1 00:00:02,314 --> 00:00:06,084 松江では昼前から雨が降りだしそ うです。 2 00:00:06,084 --> 00:00:09,821 夕方以降、曇りのマークとなって いる地域でも、所によっては傘が 3 00:00:09,821 --> 00:00:11,840 必要です。 4 00:00:35,514 --> 00:00:38,850 <戦国時代。→ 5 00:00:38,850 --> 00:00:45,524 大名にとって 娘や姉妹は 重要な駒だった。→ 6 00:00:45,524 --> 00:00:49,528 敵 味方が いつ覆るともしれない時代。→ 7 00:00:49,528 --> 00:00:53,865 兄のため 父のために 嫁ぎ先の運命に身を委ね→ 8 00:00:53,865 --> 00:00:56,518 二度と戻れぬ覚悟で→ 9 00:00:56,518 --> 00:01:00,856 嫁いでいった女性たち。→ 10 00:01:00,856 --> 00:01:06,862 秀吉は 信長の姪である江たち 三姉妹を引き取った事で→ 11 00:01:06,862 --> 00:01:11,533 天下取りに向けての 最高の切り札を手に入れた> 12 00:01:11,533 --> 00:01:14,186 (秀吉)嫁! 13 00:01:14,186 --> 00:01:17,022 それじゃ! 嫁じゃ 嫁! 14 00:01:17,022 --> 00:01:21,526 嫁いで頂くのは 三の姫 江様にござる。 15 00:01:21,526 --> 00:01:24,196 (茶々)江が…? (初)嫁に? 16 00:01:24,196 --> 00:01:26,198 (江)え?! 17 00:01:26,198 --> 00:01:32,687 <秀吉の思惑に翻弄される 江の運命は いかに?!> 18 00:01:32,687 --> 00:01:41,179 ♪♪~(テーマ音楽) 19 00:01:41,179 --> 00:04:10,179 ♪♪~ 20 00:04:23,024 --> 00:04:29,180 私が 嫁に行く? 21 00:04:29,180 --> 00:04:34,019 末っ子の そなたが最初になど ありえぬわ。 22 00:04:34,019 --> 00:04:36,519 そうとは言い切れぬ。 23 00:04:38,189 --> 00:04:41,509 え? 一旦 こうと決めた事を→ 24 00:04:41,509 --> 00:04:45,196 秀吉は 必ず かなえてきた。 25 00:04:45,196 --> 00:04:49,517 明智殿を討ち 三法師様を お世継ぎに据え→ 26 00:04:49,517 --> 00:04:53,855 北庄では 柴田の義父を…。 27 00:04:53,855 --> 00:04:57,192 でも 嫁入りには相手が要りまする。 28 00:04:57,192 --> 00:05:00,011 どこの どなたじゃというのか…。 29 00:05:00,011 --> 00:05:02,847 相手が誰でも同じです。 30 00:05:02,847 --> 00:05:08,186 私は 断じて 猿の言いなりになどなりませぬ! 31 00:05:08,186 --> 00:05:10,188 むろんじゃ。 32 00:05:10,188 --> 00:05:17,188 (市)<3人には まさに 「青天の霹靂」にございました> 33 00:05:18,863 --> 00:05:25,186 ♪♪「ひやれほ」 34 00:05:25,186 --> 00:05:31,192 ♪♪「ひやれほうやれほ」 35 00:05:31,192 --> 00:05:36,514 ♪♪「ほう ほうほう」 36 00:05:36,514 --> 00:05:39,514 何じゃと言うんじゃ! 37 00:05:42,020 --> 00:05:45,220 かわやへでも行ってくるかの。 38 00:05:46,858 --> 00:05:48,858 痛えっ! 39 00:05:50,512 --> 00:05:53,865 (おね)ご説明なさいまし! 何をじゃ? 40 00:05:53,865 --> 00:05:58,920 お江様の縁組みです。 お相手は どこの どなたなのですか?! 41 00:05:58,920 --> 00:06:03,024 ぬしには関わりなかろうが。 42 00:06:03,024 --> 00:06:06,027 お市様より お身柄を託されたのです! 43 00:06:06,027 --> 00:06:11,099 お三人とも 私には 実の娘同然なのですよ! 44 00:06:11,099 --> 00:06:14,519 キ~ン… うるさい! 45 00:06:14,519 --> 00:06:17,856 (石田)殿! 殿! 46 00:06:17,856 --> 00:06:20,525 何じゃ? かようなる時に! 47 00:06:20,525 --> 00:06:23,225 それが…。 お邪魔致します。 48 00:06:28,516 --> 00:06:30,685 姫様方…。 49 00:06:30,685 --> 00:06:34,356 夜分に すみませぬ。 50 00:06:34,356 --> 00:06:40,028 先ほどのお話 子細を聞きとうて参りました。 51 00:06:40,028 --> 00:06:47,185 ♪♪~ 52 00:06:47,185 --> 00:06:53,191 お江様のお相手… に ござりまするか。 53 00:06:53,191 --> 00:07:02,200 ♪♪~ 54 00:07:02,200 --> 00:07:05,870 誰なのじゃ?! お前様! 55 00:07:05,870 --> 00:07:08,870 ならば お話致しましょう。 56 00:07:10,859 --> 00:07:13,845 (秀吉のせきばらい) 57 00:07:13,845 --> 00:07:18,183 お江様が嫁がれる お相手は→ 58 00:07:18,183 --> 00:07:25,523 尾張大野城の城主 佐治一成様におわします。 59 00:07:25,523 --> 00:07:29,527 佐治一成様?! 60 00:07:29,527 --> 00:07:32,530 ご存じなのですか? ああ。 61 00:07:32,530 --> 00:07:38,186 尾張佐治家は 母上の姉君 お犬の方様が嫁がれた先じゃ。 62 00:07:38,186 --> 00:07:41,022 では 一成様とは…。 63 00:07:41,022 --> 00:07:45,193 さよう。 おいとこに あたられます。 64 00:07:45,193 --> 00:07:47,846 お犬の方様は ご逝去あそばしましたが→ 65 00:07:47,846 --> 00:07:53,535 一成様は 織田家ご一門格でも 筆頭にあられまする。 66 00:07:53,535 --> 00:07:56,354 いとこ? おいとこ? 67 00:07:56,354 --> 00:08:00,525 はあ~。 68 00:08:00,525 --> 00:08:06,865 此度の縁談 この秀吉には 御屋形様のお望みと思えて→ 69 00:08:06,865 --> 00:08:11,519 しかたがないのでございます。 伯父上の? 70 00:08:11,519 --> 00:08:16,858 実を申しますれば せんだって 御屋形様が夢枕に立たれましての。 71 00:08:16,858 --> 00:08:19,861 夢枕? 72 00:08:19,861 --> 00:08:28,203 「戦はするな。 信雄と仲良う… 信雄と仲良うやってくれ」。 73 00:08:28,203 --> 00:08:31,022 そう仰せになったのでございます。 74 00:08:31,022 --> 00:08:36,861 戦? 戦とは どういう事にござりまするか? 75 00:08:36,861 --> 00:08:39,848 あ… いや ああ それが その…。 76 00:08:39,848 --> 00:08:43,685 (せきばらい) 何と申しましょうか…。 77 00:08:43,685 --> 00:08:50,191 実は 信雄様が 羽柴を攻めようと しているのではないかという→ 78 00:08:50,191 --> 00:08:53,862 うわさがございますそうで。 信雄様が?! 79 00:08:53,862 --> 00:08:58,533 しかも 徳川殿が それに くみしておるとか。 80 00:08:58,533 --> 00:09:02,704 徳川様が?! では このままだと…。 81 00:09:02,704 --> 00:09:06,357 信雄様を討たねばならぬ事に なりまする。 82 00:09:06,357 --> 00:09:09,677 そんな事をすれば 織田家は滅びてしまうではないか。 83 00:09:09,677 --> 00:09:11,677 そこです! 84 00:09:13,348 --> 00:09:19,854 佐治一成様は 信雄様の ご家臣でござる。 85 00:09:19,854 --> 00:09:27,195 江様が縁づけば 戦を防ぐ事 できるやもしれませぬ。 86 00:09:27,195 --> 00:09:30,515 「残されし者たちが 手を携えて→ 87 00:09:30,515 --> 00:09:34,852 織田家の勢いを いま一度 盛り返すのじゃ」。 御屋形様は→ 88 00:09:34,852 --> 00:09:38,189 そうも おっしゃりたかったのかも しれませぬ。 89 00:09:38,189 --> 00:09:40,675 「織田の人間は 少のうなってしもうた。→ 90 00:09:40,675 --> 00:09:47,198 猿! 織田家を頼むぞ」と。 91 00:09:47,198 --> 00:09:51,202 織田家を頼む…。 92 00:09:51,202 --> 00:09:54,188 一つ お聞きしとうございます。 93 00:09:54,188 --> 00:09:57,191 何なりと。 94 00:09:57,191 --> 00:10:00,528 何故 江なのですか? 95 00:10:00,528 --> 00:10:03,531 は? 嫁に出すのであれば→ 96 00:10:03,531 --> 00:10:06,851 長女の私が参ります。 97 00:10:06,851 --> 00:10:09,687 え? え?! 98 00:10:09,687 --> 00:10:13,191 それが 事の道理ではありませぬか? 99 00:10:13,191 --> 00:10:15,510 いや しかし それでは…。 100 00:10:15,510 --> 00:10:17,510 それでは? 101 00:10:21,199 --> 00:10:25,853 いや ああ… その つまり→ 102 00:10:25,853 --> 00:10:29,173 某が あえて江様にと…。 103 00:10:29,173 --> 00:10:32,873 姉上を外に出す訳がありません。 104 00:10:36,014 --> 00:10:39,514 私が邪魔なのです。 105 00:10:41,085 --> 00:10:44,385 目障りなのです。 106 00:10:47,191 --> 00:10:49,491 はっ! ああ…。 107 00:10:51,195 --> 00:10:53,195 え? 108 00:10:55,867 --> 00:10:58,519 分かりました。 109 00:10:58,519 --> 00:11:02,190 分かって頂けましたか。 110 00:11:02,190 --> 00:11:06,678 とにかく 江は嫁には出しません。 は? 111 00:11:06,678 --> 00:11:08,863 参るぞ。 112 00:11:08,863 --> 00:11:21,526 ♪♪~ 113 00:11:21,526 --> 00:11:24,512 (黒田)それは名案にござりまする。 114 00:11:24,512 --> 00:11:27,515 名案? (黒田)はあ。→ 115 00:11:27,515 --> 00:11:30,201 5万石ほどの小大名なれど→ 116 00:11:30,201 --> 00:11:36,858 佐治家は 伊勢の海では随一の 水軍を擁しておりまする。 117 00:11:36,858 --> 00:11:41,512 織田信長公の姪御が 縁づかれるとなれば→ 118 00:11:41,512 --> 00:11:46,517 戦は がぜん 我らの有利となりましょう。 119 00:11:46,517 --> 00:11:50,855 そ… それよ~。 佐治一成が→ 120 00:11:50,855 --> 00:11:54,025 信雄様から離反する事も 考えられるしのう。 121 00:11:54,025 --> 00:12:01,199 それが かなわずとも 信雄様の動きを→ 122 00:12:01,199 --> 00:12:05,399 内側から見張る事ができまする。 123 00:12:07,021 --> 00:12:11,192 どうじゃ。 良い事ずくめであろうが。 124 00:12:11,192 --> 00:12:14,529 さすがにござりまする! うるさいわ。 125 00:12:14,529 --> 00:12:17,865 では 合戦の支度は? 126 00:12:17,865 --> 00:12:20,565 進めよ。 はっ! 127 00:12:25,189 --> 00:12:30,528 しかし そのためにもじゃ 此度の婚儀→ 128 00:12:30,528 --> 00:12:34,182 なんとか 納得させねばならぬでのう。 129 00:12:34,182 --> 00:12:36,350 は。 130 00:12:36,350 --> 00:12:39,187 ≪(黒田)これは奥方様。 131 00:12:39,187 --> 00:12:41,187 おね? 132 00:12:45,526 --> 00:12:47,826 こざかしい! 133 00:12:52,533 --> 00:12:55,853 お江様を 戦の道具になさろうとは→ 134 00:12:55,853 --> 00:12:59,857 お前様には 恥というものが無いのですか?! 135 00:12:59,857 --> 00:13:02,527 恥など知らんのう。 まあ…! 136 00:13:02,527 --> 00:13:06,197 もくろみの無い縁談など ありはせぬわ。 お前様と私は→ 137 00:13:06,197 --> 00:13:09,534 そうではなかったはず。 わしらは まっこと→ 138 00:13:09,534 --> 00:13:13,187 果報者であったのう。 ごまかさないで下さいまし! 139 00:13:13,187 --> 00:13:16,357 話を進めておくに越した事はない。 とりあえず 佐治家に→ 140 00:13:16,357 --> 00:13:19,193 使者を立てよ。 はっ。 141 00:13:19,193 --> 00:13:21,345 待ちなされ! ははっ。 142 00:13:21,345 --> 00:13:25,016 申し入れるだけじゃ! 佐治家は 断ってくるやもしれぬではないか。 143 00:13:25,016 --> 00:13:27,685 行け! はっ! 144 00:13:27,685 --> 00:13:32,757 断られれば それ来たと 戦に 持ち込むおつもりなのでしょ?! 145 00:13:32,757 --> 00:13:35,860 うるさ~い! 何をしておる?! 146 00:13:35,860 --> 00:13:38,012 わしの命が聞けぬのか! 行け 行け 行け! 147 00:13:38,012 --> 00:13:41,212 はっ! あんっ! 148 00:13:45,520 --> 00:13:50,858 お江様は末娘。 姉君たちから引き離すなど→ 149 00:13:50,858 --> 00:13:53,528 あまりに かわいそうではありませぬか。 150 00:13:53,528 --> 00:13:56,180 ふんっ 姉妹でも兄弟でも 親子でも夫婦でも→ 151 00:13:56,180 --> 00:13:58,516 いつか別れは来るものじゃ。 152 00:13:58,516 --> 00:14:01,536 なんと乱暴な…。 いくら そちの言う事でも→ 153 00:14:01,536 --> 00:14:04,856 此度ばかりは 聞き入れる訳にはいかぬのじゃ。 154 00:14:04,856 --> 00:14:07,358 そもそも そちは→ 155 00:14:07,358 --> 00:14:09,694 女房であろうが! 156 00:14:09,694 --> 00:14:15,194 ♪♪~ 157 00:14:27,178 --> 00:14:29,847 江。 158 00:14:29,847 --> 00:14:34,147 秀吉の言うた事など 気にするでないぞ。 159 00:14:37,855 --> 00:14:40,858 江 聞いておるのか? 160 00:14:40,858 --> 00:14:45,863 はい。 でも 猿が決めた縁組みならば→ 161 00:14:45,863 --> 00:14:48,533 逃れようがないのでは…。 姉のそなたが→ 162 00:14:48,533 --> 00:14:52,186 そのように弱気で どうする?! 163 00:14:52,186 --> 00:14:56,357 申し訳ございませぬ。 でも 戦になるのは避けねば…。 164 00:14:56,357 --> 00:15:02,029 しかし それは そなたの婚儀とは別の事じゃ。 165 00:15:02,029 --> 00:15:04,029 はい。 166 00:15:20,197 --> 00:15:24,852 <一方 この お方にも その知らせは届いておりました> 167 00:15:24,852 --> 00:15:28,189 (家康)猿殿から縁組みが? 168 00:15:28,189 --> 00:15:33,194 しかも 茶々様ではなく 末の姫様にとは。 169 00:15:33,194 --> 00:15:35,513 (信雄)誰でもよいのです。 170 00:15:35,513 --> 00:15:39,517 猿めは 佐治の水軍が欲しいに 決まっておりまする。 171 00:15:39,517 --> 00:15:43,854 ま 見え透いた事を あえてやるのが猿殿。 172 00:15:43,854 --> 00:15:47,358 それで いかがなされる おつもりかな? 173 00:15:47,358 --> 00:15:51,679 止める理由は無い。 江など 佐治家に くれてやりまする。 174 00:15:51,679 --> 00:15:56,517 しかし 佐治殿が裏切る… という事は? 175 00:15:56,517 --> 00:15:59,020 それは ありませぬ。 176 00:15:59,020 --> 00:16:04,358 織田の絆は それほど深いと。 177 00:16:04,358 --> 00:16:06,558 (信雄)さよう。 178 00:16:08,195 --> 00:16:14,018 寝返りなど 断じてさせませぬ。 179 00:16:14,018 --> 00:16:16,203 なるほど。 180 00:16:16,203 --> 00:16:18,189  回想  お主は! 181 00:16:18,189 --> 00:16:22,510 うわっ 申し訳ございませぬ! 申し訳ございませぬ! 182 00:16:22,510 --> 00:16:24,510 (家康)姫様! 183 00:16:26,514 --> 00:16:31,514 あの姫様を 猿殿が出そうとした訳…。 184 00:16:33,204 --> 00:16:36,504 分からなくもないのう。 185 00:16:38,859 --> 00:16:42,863 あれから何も言うてきませんね 江の婚儀の事。 186 00:16:42,863 --> 00:16:46,851 うん。 姉上が きっぱりと断られたのが→ 187 00:16:46,851 --> 00:16:49,151 効いたのでしょうか。 188 00:16:51,522 --> 00:16:54,859 でも 戦は嫌にございますね。 189 00:16:54,859 --> 00:16:57,194 初 黙っておれ。 190 00:16:57,194 --> 00:16:59,697 は~い。 191 00:16:59,697 --> 00:17:35,516 ♪♪~ 192 00:17:35,516 --> 00:17:40,516 そなたには織田家の誇りを  回想  守ってもらいたい。 193 00:17:42,189 --> 00:17:44,525 母上…。 194 00:17:44,525 --> 00:18:04,028 ♪♪~ 195 00:18:04,028 --> 00:18:11,852  回想  案ずるでない。 そなたたちは この私が守るゆえな。 196 00:18:11,852 --> 00:18:17,552 ♪♪~ 197 00:18:19,844 --> 00:18:23,848 (秀吉)何じゃと?! 佐治家が承知したとな? 198 00:18:23,848 --> 00:18:27,518 「年明け早々にも」との 返答にございます。 199 00:18:27,518 --> 00:18:30,855 やった。 200 00:18:30,855 --> 00:18:35,860 ハハハ! やった やった やった やった。 201 00:18:35,860 --> 00:18:39,864 あっ! 何じゃ? びっくりさせるな! 202 00:18:39,864 --> 00:18:43,851 お前様に お話がございます。 203 00:18:43,851 --> 00:18:48,189 では 某は これにて。 204 00:18:48,189 --> 00:18:51,489 わしは今 機嫌が良いぞ。 205 00:18:54,345 --> 00:18:56,345 何じゃ? 206 00:18:58,516 --> 00:19:02,186 今日を限りに 離縁して頂きとうございます。 207 00:19:02,186 --> 00:19:05,523 おう おう 離縁のう。 208 00:19:05,523 --> 00:19:08,008 離縁? 209 00:19:08,008 --> 00:19:12,179 離縁じゃと?! お前様が なさろうとしている事→ 210 00:19:12,179 --> 00:19:15,349 我慢がならぬのです。 おね? 211 00:19:15,349 --> 00:19:18,686 これより後は 龍子様や 他の側室方と→ 212 00:19:18,686 --> 00:19:21,886 どうぞ 仲良うなされませ。 213 00:19:24,358 --> 00:19:26,861 いやいや 待て 待て 待て 待て 待て おね! おね! 214 00:19:26,861 --> 00:19:28,861 おね 待て! 215 00:19:30,865 --> 00:19:34,535 姫様! 姫様! お待ち下さいませ! 216 00:19:34,535 --> 00:19:37,835 待て! えいっ! 217 00:19:40,191 --> 00:19:43,527 い~っ! 218 00:19:43,527 --> 00:19:45,827 お江様…。 219 00:19:47,531 --> 00:19:50,851 お話があって参りました。 220 00:19:50,851 --> 00:19:53,854 安土からですか? 221 00:19:53,854 --> 00:19:57,554 はい。 馬を飛ばして。 222 00:19:59,510 --> 00:20:02,510 (おね)…で お話とは? 223 00:20:06,517 --> 00:20:11,856 伯父上が夢枕に立ったとは まことですか? 224 00:20:11,856 --> 00:20:16,510 いかにも まことでござります。 225 00:20:16,510 --> 00:20:20,347 「戦をやめよ」と 仰せになったのも? 226 00:20:20,347 --> 00:20:23,033 うそ偽りはございませぬ。 227 00:20:23,033 --> 00:20:25,519 織田家を 再び盛り返すというのは? 228 00:20:25,519 --> 00:20:30,219 秀吉 一身をなげうつ覚悟に ござりまする。 229 00:20:35,362 --> 00:20:37,348 (ため息) 230 00:20:37,348 --> 00:20:40,048 分かりました。 231 00:20:42,686 --> 00:20:46,523 私は 嫁に参ります。 232 00:20:46,523 --> 00:20:49,693 え? お江様。 233 00:20:49,693 --> 00:20:53,197 何が どうあろうとも 己を曲げてはなりませぬ。 234 00:20:53,197 --> 00:20:55,849 (秀吉)お… おい。 (おね)秀吉の言う事など→ 235 00:20:55,849 --> 00:20:59,853 無理に聞き入れる事は ないのですよ。 これ! 236 00:20:59,853 --> 00:21:03,190 ありがとう存じます。 237 00:21:03,190 --> 00:21:06,190 でも 決めたのです。 238 00:21:07,861 --> 00:21:12,161 私は 嫁に参ります。 239 00:21:13,851 --> 00:21:15,853 お江様…。 240 00:21:15,853 --> 00:21:20,925 さすがは お江様! これで織田家は ますます安泰。→ 241 00:21:20,925 --> 00:21:25,195 一門の絆 更に 更に強まりましょうぞ。 242 00:21:25,195 --> 00:21:29,850 ただし 願いがあります。 243 00:21:29,850 --> 00:21:31,869 願い? 244 00:21:31,869 --> 00:21:34,369 願いとは? 245 00:21:38,525 --> 00:21:43,514 嫁に行くじゃと?! そなた 本気で言うておるのか? 246 00:21:43,514 --> 00:21:48,018 はい。 江 何があったのじゃ? 247 00:21:48,018 --> 00:21:52,818 何もありはしません。 自分で そうと決めたのです。 248 00:21:54,858 --> 00:21:57,361 信雄様には文を書く。 249 00:21:57,361 --> 00:22:00,514 「織田家存続のためにも 戦は避けてくれ」とな。 250 00:22:00,514 --> 00:22:03,684 だから そなたが嫁に行く事は ないのじゃ。 251 00:22:03,684 --> 00:22:09,523 ありがとうございます。 でも私は 行きたくて行くのです。 252 00:22:09,523 --> 00:22:12,026 江! 253 00:22:12,026 --> 00:22:17,848 佐治一成様は いとこ。 母上の姉君のお子です。 254 00:22:17,848 --> 00:22:22,920 訳の分からない家に行くより ずっと ありがたいと思います。 255 00:22:22,920 --> 00:22:26,523 本当に そう思うておるのか? 256 00:22:26,523 --> 00:22:29,026 はい。 257 00:22:29,026 --> 00:22:31,362 江…。 258 00:22:31,362 --> 00:22:39,562 ♪♪~ 259 00:23:23,864 --> 00:23:29,520 姉たちと 離れると思うと→ 260 00:23:29,520 --> 00:23:34,191 寂しくてなりません。 261 00:23:34,191 --> 00:23:41,181 でも 姉たちの前では泣けません。 262 00:23:41,181 --> 00:23:44,852 心配をかけるから。 263 00:23:44,852 --> 00:23:51,525 (宗易)それやったら ここで 思う存分 泣いたらよろし。 264 00:23:51,525 --> 00:23:58,525 見てるのは 私と その茶椀だけですわ。 265 00:24:01,185 --> 00:24:05,856 これは… 伯父上の。 266 00:24:05,856 --> 00:24:10,911  回想  その茶椀 織田様が えろう お気に入りなんや。 267 00:24:10,911 --> 00:24:18,018 伯父上の お好きな お茶椀。 268 00:24:18,018 --> 00:24:21,855 これは?! 本能寺で亡くなった日に→ 269 00:24:21,855 --> 00:24:25,192 割れてしまいましてな。 270 00:24:25,192 --> 00:24:30,247 何とも不思議な話やけど。 271 00:24:30,247 --> 00:24:33,447 そうだったのですか。 272 00:24:35,519 --> 00:24:39,523 尾張に持っていきなはれ。 嫁入り道具や。 273 00:24:39,523 --> 00:24:41,859 よいのですか?! 274 00:24:41,859 --> 00:24:44,344 大事な宝やけど→ 275 00:24:44,344 --> 00:24:47,698 姫様の 織田家を守ろうとする 心意気に比べたら→ 276 00:24:47,698 --> 00:24:50,534 そんなん小さい。 277 00:24:50,534 --> 00:24:54,521 織田様も きっと喜ばはるやろう。 278 00:24:54,521 --> 00:25:01,195 ♪♪~ 279 00:25:01,195 --> 00:25:04,364 ありがとうございます。 280 00:25:04,364 --> 00:25:08,352 せやけど お嫁に行かれるのは→ 281 00:25:08,352 --> 00:25:12,852 ホンマに 織田家のためだけですやろか? 282 00:25:14,525 --> 00:25:18,695 なぜ そのような事を? 283 00:25:18,695 --> 00:25:25,895 いや 何とのう 気になっただけですわ。 ほな。 284 00:25:39,850 --> 00:25:45,856 <そして いよいよ出発の朝> 285 00:25:45,856 --> 00:25:51,856 姉上 姉様。 286 00:25:54,181 --> 00:25:57,184 長らく お世話になりました。 287 00:25:57,184 --> 00:26:02,184 私より先に嫁に行くなど ふらち千万じゃ! 288 00:26:03,840 --> 00:26:09,196 江 気持ちは変わらぬのか? 289 00:26:09,196 --> 00:26:11,181 はい。 290 00:26:11,181 --> 00:26:13,867 そうか。 291 00:26:13,867 --> 00:26:17,020 そなたがおらねば→ 292 00:26:17,020 --> 00:26:21,525 どんなに せいせいするかと 思うておったが→ 293 00:26:21,525 --> 00:26:26,825 いざ こうなると 何と言うか…。 294 00:26:35,022 --> 00:26:43,222 龍子様 短い間でしたが お世話になりました。 295 00:26:47,184 --> 00:26:51,855 姉2人を よろしくお願いします。 296 00:26:51,855 --> 00:26:57,555 (龍子)お名残惜しいわ。 道中 気をつけてね。 297 00:26:59,179 --> 00:27:01,479 ありがとう存じます。 298 00:27:03,517 --> 00:27:07,854 (侍女)お輿の支度が 整いましてございます。 299 00:27:07,854 --> 00:27:12,843 ♪♪~ 300 00:27:12,843 --> 00:27:14,843 江! 301 00:27:16,513 --> 00:27:18,865 姉様? 302 00:27:18,865 --> 00:27:34,531 ♪♪~ 303 00:27:34,531 --> 00:27:41,855 お守りじゃ。 ありがとう存じます。 304 00:27:41,855 --> 00:27:45,359 私は何も無いぞ。 そなたが→ 305 00:27:45,359 --> 00:27:50,347 帰ってくるように思えて ならぬゆえな。 306 00:27:50,347 --> 00:27:57,204 もう… 姉様は 最後まで不吉な事を。 307 00:27:57,204 --> 00:28:00,857 最後などと言うな~! 308 00:28:00,857 --> 00:28:10,517 ♪♪~ 309 00:28:10,517 --> 00:28:16,817 よいか 江。 私が母上の代わりじゃ。 310 00:28:18,525 --> 00:28:23,825 私がおる所が そなたのうちじゃと心得よ。 311 00:28:25,515 --> 00:28:27,517 姉上…。 312 00:28:27,517 --> 00:28:34,508 (泣き声) 313 00:28:34,508 --> 00:29:07,190 ♪♪~ 314 00:29:07,190 --> 00:29:11,194 どうか ご息災で。 315 00:29:11,194 --> 00:29:39,856 ♪♪~ 316 00:29:39,856 --> 00:29:46,196 <安土を離れ 尾張大野城へ。 不安でいっぱいの江には→ 317 00:29:46,196 --> 00:29:50,496 乳母のヨシが 付き添って参りました> 318 00:29:54,187 --> 00:29:56,857 (ため息) 319 00:29:56,857 --> 00:29:59,693 何やら静かじゃのう。 320 00:29:59,693 --> 00:30:01,993 (ウメ)はあ。 321 00:30:11,521 --> 00:30:15,221 菓子の音も 大きいのう。 322 00:30:20,697 --> 00:30:25,752 (サキ)お江様は 今頃 どの辺りに おいでなのでしょうね。 323 00:30:25,752 --> 00:30:28,452 そうじゃな。 324 00:30:32,175 --> 00:30:36,475 (おね)お邪魔しても よろしゅうございましょうか? 325 00:30:40,534 --> 00:30:42,834 どうぞ。 326 00:30:53,180 --> 00:30:57,480 あの 何か? 327 00:30:59,202 --> 00:31:07,010 お江様が お嫁にいらしたのには 訳がありまする。 328 00:31:07,010 --> 00:31:13,183 織田家の結束を高め 一門をもり立てるためでは? 329 00:31:13,183 --> 00:31:16,036 それだけではありませぬ。 330 00:31:16,036 --> 00:31:20,836 羽柴と織田が戦となるのを 防ぐために? 331 00:31:22,859 --> 00:31:25,695 それだけでもありませぬ。 332 00:31:25,695 --> 00:31:29,895 ならば 他に何が? 333 00:31:40,744 --> 00:31:47,684 お江様が 夫 秀吉に 書かせたものでございます。 334 00:31:47,684 --> 00:31:49,884 え? 335 00:31:55,525 --> 00:31:57,844 願いがあります。 336 00:31:57,844 --> 00:32:00,044 願いとは? 337 00:32:01,681 --> 00:32:03,867 はい? 338 00:32:03,867 --> 00:32:09,856 秀吉殿に 姉上に 決して よこしまな気持ちを持たぬよう→ 339 00:32:09,856 --> 00:32:12,525 一筆入れてもらいたいのです。 340 00:32:12,525 --> 00:32:16,825 よこしまな気持ちなど… はい。 341 00:32:19,516 --> 00:32:24,187 それが お江様の お望みなのですか? 342 00:32:24,187 --> 00:32:26,187 はい。 343 00:32:27,857 --> 00:32:31,528 承知致しましてござりまする。 344 00:32:31,528 --> 00:32:39,185 ♪♪~ 345 00:32:39,185 --> 00:32:43,857 お江様。 はい。 346 00:32:43,857 --> 00:32:49,557 では お茶々様のために 嫁がれると? 347 00:32:51,197 --> 00:32:56,519 もちろん 織田家を守りたいという 気持ちはあります。 348 00:32:56,519 --> 00:33:02,859 でも 私は 姉を守ると約束しました。 349 00:33:02,859 --> 00:33:05,859 誓った上は 守りたいのです。 350 00:33:07,514 --> 00:33:13,214 それで まことに よろしいのですか? 351 00:33:15,855 --> 00:33:18,024 はい。 352 00:33:18,024 --> 00:33:21,528 あっぱれにござりまするな。 353 00:33:21,528 --> 00:33:24,014 誰のせいですか! 354 00:33:24,014 --> 00:33:26,014 あっ…。 355 00:33:49,522 --> 00:33:53,822 (秀吉)それで よろしゅうございますかな? 356 00:33:55,528 --> 00:33:58,528 結構です。 357 00:34:00,867 --> 00:34:04,667 おね様。 はい。 358 00:34:07,857 --> 00:34:12,157 これを お預かり頂けますか? 359 00:34:15,198 --> 00:34:17,198 え? 360 00:34:18,852 --> 00:34:24,552 おね様を信じて お預けします。 361 00:34:26,176 --> 00:34:28,845 あ…。 362 00:34:28,845 --> 00:34:33,845 でも 私は女房にござりまするが。 363 00:34:35,518 --> 00:34:43,526 ♪♪~ 364 00:34:43,526 --> 00:34:46,226 分かりました。 365 00:34:49,849 --> 00:34:52,549 お預かり致します。 366 00:34:55,188 --> 00:34:58,888 おね様。 はい。 367 00:35:00,527 --> 00:35:06,199 姉たちの事 ひとえに…→ 368 00:35:06,199 --> 00:35:09,499 ひとえに お願い致しまする。 369 00:35:16,192 --> 00:35:19,863 承知つかまつりましてございます。 370 00:35:19,863 --> 00:35:27,203 ♪♪~ 371 00:35:27,203 --> 00:35:29,203 はは~。 372 00:35:33,526 --> 00:35:39,866 なぜ… なぜ 止めて下さらなかったのですか? 373 00:35:39,866 --> 00:35:43,066 あの ご決意では とても。 374 00:35:47,841 --> 00:35:53,530 お茶々様には 黙っているつもりでした。 375 00:35:53,530 --> 00:35:59,185 されど あなた様の ご気性を思えば→ 376 00:35:59,185 --> 00:36:02,188 お伝えせずにいる事の方が→ 377 00:36:02,188 --> 00:36:06,526 むしろ むごいように思えてならず…。 378 00:36:06,526 --> 00:36:12,515 すぐに… すぐに 江を連れ戻して下さい! 379 00:36:12,515 --> 00:36:14,815 お茶々様。 380 00:36:16,519 --> 00:36:21,524 お江様は 腹をくくられたのです。 381 00:36:21,524 --> 00:36:24,194 その お覚悟→ 382 00:36:24,194 --> 00:36:29,494 あなた様も覚悟を持って お受け取り下さいまし。 383 00:36:31,184 --> 00:36:35,884 江の覚悟…。 384 00:36:38,191 --> 00:36:40,491 お覚悟です。 385 00:36:45,532 --> 00:36:49,519 …とは申せ→ 386 00:36:49,519 --> 00:36:57,527 我が夫 秀吉のせいにございます。 387 00:36:57,527 --> 00:37:03,527 もはや おわびの言葉もありませぬ。 388 00:37:21,517 --> 00:37:25,521 ♪♪~ 389 00:37:25,521 --> 00:37:31,194 情けない事ですね。 390 00:37:31,194 --> 00:37:35,515 妹の事を思っていたつもりが→ 391 00:37:35,515 --> 00:37:45,858 逆に これほどまで思われ 気遣われていたなんて。 392 00:37:45,858 --> 00:37:56,519 ♪♪~ 393 00:37:56,519 --> 00:38:01,190 情けないばかりです。 394 00:38:01,190 --> 00:38:11,267 ♪♪~ 395 00:38:11,267 --> 00:38:18,191 この事を教えて下された事→ 396 00:38:18,191 --> 00:38:21,191 礼を申します。 397 00:38:23,846 --> 00:38:26,146 はい。 398 00:38:32,188 --> 00:38:34,888 江…。 399 00:38:40,179 --> 00:38:46,202 <それから数日後 江は 尾張大野城に達しておりました> 400 00:38:46,202 --> 00:38:49,902 ここが 佐治家か。 401 00:38:53,509 --> 00:38:57,513 すがすがしい。 良き所ではないか。 402 00:38:57,513 --> 00:39:01,517 ≪(ヨシ)姫様! 姫様! 海が見えまする! 403 00:39:01,517 --> 00:39:05,855 その向こうが 伊勢上野城にござります。 404 00:39:05,855 --> 00:39:08,555 上野城? 405 00:39:13,196 --> 00:39:15,196 あ~! 406 00:39:18,518 --> 00:39:23,218 あのころは 楽しかったのう。 407 00:39:24,857 --> 00:39:29,157 (ヨシ)これも 何かの ご縁にござりましょう。 408 00:39:30,863 --> 00:39:37,186 そうじゃな。 母上が 見守っておられるようじゃ。 409 00:39:37,186 --> 00:39:39,188 はい。 410 00:39:39,188 --> 00:39:42,692 これで ご当主の一成様が 良い お方であれば→ 411 00:39:42,692 --> 00:39:46,392 申す事はござりませぬ。 412 00:39:48,031 --> 00:39:51,351 一成様には いつ お会いできるのじゃ? 413 00:39:51,351 --> 00:39:54,020 ご婚礼までは お会いになれぬかと。 414 00:39:54,020 --> 00:39:57,190 なぜじゃ? それは その…。 415 00:39:57,190 --> 00:40:00,526 はしたなき事と申しますか…。 416 00:40:00,526 --> 00:40:03,226 ≪ご無礼つかまつる。 はい! 417 00:40:13,523 --> 00:40:15,523 はい! 418 00:40:18,194 --> 00:40:23,850 お… お殿様が…。 え?! 一成様が? 419 00:40:23,850 --> 00:40:26,686 (ヨシ)姫様 こちら! 早く 片づけよ! 420 00:40:26,686 --> 00:40:28,686 どうぞ! どうぞ! 421 00:40:30,356 --> 00:40:32,356 はい! はい! 422 00:40:34,010 --> 00:40:36,512 (佐治一成)面を上げられよ。 423 00:40:36,512 --> 00:40:43,352 ♪♪~ 424 00:40:43,352 --> 00:40:45,352 うわ~! 425 00:40:47,023 --> 00:40:50,843 会えて うれしいぞ! 江。 はい! 426 00:40:50,843 --> 00:40:53,846 わしら いとこ同士じゃ。 427 00:40:53,846 --> 00:40:56,866 織田 佐治両家繁栄のため→ 428 00:40:56,866 --> 00:40:59,535 共に歩んで参ろうぞ。 429 00:40:59,535 --> 00:41:01,521 はい! はい! 430 00:41:01,521 --> 00:41:04,857 これは とんだ ご無礼をば…。 431 00:41:04,857 --> 00:41:07,557 (笑い声) 432 00:41:13,533 --> 00:41:15,685 <ところが…> 433 00:41:15,685 --> 00:41:17,687 戦ですと?! 434 00:41:17,687 --> 00:41:22,525 そうよ。 信雄め わしに内通したと言うて→ 435 00:41:22,525 --> 00:41:26,529 己の家老を3人も斬り殺しおった。 436 00:41:26,529 --> 00:41:31,200 でも 戦はせぬと。 437 00:41:31,200 --> 00:41:35,354 殺された者の身になってみよ。 438 00:41:35,354 --> 00:41:39,854 仇を討ってやらねばならぬわい。 439 00:41:42,845 --> 00:41:45,848 それでは お江様は どうなるのですか?! 440 00:41:45,848 --> 00:41:49,352 どうしようもできぬなあ。 441 00:41:49,352 --> 00:41:55,842 ま 佐治一成が こちらに寝返る事あらば→ 442 00:41:55,842 --> 00:41:58,528 話は別じゃな。 443 00:41:58,528 --> 00:42:00,528 あ~っ! 444 00:42:04,867 --> 00:42:07,167 お江様…。 445 00:42:08,855 --> 00:42:12,855 <そのころ 尾張の江は> 446 00:42:15,528 --> 00:42:20,183 婚儀では これを身にまとうのか。 447 00:42:20,183 --> 00:42:23,202 (せきばらい) 448 00:42:23,202 --> 00:42:27,523 つきましては 姫様 これを。 449 00:42:27,523 --> 00:42:29,523 何じゃ? 450 00:42:38,351 --> 00:42:40,686 何なんじゃ? これは。 451 00:42:40,686 --> 00:42:45,525 婚儀の後 このような仕儀段取りと 相成っておりまするゆえ…。 452 00:42:45,525 --> 00:42:49,195 なぜ それを早う言わぬ! 453 00:42:49,195 --> 00:42:53,533 ようございましたね。 旦那様が 良さそうな お方で。 454 00:42:53,533 --> 00:42:55,518 は~。 455 00:42:55,518 --> 00:42:57,687 姫様? 456 00:42:57,687 --> 00:43:00,022 姫様! 姫様! 457 00:43:00,022 --> 00:43:03,526 <花嫁となるには まだ幼すぎる→ 458 00:43:03,526 --> 00:43:06,526 江にございました> 459 00:43:08,347 --> 00:43:11,033 (信雄)寝返りは許さんぞ。 460 00:43:11,033 --> 00:43:15,855 (秀吉)腰砕けにしてやれ。 あの者 何を考えておるのじゃ。 461 00:43:15,855 --> 00:43:18,858 うるさい! 秀吉 わしが討ち取る。 462 00:43:18,858 --> 00:43:23,529 我が手勢8,000は 間もなく 清洲に達しましょう。 463 00:43:23,529 --> 00:43:27,867 おう! おう! おう! おう! 464 00:43:27,867 --> 00:43:32,067 私は 嫁に来て良かったぞ。 465 00:43:35,191 --> 00:43:43,849 <愛知県常滑市。 江は 佐治一成のもとに嫁ぎました。→ 466 00:43:43,849 --> 00:43:47,520 佐治氏は 知多半島で勢力を誇り→ 467 00:43:47,520 --> 00:43:54,193 伊勢湾における 軍事 海運の担い手でした。→ 468 00:43:54,193 --> 00:44:00,850 一成の居城 大野城。 若くして城主となった一成は→ 469 00:44:00,850 --> 00:44:07,189 秀吉の計らいにより 江と夫婦になりました。→ 470 00:44:07,189 --> 00:44:11,193 幼いころに親を亡くした者同士→ 471 00:44:11,193 --> 00:44:17,893 江と一成は 心を通わせたのかもしれません> 472 00:44:20,853 --> 00:44:24,857 <大野城から北西に およそ1km。→ 473 00:44:24,857 --> 00:44:28,694 佐治氏ゆかりの齊年寺。→ 474 00:44:28,694 --> 00:44:32,531 佐治家の先祖を弔うために 建立され→ 475 00:44:32,531 --> 00:44:38,187 かつては 城内にあったといいます。→ 476 00:44:38,187 --> 00:44:42,858 初めての土地での 初めての結婚生活。→ 477 00:44:42,858 --> 00:44:47,513 伊勢湾を望む この眺めが 江の心を→ 478 00:44:47,513 --> 00:44:52,813 和ませてくれたのかもしれません>