1 00:00:00,934 --> 00:00:10,043 ♬~ 2 00:00:11,578 --> 00:00:17,184 今から およそ100年前のアメリカ。 3 00:00:17,184 --> 00:00:24,791 アメリカンドリームに引き寄せられ 世界中の人々が この地を目指した。 4 00:00:29,396 --> 00:00:36,503 玄関口 ニューヨークで人々を迎えるのは 自由の女神。 5 00:00:36,503 --> 00:00:41,341 アメリカ独立100年を記念して造られた この像。 6 00:00:41,341 --> 00:00:47,214 完成の17年後 台座に移民の国を象徴する➡ 7 00:00:47,214 --> 00:00:50,817 ある詩人の言葉が刻まれた。 8 00:01:21,715 --> 00:01:26,987 20世紀 移民たちは アメリカに多様性をもたらし➡ 9 00:01:26,987 --> 00:01:32,993 繁栄の基礎を築いた。 しかし…。 10 00:01:35,762 --> 00:01:46,340 21世紀初めの年 2001年9月11日。 同時多発テロ事件が発生する。 11 00:01:46,340 --> 00:01:50,844 およそ3,000人の命が奪われた。 12 00:01:58,919 --> 00:02:05,926 その衝撃は アメリカの国の形を 根底から揺さぶった。 13 00:02:08,695 --> 00:02:14,201 当時 ニューヨークの不動産王として 有名だった ドナルド・トランプ。 14 00:02:14,201 --> 00:02:20,207 その日 電話で取材に答える肉声が 残されていた。 15 00:02:33,954 --> 00:02:38,425 連邦議会の議員 バーバラ・リー。 16 00:02:38,425 --> 00:02:44,031 彼女がいた首都 ワシントンも テロ攻撃の標的となる。 17 00:02:46,667 --> 00:02:52,272 国防総省 ペンタゴンに ハイジャック機が突入した。 18 00:03:20,067 --> 00:03:24,671 その時 アメリカの国務長官 コリン・パウエルは➡ 19 00:03:24,671 --> 00:03:30,077 国際会議 出席のため 南米 ペルーにいた。 20 00:03:44,991 --> 00:03:49,196 アメリカを変えた 9.11。 21 00:03:49,196 --> 00:03:55,302 そして この日を境に 3人のアメリカ人の運命も変わっていく。 22 00:03:58,004 --> 00:04:02,175 「映像の世紀 バタフライエフェクト」。 23 00:04:02,175 --> 00:04:07,814 9.11は アメリカと世界を どう変えたのか。 24 00:04:07,814 --> 00:04:14,221 分断と対立の21世紀は ここから始まった。 25 00:04:30,003 --> 00:04:34,307 1980年ごろのアメリカ。 26 00:04:34,307 --> 00:04:40,914 高い失業率にインフレが重なり 不況が深刻化。 27 00:04:40,914 --> 00:04:44,918 かつての輝きを失っていた。 28 00:04:51,558 --> 00:04:55,862 1980年 大統領に選ばれた… 29 00:04:58,331 --> 00:05:03,637 規制の撤廃 自由な競争を 経済改革の柱に掲げ➡ 30 00:05:03,637 --> 00:05:07,541 強いアメリカの復活を目指す。 31 00:05:11,845 --> 00:05:18,852 (歓声) 32 00:05:21,488 --> 00:05:25,926 優勝劣敗 時代の追い風に乗り➡ 33 00:05:25,926 --> 00:05:30,830 ニューヨークの青年実業家が 脚光を浴びていた。 34 00:06:14,307 --> 00:06:19,145 自信にあふれ 野心を隠さないトランプ氏。 35 00:06:19,145 --> 00:06:23,750 この時 こんな発言もしていた。 36 00:06:37,163 --> 00:06:42,969 若き不動産王にとって ニューヨークで 一番高い ワールドトレードセンターは➡ 37 00:06:42,969 --> 00:06:45,872 ライバルだった。 38 00:06:52,112 --> 00:06:58,318 ワールドトレードセンター開業から 10年後の1983年➡ 39 00:06:58,318 --> 00:07:04,925 マンハッタンの目抜き通り 五番街に 超高層ビルを完成させる。 40 00:07:06,793 --> 00:07:11,932 トランプ氏は カジノ経営などにも 事業を拡大。 41 00:07:11,932 --> 00:07:19,072 長者番付に名を連ねたが 毀誉褒貶が付きまとっていた。 42 00:07:19,072 --> 00:07:24,077 トランプタワーを設計した建築家は こう語った。 43 00:07:52,405 --> 00:07:57,577 その後 事業の失敗で 破産の危機に陥った時の➡ 44 00:07:57,577 --> 00:08:00,580 インタビューである。 45 00:08:35,949 --> 00:08:42,756 トランプ氏は 失敗や敗北の烙印を 何より嫌った。 46 00:08:47,560 --> 00:08:55,301 1990年代の終わり 連邦議会に まだ黒人女性が少なかった頃➡ 47 00:08:55,301 --> 00:09:01,808 一人の議員が初当選する。 バーバラ・リー。 48 00:09:11,885 --> 00:09:16,356 テキサス州出身のリーは 20歳で➡ 49 00:09:16,356 --> 00:09:20,827 2人の子どもを抱える シングルマザーとなる。 50 00:09:20,827 --> 00:09:27,267 生活支援を受ける日々の中で 政治に目覚めた。 51 00:09:27,267 --> 00:09:31,037 地域では 貧困対策などに取り組み➡ 52 00:09:31,037 --> 00:09:39,145 連邦議員になると 銃規制や 平和外交の実現にも活動を広げていた。 53 00:09:42,282 --> 00:09:48,588 1999年 連邦議会では ユーゴスラビアのコソボ紛争へ➡ 54 00:09:48,588 --> 00:09:54,394 アメリカが どう介入すべきか 議論が重ねられていた。 55 00:10:02,836 --> 00:10:09,476 軍事作戦の即時停止と アメリカ軍の完全撤退を主張。 56 00:10:09,476 --> 00:10:14,581 少数意見となることを恐れない 議員だった。 57 00:10:44,777 --> 00:10:51,351 1990年代のアメリカには 国民的な人気を集めた英雄がいた。 58 00:10:51,351 --> 00:10:54,220 コリン・パウエル。 59 00:10:54,220 --> 00:11:02,328 黒人で初めて軍人のトップ 統合参謀本部議長に上り詰めた。 60 00:11:05,565 --> 00:11:10,069 パウエル氏の名を高めたのは 湾岸戦争。 61 00:11:10,069 --> 00:11:17,277 アメリカ軍を主体とする多国籍軍を指揮し クウェートに侵攻したイラク軍を撃破。 62 00:11:17,277 --> 00:11:20,480 勝利に導く。 63 00:11:31,124 --> 00:11:36,529 ニューヨークの貧困層が 数多く暮らす地区で育ったパウエル氏。 64 00:11:38,197 --> 00:11:43,803 両親とも ジャマイカ出身の移民だった。 65 00:11:56,416 --> 00:12:02,155 ベトナム戦争に2度従軍するなど 数々の修羅場を踏んだパウエル氏は➡ 66 00:12:02,155 --> 00:12:09,762 それゆえに 戦争には慎重な立場をとる 穏健派の軍人だった。 67 00:12:49,002 --> 00:12:56,309 パウエル氏は 軍を退役後 黒人初の国務長官を任された。 68 00:12:56,309 --> 00:13:02,415 軍事から 今度は外交の分野で 重責を担う。 69 00:13:18,998 --> 00:13:22,935 トランプ リー パウエル。 70 00:13:22,935 --> 00:13:28,675 3人の運命は その日を境に 思わぬ方向へ動き出し➡ 71 00:13:28,675 --> 00:13:32,178 絡まり合うことになる。 72 00:13:42,722 --> 00:13:47,126 (倒壊音) 73 00:14:13,286 --> 00:14:17,156 その時 トランプ氏は55歳。 74 00:14:17,156 --> 00:14:20,159 ワールドトレードセンターから 6.5キロ離れた➡ 75 00:14:20,159 --> 00:14:24,063 トランプタワーの高層階にいた。 76 00:14:38,745 --> 00:14:43,483 そして 前代未聞のテロを 目の当たりにしたトランプ氏は➡ 77 00:14:43,483 --> 00:14:46,886 予言めいた言葉を口にした。 78 00:15:06,239 --> 00:15:12,044 その日 パウエル国務長官は 国際会議に出席するため➡ 79 00:15:12,044 --> 00:15:17,250 南米ペルーの首都 リマに滞在していた。 80 00:15:35,168 --> 00:15:42,475 パウエル氏は 朝食会のさなかに テロの第一報を聞いていた。 81 00:15:42,475 --> 00:15:48,881 哀悼の意を表する各国の代表を前に 決意を語った。 82 00:16:02,795 --> 00:16:10,803 テロ攻撃の3日後。 連邦議会で重要な決議が採択された。 83 00:16:13,906 --> 00:16:17,443 テロ組織のリーダー オサマ・ビンラディンと➡ 84 00:16:17,443 --> 00:16:21,314 彼をかくまうアフガニスタンの タリバン政権などに対する➡ 85 00:16:21,314 --> 00:16:28,120 武力行使の権限を 大統領に一任するという決議だった。 86 00:16:36,796 --> 00:16:46,939 上院98対0 下院420対1。 87 00:16:46,939 --> 00:16:51,110 ただ一人 反対票を投じたのが➡ 88 00:16:51,110 --> 00:16:54,714 バーバラ・リー議員だった。 89 00:17:12,331 --> 00:17:21,340 テロ攻撃を受けたあの日 リー議員は ワシントンの議事堂で会議をしていた。 90 00:17:21,340 --> 00:17:29,749 自らも命の危機に直面したが それでも武力行使への反対を訴えた。 91 00:18:12,124 --> 00:18:14,794 このリー議員の行動は➡ 92 00:18:14,794 --> 00:18:18,664 国民の大多数が報復攻撃を支持する中で➡ 93 00:18:18,664 --> 00:18:21,867 物議を醸す。 94 00:18:21,867 --> 00:18:28,774 オフィスに戻ると 苦情のメールや電話が 殺到していた。 95 00:18:50,262 --> 00:18:52,765 USA! USA! 96 00:19:25,598 --> 00:19:33,806 (拍手) 97 00:19:40,112 --> 00:19:43,649 テロから およそ1か月。 98 00:19:43,649 --> 00:19:50,056 アメリカ軍は有志連合とともに アフガニスタンを攻撃。 99 00:19:50,056 --> 00:19:56,862 ここから長期間に及ぶ 「テロとの戦い」が始まった。 100 00:20:09,308 --> 00:20:12,711 その翌年の2002年。 101 00:20:12,711 --> 00:20:19,819 ブッシュ政権が 今度は イラクへの軍事作戦を検討し始める。 102 00:20:24,123 --> 00:20:30,329 慎重派のパウエル国務長官に対し イラクへの先制攻撃を主張したのは➡ 103 00:20:30,329 --> 00:20:35,835 チェイニー副大統領など 強硬派の閣僚だった。 104 00:20:47,680 --> 00:20:53,018 イラクで長期独裁を続ける サダム・フセイン。 105 00:20:53,018 --> 00:21:01,427 核兵器や生物・化学兵器を開発し 世界の新たな脅威になると名指しした。 106 00:21:10,870 --> 00:21:16,175 しかし 新たな戦争へ前のめりになる ブッシュ政権へ➡ 107 00:21:16,175 --> 00:21:20,780 内外から疑問の声が沸き起こった。 108 00:21:25,417 --> 00:21:30,823 そこに バーバラ・リー議員の姿があった。 109 00:21:30,823 --> 00:21:36,996 アフガンへの攻撃に反対票を投じた 1年前から誹謗中傷を受け続けていたが➡ 110 00:21:36,996 --> 00:21:40,800 支援者も徐々に増えていた。 111 00:21:43,869 --> 00:21:54,180 (歓声) 112 00:22:15,267 --> 00:22:21,774 ブッシュ政権は 逆風の中 イラク攻撃の国連承認を得るため➡ 113 00:22:21,774 --> 00:22:27,580 パウエル国務長官を 安全保障理事会に送り込む。 114 00:22:44,997 --> 00:22:50,402 パウエル氏の示した証拠資料は CIAが提供したものだったが➡ 115 00:22:50,402 --> 00:22:54,273 裏付けの乏しいものも含まれていた。 116 00:22:54,273 --> 00:22:59,879 しかしブッシュ政権は 国内外から信頼の厚いパウエル氏ならば➡ 117 00:22:59,879 --> 00:23:03,682 支持は得られると考えた。 118 00:23:21,934 --> 00:23:28,540 ブッシュ政権の思惑どおり パウエル氏の演説は功を奏した。 119 00:24:01,273 --> 00:24:08,047 2003年3月20日 アメリカ軍は イギリス軍とともに➡ 120 00:24:08,047 --> 00:24:12,051 イラクへの攻撃を開始する。 121 00:24:20,626 --> 00:24:27,633 開戦から およそ3週間で フセイン政権は崩壊した。 122 00:24:34,873 --> 00:24:41,780 しかし 大量破壊兵器は なかなか見つからなかった。 123 00:25:14,546 --> 00:25:17,349 「テロとの戦い」が続く中➡ 124 00:25:17,349 --> 00:25:23,455 ニューヨークでは ドナルド・トランプ氏が 再び脚光を浴びていた。 125 00:25:34,867 --> 00:25:42,007 きっかけは 2004年から全米で放送された リアリティーショー。 126 00:25:42,007 --> 00:25:46,979 ビジネスで成功を夢みる若者が アイデアを競い合う番組は➡ 127 00:25:46,979 --> 00:25:53,285 競争至上主義が浸透したアメリカで 高視聴率を記録する。 128 00:26:00,392 --> 00:26:07,800 ホスト役のトランプ氏の決めゼリフ 「お前はクビだ!」が流行語となった。 129 00:26:10,069 --> 00:26:14,673 時代が求める リーダー像だった。 130 00:26:41,033 --> 00:26:48,540 2004年9月 ブッシュ政権は ついに情報の誤りを認めた。 131 00:27:50,836 --> 00:28:00,445 パウエル氏は 辞表を提出。 政治の表舞台から身を引いた。 132 00:28:14,226 --> 00:28:21,833 アメリカ同時多発テロから10年後の 2011年。 オバマ政権の時代。 133 00:28:21,833 --> 00:28:30,742 ドナルド・トランプ氏が 大統領への野心を 9.11後 初めて語る映像が残されていた。 134 00:29:02,040 --> 00:29:04,977 泥沼化した「テロとの戦い」。 135 00:29:04,977 --> 00:29:09,548 リーマンショック以来の経済の低迷。 136 00:29:09,548 --> 00:29:16,855 閉塞感の漂う このアメリカ社会を 自分なら打破できると訴えた。 137 00:29:21,460 --> 00:29:24,963 (歓声) 138 00:29:29,201 --> 00:29:32,104 (歓声) 139 00:29:40,779 --> 00:29:48,920 (拍手と歓声) 140 00:29:48,920 --> 00:29:54,726 結局トランプ氏は このあと出馬を見送る。 141 00:29:54,726 --> 00:30:01,033 一体 どこまで本気なのか 人々は半信半疑だった。 142 00:30:03,735 --> 00:30:08,306 ところが。 翌2012年➡ 143 00:30:08,306 --> 00:30:14,212 トランプ氏は ある言葉の商標登録の出願をしていた。 144 00:30:25,090 --> 00:30:32,097 それは かつてレーガンが 大統領選で使ったスローガン。 145 00:30:36,802 --> 00:30:43,408 2015年6月。 トランプ氏は そのスローガンをひっ提げ➡ 146 00:30:43,408 --> 00:30:49,214 共和党の大統領選の指名候補に 名乗りを上げる。 147 00:31:09,534 --> 00:31:13,004 トランプ氏は アメリカ・ファーストを掲げ➡ 148 00:31:13,004 --> 00:31:19,511 9.11以来くすぶる 人々の移民への感情を刺激していく。 149 00:31:19,511 --> 00:31:22,013 移民対策の強化を打ち出し➡ 150 00:31:22,013 --> 00:31:27,419 保守層 白人労働者層の心を つかんでいった。 151 00:31:41,466 --> 00:31:47,172 そんなトランプ氏に異議を唱えたのが 元国務長官のパウエル氏だった。 152 00:31:48,940 --> 00:31:51,510 ジャマイカの移民2世として➡ 153 00:31:51,510 --> 00:31:56,715 移民に不寛容な姿勢に 同意することは できなかった。 154 00:32:33,018 --> 00:32:37,856 トランプ氏は あらゆる面で 本音むき出しだった。 155 00:32:37,856 --> 00:32:45,263 同じ共和党のブッシュ政権の始めた イラク戦争も 真っ向から否定した。 156 00:33:31,076 --> 00:33:36,882 大統領選の相手は 民主党の ヒラリー・クリントン氏。 157 00:33:38,817 --> 00:33:45,924 パウエル氏は 共和党員でありながら ヒラリー氏への支持を表明した。 158 00:33:49,094 --> 00:33:53,431 大手メディアの多くも ヒラリー氏を支持し➡ 159 00:33:53,431 --> 00:33:57,035 トランプ氏を非難した。 160 00:34:13,151 --> 00:34:18,557 大統領選挙の当日。 朝のニューヨークタイムズの予想では➡ 161 00:34:18,557 --> 00:34:26,965 ヒラリー氏勝利の確率は 85% トランプ氏は 15%だった。 162 00:35:06,771 --> 00:35:11,676 アメリカ社会の分断は メディアの想像以上だった。 163 00:35:11,676 --> 00:35:16,781 これは マスコミの記者を集めた討論番組。 164 00:35:56,121 --> 00:36:02,460 (アナウンス)The president-elect of the United States, Donald John Trump. 165 00:36:02,460 --> 00:36:08,066 トランプ大統領の就任式は 異例の事態となった。 166 00:36:08,066 --> 00:36:13,271 民主党の議員60人以上がボイコット。 167 00:36:16,241 --> 00:36:23,148 その一人が 黒人女性議員 バーバラ・リーだった。 168 00:36:42,934 --> 00:36:47,572 しかしトランプ大統領は 意に介さなかった。 169 00:36:47,572 --> 00:36:52,377 就任早々 メキシコとの国境に 壁の建設を進めるための➡ 170 00:36:52,377 --> 00:36:56,181 大統領令に署名する。 171 00:36:58,650 --> 00:37:01,519 更には テロ対策の強化として➡ 172 00:37:01,519 --> 00:37:10,028 イスラム教徒が多く暮らす中東や アフリカの7か国からの入国を停止した。 173 00:37:21,372 --> 00:37:27,812 9.11以来 生じていた分断が ますます深刻化した。 174 00:37:27,812 --> 00:37:36,020 ニューヨークでは 移民対策の強化に 多くの人々が抗議の声を上げた。 175 00:37:43,862 --> 00:37:48,800 反対する人たちが シンボルとして掲げたのが➡ 176 00:37:48,800 --> 00:37:52,303 自由の女神だった。 177 00:38:12,624 --> 00:38:20,231 9.11同時多発テロ事件から20年後の 2021年➡ 178 00:38:20,231 --> 00:38:26,538 アメリカの民主主義は 最悪ともいうべき一日を迎える。 179 00:38:31,843 --> 00:38:35,713 大統領選で敗北した トランプ氏の支持者たちが➡ 180 00:38:35,713 --> 00:38:41,519 選挙の無効を訴えて 連邦議会に乱入した。 181 00:38:41,519 --> 00:38:45,423 USA! 182 00:38:51,563 --> 00:39:01,873 9.11で テロ攻撃の被害を免れた議事堂が アメリカ国民自らの手で破壊された。 183 00:39:09,881 --> 00:39:15,520 事件の直後 パウエル氏は 連日のようにテレビに出演し➡ 184 00:39:15,520 --> 00:39:18,823 危機感を語った。 185 00:39:58,730 --> 00:40:03,501 この後 パウエル氏は 新型コロナウイルスに感染し➡ 186 00:40:03,501 --> 00:40:05,903 この世を去る。 187 00:40:07,505 --> 00:40:11,209 移民の家庭で育った コリン・パウエル氏は➡ 188 00:40:11,209 --> 00:40:17,982 亡くなる直前まで 貧困層の教育支援に 私財を投じた。 189 00:40:17,982 --> 00:40:21,986 84年の生涯だった。 190 00:40:31,829 --> 00:40:40,939 2021年8月 アメリカ軍は アフガニスタンから完全撤退する。 191 00:40:42,473 --> 00:40:49,013 20年に及ぶ「テロとの戦い」は 中東諸国を混乱に陥れ➡ 192 00:40:49,013 --> 00:40:54,819 多大な犠牲者と深い傷痕を残した。 193 00:41:04,996 --> 00:41:07,198 (爆発音) 194 00:41:08,866 --> 00:41:14,472 9.11から始まる 憎しみの連鎖。 195 00:41:19,911 --> 00:41:24,282 (銃声) 196 00:41:24,282 --> 00:41:29,787 それは今も世界を覆っている。 197 00:41:38,329 --> 00:41:44,102 しかし アメリカは やはりアメリカである。 198 00:41:44,102 --> 00:41:48,639 分断と対立の渦中でも 女性議員は増え続け➡ 199 00:41:48,639 --> 00:41:52,543 多様性は失われていない。 200 00:41:54,545 --> 00:41:59,117 連邦議員初のイスラム教徒 イルハン・オマル氏は➡ 201 00:41:59,117 --> 00:42:03,121 ソマリア出身の難民だった。 202 00:42:13,931 --> 00:42:22,573 アレクサンドリア・オカシオ=コルテス氏は 女性の史上最年少 29歳で当選。 203 00:42:22,573 --> 00:42:26,444 プエルトリコ移民の血を引く彼女を 支えたのが➡ 204 00:42:26,444 --> 00:42:32,350 43歳年上の議員 バーバラ・リーだった。 205 00:43:10,388 --> 00:43:13,791 大統領への返り咲きを狙うトランプ氏は➡ 206 00:43:13,791 --> 00:43:17,795 選挙結果を覆そうとした罪などで 起訴されたものの➡ 207 00:43:17,795 --> 00:43:21,399 根強い人気を保っている。 208 00:43:41,519 --> 00:43:44,422 自由の国 アメリカのシンボルは➡ 209 00:43:44,422 --> 00:43:50,628 今も変わらず この国を目指す人たちを迎えている。 210 00:44:09,947 --> 00:44:39,243 ♬~