1 00:02:29,056 --> 00:02:32,056 (はやぶさの鳴き声) 2 00:02:34,061 --> 00:02:54,081 ・~ 3 00:02:54,081 --> 00:03:03,090 ・~ 4 00:03:03,090 --> 00:03:09,096 ・~ 5 00:03:09,096 --> 00:03:16,103 ・~ 6 00:03:16,103 --> 00:03:24,111 ・(一同の唄) 7 00:03:24,111 --> 00:03:26,113 (おるい)あら 幻之介の旦那 8 00:03:26,113 --> 00:03:29,050 (お秀)いらっしゃいませ (幻之介)だいぶ にぎやかだな 9 00:03:29,050 --> 00:03:32,053 (お秀)あっ 春木屋さんの方たちなんです 10 00:03:32,053 --> 00:03:35,056 (幻之介)へえ 春木屋って あの公儀御用の呉服問屋か? 11 00:03:35,056 --> 00:03:38,059 (お秀)ええ 年に一度の棚ざらえだとかで・ 12 00:03:38,059 --> 00:03:41,062 番頭さんが先頭に立って この騒ぎ 13 00:03:41,062 --> 00:03:43,064 (久七)板さんも こっち来て 一杯お飲みなさい 14 00:03:43,064 --> 00:03:46,067 (伊平次)いや しかし 私なんか… (久七)あっ いいじゃないですか・ 15 00:03:46,067 --> 00:03:49,070 同じ御町内で商いやってるんだ 仲良くやりましょうや 16 00:03:49,070 --> 00:03:51,072 (伊平次)あっ そうすか それじゃ 1杯だけ あの・ 17 00:03:51,072 --> 00:03:53,074 あんまり いける口じゃ ねえんですけどね ヘヘ・ 18 00:03:53,074 --> 00:03:57,078 どうも さあ もう一杯 (久七)ああ どうも どうも 19 00:03:57,078 --> 00:03:59,080 (伊平次)いやー しかし 御繁盛で結構でございますね 20 00:03:59,080 --> 00:04:01,082 (久七)もう一文字屋さんほどの ことも ございません どうも 21 00:04:01,082 --> 00:04:05,086 (伊平次)いいや 私なんかは もう 上がりが違いますですよ ヘヘヘ・ 22 00:04:05,086 --> 00:04:07,086 うん 23 00:04:11,092 --> 00:04:14,095 (貴三郎)ここ置くで (おるい)ありがとうございました 24 00:04:14,095 --> 00:04:19,095 (一同の唄) 25 00:04:26,107 --> 00:04:28,107 (太吉)ちゃん 26 00:04:32,046 --> 00:04:34,046 (太吉)ちゃん 27 00:04:42,056 --> 00:04:46,060 (お松)お待ち遠さま さあ 帰ろう 28 00:04:46,060 --> 00:04:49,063 (お松)太吉 どうしたの? 29 00:04:49,063 --> 00:04:51,065 ちゃんがいた 30 00:04:51,065 --> 00:04:54,068 あの人が? まさか 31 00:04:54,068 --> 00:04:58,068 (太吉)本当だい 今 こっちを歩いていった 32 00:05:00,074 --> 00:05:04,078 それはね よそのおじさんなの 33 00:05:04,078 --> 00:05:09,083 ちゃんはね 遠い国へ 旅 行ってるんだから 34 00:05:09,083 --> 00:05:14,083 さあ 帰ろう 母ちゃん 今夜は 夜なべなんだからね 35 00:05:27,034 --> 00:05:31,038 (戸をたたく音) 36 00:05:31,038 --> 00:05:34,041 (久七)はいはい どなた様でしょう 37 00:05:34,041 --> 00:05:36,043 ・ 一文字屋の 伊平次でござんすが 38 00:05:36,043 --> 00:05:39,046 (久七)これは 板さん こんな夜更けに どうなさいました 39 00:05:39,046 --> 00:05:41,048 ・ お忘れ物 お届けに参りましたんで・ 40 00:05:41,048 --> 00:05:43,050 ちょっと ここを開けておくんなさい (久七)それは まあ・ 41 00:05:43,050 --> 00:05:45,052 わざわざ御親切に ちょっと お待ちくださいませ・ 42 00:05:45,052 --> 00:05:50,057 すぐに開けますから あー それは どうも へい・ 43 00:05:50,057 --> 00:05:53,060 うわ! あっ ど… 泥棒! あー! 44 00:05:53,060 --> 00:05:56,063 (武兵衛)行け 手向かうやつは かまわねえ 片っ端から ぶっ殺せ 45 00:05:56,063 --> 00:05:58,063 (男性たち)へい 46 00:06:14,081 --> 00:06:16,083 えっ 春木屋さんに押し込みが? 47 00:06:16,083 --> 00:06:20,087 (おるい)そうなんです さっき もう 町じゅう 大騒ぎ 48 00:06:20,087 --> 00:06:23,090 (お秀)それで 被害は? (おるい)金蔵の3, 000両が・ 49 00:06:23,090 --> 00:06:26,093 そっくり盗まれたうえ 御主人が斬り殺されて・ 50 00:06:26,093 --> 00:06:29,029 番頭さんも大けがされたとか (お秀)あの番頭さんが? 51 00:06:29,029 --> 00:06:31,031 (おるい)うん 52 00:06:31,031 --> 00:06:34,034 ゆうべは あんなに御機嫌でいらしたのにね 53 00:06:34,034 --> 00:06:36,036 (伊平次)お秀 こうしちゃいらんねえや・ 54 00:06:36,036 --> 00:06:38,038 俺ちょっと お見舞いに行ってくる (お秀)あっ じゃ 羽織を 55 00:06:38,038 --> 00:06:41,041 ・(神崎)待った・ 56 00:06:41,041 --> 00:06:43,043 その必要はない (伊平次)へい らっしゃい 57 00:06:43,043 --> 00:06:48,048 神崎の旦那 どうしたんです? そんな怖い顔なさって 58 00:06:48,048 --> 00:06:51,051 (おるい)本当 いつも にこにこしてらっしゃるのに 59 00:06:51,051 --> 00:06:53,053 (神崎)伊平次 (伊平次)へい 60 00:06:53,053 --> 00:06:55,055 すまんが ちょっと つきあってくれんか 61 00:06:55,055 --> 00:06:57,057 いやいや ほんのちょっとでいいんだ 62 00:06:57,057 --> 00:07:00,060 つきあえって 一体 どこへ 63 00:07:00,060 --> 00:07:04,064 うん 番屋へな 64 00:07:04,064 --> 00:07:06,064 番屋? 65 00:07:08,068 --> 00:07:13,073 (神崎)さあ 入ってくれ さあ さあ・ 66 00:07:13,073 --> 00:07:18,078 いやー 今 お茶でも入れるから 楽にしてくれ なあ・ 67 00:07:18,078 --> 00:07:20,080 わざわざ呼び出して すまなかったな 68 00:07:20,080 --> 00:07:22,082 (伊平次)いえいえ とんでもございません 69 00:07:22,082 --> 00:07:26,086 (神崎)あー なあ 伊平次 (伊平次)へい 70 00:07:26,086 --> 00:07:29,023 ちょいと 頼みがあるんだ (伊平次)へい 71 00:07:29,023 --> 00:07:33,027 (神崎)いや 今な わしが これから言うから・ 72 00:07:33,027 --> 00:07:35,029 わしと同じように言ってくれんか (伊平次)えっ? 73 00:07:35,029 --> 00:07:38,032 じゃ わしが言うから いいかい 74 00:07:38,032 --> 00:07:42,036 もし 一文字屋の伊平次でござんすが・ 75 00:07:42,036 --> 00:07:45,039 お忘れ物 お届けに参りました 76 00:07:45,039 --> 00:07:48,042 ちょいと ここ 開けておくんなさい (伊平次)ハハ うまい うまい… 77 00:07:48,042 --> 00:07:50,044 (神崎)いや うまいうまいじゃないんだ 78 00:07:50,044 --> 00:07:52,046 今 言ったように言ってくれ (伊平次)私が? 79 00:07:52,046 --> 00:07:55,049 お前が言うんだよ (伊平次)そら 恥ずかしいですって 80 00:07:55,049 --> 00:07:57,051 (神崎)恥ずかしいとか何とか 言って…・ 81 00:07:57,051 --> 00:08:01,055 訳は後で言うから 今 言ったとおり 言ってくれ なっ 82 00:08:01,055 --> 00:08:04,058 (伊平次)言いますか? 一文字屋の伊平次でございます・ 83 00:08:04,058 --> 00:08:06,060 えー 忘れ… (神崎)何を ぐずぐず言って・ 84 00:08:06,060 --> 00:08:08,062 何 ちょぼちょぼ ちょぼちょぼ 誰が… 85 00:08:08,062 --> 00:08:12,066 よく店で えい 上がったよって 大きい声 出してんじゃない 86 00:08:12,066 --> 00:08:15,069 外から うちん中へ 向かって言うように 87 00:08:15,069 --> 00:08:17,071 言ってくれ 一文字屋の伊平次でござんすが 88 00:08:17,071 --> 00:08:20,074 一文字屋の伊平次でござんすが (神崎)そう そう そう 89 00:08:20,074 --> 00:08:22,076 お忘れ物を お届けに参りました 90 00:08:22,076 --> 00:08:24,078 (伊平次)お忘れ物を お届けに参りやした 91 00:08:24,078 --> 00:08:26,080 ちょいと ここを開けておくんなさい 92 00:08:26,080 --> 00:08:28,015 (伊平次)ちょいと ここを開けておくんなさい・ 93 00:08:28,015 --> 00:08:30,017 簡単だからね 一文字屋の… 94 00:08:30,017 --> 00:08:32,019 (神崎)いや もういいから (伊平次)いいんすか 95 00:08:32,019 --> 00:08:35,022 (神崎)じゃ ちょっと 今 ここ開けるからな・ 96 00:08:35,022 --> 00:08:37,024 おい どうだ 今の声 97 00:08:37,024 --> 00:08:40,027 (久七)間違いありません あの声です あいつが… 98 00:08:40,027 --> 00:08:45,032 分かった 善六 (善六)へい 99 00:08:45,032 --> 00:08:50,037 えっ? あっしが押し込みの手引きを? 100 00:08:50,037 --> 00:08:52,039 お前のことだ 101 00:08:52,039 --> 00:08:55,042 無理に誰かに頼まれたか・ 102 00:08:55,042 --> 00:09:00,047 訳あって脅かされて しかたなしに加担したか・ 103 00:09:00,047 --> 00:09:03,050 どっちかだと思う 104 00:09:03,050 --> 00:09:08,055 冗談じゃありません 旦那 あっしは何にも知りませんよ 105 00:09:08,055 --> 00:09:11,058 しかし 証人がおるんだよ 106 00:09:11,058 --> 00:09:14,061 手引きしたのは 間違いなく お前だったとな 107 00:09:14,061 --> 00:09:17,064 春木屋の番頭だ 108 00:09:17,064 --> 00:09:19,066 じゃ その野郎は何ですか・ 109 00:09:19,066 --> 00:09:21,068 あっしの顔でも 見たっていうんですかい 110 00:09:21,068 --> 00:09:24,071 いや 顔は見ておらん しかし 声は・ 111 00:09:24,071 --> 00:09:27,007 間違いなく お前の声だったと言うんだ 112 00:09:27,007 --> 00:09:29,009 冗談じゃないっすよ 声なんてのは・ 113 00:09:29,009 --> 00:09:31,011 そんなもの 証拠にも何にもなりゃしませんよ 114 00:09:31,011 --> 00:09:36,016 (神崎)だから だから 素直に白状してほしいんだ 115 00:09:36,016 --> 00:09:39,019 お前と わしの仲だ 悪いようにはせんぞ 116 00:09:39,019 --> 00:09:42,022 いくら 旦那に言われてもね・ 117 00:09:42,022 --> 00:09:44,024 俺は やってねえものは 何にもやってねえんですよ 118 00:09:44,024 --> 00:09:46,026 伊平次 119 00:09:46,026 --> 00:09:51,026 あくまでも しらを切るなら 痛め吟味にかけねばならん 120 00:09:54,034 --> 00:09:59,039 痛め吟味? (神崎)早い話が拷問だよ 121 00:09:59,039 --> 00:10:02,042 わしは お前を そんな目に遭わしたくはない 122 00:10:02,042 --> 00:10:06,046 ・(幻之介)なら やめるんだな 神崎さん 123 00:10:06,046 --> 00:10:08,048 (神崎)乾様 (伊平次)旦那 124 00:10:08,048 --> 00:10:10,050 (神崎)いやいや 今 あの 吟味の最中でして 125 00:10:10,050 --> 00:10:15,055 (幻之介)いや そのことだけどね あの事件のあった晩・ 126 00:10:15,055 --> 00:10:18,058 伊平次は ずっと俺と一緒にいたよ 127 00:10:18,058 --> 00:10:21,061 (神崎)一緒に? 本当か おい 128 00:10:21,061 --> 00:10:24,064 ああ おやじの留守 いいことによ 129 00:10:24,064 --> 00:10:27,000 俺んちでもって 一晩中 一緒に飲んでたんだよ 130 00:10:27,000 --> 00:10:30,003 (神崎)乾様のうちへ そうか 131 00:10:30,003 --> 00:10:33,006 (伊平次)えっ そうそう そうです そうですよね うん 132 00:10:33,006 --> 00:10:37,010 (神崎)伊平次 お前 何で それを 早く言わんのだ 133 00:10:37,010 --> 00:10:39,012 (伊平次)いや それは 旦那にね・ 134 00:10:39,012 --> 00:10:42,015 迷惑が かかっちゃいけねえと 思ったからですよ 135 00:10:42,015 --> 00:10:44,017 (お秀)要するに 若の作り話に・ 136 00:10:44,017 --> 00:10:46,019 兄さんが 口裏を合わせたってわけですね 137 00:10:46,019 --> 00:10:48,021 (伊平次)あうんの呼吸ってやつだ 138 00:10:48,021 --> 00:10:53,026 おかげで 神崎の旦那 当てが外れて 頭 抱えてた 139 00:10:53,026 --> 00:10:56,029 汚え手 使ったのは気が引けるがな 140 00:10:56,029 --> 00:10:59,032 ぬれぎぬ着せられるよりは ましだろうぜ 141 00:10:59,032 --> 00:11:03,036 (伊平次)そりゃそうです 私は誓って無実なんですから 142 00:11:03,036 --> 00:11:06,039 それにしても 兄さんの名をかたって・ 143 00:11:06,039 --> 00:11:10,043 押し込みの手先を務めたのは 一体 誰なんでしょう 144 00:11:10,043 --> 00:11:13,046 俺は声色使いじゃねえかと 思うんだがな 145 00:11:13,046 --> 00:11:15,048 (伊平次)声色使い? そうしますと・ 146 00:11:15,048 --> 00:11:20,053 役者や音曲師のまねをしてみせる 芸人のことですか 147 00:11:20,053 --> 00:11:23,056 そういった手合いなら お前の声をまねして・ 148 00:11:23,056 --> 00:11:26,059 春木屋の番頭を信用させるぐらい 朝飯前だ 149 00:11:26,059 --> 00:11:29,997 なるほど それは いい線ですね 声色使いか 150 00:11:29,997 --> 00:11:31,999 しかも その野郎は・ 151 00:11:31,999 --> 00:11:36,003 春木屋の連中たちが この店で どんちゃん騒ぎしてたのを・ 152 00:11:36,003 --> 00:11:38,003 知ってるやつに違いねえ 153 00:11:40,007 --> 00:11:42,009 心当たりは ねえかい 154 00:11:42,009 --> 00:11:45,012 もしや あの人が 155 00:11:45,012 --> 00:11:51,018 ほら ゆうべ あそこの席に ずっと居座ってた遊び人風の男 156 00:11:51,018 --> 00:11:55,022 その野郎なら俺も見たな 157 00:11:55,022 --> 00:11:58,025 伊平次の方へ向かって かにの念仏 唱えてやがった 158 00:11:58,025 --> 00:12:03,030 そうか そのとき 私の声を 盗まれたに違いありませんな 159 00:12:03,030 --> 00:12:06,033 人相 特徴は よく覚えています 160 00:12:06,033 --> 00:12:08,035 捨松さんに教えて 素性 洗わせましょう 161 00:12:08,035 --> 00:12:10,037 頼むよ 162 00:12:10,037 --> 00:12:23,050 ・~ 163 00:12:23,050 --> 00:12:29,056 (拍子木) 164 00:12:29,056 --> 00:12:31,058 (夜回り)火の用心 165 00:12:31,058 --> 00:12:36,063 (拍子木) 166 00:12:36,063 --> 00:12:39,066 (夜回り)火の用心 167 00:12:39,066 --> 00:12:54,081 ・~ 168 00:12:54,081 --> 00:12:59,086 (戸をたたく音) (清兵衛)はい どなたですかな 169 00:12:59,086 --> 00:13:03,090 わしじゃ 南町の神崎じゃ・ 170 00:13:03,090 --> 00:13:08,090 火急の用で お主に話がある ここ開けてくれんか 171 00:13:11,098 --> 00:13:15,102 (神崎)何? また押し込みだと? (善六)そうなんで・ 172 00:13:15,102 --> 00:13:18,105 狙われたのは 旦那も よく御存じの 札差 丸亀屋 173 00:13:18,105 --> 00:13:20,107 いやー うちの者 3人が 斬り殺されましてね・ 174 00:13:20,107 --> 00:13:22,109 5, 000両が盗まれたんですって 175 00:13:22,109 --> 00:13:25,112 (神崎)そいつは ひでえな 下手人の心当たりは 176 00:13:25,112 --> 00:13:27,047 (善六)へい 手口からいって・ 177 00:13:27,047 --> 00:13:30,050 春木屋をやったのと 同じ連中らしいんで 178 00:13:30,050 --> 00:13:32,052 (神崎)分かったよ・ 179 00:13:32,052 --> 00:13:36,056 また 伊平次の声 まねして 店の者を信用さしたんだろ 180 00:13:36,056 --> 00:13:39,059 (善六)いやー そこんところは ちょっと・ 181 00:13:39,059 --> 00:13:42,062 今度は違うんですよね これはね (神崎)どう違うの? 182 00:13:42,062 --> 00:13:45,065 いや あの… (神崎)えっ? 183 00:13:45,065 --> 00:13:49,069 ゆんべは あの 旦那の声だったんすって 184 00:13:49,069 --> 00:13:53,073 わしの声 まねした ハハ それ… 185 00:13:53,073 --> 00:13:57,077 何? わしの声をまねした? (善六)へい 186 00:13:57,077 --> 00:14:00,080 じゃ わしの声 まねして 賊が押し入ったのか 187 00:14:00,080 --> 00:14:02,082 (善六)うーん まあ 早い話が 188 00:14:02,082 --> 00:14:06,086 遅くても同じだ ばか 何ていうやつだ ふてぶてしい 189 00:14:06,086 --> 00:14:09,089 よりによって わしの声をまねするとは・ 190 00:14:09,089 --> 00:14:12,092 一体 どこのどいつだ 191 00:14:12,092 --> 00:14:15,095 鸚鵡石の貴三郎? (捨松)はい・ 192 00:14:15,095 --> 00:14:17,097 そういう名前の 声色使いがいるんです 193 00:14:17,097 --> 00:14:20,100 (伊平次)鸚鵡石ってのは 変わった芸名だな 194 00:14:20,100 --> 00:14:22,102 (捨松)何でも おうむのように 物音をこだまさせる・ 195 00:14:22,102 --> 00:14:25,105 鸚鵡石という石にあやかったとか 聞きました 196 00:14:25,105 --> 00:14:29,042 で そいつの人相は 私の教えた男に似てるの? 197 00:14:29,042 --> 00:14:31,044 (捨松)似てるどころか まあ 細かいところまで・ 198 00:14:31,044 --> 00:14:33,046 そっくりそのままで 199 00:14:33,046 --> 00:14:35,048 おまけに 貴三郎は このひとつきあまり・ 200 00:14:35,048 --> 00:14:38,051 行方をくらましているそうで 201 00:14:38,051 --> 00:14:41,054 そいつは ますます くせえな 202 00:14:41,054 --> 00:14:46,059 (男性)竹屋 さお竹 203 00:14:46,059 --> 00:14:49,062 おう 神崎さん 204 00:14:49,062 --> 00:14:51,064 いいところで会ったな (神崎)あっ これは 205 00:14:51,064 --> 00:14:56,064 どうしたい ばかに元気がねえな 何か あったかい 206 00:14:58,071 --> 00:15:00,073 どうぞ 207 00:15:00,073 --> 00:15:04,077 そうかい 連中 今度は あんたの声を盗んだかい 208 00:15:04,077 --> 00:15:08,081 はい 伊平次の次は このわしだよ 209 00:15:08,081 --> 00:15:11,081 全く わしは身に覚えのないことで 210 00:15:13,086 --> 00:15:17,090 乾様 この5日の間に・ 211 00:15:17,090 --> 00:15:21,094 その下手人 お縄にして 身の証しを立てろという・ 212 00:15:21,094 --> 00:15:24,097 筆頭与力様からの きつい お達しなんだ 213 00:15:24,097 --> 00:15:27,034 何としても… 214 00:15:27,034 --> 00:15:30,037 とんでもない ぬれぎぬですよ 215 00:15:30,037 --> 00:15:33,040 とんだ災難だったな 216 00:15:33,040 --> 00:15:35,042 でも気を落とすことはねえや ええ 217 00:15:35,042 --> 00:15:39,046 下手人の見当は ついてるよ 218 00:15:39,046 --> 00:15:41,048 見当が ついてる? 219 00:15:41,048 --> 00:15:43,050 大体な それは誰で? 220 00:15:43,050 --> 00:15:46,053 鸚鵡石の貴三郎ってんだい 221 00:15:46,053 --> 00:15:51,058 鸚鵡石の貴三郎? 知ってるのかい 222 00:15:51,058 --> 00:15:58,065 ハハ 乾様 フッ それは見当外れだ 223 00:15:58,065 --> 00:16:01,068 あの声色使いの貴三郎なら・ 224 00:16:01,068 --> 00:16:07,074 わしが ひとつき前に お縄にして 石川島の寄せ場に入っとります 225 00:16:07,074 --> 00:16:09,076 寄せ場に? ええ 226 00:16:09,076 --> 00:16:13,080 もともと 貴三郎は無宿人で・ 227 00:16:13,080 --> 00:16:18,080 まあ 3年がとこ このしゃばへは 出てこれんでしょうな 228 00:16:26,093 --> 00:16:29,029 よう 大将いるかい 229 00:16:29,029 --> 00:16:32,032 大将? ああ 元締めだよ 230 00:16:32,032 --> 00:16:36,036 大目付 乾十左衛門の どら息子が会いに来たって・ 231 00:16:36,036 --> 00:16:38,036 そう 伝えてくれ 232 00:16:42,042 --> 00:16:44,044 (松永)お待たせいたした・ 233 00:16:44,044 --> 00:16:49,049 拙者が当寄せ場の差配を預かる 松永兵庫でござる 234 00:16:49,049 --> 00:16:51,051 乾幻之介 235 00:16:51,051 --> 00:16:54,054 突然 お伺いして 不作法とは存じ… 236 00:16:54,054 --> 00:16:58,058 (松永)前置きは結構 御用件のみを承ろう 237 00:16:58,058 --> 00:17:01,061 ここに収容されている 芸人の貴三郎に・ 238 00:17:01,061 --> 00:17:06,066 会わせていただきたい (松永)貴三郎に? 何故 239 00:17:06,066 --> 00:17:08,068 ちいと 確かめたいことがありましてな 240 00:17:08,068 --> 00:17:10,070 お断りいたす 241 00:17:10,070 --> 00:17:13,073 部外者との面会は 固く禁じられておるゆえ 242 00:17:13,073 --> 00:17:16,076 ならば 柵の外から 顔を見るだけでもよい 243 00:17:16,076 --> 00:17:19,079 (松永)それもならん 悪い前例をつくることになる 244 00:17:19,079 --> 00:17:22,082 固えこと言うなよ おい 245 00:17:22,082 --> 00:17:25,085 別に何を たくらんでるわけじゃねえ 246 00:17:25,085 --> 00:17:27,020 むしろ 人助けになるってもんだい 247 00:17:27,020 --> 00:17:30,023 たとえ どのような理由が あろうとも御法は御法 248 00:17:30,023 --> 00:17:33,026 他に用がなければ お引き取りいただきたい 249 00:17:33,026 --> 00:17:39,032 やれやれ 石頭だな お前さんも 250 00:17:39,032 --> 00:17:42,032 まっ せいぜい出世しなよ 251 00:17:56,049 --> 00:17:59,052 (松永)貴三郎 ちょっと来い 252 00:17:59,052 --> 00:18:01,052 へい 253 00:18:03,056 --> 00:18:06,059 (貴三郎)乾幻之介? (松永)大目付役・ 254 00:18:06,059 --> 00:18:09,062 乾十左衛門のせがれだ 255 00:18:09,062 --> 00:18:14,067 覚えはないか? (貴三郎)乾幻之介 乾幻之介ね 256 00:18:14,067 --> 00:18:19,072 あっ そういや 一文字屋で 板前の声色 盗んでるときに・ 257 00:18:19,072 --> 00:18:24,077 ちょうど入ってきたお侍が 幻之介の旦那とか呼ばれてました 258 00:18:24,077 --> 00:18:28,014 そうか 案の定・ 259 00:18:28,014 --> 00:18:32,018 あの一件に関して お前に目を付けてきたんだな 260 00:18:32,018 --> 00:18:36,022 えっ えっ 旦那 261 00:18:36,022 --> 00:18:43,029 心配いたすな たかが旗本の放とう息子 一人・ 262 00:18:43,029 --> 00:18:46,029 始末するのは造作もないわ 263 00:18:50,036 --> 00:18:52,038 ・(伝八)おい 待ちな・ 264 00:18:52,038 --> 00:18:55,041 姉さん 一文字屋の奉公人だろ 265 00:18:55,041 --> 00:18:57,043 (おるい)ええ それが何か? 266 00:18:57,043 --> 00:19:01,047 (伝八)こいつを 幻之介の旦那に渡してくんな 267 00:19:01,047 --> 00:19:04,047 (おるい)あの あなたは? 268 00:19:06,052 --> 00:19:09,055 で 会えなかったんですか 貴三郎っていう人に 269 00:19:09,055 --> 00:19:14,060 ああ 石頭の元締めに にべもなく断られたよ 270 00:19:14,060 --> 00:19:18,064 どうも におうな (お秀)におうって? 271 00:19:18,064 --> 00:19:23,069 いや だから その 元締めの松永がさ 272 00:19:23,069 --> 00:19:25,071 いくら堅物でも 少しやり過ぎると思いませんか 273 00:19:25,071 --> 00:19:29,009 お前も そう思うか? はい 274 00:19:29,009 --> 00:19:32,012 あの男 裏があるな (おるい)ただいま 275 00:19:32,012 --> 00:19:34,014 (お秀)あっ ご苦労さん おるいちゃん 276 00:19:34,014 --> 00:19:36,016 旦那 これ渡してくれって・ 277 00:19:36,016 --> 00:19:39,016 すぐそこで 知らない人に頼まれたんです 278 00:19:41,021 --> 00:19:44,024 「貴三郎のことにつき 話したきことあり」 279 00:19:44,024 --> 00:19:47,024 「急ぎ浄心寺 山門まで こられたし」 280 00:20:06,046 --> 00:20:09,049 どうせ こんなこったろうと思ったぜ 281 00:20:09,049 --> 00:20:22,062 ・~ 282 00:20:22,062 --> 00:20:24,062 ・(伊平次)待て 283 00:20:27,000 --> 00:20:29,000 (武兵衛)逃げろ 284 00:20:31,004 --> 00:20:33,006 若 おけがは? 285 00:20:33,006 --> 00:20:37,010 大丈夫だ だが いいとこへ来てくれたよ 286 00:20:37,010 --> 00:20:41,014 何となく胸騒ぎがしましてね やつらは押し込みの一味ですな 287 00:20:41,014 --> 00:20:44,017 多分な しかし なぜ若を 288 00:20:44,017 --> 00:20:47,020 答えは ただ一つ 289 00:20:47,020 --> 00:20:51,024 貴三郎に目を付けた こっちの狙いが正しいってことだ 290 00:20:51,024 --> 00:20:53,024 なるほど 291 00:20:59,032 --> 00:21:01,034 これは 292 00:21:01,034 --> 00:21:04,037 やつらが落とした物らしいな 293 00:21:04,037 --> 00:21:07,040 しかし上等な品物ですな うん 294 00:21:07,040 --> 00:21:09,040 早速 捨松に 持ち主を探らしましょう 295 00:21:26,059 --> 00:21:29,059 (お秀)御免ください ・(お松)はい 296 00:21:32,999 --> 00:21:36,002 貴三郎さんのおかみさんですか 297 00:21:36,002 --> 00:21:39,005 (お松)ええ あなた様は? 298 00:21:39,005 --> 00:21:43,009 あっ 昔 ご主人に お世話になった者なんですが・ 299 00:21:43,009 --> 00:21:47,013 近くを通りかかりましたんで ちょっと お顔をと思いまして 300 00:21:47,013 --> 00:21:50,016 まあ それは わざわざ 301 00:21:50,016 --> 00:21:55,021 でも うちの人は… (お秀)お留守なんですか? 302 00:21:55,021 --> 00:21:59,025 ちゃんは遠い国に行ってるんだよ 303 00:21:59,025 --> 00:22:02,028 (お秀)坊やですか? (お松)ええ あっ ほら・ 304 00:22:02,028 --> 00:22:05,031 お前も一緒に遊んどいで 305 00:22:05,031 --> 00:22:09,035 むさ苦しい所ですが どうぞ お入りになってください 306 00:22:09,035 --> 00:22:11,035 (お秀)あっ それじゃ ちょっと 307 00:22:18,044 --> 00:22:20,046 実を申しますと・ 308 00:22:20,046 --> 00:22:24,050 うちの人は石川島の寄せ場に 入れられてるんです 309 00:22:24,050 --> 00:22:26,052 まあ 寄せ場に 310 00:22:26,052 --> 00:22:31,057 (お松)ええ 人様のお金に手を付けましてね 311 00:22:31,057 --> 00:22:34,057 もう かれこれ ひとつきになりますか 312 00:22:36,062 --> 00:22:39,065 (お秀)でも おかしいわ (お松)えっ? 313 00:22:39,065 --> 00:22:41,067 (お秀)いえ 2~3日前にね・ 314 00:22:41,067 --> 00:22:45,071 町ん中 歩いてんの お見かけしたんですよ 315 00:22:45,071 --> 00:22:48,074 (お松)まさか お人違いじゃございませんか 316 00:22:48,074 --> 00:22:52,078 (お秀)いいえ あれは確かに 317 00:22:52,078 --> 00:22:56,082 そういえば あのとき太吉も 318 00:22:56,082 --> 00:22:59,085 坊やも? どうしたんです? 319 00:22:59,085 --> 00:23:04,090 (お松)見たと言うんです 父親を 深川の八幡様の近くで 320 00:23:04,090 --> 00:23:06,092 まあ (お松)でも・ 321 00:23:06,092 --> 00:23:09,095 寄せ場務めをしている者が・ 322 00:23:09,095 --> 00:23:12,098 町の中を 歩き回るはずがありませんから・ 323 00:23:12,098 --> 00:23:15,101 やっぱり何かの間違いですわ 324 00:23:15,101 --> 00:23:18,104 あっ そうね 325 00:23:18,104 --> 00:23:23,109 それにしても どうして盗みなんか 326 00:23:23,109 --> 00:23:26,112 出来心だったんです 327 00:23:26,112 --> 00:23:29,048 借金を返すためのお金を 工面しようと・ 328 00:23:29,048 --> 00:23:33,052 駆けずり回ってるうちに つい 329 00:23:33,052 --> 00:23:36,055 (お秀)そもそも その借金っていうのが・ 330 00:23:36,055 --> 00:23:38,057 自分のもんじゃないんですからね 331 00:23:38,057 --> 00:23:40,059 というと? 332 00:23:40,059 --> 00:23:42,061 友達が高利貸しに宛てた証文に・ 333 00:23:42,061 --> 00:23:46,065 保証人として 名前を書いただけなんです 334 00:23:46,065 --> 00:23:50,069 ところが その友達は お金をつかんだ途端に行方知れず 335 00:23:50,069 --> 00:23:53,072 貴三郎さんは むしろ被害者なんですよ 336 00:23:53,072 --> 00:23:57,076 そうか そいつは気の毒な話だな 337 00:23:57,076 --> 00:23:59,078 (お秀)いえ もっとかわいそうなのは・ 338 00:23:59,078 --> 00:24:03,082 あの親子の方なんですよ いくら仕立物に精を出しても・ 339 00:24:03,082 --> 00:24:07,086 30両ものお金を つくれるわけはなし・ 340 00:24:07,086 --> 00:24:10,089 いずれ おかみさんは女郎屋奉公・ 341 00:24:10,089 --> 00:24:13,092 坊やは人買いの手に渡り… それで貴三郎は・ 342 00:24:13,092 --> 00:24:16,095 ぬすっとの手先を 務めたってわけか 343 00:24:16,095 --> 00:24:21,100 それを確かめるためにも 何とか貴三郎さんに会わなければ 344 00:24:21,100 --> 00:24:23,102 でも やっぱり無理なんでしょうね 345 00:24:23,102 --> 00:24:25,102 いや 346 00:24:27,040 --> 00:24:29,040 手はあるな 347 00:24:32,045 --> 00:24:36,049 しかし 神崎のやつが承知するかどうかだ 348 00:24:36,049 --> 00:24:39,052 神崎の旦那が? うん 349 00:24:39,052 --> 00:24:44,057 (神崎)えっ 伊平次をお縄にして 石川島の寄せ場に? 350 00:24:44,057 --> 00:24:46,059 今も話したとおり・ 351 00:24:46,059 --> 00:24:48,061 事件の鍵は 貴三郎が握ってるんでな 352 00:24:48,061 --> 00:24:50,063 だから あっしが 直接 会って・ 353 00:24:50,063 --> 00:24:52,065 問いただしてやろうって わけですよ 354 00:24:52,065 --> 00:24:56,069 (神崎)うん しかし どういう罪状で・ 355 00:24:56,069 --> 00:24:58,071 寄せ場へ送るかだな それは神崎さん・ 356 00:24:58,071 --> 00:25:00,073 お手のもんでしょうが いろいろ ありゃあね 357 00:25:00,073 --> 00:25:02,075 (神崎)うん そりゃ まあ いろいろあるぞ 358 00:25:02,075 --> 00:25:04,077 いや 例えば どういうことになります? 359 00:25:04,077 --> 00:25:06,079 まあ 例えば だんご食い逃げしたとか・ 360 00:25:06,079 --> 00:25:08,081 女をかどわかして 売り飛ばしたとか ねえ 361 00:25:08,081 --> 00:25:11,084 いやいや もうちょいとね 私に合わしたやつで… 362 00:25:11,084 --> 00:25:13,086 (善六)何をむちゃなこと 言ってんですよ 363 00:25:13,086 --> 00:25:15,088 (神崎)何だよ (善六)だって そうじゃないすか 364 00:25:15,088 --> 00:25:19,092 一旦 あそこ入れられたらね 今度は出るのが大変なんですよ 365 00:25:19,092 --> 00:25:21,094 (伊平次)だから そうなったら また旦那の出番なんですよ・ 366 00:25:21,094 --> 00:25:25,098 あっしを寄せ場送りにしたのは 何かの手違いでありましたと・ 367 00:25:25,098 --> 00:25:28,034 こう 申し立てていただきゃ いいんだからね ねっ 368 00:25:28,034 --> 00:25:31,037 よし 分かった 全ての責めは わしが負う 369 00:25:31,037 --> 00:25:33,039 そうこなくっちゃいけねえや 370 00:25:33,039 --> 00:25:35,041 そうすりゃ 神崎さんも 身の証しが立つしよ 371 00:25:35,041 --> 00:25:38,044 一味の連中 ひっくくって 大手柄 立つかもしんねえ 372 00:25:38,044 --> 00:25:41,047 (善六)駄目 駄目 駄目ですよ 旦那 何 言ってんすか・ 373 00:25:41,047 --> 00:25:44,050 しくじってですよ 十手鑑札返上 なんてことんなったら・ 374 00:25:44,050 --> 00:25:47,053 それこそ 元も子も… (神崎)うるさい お前 黙ってろ 375 00:25:47,053 --> 00:25:49,055 せっかく 伊平次が 難役を引き受けてくれてんの 376 00:25:49,055 --> 00:25:51,057 そうだよ (神崎)何としても 2人の汚名を・ 377 00:25:51,057 --> 00:25:53,059 晴らさんことには (伊平次)はい 378 00:25:53,059 --> 00:25:55,059 (神崎)頼むぞ 伊平次 379 00:25:57,063 --> 00:25:59,065 (善六)しくじった後で 泣いても知らねえんだから 380 00:25:59,065 --> 00:26:03,069 (神崎)んっ? 何か言ったか (善六)いや 別に ヘッ・ 381 00:26:03,069 --> 00:26:07,073 着きましたよ 引き返すなら今のうちですよ 382 00:26:07,073 --> 00:26:11,077 (伊平次)冗談じゃないよ 今更 引き返せますか 383 00:26:11,077 --> 00:26:14,080 (神崎)伊平次 後のことは心配すんな 384 00:26:14,080 --> 00:26:17,083 わしが命に代えても出してやる 385 00:26:17,083 --> 00:26:19,085 ありがとうございやす 386 00:26:19,085 --> 00:26:21,085 当てにしねえで お待ちしております 387 00:26:25,091 --> 00:26:29,091 (松永)待たせたな (神崎)ははっ ははっ 388 00:26:31,030 --> 00:26:33,032 (松永)そやつが新入りか 389 00:26:33,032 --> 00:26:36,035 (神崎)はい 上州無宿の・ 390 00:26:36,035 --> 00:26:41,040 えー い… 伊太郎という 渡世人でございまして・ 391 00:26:41,040 --> 00:26:43,042 御府内におきまして・ 392 00:26:43,042 --> 00:26:47,046 いかさまばくちや悪事の数々を 働きまして・ 393 00:26:47,046 --> 00:26:50,049 そのとがで 手前めが 召し捕りましてございます・ 394 00:26:50,049 --> 00:26:53,052 よろしく お頼 申します 395 00:26:53,052 --> 00:26:57,056 (松永)うん 後は当方に任せておけ 396 00:26:57,056 --> 00:26:59,058 性根をたたき直し・ 397 00:26:59,058 --> 00:27:03,062 必ず まっとうな人間にしてくれる (神崎)はっ 398 00:27:03,062 --> 00:27:05,064 (松永)おい (男性たち)はっ 399 00:27:05,064 --> 00:27:07,064 (男性)よし 立て (男性)立て 400 00:27:12,071 --> 00:27:14,073 (男性)新入りだ 仕事 教えてやれ 401 00:27:14,073 --> 00:27:16,075 (伊平次)よろしく お願いいたしやす・ 402 00:27:16,075 --> 00:27:20,079 ありがとうございやす へい よろしくお願いします・ 403 00:27:20,079 --> 00:27:22,081 えー 新入りでございやす 皆さん どうぞ ひとつ・ 404 00:27:22,081 --> 00:27:24,083 よろしくお願いいたしやす (貴三郎)おうおう お前よ 405 00:27:24,083 --> 00:27:26,085 (伊平次)へい (貴三郎)一文字屋の 406 00:27:26,085 --> 00:27:29,021 (伊平次)えっ? (貴三郎)板前じゃねえかよ 407 00:27:29,021 --> 00:27:31,023 板前? とんでもねえ 408 00:27:31,023 --> 00:27:33,025 あっしは 上州無宿の伊太郎っていう・ 409 00:27:33,025 --> 00:27:35,027 けちな ばくち打ちでござんすよ 410 00:27:35,027 --> 00:27:37,029 何 言ってやんだい お前 その顔がよ・ 411 00:27:37,029 --> 00:27:40,032 おっと 第一 その声がよ 412 00:27:40,032 --> 00:27:43,035 ヘヘヘ 他人の空似ってやつで ござんしょう 413 00:27:43,035 --> 00:27:45,037 第一 あんた 板前の腕がありゃ・ 414 00:27:45,037 --> 00:27:49,037 とっくに無宿渡世の足を 洗ってまさあ ねえ 415 00:27:51,043 --> 00:27:55,047 兄さん 随分 難しそうなのやってるんだね 416 00:27:55,047 --> 00:27:59,047 あっしにも教えておくんな ねえ よろしくお願いしやす ヘッ 417 00:28:04,056 --> 00:28:07,056 (伊平次)へえ なるほど うん 418 00:28:13,065 --> 00:28:15,067 あの絵双紙屋のあるじが? 419 00:28:15,067 --> 00:28:19,071 (捨松)はい この根付けを買った人だそうです 420 00:28:19,071 --> 00:28:22,074 どんなやつだい はい・ 421 00:28:22,074 --> 00:28:24,076 名は武兵衛といって年は40くらい 422 00:28:24,076 --> 00:28:28,014 近所の評判によりますと 温厚で誠実な人柄だとか 423 00:28:28,014 --> 00:28:31,014 そいつは隠れみのかもしれねえな 424 00:28:33,019 --> 00:28:37,023 御免よ (武兵衛)はい いらっしゃいませ 425 00:28:37,023 --> 00:28:40,026 お前さん 御亭主かい (武兵衛)はい さようで・ 426 00:28:40,026 --> 00:28:42,028 えー 何か お探し物でも 427 00:28:42,028 --> 00:28:44,028 いや こいつを返しに来たんだ 428 00:28:46,032 --> 00:28:49,035 (武兵衛)これは お前さんの持ち物だろう 429 00:28:49,035 --> 00:28:51,037 一体どこで 430 00:28:51,037 --> 00:28:54,037 そいつは お前さんの方が よく知ってるはずだがな 431 00:28:58,044 --> 00:29:00,046 (武兵衛)さあ 私には さっぱり 432 00:29:00,046 --> 00:29:02,048 ・(武兵衛)第一 この根付け・ 433 00:29:02,048 --> 00:29:06,052 私の持ち物ではございません ・ ほう 434 00:29:06,052 --> 00:29:09,055 じゃ 一体 誰のかな 435 00:29:09,055 --> 00:29:17,063 確かに よーく似てはおりますが 私のは ちゃんと ほら ここに 436 00:29:17,063 --> 00:29:22,063 ほう これは すまなかった 437 00:29:24,070 --> 00:29:26,070 邪魔したな 438 00:29:32,011 --> 00:29:35,014 (伝八)危ないところでした (武兵衛)代わりの根付けを・ 439 00:29:35,014 --> 00:29:39,014 用意しておいたかいがあったぜ えっ? フフ 440 00:29:41,020 --> 00:29:43,022 たばこ入れに根付けか 441 00:29:43,022 --> 00:29:47,026 ああ こいつとそっくりなやつがな 442 00:29:47,026 --> 00:29:49,028 では こちらの見込み違い 443 00:29:49,028 --> 00:29:52,031 いや 違うな そう思わせるのが・ 444 00:29:52,031 --> 00:29:55,034 向こうの狙いだろうぜ えっ? 445 00:29:55,034 --> 00:29:57,034 (男性)早く出ろ 446 00:30:16,055 --> 00:30:20,059 (松永)何? 直ちに放免しろだと? 447 00:30:20,059 --> 00:30:26,065 (貴三郎)へい あっしは もう 十分 お役に立ったはずでございます・ 448 00:30:26,065 --> 00:30:28,000 どうか約束どおり 30両の金 持たして・ 449 00:30:28,000 --> 00:30:31,003 こっから出しておくんなせい 450 00:30:31,003 --> 00:30:33,005 (松永)それは まずい・ 451 00:30:33,005 --> 00:30:36,008 お前は まだ ここに来て ひとつきだ・ 452 00:30:36,008 --> 00:30:40,012 はやばやと しゃばに帰れば 怪しまれるのは目に見えている 453 00:30:40,012 --> 00:30:44,016 (貴三郎)だったら あっしは 女房 子供 連れて 江戸を出ます・ 454 00:30:44,016 --> 00:30:48,016 知った人間のいねえ土地 行って ひっそりと暮らします 455 00:30:50,022 --> 00:30:52,024 お願えします 松永様 456 00:30:52,024 --> 00:30:55,024 どうか あっしを自由の身に お願えします 457 00:30:57,029 --> 00:30:59,029 (貴三郎)お願えします 458 00:31:02,034 --> 00:31:06,034 誰だ そこにいるのは 待て 459 00:31:08,040 --> 00:31:13,045 (松永)何をしていた (伊平次)えっ? 何をって あの・ 460 00:31:13,045 --> 00:31:17,049 あれ? ここは あの 無宿人長屋じゃねえんですか 461 00:31:17,049 --> 00:31:21,053 (松永)違う 同じ長屋でも役所長屋だ 462 00:31:21,053 --> 00:31:25,057 えっと これは御無礼いたしやした えっ あの 不慣れなもんでね・ 463 00:31:25,057 --> 00:31:27,994 つい この 迷いこんだりなんかしちゃって 464 00:31:27,994 --> 00:31:29,996 どうも失礼いたしやす どうも どうも 465 00:31:29,996 --> 00:31:50,016 ・~ 466 00:31:50,016 --> 00:32:10,036 ・~ 467 00:32:10,036 --> 00:32:21,036 ・~ 468 00:32:36,062 --> 00:32:38,064 (伊平次)ちょいと お話が 469 00:32:38,064 --> 00:32:42,064 後にしてくんな 飯に遅れたくねえや 470 00:32:44,070 --> 00:32:47,070 手間は取らせねえよ 471 00:32:54,080 --> 00:32:58,084 (貴三郎)お前 やっぱり 一文字屋の板前だな 472 00:32:58,084 --> 00:33:03,089 (伊平次)そうだよ お前に会いに わざわざ やって来たんだい 473 00:33:03,089 --> 00:33:05,091 無実の罪 着せられたんで・ 474 00:33:05,091 --> 00:33:09,095 意趣返しに 俺を殺そうとでも言うのかい 475 00:33:09,095 --> 00:33:13,099 (伊平次)ヘッ そうじゃねえんだよ・ 476 00:33:13,099 --> 00:33:16,102 むしろ 俺はな お前を助けてえんだ 477 00:33:16,102 --> 00:33:19,105 助ける? なぜだい (伊平次)お前が・ 478 00:33:19,105 --> 00:33:22,108 根っからの悪党じゃねえこと 知ってるからだ・ 479 00:33:22,108 --> 00:33:27,046 でもね このまま ずるずる道を外してみねえ・ 480 00:33:27,046 --> 00:33:31,050 かみさんや坊やが かわいそうだぜ 481 00:33:31,050 --> 00:33:36,055 お前は借金の返済に充てる金を もらう約束で・ 482 00:33:36,055 --> 00:33:42,055 押し込みの手引きをした そうだな どうなんだい 483 00:33:46,065 --> 00:33:51,070 俺はよ 女房を女郎屋に売られたり・ 484 00:33:51,070 --> 00:33:54,073 子供を人買いの手に 渡されたくねえだけなんだい 485 00:33:54,073 --> 00:33:57,076 その気持ち 分かる 486 00:33:57,076 --> 00:34:01,080 まともな男なら 我慢できねえってことは 487 00:34:01,080 --> 00:34:07,086 だがな お前 自分自身は どうなると思ってんだ 488 00:34:07,086 --> 00:34:11,090 いずれ 秘密を抱かされたまま あの世へ送られちまうんだぜ 489 00:34:11,090 --> 00:34:13,092 (貴三郎)そんな・ 490 00:34:13,092 --> 00:34:16,095 ほとぼりが冷めたら しゃばへ帰してもらう約束なんだ 491 00:34:16,095 --> 00:34:18,097 甘えんだよ 492 00:34:18,097 --> 00:34:21,100 そういう お前の考え方が甘えんだよ 493 00:34:21,100 --> 00:34:26,100 あの連中はな 人殺しなんて へとも思わねえ連中なんだぜ 494 00:34:29,041 --> 00:34:34,046 貴三郎さん こうなったら しかたない 495 00:34:34,046 --> 00:34:38,050 町方の旦那にな 何もかも打ち明けちまうんだよ 496 00:34:38,050 --> 00:34:44,056 お上にも情けはあるんだ きっと助けてくれるぜ 497 00:34:44,056 --> 00:34:46,056 貴三郎さん (貴三郎)あっ 498 00:34:49,061 --> 00:34:51,063 (伊平次の ため息) 499 00:34:51,063 --> 00:34:54,066 ったく しょうがねえな 500 00:34:54,066 --> 00:35:01,073 よし なら 今夜一晩 よーく考えてみるんだ 501 00:35:01,073 --> 00:35:09,081 俺を信じるか 連中を信じるか 二つに一つだ 502 00:35:09,081 --> 00:35:11,083 んっ (貴三郎)あっ 503 00:35:11,083 --> 00:35:31,036 ・~ 504 00:35:31,036 --> 00:35:44,049 ・~ 505 00:35:44,049 --> 00:35:46,051 (武兵衛)何ですって?・ 506 00:35:46,051 --> 00:35:49,054 一文字屋の板前が 貴三郎に会うために寄せ場へ? 507 00:35:49,054 --> 00:35:55,060 (松永)うん こっちの正体を見破ったらしい 508 00:35:55,060 --> 00:36:00,065 (武兵衛)何とかせねば なりませんな 509 00:36:00,065 --> 00:36:03,068 (松永)こうなったら 先手を打つ他はない 510 00:36:03,068 --> 00:36:09,074 伊平次に貴三郎 それに 片棒を担いだ町方の同心・ 511 00:36:09,074 --> 00:36:12,077 今夜のうちに始末をつけるんだ 512 00:36:12,077 --> 00:36:17,082 分かりました で その方法は? 513 00:36:17,082 --> 00:36:37,036 ・~ 514 00:36:37,036 --> 00:36:57,056 ・~ 515 00:36:57,056 --> 00:37:09,068 ・~ 516 00:37:09,068 --> 00:37:12,068 (男性)貴三郎に伊太郎 起きろ 517 00:37:14,073 --> 00:37:16,073 (男性)お呼びだ 518 00:37:18,077 --> 00:37:22,081 (貴三郎)こんな刻限に 急な お取り調べとは 519 00:37:22,081 --> 00:37:26,085 (伊平次)どうも きな臭えな (貴三郎)えっ? 520 00:37:26,085 --> 00:37:32,024 (伊平次)ひょっとすると 俺の素性が ばれたのかもしれねえ 521 00:37:32,024 --> 00:37:37,029 (松永)なかなか血の巡りがいいな 伊平次 そのとおりだ 522 00:37:37,029 --> 00:37:42,034 (貴三郎)松永様 あっしどもを どうなさるおつもりで? 523 00:37:42,034 --> 00:37:45,037 (松永)斬る 取り調べ中に脱走したとがでな 524 00:37:45,037 --> 00:37:47,039 (貴三郎)ええ そんな お約束が違いますわ 525 00:37:47,039 --> 00:37:50,042 (武兵衛)やかましい 526 00:37:50,042 --> 00:37:54,046 どうせ いつか 始末する腹だったんだよ 527 00:37:54,046 --> 00:37:57,049 見ねえ だから言ったろうが 528 00:37:57,049 --> 00:37:59,051 こんな連中 信じちゃいけねえってよ 529 00:37:59,051 --> 00:38:05,057 (松永)慌てるな 今に神崎も来る やるのは それからだ 530 00:38:05,057 --> 00:38:08,060 (伊平次)「押し込みの黒幕は 松永兵庫」・ 531 00:38:08,060 --> 00:38:12,064 「貴三郎は手先に相違なし 伊の字」 532 00:38:12,064 --> 00:38:15,067 これで裏が見えたな 533 00:38:15,067 --> 00:38:19,067 後は動き出すのを待つだけですね 534 00:38:21,073 --> 00:38:23,075 (お秀)捨松さん 何かつかめた? 535 00:38:23,075 --> 00:38:26,078 (捨松)はい 連中 そろそろ動き出しますよ 536 00:38:26,078 --> 00:38:40,025 ・~ 537 00:38:40,025 --> 00:38:43,028 頼む 俺は どうなってもいいや 538 00:38:43,028 --> 00:38:46,031 せめて 女房 子供が 安心して暮らしていけるように・ 539 00:38:46,031 --> 00:38:48,033 約束の銭くれ 銭を 540 00:38:48,033 --> 00:38:50,035 甘ったれるな (貴三郎)あっ? 541 00:38:50,035 --> 00:38:52,037 お前のような野良犬に びた一文やれるか 542 00:38:52,037 --> 00:38:54,037 (貴三郎)あっ! (伊平次)貴三郎 543 00:38:58,043 --> 00:39:01,046 かまわん 斬れ 斬れ! 544 00:39:01,046 --> 00:39:21,066 ・~ 545 00:39:21,066 --> 00:39:24,066 (馬の いななき) 546 00:39:26,071 --> 00:39:29,007 (はやぶさの鳴き声) (松永)何やつ 547 00:39:29,007 --> 00:39:34,012 闇御用 はやぶさ見参 548 00:39:34,012 --> 00:39:36,014 (男性)出合え (男性)くせ者だ 549 00:39:36,014 --> 00:39:39,017 (男性)出合え 出合え! (男性)出合え 出合え 550 00:39:39,017 --> 00:39:42,020 (男性)出合え くせ者だ! (呼子) 551 00:39:42,020 --> 00:39:50,028 (呼子) 552 00:39:50,028 --> 00:39:52,030 (男性)いたか (男性)見当たらん あっ 553 00:39:52,030 --> 00:39:55,033 (男性)向こうだ 追え 554 00:39:55,033 --> 00:39:58,033 (呼子) 555 00:40:08,046 --> 00:40:11,049 (善六)あっ (神崎)おい 伊平次・ 556 00:40:11,049 --> 00:40:13,051 お前 貴三郎 何やってんだ お前 557 00:40:13,051 --> 00:40:17,055 (貴三郎)へい はやぶさが現れて あっしら 助けてくれたんすよ 558 00:40:17,055 --> 00:40:21,059 はやぶさ? (伊平次)旦那 元締めの松永はね・ 559 00:40:21,059 --> 00:40:23,061 旦那ともども あっしたちを 始末しようとしたんですよ 560 00:40:23,061 --> 00:40:26,999 えっ? 松永様が 561 00:40:26,999 --> 00:40:31,003 (善六)そ… それより だ… 早く はやぶさを 早く 早く 早く 562 00:40:31,003 --> 00:40:51,023 ・~ 563 00:40:51,023 --> 00:40:54,026 ・~ 564 00:40:54,026 --> 00:40:58,030 貴様 乾幻之介 565 00:40:58,030 --> 00:41:01,033 これが はやぶさの正体だい 566 00:41:01,033 --> 00:41:06,038 けどよ それを知って 生きてるやつは 一人もいねえよ 567 00:41:06,038 --> 00:41:10,042 おのれ こしゃくな 斬れ! 斬れ! 568 00:41:10,042 --> 00:41:29,995 ・~ 569 00:41:29,995 --> 00:41:50,015 ・~ 570 00:41:50,015 --> 00:42:10,035 ・~ 571 00:42:10,035 --> 00:42:30,055 ・~ 572 00:42:30,055 --> 00:42:49,055 ・~ 573 00:42:51,076 --> 00:42:54,079 (神崎)一体 どうした (善六)旦那 574 00:42:54,079 --> 00:42:59,079 松永の手の者だな はやぶさにか 575 00:43:10,095 --> 00:43:12,095 (松永)うわっ 576 00:43:15,100 --> 00:43:18,100 (武兵衛・松永の悲鳴) 577 00:43:29,047 --> 00:43:31,047 旦那 578 00:43:34,052 --> 00:43:37,052 (善六)はやぶさ 御用だ 御用… 579 00:43:40,058 --> 00:43:47,065 (神崎)松永 見ろ こいつ わしらを陥れようとしやがって・ 580 00:43:47,065 --> 00:43:49,065 ざまあ見ろ フフ 581 00:43:52,070 --> 00:43:54,072 (神崎)善六 (善六)フッ 582 00:43:54,072 --> 00:43:57,075 さすが はやぶさですね 583 00:43:57,075 --> 00:44:02,080 (神崎)フフ おのれ はやぶさめ 584 00:44:02,080 --> 00:44:04,082 じゃ 貴三郎さんは御放免に 585 00:44:04,082 --> 00:44:07,085 (神崎)うん 今度の一件でな・ 586 00:44:07,085 --> 00:44:10,088 自ら進んで 証言したのが認められて・ 587 00:44:10,088 --> 00:44:14,092 盗みの罪を 帳消しにしてもらったんだ 588 00:44:14,092 --> 00:44:16,094 (伊平次)そりゃ よかったっすね いや とにかくね・ 589 00:44:16,094 --> 00:44:20,098 弱い立場を 利用されただけなんすからね ええ 590 00:44:20,098 --> 00:44:23,101 あっ また 旦那 人のだんご とって 591 00:44:23,101 --> 00:44:26,104 (神崎)何? だんご1本 とったぐらいで・ 592 00:44:26,104 --> 00:44:28,039 大騒ぎすんな お前 (お秀)アハハ… 593 00:44:28,039 --> 00:44:31,042 (神崎)今はだな 物や金だけじゃないぞ・ 594 00:44:31,042 --> 00:44:35,042 声 盗まれるんだから なあ (伊平次)まったくだね ああ 595 00:44:37,048 --> 00:44:39,050 ・ 神崎 また 油 売ってるな 596 00:44:39,050 --> 00:44:42,053 あっ いや (伊平次)旦那 いらっしゃい 597 00:44:42,053 --> 00:44:44,055 (善六)んっ? あら (神崎)何…・ 598 00:44:44,055 --> 00:44:47,058 それ お前が 今 言ったの? (捨松)はい 599 00:44:47,058 --> 00:44:49,060 (神崎)うまいな (お秀)うまいね 600 00:44:49,060 --> 00:44:51,062 乾様かと思ったよ (神崎)よし よし よし・ 601 00:44:51,062 --> 00:44:53,064 俺も 一丁 やってみよう (お秀)えっ? 602 00:44:53,064 --> 00:44:55,066 はやぶさ 神妙にせい 603 00:44:55,066 --> 00:44:58,069 (善六)あっ うちの旦那だ (一同の笑い声) 604 00:44:58,069 --> 00:45:01,072 (神崎)ちょっと こんなのどう? ちょっと わし やる 605 00:45:01,072 --> 00:45:03,074 あら 旦那 いらっしゃい オホホ… 606 00:45:03,074 --> 00:45:07,078 (伊平次)お秀 お秀 ハハハ… (お秀)じゃ 私 やっちゃう 607 00:45:07,078 --> 00:45:09,080 お秀 おちょうし1本 上がったよ 608 00:45:09,080 --> 00:45:11,082 (一同の笑い声) (神崎)似てるよ 609 00:45:11,082 --> 00:45:13,084 (善六)えっ じゃ あっし あっし あっし 610 00:45:13,084 --> 00:45:15,086 (伊平次)待ってました (神崎)よっ いいぞ 611 00:45:15,086 --> 00:45:19,090 あら 父上 また はやぶさ逃がしたの? 612 00:45:19,090 --> 00:45:21,090 あっ 613 00:45:23,094 --> 00:45:25,096 (神崎)全然 似てない 614 00:45:25,096 --> 00:45:27,032 (貴三郎)それじゃ ヘヘ (女性)あっ おはよう 615 00:45:27,032 --> 00:45:29,034 (貴三郎)おはよう (女性)お松さん よかったね 616 00:45:29,034 --> 00:45:32,037 (貴三郎)はい おはよう (女性)太吉も よかったね・ 617 00:45:32,037 --> 00:45:35,040 ちゃんが帰ってきてね (貴三郎)ヘヘヘ…・ 618 00:45:35,040 --> 00:45:38,040 いってきます ヘヘ いいな 619 00:45:40,045 --> 00:45:43,048 (貴三郎)いくぞ ひひひひーん (お松)何だ? 620 00:45:43,048 --> 00:45:46,051 (太吉)馬 (貴三郎)当たりだな ヘヘヘ…・ 621 00:45:46,051 --> 00:45:50,055 易しいもんな フフ おう ここでいいや いってくるで 622 00:45:50,055 --> 00:45:52,057 (お松)いってらっしゃい 気を付けてね 623 00:45:52,057 --> 00:45:55,060 (太吉)ちゃん たんと稼いできてね 624 00:45:55,060 --> 00:45:58,063 (貴三郎)生 言ってらあ よしよし 帰りに土産 買ってきてやるからな 625 00:45:58,063 --> 00:46:03,068 (太吉)本当? (貴三郎)ああ ハハ お松・ 626 00:46:03,068 --> 00:46:08,073 ありがとよ じゃ 行ってくるわ おう ハハハ… 627 00:46:08,073 --> 00:46:10,075 (お松)いってらっしゃい (太吉)いってらっしゃい 628 00:46:10,075 --> 00:46:13,078 (貴三郎)あらよっと ひひひーん 629 00:46:13,078 --> 00:46:33,031 ・~ 630 00:46:33,031 --> 00:46:53,051 ・~ 631 00:46:53,051 --> 00:47:13,071 ・~ 632 00:47:13,071 --> 00:47:33,024 ・~ 633 00:47:33,024 --> 00:47:53,044 ・~ 634 00:47:53,044 --> 00:48:13,064 ・~ 635 00:48:13,064 --> 00:48:15,064 ・~ 636 00:48:18,069 --> 00:48:22,073 (お清)お殿様は百姓を何年も 虫けらのように働かせて・ 637 00:48:22,073 --> 00:48:24,075 その生き血を搾り続けた 638 00:48:24,075 --> 00:48:27,012 どんなに危ない橋を渡ろうとも・ 639 00:48:27,012 --> 00:48:29,014 その生き血は 取り返してやらなくっちゃね 640 00:48:29,014 --> 00:48:32,017 百姓が一揆を起こすってのは・ 641 00:48:32,017 --> 00:48:34,019 自分たちの御政道が 悪いんじゃねえのかい 642 00:48:34,019 --> 00:48:37,022 (弥市)村の衆が 大勢 はりつけになったの忘れたのか 643 00:48:37,022 --> 00:48:42,022 <「幻之介世直し帖」 「枯れ野に散った狼たち」…> 644 00:50:05,176 --> 00:50:06,044 645 00:50:06,044 --> 00:50:09,047 (小林)皆さん お元気ですか 小林綾子です 646 00:50:09,047 --> 00:50:15,053 日本には 古くから 神社仏閣に伝わる行事や飾り物 647 00:50:15,053 --> 00:50:20,058 季節によって味わう旬な食べ物や その土地に伝わる風習など 648 00:50:20,058 --> 00:50:26,064 幸運を呼び込むために縁起を担ぐ さまざまな物や行いがあります 649 00:50:26,064 --> 00:50:31,069 皆さんの周りにも きっとある 幸運を呼ぶ縁起物 650 00:50:31,069 --> 00:50:35,073 この番組では そんな縁起物を ご紹介していきます 651 00:50:35,073 --> 00:50:38,073 さて 今日の縁起物は? 652 00:50:50,088 --> 00:50:53,091 突然ですが クイズです 653 00:50:53,091 --> 00:50:57,095 江戸時代 異国の動物たちが 日本にやって来ました 654 00:50:57,095 --> 00:51:02,100 そんな中 特に人気となった 2大スターは何でしょうか? 655 00:51:02,100 --> 00:51:04,102 ひとつは 象 656 00:51:04,102 --> 00:51:06,102 もうひとつは… 657 00:51:08,039 --> 00:51:11,042 ちょっと意外でした? 658 00:51:11,042 --> 00:51:14,045 らくだが 江戸で 見せ物に掛けられると・ 659 00:51:14,045 --> 00:51:18,049 大ブームとなり たくさんの人が押し寄せました 660 00:51:18,049 --> 00:51:23,054 これほど人気になった理由は 物珍しさだけでなく・ 661 00:51:23,054 --> 00:51:28,059 らくだには たくさんのご利益が あると信じられていたからです 662 00:51:28,059 --> 00:51:34,065 ひとつ らくだの絵を貼っておくと 疱瘡・はしか除けになる 663 00:51:34,065 --> 00:51:39,070 2つ らくだの尿は 救命の霊薬となる 664 00:51:39,070 --> 00:51:45,076 3つ 雷をも避ける …と すごいご利益ですよね 665 00:51:45,076 --> 00:51:51,076 今度 動物園に行ったときは 是非 らくだに注目してみましょう 666 00:51:56,087 --> 00:51:58,089 突然ですが 皆さん 667 00:51:58,089 --> 00:52:02,093 引っ越しのとき 食べる物といば何でしょうか? 668 00:52:02,093 --> 00:52:07,031 そう! 引っ越し蕎麦ですよね でも 一体 なんで・ 669 00:52:07,031 --> 00:52:11,035 引っ越しのときには お蕎麦なんでしょうか 670 00:52:11,035 --> 00:52:15,039 江戸時代 中ごろに 江戸を中心に行われていた・ 671 00:52:15,039 --> 00:52:17,041 引っ越しの挨拶品として・ 672 00:52:17,041 --> 00:52:20,044 蕎麦や 蕎麦切手という商品券を・ 673 00:52:20,044 --> 00:52:25,049 向こう三軒両隣に配っていた 風習が始まりといわれています 674 00:52:25,049 --> 00:52:30,054 由来は 「おそばに越してきた」の シャレからだそうで・ 675 00:52:30,054 --> 00:52:35,059 「おそばに末長く」 「細く長くおつきあいを」という・ 676 00:52:35,059 --> 00:52:37,061 気持ちが込められているそうです 677 00:52:37,061 --> 00:52:40,064 また 年越し蕎麦も同様に・ 678 00:52:40,064 --> 00:52:43,067 「お蕎麦のように 細く長く過ごせる」 679 00:52:43,067 --> 00:52:48,072 お蕎麦は切れやすいため 今年の 苦労や不運をきれいに切り捨てて 680 00:52:48,072 --> 00:52:51,075 新しい年を迎えるため …だそうです 681 00:52:51,075 --> 00:52:54,078 そばにいるのが 難しいご時世ですが 682 00:52:54,078 --> 00:52:59,078 お蕎麦で 気持ちを 伝えられたらいいですよね 683 00:53:05,023 --> 00:53:08,026 最近 よくエコバッグが 使われるようになりましたよね 684 00:53:08,026 --> 00:53:11,029 皆さんは どんな物をお使いですか 685 00:53:11,029 --> 00:53:15,033 じゃん! こちらなんてオススメですよ! 686 00:53:15,033 --> 00:53:19,037 日本の伝統的な エコバッグと言える風呂敷 687 00:53:19,037 --> 00:53:21,039 「風呂敷」と いわれるようになったのは・ 688 00:53:21,039 --> 00:53:25,043 お風呂屋で 自分の服を包むために 用いられていたからだそうで 689 00:53:25,043 --> 00:53:29,047 その名のとおり お風呂で 使っていたからなんですね 690 00:53:29,047 --> 00:53:35,053 また 風呂敷の代表的な柄・蔦が 絡み広がっている唐草模様は・ 691 00:53:35,053 --> 00:53:38,056 実は 縁起がいい柄なんです 692 00:53:38,056 --> 00:53:42,060 蔦は 生命力が強く 四方八方 どこまでも伸びるため・ 693 00:53:42,060 --> 00:53:47,065 長寿繁栄を象徴する模様として 愛されてきました 694 00:53:47,065 --> 00:53:50,068 いろいろな結び方ができて とっても便利な風呂敷 695 00:53:50,068 --> 00:53:54,068 皆さんもエコバッグ代わりに いかがですか 696 00:53:59,077 --> 00:54:03,081 どこか 民族的な感じがする 木の葉猿 697 00:54:03,081 --> 00:54:09,020 名前は 木葉という地名から 来ているそうですが… 698 00:54:09,020 --> 00:54:13,024 言い伝えでは およそ1300年前 699 00:54:13,024 --> 00:54:16,027 都から逃げ落ちてきた人たちが 神を祀るため・ 700 00:54:16,027 --> 00:54:20,031 木葉山の赤土で 祭礼の道具を作り・ 701 00:54:20,031 --> 00:54:23,034 余った土を捨てたところ それが猿になり・ 702 00:54:23,034 --> 00:54:27,038 「木葉の土で 猿を作れば 幸あらん」と・ 703 00:54:27,038 --> 00:54:29,040 お告げを残したそうです 704 00:54:29,040 --> 00:54:31,042 そこで 人々は・ 705 00:54:31,042 --> 00:54:35,046 猿の人形を作って 神さまにお供えしたところ・ 706 00:54:35,046 --> 00:54:39,050 災難から逃れ 無事に過ごすことが できたといわれています 707 00:54:39,050 --> 00:54:45,056 以来 悪病・災難除け 夫婦和合・子孫繁栄の・ 708 00:54:45,056 --> 00:54:47,056 守り神と されるようになったそうです 709 00:54:53,064 --> 00:54:58,064 獅子が刀をくわえ なんとも勇ましい加賀獅子頭 710 00:55:00,071 --> 00:55:06,010 天正11年 初代藩主・前田利家が 金沢城に入府の際・ 711 00:55:06,010 --> 00:55:10,014 お祝いの獅子舞が盛大に 行われたのが ゆえんとなり・ 712 00:55:10,014 --> 00:55:14,018 その豪華さは 天下随一となりました 713 00:55:14,018 --> 00:55:19,023 それから 祭礼などで 各町村が 競って獅子舞を演ずる風習は・ 714 00:55:19,023 --> 00:55:22,026 加賀名物の代表といわれています 715 00:55:22,026 --> 00:55:27,031 その勇ましい姿から 男の子の成長祈願や・ 716 00:55:27,031 --> 00:55:34,038 還暦の魔除け・厄払い・立身出世の 象徴として愛されてきました 717 00:55:34,038 --> 00:55:39,038 刀をくわえた獅子頭 勇ましくて格好いいですよね 718 00:55:45,049 --> 00:55:51,055 そっと息を吹き込むと 軽やかな音が鳴るビードロ 719 00:55:51,055 --> 00:55:54,058 ビードロは ガラスの弾力性を利用した・ 720 00:55:54,058 --> 00:55:57,061 底の部分が とても薄いガラスのおもちゃで 721 00:55:57,061 --> 00:55:59,063 息を軽く吹き込むと… 722 00:55:59,063 --> 00:56:02,066 (ビードロの音) …という音がします 723 00:56:02,066 --> 00:56:05,002 ちなみに 昔は 子供のおもちゃではなく・ 724 00:56:05,002 --> 00:56:10,007 厄落としの意味を込めて お正月に吹かれていたそうです 725 00:56:10,007 --> 00:56:14,011 おもちゃのビードロ細工は 古くから人気があったそうですが 726 00:56:14,011 --> 00:56:17,014 ビードロが作ることが できる職人が少なかったため・ 727 00:56:17,014 --> 00:56:20,017 貴重品とされていました 728 00:56:20,017 --> 00:56:23,020 喜多川歌麿が 「ビードロを吹く女」を描くほど・ 729 00:56:23,020 --> 00:56:25,022 人気があったみたいですね 730 00:56:25,022 --> 00:56:27,022 (ビードロの音) 731 00:56:32,029 --> 00:56:37,034 時代劇などで 出かける際に 登場する火打石 732 00:56:37,034 --> 00:56:41,038 江戸時代には 欠かせないものだったようですが 733 00:56:41,038 --> 00:56:47,044 その歴史は古く 『日本書紀』の ヤマトタケルの神話に登場します 734 00:56:47,044 --> 00:56:51,048 平安時代には まだ庶民の 手には届かない貴重品でしたが・ 735 00:56:51,048 --> 00:56:55,052 江戸時代になると 広く庶民にも普及し・ 736 00:56:55,052 --> 00:57:00,057 かまどや灯明・煙草などの火に 使われるようになりました 737 00:57:00,057 --> 00:57:03,060 また 時代劇などで 出かける際に 738 00:57:03,060 --> 00:57:05,997 「お前さん 気をつけて」 (火打石の音) 739 00:57:05,997 --> 00:57:09,000 …と 火打石を使用しますよね 740 00:57:09,000 --> 00:57:12,003 これは 「切り火」といわれ・ 741 00:57:12,003 --> 00:57:17,008 厄除け・清め・邪鬼を払う 日本古来の風習です 742 00:57:17,008 --> 00:57:20,011 『銭形平次』でも登場しますよね 743 00:57:20,011 --> 00:57:24,015 そもそも火は 古くから 神聖なもの・清浄なものとされ・ 744 00:57:24,015 --> 00:57:29,020 邪鬼など悪いものは火を嫌うと 考えられていたそうです 745 00:57:29,020 --> 00:57:32,023 ここ一番の大事な時や 試験の時など・ 746 00:57:32,023 --> 00:57:35,023 切り火で 清めてみてはいかがでしょう? 747 00:57:41,032 --> 00:57:43,034 掃除には欠かせない ほうき 748 00:57:43,034 --> 00:57:47,034 しかし 昔は掃除をする道具では なかったそうです 749 00:57:57,048 --> 00:58:02,053 また ほうきには 「箒神」という神さまが宿るとされ 750 00:58:02,053 --> 00:58:05,990 妊婦の足もとに逆さまに立てたり おなかをなでると・ 751 00:58:05,990 --> 00:58:07,992 安産になるといわれています 752 00:58:07,992 --> 00:58:09,994 ほうきが掃除道具として・ 753 00:58:09,994 --> 00:58:12,997 使われるようになったのは 平安時代 754 00:58:12,997 --> 00:58:17,001 年神さまを迎えるため 宮中で年末に行われる・ 755 00:58:17,001 --> 00:58:21,005 すす払いの道具として 使われるようになりました 756 00:58:21,005 --> 00:58:26,010 その後 仏教では 修行の 一環としての掃除が広まります 757 00:58:26,010 --> 00:58:30,014 神社やお寺で ほうきで 掃き掃除をしている姿を見ると・ 758 00:58:30,014 --> 00:58:34,018 どこか凛として 清められている感じがするのも・ 759 00:58:34,018 --> 00:58:37,018 この歴史があるからでしょうかね 760 00:58:42,026 --> 00:58:46,030 皆さんは ペット 何か飼ってらっしゃいますか 761 00:58:46,030 --> 00:58:50,034 江戸時代 犬や猫は もちろん 金魚・鈴虫など・ 762 00:58:50,034 --> 00:58:52,036 ちょっとしたブームになった ペットたち 763 00:58:52,036 --> 00:58:56,040 そのほかに 小鳥も 大変 人気があったそうです 764 00:58:56,040 --> 00:59:01,045 そのため 小鳥を専門的に売る ペットショップも誕生しました 765 00:59:01,045 --> 00:59:05,983 愛鳥家たちの間では 小鳥合わせ・鳴き合わせという・ 766 00:59:05,983 --> 00:59:10,988 小鳥の鳴き声や姿の美しさを 競い合うイベントが大流行し・ 767 00:59:10,988 --> 00:59:12,990 大勢の観客を集めました 768 00:59:12,990 --> 00:59:17,995 特に 「ホーホケキョ」の鳴き声で おなじみのうぐいすと・ 769 00:59:17,995 --> 00:59:21,999 うずらの小鳥合わせは 人気が高かったそうです 770 00:59:21,999 --> 00:59:26,003 また うずらの鳴き声が 「ゴキッチョー」! 771 00:59:26,003 --> 00:59:29,006 「ご吉兆」と聞こえることから・ 772 00:59:29,006 --> 00:59:34,011 戦国時代の武将たちが 出陣前に 験担ぎに使うなど・ 773 00:59:34,011 --> 00:59:37,011 縁起のよい鳥として 珍重されてきました 774 00:59:39,016 --> 00:59:41,018 いかがでしたでしょうか 775 00:59:41,018 --> 00:59:45,022 まだまだ 私たちの知らないものや 意外なものにも・ 776 00:59:45,022 --> 00:59:49,026 さまざまな縁起担ぎの意味が 込められているようですね 777 00:59:49,026 --> 00:59:52,029 身近にある そんな縁起物 778 00:59:52,029 --> 00:59:55,032 皆さんも お店や神社で探してみたり 779 00:59:55,032 --> 00:59:59,036 幸せを呼び込んでみては いかがでしょうか 780 00:59:59,036 --> 01:00:03,036 それでは またお会いしましょう 小林綾子でした