1 00:00:34,564 --> 00:00:38,901 (豊臣秀吉) わしは 関白 秀吉様よ! 2 00:00:38,901 --> 00:00:43,890 おそれながら 帝をおけば 日の本一じゃ! 3 00:00:43,890 --> 00:00:48,895 <四国を制した秀吉が 次に狙うは 九州。→ 4 00:00:48,895 --> 00:00:53,900 鎌倉時代からの名門 島津家や キリシタン大名 大友宗麟などが→ 5 00:00:53,900 --> 00:00:57,220 覇権を争っていた九州。→ 6 00:00:57,220 --> 00:00:59,739 京から半月以上もかかり→ 7 00:00:59,739 --> 00:01:03,559 独立の気風が強い遠隔地。→ 8 00:01:03,559 --> 00:01:08,898 関白 秀吉の権威も及ばぬ 土地だった。→ 9 00:01:08,898 --> 00:01:13,236 秀吉は かつてない 二十五万もの兵を動員。→ 10 00:01:13,236 --> 00:01:16,239 男たちにとって 九州攻めは→ 11 00:01:16,239 --> 00:01:21,561 二度と帰れぬ覚悟で挑む 決死の大戦だった。→ 12 00:01:21,561 --> 00:01:26,232 新たな戦場に旅立つ 男たちの背中を 見送る三姉妹。→ 13 00:01:26,232 --> 00:01:30,532 それぞれに 運命の転機が> 14 00:01:32,572 --> 00:01:41,230 ♪♪~(テーマ音楽) 15 00:01:41,230 --> 00:04:10,230 ♪♪~ 16 00:04:27,563 --> 00:04:38,574 ♪♪~ 17 00:04:38,574 --> 00:04:44,230 (石田)此度 殿下は かしこくも 帝を補佐し奉る→ 18 00:04:44,230 --> 00:04:48,567 太政大臣に任ぜられ…。 (江)太政大臣? 19 00:04:48,567 --> 00:04:55,558 (石田)更には 源 平 藤 橘に連なる→ 20 00:04:55,558 --> 00:04:59,228 豊臣姓を既に賜ってござります。 21 00:04:59,228 --> 00:05:01,731 (初)豊臣…。 (石田)また→ 22 00:05:01,731 --> 00:05:04,900 近衛家より ご養女に お迎えした 前子様は→ 23 00:05:04,900 --> 00:05:08,220 お后として 禁中に お入りあそばしました。→ 24 00:05:08,220 --> 00:05:12,391 すなわち 羽柴改め 豊臣家の方々は→ 25 00:05:12,391 --> 00:05:20,066 恐れ多くも 天皇家と ご親族に なられたのでござりまする。 26 00:05:20,066 --> 00:05:23,736 (大政所)罰が当たるわ。 27 00:05:23,736 --> 00:05:27,236 こちらを御覧下さりませ。 (家臣たち)はっ。 28 00:05:41,904 --> 00:05:46,225 (石田)殿下の 古き長持ちの底より 見つかりしもの。→ 29 00:05:46,225 --> 00:05:49,225 これによりますれば…。 30 00:05:52,231 --> 00:05:59,238 殿下の お母上 大政所様の父上は 萩中納言様。→ 31 00:05:59,238 --> 00:06:03,893 かつては 宮中にて 帝の近くに仕えておられました。 32 00:06:03,893 --> 00:06:06,896 わしの おっとうは 百姓だに。 33 00:06:06,896 --> 00:06:11,967 大政所様も 禁裏に お仕えあそばしますが→ 34 00:06:11,967 --> 00:06:18,574 その後 尾張の国に下られ そこで お産みになられた男児こそ→ 35 00:06:18,574 --> 00:06:24,230 関白殿下 豊臣秀吉公に ほかなりませぬ! 36 00:06:24,230 --> 00:06:29,902 つまり そもそも 豊臣家とは公家のお家柄。 37 00:06:29,902 --> 00:06:34,056 ばっかばかしい。 (ため息) 38 00:06:34,056 --> 00:06:36,242 (豊臣秀長)兄者…。 39 00:06:36,242 --> 00:06:39,228 叔父上が公家なら 私もですか。 40 00:06:39,228 --> 00:06:41,897 (笑い声) 41 00:06:41,897 --> 00:06:47,553 (北政所)恥ずかしい…。 罰が当たるに。 ハハハ! 42 00:06:47,553 --> 00:06:50,573 うるさい… うるさい…。 43 00:06:50,573 --> 00:06:52,573 うるさい! 44 00:06:54,393 --> 00:06:59,465 次なるは 目前に迫りし 九州攻めの件でござる。 45 00:06:59,465 --> 00:07:03,569 九州攻め? また戦か。 46 00:07:03,569 --> 00:07:05,554 (ため息) 47 00:07:05,554 --> 00:07:11,894 出陣は 3月1日と定めた。 48 00:07:11,894 --> 00:07:15,731 秀勝と秀康は わしに同行せよ。 49 00:07:15,731 --> 00:07:17,733 (秀康)ははっ。 50 00:07:17,733 --> 00:07:19,735 承知。 51 00:07:19,735 --> 00:07:24,573 秀家は 秀長に従い 今月末までに出発すべし。 52 00:07:24,573 --> 00:07:27,576 (羽柴秀家)承りましてございます。 53 00:07:27,576 --> 00:07:30,896 (秀吉)秀次。→ 54 00:07:30,896 --> 00:07:37,236 お主は 留守居役じゃ。 京 大坂を守れ。 55 00:07:37,236 --> 00:07:39,722 (豊臣秀次)留守居役? 56 00:07:39,722 --> 00:07:45,227 何じゃ? その面は。 不服ならば 不服と申せ。 57 00:07:45,227 --> 00:07:49,398 不満に 決まっているではないですか。 58 00:07:49,398 --> 00:07:51,400 何? 59 00:07:51,400 --> 00:07:55,905 一人 大坂に残されるなど 面白い訳がありませぬ。 60 00:07:55,905 --> 00:08:00,226 留守居役は 大事なる務めじゃ。 存じておるな? 61 00:08:00,226 --> 00:08:04,926 はっ! 殿下の ご出陣中に 何か起これば一大事にて。 62 00:08:07,900 --> 00:08:11,200 女子が口を挟む事ではないわ。 63 00:08:14,890 --> 00:08:18,561 どちらも 互いの胸の内は 分かっているのです。 64 00:08:18,561 --> 00:08:20,861 胸の内? 65 00:08:22,565 --> 00:08:27,236 兄は さきの四国攻めをしのぐ 戦功をあげたい。 66 00:08:27,236 --> 00:08:29,738 しかし 叔父上は そんな兄が気負い過ぎ→ 67 00:08:29,738 --> 00:08:32,741 戦場で万一の事があればと 案じている。 68 00:08:32,741 --> 00:08:34,894 (せきばらい) 69 00:08:34,894 --> 00:08:37,897 兄上 守りが しっかりせぬ事には→ 70 00:08:37,897 --> 00:08:41,066 我ら 安心して 戦う事ができませぬ。 71 00:08:41,066 --> 00:08:44,866 分かっておる。 余計な事じゃ。 72 00:08:49,892 --> 00:08:54,229 ややこしいのです。 男というのは。 73 00:08:54,229 --> 00:08:56,229 はあ…。 74 00:09:00,069 --> 00:09:05,391 相変わらず 身分 身分と 猿は みっともないのう。 75 00:09:05,391 --> 00:09:09,561 姉上ですが…。 姉上? 76 00:09:09,561 --> 00:09:12,898 なぜ おいでに ならなかったのでしょう。 77 00:09:12,898 --> 00:09:17,598 ばかばかしいからであろう。 そうでしょうか。 78 00:09:21,573 --> 00:09:23,892 これは これは。 79 00:09:23,892 --> 00:09:27,592 猿芝居に つきあわされ 疲れましたな。 80 00:09:29,231 --> 00:09:36,055 あの 言いたい事を ずばずば 口にされるのですね。 81 00:09:36,055 --> 00:09:40,555 お江殿のまねをしただけです。 え? 82 00:09:42,561 --> 00:09:44,897 では これにて。 83 00:09:44,897 --> 00:09:53,238 ♪♪~ 84 00:09:53,238 --> 00:09:55,908 何じゃ? 何やら よい風情ではないか。 85 00:09:55,908 --> 00:09:59,228 そんなのではありません! ふ~ん。 86 00:09:59,228 --> 00:10:01,928 それより 姉上です! 87 00:10:03,565 --> 00:10:06,552 (龍子)う~ん お茶々様ねえ。 88 00:10:06,552 --> 00:10:12,224 秀吉殿の事を 「あの者は仇だ いつか殺してくれる」とまで→ 89 00:10:12,224 --> 00:10:17,296 言っていたのに このところ どうも 様子が違うのです。 90 00:10:17,296 --> 00:10:23,902 ですから 女は 力のある男には弱いものですよ。 91 00:10:23,902 --> 00:10:27,072 姉上は そのような方では…。 92 00:10:27,072 --> 00:10:30,075 弱い男も いるけどねえ。 93 00:10:30,075 --> 00:10:35,397 弱い男? 例えば 私の弟。 94 00:10:35,397 --> 00:10:37,549 弟君? 95 00:10:37,549 --> 00:10:41,070 (ヨシ)弟君といえば 京極高次様。 96 00:10:41,070 --> 00:10:45,557 確か 本能寺の折 明智様について戦われたものの→ 97 00:10:45,557 --> 00:10:49,895 その明智様が敗れるや 龍子様を関白殿下に差し出し→ 98 00:10:49,895 --> 00:10:53,595 仕官の道を手に入れられたとか。 99 00:10:58,554 --> 00:11:02,891 そ… そういう噂に ござりますれば…。 100 00:11:02,891 --> 00:11:07,896 では 弟君のために 側室に? 101 00:11:07,896 --> 00:11:13,569 弟は 私の里 京極家を なんとか 再興させようとしているの。→ 102 00:11:13,569 --> 00:11:16,555 まあ 弱いというよりは→ 103 00:11:16,555 --> 00:11:21,577 生真面目に過ぎる という事かもしれないわね。 104 00:11:21,577 --> 00:11:25,064 いいえ! 弱いのです。 105 00:11:25,064 --> 00:11:29,551 いえ 弱いというより 駄目な男だと思います。 106 00:11:29,551 --> 00:11:32,071 駄目? 失礼ながら→ 107 00:11:32,071 --> 00:11:35,240 己のために 姉上を差し出すなど 訳が何であれ→ 108 00:11:35,240 --> 00:11:38,744 男の風上にも置けませぬ! 失礼ではないですか! 109 00:11:38,744 --> 00:11:41,897 だから 失礼ながらと申しておろうが! 110 00:11:41,897 --> 00:11:46,197 申し訳ありませぬ。 フフフフフ いいえ。 111 00:11:48,237 --> 00:11:53,537 (市)<そして それから しばらく後の事> 112 00:11:56,912 --> 00:12:00,566 (ウメ)明日は 皆様 いよいよ 九州へ ご出発とか。 113 00:12:00,566 --> 00:12:02,866 ふ~ん。 114 00:12:27,242 --> 00:12:43,575 ♪♪~ 115 00:12:43,575 --> 00:12:47,062 こっちじゃ。 もう 何なのですか?! 116 00:12:47,062 --> 00:12:50,399 なんとも涼やかな お人が おられたのじゃ。 117 00:12:50,399 --> 00:12:53,402 涼やかな お方? 118 00:12:53,402 --> 00:12:57,906 背が すら~っと高うて お顔だちが りりしゅうて→ 119 00:12:57,906 --> 00:13:03,228 なのに どこか憂いがあって。 だから 何なのですか?! 120 00:13:03,228 --> 00:13:06,228 私一人では 声が かけられぬのじゃ。 121 00:13:07,900 --> 00:13:10,235 いいから こっちじゃ! 122 00:13:10,235 --> 00:13:18,535 ♪♪~ 123 00:13:21,897 --> 00:13:26,235 あれ? どこに おいでなのですか? 124 00:13:26,235 --> 00:13:30,722 そこじゃ。 そこの桜の木の下に。 125 00:13:30,722 --> 00:13:32,741 もう! 126 00:13:32,741 --> 00:13:35,744 (龍子) ああ… よい お天気ですこと。 127 00:13:35,744 --> 00:13:38,544 これは 龍子様。 128 00:13:44,570 --> 00:13:48,056 これなるは 弟の高次にございます。 129 00:13:48,056 --> 00:13:50,056 弟? 130 00:13:51,727 --> 00:13:55,527 あなたが 「情けない」と言われた男です。 131 00:13:57,232 --> 00:14:00,385 (京極高次)こちらは? (龍子)浅井の姫様で→ 132 00:14:00,385 --> 00:14:06,058 初様 江様じゃ。 我らとは いとこ同士じゃな。 133 00:14:06,058 --> 00:14:10,913 京極高次にござる。 当家は 浅井家とは縁深き家。 134 00:14:10,913 --> 00:14:14,233 お目に かかれて 光栄に存じまする。 135 00:14:14,233 --> 00:14:17,236 ♪♪~ 136 00:14:17,236 --> 00:14:21,890 姉様? はい。 初にございます! 137 00:14:21,890 --> 00:14:23,909 は? 138 00:14:23,909 --> 00:14:26,728 あの こちらへは? 139 00:14:26,728 --> 00:14:31,233 出陣を前に 殿下に 我が手勢を 御覧頂こうと思いまして。 140 00:14:31,233 --> 00:14:35,554 弟は 近江の国 高島に 5,000石を賜っておりますの。 141 00:14:35,554 --> 00:14:40,225 そうなのですか。 はあ~。 142 00:14:40,225 --> 00:14:48,550 ♪♪~ 143 00:14:48,550 --> 00:14:50,736 姉様! (龍子)初様! 144 00:14:50,736 --> 00:14:53,536 大事ござらぬか? 145 00:14:55,791 --> 00:14:59,895 何でもございません! 江 参るぞ。 146 00:14:59,895 --> 00:15:11,056 ♪♪~ 147 00:15:11,056 --> 00:15:13,256 大丈夫でしょうか? 148 00:15:14,893 --> 00:15:19,193 フフフフ なるほどねえ。 149 00:15:25,570 --> 00:15:29,241 (茶々)そのような事があったのか。 150 00:15:29,241 --> 00:15:32,227 たった一目で好いた お人が→ 151 00:15:32,227 --> 00:15:36,898 よりにもよって 駄目男。 (ため息) 152 00:15:36,898 --> 00:15:40,886 でも よき殿御だったでは ありませんか。 153 00:15:40,886 --> 00:15:43,238 そうなのか? 154 00:15:43,238 --> 00:15:46,238 しょせん 駄目男です。 155 00:15:47,893 --> 00:15:52,564 そうじゃ! そもそも 九州の戦で 死ぬやもしれぬ お人じゃ。 156 00:15:52,564 --> 00:15:58,053 私は諦める。 きっぱりと諦める事にする! 157 00:15:58,053 --> 00:16:00,253 はあ? 158 00:16:07,396 --> 00:16:11,066 (サキ)そうですか お初様が。 159 00:16:11,066 --> 00:16:15,887 あの子が 本気で人を好きになるとはのう。 160 00:16:15,887 --> 00:16:19,057 ≪(石田)ごめん。 161 00:16:19,057 --> 00:16:21,857 はい ただいま。 162 00:16:34,139 --> 00:16:36,224 何用じゃ? 163 00:16:36,224 --> 00:16:41,897 夜分に ご無礼つかまつります。 姫様に 折り入って お話が。 164 00:16:41,897 --> 00:16:43,897 話? 165 00:16:58,230 --> 00:17:00,930 あちらにござります。 166 00:17:32,898 --> 00:17:38,220 お呼び立てして申し訳ありませぬ。 167 00:17:38,220 --> 00:17:41,556 お話とは? 168 00:17:41,556 --> 00:17:47,562 まずは お座り下さりませ。 ここには 誰も来ませぬゆえ。 169 00:17:47,562 --> 00:17:49,731 そのような…。 170 00:17:49,731 --> 00:17:52,931 まあまあ どうぞ。 171 00:18:06,898 --> 00:18:12,904 明日 九州へ出立致します。 172 00:18:12,904 --> 00:18:15,891 存じておりますが。 173 00:18:15,891 --> 00:18:23,899 お話ができるのは これが 最後やもしれませぬ。 174 00:18:23,899 --> 00:18:28,904 それが戦の常にございましょう。 175 00:18:28,904 --> 00:18:38,396 ただ あれもこれも 昔のようには参らず→ 176 00:18:38,396 --> 00:18:46,896 出立前だというに いささか 疲れを覚えておりまする。 177 00:18:49,891 --> 00:18:54,891 愚痴をこぼすために お呼びになったと? 178 00:19:00,569 --> 00:19:07,893 日の本の西は すべて手に入れ あとは九州を残すのみ。 179 00:19:07,893 --> 00:19:13,193 それが? かの地より 無事に帰ったら…。 180 00:19:18,386 --> 00:19:23,241 聞いて頂きたい事が あるのでございます。 181 00:19:23,241 --> 00:19:33,568 ♪♪~ 182 00:19:33,568 --> 00:19:35,570 ≪(足音) 183 00:19:35,570 --> 00:19:38,870 (石田)姫様! 江! 184 00:19:41,243 --> 00:19:43,728 そなた 何故 ここが? 185 00:19:43,728 --> 00:19:46,565 姉上に 何をしておるのじゃ! あ~っ! 186 00:19:46,565 --> 00:19:56,558 ♪♪~ 187 00:19:56,558 --> 00:20:00,562 痛~い! 痛いではないか! 188 00:20:00,562 --> 00:20:05,862 どこで そのような傷を つくられたものやら。 189 00:20:10,905 --> 00:20:14,576 ご無礼つかまつりまする。 出立の支度が調いまして…。 190 00:20:14,576 --> 00:20:16,895 行って参るぞ! 191 00:20:16,895 --> 00:20:37,899 ♪♪~ 192 00:20:37,899 --> 00:20:42,904 (秀吉)かの地より  回想  無事に帰ったら→ 193 00:20:42,904 --> 00:20:47,959 聞いて頂きたい事が あるのでございます。 194 00:20:47,959 --> 00:20:58,903 ♪♪~ 195 00:20:58,903 --> 00:21:03,892 はあ やっと行ったわ。 とんでもない猿めが。 196 00:21:03,892 --> 00:21:10,231 それにしても猿は 昨夜 姉上に 何を話しておったのでしょう。 197 00:21:10,231 --> 00:21:12,567 姉上に お尋ねしても→ 198 00:21:12,567 --> 00:21:16,267 大した事はないと 仰せになるばかりで。 199 00:21:19,224 --> 00:21:21,524 (ため息) 200 00:21:26,564 --> 00:21:31,236 はあ~ 高次様。 201 00:21:31,236 --> 00:21:35,557 駄目男は 嫌いではなかったのですか? 202 00:21:35,557 --> 00:21:38,727 そなたに 女子の気持ちなど分からぬわ。 203 00:21:38,727 --> 00:21:43,231 私にだって 夫がおりました。 一成様が。 204 00:21:43,231 --> 00:21:46,234 好きで一緒になった訳では あるまいが。 205 00:21:46,234 --> 00:21:50,238 それは まあ…。 いい加減に忘れて→ 206 00:21:50,238 --> 00:21:53,224 新たな思い人など持て。 207 00:21:53,224 --> 00:21:56,227 そうじゃ! あの方など どうじゃ? 208 00:21:56,227 --> 00:21:58,897 秀勝様か? 209 00:21:58,897 --> 00:22:00,897 え? 210 00:22:04,903 --> 00:22:08,239 おやめ下さい! 何を むきになっておるのじゃ。 211 00:22:08,239 --> 00:22:10,939 むきになど なっておりませぬ! 212 00:22:14,896 --> 00:22:18,566 <大名同士の争いが続く 九州。→ 213 00:22:18,566 --> 00:22:22,237 秀吉は 関白の名において 停戦を命じます。→ 214 00:22:22,237 --> 00:22:25,240 しかし これに従わぬ島津家に→ 215 00:22:25,240 --> 00:22:29,394 豊臣勢の相手は 絞られていきました> 216 00:22:29,394 --> 00:22:34,899 島津殿は じりじりと 南へ追い詰められておるらしい。 217 00:22:34,899 --> 00:22:38,403 それは ようござりました。 218 00:22:38,403 --> 00:22:43,074 此度は ほっとしておる。 戦の前 亭主殿は→ 219 00:22:43,074 --> 00:22:46,895 ちと弱気になっておったでな。 弱気? 220 00:22:46,895 --> 00:22:52,595 (北政所)年の事などを申していた。 「もはや 50を過ぎた」などとな。 221 00:22:56,404 --> 00:23:01,459 龍子殿の弟君も 立派な働きをしておられるとか。 222 00:23:01,459 --> 00:23:04,245 そうなのですか?! 223 00:23:04,245 --> 00:23:07,232 え? (笑い声) 224 00:23:07,232 --> 00:23:11,903 お初様は 弟の事まで 心配して下さっているようで。 225 00:23:11,903 --> 00:23:14,556 あ… いや はあ。 226 00:23:14,556 --> 00:23:17,075 あの 秀勝様は? 227 00:23:17,075 --> 00:23:22,897 それは書かれておらぬが。 そうですか。 228 00:23:22,897 --> 00:23:26,568 お江様は 秀勝様の事が気になるの? 229 00:23:26,568 --> 00:23:31,890 あ… いえ つまり 亡くなった いとこと→ 230 00:23:31,890 --> 00:23:35,560 お名前が同じでおいでですゆえ。 231 00:23:35,560 --> 00:23:37,579 なるほどねえ。 232 00:23:37,579 --> 00:23:40,579 苦しい 言い訳じゃ。 233 00:23:47,572 --> 00:23:51,910 <同じ頃 この方は…> 234 00:23:51,910 --> 00:23:55,396 (家康)程なく 九州も 猿のものじゃのう。 235 00:23:55,396 --> 00:23:59,896 (正信)まずは 西をまとめたという事ですな。 236 00:24:03,388 --> 00:24:07,225 手を尽くして 殿と結んでおきながら→ 237 00:24:07,225 --> 00:24:10,562 何故 関東を後回しとしたのでしょう。 238 00:24:10,562 --> 00:24:17,569 先の先の戦に 今から備えるためであろうよ。 239 00:24:17,569 --> 00:24:20,555 先の先の戦とは? 240 00:24:20,555 --> 00:24:24,055 朝鮮 もしくは明国じゃ。 241 00:24:25,643 --> 00:24:28,229 それはまた 何故? 242 00:24:28,229 --> 00:24:32,734 外つ国に打って出るは 織田様の夢であった。 243 00:24:32,734 --> 00:24:39,073 猿は それを かなえようとするに相違ない。 244 00:24:39,073 --> 00:24:45,563 大恩ある信長公の夢を 己の手で形にすると? 245 00:24:45,563 --> 00:24:52,363 そのために 足がかりとなる九州を まずは押さえたのであろう。 246 00:24:54,072 --> 00:24:58,226 <そして 夏も盛りとなる頃> 247 00:24:58,226 --> 00:25:03,898 戦は 我が豊臣方の 大勝利にござりまする。 248 00:25:03,898 --> 00:25:06,401 で 皆は? 249 00:25:06,401 --> 00:25:09,571 殿下はじめ 諸将も皆 ご無事とか。 250 00:25:09,571 --> 00:25:12,557 よかった。 251 00:25:12,557 --> 00:25:17,061 戦にも いいところが 一つだけありますね。 252 00:25:17,061 --> 00:25:20,398 何じゃ? お見送りした方々の→ 253 00:25:20,398 --> 00:25:23,898 元気な お顔を待つ楽しみが あるという事です。 254 00:25:25,453 --> 00:25:28,239 ほんに そうじゃな。 255 00:25:28,239 --> 00:25:32,560 姉様も もうすぐ高次様に会えますしね。 256 00:25:32,560 --> 00:25:35,897 そちこそ 秀勝様に会えるではないか。 257 00:25:35,897 --> 00:25:37,897 ちょっと! 258 00:25:40,068 --> 00:25:46,557 ご無礼つかまつります。 姫様方に お客人が。 259 00:25:46,557 --> 00:25:49,560 お客人? 260 00:25:49,560 --> 00:25:54,565 (たま)此度は 前触れもなく 申し訳ございませぬ。 261 00:25:54,565 --> 00:25:57,568 居ても立ってもおられませず。 262 00:25:57,568 --> 00:26:04,559 <それは 細川家正室 たま様でございました> 263 00:26:04,559 --> 00:26:07,228 バテレン追放令?! 264 00:26:07,228 --> 00:26:14,235 はい。 関白殿下が 博多にて発せられたとの由にて。 265 00:26:14,235 --> 00:26:18,573 このままでは キリシタンとなる事 かないませぬ。 266 00:26:18,573 --> 00:26:23,895 パードレ様が いなくなって しまわれるのですから。 267 00:26:23,895 --> 00:26:27,065 なぜ 追放令など? 268 00:26:27,065 --> 00:26:31,569 九州は キリシタンが盛んと聞く。 269 00:26:31,569 --> 00:26:36,574 伯父 信長も手を焼いた 一向衆徒を見よ。 270 00:26:36,574 --> 00:26:42,230 宗門に身を ささげる者たちの 手強さを知る秀吉じゃ。 271 00:26:42,230 --> 00:26:48,219 キリシタンは それ以上の敵になると 思うておるのやもしれませぬ。 272 00:26:48,219 --> 00:26:50,888 恐らく そのとおりかと。 273 00:26:50,888 --> 00:26:57,562 あの パードレ様がおらねば キリシタンにはなれぬのですか? 274 00:26:57,562 --> 00:27:00,565 マリア どうなのじゃ? 275 00:27:00,565 --> 00:27:03,067 マリア? 276 00:27:03,067 --> 00:27:07,572 いとは 既にキリシタンとなり マリアなる名を授かっております。 277 00:27:07,572 --> 00:27:10,058 そうなのですか。 278 00:27:10,058 --> 00:27:16,898 そうじゃ… そちなら 入信の式を 執り行えるのではないか? 279 00:27:16,898 --> 00:27:24,238 パードレ様の格別のお許しがあれば。 難しいとは思いますが。 280 00:27:24,238 --> 00:27:33,231 ♪♪~ 281 00:27:33,231 --> 00:27:37,235 この世に無理はありません。 282 00:27:37,235 --> 00:27:43,558 「無理は人がつくるもの」と 利休様は仰せでした。 283 00:27:43,558 --> 00:27:46,858 「無理は人がつくるもの」…。 284 00:27:51,899 --> 00:27:55,570 <そして 7月半ば→ 285 00:27:55,570 --> 00:28:01,392 秀吉は 晴れて 大坂に 凱旋を果たします> 286 00:28:01,392 --> 00:28:03,394 わしは やったぞ。 287 00:28:03,394 --> 00:28:07,094 西の果て 九州を とうとう取ったぞ! 288 00:28:09,067 --> 00:28:15,223 <男たちが戦場から戻り 大坂城は 活気を取り戻し…> 289 00:28:15,223 --> 00:28:18,559 さあ 入って 入って。 え? 290 00:28:18,559 --> 00:28:22,563 はいはい 座って 座って。 291 00:28:22,563 --> 00:28:24,565 はい。 あの…。 292 00:28:24,565 --> 00:28:28,265 じゃあ ごゆっくり。 え? 293 00:28:30,555 --> 00:28:32,855 ちょっ… え? 294 00:28:38,563 --> 00:28:40,763 フフフ。 295 00:28:42,400 --> 00:28:44,900 何じゃというのじゃ? 296 00:28:49,056 --> 00:28:51,556 ≪(足音) 297 00:29:00,568 --> 00:29:05,890 あの… 姉は? 298 00:29:05,890 --> 00:29:10,962 あ… 今 いらっしゃると 思いまするが。 299 00:29:10,962 --> 00:29:14,162 そうですか。 300 00:29:34,235 --> 00:29:36,235 (2人)あの…。 301 00:29:39,240 --> 00:29:43,040 どうぞ お先に。 そちらこそ。 302 00:29:45,746 --> 00:29:49,233 此度の戦は いかがだったのですか? 303 00:29:49,233 --> 00:29:52,904 はい。 私は働きを認められ→ 304 00:29:52,904 --> 00:29:57,558 高島郡大溝城 1万石の 主となりましてございます。 305 00:29:57,558 --> 00:30:01,896 では 大名に? おめでとうござりまする。 306 00:30:01,896 --> 00:30:04,696 ありがとう存じます。 307 00:30:07,902 --> 00:30:13,241 ああ… あの→ 308 00:30:13,241 --> 00:30:18,296 確か お名前は 初様。 309 00:30:18,296 --> 00:30:20,398 はい。 310 00:30:20,398 --> 00:30:28,556 ♪♪~ 311 00:30:28,556 --> 00:30:30,892 あの…。 312 00:30:30,892 --> 00:30:32,894 はい。 313 00:30:32,894 --> 00:30:36,194 お好きな食べ物は? 314 00:30:39,567 --> 00:30:42,570 ふなずし… でしょうか。 315 00:30:42,570 --> 00:30:47,575 私も好きにございます。 では お嫌いなものは? 316 00:30:47,575 --> 00:30:51,245 菓子です。 え? 317 00:30:51,245 --> 00:30:53,898 目にしただけでも胸焼けがします。 318 00:30:53,898 --> 00:30:57,198 食べておる者を見るだけでも 不快です。 319 00:31:01,889 --> 00:31:04,189 さようですか。 320 00:31:08,896 --> 00:31:12,896 <それより しばらくの後> 321 00:31:14,568 --> 00:31:17,221 キリシタンになれた?! はい。 322 00:31:17,221 --> 00:31:22,893 お江様の おかげです。 でも どうやって? 323 00:31:22,893 --> 00:31:26,247 京都に潜んでおいでのパードレ様に 何度も文を書き→ 324 00:31:26,247 --> 00:31:31,235 マリアの手で入信の式を行う事 許されたのです。 325 00:31:31,235 --> 00:31:33,554 あの…。 326 00:31:33,554 --> 00:31:36,891 マリアは てい髪して生きる事を 選びました。→ 327 00:31:36,891 --> 00:31:42,229 デウスの道に私を導いた栄誉を 天より賜ったからと。 328 00:31:42,229 --> 00:31:48,402 では マリア様のように たま様も 新しいお名前を? 329 00:31:48,402 --> 00:31:50,602 はい。 330 00:31:54,225 --> 00:31:57,895 ガラシャでございます。 331 00:31:57,895 --> 00:32:00,231 ガラシャ。 332 00:32:00,231 --> 00:32:05,903 「望み 恩ちょう」を指すそうです。 333 00:32:05,903 --> 00:32:08,906 ガラシャ様。 334 00:32:08,906 --> 00:32:12,560 お美しい響きですね。 335 00:32:12,560 --> 00:32:18,566 お顔も お姿も とても お美しいです。 336 00:32:18,566 --> 00:32:22,566 まるで 内から輝くようです。 337 00:32:24,238 --> 00:32:27,725 初様も おきれいになられましたね。 338 00:32:27,725 --> 00:32:29,727 え? 339 00:32:29,727 --> 00:32:33,564 姉は今 思う人がおりますゆえ。 340 00:32:33,564 --> 00:32:35,566 江! 341 00:32:35,566 --> 00:33:05,566 ♪♪~ 342 00:33:19,894 --> 00:33:22,396 これで見納めです。 343 00:33:22,396 --> 00:33:26,233 見納めとは? 344 00:33:26,233 --> 00:33:29,553 此度の戦で 追放になりました。 345 00:33:29,553 --> 00:33:32,573 追放?! 346 00:33:32,573 --> 00:33:36,077 九州攻めで 多少なりとも 働いたつもりだったのですが→ 347 00:33:36,077 --> 00:33:39,580 恩賞が すずめの涙ほどで。 348 00:33:39,580 --> 00:33:43,234 叔父上に文句を言ったら 謹慎を命じられました。 349 00:33:43,234 --> 00:33:45,569 秀吉殿に話します! 350 00:33:45,569 --> 00:33:47,869 よいのです! 351 00:33:52,576 --> 00:33:55,229 でも…。 352 00:33:55,229 --> 00:33:58,229 これは 男の世界の事にて。 353 00:34:06,574 --> 00:34:11,245 派手派手しい 嫌な城だと思っていたのに→ 354 00:34:11,245 --> 00:34:14,245 名残を覚えるとは…。 355 00:34:25,559 --> 00:34:27,912 また いつの日か お目に かかれる時を→ 356 00:34:27,912 --> 00:34:30,912 楽しみにしております。 357 00:34:46,897 --> 00:34:59,560 ♪♪~ 358 00:34:59,560 --> 00:35:03,898 (利休)胸に風がなあ。 359 00:35:03,898 --> 00:35:06,567 はい。 360 00:35:06,567 --> 00:35:12,239 ここが すうすうするのです。 361 00:35:12,239 --> 00:35:16,243 私にも覚えがありますわ。 362 00:35:16,243 --> 00:35:20,898 若い頃 好いた女子がおりましてなあ。 363 00:35:20,898 --> 00:35:28,198 それが急に嫁に行く事になって この辺が すうすうしたもんや。 364 00:35:29,907 --> 00:35:34,895 私は違います。 365 00:35:34,895 --> 00:35:42,570 でも 何か 懐かしいような→ 366 00:35:42,570 --> 00:35:48,893 心通じる お方が 遠くに行ってしまったような。 367 00:35:48,893 --> 00:36:03,240 ♪♪~ 368 00:36:03,240 --> 00:36:08,229 そのお気持ち 大事にしなはれ。 369 00:36:08,229 --> 00:36:11,565 え? 370 00:36:11,565 --> 00:36:18,265 ご縁があったら そのお方に また会えますやろ。 371 00:36:22,893 --> 00:36:29,233 <その ご縁の力が やがて 大きく働くのですが→ 372 00:36:29,233 --> 00:36:34,533 この時の江には 知る由もありませんでした> 373 00:36:46,900 --> 00:36:51,905 (秀吉)かの地より  回想  無事に帰ったら→ 374 00:36:51,905 --> 00:36:56,905 聞いて頂きたい事が あるのでございます。 375 00:37:04,234 --> 00:37:07,934 姫様 石田様が お見えですが。 376 00:37:09,556 --> 00:38:07,231 ♪♪~ 377 00:38:07,231 --> 00:38:09,931 お前様 お待たせ…。 378 00:38:17,908 --> 00:38:22,608 義母上。 義母上! 379 00:38:24,231 --> 00:38:27,401 あの人は? ん? 380 00:38:27,401 --> 00:38:32,456 あ… 日吉! 返事をせんか おい。 381 00:38:32,456 --> 00:38:35,756 う~ん…。 382 00:38:42,449 --> 00:38:48,449 なんとか無事に戻って参りました。 383 00:38:50,224 --> 00:38:57,524 某の気持ち 分かっておいでと存じまする。 384 00:38:59,883 --> 00:39:02,583 分かりませぬが。 385 00:39:11,228 --> 00:39:18,528 「己の口から言え」と仰せか。 386 00:39:27,895 --> 00:39:30,895 某の…。 387 00:39:35,569 --> 00:39:39,869 思われ人に なってほしいのでござる。 388 00:39:44,561 --> 00:39:47,261 嫌にございます。 389 00:39:50,901 --> 00:40:02,201 それは おねが… 妻がいるからでございますか? 390 00:40:05,899 --> 00:40:10,899 仇と一緒になりたいと思う者が おりましょうか。 391 00:40:13,574 --> 00:40:19,574 あなたは 父と母を殺した仇です。 392 00:40:21,565 --> 00:40:28,565 か… た… き…。 393 00:40:32,559 --> 00:40:37,259 お話というのは それだけでしょうか? 394 00:40:44,905 --> 00:40:47,605 では これにて。 395 00:40:50,227 --> 00:40:52,927 姉上! 江…。 396 00:40:54,565 --> 00:40:58,865 そなた またも姉上と…。 397 00:41:00,554 --> 00:41:05,254 江。 私なら大丈夫じゃ。 参るぞ。 398 00:41:06,910 --> 00:41:12,210 言うてみよ。 姉上と 何を話しておったのじゃ?! 399 00:41:15,903 --> 00:41:19,072 この…! 400 00:41:19,072 --> 00:41:23,060 なりませぬ。 そこを どけ。 401 00:41:23,060 --> 00:41:25,562 (石田)どきませぬ。 402 00:41:25,562 --> 00:42:11,241 ♪♪~ 403 00:42:11,241 --> 00:42:16,941 姉上に… 姉上に 何かしたのではあるまいな! 404 00:42:19,900 --> 00:42:23,220 そうではありませぬ! ただ 殿下は→ 405 00:42:23,220 --> 00:42:26,556 茶々様に側室になってほしいと。 406 00:42:26,556 --> 00:42:28,909 何じゃと?! ですが→ 407 00:42:28,909 --> 00:42:33,246 ですが きっぱりと 断られましてございます。 408 00:42:33,246 --> 00:42:41,221 当たり前じゃ。 姉上が 猿の側室になど→ 409 00:42:41,221 --> 00:42:44,558 なる訳がないではないか! 410 00:42:44,558 --> 00:42:47,858 おやめ下さい 姫様! 離せ! 離さぬか! 411 00:42:49,579 --> 00:42:51,898 側室? 412 00:42:51,898 --> 00:42:55,902 ♪♪~ 413 00:42:55,902 --> 00:42:59,906 <ついに来た その時を→ 414 00:42:59,906 --> 00:43:03,894 女たちは それぞれの思いで受け止め→ 415 00:43:03,894 --> 00:43:07,094 戦っていたのでございました> 416 00:43:08,732 --> 00:43:11,902 私は 高次様に嫁ぎたいのです! 417 00:43:11,902 --> 00:43:15,389 そんな事をしたら 猿が 姉上に何を言いだすか…。 418 00:43:15,389 --> 00:43:21,078 縁談をまとめる代わりに わしに何か下さるのか? 419 00:43:21,078 --> 00:43:25,065 私を 側室になさりたい という事ですか? 420 00:43:25,065 --> 00:43:28,568 約束が違うではありませぬか。 421 00:43:28,568 --> 00:43:32,268 私が嫌いなのは あなたのような男です。 422 00:43:35,225 --> 00:43:40,564 <琵琶湖のほとり 滋賀県高島は 万葉の時代より→ 423 00:43:40,564 --> 00:43:45,886 北陸と都を結ぶ中継地として 栄えてきました。→ 424 00:43:45,886 --> 00:43:52,886 ここに 京極高次が居城とした 大溝城がありました> 425 00:43:54,578 --> 00:43:59,566 <琵琶湖の湖畔にある 乙女ヶ池を 城の外堀とし→ 426 00:43:59,566 --> 00:44:07,908 直接 湖に出る事ができる 美しい水城だったといいます。→ 427 00:44:07,908 --> 00:44:13,230 京極家は 鎌倉時代から続く名門でした。→ 428 00:44:13,230 --> 00:44:18,568 しかし 父の代で領地を失い 没落。→ 429 00:44:18,568 --> 00:44:24,268 お家再興は 高次の悲願でもあったのです> 430 00:44:26,243 --> 00:44:30,564 <九州攻めでの活躍が 秀吉に認められ→ 431 00:44:30,564 --> 00:44:37,564 高次は この地で 晴れて 1万石の大名となりました> 432 00:44:39,239 --> 00:44:42,392 <お家再興を果たした 高次は→ 433 00:44:42,392 --> 00:44:48,192 初にとって 運命の人となるのです>