1 00:00:00,601 --> 00:00:04,739 (天草純平) では まず あなたの 本当の自己紹介をしてください 2 00:00:05,206 --> 00:00:07,608 (深志 研) 僕の本当の名前は… 3 00:00:08,075 --> 00:00:09,810 山部呼六といいます 4 00:00:11,045 --> 00:00:12,613 (津軽晴果) あっ おばあちゃん 5 00:00:12,880 --> 00:00:17,551 (晴果) ラジオに研さんが出てるの (日立叶枝) えっ 研さんが? 6 00:00:17,651 --> 00:00:20,988 研さんの声を聞けば 継実が反応するかと思って 7 00:00:21,088 --> 00:00:22,990 🔈(ラジオ:深志) 子供の頃から働きました 8 00:00:23,124 --> 00:00:26,160 ちょ… ちょっと待って 何を言ってるんですか? 9 00:00:27,261 --> 00:00:31,732 これから話すことは 僕が怪物になる前の話です 10 00:00:32,099 --> 00:00:33,234 🔈(天草) えっ? 11 00:00:33,467 --> 00:00:35,369 (稲庭恵治郎) 昔の記憶が戻ったんだよ 12 00:00:35,603 --> 00:00:37,405 (室園美琴) 研になる前の記憶か? (恵治郎) ああ 13 00:00:37,538 --> 00:00:40,775 🔈(深志) 僕は どうして 生まれてきたのか⇒ 14 00:00:41,409 --> 00:00:44,078 博士は なぜ 僕を生み落としたのか⇒ 15 00:00:45,613 --> 00:00:48,082 そのことで ずっと悩んできました⇒ 16 00:00:48,482 --> 00:00:51,252 博士が見いだした科学の力を⇒ 17 00:00:52,086 --> 00:00:55,956 博士のことを 恨んだこともあります⇒ 18 00:00:56,791 --> 00:01:00,594 だけど やっと分かったんです 19 00:01:01,061 --> 00:01:03,497 どうして僕が生まれてきたのか 20 00:01:05,966 --> 00:01:07,635 そのことを 今⇒ 21 00:01:08,335 --> 00:01:11,839 懸命に この世で生きようと している大切な人に⇒ 22 00:01:12,540 --> 00:01:14,442 話したいと思います 23 00:01:15,075 --> 00:01:19,280 120年前にあった恋の話を 24 00:01:24,318 --> 00:01:28,923 (深志の声) 120年前 僕には 大きな夢がありました 25 00:01:30,324 --> 00:01:32,827 (山部呼六) あぁ~! あった~! 26 00:01:32,927 --> 00:01:34,462 あぁ…! あぁ…! 27 00:01:35,262 --> 00:01:39,667 (深志の声) それを叶えるため ある人を訪ねたのです 28 00:02:05,192 --> 00:02:06,760 (呼六) ごめんくださ~い!⇒ 29 00:02:08,262 --> 00:02:11,098 誰か! 誰か いらっしゃいませんか! 30 00:02:11,198 --> 00:02:13,300 (呼六) ごめんくださ~い! \(清水) はいはいはいはい…!/ 31 00:02:13,400 --> 00:02:15,603 (呼六) あっ (清水) 何ですか? 32 00:02:15,970 --> 00:02:18,672 (呼六) 東京から参りました 山部呼六と申します! 33 00:02:18,772 --> 00:02:22,076 (清水) 東京から!? (呼六) はい 私は医者です 34 00:02:22,276 --> 00:02:26,814 (清水) 私は この研究所の事務を任されている 清水という者です 35 00:02:26,914 --> 00:02:29,149 (呼六) あっ 事務長さんでしたか (清水) ああ 36 00:02:29,250 --> 00:02:31,418 (清水) ご用件は? (呼六) あっ はい 37 00:02:31,519 --> 00:02:34,455 深志研太郎博士に お取り次ぎ願います 38 00:02:34,788 --> 00:02:38,859 これは 私が勤めていた病院の 大垣院長からの紹介状です 39 00:02:39,193 --> 00:02:42,429 大垣院長と深志先生は ご学友と聞いております 40 00:02:42,530 --> 00:02:44,131 (呼六) どうぞ よろしくお願いいたします (清水) おぉ… 41 00:02:45,766 --> 00:02:48,102 (清水) 少し お待ちを (呼六) はい 42 00:02:50,104 --> 00:02:52,806 (患者の咳き込み) 43 00:02:55,910 --> 00:02:58,646 (清水) 深志博士は この研究室におられます 44 00:02:58,746 --> 00:02:59,413 (呼六) ああ… 45 00:02:59,513 --> 00:03:01,615 いちいち 君のような 志願者と会うために 46 00:03:01,749 --> 00:03:04,051 研究の手を休めることは ありません 47 00:03:04,151 --> 00:03:06,020 それは感心なことです 48 00:03:06,220 --> 00:03:08,389 君が感心することでは ないですね~ 49 00:03:08,489 --> 00:03:11,358 (呼六) ハハ… おっしゃるとおりです (清水) はぁ? 50 00:03:15,095 --> 00:03:16,430 \(呼六) 失礼します!/ 51 00:03:17,565 --> 00:03:18,866 あぁ~…! 52 00:03:19,466 --> 00:03:20,534 あっ 53 00:03:21,769 --> 00:03:24,672 お邪魔いたします! 山部呼六と申します! 54 00:03:26,073 --> 00:03:29,109 深志研太郎博士に お目にかかりたく参りました! 55 00:03:29,209 --> 00:03:32,079 (深志研太郎) 君も学閥主義か (呼六) はい? 56 00:03:32,313 --> 00:03:35,983 (研太郎) 大垣の下にいたということは 君も帝大であろう⇒ 57 00:03:36,083 --> 00:03:38,652 私の下で箔を付けに来たか? 58 00:03:38,752 --> 00:03:42,456 あっ 私は 高等小学校しか出ておりません 59 00:03:43,257 --> 00:03:47,361 それでも 私は どうしても 深志先生のもとで学びたいと思い 60 00:03:47,461 --> 00:03:49,096 大垣院長に頼み込んで 61 00:03:49,196 --> 00:03:52,199 やっとのことで 紹介状を 書いていただいたのです 62 00:03:52,299 --> 00:03:54,301 (研太郎) どうやって医者になった? (呼六) はい 63 00:03:54,435 --> 00:03:58,539 私は富山の百姓に生まれて 高等小学校に上がるのも 64 00:03:58,639 --> 00:04:02,376 家族や先生 たくさんの力がなければ できませんでした 65 00:04:02,643 --> 00:04:06,513 その恩に報いるには 医者になることだと考え 66 00:04:06,614 --> 00:04:08,916 町医者の書生になりました 67 00:04:09,083 --> 00:04:12,152 そこで二十歳まで学び それから東京に出て… 68 00:04:12,252 --> 00:04:13,287 あっ… 69 00:04:13,387 --> 00:04:16,890 そこでも 本当にいろんな先生方に お世話になって 70 00:04:16,991 --> 00:04:20,494 やっと 医者の試験に 合格することができたんです! 71 00:04:20,761 --> 00:04:23,197 (研太郎) ほとんど独学じゃないか (呼六) はい 72 00:04:23,297 --> 00:04:27,101 独学ほど 人のご恩を感じる学び方は ありません 73 00:04:27,334 --> 00:04:30,537 (研太郎) そこまでして医者になった者が どうして研究所に? 74 00:04:31,472 --> 00:04:32,539 はい 75 00:04:33,340 --> 00:04:35,409 医者になって身にしみたのは 76 00:04:35,542 --> 00:04:38,946 この世には治せない病気が 多すぎるということです 77 00:04:40,214 --> 00:04:41,849 私も子供の頃 78 00:04:42,750 --> 00:04:45,352 祖母や きょうだいを コレラで亡くしています 79 00:04:46,520 --> 00:04:50,024 医者になっても 治せる病気は限られています 80 00:04:50,958 --> 00:04:53,794 そんな時 先生の功績を知りました 81 00:04:53,994 --> 00:04:58,165 先生は ドイツやイギリスや アメリカで実績を挙げられ 82 00:04:58,265 --> 00:05:01,402 日本に戻って この伝染病研究所を 開いたと知り⇒ 83 00:05:01,502 --> 00:05:04,371 もう 私は矢も盾もたまらず 84 00:05:04,471 --> 00:05:07,241 先生のもとで 病気の原因を絶つための 85 00:05:07,341 --> 00:05:09,810 細菌学を 学びたいと思ったんです! 86 00:05:11,345 --> 00:05:13,147 (研太郎) 君は よっぽど⇒ 87 00:05:13,380 --> 00:05:15,783 人の世話になることを 得意としてるようだ 88 00:05:15,883 --> 00:05:19,920 アッハ いや そう言われてしまうと 恥ずかしいですね 89 00:05:20,688 --> 00:05:22,890 早く 恩返しが 得意になりたいです! 90 00:05:22,990 --> 00:05:24,858 よろしくお願いします! 91 00:05:25,759 --> 00:05:28,295 (深志の声) 先生が僕をそばに置いたのは 92 00:05:28,429 --> 00:05:30,864 患者への窓口にするためでした 93 00:05:30,964 --> 00:05:33,467 (天草) 窓口? (深志) はい 94 00:05:34,368 --> 00:05:37,404 (深志の声) 先生は人と接するのが 大の苦手で⇒ 95 00:05:37,638 --> 00:05:39,907 患者への対応を僕に任せ⇒ 96 00:05:40,107 --> 00:05:42,810 研究に没頭したかったんだと 思います 97 00:05:43,077 --> 00:05:44,945 (呼六) だいぶ 脈も安定してきましたね 98 00:05:45,179 --> 00:05:46,613 (患者) ホントですか? (呼六) はい! 99 00:05:46,947 --> 00:05:50,884 (深志の声) 僕は人と接するのが 大好きでしたから⇒ 100 00:05:51,251 --> 00:05:53,120 それも苦では ありませんでした 101 00:05:53,220 --> 00:05:54,955 (看護師) お食事です 102 00:05:55,556 --> 00:05:56,957 (患者) また あれですか… 103 00:05:57,491 --> 00:05:59,560 (深志の声) それから 少しでも 僕は⇒ 104 00:05:59,827 --> 00:06:02,763 患者の役に立ちたいと 思うようになったんです 105 00:06:03,864 --> 00:06:05,566 (清水の声) 野菜を作りたい!? 106 00:06:05,899 --> 00:06:08,035 (呼六) 研究所の周りには 使われていない農地が⇒ 107 00:06:08,135 --> 00:06:10,871 たくさんあります! そこを使わない手はないです!⇒ 108 00:06:10,971 --> 00:06:12,773 そこで新鮮な野菜を作れば⇒ 109 00:06:12,873 --> 00:06:14,842 毎日 患者さんたちに 食べさせてあげられます! 110 00:06:14,942 --> 00:06:17,010 (清水) 誰が作るの~? (呼六) 僕です! 111 00:06:17,111 --> 00:06:20,013 (呼六) 野良仕事は得意ですから! (清水) 君ねぇ~! 112 00:06:20,114 --> 00:06:22,616 ここにいるのは 皆 帝大を出てるんだよ! 113 00:06:22,716 --> 00:06:25,219 そういう出過ぎた おせっかいを 一番 嫌うんだ 114 00:06:25,319 --> 00:06:28,088 君は見習いの身で!⇒ 115 00:06:28,188 --> 00:06:30,958 そんな下働きのような マネをすれば⇒ 116 00:06:31,058 --> 00:06:32,826 ますます下に見られて 117 00:06:32,926 --> 00:06:35,262 ここに居づらくなるんじゃ ないのかね! 118 00:06:35,362 --> 00:06:37,698 (呼六) 清水事務長!! (清水) 何です? 119 00:06:38,732 --> 00:06:43,337 あなたは 患者と僕と どっちが大事ですか? 120 00:06:45,105 --> 00:06:49,009 (深志の声) 僕は畑を借りるために 地主の家を訪ねました⇒ 121 00:06:49,610 --> 00:06:53,580 そこで サキという女性と 出会ったんです 122 00:06:54,214 --> 00:06:59,753 それは今 僕が恋をしている 大切な人の先祖です 123 00:06:59,920 --> 00:07:01,288 津軽の? 124 00:07:01,822 --> 00:07:04,258 (宍喰 丈) 先祖って… おばあちゃんとか? 125 00:07:04,358 --> 00:07:05,793 (玉名瑠以) おばあちゃんは 若すぎるんじゃない? 126 00:07:05,893 --> 00:07:07,628 (飯塚光毅) そのまた おばあちゃんとか 127 00:07:07,728 --> 00:07:09,696 (米子秋良) 120年前だから そんぐらいかな 128 00:07:09,830 --> 00:07:11,832 写真で見たけど 顔もそっくりだったよ 129 00:07:11,932 --> 00:07:13,066 (玉名) えっ? (美琴) 写真 見せろ! 130 00:07:13,167 --> 00:07:14,968 (恵治郎) いや 持ってないよ (美琴) 何で持ってねぇんだよ 131 00:07:15,068 --> 00:07:17,171 (宍喰) 持ってないんすか? (恵治郎) いや 持ってないよ! 132 00:07:17,571 --> 00:07:21,175 🔈(深志) サキさんは 地主の娘でした 133 00:07:21,275 --> 00:07:22,843 まさか…! 134 00:07:23,377 --> 00:07:25,979 サキさんと研さんが⇒ 135 00:07:26,613 --> 00:07:28,949 深い仲だったとか? 136 00:07:29,750 --> 00:07:31,451 おばあちゃん 話 ついていけてんの? 137 00:07:31,652 --> 00:07:33,987 (叶枝) もちろんよ~ 138 00:07:34,288 --> 00:07:36,123 ごめんくださ~い! 139 00:07:38,425 --> 00:07:40,561 ごめんくださ~い! 140 00:07:40,961 --> 00:07:41,829 \(サキ) はい/ 141 00:07:42,563 --> 00:07:45,032 (呼六) あっ… こんにちは! 142 00:07:45,299 --> 00:07:46,633 (サキ) こんにちは 143 00:07:46,967 --> 00:07:51,572 あの こちらは 地主さんのお家でしょうか? 144 00:07:51,805 --> 00:07:52,940 (サキ) ええ⇒ 145 00:07:53,407 --> 00:07:54,675 どなた様でしょうか? 146 00:07:54,775 --> 00:07:58,812 あっ 私は伝染病研究所で 見習いをしております 147 00:07:58,912 --> 00:08:00,781 医者の山部呼六と申します! 148 00:08:01,014 --> 00:08:02,015 あなたは? 149 00:08:02,549 --> 00:08:04,585 私は娘のサキと申します 150 00:08:04,685 --> 00:08:06,820 (呼六) あっ… お嬢さんでしたか! 151 00:08:06,920 --> 00:08:09,056 ぜひ お父さんに 会わせていただけませんか? 152 00:08:09,156 --> 00:08:11,024 どういったご用件でしょう? 153 00:08:11,124 --> 00:08:13,126 実は研究所の近くにある 154 00:08:13,227 --> 00:08:16,230 まだ使われていない農地を 貸していただきたいんです 155 00:08:16,330 --> 00:08:19,233 (サキ) 農地を? (呼六) はい そこを耕して 156 00:08:19,333 --> 00:08:22,402 新鮮な野菜を 患者に食べさせたいんです 157 00:08:22,836 --> 00:08:25,339 あなたは お医者様ではないのですか? 158 00:08:25,439 --> 00:08:29,109 アハハ… 医者ですが 野良仕事もできますから! 159 00:08:30,410 --> 00:08:31,678 それは無理です 160 00:08:31,778 --> 00:08:32,880 えっ! 161 00:08:33,013 --> 00:08:36,984 父は伝染病研究所が出来るのを 反対しておりましたから 162 00:08:37,084 --> 00:08:39,786 (呼六) 反対? (サキ) 村人たちを束ねて⇒ 163 00:08:39,887 --> 00:08:42,990 反対運動をしていたのを ご存じないのですか? 164 00:08:43,123 --> 00:08:46,059 (呼六) あ… そうでしたか 165 00:08:46,226 --> 00:08:50,430 (サキ) 辺りの土地が空いているのも 父が使用をさせていないからです⇒ 166 00:08:51,932 --> 00:08:55,035 研究所を怖がって 人も近寄りませんし⇒ 167 00:08:55,135 --> 00:08:58,939 土への影響も恐れて… (呼六) あ… その心配はありません! 168 00:08:59,039 --> 00:09:01,808 土にも野菜にも 病気は移らないんです 169 00:09:01,975 --> 00:09:04,745 私が野菜を作って それを患者が食べる 170 00:09:04,845 --> 00:09:07,281 それだったら お父さんも 納得してくれますよね? 171 00:09:07,381 --> 00:09:08,649 無理です きっと 172 00:09:08,749 --> 00:09:11,218 父は今でも 反対しておりますから 173 00:09:11,318 --> 00:09:12,853 そんなことをしてしまったら 174 00:09:12,953 --> 00:09:15,289 研究所があるのを 認めてしまうことになります 175 00:09:15,889 --> 00:09:17,557 それでも患者はいるんです! 176 00:09:17,658 --> 00:09:20,260 病気に苦しみながら 懸命に生きているんです!⇒ 177 00:09:20,460 --> 00:09:22,796 生きていくには 新鮮な野菜が必要です! 178 00:09:22,996 --> 00:09:25,666 私は患者の命を 救いたいだけです! 179 00:09:28,669 --> 00:09:29,836 あ…⇒ 180 00:09:31,805 --> 00:09:34,474 すいません すいません あの… 181 00:09:35,342 --> 00:09:38,078 あなたを責めるつもりは 毛頭ないのです⇒ 182 00:09:38,946 --> 00:09:40,247 すいません 183 00:09:40,714 --> 00:09:44,418 私も父は 間違っていると思います 184 00:09:45,285 --> 00:09:46,086 え? 185 00:09:46,486 --> 00:09:48,322 (サキ) このように 誰よりも早く 186 00:09:48,422 --> 00:09:50,924 西洋にかぶれた生活を しておきながら 187 00:09:51,024 --> 00:09:53,860 医学の進歩を認めないのは 矛盾しております 188 00:09:55,329 --> 00:09:56,663 そう思いませんか? 189 00:09:57,431 --> 00:10:00,167 あ… アハハ… 190 00:10:02,002 --> 00:10:04,571 分かりました 私が一緒に頼んでみましょう 191 00:10:04,671 --> 00:10:07,341 (呼六) あっ あの ちょっと… (サキ) ただ お気を付けください 192 00:10:07,441 --> 00:10:09,876 父は研究所に猟銃を 撃ち込んだこともありますから 193 00:10:09,977 --> 00:10:11,511 (呼六) えぇ!? (サキ) さあ まいりましょう 194 00:10:11,645 --> 00:10:12,512 あの ちょ… 195 00:10:15,682 --> 00:10:18,185 私が一緒にいるから 大丈夫でしょ? 196 00:10:21,188 --> 00:10:23,323 (呼六) あ… あの… どちらに行かれるんですか? 197 00:10:23,423 --> 00:10:25,592 父は おじの屋敷におります 198 00:10:25,692 --> 00:10:27,094 (呼六) あ… はい!⇒ 199 00:10:28,261 --> 00:10:29,396 よいしょ… 200 00:10:32,532 --> 00:10:34,034 (呼六) あぁ すいません 201 00:10:35,302 --> 00:10:38,171 (サキ) 自転車… (呼六) あっ はい! 202 00:10:38,739 --> 00:10:40,807 一度 乗ってみたかったんです 203 00:10:41,508 --> 00:10:43,143 よろしいですか? 204 00:10:43,310 --> 00:10:45,178 あぁ~… 205 00:10:47,180 --> 00:10:48,181 はい どうぞ! 206 00:10:48,482 --> 00:10:50,917 (サキ) 失礼して… (呼六) あぁ 少々 お待ちください⇒ 207 00:10:51,251 --> 00:10:53,387 こちらのペダルに 足をかけてください 208 00:10:53,487 --> 00:10:56,123 (サキ) はい 失礼します (呼六) はい! 209 00:10:57,724 --> 00:11:00,827 ペダルに足をかけたら ゆっくり こいでみてください 210 00:11:01,595 --> 00:11:02,295 はい 211 00:11:03,196 --> 00:11:04,264 はい! 212 00:11:04,664 --> 00:11:07,134 あっ… お上手です! 213 00:11:08,502 --> 00:11:11,571 (サキ) ん? 何をなさってるんですか? (呼六) えっ? 214 00:11:13,473 --> 00:11:15,208 お離しになって? 215 00:11:15,475 --> 00:11:17,110 え? 離していいんですか? 216 00:11:17,210 --> 00:11:20,280 それでは 自分で 乗ってることにはなりません 217 00:11:20,947 --> 00:11:23,617 あ… はい 218 00:11:29,389 --> 00:11:32,459 (呼六) あぁ…! お上手です! はい! (サキ) あぁ あぁ あぁ…! 219 00:11:32,559 --> 00:11:35,529 (呼六) あぁ あぁ お嬢様…! (サキ) あぁ あぁ あぁ…! 220 00:11:35,629 --> 00:11:37,230 (呼六) あぁ あぁ あぁ…! 221 00:11:37,330 --> 00:11:39,066 (サキ) キャ~! キャ~…! 222 00:11:39,166 --> 00:11:40,600 あぁ~~~!! 223 00:11:43,370 --> 00:11:45,205 ハァ ハァ ハァ…! 224 00:11:45,305 --> 00:11:46,506 大丈夫ですか? 225 00:11:46,606 --> 00:11:47,841 あぁ~!! あぁ…! 226 00:11:49,743 --> 00:11:51,978 アハハハハ…! 227 00:11:52,079 --> 00:11:54,114 (サキ) ごめんなさい! (呼六) いえ…! 228 00:11:54,448 --> 00:11:57,217 おケガは… ハハハ…! ありませんか? 229 00:11:57,684 --> 00:12:00,987 (深志の声) 思えば あの時 僕は…⇒ 230 00:12:02,389 --> 00:12:04,324 恋をしたのだと思います 231 00:12:05,459 --> 00:12:08,662 (サキ) ハァハァハァ…! 呼六さん! 232 00:12:08,895 --> 00:12:11,531 (呼六) あっ サキさん どうなさったんですか? 233 00:12:11,865 --> 00:12:14,734 お一人では大変でしょ? 私も お手伝いいたします 234 00:12:14,835 --> 00:12:17,104 (呼六) あっ こんなことさせられません! (サキ) できます! 235 00:12:17,204 --> 00:12:19,873 (呼六) いやいや あの…! あっ… 236 00:12:22,876 --> 00:12:25,879 (サキ) やらせてください (呼六) えっ… 237 00:12:25,979 --> 00:12:27,047 いや これは危ないですから 238 00:12:27,214 --> 00:12:29,883 子供の頃から やってみたかったのです 239 00:12:30,016 --> 00:12:32,419 サキさん またですか? 240 00:12:32,619 --> 00:12:34,321 (サキ) 教えてください 241 00:12:37,023 --> 00:12:39,192 分かりました はい 242 00:12:39,426 --> 00:12:40,460 (サキ) あっ! (呼六) あ~ ちょっと! 243 00:12:40,560 --> 00:12:43,563 サキさん 気を付けて ゆっくりで ゆっくり ゆっくり…! 244 00:12:43,663 --> 00:12:46,366 (サキ) あっ…! あっ! (呼六) あっ! はい よいしょ! 245 00:12:46,933 --> 00:12:48,969 サキさん 日が暮れてしまいますよ 246 00:12:49,069 --> 00:12:50,637 ハハハハ…! あ~ ちょっと…! 247 00:12:57,144 --> 00:12:58,211 (呼六) よし 248 00:12:58,311 --> 00:13:01,481 (キク) サキ! サキ! あなた 何をしてるの!? 249 00:13:02,149 --> 00:13:04,451 (サキ) お姉様! (キク) やめなさい そんなこと! 250 00:13:04,751 --> 00:13:07,120 お父様に見つかったら 殺されてしまうわ! 251 00:13:09,856 --> 00:13:13,260 フフッ お姉様も ご一緒に いかがです? 252 00:13:13,593 --> 00:13:15,729 (キク) まあ… (サキ) 楽しいですよ~ 253 00:13:16,863 --> 00:13:17,664 (キク) ちょっと… 254 00:13:17,764 --> 00:13:22,636 (深志の声) それからもサキさんは 毎日 手伝いに来てくれました 255 00:13:23,937 --> 00:13:26,139 (サキ) あっ あっ あっ! (呼六) あ~! サキさん! 256 00:13:26,239 --> 00:13:27,974 サキさん! 大丈夫ですか? あっ 257 00:13:28,074 --> 00:13:30,911 (呼六) アッハハ…! (サキ) フフフ… 258 00:13:31,378 --> 00:13:32,879 (呼六) お顔が大変なことに なってますよ 259 00:13:32,979 --> 00:13:34,548 (サキ) えっ? (呼六) アハハハ…! 260 00:13:35,248 --> 00:13:37,517 (呼六) はい (サキ) はい 261 00:13:38,018 --> 00:13:39,452 (呼六) はい (サキ) はい 262 00:13:41,388 --> 00:13:42,889 (サキ) はい (呼六・サキ) フフフ… 263 00:13:45,125 --> 00:13:46,293 (呼六) よし 264 00:13:50,130 --> 00:13:52,199 しっかり育て! 265 00:13:52,365 --> 00:13:54,467 (サキ) フフフ… はい! 266 00:13:56,736 --> 00:13:57,971 (サキ) はぁ…⇒ 267 00:14:00,240 --> 00:14:01,041 はぁ… 268 00:14:01,374 --> 00:14:06,079 サキさんのおかげで 随分早く 種をまくことができました!⇒ 269 00:14:06,680 --> 00:14:08,114 ありがとうございます! 270 00:14:08,315 --> 00:14:11,484 (サキ) 私も収穫が楽しみです (呼六) はい⇒ 271 00:14:12,118 --> 00:14:14,321 あの 大丈夫ですか? 272 00:14:14,621 --> 00:14:17,357 (サキ) あ~! 大丈夫です! ほら! 273 00:14:17,457 --> 00:14:19,059 いや そんな… 274 00:14:19,759 --> 00:14:22,362 お屋敷まで 送っていきたいんですが 275 00:14:22,662 --> 00:14:25,665 患者さんが待ってるので 研究所に戻らないといけません 276 00:14:26,333 --> 00:14:29,336 (サキ) あなたが うらやましいです (呼六) えっ? 277 00:14:29,502 --> 00:14:32,239 私は そのような生き方は できませんから 278 00:14:33,473 --> 00:14:34,474 どうしてですか? 279 00:14:35,008 --> 00:14:38,612 いずれ 結婚することしか 考えられません 280 00:14:38,912 --> 00:14:40,747 親が決めた相手と 281 00:14:42,983 --> 00:14:45,318 それは僕も同じです 282 00:14:46,286 --> 00:14:51,191 どんなに願っても 結婚できない相手もいます 283 00:14:53,193 --> 00:14:54,294 はい 284 00:15:02,602 --> 00:15:05,338 私に できることは ありませんか? 285 00:15:06,873 --> 00:15:07,874 あなたと一緒に 286 00:15:07,974 --> 00:15:10,543 あっ… け け… 結婚ですか? 287 00:15:11,011 --> 00:15:13,079 ウフフフ… 288 00:15:13,179 --> 00:15:14,748 (呼六) あっ… えっ? 289 00:15:15,448 --> 00:15:16,883 研究所のお手伝いです 290 00:15:16,983 --> 00:15:20,153 あっ あっ あ… はい そうですよね 291 00:15:20,253 --> 00:15:22,522 (呼六) はい (サキ) フフ… 292 00:15:22,622 --> 00:15:27,794 あ~ でも それは何も… 293 00:15:27,894 --> 00:15:31,364 何もできないですよね? フフフ 294 00:15:33,199 --> 00:15:37,170 だったら 患者さんの病気が 治るように 295 00:15:37,637 --> 00:15:40,807 この世から 伝染病がなくなるように 296 00:15:41,641 --> 00:15:43,076 一緒に願ってもらえませんか? 297 00:15:45,111 --> 00:15:46,212 はい 298 00:15:46,980 --> 00:15:48,381 一緒に願います 299 00:15:49,849 --> 00:15:50,850 はい 300 00:15:53,186 --> 00:15:54,821 (深志の声) サキさんは そう言って⇒ 301 00:15:55,221 --> 00:15:58,525 研究所の近くに 地蔵を建ててくれたんです 302 00:16:05,732 --> 00:16:06,433 あっ⇒ 303 00:16:06,966 --> 00:16:08,201 先生! 304 00:16:10,570 --> 00:16:13,873 あっ この方が 深志研太郎博士です 305 00:16:14,174 --> 00:16:16,343 (サキ) この方が? (呼六) はい⇒ 306 00:16:17,177 --> 00:16:20,747 この方は 地主の娘さんで サキさんです⇒ 307 00:16:22,215 --> 00:16:25,785 サキさんは 患者さんのために 地蔵を建ててくれたんです 308 00:16:26,653 --> 00:16:27,654 神頼みか 309 00:16:28,488 --> 00:16:29,189 えっ? 310 00:16:29,456 --> 00:16:31,524 (研太郎) 呼六 (呼六) はい 311 00:16:32,492 --> 00:16:33,793 患者を頼む 312 00:16:34,027 --> 00:16:36,262 あっ 分かりました 313 00:16:39,232 --> 00:16:44,237 (深志の声) その頃 先生には もう一つの研究所があったんです⇒ 314 00:16:45,438 --> 00:16:47,273 誰も知らない森の奥に 315 00:16:53,646 --> 00:16:55,548 (稲庭聖哉) あった! 316 00:16:56,416 --> 00:17:00,587 (深志の声) 僕も あとで知ったことですが そこで先生は⇒ 317 00:17:00,787 --> 00:17:04,324 細菌とは違う菌類の研究を していたんです⇒ 318 00:17:06,526 --> 00:17:11,030 先生は世界中の菌類を集めて 日本に持ち帰り⇒ 319 00:17:11,197 --> 00:17:15,502 その研究小屋で 新しい菌を 生み出そうとしていました 320 00:17:16,236 --> 00:17:21,040 🔈(深志) 先生は そこで 不老不死の 研究に取りつかれていたんです 321 00:17:21,307 --> 00:17:23,543 🔈(天草) 不老不死? 🔈(深志) はい 322 00:17:24,010 --> 00:17:27,747 (天草) 永久に若いまま 死ぬことのない命のこと? 323 00:17:27,981 --> 00:17:29,149 はい 324 00:17:30,150 --> 00:17:31,885 人間の細胞を 325 00:17:32,118 --> 00:17:35,355 永遠に生かし続ける菌があると 信じていたんです 326 00:17:37,157 --> 00:17:41,294 🔈(深志) それが 怪物を 生み出すことになるとは⇒ 327 00:17:42,695 --> 00:17:44,964 思ってもなかったと思います 328 00:17:51,471 --> 00:17:53,039 うわ~~っ!! 329 00:17:54,874 --> 00:17:56,109 こんにちは 330 00:18:03,016 --> 00:18:06,886 これで新鮮な野菜を患者さんたちに 食べさせてあげられます⇒ 331 00:18:06,986 --> 00:18:08,388 サキさんのおかげです 332 00:18:08,521 --> 00:18:10,523 私も うれしいです 333 00:18:10,657 --> 00:18:12,792 これからも お手伝いさせていただけたら 334 00:18:12,892 --> 00:18:14,160 (呼六) あ… 335 00:18:15,361 --> 00:18:18,031 あれ? 何だろ? このキノコ 336 00:18:19,132 --> 00:18:20,366 (サキ) キノコ? 337 00:18:20,567 --> 00:18:23,536 先生はキノコには 無限の力があると考えています 338 00:18:23,636 --> 00:18:25,071 無限の力? 339 00:18:25,205 --> 00:18:26,940 (呼六) 病気を治す力です⇒ 340 00:18:27,040 --> 00:18:29,576 それで頻繁に森に行っています⇒ 341 00:18:29,876 --> 00:18:32,946 僕なんか キノコを見ても うまそうだなとか⇒ 342 00:18:33,079 --> 00:18:36,082 毒があるのかなとかしか 思わないんですけど 343 00:18:36,483 --> 00:18:38,585 先生は すごいです 344 00:18:39,219 --> 00:18:41,187 僕なんか 足元にも及びません 345 00:18:45,825 --> 00:18:49,729 あなたは人の先を行かなくとも 346 00:18:49,829 --> 00:18:53,266 人を後ろで支え 歩く お医者様です 347 00:18:53,633 --> 00:18:55,001 (呼六) いや… 348 00:18:55,635 --> 00:18:56,903 私は… 349 00:18:58,671 --> 00:19:02,442 そんなあなたが大好きです 350 00:19:03,209 --> 00:19:07,280 泥まみれになりながらも 患者のために働けるあなたを 351 00:19:07,380 --> 00:19:09,716 これからも お支えできたら… 352 00:19:14,521 --> 00:19:15,588 あっ… 353 00:19:18,591 --> 00:19:19,959 ごめんなさい 354 00:19:40,013 --> 00:19:41,881 (深志の声) 僕とサキさんは⇒ 355 00:19:42,081 --> 00:19:45,051 お互いを強く慕うように なっていました 356 00:19:45,385 --> 00:19:47,587 (清水) ご苦労さん! (呼六) あっ 清水事務長! 357 00:19:47,687 --> 00:19:50,523 (深志の声) サキさんは 研究所のためにも尽くし⇒ 358 00:19:50,623 --> 00:19:54,294 事務長も いつの間にか 感謝するようになっていました 359 00:19:54,427 --> 00:19:56,796 (清水) 行きますよ~! (呼六) はい! 360 00:19:57,664 --> 00:19:59,065 (清水) はい!⇒ 361 00:19:59,899 --> 00:20:01,334 はい 動かないで 動かないで! 362 00:20:01,434 --> 00:20:02,769 (清水) 動かないで (呼六) はい~ 363 00:20:04,070 --> 00:20:06,039 (清水) はい どうも ありがとう! (呼六) ありがとうございます 364 00:20:08,908 --> 00:20:10,777 (呼六) はい どうぞ (患者) ありがとうございます 365 00:20:10,877 --> 00:20:12,779 (患者) 先生 これ とっても おいしいですよ 366 00:20:12,912 --> 00:20:14,414 よかったです 367 00:20:17,450 --> 00:20:19,919 (ドアが開く音) (サキ) 失礼いたします 368 00:20:22,155 --> 00:20:24,991 深志先生 野菜のシチューを 作りましたので⇒ 369 00:20:25,091 --> 00:20:26,859 お持ちいたしました⇒ 370 00:20:27,927 --> 00:20:29,929 取れたての野菜で 作ったんですよ⇒ 371 00:20:30,029 --> 00:20:32,765 冷めないうちに お召し上がりくださいね 372 00:20:35,301 --> 00:20:37,870 先生はキノコが お好きだと 聞きましたので⇒ 373 00:20:38,171 --> 00:20:40,106 キノコも お入れいたしました 374 00:20:40,206 --> 00:20:42,475 呼六に ここへは 誰も通すなと言ってくれ 375 00:20:43,209 --> 00:20:46,212 どうして先生は そうやって 人を遠ざけるんです? 376 00:20:51,684 --> 00:20:55,421 すみません ただ知りたくて 377 00:21:01,227 --> 00:21:05,031 お邪魔して すみませんでした 失礼いたします 378 00:21:05,331 --> 00:21:07,767 感情は邪魔になるだけだ 379 00:21:10,970 --> 00:21:12,705 感情が邪魔? 380 00:21:14,874 --> 00:21:18,277 (研太郎) どこの国に行っても 私が成果を挙げれば 381 00:21:18,511 --> 00:21:20,813 感情的に非難する人間が 後を絶たない 382 00:21:21,214 --> 00:21:23,716 先生を尊敬する人は たくさんおります 383 00:21:24,083 --> 00:21:29,489 親しくなれば 互いの能力以外に 見返りを必ず求めるようになる 384 00:21:30,823 --> 00:21:32,925 それが不幸の始まりだ⇒ 385 00:21:35,161 --> 00:21:37,530 男女の関係も同じだ 386 00:21:38,598 --> 00:21:39,866 同じ? 387 00:21:40,833 --> 00:21:45,071 (研太郎) 言葉に感情が入れば 必ず 研究を邪魔するようになる⇒ 388 00:21:46,773 --> 00:21:50,743 それを排除するには 徹底的に 人間関係を排除するしかない 389 00:21:53,146 --> 00:21:54,247 軽蔑したか? 390 00:21:55,114 --> 00:21:58,084 いいえ やはり尊敬いたします⇒ 391 00:21:59,352 --> 00:22:00,987 先生は すごいです 392 00:22:01,487 --> 00:22:03,589 先生を支えているのは きっと 393 00:22:03,690 --> 00:22:05,992 目には見えない 偉大な力なのですね? 394 00:22:08,394 --> 00:22:11,364 きっと その力によって 自由を与えられているんです⇒ 395 00:22:12,031 --> 00:22:16,135 先生は そのままでいいかと思います 396 00:22:17,336 --> 00:22:19,472 あっ お邪魔いたしました 397 00:22:19,572 --> 00:22:21,040 今度こそ 失礼します 398 00:22:24,277 --> 00:22:28,081 (ドアの開閉音) 399 00:23:02,715 --> 00:23:06,486 僕は その頃の記憶を 取り戻しました 400 00:23:08,187 --> 00:23:12,725 そして 120年住んだ 森の家に行ったんです 401 00:23:14,060 --> 00:23:18,464 (深志の声) 先生が死ぬ間際まで 何かを書いていたことを⇒ 402 00:23:18,731 --> 00:23:20,633 思い出したからです 403 00:23:28,207 --> 00:23:32,645 (深志の声) しかし それは ただの研究記録でした⇒ 404 00:23:34,080 --> 00:23:36,582 僕は他にないか探しました 405 00:23:40,520 --> 00:23:43,589 (深志の声) そして 見つけたのです 406 00:23:59,405 --> 00:24:03,976 (研太郎の声) “いつか記憶の目覚めた呼六が そこにいるなら”⇒ 407 00:24:04,343 --> 00:24:06,479 “私は告白しよう”⇒ 408 00:24:07,246 --> 00:24:10,883 “私は君の恋人であった サキさんに”⇒ 409 00:24:11,150 --> 00:24:14,020 “淡い思いを 抱くようになってしまった”⇒ 410 00:24:14,353 --> 00:24:17,156 “羨望と野心が渦巻くばかりの 世の中で”⇒ 411 00:24:17,657 --> 00:24:21,360 “私は初めて 人から正当に 評価を受けたような気がした” 412 00:24:21,561 --> 00:24:23,930 これも! ハハハ… 413 00:24:24,363 --> 00:24:27,366 先生 シチュー お持ちいたしました 414 00:24:27,967 --> 00:24:32,438 (研太郎の声) “サキさんの評価を 独占したい欲が生まれたのだ” 415 00:24:32,905 --> 00:24:34,640 一緒に食事をしないか? 416 00:24:35,541 --> 00:24:36,309 えっ? 417 00:24:39,478 --> 00:24:40,513 呼六も呼んで 418 00:24:42,582 --> 00:24:44,851 はい 喜んで 419 00:24:47,587 --> 00:24:50,923 (呼六) う~ん! おいしいです! 420 00:24:51,123 --> 00:24:52,792 (サキ) フフフ (呼六) フフ 421 00:24:55,962 --> 00:24:57,230 2人は… 422 00:24:59,165 --> 00:25:00,399 結婚するのか? 423 00:25:04,303 --> 00:25:06,272 あっ はぁ いや あ… 424 00:25:09,008 --> 00:25:11,010 先生は結婚なさらないんですか? 425 00:25:14,280 --> 00:25:17,350 先生は女性より キノコがお好きなんですもんね 426 00:25:17,550 --> 00:25:18,818 あぁ… 427 00:25:21,587 --> 00:25:26,826 (研太郎) キノコには 木を分解して 腐らせることによって⇒ 428 00:25:26,926 --> 00:25:28,828 栄養を取って生きるものと⇒ 429 00:25:29,795 --> 00:25:33,699 木の根っこと栄養を分け合って 共に生きるキノコがある⇒ 430 00:25:34,834 --> 00:25:37,403 どちらも自然には なくてはならないものだ 431 00:25:39,739 --> 00:25:43,342 それは 人間も 同じではありませんか? 432 00:25:46,379 --> 00:25:48,014 結婚は自然なものではない 433 00:25:50,583 --> 00:25:53,553 でしたら 先生は 恋はしませんか?⇒ 434 00:25:53,753 --> 00:25:56,455 恋は したことあるでしょう? 先生も 435 00:26:00,559 --> 00:26:02,962 (研太郎) ないとは言えない (呼六) あっ…⇒ 436 00:26:03,195 --> 00:26:04,797 どんな方ですか?⇒ 437 00:26:07,033 --> 00:26:09,502 きっとステキな人なんでしょうね⇒ 438 00:26:10,102 --> 00:26:11,938 ぜひ 会ってみたいな⇒ 439 00:26:13,606 --> 00:26:14,674 うん 440 00:26:20,479 --> 00:26:21,814 父は 441 00:26:22,748 --> 00:26:25,318 私の結婚を 早めようとしております 442 00:26:30,489 --> 00:26:31,724 先生 443 00:26:32,792 --> 00:26:36,495 私は結婚をするべきでしょうか? 444 00:26:37,663 --> 00:26:40,967 それとも 恋をするべきなのでしょうか? 445 00:26:44,036 --> 00:26:45,571 残念ながら 446 00:26:46,138 --> 00:26:49,141 この国で 恋で幸せになる者は少ない⇒ 447 00:26:53,512 --> 00:26:55,748 だから覚悟はいるだろう 448 00:27:00,987 --> 00:27:02,722 君たちなら大丈夫だ 449 00:27:06,926 --> 00:27:09,996 (患者) 先生のおかげですよ ホントに (咳き込み) 450 00:27:10,096 --> 00:27:14,533 (研太郎の声) “だから 君が 新しい伝染病に感染した時”⇒ 451 00:27:15,034 --> 00:27:16,802 “私は瞬間に”⇒ 452 00:27:17,303 --> 00:27:21,140 “サキさんを君から奪えるかも しれないと思ってしまった” 453 00:27:21,640 --> 00:27:23,509 (患者) 先生! 誰か! 誰か! 454 00:27:25,044 --> 00:27:30,082 (研太郎の声) “人間の 一番 卑しい感情を抱いた” 455 00:27:34,687 --> 00:27:36,389 (呼六) 先生… 456 00:27:43,162 --> 00:27:44,663 (ドアが開く音) 457 00:27:45,464 --> 00:27:49,035 あっ サキさん いけません こんなとこに来ては… 458 00:27:49,135 --> 00:27:50,136 (サキ) 大丈夫です 459 00:27:51,303 --> 00:27:55,274 先生が あなたを治すと おっしゃってくださいました 460 00:27:55,408 --> 00:27:57,443 新しい お薬で 461 00:28:03,783 --> 00:28:08,220 私は あなたと ずっと一緒におります 462 00:28:11,624 --> 00:28:12,725 約束します 463 00:28:25,037 --> 00:28:29,508 (深志の声) 先生は懸命に 僕を治そうとしてくれました⇒ 464 00:28:29,875 --> 00:28:31,010 だけど… 465 00:28:33,979 --> 00:28:36,449 (研太郎の声) “新しい血清は 間に合わなかった” 466 00:28:37,049 --> 00:28:38,484 呼六さん? 467 00:28:48,461 --> 00:28:50,129 呼六さん… 468 00:28:55,701 --> 00:29:01,207 (泣き声) 469 00:29:03,142 --> 00:29:13,919 (サキの泣き声) 470 00:29:14,186 --> 00:29:15,788 ハァ ハァ… 471 00:29:15,888 --> 00:29:18,524 (研太郎の声) “私は人間を知らなかった”⇒ 472 00:29:18,624 --> 00:29:21,527 “サキさんのことも 分かっていなかった”⇒ 473 00:29:21,727 --> 00:29:24,263 “サキさんを気の済むまで”⇒ 474 00:29:24,363 --> 00:29:27,766 “君のそばに置こうとしたのが 間違いだった” 475 00:29:35,374 --> 00:29:38,110 (研太郎) サキさん サキさん…! 476 00:29:38,210 --> 00:29:40,613 (研太郎の声) “サキさんは薬品を盗み”⇒ 477 00:29:40,713 --> 00:29:43,616 “君の後を追おうとしたのだ”⇒ 478 00:29:44,884 --> 00:29:47,386 “幸い 一命は取り留めたが”⇒ 479 00:29:48,354 --> 00:29:51,457 “サキさんが 生きていける保証はなかった”⇒ 480 00:29:52,925 --> 00:29:56,495 “彼女を絶望から 救いたいと願った私は…” 481 00:30:00,399 --> 00:30:02,635 (研太郎の声) “最後の手段を取ることしか”⇒ 482 00:30:02,735 --> 00:30:04,803 “考えられなくなっていた” 483 00:30:07,973 --> 00:30:11,577 (研太郎の声) “君に もう一度会わせたいと” 484 00:30:25,090 --> 00:30:25,925 (研太郎の声) “そして”⇒ 485 00:30:27,059 --> 00:30:31,964 “私はその菌を 死んだ君の体に 投じることにしたのだ” 486 00:30:37,403 --> 00:30:39,705 (稲庭) 永遠の命… 487 00:30:40,072 --> 00:30:41,607 あった…! 488 00:30:43,108 --> 00:30:45,077 (研太郎の声) “その時の私には”⇒ 489 00:30:45,744 --> 00:30:48,547 “君への嫉妬心など まるで なかった” 490 00:30:51,884 --> 00:30:55,087 (研太郎の声) “いつの間にか サキさんのためでもなく”⇒ 491 00:30:55,221 --> 00:30:57,790 “ただ 君を救いたい一心だった” 492 00:31:04,563 --> 00:31:06,665 (雷鳴) 493 00:31:07,666 --> 00:31:10,669 (研太郎の声) “だから 君の再生は 何よりも 私の喜びだった”⇒ 494 00:31:12,771 --> 00:31:13,606 “だが”⇒ 495 00:31:15,708 --> 00:31:18,711 “そこからは 君も分かっているとおりだ”⇒ 496 00:31:19,945 --> 00:31:22,014 “私は蘇った君を”⇒ 497 00:31:22,748 --> 00:31:24,850 “サキさんに会わせようとした” 498 00:31:27,453 --> 00:31:31,757 (研太郎の声) “その変貌だけは 私の計算違いだった” 499 00:31:32,324 --> 00:31:34,927 (サキ) あっ あぁ! あぁ…! 500 00:31:35,027 --> 00:31:36,295 (研太郎の声) “そして”⇒ 501 00:31:37,296 --> 00:31:40,065 “君に あんなことを させてしまった”⇒ 502 00:31:41,166 --> 00:31:44,770 “私が君を 恐ろしい怪物に変えたのだ” 503 00:31:50,976 --> 00:31:52,444 (研太郎の声) “呼六よ”⇒ 504 00:31:53,979 --> 00:31:55,748 “本当に すまない” 505 00:31:56,582 --> 00:31:59,818 (呼六) あぁ…! あぁ…! あ~! 506 00:32:02,488 --> 00:32:04,056 そういうことか 507 00:32:10,062 --> 00:32:14,233 だけど 僕は やっと分かったんです 508 00:32:14,700 --> 00:32:15,567 何を? 509 00:32:16,101 --> 00:32:19,972 僕は先生の恋から生まれてきた 510 00:32:20,906 --> 00:32:22,241 先生の 511 00:32:22,808 --> 00:32:25,711 人を恋する気持ちから 生まれてきたんです 512 00:32:27,079 --> 00:32:31,717 人間の憎しみや怒りや 野心や欲望なんかではなく 513 00:32:32,551 --> 00:32:36,722 人間の恋から 僕は生まれたんです 514 00:32:39,291 --> 00:32:40,592 🔈(深志) だから⇒ 515 00:32:41,327 --> 00:32:45,164 僕も人間に恋をすることが できたんだと思います 516 00:32:48,667 --> 00:32:50,135 🔈(深志) そして⇒ 517 00:32:51,270 --> 00:32:55,140 あなたに恋をしたんです⇒ 518 00:33:01,046 --> 00:33:06,051 僕の体には 人間を殺す菌もあります 519 00:33:06,685 --> 00:33:10,589 🔈(深志) だけど僕は 誰も傷つけたくない⇒ 520 00:33:11,423 --> 00:33:13,759 誰も殺したくはありません 521 00:33:14,827 --> 00:33:16,528 🔈(深志) できることなら⇒ 522 00:33:18,163 --> 00:33:20,366 誰かの役に立ちたい⇒ 523 00:33:21,166 --> 00:33:23,602 人間の役に立ちたいと⇒ 524 00:33:24,203 --> 00:33:26,238 先生の分まで 525 00:33:26,772 --> 00:33:28,941 今は そう思っています 526 00:33:30,943 --> 00:33:32,277 それが 527 00:33:33,312 --> 00:33:34,813 僕の真実です 528 00:33:39,618 --> 00:33:42,421 🔈(牛久輝成) 天草さん! 何してるんですか? 529 00:33:42,521 --> 00:33:44,323 🔈 反論してください! 530 00:33:44,990 --> 00:33:47,326 🔈 “そんな話は 作り話に決まってる”って⇒ 531 00:33:47,426 --> 00:33:49,061 そう言ってください 532 00:33:49,561 --> 00:33:53,365 🔈 天草さんは信じてないんだって アピールしてください! 533 00:33:53,799 --> 00:33:57,002 (牛久) 番組のため! 自分のためですよ! 534 00:33:57,770 --> 00:34:00,839 🔈(牛久) 天草さん! 否定して! 535 00:34:00,939 --> 00:34:03,675 🔈(湯河原) 天草! 🔈(十勝みのる) ちょ ちょ ちょ… 536 00:34:03,976 --> 00:34:05,711 🔈(十勝) 天草 続けろ 537 00:34:06,879 --> 00:34:08,580 🔈 これは俺の番組や 538 00:34:14,453 --> 00:34:18,390 よく ホントのことを 話してくれました⇒ 539 00:34:22,060 --> 00:34:24,930 あなた自身 そのことを知らずに⇒ 540 00:34:26,465 --> 00:34:28,300 120年間⇒ 541 00:34:28,834 --> 00:34:32,438 不安や孤独に 耐えていたんですね⇒ 542 00:34:32,938 --> 00:34:35,974 死ぬことのできない怪物として 543 00:34:36,708 --> 00:34:37,709 はい 544 00:34:38,577 --> 00:34:39,878 今は… 545 00:34:41,513 --> 00:34:44,683 人間と一緒に 生きていたいですか? 546 00:34:45,884 --> 00:34:47,653 そんな恐ろしい菌があっても 547 00:34:49,021 --> 00:34:51,123 この菌があるから 548 00:34:52,758 --> 00:34:54,393 怪物だから 549 00:34:55,527 --> 00:34:57,930 僕は人間に恋をして 550 00:34:58,363 --> 00:35:01,967 人間の素晴らしさを 誰よりも知りました⇒ 551 00:35:03,936 --> 00:35:07,473 そして ラジオに出て 552 00:35:08,106 --> 00:35:10,976 120年分の楽しみを もらいました 553 00:35:14,813 --> 00:35:15,948 俺も 554 00:35:17,282 --> 00:35:19,084 フランケンに会えて 楽しかったよ 555 00:35:20,686 --> 00:35:22,287 天草さん… 556 00:35:24,790 --> 00:35:29,595 天草さんの言葉を 信じてよかったです 557 00:35:31,630 --> 00:35:33,265 天草さんを 558 00:35:34,533 --> 00:35:36,335 信じてよかったです 559 00:35:40,772 --> 00:35:43,175 これから どうするんですか? 560 00:35:45,677 --> 00:35:47,012 あの人が 561 00:35:48,747 --> 00:35:51,517 早く良くなりますように 562 00:35:52,784 --> 00:35:56,488 今 願うのは それだけです 563 00:36:03,095 --> 00:36:04,363 フランケン 564 00:36:06,532 --> 00:36:09,501 本当に ありがとう 565 00:36:11,770 --> 00:36:13,305 天草さん 566 00:36:14,473 --> 00:36:16,642 ありがとうございました 567 00:36:23,415 --> 00:36:24,583 では… 568 00:36:26,952 --> 00:36:28,654 また いつか 569 00:36:32,824 --> 00:36:34,760 おやつの時間のお悩みは… 570 00:36:36,228 --> 00:36:39,831 ♪ 天草に訊け 571 00:36:42,134 --> 00:36:43,802 (天草) はぁ… 572 00:36:45,304 --> 00:36:47,072 お疲れさまでした 573 00:36:47,472 --> 00:36:48,607 はい 574 00:36:50,509 --> 00:36:55,147 (天草) 津軽さん 必ず良くなるよ⇒ 575 00:36:56,248 --> 00:36:58,050 研さんの言葉が⇒ 576 00:36:59,685 --> 00:37:03,322 思いが きっと届いてるから 577 00:37:06,191 --> 00:37:07,326 はい 578 00:37:08,393 --> 00:37:09,828 行きます 579 00:37:19,304 --> 00:37:20,806 (天草) はぁ… 580 00:37:26,912 --> 00:37:28,480 十勝さん 581 00:37:30,182 --> 00:37:32,050 すみませんでした 582 00:37:33,318 --> 00:37:36,421 (十勝) うん お疲れさん 583 00:37:37,189 --> 00:37:38,290 また 584 00:37:40,192 --> 00:37:41,360 はい 585 00:37:43,996 --> 00:37:46,198 ありがとうございました 586 00:38:20,799 --> 00:38:24,336 (深志) ハァ ハァ ハァ… 587 00:38:27,673 --> 00:38:28,940 \(稲庭) おかえり/ 588 00:38:29,708 --> 00:38:32,911 (稲庭) 研さん (深志) 稲庭先輩… 589 00:38:33,979 --> 00:38:37,482 ラジオ 聴いてたよ 津軽さんも 590 00:38:38,383 --> 00:38:39,518 それじゃあ 津軽さんは… 591 00:38:39,618 --> 00:38:43,221 (稲庭) いや まだ眠ったままなんだ 592 00:38:48,660 --> 00:38:49,661 会いに行こう 593 00:38:52,297 --> 00:38:53,432 はい 594 00:39:00,772 --> 00:39:03,508 (叶枝) あっ おかえりなさい! (深志) はい 595 00:39:03,608 --> 00:39:07,179 (晴果) 継実は あなたに 会いたがってるようです 596 00:39:07,279 --> 00:39:11,249 (叶枝) 研さん あの子に会ってあげてください 597 00:39:12,818 --> 00:39:14,753 ありがとうございます 598 00:39:39,344 --> 00:39:40,545 (稲庭) 研さん… 599 00:39:43,148 --> 00:39:45,016 俺 森に行ったんだ 600 00:39:46,785 --> 00:39:48,954 研さんの住んでた家を捜しに 601 00:39:49,888 --> 00:39:51,089 どうしてですか? 602 00:39:52,057 --> 00:39:53,759 知りたかったんだ 603 00:39:54,259 --> 00:39:56,461 深志博士が見つけたという 604 00:39:56,661 --> 00:39:59,164 永遠の命を与える菌の正体を⇒ 605 00:40:00,432 --> 00:40:02,768 何か手がかりがあればと思って 606 00:40:04,035 --> 00:40:06,371 そしたら あったんだよ! 607 00:40:07,139 --> 00:40:11,576 120年前の試料が そのまま残ってたんだよ 608 00:40:12,077 --> 00:40:15,113 この菌を調べると 不思議なことが分かったんだ 609 00:40:15,247 --> 00:40:16,615 不思議なこと? 610 00:40:16,715 --> 00:40:20,519 この菌は 研さんの赤いキノコと 611 00:40:20,619 --> 00:40:22,454 とても近かったんだ 612 00:40:24,189 --> 00:40:28,527 研さんが津軽さんといる時に いつも それを出してたろ? 613 00:40:29,528 --> 00:40:33,999 (津軽継実) “もし このキノコが あなたの心だとしたら”⇒ 614 00:40:35,700 --> 00:40:40,405 “あなたは人間に恋をしても いいと思います” 615 00:40:41,706 --> 00:40:43,508 (稲庭) 研さんが出すキノコは⇒ 616 00:40:43,775 --> 00:40:47,279 この菌が進化したものだと 言えそうなんだ⇒ 617 00:40:47,379 --> 00:40:49,481 だから 研さん… 618 00:40:49,581 --> 00:40:53,585 研さんの菌は 人の遺伝子に働きかけて 619 00:40:53,685 --> 00:40:57,789 人の細胞を再生させる力が あるかもしれないんだよ⇒ 620 00:40:57,989 --> 00:41:00,759 この菌は研さんにしか 作ることができないんだ⇒ 621 00:41:01,193 --> 00:41:02,928 すごいんだよ!⇒ 622 00:41:03,061 --> 00:41:04,629 そして もう一つ分かったんだ 623 00:41:05,330 --> 00:41:06,598 毒性がないんだ 624 00:41:08,200 --> 00:41:10,635 (深志) 毒性がないんですか? (稲庭) うん 625 00:41:10,735 --> 00:41:15,607 研さんの赤いキノコは 人に無害だと断定できるんだ 626 00:41:15,707 --> 00:41:19,344 だから 研さんが赤いキノコを 出したいと思う心の状態の時 627 00:41:19,444 --> 00:41:22,581 その時には 人に触っても大丈夫なんだよ⇒ 628 00:41:24,616 --> 00:41:29,521 研さんは津軽さんに触れるんだ 629 00:42:48,567 --> 00:42:50,635 (キノコが生える音) 630 00:43:03,548 --> 00:43:04,649 あっ! 631 00:43:30,375 --> 00:43:32,210 津軽さん… 632 00:43:55,066 --> 00:45:37,168 ♬~