1 00:00:00,510 --> 00:00:02,510 (悠里)命懸けで やりなさい。 2 00:00:02,510 --> 00:00:04,520 金メダルを 取れるくらいに。 3 00:00:04,520 --> 00:00:06,520 (洸)ケガをすればいい。→ 4 00:00:06,520 --> 00:00:09,520 選考会に 間に合わない程度の ケガさ。 5 00:00:11,530 --> 00:00:14,530 (洸)母さんは 僕に失望したんだ。 6 00:00:14,530 --> 00:00:19,540 (晶)奇麗でしょ? (悠里)何てことを。→ 7 00:00:19,540 --> 00:00:22,540 オリンピックの夢は もう終わったわ。→ 8 00:00:22,540 --> 00:00:26,540 わたしには もう あなたしか いないの。 9 00:00:26,540 --> 00:00:31,790 (廉)時々 胸が熱くなる。 心臓の血管が こう ぎゅって。 10 00:00:31,790 --> 00:00:34,790 (丈治)知ってたのか? (リカ)それなのに 廉君を? 11 00:00:34,790 --> 00:00:37,790 ほかに 誰が いるっていうの? オリンピックで→ 12 00:00:37,790 --> 00:00:40,030 ゴールドを目指せる人間が ほかに 誰が いるっていうの。 13 00:00:40,500 --> 00:00:42,210 廉のトレーニングは 中止する。 14 00:00:42,210 --> 00:00:44,060 あなたが やらないなら ほかのコーチを頼む。 15 00:00:44,060 --> 00:00:46,060 お前 今 自分で 何を言ってるか 分かってんのか! 16 00:00:46,060 --> 00:00:47,360 そうですよ 社長。 17 00:00:47,880 --> 00:00:51,540 わたしは 今 大きな賭けをしているの。 18 00:00:52,890 --> 00:01:02,890 失敗したら わたしたち家族は ばらばらに なってしまう。 19 00:01:07,840 --> 00:01:10,840 (丈治)会議の後で 会長に 時間を取ってもらってる。 20 00:01:10,840 --> 00:01:16,850 もちろん 廉のことでだ。 いくら何でも やり過ぎなんだ。 21 00:01:16,850 --> 00:01:18,850 会長が 孫の命を懸ける。 22 00:01:18,850 --> 00:01:21,850 こんな無謀なことを 許すはずがない。 23 00:01:21,850 --> 00:01:27,860 それを待って 陸連のドクターの 上申書を 水連の方に提出する。 24 00:01:27,860 --> 00:01:33,860 悠里。 ここまでだ。 悪いが 止めさせてもらう。 25 00:01:33,860 --> 00:01:38,590 父の…。 会長の意思は 絶対? 26 00:01:38,870 --> 00:01:42,340 もちろん そうだ。 フッ。 分かりきった話だ。 27 00:01:46,880 --> 00:01:48,880 社長? 28 00:01:50,880 --> 00:01:56,890 丈治。 今日の役員会議は いつもの定例会とは 違うのよ。 29 00:01:57,470 --> 00:01:58,050 (丈治)うん? 30 00:01:58,890 --> 00:02:00,890 ≪(ノック) 31 00:02:04,830 --> 00:02:09,830 (惣一)ああ。 こちらに来なさい。→ 32 00:02:09,830 --> 00:02:15,840 おめでとう。 先ほど 満場一致で 採択された。 33 00:02:15,840 --> 00:02:18,840 ホールディングス 全グループの新代表に。 34 00:02:18,840 --> 00:02:20,840 ありがとうございます。 35 00:02:25,550 --> 00:02:28,850 (惣一)これからは 名実共に お前が 早乙女だ。 36 00:02:29,440 --> 00:02:33,150 全ての意思決定は お前によってのみ 動かされる。 37 00:02:38,330 --> 00:02:39,520 (惣一)さあ。 はい。 38 00:02:42,410 --> 00:02:46,130 ありがとうございます。 皆さん どうぞ お座りください。 39 00:02:51,820 --> 00:03:06,260 title 40 00:03:12,260 --> 00:03:18,020 (洸)廉。 (廉)兄貴。 あれ? 新しい彼女? 41 00:03:18,420 --> 00:03:21,180 うん? いや。 (麻衣子)うん。 42 00:03:21,280 --> 00:03:23,000 どっちよ。 (麻衣子)そう。 43 00:03:28,280 --> 00:03:32,290 (廉)ふーん。 何か 今までの子と タイプ 違うね。 44 00:03:32,290 --> 00:03:36,290 (洸)うん? (麻衣子)どう違う? 45 00:03:40,290 --> 00:03:43,090 廉。 すまない。 46 00:03:44,150 --> 00:03:47,780 (廉)うん? 何が? (洸)僕の代わりに 選考会に。 47 00:03:49,150 --> 00:03:51,160 まあ 人生 色々 ありますよね。 48 00:03:51,160 --> 00:03:53,160 何か 手伝えることがあったら 言ってくれ。 49 00:03:53,160 --> 00:03:55,160 精いっぱい 応援するつもりだから。 50 00:03:55,500 --> 00:03:56,570 (廉)応援ね。 51 00:03:57,920 --> 00:04:00,820 いいけど。 弱気の虫を うつさないでくれよ。 52 00:04:01,860 --> 00:04:04,860 ああ。 (麻衣子)弱気の虫? 53 00:04:04,860 --> 00:04:06,870 取りあえず ペース配分 測ってくれる? 54 00:04:06,870 --> 00:04:08,870 ああ。 55 00:04:14,870 --> 00:04:16,870 (洸)テーク ユア マーク。 56 00:04:24,630 --> 00:04:25,140 (洸)スタート。 57 00:04:30,090 --> 00:04:34,080 私たちは もっともっと 強い意志を持って→ 58 00:04:34,430 --> 00:04:35,830 前に進むべきでしょう。 59 00:04:36,730 --> 00:04:41,000 私は 新代表として ここに 宣言をします。 60 00:04:41,730 --> 00:04:46,740 一人の。 たった一人のリストラも 決して しないと。 61 00:04:46,740 --> 00:04:51,740 合理的な時代に 逆行すると 思われるでしょうが→ 62 00:04:51,740 --> 00:04:54,740 わたしは 人の力こそを 信じているのです。 63 00:04:54,740 --> 00:04:57,750 コンプライアンスを重視? 64 00:04:57,750 --> 00:05:01,680 規律は 大事ですが 誤った捉え方で→ 65 00:05:01,680 --> 00:05:04,690 小さく まとまることを 逆に 恐れましょう。 66 00:05:04,690 --> 00:05:07,690 そう。 逆よ。 67 00:05:07,690 --> 00:05:11,690 われわれは 果敢に 時代の流れとは 逆行するのです。 68 00:05:11,690 --> 00:05:17,700 人の思い マンパワーを 信じるが故に。 69 00:05:17,700 --> 00:05:21,700 力を 社員の若い力を。 70 00:05:21,700 --> 00:05:26,710 わたしたちは 全員で攻め かつ 全員で守る。 71 00:05:26,710 --> 00:05:30,710 何よりも スピーディーに。 スピードよ。 72 00:05:30,710 --> 00:05:34,720 スピードこそが 今の時代を制覇する→ 73 00:05:34,720 --> 00:05:37,720 最も大事な 鍵なんです。 74 00:05:39,720 --> 00:05:44,730 スピード。 (洸)ああ。 何て やつだ。 75 00:05:44,730 --> 00:05:54,730 ♪♪~ 76 00:05:57,740 --> 00:06:01,680 (惣一)丈治。 これからは これまで以上に→ 77 00:06:01,680 --> 00:06:08,680 悠里のことを 頼んだぞ。 (丈治)はい。 それは。 78 00:06:08,680 --> 00:06:12,690 (惣一)お前は 身内のようなものだ。→ 79 00:06:12,690 --> 00:06:17,690 悠里にとって 唯一 心を許せる存在だろう。 80 00:06:20,700 --> 00:06:24,700 (丈治)会長。 (惣一)味方になってくれ。→ 81 00:06:25,040 --> 00:06:33,710 万が一 周りが 全て 敵に回ろうとしても 守ってくれ。 82 00:06:36,710 --> 00:06:38,710 はい。 83 00:06:42,720 --> 00:06:45,030 人の運気を上げる 人間がいる。 84 00:06:45,720 --> 00:06:48,720 神代さんの言葉を あれから ずっと わたしは考えている。 85 00:06:48,720 --> 00:06:50,890 よく あげまん さげまんとか いいますが。 86 00:06:50,890 --> 00:06:52,980 そういう ナンセンスな 下ネタは いいのよ。 87 00:06:52,980 --> 00:06:54,750 すいません。 ウエットで いじけて→ 88 00:06:54,750 --> 00:06:56,600 くよくよするような人は 駄目ね。 89 00:06:56,600 --> 00:06:58,880 自分が 相手の運気を 吸い取りたい タイプだから。 90 00:06:59,080 --> 00:07:02,020 分かります。 わたしも そういう 友達の相談 受けてると→ 91 00:07:02,020 --> 00:07:05,020 ぐったりしますから。 吸い取られて。 92 00:07:05,020 --> 00:07:08,030 人の意見に かぶせてくるような 人間も 駄目ね。 93 00:07:08,030 --> 00:07:10,030 ああしろ こうしろ 自分の価値観を→ 94 00:07:10,030 --> 00:07:12,030 押し付けがましいのは 相手を なえさせる。 95 00:07:12,030 --> 00:07:14,030 何よ。 わたしが そうだって言いたいの? 96 00:07:14,030 --> 00:07:16,030 わたし 何も言ってませんが。 97 00:07:16,030 --> 00:07:19,040 よく言う 癒やし系ってのも 違うわよね。 98 00:07:19,040 --> 00:07:22,040 リラックスしても 覇気を 奪われる。 99 00:07:22,040 --> 00:07:25,040 緊張感が ないから。 それ わたしのことでしょうが。 100 00:07:25,040 --> 00:07:27,060 どこで 誰を 癒やしたっていうのよ。 101 00:07:27,680 --> 00:07:29,680 すいません。 だが しかし→ 102 00:07:29,680 --> 00:07:32,990 わたしは ようやく その答えの ヒントを 手に入れたわ。 103 00:07:33,090 --> 00:07:34,030 ホントですか? 104 00:07:34,280 --> 00:07:36,280 どんな人が 運気を くれるんでしょうか? 105 00:07:36,280 --> 00:07:38,690 わたし そういう彼氏が ほしいです。 106 00:07:38,700 --> 00:07:41,030 バブーよ。 バブー? 107 00:07:41,030 --> 00:07:42,750 赤ちゃんよ。 えっ? 108 00:07:42,750 --> 00:07:45,030 人を 奮い立たせるのは 赤ちゃんの寝顔よ。 109 00:07:45,470 --> 00:07:49,760 無邪気で 無防備で 自分のそばで 安心して眠ってる 赤ちゃん。 110 00:07:49,760 --> 00:07:53,760 しかも 与えてることに 無頓着だから 吸い取られない。 111 00:07:53,760 --> 00:07:57,770 無尽蔵に 与えてくれる。 なるほど。 112 00:07:57,770 --> 00:08:00,790 でも 赤ちゃんみたいな彼氏って 気持ち悪いです。 113 00:08:00,790 --> 00:08:03,710 バブバブ 胸に 顔を埋められても。 114 00:08:03,710 --> 00:08:07,710 それは 幼児プレーだ これ。 すいません。 そうでした。 115 00:08:07,710 --> 00:08:11,710 無邪気。 無防備。 無頓着。 無尽蔵。 四無しの法則よ。 116 00:08:11,710 --> 00:08:13,720 分かりやすく言うと バカということでしょうか? 117 00:08:13,720 --> 00:08:16,720 あなたのバカとは 意味が違う バカよ。 118 00:08:16,720 --> 00:08:19,720 とても お利口さんなバカよ。 119 00:08:19,720 --> 00:08:21,720 お利口さんなバカ? [TEL](メールの着信音) 120 00:08:25,070 --> 00:08:26,500 雨。 えっ? 121 00:08:36,740 --> 00:08:41,740 (辰也)大げさかもしんないが 息子が 死んでも構わない。→ 122 00:08:41,740 --> 00:08:44,750 そう思ってんだとしたら→ 123 00:08:44,750 --> 00:08:51,750 そいつは やっぱり どう考えても 母親失格なんじゃないかって。 124 00:08:54,760 --> 00:08:59,760 (辰也)やめらんないのか? どうしても。 125 00:08:59,760 --> 00:09:05,700 あなたの頼みでも それだけは。 126 00:09:06,440 --> 00:09:07,410 そっか。 127 00:09:09,400 --> 00:09:10,710 ごめんなさい。 128 00:09:10,710 --> 00:09:15,710 いや。 たぶん そう言うと 思ってはいたから。 129 00:09:15,710 --> 00:09:22,710 だから そういう答えをもらう以上俺なりに 覚悟を決めてきたんだ。 130 00:09:25,720 --> 00:09:27,720 ふらふらしてても→ 131 00:09:27,720 --> 00:09:33,730 時々 子供たちの逃げ場所にでも なってやれば いいかなって。 132 00:09:33,730 --> 00:09:36,730 そういう生き方も あるかと 思ってはいたけど。 133 00:09:36,730 --> 00:09:41,730 フッ。 最後まで 役に立たねえ。 134 00:09:53,940 --> 00:10:08,890 JPN giới thiệu 135 00:10:43,790 --> 00:10:49,020 王様の耳は ロバの耳。 (朋)《王様の耳は ロバの耳》 136 00:10:49,020 --> 00:10:54,440 王様の耳は ロバの耳。 悠里さまの耳も ロバの耳。 137 00:10:57,690 --> 00:11:01,040 もう やめよ。 ゴールドなんか いらない。 138 00:11:01,340 --> 00:11:02,110 何のため? 139 00:11:02,950 --> 00:11:05,250 何かを犠牲にする 価値なんか あるの? 140 00:11:05,500 --> 00:11:07,040 ないわ。 《そう?》 141 00:11:07,150 --> 00:11:11,090 そうよ。 こんなことになって いったい 何が よかったの? 142 00:11:11,090 --> 00:11:15,090 言ってしまえば いいのよ。 口に出して もう やめよって。 143 00:11:15,090 --> 00:11:18,100 そうすれば 楽になる。 144 00:11:18,100 --> 00:11:23,100 普通の家族で いいじゃない。 何でも 楽しく 言い合って。 145 00:11:23,100 --> 00:11:26,100 《楽しい?》 楽しいわよ きっと。 146 00:11:26,100 --> 00:11:28,110 毎日 毎日 楽しいわよ。 147 00:11:28,110 --> 00:11:29,540 《ホント?》 ホントよ。 148 00:11:30,110 --> 00:11:33,110 《ホントに ホント?》 149 00:11:36,110 --> 00:11:40,120 楽しくても うれしくないわね きっと。 150 00:11:40,120 --> 00:11:42,120 《うん》 151 00:11:42,120 --> 00:11:45,120 仲良しクラブで 生まれるものなどありはしない。 152 00:11:45,120 --> 00:11:49,130 《なーい ない》 誰かに頼る人間が生まれるだけよ。 153 00:11:49,130 --> 00:11:53,130 自分は 何もしないくせに 誰かのせいにする。 154 00:11:53,130 --> 00:11:58,140 政治が悪い。 社会が悪い。 学校が 親が悪い。 155 00:11:58,140 --> 00:12:01,140 自分を棚に上げて みんな よく しゃべる しゃべる。 156 00:12:01,140 --> 00:12:03,140 《嫌》 嫌よ。 157 00:12:03,140 --> 00:12:06,140 自分の子供たちが そんな人間に なるなんて 耐えられない。 158 00:12:06,140 --> 00:12:08,150 生理的に 無理。 159 00:12:08,150 --> 00:12:09,500 無理! 《無理!》 160 00:12:10,160 --> 00:12:23,160 (歓声) 161 00:12:25,100 --> 00:12:29,100 ≪(拍手) 162 00:12:31,100 --> 00:12:36,110 (丈治)少しは 元気になったみたいだな。 163 00:12:36,560 --> 00:12:40,830 (晶)親子って 近過ぎて 時々 見えなくなる。 164 00:12:41,590 --> 00:12:43,000 うん? 165 00:12:43,760 --> 00:12:45,770 愛情なんて 押し付けられても→ 166 00:12:45,770 --> 00:12:48,770 うっとうしいと 思うこともあるし。→ 167 00:12:48,770 --> 00:12:52,770 そんなこと言って 結局 自分のためじゃないって→ 168 00:12:52,770 --> 00:12:56,780 疑ったりもして。 (丈治)ああ。 169 00:12:56,780 --> 00:13:00,780 でも 結局 それって 甘えてるんだよ。 170 00:13:02,780 --> 00:13:07,790 丈治さんみたいな人から見たら 特に そう思うでしょ? 171 00:13:08,090 --> 00:13:09,350 いるだけ ましだろって。 172 00:13:14,340 --> 00:13:21,640 親だからって 甘えてただけで。 実際は 一人の人間で→ 173 00:13:22,350 --> 00:13:25,350 一人の女の人には 変わりは ないのに。 174 00:13:25,350 --> 00:13:27,350 (丈治)ああ。 175 00:13:30,360 --> 00:13:34,360 そう思うと 一度 親子とか→ 176 00:13:34,360 --> 00:13:37,360 はがしてみれば いいのかもしれない。 177 00:13:37,360 --> 00:13:39,360 (丈治)はがす? 178 00:13:41,370 --> 00:13:46,370 そう。 愛情とか 分からなくなっても→ 179 00:13:46,370 --> 00:13:50,370 その人の 志みたいなものは 冷静に見れるから。 180 00:13:52,380 --> 00:13:54,380 志? 181 00:13:56,380 --> 00:13:58,380 ママの志よ。 182 00:14:07,390 --> 00:14:10,330 晶。 何を? 183 00:14:10,330 --> 00:14:14,330 (晶)わたしを見て。 丈治さん。 184 00:14:14,330 --> 00:14:17,330 服を着なさい。 (晶)ちゃんと 見てほしい。 185 00:14:28,350 --> 00:14:30,350 これが わたしよ。 186 00:14:33,350 --> 00:14:38,350 ママが産んでくれた そのままの わたし。 187 00:14:43,260 --> 00:14:44,360 早乙女 晶。 188 00:14:45,360 --> 00:15:02,380 ♪♪~ 189 00:15:03,040 --> 00:15:04,080 そうか。 190 00:15:12,970 --> 00:15:15,520 (廉)何かが起こるよ。 きっとね。 191 00:15:16,330 --> 00:15:20,330 選考会で? うん。 192 00:15:20,330 --> 00:15:25,330 やめて。 そんな不安に させるようなこと言わないで。 193 00:15:30,340 --> 00:15:32,340 廉君! 194 00:15:34,350 --> 00:15:36,350 なんちゃって。 195 00:15:39,350 --> 00:15:42,350 (辰也)くっそ。 抜けない。 抜けない 指輪。 196 00:15:42,350 --> 00:15:44,360 離婚届? (辰也)ああ。 197 00:15:44,360 --> 00:15:46,360 もう サインして はんこ 押したやつ。 198 00:15:46,360 --> 00:15:48,360 どうして そんな? (丈治)どうしてって→ 199 00:15:48,360 --> 00:15:51,360 そりゃ そうだろ。 子供の教育方針っつうのは→ 200 00:15:51,360 --> 00:15:55,370 夫婦の肝なんだよ。 「子は かすがい」って言うだろ。 201 00:15:55,370 --> 00:15:58,370 愛だ 恋だよりもさ それで 決裂したら→ 202 00:15:58,370 --> 00:16:01,370 終了の鐘が 鳴り響くわけよ。 203 00:16:01,370 --> 00:16:08,380 ウエディングベルの形が 逆さまになった 別れの鐘がさ。 204 00:16:08,800 --> 00:16:11,900 それで 悠里は? 205 00:16:12,080 --> 00:16:13,510 受け取ったよ すんなり。 206 00:16:13,510 --> 00:16:14,970 チクショー。 だまされたよ あんたに。 207 00:16:15,340 --> 00:16:18,340 何が まだ 俺を愛してるだよ。 びくとも 動揺してなかったよ。 208 00:16:18,340 --> 00:16:21,940 いや。 それは 突然のことだから。 (辰也)あーあ。 俺も単純だからさ。 209 00:16:22,160 --> 00:16:25,160 まんまと あんたの策略に 乗っちまったって話だよ。 210 00:16:25,160 --> 00:16:27,160 策略? (辰也)そうだろ。 211 00:16:27,160 --> 00:16:29,860 これで 悠里は 晴れて シングルマザーだよ。 212 00:16:29,860 --> 00:16:31,870 あんたと 付き合おうが 籍を入れようが→ 213 00:16:31,870 --> 00:16:34,870 自由自在の フリーダムだよ。 214 00:16:34,870 --> 00:16:36,870 俺は そんなつもりで 言ったんじゃ。 215 00:16:36,870 --> 00:16:38,870 あー どうしよう? これから 僕の生活。 216 00:16:38,870 --> 00:16:43,880 あっ! お金ある? 少し貸して。 あっ! 恵んでくんない。 217 00:16:43,880 --> 00:16:46,880 (丈治)明石さん。 (辰也)怖い。→ 218 00:16:46,880 --> 00:16:49,880 いきなり 一人になるのが こんなに怖いなんて。 219 00:16:49,880 --> 00:16:51,210 (丈治)落ち着いてください。 220 00:16:51,220 --> 00:16:53,760 落ち着いてられっかよ チクショー。 今ごろ 悠里はよ→ 221 00:16:53,870 --> 00:16:56,870 厄介払いが 済んだっつって 清々した顔して るんるん気分で→ 222 00:16:56,870 --> 00:16:59,320 お買い物してんだよ チクショー。 (丈治)そんなはず ないでしょう。 223 00:16:59,450 --> 00:17:02,460 すてきな色 もう。 224 00:17:02,460 --> 00:17:05,460 はい。 ねえ。 225 00:17:05,460 --> 00:17:07,460 真ん中の グレーのヒール。 226 00:17:13,400 --> 00:17:15,400 はい。 227 00:17:18,410 --> 00:17:21,410 社長。 買い物脳 炸裂ですね。 228 00:17:21,410 --> 00:17:26,410 おかしいわね。 ストレス発散されるはずなのに→ 229 00:17:26,410 --> 00:17:27,820 むなしい。 230 00:17:44,430 --> 00:17:46,430 君 いつから ここに…。 231 00:17:50,440 --> 00:17:56,440 最近 明け方まで 何だか 眠れなくてね。 232 00:18:05,450 --> 00:18:06,610 (洸)何だよ これ。 233 00:18:09,470 --> 00:18:12,470 (廉)《弱気の虫を うつさないでくれよ》 234 00:18:18,400 --> 00:18:20,400 どれだろ? 235 00:18:24,410 --> 00:18:28,410 (洸)フフッ。 っていうか おなか 出てるし。 236 00:18:28,410 --> 00:18:55,430 ♪♪~ 237 00:19:02,440 --> 00:19:24,400 ♪♪~ 238 00:19:24,400 --> 00:19:26,400 やっぱ お肉は レアよ。 239 00:19:26,400 --> 00:19:30,400 こう 血の滴るような レアじゃないと。 240 00:19:30,400 --> 00:19:34,410 社長。 あら 何よ。 食べないの? 241 00:19:34,410 --> 00:19:36,410 別に 割り勘だなんて 言わないわよ。 242 00:19:36,410 --> 00:19:39,410 わたし いっぱい いっぱいです。 243 00:19:39,410 --> 00:19:42,420 何か つまみ食いしたの? バカね。 もったいない。 244 00:19:42,420 --> 00:19:44,420 ついていけません。 えっ? 245 00:19:44,420 --> 00:19:48,420 わたし これ以上 社長に ついていけません。 246 00:19:48,420 --> 00:19:52,430 今ごろ 廉君は トレーニングを しているはずです。 247 00:19:52,430 --> 00:19:55,430 社長のために。 命を投げ出す覚悟で。 248 00:19:55,430 --> 00:19:59,430 それなのに 狂ったように 大量の お買い物をして→ 249 00:19:59,430 --> 00:20:02,440 揚げ句は こんな分厚いステーキ。 すてーきじゃない。 250 00:20:02,440 --> 00:20:05,440 そんな親父ギャグ 笑えません。 あら。 親父ギャグは→ 251 00:20:05,440 --> 00:20:07,440 脳の活性化にいいと いわれてるのよ。 252 00:20:07,440 --> 00:20:12,450 ぼけ防止になる。 尊敬してました。 それまでは。 253 00:20:12,450 --> 00:20:17,450 いっぱい怒られたけど それ以上に社長のことを 尊敬していたから→ 254 00:20:17,450 --> 00:20:24,460 苦にならなかったんです。 ですが 今度のことは 無理です。 255 00:20:24,460 --> 00:20:30,460 人として 母親として おかしいと思います。 256 00:20:30,460 --> 00:20:33,470 そこまでして 金メダルが 欲しい気持ちは→ 257 00:20:33,470 --> 00:20:35,470 わたしには もともと 分かりませんでした。 258 00:20:35,470 --> 00:20:39,470 ですが 亡くなられた お兄さまの お話を聞いて→ 259 00:20:39,470 --> 00:20:45,480 分からないけど わたしなりに 理解したいと思いました。 260 00:20:45,480 --> 00:20:49,480 でも もう 無理です。 261 00:20:49,480 --> 00:20:53,490 ここまで されると わたしの理解を 超えています。 262 00:20:53,490 --> 00:20:56,490 正直 怖いです。 263 00:20:56,490 --> 00:20:59,490 選考会で 何か 起こるんじゃないかって→ 264 00:20:59,490 --> 00:21:04,500 恐ろしくて 恐ろしくて 耐えられません。 265 00:21:04,500 --> 00:21:12,500 もう わたし これ以上は 社長に ついていけません。 266 00:21:15,440 --> 00:21:17,440 そう。 267 00:21:24,640 --> 00:21:25,360 よかったわ。 えっ? 268 00:21:26,450 --> 00:21:32,460 実は あなたの処遇を どうしたものかと 考えていたの。 269 00:21:32,460 --> 00:21:35,460 わたしは 本社 系列グループの 代表になり→ 270 00:21:35,460 --> 00:21:38,040 株主総会の後 正式に承認される。 271 00:21:38,270 --> 00:21:42,270 そうなると 秘書は 当然 英語も ネーティブでなければ→ 272 00:21:42,270 --> 00:21:44,630 お話にもならない。 ネーティブ…。 273 00:21:44,630 --> 00:21:47,640 ちょうど よかったわ。 あなたから 切り出してくれて。 274 00:21:47,640 --> 00:21:50,640 わたしを 首に? 自主退社でしょ。 275 00:21:50,640 --> 00:21:54,640 あなたが 自分で わたしに ついていけないと 言ったのよ。 276 00:21:54,640 --> 00:21:58,010 最後に もう一度 言うけど その 舌っ足らずな口で。 277 00:21:58,010 --> 00:22:00,010 それは…。 さようなら。 278 00:22:00,010 --> 00:22:02,010 あしたにでも 辞表を出して。 279 00:22:02,010 --> 00:22:04,010 総務には 今日のうちに 連絡しとくわ。 280 00:22:04,010 --> 00:22:06,170 同時に 日割りのお給料を 受け取れるように。 281 00:22:06,170 --> 00:22:09,020 そんなぁ。 そんなぁ。 282 00:22:09,020 --> 00:22:12,950 次の就職先も あるでしょうから 決まるまで アパートも→ 283 00:22:12,950 --> 00:22:15,960 すぐに 引き払えとまでは 言わないわ。 284 00:22:15,960 --> 00:22:20,960 社長は わたしが いなくなっても 平気なんですか? 285 00:22:20,960 --> 00:22:25,970 何? それ。 どういう意味? さ… さみしくないんですか? 286 00:22:25,970 --> 00:22:28,970 フッ。 あなた 何 言ってんの? 287 00:22:28,970 --> 00:22:32,970 そんな言葉は 別れ際の恋人に 言うもんでしょ。 288 00:22:32,970 --> 00:22:34,980 もっとも そんな うっとうしい言葉 言われたら→ 289 00:22:34,980 --> 00:22:38,980 彼氏も ますます どん引きでしょうけどね。 290 00:22:40,980 --> 00:22:44,990 ああ それよ。 あなたが 振られる理由。 291 00:22:44,990 --> 00:22:46,400 今 はっきり分かったわ。 292 00:22:46,990 --> 00:22:50,070 しつこいのよ あなた。 オエーって感じなの。 293 00:22:50,990 --> 00:23:01,000 ♪♪~ 294 00:23:17,950 --> 00:23:19,950 曇り…。 295 00:23:26,820 --> 00:23:29,830 《今ごろ 廉君は トレーニングを しているはずです》 296 00:23:29,830 --> 00:23:33,830 《社長のために。 命を投げ出す覚悟で》 297 00:23:33,830 --> 00:23:36,830 《これ以上は 社長に ついていけません》 298 00:23:36,830 --> 00:23:41,840 《やめらんないのか? どうしても》 299 00:23:41,840 --> 00:23:44,840 (丈治)《もう一度 診断書を よく見ろ》 300 00:23:44,840 --> 00:23:46,300 《それでも 母親か》 301 00:23:56,850 --> 00:24:01,860 服を着てください。 お願いします。→ 302 00:24:01,860 --> 00:24:04,860 服を着てください。 (聖子)やっぱり→ 303 00:24:04,860 --> 00:24:06,860 わたしって 魅力ないですか? 304 00:24:06,860 --> 00:24:10,870 俺が わざわざ 息子さんとのこと 介入したのは→ 305 00:24:10,870 --> 00:24:13,870 あなたへの気持ちからじゃ ないんです。 306 00:24:13,870 --> 00:24:16,870 (聖子)ええ? (丈治)悠里が…。 307 00:24:16,870 --> 00:24:19,880 やっぱり あんな形で あなたと悠里を 引きはがすと→ 308 00:24:19,880 --> 00:24:22,810 根に持たれることも あるかもしれないって。→ 309 00:24:22,810 --> 00:24:26,820 あなたの家庭が 落ち着けば 不安の種も 消える。 310 00:24:26,820 --> 00:24:29,820 早乙女さんのために? (丈治)ええ。 311 00:24:29,820 --> 00:24:32,820 もしかして あなた 早乙女さんのことを。 312 00:24:32,820 --> 00:24:34,830 そういう あれじゃ。 (聖子)まだ 結婚してるのよ。→ 313 00:24:34,830 --> 00:24:38,830 不倫になるわ。 許されないことよ。 314 00:24:38,830 --> 00:24:42,830 (丈治)何で すぐ そう 結び付けるんですか? 315 00:24:42,830 --> 00:24:44,840 仕事の上司ですよ。 (聖子)ごまかさないで。 316 00:24:44,840 --> 00:24:48,840 女に 恥をかかせておいて。 317 00:24:48,840 --> 00:24:50,840 幸せになってほしいと 思ってます。 318 00:24:50,840 --> 00:24:53,840 ほら。 やっぱり そうなんじゃない。 319 00:24:53,840 --> 00:24:56,850 俺が 幸せにしてやりたい。 320 00:24:56,850 --> 00:24:58,850 確かに そう思った時期も あります。 321 00:24:58,850 --> 00:25:00,850 だけど 今は 違う。 322 00:25:00,850 --> 00:25:03,850 「俺が」っていうのが いつの間にか はがれて→ 323 00:25:03,850 --> 00:25:06,860 ただ 幸せになってほしい。 そう思うように。 324 00:25:06,860 --> 00:25:09,860 意味が分からないわ。 同じことじゃない。 325 00:25:11,860 --> 00:25:14,290 (丈治)分からないでしょうね あなたには。 326 00:25:14,520 --> 00:25:16,520 何よ。 バカにして。 327 00:25:16,520 --> 00:25:19,520 だから 勝は あんなふうに なったんじゃないですか。 328 00:25:19,520 --> 00:25:22,460 関係ないでしょ! (丈治)関係あります。 329 00:25:22,460 --> 00:25:28,460 片親だから 母子家庭だから 色々 大変だから仕方ない。→ 330 00:25:28,460 --> 00:25:32,470 最初は そう思ってました。 だけど いたわり合って→ 331 00:25:32,470 --> 00:25:35,470 うまくいってる家庭だって 多いんです。 332 00:25:35,470 --> 00:25:40,470 それは 母親が ブレないからです。→ 333 00:25:40,470 --> 00:25:42,350 悠里は 少なくとも ブレない。→ 334 00:25:43,480 --> 00:25:46,480 一貫して 子供が こういう人間に なってほしい。→ 335 00:25:46,480 --> 00:25:49,480 こういう人間にだけは ならないでほしい。→ 336 00:25:50,000 --> 00:25:53,470 そう思って 厳しく 言うべきところは→ 337 00:25:53,810 --> 00:25:54,490 曲げずにきたんです。 (聖子)わたしだって→ 338 00:25:54,490 --> 00:25:57,650 わたしだって 勝が小さいときは きちんと。 339 00:25:58,600 --> 00:25:59,910 ええ。 厳しくしたんでしょう。 340 00:26:01,010 --> 00:26:04,840 だけど 思春期になると うるさがられるときも来る。→ 341 00:26:05,430 --> 00:26:07,430 乱暴な言葉を 吐き捨てられるときもある。 342 00:26:07,430 --> 00:26:09,430 (聖子)《あー 嫌! ごめんなさい!》 343 00:26:09,430 --> 00:26:13,440 (勝)《ざけんな てめえ! ぶっ殺すぞ!》 344 00:26:13,440 --> 00:26:16,440 (丈治)あなた その瞬間 折れたでしょ。 345 00:26:16,440 --> 00:26:21,460 分かります。 子供とは 違う。→ 346 00:26:21,460 --> 00:26:24,380 いつの間にか ずうたいも でかくなって。→ 347 00:26:24,380 --> 00:26:28,390 そんな人間に キレられたら 怖いと思うのは。 348 00:26:28,390 --> 00:26:32,390 でも ブレたら いけなかったんです。 349 00:26:32,390 --> 00:26:39,400 子供は ずる賢いとこもあって。 ああ 今 この親は ひるんだな。→ 350 00:26:39,400 --> 00:26:43,400 怖がったな。 もう 自分のが強いんだ。 351 00:26:43,400 --> 00:26:48,410 偉いんだって 立場 逆転されたりもする。 352 00:26:49,270 --> 00:26:50,820 親が 子供の奴隷になる。 353 00:26:53,410 --> 00:26:57,890 そういうとき 逃げたら いけなかったんです。→ 354 00:26:58,420 --> 00:27:03,420 正しいこと言ってるんなら 怖がったら いけなかったんです。 355 00:27:03,420 --> 00:27:10,430 何よ。 何よ 偉そうに。 お説教するつもりなの? 356 00:27:10,430 --> 00:27:15,430 何でも そう 悪いふうに取るの やめたら どうです。 357 00:27:15,430 --> 00:27:18,440 何よ! 何よ。 もう二度と 来ないで! 358 00:27:18,440 --> 00:27:21,410 勝とも 連絡したりしないで! 359 00:27:21,410 --> 00:27:24,270 丹羽さん。 (聖子)出てって! 360 00:27:24,270 --> 00:27:47,290 ♪♪~ 361 00:27:49,300 --> 00:27:53,300 ママ。 晶。 362 00:27:59,310 --> 00:28:03,310 (晶)廉兄の練習 付き合ってあげようと思って。 363 00:28:03,310 --> 00:28:07,320 天才に 練習は いらないって 怠け癖 あるから。 364 00:28:07,320 --> 00:28:09,320 そうね。 365 00:28:17,330 --> 00:28:19,590 (晶)ほら。 やっぱり サボって。 366 00:28:24,370 --> 00:28:26,370 廉!? 367 00:28:26,370 --> 00:28:28,370 えっ!? 368 00:28:33,380 --> 00:28:35,380 廉! 369 00:28:40,210 --> 00:28:44,390 (晶)廉兄 やめてよ! いつもの 冗句でしょ。 370 00:28:56,140 --> 00:28:57,400 廉兄? 371 00:29:00,400 --> 00:29:02,400 廉! 372 00:29:04,410 --> 00:29:06,410 廉! 373 00:29:12,420 --> 00:29:15,420 廉? 374 00:29:15,420 --> 00:29:18,060 母さん。 廉! 375 00:29:22,360 --> 00:29:24,360 廉。 376 00:29:31,370 --> 00:29:33,370 しゃれに なんない。 377 00:29:33,820 --> 00:29:36,150 母さんが ファーストキスの相手なんて。 378 00:29:41,230 --> 00:29:48,030 ごめんなさい。 わたし あなたを利用して…。 379 00:29:56,390 --> 00:30:00,390 こんなこと 許されない。 絶対に 許されないわ。 380 00:30:05,400 --> 00:30:12,400 大丈夫。 信じて。 あなたの子供を 信じて。 381 00:30:14,410 --> 00:30:18,420 なっ。 晶。 382 00:30:18,420 --> 00:30:22,420 (晶)うん。 うん。 383 00:30:27,360 --> 00:30:32,360 誰か 助けて。 もう 駄目よ。 もう 限界です。 384 00:30:32,360 --> 00:30:37,370 ああ…。 兄さん。 修一兄さん。 385 00:30:37,370 --> 00:30:43,850 わたしは。 わたしたちは もう 限界よ! 386 00:30:44,370 --> 00:30:57,370 ♪♪~ 387 00:31:08,400 --> 00:31:14,400 (ファクスの作動音) 388 00:31:44,370 --> 00:31:48,370 (修一)《神様っていうのは たぶんどSだと 俺は思うね》→ 389 00:31:48,370 --> 00:31:52,380 《頑張れば頑張るほど ひどい目に遭わされることが 多い》→ 390 00:31:52,380 --> 00:31:59,380 《いいかげん あきらめろ。 そう言われてるみたいにな》→ 391 00:31:59,380 --> 00:32:04,390 《だけど あきらめたら 今度は 途端に 見向きもしてくれない》→ 392 00:32:04,390 --> 00:32:07,390 《もう 存在すら 感じられなくなる》→ 393 00:32:07,560 --> 00:32:08,970 《まあ だから 根比べさ》→ 394 00:32:09,390 --> 00:32:12,400 《しつこいな こいつ。 まだ やるかって》→ 395 00:32:12,400 --> 00:32:16,400 《いつか うんざりされるまで》→ 396 00:32:16,400 --> 00:32:21,420 《そうして その瞬間 どでかい ご褒美が待ってる》→ 397 00:32:21,420 --> 00:32:25,340 《それが きっと ゴールドさ》 398 00:32:25,340 --> 00:32:41,360 ♪♪~ 399 00:32:41,360 --> 00:32:46,360 (丈治)エントリーシートが 届いてた。 400 00:32:49,370 --> 00:32:54,370 まさか そういうこと 考えていたなんて。 401 00:32:57,370 --> 00:33:05,380 悠里。 勝算は あるのか? 402 00:33:05,380 --> 00:33:10,390 ないわ。 ない? 403 00:33:10,390 --> 00:33:16,390 だから ドキドキしてるわ。 毎日毎晩 目まいがしそうよ。 404 00:33:16,390 --> 00:33:19,400 お前が そんな賭けをするとは。 405 00:33:19,400 --> 00:33:24,400 賭けというよりは 祈りよ。 406 00:33:24,400 --> 00:33:28,410 わたしには もう どうすることも できないのだから。 407 00:33:28,410 --> 00:33:31,410 そうか。 408 00:33:31,880 --> 00:33:38,070 だから ここに来たの。 だったら 俺も祈ろう。 409 00:33:52,480 --> 00:33:55,480 (スターター)用意。 (スターターピストルの音) 410 00:34:10,630 --> 00:34:13,640 離婚届を? どうして? (辰也)もういいよ。→ 411 00:34:13,640 --> 00:34:16,640 何度も 説明したくないよ。 じゃあ あのアパートは? 412 00:34:16,640 --> 00:34:18,640 そりゃ 引っ越すしかねえだろ。 413 00:34:18,640 --> 00:34:22,650 それより リカちゃんこそ どうして 辞表なんか出したの? 414 00:34:22,650 --> 00:34:24,650 わたしも 説明したくないです。 じゃあ アパートは? 415 00:34:24,650 --> 00:34:28,650 次の就職先が 決まるまで 猶予を頂きました。 416 00:34:28,650 --> 00:34:32,660 ふーん。 でも 大変だよ。 この就職難。 417 00:34:32,660 --> 00:34:34,550 まあ リカちゃんは若いから→ 418 00:34:34,550 --> 00:34:36,550 いくらでも いいお店が あるだろうけどね。 419 00:34:36,550 --> 00:34:38,550 わたしは キャバ嬢には なりません。 420 00:34:38,550 --> 00:34:42,560 指名してあげたのに。 お金も 無いくせに。 421 00:34:42,560 --> 00:34:46,560 (辰也・リカ)ハァー。 どうしよう。 422 00:34:50,560 --> 00:34:54,500 (晶)廉兄。 よく頑張ったね。 423 00:34:54,500 --> 00:34:57,500 (廉)何 言ってんだよ。 これからじゃないか。→ 424 00:34:57,500 --> 00:34:59,500 これから もうすぐ…。 (晶)もう いいよ。 425 00:35:02,510 --> 00:35:05,510 ここまでで いい。 十分だよ。 426 00:35:05,510 --> 00:35:10,510 お前 何か 勘違いしてないか? (晶)えっ? 427 00:35:12,520 --> 00:35:16,520 俺は 本気で ゴールドを目指してるんだ。 428 00:35:16,520 --> 00:35:18,530 (晶)廉兄。 429 00:35:18,530 --> 00:35:22,530 そういう思いが なきゃ 絶対 伝わらない。 430 00:35:28,540 --> 00:35:32,730 もしものときは マジで いくしかねえんだ。 431 00:35:33,540 --> 00:35:50,560 ♪♪~ 432 00:35:50,560 --> 00:35:57,560 やだよ 廉兄。 死んじゃ やだよ。 433 00:36:03,500 --> 00:36:07,510 (惣一)この会場に来ると いつも 修一を思い出す。 434 00:36:08,320 --> 00:36:10,800 ええ。 わたしも そう。 435 00:36:11,510 --> 00:36:14,510 (惣一)圧倒的だったな。 あいつの存在感は。 436 00:36:14,510 --> 00:36:17,520 ええ。 (惣一)負ける姿など→ 437 00:36:17,520 --> 00:36:22,520 想像しろという方が無理があった。そうね。 438 00:36:22,520 --> 00:36:26,530 (惣一)あいつも それが 分かってた。 439 00:36:26,530 --> 00:36:31,530 わたしたちの そういう 安心しきった目を。→ 440 00:36:31,530 --> 00:36:35,540 もしかすると それが 修一を→ 441 00:36:35,540 --> 00:36:39,540 追い詰めてしまったのかも しれないな。 442 00:36:39,540 --> 00:36:41,540 お父さん。 443 00:36:43,540 --> 00:36:46,550 (惣一)わたしたちを 失望させることを→ 444 00:36:46,550 --> 00:36:49,550 何よりも恐れて。→ 445 00:36:49,550 --> 00:36:55,550 「負けたっていい。 勝ち続ける 人間など いやしないんだ」 446 00:36:57,490 --> 00:37:02,490 わたしは なぜ 修一に そう言ってやれなかったのか。 447 00:37:06,500 --> 00:37:14,510 難しいのよ。 そのタイミングも 言い方も 何もかも。 448 00:37:14,510 --> 00:37:18,510 戦っている人に 掛ける言葉は 難しい。 449 00:37:18,510 --> 00:37:25,510 いいえ。 やはり 掛ける言葉など きっと ないのよ。 450 00:37:27,520 --> 00:37:32,530 勇気づけられる 助けてあげられるなんて 思うのは→ 451 00:37:32,530 --> 00:37:39,530 とても 傲慢な考えなのよ。 何を言っても→ 452 00:37:39,530 --> 00:37:42,530 代わってあげることは できないのだから。 453 00:37:44,540 --> 00:37:50,540 ああ。 そうだな。 そうかもしれない。 454 00:37:52,480 --> 00:37:58,480 見守って 祈ることしか できないのね。 455 00:38:00,910 --> 00:38:02,760 どうか 目覚めてほしいと。 456 00:38:04,970 --> 00:38:09,750 まだ あなたの中にいる 眠った能力を。 457 00:38:14,500 --> 00:38:19,510 [マイク](アナウンス)男子 100m 自由形 決勝に 参加する選手の入場です。 458 00:38:19,510 --> 00:38:26,510 (拍手) 459 00:38:26,510 --> 00:38:33,520 (歓声) 460 00:38:33,520 --> 00:38:38,520 廉。 どうか あなたの力で。 461 00:38:38,520 --> 00:38:46,530 ♪♪~ 462 00:38:46,530 --> 00:38:49,530 廉君。 廉。 463 00:38:52,470 --> 00:38:54,470 晶ちゃん。 464 00:38:57,480 --> 00:39:05,490 どうしたんだよ? 晶。 無理もないですよ。 廉君が。 465 00:39:05,490 --> 00:39:08,490 違うの。 えっ? 466 00:39:13,490 --> 00:39:18,500 呼び起こして。 奮い立たせて! 467 00:39:18,500 --> 00:39:20,500 (丈治)フゥー。 468 00:39:25,510 --> 00:39:27,510 ハァー。 469 00:39:30,510 --> 00:39:32,510 チクショー。 470 00:39:36,520 --> 00:39:44,520 信じてる。 信じてる。 わたしは あなたたちを信じてる。 471 00:39:44,520 --> 00:39:49,520 わたしは わたしの子供たちを 信じてる。 472 00:39:54,470 --> 00:39:58,470 たくさんの。 たくさんの思い出。 473 00:40:02,480 --> 00:40:07,480 あのときも。 あのころも。 あんなことが。 474 00:40:13,100 --> 00:40:14,490 あんなことも。 475 00:40:14,490 --> 00:40:24,500 ♪♪~ 476 00:40:24,500 --> 00:40:27,500 [TEL](メールの着信音) 477 00:40:27,500 --> 00:40:47,520 ♪♪~ 478 00:40:47,520 --> 00:40:49,520 あの子。 479 00:40:49,520 --> 00:41:06,470 ♪♪~ 480 00:41:06,470 --> 00:41:13,470 必ず。 必ず 立ち上がってくれると。 481 00:41:17,480 --> 00:41:19,480 ハァー。 482 00:41:26,490 --> 00:41:39,510 ≪(足音) 483 00:41:39,510 --> 00:42:21,480 ♪♪~ 484 00:42:21,480 --> 00:42:26,490 悠里。 ハハッ。 お前の勝ちだ。 485 00:42:26,490 --> 00:42:39,500 ♪♪~ 486 00:42:39,500 --> 00:42:44,500 (どよめき) 487 00:42:44,500 --> 00:42:48,500 おい! 「サオトメ コウ」って!? 488 00:42:51,530 --> 00:42:53,530 洸兄。 489 00:43:03,460 --> 00:43:16,470 ♪♪~ 490 00:43:16,470 --> 00:43:18,470 洸兄。 491 00:43:18,470 --> 00:43:27,480 ♪♪~ 492 00:43:27,480 --> 00:43:35,490 洸。 ありがとう。 ありがとう 兄さん。 493 00:43:35,490 --> 00:43:45,500 ♪♪~ 494 00:43:45,500 --> 00:43:56,500 そうよ。 それが わたしの息子 早乙女 洸。 自分に負けないで。 495 00:43:58,220 --> 00:44:00,090 廉。 (廉)遅えよ。 496 00:44:12,240 --> 00:44:14,240 お前なんかの 出る幕じゃない。 497 00:44:19,240 --> 00:44:21,240 (洸)すっこんでろ! 498 00:44:29,240 --> 00:44:30,250 勝って! 499 00:44:33,260 --> 00:44:43,260 ♪♪~