1 00:00:01,300 --> 00:00:05,170 (宇津木)僕の父親は 早乙女 修一です。→ 2 00:00:05,170 --> 00:00:07,170 自殺した。 3 00:00:07,530 --> 00:00:10,780 (聖子)それじゃ いけないと思ってわたしが 注意すると…。 4 00:00:10,780 --> 00:00:13,520 (悠里)暴力を 振るわれる? (丈治)お前 何 考えてんだよ。→ 5 00:00:13,530 --> 00:00:16,530 クレーマーの 人生相談するなんて。 6 00:00:20,540 --> 00:00:22,540 (リカ)あっ。 おはようございます。(丈治)おはよう。 7 00:00:22,540 --> 00:00:25,550 悠里は? (リカ)はい。 今 電話中ですが。 8 00:00:25,550 --> 00:00:29,550 まさか また あの 電話相談室? 9 00:00:29,550 --> 00:00:33,550 (悠里)お仕事は? 何してらっしゃるの? 10 00:00:33,550 --> 00:00:37,560 (聖子)あっ。 クリーニング業です。 11 00:00:37,560 --> 00:00:39,560 [TEL]クリーニング屋さん。 (聖子)ええ。→ 12 00:00:39,560 --> 00:00:42,560 幾つか チェーンで経営して。 13 00:00:42,560 --> 00:00:48,570 そう。 じゃあ わたしと一緒。 仕事もあるから 大変ね。 14 00:00:48,570 --> 00:00:54,580 (聖子)忙しさに かまけて 息子に 目配りが 足りなかったのかも。 15 00:00:54,580 --> 00:00:56,580 いまさら 育て方が どうだったなんて→ 16 00:00:56,580 --> 00:00:58,580 悩んでも 仕方ないわよ。 17 00:00:58,580 --> 00:01:03,520 これから とにかく その 息子さんの部屋? 18 00:01:03,520 --> 00:01:05,520 開かずの間。 19 00:01:05,520 --> 00:01:11,530 そう。 その 開かずの間から 表に出さないと いけないわね。 20 00:01:11,530 --> 00:01:15,530 でも わたしの言うことなんか 聞かないの。 21 00:01:15,530 --> 00:01:18,530 だんなさんは? 離婚して。 22 00:01:18,530 --> 00:01:21,250 それって わたしに スパイになれってことですか? 23 00:01:21,250 --> 00:01:22,290 (丈治)大げさだよ。 24 00:01:22,660 --> 00:01:24,660 相手の電話は 履歴で 分かるだろうし→ 25 00:01:24,660 --> 00:01:27,660 名前は 何げに 悠里から 聞き出せるだろ。 26 00:01:27,660 --> 00:01:30,660 「何げ」ですか。 27 00:01:30,660 --> 00:01:33,670 君は 不安じゃないのか? 28 00:01:33,670 --> 00:01:35,670 クレーマーだったんだよ。 29 00:01:35,670 --> 00:01:37,670 本来 無視すべきなのに→ 30 00:01:37,670 --> 00:01:40,110 悠里のやつ どうかしてると 思わないか? 31 00:01:40,110 --> 00:01:43,120 それは…。 32 00:01:43,120 --> 00:01:48,120 でも 男の子って 実は 女の子より 難しいのよね。 33 00:01:48,120 --> 00:01:51,120 ほら。 女性には 最終手段で→ 34 00:01:51,120 --> 00:01:54,130 「知るか ぼけ」と 開き直る技が あるでしょ。 35 00:01:54,130 --> 00:01:56,130 あるある。 36 00:01:56,130 --> 00:02:01,150 でも 男子。 男性には それが なかなか できない。 37 00:02:01,150 --> 00:02:05,070 プライドなのか 何なのか ぽきっと 折れちゃうのよね。 38 00:02:05,070 --> 00:02:07,070 そうそう。 弱いの。 39 00:02:07,070 --> 00:02:10,080 女は メタモルフォーゼするから 強いのよ。 40 00:02:10,080 --> 00:02:16,080 女の子から 女子になって 女性になって 母親にもなる。 41 00:02:16,080 --> 00:02:19,090 何度も 変身して 強くなる。 42 00:02:19,090 --> 00:02:23,090 でも 時々 その反動で ものすごく 弱くなるときがある。 43 00:02:23,090 --> 00:02:28,090 そうね。 めったに ないけど→ 44 00:02:28,090 --> 00:02:31,100 そのときばかりは 誰かの助けがいる。 45 00:02:31,100 --> 00:02:33,100 ええ。 46 00:02:33,100 --> 00:02:37,100 ねえ。 はい? 47 00:02:37,100 --> 00:02:41,110 わたしたち 始まりは 変な関係だけど。 48 00:02:41,110 --> 00:02:45,110 わたし クレーマーみたいに。 49 00:02:45,110 --> 00:02:48,110 よかったら 会ってみない? 50 00:02:48,110 --> 00:02:51,110 どこかで 待ち合わせして。 えっ…。 51 00:02:53,120 --> 00:02:56,120 [TEL](不通音) もしもし? 52 00:02:59,130 --> 00:03:01,130 [TEL](切る音) 53 00:03:03,060 --> 00:03:13,060 ♪♪~ 54 00:03:17,950 --> 00:03:21,610 彼が 修一兄さんの息子? (丈治)ああ。 明石さんには そう。 55 00:03:21,610 --> 00:03:25,620 信じられないわね。 (丈治)もちろん。 だけど 実際→ 56 00:03:25,620 --> 00:03:28,620 晶と そういう関係には なってないらしい。 57 00:03:28,620 --> 00:03:33,620 つまり 本人自身は そう思い込んでるってこと? 58 00:03:33,620 --> 00:03:38,630 (丈治)誰か 吹き込んだやつが いるってことかもな。 59 00:03:38,630 --> 00:03:40,630 母親ね。 60 00:03:40,630 --> 00:03:42,630 修一兄さんと 関係があって→ 61 00:03:42,630 --> 00:03:46,640 あなたは 彼の息子で 早乙女の 正統な血筋だって。 62 00:03:46,640 --> 00:03:49,640 調べてみる。 そいつの母親を。 63 00:03:49,640 --> 00:03:53,640 調べるまでもないと 思うけど。 わたしが知るかぎり→ 64 00:03:53,640 --> 00:03:58,650 生前 修一兄さんには そういう女性は いなかったわ。 65 00:03:58,650 --> 00:04:01,590 (丈治)誰もが 付き合ってる女を→ 66 00:04:01,590 --> 00:04:04,590 いちいち 家族に 紹介したりはしない。 67 00:04:04,590 --> 00:04:07,590 そういうもの? 特に→ 68 00:04:07,590 --> 00:04:10,590 反対されると 分かってるような場合は。 69 00:04:10,590 --> 00:04:14,600 じゃあ あなたは 聞いていたの? 修一兄さんと 男同士の関係で。 70 00:04:14,600 --> 00:04:17,600 (丈治)いや。 71 00:04:17,600 --> 00:04:22,610 修一さんは オリンピックに向けてそれどころじゃなかった。 72 00:04:22,610 --> 00:04:26,610 でしょ? だったら この話は おしまいよ。 73 00:04:26,610 --> 00:04:31,620 だけど 話をつける必要がある。 74 00:04:31,620 --> 00:04:35,620 いずれにしても 晶は まだ あいつんところに いるんだ。 75 00:04:35,620 --> 00:04:39,620 人質のようなものね。 76 00:04:39,620 --> 00:04:42,630 晶 晶 晶。 77 00:04:42,630 --> 00:04:45,630 女の子は 母親に 対抗意識を 持つときがある。 78 00:04:45,630 --> 00:04:49,630 意地を張って 間違っていても 言うことを聞かない。 79 00:04:49,630 --> 00:04:54,640 仕方ない。 何もかも うまくいかない。 80 00:04:54,640 --> 00:05:00,660 子供が 全て 洸みたいに素直なら 親の苦労なんて 皆無さ。 81 00:05:00,660 --> 00:05:02,660 それも そうね。 82 00:05:18,600 --> 00:05:21,600 社長。 わたしは とても残念です! 83 00:05:21,600 --> 00:05:23,600 何が? わたしは 秘書としても→ 84 00:05:23,600 --> 00:05:26,600 女としても 未熟ですが…。 そうね。 85 00:05:26,600 --> 00:05:31,610 ですが 社長を思う気持ちは 人一倍 強いと 自負しています。 86 00:05:31,610 --> 00:05:33,610 あら そうだった? 伝わってませんか? 87 00:05:33,610 --> 00:05:37,610 全然。 そこら辺が わたし 少し不器用で。 88 00:05:37,610 --> 00:05:40,620 でも そういう 要領の悪いとこが 逆に→ 89 00:05:40,620 --> 00:05:43,620 いじらしいとは 思いませんか? 何 開き直ってんのよ。 90 00:05:43,620 --> 00:05:46,620 結局 何が言いたいかと いいますと。 91 00:05:46,620 --> 00:05:52,630 何が言いたいのよ。 わたしに 相談してください。 92 00:05:52,630 --> 00:05:53,850 えっ? 93 00:05:53,850 --> 00:05:56,730 そんな 見ず知らずの 電話のおばさん。 94 00:05:56,770 --> 00:05:58,030 名前 何て おっしゃったか…。 95 00:05:58,030 --> 00:06:01,710 なんかと お話ししていないで。 わたしは 相談してないわ。 96 00:06:01,710 --> 00:06:04,030 相手の相談を 受けてるだけよ。 97 00:06:04,030 --> 00:06:06,040 だったら わたしの相談を 受けてください。 98 00:06:06,040 --> 00:06:08,040 あなたの相談って 何なのよ? 99 00:06:08,040 --> 00:06:10,040 どうせ 大した悩みなんか ないでしょうが。 100 00:06:10,040 --> 00:06:13,040 そんな 邪険にしないでください。 101 00:06:13,040 --> 00:06:16,050 わたしは もっと 社長と 仲良しになりたいんです。 102 00:06:16,050 --> 00:06:19,050 仲良し? トイレに 手 つないで 行きたいの? 103 00:06:19,050 --> 00:06:22,050 いえ。 そういう 女子校的 仲良しではなくて。 104 00:06:22,050 --> 00:06:25,050 要するに わたしは 焼き餅を 焼いているんです。 105 00:06:25,050 --> 00:06:27,200 その… 電話の えっと 何さんでしたっけ? 106 00:06:27,200 --> 00:06:30,200 焼き餅? 気持ち悪いわね。 107 00:06:30,200 --> 00:06:35,200 第一 いい? 彼女は 息子さんのことで 悩んでいるの。 108 00:06:35,200 --> 00:06:37,210 肌荒れや 朝寝坊じゃなくてね。 109 00:06:37,210 --> 00:06:41,460 それは 同情しますけど。 その 田中さんでしたか? 心情は。 110 00:06:41,480 --> 00:06:43,480 丹羽さんよ。 111 00:06:43,480 --> 00:06:46,490 ニワというと ニワトリの ニワですか? 112 00:06:46,490 --> 00:06:49,490 バカね! ニワといえば 丹前の丹に 羽よ。 113 00:06:49,490 --> 00:06:53,490 ああ。 で 下の お名前は? 聖子っていったわね。 114 00:06:53,490 --> 00:06:56,500 松田 聖子の 聖子ですか? そうじゃないの? 115 00:06:56,500 --> 00:06:58,500 よしっ。 何げに。 116 00:06:58,500 --> 00:07:01,430 悲しいわね。 えっ? 117 00:07:01,430 --> 00:07:05,440 身近な人間に 裏切られるのって。 あのう…。 118 00:07:05,440 --> 00:07:08,440 どうせ 丈治にでも 頼まれたんでしょ? 119 00:07:08,440 --> 00:07:11,440 電話番号か 名前を 聞き出してこいって。 120 00:07:11,440 --> 00:07:14,450 全て お見通しですか。 当ったり前よ。 121 00:07:14,450 --> 00:07:17,450 何が 「社長と もっと仲良しに」よ。 122 00:07:17,450 --> 00:07:20,650 すいません 社長。 つい 出来心で。 123 00:07:20,650 --> 00:07:24,660 出来心? あーたは 子供の万引のように→ 124 00:07:24,660 --> 00:07:26,160 社長を 裏切れるのね。 すいません。 125 00:07:26,260 --> 00:07:28,260 誰に 給料 もらってるの? 社長です。 126 00:07:28,260 --> 00:07:30,260 誰のアパートに 住んでるの? 社長です! 127 00:07:30,260 --> 00:07:32,270 誰に 産んでもらったの? お母さんです。 128 00:07:32,270 --> 00:07:34,950 引っ掛からなかったわね。 はい。 フフフ。 129 00:07:35,030 --> 00:07:36,870 何よ その含み笑い。 130 00:07:36,870 --> 00:07:39,240 男は 転がっても わたしは 転がらないわよ。 131 00:07:39,250 --> 00:07:42,260 すいません。 何げに 許してください。 132 00:07:42,260 --> 00:07:45,260 何が 「何げ」よ。 いらっと くるわね。 133 00:07:45,260 --> 00:07:47,260 冷蔵庫の奥は どう? はっ? 134 00:07:47,260 --> 00:07:49,260 賞味期限切れの 食べ物が 残ってない? 135 00:07:49,260 --> 00:07:52,270 あります。 たまに キュウリとか 酸っぱい においが。 136 00:07:52,270 --> 00:07:55,270 女の心は 冷蔵庫なのよ。 137 00:07:55,270 --> 00:07:59,270 男の頼みを 何でもかんでも 聞いていたら→ 138 00:07:59,270 --> 00:08:03,670 心も 冷蔵庫も 腐っていくのよ。 これから ぴかぴかに掃除します。 139 00:08:03,670 --> 00:08:05,670 食べなさい。 その キュウリをですか? 140 00:08:05,670 --> 00:08:07,670 わたし カッパじゃないんで。 141 00:08:07,670 --> 00:08:12,680 カッパは 社長を裏切らないわよ。 あなたは カッパ以下よ。 142 00:08:12,680 --> 00:08:15,680 はい 社長。 わたしは カッパ以下です。 143 00:08:15,680 --> 00:08:18,690 メモよ。 その裏切りのメモを→ 144 00:08:18,690 --> 00:08:21,690 ヤギのように 口に入れて 食べなさい。 145 00:08:21,690 --> 00:08:24,690 そんなぁ。 そんなぁ。 食べなさい。 146 00:08:26,690 --> 00:08:30,700 メェー。 メェー メェー。 147 00:08:30,700 --> 00:08:34,700 心配してくれるのは ありがたいわ。 148 00:08:34,700 --> 00:08:37,700 だけど わたしは それほど 愚かでは ないつもり。 149 00:08:37,700 --> 00:08:40,710 声のニュアンスで 彼女が もはや→ 150 00:08:40,710 --> 00:08:43,710 わたしに 攻撃的な気持ちが ないことは 分かるの。 151 00:08:43,710 --> 00:08:46,710 何なんだよ? どうかしてるぞ お前。 入り口 考えろ。 152 00:08:46,710 --> 00:08:48,720 また いつ クレーマーになるか 分かんないだろ。 153 00:08:48,720 --> 00:08:50,940 「昨日の敵は 今日の友」っていう 言葉もあるわ。 154 00:08:50,940 --> 00:08:53,940 (丈治)ハァ。 分かるよ 悠里。 155 00:08:53,940 --> 00:08:58,950 お前は 周りに 立場上 心の底を見せない。 見せられない。 156 00:08:58,950 --> 00:09:01,880 まあ 俺だって 最終的には 男だから→ 157 00:09:01,880 --> 00:09:05,890 言いづらいことも あるだろう。 分かってるなら 好きにさせて。 158 00:09:05,890 --> 00:09:08,890 そうは いかない。 えたいの知れない女なら 特にだ。 159 00:09:08,890 --> 00:09:11,890 クリーニングの チェーン店を してるらしいわ。 160 00:09:11,890 --> 00:09:15,620 女経営者 子持ち。 あちらは離婚 わたしは別居。 161 00:09:15,620 --> 00:09:17,620 色々と リンクするところも 多いの。 162 00:09:17,620 --> 00:09:19,620 お前 まさか。 ええ。 163 00:09:19,620 --> 00:09:21,620 お互いの 都合のいい日に 会ってみようと思ってる。 164 00:09:21,620 --> 00:09:23,620 シャチョウ。 えっ? 165 00:09:23,620 --> 00:09:26,630 (丈治)悠里。 心配いらないわよ。 166 00:09:26,630 --> 00:09:28,630 そのくらいの お楽しみ→ 167 00:09:28,630 --> 00:09:30,630 わたしにだって あって いいでしょ? 168 00:09:30,630 --> 00:09:32,630 どうしてもっていうんなら 俺か彼女を 一緒に。 169 00:09:32,630 --> 00:09:37,640 そういうのは 嫌。 彼女だって 警戒するでしょうし。 170 00:09:37,640 --> 00:09:39,110 すてきなことよ。 171 00:09:39,110 --> 00:09:42,020 わたしたち 親友になるかも しれないのよ。 172 00:09:42,020 --> 00:09:44,020 (聖子)親友…。 [TEL] 173 00:09:44,020 --> 00:09:46,030 行くわよ。 ホイ。 174 00:09:46,030 --> 00:09:47,830 ご苦労さま。 あっ。 175 00:09:47,830 --> 00:09:49,830 何してんの? あっ。 176 00:09:49,830 --> 00:09:52,100 メェーモです。 えっ? 177 00:10:14,620 --> 00:10:18,440 (廉)やっぱり。 兄さんから 聞いてないみたいですね。 178 00:10:18,440 --> 00:10:21,440 洸から? だと思ったんだ。 179 00:10:21,440 --> 00:10:24,440 だから 俺 わざわざ来たんです。 うん? 180 00:10:24,440 --> 00:10:29,440 様子 変じゃありませんでしたか? 洸兄の。 181 00:10:31,450 --> 00:10:34,450 おとつい 俺たち じいちゃんに お呼ばれしたんです。 182 00:10:34,450 --> 00:10:37,460 聞いてないわ。 散々 待たされて→ 183 00:10:37,460 --> 00:10:40,460 俺なんか 足 しびれちゃって。 廉。 184 00:10:40,910 --> 00:10:41,590 すいません。 185 00:10:43,460 --> 00:10:47,470 じいちゃんの会社に 怪文書が 届いたって。 186 00:10:47,470 --> 00:10:49,470 怪文書? 187 00:10:51,470 --> 00:10:54,470 修一伯父さんのことです。 188 00:10:56,480 --> 00:11:00,480 事故じゃなく 自殺だって。 189 00:11:00,480 --> 00:11:03,480 えっ? 190 00:11:03,480 --> 00:11:08,510 ハハハ…。 191 00:11:08,510 --> 00:11:11,010 くだらない デマね。 192 00:11:11,010 --> 00:11:13,850 じいちゃんの手元には 伯父さんの遺書も あるって。 193 00:11:13,850 --> 00:11:15,230 あり得ないわ! ええ。 194 00:11:17,450 --> 00:11:21,450 洸兄も すごいショックを 受けてましたよ。 195 00:11:25,460 --> 00:11:28,460 51秒1。 (洸)ハァ ハァ…。 196 00:11:28,460 --> 00:11:32,470 (丈治)イージー挟んで もう1本。 (洸)はい。 197 00:11:32,470 --> 00:11:37,470 (廉)聞きたいこと 知りたいことは一つだけですよ。 198 00:11:37,470 --> 00:11:41,470 母さんが そのことを知ってたのかどうかってことです。 199 00:11:41,470 --> 00:11:44,700 そんなこと 社長が 知るわけないじゃないですか。 200 00:11:44,700 --> 00:11:48,700 もし…。 ええ。 そうですよね。 201 00:11:50,700 --> 00:11:54,710 もし そうなら 母さんは そのことを隠して→ 202 00:11:54,710 --> 00:11:57,710 俺たち きょうだいに 伯父さんと 同じように→ 203 00:11:57,710 --> 00:12:00,710 ゴールドを目指せと 言ってたことになる。 204 00:12:03,720 --> 00:12:09,660 自殺するほど 苦しくて 険しい場所に。 205 00:12:09,660 --> 00:12:12,660 廉。 わたしは…。 いいんです。 206 00:12:12,660 --> 00:12:16,660 俺は いいんです。 リタイアした身ですから。 207 00:12:16,660 --> 00:12:19,210 いまさら どうこう言える立場でもない。 208 00:12:19,210 --> 00:12:21,210 廉君。 209 00:12:21,210 --> 00:12:25,210 洸兄に 直接 言ってあげてください。 210 00:12:29,220 --> 00:12:35,220 兄貴は 聞きたくても 怖くて 聞けないんです。 211 00:12:35,220 --> 00:12:37,220 母さん。 212 00:12:39,230 --> 00:12:46,230 あなたのことを信じて 一度も 疑ったことが ないからです。 213 00:12:46,230 --> 00:12:51,240 「もちろん 知らなかった」と→ 214 00:12:51,240 --> 00:12:54,240 一言 言ってあげてください。 215 00:13:32,210 --> 00:13:35,220 お疲れ。 216 00:13:35,220 --> 00:13:38,220 (惣一)《修一のことだ》 217 00:13:38,220 --> 00:13:42,220 (洸)《修一伯父さんが 事故ではなく 自殺?》 218 00:13:54,160 --> 00:13:57,170 (宇津木)これは これは ご夫婦 お揃いで。 219 00:13:57,170 --> 00:14:02,170 (辰也)俺は 早乙女の人間じゃねえ。→ 220 00:14:02,170 --> 00:14:05,180 悠里に話さなきゃ らち明かねえんだ。 221 00:14:05,180 --> 00:14:07,180 そうみたいですね。 222 00:14:07,180 --> 00:14:10,180 座って。 何か 飲んだら。 223 00:14:10,180 --> 00:14:12,180 今日は 友好的ですね。 224 00:14:12,180 --> 00:14:16,190 でも 遠慮します。 車で来てるもんで。 225 00:14:16,190 --> 00:14:19,190 あなたの話は にわかには 信じられない。 226 00:14:19,190 --> 00:14:21,190 証拠は? あるの? 227 00:14:21,190 --> 00:14:26,200 そんなものあったら 回りくどく 晶ちゃんに近づいたりしませんよ。 228 00:14:26,200 --> 00:14:28,200 でしょうね。 229 00:14:28,200 --> 00:14:32,200 門前払いされないために 彼女は 保険みたいなもんです。 230 00:14:32,200 --> 00:14:34,200 (辰也)てめえ 人の娘の気持ち 何だと思ってんだよ! 231 00:14:34,200 --> 00:14:39,210 要するに 何がしたいの? 232 00:14:39,210 --> 00:14:42,210 DNA鑑定です。 (辰也)お前 無茶 言うなよ。 233 00:14:42,210 --> 00:14:44,210 相手は 20年も前に 亡くなってんだよ。 234 00:14:44,210 --> 00:14:46,220 骨は? (辰也)お前な→ 235 00:14:46,220 --> 00:14:49,150 墓石 暴けっていうのかよ。 (宇津木)こっちだって必死なんです。 236 00:14:49,150 --> 00:14:54,160 無理ね。 高熱処理されて まともに検出できないわ。 237 00:14:54,160 --> 00:14:58,160 やっぱり そうか。 238 00:14:58,160 --> 00:15:01,160 あんたたち はなから 認める気なんか ないんだ。 239 00:15:01,160 --> 00:15:04,170 でも 方法がある。 240 00:15:04,170 --> 00:15:07,170 兄の 臍帯。 つまり へその緒が。 241 00:15:07,170 --> 00:15:09,170 それだ! それを。 まず 晶を戻して。 242 00:15:09,170 --> 00:15:11,170 無理に 引き止めては いませんよ。→ 243 00:15:11,170 --> 00:15:14,180 意地を張ってる部分も あるでしょう。 244 00:15:14,180 --> 00:15:17,180 誰に対してかは 分かりませんが。 245 00:15:17,180 --> 00:15:22,190 (辰也)お前よ 自分が 早乙女の 人間だって 主張すんなら→ 246 00:15:22,190 --> 00:15:25,190 その早乙女の晶が 傷つくことに なったって いいのかよ。 247 00:15:25,190 --> 00:15:27,190 言いましたが 僕は 彼女に 指一本 触れてない。 248 00:15:27,190 --> 00:15:29,190 だから どうなっても 責任はない? 249 00:15:29,190 --> 00:15:32,190 トレーニングも 休んでるのよ。 250 00:15:35,200 --> 00:15:40,200 父に 怪文書 送ったのは あなたね。 251 00:15:40,200 --> 00:15:42,210 えっ? 252 00:15:42,970 --> 00:15:45,180 さすが 鋭いですね。 253 00:15:47,210 --> 00:15:53,210 僕の母が そう言ったんです。 事故じゃない。 自殺に違いないと。 254 00:15:55,150 --> 00:16:00,160 もし あなたが 兄の息子なら わたしにとっては おいに当たる。 255 00:16:00,160 --> 00:16:03,160 両手は 広げないまでも 歓迎するわ。 256 00:16:03,160 --> 00:16:06,160 その言葉 にわかに 信じられませんが。 257 00:16:06,160 --> 00:16:08,160 まず 晶よ。 258 00:16:11,170 --> 00:16:16,170 分かりました。 一度 家に戻るよう 説得してみます。 259 00:16:33,190 --> 00:16:38,480 カワイイ。 社長。 金ちゃんの待ち受け画面。 260 00:16:41,010 --> 00:16:43,200 すいません。 261 00:16:43,200 --> 00:16:48,880 どれ? 見せてごらんなさい。 あっ。 これです。 262 00:16:48,880 --> 00:16:51,800 うん。 ≪(足音) 263 00:16:51,800 --> 00:16:54,800 (惣一)待たせたね。 いえ。 264 00:16:54,800 --> 00:16:55,530 丈治。 265 00:16:56,810 --> 00:17:01,810 子供たちの 新しい練習メニューを会長に。 266 00:17:01,810 --> 00:17:06,820 新しい? わたしも まだ 知らないけど。 267 00:17:06,820 --> 00:17:09,820 第一 なぜ そんなものを お父さんに? 268 00:17:09,820 --> 00:17:15,820 そう 目くじらを立てるな。 孫のことは 気になるさ。 269 00:17:15,820 --> 00:17:19,830 何というか 下手をすると 子供より カワイイ。 270 00:17:19,830 --> 00:17:22,830 それで わたしに内緒で 呼びつけて→ 271 00:17:22,830 --> 00:17:25,360 変なことを 吹き込んだの? 悠里。 272 00:17:25,360 --> 00:17:29,370 そうでしょ。 兄さんが 自殺だなんて→ 273 00:17:29,370 --> 00:17:32,370 根も葉もないこと 子供たちに。 根も葉もないことではない。 274 00:17:32,990 --> 00:17:34,180 聞かなかったのか? 275 00:17:34,370 --> 00:17:38,380 わたしの手元には 修一の遺書もある。 276 00:17:38,380 --> 00:17:40,380 そんなもの 見たこともないわ。 277 00:17:40,380 --> 00:17:42,380 そんなもの あるなんて聞いたのも子供たちからなのよ。 278 00:17:42,380 --> 00:17:46,390 お前は 分かってると 思っていたからな。 279 00:17:46,390 --> 00:17:48,350 わたしが? 何を? 280 00:17:48,350 --> 00:17:53,230 修一が 自殺だったということをだ。 281 00:17:54,320 --> 00:17:56,020 何を言ってるの? 282 00:17:57,650 --> 00:18:02,970 そんなこと 知るはずないし 第一 兄さんは 自殺じゃない。 283 00:18:03,240 --> 00:18:07,240 理由が ないわ。 全ては うまくいっていた。 284 00:18:07,240 --> 00:18:10,240 ゴールド 間違いなしって マスコミも。 285 00:18:10,240 --> 00:18:12,250 どんな理由が あるっていうの? 286 00:18:12,250 --> 00:18:17,250 あの強い兄さんが そうなる理由がどんな理由が あるっていうの? 287 00:18:17,250 --> 00:18:21,250 (丈治)オーストラリアの マイク・シェパードだ。 288 00:18:22,010 --> 00:18:24,260 金メダルを取った。 それが 何? 289 00:18:24,260 --> 00:18:27,040 ベストタイムは 兄さんの方が 上よ。 290 00:18:27,040 --> 00:18:29,040 世界選手権でも 勝っていたじゃない。 291 00:18:29,040 --> 00:18:34,620 彼は まだ ハイスクールに 入ったばかりだった。 292 00:18:34,620 --> 00:18:39,620 修一さんは 選手権で 知ったんだ。 293 00:18:39,620 --> 00:18:44,630 1年後のオリンピックでは 絶対に 勝てないって。 294 00:18:44,630 --> 00:18:51,670 丈治。 何を言ってるの? 兄さんが 負けるはずがない。 295 00:18:51,670 --> 00:18:57,670 第一 兄さんは そんな弱気な発想は しないわ。 296 00:18:57,670 --> 00:19:01,680 彼らの領域では ある。 297 00:19:01,680 --> 00:19:02,650 未来が見える。 298 00:19:04,260 --> 00:19:07,820 丈治? あなたも兄さんが…。 299 00:19:07,820 --> 00:19:12,000 苦しかったんだよ。 神様を 恨んだろう。→ 300 00:19:13,370 --> 00:19:17,950 なぜ 同じ時代に こんな怪物を 自分の前にと。 301 00:19:17,950 --> 00:19:22,960 (惣一)残念だし わたしも 失望したよ。 302 00:19:22,960 --> 00:19:26,960 修一は 早乙女の名を 汚した。 303 00:19:26,960 --> 00:19:29,970 (丈治)会長。 それは 違います。→ 304 00:19:29,970 --> 00:19:32,970 修一さんは 早乙女が 負ける姿を 見せないために。 305 00:19:32,970 --> 00:19:36,970 かもしれんが 結果として 敵前逃亡したのだからな。 306 00:19:36,970 --> 00:19:44,980 待って。 何を言ってるの? 何を言ってるか 分からない。 307 00:19:44,980 --> 00:19:48,970 あなたたちが 何を言ってるか まったく 分からない。 308 00:19:48,970 --> 00:19:49,700 社長…。 309 00:19:49,700 --> 00:19:55,710 悠里。 もう いいじゃないか 修一のことは。 310 00:19:56,380 --> 00:19:58,710 わたしの目が 曇っていて→ 311 00:19:58,710 --> 00:20:02,710 修一ばかり 大事にしていたことは謝ろう。→ 312 00:20:02,710 --> 00:20:08,720 早乙女の 決して負けない 折れない 勝利への執着は→ 313 00:20:08,720 --> 00:20:13,720 妹の お前の方に より強く 刻まれていたことを→ 314 00:20:13,720 --> 00:20:16,730 見抜けなかったことも。 315 00:20:17,570 --> 00:20:20,020 わたしが? そうだ。 316 00:20:20,730 --> 00:20:24,730 お前こそが 早乙女だ。 兄の自殺に失望し→ 317 00:20:24,730 --> 00:20:29,740 自分の子供たちで 思いを かなえようとしているんだ。→ 318 00:20:30,440 --> 00:20:35,710 千尋の谷に 突き落とすというが 今の世の中→ 319 00:20:35,710 --> 00:20:41,400 なかなか その覚悟のある親は いない。 母親なら なおさら。 320 00:20:41,400 --> 00:20:43,400 違うわ。 わたしは…。 321 00:20:43,400 --> 00:20:47,410 日体協の会長に わたしを 推したのも お前だろう。→ 322 00:20:47,410 --> 00:20:50,340 子供たちが 万に一つでも→ 323 00:20:50,340 --> 00:20:54,350 オリンピック候補から 漏れないように。 324 00:20:54,350 --> 00:21:01,350 まあ 裏で 幾ら 金を まいたのかは 聞かんよ。 325 00:21:01,350 --> 00:21:05,350 わたしは…。 社長。 326 00:21:11,400 --> 00:21:12,320 わたしが? 327 00:21:23,380 --> 00:21:26,380 お疲れさまでした。 (受付)お疲れさまでした。 328 00:21:30,380 --> 00:21:34,380 朋君。 また おうち 抜け出して。 329 00:21:46,400 --> 00:21:47,490 朋君? 330 00:21:58,340 --> 00:21:59,570 朋君! 331 00:22:20,990 --> 00:22:22,380 朋君。 332 00:22:23,370 --> 00:22:25,370 (朋)シー。 333 00:22:30,380 --> 00:22:33,380 ≪わたしが殺したの。 334 00:22:33,380 --> 00:22:35,200 社長? 335 00:22:35,200 --> 00:22:37,530 それを認めるのが 怖くて 336 00:22:39,090 --> 00:22:43,200 わたしは 兄は事故だったと。 337 00:22:45,550 --> 00:22:49,630 [TEL]あの夜 兄は わたしの前で泣いた。 338 00:22:50,150 --> 00:22:55,150 初めて あんな弱い 兄を見て…。 339 00:22:55,150 --> 00:22:56,220 行こう。 340 00:22:58,770 --> 00:23:00,420 わたしは ひどく戸惑ったの。 341 00:23:01,160 --> 00:23:06,170 (修一)《悠里。 俺は もう 駄目だ》→ 342 00:23:06,170 --> 00:23:11,170 《寝ても覚めても 浮かぶのは あいつの顔だ》→ 343 00:23:11,170 --> 00:23:18,170 《泳いでいても いつも 半身 幻のように 俺の前にいる》 344 00:23:21,180 --> 00:23:25,180 (修一)《俺は 決して勝てない》 345 00:23:25,180 --> 00:23:33,190 わたしは 苦しかった。 息が できないほど。 346 00:23:33,190 --> 00:23:38,200 わたしの光でもある 兄の その弱々しい姿が→ 347 00:23:38,200 --> 00:23:46,210 なかなか 直視できずに。 それでも…。 348 00:23:46,210 --> 00:23:50,210 それでも 苦しかったけど それでも→ 349 00:23:50,210 --> 00:23:58,210 どこか 人間らしい兄の その姿を見て 安心したのもある。 350 00:24:01,220 --> 00:24:07,230 「やめちゃおう。 全部 やめて 逃げちゃおうよ」 351 00:24:07,230 --> 00:24:10,230 「今まで こんなに 頑張ったんだから→ 352 00:24:10,230 --> 00:24:15,230 責める人なんて いないよ。 いたとしても 関係ない」 353 00:24:15,230 --> 00:24:18,240 「わたしも 行くよ」 354 00:24:18,240 --> 00:24:24,240 「誰も 知らないところに 一緒に 逃げちゃおう」 355 00:24:26,990 --> 00:24:32,250 [TEL]兄は それから 声を上げて 泣きだしたの。 356 00:24:34,250 --> 00:24:38,260 大切な おもちゃを 取り上げられた 子供のように。 357 00:24:38,260 --> 00:24:47,270 (修一の泣き声) 358 00:24:47,270 --> 00:24:49,270 (修一)《悠里…》 359 00:24:52,200 --> 00:24:59,210 事故に遭ったのは 次の日の朝。 360 00:24:59,210 --> 00:25:09,210 ええ そうよ。 わたしは 自殺だと知っていた。 361 00:25:11,220 --> 00:25:18,230 わたしが 兄の張り詰めた 最後のピアノ線を→ 362 00:25:18,230 --> 00:25:19,460 切ってしまったのよ。 363 00:25:26,240 --> 00:25:31,240 仕事の愚痴や 受験の失敗で 優しくする。 364 00:25:31,240 --> 00:25:35,250 励ますというのは あるでしょう。 365 00:25:35,250 --> 00:25:41,250 でも 極限まで追い込んで 追い詰められた人には→ 366 00:25:41,250 --> 00:25:47,260 きっと それをしては いけなかったの。 367 00:25:47,260 --> 00:25:53,260 心を鬼にして お尻を たたかないと いけなかったのね。 368 00:25:57,200 --> 00:26:04,210 じゃないと ぽきんと 折れてしまう。 369 00:26:04,210 --> 00:26:08,210 男の人は そう。 370 00:26:08,210 --> 00:26:12,210 (聖子)そう。 男の人は そうかも。 371 00:26:14,220 --> 00:26:20,220 わたしが 兄を殺したようなものよ。 372 00:26:23,230 --> 00:26:33,230 それを認めるのが 恐ろしくて つらくて さみしくて…。 373 00:26:37,240 --> 00:26:45,250 いつも 偉そうに言ってるけれど 子供たちに 厳しくしてるのは→ 374 00:26:45,250 --> 00:26:48,250 それが 原因なのかもしれない。 375 00:26:52,190 --> 00:26:59,200 どうしても 甘やかさせてあげられないの。 376 00:26:59,200 --> 00:27:02,200 母親なのに。 377 00:27:09,180 --> 00:27:09,960 社長…。 378 00:27:17,220 --> 00:27:20,220 (聖子)同じだと思わないと。 379 00:27:22,580 --> 00:27:23,310 えっ? 380 00:27:25,220 --> 00:27:32,230 わたしも ひどい亭主だったけど 別れないでいたら→ 381 00:27:32,230 --> 00:27:35,230 息子は こんなふうに ならなかったかもしれない。 382 00:27:35,230 --> 00:27:41,240 そんなふうに 悩んだりもするの。 ええ。 383 00:27:41,240 --> 00:27:47,250 でも 結果は 一緒だったと思えば 少しは 楽になる。 384 00:27:47,780 --> 00:27:50,720 結果は 一緒? 385 00:27:51,180 --> 00:27:56,190 そうよ。 あなたのお兄さんも きっと そう。 386 00:27:56,190 --> 00:28:01,190 優しくしても きつく お尻を たたいても→ 387 00:28:01,190 --> 00:28:02,680 結果は 一緒だった。 388 00:28:06,200 --> 00:28:12,200 ねえ。 ねえ そう思いましょう。 389 00:28:16,210 --> 00:28:22,210 それより たまには おしゃれして おいしいもの食べて→ 390 00:28:22,210 --> 00:28:27,220 わーって わーわーって 仕事とか 子育てとか→ 391 00:28:27,220 --> 00:28:32,220 全部 忘れて 楽しみましょうよ。 392 00:28:32,220 --> 00:28:37,160 そうね。 それが いいかも。 393 00:28:38,230 --> 00:28:43,240 そうよ。 あなた 言ったでしょ。 女には 最大の武器が あるって。 394 00:28:43,240 --> 00:28:48,260 言ったわね。 開き直って…。 395 00:28:48,260 --> 00:28:50,180 (悠里・聖子)知るか ぼけ。 396 00:28:50,180 --> 00:28:56,180 ウフフッ。 ウフフ…。 397 00:29:24,230 --> 00:29:26,240 (丈治)ようやく 戻ったのか。 (晶)うん。 398 00:29:26,240 --> 00:29:29,240 (丈治)悠里と 話をしたか? 399 00:29:32,240 --> 00:29:36,250 (晶)彼とのこと 認めてくれると 言ったわ。 400 00:29:36,250 --> 00:29:39,250 (丈治)まさか。 (晶)言ったわ。 401 00:29:39,250 --> 00:29:40,710 お前は 早乙女だ。→ 402 00:29:42,050 --> 00:29:46,720 注目されて オリンピックが 近づけば 国民のアイドルになる。 403 00:29:47,060 --> 00:29:50,520 (晶)だから 何? 彼がいたら いけないの? 404 00:29:50,520 --> 00:29:54,110 相手を選べ。 みんなが 失望する。 405 00:29:54,520 --> 00:29:58,540 わたしは みんなのために 生きてるわけじゃない。 406 00:29:58,540 --> 00:30:02,460 晶。 俺のことの反動で…。 407 00:30:02,460 --> 00:30:08,470 うぬぼれてる。 よして。 そんなんじゃない。 408 00:30:08,470 --> 00:30:11,470 彼は そんな いいかげんじゃない。 409 00:30:11,470 --> 00:30:14,730 わたしを 大切にしてくれてる。 (丈治)晶。 410 00:30:14,730 --> 00:30:16,060 一緒にいると 楽しい。→ 411 00:30:17,730 --> 00:30:22,730 時々 理由は分からないけど さみしそうな顔をする。 412 00:30:24,740 --> 00:30:31,740 (晶)わたし 恋をしているの。 等身大の恋よ。 413 00:30:31,740 --> 00:30:34,740 そういう恋をしろって 言ったのは丈治さんでしょ。 414 00:30:36,750 --> 00:30:41,750 それとも 何? いまさら ちょっと 惜しくなった? 415 00:30:43,760 --> 00:30:48,760 残念でした。 いっぱい 後悔しなさい。 416 00:30:48,760 --> 00:30:55,760 俺の人生 後悔ばっかだ。 (晶)同情してあげない。 フフッ。 417 00:31:00,710 --> 00:31:02,710 ≪社長。 そろそろ 会場の方に。 418 00:31:03,030 --> 00:31:03,730 そうね。 419 00:31:04,200 --> 00:31:06,200 お話しなさるテーマは お決まりですか? 420 00:31:06,200 --> 00:31:08,200 恋愛なんて いかがでしょう? 421 00:31:08,200 --> 00:31:11,210 あなた ほかに 興味ないの? すいません。 422 00:31:11,210 --> 00:31:14,210 まあ いいわ。 男女の在り方→ 423 00:31:14,210 --> 00:31:17,210 若い子たちに ぴしっと うたいあげるのもね。 424 00:31:17,210 --> 00:31:21,220 はい。 「知るか ぼけ」って感じで。 えっ? 425 00:31:21,220 --> 00:31:26,220 すいません。 昨日 朋君の姿を見掛けて→ 426 00:31:26,220 --> 00:31:29,220 捜してたら また 戻ってしまいまして。 427 00:31:29,220 --> 00:31:32,230 盗み聞きしたの? た… 立ち聞きです。 428 00:31:32,450 --> 00:31:33,780 その違いは 何よ? 429 00:31:36,230 --> 00:31:38,230 社長。 わたしは けさ 早起きして→ 430 00:31:38,230 --> 00:31:40,240 冷蔵庫を 掃除しました。 それが? 431 00:31:40,240 --> 00:31:42,240 女の心も 冷蔵庫も ぴかぴかです。 432 00:31:42,240 --> 00:31:44,240 ぴかぴかに わたしは 社長派です。 433 00:31:44,240 --> 00:31:46,240 もう 決して 社長を 裏切ることのない→ 434 00:31:46,240 --> 00:31:48,240 ぴかぴかの 1年生です。 435 00:31:52,310 --> 00:31:53,250 社長!? 436 00:31:53,250 --> 00:31:55,250 あっ!? いってえ!? 437 00:31:57,250 --> 00:31:59,250 (辰也の せきばらい) 438 00:32:03,190 --> 00:32:09,200 (洸)父さんは…。 ゴールド メダリストですよね? 439 00:32:09,200 --> 00:32:14,200 えっ。 いや まあ。 何か どういうわけか。 440 00:32:18,400 --> 00:32:19,380 いいなぁ。 (洸)それも オリンピックの。 441 00:32:21,990 --> 00:32:23,010 すごいな。 442 00:32:24,890 --> 00:32:26,530 上には 誰も いないなんて。 443 00:32:30,590 --> 00:32:34,000 (洸)どんな感じでした? そのとき。 444 00:32:48,020 --> 00:32:53,020 はい。 早乙女 悠里です。 445 00:32:53,020 --> 00:32:58,960 今日は そうですね。 ある兵隊さんの お話をしましょう。 446 00:32:59,440 --> 00:33:00,840 兵隊さん? 447 00:33:00,960 --> 00:33:04,970 ある兵隊さんが お姫さまに 恋をしたの。 448 00:33:04,970 --> 00:33:08,970 もちろん 身分違い。 無礼だと 処刑されるかもしれない。 449 00:33:08,970 --> 00:33:12,980 でも 兵隊さんは お手紙を書いて→ 450 00:33:12,980 --> 00:33:17,030 顔見知りの給仕に頼んで お姫さまに 届けてもらった。 451 00:33:17,980 --> 00:33:19,300 返事は こう。 452 00:33:19,300 --> 00:33:22,540 返事は こう。 「わたしの部屋の前で→ 453 00:33:22,540 --> 00:33:24,480 1年間 立っていてください」 454 00:33:25,260 --> 00:33:30,930 「365日 1日も欠かさずに。 そうしたら…」 455 00:33:32,260 --> 00:33:36,260 もちろん 兵隊さんは 立ち続けた。 雨の日も 雪の日も。 456 00:33:36,650 --> 00:33:41,250 そして ようやく あと1日と いうところまで たどりついた。 457 00:33:41,650 --> 00:33:47,650 あした あの窓の下に 立っていれば 美しい あの姫が。 458 00:33:49,660 --> 00:33:53,790 次の日 兵隊さんは どうしたと思いますか? 459 00:33:54,900 --> 00:33:56,670 それは もちろん…。 460 00:33:56,670 --> 00:34:00,610 行かなかったの。 えっ!? 461 00:34:00,610 --> 00:34:04,610 これは ただの 姫の気まぐれで→ 462 00:34:04,610 --> 00:34:07,610 自分を からかっているだけかもしれない。 463 00:34:07,610 --> 00:34:11,620 そんな約束をした覚えさえないと そう 言われるかもしれない。 464 00:34:11,620 --> 00:34:17,620 もし そうだったら 悲しみのあまり自分は 死んでしまうだろう。 465 00:34:18,020 --> 00:34:19,630 兵隊さんは 怖くなって→ 466 00:34:19,630 --> 00:34:24,630 ついに 姫の部屋の前には 立たなかった。 467 00:34:24,630 --> 00:34:29,640 たった1日 あと1日のことなのに。 468 00:34:29,640 --> 00:34:32,640 考えられないでしょ。 皆さん。 469 00:34:32,640 --> 00:34:36,640 逆の立場だったら どう? 王子さまに そう言われて→ 470 00:34:36,640 --> 00:34:40,650 あと1日 立たない女は いないでしょ。 471 00:34:40,650 --> 00:34:45,560 もし からかわれていたとしたら 最低の王子。 472 00:34:45,560 --> 00:34:48,560 百年の恋も 冷めるわで 終了するだけよね? 473 00:34:48,560 --> 00:34:52,570 そうですよ。 兵隊さん。 474 00:34:52,570 --> 00:35:00,510 これは つまり あなたたちの 相手の男。 男性の象徴なの。 475 00:35:00,510 --> 00:35:03,510 ロマンチストで ナイーブで→ 476 00:35:03,510 --> 00:35:07,520 そして 何より 土壇場で 弱い生き物。 477 00:35:07,520 --> 00:35:14,520 開き直ることが なかなか できないの。 それが 男よ。 478 00:35:14,520 --> 00:35:18,290 俺はさ 無印だったんだよ。 479 00:35:19,410 --> 00:35:21,010 ノーマークの選手だよ。 480 00:35:22,410 --> 00:35:28,420 それが どういうわけか あんときは ついてたんだよ。 481 00:35:28,420 --> 00:35:30,420 ついてた? (辰也)うん。 482 00:35:30,420 --> 00:35:35,420 優勝候補が ケガや反則負けで ぽろぽろ いなくなって。 483 00:35:35,420 --> 00:35:38,430 まあ ノープレッシャー。 うん。 484 00:35:38,430 --> 00:35:41,000 で 気が付いたら 決勝だよ。 485 00:35:41,430 --> 00:35:44,010 もう 負けたって 銀メダルは 確定だ。 486 00:35:44,430 --> 00:35:47,440 別に いいや。 金メダルなんか 夢の夢。 487 00:35:47,440 --> 00:35:51,440 神様 ありがと。 銀で 十分。 ごっつあんですって気分だったよ。 488 00:35:51,440 --> 00:35:55,440 客席にな 余裕で 手なんか 振っちまってさ。 489 00:35:55,440 --> 00:35:59,380 ところが その客席で 一人だけ まじめな顔をして→ 490 00:35:59,380 --> 00:36:04,390 俺を見詰める人間がいた。 何で 目が留まったかといえば→ 491 00:36:04,390 --> 00:36:08,390 遠めからでも 飛び切り いい女だったから。 492 00:36:08,390 --> 00:36:10,390 それが? (辰也)悠里だ。 493 00:36:11,020 --> 00:36:13,030 それで? (辰也)その女は→ 494 00:36:13,390 --> 00:36:16,400 俺に こう言ってるように 見えた。 495 00:36:16,400 --> 00:36:21,400 あと一歩なのに いいの? 金メダルを 取り逃しても。 496 00:36:21,400 --> 00:36:25,410 一生に一度のチャンス。 それでいいの? あなたは。 497 00:36:25,410 --> 00:36:31,410 あと たったの一歩で 頂点に立てるのに。 意気地なし。 498 00:36:31,410 --> 00:36:37,420 俺は 体中に 奇妙な力が湧いた。→ 499 00:36:37,420 --> 00:36:45,430 そうだ。 何 へらへらしてんだよ?あと一人 あと一歩。 500 00:36:45,430 --> 00:36:49,430 この目の前のやつを ねじ伏せればゴールドじゃねえか。 501 00:36:49,430 --> 00:36:53,430 お前は バカか! 1番と2番は 一緒じゃねえよ。→ 502 00:36:53,430 --> 00:36:57,440 天と地との 違いがあるんだ。 俺は震えた。 503 00:36:57,440 --> 00:37:03,380 心臓が 口から飛び出そうなほど 急に 緊張した。 504 00:37:03,380 --> 00:37:08,380 信じたこともねえのに 神に祈った。 505 00:37:08,380 --> 00:37:12,380 目の前の あの女に祈った。 506 00:37:14,390 --> 00:37:19,390 頼む! 頼む! 俺を勝たせてくれ!→ 507 00:37:19,390 --> 00:37:23,400 ほとんど 逆ギレさ。 チクショー。→ 508 00:37:23,400 --> 00:37:27,400 この後の人生 いいことなんて 一つもなくていい。 509 00:37:27,400 --> 00:37:33,400 どうか この俺を 勝たせてくれ! 510 00:37:36,410 --> 00:37:38,410 男子は 弱いわよ。 511 00:37:38,410 --> 00:37:43,420 だけど 振り絞って カッコつけて 生きていくの。 512 00:37:43,420 --> 00:37:48,420 それなのに 最近の子は 自然体だの 自分らしくだの→ 513 00:37:48,420 --> 00:37:51,430 要は 逃げ道 用意してるようにしか→ 514 00:37:51,430 --> 00:37:56,430 わたしには 聞こえない。 原因は 何だと思うか 考えたわ。 515 00:37:56,430 --> 00:38:03,370 それでね ぴんときたの。 最近の男子に 覇気がないのはね→ 516 00:38:03,370 --> 00:38:06,370 あなたたちのせいよ。 えっ? 517 00:38:06,370 --> 00:38:09,380 あなたたちが コンパでも デートでも→ 518 00:38:09,380 --> 00:38:12,380 男と 割り勘なんかに してるからよ。 519 00:38:12,380 --> 00:38:16,380 バカじゃないの? 拒否しなさい。 520 00:38:16,380 --> 00:38:18,390 女は 全部 ごちになんなさい。 521 00:38:18,390 --> 00:38:20,390 わたしに会いたかったら ごちそうして。 522 00:38:20,390 --> 00:38:22,390 わたしが 欲しければ→ 523 00:38:22,390 --> 00:38:24,390 きらきらした 高いものを 買ってちょうだい。 524 00:38:24,390 --> 00:38:26,390 それで いいのよ。 女は。 525 00:38:26,390 --> 00:38:29,400 男のお尻 ぶったたいて 働かせなさい。 526 00:38:29,400 --> 00:38:32,400 そうして そのお金を ばんばん使って 経済を。 527 00:38:32,400 --> 00:38:35,400 この国を 立て直しなさい。 528 00:38:35,400 --> 00:38:37,410 女は 縦列駐車が苦手だし→ 529 00:38:37,410 --> 00:38:39,410 男は 電話しながら テレビが見れないの。 530 00:38:39,410 --> 00:38:43,410 違うのよ。 生き物としての システムが。 531 00:38:43,410 --> 00:38:46,410 世の中 どんなことが 起こり得るか 分からない。 532 00:38:46,410 --> 00:38:49,420 戦争だって また 巻き込まれるかもしれない。 533 00:38:49,420 --> 00:38:52,420 あんたたち 戦場に行きたいの? 534 00:38:52,420 --> 00:38:55,420 何でも 平等だったら 行って 死になさいよ。 535 00:38:55,420 --> 00:38:58,430 無理でしょ。 男に 行ってもらいたいでしょうが。 536 00:38:58,430 --> 00:39:03,030 だけど 男は 兵隊さんのお話よ。 537 00:39:03,430 --> 00:39:06,430 いざとなれば ビビりだし 逃げ出したりもしちゃうのよ。 538 00:39:06,430 --> 00:39:09,720 あんたたちが ケツ ぶったたいて やらせるしかないのよ。 539 00:39:09,720 --> 00:39:11,410 働け 働け。 金 稼げって。 540 00:39:12,450 --> 00:39:17,460 そのためには 普段から 見えを張らせることしかないの。 541 00:39:17,460 --> 00:39:20,030 割り勘なんて 男を 去勢するだけよ。 542 00:39:20,030 --> 00:39:24,150 この国が 終わっていいの? いい? あしたから→ 543 00:39:25,230 --> 00:39:28,760 コンパも デートも びた一文 払わないと 宣言しなさい。 544 00:39:29,240 --> 00:39:34,240 女の財布は 出すふりだけよ。 さあ みんな 一緒に! 545 00:39:34,240 --> 00:39:36,750 社長! 「暴走モード 突入」 546 00:39:36,750 --> 00:39:40,760 女の財布は 出すふりだけよ。 547 00:39:40,760 --> 00:39:43,760 (一同)女の財布は 出すふりだけよ。 548 00:39:43,760 --> 00:39:46,760 女の財布は 見せるだけ。 549 00:39:46,760 --> 00:39:48,770 (一同)女の財布は 見せるだけ。 550 00:39:48,770 --> 00:39:50,000 はい よろしい。 551 00:40:09,010 --> 00:40:10,070 勝君。 552 00:40:10,250 --> 00:40:13,250 (勝)何だよ それ? 仮装行列かよ。 キモいんだけど。 553 00:40:13,250 --> 00:40:15,640 ちょっと わたし 出掛けるから。 554 00:40:15,640 --> 00:40:18,640 (勝)ふざけんなよ! 飯 どうすんだよ? 飯! 555 00:40:18,640 --> 00:40:20,640 冷蔵庫にある。 チンして。 556 00:40:20,640 --> 00:40:22,640 (勝)何が チンだよ! 犬じゃねえぞ! 557 00:40:22,640 --> 00:40:25,650 (聖子)やめて! わたしだって たまには おしゃれして。 558 00:40:25,650 --> 00:40:27,650 (勝)てめえさえ よければ いいのかよ! ばばあ。→ 559 00:40:27,650 --> 00:40:28,990 男にでも 会うのかよ! 560 00:40:29,460 --> 00:40:31,510 違うわ! そんなんじゃないわ! 561 00:40:37,470 --> 00:40:39,470 (聖子)あっ!? 562 00:40:39,470 --> 00:40:43,470 (救急車のサイレン) 563 00:41:11,440 --> 00:41:15,440 えっ? えっ!? 564 00:41:17,440 --> 00:41:20,440 遅刻。 遅刻。 565 00:41:24,450 --> 00:41:27,450 け… 携帯電話。 ない。 566 00:41:33,460 --> 00:41:36,460 (丈治)《何なんだよ? どうかしてるぞ お前》→ 567 00:41:36,460 --> 00:41:38,460 《また いつ クレーマーになるか 分かんないだろ》 568 00:41:41,470 --> 00:41:47,470 そうね。 どうかしてたかも。 569 00:42:01,420 --> 00:42:05,420 (ウエーター)いらっしゃいませ。 (聖子)あのう 早乙女さんは? 570 00:42:05,420 --> 00:42:08,430 (ウエーター)先ほど お帰りになられました。 571 00:42:08,990 --> 00:42:12,010 あっ。 何か 言づては? (ウエーター)いえ。 572 00:42:14,430 --> 00:42:21,440 そう…。 そう。 573 00:42:21,440 --> 00:42:24,440 (ウエーター)お客さま どうなされました? 574 00:42:24,440 --> 00:42:30,450 (聖子)どうもないわよ。 何もないわよ。 575 00:42:30,450 --> 00:42:33,450 わたしなんかに 何もないわよ! 576 00:42:39,460 --> 00:42:43,690 (惣一)《そうだ。 お前こそが 早乙女だ》 577 00:42:44,460 --> 00:42:47,470 (廉)《洸兄も すごいショックを 受けてましたよ》→ 578 00:42:47,470 --> 00:42:49,520 《事故じゃなく 自殺だって》 579 00:42:55,210 --> 00:42:57,210 (洸)母さん。 580 00:43:01,150 --> 00:43:05,160 (洸)何かのパーティーの 帰りですか? 581 00:43:05,160 --> 00:43:07,160 ええ。 すごいな。 582 00:43:07,160 --> 00:43:11,160 とっても 奇麗です。 583 00:43:11,160 --> 00:43:15,170 ありがとう。 いえ。 584 00:43:15,170 --> 00:43:19,170 洸。 はい。 585 00:43:22,170 --> 00:43:25,180 わたしに 聞きたいことが あるんじゃないの? 586 00:43:25,180 --> 00:43:30,180 えっ? いいのよ。 何でも聞いて。 587 00:43:32,180 --> 00:43:37,190 わたしたちは 信じ合っていなければ 戦えない。 588 00:43:37,190 --> 00:43:42,190 そうでしょ? はい。 でも…。 589 00:43:44,200 --> 00:43:46,200 そんなはずは ないと 思っています。 590 00:43:48,200 --> 00:43:55,200 修一伯父さんの自殺 母さんは 知ってたんですか? 591 00:44:02,150 --> 00:44:07,150 知ってたはずないでしょ。 わたしも ショックを受けたわ。 592 00:44:07,150 --> 00:44:11,160 母さん。 とても。 593 00:44:24,170 --> 00:44:29,170 母さん。 ぬれちゃいますよ。 いいのよ。 594 00:44:29,410 --> 00:44:30,280 母さん。 595 00:44:31,290 --> 00:44:32,170 いいの。 596 00:44:35,760 --> 00:44:37,870 (惣一)《お前こそが 早乙女だ》 597 00:44:46,190 --> 00:44:56,190 ♪♪~