1 00:00:33,950 --> 00:00:40,950 「宜しく 内大臣を関白にすべし」。 2 00:00:42,609 --> 00:00:46,429 (家康)関白殿下の御ために 忠義の限りを尽くし→ 3 00:00:46,429 --> 00:00:49,933 ご奉公致す所存にござります。 4 00:00:49,933 --> 00:00:53,436 <諸大名の服従。→ 5 00:00:53,436 --> 00:00:58,236 贅の極み 聚楽第を建設> 6 00:01:00,944 --> 00:01:04,281 <権力の頂点に立った秀吉。→ 7 00:01:04,281 --> 00:01:06,933 であったが…> 8 00:01:06,933 --> 00:01:11,233 (茶々)あなたは 父と母を殺した仇です。 9 00:01:13,940 --> 00:01:18,778 いやいや~ これは驚き申した。 関白殿下でも→ 10 00:01:18,778 --> 00:01:22,478 思いのままにならぬ お方が おいでとは。 11 00:01:24,100 --> 00:01:28,438 <ただ一人の女の心が遠い。→ 12 00:01:28,438 --> 00:01:31,942 あまりにも遠い> 13 00:01:31,942 --> 00:01:40,617 ♪♪~(テーマ音楽) 14 00:01:40,617 --> 00:04:09,617 ♪♪~ 15 00:04:20,944 --> 00:04:24,280 (初)「江 達者でおるか?→ 16 00:04:24,280 --> 00:04:28,284 そなたの事じゃ。 変わりあるまい。→ 17 00:04:28,284 --> 00:04:34,274 されど 私は もはや 前の私にあらず。→ 18 00:04:34,274 --> 00:04:39,612 由緒ある京極家の 嫁となったのじゃゆえな。→ 19 00:04:39,612 --> 00:04:44,267 お城からは 懐かしき琵琶の海が見える。→ 20 00:04:44,267 --> 00:04:48,938 水も食べ物も 申し分なく おいしい。→ 21 00:04:48,938 --> 00:04:53,943 しかし 何より うれしいのは」…。 22 00:04:53,943 --> 00:04:57,597 (高次)わしは 近頃 この身も心も→ 23 00:04:57,597 --> 00:05:01,267 一段 大きゅうなったような 気がしてならんのだ。 24 00:05:01,267 --> 00:05:06,272 長年の宿願かない 大名と なられたからではありませぬか? 25 00:05:06,272 --> 00:05:10,944 いや そちの力ではないかと思うてな。 26 00:05:10,944 --> 00:05:13,279 私の? 27 00:05:13,279 --> 00:05:17,283 そちを妻に得て 男として初めて→ 28 00:05:17,283 --> 00:05:21,604 自信を持つ事ができたような 気がする。 29 00:05:21,604 --> 00:05:23,604 そんな…。 30 00:05:26,276 --> 00:05:29,612 初。 31 00:05:29,612 --> 00:05:34,617 (初) 「女に生まれた喜びを覚えぬ日は 一日たりとてない。→ 32 00:05:34,617 --> 00:05:38,938 私は今 この国一の」…。 33 00:05:38,938 --> 00:05:42,438 幸せ者じゃ~! 34 00:05:44,611 --> 00:05:48,281 (ため息) 35 00:05:48,281 --> 00:05:50,784 (ヨシ)またにござりますか。 36 00:05:50,784 --> 00:05:54,954 (江)そうじゃ。 また届いたのじゃ。 37 00:05:54,954 --> 00:05:59,609 お初様におかれましては 随分と お幸せのようで→ 38 00:05:59,609 --> 00:06:01,611 ようござりましたね。 39 00:06:01,611 --> 00:06:05,615 姉様は 好いた お人と 一緒になれたのじゃからな。 40 00:06:05,615 --> 00:06:07,617 ほんに。 41 00:06:07,617 --> 00:06:10,317 しかし…。 は? 42 00:06:14,941 --> 00:06:19,112 のろけておる場合か! は? 43 00:06:19,112 --> 00:06:22,112 こっちで起きている事は 何も知らずに! 44 00:06:28,955 --> 00:06:35,612 あの… 姫様 おそれながら こちらで起きている事とは? 45 00:06:35,612 --> 00:06:37,597 何でもないわ! 46 00:06:37,597 --> 00:06:42,452  回想  なぜ… 泣いておられるのですか? 47 00:06:42,452 --> 00:06:45,252 分からぬ。 48 00:06:46,940 --> 00:06:50,240 私にも分からぬ…。 49 00:06:52,946 --> 00:06:57,934 (市)<茶々の気持ちの奧に あるものを→ 50 00:06:57,934 --> 00:07:02,939 なんとかして知りたい 江にございましたが…> 51 00:07:02,939 --> 00:07:06,776 初からの文 江にも届いたか? 52 00:07:06,776 --> 00:07:09,279 あ… はい。 53 00:07:09,279 --> 00:07:15,579 幸せそうで何よりじゃな。 はい まあ…。 54 00:07:21,457 --> 00:07:24,110 (サキ) そういいますれば 関白殿下が→ 55 00:07:24,110 --> 00:07:27,947 お造りになっている…。 (箸が落ちる音) 56 00:07:27,947 --> 00:07:30,247 お取り替えせよ。 (侍女)はい。 57 00:07:38,942 --> 00:07:40,942 すまぬ。 58 00:07:47,283 --> 00:07:50,954 殿下が どうなされた? あ… はい。 59 00:07:50,954 --> 00:07:54,440 かつて 平安京の内裏が あった辺りに ご普請中の→ 60 00:07:54,440 --> 00:07:58,278 聚楽第なる屋敷にございます。 聚楽第? 61 00:07:58,278 --> 00:08:02,282 殿下のお住まいと 政の場を兼ねた お屋敷とか。 62 00:08:02,282 --> 00:08:05,952 その聚楽第 諸大名が 競って 普請に加わったゆえ→ 63 00:08:05,952 --> 00:08:08,955 間もなく出来上がるとか。 それは それは→ 64 00:08:08,955 --> 00:08:12,255 このお城に勝るとも劣らぬ きらびやかさとか。 65 00:08:13,943 --> 00:08:17,947 どうせ キンキラキンで 派手尽くしの城であろう。 66 00:08:17,947 --> 00:08:20,247 ねえ 姉上。 67 00:08:24,938 --> 00:08:27,440 何じゃ? 68 00:08:27,440 --> 00:08:29,440 いえ。 69 00:08:31,444 --> 00:08:34,244 さ湯をくれぬか。 (ヨシ)はい。 70 00:08:40,937 --> 00:08:45,108 <そして 茶々から 本心を聞き出せないとなると→ 71 00:08:45,108 --> 00:08:47,610 この方のところへ> 72 00:08:47,610 --> 00:08:54,284 (龍子)う~ん お茶々様が 殿下の頬をたたいた… ねえ。 73 00:08:54,284 --> 00:08:57,284 あいたっ。 そうなのです。 74 00:09:00,273 --> 00:09:02,275 え? 75 00:09:02,275 --> 00:09:07,280 それは 悋気というものですよ。 悋気? 76 00:09:07,280 --> 00:09:10,950 やきもち。 77 00:09:10,950 --> 00:09:14,771 お茶々様が その側室に やきもちを やかれたのに→ 78 00:09:14,771 --> 00:09:17,440 違いありませぬ。 そんな…。 79 00:09:17,440 --> 00:09:19,942 だって 殿下の頬をたたいて→ 80 00:09:19,942 --> 00:09:22,942 そのあと わんわん泣かれたのでしょ? 81 00:09:25,615 --> 00:09:29,615 はい。 間違いないわね。 82 00:09:31,287 --> 00:09:33,940 そんな ばかな…。 83 00:09:33,940 --> 00:09:38,761 そこなのよ。 よほどの思いがなければ→ 84 00:09:38,761 --> 00:09:41,781 そのような ばかな事は しないでしょ。 85 00:09:41,781 --> 00:09:47,603 ましてや いつも冷静沈着な あの お茶々様の事よ。 86 00:09:47,603 --> 00:09:50,303 それは…。 ね! 87 00:09:51,941 --> 00:09:54,277 でも 違います! 88 00:09:54,277 --> 00:09:58,448 だって 相手は猿なのですよ?! 仇なのですよ! 89 00:09:58,448 --> 00:10:01,601 だからこそよ。 だからこそ→ 90 00:10:01,601 --> 00:10:05,601 お茶々様は ご自分の思いを 認める訳にいかないのよ。 91 00:10:07,273 --> 00:10:12,573 はあ~ 誰にも言えず お悩みじゃないのかしらねえ。 92 00:10:14,947 --> 00:10:18,101 龍子様! はい。 93 00:10:18,101 --> 00:10:22,438 何でもかんでも 男と女の話にしないで下さい。 94 00:10:22,438 --> 00:10:24,638 あら! でも そうよ。 95 00:10:27,276 --> 00:10:29,776 お邪魔致しました。 96 00:10:32,115 --> 00:10:39,789 ♪♪~ 97 00:10:39,789 --> 00:10:45,945 何だか 面白くなってきたわねえ。 98 00:10:45,945 --> 00:10:52,268 (利休)それは 龍子様の言わはる とおりかもしれまへんな。 99 00:10:52,268 --> 00:10:56,439 え? 女子が思いに駆られて→ 100 00:10:56,439 --> 00:10:59,776 手ぇ上げたり 泣いたり する時いうんは→ 101 00:10:59,776 --> 00:11:02,945 そういうものと違いますかな。 違います! 102 00:11:02,945 --> 00:11:05,431 姉上に限って そんな事…。 103 00:11:05,431 --> 00:11:08,431 肝心の茶々様は 何と? 104 00:11:10,103 --> 00:11:12,903 聞いておりません。 105 00:11:14,791 --> 00:11:17,944 ほう~。 106 00:11:17,944 --> 00:11:21,948 心の向くまま 何でも口にされる お江様が→ 107 00:11:21,948 --> 00:11:25,248 まだ お尋ねでないと? 108 00:11:27,954 --> 00:11:31,958 という事は やっぱり お江様も→ 109 00:11:31,958 --> 00:11:35,445 そう 感じておいでなんでしょうかな。 110 00:11:35,445 --> 00:11:41,245 茶々様が 殿下を 憎からず思うておいでやと。 111 00:11:45,521 --> 00:11:50,276 利休様。 はい。 112 00:11:50,276 --> 00:11:54,076 私 利休様は好きです。 113 00:11:55,781 --> 00:11:58,117 それは それは。 114 00:11:58,117 --> 00:12:01,604 利休様の お茶も好きです。 115 00:12:01,604 --> 00:12:05,608 何よりの お言葉で。 116 00:12:05,608 --> 00:12:07,908 でも…。 117 00:12:09,946 --> 00:12:12,946 今の お言葉は許せません。 118 00:12:39,942 --> 00:12:44,280 お茶々様が 秀吉様に…。 119 00:12:44,280 --> 00:12:52,438 ♪♪~ 120 00:12:52,438 --> 00:12:54,938 ちと 濃いか。 121 00:12:59,612 --> 00:13:02,112 (秀吉)分からぬ。 122 00:13:07,436 --> 00:13:10,773 分からぬ。 123 00:13:10,773 --> 00:13:15,278 なぜ お茶々様が 私のほっぺたを張られたのか。 124 00:13:15,278 --> 00:13:18,114 それが さっぱり分からぬのじゃ。 125 00:13:18,114 --> 00:13:22,285 (石田)ご無礼を。 126 00:13:22,285 --> 00:13:24,985 そちには 分かるか? 127 00:13:28,608 --> 00:13:30,608 さあ。 128 00:13:34,280 --> 00:13:38,784 女子の気持ちは分からぬのう。 129 00:13:38,784 --> 00:13:40,937 殿下でもですか? 130 00:13:40,937 --> 00:13:43,940 女子は好きじゃ。 131 00:13:43,940 --> 00:13:49,640 じゃが 思うておる事は さっぱり 分からぬ。 132 00:14:19,275 --> 00:14:23,946 いやいや 今日も よう晴れましたなあ。 133 00:14:23,946 --> 00:14:27,617 よい日和のせいか そこ ここに バッタが。 のう! 134 00:14:27,617 --> 00:14:29,617 はあ。 135 00:14:34,457 --> 00:14:36,457 お茶々様。 136 00:14:38,277 --> 00:14:43,616 恥ずかしながら 某 どうしても 分かりかねる事がござりまして。 137 00:14:43,616 --> 00:14:46,102 何でしょう? 138 00:14:46,102 --> 00:14:49,438 せんだって お茶々様に→ 139 00:14:49,438 --> 00:14:54,638 この ほっぺたを たたかれた訳にござる。 140 00:14:56,278 --> 00:15:00,099 あの時は 確か この辺りに側室がおりました。 141 00:15:00,099 --> 00:15:03,936 そして その側室が お茶々様に挨拶を申し上げ→ 142 00:15:03,936 --> 00:15:06,939 そして お茶々様が その側室を 「若い」と仰せじゃによって→ 143 00:15:06,939 --> 00:15:10,443 「いや この者は お茶々様と 同い年にござりまする」と→ 144 00:15:10,443 --> 00:15:13,243 申し上げたところ…。 耐えられなかったのです。 145 00:15:14,947 --> 00:15:17,099 耐えられない? 146 00:15:17,099 --> 00:15:21,954 昼日中から 若い側女と戯れるなど。 147 00:15:21,954 --> 00:15:25,274 それも 同じ城の中で。 148 00:15:25,274 --> 00:15:29,445 それで わしを たたかれたと? 149 00:15:29,445 --> 00:15:36,118 それより何より そのお顔 そのお姿が嫌なのです。 150 00:15:36,118 --> 00:15:38,118 姫様。 151 00:15:39,789 --> 00:15:47,947 それほどまでに わしの事が お嫌いか。 152 00:15:47,947 --> 00:15:50,933 お答えするまでもありませぬ。 153 00:15:50,933 --> 00:16:21,614 ♪♪~ 154 00:16:21,614 --> 00:16:24,283 あの… 姫様。 155 00:16:24,283 --> 00:16:26,283 参るぞ。 156 00:16:30,272 --> 00:16:34,610 (北政所)聚楽第に移る? (秀吉)ああ。 157 00:16:34,610 --> 00:16:38,614 されど 完成には まだ間がありましょうに。 158 00:16:38,614 --> 00:16:43,436 ここを… 大坂を離れたいのじゃ。 159 00:16:43,436 --> 00:16:47,106 お茶々様にござりまするか? 160 00:16:47,106 --> 00:16:49,442 なぜ分かる? 161 00:16:49,442 --> 00:16:52,278 今更 何を…。 162 00:16:52,278 --> 00:16:55,931 見ているだけで つらいのじゃ。 163 00:16:55,931 --> 00:16:59,452 息が苦しゅうなってくるのじゃ。 164 00:16:59,452 --> 00:17:01,954 女房の前で ぬけぬけと。 165 00:17:01,954 --> 00:17:06,292 せんだっても お茶々様に ここを張られてのう。 166 00:17:06,292 --> 00:17:08,277 え? 167 00:17:08,277 --> 00:17:12,577 側室と べたついているのが 我慢ならぬと言われてな。 168 00:17:14,266 --> 00:17:19,121 お茶々様が お前様をたたいた? 169 00:17:19,121 --> 00:17:23,626 顔も 姿も 嫌なのじゃと。 170 00:17:23,626 --> 00:17:26,612 心底 嫌い抜かれてしもうたわ。 171 00:17:26,612 --> 00:17:34,603 ♪♪~ 172 00:17:34,603 --> 00:17:36,622 猿が大坂を離れる? 173 00:17:36,622 --> 00:17:40,776 はい。 ご一家打ちそろって 京に移られるとの事にて。 174 00:17:40,776 --> 00:17:45,781 それは よい話じゃ。 ねえ 姉上。 175 00:17:45,781 --> 00:17:47,781 そうじゃな。 176 00:17:50,119 --> 00:17:54,290 それとも ひょっとして→ 177 00:17:54,290 --> 00:17:57,943 猿が いなくなると お寂しいとか? 178 00:17:57,943 --> 00:18:03,943 相手は秀吉ぞ。 誰よりも憎き仇ではないか。 179 00:18:05,601 --> 00:18:09,271 そうですよね。 そうじゃ。 180 00:18:09,271 --> 00:18:21,617 ♪♪~ 181 00:18:21,617 --> 00:18:26,105 猿が いなくなる~! 猿が いなくなるぞ~! 182 00:18:26,105 --> 00:18:29,608 姫様 はしたのうござりまする! 構わぬ。 183 00:18:29,608 --> 00:18:34,613 猿よ いなくなれ~! さらばじゃ~! 184 00:18:34,613 --> 00:18:36,599 (ヨシ)姫様! 185 00:18:36,599 --> 00:18:42,621 ♪♪~ 186 00:18:42,621 --> 00:18:46,275 <その夜の事> 187 00:18:46,275 --> 00:19:04,575 ♪♪~ 188 00:19:10,933 --> 00:19:16,133 ≪(足音) 189 00:19:20,943 --> 00:19:23,243 何の用じゃ? 190 00:19:49,605 --> 00:19:57,605 お茶々様と月を見るのは これで 3度目になりますか。 191 00:20:01,283 --> 00:20:07,983 どことのう 寂しい月にござりますな。 192 00:20:11,276 --> 00:20:13,576 お話とは? 193 00:20:16,949 --> 00:20:22,621 明日 京の聚楽第に移りまする。 194 00:20:22,621 --> 00:20:24,921 さようですか。 195 00:20:27,609 --> 00:20:34,409 共に 来ては頂けませぬか? 196 00:20:40,939 --> 00:20:43,275 しつこい男と おあきれでしょう。 197 00:20:43,275 --> 00:20:46,945 されど 某の思われ人に なってほしいとの思い→ 198 00:20:46,945 --> 00:20:49,945 どうしても消えぬのでござります。 199 00:20:51,617 --> 00:20:54,103 年を取れば それは醜うなりまする! 200 00:20:54,103 --> 00:20:58,440 されど…。 あなたは→ 201 00:20:58,440 --> 00:21:01,640 父と母の仇です。 202 00:21:06,615 --> 00:21:11,937 どうしても その事を…。 203 00:21:11,937 --> 00:21:14,637 忘れる訳がありませぬ。 204 00:21:16,959 --> 00:21:34,610 ♪♪~ 205 00:21:34,610 --> 00:21:37,810 分かりました。 206 00:21:42,267 --> 00:21:49,967 本日 この時をもって 諦めまする。 207 00:21:53,612 --> 00:21:55,912 諦める…。 208 00:21:58,283 --> 00:22:03,283 きっぱりと 諦めまする。 209 00:22:12,931 --> 00:22:16,931 では これにて。 210 00:22:23,275 --> 00:22:26,275 力ずくで…。 211 00:22:27,946 --> 00:22:33,946 無理にでも 我がものにしようとは 思わぬのですか? 212 00:22:41,276 --> 00:22:43,278 あの…。 213 00:22:43,278 --> 00:22:49,118 あなた様は 今や 関白にして太政大臣。 214 00:22:49,118 --> 00:22:52,318 そのくらいの力は お持ちでしょうに。 215 00:22:55,941 --> 00:23:02,241 相手が ただの女子であれば とうに そうしておりましょう。 216 00:23:04,933 --> 00:23:06,933 では。 217 00:23:38,934 --> 00:23:42,604 <そして> 218 00:23:42,604 --> 00:23:46,608 (北政所)これより 出立致します。 219 00:23:46,608 --> 00:23:50,612 こちらでの事は ご不便 ご不自由のないよう→ 220 00:23:50,612 --> 00:23:54,283 後の者に しかと申しつけてあります。 221 00:23:54,283 --> 00:23:57,436 ありがとう存じます。 222 00:23:57,436 --> 00:24:01,607 私も残りますしね。 223 00:24:01,607 --> 00:24:07,613 困った事があったら 遠慮のう いつでも言ってくるようにの。 224 00:24:07,613 --> 00:24:09,932 はい。 225 00:24:09,932 --> 00:24:15,632 あの… 関白殿下は? 226 00:24:21,610 --> 00:24:26,281 朝早く 一足先に たちました。 227 00:24:26,281 --> 00:24:28,617 さようですか。 228 00:24:28,617 --> 00:24:37,442 ♪♪~ 229 00:24:37,442 --> 00:24:43,282 そういえば お茶々様は 殿下のほっぺを たたかれたとか。 230 00:24:43,282 --> 00:24:52,941 ♪♪~ 231 00:24:52,941 --> 00:24:57,941 私も あの側室は チャラチャラしていて 気に入らなかったの。 232 00:25:02,951 --> 00:25:06,438 すっきりしましたわ ウフフ。 233 00:25:06,438 --> 00:25:08,941 ですよねえ。 234 00:25:08,941 --> 00:25:11,944 そうじゃな。 235 00:25:11,944 --> 00:25:14,944 ご無礼致しまして 申し訳ございません。 236 00:25:16,615 --> 00:25:21,286 夫には よい薬です。 237 00:25:21,286 --> 00:25:43,608 ♪♪~ 238 00:25:43,608 --> 00:25:47,612 <それから およそ半月後> 239 00:25:47,612 --> 00:25:53,268 あ~ 猿がおらぬと 爽やかじゃのう。 240 00:25:53,268 --> 00:25:57,773 そういえば 殿下は 九州を従われたのをことほがれ→ 241 00:25:57,773 --> 00:26:00,942 大茶会をお開きになったとの事に ございますよ。 242 00:26:00,942 --> 00:26:04,946 大茶会? 都は北野天満宮の境内と→ 243 00:26:04,946 --> 00:26:08,617 それに連なる広き松林にて 行われたとか。 244 00:26:08,617 --> 00:26:13,271 殿下や利休様をはじめ 800を超す茶席がしつらえられ…。 245 00:26:13,271 --> 00:26:15,607 茶の湯好きの者であれば→ 246 00:26:15,607 --> 00:26:18,944 町人 百姓を問わず集まるべしとの お達しが出され→ 247 00:26:18,944 --> 00:26:22,948 殿下 御自らも お茶をたて 振る舞われたとか。 248 00:26:22,948 --> 00:26:26,935 それは それは 大変な にぎやかさだったと申します。 249 00:26:26,935 --> 00:26:29,287 そうか。 250 00:26:29,287 --> 00:26:33,275 猿も あちらで 元気に やっているようですね。 251 00:26:33,275 --> 00:26:35,475 そうじゃな。 252 00:26:48,106 --> 00:26:50,108 (小声で)いかがなされたのじゃ? 253 00:26:50,108 --> 00:26:54,908 このところ 思いに ふけっておられる ご様子にて。 254 00:26:57,616 --> 00:27:00,619 (侍女)ご無礼つかまつります。 何じゃ? 255 00:27:00,619 --> 00:27:05,941 聚楽第より 関白殿下が お見えにございます。 秀吉が? 256 00:27:05,941 --> 00:27:09,277 お茶々様に お会いしたいとの 仰せにございます。 257 00:27:09,277 --> 00:27:12,097 何じゃと?! 258 00:27:12,097 --> 00:27:15,600 分かった。 姉上! 259 00:27:15,600 --> 00:27:19,438 私も参ります! いや…。 260 00:27:19,438 --> 00:27:22,607 え? 呼ばれたのは 私じゃ。 261 00:27:22,607 --> 00:27:24,607 1人で参る。 262 00:27:29,264 --> 00:27:31,564 姉上…。 263 00:27:34,619 --> 00:27:38,273 まるで 思い人のところへ いらっしゃるような。 264 00:27:38,273 --> 00:27:41,943 何?! いえいえ そういう事ではなくて。 265 00:27:41,943 --> 00:27:45,280 あまりに いそいそと おいでになりましたゆえ。 266 00:27:45,280 --> 00:27:47,949 「いそいそと」じゃと? 267 00:27:47,949 --> 00:27:50,936 申し訳ございませぬ! 268 00:27:50,936 --> 00:27:53,939 いそいそなどと…。 269 00:27:53,939 --> 00:28:04,599 ♪♪~ 270 00:28:04,599 --> 00:28:07,936 (襖の開く音) 271 00:28:07,936 --> 00:28:34,946 ♪♪~ 272 00:28:34,946 --> 00:28:39,284 御無沙汰を致しました。 273 00:28:39,284 --> 00:28:41,584 こちらこそ。 274 00:28:53,281 --> 00:28:59,604 北政所様 大政所様は ご息災ですか? 275 00:28:59,604 --> 00:29:04,943 え… あ… おかげさまで。 276 00:29:04,943 --> 00:29:11,283 北野の森では 大きな茶会を開かれたとか。 277 00:29:11,283 --> 00:29:15,287 九州の肥後で 一揆が起こった様子にて→ 278 00:29:15,287 --> 00:29:19,941 10日続くところを 1日で打ち切りました。 279 00:29:19,941 --> 00:29:22,241 さようですか。 280 00:29:25,280 --> 00:29:30,952 本日 こちらに参りましたのは…→ 281 00:29:30,952 --> 00:29:34,606 実は 大事なる お話がございまして。 282 00:29:34,606 --> 00:29:36,906 大事なる話? 283 00:29:38,944 --> 00:29:47,936 お茶々様に 縁談を お持ち致しましてございます。 284 00:29:47,936 --> 00:29:50,438 縁組み?! 285 00:29:50,438 --> 00:29:52,938 これは ご無礼を。 286 00:29:57,112 --> 00:30:03,618 つまりは 政のための 婚儀にございましょうか。 287 00:30:03,618 --> 00:30:07,606 それは違います。 どう違うのじゃ?! 288 00:30:07,606 --> 00:30:12,944 お相手は 公家の名門 万里小路様にござる。 289 00:30:12,944 --> 00:30:15,947 万里小路様? 290 00:30:15,947 --> 00:30:20,769 万里小路家は 300年来続く 由緒正しき お家柄。 291 00:30:20,769 --> 00:30:23,121 織田家とのゆかり深く→ 292 00:30:23,121 --> 00:30:28,176 信長公のご息女も嫁いでおられる 名家にございます。 293 00:30:28,176 --> 00:30:33,615 政とは関わりのない すなわち 殿下にとって→ 294 00:30:33,615 --> 00:30:37,769 何の得にもならぬ お相手にござります。 295 00:30:37,769 --> 00:30:40,272 では 何故? 296 00:30:40,272 --> 00:30:44,109 お茶々様に ふさわしき殿御が おられましてな。 297 00:30:44,109 --> 00:30:47,309 なぜかと聞いているのです。 298 00:30:49,447 --> 00:30:56,771 ♪♪~ 299 00:30:56,771 --> 00:31:01,843 お茶々様には なんとしても お幸せになって頂きたいと→ 300 00:31:01,843 --> 00:31:05,143 存じますれば。 幸せ? 301 00:31:06,848 --> 00:31:15,940 それが お父上と お母上を殺めた男の→ 302 00:31:15,940 --> 00:31:19,940 せめてもの償いかと存じまする。 303 00:31:21,613 --> 00:31:23,913 そのために? 304 00:31:27,952 --> 00:31:29,938 いかにも。 305 00:31:29,938 --> 00:31:39,931 ♪♪~ 306 00:31:39,931 --> 00:31:44,602 して お返事は? 307 00:31:44,602 --> 00:31:54,612 ♪♪~ 308 00:31:54,612 --> 00:31:56,912 お受け致します。 309 00:31:58,950 --> 00:32:01,436 姫様…。 310 00:32:01,436 --> 00:32:05,236 そこまで考えて頂いたのでしたら。 311 00:32:10,945 --> 00:32:15,945 では 早速 話を進めると致しましょう。 312 00:32:19,270 --> 00:32:21,970 お願い致します。 313 00:32:23,942 --> 00:32:25,944 ははっ。 314 00:32:25,944 --> 00:32:35,937 ♪♪~ 315 00:32:35,937 --> 00:32:40,275 猿め やっと 姉上を諦めたか。 316 00:32:40,275 --> 00:32:43,611 (サキ)しかも 万里小路家へ お輿入れとは→ 317 00:32:43,611 --> 00:32:47,949 浅井の家の誉れにございます。 318 00:32:47,949 --> 00:32:50,952 しかしながら 関白殿下が→ 319 00:32:50,952 --> 00:32:55,623 お茶々様を 思うておられましたとは…。 320 00:32:55,623 --> 00:32:58,443 もはや 終わった事じゃ。 (ヨシ)しかしながら→ 321 00:32:58,443 --> 00:33:01,279 私が この城で起きている事を 知らぬというのは…。 322 00:33:01,279 --> 00:33:03,448 くどい! ははっ。 323 00:33:03,448 --> 00:33:06,601 それで ご婚礼は いつなのじゃ? 324 00:33:06,601 --> 00:33:09,120 (サキ)あちら様の お返事があり次第→ 325 00:33:09,120 --> 00:33:13,320 すぐにでもという事で そうか。 ござりました。 326 00:33:19,931 --> 00:33:21,931 姉上。 327 00:33:23,935 --> 00:33:28,940 おめでとうござりまする。 おめでとう存じまする。 328 00:33:28,940 --> 00:33:30,940 ああ。 329 00:33:33,278 --> 00:33:38,950 そうじゃ。 姉様にも お伝えせねばなりませんね。 330 00:33:38,950 --> 00:33:40,950 そうじゃな。 331 00:33:51,279 --> 00:33:55,950 本当に 本当に ようござりましたね。 332 00:33:55,950 --> 00:33:58,269 そうじゃな。 333 00:33:58,269 --> 00:34:04,292 されど お初様ばかりか お茶々様まで嫁がれたら→ 334 00:34:04,292 --> 00:34:07,445 お寂しくなるのでは ありませんか? 335 00:34:07,445 --> 00:34:11,432 何を言うか。 下手をしたら→ 336 00:34:11,432 --> 00:34:14,452 猿の側室に されかねなかったのじゃぞ。 337 00:34:14,452 --> 00:34:17,939 そうでござりました。 338 00:34:17,939 --> 00:34:24,612 姉上には 気苦労をかけっぱなしゆえ→ 339 00:34:24,612 --> 00:34:29,267 誰よりも 幸せになってほしいのじゃ。 340 00:34:29,267 --> 00:34:32,967 さようにござりまするね。 341 00:34:39,277 --> 00:34:43,277 ただ 気になるのは…。 342 00:34:44,949 --> 00:34:46,949 はい? 343 00:34:50,939 --> 00:34:54,275 姉上が あまり うれしそうでない事じゃ。 344 00:34:54,275 --> 00:34:57,575 それは 私も そう思いました。 345 00:34:59,931 --> 00:35:04,102 そ… それは 姫様と お離れになるのが→ 346 00:35:04,102 --> 00:35:06,402 お寂しいからでございましょう。 347 00:35:08,106 --> 00:35:11,606 そうじゃな。 そうです。 348 00:35:13,945 --> 00:35:16,281 そうですとも。 349 00:35:16,281 --> 00:35:29,611 ♪♪~ 350 00:35:29,611 --> 00:35:32,614 (秀吉)お茶々様。→  回想  351 00:35:32,614 --> 00:35:38,937 もしも… もしも わしが仇でなかったら→ 352 00:35:38,937 --> 00:35:41,606 思いを受け入れて頂けたのかと。 353 00:35:41,606 --> 00:35:46,945 ♪♪~ 354 00:35:46,945 --> 00:35:49,280 (秀吉) しつこい男と おあきれでしょう。 355 00:35:49,280 --> 00:35:52,951 されど 某の思われ人に なってほしいとの思い→ 356 00:35:52,951 --> 00:35:55,951 どうしても消えぬのでござります。 357 00:35:58,273 --> 00:36:04,612 (秀吉)月を見ると 幼き頃を思い出しまする。 358 00:36:04,612 --> 00:36:12,937 貧しゅうて 貧しゅうて いつも腹が減って 腹が減って→ 359 00:36:12,937 --> 00:36:15,940 あのような月が出ると→ 360 00:36:15,940 --> 00:36:20,278 いつも 大きな餅に 見えてしまいましてなあ。 361 00:36:20,278 --> 00:36:25,617 では 三日月では駄目ですね。 362 00:36:25,617 --> 00:36:29,817 な~に かじった餅の残りと 思うておりました。 363 00:36:33,942 --> 00:36:40,242 笑うと 更に お美しいのう。 364 00:36:46,938 --> 00:36:50,638 (足音) 365 00:36:53,277 --> 00:36:57,577 これは お茶々様。 こちらで何を? 366 00:36:59,283 --> 00:37:01,602 あなたは? 367 00:37:01,602 --> 00:37:05,602 あ… ちと眠れませんでなあ。 368 00:37:07,608 --> 00:37:09,908 私もです。 369 00:37:17,935 --> 00:37:19,935 では。 370 00:37:21,606 --> 00:37:23,606 なぜですか? 371 00:37:25,443 --> 00:37:27,945 え? 372 00:37:27,945 --> 00:37:32,245 なぜ 私に縁談など。 373 00:37:35,603 --> 00:37:38,439 それは… ですから…。 374 00:37:38,439 --> 00:37:43,939 側室になさりたかったのでは? 375 00:37:45,613 --> 00:37:51,913 さきに言うたとおり それは 諦め申した。 376 00:37:57,608 --> 00:38:08,608 いや 諦めきれぬゆえ 縁談を持ってきたのでござる。 377 00:38:10,955 --> 00:38:16,277 己の気持ちに けりをつけるために。 378 00:38:16,277 --> 00:38:21,277 ならば 三成をよこせばよい事。 379 00:38:22,934 --> 00:38:29,434 それは 己の口から お伝えしたかったゆえ。 380 00:38:35,279 --> 00:38:37,279 いや…。 381 00:38:38,950 --> 00:38:43,438 一目… お茶々様に→ 382 00:38:43,438 --> 00:38:46,938 お会いしたかったからに ござります。 383 00:38:53,948 --> 00:38:59,937 いやいや これは また未練がましい。 384 00:38:59,937 --> 00:39:04,275 こうしておっては 未練が増すばかり。 385 00:39:04,275 --> 00:39:06,475 これにて ごめん。 386 00:39:08,112 --> 00:39:11,599 未練を持つなら→ 387 00:39:11,599 --> 00:39:19,607 いっそ 持ち続けるべきでは ありませぬか? 388 00:39:19,607 --> 00:39:24,262 幾度か断られたぐらいで 諦めるなど→ 389 00:39:24,262 --> 00:39:29,283 それしきの思いしか ないからにございましょう。 390 00:39:29,283 --> 00:39:32,270 そのような…。 そうなのです! 391 00:39:32,270 --> 00:39:46,267 ♪♪~ 392 00:39:46,267 --> 00:39:48,619 お離しなされ。 393 00:39:48,619 --> 00:39:52,619 いいえ 離しませぬ。 394 00:40:01,282 --> 00:40:06,982  回想  私たち姉妹が そなたを許す事は 生涯ありませぬ。 395 00:40:10,441 --> 00:40:12,944 お茶々様…。 396 00:40:12,944 --> 00:40:16,948 そなたは 仇じゃ。 397 00:40:16,948 --> 00:40:23,248  回想  母の仇を討ちたい。 秀吉を殺してやりたいのです。 398 00:40:25,940 --> 00:40:29,240 父と母の仇じゃ。 399 00:40:32,613 --> 00:40:34,913 さよう。 400 00:40:36,934 --> 00:40:39,634 仇にござる。 401 00:40:42,273 --> 00:40:44,973 ならばこそ…。 402 00:40:48,946 --> 00:40:51,946 あなた様に尽くします。 403 00:40:54,602 --> 00:40:57,302 そのような…。 404 00:41:01,943 --> 00:41:04,643 尽くします。 405 00:41:08,599 --> 00:41:12,299 尽くして 尽くして…。 406 00:41:15,940 --> 00:41:24,240 あなた様を 命懸けで お守り致します。 407 00:41:27,935 --> 00:41:37,945 この手で 守り抜いてみせます。 408 00:41:37,945 --> 00:41:48,940 ♪♪~ 409 00:41:48,940 --> 00:41:55,240 そなたは 仇じゃ。 410 00:41:59,934 --> 00:42:02,634 仇じゃ…。 411 00:42:07,608 --> 00:42:10,278 守り抜きます。 412 00:42:10,278 --> 00:42:48,616 ♪♪~ 413 00:42:48,616 --> 00:42:58,275 <姉 茶々の身に この時 何が起きているのか→ 414 00:42:58,275 --> 00:43:04,575 何も知らずに眠る 江にございました> 415 00:43:07,935 --> 00:43:11,605 姉上は 猿の側室に なられたのですか? 416 00:43:11,605 --> 00:43:14,291 側室ではない。 側室です! 417 00:43:14,291 --> 00:43:17,278 思い違いなきように。 私の おなかには→ 418 00:43:17,278 --> 00:43:20,281 ややが おるのじゃ。 猿も姉上も許さぬ! 419 00:43:20,281 --> 00:43:23,451 己の姉が子を授かった事を 喜べぬとは。 420 00:43:23,451 --> 00:43:27,621 あなたも許したいのでしょう。 でも 許せない。 421 00:43:27,621 --> 00:43:31,921 猿の ややなど 母上は許しておられませぬ。 422 00:43:34,945 --> 00:43:43,270 <天正15年(1587年) 九州を平定した豊臣秀吉は→ 423 00:43:43,270 --> 00:43:48,609 京の北野天満宮で 大茶会を催しました。→ 424 00:43:48,609 --> 00:43:53,948 町人 百姓など 身分の上下なく 参加するようにと→ 425 00:43:53,948 --> 00:44:00,604 高札を立て 庶民に呼びかけたといいます。→ 426 00:44:00,604 --> 00:44:04,608 拝殿には 黄金の茶室をはじめ→ 427 00:44:04,608 --> 00:44:11,615 秀吉自慢の名物茶器が 披露されました。→ 428 00:44:11,615 --> 00:44:17,938 1,000ともいわれる茶席が並び 境内にある井戸の水を使い→ 429 00:44:17,938 --> 00:44:23,277 秀吉自身も茶をたて 全国から集まった人々に→ 430 00:44:23,277 --> 00:44:26,277 振る舞ったといいます> 431 00:44:27,948 --> 00:44:31,952 <北野天満宮で行われた大茶会は→ 432 00:44:31,952 --> 00:44:36,273 茶の湯という新しい文化を 世に知らしめるとともに→ 433 00:44:36,273 --> 00:44:40,277 秀吉の人気も高めました。→ 434 00:44:40,277 --> 00:44:45,950 そして 今もなお 大茶会にちなんだ催しが開かれ→ 435 00:44:45,950 --> 00:44:50,650 人々に語り継がれているのです>