:58,539 --> 00:04:01,475 <僕は 彼女をよみがえらせたかった> 47 00:04:01,542 --> 00:04:04,478 <どんなことをしても> 48 00:04:04,545 --> 00:04:09,416 <美菜絵が 僕の日常から 消えてなくなることなど…→ 49 00:04:09,483 --> 00:04:11,485 ありえない> 50 00:04:12,486 --> 00:04:17,491 <だが 僕は 絶望した…> 51 00:04:21,495 --> 00:04:24,431 (瓶が落ちる音) (岸中) ンッ ンッ… 52 00:04:24,498 --> 00:04:26,433 ンッ ンンッ! 53 00:04:26,500 --> 00:04:31,505 ウワッ アアッ アッ… ウウッ… 54 00:04:40,347 --> 00:04:43,283 (慎介) <1年半前の事故> 55 00:04:43,350 --> 00:04:45,285 <そのすべての記憶が よみがえった> 56 00:04:45,352 --> 00:04:47,287 止めろ! (江島) おい! お前 何するんだ! 57 00:04:47,354 --> 00:04:51,291 危ないだろ! おい おい おい! (車のクラクション) 58 00:04:51,358 --> 00:04:53,293 (急ブレーキ音) 59 00:04:53,360 --> 00:04:55,295 (慎介) ハァ ハァ… (江島) 危ねぇだろ! 何してんだよ 60 00:04:55,362 --> 00:04:57,364 (シートベルトを外す音) 61 00:05:00,367 --> 00:05:05,305 (慎介) あの日 車を運転していたのは 俺じゃない 江島さんだ 62 00:05:05,372 --> 00:05:09,243 (江島)〔アッ!〕 (急ブレーキ音) 63 00:05:09,309 --> 00:05:11,245 (衝突音) 64 00:05:11,311 --> 00:05:13,247 (急ブレーキ音) 65 00:05:13,313 --> 00:05:15,249 (衝突音) 66 00:05:15,315 --> 00:05:21,255 (雨音) 67 00:05:21,321 --> 00:05:23,323 〔行ってくる〕 68 00:05:29,329 --> 00:05:31,331 (江島)〔救急車は〕 69 00:05:34,334 --> 00:05:36,270 〔救急車を呼ばないと〕 (木内)〔待ってください〕 70 00:05:36,336 --> 00:05:39,273 〔あなたに… 頼みたいことが〕 71 00:05:39,339 --> 00:05:41,275 〔あっ?〕 72 00:05:41,341 --> 00:05:45,279 〔この事故は 僕が起こしたことに〕 73 00:05:45,345 --> 00:05:47,347 〔えっ?〕 74 00:05:50,350 --> 00:05:52,286 (木内) 〔彼女は ここにいないことに→ 75 00:05:52,353 --> 00:05:55,289 してもらえませんか お願いします〕 76 00:05:55,355 --> 00:05:59,359 〔分かった… 分かった〕 77 00:06:00,360 --> 00:06:03,297 (慎介)〔自転車の女の人は…〕 78 00:06:03,363 --> 00:06:05,299 (江島)〔ダメだな〕 79 00:06:05,365 --> 00:06:08,302 (慎介)〔救急車は… 呼んだんですか〕 (江島)〔いや…〕 80 00:06:10,304 --> 00:06:15,242 (慎介)〔早くしないと〕 (江島)〔慎介…〕 81 00:06:15,309 --> 00:06:20,247 〔俺と取り引きしないか〕 (慎介)〔取り引き?〕 82 00:06:20,314 --> 00:06:26,320 〔この車を運転していたのは お前ということにしてくれ〕 83 00:06:27,321 --> 00:06:29,256 (慎介)〔エッ…〕 84 00:06:29,323 --> 00:06:34,261 (江島)〔いいか お前は 俺に頼まれ→ 85 00:06:34,328 --> 00:06:38,265 この車を運転して シリウスから 由佳をマンションまで送った〕 86 00:06:38,332 --> 00:06:41,335 〔俺は この車に乗っていなかった〕 87 00:06:42,336 --> 00:06:44,338 (慎介)〔そんな…〕 88 00:06:46,340 --> 00:06:49,276 〔1000万 出す〕 89 00:06:49,343 --> 00:06:54,281 〔キャッシュで1000万 どうだ〕 90 00:06:54,348 --> 00:06:58,352 (慎介)〔できませんよ そんなこと〕 91 00:06:59,353 --> 00:07:07,227 <だが 言葉とは裏腹に そのとき 俺の耳に悪魔が囁いた> 92 00:07:07,294 --> 00:07:10,230 <これはチャンスだ> 93 00:07:10,297 --> 00:07:16,236 <千万単位の金が手に入れば 店を持てるかもしれない> 94 00:07:16,303 --> 00:07:23,243 <「今 この瞬間」に うんと言いさえすれば…> 95 00:07:23,310 --> 00:07:25,312 〔慎介〕 96 00:07:27,314 --> 00:07:30,250 (慎介)〔無理ですよ…〕 97 00:07:30,317 --> 00:07:33,320 〔たった1000万でなんて〕 98 00:07:36,323 --> 00:07:38,258 〔3000万でどうだ〕 99 00:07:38,325 --> 00:07:41,328 (雨音) 100 00:07:45,332 --> 00:07:48,268 (江島)〔いいか 慎介 このことは 誰にも言うな〕 101 00:07:48,335 --> 00:07:52,339 (瑠璃子) あなたの子供が欲しい 102 00:07:55,342 --> 00:07:59,279 嫌なら 私を殺して (慎介) やっ やめろ やめろ… 103 00:07:59,346 --> 00:08:04,284 📱(着信音) 104 00:08:04,351 --> 00:08:07,221 (慎介) 彼女は なんで あんなふうになっちまったんだよ 105 00:08:07,287 --> 00:08:10,224 なあ 俺に 一体さ 何がしたいんだ 106 00:08:10,290 --> 00:08:12,226 (木内) あの事故の日→ 107 00:08:12,292 --> 00:08:15,229 車を運転していたのは ミドリだった 108 00:08:15,295 --> 00:08:17,231 \(車の急ブレーキ音) (ミドリ)〔ハッ!〕 109 00:08:17,297 --> 00:08:19,233 (木内)〔アッ!〕 (車の急ブレーキ音) 110 00:08:19,299 --> 00:08:21,301 (衝突音) 111 00:08:21,301 --> 00:08:33,313 ♪~ 112 00:08:33,380 --> 00:08:38,318 (木内) ミドリは あの人に… 113 00:08:38,385 --> 00:08:41,321 岸中美菜絵に 取りつかれていたんだ 114 00:08:41,388 --> 00:08:44,324 (慎介) 取りつかれた? 115 00:08:44,391 --> 00:08:47,327 >> あの目だ (慎介) 目? 116 00:08:47,394 --> 00:08:53,400 あのとき ミドリは まともに見てしまったんだ 117 00:08:54,401 --> 00:08:57,337 死んでいく美菜絵さんの姿を 118 00:08:57,404 --> 00:09:00,340 彼女の あの死の直前に発した眼光には→ 119 00:09:00,407 --> 00:09:04,344 恐ろしい力が込められていた 120 00:09:04,411 --> 00:09:12,286 あの目は ミドリのすべてを奪った 121 00:09:12,352 --> 00:09:14,288 (慎介) すべて… 122 00:09:14,354 --> 00:09:18,292 ミドリは もう→ 123 00:09:18,358 --> 00:09:22,296 以前のミドリでは なくなってしまったんだ 124 00:09:22,362 --> 00:09:26,366 \(車のクラクション) \(車の急ブレーキ音) 125 00:09:33,373 --> 00:09:37,311 (ミドリ)〔キャアー! イヤァ! ハァ ハァ ハァ…〕 126 00:09:37,377 --> 00:09:39,313 (木内)〔どうした?〕 (ミドリ)〔ハァ ハァ…〕 127 00:09:39,379 --> 00:09:43,317 〔見てる! あの人が あの窓から見てる 私のこと〕 128 00:09:43,383 --> 00:09:48,322 〔あの人の目が… 閉めて お願い カーテン閉めて!〕 129 00:09:48,388 --> 00:09:53,327 〔アア… ハァ ハァ ハァ…〕 130 00:09:53,393 --> 00:09:56,330 〔アアッ アアッ…〕 (木内)〔見てないよ〕 131 00:09:56,396 --> 00:09:59,333 〔誰もいるわけないだろう〕 (ミドリ)〔ううん〕 132 00:09:59,399 --> 00:10:04,338 〔いたの! 見てたの! どうしよう どうしよう…〕 133 00:10:04,404 --> 00:10:07,341 (木内) 彼女は 自分が犯した罪の重さに→ 134 00:10:07,407 --> 00:10:09,409 耐えきれなかったのかもしれない 135 00:10:10,410 --> 00:10:13,347 上原社長→ 136 00:10:13,413 --> 00:10:17,351 彼女の父親は ありとあらゆる方法で→ 137 00:10:17,417 --> 00:10:21,355 ミドリの精神状態を 取り戻そうとした 138 00:10:21,421 --> 00:10:25,359 心療内科 精神科 カウンセリング→ 139 00:10:25,425 --> 00:10:30,430 お祓い 宗教めいたことも含め すべて 140 00:10:31,431 --> 00:10:36,370 だけど 何をしても無駄だった 141 00:10:36,436 --> 00:10:42,442 しかたなく 彼女の父は ミドリを軟禁した 142 00:10:43,443 --> 00:10:46,446 (慎介) あのマンションの部屋にか 143 00:10:49,449 --> 00:10:53,387 (木内) 僕は ミドリとの婚約を解消したが→ 144 00:10:53,453 --> 00:10:57,391 代わりに 彼女の身の回りの世話係となった 145 00:10:57,457 --> 00:10:59,393 サラリーマン時代とは→ 146 00:10:59,459 --> 00:11:02,462 比べ物にならない報酬で 雇われたんだ 147 00:11:02,462 --> 00:11:12,406 ♪~ 148 00:11:12,406 --> 00:11:15,342 (木内) 〔少しでも食べたほうがいいよ〕 149 00:11:15,409 --> 00:11:21,348 {\an8}(ミドリ)〔木内さん… ごめんね〕 150 00:11:21,415 --> 00:11:26,353 {\an8}〔私 頭が 変になっちゃったみたい〕 151 00:11:26,420 --> 00:11:31,358 {\an8}〔毎日 怖くて眠れないし〕 152 00:11:31,425 --> 00:11:34,428 {\an8}〔何も食べる気がしない〕 153 00:11:36,430 --> 00:11:40,367 〔お詫びをしなきゃ〕 154 00:11:40,434 --> 00:11:42,436 〔えっ?〕 155 00:11:43,437 --> 00:11:46,373 〔そうよ 私 あの人に謝らなきゃ〕 156 00:11:46,440 --> 00:11:49,376 〔あれから 一度も会ってないし〕 157 00:11:49,443 --> 00:11:52,379 〔ねえ せめて お線香上げるだけでも〕 158 00:11:52,446 --> 00:11:54,381 〔お願い 彼女に会わせて!〕 159 00:11:54,448 --> 00:11:56,383 〔会って 話がしたいの 美菜絵さんと〕 160 00:11:56,450 --> 00:11:59,453 (慎介) 岸中が そんなことを許したのか 161 00:12:01,455 --> 00:12:04,391 最初は かたくなに拒んでいたが→ 162 00:12:04,458 --> 00:12:07,327 一度だけならと… 163 00:12:07,394 --> 00:12:12,399 (風の音) 164 00:12:38,425 --> 00:13:20,400 ♪~ 165 00:13:20,400 --> 00:13:22,402 〔どうだった…〕 166 00:13:25,405 --> 00:13:30,410 〔よかった 美菜絵さんに会えて〕 167 00:13:37,417 --> 00:13:41,354 事故以来 一度も 笑ったことのなかったミドリが→ 168 00:13:41,421 --> 00:13:45,358 笑ったんだ しかも幸せそうに 169 00:13:45,425 --> 00:13:48,361 僕は 内心 ほっとした 170 00:13:48,428 --> 00:13:53,366 これで 少しずつ 以前のミドリに 戻ってくれるんじゃないか 171 00:13:53,433 --> 00:13:57,370 だが それが→ 172 00:13:57,437 --> 00:14:00,373 悲劇の始まりだった 173 00:14:00,440 --> 00:14:03,376 (チャイム) 174 00:14:03,443 --> 00:14:06,379 (木内) ミドリは 岸中の部屋へ通うようになり→ 175 00:14:06,446 --> 00:14:09,316 日に日に 元気になっていった 176 00:14:09,382 --> 00:14:11,384 だが 岸中は… 177 00:14:12,385 --> 00:14:15,322 (岸中)〔美菜絵…〕 178 00:14:15,388 --> 00:14:18,325 〔君は 命が欲しいんだろう〕 179 00:14:18,391 --> 00:14:21,328 〔話がしたいんだろう?〕 180 00:14:21,394 --> 00:14:26,333 〔だけど ごめん 美菜絵〕 181 00:14:26,399 --> 00:14:30,403 〔僕には 君を よみがえらせることができない〕 182 00:14:32,405 --> 00:14:34,407 〔僕は無力だ〕 183 00:14:41,414 --> 00:14:46,353 (木内) 彼らの秘密を知ったのは それから何か月かして→ 184 00:14:46,419 --> 00:14:51,358 岸中の荷物が あの部屋に 運び込まれてきたときだった 185 00:14:51,424 --> 00:14:55,428 (慎介) 部屋? 「ユニバースタワー」のか? 186 00:14:57,430 --> 00:14:59,432 君も見ただろう? 187 00:15:01,434 --> 00:15:04,437 (慎介) マネキン… 188 00:15:09,376 --> 00:15:14,314 (木内) ミドリは 岸中の手助けを始めたんだ 189 00:15:14,381 --> 00:15:17,317 ユニバースタワーの部屋を与え おそらく→ 190 00:15:17,384 --> 00:15:20,320 金銭面の援助もしたんだろう 191 00:15:20,387 --> 00:15:23,323 岸中は そこで 新たな人形を作りはじめた 192 00:15:23,390 --> 00:15:26,393 (マウスの操作音) 193 00:15:28,395 --> 00:15:33,333 (岸中の声)「1月20日 新しい場所に移っての仕事は→ 194 00:15:33,400 --> 00:15:39,339 ドールの1号体を使い 立体座標を記録することだった」 195 00:15:39,406 --> 00:15:44,344 「2月5日 “MINA-1”の頭部が完成する」 196 00:15:44,411 --> 00:15:49,349 「3月 根本的な計算ミス」 197 00:15:49,416 --> 00:15:51,418 「すべて やり直しだ」 198 00:15:53,420 --> 00:15:55,355 〔アアッ!〕 199 00:15:55,422 --> 00:15:58,358 〔ハァ ハァ ハァ…〕 (ミドリ)〔ごめんなさい〕 200 00:15:58,425 --> 00:16:02,362 〔ごめんなさい ごめんなさい…〕 201 00:16:02,429 --> 00:16:06,366 (木内) 岸中は その作業にも挫折する 202 00:16:06,433 --> 00:16:09,302 そのころからだ 203 00:16:09,369 --> 00:16:12,305 ミドリに 変化が表れだしたのは 204 00:16:12,372 --> 00:16:14,307 (慎介) 変化? 205 00:16:14,374 --> 00:16:18,378 最初は 化粧や髪形が 変わったくらいだった 206 00:16:20,380 --> 00:16:22,315 だが あるとき… 207 00:16:22,382 --> 00:16:24,317 (医師) 〔それでは 手術を開始します〕 208 00:16:24,384 --> 00:16:28,321 〔よろしくお願いします メス!〕 209 00:16:28,388 --> 00:16:31,391 (看護師)〔はい〕 (医師)〔接種 ガーゼ〕 210 00:16:38,398 --> 00:16:42,402 (慎介) 作り替えたのか 顔を… 211 00:16:45,405 --> 00:16:51,344 彼女の行動は 僕の理解を超えていた 212 00:16:51,411 --> 00:16:56,349 今となっては 本物の美菜絵さんが どんな顔をしていたのか→ 213 00:16:56,416 --> 00:17:00,353 僕には分からない 僕は あの事故の夜→ 214 00:17:00,420 --> 00:17:04,357 血だらけの美菜絵さんを 見ただけだ 215 00:17:04,424 --> 00:17:08,294 本当に 彼女の顔に似ているのかすら 216 00:17:08,361 --> 00:17:11,297 だけど あの目は… 217 00:17:11,364 --> 00:17:13,299 (慎介) エッ 218 00:17:13,366 --> 00:17:17,303 (木内) 彼女の… あの目を見て→ 219 00:17:17,370 --> 00:17:21,374 君は 何かを感じなかったか 220 00:17:26,379 --> 00:17:29,315 (慎介) あの目に見られると→ 221 00:17:29,382 --> 00:17:32,318 金縛りにあったように 動けなくなった 222 00:17:32,385 --> 00:17:36,389 あの目は… 美菜絵さんの目だ 223 00:17:38,391 --> 00:17:42,328 ミドリが 顔を作り替えたとき あの目が→ 224 00:17:42,395 --> 00:17:45,331 彼女に取りついたような気がして ならないんだ 225 00:17:45,398 --> 00:17:49,335 いや 美菜絵さんに 取りつかれたから→ 226 00:17:49,402 --> 00:17:51,337 自分の顔を替えようなんていう→ 227 00:17:51,404 --> 00:17:54,340 バカげたことを してしまったのかもしれない 228 00:17:54,407 --> 00:17:57,343 ミドリは 別人になってしまった 229 00:17:57,410 --> 00:18:00,413 心も体も 230 00:18:03,416 --> 00:18:07,287 (岸中の声)「5月30日」 231 00:18:07,353 --> 00:18:11,291 「今日は 美菜絵の第2の誕生日だ」 232 00:18:11,357 --> 00:18:15,361 「“おかえり” 僕は言ってみた」 233 00:18:21,367 --> 00:18:24,304 〔おかえり〕 234 00:18:24,370 --> 00:18:27,373 〔もう どこにも行かないでくれ〕 235 00:18:29,375 --> 00:18:31,377 (ミドリ)〔行かないわ〕 236 00:18:31,377 --> 00:18:54,400 ♪~ 237 00:18:54,400 --> 00:18:56,336 (慎介) MINA-1か… 238 00:18:56,402 --> 00:18:59,339 (小塚)〔これが人形か?〕 239 00:18:59,405 --> 00:19:02,342 (木内) 妻と同じ顔になったミドリと→ 240 00:19:02,408 --> 00:19:06,412 岸中の間に どういう愛が芽生えたのか… 241 00:19:08,348 --> 00:19:12,285 だが その蜜月も 長くは続かなかった 242 00:19:12,352 --> 00:19:18,291 たぶん 岸中が 先に目が覚めたんだろう 243 00:19:18,358 --> 00:19:21,294 目の前にいるMINA-1が→ 244 00:19:21,361 --> 00:19:24,297 妻でも 妻に似せた人形でもなく→ 245 00:19:24,364 --> 00:19:27,300 妻を殺した他人だってことに 気づいたんだ 246 00:19:27,367 --> 00:19:29,302 (岸中)〔出てってくれ!〕 247 00:19:29,369 --> 00:19:34,307 〔君は 美菜絵じゃない!〕 248 00:19:34,374 --> 00:19:37,310 〔美菜絵は…〕 249 00:19:37,377 --> 00:19:42,315 〔美菜絵は もうどこにも…〕 250 00:19:42,382 --> 00:19:47,320 〔どこにも… ウッ ウウー…〕 251 00:19:47,387 --> 00:19:51,324 〔ウウー… アアッ…〕 252 00:19:51,391 --> 00:19:55,328 (木内) 岸中は 妻を追い 死のうと考えた 253 00:19:55,395 --> 00:20:00,333 その前に 妻を殺した人間の顔を→ 254 00:20:00,400 --> 00:20:02,402 見届けておきたかったんじゃ ないのか 255 00:20:05,405 --> 00:20:07,340 (慎介) あの日か… 256 00:20:07,407 --> 00:20:10,410 (岸中)〔まだ いいですか〕 257 00:20:11,411 --> 00:20:13,346 (消火器で殴る音) 258 00:20:13,413 --> 00:20:16,349 (木内) そして ミドリは→ 259 00:20:16,416 --> 00:20:20,420 自殺した岸中の姿を見てしまった 260 00:20:26,426 --> 00:20:28,361 (木内) 行き場のなくなったミドリは→ 261 00:20:28,428 --> 00:20:32,432 瑠璃子となり… 君の前に 262 00:20:40,440 --> 00:20:43,376 (瑠璃子)〔瑠璃子〕 263 00:20:43,443 --> 00:20:49,382 〔瑠璃色の瑠璃 青い宝石の〕 264 00:20:49,449 --> 00:20:52,385 〔あなたの子供が欲しい〕 265 00:20:52,452 --> 00:20:57,457 〔私 あなたの子供を産むの〕 266 00:20:59,459 --> 00:21:03,396 (慎介) 1つ聞いてもいいか? >> なんだ 267 00:21:03,463 --> 00:21:07,333 (慎介) 彼女は なんで あんなに執ように→ 268 00:21:07,400 --> 00:21:09,402 俺の子を… 269 00:21:20,413 --> 00:21:23,349 君は知っていたか 270 00:21:23,416 --> 00:21:29,355 あのとき 美菜絵さんのおなかに 子供がいたことを 271 00:21:29,422 --> 00:21:32,358 (慎介) 子供… 272 00:21:32,425 --> 00:21:35,428 彼女は 妊娠していたんだ 273 00:21:41,434 --> 00:21:45,371 僕たちは→ 274 00:21:45,438 --> 00:21:50,376 岸中から 愛するもの すべてを奪ったんだよ 275 00:21:50,443 --> 00:21:53,379 あのとき→ 276 00:21:53,446 --> 00:21:59,385 美菜絵さんと あんたたちと 俺たち 277 00:21:59,452 --> 00:22:01,387 なぜ あの時間に あの場所に→ 278 00:22:01,454 --> 00:22:05,458 吸い寄せられるように 集まってしまったんだろうな 279 00:22:09,395 --> 00:22:13,332 運が悪かったと言って 片づけてしまうには→ 280 00:22:13,399 --> 00:22:16,335 重すぎる… 281 00:22:16,402 --> 00:22:18,404 ウッ… ウウッ… 282 00:22:21,407 --> 00:22:25,344 ウッ ウウッ… ウウ… 283 00:22:25,411 --> 00:22:27,346 (齋藤) 一体 どういうことなんだ 284 00:22:27,413 --> 00:22:30,349 (小塚) だから 1年半前の交通事故が→ 285 00:22:30,416 --> 00:22:33,352 引き起こした事件なんです (齋藤) それで→ 286 00:22:33,419 --> 00:22:36,355 最後に榎木と会ったのは 昨日の昼前か 287 00:22:36,422 --> 00:22:39,358 ユニバースタワーで榎木と別れ そこから連絡が取れません 288 00:22:39,425 --> 00:22:42,361 この瑠璃子と名乗る女は 何者なんだ 289 00:22:42,428 --> 00:22:45,364 いや だから ユニバースタワーの部屋の所有者→ 290 00:22:45,431 --> 00:22:48,367 上原の娘 ミドリではないかと 291 00:22:48,434 --> 00:22:50,369 ということは→ 292 00:22:50,436 --> 00:22:52,371 ミドリが整形手術し→ 293 00:22:52,438 --> 00:22:54,373 瑠璃子となり→ 294 00:22:54,440 --> 00:22:56,375 雨村を監禁したと 295 00:22:56,442 --> 00:22:58,377 そういうことになります 296 00:22:58,444 --> 00:23:00,380 (齋藤) そして 昼まで荷物があった部屋から→ 297 00:23:00,446 --> 00:23:02,381 すべてが撤去されていた 298 00:23:02,448 --> 00:23:07,386 マネキンも 家具も 榎木も (小塚) はい 299 00:23:10,390 --> 00:23:13,326 ハァ… 神隠しかよ 300 00:23:13,392 --> 00:23:17,330 おそらく 木内春彦と 帝進建設社長の上原は グルです 301 00:23:17,396 --> 00:23:19,332 榎木に関しても 彼らは何か… 302 00:23:19,399 --> 00:23:22,335 (ドアの音) (高杉) 係長 令状取れました 303 00:23:22,401 --> 00:23:25,338 (齋藤) よし! まずは ユニバースタワーのガサ入れだ 304 00:23:25,404 --> 00:23:27,340 俺と高杉は ユニバースタワー 305 00:23:27,406 --> 00:23:30,343 小塚と坂本は 上原ミドリを当たってくれ 306 00:23:30,409 --> 00:23:32,345 瑠璃子という女についてもだ 307 00:23:32,411 --> 00:23:34,347 (坂本・高杉) はい (齋藤) 行こう! 308 00:23:34,413 --> 00:23:37,350 \(パトカーのサイレン) 309 00:23:37,416 --> 00:23:39,419 (ドアの音) 310 00:23:56,435 --> 00:23:59,372 (慎介) <あの事故…> 311 00:23:59,438 --> 00:24:03,376 (江島)〔アッ!〕 (急ブレーキ音) 312 00:24:03,442 --> 00:24:05,378 (衝突音) 313 00:24:05,444 --> 00:24:07,313 (車の急ブレーキ音) 314 00:24:07,380 --> 00:24:09,382 (衝突音) 315 00:24:11,384 --> 00:24:16,322 (慎介) <あの一瞬で それぞれの人生は狂い→ 316 00:24:16,389 --> 00:24:19,325 悲惨なものへと変わった> 317 00:24:19,392 --> 00:24:21,327 〔イヤァー! 見てる!〕 318 00:24:21,394 --> 00:24:24,397 〔あの人が あの窓から見てる 私のこと〕 319 00:24:26,399 --> 00:24:31,337 (慎介) <だが いちばんの犠牲者は→ 320 00:24:31,404 --> 00:24:35,341 事故に遭うことなど想像もせず 夫のもとへ→ 321 00:24:35,408 --> 00:24:40,346 ひたすら自転車を走らせた… あの人> 322 00:24:40,413 --> 00:24:45,418 (雨音) 323 00:24:48,421 --> 00:24:51,357 (急ブレーキ音) (衝突音) 324 00:24:51,424 --> 00:24:55,361 (慎介) <あの日 「茗荷」に来た岸中は…> 325 00:24:55,428 --> 00:24:59,365 (岸中) 〔実は 忘れたいことがあってね〕 326 00:24:59,432 --> 00:25:03,369 〔いや 忘れたくても→ 327 00:25:03,436 --> 00:25:06,372 忘れることなんて できないことなんだけど〕 328 00:25:06,439 --> 00:25:11,310 〔嫌なことはないの?〕 (慎介)〔まあ… なくはないですけど〕 329 00:25:11,377 --> 00:25:15,314 〔なぜ そんなことを〕 >> 〔そんなときは どうするの〕 330 00:25:15,381 --> 00:25:18,317 (慎介)〔早く忘れるようにしています〕 >> 〔忘れる?〕 331 00:25:18,384 --> 00:25:22,321 (慎介)〔それで 楽しいことだけを考えるように〕 332 00:25:22,388 --> 00:25:25,324 〔楽しいことを…〕 333 00:25:25,391 --> 00:25:29,328 (慎介) <もしかしたら あの瞬間→ 334 00:25:29,395 --> 00:25:32,331 岸中は 俺に殺意を抱いたのではないか> 335 00:25:32,398 --> 00:25:40,339 📱(着信音) 336 00:25:40,406 --> 00:25:43,409 〔もう一度 取り引きしないか〕 337 00:25:45,411 --> 00:25:49,348 〔このことは 闇に葬ろう 互いのためだ〕 338 00:25:49,415 --> 00:25:51,350 (慎介)〔5000でどうですか〕 339 00:25:51,417 --> 00:25:54,353 📱(着信音) 340 00:25:54,420 --> 00:25:58,357 (慎介) はい… 📱(江島) 慎介か 341 00:25:58,424 --> 00:26:03,362 金の用意が出来たよ (慎介) 随分 早いですね 342 00:26:03,429 --> 00:26:06,365 お前のために 無理したんじゃないか 343 00:26:06,432 --> 00:26:09,302 📱(慎介) それはどうも >> 今から言う場所に→ 344 00:26:09,368 --> 00:26:12,305 そうだな… 3時でどうだ 345 00:26:12,371 --> 00:26:15,374 (慎介) いいですよ 346 00:26:16,375 --> 00:26:18,377 (ドアの音) 347 00:26:27,386 --> 00:26:29,322 (スイッチ音) 348 00:26:29,388 --> 00:26:33,326 (高杉) 係長 (齋藤) おう どうだった? 349 00:26:33,392 --> 00:26:36,395 (高杉) まったく なんの形跡もありません 350 00:26:38,397 --> 00:26:42,335 (齋藤) この階は すべて 帝進建設の持ち物ですよね 351 00:26:42,401 --> 00:26:44,337 (管理人) はい 352 00:26:44,403 --> 00:26:47,340 ほかの部屋も見せてもらえます? 353 00:26:47,406 --> 00:26:49,408 (鍵を開ける音) 354 00:26:59,418 --> 00:27:01,354 (高杉) 係長 355 00:27:01,420 --> 00:27:04,357 (齋藤) よし 隣だ 356 00:27:04,423 --> 00:27:06,425 (ドアの音) (スイッチ音) 357 00:27:09,362 --> 00:27:11,297 (事務員) 確かに 上原ミドリさんは→ 358 00:27:11,364 --> 00:27:14,300 昨年4月から5月にかけ 治療を受けています 359 00:27:14,367 --> 00:27:16,302 (坂本) 詳しいデータを 借りることはできますか 360 00:27:16,369 --> 00:27:19,305 📱(着信音) 361 00:27:19,372 --> 00:27:22,308 はい 📱(高杉) 小塚さん! 362 00:27:22,375 --> 00:27:26,312 荷物がありました! (小塚) 荷物があった!? どこにっ! 363 00:27:26,379 --> 00:27:28,314 (高杉) 家具やマネキンも 同じフロアの→ 364 00:27:28,381 --> 00:27:33,319 別の部屋に押し込まれていて おそらく 何者かが移動したものと 365 00:27:33,386 --> 00:27:36,322 榎木は? (高杉) 残念ながら→ 366 00:27:36,389 --> 00:27:39,325 榎木の姿はありません (小塚) ちょっと 行ってくる! 367 00:27:39,392 --> 00:27:41,394 小塚さん! 368 00:27:44,397 --> 00:27:49,402 ♪(店内BGM) 369 00:27:49,402 --> 00:27:57,410 ♪~ 370 00:27:57,410 --> 00:28:02,415 (ウエートレス) お待たせしました ごゆっくりどうぞ 371 00:28:02,415 --> 00:28:11,357 ♪~ 372 00:28:11,357 --> 00:28:14,293 (慎介) 早いですね 373 00:28:14,360 --> 00:28:16,362 (江島) お前もな 374 00:28:16,362 --> 00:28:21,367 ♪~ 375 00:28:21,367 --> 00:28:23,302 (ウエートレス) いらっしゃいませ 376 00:28:23,369 --> 00:28:26,372 (慎介) アッ コーヒーを (ウエートレス) はい 377 00:28:26,372 --> 00:28:33,379 ♪~ 378 00:28:33,379 --> 00:28:38,317 (坂本) 小塚さん (小塚) アアー 榎木はどこだ! 379 00:28:38,384 --> 00:28:42,388 荷物が見つかったんだよ 署まで来てもらうぞ 380 00:28:42,388 --> 00:28:49,395 ♪~ 381 00:28:49,395 --> 00:28:52,331 (江島) こんな時間に 銀座でコーヒーを飲むなんて→ 382 00:28:52,398 --> 00:28:55,334 何年ぶりかな 383 00:28:55,401 --> 00:28:57,336 (慎介) 俺もです 384 00:28:57,403 --> 00:29:00,339 シリウスの面接に 行ったとき以来かな 385 00:29:00,406 --> 00:29:02,341 (江島) エッ 386 00:29:02,408 --> 00:29:06,345 (慎介) いや どんなオーナーなのか 俺なりに緊張して 387 00:29:06,412 --> 00:29:09,281 面接に行く前に 喫茶店でコーヒーを 388 00:29:09,348 --> 00:29:12,351 (江島) そんなふうには 見えなかったけどな 389 00:29:14,353 --> 00:29:17,289 あれから 何年になる? 390 00:29:17,356 --> 00:29:21,293 (慎介) 7年です (江島) ハハッ 391 00:29:21,360 --> 00:29:24,363 もう そんなんになるか… 392 00:29:24,363 --> 00:29:34,373 ♪~ 393 00:29:34,373 --> 00:29:38,310 喫茶店で タバコも吸えないっていうのは→ 394 00:29:38,377 --> 00:29:40,379 窮屈な時代だな 395 00:29:40,379 --> 00:30:02,401 ♪~ 396 00:30:02,401 --> 00:30:06,338 (江島) 新橋駅の地下のコインロッカーだ 397 00:30:06,405 --> 00:30:09,341 約束のものは そこに入ってる 398 00:30:09,408 --> 00:30:12,411 (慎介) ロッカー? (江島) ああ 399 00:30:15,414 --> 00:30:18,350 (慎介) ロッカーの中身を確かめないと→ 400 00:30:18,417 --> 00:30:21,353 交渉が成立したとは 言えないんじゃないですか 401 00:30:21,420 --> 00:30:24,356 俺を信用してないのか 402 00:30:24,423 --> 00:30:28,360 そんな顔で にらむなよ 403 00:30:28,427 --> 00:30:32,431 俺は 逃げも隠れもしない 404 00:30:32,431 --> 00:30:37,436 ♪~ 405 00:30:37,436 --> 00:30:40,372 (慎介) 江島さんは 事故に遭ったのは→ 406 00:30:40,439 --> 00:30:42,374 運が悪かっただけって 言いましたよね 407 00:30:42,441 --> 00:30:44,376 えっ? 408 00:30:44,443 --> 00:30:47,379 (慎介) 交通事故は サイコロの目みたいなものだって 409 00:30:47,446 --> 00:30:51,383 それぐらい ありふれたものだって 410 00:30:51,450 --> 00:30:54,453 >> そんなこと 俺 言ったか? (慎介) 言いました 411 00:30:56,455 --> 00:30:59,458 お前が そう言うなら 言ったんだろうな 412 00:31:02,461 --> 00:31:06,398 (慎介) あれは 本心ですか >> そうだよ 413 00:31:06,465 --> 00:31:12,338 事故なんてもんは 運なんじゃないのか? 414 00:31:12,404 --> 00:31:16,342 その場に居合わせた人間の運 不運 415 00:31:16,408 --> 00:31:19,411 それだけのことだろう 違うか? 416 00:31:23,415 --> 00:31:26,418 (慎介) 江島さんって→ 417 00:31:28,420 --> 00:31:31,357 車に潰されて亡くなった 美菜絵さんのことを→ 418 00:31:31,423 --> 00:31:34,360 思い出すことはないんですか 419 00:31:34,426 --> 00:31:39,431 考えてどうなるんだ? それで 誰かが救われるのか? 420 00:31:47,439 --> 00:31:51,377 忘れなければ 前に進むことはできない 421 00:31:51,443 --> 00:31:54,446 そうだろう 慎介 422 00:31:56,448 --> 00:31:58,384 いいか 慎介 423 00:31:58,450 --> 00:32:01,387 誰も悪くない 424 00:32:01,453 --> 00:32:04,456 俺も 慎介も 425 00:32:06,458 --> 00:32:11,397 たまたま あのとき あの場にいただけだ 426 00:32:15,401 --> 00:32:20,406 \(雨音) 427 00:32:21,407 --> 00:32:25,344 (江島)〔アッ!〕 (急ブレーキ音) 428 00:32:25,411 --> 00:32:27,346 (衝突音) 429 00:32:27,413 --> 00:32:32,351 (慎介) でも 死んだ美菜絵さんは→ 430 00:32:32,418 --> 00:32:35,354 永遠に 俺たちを恨み続けるでしょうね 431 00:32:35,421 --> 00:32:38,357 死んだ人間が? 432 00:32:38,424 --> 00:32:41,427 呪いをかけるとでも言いたいのか 433 00:32:43,429 --> 00:32:46,365 俺に 何をしろっていうんだ 434 00:32:46,432 --> 00:32:50,369 俺は 賠償もした 435 00:32:50,436 --> 00:32:56,375 頭も下げた それなりの誠意も尽くした 436 00:32:56,442 --> 00:33:00,379 岸中が お前を襲ったのも 自殺したのも→ 437 00:33:00,446 --> 00:33:06,385 岸中の意志だ 俺には関係ない 438 00:33:06,452 --> 00:33:11,323 (慎介) 関係ない? 関係ないっていうんですか 439 00:33:11,390 --> 00:33:15,327 随分 偉そうなことを言うんだな 440 00:33:15,394 --> 00:33:21,333 お前だって 金を欲しがったくせに 441 00:33:21,400 --> 00:33:24,403 俺も お前も 同罪だろ 442 00:33:27,406 --> 00:33:33,345 さっさとロッカーから 約束のものを取ってこい 443 00:33:33,412 --> 00:33:39,351 お前が 喉から手が出るほど欲しかった→ 444 00:33:39,418 --> 00:33:41,420 金だろ? 445 00:33:41,420 --> 00:33:59,438 ♪~ 446 00:33:59,438 --> 00:34:02,374 (慎介) 江島さん… (江島) なんだよ 447 00:34:02,441 --> 00:34:07,312 (慎介) 長い間 お世話になりました 448 00:34:07,379 --> 00:34:10,315 あなたに育ててもらったことは… 449 00:34:10,382 --> 00:34:13,318 <感謝しています… と言いかけ→ 450 00:34:13,385 --> 00:34:17,389 それは違うと思った> 451 00:34:22,394 --> 00:34:25,330 (慎介) <確かに 俺は→ 452 00:34:25,397 --> 00:34:30,335 江島さんに バーテンダーとしての すべてを教わった> 453 00:34:30,402 --> 00:34:36,341 <だが… 俺の憧れていた江島さんは→ 454 00:34:36,408 --> 00:34:40,345 もう そこにはいなかった> 455 00:34:40,412 --> 00:34:45,350 <けど あの人の言うとおり→ 456 00:34:45,417 --> 00:34:49,421 俺も同罪だ> 457 00:34:54,426 --> 00:34:58,363 榎木刑事の遺体は→ 458 00:34:58,430 --> 00:35:04,436 中央区竹川の廃屋の中に 459 00:35:09,374 --> 00:35:13,312 榎木を殺ったのは お前か 460 00:35:13,378 --> 00:35:16,315 いえ… 461 00:35:16,381 --> 00:35:19,318 僕が あの部屋に着いたときには すでに 462 00:35:19,384 --> 00:35:23,388 上原ミドリが殺したのか 463 00:35:27,392 --> 00:35:29,394 はい… 464 00:35:31,396 --> 00:35:34,333 (小塚) あんた ミドリに頼まれたのか 465 00:35:34,399 --> 00:35:37,336 遺体処理を 466 00:35:37,402 --> 00:35:42,407 いえ 僕の独断でやりました 467 00:35:46,411 --> 00:35:50,349 🔈(構内アナウンス) 間もなく 2番線に電車が参ります 468 00:35:50,415 --> 00:35:54,419 危ないですから 白線の内側に… 469 00:35:59,424 --> 00:36:01,426 (鍵を開ける音) 470 00:36:05,430 --> 00:36:08,300 (慎介) <二十歳で この世界へ入り→ 471 00:36:08,367 --> 00:36:11,303 バーテンダーとして働き10年> 472 00:36:11,370 --> 00:36:13,305 (鍵を掛ける音) 473 00:36:13,372 --> 00:36:16,375 (慎介) <俺は 一体 何をしたかったんだろう> 474 00:36:22,381 --> 00:36:27,319 (慎介) <俺が得たものは 得たかったものは…> 475 00:36:27,386 --> 00:36:30,389 <これだったのか> 476 00:36:34,393 --> 00:36:39,331 ミドリは… 瑠璃子は 今 どこにいる 477 00:36:39,398 --> 00:36:42,401 分かりません 478 00:36:45,404 --> 00:36:47,406 小塚さん… 479 00:36:50,409 --> 00:36:54,346 彼女を助けてやってください (小塚) エッ 480 00:36:54,413 --> 00:36:56,348 (木内) 彼女は 何をしでかすか分からない 481 00:36:56,415 --> 00:37:01,353 これ以上… 罪を犯させたくはない 482 00:37:01,420 --> 00:37:06,358 彼女は 雨村のマンションを知っています 483 00:37:06,425 --> 00:37:08,360 このままだと 雨村も… 484 00:37:08,360 --> 00:37:20,372 ♪~ 485 00:37:20,372 --> 00:37:22,307 (慎介) <金は手に入った> 486 00:37:22,374 --> 00:37:27,379 <あとは 必要なものだけ持って 早く逃げなければ> 487 00:37:27,379 --> 00:37:39,391 ♪~ 488 00:37:39,391 --> 00:37:41,393 (殴る音) 489 00:38:00,412 --> 00:38:02,347 (慎介) ブフッ! 490 00:38:02,414 --> 00:38:04,349 (江島) へへへッ (慎介) グフッ 491 00:38:04,416 --> 00:38:08,286 (江島) おっ? なんか言いたそうだな ん? 492 00:38:08,353 --> 00:38:11,289 (慎介) ブフッ… (江島) ハハッ さあ 飲め 493 00:38:11,356 --> 00:38:13,291 愛する酒で死ねるなら本望だろう 494 00:38:13,358 --> 00:38:19,297 📱(着信音) (慎介) ンッ… ンッ! ンンッ 495 00:38:19,364 --> 00:38:22,300 (小塚) クソ なんで 出ねぇんだ! 496 00:38:22,367 --> 00:38:25,303 (江島) あんなに かわいがってやったのになぁ 497 00:38:25,370 --> 00:38:29,308 まさか お前に裏切られるとは ハハハッ 498 00:38:29,374 --> 00:38:33,311 (慎介) ンン… ブフッ! (江島) へへッ 499 00:38:33,378 --> 00:38:36,314 (慎介) ンンー! (江島) アアッ 500 00:38:36,381 --> 00:38:40,318 ウッ! (慎介) ゴホッ ゴホッ… ゴホゴホッ… 501 00:38:40,385 --> 00:38:43,321 約束が… 502 00:38:43,388 --> 00:38:47,325 ゴホッ… 約束が違う >> 約束? 何が約束だ 503 00:38:47,392 --> 00:38:51,329 (慎介) ゴホゴホッ… >> 俺が持ちかけたのは ビジネスだ 504 00:38:51,396 --> 00:38:55,333 あの日 お前が 俺の身代わりとなり→ 505 00:38:55,400 --> 00:38:59,337 あの車を 運転していたことにした代償に→ 506 00:38:59,404 --> 00:39:02,340 俺は 3000支払うと約束し そのとおり支払った 507 00:39:02,407 --> 00:39:07,279 成美は それを横取りし 逃げようとした 508 00:39:07,346 --> 00:39:09,347 だから 捕まえた 509 00:39:11,349 --> 00:39:17,289 そして お前は 更に 金額を上乗せしようとした 510 00:39:17,355 --> 00:39:21,359 何が5000万だ ふざけるな! 511 00:39:29,367 --> 00:39:35,307 お前も 早く 成美のところへ行くんだな 512 00:39:35,373 --> 00:39:41,313 あなたが 私を殺したの 513 00:39:41,379 --> 00:39:45,384 あなたが… あの車を 514 00:39:47,385 --> 00:39:50,388 私を ひき殺したの? 515 00:39:52,390 --> 00:39:54,392 誰だ お前… 516 00:39:56,395 --> 00:40:00,398 (慎介) 瑠璃子 >> 許さない 517 00:40:03,401 --> 00:40:07,405 あなたを許さない 518 00:40:09,407 --> 00:40:14,346 あなたは 私から すべてを奪った 519 00:40:14,413 --> 00:40:16,348 何 言ってるんだ 520 00:40:16,414 --> 00:40:18,350 来るな! 521 00:40:18,416 --> 00:40:20,418 (瓶が割れる音) 522 00:40:25,424 --> 00:40:31,363 私の未来も 幸せも… 523 00:40:31,429 --> 00:40:34,366 来るな! 524 00:40:34,433 --> 00:40:37,435 ハァ ハァ ハァ ハァ… 525 00:40:37,435 --> 00:40:50,448 ♪~ 526 00:40:50,448 --> 00:40:53,451 (慎介) 瑠璃子… 527 00:41:02,460 --> 00:41:07,399 (風の音) 528 00:41:08,400 --> 00:41:12,337 私を殺しなさい 529 00:41:12,404 --> 00:41:17,342 そして 今度こそ忘れないで 530 00:41:17,409 --> 00:41:22,347 あなたが 私を殺したということを 531 00:41:22,414 --> 00:41:29,421 あなたが殺した女の顔を 目を 532 00:41:29,421 --> 00:41:44,436 ♪~ 533 00:41:44,436 --> 00:41:47,372 お前が望むなら→ 534 00:41:47,439 --> 00:41:50,442 そうしてやろう 535 00:41:53,445 --> 00:41:56,381 (慎介) 江島さん… やめろ 536 00:41:56,448 --> 00:41:59,384 ゴホッ ゴホッ… やめろ! 537 00:41:59,451 --> 00:42:02,387 (首を絞める音) 538 00:42:02,454 --> 00:42:05,457 (慎介) やめろ~!! 539 00:42:06,458 --> 00:42:09,327 やめろ 瑠璃子! 君は美菜絵さんじゃない! 540 00:42:09,394 --> 00:42:11,396 美菜絵さんじゃ… 541 00:42:18,403 --> 00:42:21,406 (首を絞める音) (江島) フンッ! 542 00:42:33,418 --> 00:42:36,421 (落下音) 543 00:42:39,424 --> 00:42:42,427 (慎介) ンッ アッ… 544 00:42:45,430 --> 00:42:47,432 (手錠を掛ける音) 545 00:42:55,440 --> 00:42:59,444 (慎介) ハァ ハァ ハァ… 546 00:43:01,446 --> 00:43:08,386 瑠璃子 君は… 547 00:43:08,386 --> 00:43:24,402 ♪~ 548 00:43:24,402 --> 00:43:27,405 (慎介) どうして… 549 00:43:27,405 --> 00:43:55,433 ♪~ 550 00:43:55,433 --> 00:44:03,441 (パトカーのサイレン) 551 00:44:03,441 --> 00:44:33,405 ♪~ 552 00:44:34,406 --> 00:44:39,344 榎木の遺体が見つかったよ (慎介) エッ 553 00:44:39,411 --> 00:44:43,415 木内の証言で すべてが判明した 554 00:44:45,417 --> 00:44:49,421 殺したのは やはり ミドリだった 555 00:44:52,424 --> 00:44:54,359 ミドリは 木内に→ 556 00:44:54,426 --> 00:44:58,363 自分の聖域を荒らした刑事が 許せなかった→ 557 00:44:58,430 --> 00:45:02,367 と言ったそうだ 558 00:45:02,434 --> 00:45:05,370 (慎介) そうですか… 559 00:45:05,437 --> 00:45:09,374 榎木には すまないことをした 560 00:45:16,381 --> 00:45:20,318 江島のことだが 561 00:45:20,385 --> 00:45:23,321 昨晩 留置所で→ 562 00:45:23,388 --> 00:45:26,324 両目に 無理やり自分の指を突っ込み→ 563 00:45:26,391 --> 00:45:29,327 失明したそうだ 564 00:45:29,394 --> 00:45:32,330 両目ともだ (慎介) 失明… 565 00:45:32,397 --> 00:45:36,334 逮捕後 あの男は ひどく錯乱し→ 566 00:45:36,401 --> 00:45:41,339 あの女の目が いつも 自分を見ているとおびえだした 567 00:45:41,406 --> 00:45:44,342 (江島)〔見るな! 俺を見るな!〕 568 00:45:44,409 --> 00:45:50,415 (小塚) そして ついに 両目を 自分の指で潰した 569 00:45:51,416 --> 00:45:54,352 (江島)〔アアー!〕 570 00:45:54,419 --> 00:45:58,356 〔グアーッ!〕 571 00:45:58,423 --> 00:46:00,358 (小塚) その後 病院で→ 572 00:46:00,425 --> 00:46:04,429 成美さんの殺害についても 自白したよ 573 00:46:13,371 --> 00:46:18,309 (慎介) これ… >> 豊洲の草むらに落ちていた 574 00:46:18,376 --> 00:46:21,379 これだけが あの子の遺品だ 575 00:46:23,381 --> 00:46:28,319 成美さんの遺体は どんなことをしても見つけ出す 576 00:46:28,386 --> 00:46:33,391 あんたが 弔ってやらなきゃな 577 00:46:53,411 --> 00:46:59,350 (成美の声)「慎ちゃん ごめんね だまって家を出て」 578 00:46:59,417 --> 00:47:04,355 「慎ちゃんのこと 本当に大好きだった」 579 00:47:04,422 --> 00:47:07,292 「本当だよ」 580 00:47:07,358 --> 00:47:12,363 「あんなに楽しかったし 幸せだったのに」 581 00:47:13,364 --> 00:47:18,303 「私 ばかだよね」 582 00:47:18,369 --> 00:47:21,306 「ごめんね 慎ちゃん」 583 00:47:21,372 --> 00:47:25,310 「私は もう あなたに会えない」 584 00:47:25,376 --> 00:47:31,316 「だって… 慎ちゃんの大事なお金を」 585 00:47:31,382 --> 00:47:34,385 「私は…」 586 00:47:40,391 --> 00:47:43,394 そろそろ行くか 587 00:47:46,397 --> 00:47:50,401 あんたも 罪を償わなきゃな 588 00:47:53,404 --> 00:47:58,409 今度は 足じゃなくて腕だな 589 00:47:58,409 --> 00:48:16,361 ♪~ 590 00:48:16,361 --> 00:48:21,366 (手錠を掛ける音) 591 00:48:43,388 --> 00:48:46,324 (慎介) あのとき 思ったんですよ 592 00:48:46,391 --> 00:48:48,393 (小塚) エッ 593 00:48:49,394 --> 00:48:53,398 (慎介) あの交通事故の判決が下りたとき 594 00:48:55,400 --> 00:48:58,336 俺の受けた刑は→ 595 00:48:58,403 --> 00:49:04,409 禁錮2年 執行猶予3年 596 00:49:07,345 --> 00:49:10,348 軽いものだなって 597 00:49:13,351 --> 00:49:16,287 (慎介) 身代わりを 引き受けたといっても→ 598 00:49:16,354 --> 00:49:19,290 俺は→ 599 00:49:19,357 --> 00:49:24,362 人 一人の命を奪った罪に 問われてるのにって 600 00:49:27,365 --> 00:49:31,369 (慎介) 軽くて 内心 ほっとしたけど 601 00:49:34,372 --> 00:49:36,307 (慎介) この期間さえ やり過ごせばいいんだ→ 602 00:49:36,374 --> 00:49:39,377 って思ったけど 603 00:49:45,383 --> 00:49:49,320 (慎介) 人を殺した罪は… 604 00:49:49,387 --> 00:49:52,390 そんなことじゃ… 605 00:49:52,390 --> 00:50:34,432 ♪~ 606 00:50:34,432 --> 00:50:40,371 (鳥の鳴き声) 607 00:50:40,438 --> 00:50:44,375 (千都子) そう 辞めるの 608 00:50:44,442 --> 00:50:49,380 ふ~ん… 分かった 609 00:50:49,447 --> 00:50:52,383 (慎介) すみません 勝手言って 610 00:50:52,450 --> 00:50:54,385 (千都子) そうね 611 00:50:54,452 --> 00:50:58,456 いいんじゃない? 一度 田舎へ帰るのも 612 00:50:59,457 --> 00:51:01,392 (慎介) はい… 613 00:51:01,459 --> 00:51:05,463 (千都子) 江島さんも あんなことになっちゃったし… 614 00:51:07,398 --> 00:51:09,333 それに 慎ちゃん→ 615 00:51:09,400 --> 00:51:12,336 もともと 水商売は向いてなかったものね 616 00:51:12,403 --> 00:51:16,340 (慎介) エッ >> フフッ… この仕事やるには→ 617 00:51:16,407 --> 00:51:18,409 正直すぎるもの 618 00:51:20,411 --> 00:51:23,347 忘れることね 619 00:51:23,414 --> 00:51:26,350 ここであったことは全部 620 00:51:26,417 --> 00:51:29,420 そして 一からやり直せば 621 00:51:32,423 --> 00:51:36,427 (慎介) いいえ 忘れません 今度は 622 00:51:38,429 --> 00:51:41,365 亡くなった人たちのことも 623 00:51:41,432 --> 00:51:45,369 自分のしでかしたことも 624 00:51:45,436 --> 00:51:48,372 それが…→ 625 00:51:48,439 --> 00:51:54,445 自分にできる 彼らへの唯一の償いだと 626 00:51:56,447 --> 00:54:05,443 ♪~