1 00:00:34,051 --> 00:00:37,889 (勝家) 全軍 退け! 兵を退くのじゃ! 2 00:00:37,889 --> 00:00:40,391 (秀吉)お市様の目の前で→ 3 00:00:40,391 --> 00:00:43,060 その息の根 止めてくれるわ。 4 00:00:43,060 --> 00:00:47,398 <織田家の実力者 勝家は 秀吉に敗れ→ 5 00:00:47,398 --> 00:00:50,735 市と共に 命を散らした> 6 00:00:50,735 --> 00:00:52,887 (市)さらばじゃ。 7 00:00:52,887 --> 00:00:55,723 <この勝利で 秀吉は→ 8 00:00:55,723 --> 00:01:01,062 近畿 北陸 東海の一部を 支配下に入れ 山崎城を拠点に→ 9 00:01:01,062 --> 00:01:05,716 朝廷への影響力をも 強めていった。→ 10 00:01:05,716 --> 00:01:09,387 各地の大名への戦勝報告も 大々的に行い→ 11 00:01:09,387 --> 00:01:13,057 自らが 信長の継承者であることを→ 12 00:01:13,057 --> 00:01:17,395 強く 印象づけた。→ 13 00:01:17,395 --> 00:01:20,047 そして 江たちは→ 14 00:01:20,047 --> 00:01:25,403 最大の仇 秀吉に 引き渡されることに。→ 15 00:01:25,403 --> 00:01:32,226 最愛の母を失った江たちを 待ち受ける運命とは…> 16 00:01:32,226 --> 00:01:40,885 ♪♪~(テーマ音楽) 17 00:01:40,885 --> 00:03:24,388 ♪♪~ 18 00:03:24,388 --> 00:03:32,063 ♪♪~ 19 00:03:32,063 --> 00:04:09,363 ♪♪~ 20 00:04:20,728 --> 00:04:26,428 (兵たちの声) 21 00:04:43,384 --> 00:04:48,389 主がもとに ご案内つかまつる。 22 00:04:48,389 --> 00:04:52,089 (茶々)無礼者! 手を触れるな。 23 00:04:58,883 --> 00:05:01,383 立つのじゃ。 24 00:05:10,895 --> 00:05:13,095 参るぞ。 25 00:05:25,726 --> 00:05:31,048 (秀吉の泣き声) 26 00:05:31,048 --> 00:05:37,555 (泣き声) 27 00:05:37,555 --> 00:05:44,895 お市様を… お市様を なぜ お救いせなんだ! 28 00:05:44,895 --> 00:05:48,895 この ばかたれが! 大ばかたれが! 29 00:05:51,385 --> 00:05:53,888 (石田) 面目しだいもござりませぬ! 30 00:05:53,888 --> 00:05:58,058 お許し下さりませ! お許し下さりませ! 31 00:05:58,058 --> 00:06:01,712 (泣き声) 32 00:06:01,712 --> 00:06:04,212 (江)この者のせいではない! 33 00:06:05,883 --> 00:06:12,723 母上は… 御自ら…→ 34 00:06:12,723 --> 00:06:15,423 御自ら…! 35 00:06:24,885 --> 00:06:28,556 殿! これを。 36 00:06:28,556 --> 00:06:33,227 何じゃ? お市の方様からにございます。 37 00:06:33,227 --> 00:06:35,227 え? 38 00:06:46,056 --> 00:06:49,043 お市様…。 39 00:06:49,043 --> 00:06:53,743 読め。 声に出して読むのじゃ! 40 00:06:55,399 --> 00:07:00,054 「娘たちに」…。 41 00:07:00,054 --> 00:07:03,054 もっと大きな声で読め! 42 00:07:09,730 --> 00:07:14,785 「娘たちに ゆめゆめ 邪心抱かざるよう→ 43 00:07:14,785 --> 00:07:19,056 その儀 お約束頂きたい。→ 44 00:07:19,056 --> 00:07:25,756 我が一命に懸けて 願い上げ候」。 45 00:07:29,066 --> 00:07:33,366 お市の方様の ご遺言にございまする! 46 00:07:39,727 --> 00:07:43,727 邪心など 持つはずがなかろうが。 47 00:07:47,051 --> 00:07:51,055 羽柴殿。 あ? 48 00:07:51,055 --> 00:07:58,545 私たち姉妹は 父である浅井長政を殺され→ 49 00:07:58,545 --> 00:08:05,386 今 また 2度目の父である柴田勝家と→ 50 00:08:05,386 --> 00:08:08,389 母まで失いました。 51 00:08:08,389 --> 00:08:14,061 2度も そなたに 大切な人たちを奪われたのです。 52 00:08:14,061 --> 00:08:20,384 私たち姉妹が そなたを許すことは 生涯ありませぬ。 53 00:08:20,384 --> 00:08:23,220 そうじゃ。 許さぬ! 54 00:08:23,220 --> 00:08:26,390 (初)断じて許さぬぞ! 55 00:08:26,390 --> 00:08:29,893 なんとも気の強い 姫様方じゃ。 56 00:08:29,893 --> 00:08:35,393 お市様の娘御なればこそに ございましょう。 57 00:08:37,384 --> 00:08:40,387 まことに ご立派なる ご決心。→ 58 00:08:40,387 --> 00:08:44,725 そして ご最期にございました。 59 00:08:44,725 --> 00:08:57,721 ♪♪~ 60 00:08:57,721 --> 00:09:00,721 哀れよのう…。 61 00:09:03,711 --> 00:09:06,411 かわいそうにのう。 62 00:09:11,552 --> 00:09:15,889 猿の分際で 私たちと共に泣くな! 63 00:09:15,889 --> 00:09:19,226 え… あ~?! 64 00:09:19,226 --> 00:09:21,226 何を…。 65 00:09:23,063 --> 00:09:25,263 (信長)猿! 66 00:09:26,884 --> 00:09:29,084 (秀吉)あ…。 67 00:09:31,555 --> 00:09:33,555 え…? 68 00:09:41,615 --> 00:09:49,723 <愛し子たちを残し 私は あの世へ旅立ちました。→ 69 00:09:49,723 --> 00:09:53,727 けれど 心が この世を離れようとせず→ 70 00:09:53,727 --> 00:09:58,715 天に昇ることは まだ できません> 71 00:09:58,715 --> 00:10:00,715 茶々。 72 00:10:02,719 --> 00:10:04,719 初。 73 00:10:09,393 --> 00:10:11,693 江。 74 00:10:23,056 --> 00:10:26,059 いかがしたのじゃ? 75 00:10:26,059 --> 00:10:30,547 母上の夢を見ました。 76 00:10:30,547 --> 00:10:33,717 母上のことは申すな。 77 00:10:33,717 --> 00:10:37,221 でも そこに お座りになって…。 78 00:10:37,221 --> 00:10:39,521 よさぬか! 79 00:10:41,225 --> 00:10:44,725 耐えよ 初。 80 00:10:46,547 --> 00:10:49,233 江もじゃ。 81 00:10:49,233 --> 00:10:55,733 我ら姉妹は この世に 3人きりとなったのじゃ。 82 00:11:03,380 --> 00:11:07,384 案ずるでない。 83 00:11:07,384 --> 00:11:11,054 そなたたちは→ 84 00:11:11,054 --> 00:11:14,391 この私が 守るゆえな。 85 00:11:14,391 --> 00:11:24,051 ♪♪~ 86 00:11:24,051 --> 00:11:28,555 <今の私にできることは ただ 娘たちを→ 87 00:11:28,555 --> 00:11:33,060 見守ってゆくことのみに ございます> 88 00:11:33,060 --> 00:11:43,720 ♪♪~ 89 00:11:43,720 --> 00:11:51,420 <そして 秀吉の命により 江たちは 安土城へと向かいました> 90 00:11:58,785 --> 00:12:01,221 何じゃ? あれは…。 91 00:12:01,221 --> 00:12:07,060 (ヨシ)本能寺の騒乱の折 天主は焼け崩れてしまったと。 92 00:12:07,060 --> 00:12:13,050 前に 母上と ここから お城を見ましたね。 93 00:12:13,050 --> 00:12:15,402 ああ。 94 00:12:15,402 --> 00:12:18,555 伯父上…。 95 00:12:18,555 --> 00:12:21,391 母上…。 96 00:12:21,391 --> 00:12:50,091 ♪♪~ 97 00:12:53,040 --> 00:12:55,225 おね様! 98 00:12:55,225 --> 00:12:57,210 おね様? 99 00:12:57,210 --> 00:13:01,048 猿の… 秀吉殿の ご正室です。 100 00:13:01,048 --> 00:13:03,348 何じゃと?! 101 00:13:06,887 --> 00:13:14,044 (おね)お茶々様 お初様 お江様。 102 00:13:14,044 --> 00:13:20,567 此度は 我が夫 秀吉が… いえ 此度も また→ 103 00:13:20,567 --> 00:13:26,723 まことに まことに 申し訳ないことを致しました。 104 00:13:26,723 --> 00:13:31,712 謝られたところで 母が 戻ってくるわけではありませぬ。 105 00:13:31,712 --> 00:13:34,398 仰せのとおりでございます。 106 00:13:34,398 --> 00:13:38,051 されど どうしても おわびを申し上げたく→ 107 00:13:38,051 --> 00:13:41,751 まかり越しましたしだいに ございます。 108 00:13:46,727 --> 00:13:49,027 あの…。 109 00:13:50,731 --> 00:13:54,735 よいのです。 今は 何を申し上げても→ 110 00:13:54,735 --> 00:13:58,035 お心には届きませんでしょうから。 111 00:14:00,057 --> 00:14:03,727 (京極龍子) よろしゅうございましょうか? 112 00:14:03,727 --> 00:14:06,027 お入りなさいまし。 113 00:14:25,065 --> 00:14:29,069 (おね)京極龍子殿と仰せです。 114 00:14:29,069 --> 00:14:31,569 龍子… 様? 115 00:14:33,557 --> 00:14:38,061 お母君のこと 聞きました。 さぞや おつらいでしょうが→ 116 00:14:38,061 --> 00:14:41,048 どうぞ お気落ちなさいませんように。 117 00:14:41,048 --> 00:14:43,567 京極といえば…→ 118 00:14:43,567 --> 00:14:48,221 もしや 父 浅井長政の姉君 京極マリア様の? 119 00:14:48,221 --> 00:14:51,892 はい。 娘でございます。 120 00:14:51,892 --> 00:14:55,562 あなたたちとは いとこに あたりまする。 121 00:14:55,562 --> 00:14:57,714 いとこ? 122 00:14:57,714 --> 00:14:59,914 いとこ? はい。 123 00:15:01,551 --> 00:15:07,724 夫は ご縁者がおいでなら 姫様方のお心も休まろうかと→ 124 00:15:07,724 --> 00:15:12,395 この安土の城に お連れしたのでしょう。 125 00:15:12,395 --> 00:15:17,234 こうして お目にかかれたこと 大変 うれしく思いまする。 126 00:15:17,234 --> 00:15:22,289 親類同士 女同士 仲よくやりましょうね。 127 00:15:22,289 --> 00:15:26,059 はい。 でも なぜ こちらに? 128 00:15:26,059 --> 00:15:30,397 こちらに住めと 秀吉様のお心遣いを賜りまして。 129 00:15:30,397 --> 00:15:33,383 私たちの父 長政が→ 130 00:15:33,383 --> 00:15:39,723 羽柴秀吉… 殿に 討たれたことは? 131 00:15:39,723 --> 00:15:42,375 もちろん 存じております。 132 00:15:42,375 --> 00:15:45,712 その父は叔父。 なのに なぜ? 133 00:15:45,712 --> 00:15:51,401 実は 私の夫も かつて 明智光秀様を お味方し→ 134 00:15:51,401 --> 00:15:55,722 山崎での戦の後 命を落としました。 135 00:15:55,722 --> 00:15:59,042 では 秀吉は仇ではないですか。 136 00:15:59,042 --> 00:16:03,713 (龍子)そうなのです。 それなのに なぜ? 137 00:16:03,713 --> 00:16:08,718 私 秀吉様の側室ですの。 138 00:16:08,718 --> 00:16:11,054 (江 初)側室?! 139 00:16:11,054 --> 00:16:13,054 はい。 140 00:16:15,725 --> 00:16:17,894 はい。 141 00:16:17,894 --> 00:16:20,380 …ということは→ 142 00:16:20,380 --> 00:16:25,385 亡くされた ご夫君の仇の側室に なられたということですか? 143 00:16:25,385 --> 00:16:28,054 はい。 144 00:16:28,054 --> 00:16:33,754 申し訳ございませんが 私には とても信じられませぬ。 145 00:16:35,729 --> 00:16:41,051 おね様の前で それこそ 申し訳ありませぬが→ 146 00:16:41,051 --> 00:16:45,889 私も 最初は 嫌で嫌で たまりませんでした。 147 00:16:45,889 --> 00:16:52,729 でも お世話をするうち 秀吉様は なんと面白い お人だと。 148 00:16:52,729 --> 00:16:56,066 面白い? はい。 149 00:16:56,066 --> 00:17:01,388 憎めないというか 愛きょうがあると申しますか。 150 00:17:01,388 --> 00:17:05,058 私も いつも それに だまされまする。 151 00:17:05,058 --> 00:17:09,062 さようにございましょうね。 152 00:17:09,062 --> 00:17:11,715 信じられない…。 153 00:17:11,715 --> 00:17:17,053 それに おね様です。 私の境遇をお分かりのうえ→ 154 00:17:17,053 --> 00:17:21,725 いつも いたわって下さり 今では 私にとって→ 155 00:17:21,725 --> 00:17:24,394 掛けがえのない お方に ございます。 156 00:17:24,394 --> 00:17:29,716 それは 私とて同じこと。 あら… うれしい。 157 00:17:29,716 --> 00:17:34,721 側室が 掛けがえのない相手? 158 00:17:34,721 --> 00:17:40,060 私には 到底 信じられることではありませぬ。 159 00:17:40,060 --> 00:17:45,065 それで結構でございます。 今の茶々様のように→ 160 00:17:45,065 --> 00:17:48,765 何でも 正直に言って頂くのが一番。 161 00:17:51,054 --> 00:17:55,725 お腹立ちのことなどありましたら 私を 夫だと お思いになって→ 162 00:17:55,725 --> 00:17:59,045 何なりと お伝え下さいませ。 163 00:17:59,045 --> 00:18:01,398 私にもね。 164 00:18:01,398 --> 00:18:11,458 ♪♪~ 165 00:18:11,458 --> 00:18:17,547 猿の側室に しかも いとこが! たまったものではないわ! 166 00:18:17,547 --> 00:18:21,384 でも おね様は すごいですね。 167 00:18:21,384 --> 00:18:25,388 何がじゃ? だって 龍子様は側室なのでしょ? 168 00:18:25,388 --> 00:18:27,891 いがみ合っても おかしくないはずなのに。 169 00:18:27,891 --> 00:18:30,710 鈍いだけじゃ。 それを言うなら→ 170 00:18:30,710 --> 00:18:34,214 お心が広いと。 そなたは 誰の味方じゃ?! 171 00:18:34,214 --> 00:18:36,514 静まれ。 172 00:18:42,889 --> 00:18:47,944 <続いて導かれた先は…> 173 00:18:47,944 --> 00:18:55,385 お初に お目にかかります。 千 宗易と申します。 174 00:18:55,385 --> 00:18:59,385 茶々にございます。 初にございます。 175 00:19:02,058 --> 00:19:07,058 では ご挨拶代わりに 一服 差し上げまひょ。 176 00:19:18,725 --> 00:19:21,025 (宗易)どうぞ。 177 00:19:27,717 --> 00:19:34,057 時に おね様に お会いになりましたかな? 178 00:19:34,057 --> 00:19:37,727 はい。 いかがでした? 179 00:19:37,727 --> 00:19:40,227 よく分かりませぬ。 180 00:19:42,065 --> 00:19:44,065 そうですか。 181 00:19:45,735 --> 00:19:48,035 いただきます。 182 00:19:52,726 --> 00:19:59,399 私は 何と言うか 気が知れません。 猿の妻になるなんて。 183 00:19:59,399 --> 00:20:02,385 姉様…。 そやけど→ 184 00:20:02,385 --> 00:20:06,723 羽柴様を あれほどの男にしたのは 間違いのう おねさんです。 185 00:20:06,723 --> 00:20:09,392 だったら なおさら嫌いです。 186 00:20:09,392 --> 00:20:12,395 (宗易)ハハハ! はっきりした姫様や。 187 00:20:12,395 --> 00:20:15,048 それだけが取り柄なのです。 何じゃと?! 188 00:20:15,048 --> 00:20:18,885 (笑い声) 189 00:20:18,885 --> 00:20:22,055 茶の味は いかがかな? 190 00:20:22,055 --> 00:20:25,558 大変 おいしゅうございました。 191 00:20:25,558 --> 00:20:28,358 それは ようございました。 192 00:20:34,717 --> 00:20:40,723 お茶というのは 大変なものですね。 193 00:20:40,723 --> 00:20:47,023 ひととき 母を亡くした悲しみを 忘れておりました。 194 00:20:48,715 --> 00:20:55,555 私も 幼き時に母を亡くしました。 195 00:20:55,555 --> 00:20:58,374 さようですか。 196 00:20:58,374 --> 00:21:06,374 でも 早うに 母が逝ってくれて よかったと思いますわ。 197 00:21:09,052 --> 00:21:16,893 母親の死によってこそ 学べる 教わることもありますさかいな。 198 00:21:16,893 --> 00:21:23,049 でも私たちは 母上に 生きていてほしゅうございました。 199 00:21:23,049 --> 00:21:27,387 ほんまやな。 そら そうや。 200 00:21:27,387 --> 00:21:33,387 そやけど もう おられまへん。 201 00:21:35,061 --> 00:21:41,061 せやったら それを生かす道を探しなはれ。 202 00:21:42,735 --> 00:21:48,725 それもまた 亡くなられた お母上の教え。 203 00:21:48,725 --> 00:21:52,725 お心に かなうこと ちゃいますやろか。 204 00:21:55,064 --> 00:21:58,384 ありがたいこっちゃ。 205 00:21:58,384 --> 00:22:11,714 ♪♪~ 206 00:22:11,714 --> 00:22:17,014 「死んでくれてよかった」だなんて いくら何でも ひどすぎます。 207 00:22:29,048 --> 00:22:35,555 でも 宗易様の言われたとおりじゃ。 208 00:22:35,555 --> 00:22:40,355 母上は もう おられぬ。 209 00:22:42,896 --> 00:22:46,716 悲しみに暮れていても それは変わらぬ。 210 00:22:46,716 --> 00:22:49,219 それを私たちに伝えんがため→ 211 00:22:49,219 --> 00:22:52,222 ああまで 言うて下さったのであろう。 212 00:22:52,222 --> 00:22:57,227 その お心遣い 私は ありがたいと思う。 213 00:22:57,227 --> 00:22:59,712 ありがたい? 214 00:22:59,712 --> 00:23:03,716 おね様にしても そうです。 215 00:23:03,716 --> 00:23:08,388 私たちに会うのは 心苦しいはずです。 216 00:23:08,388 --> 00:23:11,391 でも わざわざ 会いに来て下さいました。 217 00:23:11,391 --> 00:23:13,726 そうじゃな。 218 00:23:13,726 --> 00:23:17,730 遠ざけていようと思えば いくらでも できるはず。 219 00:23:17,730 --> 00:23:20,383 ありがたく思わねばならぬな。 220 00:23:20,383 --> 00:23:24,387 あんな… 猿の女房にですか?! 221 00:23:24,387 --> 00:23:29,392 そもそも命を奪われておっても しかたのない 我らなのじゃ。 222 00:23:29,392 --> 00:23:33,092 そう思えば ありがたいことではないか? 223 00:23:37,050 --> 00:23:44,057 母上は 御自ら 死を選ばれたのじゃ。 224 00:23:44,057 --> 00:23:50,713 そのこと しかと胸に畳み 生きて参ろう。 225 00:23:50,713 --> 00:23:55,218 宗易様が言われた 母から学ぶというは→ 226 00:23:55,218 --> 00:23:59,389 そうすればこそ 見えてくるのやもしれぬ。 227 00:23:59,389 --> 00:24:07,046 ♪♪~ 228 00:24:07,046 --> 00:24:11,050 皆 下がっておれ。 229 00:24:11,050 --> 00:24:33,389 ♪♪~ 230 00:24:33,389 --> 00:24:42,048 今日は 我らを許そう。 231 00:24:42,048 --> 00:24:44,400 許す? 232 00:24:44,400 --> 00:24:47,720 母上を思うて泣くことをじゃ。 233 00:24:47,720 --> 00:24:51,420 母上を思うて…。 234 00:24:56,379 --> 00:25:03,720 その前に 私は 江に言いたいことがありまする。 235 00:25:03,720 --> 00:25:06,389 江に? 236 00:25:06,389 --> 00:25:10,059 そなた 母上と別れた時のことを→ 237 00:25:10,059 --> 00:25:12,729 覚えておるか? え? 238 00:25:12,729 --> 00:25:16,382 母上 どうか お心を  回想  変えて下さりませ! 239 00:25:16,382 --> 00:25:20,386 私たちを 置いていかないで下さいませ! 240 00:25:20,386 --> 00:25:24,057 母上…。 江…。 241 00:25:24,057 --> 00:25:32,065 私が死んだら また 母上に会えまするか? 242 00:25:32,065 --> 00:25:37,053 ああ 一番に会えるぞ。 243 00:25:37,053 --> 00:25:43,876 では その日を 楽しみに致しまする。 244 00:25:43,876 --> 00:25:48,965 (初)あの時 もし そなたが あのようなことを言わねば→ 245 00:25:48,965 --> 00:25:52,719 「死んだら会えるか」だの 「その日を楽しみにする」などと→ 246 00:25:52,719 --> 00:25:55,388 ばかなことを言わねば→ 247 00:25:55,388 --> 00:26:00,088 もし 母上を止めていたら…。 248 00:26:01,711 --> 00:26:07,411 母上は 思いとどまって 下さったやもしれぬではないか! 249 00:26:10,720 --> 00:26:14,720 それは違うぞ 初。 250 00:26:17,393 --> 00:26:25,051 あの言葉で… 江の言葉で→ 251 00:26:25,051 --> 00:26:29,555 母上は 救われたのじゃ。 252 00:26:29,555 --> 00:26:35,711 思い残すことなく この世を去られたのじゃ。 253 00:26:35,711 --> 00:26:41,911 私は 江に 礼を言いたいと思うておった。 254 00:26:43,719 --> 00:26:46,419 姉上…。 255 00:26:54,397 --> 00:26:58,397 そなたも つらい思いをしたのじゃな。 256 00:27:03,389 --> 00:27:06,042 江もな。 257 00:27:06,042 --> 00:27:14,342 ♪♪~ 258 00:27:16,068 --> 00:27:29,065 ♪♪~ 259 00:27:29,065 --> 00:27:32,385 これは 長政様より賜りし刀じゃ。 260 00:27:32,385 --> 00:27:37,390 父の思いを 浅井の誇りを→ 261 00:27:37,390 --> 00:27:41,090 後々まで忘れるでないぞ。 262 00:27:43,396 --> 00:27:49,385 3人の中で 姉も妹も 持っておるのは そなただけじゃ。 263 00:27:49,385 --> 00:27:56,225 2人の間に何かあらば 絆となって つなぎ止めよ。 264 00:27:56,225 --> 00:27:58,711 そなたには これじゃ。 265 00:27:58,711 --> 00:28:02,215 そなたには 織田家の誇りを 守ってもらいたい。 266 00:28:02,215 --> 00:28:05,551 そして そなたは そなたらしく→ 267 00:28:05,551 --> 00:28:11,390 思うまま 生きたいように生きるがよい。 268 00:28:11,390 --> 00:28:16,462 母上は お強い お方であった。 269 00:28:16,462 --> 00:28:21,962 (初)そして お優しゅうございました。 270 00:28:25,388 --> 00:28:43,723 ♪♪~ 271 00:28:43,723 --> 00:28:45,725 母上…。 272 00:28:45,725 --> 00:28:50,046 江 そなたは希望じゃ。 273 00:28:50,046 --> 00:28:52,565 それを忘れるでないぞ。 274 00:28:52,565 --> 00:29:15,054 ♪♪~ 275 00:29:15,054 --> 00:29:19,054 悲しみが消えることは 一生ないであろう。 276 00:29:20,710 --> 00:29:28,718 でも 母上を思うて泣くのは→ 277 00:29:28,718 --> 00:29:32,018 今日を限りにしたいと思う。 278 00:29:35,391 --> 00:29:38,044 姉上…。 279 00:29:38,044 --> 00:29:41,744 思う存分 泣くがよい。 280 00:29:45,384 --> 00:29:47,384 はい。 281 00:29:52,391 --> 00:29:59,715 私は こうして 姉妹3人 揃うていることに→ 282 00:29:59,715 --> 00:30:03,415 感謝致しとう存じます。 283 00:30:08,057 --> 00:30:10,059 何ですか? 284 00:30:10,059 --> 00:30:15,715 そなたらしゅうない言葉ゆえ。 ほんに。 285 00:30:15,715 --> 00:30:18,401 ひどい。 286 00:30:18,401 --> 00:30:23,401 でも 初の言うとおりじゃ。 287 00:30:25,057 --> 00:30:31,757 母上は 私たちに 姉妹を残して下された。 288 00:30:33,382 --> 00:30:40,082 何よりも それに感謝し 強く生きて参ろうぞ。 289 00:30:43,042 --> 00:30:45,394 はい。 290 00:30:45,394 --> 00:30:48,064 はい。 291 00:30:48,064 --> 00:31:05,731 ♪♪~ 292 00:31:05,731 --> 00:31:12,888 <何とも つろうございます。 けれど それから しばらく後→ 293 00:31:12,888 --> 00:31:17,376 娘たちは 少しずつ元気を取り戻し…> 294 00:31:17,376 --> 00:31:21,676 これを お茶々様にと思いまして。 295 00:31:24,717 --> 00:31:27,717 ご迷惑やもしれませぬが。 296 00:31:29,388 --> 00:31:31,688 いえ。 297 00:31:33,726 --> 00:31:38,714 お心遣い 痛み入ります。 298 00:31:38,714 --> 00:31:41,014 いいえ。 299 00:31:44,570 --> 00:31:48,374 (一同)わあ~! (サキ)お美しい! 300 00:31:48,374 --> 00:31:51,374 お似合いにございまするな。 301 00:31:53,729 --> 00:31:57,900 これは お初様に。 302 00:31:57,900 --> 00:32:00,700 ありがとう存じまする。 303 00:32:02,721 --> 00:32:07,059 それに これを。 304 00:32:07,059 --> 00:32:09,712 わあ~ お菓子! 305 00:32:09,712 --> 00:32:13,048 お好きだと伺いましたので。 306 00:32:13,048 --> 00:32:16,719 ありがとう存じまする。 307 00:32:16,719 --> 00:32:20,389 お江様には これを。 308 00:32:20,389 --> 00:32:23,389 (侍女たち)まあ おきれい! 309 00:32:26,545 --> 00:32:29,545 ありがとう存じます。 310 00:32:33,052 --> 00:32:37,352 <しかし そんな折…> 311 00:32:39,391 --> 00:32:44,446 信孝様が ご切腹? 何故じゃ? 312 00:32:44,446 --> 00:32:50,052 はい。 戦に敗れた今 共に戦った柴田様に倣い→ 313 00:32:50,052 --> 00:32:53,389 武士らしく 潔く果ててはどうかと 信雄様が…。 314 00:32:53,389 --> 00:32:57,042 (信雄)信孝! 315 00:32:57,042 --> 00:33:00,379 ♪♪~ 316 00:33:00,379 --> 00:33:05,050 なぜじゃ! 母が違うとは申せ ご兄弟ではないか。 317 00:33:05,050 --> 00:33:09,054 (ウメ)後ろで 羽柴様が動かれたのではと…。 318 00:33:09,054 --> 00:33:12,892 猿が? 許せぬ。 319 00:33:12,892 --> 00:33:17,880 また お一人 織田家の方が 亡くなってしまわれましたな。 320 00:33:17,880 --> 00:33:20,566 まさか 秀吉は→ 321 00:33:20,566 --> 00:33:24,069 織田家を根絶やしにしようと しているのではないのか? 322 00:33:24,069 --> 00:33:27,389 さあ それは…。 323 00:33:27,389 --> 00:33:31,389 ならば 信雄様とて 危ないのではありませぬか? 324 00:33:33,729 --> 00:33:37,729 そうなれば 私たちも…。 325 00:33:45,040 --> 00:33:47,726 (家康)そうですか…。 326 00:33:47,726 --> 00:33:51,881 信孝殿を ご切腹にですか。 327 00:33:51,881 --> 00:33:55,718 それは つろうございました。 328 00:33:55,718 --> 00:33:59,388 されど 今 思えば 猿のたくらみに→ 329 00:33:59,388 --> 00:34:02,374 まんまと 乗せられてしもうたような。 330 00:34:02,374 --> 00:34:05,394 ご自分のなさったことを 猿殿のせいにするのは→ 331 00:34:05,394 --> 00:34:08,397 あまり感心できませんな。 332 00:34:08,397 --> 00:34:12,735 そんな悠長なことを 言うておる場合ではありませぬ! 333 00:34:12,735 --> 00:34:17,056 徳川殿も そろそろ 腰を お上げ下され! 334 00:34:17,056 --> 00:34:24,046 腰を上げるとは 猿殿と戦の 意味にございますかな? 335 00:34:24,046 --> 00:34:26,048 いかにも! 336 00:34:26,048 --> 00:34:28,384 (せきこみ) 337 00:34:28,384 --> 00:34:32,721 いや このところ ちと 風邪気味でしてな。 338 00:34:32,721 --> 00:34:35,724 今すぐにとは申しておりませぬ! 339 00:34:35,724 --> 00:34:39,728 ただ ここらで 猿めを潰しておかぬと→ 340 00:34:39,728 --> 00:34:42,731 取り返しのつかぬことにも なりかねませんぞ! 341 00:34:42,731 --> 00:34:45,031 そうじゃ。 342 00:34:48,887 --> 00:34:51,724 信雄様には これが よろしかろう。 343 00:34:51,724 --> 00:34:55,394 は? 気の落ち着く薬にござる。 344 00:34:55,394 --> 00:35:02,384 ♪♪~ 345 00:35:02,384 --> 00:35:05,387 殿。 うむ。 346 00:35:05,387 --> 00:35:10,387 (酒井)我が殿の調合された薬は よう効きまする。 347 00:35:13,062 --> 00:35:15,062 御免! 348 00:35:19,385 --> 00:35:21,720 うん。 349 00:35:21,720 --> 00:35:32,047 ♪♪~ 350 00:35:32,047 --> 00:35:35,551 わ… こ… この臭いは…。 351 00:35:35,551 --> 00:35:38,070 ほとんどは薬草にて あとは→ 352 00:35:38,070 --> 00:35:40,889 蛇にヤモリに 牛の睾丸でしたか。 353 00:35:40,889 --> 00:35:44,727 うっ… プッ! (せきこみ) 354 00:35:44,727 --> 00:35:48,063 あ~ もったいない。 355 00:35:48,063 --> 00:35:50,215 わしを からこうておられるのか! 356 00:35:50,215 --> 00:35:52,718 いや とんでもない。 357 00:35:52,718 --> 00:35:57,389 ただ 焦りは禁物だと 申し上げたいだけにて。 358 00:35:57,389 --> 00:36:02,061 猿との戦については 追って ご相談致す! 359 00:36:02,061 --> 00:36:09,061 ♪♪~ 360 00:36:12,721 --> 00:36:16,709 あの気の短さがのう…。 361 00:36:16,709 --> 00:36:20,546 信雄殿と手を組まれる おつもりは? 362 00:36:20,546 --> 00:36:23,716 猿は たたいておかねばならぬ。 363 00:36:23,716 --> 00:36:28,721 されど それには大義名分がいる。 364 00:36:28,721 --> 00:36:33,559 (本多)信雄様と結べば 織田家存続のためと→ 365 00:36:33,559 --> 00:36:36,879 旗印を掲げることができまするが。 366 00:36:36,879 --> 00:36:38,897 ふむ。 367 00:36:38,897 --> 00:36:45,721 羽柴殿は 次は 何を仕掛けてきましょうか? 368 00:36:45,721 --> 00:36:49,421 ねらいは 一つよ。 369 00:36:52,394 --> 00:36:56,398 殿! その ねらいとは…? 370 00:36:56,398 --> 00:37:02,388 いかん! これは 腹を緩める薬であった。 371 00:37:02,388 --> 00:37:04,390 また! 372 00:37:04,390 --> 00:37:08,043 秀吉が 天下取りをねろうておる? 373 00:37:08,043 --> 00:37:11,880 はい。 せんだっても 京の大徳寺にて→ 374 00:37:11,880 --> 00:37:16,952 信長公一周忌の法要を 盛大に執り行った由にございます。 375 00:37:16,952 --> 00:37:20,055 そのあと大坂に入り この安土城より→ 376 00:37:20,055 --> 00:37:23,058 大きな お城を築くと 仰せになったとか。 377 00:37:23,058 --> 00:37:26,061 伯父上を超えてみせると 言うたようなものではないか。 378 00:37:26,061 --> 00:37:28,063 天下を取る…。 379 00:37:28,063 --> 00:37:30,899 はっ… はっ…。 380 00:37:30,899 --> 00:37:33,719 何じゃ? 騒々しい。 羽柴様が…。 381 00:37:33,719 --> 00:37:37,723 伯父上の法要のことなら聞いた。 お城の一件もじゃ。 羽柴様が→ 382 00:37:37,723 --> 00:37:41,723 こちらに お越しになっている とのことにございます。 383 00:37:45,731 --> 00:37:48,031 姫様! あっ…。 384 00:37:51,720 --> 00:37:54,389 あ~っ! 385 00:37:54,389 --> 00:37:56,708 もう ご勘弁をば…。 386 00:37:56,708 --> 00:38:01,396 三法師様~ ご機嫌麗しゅう おいででしたかな? 387 00:38:01,396 --> 00:38:03,882 (三法師)猿! (笑い声) 388 00:38:03,882 --> 00:38:06,552 そこにおったか 猿。 389 00:38:06,552 --> 00:38:08,752 (おね)姫様。 390 00:38:11,056 --> 00:38:14,056 おね様 龍子様。 391 00:38:16,061 --> 00:38:19,398 これは これは 三の姫様。 392 00:38:19,398 --> 00:38:24,386 三法師様。 姫様が お見えですぞ。 393 00:38:24,386 --> 00:38:28,056 江! 江! 江! 394 00:38:28,056 --> 00:38:32,356 (三法師の笑い声) おお 懐いておいでですな。 395 00:38:36,064 --> 00:38:40,886 おやおや これは… 二の姫様でしたかな? 396 00:38:40,886 --> 00:38:45,057 お元気におなりの ご様子 何よりにございますな。 397 00:38:45,057 --> 00:38:47,757 元気なわけがなかろう! 398 00:38:54,883 --> 00:38:58,220 よろしゅうございましょうか? 399 00:38:58,220 --> 00:39:01,720 どうぞ お入りなさいませ。 400 00:39:07,880 --> 00:39:22,377 ♪♪~ 401 00:39:22,377 --> 00:39:25,881 あ~…。 402 00:39:25,881 --> 00:39:28,081 かは…。 403 00:39:35,390 --> 00:39:39,090 一つ お聞きしたきことがござります。 404 00:39:41,563 --> 00:39:44,383 では 私どもは これにて。 405 00:39:44,383 --> 00:39:47,383 いえ。 どうぞ そのままに。 406 00:39:49,071 --> 00:39:55,060 何故 我らが いとこの信孝様を その実の兄たる信雄様に→ 407 00:39:55,060 --> 00:39:57,760 殺させたのでございますか? 408 00:40:03,385 --> 00:40:05,721 羽柴殿! 409 00:40:05,721 --> 00:40:10,542 い… いやいや あれは信雄様が せめて弟に→ 410 00:40:10,542 --> 00:40:13,729 武士としてのけじめを つけさせてやりたいと仰せ…。 411 00:40:13,729 --> 00:40:17,716 伯父 信長の法要を 勝手に行ったとも聞きましたが。 412 00:40:17,716 --> 00:40:21,219 勝手になど…。 皆の了承は 得たうえのことでござる。 413 00:40:21,219 --> 00:40:23,722 その上 天下を取るおつもりとか。 414 00:40:23,722 --> 00:40:26,058 とんでもないことにござりまする。 415 00:40:26,058 --> 00:40:30,062 某は ただ 御屋形様のご遺志を継ごうと…。 416 00:40:30,062 --> 00:40:32,714 つまりは 天下取りではござりませぬか。 417 00:40:32,714 --> 00:40:36,718 そのようなことは 断じて→ 418 00:40:36,718 --> 00:40:41,718 ございま… せん。 419 00:40:44,393 --> 00:40:47,396 では 約束して頂けますね? 420 00:40:47,396 --> 00:40:50,232 致します。 致しておりまする。 421 00:40:50,232 --> 00:40:53,719 お市様との お約束にござりますれば→ 422 00:40:53,719 --> 00:40:56,388 誓って 姫様に手を出すようなまねは→ 423 00:40:56,388 --> 00:40:58,890 致しませぬ。 はい。 424 00:40:58,890 --> 00:41:00,892 ぷっ…。 425 00:41:00,892 --> 00:41:04,880 申しておるのは織田家のことです。 (秀吉)は? 426 00:41:04,880 --> 00:41:08,734 織田家を根絶やしに するようなことはせぬと。 427 00:41:08,734 --> 00:41:11,720 ああ… ああ それは もう。 428 00:41:11,720 --> 00:41:14,056 (笑い声) 429 00:41:14,056 --> 00:41:16,058 (秀吉)オホホ… やかましい。 430 00:41:16,058 --> 00:41:19,044 お約束頂けるのですね? 431 00:41:19,044 --> 00:41:21,063 え… あ… いや それは…。 432 00:41:21,063 --> 00:41:23,715 姉上。 433 00:41:23,715 --> 00:41:26,718 参りましょう。 え? 434 00:41:26,718 --> 00:41:29,418 行くのです! さあ! 435 00:41:32,557 --> 00:41:35,757 待て! 話は終わっておらぬぞ。 436 00:41:37,379 --> 00:41:42,379 お前様 お口が…。 へ? 437 00:41:45,053 --> 00:41:48,053 う~ 痛っ! (笑い声) 438 00:41:49,725 --> 00:41:53,045 何じゃ さっきから。 439 00:41:53,045 --> 00:41:56,882 茶々様は なるほど 似ておいでですね。 440 00:41:56,882 --> 00:42:00,382 似ておられる? お市の方様に。 441 00:42:01,953 --> 00:42:07,709 そうか? そうかのう。 お市様とのう…。 442 00:42:07,709 --> 00:42:13,709 お~ 茶じゃ。 茶。 茶々様がのう。 ウハハハハハ! 443 00:42:15,384 --> 00:42:17,552 何なのじゃ? 江。 444 00:42:17,552 --> 00:42:21,723 姉上は 私たちを守ると 言って下さいました。 445 00:42:21,723 --> 00:42:23,725 それが? 446 00:42:23,725 --> 00:42:29,025 姉上は この私が守ります! 守る? 447 00:42:33,719 --> 00:42:38,790 羽柴秀吉 猿からでございます。 448 00:42:38,790 --> 00:42:50,902 ♪♪~ 449 00:42:50,902 --> 00:42:57,392 <我が長女 茶々に対する 秀吉の邪心に→ 450 00:42:57,392 --> 00:43:01,062 早くも気づいた 江にございました> 451 00:43:01,062 --> 00:43:05,762 守って… 守り抜いてみせまする。 452 00:43:07,719 --> 00:43:11,873 お茶々様にだけは ゆめゆめ 手出しなさいませぬよう。 453 00:43:11,873 --> 00:43:15,727 茶々様ではござりませぬ。 江様にござる。 454 00:43:15,727 --> 00:43:18,063 何で私が? 命じられれば→ 455 00:43:18,063 --> 00:43:20,715 そなたは 何でもするのか? いつか→ 456 00:43:20,715 --> 00:43:25,053 母上の仇を討ちまする! 457 00:43:25,053 --> 00:43:27,556 お茶々様は どうされたい? 458 00:43:27,556 --> 00:43:31,356 母の仇を討ちたい。 秀吉を殺してやりたいのです。 459 00:43:34,896 --> 00:43:37,549 <伊勢神宮に程近く→ 460 00:43:37,549 --> 00:43:42,053 古くから軍事的要衝としても 栄えた 田丸に→ 461 00:43:42,053 --> 00:43:50,045 織田信長の次男 信雄が居城とした 田丸城があります。→ 462 00:43:50,045 --> 00:43:55,050 この地を治めていた 北畠氏を取り込むため→ 463 00:43:55,050 --> 00:44:01,056 尾張統一を果たした信長は 幼い信雄を養子として送り込み→ 464 00:44:01,056 --> 00:44:05,060 家督を継がせたのです。→ 465 00:44:05,060 --> 00:44:09,898 信雄は この地から各地の合戦に出陣。→ 466 00:44:09,898 --> 00:44:14,386 しかし 独断で進めた伊賀攻めに大敗し→ 467 00:44:14,386 --> 00:44:20,725 信長の激しい叱責を 受けたといいます。→ 468 00:44:20,725 --> 00:44:27,732 その後 信雄は 伊勢湾に近い 松ヶ島城に移りますが→ 469 00:44:27,732 --> 00:44:34,432 本能寺の変が起こり 偉大なる父を失います> 470 00:44:36,725 --> 00:44:40,562 <思いがけず 織田家の後継者争いに→ 471 00:44:40,562 --> 00:44:44,065 加わることになった 信雄の野心が→ 472 00:44:44,065 --> 00:44:51,065 江の運命を 大きく変えることになるのです>