1 00:00:33,476 --> 00:00:37,814 (秀吉)こちらに おわすは 織田信長公の ご嫡孫→ 2 00:00:37,814 --> 00:00:40,800 三法師様にあらせられるぞ! 3 00:00:40,800 --> 00:00:43,486 <織田家の後継者争い。→ 4 00:00:43,486 --> 00:00:45,822 三男 信孝を推す勝家に対し→ 5 00:00:45,822 --> 00:00:49,309 秀吉は 嫡流 三法師を立てる という→ 6 00:00:49,309 --> 00:00:51,644 奇策に打って出ます> 7 00:00:51,644 --> 00:00:55,982 (茶々) 秀吉は三法師様を使って 何を しようとしているのでしょうか? 8 00:00:55,982 --> 00:00:59,819 (市)天下を裏から動かす。 その腹づもりなのであろう。 9 00:00:59,819 --> 00:01:01,804 <そして…> 10 00:01:01,804 --> 00:01:05,475 母は 嫁ぐことにした。 11 00:01:05,475 --> 00:01:09,812 (江)え?! 猿に匹敵する力があるのは→ 12 00:01:09,812 --> 00:01:12,482 柴田勝家殿 ただ一人。 13 00:01:12,482 --> 00:01:16,486 お… お市様が 柴田勝家と夫婦じゃと?! 14 00:01:16,486 --> 00:01:18,971 私は嫌にございます。 (初)そうです。 15 00:01:18,971 --> 00:01:22,308 江 そなたもであろう? 私は→ 16 00:01:22,308 --> 00:01:25,812 父の顔を覚えておりませぬゆえ。 江! 17 00:01:25,812 --> 00:01:31,484 <江たちは またも 乱世の渦に 巻き込まれていくのです> 18 00:01:31,484 --> 00:01:40,143 ♪♪~(テーマ音楽) 19 00:01:40,143 --> 00:03:22,161 ♪♪~ 20 00:03:22,161 --> 00:03:29,152 ♪♪~ 21 00:03:29,152 --> 00:04:09,152 ♪♪~ 22 00:04:20,152 --> 00:04:23,823 <兄 信長が亡くなった 天正10年に→ 23 00:04:23,823 --> 00:04:27,476 秋が訪れようとしておりました> 24 00:04:27,476 --> 00:04:30,646 (須磨) 夏物は 当分 お召しにはならぬ。 25 00:04:30,646 --> 00:04:33,482 一つに まとめておくのじゃ。 (侍女たち)はい。 26 00:04:33,482 --> 00:04:39,305 あ~あ また お城を移るのか。 越前になど行きとうないわ! 27 00:04:39,305 --> 00:04:42,975 (須磨)祝言に入り用なものは 別にしておくようにな。 28 00:04:42,975 --> 00:04:45,311 (ヨシ)承知致しました。 29 00:04:45,311 --> 00:04:48,147 私は祝言の宴には出ぬ。 30 00:04:48,147 --> 00:04:50,149 (サキ)姫様…。 31 00:04:50,149 --> 00:04:53,449 私もにございます。 (ウメ)え~! 32 00:04:55,154 --> 00:04:57,306 あの… 私も。 33 00:04:57,306 --> 00:05:00,810 声が小さい! 34 00:05:00,810 --> 00:05:03,479 私も 出ませぬ! 35 00:05:03,479 --> 00:05:07,650 ああ…。 それでよい。 36 00:05:07,650 --> 00:05:10,136 でも…。 でも 何じゃ? 37 00:05:10,136 --> 00:05:12,638 柴田勝家様は…。 38 00:05:12,638 --> 00:05:15,157 (柴田)姫様方には くれぐれも→ 39 00:05:15,157 --> 00:05:18,828 風邪など お召しになりませぬように。 40 00:05:18,828 --> 00:05:21,314 悪い お人ではないと 思うのですが…。 41 00:05:21,314 --> 00:05:23,816 いい 悪いではない。 姉上…。 42 00:05:23,816 --> 00:05:27,486 そうじゃ。 羽柴秀吉と並ぶ 仇のようなものじゃ。 43 00:05:27,486 --> 00:05:31,824 仇…。 お言葉ながら 姫様方! 44 00:05:31,824 --> 00:05:39,799 お方様が 御自ら嫁がれると お決めあそばされたのですぞ。 45 00:05:39,799 --> 00:05:44,136 姫様方が お出ましにならぬ宴など お方様が…。 46 00:05:44,136 --> 00:05:47,473 (泣き声) 47 00:05:47,473 --> 00:05:50,643 (須磨)どれほど お悲しみになることか。 48 00:05:50,643 --> 00:05:54,843 それでもじゃ。 我らは 宴には出ぬ! 49 00:06:02,655 --> 00:06:06,826 <そして→ 50 00:06:06,826 --> 00:06:13,816 まだ 暑さの残る一日 私は 柴田修理亮勝家様と→ 51 00:06:13,816 --> 00:06:17,516 婚礼の儀を執り行い…> 52 00:06:20,489 --> 00:06:22,975 (せきこみ) 53 00:06:22,975 --> 00:06:27,797 (信包)「縁は異なもの」とは申せ 柴田殿と縁者になろうとは→ 54 00:06:27,797 --> 00:06:31,497 めでたきかぎりにて。 (せきこみ) 55 00:06:33,819 --> 00:06:37,156 大丈夫にござるか? い… いや→ 56 00:06:37,156 --> 00:06:39,856 だ… 大事ありませぬ! 57 00:06:42,812 --> 00:06:45,481 (せきこみ) 58 00:06:45,481 --> 00:06:48,968 あ~あ 嫌じゃ 嫌じゃ。 みっともないというたら。 59 00:06:48,968 --> 00:06:50,987 姉様! 60 00:06:50,987 --> 00:06:54,987 (信包)誰か 柴田殿に水を。 (侍女)はい。 61 00:06:57,810 --> 00:07:01,814 (秀吉)うぉ~! くっそ~! 62 00:07:01,814 --> 00:07:05,468 勝家め! あの 歩く鬼瓦めが。 63 00:07:05,468 --> 00:07:09,305 折あらば 必ずや この手で討ち果たしてくれる! 64 00:07:09,305 --> 00:07:13,476 (おね)浅井長政様に次いで 今度は 柴田様を討つおつもりですか? 65 00:07:13,476 --> 00:07:15,494 悪いか?! 66 00:07:15,494 --> 00:07:19,794 ますます 憎まれましょうね。 お市様に。 67 00:07:23,469 --> 00:07:27,473 憎まれてもよい。 勝家さえ たたき潰せば→ 68 00:07:27,473 --> 00:07:31,477 お市様は 我らのもとに戻ってこられる。 69 00:07:31,477 --> 00:07:34,177 「我ら」とは? 70 00:07:35,815 --> 00:07:41,303 つ… つまり 織田じゃ。 そうじゃ 織田家にじゃ。 71 00:07:41,303 --> 00:07:44,640 戻ってこられる… そうでしょうか? 72 00:07:44,640 --> 00:07:47,309 さきに 小谷城を落とした時も そうであった。 73 00:07:47,309 --> 00:07:50,980 姫たちと共に 御屋形様の前に 下ったではないか。 74 00:07:50,980 --> 00:07:54,984 今度は お前様のもとに戻られる… と? 75 00:07:54,984 --> 00:08:00,056 だから 織田家にと言うとるじゃろう。 76 00:08:00,056 --> 00:08:04,977 でも柴田様は 織田家中の筆頭。 その お方を潰すというのは→ 77 00:08:04,977 --> 00:08:08,147 織田家に背くことに…。 違う! 78 00:08:08,147 --> 00:08:12,134 あやつは 信孝様とつるんで 織田家ご当主と決まった→ 79 00:08:12,134 --> 00:08:15,471 三法師様に やいばを向けんともかぎらん。 80 00:08:15,471 --> 00:08:18,808 理屈になっているような いないような。 81 00:08:18,808 --> 00:08:23,108 やかましい! とにかく 勝家は邪魔なのだ! 82 00:08:26,982 --> 00:08:30,152 あ~ あっ! これも邪魔なのだ! 勝家め! 83 00:08:30,152 --> 00:08:35,852 言ってることが めちゃくちゃなこと。 84 00:08:38,644 --> 00:08:45,344 <そして 新たな暮らしの場となる 北庄へ向かう途中> 85 00:08:59,148 --> 00:09:04,487 江 ここが そなたの生まれた小谷の城じゃ。 86 00:09:04,487 --> 00:09:06,472 はい。 87 00:09:06,472 --> 00:09:13,472 そして 父 浅井長政の 亡くなりし場所でもある。 88 00:09:29,145 --> 00:09:34,145 ここが私の生まれし場所…。 89 00:09:35,818 --> 00:09:41,118 父上と共にいた場所…。 90 00:09:46,478 --> 00:09:50,299 (長政)この子は水の国 近江の地に 生まれし子じゃ。 91 00:09:50,299 --> 00:09:53,152 この一字を名にしようと思う。 92 00:09:53,152 --> 00:09:57,306 「江」にございますか? どうじゃ? 93 00:09:57,306 --> 00:10:00,492 姫たちを頼むぞ! 94 00:10:00,492 --> 00:10:22,131 ♪♪~ 95 00:10:22,131 --> 00:10:26,485 何を祈っておられたのですか? 96 00:10:26,485 --> 00:10:32,474 安らかに お休みあれと。 ただ それだけじゃ。 97 00:10:32,474 --> 00:10:37,274 再び嫁ぐことへの許しも 請われたのでしょうか? 98 00:10:39,315 --> 00:10:44,153 母上は 父上が お許しになると 思うておいでやもしれませぬが→ 99 00:10:44,153 --> 00:10:46,972 決して そのようなことは…。 父上は→ 100 00:10:46,972 --> 00:10:50,476 それほど お心狭き方ではない。 そうでしょうか? 101 00:10:50,476 --> 00:10:53,476 姉様…。 うるさい! 102 00:10:55,314 --> 00:11:01,136 私は やはり あの時 父上と共に死にとうござりました。 103 00:11:01,136 --> 00:11:06,809 そのようなことを口にするでない。 そうですよ 姉上。 104 00:11:06,809 --> 00:11:10,145 そなたは どっちの味方じゃ?! 父上か 勝家か! 105 00:11:10,145 --> 00:11:12,982 呼び捨てにしてはなりませぬ! やかましい! 106 00:11:12,982 --> 00:11:17,803 ♪♪~ 107 00:11:17,803 --> 00:11:19,803 わあ! 108 00:11:25,811 --> 00:11:28,981 よいか。 109 00:11:28,981 --> 00:11:36,481 そなたたちが 何と思おうとも 私は 勝家様の妻となったのじゃ。 110 00:11:43,646 --> 00:11:48,133 これよりは 北庄が我らの家となる。 111 00:11:48,133 --> 00:11:55,474 琵琶の海も見納めじゃ。 よく 見ておくがよい。 112 00:11:55,474 --> 00:12:24,820 ♪♪~ 113 00:12:24,820 --> 00:12:27,520 ≪(足音) 114 00:12:32,311 --> 00:12:34,311 あ~っと! 115 00:12:37,383 --> 00:12:41,653 遠路はるばる ご苦労に存じまする。 116 00:12:41,653 --> 00:12:45,491 お迎えにも出ませず ご無礼つかまつりました。 117 00:12:45,491 --> 00:12:48,977 城の修繕について 話し合うておりまして…。 118 00:12:48,977 --> 00:12:52,147 勝家様。 何せ ここ越前の冬は→ 119 00:12:52,147 --> 00:12:54,817 厳しゅうござりますれば…。 勝家様! 120 00:12:54,817 --> 00:12:58,487 は? はは~。 121 00:12:58,487 --> 00:13:01,807 本日より身内として暮らすのです。 122 00:13:01,807 --> 00:13:04,810 そのような所で そのような ご挨拶は…。 123 00:13:04,810 --> 00:13:06,810 はは~。 124 00:13:09,314 --> 00:13:13,302 お初に お目にかかりまする。 佐久間盛政にござりまする。 125 00:13:13,302 --> 00:13:17,502 本日より よろしゅう頼みます。 (佐久間)ははっ。 126 00:13:20,809 --> 00:13:24,163 いかがですかな? 北庄は。 127 00:13:24,163 --> 00:13:26,363 茶々。 128 00:13:28,650 --> 00:13:31,136 山が近うて 空が低い。 129 00:13:31,136 --> 00:13:33,155 はい~! 130 00:13:33,155 --> 00:13:35,474 陰気に思えまする。 131 00:13:35,474 --> 00:13:39,978 そうですね。 気のせいか こう… 湿っぽいというか。 132 00:13:39,978 --> 00:13:44,149 初。 お気のせいでは ないかもしれませぬぞ。 133 00:13:44,149 --> 00:13:48,470 すぐ近くに 大きな川が流れておりますゆえ。 134 00:13:48,470 --> 00:13:54,476 山が見えて 川が流れているなど まるで京の都のようですね。 135 00:13:54,476 --> 00:13:58,814 ならば 文字どおり 「住めば都」としたいものじゃな。 136 00:13:58,814 --> 00:14:03,819 お任せ下されませ。 ハハハハハ! 137 00:14:03,819 --> 00:14:12,811 ♪♪~ 138 00:14:12,811 --> 00:14:15,481 (柴田)越前の海の幸 山の幸を→ 139 00:14:15,481 --> 00:14:18,150 たんと ご用意致しましてござります。 140 00:14:18,150 --> 00:14:22,471 さあ 存分に お召し上がり下さりませ。 141 00:14:22,471 --> 00:14:27,476 勝家様 そのような お口の聞き方は…。 142 00:14:27,476 --> 00:14:31,476 おいおい おいおいにござりまする。 143 00:14:34,817 --> 00:14:40,139 一の姫様 いかがなさいました? 144 00:14:40,139 --> 00:14:42,839 あまり おなかが すいておりませぬ。 145 00:14:46,478 --> 00:14:49,178 私もにござります。 146 00:14:52,317 --> 00:14:56,305 道中 お菓子ばかり 食べていたのではありませんか? 147 00:14:56,305 --> 00:14:58,307 何じゃと?! 148 00:14:58,307 --> 00:15:02,811 さようですか。 甘いものが お好きで? 149 00:15:02,811 --> 00:15:07,316 では 後ほど とち餅など ご用意させましょうほどに。 150 00:15:07,316 --> 00:15:10,469 とち餅?! はい。 151 00:15:10,469 --> 00:15:12,488 (おなかが鳴る音) 152 00:15:12,488 --> 00:15:15,974 もう 何も入りそうにないわ。 153 00:15:15,974 --> 00:15:18,174 姉様! 154 00:15:21,813 --> 00:15:26,151 海からは少し離れておりますが 冬になりましたら→ 155 00:15:26,151 --> 00:15:30,155 かにが取れまする。 ぜひ 馳走してさしあげとう…。 156 00:15:30,155 --> 00:15:34,977 かになどという気持ちの悪いもの ようも食えたものじゃ。 157 00:15:34,977 --> 00:15:37,477 初! 黙りなされ。 158 00:15:39,982 --> 00:15:42,484 茶々も 箸を取るのじゃ。 159 00:15:42,484 --> 00:15:47,823 勝家様のお気持ちが分からぬ そなたではあるまい。 160 00:15:47,823 --> 00:15:49,823 はい…。 161 00:15:52,477 --> 00:15:57,482 では そ… 某は別室にて。 お身内だけの方が…。 162 00:15:57,482 --> 00:16:00,652 何を仰せです! はっ は~。 163 00:16:00,652 --> 00:16:05,157 勝家様も身内 しかも 一家の主ではございませぬか。 164 00:16:05,157 --> 00:16:08,157 あ… はは~。 165 00:16:09,811 --> 00:16:17,302 よいか。 勝家様は父上様じゃ。 それを忘れるでないぞ。 166 00:16:17,302 --> 00:16:19,471 はい。 167 00:16:19,471 --> 00:16:25,771 父などと… 某には もったいなきことにて。 ハハハハハ。 168 00:16:28,480 --> 00:16:32,985 <同じ頃 こちらのお方は…> 169 00:16:32,985 --> 00:16:36,805 (家康)羽柴殿のことですかな? (信雄)それです。→ 170 00:16:36,805 --> 00:16:40,309 徳川殿に お力をお借りしたい。 171 00:16:40,309 --> 00:16:44,609 共に手を携え 今のうちに やつをたたきましょうぞ。 172 00:16:46,298 --> 00:16:51,303 ずばり お聞きする。 まことに たたきたい相手は→ 173 00:16:51,303 --> 00:16:54,806 信孝様なのでは? 174 00:16:54,806 --> 00:17:00,479 (信雄)正直 弟憎しの思いは ありまする。 されど→ 175 00:17:00,479 --> 00:17:04,483 このままでは 織田家そのものが 猿に奪われかねませぬ。 176 00:17:04,483 --> 00:17:10,183 猿殿も やるものじゃ。 信雄様を そこまで追い詰めようとは。 177 00:17:12,808 --> 00:17:16,144 しかし 動くには まだ早い。 178 00:17:16,144 --> 00:17:22,484 何せ猿殿は 信長公の仇討ちという 大仕事をなしたのです。 179 00:17:22,484 --> 00:17:27,155 諸侯は皆 猿殿に味方しましょうからな。 180 00:17:27,155 --> 00:17:29,474 くっ…。 181 00:17:29,474 --> 00:17:34,813 しばらくは足元を固め 力を蓄えておきなされ。 182 00:17:34,813 --> 00:17:42,304 秀吉殿と対じする折は 遠からず訪れるやもしれませぬ。 183 00:17:42,304 --> 00:17:46,475 はあ…。 184 00:17:46,475 --> 00:17:53,175 いや 猿殿は大したものじゃて。 185 00:17:54,816 --> 00:18:00,806 (秀吉)徳川殿と 信雄様が? (宗易)そう聞いております。 186 00:18:00,806 --> 00:18:02,808 わしを討つためにか? 187 00:18:02,808 --> 00:18:06,812 他には考えられませんわな。 188 00:18:06,812 --> 00:18:11,650 なんと…。 でも まあ 徳川様は→ 189 00:18:11,650 --> 00:18:15,450 慎重なうえにも 慎重な方ですさかい。 190 00:18:17,472 --> 00:18:22,828 では 当面 わしの邪魔になる者は…。 191 00:18:22,828 --> 00:18:26,128 おられんでしょうな。 192 00:18:28,150 --> 00:18:36,808 …となると 次の相手は 柴田勝家じゃな。 193 00:18:36,808 --> 00:18:42,814 柴田様いうたら 織田様の妹君が嫁がれたとか。 194 00:18:42,814 --> 00:18:45,814 お市様でしたか。 言うな 言うな! あ~! 195 00:18:49,821 --> 00:18:55,811 柴田様を討つのは 天下取りの布石ですやろかな? 196 00:18:55,811 --> 00:18:58,511 それの どこが悪い! 197 00:19:00,148 --> 00:19:03,819 はっ 今のは うそじゃ。 うそじゃぞ。 198 00:19:03,819 --> 00:19:08,319 天下など 考えてなどおらぬわ。 199 00:19:16,648 --> 00:19:19,134 何じゃ! 200 00:19:19,134 --> 00:19:26,975 実は 「天下人ぼくろ」というもんが ありましてな。 201 00:19:26,975 --> 00:19:33,275 天下人ぼくろ? それが わしの顔にあるのか? 202 00:19:34,983 --> 00:19:39,304 どれじゃ? どこじゃ? どの ほくろじゃ? ん? ん? 203 00:19:39,304 --> 00:19:42,474 あかん。 忘れてしまいましたわ。 204 00:19:42,474 --> 00:19:44,810 そなた わしをばかにしておるのか?! 205 00:19:44,810 --> 00:19:50,510 めっそうもない。 まっこと 食えんやつじゃ。 206 00:19:52,467 --> 00:19:55,487 (せきこみ) 207 00:19:55,487 --> 00:20:02,144 あ~あ お顔が 真っ赤っかや。 猿が赤いは 尻じゃ。 208 00:20:02,144 --> 00:20:04,444 何を言わせるんじゃ! 209 00:20:06,148 --> 00:20:11,648 あ~ 痛! がっ! また痛っ! またか 勝家! 勝家~! 210 00:20:15,824 --> 00:20:22,814 ♪♪~ 211 00:20:22,814 --> 00:20:25,484 よい香りじゃ。 212 00:20:25,484 --> 00:20:44,803 ♪♪~ 213 00:20:44,803 --> 00:20:48,306 姫様方 山に行ってみませぬか? 214 00:20:48,306 --> 00:20:50,659 山ですか? はい。 215 00:20:50,659 --> 00:20:54,145 今の季節 きのこが 採り放題となっておりましょう。 216 00:20:54,145 --> 00:20:57,465 風邪気味ですゆえ。 はあ…。 217 00:20:57,465 --> 00:21:01,303 私も。 そなたもであったな。 218 00:21:01,303 --> 00:21:04,306 え? ここが痛むと申しておったな。 219 00:21:04,306 --> 00:21:07,826 顔? 頭じゃ! 220 00:21:07,826 --> 00:21:12,147 それは いけませんなあ。 ほら! 221 00:21:12,147 --> 00:21:16,484 お大事になされませ。 222 00:21:16,484 --> 00:21:19,284 皆 下がっておれ。 223 00:21:36,471 --> 00:21:41,476 あの3人は 勝家様の娘となったのですよ。 224 00:21:41,476 --> 00:21:45,480 姫様などと へりくだるには 及びませぬ。 225 00:21:45,480 --> 00:21:47,983 分かってはおりまするが…。 226 00:21:47,983 --> 00:21:51,486 その丁寧な言葉遣いも おやめ下さいまし。 227 00:21:51,486 --> 00:21:54,139 そうは おっしゃいましても…。 228 00:21:54,139 --> 00:21:58,476 御屋形様の妹御 姪御衆だと 思いますと→ 229 00:21:58,476 --> 00:22:03,476 なかなか どうも…。 勝家様。 (ため息) 230 00:22:05,817 --> 00:22:11,473 あの 一つ お聞きしても よろしいでしょうか? 231 00:22:11,473 --> 00:22:16,995 はい。 つ… つまり→ 232 00:22:16,995 --> 00:22:24,469 某のような者に嫁ぎ 後悔しておいでなのではないかと。 233 00:22:24,469 --> 00:22:28,473 そのような…。 訳は分かっておりまする。 234 00:22:28,473 --> 00:22:32,477 何故 某のもとに おいでになったのか。 235 00:22:32,477 --> 00:22:36,648 織田のお家を あの猿めから守りたいと→ 236 00:22:36,648 --> 00:22:41,469 願われるがゆえであると。 はい 重々 承知しておりまする。 237 00:22:41,469 --> 00:22:43,822 勝家様。 承知してはおりまするが…。 238 00:22:43,822 --> 00:22:45,974 あの…。 されど→ 239 00:22:45,974 --> 00:22:50,174 己を顧みずに 言わせて頂けるなら…。 240 00:22:53,148 --> 00:22:58,470 多少なりとも 某に→ 241 00:22:58,470 --> 00:23:05,470 お… 思いを寄せてもらいたいので ございます。 242 00:23:07,812 --> 00:23:10,482 いやいや 無理であることは→ 243 00:23:10,482 --> 00:23:14,819 これまた 重々 承知しておりまする。 244 00:23:14,819 --> 00:23:24,119 し… しかし 爪の先ほどでも 好いて頂くわけには…。 245 00:23:27,816 --> 00:23:32,871 あっ いや! こ… これは 分に過ぎたることを! 246 00:23:32,871 --> 00:23:36,808 まことに申し訳ござりませぬ! 247 00:23:36,808 --> 00:24:06,488 ♪♪~ 248 00:24:06,488 --> 00:24:11,188 母上? 母上? 249 00:24:16,147 --> 00:24:20,802 私は 間違えておった。 250 00:24:20,802 --> 00:24:23,154 (初)間違い? 251 00:24:23,154 --> 00:24:26,491 勝家様に 「父になれ」→ 252 00:24:26,491 --> 00:24:31,162 そなたたちに 「勝家様を 受け入れよ」と言う前に→ 253 00:24:31,162 --> 00:24:35,483 己自身の心が定まっておらなんだ。 254 00:24:35,483 --> 00:24:40,483 何を… 仰せなのですか? 255 00:24:45,477 --> 00:24:52,133 私は本日より 勝家様の妻となる。 256 00:24:52,133 --> 00:24:58,473 秀吉への恨みからではなく 心より 勝家様を受け入れ→ 257 00:24:58,473 --> 00:25:01,993 共に暮らして参ろうと思う。 258 00:25:01,993 --> 00:25:03,978 母上…。 259 00:25:03,978 --> 00:25:07,478 その上で そなたたちに言いたい。 260 00:25:09,033 --> 00:25:14,333 勝家様を 実の父と思うて 接してはくれぬか? 261 00:25:16,141 --> 00:25:22,147 私の父は 浅井長政一人にございます。 262 00:25:22,147 --> 00:25:24,816 茶々…。 263 00:25:24,816 --> 00:25:28,153 そのとおりにございます。 264 00:25:28,153 --> 00:25:31,353 お許し下さいませ。 265 00:25:38,480 --> 00:25:44,486 ♪♪~ 266 00:25:44,486 --> 00:25:48,490 あの…。 何じゃ? 267 00:25:48,490 --> 00:25:51,976 勝家様を… その…→ 268 00:25:51,976 --> 00:25:56,648 義父上と お呼びすることは できないものかと。 269 00:25:56,648 --> 00:26:00,635 そなたは呼べるのか? 270 00:26:00,635 --> 00:26:04,835 それは たやすうは…。 ならば申すな。 271 00:26:08,143 --> 00:26:12,843 でも…。 でも 何じゃ? 272 00:26:19,821 --> 00:26:24,159 私は 姉上や姉様と違って→ 273 00:26:24,159 --> 00:26:29,814 どなたのことも 父上と 呼んだことがございません。 274 00:26:29,814 --> 00:26:34,152 江…。 それゆえ 呼びたいのか? 275 00:26:34,152 --> 00:26:37,155 ならば そなたは呼べばよい。 276 00:26:37,155 --> 00:26:56,975 ♪♪~ 277 00:26:56,975 --> 00:27:01,312 (佐久間) 初霜が降りる前に 城の修理を 終えねばなりませぬが→ 278 00:27:01,312 --> 00:27:07,151 材木も石も ご覧のとおり 不足気味にございます。 279 00:27:07,151 --> 00:27:11,489 殿! な… 何じゃ? 280 00:27:11,489 --> 00:27:16,811 あ~。 さ… 三の姫様! 281 00:27:16,811 --> 00:27:20,111 (柴田)な… 何か? 282 00:27:26,804 --> 00:27:33,478 ち… ちち… ちち… ち…→ 283 00:27:33,478 --> 00:27:37,482 ちち… ち ち…。 284 00:27:37,482 --> 00:27:40,802 チチチチチ? 鳥にござりまするか? 285 00:27:40,802 --> 00:27:42,987 黙らぬか! 痛っ! 286 00:27:42,987 --> 00:27:46,187 な… 何? 287 00:27:51,479 --> 00:27:53,779 いえ。 288 00:27:55,483 --> 00:28:13,151 ♪♪~ 289 00:28:13,151 --> 00:28:16,988 (与助) あっ お待ち下さい! 姫様! 290 00:28:16,988 --> 00:28:19,807 馬に乗りたいのじゃ。 危のうございます! 291 00:28:19,807 --> 00:28:21,976 (馬の いななき) 292 00:28:21,976 --> 00:28:26,147 お待ち下さい! お待ち下さりませ~! 293 00:28:26,147 --> 00:28:57,478 ♪♪~ 294 00:28:57,478 --> 00:29:02,478 父上… 父上…。 295 00:29:04,152 --> 00:29:06,652 なぜ 言えぬのじゃ。 296 00:29:10,141 --> 00:29:13,841 父上! 297 00:29:19,150 --> 00:29:21,850 (雷鳴) 298 00:29:23,471 --> 00:29:26,808 三の姫様がおられぬ? はあ。 299 00:29:26,808 --> 00:29:31,879 夕げの席に戻ってこられぬと 奥方様から。 300 00:29:31,879 --> 00:29:34,298 捜せ! は? 301 00:29:34,298 --> 00:29:37,969 ああ… 既に 城中くまなく お捜ししたのですが…。 302 00:29:37,969 --> 00:29:40,638 (床をたたく音) もっと人数を出せ! 303 00:29:40,638 --> 00:29:45,838 城下 近郷も捜させよ! はっ はは~! 304 00:29:48,146 --> 00:29:51,816 おい 急げ! はっ! (雷鳴) 305 00:29:51,816 --> 00:30:04,812 ♪♪~ 306 00:30:04,812 --> 00:30:07,148 ここは どこなんじゃ? 307 00:30:07,148 --> 00:30:11,469 (雷鳴と 馬の いななき) 308 00:30:11,469 --> 00:30:16,169 こら! どこへ行くのじゃ?! どこへ行くのじゃ?! 309 00:30:23,481 --> 00:30:25,681 ≪(家臣)殿~! 310 00:30:27,318 --> 00:30:30,488 見つかったか?! いえ ただ この者が…。 311 00:30:30,488 --> 00:30:33,474 いかがした? へえっ。 312 00:30:33,474 --> 00:30:38,146 姫様が 馬を引き出され…。 313 00:30:38,146 --> 00:30:40,815 何じゃと?! 314 00:30:40,815 --> 00:30:43,484 (与助) 東の方へと向かわれました! 315 00:30:43,484 --> 00:30:46,304 (柴田)東?! (与助)途中まで追うたのですが→ 316 00:30:46,304 --> 00:30:48,990 えらい 速うておられて→ 317 00:30:48,990 --> 00:30:53,144 山で 見失うてしまいまして ございます。 318 00:30:53,144 --> 00:30:55,813 あの辺りは 熊や狼も 多く おりまする。 319 00:30:55,813 --> 00:30:57,815 黙らぬか! (佐久間)はっ! 320 00:30:57,815 --> 00:31:00,985 熊…。 お許し下さいませ! 321 00:31:00,985 --> 00:31:04,472 お許し下さいませ! (泣き声) 322 00:31:04,472 --> 00:31:06,972 姉上…。 323 00:31:08,976 --> 00:31:12,146 馬を引け! (家臣たち)ははっ! 324 00:31:12,146 --> 00:31:14,482 私も参ります。 325 00:31:14,482 --> 00:31:18,482 行き違いに 姫が戻られるやもしれませぬ。 326 00:31:21,472 --> 00:31:24,172 参るぞ。 (家臣)はっ。 327 00:31:30,798 --> 00:31:34,802 このような所に来たのが 間違いだったのじゃ。 328 00:31:34,802 --> 00:31:37,802 (雷鳴) (初 茶々)あっ! 329 00:31:39,824 --> 00:31:44,812 浅井の父上が お怒りなのです。 だから こんなことに! 330 00:31:44,812 --> 00:31:48,483 つまらぬことを申すでない! 331 00:31:48,483 --> 00:31:53,183 今は それより 江の無事を祈るのじゃ。 332 00:31:55,806 --> 00:31:57,825 江…。 333 00:31:57,825 --> 00:32:08,469 ♪♪~ 334 00:32:08,469 --> 00:32:12,469 ≪(獣の遠ぼえ) 335 00:32:16,143 --> 00:32:20,147 ≪(獣の遠ぼえ) 336 00:32:20,147 --> 00:32:29,473 ♪♪~ 337 00:32:29,473 --> 00:32:33,811 (柴田)三の姫様~! 338 00:32:33,811 --> 00:32:36,511 (家臣)姫様~! 339 00:32:41,819 --> 00:32:44,822 (物音) 340 00:32:44,822 --> 00:32:55,822 ♪♪~ 341 00:33:08,813 --> 00:33:11,513 ≪(鶏の鳴き声) 342 00:33:16,487 --> 00:33:19,187 (柴田)あ~…。 343 00:33:22,143 --> 00:33:25,843 ≪(鶏の鳴き声) 344 00:33:28,299 --> 00:33:34,099 江は? いえ。 こちらへも? 345 00:33:35,806 --> 00:33:38,106 いいえ。 346 00:33:40,811 --> 00:33:47,151 眠っておられぬのでしょう。 少し お休みになられた方がよい。 347 00:33:47,151 --> 00:33:51,155 勝家様こそ…。 348 00:33:51,155 --> 00:33:55,655 某は いま一度 捜して参ります。 349 00:33:58,312 --> 00:34:00,314 あ~…。 350 00:34:00,314 --> 00:34:05,369 申し訳ございません。 私さえ 気をつけていれば…。 351 00:34:05,369 --> 00:34:13,069 ご安心あれ。 某の命に代えても 見つけ出して参りまする。 352 00:34:14,812 --> 00:34:17,481 ≪(足音) 353 00:34:17,481 --> 00:34:21,152 三の姫様が お帰りになりました! 354 00:34:21,152 --> 00:34:25,156 帰った?! (家臣) 無事に お帰りなさいました! 355 00:34:25,156 --> 00:34:36,150 ♪♪~ 356 00:34:36,150 --> 00:34:38,486 (すすり泣き) 357 00:34:38,486 --> 00:34:42,156 (ヨシ)ようございました。 ようございました。 358 00:34:42,156 --> 00:34:46,156 お着替えを お持ち致しました。 姫様 どうぞ。 359 00:34:47,812 --> 00:34:49,814 江! 江! 360 00:34:49,814 --> 00:34:52,149 姉上 姉様。 361 00:34:52,149 --> 00:34:55,820 一体 どこに行っておったのじゃ?! 362 00:34:55,820 --> 00:35:01,142 皆 心配しておったのじゃぞ。 申し訳ありません。 363 00:35:01,142 --> 00:35:04,979 荒れ寺を見つけ そこに いたのです。 364 00:35:04,979 --> 00:35:08,149 ただ 帰り道が分からなくて…。 365 00:35:08,149 --> 00:35:13,154 でも ハヤテが助けてくれました。 (初)ハヤテ? 366 00:35:13,154 --> 00:35:16,140 馬の名です。 私が付けたのです。 367 00:35:16,140 --> 00:35:19,640 ようもまあ そんな のんびりしたことを。 368 00:35:23,481 --> 00:35:25,481 (一同)あ…。 369 00:35:31,806 --> 00:35:34,809 何をなさるのです?! 370 00:35:34,809 --> 00:35:37,645 何だ その いけしゃあしゃあとした面は! 371 00:35:37,645 --> 00:35:40,147 己が しでかしたことが 分かっておるのか! 372 00:35:40,147 --> 00:35:44,147 勝家様 そこまでなさらずとも…。 そなたは黙っておれ! 373 00:35:48,472 --> 00:35:50,641 どこへ行かれるのです?! 374 00:35:50,641 --> 00:35:58,149 ♪♪~ 375 00:35:58,149 --> 00:36:01,149 与助! へい! 376 00:36:04,822 --> 00:36:10,144 これ このとおり 姫は 無事に戻った。 377 00:36:10,144 --> 00:36:14,148 まことに まことに 喜ばしゅう存じます。 378 00:36:14,148 --> 00:36:18,148 馬も 戻し置きましてございます。 379 00:36:34,819 --> 00:36:38,119 わびよ 江。 380 00:36:40,975 --> 00:36:44,145 そなたが帰らなんだら→ 381 00:36:44,145 --> 00:36:47,145 この者は首討たれておったのだぞ。 382 00:36:51,819 --> 00:36:54,119 え…?! 383 00:36:58,476 --> 00:37:00,776 わびぬか! 384 00:37:20,147 --> 00:37:23,484 お許し下さりませ。 385 00:37:23,484 --> 00:37:28,472 ♪♪~ 386 00:37:28,472 --> 00:37:33,472 もったいのうございます 姫様。 すべて 手前のとがにて! 387 00:37:35,479 --> 00:37:40,479 許しておくれ 与助。 388 00:37:42,152 --> 00:37:56,817 ♪♪~ 389 00:37:56,817 --> 00:37:59,970 分かるか? 390 00:37:59,970 --> 00:38:07,478 上に立つ者は 常に 下の者に 心を配っておかねばならぬのじゃ。 391 00:38:07,478 --> 00:38:10,481 はい。 392 00:38:10,481 --> 00:38:14,151 そなたたちとて同じこと。 393 00:38:14,151 --> 00:38:19,640 皆に支えられておること 断じて忘れてはならぬ。 394 00:38:19,640 --> 00:38:36,991 ♪♪~ 395 00:38:36,991 --> 00:38:41,145 どこにも けがはないのだな? 396 00:38:41,145 --> 00:38:43,147 はい。 397 00:38:43,147 --> 00:38:56,477 ♪♪~ 398 00:38:56,477 --> 00:39:01,482 無事でよかった…。 399 00:39:01,482 --> 00:39:04,182 よかった…。 400 00:39:07,805 --> 00:39:10,491 よかったのう…。 401 00:39:10,491 --> 00:39:15,813 ♪♪~ 402 00:39:15,813 --> 00:39:22,469 痛い… 痛うございます。 (泣き声) 403 00:39:22,469 --> 00:40:04,812 ♪♪~ 404 00:40:04,812 --> 00:40:11,819 <その日を境に 私たち一家を包む 空気は 大きく変わり…> 405 00:40:11,819 --> 00:40:16,119 お呼びですか? 義父上。 (柴田)うむ。 406 00:40:18,809 --> 00:40:23,147 頼んでおいた品が 都から届いたでな。 407 00:40:23,147 --> 00:40:25,816 都から? (柴田)それは 初じゃ。 408 00:40:25,816 --> 00:40:29,153 わあ~! 409 00:40:29,153 --> 00:40:31,853 ありがとうございます。 410 00:40:34,141 --> 00:40:40,297 義父上。 ヘヘヘヘヘ! なんの。 411 00:40:40,297 --> 00:40:44,301 義父上 私には 何があるのですか? 412 00:40:44,301 --> 00:40:47,471 姉上には? 待て待て。→ 413 00:40:47,471 --> 00:40:50,491 それは 茶々じゃ。 414 00:40:50,491 --> 00:40:56,480 うわ~ ありがとう存じます。 うん。 415 00:40:56,480 --> 00:41:00,780 ずるい! 私が くしで 姉上が帯? 416 00:41:02,486 --> 00:41:05,472 あ! これも 初じゃ。→ 417 00:41:05,472 --> 00:41:09,977 京名物の菓子。 わあ~ お菓子! 418 00:41:09,977 --> 00:41:13,313 私には? 私には 何でございますか? 419 00:41:13,313 --> 00:41:17,484 江には…。 わあ! 420 00:41:17,484 --> 00:41:20,988 は…! ありゃ~ これは 市であった。 421 00:41:20,988 --> 00:41:23,188 まあ! 422 00:41:24,825 --> 00:41:28,645 ずるい! ずるいものか。 423 00:41:28,645 --> 00:41:33,484 妻というのは 大事にせぬと 角が生えるというからの。 424 00:41:33,484 --> 00:41:37,284 あんなことを。 (笑い声) 425 00:41:38,989 --> 00:41:43,143 う~ん おいしい! お菓子 おいしゅうございます。 426 00:41:43,143 --> 00:41:45,145 <けれども…> 427 00:41:45,145 --> 00:41:48,482 (おね) 御屋形様の ご葬儀をですか? 428 00:41:48,482 --> 00:41:54,138 そうじゃ。 わしが催すのよ。 429 00:41:54,138 --> 00:41:56,807 盛大にな。 430 00:41:56,807 --> 00:42:00,144 でも ご家来衆は? 431 00:42:00,144 --> 00:42:05,215 柴田様辺りは 黙っておられぬのでは。 432 00:42:05,215 --> 00:42:11,305 葬儀に招かなければよいのだ。 433 00:42:11,305 --> 00:42:13,505 招かぬ? 434 00:42:15,809 --> 00:42:19,313 後になって そうと知り→ 435 00:42:19,313 --> 00:42:24,151 カンカンに怒るであろうよ。 436 00:42:24,151 --> 00:42:30,151 どうしても 戦をなさるおつもりなのですね。 437 00:42:31,809 --> 00:42:37,509 見ておれ 勝家。 438 00:42:41,151 --> 00:42:44,471 これと これ。 439 00:42:44,471 --> 00:42:47,157 おっ 合いました! 440 00:42:47,157 --> 00:42:50,477 (一同)あ~! (笑い声) 441 00:42:50,477 --> 00:42:53,147 よし 次は わしじゃ。→ 442 00:42:53,147 --> 00:42:57,818 わしは これは うまいんじゃ。 443 00:42:57,818 --> 00:43:01,155 <ようやく手にした 幸せな日々は→ 444 00:43:01,155 --> 00:43:05,155 長くは 続かなかったので ございます> 445 00:43:07,477 --> 00:43:11,148 義父上~! (柴田)父は 戦などせぬ。 446 00:43:11,148 --> 00:43:14,484 羽柴秀吉は 更に 何か仕掛けてこよう。 447 00:43:14,484 --> 00:43:16,803 猿めを このまま 捨て置くわけにはいかぬ! 448 00:43:16,803 --> 00:43:19,473 戦は 嫌にございます! 「さるかに合戦」ですな。 449 00:43:19,473 --> 00:43:21,658 先手を取るべきにございます。 何じゃ?! 450 00:43:21,658 --> 00:43:23,810 戦になってからでは遅いのじゃ! 451 00:43:23,810 --> 00:43:28,482 必ず生きて帰ってきて下さいませ。 義父上は 約束なさいました。 452 00:43:28,482 --> 00:43:31,282 戦はせぬと仰せになりました! 453 00:43:34,488 --> 00:43:38,525 <福井県福井市。→ 454 00:43:38,525 --> 00:43:46,466 ここに 柴田勝家の居城 北庄城がありました。→ 455 00:43:46,466 --> 00:43:50,637 かつて 本丸があったとされる場所は→ 456 00:43:50,637 --> 00:43:57,137 柴田神社となり 勝家が祭られています> 457 00:43:59,813 --> 00:44:06,486 <周辺からは 当時の石垣が 見つかっています。→ 458 00:44:06,486 --> 00:44:12,142 ここを訪れた宣教師 ルイス・フロイスは→ 459 00:44:12,142 --> 00:44:20,842 壮大な天守がそびえ 屋根瓦が 大変 美しかったと伝えています> 460 00:44:23,487 --> 00:44:29,142 <道路や橋などを整備し 町造りにも努めた勝家は→ 461 00:44:29,142 --> 00:44:36,142 今日の福井市の基盤を築いたと いわれています> 462 00:44:37,818 --> 00:44:46,818 <この地で 勝家と江たちの 新しい生活が 始まったのです>