1 00:00:14,330 --> 00:00:17,660 (渋谷)お前 名前は? (海)朝倉海 2 00:00:17,660 --> 00:00:19,660 海 拾ってやろうか? 3 00:00:19,660 --> 00:00:22,825 この世界を極めたいなら 孤高を突き詰めろ 4 00:00:22,825 --> 00:00:26,000 誰も信じるな 俺すら信じなくていい 5 00:00:26,000 --> 00:00:43,330 (リズミカルな包丁の音) 6 00:01:26,825 --> 00:01:28,825 (渋谷)食えよ 7 00:01:44,660 --> 00:01:46,825 おいしい 8 00:01:49,000 --> 00:01:52,000 おいしいです 渋谷先生 9 00:01:57,330 --> 00:01:59,330 昨日 10 00:01:59,330 --> 00:02:02,000 真理の扉が開いたんだよ 11 00:02:05,825 --> 00:02:09,000 ハッ 分からないよな 12 00:02:10,165 --> 00:02:12,330 お前には まだ 13 00:02:23,330 --> 00:02:26,000 よく説得できたな 14 00:02:26,000 --> 00:02:29,495 (岳)僕達は 感覚で通じ合っています 15 00:02:29,495 --> 00:02:31,660 僕がいれば 海さんは 16 00:02:31,660 --> 00:02:34,165 また料理ができるんです 17 00:02:34,165 --> 00:02:37,000 そんなことでいいのか? 海 18 00:02:39,000 --> 00:02:42,330 救われた気になれるのは 今だけだぞ 19 00:02:42,330 --> 00:02:45,165 彼によって 味覚が補えたとしても 20 00:02:45,165 --> 00:02:49,000 もう二度と 元のお前には戻れない 21 00:02:49,000 --> 00:02:51,660 凡庸な料理人の一人に なるだけだ→ 22 00:02:51,660 --> 00:02:54,330 そんな姿を 俺に見せるな 23 00:02:54,330 --> 00:02:58,660 海さんは 凡庸な料理人になんてなりません 24 00:02:58,660 --> 00:03:01,330 本気でそう思ってるのか? 25 00:03:02,495 --> 00:03:05,495 (渋谷)なら それを証明してみせろ この俺に 26 00:03:06,495 --> 00:03:10,165 明日 お前達の店に行く 27 00:03:10,165 --> 00:03:12,330 そこで出される料理が 28 00:03:12,330 --> 00:03:15,330 真理の扉を開くようなもので なかった時は 29 00:03:15,330 --> 00:03:19,495 海 二度と料理はしないと約束しろ 30 00:03:29,165 --> 00:03:32,330 あの人は 俺の料理に 31 00:03:32,330 --> 00:03:35,000 「おいしい」なんて言わない えっ? 32 00:03:35,000 --> 00:03:38,000 誰の手も届かない 孤高の境地にいて 33 00:03:38,000 --> 00:03:40,660 異次元の料理を作る人だ 34 00:03:40,660 --> 00:03:42,825 実は 35 00:03:42,825 --> 00:03:45,330 渋谷さんが作ってくれた ジビエを食べたんです 36 00:03:45,330 --> 00:03:49,660 衝撃的でした 真っ黒なイノシシのシヴェ 37 00:03:49,660 --> 00:03:53,000 まるで料理の深淵に触れたようで 38 00:03:54,000 --> 00:03:57,165 食材のポテンシャルを 最大限に生かすという点では 39 00:03:57,165 --> 00:03:59,825 僕のこのレシピと発想は似ている 40 00:03:59,825 --> 00:04:03,330 でも 鏡うつしのように 対極にあるんです 41 00:04:03,330 --> 00:04:06,660 だからこそ挑みたいんです 簡単なことじゃないぞ 42 00:04:07,825 --> 00:04:11,000 これまで俺が どんな料理を出しても 43 00:04:11,000 --> 00:04:13,330 あの人は 見向きもしなかった 44 00:04:14,330 --> 00:04:18,000 これを 海さんと一緒に作ってもですか? 45 00:04:22,000 --> 00:04:24,660 そもそも どうやって このレシピを思いついた? 46 00:04:28,825 --> 00:04:31,000 父との記憶です 47 00:04:31,000 --> 00:04:33,660 その思い出を どうにか 数式にできないかって考えて 48 00:04:33,660 --> 00:04:35,825 生まれたのが このレシピです 49 00:04:35,825 --> 00:04:39,330 父の料理は お店で出せるような ものじゃないですけど 50 00:04:39,330 --> 00:04:42,330 僕にとっては すっごくおいしかった 51 00:04:42,330 --> 00:04:44,825 そこからレシピを考えました 52 00:04:44,825 --> 00:04:48,165 なるほど 岳らしいな 53 00:04:49,825 --> 00:04:51,825 神を超える 54 00:04:51,825 --> 00:04:55,000 今が その時じゃないですか? 55 00:04:57,660 --> 00:05:00,330 はあ… 56 00:05:00,330 --> 00:05:03,000 とんでもない難問だな 57 00:05:04,825 --> 00:05:10,330 今まで さんざん海さんに 難問を 突きつけられてきましたからね 58 00:05:10,330 --> 00:05:12,495 今度は僕からも 59 00:05:12,495 --> 00:05:14,495 フッ… 60 00:05:14,495 --> 00:05:18,000 この問題を一緒に解いてください 61 00:05:47,825 --> 00:05:49,825 これって… 62 00:05:51,825 --> 00:05:56,000 俺が今 作りたいと思う料理だ 63 00:05:57,000 --> 00:06:00,000 やりましょう 作りましょう 64 00:06:07,495 --> 00:06:10,330 (蘭菜)ここで何してるの?→ 65 00:06:10,330 --> 00:06:15,330 もう二度と この店で岳に料理はさせられない 66 00:06:20,330 --> 00:06:23,330 久しぶりだな 蘭菜 67 00:06:23,330 --> 00:06:26,330 体調は 大丈夫なの? 68 00:06:26,330 --> 00:06:28,330 日による 69 00:06:28,330 --> 00:06:30,330 味覚は? 70 00:06:30,330 --> 00:06:32,660 もう 前のようには… 71 00:06:35,330 --> 00:06:37,825 岳と一緒にやることにした 72 00:06:40,330 --> 00:06:42,330 だったら他でやって 73 00:06:43,660 --> 00:06:46,660 この店の営業がストップしてる間 予約してたお客様に 74 00:06:46,660 --> 00:06:49,330 頭を下げて回ったのは 誰だと思う? 75 00:06:49,330 --> 00:06:51,330 寧々か? そう 76 00:06:51,330 --> 00:06:54,330 岳の尻拭いは全て寧々がしてる 77 00:06:55,495 --> 00:06:58,000 岳は一瞬でも そういうの考えたことあった?→ 78 00:06:58,000 --> 00:07:01,495 結局あなたは 目の前の 料理のことしか考えてない 79 00:07:01,495 --> 00:07:04,825 で 今度は何? いいかげんにして 80 00:07:06,165 --> 00:07:11,330 この場所にある この店を 岳に任せることはできない 81 00:07:11,330 --> 00:07:15,165 だから私の店にする 今 お金集めてるところ 82 00:07:17,825 --> 00:07:21,825 いずれ海とは 直接会って話さなきゃと思ってた 83 00:07:21,825 --> 00:07:25,660 分かったよ それがいい 84 00:07:25,660 --> 00:07:28,660 蘭菜がそう決めたなら そうするべきだ 85 00:07:30,000 --> 00:07:32,000 ただ 86 00:07:33,000 --> 00:07:35,165 最後に頼みごとがある 87 00:07:35,165 --> 00:07:37,330 何? 88 00:07:37,330 --> 00:07:39,330 みんなはどうしてる? 89 00:07:40,330 --> 00:07:43,495 それ聞いて どうするわけ? 90 00:07:43,495 --> 00:07:45,495 明日 俺と岳で 91 00:07:45,495 --> 00:07:48,825 渋谷克洋に 料理を提供することになった 92 00:07:48,825 --> 00:07:51,000 それを みんなにも 食べてもらいたい 93 00:07:51,000 --> 00:07:53,330 ここで 客としてってこと? 94 00:07:53,330 --> 00:07:56,495 今の俺の料理を 食べてもらいたいんだ 95 00:08:02,000 --> 00:08:04,495 (ため息) 96 00:08:07,495 --> 00:08:09,660 蘭菜さん 97 00:08:16,660 --> 00:08:18,660 僕のせいです 98 00:08:19,660 --> 00:08:23,000 僕… 行きます 99 00:08:23,000 --> 00:08:25,000 行ってこい 100 00:08:46,495 --> 00:08:48,495 はあ… 101 00:08:56,495 --> 00:08:58,660 はあ… 102 00:09:19,495 --> 00:09:21,825 あの… すいませんでした 103 00:09:23,000 --> 00:09:26,000 僕はただ みんなを 背中で引っ張っていけるような 104 00:09:26,000 --> 00:09:28,165 強い人間になって 105 00:09:28,165 --> 00:09:32,825 海さんのような道しるべになって そうすれば 106 00:09:32,825 --> 00:09:36,330 「K」がもっと高いところに のぼれると信じて 107 00:09:36,330 --> 00:09:39,330 でも それしか考えてなくて 108 00:09:39,330 --> 00:09:41,495 《(布袋)せめて前菜は出す》 《待ってください》 109 00:09:41,495 --> 00:09:43,495 《待ってるのはお客様だ》 110 00:09:43,495 --> 00:09:45,825 《たった今 たどりついた メイン料理と調和する》 111 00:09:45,825 --> 00:09:48,660 《前菜 スープ 魚料理を出さなきゃ 意味がない》 112 00:09:48,660 --> 00:09:50,660 《(孫六)俺達が今 出そうとしてんのは》 113 00:09:50,660 --> 00:09:52,825 《これまでだって出してきた…》 《うるせえ!》 114 00:09:52,825 --> 00:09:56,660 自分一人で 孤高に到達した気になって 115 00:09:56,660 --> 00:09:59,660 何も見えてないのは 僕でした 116 00:10:01,495 --> 00:10:04,825 ホントにすいませんでした 117 00:10:09,495 --> 00:10:11,495 俺の この店 118 00:10:11,495 --> 00:10:14,825 新しい借り手が現れないまま 残っててな 119 00:10:14,825 --> 00:10:17,165 もう一度ここからやり直す 120 00:10:17,165 --> 00:10:19,495 本物のシェフとして 121 00:10:26,330 --> 00:10:29,825 「K」は潰れた 終わったことなんだ 122 00:10:34,165 --> 00:10:37,165 海さんが 戻ってきたんです 123 00:10:41,330 --> 00:10:43,495 海には どこかで会いにいく 124 00:10:43,495 --> 00:10:47,330 悪いが お前と話すことはもうない 帰ってくれ 125 00:10:53,000 --> 00:10:55,660 すいませんでした 126 00:11:02,330 --> 00:11:06,660 俺も 布袋さんと同じ気持ちだよ 127 00:11:06,660 --> 00:11:10,660 謝罪は受け入れるけど 許そうとは思わない 128 00:11:10,660 --> 00:11:13,165 ホントにごめん 129 00:11:14,495 --> 00:11:18,330 でも 明日だけは「K」に来てほしい 130 00:11:19,330 --> 00:11:21,660 明日? 何で? 131 00:11:24,000 --> 00:11:28,000 明日 海さんと一緒に コース料理を作るんだ 132 00:11:29,165 --> 00:11:32,660 「K」のみんなに それを食べてもらいたい 133 00:11:32,660 --> 00:11:35,165 フッ… 134 00:11:35,165 --> 00:11:40,495 お前のこと信じても また裏切られるだけだからさ→ 135 00:11:40,495 --> 00:11:43,000 そんなことになったら 二度と立ち直れない… 136 00:11:43,000 --> 00:11:45,330 それでも… 俺 137 00:11:45,330 --> 00:11:48,165 明日には京都に戻るんだ えっ? 138 00:11:48,165 --> 00:11:51,495 もう一度 親父の店に入って やり直す 139 00:11:57,660 --> 00:11:59,660 帰ってくれ 140 00:12:02,165 --> 00:12:04,330 でも… 帰れ! 141 00:12:19,000 --> 00:12:24,825 <王さん ペーニャさん ジャンさんにも 話は聞いてもらえなかった> 142 00:12:27,825 --> 00:12:29,825 どうだった? 143 00:12:29,825 --> 00:12:32,660 すいません ダメでした 144 00:12:32,660 --> 00:12:34,825 そうか 145 00:12:39,000 --> 00:12:41,000 寧々さん! 146 00:12:41,000 --> 00:12:43,330 店をやるなら シェフだけじゃダメだろう 147 00:12:43,330 --> 00:12:45,330 だから寧々に来てもらった 148 00:12:45,330 --> 00:12:49,000 (寧々)海様を ここまで 連れてきてくれて ありがとう 149 00:12:49,000 --> 00:12:52,495 いえ… でも 今回が最後 150 00:12:52,495 --> 00:12:56,000 よし レシピはまだ固まってない 151 00:12:56,000 --> 00:12:58,330 試作するぞ 岳 152 00:13:01,165 --> 00:13:03,165 はい 153 00:13:09,330 --> 00:13:11,660 ベーコンを パンチェッタにかえてみるか? 154 00:13:11,660 --> 00:13:13,825 その方が香りが際立つぞ 155 00:13:13,825 --> 00:13:16,165 なるほど やってみましょう 156 00:13:26,495 --> 00:13:28,495 岳 157 00:13:36,165 --> 00:13:38,165 どうだ? 158 00:13:39,330 --> 00:13:41,330 コクが増してる 159 00:13:41,330 --> 00:13:44,330 僕の見えたレシピで 究極だと思ってました 160 00:13:44,330 --> 00:13:48,330 でも 海さんのアレンジで さらにその上をいってる 161 00:13:48,330 --> 00:13:51,165 そうか それならよかった 162 00:13:53,330 --> 00:13:55,330 ふう… 163 00:13:58,000 --> 00:14:01,660 今日のところは 帰って休みましょう 164 00:14:01,660 --> 00:14:05,330 《お前はもう料理はできない》 165 00:14:08,330 --> 00:14:12,000 夜が明けたら来るんだぞ あの人が 166 00:14:13,495 --> 00:14:15,495 大丈夫ですよ 167 00:14:16,495 --> 00:14:18,825 自分達を信じましょう 168 00:14:20,660 --> 00:14:23,000 フッ そうだな 169 00:14:23,000 --> 00:14:25,330 でも最後に 火入れの仕方だけ変えて 170 00:14:25,330 --> 00:14:27,660 試してみてもいいか? 分かりました 171 00:14:50,000 --> 00:14:52,000 お久しぶりです 172 00:14:53,000 --> 00:14:55,000 寧々… 173 00:14:56,330 --> 00:14:59,330 コート お預かりいたします 174 00:15:07,330 --> 00:15:09,330 お二人が お待ちです 175 00:15:16,825 --> 00:15:18,825 渋谷先生 176 00:15:18,825 --> 00:15:21,825 ようこそ お越しいただきました 177 00:15:26,165 --> 00:15:30,000 体調は? ご心配には及びません 178 00:15:30,000 --> 00:15:32,495 どうぞ こちらへ 179 00:15:46,000 --> 00:15:49,330 本日は 4品のコース料理となっております 180 00:15:50,660 --> 00:15:52,825 お楽しみください 181 00:15:56,495 --> 00:15:58,495 色々と考えた 182 00:16:03,000 --> 00:16:05,000 何をですか? 183 00:16:05,000 --> 00:16:07,000 色々とだ 184 00:16:08,000 --> 00:16:11,330 でも まだ 何も分からないままだ 185 00:16:13,000 --> 00:16:15,330 いや… 186 00:16:15,330 --> 00:16:17,825 一つだけ分かったことがある 187 00:16:19,660 --> 00:16:21,660 やっぱり俺は 188 00:16:22,825 --> 00:16:25,825 お前を料理から遠ざけたいらしい 189 00:16:30,660 --> 00:16:33,330 それなのに来てくれたんですね 190 00:16:35,000 --> 00:16:39,660 今日のコース料理は 一皿残らず全て 191 00:16:39,660 --> 00:16:43,495 真理の扉を開くようなものを 出してくれるんだよな? 192 00:16:46,330 --> 00:16:50,000 もし一皿でも そうではないものを出したら 193 00:16:51,165 --> 00:16:53,825 二度と料理はするな 194 00:16:59,825 --> 00:17:02,330 分かりました 195 00:17:02,330 --> 00:17:04,825 約束は守ります 196 00:17:06,495 --> 00:17:08,495 行くぞ 197 00:17:11,495 --> 00:17:14,000 よし やるぞ 198 00:17:16,660 --> 00:17:18,660 海さん! 199 00:17:19,660 --> 00:17:22,660 クソッ いったん休みましょう 200 00:17:22,660 --> 00:17:26,330 休むわけにはいかない ダメです いったん休みましょう 201 00:17:29,165 --> 00:17:31,330 座ってください 202 00:17:37,825 --> 00:17:40,000 一人でやります 203 00:17:42,330 --> 00:17:44,495 一人じゃ やれないだろ 204 00:17:47,165 --> 00:17:49,165 やります 205 00:17:52,000 --> 00:17:54,000 一緒に… 206 00:17:55,000 --> 00:17:57,330 楽しく料理がしたいんだろ? 207 00:18:01,495 --> 00:18:03,825 その言葉で 208 00:18:03,825 --> 00:18:05,825 俺は ここに来たんだ 209 00:18:06,825 --> 00:18:09,330 俺にもやらせろ 210 00:18:16,165 --> 00:18:20,165 お取り込み中 悪いんだけど 蘭菜さん 211 00:18:20,165 --> 00:18:22,825 全然大丈夫じゃないじゃん 212 00:18:25,660 --> 00:18:27,660 何度も言ってるでしょ 213 00:18:27,660 --> 00:18:30,165 この店は じきに私のものになる 214 00:18:30,165 --> 00:18:32,495 好き勝手しないで 215 00:18:38,000 --> 00:18:42,165 聞いたよ 海が作りたかったコース料理 216 00:18:42,165 --> 00:18:44,660 まさかとは思ったけど 217 00:18:46,660 --> 00:18:49,000 変わったね 海 218 00:18:51,495 --> 00:18:54,825 (足音) 219 00:18:54,825 --> 00:18:58,000 海 大丈夫か? 220 00:18:59,330 --> 00:19:01,495 おお… 221 00:19:04,660 --> 00:19:07,000 ずっと心配してたんだぞ 222 00:19:08,165 --> 00:19:10,495 ありがとう 223 00:19:12,495 --> 00:19:14,660 お前らも 224 00:19:16,330 --> 00:19:18,495 悪かったな 225 00:19:21,000 --> 00:19:23,495 悪かった… 226 00:19:23,495 --> 00:19:25,825 はあ… 227 00:19:25,825 --> 00:19:28,165 話はあとでゆっくり聞かせろ 228 00:19:29,165 --> 00:19:32,000 お前達二人が作ろうとしてる コース料理は 229 00:19:32,000 --> 00:19:35,000 俺達がいないと 完成しねえんだろ? 230 00:19:35,000 --> 00:19:38,330 (蘭菜)そう だから 二人とも全然分かってない 231 00:19:38,330 --> 00:19:42,330 私達がいるべき場所は 客席じゃなくて ここ 232 00:19:43,330 --> 00:19:46,660 私達も一緒にやる やるぞ 233 00:19:47,825 --> 00:19:49,825 助かるよ 234 00:19:49,825 --> 00:19:51,825 ありがとうございます 235 00:19:51,825 --> 00:19:54,330 ありがとうございます! 236 00:19:54,330 --> 00:19:57,825 感謝するなら 孫六にしろ えっ? 237 00:19:57,825 --> 00:20:01,165 私達が来たのは 孫の説得があったから 238 00:20:06,000 --> 00:20:08,165 《待てよ》 239 00:20:08,165 --> 00:20:10,825 《ちなみに その…》 240 00:20:10,825 --> 00:20:13,330 《海さんと一緒に作る コース料理って→》 241 00:20:13,330 --> 00:20:15,330 《どんなやつなんだよ》 242 00:20:16,330 --> 00:20:19,495 《岳のために もう1回》 243 00:20:21,000 --> 00:20:24,330 《皆さん お願いします!》 244 00:20:25,330 --> 00:20:28,495 孫六が? (王)なのに なぜいないですか? 245 00:20:28,495 --> 00:20:32,165 (ダビド)ああ たぶん京都? (ジャン)残念 246 00:20:32,165 --> 00:20:35,000 すいません 遅れました 247 00:20:35,000 --> 00:20:37,000 京都じゃなかったの? ああ いや… 248 00:20:37,000 --> 00:20:39,165 それが 新幹線が混んでて 249 00:20:40,660 --> 00:20:44,165 海さん お久しぶりです 250 00:20:44,165 --> 00:20:46,165 久しぶりだな 251 00:20:49,000 --> 00:20:51,825 おっ… ありがとう 孫六! 252 00:20:51,825 --> 00:20:53,825 痛いって 岳 253 00:20:53,825 --> 00:20:55,825 (ドアが開く) 254 00:20:55,825 --> 00:20:57,825 (鳥越)海さん (アネット)お久しぶりです 255 00:20:57,825 --> 00:21:00,495 おお (麗子)1年ぶりですね→ 256 00:21:00,495 --> 00:21:03,825 みんなで集まるの ああ 257 00:21:07,165 --> 00:21:09,660 はあ… 258 00:21:11,330 --> 00:21:13,330 楽しいな 259 00:21:16,660 --> 00:21:19,495 (布袋)よし じゃあ始めるか 260 00:21:19,495 --> 00:21:22,000 ふう… 261 00:21:23,825 --> 00:21:25,825 海さんは そこにいてください 262 00:21:27,330 --> 00:21:29,660 仕上げは僕がやります 263 00:21:33,330 --> 00:21:38,000 でも そこから 指示を出してください 264 00:21:38,000 --> 00:21:40,165 あの頃みたいに 265 00:21:43,825 --> 00:21:45,825 フッ… 266 00:21:51,330 --> 00:21:53,330 本日のお客様は1名 267 00:21:53,330 --> 00:21:56,165 前菜を出すのは今から5分後 スープは10分後 268 00:21:56,165 --> 00:21:59,825 魚料理は17分後 肉料理は24分後想定だ 269 00:21:59,825 --> 00:22:02,660 いつもどおり 無駄なく完璧に回すぞ 270 00:22:02,660 --> 00:22:04,660 (一同)ウイ! 271 00:22:10,330 --> 00:22:13,000 布袋さん 孫六のフォローお願いします 了解 272 00:22:13,000 --> 00:22:15,495 孫六 オイル作るぞ 蘭菜 273 00:22:15,495 --> 00:22:18,660 蘭菜のアイデアのキュウリと山椒は マリネして添えてくれるか? 274 00:22:18,660 --> 00:22:21,000 いいアクセントになる 了解 275 00:22:28,495 --> 00:22:31,330 布袋さん 根菜もっと火通しますか? 276 00:22:31,330 --> 00:22:33,330 (布袋)ああ 頼んだ 277 00:22:33,330 --> 00:22:36,000 エチュベは浅めにしてくれ 今回のコースのポワソンは 278 00:22:36,000 --> 00:22:38,165 鮮やかな色味を大切にしてる 279 00:22:38,165 --> 00:22:40,165 ウイ 了解 280 00:22:48,330 --> 00:22:50,330 お願いします 岳 281 00:22:53,495 --> 00:22:56,330 俺が行く 大丈夫ですか? 282 00:22:56,330 --> 00:22:58,330 ああ 283 00:23:05,660 --> 00:23:08,825 アオリイカとメロン キュウリのマリネです 284 00:23:08,825 --> 00:23:10,825 この前菜の出発点は 285 00:23:10,825 --> 00:23:14,000 キュウリに山椒とミントを 合わせるアイデアです 286 00:23:15,660 --> 00:23:18,495 この店の赤松蘭菜が 考えたものです 287 00:23:18,495 --> 00:23:20,825 《ソテーしたキュウリに ミント 山椒を合わせた》 288 00:23:20,825 --> 00:23:22,825 《このキュウリ 香りがすごい》 289 00:23:22,825 --> 00:23:25,000 《(布袋)絶妙な配分で 全体をまとめ上げている》 290 00:23:25,000 --> 00:23:27,000 《もっとおいしくできる》 それを 291 00:23:27,000 --> 00:23:29,000 メロンを軸に再構築し 292 00:23:29,000 --> 00:23:32,165 ライムや コブミカンの香りで 爽やかで軽やかにして 293 00:23:32,165 --> 00:23:34,825 アオリイカと組み合わせました 294 00:23:38,165 --> 00:23:41,165 リゾーニとハマグリのスープです 295 00:23:41,165 --> 00:23:45,165 このスープは 生ハムと出汁を使っています 296 00:23:45,165 --> 00:23:48,000 この店の乾孫六のアイデアです 297 00:23:48,000 --> 00:23:51,330 《(孫六)熟成した生ハムの香りは かつお出汁の香りに近いんだ》 298 00:23:51,330 --> 00:23:54,330 もともとは甘鯛のお茶漬けでした 299 00:23:54,330 --> 00:23:57,660 その米をリゾーニに変更し ハマグリを合わせ 300 00:23:57,660 --> 00:24:01,660 上から ゆずの皮を削り 生ハムのオイルをかけました 301 00:24:01,660 --> 00:24:06,495 香りを最大限に かつ最後まで 楽しんでいただけます 302 00:24:07,495 --> 00:24:11,000 アンコウのロティ ソースブイヤベースです 303 00:24:14,660 --> 00:24:18,825 王明剣のアイデアによって アンコウ独特の臭みを消しました 304 00:24:18,825 --> 00:24:23,165 そこに サフランの香りを足すのは ダビド・サロ・ペーニャのアイデアです 305 00:24:23,165 --> 00:24:25,825 そして 付け合わせの根菜をカットして 306 00:24:25,825 --> 00:24:27,825 バターでエチュベするのは 307 00:24:27,825 --> 00:24:31,330 ジャン・ジョルダンのアイデアです 308 00:24:31,330 --> 00:24:34,660 (そしゃく音) 309 00:24:34,660 --> 00:24:36,660 (蘭菜)いよいよだね 310 00:24:36,660 --> 00:24:39,660 でも 何も言ってくれないですね 311 00:24:44,165 --> 00:24:46,330 できました 312 00:25:10,330 --> 00:25:12,330 どうぞ 313 00:25:19,165 --> 00:25:21,165 ハンバーグです 314 00:25:24,495 --> 00:25:26,660 何でしょう? 315 00:25:26,660 --> 00:25:28,825 いや 316 00:25:28,825 --> 00:25:31,825 どうぞ ご賞味ください 317 00:25:57,000 --> 00:25:59,000 こちらに関しては 318 00:25:59,000 --> 00:26:03,000 発案者である北田岳から お客様にご説明を 319 00:26:03,000 --> 00:26:05,165 はい 320 00:26:07,495 --> 00:26:11,165 このハンバーグは 父親との思い出なんです 321 00:26:11,165 --> 00:26:15,000 子供の頃 父親は よく ハンバーグを作ってくれました 322 00:26:15,000 --> 00:26:19,165 ある時 低温でじっくり 蒸しながら焼くつもりが 焦がして 323 00:26:19,165 --> 00:26:21,825 《(勲)岳どうした? これか?》 《うん》 324 00:26:21,825 --> 00:26:26,330 《わっ ハッハッハッハ 真っ黒だよ》 325 00:26:26,330 --> 00:26:29,495 家じゅう 洋食屋の匂いが充満しました 326 00:26:29,495 --> 00:26:32,495 そこから着想を得て レシピを考えました 327 00:26:32,495 --> 00:26:35,000 まずフライパンで パンチェッタの角切りを炒めて 328 00:26:35,000 --> 00:26:37,000 脂を引き出し 329 00:26:37,000 --> 00:26:39,495 そこに みじん切りしたニンニクと玉ねぎ 330 00:26:39,495 --> 00:26:41,495 ひとつまみの塩を加えて炒めます 331 00:26:42,495 --> 00:26:46,000 最大のポイントは よくこねることです 332 00:26:47,000 --> 00:26:49,495 牛と豚のひき肉の グラム数に対して 333 00:26:49,495 --> 00:26:51,660 0.9%の塩を入れ 334 00:26:51,660 --> 00:26:55,000 冷たい状態で 粘りが出るまで しっかり混ぜることで 335 00:26:55,000 --> 00:26:57,000 うまみを 閉じ込めます 336 00:26:57,000 --> 00:27:00,495 つなぎを少なめにすることで 肉々しい味わいにしました 337 00:27:00,495 --> 00:27:03,495 強火で 表面に しっかり焼き色をつけたら 338 00:27:03,495 --> 00:27:06,330 180度のオーブンで14分焼いて 339 00:27:06,330 --> 00:27:09,000 仕上げに フライパンでアロゼします 340 00:27:09,000 --> 00:27:11,825 ソースは 赤ワインとバルサミコ酢です 341 00:27:11,825 --> 00:27:14,825 分量が50%になるまで 煮詰めてから 342 00:27:14,825 --> 00:27:16,825 ハンバーグをアロゼした フライパンに入れ 343 00:27:16,825 --> 00:27:19,000 バターを加えて よく混ぜる 344 00:27:19,000 --> 00:27:23,000 付け合わせは 卵黄をたっぷり 使ったピューレを用意しました 345 00:27:24,165 --> 00:27:27,495 仕上げのアロゼと 卵黄たっぷりのピューレは 346 00:27:28,660 --> 00:27:31,495 布袋勝也のスペシャリテから インスパイアされたものです 347 00:27:31,495 --> 00:27:34,000 《うちの店のコートレットは 骨付きで》 348 00:27:34,000 --> 00:27:39,165 《そこに 卵をふんだんに使った タルタルソースを添える》 349 00:27:40,825 --> 00:27:43,495 (ため息) 350 00:27:43,495 --> 00:27:46,000 どうして 他人のアイデアを使った? 351 00:27:46,000 --> 00:27:51,495 孤高を突き詰める その考えとは 相いれないんじゃないか? 352 00:27:52,825 --> 00:27:54,825 今日 お出しした料理は 353 00:27:54,825 --> 00:27:56,825 ここにいるシェフ達が 354 00:27:56,825 --> 00:28:00,495 それぞれの方法で 最高を追い求めた料理なんです 355 00:28:00,495 --> 00:28:04,825 どうしても その力が借りたかった 356 00:28:05,825 --> 00:28:08,495 それは 岳が教えてくれたことです 357 00:28:09,495 --> 00:28:12,000 一人でたどりつけないところに 358 00:28:12,000 --> 00:28:15,165 みんなと一緒なら たどりつけるかもしれないと 359 00:28:16,330 --> 00:28:18,330 そう気づいた時 360 00:28:18,330 --> 00:28:21,165 真理の扉が開いた気がしました 361 00:28:23,330 --> 00:28:25,825 渋谷先生に食べてもらったのは 362 00:28:25,825 --> 00:28:31,000 この店の 全員のアイデアと思いが 詰まったコース料理です 363 00:28:32,825 --> 00:28:37,165 どうぞ 最後までお楽しみください 364 00:29:09,825 --> 00:29:12,825 《まさか味覚が なくなるかもしれないなんて》 365 00:29:12,825 --> 00:29:16,660 《おいしい おいしいです》 366 00:29:28,165 --> 00:29:30,165 二人を借りる 367 00:29:43,330 --> 00:29:45,330 何してるんですか? 渋谷先生 368 00:29:46,660 --> 00:29:48,660 包丁借りるぞ 369 00:30:21,165 --> 00:30:23,165 ハンバーグ? 370 00:30:23,165 --> 00:30:25,330 いや 371 00:30:25,330 --> 00:30:27,495 あれは ファルスだ 372 00:30:31,330 --> 00:30:33,330 俺にとっては 373 00:30:34,825 --> 00:30:37,165 ハンバーグだ 374 00:31:05,165 --> 00:31:07,330 ハトのファルスだ 375 00:31:09,495 --> 00:31:12,165 北田岳 食べてみろ 376 00:31:41,165 --> 00:31:43,495 何だこれ… 377 00:31:43,495 --> 00:31:46,495 そんな… おかしいです 378 00:31:46,495 --> 00:31:49,000 だって 僕達のハンバーグは 379 00:31:49,000 --> 00:31:52,165 これ以上ないってぐらい 高いところにいたのに 380 00:31:53,495 --> 00:31:55,495 これは… 381 00:31:55,495 --> 00:31:58,000 これは もっと… 382 00:32:01,165 --> 00:32:03,495 信じられない 383 00:32:05,165 --> 00:32:07,165 そうか 384 00:32:08,165 --> 00:32:12,825 僕達は 真理の扉を開くことも 385 00:32:15,000 --> 00:32:18,495 神を超えることも できないんですね 386 00:32:26,660 --> 00:32:28,825 限界があったんだな 387 00:32:30,825 --> 00:32:33,330 この体じゃ 388 00:32:35,825 --> 00:32:39,000 (渋谷)いや そうじゃない 389 00:32:41,495 --> 00:32:45,165 限界なんていうものは この世に存在しない 390 00:32:47,495 --> 00:32:50,165 料理にも限界はないし 391 00:32:50,165 --> 00:32:54,825 正解とか 真理なんていうものも 存在しない 392 00:32:57,330 --> 00:33:01,495 お前達が作ったハンバーグは よかった 393 00:33:03,000 --> 00:33:07,165 そして今 俺がとっさに作った それも よかったはずだ 394 00:33:08,165 --> 00:33:10,660 それでいいんじゃないか? 395 00:33:12,660 --> 00:33:15,330 パリにいた頃 一度だけ 396 00:33:15,330 --> 00:33:19,825 真理の扉が開いた そう感じた瞬間があった 397 00:33:19,825 --> 00:33:24,000 《昨日 真理の扉が開いたんだよ》 398 00:33:25,825 --> 00:33:29,330 《ハッ 分からないよな》 399 00:33:29,330 --> 00:33:31,330 《お前には まだ》 400 00:33:32,330 --> 00:33:36,825 (渋谷)でも その扉の先には まだ続きがあった 401 00:33:36,825 --> 00:33:42,660 扉の先には また新たな扉があったんだ→ 402 00:33:42,660 --> 00:33:45,495 そうやって無限に広がっていく 403 00:33:47,660 --> 00:33:50,495 今 君の心の中にあるものは何だ? 404 00:33:51,825 --> 00:33:56,660 今食べたこれを上回るものを 405 00:33:56,660 --> 00:33:58,660 どうやって作ったらいいかと 406 00:33:58,660 --> 00:34:01,660 そう それだよ 407 00:34:02,660 --> 00:34:06,330 もし仮に 料理の世界に 真理というものが存在するなら 408 00:34:06,330 --> 00:34:08,330 それは 409 00:34:08,330 --> 00:34:12,660 いつまでも どこまでも 究極のレシピを追い求める 410 00:34:12,660 --> 00:34:16,495 料理人の姿そのものを 指すんだろうな→ 411 00:34:16,495 --> 00:34:21,660 俺は そういう 永遠に続く道が見えたから→ 412 00:34:21,660 --> 00:34:23,825 プレーヤーから降りた 413 00:34:23,825 --> 00:34:27,495 その先は 海 414 00:34:27,495 --> 00:34:30,660 お前が歩んでくれると 信じたからだ 415 00:34:32,660 --> 00:34:38,000 お前は病気になってもなお 料理の世界に戻ってきた 416 00:34:38,000 --> 00:34:42,660 その時点で お前はもう 俺を超えてるんだよ 417 00:34:45,330 --> 00:34:47,825 (渋谷)俺を神と言ってくれるなら 418 00:34:47,825 --> 00:34:50,495 お前は神を超えた 419 00:34:53,165 --> 00:34:55,330 邪魔したな 420 00:35:01,660 --> 00:35:03,660 待ってください 421 00:35:05,660 --> 00:35:07,660 それだけですか? 422 00:35:08,660 --> 00:35:11,660 海さんに話したいことは それだけなんですか? 423 00:35:11,660 --> 00:35:13,660 やめろ 424 00:35:14,660 --> 00:35:17,660 僕はずっと 海さんに 425 00:35:17,660 --> 00:35:20,660 分かるように話せと 言われてきました 426 00:35:20,660 --> 00:35:23,495 誰だって 大事な人には 427 00:35:23,495 --> 00:35:26,165 思ってることを ちゃんと 伝えなきゃいけないんです 428 00:35:30,000 --> 00:35:32,165 そうだな 429 00:35:43,165 --> 00:35:45,495 《俺を遠ざけるな》 430 00:35:51,165 --> 00:35:54,330 腹立たしかったよ ずっと 431 00:35:57,495 --> 00:36:00,495 突然 俺の人生に現れて 432 00:36:01,495 --> 00:36:03,495 うっとうしかった 433 00:36:06,330 --> 00:36:10,825 出会った その日から 俺の心に居座って 434 00:36:12,165 --> 00:36:15,660 《海 拾ってやろうか?》 435 00:36:18,660 --> 00:36:21,330 それに… 436 00:36:21,330 --> 00:36:24,330 勝手に病気になって 437 00:36:24,330 --> 00:36:27,165 俺がどれだけ心配したと… 438 00:36:35,000 --> 00:36:37,000 そうか 439 00:36:40,165 --> 00:36:43,000 お前を 440 00:36:43,000 --> 00:36:45,000 心配してたんだな 441 00:36:46,000 --> 00:36:48,495 俺は ずっと 442 00:36:56,495 --> 00:37:00,000 息子だと 思ってたんだろうな 443 00:37:06,660 --> 00:37:09,495 (渋谷)本当の父親じゃないのに 444 00:37:11,000 --> 00:37:13,660 (渋谷)父親のような気がして 445 00:37:15,000 --> 00:37:19,825 今だって 親の務めを終えたような気がして 446 00:37:23,000 --> 00:37:25,495 寂しいよ 447 00:37:26,495 --> 00:37:28,660 はあ… 448 00:37:29,660 --> 00:37:31,825 寂しいなあ 449 00:37:38,000 --> 00:37:40,000 北田岳 450 00:37:41,000 --> 00:37:44,000 海のことを頼むぞ 451 00:37:45,165 --> 00:37:47,165 はい 452 00:38:00,330 --> 00:38:02,330 海 453 00:38:05,660 --> 00:38:07,825 頑張れよ 454 00:38:15,825 --> 00:38:17,825 渋谷先生 455 00:38:28,000 --> 00:38:30,000 俺のことを 456 00:38:32,660 --> 00:38:35,000 拾ってくれて 457 00:38:37,660 --> 00:38:39,825 俺に 458 00:38:39,825 --> 00:38:42,825 料理を教えてくれて 459 00:38:45,660 --> 00:38:48,000 俺に人生をくれて 460 00:38:53,330 --> 00:38:55,495 ありがとうございました 461 00:38:58,825 --> 00:39:01,000 俺は 462 00:39:02,000 --> 00:39:04,660 お前の料理が大好きだ 463 00:39:08,825 --> 00:39:11,495 人生最高の一皿だった 464 00:39:13,330 --> 00:39:15,495 おいしかった 465 00:39:31,165 --> 00:39:35,660 (すすり泣く二人) 466 00:39:50,000 --> 00:39:52,495 やりましたね 467 00:39:57,660 --> 00:40:01,825 それで みんなはどうするか決めたのか? 468 00:40:02,825 --> 00:40:05,000 俺は自分の店をやり直す 469 00:40:05,000 --> 00:40:07,495 海や岳のような 境地に達するまでは 470 00:40:07,495 --> 00:40:10,660 一人を 孤高を突き詰めたい 471 00:40:10,660 --> 00:40:13,000 (王)私達は 三人で 472 00:40:13,000 --> 00:40:15,000 お店 出す 473 00:40:15,000 --> 00:40:17,000 (孫六)俺は 親父のあとを継ぎます 474 00:40:17,000 --> 00:40:20,000 実は いきなり 料理長的なポジションで 475 00:40:20,000 --> 00:40:22,000 (布袋)おお~ (蘭菜)すごいじゃん 476 00:40:22,000 --> 00:40:24,330 (布袋)孫六なら やれるよ (孫六)ありがとうございます 477 00:40:24,330 --> 00:40:26,495 蘭菜は? 言ったよね 478 00:40:26,495 --> 00:40:28,660 この店を買い取ろうと思ってる 479 00:40:28,660 --> 00:40:31,000 俺達も一緒です よろしくお願いします 480 00:40:31,000 --> 00:40:33,165 楽しんでいきましょう 481 00:40:33,165 --> 00:40:36,825 寧々 どうするか決めたのか? 482 00:40:38,000 --> 00:40:40,165 まだ決められません 483 00:40:40,165 --> 00:40:42,495 それで 二人はどうするんだ? 484 00:40:42,495 --> 00:40:45,000 (蘭菜)料理は続けるんだよね? 485 00:40:48,165 --> 00:40:50,165 ああ 486 00:40:50,165 --> 00:40:52,825 (孫六)あ~あ みんなバラバラ 487 00:40:52,825 --> 00:40:56,000 今日で最後か 寂しいな 488 00:41:00,000 --> 00:41:02,000 岳 489 00:41:06,825 --> 00:41:08,825 頑張れよ 490 00:41:22,825 --> 00:41:24,825 ありがとう 491 00:41:24,825 --> 00:41:27,165 ブーン! 492 00:41:32,495 --> 00:41:34,495 頑張れよ! 493 00:41:43,660 --> 00:41:45,660 おつぎします 494 00:41:51,660 --> 00:41:55,330 (淡島)ああ… これまた すごい 495 00:41:55,330 --> 00:41:57,330 (西門)うっ… 496 00:41:59,495 --> 00:42:01,495 (指を鳴らす) 497 00:42:01,495 --> 00:42:03,825 はい 498 00:42:03,825 --> 00:42:06,165 シェフに伝えてください 499 00:42:07,330 --> 00:42:10,330 おいしいと かしこまりました 500 00:42:15,330 --> 00:42:18,165 3番 ロースト もうすぐあがるよ (一同)ウイ! 501 00:42:48,660 --> 00:42:52,825 <その店は この日本のどこかにある> 502 00:43:03,495 --> 00:43:06,660 <知る人ぞ知る その店> 503 00:43:10,000 --> 00:43:12,000 <厨房には> 504 00:43:12,000 --> 00:43:16,165 <かつて孤高を追い求めた 二人がいる> 505 00:43:16,165 --> 00:43:19,660 炒め始めたぞ 全体に 焦げ目をはっきりつけて 506 00:43:19,660 --> 00:43:22,495 味付けは少し… 大丈夫だ 任せとけ 507 00:43:22,495 --> 00:43:24,660 はい お願いします 508 00:43:27,330 --> 00:43:30,825 魚見さん (亜由)帰国早々 来ちゃったよ 509 00:43:32,000 --> 00:43:35,000 どうぞ 空いてる… どうぞ 空いてるお席へ 510 00:43:39,825 --> 00:43:41,825 はあ? 511 00:43:42,825 --> 00:43:46,000 フフフフ (神楽)フフフフ 512 00:43:46,000 --> 00:43:49,330 何かの大会で優勝しましたよね おめでとうございます 513 00:43:49,330 --> 00:43:53,495 そっちも 何か論文で ニュースになってたな おめでとう 514 00:43:53,495 --> 00:43:55,660 海さん 仕上げに入ります 了解 515 00:44:09,825 --> 00:44:13,000 やっぱ ヒーローだな 北田は 516 00:44:13,000 --> 00:44:15,000 同意します 517 00:44:18,495 --> 00:44:21,330 岳 海さん 518 00:44:26,825 --> 00:44:29,825 <二人が見つけた完璧な答え> 519 00:44:35,660 --> 00:44:37,660 <僕らは> 520 00:44:38,660 --> 00:44:40,825 <一人じゃない>