1 00:00:59,768 --> 00:01:00,935 ルシゲ 2 00:01:01,853 --> 00:01:04,064 手を出すな 私の部下だ 3 00:01:12,530 --> 00:01:16,242 そなたの献身は立派だが 真の忠心ではない 4 00:01:16,534 --> 00:01:20,330 兄上は歴史の裁きを受け 廃位となった 5 00:01:20,455 --> 00:01:23,208 今は幽閉され 処罰を待っている 6 00:01:23,708 --> 00:01:26,085 王様をお連れせよ 7 00:01:26,211 --> 00:01:28,129 さもなくば女を斬る 8 00:01:28,254 --> 00:01:29,422 剣を捨てろ 9 00:01:31,049 --> 00:01:33,426 ルシゲを渡せ 10 00:01:33,551 --> 00:01:35,094 王様をここへ 11 00:01:35,220 --> 00:01:37,263 ルシゲ 12 00:01:37,388 --> 00:01:39,390 イ・フィ (ウンソン大君(テグン)) 13 00:01:39,516 --> 00:01:40,767 パク・キトゥク 14 00:01:59,994 --> 00:02:00,870 かかれ 15 00:02:12,423 --> 00:02:14,592 ルシゲ ルシゲ! 16 00:02:15,677 --> 00:02:16,427 ルシゲ! 17 00:02:29,190 --> 00:02:30,108 ルシゲ 18 00:02:31,442 --> 00:02:32,610 ルシゲ! 19 00:02:34,028 --> 00:02:39,033 最終話 20 00:02:40,451 --> 00:02:40,994 キトゥク 21 00:02:41,953 --> 00:02:42,537 キトゥク 22 00:02:43,621 --> 00:02:45,832 早く医官を呼べ 23 00:02:46,958 --> 00:02:47,876 急げ 24 00:03:09,063 --> 00:03:13,192 出血が多すぎて 手の施しようがありません 25 00:03:14,569 --> 00:03:17,155 諦めるでない 助けよ 26 00:03:17,363 --> 00:03:19,824 血を止め 手を尽くせ 27 00:03:20,158 --> 00:03:22,911 ルシゲは丈夫なんです 28 00:03:23,036 --> 00:03:25,997 常人とは違う まるで獣です 29 00:03:26,205 --> 00:03:29,125 そこらの男より何倍も強い 30 00:03:29,459 --> 00:03:32,128 きっと助けられます 31 00:03:39,093 --> 00:03:40,637 気が付いたか 32 00:03:43,806 --> 00:03:45,516 何だ? 痛むか? 33 00:03:45,642 --> 00:03:46,100 ソン・ジャヒョン 34 00:03:46,100 --> 00:03:48,561 ソン・ジャヒョン 35 00:03:46,100 --> 00:03:48,561 ケガしないでと言ったのに 36 00:03:48,686 --> 00:03:49,479 せっかく綿甲(ミョンガプ)も作ったのに 37 00:03:49,479 --> 00:03:52,398 せっかく綿甲(ミョンガプ)も作ったのに 38 00:03:49,479 --> 00:03:52,398 綿甲 … 防御のための綿入れ 39 00:03:52,398 --> 00:03:55,360 綿甲 … 防御のための綿入れ 40 00:03:55,860 --> 00:03:58,238 しゃべるな 体に障る 41 00:04:23,388 --> 00:04:26,182 “美しきフィ” 42 00:04:32,563 --> 00:04:34,357 大君様のお名前です 43 00:04:36,526 --> 00:04:40,780 ルシゲよ いつ字を覚えたのだ 44 00:04:45,243 --> 00:04:46,619 私の名を— 45 00:04:49,122 --> 00:04:50,915 書けるのだな 46 00:05:00,425 --> 00:05:01,509 ルシゲ 47 00:05:01,926 --> 00:05:03,970 ルシゲ 起きろ 48 00:05:04,095 --> 00:05:04,971 駄目だ 49 00:05:07,181 --> 00:05:08,308 ルシゲ 50 00:05:09,517 --> 00:05:10,685 ルシゲ 51 00:05:14,397 --> 00:05:15,773 ルシゲ 52 00:05:16,774 --> 00:05:19,277 ルシゲ 起きろ 53 00:05:20,653 --> 00:05:23,197 ルシゲ 死なないで 54 00:05:23,323 --> 00:05:24,741 ルシゲ 55 00:05:29,912 --> 00:05:31,331 ルシゲ 56 00:05:35,668 --> 00:05:37,253 目を開けろ 57 00:05:37,628 --> 00:05:40,298 ルシゲ 起きろよ 58 00:05:41,424 --> 00:05:43,051 ルシゲ 59 00:05:52,685 --> 00:05:54,020 悔やまれる 60 00:05:56,397 --> 00:05:58,649 何もしてやれなかった 61 00:06:01,819 --> 00:06:04,363 何度も私を助けてくれて— 62 00:06:06,991 --> 00:06:12,371 3年間 あらゆる苦労を 共にしてきた 63 00:06:19,087 --> 00:06:21,297 大業をなし遂げたら— 64 00:06:24,175 --> 00:06:26,594 恩返しをするつもりだった 65 00:06:28,054 --> 00:06:30,014 おこげではなく— 66 00:06:31,516 --> 00:06:34,519 ごちそうを食べさせたかった 67 00:06:37,146 --> 00:06:41,317 きれいなチマチョゴリも 着せてあげて 68 00:06:43,694 --> 00:06:46,697 華やかな靴も履かせたかった 69 00:06:49,700 --> 00:06:51,911 鮮やかな飾りも— 70 00:06:53,204 --> 00:06:55,832 作ってあげたかったのに 71 00:06:58,251 --> 00:07:00,545 苦労以外は何も— 72 00:07:02,046 --> 00:07:04,423 分かち合えなかった 73 00:07:14,058 --> 00:07:16,561 かわいそうでなりません 74 00:07:18,896 --> 00:07:21,482 大君様一筋でした 75 00:07:22,817 --> 00:07:24,277 私たちに— 76 00:07:25,987 --> 00:07:27,947 尽くしてばかりで 77 00:08:37,808 --> 00:08:39,268 バカ野郎 78 00:09:29,235 --> 00:09:30,861 母上 79 00:09:30,945 --> 00:09:33,155 キム氏 80 00:09:33,239 --> 00:09:34,490 イ・ミョン(上王(サンワン)) 81 00:09:37,785 --> 00:09:39,453 大きくなられて 82 00:09:39,745 --> 00:09:42,873 背も伸び 重くなりました 83 00:09:43,082 --> 00:09:47,795 叔父上と叔母上が よくしてくれました 84 00:09:48,212 --> 00:09:49,589 叔母上? 85 00:09:49,755 --> 00:09:51,465 きれいな叔母上です 86 00:09:55,386 --> 00:09:58,848 大王大妃(テワンテビ)シム氏 87 00:10:10,192 --> 00:10:15,197 イ・ガン (チニャン大君) 88 00:10:36,177 --> 00:10:38,220 宮殿に入れるか? 89 00:10:38,346 --> 00:10:41,432 北門なら塀を越えて入れます 90 00:10:41,599 --> 00:10:45,686 王様がお忍びの際は いつもその道を 91 00:10:45,978 --> 00:10:47,229 入った後は? 92 00:10:47,772 --> 00:10:49,190 まず王様を外へ 93 00:10:49,315 --> 00:10:52,610 そして再起に向け 機をうかがうのです 94 00:10:52,860 --> 00:10:53,986 王妃様は? 95 00:10:54,111 --> 00:10:56,238 二手に分かれましょう 96 00:10:56,614 --> 00:10:59,992 私は王様 ユン様は王妃様を救出に 97 00:11:00,117 --> 00:11:01,452 ユン・ジャジュン 98 00:11:01,577 --> 00:11:03,287 オ・ウルン 99 00:11:23,516 --> 00:11:24,100 ユン様 100 00:11:25,893 --> 00:11:27,103 ホン尚宮(サングン) 101 00:11:27,520 --> 00:11:30,523 いらっしゃると思っていました 102 00:11:30,898 --> 00:11:31,982 王様は? 103 00:11:32,983 --> 00:11:34,777 幽閉されておいでです 104 00:11:36,237 --> 00:11:38,531 王妃様は居所に幽閉を 105 00:11:39,782 --> 00:11:43,744 夜が明けたら 処分が下されるようです 106 00:11:44,662 --> 00:11:47,623 お二人を助け ここで合流を 107 00:11:56,674 --> 00:11:57,466 何だ 108 00:11:57,842 --> 00:11:58,884 交代だ 109 00:11:59,343 --> 00:12:01,178 交代したばかりだ 110 00:12:06,183 --> 00:12:06,725 何者だ 111 00:12:20,823 --> 00:12:22,533 遅くなりました 112 00:12:29,457 --> 00:12:30,332 お迎えに 113 00:12:30,541 --> 00:12:31,542 どこへ? 114 00:12:31,709 --> 00:12:33,127 宮殿を出て— 115 00:12:33,294 --> 00:12:37,131 王族の空き屋敷に しばらくの間… 116 00:12:37,256 --> 00:12:40,134 この私に身を隠せと? 117 00:12:40,342 --> 00:12:42,928 味方する大臣がおりません 118 00:12:43,387 --> 00:12:47,516 謀反を知らせたシム様も 寝返ったようです 119 00:12:48,184 --> 00:12:50,394 つまり頼れる者が— 120 00:12:51,437 --> 00:12:52,688 おらぬと 121 00:12:53,063 --> 00:12:57,485 機会を待ちましょう まずは生き延びるのです 122 00:12:59,028 --> 00:13:03,449 今や私は 命の心配を せねばならぬのか 123 00:13:14,210 --> 00:13:14,919 ユン・ナギョム 124 00:13:14,919 --> 00:13:16,587 ユン・ナギョム 125 00:13:14,919 --> 00:13:16,587 ホン尚宮は? 126 00:13:16,587 --> 00:13:16,670 ユン・ナギョム 127 00:13:16,670 --> 00:13:19,882 ユン・ナギョム 128 00:13:16,670 --> 00:13:19,882 なぜ誰も 外の様子を知らせない? 129 00:13:20,257 --> 00:13:22,259 落ち着いてください 130 00:13:33,771 --> 00:13:34,522 お兄様 131 00:13:40,694 --> 00:13:43,531 ホン尚宮 王妃様をお連れしろ 132 00:13:43,656 --> 00:13:44,532 はい 133 00:13:45,241 --> 00:13:45,950 王妃様 134 00:13:46,116 --> 00:13:47,785 お兄様 135 00:13:48,327 --> 00:13:49,620 王妃を捕らえろ 136 00:13:50,037 --> 00:13:50,913 お逃げに 137 00:13:58,963 --> 00:14:00,047 王妃様 138 00:14:06,804 --> 00:14:07,763 お兄様 139 00:14:19,024 --> 00:14:20,067 お兄様 140 00:14:20,234 --> 00:14:21,527 王妃様 141 00:14:48,971 --> 00:14:50,014 王妃を捜せ 142 00:14:50,097 --> 00:14:51,015 はい 143 00:14:51,682 --> 00:14:54,768 ト・ジョングク 144 00:15:08,282 --> 00:15:08,991 王様 145 00:15:10,534 --> 00:15:11,243 王様 146 00:15:12,620 --> 00:15:15,623 宮殿を出て 戻ってこられるか 147 00:15:17,499 --> 00:15:18,167 フィと上王を見よ 戻るのにどれほど苦労したか 148 00:15:18,167 --> 00:15:23,005 フィと上王を見よ 戻るのにどれほど苦労したか 149 00:15:18,167 --> 00:15:23,005 上王 … 譲位した先代の王 150 00:15:24,882 --> 00:15:26,091 宮殿に残る 151 00:15:26,216 --> 00:15:26,926 王様 152 00:15:27,718 --> 00:15:31,847 たとえ死んでも 宮殿で決着をつける 153 00:15:32,306 --> 00:15:34,350 フィさえ消せばよい 154 00:15:34,475 --> 00:15:36,060 さすれば— 155 00:15:36,560 --> 00:15:40,856 幼い上王も母上も 私には かなわぬ 156 00:15:41,273 --> 00:15:44,151 ト・ジョングクが 中央軍を掌握し 157 00:15:44,234 --> 00:15:48,614 親衛隊も一部 寝返って 誰も信じられません 158 00:15:48,906 --> 00:15:52,701 私はもとより 誰も信じておらぬ 159 00:15:57,081 --> 00:15:58,123 王様 160 00:15:59,750 --> 00:16:02,461 王様 お兄様が… 161 00:16:02,753 --> 00:16:03,212 兵曹判書(ピョンジョパンソ)様が討たれました 162 00:16:03,212 --> 00:16:06,632 兵曹判書(ピョンジョパンソ)様が討たれました 163 00:16:03,212 --> 00:16:06,632 兵曹判書 … 軍事を 担当する官庁の長官 164 00:16:06,632 --> 00:16:07,716 兵曹判書 … 軍事を 担当する官庁の長官 165 00:16:08,801 --> 00:16:11,804 お逃げください 宮殿は危険です 166 00:16:15,724 --> 00:16:17,267 王妃を連れ出せ 167 00:16:17,601 --> 00:16:18,268 王様 168 00:16:18,352 --> 00:16:21,689 先に逃げよ 私が兄の敵(かたき)を討つ 169 00:16:21,814 --> 00:16:25,901 おやめください お命を落とされるやも 170 00:16:26,151 --> 00:16:31,240 味方の兵が少ないため 敵を退けるのは難しいかと 171 00:16:31,407 --> 00:16:32,700 これは謀反だ 172 00:16:33,033 --> 00:16:36,870 首謀者のフィさえ捕らえれば 事は収まる 173 00:16:36,996 --> 00:16:38,247 私もお供を 174 00:16:38,789 --> 00:16:41,625 王様を残して逃げるわけには 175 00:16:42,835 --> 00:16:45,921 おなかの子のことを考えよ 176 00:16:46,797 --> 00:16:47,506 ホン尚宮 177 00:16:48,257 --> 00:16:51,260 王様がいらしてこそ— 178 00:16:51,385 --> 00:16:54,596 お子が生まれる意味が あるのです 179 00:16:56,015 --> 00:16:59,393 そなたには 寂しい思いをさせた 180 00:17:00,978 --> 00:17:02,187 いずれ償う 181 00:17:05,315 --> 00:17:06,316 私は— 182 00:17:07,109 --> 00:17:10,612 即位前の王様に 忠誠を誓いました 183 00:17:12,322 --> 00:17:17,953 王様のお心をつかもうと 必死だったのです 184 00:17:18,245 --> 00:17:21,165 意中の女人が他にいたゆえ… 185 00:17:21,498 --> 00:17:26,879 命もなげうつ覚悟を見せ 思いをお伝えしたかった 186 00:17:27,880 --> 00:17:33,218 夫の威を借りるために 忠誠を誓ったのではありません 187 00:17:36,680 --> 00:17:38,557 ひとえに旦那様の— 188 00:17:40,142 --> 00:17:42,895 女人でありたかったのです 189 00:17:50,694 --> 00:17:54,364 そなたの支えと熱い心が— 190 00:17:55,866 --> 00:17:57,826 常に私を鼓舞した 191 00:18:07,044 --> 00:18:08,170 礼を言う 192 00:18:10,464 --> 00:18:12,216 また会う日まで— 193 00:18:14,134 --> 00:18:15,260 達者でいよ 194 00:18:16,345 --> 00:18:17,513 王様 195 00:18:26,563 --> 00:18:27,314 王様 196 00:18:51,463 --> 00:18:54,925 正殿で待つゆえ フィを連れてこい 197 00:18:56,927 --> 00:19:00,848 兄の強い願いだと言えば 拒みはせぬ 198 00:19:02,266 --> 00:19:03,517 フィは— 199 00:19:05,102 --> 00:19:06,311 そういう奴(やつ)だ 200 00:19:08,856 --> 00:19:10,232 王様と正殿へ 201 00:19:10,315 --> 00:19:11,358 はい 202 00:19:46,476 --> 00:19:48,437 王妃様 急ぎましょう 203 00:19:48,562 --> 00:19:49,855 逃げねば 204 00:19:50,480 --> 00:19:54,985 王様を このように残して 逃げてもよいのか 205 00:19:57,487 --> 00:20:01,909 お気持ちは固いようです よくご存じでは? 206 00:20:02,034 --> 00:20:06,872 王様はお決めになったことを 貫かれる方です 207 00:20:07,456 --> 00:20:10,125 おそばにいるべきでは? 208 00:20:11,543 --> 00:20:15,756 王様をお一人にして よいのだろうか 209 00:20:16,006 --> 00:20:18,175 時を待ちましょう 210 00:20:18,842 --> 00:20:22,512 天が崩れても 必ず道はあります 211 00:20:24,181 --> 00:20:25,724 行きましょう 212 00:20:26,016 --> 00:20:27,351 お急ぎに 213 00:21:18,735 --> 00:21:19,444 大君様 214 00:21:21,071 --> 00:21:24,616 兵曹判書は倒しましたが 王妃が逃亡を 215 00:21:25,492 --> 00:21:27,953 オ・ウルンを見つけねば 216 00:21:54,271 --> 00:21:56,315 兄上に何か? 217 00:21:56,815 --> 00:21:58,817 正殿でお待ちです 218 00:21:58,942 --> 00:22:00,569 抜け出したのか 219 00:22:00,652 --> 00:22:02,821 王様をお守りすべく— 220 00:22:02,946 --> 00:22:07,200 手引きしたのですが 大君様に会いたいと 221 00:22:10,203 --> 00:22:12,664 また罠(わな)かもしれません 222 00:22:12,789 --> 00:22:15,709 兄上は死を覚悟している 223 00:22:17,461 --> 00:22:19,921 死なせるわけにはいかぬ 224 00:22:20,213 --> 00:22:22,632 兄上は生きて罪を償わねば 225 00:22:26,511 --> 00:22:31,391 大王大妃様をお連れします お二人で説得を 226 00:22:31,808 --> 00:22:35,312 ご家族を 死なせたくないのですね 227 00:22:39,066 --> 00:22:39,816 お連れしろ 228 00:22:39,983 --> 00:22:40,942 はい 229 00:23:01,713 --> 00:23:03,590 カンが抜け出した? 230 00:23:03,715 --> 00:23:06,468 ウンソン大君様と話したいと 231 00:23:09,012 --> 00:23:11,139 王位を上王に返し— 232 00:23:11,264 --> 00:23:14,643 静かに生きよと 命じるつもりだった 233 00:23:15,477 --> 00:23:20,315 カンは自らの手を 血に染める気だな 234 00:23:23,360 --> 00:23:24,736 大王大妃様 235 00:23:26,488 --> 00:23:30,325 お二人を救うため 慈しみをお示しに 236 00:23:30,867 --> 00:23:35,080 チニャン大君様は今 追い詰められています 237 00:23:35,330 --> 00:23:39,584 もしお叱りを受ければ 何をなさることか 238 00:23:40,544 --> 00:23:42,796 過ちを犯した子は— 239 00:23:44,297 --> 00:23:46,424 叱ればよいと思っていた 240 00:23:47,551 --> 00:23:48,718 だが— 241 00:23:49,553 --> 00:23:53,473 慈しんでいることを 示すべきであった 242 00:23:55,934 --> 00:23:57,310 悔やまれる 243 00:23:59,312 --> 00:24:01,022 胸が痛くてならぬ 244 00:24:02,566 --> 00:24:04,568 まだ遅くありません 245 00:24:04,818 --> 00:24:07,737 今からでも 機会はございます 246 00:24:08,238 --> 00:24:09,489 行こう 247 00:24:21,501 --> 00:24:23,920 どけ 兄上に会いに来た 248 00:24:24,296 --> 00:24:25,005 大君様 249 00:24:25,505 --> 00:24:26,548 下がれ 250 00:25:05,128 --> 00:25:07,005 下りてください 251 00:25:08,506 --> 00:25:11,176 もはや兄上の座ではない 252 00:25:12,802 --> 00:25:16,723 もともと兄上の座では なかったのです 253 00:25:18,808 --> 00:25:20,810 お前さえいなければ 254 00:25:22,520 --> 00:25:24,773 私は明日も ここで— 255 00:25:26,816 --> 00:25:29,319 大臣と政(まつりごと)を論じていた 256 00:25:29,694 --> 00:25:32,113 すべて終わったのです 257 00:25:34,866 --> 00:25:39,371 王位を取り戻すことも 敵を倒すこともできない 258 00:25:40,497 --> 00:25:42,457 私のせいでしょうか 259 00:25:43,208 --> 00:25:47,087 正統な世継ぎである甥(おい)が いるゆえに— 260 00:25:47,837 --> 00:25:50,674 兄上を認めぬ母上のせいですか 261 00:25:51,716 --> 00:25:53,134 違います 262 00:25:53,885 --> 00:25:58,056 兄上が民心を つかんでいないせいです 263 00:25:58,431 --> 00:26:04,771 政を正し 国を治める猶予さえ あったならば— 264 00:26:05,397 --> 00:26:10,110 民の心と腹を満たし 強く豊かな国を造れた 265 00:26:10,235 --> 00:26:15,282 太平の世を築く聖君に なることができたのだ 266 00:26:16,366 --> 00:26:18,076 民は愚かではない 267 00:26:19,494 --> 00:26:25,083 民が反旗を翻し 上王様の復位に命を懸けたのは 268 00:26:26,376 --> 00:26:28,753 贅沢(ぜいたく)がしたいためではない 269 00:26:29,421 --> 00:26:33,300 立身出世を目当てに 決起したのでもない 270 00:26:34,342 --> 00:26:36,553 命を落とすと— 271 00:26:36,970 --> 00:26:40,307 分かっていながら 戦いに出たのだ 272 00:26:43,101 --> 00:26:46,604 見返りがなくとも 国が危機に陥れば— 273 00:26:46,730 --> 00:26:49,733 命も差し出すのが この国の民だ 274 00:26:49,858 --> 00:26:55,238 兄上は そのような民を 味方にできなかったゆえ— 275 00:26:55,905 --> 00:26:58,616 不当なやり方で王になった 276 00:26:59,826 --> 00:27:05,123 王になった後も 王座を守り抜けなかった 277 00:27:05,957 --> 00:27:07,417 私とて— 278 00:27:10,086 --> 00:27:11,296 分かっている 279 00:27:15,550 --> 00:27:17,052 それゆえ愛も— 280 00:27:19,179 --> 00:27:20,764 得られなかった 281 00:27:21,556 --> 00:27:24,434 お前の女を奪いたかった 282 00:27:24,809 --> 00:27:30,106 ヨニのように死なせることなく お前から奪い取り— 283 00:27:30,732 --> 00:27:36,112 身も心もすべて 我がものにしたかったのだ 284 00:27:38,448 --> 00:27:40,617 さすれば私が— 285 00:27:40,909 --> 00:27:45,538 価値ある男だということを 示せると思った 286 00:27:46,581 --> 00:27:49,376 兄上には既に妻がいる 287 00:27:49,584 --> 00:27:52,170 妻をめとった後も— 288 00:27:54,089 --> 00:27:57,175 諦めることはなかった 289 00:27:59,469 --> 00:28:00,470 王になれば— 290 00:28:01,137 --> 00:28:05,308 何もかも手に入ると思っていた 291 00:28:06,768 --> 00:28:09,354 望みはすべて かなうと— 292 00:28:11,815 --> 00:28:13,691 信じていたのだ 293 00:28:15,819 --> 00:28:19,280 もういい 戻ってくるのだ 294 00:28:22,492 --> 00:28:24,369 家族として 295 00:28:25,995 --> 00:28:27,664 私の兄として 296 00:28:31,167 --> 00:28:33,461 王位を手放した後は— 297 00:28:34,170 --> 00:28:36,714 尋問や罰も受けるであろう 298 00:28:37,507 --> 00:28:41,511 だが流刑ならば命は助かる 299 00:28:42,220 --> 00:28:44,889 王でなくなっても家族は— 300 00:28:45,932 --> 00:28:47,517 兄上に寄り添う 301 00:28:58,236 --> 00:29:02,073 そのようなことは 来世でやろう 302 00:29:02,991 --> 00:29:03,950 兄上 303 00:29:04,075 --> 00:29:06,995 いや 来世ではまず— 304 00:29:09,581 --> 00:29:11,750 かような事態は避けねば 305 00:29:18,089 --> 00:29:19,215 殺してくれ 306 00:29:23,052 --> 00:29:26,264 恥辱に満ちた人生など 耐えられぬ 307 00:29:27,557 --> 00:29:29,726 一生 償うくらいなら— 308 00:29:31,186 --> 00:29:32,604 この命を捨てる 309 00:29:34,230 --> 00:29:35,565 最後まで— 310 00:29:39,736 --> 00:29:42,322 家族は思いやらぬと? 311 00:29:46,951 --> 00:29:50,705 母上をどこまで苦しめれば 気が済む 312 00:30:26,533 --> 00:30:27,617 殺せぬのか 313 00:30:27,909 --> 00:30:33,289 “恥辱に満ちた人生” それが兄上への罰です 314 00:30:34,040 --> 00:30:37,877 逃げずに受け入れるのです 315 00:30:40,630 --> 00:30:41,840 やはり— 316 00:30:43,258 --> 00:30:45,385 お前は そういう奴だ 317 00:30:47,512 --> 00:30:49,389 正しき大君 318 00:30:52,642 --> 00:30:54,143 善良で清き男 319 00:30:55,436 --> 00:30:58,940 お前も知っていようが かたや私は— 320 00:31:00,024 --> 00:31:03,903 兄弟を何度も 殺そうとした悪人だ 321 00:31:13,371 --> 00:31:15,039 もう観念せよ 322 00:31:17,750 --> 00:31:20,086 私に兄を殺させる気か 323 00:31:23,172 --> 00:31:25,633 殺せぬのなら お前が死ね 324 00:32:19,938 --> 00:32:20,980 一体… 325 00:32:22,357 --> 00:32:23,483 なぜ 326 00:32:24,859 --> 00:32:27,028 なぜ このような… 327 00:32:27,153 --> 00:32:28,279 なぜだ! 328 00:32:29,072 --> 00:32:31,157 ウンソン大君様は 329 00:32:33,743 --> 00:32:35,870 王様を斬れぬゆえ— 330 00:32:39,165 --> 00:32:42,210 私が王様を斬るようにと… 331 00:32:51,427 --> 00:32:52,720 王様は— 332 00:32:54,889 --> 00:33:00,561 死ぬおつもりで ここへ いらっしゃったのです 333 00:33:08,111 --> 00:33:09,654 お前が私に— 334 00:33:10,822 --> 00:33:12,031 とどめを刺せ 335 00:33:12,782 --> 00:33:13,658 王様 336 00:33:16,494 --> 00:33:17,787 フィには殺せぬ 337 00:33:18,538 --> 00:33:21,499 なぜ そのような酷なご命令を 338 00:33:22,750 --> 00:33:24,377 私の味方は— 339 00:33:25,586 --> 00:33:27,588 お前しかおらぬ 340 00:33:29,465 --> 00:33:30,550 王様 341 00:33:31,676 --> 00:33:33,761 他の者ではならぬ 342 00:33:35,930 --> 00:33:37,098 お前に託す 343 00:33:37,598 --> 00:33:39,684 なりません 王様 344 00:33:52,113 --> 00:33:53,364 王様 345 00:34:00,788 --> 00:34:01,998 王様 346 00:34:14,844 --> 00:34:16,137 カンよ! 347 00:34:19,849 --> 00:34:21,184 カン 348 00:34:22,351 --> 00:34:23,770 我が子よ 349 00:34:30,818 --> 00:34:33,654 私の大事な子 350 00:34:38,451 --> 00:34:40,620 母上… 351 00:34:43,956 --> 00:34:46,209 すまなかった 352 00:34:52,381 --> 00:34:55,134 私が愚かであった 353 00:34:59,597 --> 00:35:00,973 この母が— 354 00:35:03,226 --> 00:35:06,104 育て方を誤った 355 00:35:18,366 --> 00:35:19,992 泣くでない 356 00:35:22,411 --> 00:35:23,996 弟よ 357 00:35:24,914 --> 00:35:26,541 兄上 358 00:35:32,922 --> 00:35:37,343 私の愛した人たちが— 359 00:35:41,347 --> 00:35:43,766 皆 ここにいる 360 00:35:45,935 --> 00:35:48,146 そなたも泣くでない 361 00:35:51,983 --> 00:35:53,609 誰一人 362 00:35:56,863 --> 00:36:00,867 私のために泣いてはならぬ 363 00:36:06,706 --> 00:36:07,665 兄上 364 00:36:11,878 --> 00:36:13,838 すべてを手放し— 365 00:36:16,382 --> 00:36:19,177 これほど自由になるとは 366 00:36:24,015 --> 00:36:25,391 これほど 367 00:36:26,767 --> 00:36:29,437 心が安らぐとは 368 00:36:33,441 --> 00:36:34,525 カン 369 00:36:38,279 --> 00:36:40,198 兄上 370 00:36:43,492 --> 00:36:45,328 カン! 371 00:36:52,460 --> 00:36:54,086 兄上 372 00:36:59,175 --> 00:37:00,801 カンよ 373 00:37:01,385 --> 00:37:03,179 カン 374 00:37:14,565 --> 00:37:16,692 生まれ変わったら 375 00:37:18,236 --> 00:37:20,988 愛をたくさん お受けください 376 00:38:25,428 --> 00:38:28,097 宮中に遺体は置けぬゆえ 377 00:38:28,222 --> 00:38:31,600 ルシゲの葬儀は 我が家で行おうかと 378 00:38:33,019 --> 00:38:34,353 感謝する 379 00:38:36,188 --> 00:38:41,777 大君の身では宮中で ルシゲの葬儀すら出してやれぬ 380 00:38:42,069 --> 00:38:46,741 感謝など不要です ルシゲとは家族同然ですから 381 00:38:49,660 --> 00:38:50,453 大君様 382 00:38:51,245 --> 00:38:55,374 王座が何だと言うのだ 兄上はなぜ— 383 00:38:55,791 --> 00:38:59,962 家族を苦しめてまで 王座を欲したのか 384 00:39:02,340 --> 00:39:04,258 複雑なお方でした 385 00:39:06,344 --> 00:39:10,306 いつも悲しい目で 私を見ていらした 386 00:39:11,640 --> 00:39:14,852 勇ましいお方なのに 心では— 387 00:39:15,436 --> 00:39:17,855 いつも泣いているような… 388 00:39:23,027 --> 00:39:26,989 私にも非がある気がして なりません 389 00:39:27,531 --> 00:39:31,202 己を責めるな そなたに非はない 390 00:39:34,872 --> 00:39:39,502 王室に生まれたことは 災いでしかなかった 391 00:39:40,920 --> 00:39:46,759 最高権力が身近にあるため むなしい欲にとらわれやすい 392 00:39:47,635 --> 00:39:51,514 家族への思いより 権力欲が高まり— 393 00:39:51,639 --> 00:39:53,140 血の嵐が 394 00:40:27,133 --> 00:40:31,053 王様がお亡くなりに? 395 00:40:37,768 --> 00:40:42,022 “また会おう”と おっしゃったのに 396 00:40:43,232 --> 00:40:47,736 “また会う日まで 達者でいよ”と 397 00:40:48,988 --> 00:40:50,906 はっきりおっしゃった 398 00:40:51,031 --> 00:40:52,825 既に あの時— 399 00:40:53,534 --> 00:40:56,912 死を覚悟なさって いたのでしょう 400 00:40:57,705 --> 00:40:59,248 オ・ウルンに— 401 00:40:59,498 --> 00:41:03,252 最期をお託しになったそうです 402 00:41:03,502 --> 00:41:05,296 なんということを 403 00:41:06,380 --> 00:41:08,090 これから私は? 404 00:41:09,758 --> 00:41:15,890 最後まで私のことを 一度も考えてくださらぬとは 405 00:41:18,184 --> 00:41:21,854 王様を信じて 大業に身を投じました 406 00:41:23,814 --> 00:41:28,986 いっそのこと 道連れにしてくだされば… 407 00:41:32,823 --> 00:41:35,284 王妃様 お逃げください 408 00:41:35,493 --> 00:41:38,120 ここにいては見つかります 409 00:41:40,664 --> 00:41:43,542 どこへ行けと言うのだ 410 00:41:43,959 --> 00:41:48,130 この国のどこに 身を寄せる所がある? 411 00:41:48,255 --> 00:41:50,466 おなかの子を守らねば 412 00:41:52,301 --> 00:41:56,889 男の子なら 間違いなく 殺されてしまいます 413 00:41:58,682 --> 00:42:00,643 上王をご覧ください 414 00:42:01,101 --> 00:42:06,023 王座を脅かす者として 何度も殺されかけました 415 00:42:08,275 --> 00:42:12,321 王様のお子は 争いの種なのです 416 00:42:13,155 --> 00:42:17,826 女の子であるとしても 奴婢(ぬひ)にされるでしょう 417 00:42:18,202 --> 00:42:21,413 王妃様は 何としても生き延びねば 418 00:42:21,664 --> 00:42:26,377 母として 我が子を守り抜くのです 419 00:42:37,763 --> 00:42:41,433 正統な継承者が 再び王位についた 420 00:42:41,767 --> 00:42:47,523 だが罪多き私はウンソン大君を 二度も失いかけ— 421 00:42:47,648 --> 00:42:52,611 チニャン大君を 無残にも目の前で失った 422 00:42:53,028 --> 00:42:58,033 女人が政に携わったため このような事態を招いた 423 00:42:58,158 --> 00:43:02,538 よって王様が 政務をお執りになる日まで 424 00:43:03,706 --> 00:43:07,626 ウンソン大君に 摂政を任せたいと思う 425 00:43:07,876 --> 00:43:13,048 ですが大王大妃や大妃(テビ)が ご健在の場合— 426 00:43:13,173 --> 00:43:16,719 他の者が摂政となった例は ありません 427 00:43:13,173 --> 00:43:16,719 シム・ジョン 428 00:43:17,177 --> 00:43:22,182 困難でも 大王大妃様が 摂政をなさることが— 429 00:43:22,266 --> 00:43:24,560 道理かと存じます 430 00:43:24,727 --> 00:43:30,065 つらい出来事が重なり 座っている気力もないのだ 431 00:43:30,190 --> 00:43:33,235 摂政が不要になるまで約10年 432 00:43:33,861 --> 00:43:37,072 私が生きているとは限らぬ 433 00:43:37,615 --> 00:43:42,244 ウンソン大君は 流刑になっても諦めずに— 434 00:43:42,411 --> 00:43:44,913 上王の復位に命を懸けた 435 00:43:45,289 --> 00:43:48,584 王室には 大君ほどの人物はおらぬ 436 00:43:49,084 --> 00:43:53,756 周の周公は甥である若き王を 誠心誠意 支えた 437 00:43:53,881 --> 00:43:55,090 それを見習い— 438 00:43:56,258 --> 00:44:00,638 ウンソン大君も 美しい歴史を作り 439 00:44:01,013 --> 00:44:04,600 後世に範を示せるよう 努めてほしい 440 00:44:09,313 --> 00:44:12,650 多くの大臣が 案じているでしょう 441 00:44:13,734 --> 00:44:19,615 復位の企てを 兄上に告げた臣下もいました 442 00:44:19,823 --> 00:44:22,076 強固な国造りを目指し— 443 00:44:22,201 --> 00:44:26,622 復位以外の道を 考えた臣下もいました 444 00:44:29,208 --> 00:44:33,170 それらの過ちは 兄上が清算しました 445 00:44:33,462 --> 00:44:37,549 兄上の臣下だった者も 密告した者も 446 00:44:38,133 --> 00:44:43,347 皆 立場は違えど 国を憂う思いは同じです 447 00:44:43,555 --> 00:44:47,351 大王大妃様と私は 更なる流血を避け— 448 00:44:47,476 --> 00:44:51,855 過ちを許し 新たな朝廷を 築きたいのです 449 00:44:54,817 --> 00:44:56,485 お力添えを 450 00:45:20,968 --> 00:45:21,927 行くな 451 00:45:23,470 --> 00:45:27,266 多くの者が死に 私の元から去った 452 00:45:28,016 --> 00:45:31,687 お前まで去ったら とても耐えられぬ 453 00:45:31,812 --> 00:45:34,189 すみません 大君様 454 00:45:34,481 --> 00:45:38,861 大君様を見ると ルシゲを思い出すのです 455 00:45:41,321 --> 00:45:45,200 守れなかった自分が 嫌になります 456 00:45:45,576 --> 00:45:46,660 これは— 457 00:45:47,578 --> 00:45:49,371 私への罰なのか 458 00:45:50,038 --> 00:45:52,541 お許しください 今は— 459 00:45:53,208 --> 00:45:58,088 大君様への忠心より ルシゲに対する悔いが大きく 460 00:45:59,465 --> 00:46:03,218 お仕えできそうにありません 461 00:46:05,095 --> 00:46:09,224 お嬢様を見るのも つらいのです 462 00:46:09,641 --> 00:46:13,479 ルシゲへの恋しさが薄れ 痛みが癒え— 463 00:46:15,355 --> 00:46:20,068 大君様に お仕えできるようになったら 464 00:46:21,195 --> 00:46:24,948 その時に戻ってまいります 465 00:46:25,866 --> 00:46:26,950 約束だぞ 466 00:46:33,123 --> 00:46:34,124 お元気で 467 00:46:49,765 --> 00:46:53,018 私に そなたの実家で 暮らせと? 468 00:46:53,602 --> 00:46:56,438 祝言も新居も嫌なんです 469 00:46:56,730 --> 00:46:58,106 花嫁衣装は— 470 00:46:58,273 --> 00:47:02,778 大君様が捕らわれた日を 思い出させます 471 00:47:03,862 --> 00:47:08,492 あの新居はチニャン大君様を 思い出しますし 472 00:47:12,579 --> 00:47:16,792 初夜は済んだのに 祝言を挙げるのは変では? 473 00:47:18,085 --> 00:47:20,671 昼間に何を言い出すのだ 474 00:47:23,090 --> 00:47:26,802 私は当然 宮中で暮らせませんし— 475 00:47:26,885 --> 00:47:29,555 親孝行のためにも我が家に 476 00:47:34,476 --> 00:47:39,398 私と離れていたいなら どうぞ宮殿でお暮らしに 477 00:48:07,384 --> 00:48:10,095 我々との生活は窮屈では? 478 00:48:11,805 --> 00:48:14,099 しかたないでしょう 479 00:48:14,182 --> 00:48:18,854 娘を悲しませたのよ 少しは我慢してもらうわ 480 00:48:19,187 --> 00:48:20,439 やめなさい 481 00:48:22,024 --> 00:48:23,692 間違っていますか 482 00:48:24,901 --> 00:48:25,861 お母様 483 00:48:29,781 --> 00:48:31,700 一生 償い続けます 484 00:48:32,159 --> 00:48:36,955 ご心配をおかけしたことは 承知しています 485 00:48:37,623 --> 00:48:41,418 チャヒョン殿と 仲よく暮らすことで 486 00:48:41,710 --> 00:48:43,211 孝行できればと 487 00:48:44,713 --> 00:48:46,256 お願いしますよ 488 00:48:46,923 --> 00:48:51,553 お母様 まだ嫌みを言うなら 家を出ますよ 489 00:48:51,720 --> 00:48:52,888 できるの? 490 00:48:57,476 --> 00:48:58,894 アン氏 491 00:48:58,977 --> 00:49:01,480 ソン・オク 492 00:49:08,070 --> 00:49:11,239 大君様にご用意した部屋です 493 00:49:12,074 --> 00:49:15,911 広くありませんが こぎれいでしょう 494 00:49:17,913 --> 00:49:21,124 気に入ったが ここでは過ごさぬ 495 00:49:22,250 --> 00:49:24,419 どこでお過ごしに? 496 00:49:26,046 --> 00:49:27,589 そなたの部屋だ 497 00:49:27,798 --> 00:49:31,343 お互い 行き来は するでしょうが 498 00:49:31,593 --> 00:49:35,138 別々に過ごすのが 名家のしきたりです 499 00:49:37,599 --> 00:49:39,643 我々は長らく離れていた 500 00:49:40,769 --> 00:49:44,106 今後は片ときも離れず 共にいる 501 00:49:44,314 --> 00:49:46,274 別の部屋など不要だ 502 00:49:47,150 --> 00:49:49,194 家族に叱られます 503 00:49:50,529 --> 00:49:54,366 そんなこと 我々は恐れぬであろう? 504 00:49:56,284 --> 00:49:58,537 摂政になられたのに— 505 00:49:58,620 --> 00:50:01,832 私と一緒では 仕事になりませんよ 506 00:50:04,501 --> 00:50:07,003 今後は守れる約束を 507 00:50:09,965 --> 00:50:14,010 摂政を退いたら 官を辞して野に下り— 508 00:50:14,136 --> 00:50:16,638 そなたのために生きる 509 00:50:16,805 --> 00:50:19,975 心配せず お仕事に専念してください 510 00:50:20,350 --> 00:50:24,479 私のために 生きる必要はありません 511 00:50:25,063 --> 00:50:27,149 どうぞ お望みの道へ 512 00:50:27,232 --> 00:50:29,526 ついていきます 513 00:50:41,121 --> 00:50:44,291 10年後 514 00:50:44,416 --> 00:50:49,296 もう10年だ いつまで 女真(じょしん)族の要求を聞き入れる 515 00:50:49,421 --> 00:50:50,338 王様 516 00:50:50,505 --> 00:50:54,676 チニャン大君は 女真族の使節を斬りました 517 00:50:55,177 --> 00:51:00,557 それにより こじれた関係を 修復するためには 518 00:51:00,682 --> 00:51:02,517 交易が必要です 519 00:51:02,726 --> 00:51:04,853 我々が得たものは? 520 00:51:04,936 --> 00:51:08,023 利を得ているのは 女真族だけだ 521 00:51:08,356 --> 00:51:12,068 連中からの要求は 年々 増している 522 00:51:12,652 --> 00:51:13,361 ならば— 523 00:51:14,613 --> 00:51:15,864 征伐を 524 00:51:17,783 --> 00:51:19,201 大君様 525 00:51:20,994 --> 00:51:25,791 10年前 戦を避けるため 私が交渉に当たりました 526 00:51:26,458 --> 00:51:29,377 理不尽な交易だと お考えなら— 527 00:51:29,586 --> 00:51:32,214 断交し 強気に出るのです 528 00:51:32,339 --> 00:51:37,928 余が未熟で 戦も未経験だから そのような皮肉を? 529 00:51:32,339 --> 00:51:37,928 イ・ミョン(王) 530 00:51:38,053 --> 00:51:41,640 ためらっていては 経験は積めません 531 00:51:41,890 --> 00:51:45,685 征伐すべきなら すればよいのです 532 00:51:53,902 --> 00:51:57,072 王様はどうなさったのか 533 00:51:57,781 --> 00:52:01,701 事あるごとに 大君様に盾ついておられる 534 00:52:02,702 --> 00:52:06,915 いつもなら最後は 大君様に従われるのに 535 00:52:07,082 --> 00:52:12,587 臣下の前で あえて異をお唱えになるとは 536 00:52:16,925 --> 00:52:17,926 おや 537 00:52:18,260 --> 00:52:20,887 何か笑うようなことでも? 538 00:52:22,764 --> 00:52:26,059 義父(ちち)上 ついに時が来たようです 539 00:52:28,019 --> 00:52:30,939 “もう休みたい”との願いが 540 00:52:31,231 --> 00:52:34,276 今に かないそうですよ 541 00:52:43,076 --> 00:52:47,455 王にはまだ 大君の助けが必要です 542 00:52:48,290 --> 00:52:50,417 国は落ち着いたばかり 543 00:52:50,750 --> 00:52:54,754 大君が朝廷を去れば また政が乱れます 544 00:52:54,963 --> 00:52:58,967 王様には 先の王様の優しさと— 545 00:52:59,092 --> 00:53:01,928 兄上の強さが 備わっています 546 00:53:02,304 --> 00:53:05,098 他国との問題についても 547 00:53:05,307 --> 00:53:08,059 自らの見識をお持ちです 548 00:53:08,143 --> 00:53:12,147 もはや摂政の支えは不要です 549 00:53:14,649 --> 00:53:16,401 王はまだ若い 550 00:53:16,526 --> 00:53:19,821 そなたが去れば 重臣に左右される 551 00:53:20,155 --> 00:53:23,366 いくら賢くても 経験が足りぬ 552 00:53:23,742 --> 00:53:26,036 領議政(ヨンイジョン)を外すのです 553 00:53:26,369 --> 00:53:27,829 領議政を? 554 00:53:28,330 --> 00:53:31,249 摂政を務める私が去り— 555 00:53:32,334 --> 00:53:35,962 朝廷最高位 領議政の 義父が外れて 556 00:53:36,087 --> 00:53:39,049 自ら政務に当たれば 臣下も— 557 00:53:39,257 --> 00:53:42,677 王様を見くびることは ないでしょう 558 00:53:45,680 --> 00:53:47,515 ソン・オクが了承を? 559 00:53:47,974 --> 00:53:52,520 今まで何度も私に “職を辞したい”と 560 00:53:53,605 --> 00:53:57,067 王様のためなら 受け入れるはず 561 00:53:57,359 --> 00:54:02,322 せめて王が妻を迎えるまで 待ってください 562 00:54:02,530 --> 00:54:05,533 そうだ まず王妃を迎えよう 563 00:54:05,825 --> 00:54:09,037 摂政を退くのは その後に 564 00:54:15,168 --> 00:54:18,588 領議政を退かせるのは やりすぎでは? 565 00:54:18,838 --> 00:54:23,885 臣下たちに にらみを利かせ 政を行うためです 566 00:54:25,887 --> 00:54:29,099 このまま摂政を 続けてくれませんか 567 00:54:30,392 --> 00:54:33,061 政は王が行うものです 568 00:54:33,311 --> 00:54:34,896 朝廷を去って何を? 569 00:54:35,146 --> 00:54:39,150 私は王様と違い かわいい妻がいるので— 570 00:54:39,234 --> 00:54:41,903 暇を持て余しません 571 00:54:42,320 --> 00:54:43,863 どうかご安心を 572 00:54:44,072 --> 00:54:49,411 王妃選びが始まりましたゆえ 近く 王様にも妻が 573 00:54:49,661 --> 00:54:53,415 叔父上は 自ら妻を選んだとか 574 00:54:54,874 --> 00:54:55,917 実際は— 575 00:54:56,251 --> 00:55:01,506 妻が先に私を選んだと 言うべきでしょうか 576 00:55:01,589 --> 00:55:03,425 はっきりしません 577 00:55:03,717 --> 00:55:06,803 私も妻は自分で選びます 578 00:55:08,722 --> 00:55:09,931 いけませんか 579 00:55:11,224 --> 00:55:13,268 まことに不思議だ 580 00:55:14,769 --> 00:55:19,816 王様は見事に 私たち三兄弟に 似ていらっしゃる 581 00:55:36,958 --> 00:55:37,959 どうぞ 582 00:55:38,084 --> 00:55:39,878 お兄様 よかったわ 583 00:55:44,841 --> 00:55:48,803 おめでとうございます お元気でしたか 584 00:55:51,264 --> 00:55:52,682 ご遠慮なく 585 00:55:54,809 --> 00:55:56,102 裏切り者 586 00:55:57,062 --> 00:55:58,646 私が裏切り者? 587 00:55:58,772 --> 00:56:02,192 私が科挙に受かるのも 待たず— 588 00:55:58,772 --> 00:56:02,192 ソン・ドゥクシク 589 00:56:02,609 --> 00:56:05,445 さっさと嫁ぎおって 590 00:56:05,570 --> 00:56:07,655 私は使用人です 591 00:56:05,570 --> 00:56:07,655 クッタン 592 00:56:08,448 --> 00:56:10,992 若様とは結ばれません 593 00:56:11,159 --> 00:56:14,621 チャヒョンは 死んだはずの恋人を待った 594 00:56:14,829 --> 00:56:17,165 なぜ お前は待てぬ 595 00:56:17,290 --> 00:56:19,334 3年 待ちました 596 00:56:19,918 --> 00:56:22,337 合格に10年 かかるなんて 597 00:56:22,462 --> 00:56:24,506 まだ受からぬ奴もいる 598 00:56:24,631 --> 00:56:26,633 ご立派ですよ 599 00:56:26,716 --> 00:56:29,469 そろそろ妻を迎えては? 600 00:56:29,594 --> 00:56:30,386 裏切り者 601 00:56:30,512 --> 00:56:31,096 卑怯(ひきょう)者 602 00:56:31,179 --> 00:56:31,763 裏切り者 603 00:56:34,390 --> 00:56:35,517 まったく… 604 00:56:52,575 --> 00:56:53,368 誰? 605 00:56:54,536 --> 00:56:58,873 入りなよ 今日は宴(うたげ)だから 誰でも入れる 606 00:56:58,957 --> 00:57:01,918 遠慮しないで 食べ物もある 607 00:57:03,211 --> 00:57:04,504 食べる? 608 00:57:11,928 --> 00:57:13,179 お尋ねします 609 00:57:13,763 --> 00:57:14,889 何ですか 610 00:57:15,098 --> 00:57:17,934 ここはソン様のお屋敷で? 611 00:57:18,059 --> 00:57:20,562 ウンソン大君様はここに? 612 00:57:20,687 --> 00:57:23,565 父をご存じなのですか 613 00:57:26,568 --> 00:57:28,862 こちらのお嬢さん? 614 00:57:28,987 --> 00:57:31,114 私は叔母様に会いに 615 00:57:32,240 --> 00:57:33,241 叔母様? 616 00:57:33,408 --> 00:57:35,785 ここに住んでいると 617 00:57:50,758 --> 00:57:53,386 お知り合いですか 618 00:57:53,511 --> 00:57:56,097 ついに報いを受けたようね 619 00:57:53,511 --> 00:57:56,097 チョ・ヨギョン 620 00:58:03,271 --> 00:58:04,939 何の話ですか 621 00:58:05,356 --> 00:58:08,109 人生は むなしいものよ 622 00:58:08,610 --> 00:58:11,070 一瞬にして坂を転げ落ちる 623 00:58:11,279 --> 00:58:14,032 だから妓生(キーセン)のままで? 624 00:58:14,449 --> 00:58:17,577 抜け出す機会を ふいにするとは 625 00:58:18,453 --> 00:58:22,707 罰を免れたんだから ありがたいことよ 626 00:58:23,958 --> 00:58:26,961 もう高貴な身になる気はない 627 00:58:28,296 --> 00:58:33,843 妓生であれ何であれ 十分 貴いと分かったの 628 00:58:46,356 --> 00:58:47,524 これは… 629 00:58:48,691 --> 00:58:50,026 なぜこれを? 630 00:58:50,151 --> 00:58:54,155 母が友から もらった物だそうです 631 00:58:56,199 --> 00:58:57,325 名前は? 632 00:58:57,617 --> 00:58:58,910 ソファです 633 00:58:58,993 --> 00:59:01,621 イ・ソファといいます 634 00:59:03,331 --> 00:59:04,874 “小さい花” 635 00:59:06,167 --> 00:59:07,502 きれいな名前 636 00:59:09,587 --> 00:59:11,339 どうやってここへ? 637 00:59:11,506 --> 00:59:13,383 母の案内で 638 00:59:15,593 --> 00:59:19,847 本当に私の叔父様と 叔母様なのですか 639 00:59:24,102 --> 00:59:25,061 チャヒョン 640 00:59:59,304 --> 01:00:00,388 生きていたか 641 01:00:05,393 --> 01:00:08,271 広い世間を巡っていました 642 01:00:09,647 --> 01:00:13,192 10年間 なぜ一度も 便りをよこさぬ 643 01:00:14,193 --> 01:00:17,071 食事中に小言はご遠慮を 644 01:00:17,488 --> 01:00:18,448 帰りますよ 645 01:00:18,573 --> 01:00:19,699 脅すのか 646 01:00:24,454 --> 01:00:27,290 もう すべて忘れたか 647 01:00:29,751 --> 01:00:32,128 大君様は どうですか 648 01:00:33,880 --> 01:00:37,091 悲しみは癒えたが 忘れられぬ 649 01:00:39,052 --> 01:00:41,137 ルシゲ チュン 650 01:00:41,804 --> 01:00:44,098 トクマン ホチ 651 01:00:44,974 --> 01:00:46,309 今も目に浮かぶ 652 01:00:48,686 --> 01:00:50,271 お会いできて— 653 01:00:52,106 --> 01:00:53,107 うれしいです 654 01:01:07,747 --> 01:01:12,627 娘のソファを チャヒョンに預けました 655 01:01:14,962 --> 01:01:17,090 立派に育つでしょう 656 01:01:17,674 --> 01:01:20,093 そちらは いかがですか 657 01:01:20,385 --> 01:01:22,387 王として堂々と— 658 01:01:23,971 --> 01:01:26,140 君臨なさっていますか 659 01:01:27,517 --> 01:01:28,810 それとも 660 01:01:31,187 --> 01:01:36,859 そちらでも寂しく この世を恋しくお思いですか 661 01:01:45,785 --> 01:01:50,540 そろそろ私を そちらへ お召しいただけませんか 662 01:01:56,379 --> 01:01:58,256 お会いしたい 663 01:02:00,216 --> 01:02:02,343 恋しいのです 王様 664 01:02:46,345 --> 01:02:49,891 兄上 ソファが来ました 665 01:02:50,725 --> 01:02:56,063 義姉(あね)上に似て美しく 兄上に似て りりしい子です 666 01:02:57,648 --> 01:03:00,526 娘として しっかり育てます 667 01:03:01,360 --> 01:03:03,946 慈しみを たっぷり注いで 668 01:03:05,406 --> 01:03:07,909 父は どんな方でしたか 669 01:03:13,831 --> 01:03:17,794 兄弟で一番 端正で 勇ましい方だった 670 01:03:19,295 --> 01:03:22,965 大きくなって 世の中が分かってきたら— 671 01:03:23,966 --> 01:03:27,053 叔父様から 聞かせてもらえるわ 672 01:03:44,779 --> 01:03:46,405 お姉様 673 01:03:48,449 --> 01:03:49,617 おかえり 674 01:03:50,201 --> 01:03:50,952 お従姉(ねえ)様 675 01:03:51,118 --> 01:03:52,453 タンビ 676 01:03:53,329 --> 01:03:57,667 叔母さんの いとこだ 絵を習いに来ている 677 01:03:58,626 --> 01:04:01,754 姉だと思って 仲良くせよ 678 01:04:06,717 --> 01:04:09,387 王妃候補から外せ? 679 01:04:09,512 --> 01:04:12,098 王妃になりたくありません 680 01:04:12,306 --> 01:04:15,935 王室は嫌だと 親にも訴えました 681 01:04:16,018 --> 01:04:20,106 断食までしたのですが 反対されたのです 682 01:04:20,231 --> 01:04:21,858 お味方ください 683 01:04:23,025 --> 01:04:24,569 王妃選びは— 684 01:04:24,652 --> 01:04:29,156 大妃様が主導なさるから 私にはどうにも 685 01:04:29,323 --> 01:04:32,159 では候補でなくなる方法は? 686 01:04:33,494 --> 01:04:35,746 なぜ そんなに嫌なの? 687 01:04:35,830 --> 01:04:39,375 王様は聡明(そうめい)で お顔だちも端正よ 688 01:04:39,500 --> 01:04:42,503 “名家の娘”も 十分 窮屈なのに— 689 01:04:42,753 --> 01:04:45,506 王妃なんて耐えられません 690 01:04:46,090 --> 01:04:49,302 私みたいな嫁は 王室にもよくない 691 01:04:51,846 --> 01:04:54,223 血は争えないわね 692 01:04:55,141 --> 01:04:57,476 いとこの私にそっくり 693 01:04:58,394 --> 01:05:00,021 そうですか 694 01:05:01,022 --> 01:05:02,273 叔父上 695 01:05:02,356 --> 01:05:06,527 私でも王妃選びには 口を出せません 696 01:05:06,861 --> 01:05:10,364 注文なら 大妃様か大王大妃様へ 697 01:05:10,698 --> 01:05:14,702 あの2人は手ごわいので 叔父上にと 698 01:05:16,829 --> 01:05:18,539 見くびるのですか 699 01:05:18,706 --> 01:05:24,337 “知らない相手は嫌だ”と 自ら妻を選んだのですよね 700 01:05:24,420 --> 01:05:25,880 私も同じです 701 01:05:26,047 --> 01:05:30,718 私は大君ですが 王様は国を治める君主です 702 01:05:30,927 --> 01:05:34,347 町に出て 相手探しをしたり— 703 01:05:34,472 --> 01:05:38,017 色恋に溺れたりはしません 704 01:05:38,225 --> 01:05:42,063 王妃候補の顔を ひと目 見たいのです 705 01:05:42,188 --> 01:05:44,565 それも許されぬと? 706 01:05:44,690 --> 01:05:47,443 どんな娘をめとりたいのです 707 01:05:48,444 --> 01:05:50,571 母上の好みとは違い— 708 01:05:50,863 --> 01:05:54,617 乗馬や狩りが共にできる 勇ましい娘を 709 01:06:16,138 --> 01:06:18,099 よろしくお願いします 710 01:06:18,474 --> 01:06:23,437 お任せください 私はルシゲも手なずけました 711 01:06:24,438 --> 01:06:28,109 じゃじゃ馬程度なら お安いご用です 712 01:06:29,318 --> 01:06:30,736 心強いです 713 01:06:36,325 --> 01:06:39,787 花びらが舞い落ちるように 714 01:06:39,870 --> 01:06:42,915 そっと腰を下ろし 両ひざを床に 715 01:06:53,467 --> 01:06:54,927 王妃候補ですよ 716 01:06:55,845 --> 01:07:00,516 栄誉にあずかった身で なんたるざまですか 717 01:07:00,683 --> 01:07:03,310 本当に あきれます 718 01:07:03,477 --> 01:07:06,939 そうですよね 大妃様にお伝えを 719 01:07:07,064 --> 01:07:10,151 “タンビは王妃に向かない” 720 01:07:11,027 --> 01:07:12,820 “王室を滅ぼす”と 721 01:07:12,987 --> 01:07:16,949 ですから学べばいいのです 722 01:07:17,575 --> 01:07:19,160 諦めずに 723 01:07:19,869 --> 01:07:21,245 もう一度 724 01:07:30,171 --> 01:07:33,716 見るだけですよ 何かあれば 大ごとに 725 01:07:33,841 --> 01:07:38,179 心配ご無用です お忍びには慣れています 726 01:07:43,184 --> 01:07:45,352 頭は飾りではありません 727 01:07:46,187 --> 01:07:51,275 見た目だけに気を使わず 知識も深めるべきです 728 01:07:51,859 --> 01:07:56,655 それでは どなたかに 読んでもらいましょう 729 01:07:58,115 --> 01:07:58,991 ちょっと 730 01:08:03,204 --> 01:08:04,038 待ちなさい 731 01:08:04,955 --> 01:08:07,208 よくも のぞき見を 732 01:08:07,374 --> 01:08:10,586 誰なの? 恥をかかせてやるわ 733 01:08:12,004 --> 01:08:13,380 誰だと思う? 734 01:08:13,714 --> 01:08:15,132 待ちなさい 735 01:08:44,662 --> 01:08:46,288 何か付いてますか 736 01:08:47,748 --> 01:08:50,709 見つめていないで 絵の続きを 737 01:08:51,669 --> 01:08:52,461 最高だ 738 01:08:53,337 --> 01:08:54,630 汚れた顔が? 739 01:08:57,424 --> 01:09:00,636 晴天に そなたと 絵を描くことがだ 740 01:09:01,595 --> 01:09:04,932 そうですね 何年ぶりでしょう 741 01:09:05,099 --> 01:09:07,810 今後は毎日 来られるぞ 742 01:09:08,769 --> 01:09:11,438 どうせ口先なのでしょう 743 01:09:12,314 --> 01:09:15,609 摂政を退くゆえ いつでも来られる 744 01:09:17,611 --> 01:09:21,448 その後も王様には 常に呼び出されます 745 01:09:21,866 --> 01:09:27,496 そこで この機に都を離れ 地方で暮らすのはどうだ 746 01:09:29,123 --> 01:09:30,583 いいのですか 747 01:09:31,959 --> 01:09:35,462 大君として やるべきことはやった 748 01:09:35,629 --> 01:09:39,133 余生は 約束したとおりに生きたい 749 01:09:39,383 --> 01:09:43,637 そなたと絵を描き 外に出かけ 酒を飲む 750 01:09:45,014 --> 01:09:47,266 他に何があるかしら 751 01:09:48,142 --> 01:09:51,604 海へ行って 魚釣りもよさそう 752 01:09:55,107 --> 01:09:56,317 子供たちは? 753 01:09:56,817 --> 01:10:00,362 ずっと忙しかった父親が 一緒なら— 754 01:10:00,487 --> 01:10:02,531 どこでも喜ぶはず 755 01:10:04,909 --> 01:10:05,618 そなたは? 756 01:10:18,297 --> 01:10:20,925 すまぬ わざとではない 757 01:10:23,344 --> 01:10:24,970 何をする気だ 758 01:10:25,054 --> 01:10:26,680 待ってくれ 759 01:10:26,805 --> 01:10:27,598 やめろ 760 01:10:27,681 --> 01:10:28,515 駄目です 761 01:10:28,599 --> 01:10:30,351 勘弁してくれ